JP2015081934A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015081934A
JP2015081934A JP2013218220A JP2013218220A JP2015081934A JP 2015081934 A JP2015081934 A JP 2015081934A JP 2013218220 A JP2013218220 A JP 2013218220A JP 2013218220 A JP2013218220 A JP 2013218220A JP 2015081934 A JP2015081934 A JP 2015081934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image forming
recommended function
forming apparatus
attribute group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013218220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6340618B2 (ja
Inventor
謙治 沢口
Kenji Sawaguchi
謙治 沢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2013218220A priority Critical patent/JP6340618B2/ja
Publication of JP2015081934A publication Critical patent/JP2015081934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6340618B2 publication Critical patent/JP6340618B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】ユーザによる装置の使用方法や使用環境に応じて最適な装置運用が可能であり、使用方法に関する指示や発生した障害を解決する手段を提供することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】出力物を形成する際の属性群を出力毎に収集する使用状況監視部と、前記使用状況監視部が収集した前記属性群を分析して類型化する推奨機能分析部と、前記推奨機能分析部が類型化した類型化情報から推奨機能を導く推奨機能判断部とを備えた画像形成装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来のプリンタ・複合装置等の画像形成装置の中には、ユーザの使い方や使用環境に応じて最適な装置運用となるように装置設定が予め用意されているものがある。具体的な装置設定としては、例えば、トナーの消費量を抑える装置設定(以下、「トナーセーブモード」と称する)、手差しトレイに用紙を設置し、所定時間経過後に印刷を開始するタイムアウトを設けた装置設定(以下、「手差しタイムアウトモード」と称する)、高湿度環境下において、高速印刷運用時に複数枚の用紙が一度に給紙される、所謂、重走問題を解決すべく、低速印刷に装置運用を変更する装置設定(以下、「低速給紙モード」と称する)等を挙げることができる。
このような、ユーザの使い方や使用環境に応じて最適な装置運用となるように装置設定が予め用意されている装置の提供に加え、例えば、特許文献1には、ユーザに対する利便性の更なる向上を目的として、必要な時点でサービスセンターに自動的に接続を行い、使用方法に関する指示や発生した障害を解決する手段を提供するサービス及びサポート対象機器が提案されている。
特開2004−364205号公報
しかしながら、従来の技術では、装置の使用方法に関する不明点や障害の発生に気づくのはユーザであり、かつ、ユーザは、その時々に単独で生じている事象の解決に着目しがちであり、本質的に踏み込んだ解決策を得ることができないことが多かった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ユーザによる装置の使用方法や使用環境に応じて最適な装置運用が可能であり、使用方法に関する指示や発生した障害を解決する手段を提供することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、出力物を形成する際の属性群を出力毎に収集する使用状況監視部と、前記使用状況監視部が収集した前記属性群を分析して類型化する推奨機能分析部と、前記推奨機能分析部が類型化した類型化情報から推奨機能を導く推奨機能判断部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、、ユーザの使い方や使用環境に応じて最適な装置運用が可能であり、使用方法に関する指示や発生した障害を解決する手段を提供することが可能な画像形成装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能構成及び当該画像形成装置に対するPCの接続形態を説明する図である。 オペレーションパネルの構成例を示した模式図である。 各動作モードの設定値とこれに対応した装置振る舞いを説明する図である。 PCから電子印刷データがプリンタに対して送信されたときの動作のうち、特に使用状況監視部による使用状況の監視動作を説明するフローチャートである。 PCから送信される電子印刷データの例を説明する図である。 印刷部により展開された電子印刷データの例を説明する図である。 印刷部により展開された電子印刷データに基き、使用状況監視部が抽出するトナー使用量指標値の例を説明する図である。 印刷中にエラーが発生した場合に、オペレーションパネルが表示するエラー画面の一例である。 推奨機能分析部による分析動作と推奨機能判断部による判断動作を説明するフローチャートである。 メモリ部に保存される使用状況監視情報の例を示した図である。 推奨機能分析部による使用状況監視情報の類型化の例を説明する図である。 推奨機能分析部が導き出す情報の例を説明する図である。 推奨機能判断部による推奨機能判断を説明するフローチャートである。 制御部が生成した電子印刷データ(使用状況監視レポート)の一例である。 ユーザに対する問い合わせ画面の一例である。 第2の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能構成及び当該画像形成装置に対するPCの接続形態を説明する図である。 動作モードの設定値の活性化動作を説明するフローチャートである。 オプション使用の可否についてユーザに問うアンケート画面に遷移する旨を表示する表示画面の一例である。 アンケート画面の一例である。 アンケートの回答、制御部が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧の一例である。 