JP2015086833A - 排気再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気再循環装置に関し、EGRガスの冷却により生成される凝結水を捕集すると共に、捕集した凝結水を加熱気化して効果的に放出する。【解決手段】エンジン10の排気系17と吸気系11とを接続するEGR配管30と、EGR配管30に設けられて、EGRガスを冷却するEGRクーラ31と、EGRクーラ31よりも下流側のEGR配管30に連通されて、EGRクーラ31によるEGRガスの冷却で生成される凝結水を捕集する凝結水捕集タンク40と、凝結水捕集タンク40内に設けられて、凝結水捕集タンク40内に捕集された凝結水を加熱気化させる電気ヒータ44と、凝結水捕集タンク40に設けられて、凝結水捕集タンク40内で加熱気化された凝結水を外部に放出させる排出用配管46とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、排気再循環装置に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関では、排気の一部を吸気系に再循環させる排気再循環装置(Exhaust Gas Recirculation:以下、EGR装置)を備えたものが知られている。一般的に、EGR装置は、EGRガスをEGRクーラ内でエンジン冷却水と熱交換して冷却させている。
EGRクーラの冷却によりEGRガス温度が低下すると、EGRガス中に含まれる水分の凝縮により凝結水が生成される。この凝結水は、排気中の酸化物等が溶け込んで強い酸性を示すため、EGR配管内に溜まり、さらには吸気系に流れ込んでインタークーラや過給機のコンプレッサ等に付着すると、これら部品の腐食や耐久性の低下を招く要因となる。
このような凝結水を排出する技術として、例えば、排気絞り弁を全閉作動させてEGR通路の圧力を上昇させることで、EGR通路内の凝縮水を排気通路に排出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−2351号公報
ところで、上述の従来技術では、強酸性の凝結水を排気通路内に排出するため、凝結水が気化されることなく排気通路内に溜まると、排気通路の腐食等を引き起こす可能性がある。また、強酸性の凝結水が排気通路内で気化されることなく下流側に流されると、液体状態の凝結水が外部に放出される可能性もある。
本発明の目的は、EGRガスの冷却により生成される凝結水を捕集すると共に、捕集した凝結水を加熱気化して効果的に放出することにある。
上記目的を達成するため、本発明の排気再循環装置は、内燃機関の排気系と吸気系とを接続する再循環用配管と、前記再循環用配管に設けられて、再循環排気を冷却するクーラと、前記クーラよりも下流側の再循環用配管に連通されて、前記クーラによる再循環排気の冷却で生成される凝結水を捕集するタンクと、前記タンク内に設けられて、当該タンク内に捕集された凝結水を加熱気化させる加熱手段と、前記タンクに設けられて、当該タンク内で加熱気化された凝結水を外部に放出させる凝結水排出部とを備えることを特徴とする。
また、車両の制動時に制動エネルギを回収して駆動する発電機をさらに備え、前記加熱手段が前記発電機から供給される電力で自己発熱するものでもよい。
また、前記凝結水排出部が、一端側を前記タンクに接続されると共に、他端側を外気に開放された排出用配管であってもよい。
また、前記再循環用配管が前記クーラよりも下流側に少なくとも一つ以上の屈曲部を有すると共に、前記タンクが前記クーラに最も近い屈曲部に連通されるものでもよい。
また、前記再循環用配管と前記タンクとの間に設けられて、前記タンク内に捕集された凝結水の逆流を防止する逆止弁をさらに備えるものでもよい。
また、前記タンク内に設けられて、当該タンク内を少なくとも二以上の空間に仕切る少なくとも一枚以上のバッフルプレートをさらに備えてもよい。
また、前記再循環用配管が、過給機のタービンよりも下流側の排気系と、過給機のコンプレッサよりも上流側の吸気系とを接続するものでもよい。
本発明の排気再循環装置によれば、EGRガスの冷却により生成される凝結水を捕集すると共に、捕集した凝結水を加熱気化して効果的に放出することができる。
