JP2015085855A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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俊紀 八木
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隆志 渡邊
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Kazuyuki Makino
和幸 牧野
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Abstract

【課題】操作性を確保しつつ形状の自由度が高く、ハンドルとの干渉を容易に避けることができる入力装置を備えた鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両は、ハンドル7に設けられ、グリップ部8aを握る手の親指の掌面で操作可能な入力装置12を備えている。入力装置12は、ケース30と、ケース30に一部が収容され、残りの部位がケース30から露出した周方向に連なる操作面43を有する回転体41を有する。回転体41は、グリップ部8aを握る手の親指50Cの掌面を親指50Cの指厚さ方向(TC方向)および爪長さ方向(LC方向)が、回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びるように操作面43のケース30から露出する部位に接触させた状態で親指50Cを屈伸させることで回転操作される。【選択図】図3

Description

本発明は、ハンドルに入力装置が設けられた鞍乗型車両に関する。
従来から、例えば自動二輪車等の鞍乗型車両では、ハンドルのグリップの近傍に、スイッチ装置(入力装置)が配置されている。スイッチ装置には、グリップを握った状態で、グリップを握っていない指によって操作する操作部材が設けられている。
鞍乗型車両用スイッチ装置の操作部材としては、種々のタイプが提案されている。例えば特許文献1に示すような押圧式の操作部材やスライド式の操作部材がある。また、例えば特許文献2に示すように、回転式の操作部材がある。
特開2013−028294号公報 欧州特許第1508480号公報
スイッチ装置(入力装置)は、ハンドルに設けられている。そのため、スイッチ装置の操作部材は、操作性を確保しつつハンドルとの干渉を避ける必要がある。したがって、ハンドルに設けられる操作部材は、形状の自由度が高いほうが好ましい。
そこで、本発明は、操作性を確保しつつ形状の自由度が高く、ハンドルとの干渉を容易に避けることができる入力装置を備えた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明に係る鞍乗型車両は、車体フレームに支持されるシートより車両前後方向の前方に設けられたハンドルと、前記ハンドルの左端部および右端部にそれぞれ設けられた左グリップ部および右グリップ部と、前記ハンドルに設けられ、前記左グリップ部および前記右グリップ部の少なくとも一方のグリップ部を握る手の親指の掌面で操作可能な入力装置と、を備え、前記入力装置は、ケースと、前記ケースに一部が収容され、残りの部位が前記ケースから露出した周方向に連なる操作面を有し、前記一方のグリップ部を握る手の親指を前記操作面の前記ケースから露出する部位に接触させた状態における当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向と直交する方向に延びる軸線を中心に回転可能に配置され、前記一方のグリップ部を握る手の親指の掌面を当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向が前記軸線と直交する方向に延びるように前記操作面の前記ケースから露出する部位に接触させた状態で当該親指を屈伸させることで回転操作される回転体とを備えることを特徴とする。
この構成によると、入力装置は、ケースと、このケースに一部が収容され、残りの部位がケースから露出した周方向に連なる操作面を有する回転体を備えている。この回転体は、グリップ部を握る手の親指を操作面のケースから露出する部位に接触させた状態において当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向と直交する方向の軸線を中心に回転可能に配置されている。また、回転体は、グリップ部を握る手の親指の掌面を当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向が前記軸線と直交する方向に延びるように操作面のケースから露出する部位に接触させた状態で当該親指を屈伸させることで回転操作される。
回転体は、回転角度を変えることで異なる操作量を入力できる。そのため、回転体は、押圧式やスライド式の操作部材に比べて、より多様な入力動作を行うことができるので、操作性が高い。
しかしながら、ハンドルに入力装置を設けたことにより、回転体とハンドルとの干渉を避ける必要がある。
そこで、本発明では、回転体の操作に親指の屈伸を利用することで、操作性を確保しつつ回転体とハンドルとの干渉を避けやすくしている。親指は他の指でグリップ部を握った状態でも動かしやすいため、回転体を操作しやすい。また、親指の屈伸は、他の指でグリップ部を握った状態でも、微細な動きをしやすいため、回転体の回転角度の微調整が行いやすい。
また、親指の屈伸は、指先に近い第一関節と第二関節だけでなく、手首に近い位置にある第三関節(指先から3番目の関節)も曲げて行うことができるので、屈伸による親指の先端の可動範囲は広い。そのため、操作面の径が大きくても小さくても、親指の屈伸により回転体を操作しやすい。したがって、回転体の操作性を確保しつつ、操作面の径(回転体の外径)を自由に設定できる。また、親指の屈伸による親指の先端の可動範囲が広いので、操作面のケースから露出する部位の周長を大きくすることで、一度に操作できる操作量を大きくできる。
親指以外の指でグリップ部を握って親指をグリップ部の長手方向に伸ばした状態において、親指の爪から掌面に向かう方向を前方向として、その逆方向を後方向とする。親指以外の指でグリップ部を握った状態において、親指はこの前後方向に延びる軸回りに揺動できるので、親指はこの揺動範囲内で屈伸できる。
また、回転体は、親指以外の指でグリップ部を握った状態で親指の屈伸により回転操作されるため、回転体の回転軸は、入力装置を前記前方向から見てグリップ部の長手方向と交差する方向に延びている。
回転体の回転軸の方向が入力装置を前記前方向から見てグリップ部の長手方向と交差する方向であることと、回転体の径を自由に設定できることとから、回転体はハンドルとの干渉を避けやすい。しかも、親指は揺動範囲内で屈伸できるため、回転体とハンドルとの干渉を避けても、回転体の操作性を確保できる。
また、本発明では、親指以外の指でグリップ部を握った状態で、親指の指厚さ方向および爪長さ方向が回転体の回転軸と直交する方向に延びるように、親指の掌面を操作面のケースから露出する部位に接触させることができる。そのため、親指の屈伸により回転体を回転操作しやすい。