アンケートの回答、制御部が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧の内容を有するEメールの一例である。 、設定値の活性化と、推奨機能判断フローを変更させるEメールの一例である。 推奨機能判断フローを変更させるスプリプト形式で記載された判断プログラムの一例である。 アンケートの回答、制御部が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧の内容を有するEメールの一例である。 オプション治具を接続したプリンタの概観図である。 課金停止、再開に係る動作を説明するフローチャートである。 サポートセンターにおいて作成されたEメールの一例である。 ユーザに対する通知画面の一例である。 アンケートの回答、制御部が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧の内容を有するEメールの一例である。 サポートセンターにおいて作成されたEメールの一例である。 ユーザに対する通知画面の一例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ201の機能構成及び当該画像形成装置201に対するPC(Personal Computer)102の接続形態を説明する図である。
プリンタ201は、オペレーションパネル202と、制御部203と、使用状況監視部204と、推奨機能分析部205と、推奨機能判断部206と、メモリ部207と、設定部208と、印刷部209と、ネットワーク通信部210とを備え、LANケーブル(Local Area Network)101を介してPC102と接続されている。プリンタ201は、PC102からLANケーブル101を介して送信された電子印刷データを受信し、記録媒体としての用紙に再現することが可能な印刷装置である。
オペレーションパネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)211とユーザからの入力を受け付けるキー212と、これらを制御するプログラムモジュールとからなり、キー212の押下を検知し、制御部203にこれを通知したり、プリンタ201の装置状態をLCD211を介して表示することができる。図2は、本実施形態に係るオペレーションパネル202の構成例を示した模式図である。LCD211は、オペレーションパネル202上に設けられた液晶ディスプレイであり、プログラムモジュールの表示指示に従い、液晶ディスプレイ上に文字・画像等を表示する。キー212は、オペレーションパネル202上に設けられたハードボタンであり、Backボタン,上ボタン、下ボタン、OKボタン,キャンセルボタンを備える。
再び、図1に戻り、制御部203は、プリンタ201の全体の動作を統括的に制御するプログラムモジュールである。また、制御部203は、推奨機能分析部205と推奨機能判断部206とで分析・判断した内容から、グラフや表で整理された分析結果とともに提示する資料を、電子印刷データ(使用状況監視レポート)として生成する。
使用状況監視部204は、プリンタ201の使用状況を監視するプログラムモジュールである。使用状況監視部204は、属性群としてのPC102から送信された電子印刷データの設定値と、後述するトナー使用量指標値と、エラー発生回数及びエラーが発生してから当該エラーが解除されるまでに要した時間を含むエラー発生情報とを監視する。
推奨機能分析部205は、使用状況監視部204が監視している情報(以下、使用状況監視情報と称する)を収集し、分析して類型化するプログラムモジュールである。
推奨機能判断部206は、推奨機能分析部205が分析して類型化した情報より、これに対する対策(推奨機能)を選択し、ユーザに対して提案するプログラムモジュールである。
メモリ部207は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリといった不揮発性メモリであり、使用状況監視部204が監視している使用状況監視情報を保存する。
設定部208は、「トナーセーブモード」、「手差しタイムアウトモード」、又は「低速給紙モード」といったプリンタ201の動作モードの設定値を保持する。
印刷部209は、PC102の図示せぬプリンタドライバが生成した電子印刷データや、制御部203が生成した電子印刷データ(使用状況監視レポート)に基づく画像を用紙に再現することが可能な、例えば、電子写真方式の印刷ユニットである。印刷部209は、設定部208が保持している、「トナーセーブモード」、「手差しタイムアウトモード」、又は「低速給紙モード」といった動作モードの設定値に応じて、当該動作モードを変更することができる。
ネットワーク通信部210は、ネットワークコントローラと、これを制御するプログラムモジュールとを備え、LANケーブル101を介したPC102とのデータ送受を制御する。
このような構成を備えたプリンタ201とLAN101ケーブルを介して接続されたPC102には、例えば、図示せぬ文書作成アプリケーションと、プリンタドライバとがインストールされており、文書作成アプリケーションで作成された文書をプリンタドライバで電子印刷データに変換してプリンタ201に送信することが可能である。なお、PC102は、複数設置することができる。
ここで、本実施形態における「トナーセーブモード」、「手差しタイムアウトモード」、及び「低速給紙モード」の各動作モードの設定値と装置振る舞いについて図3に示した「トナーセーブモード」を一例として説明する。図3に示されるように、本実施形態における「トナーセーブモード」では、「トナーをセーブする」又は「トナーをセーブしない」の何れかの設定値が選択可能である。そして、「トナーをセーブする」の設定値が選択されると、説明の欄に記載があるように、トナーがセーブされて印刷が行われるが、トナーをセーブしないときよりも印字品位、鮮やかさが少し悪い印刷結果となる。一方、「トナーをセーブしない」の設定値が選択されると、トナーをセーブせずに印刷が行われ、高品位の印刷結果が得られる。同様に、「手差しタイムアウトモード」では、「自動的に印刷する」又は「確認してから印刷する」の何れかの設定値が選択可能であり、「低速給紙モード」では、「低速で給紙する」、「標準の速度で給紙する」、又は「高速で給紙する」の何れかの設定値が選択可能であり、選択された設定値に基き、説明の欄に記載された振る舞いにて装置運用が行われる。
加えて、ここで、「トナーセーブモード」と、後述する電子印刷データに付随する「SPTONERSAVEMODE」の関係を補足説明する。「トナーセーブモード」が「トナーをセーブしない」の設定であり、かつ、「SPTONERSAVEMODE」がOFFであれば、印刷に用いられる具体的なトナーの使用量は、ピクセル当り4の量である。これは、本実施形態において、高品位の印刷結果を維持するために必要なトナー量である。そして、「トナーセーブモード」を「トナーをセーブする」、又は「SPTONERSAVEMODE」をONとすると、トナーの使用量は1ずつ減り、トナーの消費量を抑えることができる。トナーの消費量を抑えた場合には、印字品位、鮮やかさが少し悪くなるが、視認性や可読性には影響は少ない。
