JP2015082421A - 電極、電池、電極の製造方法及び製造装置 - Google Patents

電極、電池、電極の製造方法及び製造装置 Download PDF

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洋一 吉岡
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義貴 上原
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Toshikazu Nanbu
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Abstract

【課題】イオン伝導性を改善しつつ電池容量の損失を抑制し得る電極を提供する。【解決手段】集電体(4,9)に所定厚さで形成された活物質層(5,6,10,11)が凸部(23)を有する金型(22)で押しつけられ一方向に圧延されることによって、活物質層(5,6,10,11)の面方向に複数の穴(25,27,29,31)が穿設された電極(3,8)であって、金型(22)を圧延する方向に並ぶ穴(25,27,29,31)の間隔よりも前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ穴(25,27,29,31)の間隔が大きい。【選択図】図2

Description

この発明は電極、電池、電極の製造方法及び製造装置に関する。
電極のイオン伝導性を改善するため、集電体に所定厚さで形成された活物質層の面方向にレーザー加工によって複数の穴を穿設するものがある(特許文献1参照)。
特許第3690522号公報
ところで、上記特許文献1のように活物質層の面内に多数の穴を穿設することは、一方でイオン伝導性を改善することになっても、他方で穴の数が多くなるほど放電容量の損失が大きくなる。
そこで本発明は、イオン伝導性を改善しつつ電池容量の損失を抑制し得る電極を提供することを目的とする。
本発明の電極は、集電体に所定厚さで形成された活物質層が凸部を有する金型で押しつけられ一方向に圧延されることによって、前記活物質層の面方向に複数の穴が穿設された電極を前提とするものである。そして、前記金型を圧延する方向に並ぶ前記穴の間隔よりも前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ前記穴の間隔が大きいものである。
本発明によれば、圧延方向に並ぶ穴の間隔を、圧延方向及びこれに直交する方向の2方向で穴の間隔を同じにしている比較例1の場合と同じ値とすれば、圧延方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔が比較例1の場合より大きい分だけ、活物質層全体の穴の数が減る。
活物質層全体の穴の数が減れば、その分、活物質層の体積が減少することを阻止できるため、電池の放電容量の低下を抑制できる。このように、本発明によればイオン伝導性を改善しつつ電池容量の損失を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の発電要素の概略断面図である。 参考例1及び第1実施形態の塑性加工工程によって形成される負極の平面図である。 第1実施形態においてリチウムイオンの動きをモデルで示した負極の平面図である。 第1実施形態の負極の製造方法を説明する図である。 参考例2及び第2実施形態の塑性加工工程によって形成される負極の平面図である。 参考例3及び第3実施形態の塑性加工工程によって形成される負極の平面図である。 参考例3及び第4実施形態の塑性加工工程によって形成される負極の平面図である。 比較例1,2、実施例1の放電性能の特性図である。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張している箇所があり、その箇所においては実際の比率と異なっている。
(第1実施形態)
リチウムイオン二次電池1は、実際に充放電反応が進行する略四角扁平状の発電要素2が、電解液に浸された状態で電池外装体であるラミネートフィルムの内部に封止された構造を有している。図1は本発明の第1実施形態の発電要素2の概略縦断面図である。
図1において発電要素2は、負極3、セパレータ13、正極8をこの順に積層した構造を有している。なお、図1には2つの負極、一つの正極、2つのセパレータしか図示してない。ここで、電極のうちの負極3は四角薄板状の負極集電体4の両面(表面)に負極活物質層5、6を配置したものである。同様に、正極8は四角薄板状の正極集電体9の両面(表面)に正極活物質層10、11を配置したものである。セパレータ13は主に多孔質の熱可塑性樹脂から形成されている。電解液はこの多孔質の孔を介して正極側や負極側へと行き来する。これにより、隣接する負極3、セパレータ13及び正極8が1つの単電池層15(単電池)を構成する。単電池層15では、電子とイオンが2つの電極間を移動して電池の充放電反応を行う。