なお、グリップ部を握った手の親指をグリップ部の長手方向に伸ばした状態における親指の爪から掌面に向かう方向を前方向とし、その逆方向を後方向とした場合の前後方向は、車両前後方向と一致していてもよいが、車両前後方向に対してずれていてもよい。
また、本発明において、「親指の指厚さ方向および爪長さ方向と直交する方向に延びる軸線」とは、軸線が、指厚さ方向および爪長さ方向と直交する方向に完全に平行な場合だけでなく、当該直交方向に対して若干傾斜している場合を含む。また、本発明の「親指の指厚さ方向および爪長さ方向が前記軸線と直交する方向に延びるように」という記載についても同様に、指厚さ方向および爪長さ方向が、軸線と直交する方向に完全に平行な場合だけでなく、軸線と直交する方向に対して若干傾斜している場合を含む。
また、本発明および本明細書において、グリップ部を握るとは、鞍乗型車両のシートに着座したライダーが走行姿勢でグリップ部を握ることを指している。
また、本発明および本明細書において、手がグリップ部を握っている状態とは、親指の付け根の膨らんだ部分(母指球)がグリップ部に接触している場合だけでなく、接触していない場合を含む。
また、本発明および本明細書において、親指を操作面に接触させるとは、素手で操作面に接触する場合だけでなく、手袋を装着した状態で操作面に接触する場合を含む。
本発明の鞍乗型車両では、前記入力装置は、前記回転体の回転に抵抗を付与する抵抗付与部を有することが好ましい。
親指の屈伸運動を複数回繰り返して回転体を同一方向に回転させる場合には、屈伸により回転体を操作した後、親指を操作面から離間させるように持ち上げつつ、親指を伸ばしてまたは折り曲げて、親指を操作面の最初に接触させた位置に戻す。そのため、親指を持ち上げて親指を最初の接触位置に戻す途中で、親指が回転体に当たってしまう場合がある。手袋を装着している場合には、このような接触がより起こりやすい。本発明では、抵抗付与部によって回転体の回転に抵抗が付与されているため、親指が回転体に軽く接触しただけでは、回転体は回転しない。したがって、回転体の操作性を向上できる。
本発明の鞍乗型車両では、前記抵抗付与部は、前記回転体の回転操作に所定の角度間隔で節度感を与えるように、前記回転体の回転方向に関して前記回転体に付与する抵抗を増減させることが好ましい。
この構成によると、回転体の回転操作に所定の角度間隔で節度感が付与されるため、ライダーは、回転体が所定の角度を回転したことを実感できる。したがって、所定角度ごとに選択項目を切り換えるなどの入力動作が行いやすい。
本発明の鞍乗型車両では、前記回転体は、前記操作面における前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線方向の幅が、前記操作面の前記ケースから露出する部位の周方向両端を直線的に結ぶ面に直交する方向から見た前記操作面の前記ケースから露出する部位の前記幅と直交する方向の長さより小さいことが好ましい。
操作面のケースから露出する部位の周長は、親指の1回の屈伸によって回転可能な回転体の最大回転角度を考慮して決められる。操作面の径と操作面のケースから露出する部位の周長が決まると、操作面のケースから露出する部位の周方向両端を直線的に結ぶ面に直交する方向から見た操作面の前記ケースから露出する部位の幅と直交する方向の長さ(以下、操作面の露出部位の直線長さという)が決まる。操作面の露出部位の直線長さは、操作面のケースから露出する部位の周長よりも小さくなる。本発明では、操作面の幅が操作面の露出部位の直線長さよりも小さい。操作面の幅が小さいことにより、親指と操作面との接触面積を小さくできる。そのため、親指と操作面との接触部分の単位面積あたりの圧力を大きくできる。これにより、ライダーは、親指のどこに接触しているか実感しやすいため、使用感が向上する。
また、操作面の幅が小さいことにより、回転体の設置スペースを小さくできる。そのため、回転体とハンドルとの干渉を避けやすい。
本発明の鞍乗型車両では、前記回転体の外周面全体が、前記操作面を構成しており、前記ケースは、前記回転体において、前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線と交差する両端面のそれぞれの少なくとも一部を、外部に露出させていることが好ましい。
この構成によると、回転体は外周面全体が操作面を構成しており、回転体の前記軸線と交差する両端面のそれぞれの少なくとも一部が、ケースから外部に露出している。そのため、回転体の両端面の一方の縁(操作面の縁)に親指を接触させて回転体を回転させることができる。これにより、親指を操作面に面接触させて回転体を回転させる場合に比べて、親指と操作面との接触部分の単位面積あたりの圧力を大きくできる。その結果、ライダーが親指のどこに接触しているか実感しやすいため、使用感が向上する。
本発明の鞍乗型車両では、前記回転体の前記操作面は、凹部と凸部とが、前記一方のグリップ部を握る手の親指の屈伸方向に交互に並んだ凹凸状であって、前記凹部の前記一方のグリップ部を握る手の親指の屈伸方向の溝幅は、前記一方のグリップ部を握る手の親指で前記凹部の縁を押圧できる溝幅であることが好ましい。
この構成によると、操作面に形成された凹部は、グリップ部を握る手の親指の屈伸方向(操作面の周方向)の溝幅が、グリップ部を握る手の親指で凹部の縁を押圧できる溝幅である。そのため、凹部の縁(または内面)を親指で押圧しつつ親指を屈伸させて、回転体を回転させることができる。このように凹部に親指を引っ掛けることで、親指が周方向に滑るのを防止できる。したがって、回転体の操作性を向上できる。
なお、本発明および本明細書において親指の屈伸方向とは、親指の屈伸により親指の先端が移動する方向のことである。
本発明の鞍乗型車両では、前記回転体の前記操作面には、前記凹部よりも溝幅が小さい複数の微小凹部が形成されていることが好ましい。
この構成によると、操作面には、前記凹部よりも溝幅が小さい複数の微小凹部が形成されている。そのため、親指を操作面に接触させた状態で親指を屈伸させて回転体を回転させる際、微小凹部によって親指の滑り(操作面の周方向の滑りに限定されない)を防止することができる。したがって、回転体の操作性をより向上できる。
本発明の鞍乗型車両では、前記回転体は、前記一方のグリップ部を握る手の親指によって、前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線に直交する所定の方向に押圧操作可能であることが好ましい。
この構成によると、回転体は、親指の屈折による回転操作だけでなく、押圧操作も可能であるため、1つの回転体だけで3種類以上の入力動作を行うことができる。
本発明の鞍乗型車両では、前記操作面の前記ケースから露出する部位は、前記一方のグリップ部を握った手の親指を当該グリップ部の長手方向に伸ばした状態で、当該親指の爪から掌面に向かう方向を前方向とし、その逆方向を後方向としたときに、前記一方のグリップ部の中心軸よりも後側に位置しており、前記回転体は、前記入力装置を前記前方向に見たときに前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線を中心に回転可能であることが好ましい。