次に、本実施形態に係る動作について説明する。図4は、PC102から電子印刷データがプリンタ201に対して送信されたときの動作のうち、特に使用状況監視部204による使用状況の監視動作を説明するフローチャートである。図5は、PC102から送信される電子印刷データの例を説明する図であり、図6は、印刷部209により展開された電子印刷データの例を説明する図である。図7は、印刷部209により展開された電子印刷データに基き、使用状況監視部204が抽出するトナー使用量指標値の例を説明する図である。図8は、印刷中にエラーが発生した場合に、オペレーションパネル202が表示するエラー画面の一例である。
プリンタ201は、PC102からLANケーブル101を介して電子印刷データが送信されるまで待機する(ステップS101)。PC102から送信される電子印刷データとしては、例えば、図5に示す、ヒューレット・パッカード社により公開されているPJL(Printer Job Language)で記述されたものを用いることができる(http://lprng.sourceforge.net/DISTRIB/RESOURCE/DOCS/pjltkref.pdf)。ただし、図5に示す例において、"SP"を頭文字に持つキーワードは、本発明のために追加されたキーワードを表す。
ネットワーク通信部210は、PC102から送信された電子印刷データの到着を検出すると、これを受信する(ステップS102)。そして、ネットーワーク通信部210は、受信した電子印刷データを制御部203に出力する。
電子印刷データの入力を受けた制御部203は、入力された電子印刷データを印刷部209に出力するとともに、同電子印刷データを使用状況監視部204にも出力する。使用状況監視部204は、入力された電子印刷データから、ドキュメント名、コンピュータ名、ユーザ名、「MANUALFEED」(手差し印刷)、「SPTONERSAVEMODE」の設定値を抽出する(ステップS103)。なお、使用状況監視部204は、図5に示した電子印刷データの例において、Document Name、Computer Name、UserName、MANUALFEED、SPTONERSAVEMODEのそれぞれのキーワードに続く文字列を抽出することにより、設定値を取得する。
次に、ステップS104において、使用状況監視部204は取得した設定値の内容を使用状況監視情報としてメモリ部207に保存させる。
制御部203から電子印刷データの入力を受けた印刷部209は、電子印刷データに基く画像を用紙に再現するために展開処理を施す(ステップS105)。電子印刷データの展開は、図5に示した電子印刷データの例の"@PJL ENTER LANGUAGE=PCL <CR><LF><ESC>E"のキーワードに続くデータをピクセル単位のデータに展開することで行われる。図6に示す例は、図5で示した、ヒューレット・パッカード社により公開されているPCL(Print Control Language)で記述した例である(http://h20000.www2.hp.com/bc/docs/support/SupportManual/bpl13205/bpl13205.pdf)。
そして、印刷部209は展開処理を施した電子印刷データ(以下、展開データと称する)を使用状況監視部204に出力する。使用状況監視部204は、展開データを解析し、図7に示すトナー使用量指標値を抽出する(ステップS106)。使用状況監視部204は、展開データの色(C:シアン,M:マゼンタ,Y:イエロー,K:ブラック)の成分情報の合計値を算出することでトナー使用量指標値を抽出し、抽出した内容を使用状況監視情報としてメモリ部207に保存させる(ステップS107)。
ステップS108において、印刷部209は展開データに基く画像を用紙に印刷する。ところで、印刷中に、重走問題、用紙ジャムといったエラーが発生する可能性がある。印刷部209がエラーの発生を検出した場合(ステップS109 Yes)、エラーが発生した旨を制御部203に通知する。通知を受けた制御部203は、オペレーションパネル202にエラー画面を表示するよう指示を与える。指示を受けたオペレーションパネル202は、LCD211を介して図8に示すエラー画面を表示する(ステップS110)。図8に示すエラー画面は、test.txtなる電子印刷データに基く画像の印刷中に、重走問題(図8左図)又は用紙ジャム(右図)が発生した場合に、LCD211に表示されるエラー画面の一例である。
なお、印刷部209からエラーが発生した旨の通知を受けた制御部203は、使用状況監視部204に対して発生したエラーが解除されるまでの時間を計測するよう指示を与える。指示を受けた使用状況監視部204は、図示せぬタイマを起動し、エラーが発生してから解除されるまでの時間を計測する(ステップS111)。使用状況監視部204は、印刷部209から重走問題や用紙ジャムを引き起こした用紙がユーザにより取り除かれたこと、又は図8に示したエラー画面にて表示されているように、ユーザによりOKキーが押下されたことを検知すると(ステップS112 Yes)、発生したエラー種別、当該エラーが解除されるまでに要した時間を使用状況監視情報としてメモリ部207に保存させる(ステップS113)。
ステップS114において、印刷部209は印刷を再開する。そして、印刷部209がエラーの発生を検出せず(ステップS109 No)、展開データに基く画像の印刷が全て完了すると(ステップS115 Yes)、一連の動作は終了する。
図9は、推奨機能分析部205による分析動作と推奨機能判断部206による判断動作を説明するフローチャートである。図10は、メモリ部207に保存される使用状況監視情報の例を示した図である。図11は、推奨機能分析部205による使用状況監視情報の類型化の例を説明する図である。
使用状況監視部204は、図4で説明した使用状況の監視動作をPC102から電子印刷データが送信されるたびに行っている(ステップS201)。
印刷部209による印刷完了が100回に到達した場合(ステップS202 Yes)、推奨機能分析部205は、メモリ部207に保存されている使用状況監視情報を取得する(ステップS203)。一方、印刷部209による印刷完了が100回に到達していない場合(ステップS202 No)、使用状況監視部204は使用状況の監視動作を継続して行う。
なお、印刷部209による印刷完了が100回に到達したか否かの判断は、使用状況監視部204がメモリ部207に保存させた使用状況監視情報の「Job番号」が100に到達したか否かで判断する。本実施形態に係る使用状況監視情報は、図10左側から、各使用状況監視情報を識別するために一意に設けられた「No」と、「Job番号」と、「情報種別」と、「情報詳細」とから構成されている。例えば、「Job番号」の値"1"には、「No1」,「No2」,「No3」,「No.4」の4つの使用状況監視情報が属しており、「No.1」は印刷データの設定値に関する使用状況監視情報、「No.2」はトナー使用量指標値に関する使用状況監視情報、「No.3」はエラー発生情報に関する使用状況監視情報、「No.4」はトナー使用量指標値に関する使用状況監視情報である。使用状況監視部204は、使用状況監視情報の「Job番号」を確認し、当該「Job番号」の値が100となった時点で、印刷部209による印刷完了が100回に到達したと判断し、この旨を推奨機能分析部205に通知する。
