JP2015093711A - 包装用フィルム殺菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装用フィルムの殺菌に適した装置を提供する。
【解決手段】包装用フィルム(1)の走行手段と、包装用フィルム(1)の両面に過熱蒸気(S)を吹き付ける過熱蒸気供給手段(2)とを具備する。これにより、殺菌剤の残留という問題を生ずることなく包装用フィルム(1)を殺菌することができる。また、包装用フィルム(1)の全幅にわたり斑なく加熱し、包装用フィルム(1)の変形を防止しつつ、包装用フィル(1)を効率良く殺菌することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装用フィルムを連続走行させながらその表面を過熱蒸気で殺菌する装置に関する。
従来、包装用フィルムを連続走行させながら殺菌する場合、包装用フィルムの両面に向かって過酸化水素等の殺菌剤をスプレーし、そのミストを包装用フィルムの表面に付着させている。その後、包装用フィルムの両面に向かってノズルから温風を吹き付け、包装用フィルムの両面に付着した殺菌剤を乾燥させている(例えば、特許文献1の図2参照。)。
特開2008−265764号公報
従来の包装用フィルム殺菌装置では、殺菌剤を使用するので、包装用フィルムに殺菌剤が残留するおそれがある。また、包装用フィルムに付着した殺菌剤の乾燥を温風の吹き付けにより行っているので、乾燥状態に斑(ムラ)が生じ易いという問題がある。また、乾燥のための伝熱媒体をエアとするので、伝熱性が悪いという問題もある。
本発明は、このような問題点を解消することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、包装用フィルム(1)の走行手段と、包装用フィルム(1)の両面に過熱蒸気(S)を吹き付け、殺菌する過熱蒸気供給手段(2)とを具備した包装用フィルム殺菌装置を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の包装用フィルム殺菌装置において、上記過熱蒸気供給手段を誘電加熱器(11)とすることができる。
本発明によれば、包装用フィルム(1)の走行手段と、包装用フィルム(1)の両面に過熱蒸気(S)を吹き付ける過熱蒸気供給手段(2)とを具備するものであるから、殺菌剤の残留という問題を生ずることなく包装用フィルム(1)を殺菌することができる。また、包装用フィルム(1)の全幅にわたり斑なく加熱し、包装用フィルム(1)の変形を防止しつつ、包装用フィル(1)を効率良く殺菌することができる。
本発明に係る包装用フィルム殺菌装置の概略正面図である。 図1中、II−II線矢視図である。
以下に本発明を実施するための形態について説明する。
図1に示すように、この包装用フィルム殺菌装置は、包装用フィルム1の走行手段と、包装用フィルム1の両面に過熱蒸気を吹き付け、殺菌する過熱蒸気供給手段であるノズル2とを具備する。
包装用フィルム1の走行手段は、包装用フィルム1の繰り出しロール1aからその巻き取りロール1bへと包装用フィルム1を連続走行させるための駆動装置であり、インフィードローラ4、アウトフィードローラ5、包装用フィルム1の走行路上に配置された各種のガイドローラ6、包装用フィルム1をその両面から挟むガイドローラ10等が含まれる。
また、包装用フィルム1が繰り出しロール1aから巻き取りロール1bへと走行する経路は、チャンバ7で覆われる。チャンバ7内は、包装用フィルム1の通過する開口を各々有した隔壁8、9によって区画される。各隔壁8,9の開口は図示しないシャッターによりそれぞれ開閉可能である。
包装用フィルム1の走行方向に見て隔壁8よりも上流側の収納室7aには、繰り出し取りロール1a、インフィードローラ4、各種ガイドローラ6が収納される。
隔壁8、9間の収納室7bには、繰り出しロール1aから繰り出された包装用フィルム1をノズル2、2間に案内するガイドローラ10が収納される。
また、ガイドローラ10に隣接するように、包装用フィルム1の両面に殺菌用の過熱蒸気を各々吹き付ける過熱蒸気供給手段であるノズル2が設けられる。これらのノズル2,2は、図2に示すように、各々過熱蒸気Sを噴出するスリット口2aを有し、スリット口2a同士が包装用フィルム1を挟んで正対するように配置される。
ノズル2のスリット口2aからは、水から作った200℃〜500℃の大気圧よりも高い圧力の過熱蒸気Sが吐出される。
包装用フィルム1に吹き付ける過熱蒸気Sの温度は望ましくは200℃〜500℃であり、より望ましくは250℃〜400℃である。200℃〜500℃の温度範囲であれば、包装用フィルム1の表面のみ高温に曝すことで、短時間で包装用フィルム1の表面に付着した菌を殺菌することができる。過熱蒸気Sの温度が200℃未満では、殺菌のため長時間の吹き付けが必要となって、包装用フィルム1を構成する樹脂自体が高温となり、包装用フィルム1の変形が大きくなる。また、500℃を超えると、短時間でも包装用フィルム1を構成する樹脂自体の温度が上がり、包装用フィルム1に変形を生じ易くなる。