さて、リチウムイオン二次電池において、電極3,8内のイオン伝導性を向上させることで、電池の性能を向上できる。電極内のイオン伝導性を向上させるためには、電極内の〈1〉電極の厚さ方向、〈2〉電極の面方向の両方向のイオン伝導性を向上させることが重要である。ここで、「電極の厚さ方向」とは、電極3,8の積層方向(図1で上下方向)のことである。一方、電極3,8は四角薄板状であるため平面を有する。「電極の面方向」とはこの平面に沿う方向のことである。以下、本発明では、電極の面方向のイオン伝導性を対象とする。
このため、電極3,8の面方向に一様な複数の円柱状の穴を穿設した参考例1がある。穴を電極3,8の面方向に多数穿設すると、多数の各穴に電解液が充満し、各穴内ではイオンが自由に行き来し得ることとなり、電極3,8の面方向におけるイオン伝導性が向上する。しかしながらその一方で、電極3,8に多数の穴を穿設することは、その1つの穴の体積×穴の個数の分だけ活物質層の体積が減少することを意味し、放電容量の損失を招く。これは、電池の電気的な容量は電極の体積(詳細には活物質層の体積)に比例するため、多数の穴を形成したのでは容量損となるためである。
そこで本発明の第1実施形態では、活物質層形成工程#1の後に、表面に凸部を有する金型で一方向に圧延しつつ活物質層の面方向に複数の円柱状の穴を穿設する塑性加工工程#2を行わせる。この場合に、金型を圧延する方向(以下、単に「圧延方向」という。)に並ぶ円柱状の穴の間隔よりも圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴の間隔を大きくする。ここで、圧延方向と、この圧延方向と直交する方向との2方向は活物質層の面方向に含まれる。活物質層の面方向には任意の方向が含まれるが、任意の方向のうちから、特に圧延方向と、この圧延方向と直交する方向との2方向に着目するのである。
これについて負極3の場合で図2を参照して詳述すると、図2(A)は参考例1の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図、図2(B)は第1実施形態の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図である。なお、図2(B)において破線で示した円柱状の穴は、第1実施形態では穿設されていないことを表している。後述する図3(B)においても同じである。
参考例1は、図2(A)に示したように負極活物質層5の面方向に円柱状の穴25を複数穿設したものである。ここで、円柱状の穴25は圧延方向と、圧延方向と直交する方向とに同じ径、同じ深さで整列しているものとする。また、参考例1では圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔(ピッチ)を所定値bとし、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔(ピッチ)も所定値bとする。
一方、本実施形態では、図2(B)に示したように圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔を参考例1の場合と同じ所定値bとしたとき、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔を所定値bより大きい所定値aとする。
なお、第1実施形態では同じ径、同じ深さの円柱状の穴を活物質層の面方向に複数穿設する場合であるが、この場合に限られない。例えば同じ形状、同じ深さの正三角柱状、正四角柱状、正六角柱状、正八角柱状、楕円柱状の各穴を活物質層の面方向に複数穿設する場合であってよい。
上記圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔としては、圧延方向に隣接する2つの円柱状の穴25,25のうち一方の穴25の芯と他方の穴25の芯の間の距離を採用する。同様に、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔としては、圧延方向と直交する方向に隣接する2つの円柱状の穴25,25のうち一方の穴25の芯と他方の穴25の芯の間の距離を採用する。
圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔はこれに限られるものでない。例えば、圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔としては、圧延方向に隣合う2つの穴25,25のうち、一方の穴25の他方の穴側の端から他方の穴25の一方の穴側の端までの、穴でない活物質層部分の距離である所定値b’であってよい(図2(B)参照)。圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔としても同様である。すなわち、圧延方向と直交する方向に隣合う2つの穴25,25のうち、一方の穴25の他方の穴側の端から他方の穴25の一方の穴側の端までの、穴でない活物質層部分の距離である所定値a’であってよい(図2(B)参照)。このときには所定値b’より所定値a’が大きくなる。