ステップS204において、推奨機能分析部205は、取得した使用状況監視情報の類型化行う。本実施形態において、推奨機能分析部205は、図11に示されるように、3種の類型化を用いる。1つ目は、「SPTONERSAVEMODE」とトナー使用量指標値との関係の類型化である。これにより、推奨機能分析部205は、印字品位、鮮やかさを必要としないのに、「SPTONERSAVEMODE」がOFFで使用され続けていないか推察する。2つ目は、手差しとエラー発生状況との関係の類型化である。これにより、推奨機能分析部205は、ユーザが手差しトレイの利用に慣れてきたかどうかや、手差しトレイを用いて印刷するべき厚さの用紙を無理に標準トレイに入れて使用し続けていないかどうかを推察する。3つ目は、エラー発生状況とトナー使用量指標値との関係の類型化である。一般的に、プリンタによる印刷において、湿気や、用紙を送る部品の磨耗等とエラーの発生頻度とは相関関係があることが知られている。これにより、推奨機能分析部205は、印刷には適さない環境下でプリンタ201が運用されているかどうかや、ユーザがエラーの解除方法に慣れてきたかどうか、又逆に印刷に最適な環境下でプリンタ201が運用されており、プリンタ201の能力を最大限発揮させても、エラーが発生する確率が上がらない可能性が高いか否かを推察する
そして、推奨機能判断部206は、推奨機能分析部205が導き出した情報から、推奨機能を判断する(ステップS205)。推奨機能分析部205が導き出す情報の例を図12に、推奨機能判断部206による推奨機能判断を説明するフローチャート(推奨判断フロー)を図13にそれぞれ示す。
例えば、図12の「SPTONERSAVEMODE」とトナー使用量指標値との関係の類型化において、図7で示したトナー使用量指標値(各色のうちどれか)が100000以上であり、「SPTONERSAVEMODE」がONでの使用回数が49回未満であると、推奨機能分析部205は、トナーを使いすぎてしまっていると推察する。一方、「SPTONERSAVEMODE」がONでの使用回数が50回以上であると、推奨機能分析部205は、トナーを節約していると推察する。また、「SPTONERSAVEMODE」をOFFで使用している場合を基準として、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用している場合のトナー使用量指標値が25%未満であって、「SPTONERSAVEMODE」がONでの使用回数が49回未満であると、推奨機能分析部205は、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用するときのデータはトナーをあまり使わないデータであるため、トナーセーブモードをOFFにしてもよいと推察する。一方、「SPTONERSAVEMODE」がONでの使用回数が50回以上であると、推奨機能分析部205は、「SPTONERSAVEMODE」をOFFで使用するときのデータはトナーを使うデータであるため、トナーセーブモードをONにした方がよいと推察する。さらに、推奨機能分析部205は、「SPTONERSAVEMODE」をOFFで使用している場合を基準として、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用している場合のトナー使用量指標値が25%以上400%未満であると、「SPTONERSAVEMODE」をOFFで使用している場合と、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用している場合とでトナー使用量指標値に相関関係が無いため、トナーセーブモードをONにしてもよいと推察する。また、推奨機能分析部205は、「SPTONERSAVEMODE」をOFFで使用している場合を基準として、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用している場合のトナー使用量指標値が400%以上であると、「SPTONERSAVEMODE」をONで使用するときのデータはトナーを使うデータであり、状況により設定を適切に運用できていると推察する。このようにして、推奨機能分析部205は、印字品位、鮮やかさを必要としないのに、「SPTONERSAVEMODE」がOFFで使用され続けていないか推察する。推奨機能分析部205は、同様に、手差しとエラー発生状況との関係の類型化、エラー発生状況とトナー使用量指標値との関係の類型化を行う。
そして、推奨機能判断部206は、推奨機能分析部205が導き出した情報から、推奨機能を判断する。例えば、図13の「トナーセーブモード」の設定値を「トナーをセーブする」、「トナーをセーブしない」、又は「何もしない」の何れかを選択する判断処理において、推奨機能判断部206は、推奨機能分析部205が導き出した情報を使用する。具体的には、図12で示した情報を元に、「トナーを使いすぎてしまっている可能性がある」(ステップS500 Yes)、「「SPTONERSAVEMODE」がONとOFFとで相関関係が無く」(ステップS501 Yes)、ユーザの判断である「高品位での印刷を維持したい」がNoである場合(ステップS502 Yes)、推奨機能判断部206は、「トナーセーブモード」の設定値を「トナーをセーブする」と判断する。同様にして、推奨機能判断部206は、「手差しタイムアウトモード」では、「自動的に印刷する」又は「確認してから印刷する」の何れかの設定値、「低速給紙モード」では、「低速で給紙する」、「標準の速度で給紙する」、又は「高速で給紙する」の何れかの設定値を選択し、推奨機能を判断する。
続いて、制御部203は、ステップS204及びステップS205において分析・判断された内容から、電子印刷データ(使用状況監視レポート)を生成する(ステップS206)。図14は、制御部203が生成した電子印刷データ(使用状況監視レポート)の一例である。
制御部203により生成された電子印刷データ(使用状況監視レポート)は、印刷部209に出力される。印刷部209は入力を受けた電子印刷データ(使用状況監視レポート)を用紙に印刷する(ステップS207)。
次に、制御部203はモード変更の問い合わせ画面を表示するようオペレーションパネル202に指示を与える。指示を受けたオペレーションパネル202は、図15に示すようなモード変更の問い合わせ画面をLCD211を介して表示する(ステップS208)。
