JP2015092754A - デジタルフォトフレームシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】有用性を高めたデジタルフォトフレームシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
無線通話部、その充電器、およびデジタルフォトフレームを含むデジタルフォトフレームシステムを提供する。無線通話部は、近距離無線通信部、操作部、通話表示部および充電器によって充電される充電池を有する。デジタルフォトフレームは、画像データを蓄積する記憶部、画像表示部、画像データの表示制御部、無線通話部と通信するための近距離無線通信部、およびBGM用スピーカを有する。制御部は、スピーカから着信音が発生させられるとき、近距離無線通信部同士の通信に連動して画像表示部の表示を通常フォトフレーム表示から着信表示状態表示に変更させる。通信回線による電話機能は、デジタルフォトフレームまたは無線通話部に設けられる。
【選択図】図1
【課題を解決するための手段】
無線通話部、その充電器、およびデジタルフォトフレームを含むデジタルフォトフレームシステムを提供する。無線通話部は、近距離無線通信部、操作部、通話表示部および充電器によって充電される充電池を有する。デジタルフォトフレームは、画像データを蓄積する記憶部、画像表示部、画像データの表示制御部、無線通話部と通信するための近距離無線通信部、およびBGM用スピーカを有する。制御部は、スピーカから着信音が発生させられるとき、近距離無線通信部同士の通信に連動して画像表示部の表示を通常フォトフレーム表示から着信表示状態表示に変更させる。通信回線による電話機能は、デジタルフォトフレームまたは無線通話部に設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタル画像の鑑賞装置に関する。
近年、デジタル画像の観賞のために種々の電子画像鑑賞装置が提案されている。その代表的なものはデジタルフォトフレームとして商品化されている。
しかしながら、しかしながら、デジタルフォトフレームのさらなる普及のためには、画像鑑賞の有用性についてさらに検討すべき課題が残されている。
本発明が解決しようとする課題は、有用性を高めたデジタルフォトフレームシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するため本発明は、無線通話部と、無線通話部のための充電器とデジタルフォトフレームを含む。そして、無線通話部は近距離無線通信部と、操作部と、操作部と連携して種々の電話機能を表示する通話表示部と充電池を有する。また、充電器は無線通話部の充電池を充電する。デジタルフォトフレームは、画像データを蓄積する記憶部と、画像表示部と、画像表示部における前記記憶部の画像データの表示を制御する制御部と、無線通話部と通信するための近距離無線通信部を有し、制御部は近距離無線通信部同士の通信に連動して画像表示部における画像データの表示を変更する。これによってデジタルフォトフレームの機能は電話機能と有用に結合する。
本発明の具体的な特徴によれば、デジタルフォトフレームはスピーカを有し、制御部は、スピーカから着信音が発生させられるとき近距離無線通信部同士の通信に連動して画像表示部の表示を通常フォトフレーム表示から着信表示状態表示に変更させる。これによって、通常状態におけるデジタルフォトフレームの自然な画像表示機能を損なうことなく着信が効果的に告知される。
本発明のさらに具体的な特徴によれば、制御部は、表示部による画像データの表示にスピーカからバックグラウンドミュージックを付加するとともに、スピーカから着信音が発生させられるときバックグラウンドミュージックを停止させる。これによって表示部だけでなくスピーカについてもデジタルフォトフレームの機能が電話機能と有用に結合する。
なお、上記本発明の特徴は、デジタルフォトフレームが通信回線を通じて通信可能な電話機能を有する場合、および無線通話部が通信回線を通じて通信可能な電話機能を有する場合においていずれも有用に活用することができる。また、デジタルフォトフレームへの画像データの蓄積は、記憶媒体スロットへの記憶媒体着脱や近距離無線通信部による無線通信等を介して行うことができる。
本発明の他の特徴によれば、通信回線を通じて通信可能な電話機能と、電話機能を介して画像データの添付された電子メールを受け取るとこの電子メールを自動開封して添付された画像データを取り出す制御部と、制御部が取り出した画像データをデジタルフォトフレームに自動転送する転送部とを有する携帯電話が提供される。これによってデジタルフォトフレームに通信回線を通じて通信可能な電話機能がなくても、携帯電話が受信する画像データが自動的にデジタルフォトフレームに表示される。