このように、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値aを圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値bより大きくしたのは次の理由による。すなわち、負極集電体4の上に負極活物質層5を形成した後には、負極活物質層5と負極集電体4とを圧着させるため、ローラ22(金型)により負極活物質層5の上から一方向に圧延している。このローラ22による負極活物質層5への圧延によって負極活物質層5が塑性変形する。この負極活物質層5の塑性変形によってイオン伝導性が圧延方向と圧延方向と直交する方向とで異なることとなる。そして、図3(B)に示したように圧延方向より圧延方向と直交する方向のほうがリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量が大きい(つまりリチウムイオンの伝導性がよい)ことを本発明者が新たに見い出している。ここで、図3(B)は本実施形態においてリチウムイオンの動きをモデルで示した負極3の平面図である。圧延方向にリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量(矢印の長さで表す)より、圧延方向と直交する方向にリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量のほうが大きいことがわかる。
このように圧延方向と圧延方向と直交する方向との2方向でリチウムイオンの伝導性が相違する場合に、両方向でリチウムイオンの伝導性を等しくすることを考える。これは、活物質層5,6の面方向のリチウムイオンの伝導性としては、面方向のうちの任意の方向でリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量が等しい(リチウムイオンの伝導性が等しい)ことが望ましいためである。リチウムイオンの伝導性がよい部分と悪い部分とが偏在すると、リチウムイオンの伝導性がよい部分の活物質層が早く劣化してしまうので、これを避けるためである。
すると、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値aは、圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値bより長くてよいこととなる。これは、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔を大きくするほど、穴でない活物質層部分が長くなる。この部分ではリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量が小さくなり、リチウムイオンの伝導性が悪くなってゆくためである。圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔を大きくすることで、圧延方向と直交する方向のリチウムイオンの伝導性を悪くし、圧延方向のリチウムイオンの伝導性と等しくするのである。従って、両方向でリチウムイオンの伝導性が等しくなるように圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値aと圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値bの関係を定めることができる。実験してみると、所定値aと所定値bの比であるa/bは1.1〜2.0の間にあればよいことが分かっている。
一方、参考例1の場合には、図3(A)に示したように両方向でリチウムイオンが単位時間当たりに移動する量が等しい(リチウムイオンの伝導性が等しい)と仮定していたために、圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔と、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔とを同じ所定値bとしていたわけである。
なお、参考例1及び第1実施形態の活物質層の面方向に穿設する各穴25,27,29,31の穴径及び圧延方向に隣合う2つの穴の間隔(ピッチ)は次のように定まっている。すなわち、各穴25,27,29,31の孔径は100μm以下である。このように各穴25,27,29,31の穴径を100μm以下とする理由は、各穴25,27,29,31を形成することによって電極の体積が減ることを抑制するためである。電池の電気的な容量は電極の体積(詳細には活物質層の体積)に比例するため、大きな穴を形成したのでは容量損となる。各穴25,27,29,31の径を100μm以下とすることで、この容量損を低減できる。