本実施形態の排気再循環装置を示す模式的な全体構成図である。 本実施形態の凝結水捕集タンクを示す模式的な縦断面図である。 本実施形態の導入用配管とEGR配管との接続位置の一例を示す模式的な斜視図である。 本実施形態の加熱制御及び排出制御の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の蓄電制御の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る凝結水捕集タンクを示す模式的な縦断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る排気再循環装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
まず、図1に基づいて、本実施形態の排気再循環装置が適用される吸排気系、及び、車両の駆動系から説明する。
ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10の吸気マニホールド10aには、吸気管11が接続されると共に、排気マニホールド10bには、排気管17が接続されている。吸気管11には、吸気上流側から順に、エアクリーナ12、吸気流量センサ(以下、MAFセンサ)13、吸気スロットル14、過給機のコンプレッサ15a、インタークーラ16等が設けられている。排気管17には、排気上流側から順に、過給機のタービン15b、排気中に含まれる粒子状物質を捕集するディーゼル・パティキュレイト・フィルタ18等が設けられている。
エンジン10の出力軸(不図示)は、クラッチ2を介して変速機3の入力軸(不図示)に接続されている。また、変速機3の出力軸(不図示)は、プロペラシャフト4、差動装置5、ドライブシャフト6を介して、左右の駆動輪7L,7Rにそれぞれ接続されている。なお、図1中の符号8L,8Rは車両を旋回させる左右の操舵輪(前輪)、符号25は車載バッテリをそれぞれ示している。
次に、図1〜3に基づいて、本実施形態に係る排気再循環装置の詳細構成を説明する。
本実施形態の排気再循環装置は、制動発電機20と、EGR配管30と、EGRクーラ31と、EGRバルブ32と、凝結水捕集タンク40と、電子制御ユニット(以下、ECU)50とを備えている。
制動発電機20は、車両の制動エネルギを回生エネルギとして電力に変換するもので、その回転軸(不図示)はクラッチ21、プーリ22、ベルト23を介して右側の操舵輪8Rに接続されている。すなわち、車両の制動時にECU50から入力される指示信号に応じてクラッチ21が接続されると、制動発電機20はベルト23、プーリ22、クラッチ21を介して伝達される操舵輪8Rの回転力によって発電駆動するように構成されている。この制動発電機20は、電気配線を介して車載バッテリ25及び、詳細を後述する電気ヒータ44にそれぞれ接続されている。
EGR配管30は、タービン15bよりも排気下流側の排気管17と、コンプレッサ15aよりも吸気上流側の吸気管11とを連通する。すなわち、本実施形態の排気再循環装置は、低圧EGR装置として構成されている。このEGR配管30は、排気管17との分岐部から吸気管11との合流部に至る複数箇所で屈曲して形成されている。
EGRクーラ31は、凝結水捕集タンク40よりも上流側のEGR配管30に設けられており、EGRガスをエンジン冷却水と熱交換させて冷却する。このEGRクーラ31よりも上流側のEGR配管30には、EGRガスの冷却によって生成される凝結水がEGR配管30から排気管17に逆流することを防止する逆流防止弁35が設けられている。
EGRバルブ32は、ECU50から入力される指示信号に応じて開閉作動することで、EGRガスの流量を調整する。このEGRバルブ32は、EGR配管30の下流端と吸気管11との合流部近傍に設けられている。
凝結水捕集タンク40は、EGRガスの冷却により生成される凝結水を捕集して貯留するもので、図2に示すように、導入用配管41と、逆止弁42と、複数枚のバッフルプレート43と、電気ヒータ44と、圧力センサ45と、排出用配管46と、排出用バルブ47と、水位センサ48とを備えて構成されている。
導入用配管41は、その一端をEGRクーラ31よりも下流側のEGR配管30に接続されると共に、その他端を凝結水捕集タンク40の上面部に接続されており、これらEGR配管30と凝結水捕集タンク40とを連通する。本実施形態において、導入用配管41は、EGR配管30に形成された複数の屈曲部のうち、EGRクーラ31出口部に最も近い屈曲部30aに、その軸心を屈曲部30aの接線方向(遠心力が作用する方向)と略一致させた状態で接続されている(図3参照)。このように、導入用配管41をEGRクーラ31出口部から最も近い最上流側の屈曲部30aに接続することで、EGRクーラ31から流れ出た凝結水を凝結水捕集タンク40内に容易に捕集することが可能になる。