本発明の具体的な特徴によれば、制御部は、画像データの添付の有無を検知するとともに画像データが添付されている場合に電子メールを自動開封して添付された画像データを取り出す。これによって電子メールの自動開封を必要なものに限ることができる。また、本発明の他の具体的な特徴によれば、制御部は、添付されている画像データの公開を送信者が許諾しているかどうかを検知するとともに画像データの公開が許諾されている場合に電子メールを自動開封して添付された画像データを取り出す。これによって、送信者が携帯電話の持ち主だけに送ったプライベートな画像がデジタルフォトフレーム上で公開されることを防止することができる。本発明の他の具体的な特徴によれば、制御部は、転送先のデジタルフォトフレームが登録されているときに電子メールを自動開封して添付された画像データを取り出す。これによって電子メールの自動開封を必要なものに限ることができる。また、本発明の他の具体的な特徴によれば、制御部は、転送部による転送が可能なときに電子メールを自動開封して添付された画像データを取り出す。これによって電子メールの自動開封を必要なものに限ることができる。
本発明の他の具体的な特徴によれば、転送部は、近距離無線通信機能である。また他の具体的な特徴によれば、転送部は、デジタルフォトフレームとの通信を可能とする通信接点である。ここにおいて、上記における転送部による転送が可能なときの例としては、前者にあっては携帯電話がデジタルフォトフレームとの近距離通信が可能は範囲にある場合であり、後者にあっては、携帯電話が通信接点と接触した場合である。なお、後者のさらに具体的な特徴として、携帯電話の充電接点が充電器と接触した時に通信接点の接触によってデジタルフォトフレームとの通信が可能となるよう構成するのが実用的である。
本発明の他の特徴によれば、携帯電話に充電を行うための充電接点と、受信した電子メールに添付されている画像データを出力するための携帯電話側の端子と接触する通信接点と、通信接点から入力された画像データをデジタルフォトフレームに出力する出力手段とを有する充電器が提供される。これによって上記のように携帯電話の充電接点が充電器と接触した時に通信接点の接触によってデジタルフォトフレームとの通信が可能となるよう構成することができる。なお、このような本発明の特徴のさらに具体的な特徴として、上記のような特徴を備える充電器をデジタルフォトフレームと一体的に構成することも提案される。
本発明の他の特徴によれば、画像データを鑑賞するための表示画面と、表示画面に表示する画像を所定の手順で制御するとともに電子メールに添付されている画像データが新着したとき所定の手順に代えて新着の画像データを前記表示画面に表示するよう制御する制御部とを有するデジタルフォトフレームが提供される。これによって、デジタルフォトフレームの自然な画像表示機能を損なうことなく画像データの新着が効果的に告知される。上記本発明の具体的な特徴によれば、制御部は、所定の手順に所定のバックグラウンドミュージックの再生が含まれている場合において電子メールに添付されている画像データが新着したときバックグラウンドミュージックを画像データ新着告知用に予め定められたものに変更する。これによって、聴覚的にも自然に画像データの新着が効果的に告知される。さらに、電子メールに添付されている画像データが新着したとき、その旨のメッセージを前記表示画面に重畳表示するよう構成することも有用である。
上記本発明の他の具体的な特徴によれば、制御部は、新着の画像データが既に着信している画像データと同一かどうかをチェックし、異なる新着画像データの場合に所定の手順に代えて新着の画像データを前記表示画面に表示する。これは、同室内にいる複数の家族のそれぞれの携帯電話に同報の電子メールが新着し、これらが共通のデジタルフォトフレームに転送された場合などに重複する画像の一方を自動的に省略する上で有用である。
上記のように、本発明によれば、デジタルフォトフレーム機能と電話機能と有用に結合することができ、デジタルフォトフレームの表示部および必要に応じこれに付加されるスピーカの利用効率が向上し、装飾的意義を持つデジタルフォトフレーム設置の実用的意義が向上する。
図1は、本発明の実施例1に関する画像鑑賞システム全体を示すブロック図であり、システムはデジタルフォトフレーム2、携帯電話4および携帯電話用の充電器6を有する。デジタルフォトフレーム2は、表示画面8を有し、記憶部10などに記憶されている画像データがフォトフレーム制御部12の制御によって表示される。記憶部10は画像データを記憶するとともにフォトフレーム制御部12の機能に必要なプログラムおよび制御に必要な臨時データを記憶する。フォトフレーム制御部12は、記憶部10のプログラムに従って記憶部10から画像データを読出し、ドライバ14によって表示画面8に表示されている画像を書き換える。