圧延方向に隣合う2つの穴の間の距離(ピッチ)は200μm以下である。これは、これまでの発明者の知見から電極内の効果的なイオン伝導が可能な距離は、おおよそ100μmであることがわかっているためである。そのため、各穴25,27,29,31の圧延方向のピッチを200μm(片側100μm)以下とすることで、圧延方向でのイオン伝導性の改善効果を発揮できる。
次に、本実施形態の負極3の製造方法を説明すると、集電体4に電極スラリーを塗布して乾燥させることで負極活物質層5を形成する活物質層形成工程#1と、上記の塑性加工工程#2とを含ませる。当該塑性加工工程#2では、まず図4に示したように、電極スラリーを片面に塗布し乾燥させて負極活物質層5を形成した負極集電体4を、台21上に負極活物質層5を上にして置き、金型としてのローラ22との間を移動させる。ローラ22の外周には負極活物質層5の厚さより長い円柱状の凸部23(加工部)をローラ22の回転方向(つまり圧延方向)及びローラ22の軸方向(つまり圧延方向と直交する方向)に多数設けてある。ここで、ローラ22の外周に設ける複数の凸部23は、ローラ22により負極3を圧延した後に凸部23により穿設されている穴の配置が図2(B)に示した穴25の配置となるように形成しておく。このローラ22の凸部23を負極活物質層5に上方から一方向に圧延(プレス)することによって負極活物質層5に対して図2(B)に示したように負極活物質層5の面方向に多数の円柱状の穴25を穿つ。
負極活物質層5に円柱状の穴25を穿設することによって各穴25は、円筒状の側面25aと円状の底面25bとで構成される。ローラ22の凸部23は負極活物質層5の厚さより長いため、図1にも示したように穴25の底面は負極集電体4を貫通している。なお、図4では穴25が負極集電体4を貫通しない場合で示してあるが、穴25は負極集電体4を貫通していなくてもかまわない。
次に、図示しないが、電極スラリーをもう一つの片面に塗布し乾燥させて負極活物質層6を形成した負極集電体4を台21上に負極活物質層6を上にして置き、再びローラ22との間を移動させる。このときには負極集電体4の両面にそれぞれ負極活物質層5,6が形成されているため、前回とは負極の厚さが異なる。このため、負極活物質層6にもこれと反対側の負極活物質層5と同様の穴深さで円柱状の穴27が形成されるように台21とローラ22中心との距離を調整する。これによって、負極活物質層6にも円柱状の穴27がローラ22の回転方向(つまり圧延方向)及びローラ22の軸方向(つまり圧延方向と直交する方向)に多数形成される(図1参照)。負極活物質層6に形成される各穴27も、円筒状の側面と円状の底面とで構成され、各穴27の底面は負極集電体4を貫通している。なお、穴27も負極集電体4を貫通しない場合で合ってよい。
これで負極3について各活物質層5、6に対する穴加工が終了するので、次には正極8について同様に行い、各活物質層10,11に円柱状の穴29,31を形成する(図1参照)。すなわち、正極活物質層10,11と正極集電体9とを圧着させるため、ローラ(金型)により正極活物質層10,11の上から一方向に圧延したとき、正極活物質層10,11の塑性変形によってイオン伝導性が圧延方向と圧延方向と直交する方向とで異なる。そして、図3(B)に示したと同様に圧延方向より圧延方向と直交する方向のほうがイオンが単位時間当たりに移動する量が大きい(つまりイオンの伝導性がよい)ことを本発明者が新たに見い出している。そこで、正極8においても、圧延方向に並ぶ円柱状の穴29,31の間隔より圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴29,31の間隔を大きくする。詳細には、圧延方向と、これと直交する方向との両方向でイオンの伝導性が等しくなるように圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴29,31と圧延方向に並ぶ円柱状の穴29,31の間隔の関係を定める。実験してみると、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴29,31の間隔と圧延方向に並ぶ円柱状の穴29,31の間隔の比は、負極側と同様に1.1〜2.0の間にあればよいことが分かっている。
このようにして各活物質層5、6、10、11に円柱状の各穴25,27,29,31を穿設した2つの電極3、8をセパレータ13を介して積層したとき図1に示したようになるのであり、各穴25,27,29,31に電解液が満たされる。なお、図1では円柱状の穴25,27,29,31が集電体4,9を貫通しているが、この場合に限られない。円柱状の穴25,27,29,31が集電体4,9を貫通していない場合であってよい。要は穴25,27,29,31は少なくとも活物質層5,6,10,11に形成されていればよい。
本実施形態の電極3,8は、集電体4,9に所定厚さで形成された活物質層5,6等が凸部23を有する金型22で押しつけられ一方向に圧延される。これによって、電極3,8に活物質層5,6等の面方向に複数の円柱状の穴25,27等が穿設される。さらに、圧延方向(金型を圧延する方向)に並ぶ円柱状の穴25,27等の間隔bよりも圧延方向と直交する方向(金型を圧延する方向と直交する方向)に並ぶ円柱状の穴25,27等の間隔aが大きい。これによって、本実施形態によれば、圧延方向に並ぶ円柱状の穴25,27等の間隔を参考例1の場合と同じ値(b)とすれば、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25,27等の間隔(a)が参考例1の場合より大きい。その分だけ、活物質層5,6等全体の穴25,27等の数が減る。活物質層5,6等全体の穴25,27等の数が減ればその分、活物質層5,6等の体積が減少することを阻止できるため、イオン伝導性を参考例1と同等に保ちつつ電池の放電容量の低下を抑制できる。また、穴25,27等の数が減れば、金型22に形成する凸部23の数が減るので、その分、金型22の加工コストを低減できる。また、穴25,27等の数が減る分だけ電極3,8の機械的強度を増加させることができる。
本実施形態では、圧延方向と直交する方向(金型を圧延する方向と直交する方向)及び圧延方向(金型を圧延する方向)でイオン伝導性が等しくなるように圧延方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔と、圧延方向に並ぶ穴の間隔との比を設定する。これによって、イオン伝導性がよい部分と悪い部分とに偏在することがなくなり、活物質層(電池)の劣化を抑制できる。
(第2実施形態)
図5(A)は参考例2の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図、図5(B)は第2実施形態の場合の塑性加工工程によって形成される負極3の平面図である。
参考例2は、図5(A)に示したように、円柱状の穴25の活物質層5の面方向での配置を二次元の最密構造としたものである。ここで、「二次元の最密構造」とは、活物質層5の面方向において1つの円柱状の穴の周囲に、この穴と径が同じ4つの円柱状の穴を等間隔でかつ正方形を形成するように配置したものをいう。この場合に、1つの円柱状の穴25の周囲の4つの円柱状の穴25を25A、25B、25C、25Dで区別する。そして、4つの同じ円柱状の穴のうち2つの穴25A,25Bが並ぶ方向が圧延方向と重なり、また2つの穴25A,25Dが並ぶ方向が圧延方向と直交する方向と重なっているとする。また、圧延方向に並ぶ円柱状の穴の間隔を所定値d、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴の間隔も所定値dであるとする。
一方、第2実施形態では、複数の同じ径の円柱状の穴25の配置を活物質層5の面方向に二次元の最密構造としたものを基準として、図5(B)に示したように圧延方向と直交する方向の円柱状の穴25の間隔を参考例2の場合より広げる。すなわち、圧延方向と直交する方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔を、圧延方向に並ぶ円柱状の穴25の間隔である所定値dより大きくした所定値cとする。そして、圧延方向と直交する方向のイオン伝導性が圧延方向のイオン伝導性と同程度となるように、所定値dと所定値cの関係を定める。
隣合う2つの円柱状の穴25,25の間の間隔をイオン移動距離とすれば、参考例2の場合のように、複数の同じ径の円柱状の穴25の配置を活物質層5の面方向に二次元の最密構造とすることで、イオン移動距離が参考例1の場合より短くなる。このように、参考例2はイオン移動距離を短くする方法としては参考例1の場合より優れているのであるが、基本的にはイオン伝導性について参考例1と同じ立場に立つものである。すなわち、参考例2でも、圧延方向とこれに直交する方向の2方向でイオン伝導性が等しいことを前提とするものである。
一方、第2実施形態では、活物質層5の面方向に二次元の最密構造で配置された円柱状の穴25が圧延方向と直交する方向に広がっている。図示しない活物質層6についても、活物質層6の面方向に二次元の最密構造で配置された円柱状の穴27が圧延方向と直交する方向に広がるようにする。図示しない正極の活物質層10,11についても、活物質層10,11の面方向に二次元の最密構造で配置された円柱状の穴29,31が圧延方向と直交する方向に広がるようにする。
これによって、もともとよい圧延方向と直交する方向のイオン伝導性を圧延方向のイオン伝導性と同程度にまで落とすことで、円柱状の穴25,27,29,31の穿設に伴う活物質層5,6,10,11の体積の減少を抑制できる。
第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。すなわち、第2実施形態でも、活物質層5,6等全体の穴25,27等の数が減ってその分、活物質層5,6等の体積が減少することを阻止できるため、イオン伝導性を参考例2と同等に保ちつつ電池の放電容量の低下を抑制できる。
(第3、第4の実施形態)
図6(A)は参考例3の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図、図6(B)は第3実施形態の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図である。図7(A)は参考例3の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図、図7(B)は第4実施形態の場合の塑性加工工程#2によって形成される負極3の平面図である。
参考例3及び第3,第4の実施形態とも圧延方向に並ぶ穴25,25’,25’’の間隔と、圧延方向と直交する方向に並ぶ穴25,25’,25’’の間隔とは所定値dで同じであることを前提とする。この場合に、比較例3及び第3,第4の実施形態では、圧延方向、圧延方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔ではなく、隣合う2つの穴の間の、穴でない活物質層部分の距離を採用する。すなわち、参考例3では、隣合う2つの穴25,25のうち、一方の穴25の他方の穴側端から、圧延方向の隣の穴である他方の穴25の一方の穴側端までの活物質層部分の距離(この距離を「第1距離」という。)を所定値fとする(図6(A)参照)。また、一方の穴25の他方の穴側端から圧延方向と直交する方向の隣の穴である他方の穴25の一方の穴側端までの活物質層部分の距離(この距離を「第2距離」という。)を所定値fとする(図6(A)参照)。つまり、参考例3では第1距離と第2距離がともに所定値fで等しいとする。
一方、第3実施形態は、図6(B)に示したように穴の圧延方向の径は参考例3と同じままで穴の形状を圧延方向と直交する方向に縮めた形状の穴25’とするものである。
第4実施形態は、図7(B)に示したように穴の圧延方向の径を参考例3より拡大しつつ穴の形状を圧延方向と直交する方向に縮めた形状の穴25’’とするものである。つまり、各穴25’,25’’の活物質層5の面方向の断面をいずれも楕円形状(扁平状)とするものである。
この場合に第3実施形態では、隣合う2つの穴25’,25’のうち一方の穴25’の他方の穴側端から、圧延方向の隣の穴である他方の穴25’の一方の穴側端までの活物質層部分の距離である第1距離を所定値fとする(図6(B)参照)。また、一方の穴25’の他方の穴側端から圧延方向と直交する方向の隣の穴である他方の穴25’の一方の穴側端までの活物質層部分の距離である第2距離を所定値eとする(図6(B)参照)。このとき所定値fより所定値eのほうが長くなる。そこで、第3実施形態では、圧延方向と直交する方向のイオン伝導性が圧延方向のイオン伝導性と同程度となるように、穴25’の形状及び所定値fと所定値eの関係を定める。
同様に、第4実施形態では、隣合う2つの穴25’’,25’’のうち一方の穴25’’の他方の穴側端から、圧延方向の隣の穴である他方の穴25’’の一方の穴側端までの活物質層部分の距離である第1距離を所定値gとする(図7(B)参照)。また、一方の穴25’’の他方の穴側端から圧延方向と直交する方向の隣の穴である他方の穴25’’の一方の穴側端までの活物質層部分の距離である第2距離を所定値eとする(図7(B)参照)。このとき所定値g(g<f)より所定値eのほうが長くなる。そこで、第4実施形態では、圧延方向と直交する方向のイオン伝導性が圧延方向のイオン伝導性と同程度となるように、穴25’’の形状及び所定値gと所定値eの関係を定める。
なお、穴の深さを同じとすれば、第3実施形態では、穴の圧延方向の径は参考例3と同じままで穴の形状を圧延方向と直交する方向に縮めているので、1つの穴25’の体積が参考例3の1つの穴25の体積より必ず小さくなる。一方、第4実施形態では、穴25’’の圧延方向の径を参考例3より拡大している(つまり体積が増える方向である)ので、1つの穴25’’の体積が参考例3の1つの穴25の体積より必ず小さくなるとはいえない。このため、第4実施形態では、1つの穴25’’の体積が参考例3の1つの穴25の体積より小さくなるように穴25’’の圧延方向の径を定めることで、活物質層全体の体積が参考例3の場合より増加するようにする。
第3、第4の実施形態では、圧延方向(金型を圧延する方向)に並ぶ穴25’の間隔と圧延方向と直交する方向(金型を圧延する方向と直交する方向)に並ぶ穴25’の間隔とが同じである場合に、穴25’が圧延方向と直交する方向に縮んだ形状である。これによって、もともとよい圧延方向と直交する方向のイオン伝導性を圧延方向のイオン伝導性と同程度にまで落とすことで、穴の穿設に伴う活物質層の体積の減少を抑制できる。第3実施形態では、活物質層全体で穴の数は参考例3と同じでありながら、イオン伝導性を参考例3と同等に保ちつつ電池の放電容量の低下を抑制できる。
(比較例1)
活物質層の面方向に穴を穿設してない負極3、正極8を用いた電池(コインセル)を比較例1として製作した。正極活物質層の厚さは例えば108μm〜139μmあった。
(比較例2)
