JP2015091109A - 電子機器、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】操作対象である機器の設定を行う際の操作者の負担を軽減する。
【解決手段】リモコン100は、無線通信によりデータの送受信を行う無線送受信部111と、有線LANを介してデータの送受信を行う有線送受信部112と、家庭内に設置された機器に対して赤外線信号を送信する赤外線送信部113と、撮影された写真の画像を取得する撮像部114と、画像を表示する表示部115と、ユーザによる入力を受け付ける受付部116と、OCR処理を実行するOCR処理部117と、機器に関する情報を格納する機器情報格納部118と、各機器に共通して設定される情報を格納する共通情報格納部119と、各機能部の制御を行う制御部120とを備える。そして、簡単設定が選択されると、リモコン100から操作対象の機器に対して自動的に設定が行われる。
【選択図】図4
【解決手段】リモコン100は、無線通信によりデータの送受信を行う無線送受信部111と、有線LANを介してデータの送受信を行う有線送受信部112と、家庭内に設置された機器に対して赤外線信号を送信する赤外線送信部113と、撮影された写真の画像を取得する撮像部114と、画像を表示する表示部115と、ユーザによる入力を受け付ける受付部116と、OCR処理を実行するOCR処理部117と、機器に関する情報を格納する機器情報格納部118と、各機器に共通して設定される情報を格納する共通情報格納部119と、各機能部の制御を行う制御部120とを備える。そして、簡単設定が選択されると、リモコン100から操作対象の機器に対して自動的に設定が行われる。
【選択図】図4
Description
本発明は、機器の遠隔制御を行う電子機器およびプログラムに関する。
従来、テレビやエアコンなどの機器を操作するリモートコントローラ(以下、「リモコン」という)として、これらの機器に付属している専用のリモコンの他に、1台で複数の機器を操作することが可能なリモコンが提案されている。このようなリモコンを用いて機器を操作する上での処理を、簡易にする技術が存在する。
例えば、特許文献1には、操作対象となる複数の機器のリモコンコード情報を予めリモコンの操作ボタンに学習させる初期設定処理に関し、操作対象の室内にある一の機器に対して専用リモコンから発信されたリモコンコード情報を受信し、受信したリモコンコード情報に該当する機種名を管理サーバから全て取得し、受信したリモコンコード情報を、管理サーバから取得した全ての機種名に対応付けて、一の操作ボタンに割り当てることで初期設定処理を行うリモコンが開示されている。
また、特許文献2に記載のリモコンは、複数の機器のうちの第mの機器に対応する方向に向けられたと判断された場合には、第mの機器を操作するための操作画面を表示部に表示する制御を行い、複数の機器のうちの第nの機器に対応する方向に向けられたと判断された場合には、第nの機器を操作するための操作画面を表示部に表示する制御を行う。
さらに、特許文献3に記載のリモコンは、制御対象機器の状態を定期的に確認し、正常に動作しているか否かを判断する技術を有している。
例えば、特許文献1には、操作対象となる複数の機器のリモコンコード情報を予めリモコンの操作ボタンに学習させる初期設定処理に関し、操作対象の室内にある一の機器に対して専用リモコンから発信されたリモコンコード情報を受信し、受信したリモコンコード情報に該当する機種名を管理サーバから全て取得し、受信したリモコンコード情報を、管理サーバから取得した全ての機種名に対応付けて、一の操作ボタンに割り当てることで初期設定処理を行うリモコンが開示されている。
また、特許文献2に記載のリモコンは、複数の機器のうちの第mの機器に対応する方向に向けられたと判断された場合には、第mの機器を操作するための操作画面を表示部に表示する制御を行い、複数の機器のうちの第nの機器に対応する方向に向けられたと判断された場合には、第nの機器を操作するための操作画面を表示部に表示する制御を行う。
さらに、特許文献3に記載のリモコンは、制御対象機器の状態を定期的に確認し、正常に動作しているか否かを判断する技術を有している。
このように、複数の機器を操作することが可能なリモコンを用いて機器を操作する際の処理を簡易にする技術は既に知られている。しかしながら、操作対象である機器の設定を行う際の処理には複雑なものがあり、このようなリモコンを用いても設定処理が簡易になるわけではないという問題があった。
本発明は、操作対象である機器の設定を行う際の操作者の負担を軽減することができる電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、操作対象である機器の設定を行う際の操作者の負担を軽減することができる電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明は、異なる複数の機器に対して共通に設定される情報である共通情報を取得する共通情報取得手段と、前記複数の機器のうちの操作する機器を指定する入力を受け付けた場合に、当該操作する機器を制御するための通信手段に関する情報を取得する通信情報取得手段と、前記操作する機器に対して前記共通情報を設定する入力を受け付けた場合に、前記通信情報取得手段にて取得した前記通信手段に関する情報に基づいて当該操作する機器に当該共通情報を送信して、当該操作する機器に対して当該共通情報を設定する設定手段とを備えた電子機器である。
ここで、前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得手段をさらに備え、前記共通情報取得手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらに、機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、前記共通情報取得手段は、通信回線を介して自装置と接続された前記共通情報を保持する機器の前記構成情報を、前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定するとともに、当該通信回線を介して当該共通情報を保持する機器が有する表示画像の情報を取得し、特定した当該位置に基づいて、取得した当該表示画像の情報に含まれる当該共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらにまた、機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、前記設定手段は、通信回線を介して自装置と接続された機器の前記構成情報を前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに、表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定した後、当該機器が有する表示画像の当該位置に当該共通情報を入力することにより、当該機器に対して当該共通情報を設定することを特徴とすることができる。
また、前記共通情報取得手段は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得することを特徴とすることができる。
ここで、前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得手段をさらに備え、前記共通情報取得手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらに、機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、前記共通情報取得手段は、通信回線を介して自装置と接続された前記共通情報を保持する機器の前記構成情報を、前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定するとともに、当該通信回線を介して当該共通情報を保持する機器が有する表示画像の情報を取得し、特定した当該位置に基づいて、取得した当該表示画像の情報に含まれる当該共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらにまた、機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、前記設定手段は、通信回線を介して自装置と接続された機器の前記構成情報を前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに、表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定した後、当該機器が有する表示画像の当該位置に当該共通情報を入力することにより、当該機器に対して当該共通情報を設定することを特徴とすることができる。
また、前記共通情報取得手段は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得することを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明は、コンピュータに、異なる複数の機器に対して共通に設定される情報である共通情報を取得する共通情報取得機能と、前記複数の機器のうちの操作する機器を指定する入力を受け付けた場合に、当該操作する機器を制御するための通信手段に関する情報を取得する通信情報取得機能と、前記操作する機器に対して前記共通情報を設定する入力を受け付けた場合に、前記通信情報取得機能にて取得した前記通信手段に関する情報に基づいて当該操作する機器に当該共通情報を送信して、当該操作する機器に対して当該共通情報を設定する設定機能とを実現させるためのプログラムである。