なお、本発明および本明細書において、「親指の爪から掌面に向かう方向」とは、親指の長手方向と親指の幅方向に直交する親指の厚み方向において、親指の爪から掌面に向かう方向のことである。
本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の矢印A方向から見た図である。 右グリップ部と入力装置付近の斜視図である。 右グリップ部と入力装置付近を図3中のP方向から見た図である。 右グリップ部と入力装置付近を図3中のP方向と右グリップ部の長手方向に直交する方向から見た図である。 入力装置を右グリップ部の長手方向から見た側面図である。 自動二輪車の右側面図の部分拡大図である。 (a)は入力装置12の回転体付近を回転体の回転軸と右グリップ部の長手方向に直交する方向から見た図であって、(b)は回転体を通り回転体の回転軸に直交する面で切断した断面図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置の側面図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置の側面図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置をP方向から見た図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置をP方向と右グリップ部の長手方向に直交する方向から見た図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置をP方向と右グリップ部の長手方向に直交する方向から見た図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の入力装置の断面模式図である。
以下、本発明に係る鞍乗型車両の実施の形態について、自動二輪車1を例に挙げて説明する。
<自動二輪車の全体構成>
図1に示すように、自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム4とを備えている。なお、以下の自動二輪車1の全体構成の説明中において、前後方向および左右方向とは、自動二輪車1の後述するシート23に着座したライダーRから視た前後方向および左右方向のことである。図1および後述する図2、3、5、6、7に示す矢印F方向と矢印B方向は、それぞれ車両前後方向の前方と後方を表している。また、図1および後述する図2〜4、6、7に示す矢印U方向と矢印D方向は、自動二輪車1における上方向と下方向を表している。また、後述する図2〜5に示す矢印L方向と矢印R方向は、車両左右方向の左方向と右方向を表している。なお、本願の図面において、方向を示す矢印のうち太線で表示したものは、紙面と平行な方向を示しており、細線で表示したものは、紙面と平行ではない方向を示している。
図2に示すように、車体フレーム4の前部には、ヘッドパイプ4aが設けられている。ヘッドパイプ4aの内部には、ステアリングシャフト(図示せず)が回転可能に挿入されている。このステアリングシャフトの上端には、ハンドルクラウン5が固定されている。
ハンドルクラウン5の左右両端部には、フロントフォーク6の上端部が固定されている。このフロントフォーク6の下端部は、前輪2を支持している。フロントフォーク6は、上下方向の衝撃を吸収するサスペンション(図示せず)を有している。
2本のフロントフォークの上端部には、ハンドル7が固定されている。ハンドル7は2本のバーで構成されている。ハンドル7を構成する2本のバーの一方は、ハンドルクラウン5の左端部から左後下方に延びている。他方のバーは、ハンドルクラウン5の右端部から右後下方に延びている。ハンドル7の方向は、図1および図2に示す方向に限定されるものではない。
ハンドル7の左端部と右端部の外周部には、右グリップ部8aと左グリップ部8bがそれぞれ装着されている。なお、ハンドル7の左端部とは、左側のバーの左端部のことであり、ハンドル7の右端部とは、右側のバーの右端部のことである。
右グリップ部8aは、アクセルグリップである。右グリップ部8aには、スロットル開度を調節するスロットルワイヤが接続されている。ハンドル7の右グリップ部8aに隣接する部分には、スロットルワイヤを収容するスロットルホルダ10が取り付けられている。なお、スロットルホルダ10は設けなくてもよい。
また、ハンドル7の右側部分には、ブレーキレバー11aが取り付けられており、ハンドル7の左側部分には、クラッチレバー11bが取り付けられている。ブレーキレバー11aにはブレーキホースが接続されている。クラッチレバー11bには、クラッチを入切するクラッチワイヤが接続されている。
ハンドル7の右側部分には、入力装置12が設けられており、ハンドル7の左側部分には、入力装置13が設けられている。入力装置12は、スロットルホルダ10の左側に隣接して配置されている。入力装置13は、左グリップ部8bの右側に隣接して配置されている。入力装置12、13には、それぞれ複数のスイッチが設けられている。入力装置12、13の各種スイッチは、グリップ部8a、8bを握る手の親指で操作される。入力装置12には、回転操作式のスイッチ40が設けられており、本発明の入力装置に相当する。入力装置12の詳細な構成については後述する。
前輪2より上方であってハンドル7より前方には、ヘッドライトユニット14が配置されている。このヘッドライトユニット14の前面は、フロントカウル15で覆われている。ヘッドライトユニット14の上部には、ディスプレイ装置16が配置されている。ディスプレイ装置16は、ハンドル7より前方に配置されている。
車体フレーム4の後部には、スイングアーム17の前端部が揺動可能に支持されている。このスイングアーム17の後端部は、後輪3を支持している。スイングアーム17の揺動中心と異なる箇所と車体フレーム4とは、上下方向の衝撃を吸収するリヤサスペンション18を介して接続されている。
また、車体フレーム4には、エンジン19が搭載されている。また、エンジン19の後方には、複数段の変速ギヤを有するトランスミッション(図示せず)が配置されている。エンジン19の駆動力は、トランスミッションおよびチェーン20を介して後輪3に伝達される。トランスミッションの左側には、トランスミッションのギヤを切り換えるためのシフトペダル21が設けられている。
ハンドル7より後方において、車体フレーム4の上部には、燃料タンク22とシート23が取り付けられている。シート23は、燃料タンク22の後方に配置されている。燃料タンク22およびシート23は、エンジン19より上方に位置している。
また、自動二輪車1は、自動二輪車1の各部の動作を制御する図示しない制御装置を備えている。制御装置は、アクセルグリップ(右グリップ部)8a、入力装置12、13等に接続されている。また、自動二輪車1は、制御装置、ディスプレイ装置16、および各種センサなどの電子機器に電力を供給するバッテリ(図示せず)を備えている。
<入力装置の構成>
以下、入力装置12の詳細な構成について説明する。