図15上段は、「SPTONERSAVEMODE」がONで使用したときと「SPTONERSAVEMODE」がOFFで使用したときとで、トナー使用量指標値に相関関係がなく、印字品位、鮮やかさは必要とされないのに、「SPTONERSAVEMODE」がONで使用され続けていると推奨機能分析部205により推察され、推奨機能判断部206により「トナーセーブモード」の設定値を「トナーをセーブする」に変更するように判断された結果、これを提案する問い合わせ画面の一例である。
図15中段は、重走問題、用紙ジャムの発生回数が多いため、推奨機能分析部205により標準の速度で使用する使用環境ではないと推察され、推奨判断部206により「低速給紙モード」の設定値を「低速で給紙する」に変更するように判断された結果、これを提案する問い合わせ画面の一例である。
そして、ユーザによりオペレーションパネル202のOKキーが押下されると(ステップS209 Yes)、オペレーションパネル202はその旨を制御部203に通知する。通知を受けた制御部203は、設定部208に保持されている設定を変更し(ステップS211)、処理を終了する。図15下段は、このときオペレーションパネル202が表示する確認画面の一例である。なお、設定部208で保持されている設定が変更されたので、印刷部209は以降、動作モードを変更して動作することになる。
一方、ユーザによりオペレーションパネル202のOKキーが押下させず(ステップS209 No)、Cancelキーが押下されると(ステップS210 Yes)、オペレーションパネル202はその旨を制御部203に通知する。通知を受けた制御部203は処理を終了する。
以上のように、第1の実施形態によれば、ユーザの使い方や使用環境に応じて最適な装置運用が可能であり、対話でのサポートサービスが受けられない場合においても、使用方法に関する指示や発生した障害を解決する手段を提供することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態で説明した画像形成装置としてのプリンタ201における各動作モードの設定値は、標準で公開されているもののみであり、標準的なユーザでは知り得ない特別な設定値は提案されない。標準的なユーザが特別な設定値を用いるための前提条件を考慮しないで使用した場合、例えば、装置寿命が短くなったり、装置が異常な高温になったりすることがある。また、その特別な設定値を用いるためには、オプション治具を取り付けるなど、サポートサービスの支援が必要な場合もある。
第2の実施形態においては、標準的なユーザでは知り得ない特別な設定値に対して、ユーザとサポートサービスとの双方が、その特別な設定値を適用する際の注意事項や制限事項を理解し、合意した上で装置運用が可能な画像形成装置について説明する。なお、第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と同一な構成、動作については同一の符号を付してその説明を省略する。
図16は、第2の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ201'の機能構成及び当該画像形成装置201'に対するPC102、管理端末301、及びメールサーバー302の接続形態を説明する図である。
プリンタ201'は、第1の実施形態に係るプリンタ201の構成に加え、メール送受信部303を備える。メール送受信部303は、管理端末301とEメールを介して通信するためのプログラムモジュールである。メール送受信部303は、制御部203から出力された情報に基いてEメールを作成し、ネットワーク通信部210、メールサーバー302を介して管理端末301にEメールを送信する。また、メール送受信部303は、メールサーバー302、ネットワーク通信部210を介して管理端末301から送信されたEメールの内容を解釈し、後述する特別な設定値の活性化の指示等を制御部203に指示する。
管理端末301は、サポートセンター内に設置されるサポートサービス用端末であり、プリンタ201'とEメールでの通信を行うためのメールクライアントアプリケーションを備える。サポートセンターの担当者は管理端末301を操作してプリンタ201'を使用するユーザとのコミュニケーションが可能である。
メールサーバー302は、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)とPOP(Post Office Protocol)とをサポートするサーバーであり、管理端末301とプリンタ201'との間でのEメールによるコミュニケーションを中継する。
次に、本実施形態に係る動作について説明する。図17は、動作モードの設定値の活性化動作を説明するフローチャートである。
本実施形態においては、前述したように、プリンタ201'と管理端末301とはそれぞれEメールの送受信によるコミュニケーションが可能となるように構成されている。Eメールの送受信によってコミュニケーションを行う際には、Eメールデータはメールサーバー302を中継して行われるが、ここでの説明は省略する。
まず、ステップS301において、プリンタ201'は第1の実施形態で説明した使用状況の監視動作、推奨機能の分析と判断による動作モードの設定値変更に係る動作(図9のステップS201〜ステップS211)を行っている。
動作モードの設定値が変更された後、第1の実施形態においては、オペレーションパネル202のLCD211を介して図15下段で示した確認画面が表示されるが、本実施形態においては、その代わりに、OKキーの押下を受け、プリンタ201'に対するオプション使用の可否についてユーザに問うアンケート画面に遷移する旨が記述された画面が表示される。図18は、本実施形態において、図15下段で示した確認画面に代えて表示される表示画面の一例であり、図19は、アンケート画面の一例である。
ユーザはオペレーションパネル202を介してアンケートに回答し、回答が終了するとOKキーを押下する。OKキーの押下を検知したオペレーションパネル202は、アンケートの回答結果を制御部203に出力する。アンケートの回答結果の入力を受けた制御部203は、図20に示すような、アンケートの回答、制御部203が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧をメール送受信部303に出力し、管理端末301へのEメール送信を指示する(ステップS302)。指示を受けたメール送受信部303は、図21の例に示すEメールを作成し、管理端末301に送信する(ステップS303)。
管理端末301は、プリンタ201'から送信されたEメールを受信する(ステップS304)。そして、サポートセンターでは、管理端末301を操作して、設定値の活性化と、推奨機能判断部206による、図13で示した推奨機能判断フローを変更させるEメールを作成する(ステップS305)。図22は、設定値の活性化と、推奨機能判断フローを変更させるEメールの例を示したものである。図22に示す例においては、「低速給紙モード」における「超高速で給紙する」という特別な設定値を活性化させ、"エラーが発生していない"、かつ、"トナーをあまり使わない"、かつ、"作業を効率的にこなしたい"に該当するときに、「低速給紙モード」の設定値を「超高速で給紙する」に変更するように推奨機能判断フローが変更される。
