JP2015072852A - 電磁リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】相手側部材の取付工程の簡素化を図りつつ、より確実に相手側部材を取り付けることのできる電磁リレーを得る。
【解決手段】電磁リレー100は、固定接点35aが形成された固定端子35と、固定接点35aに接離する可動接点29bが形成された可動接触子29と、を有する接点装置1を備えている。この接点装置1は筐体5の内部に収容されている。さらに、ネジ部81aが形成された第1端子部81と、第1端子部81に接続される第2端子部82と、を有する端子部80を備えている。第1端子部81と第2端子部82は、少なくとも端子部80に相手側部材90を接続した状態では、互いに電気的に接続された構造をしている。そして、第1端子部81および第2端子部82のうち少なくともいずれか一方の端子部には、第1端子部81と第2端子部82との相対回動を規制する回動規制部82hが設けられている。
【選択図】図10

Description

本発明は、電磁リレーに関する。
従来より、ボルト等を用いて相手側部材を取り付ける際に、より容易に取り付けられるようにした技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、基部が電池モジュール本体に固定され、先端部が電池モジュール本体から所定間隔を隔てて離隔した金属端子に相手側部材としてのバスバーを接続している。このとき、金属端子の先端部と電池モジュール本体との間にナットを配置するとともに、当該ナットを回り止め部に当接させるようにすることで、バスバー接続時のナットの空転が抑制されるようにしている。
特開2009−301874号公報
しかしながら、上記従来の技術では、電池モジュール本体側に取り付けた回り止め部にナットを配置し、ボルトをナットに締結させることで相手側部材を金属端子に取り付けるようにしている。このように、上記従来の技術では、回り止め部を電池モジュール本体に取り付けた後に当該回り止め部にナットを配置し、かかる状態でボルトをナットに締結させて相手側部材を金属端子に取り付けているため、工程が複雑化してしまう。
そこで、本発明は、相手側部材の取付工程の簡素化を図りつつ、より確実に相手側部材を取り付けることのできる電磁リレーを得ることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、電磁リレーであって、固定接点が形成された固定端子と、前記固定接点に接離する可動接点が形成された可動接触子と、を有する接点装置と、前記接点装置が内部に収容される筐体と、前記筐体から露出するネジ部を有し、前記接点装置に接続されるとともに相手側部材が接続される端子部と、を備え、前記端子部は、前記ネジ部が形成された第1端子部と、前記第1端子部に接続される第2端子部と、を備えており、前記第1端子部と前記第2端子部は、少なくとも前記端子部に前記相手側部材を接続した状態では、互いに電気的に接続されており、前記第1端子部および前記第2端子部のうち少なくともいずれか一方の端子部に、前記第1端子部と前記第2端子部との相対回動を規制する回動規制部が設けられていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、前記回動規制部は、少なくとも一部が金属材料で形成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記第1端子部が多角形状の頭部を有するボルトで構成されており、前記回動規制部が、前記第2端子部に設けられて前記頭部に係合する壁部を有することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記第1端子部と前記第2端子部とを互いに電気的に接続する際に当接する前記第1端子部の当接部位と前記第2端子部の当接部位との間に、前記第1端子部と前記第2端子部との相対回動規制を補助する回動規制補助部が設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、ネジ部を有する第1端子部および第1端子部に接続される第2端子部のうち少なくともいずれか一方の端子部に、第1端子部と第2端子部との相対回動を規制する回動規制部を設けている。そのため、より確実に相手側部材を取り付けることができる上、別部材のボルトおよびナットを用意する必要がなくなることで相手側部材の取付工程の簡素化を図ることができるようになる。このように、本発明によれば、相手側部材の取付工程の簡素化を図りつつ、より確実に相手側部材を取り付けることのできる電磁リレーを得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる電磁リレーを示す図であって、(a)は側面図、(b)は裏面図、(c)は正面図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁リレーの分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる接点装置の一部を分解して示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁リレーを示す図であって、(a)は側断面図、(b)は図4(a)と直交する方向で切断した側断面図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁リレーのケースカバーを除いた状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁リレーのケースカバーを除いた状態を示す側断面である。 本発明の一実施形態にかかる端子部を模式的に示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部を示す図であって、(a)は一方側から視た斜視図、(b)は他方側から視た斜視図、(c)は正面図、(d)は平面図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部に相手側部材を取り付けた状態を示す図であって、(a)は裏面図、(b)は側面図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部と相手側部材との固定方法を模式的に示す図であって、(a)は固定する前の状態を示す正面図、(b)は固定した後の状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる端子部の他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下では図4(b)の上下左右を上下左右として、図4(a)の左右を前後として説明する。
本実施形態にかかる電磁リレー100は、初期状態において接点オフとなる所謂常開型のものであり、図1〜図3に示すように、下部に位置する駆動ブロック2と上部に位置する接点ブロック3とを一体に組み合わせて構成される接点装置1を備えている。そして、接点装置1は、中空箱型のケース(筐体)5内に収納されている。なお、初期状態において接点オンとなる所謂常閉型の電磁リレーを用いることも可能である。
ケース5は、略矩形状のケース基部7と、このケース基部7を覆うように配置される駆動ブロック2および接点ブロック3などの搭載部品を収容するケースカバー9と、を備えている。
ケース基部7には、一対のコイル端子20がそれぞれ装着される一対のスリット71、71が図4における下部側に設けられている。また、ケース基部7の図4における上部側には、一対の端子部80,80が装着される一対の切り欠き72、72がそれぞれ設けられている。さらに、ケース基部7の後側(図4(a)の右側:ケース基部のケースカバーとは反対側の面)には、後方に突出して一対の端子部80,80を隔離する壁部73が設けられている。一方、ケースカバー9は、ケース基部7側が開放された中空箱型に形成されている。
駆動ブロック2は、コイル13が巻回される中空円筒状のコイルボビン11と、コイルボビン11に固定されコイル13の両端がそれぞれ接続される一対のコイル端子20と、を備えている。
コイルボビン11は、円筒部の上下両端に円周方向へ突出した略円形のフランジ部11cを備えており、上下のフランジ部11cの間にはコイル13が巻回される巻胴部11dが形成されている。
コイル端子20は、銅などの導電性材料を用いて平板状に形成されており、一対のコイル端子20には中継端子20aがそれぞれ設けられている。そして、各中継端子20aには、コイルボビン11に巻かれたコイル13の両端の引出線が絡げられた状態で半田付けされている。
そして、一対のコイル端子20を介してコイル13に通電することで駆動ブロック2を駆動するようにしている。このように駆動ブロック2を駆動させることで、後述する接点ブロック3の固定接点35aと可動接点29bとで構成される接点が開閉されて、一対の固定端子35間の導通、非導通を切り替えることができるようになっている。
また、駆動ブロック2は、磁性材料からなりコイルボビン11を包囲する継鉄6を備えている。本実施形態では、継鉄6は、コイルボビン11の上端面に当接する矩形状の継鉄上板21と、コイルボビン11の下端面および側面に当接する矩形状の継鉄19とで構成されており、前後方向に開放されている。
継鉄19は、コイル13とケース5との間に配置されており、この継鉄19は、底壁19aと、底壁19aの周縁から立ち上がる一対の側壁19b、19bとを備えている。本実施形態では、底壁19aおよび一対の側壁19b、19bは、一枚の板を折曲することにより連続一体に形成されている。また、継鉄19の底壁19aには、円環状の挿通孔19cが形成されており、この挿通孔19cには磁性材料からなるブッシュ16が装着されている。そして、継鉄19の一対の側壁19b、19bの先端側(上端側)には、コイルボビン11に巻かれたコイル13を覆うようにして上述した継鉄上板21が配置されている。
また、駆動ブロック2は、コイルボビン11の円筒内部に固定され通電されたコイル13によって磁化される固定鉄芯15と、固定鉄芯15とは上下方向(軸方向)で対向し、コイルボビン11の円筒内に配置される可動鉄芯17と、を備えている。固定鉄芯15は略円柱状に形成されており、突起部15aの上端にフランジ部15bが円周方向に突出して設けられている。
さらに、本実施形態では、駆動ブロック2は、固定鉄芯15および可動鉄芯17とコイルボビン11との間に、磁性材料からなり、上面が開口した有底円筒状に形成されたプランジャキャップ14を備えている。本実施形態では、コイルボビン11の中心に形成された挿通孔11a内に、プランジャキャップ14が配置されている。このとき、コイルボビン11の上側には円環状の座面11bが形成されており、この座面11bにプランジャキャップ14のフランジ部14aを載置している。そして、挿通孔11aにはプランジャキャップ14の突出部14bを嵌合させている。また、コイルボビン11の円筒内部に設けられたプランジャキャップ14内に固定鉄芯15と可動鉄芯17とが収納されるようにしている。なお、固定鉄芯15はプランジャキャップ14の開口側に配置されることとなる。
さらに、固定鉄芯15および可動鉄芯17はそれぞれ外径がプランジャキャップ14の内径と略同径の円柱状に形成されており、可動鉄芯17はプランジャキャップ14の円筒内部を摺動するようになっている。この可動鉄芯17の移動範囲は、固定鉄芯15から離れた初期位置と固定鉄芯15に当接する当接位置との間に設定される。また、固定鉄芯15と可動鉄芯17の間には、コイルばねからなり可動鉄芯17を初期位置に復帰させる向きに付勢する復帰ばね23が介在している。可動鉄芯17は、この復帰ばね23によって固定鉄芯15から離反する方向(図4の上側)に付勢されている。なお、本実施形態では、固定鉄芯15の挿通孔15c内には、中心側に向けて突出して孔径を小さくする突起15dが全周にわたって設けられており、この突起15dの下面15fが復帰ばね23のばね受け部となっている。
また、継鉄上板21の中央部には固定鉄芯15が挿通される挿通孔21aが貫設されている。そして、固定鉄芯15を挿通する際には、固定鉄芯15の円筒部15bを継鉄上板21の上面側から挿通するようになっている。このとき、継鉄上板21の上面略中心には、固定鉄芯15のフランジ部15bと略同径の凹部21bが設けられており、固定鉄芯15のフランジ部15bを凹部21bにはめ込むことで抜け止めがなされる。
さらに、継鉄上板21の上面側には金属製からなる押さえ板49が設けられており、左右端部が継鉄上板21の上面に固定されている。そして、押さえ板49の中央の凸部が継鉄上板21の上面より突出した固定鉄芯15のフランジ部15bを収納する空間を形成するように設けられている。さらに、本実施形態では、固定鉄芯15と押さえ板49の間に、ゴム弾性を有する材料(例えば合成ゴム)からなる鉄芯ゴム18が設けられており、固定鉄芯15からの振動が押さえ板49に直接伝播されないようになっている。この鉄芯ゴム18は円盤状に形成されており、中央部には後述するシャフト(駆動軸)25が挿通される挿通孔18aが貫設されている。さらに、本実施形態では、鉄芯ゴム18は、フランジ部15bを包むようにして固定鉄芯15に嵌着されている。
プランジャキャップ14の開口側には、円周方向に突出するフランジ部14aが形成されており、このフランジ部14aは継鉄上板21の下面における挿通孔21aの周囲に固着されている。そして、プランジャキャップ14の下端底部は、底壁19aの挿通孔19cに装着されたブッシュ16に挿通されている。このとき、プランジャキャップ14の下部に収納された可動鉄芯17がブッシュ16の周部と磁気接合されることとなる。
かかる構成とすることで、コイル13への通電時には、固定鉄芯15における可動鉄芯17との対向面と底壁19aにおけるブッシュ16との周部とが、一対の磁極部として互いに異極性になり、可動鉄芯17が固定鉄芯15に吸引されて当接位置に移動する。一方、コイル13への通電を停止すると、可動鉄芯17は復帰ばね23により初期位置に復帰する。なお、復帰ばね23は、固定鉄芯15の挿通孔15cに挿通されており、上端が突起15dの下面15fに当接するとともに、下面が可動鉄芯17の上面に当接するようになっている。さらに、本実施形態では、プランジャキャップ14内の底部には、ゴム弾性を有する材料からなり、可動鉄芯17の外径と略同径に形成されたダンパーゴム12が設けられている。
また、駆動ブロック2の上方には、コイル13の通電の入切に応じて接点を開閉する接点ブロック3が設けられている。
接点ブロック3は、耐熱性材料により下面が開口する箱状に形成されたベース41を備えている。そして、ベース41の天壁部には、2箇所の挿通孔41aが設けられており、挿通孔41aには一対の固定端子35が下フランジ32を挟んで挿通されている。固定端子35は銅系材料等の導電性材料によって円筒形に形成されている。固定端子35の下端面には、固定接点35aが形成されており、上端部には円周方向に突出したフランジ部35bが形成され、フランジ部35bの中心には凸部35cが設けられている。そして、下フランジ32の上面と固定端子35のフランジ部35bは銀ろう34により密閉接合されており、下フランジ32の下面とベース41の上面の間も銀ろう36により密閉接合されている。
また、固定端子35には、外部負荷等の相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90に接続される一対の端子部80,80が取り付けられている。この端子部80,80は、導電性を有する金属材料を用いて形成されており、端子部80,80の前端には、固定端子35の凸部35cが挿通される挿通穴82a,82aが形成されており、この挿通穴82a,82aを挿通した凸部35cがスピンカシメ加工されることで端子部80,80が固定端子35に固定されている。
また、ベース41内には、一対の固定接点35a間に跨る形で可動接触子29が配置されており、可動接触子29の上面において固定接点35aに対向する部位に、それぞれ可動接点29bが設けられている。そして、可動接触子29の中央部には、可動接触子29を可動鉄芯17に連結するシャフト25の一端部が挿通される挿通孔29aが貫設されている。
シャフト25は、非磁性材料によって形成されており、可動鉄芯17の移動方向(上下方向)に長い丸棒状のシャフト本体部25bと、可動接触子29から上方に突出した部分に円周方向に突出するように形成されたフランジ部25aとを有している。
さらに、可動接触子29と押さえ板49との間には、絶縁材料によって形成され、押さえ板49を覆うように形成された絶縁板37と、コイルばねからなり、シャフト25が挿通される接圧ばね(付勢部)33と、が設けられている。なお、絶縁板37の中央には、シャフト25が挿通する挿通孔37aが設けられており、可動接触子29は接圧ばね33によって上方向(駆動軸方向の一方側)に付勢されている。
ここで、可動鉄芯17が初期位置にあるときは可動接点29bと固定接点35aとが互いに離間し、可動鉄芯17が当接位置にあるときは可動接点29bと固定接点35aとが接触するように、可動鉄芯17と可動接触子29との位置関係を設定している。すなわち、コイル13を通電していない期間には接点装置3がオフとなることで両固定端子35間が絶縁され、コイル13を通電している期間には接点ブロック3がオンとなることで両固定端子35間が導通することになるようにしている。なお、可動接点29bと固定接点35aとの間の接触圧は接圧ばね33によって確保されるようにしている。
ところで、可動接触子29の可動接点29bと固定接点35a,35aとが接触した状態で電流が流れると、この電流によって、固定接点35a,35aと可動接触子29との間に電磁反発力が作用する。この固定接点35a,35aと可動接触子29との間に電磁反発力が作用すると、接点圧が低下し、接触抵抗が大きくなってジュール熱が急激に増加したり、接点が開離してアーク熱が発生したりする。そのため、可動接点29bおよび固定接点35aが溶着してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、可動接点29bが固定接点35aに当接した状態(本実施形態では電源をオンにした状態)において、少なくとも可動接触子29の下側(駆動軸方向の他方側)に配置される(下面29dに当接した状態で配置される)ヨーク50を設けている。
具体的には、可動接触子29の上側に配置される上側ヨーク(第2ヨーク)51と、可動接触子29の下側および側部を囲う下側ヨーク(第1ヨーク)52とで可動接触子29の上下面29c,29dおよび側面29eを囲うヨーク50を構成している。すなわち、可動接点29bが固定接点35aから離反した状態(本実施形態では電源をオフにした状態)においても、ヨーク50が少なくとも可動接触子29の下側(駆動軸方向の他方側)に配置される(下面29dに当接した状態で配置される)ようにしている。
このように、上側ヨーク51と下側ヨーク52とで可動接触子29を囲うようにすることで、上側ヨーク51と下側ヨーク52との間に磁気回路が形成されるようにしている。
そして、上側ヨーク51および下側ヨーク52を設けることで、可動接点29bと固定接点35a,35aとの接触時に電流が流れた際に、上側ヨーク51および下側ヨーク52が電流に基づいて相互に吸引する磁力を発生させるようにしている。このように、相互に吸引する磁力が発生することで、上側ヨーク51と下側ヨーク52とが相互に吸引し合うこととなる。この上側ヨーク51と下側ヨーク52とが吸引しあうことによって、可動接触子29が固定接点35aに押圧されて、可動接触子29が固定接点35aから開離しようとする動作が規制される。このように、可動接触子29が固定接点35aから開離しようとする動作を規制することで、可動接触子29が固定接点35aに反発することなく可動接点29bが固定接点35aに吸着するためアークの発生が抑制される。その結果、アークの発生による接点溶着を抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、上側ヨーク51を略矩形板状に形成し、下側ヨーク52を、底壁部52aと、底壁部52aの両端から立ち上がるように形成された側壁部52bとで略U字状に形成している。このとき、図4(a)に示すように、下側ヨーク52の側壁部52bの上端面を上側ヨーク51の下面に当接させるのが好ましいが、下側ヨーク52の側壁部52bの上端面を上側ヨーク51の下面に当接させないようにしてもよい。
そして、本実施形態では、可動接触子29は、接圧ばね33によって上方向に付勢されるようにしている。具体的には、接圧ばね33は、上端が下側ヨーク52の底壁部52aの下面に当接するとともに、下端が突起15dの上面15eに当接するようになっている。このように、本実施形態では、突起15dの上面15eが接圧ばね33のばね受け部となっている。
また、上側ヨーク51、下側ヨーク52、および押さえ板49には、シャフト25が挿入される挿通孔51a、挿通孔52c、および挿通孔49aがそれぞれ形成されている。
そして、以下のようにして、シャフト25の一端部に、可動接触子29が取り付けられるようになっている。
まず、下側から可動鉄芯17、復帰ばね23、継鉄上板21、固定鉄芯15、鉄芯ゴム18、押さえ板49、絶縁板37、接圧ばね33、下側ヨーク52、可動接触子29、上側ヨーク51の順に配置する。このとき、復帰ばね23は、継鉄上板21の挿通孔21aおよびプランジャキャップ14の挿通孔14cに突起部15aを嵌合させた固定鉄芯15の挿通孔15c内に挿通されている。
そして、シャフト25の本体部25bを、上側ヨーク51の上側からそれぞれの挿通孔51a、29a、52c、37a、49a、18a、15c、21aおよび接圧ばね33、復帰ばね23に挿通させ、可動鉄芯17の挿通孔17aに挿通させて連結する。なお、シャフト25の可動鉄芯17への連結は、先端を押しつぶしてリベット結合することで行ったり、シャフト25の他端部にねじ溝を形成して可動鉄芯17に螺合させたりすることで行うことができる。
こうして、シャフト25の一端部に可動接触子29が取り付けられる。本実施形態では、上側ヨーク51の上側には円環状の座面51bが形成されており、この座面51bにシャフト25のフランジ部25aを収納することで、シャフト25の上方への突出を抑制しつつ、シャフト25の抜け止めがなされるようにしている。なお、シャフト25を上側ヨーク51にレーザー溶接等で固定するようにしてもよい。
また、固定鉄芯15に設けられた挿通孔15cについては、少なくともシャフト25が固定鉄芯15に接触しないようにシャフト25の外径に比較して大きな内径に設定されている。かかる構成とすることで、可動接触子29が可動鉄芯17の移動に連動して上下方向に移動することとなる。
また、本実施形態では、可動接点29bが固定接点35aから引き離された際に、可動接点29bと固定接点35aとの間に発生するアークを抑制するために、ベース41内にガスを封入している。このようなガスとしては、アークが発生する温度領域で最も熱伝導に優れた水素ガスを主体とした混合ガスを用いることができる。このガスを封止するために、本実施形態では、ベース41と継鉄上板21との隙間を覆う上フランジ40を設けている。
具体的には、ベース41は、一対の挿通孔41aが並設された天壁41bと、この天壁41bの周縁から下方に突出するように設けられた角筒状の壁部41cとを有しており、下側(可動接触子29側)が開放された中空箱型に形成されている。そして、開放された下側から可動接触子29を壁部41cの内側に収容した状態で、上フランジ40を介してベース41を継鉄上板21に固定している。
本実施形態では、ベース41下面の開口周縁部と上フランジ40の上面とを銀ろう(図示せず)により気密接合するとともに、上フランジ40の下面と継鉄上板21の上面とをアーク溶接等で気密接合している。さらに、継鉄上板21の下面とプランジャキャップ14のフランジ部14aとをアーク溶接等で気密接合している。こうすることで、ベース41内にガスが封入された封止空間Sを形成している。
さらに、ガスを用いたアークの抑制方法と並行して本実施形態では、カプセルヨークを用いたアークの抑制も行っている。カプセルヨークは磁性部材30および一対の永久磁石31から構成されており、磁性部材30は鉄等の磁性材料によって略枠状に形成されている。この磁性部材30は、互いに対抗する一対の側片30aと、互いに対抗する一対の側片30bとを備えている。本実施形態では、一方の側辺30bが、両側片30aに、当該両側片30aの基端部を連結するように一体に形成されている。そして、他方の側辺30bの両端を両側片30aの先端部にそれぞれ連結させることで、平面視で略矩形枠状の磁性部材30が形成されるようにしている。
永久磁石31は、両側片30aにそれぞれ対向するように磁性部材30の両側片30aに取り付けられており、この永久磁石31によって、ベース41に可動接点29aの固定接点35aへの接離方向と略直行する磁場を与えている。これにより、アークが可動接触子29の移動方向と直交する方向へ引き伸ばされるとともに、ベース41内に封入されたガスによって冷却されて、アーク電圧が急激に上昇し、アーク電圧が接点間の電圧を上回った時点でアークが遮断される。つまり、本実施形態の電磁リレー100では、カプセルヨークによる磁気ブローとベース41内に封入されたガスによる冷却とでアーク対策が講じられている。こうすることで、アークを短時間で遮断することができるようになり、固定接点35aおよび可動接点29bの消耗を小さくすることができる。
ところで、本実施形態の電磁リレー100においては、可動鉄芯17はプランジャキャップ14によって移動方向(上下方向)に案内されているため、移動方向に直行する平面での位置が規制されている。したがって、可動鉄芯17と接続されたシャフト25においても可動鉄芯17の移動方向に直行する平面内での位置が規制されることになる。さらに、本実施形態では、固定鉄芯15においても挿通孔15cにシャフト25が挿通されることにより可動鉄芯17の移動方向に直行する平面内でのシャフト25の位置を規制している。つまり、固定鉄芯15の挿通孔15cは、突起15dが形成された部位の内径が、シャフト25の外径と同程度となるように形成されている。すなわち、シャフト25の前後左右への移動を規制しつつ、シャフト25が上下方向へ移動する程度の径となるように設定されている。
かかる構成とすることで、シャフト25はプランジャキャップ14と固定鉄芯15の突起15dの2箇所で可動鉄芯17の移動方向に対する傾きが規制されることになる。したがって、可動鉄芯17の移動方向に対してシャフト25が傾きかけても、可動鉄芯17の移動方向に直行する平面内でのシャフト25の位置が可動鉄芯17の下端と固定鉄芯15の突起15dの2箇所で規制されるため、シャフト25の傾きが規制されることになる。その結果、シャフト25の直進性が確保され、シャフト25が傾いてしまうのを抑制することができる。
次に、接点装置1の動作を説明する。
まず、コイル13が通電されていない状態では、復帰ばね23の弾性力が接圧ばね33の弾性力に打ち勝って、可動鉄芯17が固定鉄芯15から離れる方向に移動し、可動接点29bが固定接点35aから離反した図4(a)、(b)の状態となる。
このオフ状態からコイル13が通電されると、可動鉄芯17が電磁力により復帰ばね23の弾性力に抗して固定鉄芯15に吸引されるようにして固定鉄芯15に接近移動する。この可動鉄芯17の上側(固定鉄芯15側)への移動に伴って、シャフト25並びにシャフト25に取り付けられた上側ヨーク51、可動接触子29および下側ヨーク52が上側(固定接点35a側)に移動する。これにより、可動接触子29の可動接点29bが固定端子35の固定接点35aに接触してこれら各接点相互が電気的に導通して接点装置1がオンとなる。
ここで、本実施形態では、接点装置1(固定接点35)に接続される端子部80に、相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90をより容易に締結(接続)させることができるようにした。
具体的には、接点装置1(固定接点35)に接続される端子部80,80が、ケース(筐体)5から露出するネジ部81a,81aをそれぞれ有するようにした。このように、端子部80にケース(筐体)5から露出するネジ部81aを設けることで、ネジ部81aにナット91を螺合させるだけで相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90を端子部80に締結(接続)できるようにした。
さらに、本実施形態では、それぞれの端子部80,80を複数の部材で構成した。
具体的には、ネジ部81aが形成された外側端子部(第1端子部)81と、外側端子部81に接続される内側端子部(第2端子部)82と、で端子部80を構成した。
外側端子部81は、四角形状(多角形状)の頭部81bを有するボルトで構成されている。すなわち、外側端子部81は、四角形状(多角形状)の頭部81bと、頭部81bに連結された軸部81cとを備えている。そして、この軸部81cにネジ溝81dを穿設することで、ケース(筐体)5から露出するネジ部81aを形成している。
内側端子部82は、固定端子35の凸部35cが挿通される挿通穴82aが形成された平板状の接続板(接続部)82bを備えている。さらに、内側端子部82は、接続板82bの延在方向と交差(直交)する方向に延在して、外側端子部81を支持する支持板(支持部)82cを備えている。この支持板82cには、外側端子部81の軸部81cが挿通される挿通穴82dが形成されている。また、内側端子部82は、支持板82cを接続板82bに連結する連結部82eを備えている。連結部82eは、外側に凸となるように湾曲形成されている。そして、この連結部82eを弾性変形させることで、支持板82cと接続板82bとのなす角が変化するように、支持板82cを接続板82bに対して相対移動させることができるようになっている。すなわち、支持板82cを接続板82bに対して連結部82eを基点として相対回動させることができるようにしている。また、連結部82eを弾性変形させることで、支持板82cに加えられた力が接続板82bへと伝達してしまうのを抑制できるようにしている。
このように、内側端子部82は、接続板82bと連結部82eと支持板82cとを備えており、側面視で略L字状に形成されている。本実施形態では、接続板82b、連結部82eおよび支持板82cは、一枚の板を折曲することにより連続一体に形成されている。
また、接続板82bには、ケース基部7の切り欠き72内に形成された突部72aを挿通する挿通穴82fが形成されている。そして、外側端子部81の軸部81cを挿通穴82dに挿通した状態で、突部72aを挿通穴82fに挿通させることで、接続板82b(内側端子部82)をケース基部7に固定している。このとき、頭部81bは、ケース基部7の裏面(外表面)7aと支持板82cのケース基部との対向面(頭部81bとの当接面)82gとの間に配置されることとなる。そして、ネジ部81aが、先端が外方を向いた状態でケース(筐体)5から露出することとなる。
また、本実施形態では、外側端子部81と内側端子部82とを溶接やカシメ等によって固定させておらず、相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90を端子部80に締結(接続)させた際に、外側端子部81と内側端子部82とが互いに接続されるようにしている。
すなわち、相手側部材90を端子部80に締結(接続)させていない状態では、外側端子部81が内側端子部82に、内側端子部82に対して相対移動(相対回転等)可能な状態で支持されるようにしている。なお、相手側部材90を端子部80に締結(接続)させていない状態において、外側端子部81を内側端子部82に仮止め等することにより、外側端子部81の内側端子部82に対する相対移動(相対回転等)が抑制されるようにしていてもよい。このとき、外側端子部81と内側端子部82とが互いに電気的に接続されていてもよいし、互いに電気的に接続されていなくてもよい。
このように、外側端子部81と内側端子部82は、少なくとも相手側部材90を端子部80に接続した状態では、互いに電気的に接続されていればよい。言い換えると、外側端子部81と内側端子部82は、相手側部材90を端子部80に締結(接続)させていない状態の時には、互いに電気的に接続されていてもよいし、互いに電気的に接続されていなくてもよい。
そして、ネジ部81aが形成された軸部81cを相手側部材90に形成された挿通穴90aに挿通した状態で、ナット91をネジ部81aに螺合させることで、相手側部材90を端子部80に締結(接続)させるとともに、外側端子部81と内側端子部82とを互いに接続させている(図10参照)。このように、本実施形態では、相手側部材90を端子部80に締結する際に生じる軸力を利用して、相手側部材90を端子部80に締結しつつ、外側端子部81と内側端子部82とを互いに接続させるようにしている。
ところで、外側端子部81を、内側端子部82に対して相対移動(相対回転等)可能な状態で内側端子部82に支持させた場合、ナット91をネジ部81aに螺合させる際に、外側端子部81がナット91とともに回動してしまう(共回りしてしまう)可能性がある。なお、外側端子部81を内側端子部82に仮止め等した場合であっても、ナット91をネジ部81aに螺合させる際に、外側端子部81がナット91とともに回動してしまう(共回りしてしまう)可能性がある。そのため、ナット91をネジ部81aに螺合させる際に、外側端子部81とナット91とが共回りしないように、外側端子部81を固定しながら螺合作業を行う必要がある。
従来は、このような作業を行うために、別部材の治具を用いていた。しかしながら、別部材の治具を用いると、相手側部材90の端子部80への締結作業が煩雑化してしまう。
そこで、本実施形態では、外側端子部(第1端子部)81および内側端子部(第2端子部)82のうち少なくともいずれか一方の端子部である内側端子部82に、外側端子部81と内側端子部82との相対回動を規制する壁部(回動規制部)82hを設けた。
具体的には、壁部82は、支持板82cの幅方向両端から外側端子部81が挿入される側に延設されており、この壁部82に外側端子部81の頭部81bを係合させることで、外側端子部81の回り止めがなされるようにした。すなわち、壁部(回動規制部)82hによって、外側端子部81と内側端子部82との相対回動が規制されるようにした。このように、本実施形態では、回動規制部が、外側端子部81の頭部81bが係合して外側端子部81と内側端子部82との相対回動を規制する壁部82hを有するようにしている。
この壁部82hは、支持板82cの両端を折曲することで形成されており、支持板82cと連続一体に形成されている。したがって、内側端子部82は、壁部82hを含めて、一枚の板を折曲することで連続一体に形成されている。端子部80,80は、導電性を有する金属材料を用いて形成されているため、壁部82hも全てが金属材料で形成されることとなる。なお、壁部(回動規制部)82hは、少なくとも一部が金属材料で形成されていればよい。
また、壁部の形状や個数は、頭部81bの形状に応じて適宜設定することができる。例えば、頭部の形状が多角形状の場合、頭部の辺に沿うように壁部を設けるようにすることが可能である。このとき、頭部の全ての辺に沿うように壁部を設けてもよいし、複数の辺のうちの一部の辺に沿うように壁部を設けてもよい。すなわち、壁部の形状は、外側端子部81と内側端子部82との相対回動を規制できる形状であればどのような形状をしていてもよい。
以上、説明したように、本実施形態では、端子部80が、ケース(筐体)5から露出するネジ部81aを有するようにした。したがって、相手側部材90を端子部80に締結させる際に、ユーザー側で用意する部品を削減することができる。すなわち、従来は、相手側部材90およびナット91の他に、ネジやボルトをユーザー側で用意する必要があったが、本実施形態の構成とすることで、ネジやボルトをユーザー側で用意する必要がなくなる。また、ネジ部81aにナット91を螺合させるだけで相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90を端子部80に締結(接続)させることができるため、相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90をより容易に端子部80に締結(接続)させることができるようになる。
また、本実施形態では、ネジ部81aが形成された外側端子部(第1端子部)81と、外側端子部81に接続される内側端子部(第2端子部)82と、で端子部80を構成している。すなわち、端子部80を複数の部材で構成している。そして、少なくとも相手側部材(バスバー、ハーネス、丸端子等)90を端子部80に締結(接続)させた状態では、外側端子部81と内側端子部82とが互いに電気的に接続されるようにしている。
かかる構成とすることで、通常のボルト等の汎用品を外側端子部(第1端子部)81として用いることが可能となる。すなわち、ネジ部が一体に形成された端子部を新たに作成する必要がなくなり、加工工程の削減を図ることができる。そして、別部材のボルトおよびナットを用意する必要がなくなるため、相手側部材90の取付工程の簡素化を図ることができるようになる。
また、本実施形態では、外側端子部(第1端子部)81および内側端子部(第2端子部)82のうち少なくともいずれか一方の端子部に、外側端子部81と内側端子部82との相対回動を規制する壁部(回動規制部)82hを設けている。
したがって、ナット91をネジ部81aに螺合させる際に、外側端子部81がナット91とともに回動してしまう(共回りしてしまう)のを抑制することができる。その結果、外側端子部81がナット91とともに共回りしないように固定する治具が不要となる上、治具による外側端子部81(頭部81b)の固定作業を省略することができる。
このように、本実施形態によれば、相手側部材90の取付工程の簡素化を図りつつ、より確実に相手側部材90を取り付けることのできる電磁リレー100を得ることができる。
また、本実施形態では、壁部(回動規制部)82hの少なくとも一部を金属材料で形成しているため、頭部81bによって壁部(回動規制部)82hが破損してしまうのが抑制され、相手側部材90をより確実に取り付けることができるようになる。