図3〜図6に示すように、入力装置12は、ケース30と、回転押圧スイッチ40と、シーソースイッチ25と、スライドスイッチ26とを備えている。回転押圧スイッチ40は、正逆回転操作と押圧操作の両方が可能なスイッチである。シーソースイッチ25は、押圧操作が可能なスイッチである。スライドスイッチ26は、スライド操作が可能なスイッチである。なお、入力装置12は、シーソースイッチ25およびスライドスイッチ26の一方または両方を有していなくてもよい。また、入力装置12は、シーソースイッチ25またはスライドスイッチ26に代えて、別のスイッチを有していてもよい。
ケース30は、ハンドル7の外周部に取り付けられている。ケース30には、ハンドル7を貫通させるハンドル挿通孔31が形成されている。ハンドル7のうちケース30の内側に配置される部分は、右グリップ部8aの長手方向Gとほぼ同じ方向に延びている。また、ケース30は、右グリップ部8aの長手方向Gに略直交する2面を有する箱状に形成されている。
ケース30の車両前後方向の後方側の面の上下方向略中央部には、車両前後方向の後方側に突出する角部32が形成されている。この角部32より下側には、平坦面33が形成されている。平坦面33は、下方に向かうにつれて車両前後方向の前方に向かうように上下方向に対して傾斜している。
本実施形態では、右グリップ部8aの長手方向Gは、右方向に向かうほど後下方に向かうように延びている。ここで、親指50以外の指の第三関節(指先から三番目の関節)を伸ばしつつ親指50以外の指で右グリップ部8aを握った状態で、親指50を右グリップ部8aの長手方向Gに伸ばしたときの親指50を50Aとする。この親指50Aの掌面から爪に向かう方向をN方向(本発明の後方向)とし、その逆方向をP方向とする。P方向およびN方向は、親指50Aの長手方向(右グリップ部8aの長手方向G)と親指50Aの幅方向に直交する方向である。なお、ユーザーの体格や走行姿勢によってグリップ部8aの握り方は若干異なるが、P方向およびN方向は平均的な握り方に基づいて設定している。本実施形態では、P方向およびN方向は、車両左右方向および車両前後方向に対して傾斜している。なお、図4中、「○」の中に「・」を入れた記号は紙面の奥から手前に向かう方向を表しており、「○」の中に「×」を入れた記号は紙面の手前から奥に向かう方向を表している。また、右グリップ部8aを握りつつ、右グリップ部8aの長手方向Gに伸ばした状態の親指50Aの厚み方向をPN方向という。
ケース30の平坦面33は、下側に向かうにつれてP方向に向かうように形成されている(図6参照)。
回転押圧スイッチ40は、回転体41と本体部42とを有する。本体部42は、ケース30に収容されており、ケース30の内面に固定されている。
回転体41は、例えば合成樹脂などの材料で形成された円盤状の部材である。回転体41は、右グリップ部8aの長手方向Gに延びる軸線Cr(以下、回転軸Crという)を中心に回転可能に本体部42に支持されている。回転軸Crは回転体41の中心を通る軸線である。また、回転体41は、回転体41の回転軸Crに直交する所定の方向(図6中のPUSH方向)に移動可能に本体部42に支持されている。
図4に示すように、PN方向から見て、回転体41の回転軸Crは右グリップ部8aの長手方向Gと交差している。より詳細には、PN方向から見て、回転体41の回転軸Crは右グリップ部8aの長手方向Gと直交している。
また、図5に示すように、右グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向から見て、回転体41の回転軸Crは右グリップ部8aの長手方向Gと交差している。より詳細には、右グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向から見て、回転体41の回転軸Crは右グリップ部8aの長手方向Gと直交している。
また、図6に示すように、回転体41の回転軸Crは、平坦面33とほぼ平行に延びている。つまり、回転体41の回転軸Crは、グリップ部8aの長手方向Gから見て、下側に向かうにつれてP方向および車両前後方向の前方向に向かうように延びている。
図6に示すように、回転体41の回転軸Crのうち回転体41と重なる部分を、回転体41の中心部C0とする。回転体41の中心部C0は、右グリップ部8aの中心軸CgよりもN方向側に位置している。本実施形態では、回転体41の中心部C0だけでなく、回転体41全体自体が、ハンドル7のケース30内の部分よりもN方向側に位置している。また、回転体41の中心部C0は、右グリップ部8aの中心軸Cgを含みPN方向に延びる面S1よりも下方に位置している。
図7に示すように、ライダーRの鎖骨と肩甲骨との間の肩鎖関節52を通り、右グリップ部8aの中心軸Cgを含む面を面S2とする。また、図6に示すように、面S2に直交し、右グリップ部の中心軸Cgを含む面を面S3とする。回転体41の中心部C0は、面S2より下方で且つ面S3より車両前後方向の後方側(N方向側でもある)に位置している。また、本実施形態では、回転体41の中心部C0だけでなく、回転体41全体自体が、面S2より下方で且つ面S3より車両前後方向後方側に位置している。
回転体41の外周面は、周方向一部分がケース30に収容され、残りの部位がケース30から露出している。本実施形態では、回転体41の外周面の幅方向全域が、ケース30から露出している。そのため、回転体41の外周面全体が、親指50で操作可能な操作面43を構成している。つまり、操作面43は、回転体41の周方向に沿って全周にわたって途切れることなく連続的に延びている。
回転体41は、平坦面33に形成された四角状の孔から露出している。そのため、回転体41は、外周面(操作面43)の一部だけでなく、軸方向両端面(右グリップ部8aの長手方向Gと交差する両端面)のそれぞれの一部も、ケース30から露出している。
操作面43は、その周長の約1/4がケース30から露出している。操作面43のケース30から露出する部位は、右グリップ部8aの中心軸CgよりもN方向側に位置している。また、操作面43のケース30から露出する部位は、右グリップ部8aの中心軸Cgを含みPN方向に延びる面S1よりも下方に位置している。また、操作面43のケース30から露出する部位は、面S2より下方で且つ面S3より車両前後方向後方側に位置している。
本実施形態の回転体41の外径(操作面43の径)φは、ハンドル挿通孔31の径およびハンドル7の径と同程度である。操作面43の幅(回転軸Cr方向の幅)Wは、操作面43の半径φ/2よりも小さい。図4に示すように、操作面43のケース30から露出する部位の周方向両端を直線的に結ぶ面に直交する方向から見た操作面43のケース30から露出する部位の、幅Wと直交する方向の長さを、操作面43の露出部位の直線長さLとする。本実施形態では、操作面43のケース30から露出する部位の周長が全周の半分未満であるため、操作面43のケース30から露出する部位の周方向両端を直線的に結ぶ面に直交する方向から見た操作面43のケース30から露出する部位の、幅Wと直交する方向の長さは、操作面43のケース30から露出する部位の周方向両端の離間距離と同じである。操作面43の幅Wは、操作面43の露出部位の直線長さLよりも小さい。