逆止弁42は、凝結水捕集タンク40と導入用配管41との接続部(導入用配管41の下流端)に設けられており、凝結水捕集タンク40内に貯留された凝結水のEGR配管30への逆流を防止する。なお、逆止弁42を設ける位置は、導入用配管41の下流端に限定されず、導入用配管41の上流端等であってもよい。
バッフルプレート43は、凝結水捕集タンク40内の空間をEGRガス及び凝結水が流れ込む上側空間40Aと、凝結水を貯留させる下側空間40Bとに仕切るもので、本実施形態では互い違いに並設された上側バッフルプレート43A及び、下側バッフルプレート43Bの計2枚を備えている。これらバッフルプレート43A,Bを凝結水捕集タンク40内に配設したことで、凝結水捕集タンク40内の凝結水の飛散や巻上げ等が効果的に防止される。
電気ヒータ44は、本発明の加熱手段の一例であって、凝結水捕集タンク40の底部に配設されている。この電気ヒータ44は、電気的に接続された制動発電機20又は車載バッテリ25から供給される電力によって自己発熱することで、凝結水捕集タンク40内の凝結水を加熱気化させる。なお、電気ヒータ44としては、例えば、公知の抵抗型加熱ヒータや電磁誘導加熱ヒータ等が好ましい。
圧力センサ45は、電気ヒータ44による凝結水の加熱気化に伴い上昇する凝結水捕集タンク40内の圧力を検出するもので、検出される凝結水捕集タンク40内の圧力(以下、タンク内圧力IPという)は電気的に接続されたECU50に入力される。
排出用配管46は、電気ヒータ44の加熱により気化された凝結水を凝結水捕集タンク40の外部に水蒸気として放出するもので、凝結水捕集タンク40の側面に設けられている。この排出用配管46には、ECU50からの指示信号に応じて開閉作動する排出用バルブ47が設けられている。
水位センサ48は、凝結水捕集タンク40内に貯留された凝結水の水位を検出するもので、検出される凝結水の水位(以下、タンク内水位WLという)は電気的に接続されたECU50に入力される。
ECU50は、エンジン10等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うため、ECU50には、MAFセンサ13、車速センサ61、アクセル開度センサ62、ブレーキペダルセンサ63等の各種センサの出力信号が入力される。
また、ECU50は、制動力判定部51と、バッテリ充電制御部52と、加熱制御部53と、排出制御部54とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU50に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
制動力判定部51は、車速センサ61、アクセル開度センサ62、ブレーキペダルセンサ63の検出値に基づいて、制動力の発生有無を判定する。より詳しくは、制動力判定部51は、アクセル開度がゼロ(燃料噴射量ゼロ)の状態で車両の減速が検出されるエンジンブレーキ作動時、もしくは、運転者によるブレーキペダルの踏み込みが検出されるブレーキ操作時に、制動力の発生を「有り」と判定する。
バッテリ充電制御部52は、水位センサ48から入力されるタンク内水位WL及び、制動力判定部51から入力される制動力の発生有無に基づいて、制動発電機20で発電される電力の車載バッテリ25への蓄電を制御する。より詳しくは、タンク内水位WLが凝結水の加熱気化を必要としない所定の水位閾値WL0以下の時に、制動力の発生が「有り」と判定されると、バッテリ充電制御部52は、クラッチ21に接続指示信号を出力して制動発電機20を発電駆動させると共に、発電された電力を車載バッテリ25に蓄電させる。すなわち、凝結水の加熱気化が不要な時は、制動エネルギから回生された電力を車載バッテリ25に効果的に蓄電するように構成される。
加熱制御部53は、制動発電機20で発電される電力又は、バッテリ25に蓄電された電力を電気ヒータ44に供給して、凝結水捕集タンク40内の凝結水を加熱気化させる加熱制御を実行する。より詳しくは、加熱制御部53は、タンク内水位WLが凝結水の加熱気化を必要とする所定の上限水位閾値WLMAXに達した状態で、制動力の発生が「有り」と判定されると、クラッチ21に接続指示信号を出力する。これにより、制動発電機20が発電駆動すると共に、発電された電力は電気ヒータ44に直接的に供給される。一方、タンク内水位WLが所定の上限水位閾値WLMAXに達した状態で、制動力の発生が「無し」と判定された場合は、車載バッテリ25の電力を電気ヒータ44に供給するように構成されている。
排出制御部54は、圧力センサ45から入力されるタンク内圧力IPに応じて排出用バルブ47を開閉作動させる排出制御を実行する。より詳しくは、タンク内圧力IPが凝結水の外部への放出を必要とする所定の上限内圧閾値IPMAXに達すると、排出制御部54は排出用バルブ47に開弁指示信号を出力する。これにより、電気ヒータ44により加熱気化された凝結水が、排出用配管46を介して凝結水捕集タンク40の外部に水蒸気として放出される。なお、この開弁指示信号は、タンク内圧力IPが、凝結水の放出を不要とする所定の下限内圧閾値IPMINに低下するまで維持される。
次に、図4,5に基づいて、本実施形態の排気再循環装置による加熱制御、排出制御及び、蓄電制御のフローを説明する。なお、本制御はエンジン10の始動(イグニッションスイッチのキースイッチON)と同時にスタートする。
図4に示すように、ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、水位センサ48で検出されるタンク内水位WLが凝結水の加熱気化を必要としない所定の水位閾値WL0以下にあるか否かが判定される。タンク内水位WLが水位閾値WL0を超えている場合(No)は、加熱制御に移行すべくS110に進む。一方、タンク内水位WLが水位閾値WL0以下の場合(Yes)は、図5に示す車載バッテリ25の蓄電制御に移行する。
図5に示すように、S200では制動力の発生有無が判定される。制動力が発生している場合(Yes)は、S210でクラッチ21が接続されると共に、制動発電機20で発電される電力が車載バッテリ25に蓄電される。S220では、制動力の発生が継続しているか否かが判定される。制動力が継続している場合(Yes)は、制動発電機20の発電駆動及び、車載バッテリ25への蓄電を継続すべく、S210に戻される。一方、制動力が継続していない場合(No)は、図4のS110に進む。
S110では、水位センサ48で検出されるタンク内水位WLが凝結水の加熱気化を必要とする所定の上限水位閾値WLMAXに達したか否かが判定される。タンク内水位WLが上限閾値WLMAXに達した場合(Yes)はS120に進む。
S120では、制動力の発生有無が判定される。制動力が発生していると判定された場合(Yes)は、S130でクラッチ21が接続されると共に、制動発電機20で発電される電力が電気ヒータ44に供給されて、凝結水の加熱気化が開始される。一方、S120で制動力が発生していないと判定された場合(No)は、S140で車載バッテリ25の電力が電気ヒータ44に供給されて、凝結水の加熱気化が開始される。
S150では、圧力センサ45で検出されるタンク内圧力IPが凝結水の外部への放出を必要とする所定の上限内圧閾値IPMAXに達したか否かが判定される。タンク内圧力IPが上限内圧閾値IPMAXに達した場合(Yes)は、S160で排出用バルブ47が開弁される。
S170では、圧力センサ45で検出されるタンク内圧力IPが凝結水の放出を不要とする所定の下限内圧閾値IPMINまで低下したか否かが判定される。タンク内圧力IPが所定の下限内圧閾値IPMINまで低下していない場合(No)は、排出用バルブ47の開弁を維持すべくS160に戻される。一方、タンク内圧力IPが下限内圧閾値IPMINまで低下した場合(Yes)は、S180で排出用バルブ47が閉弁される。その後、上述のS100〜180及び、S200〜S220の各制御ステップは、エンジン10の停止(イグニッションスイッチのキースイッチOFF)まで繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係る排気再循環装置による作用効果を説明する。
本実施形態の排気再循環装置は、EGRガスの冷却により生成される凝結水を凝結水捕集タンク40内に捕集すると共に、捕集した凝結水を電気ヒータ44で加熱気化させて水蒸気として外部に放出するように構成されている。したがって、本実施形態の排気再循環装置によれば、凝結水を含むEGRガスの吸気管11への再循環を確実に防止することが可能となり、吸気管11やコンプレッサ15a、インタークーラ16等の腐食、汚染等を効果的に抑止することができる。
また、本実施形態の排気再循環装置は、制動エネルギで駆動する制動発電機20の電力を用いて電気ヒータ44が自己発熱することで、凝結水捕集タンク40内に捕集した凝結水を効果的に加熱気化するように構成されている。したがって、本実施形態の排気再循環装置によれば、電気ヒータ44の自己発熱に必要な電気エネルギを車両の他の装置に影響なく供給することが可能となり、凝結水加熱による燃費の悪化等を効果的に防止することができる。