ステップS306において、管理端末301はステップS305で作成したEメールをプリンタ201'に送信する。
プリンタ201'のメール送受信部303は、管理端末301から送信されたEメールを受信すると、受信したEメールの内容を解釈して設定値の活性化を制御部203に指示する(ステップS307)。
制御部203は、設定部208に保持されているプリンタ201'の設定値を活性化する(ステップS308)。設定値の活性化は、設定部208に保持されているプリンタ201'の設定値の各々に付属するフラグを更新することによって行われる。
次に、制御部203は、推奨機能判断部206が保持する推奨機能判断フローを変更する(ステップS309)。制御部203は、スプリプト形式で記載された判断プログラムを実行することにより推奨機能判断フローを図23(a)に示す変更前の状態から同図23(b)に示す変更後の状態に変更する。
そして、プリンタ201'は第1の実施形態で説明した使用状況の監視動作、推奨機能の分析と判断による動作モードの変更に係る動作を継続する(ステップS310)。
運用を継続した結果、活性化された設定値への変更がお勧めとなり、ユーザがそれに同意した場合、活性化された設定値に変更される(ステップS311)。
動作モードの設定値が変更された後、ステップS302、ステップS303で説明した手順と同様にして、制御部203は、図24に示すような、アンケートの回答、制御部203が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧をメール送受信部303に出力し、管理端末301へのEメール送信を指示する。指示を受けたメール送受信部303は、Eメールを作成し、管理端末301に送信する(ステップS312)。
管理端末301は、プリンタ201'から送信されたEメールを受信する(ステップS313)。そして、サポートセンターでは、「低速給紙モード」の設定値が「超高速で給紙する」という設定値への変更を受け、この設定変更を有効化するためのオプション治具を送付する(ステップS314)。なお、オプション治具とは、「超高速で給紙する」との設定値への変更にともない、プリンタ201'が高温とならないように制御する冷却装置である。当該オプション治具304を接続したプリンタ201'の概観を図25に示す。
ステップS315において、ユーザはオプション治具304をプリンタ201'に取り付ける。制御部203は、プリンタ201'に対するオプション治具304の取り付けを検知すると(ステップS316)、変更された設定値に基き装置運用を開始する(ステップS317)。なお、オプション治具304のプリンタ201'に対する取り付けの検知は、プリンタ201'に接続可能なUSB(Universal Serial Bus)ポートにオプション治具304を接続することで行うことができる。
ところで、プリンタ201'の推奨機能判断部206により提案された設定値に変更し、装置運用を開始したところ、この設定変更にユーザが満足しない場合がある。このような状況下におけるプリンタ201'の動作について説明する。
図26は課金停止、再開に係る動作を説明するフローチャートである。本フローチャートで説明する例の前提条件として、プリンタ201'はユーザに対して貸し出され、印刷した枚数に応じて課金し、1ヶ月の印刷枚数の合計を計算して使用料を請求する形態を取っているものとする。
プリンタ201'は、図17のステップS301〜ステップS317で説明した装置運用を行っている。そして、サポートセンターでは、任意のタイミングで管理端末301を操作し、プリンタ201'に対してEメールを送信することができる(ステップS410)。このEメールはオプション治具304の利用に当り、100回の印刷は試用期間という扱いにして、課金を停止することができ、試用期間である旨をオペレーションパネル202に表示させるためのものである。図27は上記趣旨でサポートセンターにおいて作成されたEメールの例である。
サポートセンターからEメールが送信されると、プリンタ201'のメール送受信部303はこれを受信し(ステップS411)、制御部203に出力する。制御部203は、課金を停止し、試用期間である旨を表示するようオペレーションパネル202に指示を与える。
指示を受けたオペレーションパネル202は、図28に示す例のような通知画面をLCD211に表示する。
動作モードの設定値が変更された後、試用期間である100回目の印刷が終了すると、プリンタ201'はアンケートを実施する。アンケートの回答結果の入力を受けた制御部203は、図29に示すような、アンケートの回答、制御部203が生成した印刷電子データ(使用状況監視レポート)、設定項目、設定値一覧をメール送受信部303に出力し、管理端末301へのEメール送信を指示する。指示を受けたメール送受信部303はEメールを作成し、管理端末301に送信する(ステップS412)。
ステップS413において、管理端末301はプリンタ201'から送信されたEメールを受信する。サポートセンターでは、管理端末301を操作して課金を再開できるようにするとともに、試用期間が終了した旨をプリンタ201'のオペレーションパネル202に表示させるEメールを作成し送信する(ステップS414)。図30は上記趣旨でサポートセンターにおいて作成されたEメールの例である。
サポートセンターからEメールが送信されると、プリンタ201'のメール送受信部303はこれを受信し(ステップS415)、制御部203に出力する。制御部203は、課金を再開し、試用期間である旨を表示するようオペレーションパネル202に指示を与える。
指示を受けたオペレーションパネル202は、図31に示す例のような通知画面をLCD211に表示する。
以上のように、第2の実施形態によれば、標準的なユーザでは知り得ない特別な設定値に対して、ユーザとサポートサービスとの双方が、その特別な設定値を適用する際の注意事項や制限事項を理解し、合意した上で装置運用が可能となる。また、第2の実施形態によれば、ユーザはサポートサービスに対して、装置が作成するEメールを送信することでコミュニケーションをとっているので、ユーザが自身の期待する装置運用形態と実際の装置運用形態とのギャップを、より理解しやすい形でサポートサービスに伝えることができるようになるとともに、サポートサービスはユーザに対するサポートをより具体的に行うことができる。さらに、第2の実施形態によれば、Eメールを用いて課金の停止、再開を指示することができ、かつ、その旨をオペレーションパネルの表示画面に表示させることができる。