親指50以外の指の第三関節(指先から三番目の関節)を伸ばしつつ親指50以外の指で右グリップ部8aを握った状態で、親指50の掌面を操作面43のケース30から露出する部位に接触させて親指50を屈伸させることで回転体41は回転操作される。回転体41を回転操作する際の親指50の動作の一例について図8(a)および図8(b)を用いてより詳細に説明する。
まず、親指50Bの指厚さ方向(図8(b)中のTB方向)および爪長さ方向(図8(a)および図8(b)中のLB方向)が回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びるように、親指50Bの掌面を操作面43のケース30から露出する部位に接触させる。この状態で、親指50を屈曲させて親指50の先端を右グリップ部8a側に移動させることで回転体41を回転させる。親指50Bを屈曲させた後の状態である親指50Cにおいても、親指50Bと同様に、指厚さ方向(図8(b)中のTC方向)および爪長さ方向(図8(a)および図8(b)中のLC方向)が回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びている。なお、TB方向、TC方向、LB方向、およびLC方向が、回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びているとは、各方向が、回転軸Crと直交する方向に完全に平行な場合だけでなく、回転軸Crと直交する方向に対して若干傾斜している場合を含む。また、図8(a)および図8(b)に示す親指50Cは、図6にも表示している。
このように、本実施形態の回転体41は、右グリップ部8aを握る手の親指50の指厚さ方向および爪長さ方向が回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びるように、親指50の掌面を操作面43のケース30から露出する部位に接触させた状態で、親指を屈伸させることで回転操作される。
また、図8(a)では、親指50B、50Cの掌面のうち親指の幅方向(回転軸Crの方向)のほぼ中央部を操作面43に接触させているが、親指50の掌面のうち操作面43と接触する部分は上記に限定されない。回転体41はその軸方向両端面の一部がケース30から露出しており、ケース30の外面は回転体41の回転軸Cr方向の両側に突起物を有していないため、回転体41の角部(操作面43の縁)に親指50の掌面を接触させることもできる。
このように回転体41は親指50の屈伸によって操作されるため、操作面43のケース30から露出する部位の周長は、親指の1回の屈伸によって回転可能な回転体41の最大回転角度を考慮して設定される。操作面43のケース30から露出する部位の周長は、例えば、親指の1回の屈伸によって回転可能な回転体41の最大回転角度に対応する周長より若干大きくしてもよい。
また、操作面43は、周方向に凹部44と凸部が交互に並んだ凹凸状に形成されている(図8(b)参照)。つまり、凹部44と凸部は、右グリップ部8aを握る手の親指50の屈伸方向に並んでいる。この凹部44の操作面43の周方向の溝幅(最大幅)は、右グリップ部8aを親指50以外の指で握った状態で、親指50を凹部44の縁に押し当てることが可能な溝幅である。そのため、凹部44の縁に親指50を引っ掛けるように接触させて回転体41を回転操作することができる。また、凹部44の形状は、凹部44の底面に親指50を接触させることができるように形成されていてもよく、凹部44の底面に親指50を接触させることができないように形成されていてもよい。つまり、操作面43は、親指で触れることができない部分を含んでいてもよい。
また、操作面43には、凹部44よりも溝幅が小さい複数の微小凹部(図示せず)形成されている。この微小凹部は滑り止めの役割を果たす。微小凹部の大きさは、例えば0.1〜0.3mmであるが、この大きさに限定されるものではない。
また、回転体41は、右グリップ部8aを握る手の親指50の掌面によって、操作面43のケース30から露出する部位を図6中のPUSH方向に押圧することによって押圧操作される。回転体41は、押圧する親指50が離れると、元の位置に戻るようになっている。
図6に示すように、回転押圧スイッチ40の本体部42は、抵抗付与部42aと、位置検出部42bと、押圧検出部42cとを備えている。なお、図6中の抵抗付与部42a、位置検出部42b、押圧検出部42cは、各部を概念的に示したものであって、その形状を示すものではない。
抵抗付与部42aは、回転体41の回転に抵抗を付与するものである。抵抗付与部42aは、回転体41の回転方向に関して回転体41に付与する抵抗を増減させる。つまり、所定角度αごとに回転体41に付与される抵抗が最大となる。これにより、回転体41の回転操作に対して、角度αの間隔で節度感を与えることができる。角度αは、例えば30°であるが、これに限定されるものではない。抵抗付与部42aの具体的な構造は、一般的な回転式スイッチの抵抗付与部と同様である。
位置検出部42bは、回転体41の回転角度を検出する。また、位置検出部42bは、検出された回転角度に応じて、回転操作信号を出力して制御装置に送信する。位置検出部42bは、抵抗付与部42aによって回転体41に付与される抵抗が最大となる角度のときに回転操作信号を送信する。位置検出部42bは、角度αごとに回転操作信号を送信するようになっていてもよく、角度αの所定の倍数ごとに回転操作信号を送信するようになっていてもよい。
また、位置検出部42bは、回転体41が連続して回転した角度を検出できるようになっていてもよい。この場合、連続的に回転した回転角度と、回転操作信号として送られる入力値とが比例していてもよく、比例していなくてもよい。比例していない場合の一例を挙げると、例えば、連続的に回転する角度が角度αの1〜3の倍数の場合には角度αあたりの入力値を1として、連続的に回転する角度が角度αの4以上の倍数の場合には、角度αあたりの入力値を2以上としてもよい。
押圧検出部42cは、回転体41が押圧操作されたか否かを検出する。つまり、押圧検出部42cは、回転体41が図6中のPUSH方向に移動したか否かを検出する。また、押圧検出部42cは、回転体41が押圧操作されたことを検出すると、押圧操作信号を制御装置に送信する。位置検出部42bおよび押圧検出部42cの具体的な構造は、一般的な回転式スイッチの位置検出部および押圧検出部と同様である。
本実施形態の自動二輪車1は、以下の特徴を有する。
入力装置12は、ケース30と、ケース30に一部が収容され、残りの部位がケース30から露出した周方向に連なる操作面43を有する回転体41を備えている。回転体41は、グリップ部8aを握る手の親指50を操作面43のケース30から露出する部位に接触させた状態における親指50の指厚さ方向(例えばTB方向、TC方向)および爪長さ方向(例えばLB方向、LC方向)と直交する方向に延びる回転軸Crを中心に回転可能に配置されている。また、回転体41は、グリップ部8aを握る手の親指50の掌面を親指50の指厚さ方向および爪長さ方向が回転軸Crと直交する方向に延びるように操作面43のケース30から露出する部位に接触させた状態で親指50を屈伸させることで回転操作される。
回転体41は、回転角度を変えることで異なる操作量を入力できる。そのため、回転体41は、押圧式やスライド式の操作部材に比べて、より多様な入力動作を行うことができるので、操作性が高い。
しかしながら、ハンドル7に入力装置12を設けたことにより、回転体41とハンドル7との干渉を避ける必要がある。
そこで、本実施形態では、回転体41の操作に親指50の屈伸を利用することで、操作性を確保しつつ回転体41とハンドル7との干渉を避けやすくしている。親指50は他の指でグリップ部8aを握った状態でも動かしやすいため、回転体41を操作しやすい。また、親指50の屈伸は、他の指でグリップ部8aを握った状態でも、微細な動きをしやすいため、回転体41の回転角度の微調整が行いやすい。
また、親指50の屈伸は、指先に近い第一関節と第二関節だけでなく、手首に近い位置にある第三関節(指先から3番目の関節)も曲げて行うことができるので、屈伸による親指50の先端の可動範囲は広い。そのため、操作面43の径φが大きくても小さくても、親指50の屈伸により回転体41を操作しやすい。したがって、回転体41の操作性を確保しつつ、操作面43の径(回転体41の外径)φを自由に設定できる。また、親指50の屈伸による親指50の先端の可動範囲が広いので、操作面43のケース30から露出する部位の周長を大きくすることで、一度に操作できる操作量を大きくできる。
また、親指50以外の指でグリップ部8aを握った状態において、親指50はPN方向に延びる軸回りに揺動できるので、親指50はこの揺動範囲内で屈伸できる。
また、回転体41は、親指50以外の指でグリップ部8aを握った状態で親指50の屈伸により回転操作されるため、回転体41の回転軸Crは、入力装置12をPN方向から見てグリップ部8aの長手方向と交差する方向に延びている。
回転体41の回転軸Crの方向が入力装置12をPN方向から見てグリップ部8aの長手方向と交差する方向であることと、回転体41の径φを自由に設定できることとから、回転体41はハンドル7との干渉を避けやすい。しかも、親指50は揺動範囲内で屈伸できるため、回転体41とハンドル7との干渉を避けても、回転体41の操作性を確保できる。
また、本実施形態では、親指50以外の指でグリップ部8aを握った状態で、親指50の指厚さ方向(例えばTB方向、TC方向)および爪長さ方向(例えばLB方向、LC方向)が回転体41の回転軸Crと直交する方向に延びるように、親指50の掌面を操作面43のケース30から露出する部位に接触させることができる。そのため、親指50の屈伸により回転体41を回転操作しやすい。
親指50の屈伸運動を複数回繰り返して回転体41を同一方向に回転させる場合には、屈伸により回転体41を操作した後、親指50を操作面43から離間させるように持ち上げつつ、親指50を伸ばしてまたは折り曲げて、親指50を操作面43の最初に接触させた位置に戻す。そのため、親指50を持ち上げて親指50を最初の接触位置に戻す途中で、親指50が回転体41に当たってしまう場合がある。手袋を装着している場合には、このような接触がより起こりやすい。本実施形態では、抵抗付与部42aによって回転体41の回転に抵抗が付与されているため、親指50が回転体41に軽く接触しただけでは、回転体41は回転しない。したがって、回転体41の操作性を向上できる。
また、本実施形態では、抵抗付与部42aは、回転体41の回転操作に所定の角度αの間隔で節度感を与えるように、回転体41の回転方向に関して回転体41に付与する抵抗を増減させる。回転体41の回転操作に所定の角度αの間隔で節度感が付与されることにより、ライダーは、回転体41が所定の角度αを回転したことを実感できる。したがって、所定角度αごとに選択項目を切り換えるなどの入力動作が行いやすい。
操作面43のケース30から露出する部位の周長は、親指50の1回の屈伸によって回転可能な回転体41の最大回転角度に基づいて決められる。操作面43の径φと操作面43のケース30から露出する部位の周長が決まると、操作面43の露出部位の直線長さLが決まる。操作面43の露出部位の直線長さLは、操作面43のケース30から露出する部位の周長よりも小さくなる。本実施形態では、操作面43の幅Wが操作面43の露出部位の直線長さLよりも小さい。操作面43の幅Wが小さいことにより、親指50と操作面43との接触面積を小さくできる。そのため、親指50と操作面43との接触部分の単位面積あたりの圧力を大きくできる。これにより、ライダーは、親指50のどこに接触しているか実感しやすいため、使用感が向上する。
また、操作面43の幅が小さいことにより、回転体41の設置スペースを小さくできる。そのため、回転体41とハンドル7との干渉を避けやすい。
また、本実施形態では、回転体41の外周面全体が操作面43を構成しており、回転体41の回転軸Crと交差する両端面のそれぞれの一部が、ケース30から外部に露出している。そのため、回転体41の両端面の一方の縁(操作面43の縁)に親指50を接触させて回転体41を回転させることができる。これにより、親指50を操作面43に面接触させて回転体41を回転させる場合に比べて、親指50と操作面43との接触部分の単位面積あたりの圧力を大きくできる。その結果、ライダーが親指50のどこに接触しているか実感しやすいため、使用感が向上する。
また、本実施形態では、操作面43は、凹部44と凸部とがグリップ部8aを握る手の親指50の屈伸方向に交互に並んだ凹凸状に形成されており、この凹部44のグリップ部8aを握る手の親指50の揺動方向の溝幅は、グリップ部8aを握る手の親指50で凹部44の縁を押圧できる溝幅となっている。そのため、凹部44の縁(または内面)を親指50で押圧しつつ親指50を屈伸させて、回転体41を回転させることができる。このように凹部44に親指50を引っ掛けることで、親指50が周方向に滑るのを防止できる。したがって、回転体41の操作性を向上できる。
また、本実施形態では、回転体41の操作面43には、凹部44よりも溝幅が小さい複数の微小凹部が形成されている。そのため、親指50を操作面43に接触させた状態で親指50を屈伸させて回転体41を回転させる際、微小凹部によって親指50の滑り(操作面43の周方向の滑りに限定されない)を防止することができる。したがって、回転体41の操作性をより向上できる。
また、本実施形態では、回転体41は、グリップ部8aを握る手の親指50によって、回転体41の回転軸Crに直交する所定の方向(図6中のPHSH方向)に押圧操作可能である。このように回転体41は、親指50の屈折による回転操作だけでなく、押圧操作も可能であるため、1つの回転体41だけで3種類以上の入力動作を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。また、後述する変更例は適宜組み合わせて実施することができる。なお、本明細書において「好ましい」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」ということを意味するものである。
上記実施形態では、操作面43は、凹部44と凸部とが交互に並んだ凹凸状に形成されているが、操作面43の形状はこれに限定されるものではない。例えば操作面は周方向に関して径が一定に形成されていてもよい。
上記実施形態では、操作面43に、凹部44よりも溝幅が小さい複数の微小凹部(図示せず)が形成されているが、微小凹部は形成されていなくてもよい。また、回転体41の外周面をゴムなどの摩擦係数の高い材質の膜で覆うことで、操作面43に滑り止めを設けてもよい。また、これ以外の構成によって、操作面43に滑り止めを設けてもよい。
回転体41の外径(操作面43の径)φ、回転体41の幅(操作面43の幅)W、操作面43の露出部位の直線長さLは、それぞれ上記実施形態の大きさに限定されるものではない。但し、回転体41の操作面43の幅Wは、操作面43の露出部位の直線長さLよりも小さいことが好ましい。また、上記実施形態では、操作面43の幅Wは、操作面43の半径φ/2よりも小さいが、半径φ/2よりも大きくてもよい。但し、操作面43の幅Wは、操作面43の径φよりも小さいことが好ましい。
上記実施形態では、回転体41の全体が、ハンドル7のケース30内の部分よりもN方向側に位置しているが、回転体141の全体がハンドル7のケース130内の部分よりもN方向側に位置していなくてもよい。回転体141の中心部C1がグリップ部8aの中心軸CgよりもN方向側に位置していれば、例えば図9に示すように、回転体41の一部がハンドル7とPN方向に同じ位置に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、回転体41全体が、面S1よりも下方に位置しているが、例えば図10に示すように、回転体241の少なくとも一部分が、面S1よりも上方に位置していてもよい。この場合、図10に示すように、回転体241の中心部C2の少なくとも一部が、面S1よりも上方に位置していてもよい。また、図10に示すように、操作面243のケース30から露出する部位の少なくとも一部が、面S1よりも上方に位置していてもよい。
上記実施形態では、回転体41全体が、面S2より下方に位置しているが、回転体41の少なくとも一部が、面S2よりも上方に位置していてもよい。この場合、回転体41の中心部C0の少なくとも一部が、面S2よりも上方に位置していてもよい。また、操作面43のケース30から露出する部位の少なくとも一部が、面S2よりも上方に位置していてもよい。
上記実施形態では、回転体41全体が、面S3より車両前後方向後方側(N方向側でもある)に位置しているが、例えば図9に示すように、回転体141の少なくとも一部が、面S3よりも車両前後方向前方側に位置していてもよい。この場合、図9に示すように、回転体141の中心部C1の少なくとも一部が、面S3よりも車両前後方向前方側に位置していてもよい。また、図9に示すように、操作面143のケース130から露出する部位の少なくとも一部が、面S3よりも車両前後方向前方側に位置していてもよい。
ケース30の回転体41が露出する面の方向は、上記実施形態の平坦面33の方向に限定されるものではない。例えば、図10に示すケース230のように、上側に向かうにつれてP方向に向かうように傾斜した面から回転体241が露出していてもよい。また、例えば、図12および図13に示すように、PN方向とグリップ部8aの長手方向Gと直交する方向から見て、ケース330、430のグリップ部8aと平行な面333、433から回転体341、441が露出していてもよい。
上記実施形態では、操作面43の周長の約1/4がケース30から露出しているが、操作面43の露出している部位の長さは、これに限定されるものではない。例えば操作面の周長の半分以上がケースから露出していてもよい。
上記実施形態では、PN方向から見て、回転体41の回転軸Crはグリップ部8aの長手方向Gと直交しているが、PN方向から見た回転体41の回転軸Crの方向はこれに限定されない。PN方向から見て、回転体41の回転軸Crはグリップ部8aの長手方向Gと直交していなくても、グリップ部8aの長手方向Gと交差していればよい。PN方向から見た回転体41の回転軸Crの方向は、親指50の屈伸方向を考慮して設定することが好ましい。
例えば図11に示すように、PN方向から見て操作面343のケース330から露出する部位がグリップ部8aの中心軸Cgよりも下側に位置する場合には、PN方向から見て回転体341の回転軸Cr3が下方に向かうにつれてグリップ部8aに近づくように延びていてもよい。なお、図12は、図11をP方向に見た図である。
また、例えば、PN方向から見て操作面のケースから露出する部位がグリップ部8aの中心軸Cgよりも上側に位置する場合には、PN方向から見て回転体の回転軸が上方に向かうにつれてグリップ部8aに近づくように延びていてもよい。
上記実施形態では、グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向から見て、回転体41の回転軸Crはグリップ部8aの長手方向Gと直交しているが、グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向から見た回転体41の回転軸Crの方向はこれに限定されない。例えば図12に示すように、グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向から見て、回転体341の回転軸Cr3がグリップ部8aの長手方向Gと平行であってもよい。また、例えば図13に示すように、回転体441の回転軸Cr4が、グリップ部8aの長手方向GとPN方向に直交する方向に延びていてもよい。
上記実施形態では、グリップ部8aの長手方向Gから見て、回転体41の回転軸Crは下側に向かうにつれてP方向および車両前後方向の前方向に向かうように延びているが、グリップ部8aの長手方向Gから見た回転体41の回転軸Crの方向はこれに限定されない。例えば図10に示すように、グリップ部8aの長手方向Gから見て、回転体241の回転軸Cr2が、下側に向かうにつれてN方向および車両前後方向の後方向に向かうように延びていてもよい。
なお、上述の図10〜図13における回転体141、241、341、441は、上記実施形態の回転体41と同様の円盤状の部材であって、各回転体の回転軸は回転体の中心を通っている。
左右のグリップ部8a、8bの位置と向きは、上記実施形態のものに限定されない。上記実施形態では、グリップ部8aを握りつつ、グリップ部8aの長手方向Gに伸ばした状態の親指50Aの厚み方向(PN方向)は、車両前後方向に対して傾斜しているが、PN方向は、車両前後方向と一致していてもよい。
上記実施形態では、ケース30は、回転体41の軸方向両端面を外部に露出させるように形成されているが、回転体41の軸方向の一方の端面のみを外部に露出させ、他方の端面を外部に露出させないように形成されていてもよい。また、ケース30は、回転体41の軸方向両端面を外部に露出させないように形成されていてもよい。
上記実施形態では、回転体41の外周面全体が、親指50で操作可能な操作面43を構成しているが、この構成に限定されるものではない。例えば図14に示すように、回転体541の外周面の軸方向一部分だけが操作面543を構成し、残りの部位がケース530の内部に常に収容される非操作面545を構成していてもよい。操作面543の径は、非操作面545の径よりも大きい。また、図14では、回転体541の軸方向両端部が非操作面545となっているが、回転体の軸方向一端部のみが非操作面を構成していてもよい。