活物質層の面方向に穴を穿設し、圧延方向に並ぶ穴の間隔と圧延方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔を等しくした負極3、正極8を作成し、この負極3、正極8を用いた電池を比較例2として製作した。ここでは負極3、正極8の各活物質層をロール(金型)で一方向に圧延した後に、ドリル加工手段(機械加工手段)により活物質層の面方向に複数の穴25,27,29,31を穿設した。上記各穴25,27,29,31の孔径を100μm以下の例えば51〜55μmとした。負極3、正極8の各活物質層の面方向(圧延方向及び圧延方向と直交する方向の2方向)に隣合う2つの穴の間の距離は200μm以下の149〜155μmとした。
(実施例1)
活物質層の面方向に穴を形成し、圧延方向に並ぶ穴の間隔を比較例2と同じにし、圧延方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔を圧延方向に並ぶ穴の間隔より大きくした負極3、正極8を作成し、この負極3、正極8を用いた電池を実施例1として製作した。
(評価)
図8は、所定のレートでの放電容量を計測してまとめた比較例1,2及び実施例1の放電性能の特性図である。図8によれば、実施例1のほうが、放電容量を比較例2より増加できている。
実施形態では、二次電池である場合で説明したが、一次電池であってよい。
#1 活物質層形成工程
#2 塑性加工工程
1 リチウムイオン二次電池
2 発電要素
3 負極(電極)
4 負極集電体(集電体)
5,6 負極活物質層(活物質層)
8 正極(電極)
9 正極集電体(集電体)
10,11 正極活物質層(活物質層)
22 ローラ(金型)
23 凸部
25,27,29,31 円柱状の穴
25’,25’’ 穴

Claims (8)

  1. 集電体に所定厚さで形成された活物質層が凸部を有する金型で押しつけられ一方向に圧延されることによって、または、集電体に所定厚さで形成された活物質層が金型で押しつけられ一方向に圧延された後に穴加工されることによって、前記活物質層の面方向に複数の穴が穿設された電極であって、
    前記金型を圧延する方向に並ぶ前記穴の間隔よりも前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ前記穴の間隔が大きいことを特徴とする電極。
  2. 前記活物質層の面方向に二次元の最密構造で配置された前記穴が前記圧延方向と直交する方向に広がっていることを特徴とする請求項1に記載の電極。
  3. 前記金型を圧延する方向と直交する方向及び前記金型を圧延する方向でイオン伝導性が等しくなるように前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔と、前記金型を圧延する方向に並ぶ穴の間隔との比を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の電極。
  4. 前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ穴の間隔と、前記金型を圧延する方向に並ぶ穴の間隔との比は、1.1倍から2.0倍までであることを特徴とする請求項3に記載の電極。
  5. 前記金型を圧延する方向に並ぶ前記穴の間隔と前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ前記穴の間隔とが同じである場合に、前記穴は前記圧延方向と直交する方向に縮んだ形状であることを特徴とする請求項1に記載の電極。
  6. 前記請求項1から5までのいずれか一つの電極を用いた電池。
  7. 集電体に電極スラリーを塗布して乾燥させることで活物質層を形成する活物質層形成工程と、
    この活物質層形成工程の後に、表面に凸部を有する金型で一方向に圧延しつつ前記活物質層の面方向に複数の穴を穿設するか、または、前記活物質層形成工程の後に、金型で一方向に圧延してから前記活物質層の面方向に複数の穴を穿設する塑性加工工程と
    を有する電極の製造方法において、
    前記金型を圧延する方向に並ぶ前記穴の間隔よりも前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ前記穴の間隔を大きくすることを特徴とする電極の製造方法。
  8. 集電体に電極スラリーを塗布して乾燥させることで活物質層を形成する手段と、
    前記活物質層の形成後に一方向に圧延しつつ前記活物質層の面方向に複数の穴を穿設する表面に凸部を有する金型か、または、前記活物質層の形成後に一方向に圧延する金型及び前記圧延した活物質層の面方向に複数の穴を穿設する機械工作手段
    を有する電極の製造装置において、
    前記金型を圧延する方向に並ぶ前記穴の間隔よりも前記金型を圧延する方向と直交する方向に並ぶ前記穴の間隔を大きくすることを特徴とする電極の製造装置。
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