記憶部10に記憶される画像データは、無線LANやBluetooth(登録商標)などによる近距離無線通信部16によって携帯電話4などから受信することができる。近距離無線通信部16はまた、デジタルカメラなどからも画像データを受信することが可能である。フォトフレーム制御部12は、記憶媒体スロット18に挿入された外部記憶媒体に記憶される画像データを表示することもできる。また、記憶媒体スロット18から出力される画像データを記憶部10に取り込んだ上で記憶部10から読み取って表示することも可能である。
フォトフレーム制御部12は、後に詳述するように、近距離無線通信部16から新着画像の受信があるとその旨を表示画面に赤字の「New!」等のメッセージを重畳表示することで通知するとともに、それまで行っていたスライドショー表示等に代えて受信した新着画像のスライドショーに置き換える。また、それまで行っていたスライドショーのバックグラウンドミュージックに代えて、予め設定しておいた着信専用メロディーを新着画像のスライドショーのバックグラウンドメロディーとし、画像の新着を通知する。なお、バックグラウンドミュージックの音源データは記憶部10に記憶されているとともに、音はスピーカ13により発音される。このような新着画像のスライドショーは、操作部19による操作が行われるまで継続する。
なお、操作部19はボタン等の直接操作手段を含むとともにリモコン操作を受ける赤外線受光部を含む。この赤外線受光部は、携帯電話4等からの操作信号を受信することが可能であり、この場合、デジタルフォトフレーム2は、携帯電話4の操作によって携帯電話4の画像を表示画面4で表示する大画面画像観賞装置となる。電源部20はデジタルフォトフレーム全体に必要に応じ異なった電圧で給電する電源部であり、ACアダプタ22を介して電灯線コンセント23に接続されている。
次に、携帯電話4の構成について説明する。携帯電話制御部24は、電話機能部26を含む携帯電話4全体を制御するためのもので、記憶部28に記憶されるプログラムによって動作する。操作部30および表示部32は、それぞれ電話機能部26の機能に関する操作および表示のために設けられている。カメラ部34は、カメラモードにおいて撮影を行うことが可能であり、撮影された画像データは記憶部28または記憶媒体スロット36に挿入された記憶媒体に記憶される。なお、この記憶媒体は記憶媒体スロットに着脱可能であり、記憶媒体スロット36から取り出してデジタルフォトフレーム2の記憶媒体スロット18に挿入することにより、記憶された画像データを表示画面8に表示することも可能である。
携帯電話4は、電話機能部26を介した電子メール機能により他の携帯電話や画像サーバと画像データのやりとりが可能である。黒矢印27は電話機能による着信電波を示す。後に詳述するように、携帯電話4が電話機能部26により受信した画像データ添付の電子メールは、所定の条件が成立するときに自動開封され、添付されている画像データが近距離通信部38から自動送信される。近距離通信電波は稲妻印39で示す。なお、上記の所定の条件の一例は、携帯電話4が充電器6に載置されているとともにデジタルフォトフレーム2と近距離通信可能な状態にあることである。近距離通信部38から送信された画像データはデジタルフォトフレーム2の近距離通信部16で新着データとして受信され、上記のように表示画面8で表示される。このようにして、携帯電話4が画像データ添付の電子メールを受信すると、所定の条件下において、添付された画像データは自動的にデジタルフォトフレーム2の表示画面8表示される。
充電池40は、携帯電話4全体に必要に応じ異なった電圧で給電する電源部42の電力源となっている。充電池40は携帯電話4の接点部44および充電器6の接点部48との接触により、ACアダプタ50を介して電灯線コンセント23に接続されている。なお、後に詳述するように、携帯電話4が充電器6に載置されていなくてもデジタルフォトフレーム2と近距離通信可能な近傍にあれば、画像データ添付の電子メールが着信次第、これを自動動開封し、添付されている画像データを近距離通信部38から自動送信するよう構成することも可能である。以上のような実施例1によれば、通常の携帯電話およびデジタルフォトフレームにハード上の構成に大きな変更を加えることなしに、本発明の実施が可能となる。
図2は、図1の実施例1において、デジタルフォトフレーム2の近傍の近距離通信可能範囲内に複数の携帯電話がある場合のシステムブロック図である。図2では、図1と共通の部分には同一番号を付すとともに、図1における詳細構成は図示を省略している。具体的に説明すると、図2では、図1で示した携帯電話4の他に、第2の携帯電話62が第2の充電器64に載置され、ACアダプタ66を介して充電されている。さらに、第3の携帯電話68が、デジタルフォトフレーム2の近傍の例えば机の上などに置かれている。
携帯電話4および、第3の携帯電話68には、遠方の第4携帯電話70から着信電波27および72によりそれぞれ同報の電子メールが着信している。例えば、携帯電話4が父親用、第3の携帯電話68が母親用、第4の携帯電話70が遠隔地に住む娘用であり、電子メールには孫の写真が添付されている場合を想定する。なお、図2では、簡単のため着信電波が携帯電話間で直接やりとりされるように図示しているが、周知のごとく実際は基地局経由の着信である。
携帯電話4および、第3の携帯電話68に着信した電子メールはそれぞれ自動開封され、添付されている画像データがそれぞれ近距離無線通信によりデジタルフォトフレーム2に自動転送される。その場合、携帯電話4および、第3の携帯電話68からの送信は先着順に実行され、先の送信が完了してから後の送信が行われるよう交通整理される。また、携帯電話4および、第3の携帯電話68に着信した電子メールが同報である場合、デジタルフォトフレーム2に着信した画像データも同一となるが、デジタルフォトフレームでは画像データのIDにより画像が同一であると判断したときは一方をスライドショーから自動除去する。
図3は、図1の実施例1において、デジタルフォトフレームが複数あり、それぞれの近距離通信可能域が重なる範囲内に複数の携帯電話がある場合のシステムブロック図である。図3では、図1および図2と共通の部分には同一番号を付す。また、図2と同様にして、図1の詳細構成は図示を省略している。また、図2の第2の携帯電話62も図示を省略している。具体的に説明すると、第3の携帯電話68は、第4の携帯電話から着信した電子メールを自動開封するとともに、添付されている画像データを近距離無線通信により第2のデジタルフォトフレーム74に自動転送する。第2のデジタルフォトフレームは別途ACアダプタ76より給電されている。デジタルフォトフレーム2および74には、それぞれ近距離通信用のIPアドレスが付与されており、このIPアドレスを携帯電話4および68にそれぞれ転送先として登録しておくことにより、画像データを予め登録したデジタルフォトフレームに転送することができる。なお、図3の場合は、携帯電話4および第3の携帯電話68に着信した電子メールが同報であっても、デジタルフォトフレーム2および74においてそれぞれスライドショーに供される。
図4は、本発明の実施例2に関する画像鑑賞システム全体を示すブロック図である。その構成は実施例1と共通部分が多いので、対応する部分には同一番号を付し、特に必要のない限り説明も省略する。実施例2のシステムは、充電器兼用デジタルフォトフレーム102および携帯電話104を有する。実施例2が実施例1と異なる第一点は、充電器兼用デジタルフォトフレーム102が携帯電話104のための充電器と一体に構成されていることである。
実施例2が実施例1と異なる第二点は、携帯電話4が受信した電子メールに添付されている画像データを自動開封して充電器兼用デジタルフォトフレーム102に伝達する際、接点部144および148の接触による有線通信によって送信が可能なことである。なお、実施例2の変形として、その特徴を充電器兼用デジタルフォトフレーム102が携帯電話104のための充電器と一体に構成されていることに留め、携帯電話4が受信した電子メールに添付されている画像データの自動送信については、実施例1と同様に、近距離無線通信部38および16により無線で行うよう構成してもよい。さらに必要に応じ、画像の自動送信において無線と有線を併用してもよい。
具体的に説明すると、充電器兼用デジタルフォトフレーム102は携帯電話104を載置可能な接点部148を有し、この接点部148には本来の充電用の接点の他に通信接点248が設けられている。これ対応して、携帯電話104側の接点部144にも本来の充電用の接点の他に通信接点244が設けられている。そして、携帯電話4が受信した電子メールに添付されている画像データは携帯電話制御部24から通信接点244および248を介してフォトフレーム制御部112に伝達される。ACアダプタ122は充電器兼用デジタルフォトフレーム102の電源部20および携帯電話104の充電のための接点部148にそれぞれ必要な電圧にて給電を行う。
実施例2の構成では、充電のために携帯電話104を充電器に置くことによって画像データ送信のための有線通信路の接続が行われ、携帯電話4への電子メールによる画像データの新着に備えることができる。この構成は、充電器兼用デジタルフォトフレーム102または携帯電話104の少なくともいずれか一方に近距離無線通信部がない場合であっても、充電接点近傍に通信244および248を設けるという簡単な構成で携帯電話4に電子メールによる画像データが新着したときこれをデジタルフォトフレームの表示部に表示することが可能となる。なお、充電のために携帯電話104が充電器に置かれたとき、それまでに着信済みでデジタルフォトフレームに未送信の電子メールを全て自動開封し、添付の画像データを一括して自動送信することも可能である。実施例2では、充電のために携帯電話104を充電器に置くだけで、特別な操作をしなくても、携帯電話104が受信した画像データをデジタルフォトフレーム202で表示することができる。
図5は、図4の実施例2において、充電器兼用デジタルフォトフレーム102の近傍の近距離通信可能範囲内に複数の携帯電話がある場合のシステムブロック図である。図5においても、図4と共通の部分には同一番号を付すとともに、図4における詳細構成は図示を省略している。具体的に説明すると、図4では、図4で示した携帯電話104の他に、図2と同様の第2の携帯電話62および第3の携帯電話68が、充電器兼用デジタルフォトフレーム102の近傍に存在する。
図2と同様にして、携帯電話104および、第3の携帯電話68には、遠方の第4携帯電話70から着信電波27および72によりそれぞれ同報の電子メールが着信している。携帯電話104および、第3の携帯電話68に着信した電子メールはそれぞれ自動開封され、添付されている画像データがそれぞれ取り出される。そして携帯電話104から取り出された画像データは携帯電話104の通信接点244および充電器兼用デジタルフォトフレーム102の通信接点248を介して有線で充電器兼用デジタルフォトフレーム102に自動転送される。太い矢印78はこのような有線による画像データの転送を示す。一方、第3の携帯電話68に着信した電子メールも自動開封され、添付されている画像データとりだされて図2と同様にして近距離無線通信により充電器兼用デジタルフォトフレーム102に自動転送される。携帯電話104および、第3の携帯電話68に着信した電子メールが同報である場合一方をスライドショーから除去する処理は図2と同様である。
図6は、図4の実施例2において、複数の携帯電話にそれぞれ対応した充電器兼用デジタルフォトフレームが複数ある場合のシステムブロック図である。図6でも、図4および図5と共通の部分には同一番号を付す。また、図5と同様にして、図4の詳細構成は図示を省略している。また、図5の第2の携帯電話62も図示を省略し、他の携帯電話としては、携帯電話104と同様の通信接点80を持つ第5の携帯電話82を図示している。また、これと対応する通信接点84を有し、第5の携帯電話82を載置することができる第2の充電器兼用デジタルフォトフレーム86を図示している。第2の充電器兼用デジタルフォトフレーム86は、充電器兼用デジタルフォトフレーム102と同様にして、携帯電話82を充電するとともに充電器兼用デジタルフォトフレーム86自体に給電するACアダプタ88を有する。
図5と同様にして、携帯電話104および第5の携帯電話82には、遠方の第4携帯電話70からの着信電波27および72によってそれぞれ同報の電子メールが着信する。着信した電子メールは携帯電話104および第5の携帯電話82でそれぞれ自動開封され、添付されている画像データがそれぞれ充電器兼用デジタルフォトフレーム102および86に通信接点を通じて有線で転送される。第2の充電器兼用デジタルフォトフレーム86の太い矢印90は、太い矢印78と同様にして、このような有線による画像データの転送を示す。図6の場合は、図3と同様にして、携帯電話104および第5の携帯電話82に着信した電子メールが同報であっても、充電器兼用デジタルフォトフレーム102および86においてそれぞれスライドショーに供される。
図7は、本発明の実施例3に関する画像鑑賞システム全体を示すブロック図である。その構成は実施例2と共通部分が多いので、対応する部分には同一番号を付し、特に必要のない限り説明も省略する。実施例3のシステムは、デジタルフォトフレーム202、携帯電話104および携帯電話用の充電器206を有する。
実施例3は、充電用の接点部144および148に通信接点244および248が設けられ、これら通信接点の接触により画像データが有線で携帯電話104から充電器206に伝達される点において、実施例2と共通である。実施例3が実施例2と異なるのは、デジタルフォトフレーム202と充電器206が別体となっており充電器側通信接点92およびデジタルフォトフレーム側通信接点94の間を通信ケーブルで接続することによって有線通信を行っている点である。
デジタルフォトフレーム側通信接点94は通常規格のデジタル端子で構成できるので、実施例3のデジタルフォトフレーム202は通常の構成でよく、携帯電話104の充電器を兼ねた特別の構成とする必要がなくなる。
図8は、本発明の実施例4に関する画像鑑賞システム全体を示すブロック図である。その構成は実施例1から実施例3と共通部分が多いので、対応する部分には同一番号を付し、特に必要のない限り説明も省略する。実施例4のシステムは、デジタルフォトフレーム2、携帯電話104および携帯電話用の充電器306を有する。