また、本実施形態の構成とすることで、ネジ種類の異なる外側端子部81を用いることが可能となるため、電磁リレー100に汎用性を持たせることができる。
特に、本実施形態では、内側端子部82を接続板82bと連結部82eと支持板82cとで構成し、連結部82eを弾性変形可能な構成とすることで、支持板82cを接続板82bに対して連結部82eを基点として相対回動させることができるようにしている。そのため、内側端子部82を固定端子35に接続した状態で、外側端子部81を支持板82cから取り外したり、支持板82cに支持させたりすることが可能となる。すなわち、内側端子部82を固定端子35に接続したままで、外側端子部81を支持板82cに着脱させることができるようになる。このような構成とすれば、ネジ種類の異なる外側端子部81への交換がより容易となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、外側端子部(第1端子部)81と内側端子部(第2端子部)82とを互いに電気的に接続する際に当接する外側端子部81の当接面(当接部位:頭部81bの軸部81c側の面)81eと内側端子部82の当接面(当接部位:支持板82cのケース基部との対向面)82gとの間に、外側端子部81と内側端子部82との相対回動規制を補助する回動規制補助部83を設けるようにすることが可能である。このような回動規制補助部83を設けることで、引っ掛かりや摩擦力の増加によって回動規制が補助されるようになる。この回動規制補助部83は、当接面81eや当接面82gに凹凸形状や突起を形成したり、粗面加工を施したりすることで得ることができる。また、粘着性や弾力性を有する部品を当接面81eや当接面82gの間に介在させるようにしてもよい。粘着性や弾力性を有する部品は、当接面81eや当接面82gに固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
図11では、内側端子部(第2端子部)82の外側端子部(第1端子部)81との当接面82gに回動規制補助部83を設けたものを例示している。また、図12では、外側端子部(第1端子部)81の内側端子部(第2端子部)82との当接面81eに回動規制補助部83を設けたものを例示している。なお、外側端子部(第1端子部)81の当接面81eおよび内側端子部(第2端子部)82の当接面82gの両方に回動規制補助部83を設けるようにしてもよい。
なお、回動規制補助部は、外側端子部(第1端子部)81と内側端子部(第2端子部)82とを互いに電気的に接続する際に当接する部位に設けられていればよく、例えば、壁部81hの内側面と、頭部81bの外側面との間に設けられるようにしてもよい。このとき、回動規制部そのものに回動規制補助部を設けるようにすることも可能である。
また、上記実施形態やその変形例では、端子部を2つの部品で構成したものを例示したが、端子部を3つ以上の部品で構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態やその変形例では、回動規制部を第2端子部に設けたものを例示したが、第1端子部に設けるようにしてもよいし、第1端子部および第2端子部の両方に設けるようにしてもよい。
また、第1端子部や第2端子部、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 接点装置
5 ケース(筐体)
29 可動接触子
29b 可動接点
35 固定端子
35a 固定接点
80 端子部
81 外側端子部(第1端子部)
81a ネジ部
81b 頭部
81e 当接面(当接部位)
82 内側端子部(第2端子部)
82g 当接面(当接部位)
82h 壁部(回動規制部)
83 回動規制補助部
90 相手側部材
100 電磁リレー

Claims (4)

  1. 固定接点が形成された固定端子と、前記固定接点に接離する可動接点が形成された可動接触子と、を有する接点装置と、
    前記接点装置が内部に収容される筐体と、
    前記筐体から露出するネジ部を有し、前記接点装置に接続されるとともに相手側部材が接続される端子部と、
    を備え、
    前記端子部は、前記ネジ部が形成された第1端子部と、前記第1端子部に接続される第2端子部と、を備えており、
    前記第1端子部と前記第2端子部は、少なくとも前記端子部に前記相手側部材を接続した状態では、互いに電気的に接続されており、
    前記第1端子部および前記第2端子部のうち少なくともいずれか一方の端子部に、前記第1端子部と前記第2端子部との相対回動を規制する回動規制部が設けられていることを特徴とする電磁リレー。
  2. 前記回動規制部は、少なくとも一部が金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 前記第1端子部が多角形状の頭部を有するボルトで構成されており、前記回動規制部が、前記第2端子部に設けられて前記頭部に係合する壁部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁リレー。
  4. 前記第1端子部と前記第2端子部とを互いに電気的に接続する際に当接する前記第1端子部の当接部位と前記第2端子部の当接部位との間に、前記第1端子部と前記第2端子部との相対回動規制を補助する回動規制補助部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の電磁リレー。
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