また、前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得機能をさらに含み、前記共通情報取得機能は、前記画像取得機能により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらに、前記共通情報取得機能は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得することを特徴とすることができる。
また、前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得機能をさらに含み、前記共通情報取得機能は、前記画像取得機能により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得することを特徴とすることができる。
さらに、前記共通情報取得機能は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得することを特徴とすることができる。
本発明によれば、操作対象である機器の設定を行う際の操作者の負担を軽減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施の形態に係るリモコンシステム1の概略構成の一例を示す図である。本実施の形態に係るリモコンシステム1は、無線AP(Access Point)10、ルータ20、PC(Personal Computer)30、テレビ40、エアコン50、サーバ60、ネットワーク70、リモコン100を備えている。ルータ20とサーバ60とはネットワーク70を介して接続される。また、無線AP10とルータ20とは有線のネットワークである有線LAN(Local Area Network)81を介して接続され、リモコン100、PC30、テレビ40、エアコン50のそれぞれは、無線のネットワークである無線LAN82を介して無線AP10と接続される。
<システム構成>
図1は、本実施の形態に係るリモコンシステム1の概略構成の一例を示す図である。本実施の形態に係るリモコンシステム1は、無線AP(Access Point)10、ルータ20、PC(Personal Computer)30、テレビ40、エアコン50、サーバ60、ネットワーク70、リモコン100を備えている。ルータ20とサーバ60とはネットワーク70を介して接続される。また、無線AP10とルータ20とは有線のネットワークである有線LAN(Local Area Network)81を介して接続され、リモコン100、PC30、テレビ40、エアコン50のそれぞれは、無線のネットワークである無線LAN82を介して無線AP10と接続される。
有線LAN81および無線LAN82は、家庭内に構築されたネットワークであり、有線LAN81および無線LAN82をまとめてホームネットワーク80と称する。また、図1に示すリモコンシステム1では、無線AP10とルータ20とを別々の機器としたが、無線AP10の機能をルータ20が有し、無線AP10とルータ20とを一つの機器とする構成にしても良い。本実施の形態では、通信回線の一例として、ホームネットワーク80を使用する。
電子機器の一例としてのリモコン100は、家庭内に配置された機器(以下、家庭内機器と称する)の制御を行う。ここで、リモコン100は、赤外線信号を受け付ける家庭内機器に対して赤外線信号を送信することで、家庭内機器の操作や設定を行う。また、リモコン100は、有線LAN81や無線LAN82を介して、ホームネットワーク80内の家庭内機器の操作や設定を行う。また、詳細については後述するが、リモコン100を用いて家庭内機器の設定を行う際の手順として、通常設定と簡単設定とが設けられている。通常設定は、ユーザがリモコン100の操作ボタンを押下すると、押下した操作ボタンに応じた赤外線信号の送信等が行われるものである。一方、簡単設定は、家庭内機器に設定したい項目をユーザが選択すると、選択された項目に応じて順次赤外線信号の送信等が行われ、家庭内機器に対する設定が自動的に行われるものである。
また、ユーザは、リモコン100により家庭内機器を制御する前に、リモコン100の初期化を実行する必要がある。リモコン100の初期化とは、サーバ60に格納されているデータをリモコン100に格納させるとともに、リモコン100に対して無線通信の設定を行うものである。無線通信の設定により、リモコン100は、無線AP10またはルータ20と無線通信が行える状態となる。
無線AP10は、機器間の通信を無線により中継する機能(以下、無線機能と称する)を有する中継機器であり、ホームネットワーク80内における家庭内機器間の通信を中継して、ホームネットワーク80内の各家庭内機器と通信を行う。ここで、無線AP10は、無線LAN82を介してリモコン100、PC30、テレビ40、エアコン50と通信を行う。また、無線AP10は、有線LAN81を介してルータ20と通信を行う。そして、無線AP10は、例えば、リモコン100とルータ20との間の通信や、PC30とテレビ40との間の通信等の中継を行う。
また、無線AP10は、無線通信の設定を行う際に用いられる情報(以下、無線情報と称する)を保持している。ユーザは、例えば、リモコン100が無線LAN82を介して、無線AP10と通信できる状態にするためには、リモコン100に対して無線情報を設定すれば良い。一般に、無線情報は、無線AP10のような中継機器に固有の情報であり、例えば、SSID(Service Set Identifier)、暗号化キー(パスワード)等である。SSIDは、中継機器を識別するための識別子である。
さらに、無線AP10は、一般の通信機器と同様に、機器に対する設定の入力を受け付けるために表示されるWebページ(以下、設定用ページと称する)を提供するプログラムを有している。ユーザは、例えばリモコン100等の機器から無線AP10にアクセスし、リモコン100の画面に表示された設定用ページにて設定内容を入力することにより、無線AP10の設定を行うことができる。
具体的な処理としては、ユーザは、無線AP10のIP(Internet Protocol)アドレスに対してTCP(Transmission Control Protocol)の80番ポートを指定し、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のGETメソッドを用いることで、設定用ページの情報を要求する。そして、無線AP10から設定用ページの情報が送信されると、リモコン100の画面に設定用ページが表示されるため、ユーザは設定内容の入力を行えば良い。本実施の形態では、表示画像の一例として、設定用ページが使用される。
設定用ページは階層構造になっており、最初に表示されるトップページや、各種項目を設定するページ等が存在する。また、無線AP10の無線情報についても、無線APの設定用ページにて確認することができる。以下では、このような設定用ページを提供するプログラムを有する機器を、LAN機器と称することとする。
ルータ20は、ルーティングテーブル(不図示)を参照して、受信したデータを宛先の機器に転送する中継機器であり、ネットワーク70とホームネットワーク80との間の通信の中継を行う。そして、ルータ20は、ホームネットワーク80から送信されたデータを、ネットワーク70を介してサーバ60へ送信し、サーバ60から送信されたデータを、ホームネットワーク80の各機器へ送信する。また、ルータ20は、無線AP10と同様に、設定用ページを提供するプログラムを有しており、LAN機器に該当する。そのため、リモコン100は、ルータ20のIPアドレスに対してTCPの80番ポートを指定して、HTTPのGET要求を送信することで、ルータ20の設定用ページの情報を取得することができる。
PC30、テレビ40、エアコン50は、リモコン100による操作対象である電化製品である。
サーバ60は、家庭内機器として設置される可能性のある様々な機器のデータを格納する。ここで、サーバ60は、例えば、一般に販売されるテレビやエアコン、ルータ等の様々な機器のデータを格納しており、それらを製造しているメーカから提供されるデータ等をもとに、機器名、赤外線通信の可否等の各機器の情報を格納する。サーバ60に格納される情報の詳細については、後述する。
サーバ60は、家庭内機器として設置される可能性のある様々な機器のデータを格納する。ここで、サーバ60は、例えば、一般に販売されるテレビやエアコン、ルータ等の様々な機器のデータを格納しており、それらを製造しているメーカから提供されるデータ等をもとに、機器名、赤外線通信の可否等の各機器の情報を格納する。サーバ60に格納される情報の詳細については、後述する。
ネットワーク70は、ルータ20とサーバ60との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットや公衆回線である。
ホームネットワーク80は、家庭内に構築されたネットワークであり、有線LAN81と無線LAN82とを有する。
ホームネットワーク80は、家庭内に構築されたネットワークであり、有線LAN81と無線LAN82とを有する。
また、図1に示すリモコンシステム1において、リモコン100は、家庭内機器として、無線AP10、ルータ20、PC30、テレビ40、エアコン50等の制御を行うこととしたが、制御対象となるのはこのような機器に限られるものではない。リモコン100は、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレイヤー、冷蔵庫、照明器具、その他の電化製品を制御することとしても良い。
<リモコンのハードウェア構成例>
次に、リモコン100のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るリモコン100の外観の一例を示す図である。また、図3は、本実施の形態に係るリモコン100のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、リモコン100は、外部との通信を行うための通信インタフェースである無線LANモジュール101、有線LANコネクタ102、赤外線モジュール103と、撮影に用いられるカメラモジュール104と、画像を表示する表示画面105と、入力に用いられる入力装置106と、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)107と、記憶領域であるメインメモリ108及び記憶装置109とを備える。
次に、リモコン100のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るリモコン100の外観の一例を示す図である。また、図3は、本実施の形態に係るリモコン100のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、リモコン100は、外部との通信を行うための通信インタフェースである無線LANモジュール101、有線LANコネクタ102、赤外線モジュール103と、撮影に用いられるカメラモジュール104と、画像を表示する表示画面105と、入力に用いられる入力装置106と、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)107と、記憶領域であるメインメモリ108及び記憶装置109とを備える。
無線LANモジュール101は、無線通信を行うための通信インタフェースであり、例えば、IEEE802.11a/b/g/n等の通信規格に準拠したモジュールである。有線LANコネクタ102は、有線通信を行うために通信ケーブルが差し込まれるコネクタである。赤外線モジュール103は、家庭内機器を制御するための赤外線信号を送信するモジュールである。カメラモジュール104は、静止画像や動画像を撮影するためのカメラを備えたモジュールである。
表示画面105は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の表示デバイスである。入力装置106は、複数の操作ボタンを有するモジュールであり、操作ボタンをユーザが押下することにより入力が行われる。例えば、ユーザが操作ボタンを押下することで、その操作ボタンに対応した赤外線が赤外線モジュール103から送信される。また、例えば、ユーザが操作ボタンを押下することで、表示画面105に表示された項目の選択が行われる。
CPU107は、OS(Operating System)等の各種ソフトウェアを実行する演算手段である。メインメモリ108は、各種ソフトウェアやその実行に用いられるデータ等を記憶する記憶領域であり、記憶装置109は、各種ソフトウェアに対する入力データ、各種ソフトウェアからの出力データや、リモコン100の各機能を実現するためのプログラム等を記憶する記憶領域である。
また、以下の説明では、表示画面105と入力装置106とを異なる構成要素として扱うが、例えば、携帯情報端末(いわゆる、スマートフォンやタブレット端末等)が有するタッチパネルにより表示画面105および入力装置106を実現することとしても良い。この場合、リモコン100は、タッチパネルにおけるユーザの接触動作を感知し、感知した接触動作を入力として受け付ける。
<リモコンの機能構成>
次に、リモコン100の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るリモコン100の機能構成例を示したブロック図である。
リモコン100は、無線通信によりデータの送受信を行う無線送受信部111と、有線LAN81を介してデータの送受信を行う有線送受信部112と、家庭内機器に対して赤外線信号を送信する赤外線送信部113とを備える。
また、リモコン100は、撮影された写真の画像を取得する撮像部114と、画像を表示する表示部115と、ユーザによる入力を受け付ける受付部116と、後述するOCR(Optical Character Recognition)処理を実行するOCR処理部117と、機器に関する情報を格納する機器情報格納部118と、各機器に共通して設定される情報を格納する共通情報格納部119と、各機能部の制御を行う制御部120とを備える。
次に、リモコン100の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るリモコン100の機能構成例を示したブロック図である。
リモコン100は、無線通信によりデータの送受信を行う無線送受信部111と、有線LAN81を介してデータの送受信を行う有線送受信部112と、家庭内機器に対して赤外線信号を送信する赤外線送信部113とを備える。
また、リモコン100は、撮影された写真の画像を取得する撮像部114と、画像を表示する表示部115と、ユーザによる入力を受け付ける受付部116と、後述するOCR(Optical Character Recognition)処理を実行するOCR処理部117と、機器に関する情報を格納する機器情報格納部118と、各機器に共通して設定される情報を格納する共通情報格納部119と、各機能部の制御を行う制御部120とを備える。
無線送受信部111、有線送受信部112、赤外線送信部113、撮像部114、表示部115、受付部116はそれぞれ、例えば、図3に示した無線LANモジュール101、有線LANコネクタ102、赤外線モジュール103、カメラモジュール104、表示画面105、入力装置106により実現される。また、OCR処理部117、制御部120は、例えば、図3に示したCPU107により実現される。さらに、機器情報格納部118、共通情報格納部119は、例えば、図3に示したメインメモリ108や記憶装置109により実現される。より具体的には、リモコン100の各機能を実現するプログラムが記憶装置109に格納され、このプログラムがメインメモリ108にロードされてCPU107により実行されることで、リモコン100の各機能が実現される。
設定手段の一例としての無線送受信部111は、ホームネットワーク80内の機器から無線通信により受信したデータを制御部120に送信する。また、制御部120から送信されたデータを無線通信により無線LAN82内の機器へ送信する。
設定手段の一例としての有線送受信部112は、有線LAN81を介して受信したデータを制御部120に送信する。また、制御部120から送信されたデータを有線LAN81内の機器へ送信する。ここで、リモコン100が、有線LANコネクタ102に取り付けられた通信ケーブルを介してルータ20と接続されると、有線送受信部112は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により有線LAN81のネットワーク情報を受信する。DHCPとは、ネットワークに接続された機器に対して、ネットワーク内の他の機器と通信を行うために必要な情報を自動的に割り当てるプロトコルである。
ここで割り当てられる情報は、例えば、ネットワークに接続することで付与されるIPアドレスや、デフォルトゲートウェイのIPアドレス、サブネットの情報等である。デフォルトゲートウェイとは、所属するネットワークから外部にあるネットワークに通信を行う場合に出入り口の役割を果たすように設定された機器であり、本実施の形態のホームネットワーク80ではルータ20がデフォルトゲートウェイに該当する。また、サブネットとは、あるネットワークが小さな複数のネットワークに分割されて管理される際の管理の単位となるネットワークであり、本実施の形態ではホームネットワーク80がサブネットに該当する。そして、サブネットの情報とは、ホームネットワーク80内の機器に対して付与されるIPアドレスの範囲を表す。有線送受信部112は、DHCPによりルータ20から有線LAN81のネットワーク情報を受信すると、受信したネットワーク情報を制御部120に送信する。
設定手段の一例としての赤外線送信部113は、制御部120から送信された赤外線信号の出力指示に応じて、ユーザが操作の対象とした機器に対して赤外線信号を送信する。
画像取得手段の一例としての撮像部114は、カメラモジュール104により撮影された写真の画像を取得する。そして、撮像部114は、取得した画像をOCR処理部117に送信する。また、撮像部114は、画像を取得したことを制御部120に通知する。
表示部115は、制御部120から送信された情報に基づいて画像を表示する。例えば、表示部115は、ユーザが家庭内機器を操作する際、操作対象となる機器の一覧を表示する。また、例えば、表示部115は、通常設定または簡単設定を選択するための画像を表示する。
受付部116は、ユーザによる入力装置106の操作により入力を受け付け、受け付けた入力内容を制御部120に送信する。例えば、受付部116は、ユーザが家庭内機器を操作する際、表示部115に表示された機器一覧から操作する機器を指定する入力を受け付ける。また、例えば、受付部116は、通常設定または簡単設定を選択するための画像が表示部115に表示された際、どちらかの設定を選択する入力を受け付ける。
OCR処理部117は、撮像部114から送信された画像に対してOCR処理を実行する。OCR処理とは、画像から文字を識別して文字データに変換する処理である。そして、OCR処理部117は、変換後の文字データから、例えば、「機器名」「Model」「SSID」「暗号化キー」など、機器に関する情報を示す文字列として予め定められた文字列を検索する。検索の結果、変換後の文字データに予め定められた文字列と一致するものがあれば、OCR処理部117は、予め定められた文字列の直後に続く文字列を取得し、取得した文字列を機器に関する情報の候補とする。例えば、変換後の文字データに「機器名」と一致する文字列があり、「機器名」の直後に続く文字列として「routerA」の文字があれば、OCR処理部117は、「routerA」を機器名の候補として取得する。OCR処理部117は、機器に関する情報の候補とした文字列を、制御部120に送信する。
機器情報格納部118は、サーバ60から取得した様々な機器の情報を格納する。例えば、機器情報格納部118は、LAN機器の設定用ページを構成する要素の情報(以下、構成情報と称する)をLAN機器ごとに格納する。また、機器情報格納部118は、簡単設定により家庭内機器に対して設定する際に、どのような赤外線信号を送信すれば良いか等の設定手順を表す情報を格納する。以下では、機器情報格納部118が格納しているデータ群を機器情報データベース(機器情報DB)と称することとする。機器情報DBの詳細については後述する。
共通情報格納部119は、異なる複数の家庭内機器に対して共通に設定される情報(以下、共通情報と称する)を格納する。共通情報としては、例えば、無線情報、有線LAN81のネットワーク情報、ホームネットワーク80が存在している地域の地域情報等がある。これらの共通情報は、ユーザにより簡単設定が選択された場合に、家庭内機器に対して設定される情報である。
共通情報取得手段、通信情報取得手段、設定手段、構成情報取得手段の一例としての制御部120は、無線送受信部111、有線送受信部112、赤外線送信部113、撮像部114、表示部115、受付部116、OCR処理部117の動作を制御するとともに、機器情報格納部118および共通情報格納部119に格納されるデータに対する処理を行う。
ここで、制御部120は、リモコン100の初期化時、無線情報を取得して無線通信の設定を行う。また、制御部120は、取得した無線情報を共通情報格納部119に格納する。無線情報を取得する手順には、有線通信を用いる手順、WPS(Wi-Fi Protected Setup)やAOSS(AirStation One-Touch Secure System、登録商標)等の近接通信を用いる手順、アドホック接続による無線通信を用いる手順、ユーザの入力により設定を行う手順がある。
有線通信を用いる手順では、制御部120は、OCR処理部117から送信された文字列において、無線情報や機器名が含まれているか否かを判定する。無線情報が含まれていれば、制御部120は、その無線情報に基づいて無線通信の設定を行う。無線情報が含まれていなければ、制御部120は、送信された文字列に機器名が含まれているか否かを判定する。リモコン100の初期化時にはユーザはルータ20の写真を撮影するため、ここで含まれている機器名はルータ20の機器名として特定される。一方、機器名が含まれていなければ、制御部120は、DHCPにより取得したルータ20のIPアドレスを指定して、ルータ20の設定用ページを取得し、機器情報DBの各機器の設定用ページと比較して、ルータ20の機器名を特定する。
制御部120は、ルータ20の機器名を特定すると、その機器に関する構成情報を機器情報DBから取得する。構成情報には、設定用ページ内で無線情報が入力される位置に関する情報(以下、無線位置情報と称する)が含まれている。そのため、制御部120は、無線位置情報に基づき無線情報が入力される位置を特定し、ルータ20が有する設定用ページに含まれる無線情報を取得する。
また、ルータ20が無線機能を有していなければ、ルータ20と無線AP10とは別々の機器として存在していることになるため、制御部120は、機器特定処理を実行してホームネットワーク80内の無線AP10を特定する。ここで、制御部120は、無線APの機器名、IPアドレスを特定する。そして、制御部120は、機器情報DBから取得した無線AP10の無線位置情報と、無線AP10にアクセスして取得した無線AP10が有する設定用ページとに基づいて、無線情報を取得する。機器特定処理の詳細については後述する。また、無線情報を取得する他の手順の詳細についても後述する。
さらに、制御部120は、リモコン100の初期化後、受付部116にて受け付けたユーザの入力内容に応じて家庭内機器を操作する。ここで、簡単設定が選択された場合には、制御部120は、簡単設定が可能な項目を設定する際の手順を表す情報を機器情報DBから取得し、設定する項目に応じて順次赤外線信号の送信や設定用画面への入力等、操作する機器への信号の送信を行い、機器に対する設定が自動的に行われる。
<機器情報DB>
次に、機器情報DBについて説明する。機器情報DBに登録されているデータの項目は、機器名、機器種別、操作種別、操作ボタンと赤外線コードとの対応、ユーザIDおよびパスワード、設定用ページの構成、簡単設定可能な項目、簡単設定可能な項目の設定手順、家庭内機器として存在しているか否かを表すフラグ(以下、存在フラグと称する)、IPアドレス、であり、各項目に関して機器ごとに登録されている。
次に、機器情報DBについて説明する。機器情報DBに登録されているデータの項目は、機器名、機器種別、操作種別、操作ボタンと赤外線コードとの対応、ユーザIDおよびパスワード、設定用ページの構成、簡単設定可能な項目、簡単設定可能な項目の設定手順、家庭内機器として存在しているか否かを表すフラグ(以下、存在フラグと称する)、IPアドレス、であり、各項目に関して機器ごとに登録されている。
これらの項目のうち、存在フラグおよびIPアドレスは機器情報DBにのみ格納される情報であり、その他の項目はサーバ60にも格納されている。制御部120は、サーバ60に格納されている各機器の情報を取得し、取得した情報を機器情報DBとして機器情報格納部118に格納する。制御部120がサーバ60から情報を取得するのは、リモコン100の初期化時や、予め定められた定期的なタイミング、ユーザにより指示されたタイミング等であり、各機器の情報が機器情報格納部118に格納されることで、機器情報DBが随時更新される。
「機器名」は、例えば、「FOO-TV-5502」等、機器の名称を表し、各メーカの様々な機器の機器名が登録される。また、機器名の他に、モデル名や型番、バージョン等が存在する機器については、そのような情報も合わせて登録される。例えば、ある機器において複数のバージョンがある場合、「1.0」、「2.0」、「2.0A」等のバージョンの値が登録される。
「機器種別」は、テレビ、エアコン、ルータ、無線AP等、機器がどのような種別の家庭用電化製品であるかを示す情報が登録される。例えば、機器種別により、そのルータが無線機能を有するか否かが判断される。
「操作種別」は、リモコン100で機器を操作する際の種別を表し、例えば、エアコン50等、赤外線信号により操作される機器については「赤外線」、無線AP10等、LAN経由で操作されるLAN機器については「LAN」と登録される。
「機器種別」は、テレビ、エアコン、ルータ、無線AP等、機器がどのような種別の家庭用電化製品であるかを示す情報が登録される。例えば、機器種別により、そのルータが無線機能を有するか否かが判断される。
「操作種別」は、リモコン100で機器を操作する際の種別を表し、例えば、エアコン50等、赤外線信号により操作される機器については「赤外線」、無線AP10等、LAN経由で操作されるLAN機器については「LAN」と登録される。
「操作ボタンと赤外線コードとの対応」は、ユーザがリモコン100の操作ボタンを押下した場合に、リモコン100からどのような赤外線信号を送信するかを表す。例えば、リモコン100の操作ボタン1番を押下すれば電源をONにする赤外線信号を送信する、というように定められる。このような情報は、リモコンの通信データフォーマットとして一般に規定されている家電協フォーマットやNECフォーマット等に基づいて定められる。ただし、登録されている情報は初期設定として定められるものであり、ユーザは機器ごとに操作ボタンと送信される赤外線信号との対応を変更することも可能である。
「ユーザIDおよびパスワード」は、設定用ページにログインする際に必要となる情報であり、例えば、ユーザIDは「root」、パスワードは「admin」とする情報である。ただし、登録されている情報は、初期設定として機器に設定されるものである。
「設定用ページの構成」は、LAN機器が有する設定用ページの構成情報である。例えば、設定用ページがHTML(Hyper Text Markup Language)で記述されている場合、構成情報として、設定用ページ内のHTML文書がページごとに格納される。ここで、制御部120は、LAN機器の機器名を特定する際、LAN機器から直接取得した設定用ページと機器情報DBの各LAN機器の構成情報との比較を行うが、設定用ページにログインするために必要な情報が不明の場合、LAN機器から取得できるのは設定用ページのトップページとなる。そのため、このような場合には、制御部120は、LAN機器から取得した設定用ページのトップページと、機器情報DBの各LAN機器のトップページに関する構成情報とを比較して、LAN機器の機器名を特定する。
また、その際、制御部120は、トップページの全てのHTML文書を比較しても良いが、機器名やバージョン等の情報が存在するトップページ内の位置を機器情報DBに別途保存しておき、その情報をもとに比較を行うことで機器名を特定することとしても良い。
さらに、制御部120は、各設定用ページの構成情報から、無線情報等の共通情報が設定用ページ内のどこに存在しているかを示す情報(無線情報の場合は、無線位置情報)を取得することもできる。
さらに、制御部120は、各設定用ページの構成情報から、無線情報等の共通情報が設定用ページ内のどこに存在しているかを示す情報(無線情報の場合は、無線位置情報)を取得することもできる。
「簡単設定可能な項目」は、リモコン100の簡単設定により家庭内機器に設定することができる項目である。これらの項目は、共通情報の項目と同じであり、例えば、無線情報、有線LAN81のネットワーク情報、地域情報等である。また、例えば、無線情報、有線LAN81のネットワーク情報について設定が可能であり、地域情報については設定をしないような家庭内機器の場合、簡単設定可能な項目として、無線情報、有線LAN81のネットワーク情報が登録されている。
「簡単設定可能な項目の設定手順」は、簡単設定可能な項目を設定する際の手順を表す情報であり、赤外線信号による通信、ホームネットワーク80を介した通信に関する。例えば、赤外線信号により操作される機器において、無線情報を簡単設定により設定する場合、どのような赤外線信号をどのような順番で機器に送信すれば良いかを表す情報が登録される。また、例えば、LAN機器に対して無線情報を簡単設定により設定する場合、LAN機器の無線位置情報をもとにして、設定用ページ内をどのように遷移し、どの位置に無線情報を設定すれば良いかを表す情報が登録される。本実施の形態では、通信手段に関する情報の一例として、簡単設定可能な項目を設定する際の手順を表す情報を使用する。
「存在フラグ」は、家庭内機器として存在しているか否かを表すフラグである。例えば、存在している機器は「1」、存在してない機器は「0」として表される。
「IPアドレス」は、LAN機器に付与されたIPアドレスである。
「IPアドレス」は、LAN機器に付与されたIPアドレスである。
<リモコンの初期化手順>
次に、リモコン100の初期化について説明する。初期化により、リモコン100は、家庭内機器として設置された、または設置される可能性のある各機器のデータを保持するとともに、無線通信が可能な状態となる。以下では、まず、有線通信を用いて無線情報を取得して初期化する場合について説明した後、他の手順により無線情報を取得する場合について説明する。
次に、リモコン100の初期化について説明する。初期化により、リモコン100は、家庭内機器として設置された、または設置される可能性のある各機器のデータを保持するとともに、無線通信が可能な状態となる。以下では、まず、有線通信を用いて無線情報を取得して初期化する場合について説明した後、他の手順により無線情報を取得する場合について説明する。
図5は、有線通信によるリモコン100の初期化手順の一例を示したフローチャートである。図5に示す手順では、初期状態として、ユーザは、リモコン100の有線LANコネクタ102に通信ケーブルを差し込み、ルータ20とリモコン100とを接続しているものとする。ここで、ユーザは、リモコン100とルータ20とを直接接続しなくても、例えば、ルータ20に接続された他の通信機器(例えば、ハブ等)がある場合には、その通信機器を介してルータ20とリモコン100とを接続しても良い。
まず、リモコン100がルータ20に接続されると、有線送受信部112は、ルータ20から、DHCPにより有線LAN81のネットワーク情報を受信する(ステップ101)。次に、制御部120は、有線送受信部112から有線LAN81のネットワーク情報を取得すると、リモコン100に有線通信の設定を行う。これにより、リモコン100とルータ20との間で有線での通信が可能となる。そして、ルータ20を介してリモコン100とサーバ60との間での通信も可能となる。
次に、制御部120は、有線送受信部112を介して、サーバ60に格納されている各機器の情報を取得する。ここで制御部120が取得するデータはサーバ60に格納されている様々な機器のデータであり、家庭内機器として設置された機器のデータだけではなく、他の機器のデータも含まれる。そして、制御部120は、取得した各機器の情報を機器情報DBとして機器情報格納部118に格納する(ステップ102)。次に、ユーザがカメラモジュール104によりルータ20の写真を撮影すると、撮像部114はルータ20の画像を取得する(ステップ103)。
次に、撮像部114は、取得したルータ20の画像をOCR処理部117に送信する。OCR処理部117は、送信されたルータ20の画像に対してOCR処理を実行して、ルータ20の画像を文字データに変換する。そして、OCR処理部117は、変換後の文字データにおいて、ルータ20に関する情報を示す予め定められた文字列を検索し、ルータ20に関する情報の候補となる文字列を取得する(ステップ104)。OCR処理部117は、候補とした文字列を制御部120に送信する。
制御部120は、OCR処理部117から送信された文字列において、無線情報が含まれているか否かを判定する(ステップ105)。無線情報が含まれていない場合(ステップ105でNo)、次に、制御部120は、送信された文字列において、機器名が含まれているか否かを判定する(ステップ106)。機器名が含まれていない場合(ステップ106でNo)、次に、制御部120は、ステップ101で取得したネットワーク情報のルータ20(デフォルトゲートウェイ)のIPアドレスに対して、TCPの80番ポートを指定してアクセスする。そして、制御部120は、ルータ20に対してHTTPのGET要求を送信し、ルータ20が有する設定用ページを取得する(ステップ107)。
次に、制御部120は、機器情報格納部118に格納されている機器情報DBから各機器の構成情報を取得して、取得した各機器の構成情報と、ステップ107で取得したルータ20の設定用ページ(トップページ)とを比較する。そして、制御部120は、各機器の構成情報のうち、ルータ20の設定用ページに該当するものを特定する(ステップ108)。これにより、ルータ20の機器名が特定される。
次に、ステップ108で機器名を特定した後、またはステップ106で肯定の判断(Yes)がされた場合、制御部120は、特定した機器名をもとに、機器情報DBからルータ20の情報を取得して、ルータ20が無線機能を持つか否かを判定する(ステップ109)。ルータ20が無線機能を持たない場合(ステップ109でNo)、ホームネットワーク80内に無線AP10が存在するため、制御部120は機器特定処理を実行して(ステップ110)、ホームネットワーク80内の無線AP10の機器名、IPアドレスを特定する(ステップ111)。
ステップ111で無線AP10の機器名等を特定した後、またはステップ109で肯定の判断(Yes)がされた場合、制御部120は、無線位置情報を取得する(ステップ112)。ここで、無線AP10がホームネットワーク80内に存在する場合には、制御部120は、無線AP10の機器名をもとに、機器情報DBから無線AP10の無線位置情報を取得する。また、ルータ20が無線機能を持つ場合には、制御部120は、ルータ20の機器名をもとに、機器情報DBからルータ20の無線位置情報を取得する。
次に、制御部120は、取得した無線位置情報に基づき、無線情報を取得する(ステップ113)。ここで、無線AP10がホームネットワーク80内に存在する場合には、制御部120は、無線AP10のIPアドレスに対してTCPの80番ポートを指定してアクセスし、無線AP10の設定用ページを取得する。ここで、制御部120は、無線AP10の設定用ページにログインするためのユーザIDおよびパスワードを用いて、無線AP10の全ての設定用ページを取得する。そして、制御部120は、無線AP10から取得した設定用ページと、ステップ112で取得した無線AP10の無線位置情報とに基づいて、設定用ページに含まれる無線情報を取得する。
また、ルータ20が無線機能を持つ場合には、制御部120は、ルータ20のIPアドレスに対してTCPの80番ポートを指定してアクセスし、ルータ20の設定用ページを取得する。ここで、制御部120は、無線AP10の場合と同様に、ルータ20の設定用ページにログインするためのユーザIDおよびパスワードを用いて、ルータ20の全ての設定用ページを取得する。そして、制御部120は、ルータ20から取得した設定用ページと、ステップ112で取得したルータ20の無線位置情報とに基づいて、設定用ページに含まれる無線情報を取得する。
ステップ113で無線AP10またはルータ20から無線情報を取得した後、またはステップ105で肯定の判断(Yes)がされた場合、制御部120は、無線情報をもとに無線通信の設定を実行する(ステップ114)。また、制御部120は、無線情報を共通情報格納部119に格納する。ここで、ステップ105で肯定の判断がされるのは、ルータ20が無線機能を有している場合である。無線通信の設定が行われると、リモコン100とルータ20または無線AP10との間の無線通信が可能となり、本処理フローは終了する。
以上のようにして、有線通信によるリモコン100の初期化が行われる。初期化により共通情報格納部119に格納された無線情報は、家庭内機器に対して無線の設定を行う際の共通情報として用いられる。また、ステップ101において、制御部120が有線LANのネットワーク情報を取得するのに失敗した場合には、ユーザは、次に示す他の手順によりリモコン100の初期化を行うことが考えられる。
次に、他の手順によりリモコン100が無線情報を取得する場合について説明する。
近接通信を用いる手順は、無線AP10とリモコン100との間で相互に通信を行い、無線AP10がリモコン100に無線情報を付与して、リモコン100に対して無線LANの自動設定を行うものである。このような自動設定を行う技術として、AOSSやWPSが知られている。AOSSは、バッファロー社の機器が備える機能である。また、WPSは、無線LAN関連の業界団体Wi−Fi Allianceが定める規格である。
近接通信を用いる手順は、無線AP10とリモコン100との間で相互に通信を行い、無線AP10がリモコン100に無線情報を付与して、リモコン100に対して無線LANの自動設定を行うものである。このような自動設定を行う技術として、AOSSやWPSが知られている。AOSSは、バッファロー社の機器が備える機能である。また、WPSは、無線LAN関連の業界団体Wi−Fi Allianceが定める規格である。
この自動設定では、例えば、ユーザが、無線AP10に設けられたボタンと、リモコン100に設けられたボタンとを一定時間内に押下することによって、無線AP10とリモコン100との間で通信が開始され、リモコン100に無線通信の設定が行われる。無線AP10の替わりに、無線機能を持つルータ20を用いても良い。近接通信を用いる手順では、無線AP10(またはルータ20)およびリモコン100に、予め専用のプログラムがインストールされていることが前提となる。このような手順によりリモコン100において無線通信が可能となった後、ルータ20を介してサーバ60に格納されている情報を受信して、リモコン100の初期化が完了する。
アドホック接続による無線通信を用いる手順は、すでに無線AP10やルータ20との無線通信が可能な機器(以下、アドホック接続機器と称する)がホームネットワーク80内に存在する場合に、リモコン100が、アドホック接続機器から無線情報を取得する手順である。この場合、リモコン100は、無線AP10やルータ20を介さずにアドホック接続機器と無線通信を行い、無線情報を取得する。アドホック接続による手順では、アドホック接続機器およびリモコン100に、予め専用のプログラムがインストールされていることが前提となる。
ユーザの入力により設定を行う手順は、ユーザが入力装置106により無線情報をリモコン100に直接入力することで、無線通信の設定が行われるものである。
ユーザの入力により設定を行う手順は、ユーザが入力装置106により無線情報をリモコン100に直接入力することで、無線通信の設定が行われるものである。
<機器特定処理の手順>
次に、図5のステップ110における機器特定処理について説明する。図6は、機器特定処理の手順の一例を示したフローチャートである。ここで、初期状態として、リモコン100は、図5のステップ101のように、DHCPにより有線LAN81のネットワーク情報を取得しているものとする。ここで、ルータ20等にて設定がされていない限り、有線LAN81、無線LAN82は一つのサブネットとして扱われる。即ち、DHCPにより、リモコン100は、ホームネットワーク80内の機器に対して付与されるIPアドレスの範囲(サブネットの情報)を取得している。付言すると、例えば、リモコン100が有線LAN81に接続されると、有線LAN81のネットワーク情報(ホームネットワーク80のネットワーク情報)がリモコン100に送信され、リモコン100に無線通信の設定がされると、無線LAN82のネットワーク情報(ホームネットワーク80のネットワーク情報)がリモコン100に送信される。
次に、図5のステップ110における機器特定処理について説明する。図6は、機器特定処理の手順の一例を示したフローチャートである。ここで、初期状態として、リモコン100は、図5のステップ101のように、DHCPにより有線LAN81のネットワーク情報を取得しているものとする。ここで、ルータ20等にて設定がされていない限り、有線LAN81、無線LAN82は一つのサブネットとして扱われる。即ち、DHCPにより、リモコン100は、ホームネットワーク80内の機器に対して付与されるIPアドレスの範囲(サブネットの情報)を取得している。付言すると、例えば、リモコン100が有線LAN81に接続されると、有線LAN81のネットワーク情報(ホームネットワーク80のネットワーク情報)がリモコン100に送信され、リモコン100に無線通信の設定がされると、無線LAN82のネットワーク情報(ホームネットワーク80のネットワーク情報)がリモコン100に送信される。
まず、制御部120は、サブネットの情報をもとに、ホームネットワーク80内のIPアドレスを1つ取得する(ステップ201)。次に、制御部120は、取得したIPアドレスに対してTCPの80番ポートを指定してアクセスする(ステップ202)。そして、制御部120は、接続が成功したか否かを判定する(ステップ203)。ここで、制御部120が接続した接続先の機器が、例えば、無線AP10やルータ20のように設定用ページを有するLAN機器であれば、制御部120からの接続は成功する。一方、接続先の機器が、例えば、テレビ40等の設定用ページを有さない機器であれば、制御部120からの接続は失敗する。
接続が成功すれば(ステップ203でYes)、制御部120は、接続先の機器に対してさらにHTTPのGET要求を送信して、設定用ページ(トップページ)を取得する(ステップ204)。次に、制御部120は、機器情報DBから各機器の構成情報を取得して、取得した各機器の構成情報と、ステップ204で取得した設定用ページ(トップページ)とを比較する(ステップ205)。そして、制御部120は、各機器の構成情報のうちで、ステップ204で取得した設定用ページと一致するものがあるか否かを判定する(ステップ206)。
一致する設定用ページがある場合(ステップ206でYes)、制御部120は、ステップ201で取得したIPアドレスを持ち、一致した設定用ページを有する機器がホームネットワーク80内に存在すると判断する。そして、制御部120は、機器情報DBにおいて、ホームネットワーク80内に存在すると判断した機器の存在フラグをONに更新するとともに、その機器のIPアドレスとしてステップ101で取得したIPアドレスを登録する(ステップ207)。
ステップ207で存在フラグの更新およびIPアドレスの登録を実行した後(ステップ207)、ステップ203で接続が失敗した場合(ステップ203でNo)、またはステップ206で一致する設定用ページがない場合(ステップ206でNo)、制御部120は、ホームネットワーク80内の全てのIPアドレスを取得済みであるか否かを判定する(ステップ208)。全てのIPアドレスを取得済みであれば(ステップ208でYes)、本処理フローは終了する。一方、まだ取得されていないIPアドレスがある場合は(ステップ208でNo)、ステップ201へ移行する。
以上のようにして、制御部120は、ホームネットワーク80内に存在するLAN機器を特定し、特定したLAN機器に関して存在フラグの更新およびIPアドレスの登録を行う。また、制御部120は、機器情報DBから、特定したLAN機器の機器名や機器種別等を取得することもできる。この機器特定処理は、図5のステップ110のようにリモコン100の初期化の際に実行されるが、それに加えて、例えば、予め定められた定期的なタイミングやユーザにより指示されたタイミング等に随時実行されることとしても良い。
また、ステップ206で一致する設定用ページがないと判定された場合、ステップ204で取得された設定用ページを有する機器の情報が機器情報DBに存在しないことになる。そのため、リモコン100の表示部115にその旨を通知するアラートを表示することとしても良い。アラートが表示されると、ユーザは機器情報DBを更新すれば良い。また、ステップ204で取得された設定用ページを有する機器の情報がサーバ60にも格納されていない場合には、例えば、ユーザは、その機器の機器名等の情報を、リモコン100を提供するサービス事業者に対してサーバ60を通じて通知し、サービス事業者が通知をもとにサーバ60に格納されている情報を更新する等の対応が考えられる。
<リモコンによる操作手順>
次に、初期化したリモコン100を用いてユーザが家庭内機器を操作する手順について説明する。図7は、リモコン100による家庭内機器に対する操作手順の一例を示したフローチャートである。以下、ユーザがリモコン100により操作しようとする家庭内機器を、操作指定機器と称することとする。
次に、初期化したリモコン100を用いてユーザが家庭内機器を操作する手順について説明する。図7は、リモコン100による家庭内機器に対する操作手順の一例を示したフローチャートである。以下、ユーザがリモコン100により操作しようとする家庭内機器を、操作指定機器と称することとする。
まず、制御部120は、ユーザの入力をもとに、表示部115に操作対象となる機器の一覧を表示する(ステップ301)。ここで表示される機器について、ユーザが事前に登録することとしても良いし、機器情報DBの更新フラグがONの機器が表示されることとしても良い。また、制御部120は、機器情報DBに登録されている全ての機器を表示することとしても良い。
次に、制御部120は、機器一覧から機器名を選択する入力を受付部116が受け付けたか否かを判定する(ステップ302)。機器名を選択する入力を受け付けた場合(ステップ302でYes)、制御部120は、受付部116から機器名を取得し、取得した機器名に対応する操作関連の情報(以下、操作関連情報と称する)を機器情報DBから取得する(ステップ303)。操作関連情報は、機器情報DBの「操作ボタンと赤外線コードとの対応」や、「設定用ページの構成」「簡単設定可能な項目の設定手順」等、リモコン100にて操作指定機器を操作する際に必要となる情報である。
一方、操作指定機器が一覧に表示されていない場合、ユーザは、カメラモジュール104により操作指定機器の機器名が記載されている箇所の写真を撮影するか、入力装置106の操作により直接、操作指定機器の機器名を入力すれば良い。ステップ302で否定の判断(No)がされた場合、制御部120は、撮像部114が写真撮影により画像を取得したか否かを判定する(ステップ304)。撮像部114が画像を取得した場合(ステップ304でYes)、撮像部114は取得した画像をOCR処理部117に送信する。OCR処理部117はOCR処理を実行し、機器名の候補となる文字列を特定する(ステップ305)。そして、制御部120は、OCR処理部117から機器名の候補となる文字列を受信し、ステップ303へ移行する。
また、ステップ304で否定の判断(No)が行われた場合、制御部120は、入力装置106により機器名を指示する入力を受付部116が受け付けたか否かを判定する(ステップ306)。機器名を指示する入力を受け付けた場合(ステップ306でYes)、制御部120は、指示された機器名を受付部116から取得し(ステップ307)、ステップ303へ移行する。一方、ステップ306で否定の判断(No)がされた場合、機器名の入力が行われておらず、本処理フローは終了する。
次に、制御部120は、通常設定または簡単設定を選択するための画像を表示する(ステップ308)。そして、制御部120は、受付部116が受け付けた設定内容が簡単設定であるか否かを判定する(ステップ309)。簡単設定が選択された場合(ステップ309でYes)、制御部120は、操作指定機器において簡単設定可能な項目として登録されている項目を機器情報DBから取得し、取得した項目を表示部115に表示させる(ステップ310)。そして、受付部116は、簡単設定を実行する項目(以下、簡単実行項目と称する)の入力を受け付ける(ステップ311)。制御部120は、受付部116から簡単実行項目を受信すると、共通情報格納部119から簡単実行項目のデータを取得する(ステップ312)。
次に、制御部120は、操作指定機器の操作種別が赤外線であるか否かを判定する(ステップ313)。操作種別が赤外線であれば(ステップ313でYes)、制御部120は、ステップ303から取得した操作関連情報をもとに、簡単実行項目を操作指定機器に設定する際に出力するべき赤外線信号の出力指示を、赤外線送信部113に送信する。赤外線送信部113は、出力指示に応じて操作指定機器に対して順番に赤外線信号を送信し、ステップ312で取得された簡単実行項目のデータを操作指定機器に設定する(ステップ314)。そして、本処理フローは終了する。
一方、操作種別が赤外線でない場合(ステップ313でNO)、操作種別はLANであり、制御部120は、機器情報DBから操作指定機器のIPアドレスを取得する。そして、制御部120は、取得したIPアドレスにアクセスして表示部115に操作指定機器の設定用ページを表示する。次に、制御部120は、ユーザIDやパスワードを設定用ページへ入力してログインし、ステップ303で取得した操作関連情報をもとに、簡単実行項目が入力される位置を特定し、簡単実行項目を設定するための設定用ページへ遷移させる。そして、制御部120は、遷移したページにおいて、例えば入力フォーム等にてステップ312で取得したデータ(設定値)を入力することにより、操作指定機器に簡単実行項目の設定を行う(ステップ315)。ここで、制御部120は、有線LAN81または無線LAN82のどちらかを介して簡単実行項目の設定を行う。そして、本処理フローは終了する。
また、ステップ309で否定の判断(No)がされた場合、選択された設定内容は通常設定であり、次に、制御部120は、操作指定機器の操作種別が赤外線であるか否かを判定する(ステップ316)。操作種別が赤外線であれば(ステップ316でYes)、制御部120は、受付部116が受け付けた入力内容に応じて赤外線信号を出力する指示を赤外線送信部113に送信する。そして、赤外線送信部113は、押下された操作ボタンに応じて操作指定機器に対して赤外線信号を送信する(ステップ317)。操作指定機器では、送信された赤外線信号に基づいて処理が行われ、本処理フローは終了する。
一方、操作種別が赤外線でない場合(ステップ316でNo)、操作種別はLANであり、制御部120は、機器情報DBから操作指定機器のIPアドレスを取得する。そして、制御部120は、取得したIPアドレスにアクセスして表示部115に操作指定機器の設定用ページを表示する。通常設定では、ユーザがユーザIDやパスワードの入力を実行し、その後の設定用ページに対する入力もユーザが行うことで、操作指定機器に対して設定が行われる(ステップ318)。そして、本処理フローは終了する。
また、ユーザは、続けてリモコン100を用いて操作指定機器の操作をする場合には、ステップ309へ移行し、簡単設定か通常設定かを選択すれば良い。
また、ユーザは、続けてリモコン100を用いて操作指定機器の操作をする場合には、ステップ309へ移行し、簡単設定か通常設定かを選択すれば良い。
また、ステップ302において、機器一覧が表示されてから一定時間、機器名を選択する入力が行われない場合、制御部120は、機器の選択を促す表示を行うこととしても良い。
さらに、ステップ313またはステップ316で操作種別がLANである場合に(ステップ313またはステップ316でNo)、操作指定機器のIPアドレスが機器情報DBに登録されていなければ、制御部120は、例えば、図6の機器特定処理の手順を実行するようにユーザに促す表示を行うこととしても良い。
さらに、ステップ313またはステップ316で操作種別がLANである場合に(ステップ313またはステップ316でNo)、操作指定機器のIPアドレスが機器情報DBに登録されていなければ、制御部120は、例えば、図6の機器特定処理の手順を実行するようにユーザに促す表示を行うこととしても良い。
また、ステップ315において、制御部120は、表示部115に操作指定機器の設定用ページを表示して簡単実行項目の設定を行うこととしたが、設定用ページに表示せずに設定を行うこととしても良い。さらに、制御部120がユーザIDやパスワードを設定用ページへ入力した際、例えばユーザがパスワードを変更している等により設定用ページにログインできなければ、ユーザにパスワードの入力を促す表示を行うこととしても良い。
このようにして、簡単設定が選択された場合、操作指定機器の操作種別が赤外線であれば、リモコン100より順次赤外線信号が送信され、操作指定機器に対して簡単実行項目、即ち、共通情報の設定が自動で行われる。また、操作指定機器の操作種別がLANであれば、リモコン100は操作指定機器の設定用ページを取得し、簡単実行項目を設定するページへ遷移させて入力フォーム等に設定値を入力し、操作指定機器に対して簡単実行項目(共通情報)の設定を自動で行う。そのため、簡単設定により家庭内機器に対して設定が行われれば、リモコン100は、1度取得した共通情報を複数の機器に対して設定することができ、また、例えば、通常設定により設定が行われる場合と比較して、ユーザは決められた手順に従って順番に、操作ボタンを押して赤外線を送信させたり、設定用ページを遷移させたりしなくて済み、操作対象である家庭内機器の設定を行う際のユーザの負担が軽減される。また、例えば、簡単設定により無線情報を家庭内機器へ設定する場合、設定対象の家庭内機器が赤外線信号を受け付ける機器であれば、家庭内機器をホームネットワーク80へ接続することなく、リモコン100から赤外線信号を送信することで、家庭内機器はリモコン100が初期化時に取得した無線情報を受信することとなり、無線通信が可能な状態となる。
また、本実施の形態において、制御部120が共通情報を取得する手順として、OCR処理、またはLAN機器から無線情報を取得する場合について説明したが、制御部120は、同様の手順で他の共通情報を取得することとしても良い。さらに、制御部120は、ユーザからの入力等、他の手順で共通情報を取得し、共通情報格納部119に格納することとしても良い。
さらに、本実施の形態において、OCR処理部117は、撮像部114から送信された画像を変換した変換後の文字データから予め定められた文字列を検索し、予め定められた文字列の直後に続く文字列を機器に関する情報の候補とすることとしたが、このような構成に限られるものではない。例えば、OCR処理部117は、予め定められた文字列の下に続く文字列等、予め定められた文字列と隣り合う文字列を、機器に関する情報の候補とすることとしても良い。