実施例4は、通信接点244および248の接触により画像データが有線で携帯電話104から充電器306に伝達される点および、デジタルフォトフレーム2と充電器306が別体となっている点において、実施例3と共通である。実施例4が実施例3と異なるのは、充電器306に近距離無線通信部96が設けられており、充電器306に有線で伝達された画像データを近距離無線通信にてデジタルフォトフレーム2の近距離無線通信部16に送信できるよう構成した点である。
実施例4の構成によれば、携帯電話104に近距離無線通信機能がない場合でも、充電器306に携帯電話104を置くことによって携帯電話104への電子メールによる画像データの新着に備えることができる。また、充電器306が近距離無線通信のステーションとして機能することになり、充電中の携帯電話104はデジタルフォトフレーム2以外の機器との間でも無線LANによる通信を行うことができる。
図9は、実施例1から実施例4に共通して適用可能な携帯電話制御部24の動作を示すフローチャートである。なお、図9のフローは着信画像のデジタルフォトフレームへの転送に関連する機能に限定し、他の通常の携帯電話の機能は省略している。携帯電話の電源オンによりフローがスタートすると、ステップS2で携帯電話の立上処理が行われる。そしてステップS4で電子メール着信の有無がチェックされる。
ステップS4で電子メールの新着が検出されなかった時はステップS6に移行し既に着信済みであるがデジタルフォトフレームに転送されていない電子メールの有無をチェックする。そして該当する電子メールがあればステップS8に移行する。また、ステップS4で電子メールの新着が検出された場合もステップS8に以降する。
ステップS8では、該当する電子メールに画像データが添付されているかどうかチェックし、添付があればステップS10に進んで、送信者が公開を許諾している画像データであるかかどうかチェックする。この画像の公開非公開の別は送信電子メールに画像を添付する際に設定できる。ステップS10で送信社交界許諾画像であることが確認されるとステップS12に進み、携帯電話に送信先としてIPアドレスを登録しているフォトフレームがあるかどうかチェックする。
ステップS12で登録フォトフレームがあることが確認されるとステップS14に進み、携帯電話が充電器に載置されているかどうかチェックする。載置されていなければステップS16に進み、携帯電話がデジタルフォトフレームの近距離通信範囲内にあるかどうかチェックし、該当すればステップS18に進む。一方ステップS14において携帯電話が充電器に載置されていることが確認されるとステップS20に進み、充電器に通信接点があるかどうかチェックする。そして通信接点があれば近距離通信可能かどうかのチェックを待たずに直接ステップS18に以降する。なお、ステップS20で通信接点がなければ、ステップS16の近距離通信可能かどうかのチェックに入る。
ステップS18に至ると電子メールが自動開封され、さらにステップS22で電子メールに添付されている画像データが自動的に取り出されてステップS24で添付画像の自動送信が指示される。自動送信は無線または有線の可能な手段により行われる。そして、ステップS26で所定時間内に画像データの転送が成功したかどうかチェックされ、成功であればステップS28でその画像データが添付されている電子メールに転送済みの旨マークし手ステップS30に進む。一方ステップS26で所定時間内の転送成功が確認できなければ直接ステップS30に進む。
ステップS30では、自動開封した電子メールを自動格納し、電子メールを開封前の状態に戻す。つまり、ステップS26とステップS30により、転送が成功してもしなくても所定時間が経過すればひとまず電子メールを開封前の状態に戻す。そしてステップS32で携帯電話の電源がオフされたかどうかチェックし、電源オフがあればフローを終了する。一方、電源オフがなければフローはステップS4に戻り、新たな電子メール着信等を待つ。以下、電源オフがない限り、ステップS4からステップS32が繰り返される。
ステップS6で着信済未転送電子メールがなかったとき、ステップS8で画像添付がなかったとき、ステップS10で添付画像が送信者公開許諾画像でなかったとき、ステップS12で登録されたデジタルフォトフレームがなかったとき、およびステップS16で携帯電話が近距離通信可能な範囲になかったとき、のいずれかに該当するときは、いずれもステップS4に戻り、その後の状況変化に対処する。
図10は、実施例1から実施例4に共通して適用可能なフォトフレーム制御部12または112の動作を示すフローチャートである。なお、図10のフローは、デジタルフォトフレームにおける着信画像の取り扱いに関連する機能に限定し、デジタルフォトフレームの通常の機能の詳細は省略している。デジタルフォトフレームの電源オンによりフローがスタートすると、ステップS42でデジタルフォトフレームの立上処理が行われる。そしてステップS44でデジタルフォトフレームの通常のスライドショー開始が指示される。
ここで「通常スライドショー」とはデジタルフォトフレームに入力されるかまたはデジタルフォトフレームが保持する画像データに基づきユーザが設定したスライドショーであって、画像の選択、順序、再生のレイアウト、バックグラウンドミュージックなどが適宜選択されている。またここでいうスライドショーは単一の画像を継続して表示する設定が選ばれている場合も含むものとする。
ステップS44で通常スライドショー開始が指示されると、フローはステップS46に進み、画像データを受信中かどうかチェックする。そして受信中でなければステップS48で画像データの新着が開始したかどうかチェックする。次いでステップS50で新着した画像が既に受信済のものと同一画像かどうかチェックする。そして同一画像でなければステップS52に進み、現状実行されているスライドショーを停止するとともにステップS54で新着画像のみによるスライドショーを開始する。
次いで、ステップS56で画像が新着した旨の「New!」等の文字メッセージを画面の画像に重畳表示する。そしてステップS58に進んで、現状スライドショーがバックグラウンドミュージックの再生を伴っているかどうかチェックする。そしてバックグラウンドミュージック再生中であればステップS60に進んで現状のバックグラウンドミュージックを停止するとともに、ステップS62で着信通知専用メロディーとして予め設定されているバックグラウンドミュージックの再生開始を指示してステップS64に至る。ここで開始された着信通知専用メロディーによるバックグラウンドミュージックは後述するステップS64での操作がない限り継続される。
一方、ステップS58でバックグラウンドミュージックが再生中であることが検出されない時はステップS66に進み、所定時間だけ継続してあとは自動停止する着信通知専用メロディーの再生が指示されてステップS64に進む。以上のように、ステップS58でのバックグラウンドミュージックの再生検出の如何にかかわらず、いずれの場合でも着信通知専用メロディーが再生されて聴覚面でも画像の新着を告知する。
ステップS64では、通常スライドショーへの復帰を指示する操作があったかどうかチェックする。これは、画像の新着に気付いたユーザが新着画像のみによるスライドショーの終了を望んで操作部19を操作することを想定している。ステップS64でこの操作が検出されるとステップS68に進み、新着画像を含めた通常スライドショーの開始が指示される。このとき通常スライドショーがバックグラウンドミュージックを伴う設定になっているときは、着信通知専用メロディーの再生が停止されて通常のバックグラウンドミュージック再生に復帰する。
ステップS68での通常スライドショー開始指示が行われるとフローはステップS70に進み、電源オフ操作があったかどうかチェックする。なお、ステップS64で通常スライドショー指示操作が検出されないときは直ちにステップS70に移行する。また、ステップS46において画像データ受信中であったときはステップS72に進んで携帯電話等の周囲の機器に「Busy信号」の発信が指示される。この「Busy信号」の発信は、デジタルフォトフレームが画像データ受信中である限り継続する。これによって、ある携帯電話からの画像データがデジタルフォトフレームに受信中であるときは、他の携帯電話からの画像データ転送はできず、先の携帯電話による画像データ転送が終わり、「Busy信号」の発信が停止するまで待機することになる。「Busy信号」の発信が指示されるとフローはステップS70に移行する。さらに、ステップS48で画像データの新着開始が検出されないとき、またはステップS50で新着画像が既に受信済のものと同一画像であることが検知されたときも、フローは直接ステップS70に移行する。
ステップS70で電源オフ操作が検出されたときは図10のフローが終了する。一方、電源オフ操作が検出されないとき、フローはステップS46に戻り、以下ステップS46からステップS72を繰り返す。つまり、データが受信中であるときはこれを継続するとともに、受信中でなければ新たな画像データの着信を待ち、着信があればこれに対応する。
以上の本発明の種々の特徴は、上記の実施例に限られるものではなく、他の種々の実施形態において実施可能である。上記の実施例における実施に限られるものではない。例えば、上記の図10におけるデジタルフォトフレームの種々の特徴は、デジタルフォトフレーム自身が通信回線により直接画像を受信する機能を持っているような実施形態において、近距離無線通信または有線による携帯電話からの画像転送だけでなく、デジタルフォトフレームが通信回線により直接画像を受信する場合においても実施することが可能である。
本発明は、携帯電話による画像通信とデジタルフォトフレームによる画像鑑賞に適用できる。
4 無線通話部
38 近距離無線通信部
30 操作部
32 通話表示部
40 充電池
6 充電器
2 デジタルフォトフレーム
10 記憶部
8 画像表示部
12 制御部
16 近距離無線通信部
13 スピーカ
26 電話機能部
18 記憶媒体スロット
38 近距離無線通信部
30 操作部
32 通話表示部
40 充電池
6 充電器
2 デジタルフォトフレーム
10 記憶部
8 画像表示部
12 制御部
16 近距離無線通信部
13 スピーカ
26 電話機能部
18 記憶媒体スロット
Claims (7)
- 近距離無線通信部、操作部、前記操作部と連携して種々の電話機能を表示する通話表示部、および充電池を有する無線通話部と、
前記無線通話部の充電池を充電するための充電器と、
画像データを蓄積する記憶部、画像表示部、前記画像表示部における前記記憶部の画像データの表示を制御する制御部、および前記無線通話部と通信するための近距離無線通信部を持ち、前記制御部は前記近距離無線通信部同士の通信に連動して前記画像表示部における画像データの表示を変更するデジタルフォトフレームと
を有することを特徴とするデジタルフォトフレームシステム。 - 前記デジタルフォトフレームはスピーカを有し、前記制御部は、前記スピーカから着信音が発生させられるとき前記近距離無線通信部同士の通信に連動して前記画像表示部の表示を通常フォトフレーム表示から着信表示状態表示に変更させることを特徴とする請求項1記載のデジタルフォトフレームシステム。
- 前記制御部は、前記画像表示部による画像データの表示に前記スピーカからバックグラウンドミュージックを付加するとともに、前記スピーカから着信音が発生させられるとき前記バックグラウンドミュージックを停止させることを特徴とする請求項2記載のデジタルフォトフレームシステム。
- 前記デジタルフォトフレームは、通信回線を通じて通信可能な電話機能を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデジタルフォトフレーム。
- 前記無線通話部は、通信回線を通じて通信可能な電話機能を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデジタルフォトフレーム。
- 前記記憶部への画像データの蓄積は記憶媒体スロットへの記憶媒体着脱によって行われることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のデジタルフォトフレーム。
- 前記記憶部への画像データの蓄積は前記デジタルフォトフレームの前記近距離無線通信部を介して行われることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のデジタルフォトフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005448A JP2015092754A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | デジタルフォトフレームシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015005448A JP2015092754A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | デジタルフォトフレームシステム |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010145713A Division JP5686367B2 (ja) | 2010-06-26 | 2010-06-26 | デジタルフォトフレームシステム |
Publications (1)
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JP2015092754A true JP2015092754A (ja) | 2015-05-14 |
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JP2015005448A Pending JP2015092754A (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | デジタルフォトフレームシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015092754A (ja) |
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2015
- 2015-01-14 JP JP2015005448A patent/JP2015092754A/ja active Pending
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