従来技術においては装置の使用方法に関する不明点や障害の発生に気づくのはユーザであり、かつ、ユーザは、その時々に単独で生じている事象の解決に注目しがちであり、本質的に踏み込んだ解決策を得ることができないことが多かった。また、サポートサービスの側では、ユーザからの入力情報が十分でなく、又、ユーザの側では装置が予め持っている機能の理解が乏しいことも多いことから、ユーザとサポートサービスとの双方の合意の上での解決策を施すことが難しかったが、第2の実施形態によれば、装置の使用方法に関する不明点や障害の発生に気づくのは画像形成装置であり、かつ、装置自体が本質的に踏み込んだ障害発生の原因を特定することが可能である。そして、サポートサービスから画像形成装置が特定した障害発生の原因に基いて的確な指示が得られ、ユーザとサポートサービスとの双方が合意の上で解決策を講じることが容易となった。
本実施形態の説明では、電子印刷データとして、PJL、PCLで記述された例を用いて説明したが、電子印刷データの記述方法はこれ以外にも知られているものがあり、PJL、PCLで記述されたデータ以外でも本発明は適用可能である。
本実施形態の説明において、使用状況監視部が収集する使用状況監視情報の一例として、PCからLANケーブルを介して送信される印刷電子データに付随する情報、展開データを解析して得られる情報、印刷する際に発生したエラーに関する情報について説明したが、これ以外の情報を用いてもかまわない。また、第1の実施形態に係るプリンタは、使用状況監視レポートを用紙に印刷する形態であったが、使用状況監視レポートに含まれる内容をユーザに伝える手段として、例えば、オペレーションパネルに表示する、PCに対してEメール送信するといった手段を用いることも可能である。
第2の実施形態の説明においては、プリンタと管理端末とのコミュニケーションをEメールを用いて行う形態について説明したが、プリンタ等を含む端末同士のコミュニケーションの手段はEメール以外にもあり、本発明はEメール以外のコミュニケーションの手段を適用することも可能である。また、第2の実施形態の説明においては、オプション治具として冷却装置を一例として説明したが、冷却する必要がない場合にはトングル等を用いてもよい。
101 LANケーブル
102 PC
201,201' プリンタ
202 オペレーションパネル
203 制御部
204 使用状況監視部
205 推奨機能分析部
206 推奨機能判断部
207 メモリ部
208 設定部
209 印刷部
210 ネットワーク通信部
211 LCD
212 キー
301 管理端末
302 メールサーバー
303 メール送受信部
304 オプション治具

Claims (12)

  1. 出力物を形成する際の属性群を出力毎に収集する使用状況監視部と、
    前記使用状況監視部が収集した前記属性群を分析して類型化する推奨機能分析部と、
    前記推奨機能分析部が類型化した類型化情報から推奨機能を導く推奨機能判断部とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記属性群は、装置外部から受け入れる入力データに付随するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記属性群は、装置内部に保持されている保持データであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力物は、前記入力データに基き画像形成された記録媒体であって、
    前記属性群は、装置が画像形成を行う際の処理の過程で生成された、装置の消耗品の消耗度合いと相関関係を有する指標データであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記属性群は、装置運用中に発生した事象又は当該事象の発生時間であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記推奨機能分析部が類型化した類型化情報と前記推奨機能判断部が導いた推奨機能とを提示する出力部を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. ユーザから受け入れた入力情報を前記属性群とする入力部を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記出力部は、提示した情報に応答して、別途作成された前記属性群の変更を提示する属性群変更指示を装置外部から受け入れるとともに、当該属性群変更指示に関する情報を出力すること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記属性群変更指示は、装置の標準的な運用時には変更できない変更内容であること
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記属性群変更指示は、装置に対して治具を装着することで反映されること
    を特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記属性群変更指示は、装置内部に保持されている前記保持データの変更に係る内容であること
    を特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記属性群変更指示は、装置の使用料金に関連する使用料金データの変更に係る内容であること
    を特徴とする請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
JP2013218220A 2013-10-21 2013-10-21 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6340618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218220A JP6340618B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218220A JP6340618B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015081934A true JP2015081934A (ja) 2015-04-27
JP6340618B2 JP6340618B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=53012581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013218220A Expired - Fee Related JP6340618B2 (ja) 2013-10-21 2013-10-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6340618B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132912A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Ricoh Co Ltd 情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置