そして、本実施の形態において、有線通信を用いて無線情報を取得する場合、ユーザはルータ20の写真を撮影したが、ユーザにて無線AP10を特定している場合には、ユーザは無線AP10の写真を撮影することとしても良い。この場合、図1に示すステップ103では無線AP10の画像が取得され、制御部120は無線AP10の無線情報を取得することとなる。
また、有線通信を用いて無線情報を取得する場合、リモコン100にてOCR処理を実行することとしたが、このような構成に限られるものでなく、例えば、リモコン100にてOCR処理を実行せずに、図1に示すステップ101からステップ107に移行してリモコン100の初期化を実行することとしても良い。
さらに、OCR処理により無線情報を取得できる場合には、有線通信を用いてリモコン100の初期化を実行しなくても良い。即ち、ユーザは、リモコン100とルータ20とを接続せずに、ルータ20(または無線AP10)の写真を撮影し、取得された無線情報により無線通信の設定が行われることとしても良い。
さらに、OCR処理により無線情報を取得できる場合には、有線通信を用いてリモコン100の初期化を実行しなくても良い。即ち、ユーザは、リモコン100とルータ20とを接続せずに、ルータ20(または無線AP10)の写真を撮影し、取得された無線情報により無線通信の設定が行われることとしても良い。
そして、本実施の形態において、リモコン100は、携帯電話、スマートフォン等、移動体通信網を介して通信実行可能な端末であっても良く、このような端末の場合、リモコン100は、有線LAN81や無線LAN82を介さずに、移動体通信網を介してサーバ60に格納されている情報を取得しても良い。
また、本実施の形態において、リモコン100が、例えばスマートフォン等で有線LANコネクタ102を備えていない場合、リモコン100が備えている他のコネクタを用いることとしても良い。例えば、リモコン100が他のコネクタとしてUSB(Universal Serial Bus)のコネクタを備えている場合、USBと有線LANコネクタとの変換コネクタを用いて、リモコン100とルータ20とを接続することとしても良い。
また、本実施の形態において、リモコン100は赤外線信号を送信して家庭内機器を制御することとしたが、制御に用いる信号は赤外線に限られるものではなく、家庭内機器を制御できる他の信号方式を採用しても良い。
<プログラムの説明>
以上説明を行った本実施の形態におけるリモコン100が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
以上説明を行った本実施の形態におけるリモコン100が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
よって、リモコン100が行う処理は、コンピュータに、異なる複数の機器に対して共通に設定される情報である共通情報を取得する共通情報取得機能と、複数の機器のうちの操作する機器を指定する入力を受け付けた場合に、操作する機器を制御するための通信手段に関する情報を取得する通信情報取得機能と、操作する機器に対して共通情報を設定する入力を受け付けた場合に、通信情報取得機能にて取得した通信手段に関する情報に基づいて操作する機器に共通情報を送信して、操作する機器に対して共通情報を設定する設定機能とを実現させるためのプログラム、として捉えることもできる。
なお、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
1…リモコンシステム、10…無線AP、20…ルータ、60…サーバ、70…ネットワーク、80…ホームネットワーク、81…有線LAN、82…無線LAN、100…リモコン、111…無線送受信部、112…有線送受信部、113…赤外線送信部、114…撮像部、115…表示部、116…受付部、117…OCR処理部、118…機器情報格納部、119…共通情報格納部、120…制御部
Claims (8)
- 異なる複数の機器に対して共通に設定される情報である共通情報を取得する共通情報取得手段と、
前記複数の機器のうちの操作する機器を指定する入力を受け付けた場合に、当該操作する機器を制御するための通信手段に関する情報を取得する通信情報取得手段と、
前記操作する機器に対して前記共通情報を設定する入力を受け付けた場合に、前記通信情報取得手段にて取得した前記通信手段に関する情報に基づいて当該操作する機器に当該共通情報を送信して、当該操作する機器に対して当該共通情報を設定する設定手段と
を備えた電子機器。 - 前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得手段をさらに備え、
前記共通情報取得手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得すること
を特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、
前記共通情報取得手段は、通信回線を介して自装置と接続された前記共通情報を保持する機器の前記構成情報を、前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定するとともに、当該通信回線を介して当該共通情報を保持する機器が有する表示画像の情報を取得し、特定した当該位置に基づいて、取得した当該表示画像の情報に含まれる当該共通情報を取得すること
を特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 機器に関する設定の入力を受け付けるために表示される表示画像の構成に関する構成情報を、当該機器ごとに取得する構成情報取得手段をさらに備え、
前記設定手段は、通信回線を介して自装置と接続された機器の前記構成情報を前記構成情報取得手段から取得して、取得した当該構成情報をもとに、表示画像内で前記共通情報が入力される位置を特定した後、当該機器が有する表示画像の当該位置に当該共通情報を入力することにより、当該機器に対して当該共通情報を設定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記共通情報取得手段は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得すること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。 - コンピュータに、
異なる複数の機器に対して共通に設定される情報である共通情報を取得する共通情報取得機能と、
前記複数の機器のうちの操作する機器を指定する入力を受け付けた場合に、当該操作する機器を制御するための通信手段に関する情報を取得する通信情報取得機能と、
前記操作する機器に対して前記共通情報を設定する入力を受け付けた場合に、前記通信情報取得機能にて取得した前記通信手段に関する情報に基づいて当該操作する機器に当該共通情報を送信して、当該操作する機器に対して当該共通情報を設定する設定機能と
を実現させるためのプログラム。 - 前記共通情報を保持する機器を撮影して得られた画像を取得する画像取得機能をさらに含み、
前記共通情報取得機能は、前記画像取得機能により取得された前記画像に含まれる文字情報に基づいて、前記共通情報を取得すること
を特徴とする請求項6に記載のプログラム。 - 前記共通情報取得機能は、前記共通情報として、無線通信を行うために前記複数の機器に対して設定される情報である無線情報を取得すること
を特徴とする請求項6または7に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013231394A JP2015091109A (ja) | 2013-11-07 | 2013-11-07 | 電子機器、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015091109A true JP2015091109A (ja) | 2015-05-11 |
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ID=53194438
Family Applications (1)
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JP2013231394A Pending JP2015091109A (ja) | 2013-11-07 | 2013-11-07 | 電子機器、プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017097665A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 株式会社インフォシティ | リモコン装置応用通信システムおよびリモコン装置 |
JP2018523430A (ja) * | 2015-08-11 | 2018-08-16 | 珠海格力電器股▲ふん▼有限公司Gree Electric Appliances, Inc. of Zhuhai | インテリジェント端末遠隔制御装置機能化制御システム及び制御方法 |
-
2013
- 2013-11-07 JP JP2013231394A patent/JP2015091109A/ja active Pending
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