上記実施形態では、入力装置12の抵抗付与部42aは、回転体41の回転方向に関して回転体41に付与する抵抗を増減させるようになっているが、回転角度に関わらず一定の抵抗を回転体41に付与するようになっていてもよい。
上記実施形態では、回転押圧スイッチ40は、回転操作と押圧操作の両方が可能となっているが、回転操作のみが可能となっていてもよい。また、本実施形態の回転押圧スイッチ40は、正逆回転操作可能であるが、一方向のみ回転操作可能であってもよい。
上記実施形態では、入力装置12は、回転押圧スイッチ40を1つだけ有しているが、2つ以上有していてもよい。
上記実施形態では、ハンドル7の右側部分に設けられた入力装置12に本発明の入力装置12を適用した例を挙げて説明したが、本発明の入力装置は、ハンドル7の左側部分に設けられた入力装置13に適用してもよい。
上記実施形態では、ハンドル7の断面は円筒状であるが、本発明のハンドルの断面形状は円形に限定されるものではない。例えば、ハンドルの断面は四角筒状であってもよい。
上記実施形態では、ハンドル7は、セパレートハンドルであるが、本発明のハンドルは、バーハンドルであってもよい。セパレートハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンを介さずにフロントフォークに連結された形式のハンドルである。バーハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンに直接連結された形式のハンドルである。
上記実施形態の自動二輪車1は、オンロードタイプの狭義のモーターサイクルであるが、本発明の鞍乗型車両は、狭義のモーターサイクルに限定されるものでなない。なお、鞍乗型車両とは、乗員が鞍にまたがるような状態で乗車する車両全般を指している。本発明の鞍乗型車両には、自動二輪車(広義のモーターサイクル)、三輪車、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両))、水上バイク、スノーモービル等が含まれる。また、広義のモーターサイクルには、狭義のモーターサイクル以外に、スクーター等が含まれる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
4 車体フレーム
7 ハンドル
8a 右グリップ部
8b 左グリップ部
12 入力装置
23 シート
30、130、230、330、430、530 ケース
40 回転押圧スイッチ
41、141、241、341、441、541 回転体
42 本体部
42a 抵抗付与部
42b 位置検出部
42c 押圧検出部
43、143、243、343、543 操作面
44 凹部
Cr、Cr2、Cr3、Cr4 回転体の回転軸
C0、C1、C2 回転体の中心部
Cg グリップ部の中心軸
L 操作面の露出部位の直線長さ
W 操作面の幅
φ 操作面の径

Claims (9)

  1. 車体フレームに支持されるシートより車両前後方向の前方に設けられたハンドルと、
    前記ハンドルの左端部および右端部にそれぞれ設けられた左グリップ部および右グリップ部と、
    前記ハンドルに設けられ、前記左グリップ部および前記右グリップ部の少なくとも一方のグリップ部を握る手の親指の掌面で操作可能な入力装置と、
    を備え、
    前記入力装置は、
    ケースと、
    前記ケースに一部が収容され、残りの部位が前記ケースから露出した周方向に連なる操作面を有し、前記一方のグリップ部を握る手の親指を前記操作面の前記ケースから露出する部位に接触させた状態における当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向と直交する方向に延びる軸線を中心に回転可能に配置され、前記一方のグリップ部を握る手の親指の掌面を当該親指の指厚さ方向および爪長さ方向が前記軸線と直交する方向に延びるように前記操作面の前記ケースから露出する部位に接触させた状態で当該親指を屈伸させることで回転操作される回転体とを備えることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記入力装置は、
    前記回転体の回転に抵抗を付与する抵抗付与部を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記抵抗付与部は、
    前記回転体の回転操作に所定の角度間隔で節度感を与えるように、前記回転体の回転方向に関して前記回転体に付与する抵抗を増減させることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記回転体は、
    前記操作面における前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線方向の幅が、前記操作面の前記ケースから露出する部位の周方向両端を直線的に結ぶ面に直交する方向から見た前記操作面の前記ケースから露出する部位の前記幅と直交する方向の長さより小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記回転体の外周面全体が、前記操作面を構成しており、
    前記ケースは、
    前記回転体において、前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線と交差する両端面のそれぞれの少なくとも一部を、外部に露出させていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記回転体の前記操作面は、
    凹部と凸部とが、前記一方のグリップ部を握る手の親指の屈伸方向に交互に並んだ凹凸状であって、
    前記凹部の前記一方のグリップ部を握る手の親指の屈伸方向の溝幅は、前記一方のグリップ部を握る手の親指で前記凹部の縁を押圧できる溝幅であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記回転体の前記操作面には、
    前記凹部よりも溝幅が小さい複数の微小凹部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記回転体は、
    前記一方のグリップ部を握る手の親指によって、前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線に直交する所定の方向に押圧操作可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記操作面の前記ケースから露出する部位は、
    前記一方のグリップ部を握った手の親指を当該グリップ部の長手方向に伸ばした状態で、当該親指の爪から掌面に向かう方向を前方向とし、その逆方向を後方向としたときに、前記一方のグリップ部の中心軸よりも後側に位置しており、
    前記回転体は、
    前記入力装置を前記前方向に見たときに前記一方のグリップ部の長手方向と交差する前記軸線を中心に回転可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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