JP2015069499A - 脆性機能を有する非接触型情報媒体 - Google Patents
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が電気的に接続された非接触型情報媒体であって、
前記アンテナコイルの一部にスリットまたは開口部を設け、かつ前記基材として脆性ポリシートを用い、かつ前記多孔質熱可塑性基材のICインレットと接する面に接着層を設けたことを特徴とする脆性機能を有する非接触型情報媒体である。
前記アンテナコイルのパターンにスリットを設けたことを特徴とする請求項1記載の脆性機能を有する非接触型情報媒体である。
前記アンテナコイルのパターンに開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の脆性機能を有する非接触型情報媒体である。
る場合、アンテナシートは破壊されずに抜き取られてしまう可能性がある。しかし、このアンテナシートが脆性を有していれば、ICインレット3を不正に抜き取ろうとした際にアンテナシートが破壊され使い回しが不可能となる。このように脆性機能を施したアンテナシートを非接触型情報媒体1に使用することで、セキュリティ性を向上させることが可能となる。
一般的にアンテナ基材は、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような強靭な樹脂基材が用いられるが、本発明では脆性機能を有している必要がある。
一般的にエッチング方式で作製した脆性アンテナ基材5の脆性アンテナコイル6に用いられるのは、銅やアルミニウムから形成されている。
アンテナコイルに脆性を持たせるには、アンテナコイルに部分的にスリット8または開口部9を設ける必要がある。そのため、エッチング方式によりアンテナを形成する際にアンテナコイル6の中にスリット8または開口部9を設けるようにパターニングする。
設ける必要がある。開口部9の直径がアンテナコイル6の幅よりも大きいと、アンテナコイル6が断線する可能性があるので注意が必要である。開口部9の直径をアンテナコイル6の幅よりも小さく設定することで、アンテナコイル6の断線の可能性を無くすとこができる。
外装基材としては、柔軟性に富んだ多孔質熱可塑性シートを用いる。多孔質熱可塑性シートは、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)やPET‐G(テレフタル酸とエチレングリコールにより生産されるポリエステル樹脂にエチレングリコールの一定含有量をシクロヘキサンジメタノールに置き換えた変性ポリエステル樹脂)、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの樹脂単体または組み合わせたものに、シリカなどの多孔質粒子を混合したり、混合時に空気を入れて発泡させたり、延伸後に穿孔加工により、穴やくぼみを樹脂シート内に加工したものが使用できる。このような多孔子質熱可塑性シートは一般に、インクジェットやオフセットなどに対する印刷適性を付与した樹脂シート又は合成紙として市販されている。
また該接着層4は、ICインレット3と多孔質熱可塑性基材2、およびICインレット3を挟み込んでいる多孔質熱可塑性基材2同士を接着する役目も持っている。必要があれば、外部からのイオンや水分の浸入を軽減させるような樹脂を選択することで、接着層4にバリア機能を付与させることも可能である。
ICインレットの作製:脆性シート ジェイカット(ジェイフィルム社製)を脆性アンテナ基材5として用意した。その表面に、スリット8や開口部9を設けていない、脆性ではないアンテナコイル17(幅1000μm)と裏面にジャンパ線10を形成し、脆性ではないアンテナコイル17とジャンパ線10を接合したアンテナシートを用意した。
ICインレットの作製:アンテナ基材16とし、脆性ではないシート ルミラー(東レ社製)を用意した。その表面に、開口部を設けた脆性アンテナコイル6(幅1000μm、開口部直径300μm、開口部間隔300μm)と裏面にジャンパ線10を形成し、脆性アンテナコイル6とジャンパ線10を接合したアンテナシートを用意し、さらに脆性アンテナコイル6の接続端子部にICチップ7を溶接してICインレット3を得た。
アンテナコイル6の脆性効果を検証するために、非接触型情報媒体1からICインレット3を無理やり剥がした。実施例1および実施例2で作製した非接触型情報媒体1は、力がかかった際にまず脆性アンテナ基材5が破れ、次に予め設けていたスリット8および開口部9がきっかけとなり脆性アンテナコイル6が断線した。
以上の、脆性試験の結果を表1に示す。
2・・・多孔質熱可塑性基材
3・・・ICインレット
4・・・接着層
5・・・脆性アンテナ基材
6・・・脆性アンテナコイル
7・・・ICチップ
8・・・スリット
9・・・開口部
10・・・ジャンパ線
16・・・脆性ではないアンテナ基材
17・・・脆性でないアンテナコイル
Claims (3)
- フィルム基材上にアンテナコイルを形成したアンテナ基材にICチップを積層したICインレットを、少なくとも2枚の多孔質熱可塑性基材の間に挟持させ、前記アンテナコイルと前記ICチップが電気的に接続された非接触型情報媒体であって、
前記アンテナコイルの一部にスリットまたは開口部を設け、かつ前記基材として脆性シートを用い、かつ前記多孔質熱可塑性基材のICインレットと接する面に接着層を設けたことを特徴とする脆性機能を有する非接触型情報媒体。 - 前記アンテナコイルが、金属薄膜をエッチング方式によってパターン形成されたものであって、
前記アンテナコイルのパターンにスリットを設けたことを特徴とする請求項1記載の脆性機能を有する非接触型情報媒体。 - 前記アンテナコイルが、金属薄膜をエッチング方式によってパターン形成されたものであって、
前記アンテナコイルのパターンに開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の脆性機能を有する非接触型情報媒体。
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JP2013204398A JP2015069499A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 脆性機能を有する非接触型情報媒体 |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013204398A patent/JP2015069499A/ja active Pending
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