また、本実施形態の排気再循環装置では、凝結水捕集タンク40とEGR配管30とを連通させる導入用配管41が、EGRクーラ31出口部に最も近い屈曲部30aに、その軸心を屈曲部30aの接線方向(遠心力が作用する方向)と略一致させた状態で接続されている。すなわち、EGRクーラ31から流れ出した凝結水を最初の屈曲部30aで効果的に捕集しつつ、遠心力の作用によって凝結水を導入用配管41内に確実に取り込めるように構成されている。したがって、本実施形態の排気再循環装置によれば、EGRクーラ31から流れ出た凝結水を凝結水捕集タンク40内に容易に捕集することが可能になる。
また、本実施形態の排気再循環装置では、凝結水捕集タンク40と導入用配管41との接続部に、凝結水の逆流を防止する逆止弁42が設けられている。したがって、本実施形態の排気再循環装置によれば、凝結水捕集タンク40内に捕集された凝結水のEGR配管30内への逆流を確実に防止することができる。
また、本実施形態の排気再循環装置では、凝結水捕集タンク40内が2枚のバッフルプレート43A,Bによって上側空間40Aと、下側空間40Bとに仕切られている。すなわち、導入用配管41から凝結水捕集タンク40内に取り込まれた凝結水が直接的に底部に落下しないように構成されている。したがって、本実施形態の排気再循環装置によれば、凝結水捕集タンク40内に捕集された凝結水の飛散や巻上げ等を効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図6に示すように、排出用配管46の放出端側を下方に向けて略L字状に屈曲形成すると共に、排出用バルブ47を省略して構成してもよい。また、制動発電機20は、操舵輪8Rから取り出した制動力で駆動するものとしたが、駆動系から取り出した制動エネルギを回生エネルギとして電力に変換するリターダ等を用いてもよい。また、排気再循環装置は低圧EGR装置に限定されず、EGR配管20がタービン15bよりも排気上流側の排気管17と、コンプレッサ15aよりも吸気下流側の吸気管11とを連通する高圧EGR装置として構成することもできる。また、エンジン10はディーゼルエンジンに限られず、ガソリンエンジン等にも広く適用することが可能である。
10 エンジン
11 吸気管
15a コンプレッサ
15b タービン
17 排気管
20 制動発電機
21 クラッチ
22 プーリ
23 ベルト
25 車載バッテリ
30 EGR配管
31 EGRクーラ
40 凝結水捕集タンク
41 導入用配管
42 逆止弁
43A,B バッフルプレート
44 電気ヒータ
45 圧力センサ
46 排出用配管
47 排出用バルブ
48 水位センサ
50 ECU
51 制動力判定部
52 バッテリ充電制御部
53 加熱制御部
54 排出制御部

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気系と吸気系とを接続する再循環用配管と、
    前記再循環用配管に設けられて、再循環排気を冷却するクーラと、
    前記クーラよりも下流側の再循環用配管に連通されて、前記クーラによる再循環排気の冷却で生成される凝結水を捕集するタンクと、
    前記タンク内に設けられて、当該タンク内に捕集された凝結水を加熱気化させる加熱手段と、
    前記タンクに設けられて、当該タンク内で加熱気化された凝結水を外部に放出させる凝結水排出部と、を備える
    ことを特徴とする排気再循環装置。
  2. 車両の制動時に制動エネルギを回収して駆動する発電機をさらに備え、
    前記加熱手段が前記発電機から供給される電力で自己発熱する
    請求項1記載の排気再循環装置。
  3. 前記凝結水排出部が、一端側を前記タンクに接続されると共に、他端側を外気に開放された排出用配管である
    請求項1又は2に記載の排気再循環装置。
  4. 前記再循環用配管が前記クーラよりも下流側に少なくとも一つ以上の屈曲部を有すると共に、前記タンクが前記クーラに最も近い屈曲部に連通される
    請求項1から3の何れか一項に記載の排気再循環装置。
  5. 前記再循環用配管と前記タンクとの間に設けられて、前記タンク内に捕集された凝結水の逆流を防止する逆止弁をさらに備える
    請求項1から4の何れか一項に記載の排気再循環装置。
  6. 前記タンク内に設けられて、当該タンク内を少なくとも二以上の空間に仕切る少なくとも一枚以上のバッフルプレートをさらに備える
    請求項1から5の何れか一項に記載の排気再循環装置。
  7. 前記再循環用配管が、過給機のタービンよりも下流側の排気系と、過給機のコンプレッサよりも上流側の吸気系とを接続する
    請求項1から6の何れか一項に記載の排気再循環装置。
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