包装用フィルム1に吹き付ける過熱蒸気Sの圧力は、大気圧よりも高い圧力であり、望ましくは0.1MPaよりも高く0.3MPa未満である。0.1MPaの近傍であれば、過熱蒸気Sが包装用フィルム1に接して温度が低下しても、結露する可能性は低く、0.3MPaよりも圧力が高いと、包装用フィルム1に過熱蒸気Sを吹き付けた際に包装用フィルム1の表面で結露する可能性がある。結露が発生すると、後にこの包装用フィルム1を加工する際に不都合を生じるおそれがある。
上記過熱蒸気Sは、市販の誘電加熱器11を使用することにより得ることができる。具体的には、トクデン株式会社製の商品名UPSSである誘電加熱器を用いることができる。これは、図示しないが、螺旋状に巻回された導電体からなる通水パイプの螺旋の中央に誘導加熱コイルを挿入してなるもので、水を通水パイプ内に導き、誘導加熱コイルに交流電圧を印加するようになっている。交流電圧をインバータにより周波数変換して通電することも可能である。交流電圧の印加により、誘導加熱コイルが交番磁束を発生し、通水パイプに誘導電流が流れ、通水パイプが発熱する。この通水パイプの発熱によって中を流れる水が加熱されて飽和蒸気となり、さらに過熱蒸気Sとなり、通水パイプ外へ取り出される。
なお、誘導加熱コイルを導電性のチューブとし、これに通水することでさらに加熱効果を高めることも可能である。
過熱蒸気Sとしては、圧力が0.1MPa程度で、温度が200℃〜500℃のものを得ることが可能である。上記誘電加熱方式を採用することにより、通電開始から短時間で水を200℃以上の過熱蒸気とすることができる。
上記ノズル2、2は、上記誘電加熱器11の通水パイプ12の終端部から分岐する分岐管12a,12aの先端に接続され、そのスリット口2aが包装用フィルム1の表裏面に各々対峙するように配置される。
なお、図示例ではノズル2はスリット状ノズルであるが、筒状ノズルの如き円形ノズルを列状に並べて包装用フィルム1の表裏面に対向配置してもかまわない。
包装用フィルム1の殺菌に際しては、誘電加熱器11から過熱蒸気Sがノズル2へ常時供給され、スリット口2aから包装用フィルム1に向かって噴出する。
スリット口2aから噴出した過熱蒸気Sが包装用フィルム1の表裏面に接触することにより、包装用フィルム1の表裏面に付着した一般細菌、カビ、酵母類が殺菌される。
また、この殺菌は過熱蒸気Sを包装用フィルム1に向かって短時間吹き付けることで達成可能であるから、包装用フィルム1の過度な加熱が防止され、従って包装用フィルム1の変形が確実に回避される。
隔壁9よりも下流側の収納室7cは、無菌室とされる。この収納室7c内には、包装用フィルム1の冷却手段である冷却用ローラ3が設けられ、続いて下流側へとアウトフィードローラ5、巻き取りロール1b等が設けられる。
冷却用ローラ3は、包装用フィルム1に接触しつつ回転するもので、図示しないが、内部に冷却水が流れるようになっている。
次に、上記構成の包装用フィルム殺菌装置の作用について説明する。
包装用フィルム1が、インフィードローラ4、アウトフィードローラ5等の駆動により、繰り出しロール1aから巻き取りロール1bへとチャンバ7内を連続走行する。
繰り出しロール1a等はチャンバ7によって外界から遮断されるので、塵埃等から保護される。
繰り出しロール1aから繰り出された包装用フィルム1は、次の収納室7b内に入り、ガイドローラ10によってノズル2,2間に導かれ、ノズル2のスリット口2aから過熱蒸気Sを両面に吹き付けられる。
過熱蒸気Sが表裏両面に吹き付けられ、殺菌された包装用フィルム1は、次の収納室7c内に入り、冷却用ローラ3に接触して過熱蒸気Sにより加えられた熱を除去される。
冷却された包装用フィルム1は巻き取りロール1bとして巻き取られる。
この収納室7cは無菌室として予め室内が殺菌処理され、陽圧により無菌状態が維持されていることから、巻き取りロール1bは無菌状態に保持される。
なお、冷却された包装用フィルム1は巻き取りロール1bとして巻き取ることなく、そのまま図示しない製袋機等に送って製袋し、さらには内容物を充填して包装体とすることも可能である。
1…包装用フィルム
2…ノズル
11…誘電加熱器
S…過熱蒸気

Claims (2)

  1. 包装用フィルムの走行手段と、包装用フィルムの両面に過熱蒸気を吹き付け、殺菌する過熱蒸気供給手段とを具備したことを特徴とする包装用フィルム殺菌装置。
  2. 請求項1に記載の包装用フィルム殺菌装置において、上記過熱蒸気供給手段が誘電加熱器であることを特徴とする包装用フィルム殺菌装置。
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