JP2004177884A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理システム
JP2004364261A (ja) * 2003-05-14 2004-12-24 Seiko Epson Corp 故障予測通知プリンタ及びプリンタ管理サーバ並びにこれら用いた故障予測通知システム、故障予測通知プログラム及び故障予測通知方法
JP2005153473A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,オプション構成推定方法,オプション構成提案方法
JP2011039614A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Pfu Ltd 提案装置、提案システム、提案方法、及びプログラム
JP2011181995A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、サーバおよびプログラム
JP2012058588A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013070294A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Sharp Corp 画像処理装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002132912A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Ricoh Co Ltd 情報収集・提供システムおよび方法、並びにサーバ装置
JP2004177884A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理システム
JP2004364261A (ja) * 2003-05-14 2004-12-24 Seiko Epson Corp 故障予測通知プリンタ及びプリンタ管理サーバ並びにこれら用いた故障予測通知システム、故障予測通知プログラム及び故障予測通知方法
JP2005153473A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Kyocera Mita Corp 画像形成装置,オプション構成推定方法,オプション構成提案方法
JP2011039614A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Pfu Ltd 提案装置、提案システム、提案方法、及びプログラム
JP2011181995A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、サーバおよびプログラム
JP2012058588A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2013070294A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Sharp Corp 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6340618B2 (ja) 2018-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9253337B2 (en) Program, image processing apparatus, and image processing system
JP2013114654A (ja) 管理システム、画像形成装置、及びその方法
CN108621612B (zh) 印刷装置及信息收集发送方法
US20110299122A1 (en) Image forming apparatus and system
US8294938B2 (en) Image forming apparatus, management system, and method thereof
US20120133966A1 (en) Image processing apparatus, control method thereof and storage medium
JP2008147941A (ja) 監視装置、画像形成装置、監視システム、ネットワークの設定変更方法、及びプログラム
JP5363440B2 (ja) 印刷装置
JP2011107892A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
US20200096900A1 (en) Apparatus having capability of receiving automatic order service of consumable products and the like, control method thereof and storage medium
JP2020052566A (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP4844152B2 (ja) 画像形成装置シミュレーション装置、画像形成装置シミュレーション方法及びプログラム
JP6340618B2 (ja) 画像形成装置
JP2016206509A (ja) 画像形成装置
US20110164278A1 (en) Image forming apparatus
US20170308014A1 (en) Image forming system and image forming method
US9792078B2 (en) Image forming apparatus for transmitting management information via a plurality of network interfaces
JP2023031792A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2010219867A (ja) 印刷ジョブ処理装置及び画像処理システム
JP2017019162A (ja) ジョブ実行装置、エラー通知方法、及びエラー通知プログラム
JP2009265371A (ja) カラー画像形成装置及び消耗品管理システム
JP2009053515A (ja) 画像形成装置のメンテナンス支援装置
US10194039B2 (en) Printing result estimation apparatus and computer program
JP2019175152A (ja) プログラムおよび情報処理装置
JP2013003418A (ja) 画像形成装置と画像形成方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6340618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees