JP2015061968A - レール固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根への機能性部材の取付構造に適用可能なレール固定部材を提供する。
【解決手段】機能性部材4を屋根に取り付けるためのレール5を屋根3に固定するためのレール固定部材11に関する。レール5が載置されるベース部11aと、屋根3の山部1の上面に固着される固着部11cとを備える。ベース部11aの前端と後端には下方に向かって突出する脚部11bが設けられる。固着部11cは各脚部11bの下端にベース部11aと反対側に向かって突出して設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、植栽トレイや太陽電池パネルなどの機能性部材を、山部と谷部とを有する屋根に取り付ける場合などに適用可能なレール固定部材に関するものである。
従来より、折板屋根材を用いて建物の屋根を形成することが行われている。このような屋根は水流れ方向(屋根の勾配方向)に長尺の山部と谷部とが形成されており、山部と谷部とは水流れ方向と直交する方向に交互に繰り返して並設されている。また、屋根に植栽トレイや太陽電池パネルなどの機能性部材を配設することが行われている。この場合、機能性部材を支持するために、水流れ方向と直交する方向に長いレールを隣り合う山部間に架設するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。このレールを屋根の山部に取り付けるにあたっては、複数個のレール固定部材を水流れ方向で一定の間隔で並設し、各レール固定部材にレールを固定するようにしている。従って、複数本のレールが互いに平行に水流れ方向で一定の間隔で並設されることになる。
特開2007−332766号公報
しかし、上記の従来例では、配設される機能性部材の水流れ方向の長さ毎にレール及びレール固定部材が必要となるため、小さいサイズの機能性部材を用いる場合や多数個の機能性部材を配設する場合では、多数のレール及びレール固定部材を施工しなければならず、部品点数や施工の手間の増加によりコストアップや工期の長期化を招くおそれがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、屋根への機能性部材の取付構造に適用可能なレール固定部材を提供することを目的とするものである。
本発明のレール固定部材は、機能性部材を屋根に取り付けるためのレールを前記屋根に固定するためのレール固定部材であって、前記レールが載置されるベース部と、前記屋根の山部の上面に固着される固着部とを備え、前記ベース部の前端と後端には下方に向かって突出する脚部が設けられ、前記固着部は前記各脚部の下端に前記ベース部と反対側に向かって突出して設けられていることを特徴とする。
本発明は、屋根への機能性部材の取付構造に適用可能である。
屋根への機能性部材の取付構造の一例を示し、一部の分解斜視図である。 機能性部材の一例を示し、(a)(b)は一部が破断した斜視図である。 レールの一例を示す一部の斜視図である。 本発明のレール固定部材の一例を示す斜視図である。 両側押さえ具の一例を示す一部の斜視図である。 片側押さえ具の一例を示し、(a)(b)は一部の斜視図である。 カバー部材の一例を示す一部の斜視図である。 両側押さえ具の一例を示す一部の斜視図である。 レール固定部材に固定具を取り付けた状態を示す斜視図である。 屋根への機能性部材の取付構造の一例を示す一部の断面図である。 同上の一部の断面図である。 (a)同上のレールの接合部分を示す一部の断面図、(b)は横桟を配設した状態を示す斜視図である。 同上のけらば側を示す一部の断面図である。 同上の水上側又は水下側を示す一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1に示すように、屋根3はその上面に水流れ方向(勾配方向)に長尺の山部1と谷部2とを有して形成されている。山部1は断面略台形に形成され、谷部2は山部1よりも低い位置の平坦面で形成されている、また、山部1と谷部2とは水流れ方向と直交する方向に交互に繰り返して並設されている。
このような屋根3は複数の折板屋根材を並設して形成することもできるが、剛性の高い屋根パネル10を用いるのが好ましい。屋根パネル10は上下二枚の金属外皮7、8の間に芯材9を充填してサンドイッチパネルとして形成することができる。金属外皮7、8としては例えば厚み0.27〜1.6mm程度の金属板をロール加工や折り曲げ加工するなどして所望の形状に成形したものを用いることができる。この金属板としては鋼板、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板などを用いることができるが、これに限定されるものではない。また、上側の金属外皮7にはその表面側に突出する山部1が複数本屈曲形成されており、隣り合う山部1、1の間の略平坦な部分が谷部2として形成されている。下側の金属外皮8は略平坦に形成されている。芯材9としては例えば、密度40〜60kg/mのウレタン樹脂発泡体が用いられる。この他に、芯材9としてはフェノール樹脂発泡体やロックウールやグラスウールなどの繊維状無機材料等が用いられる。樹脂発泡体で芯材9を形成する場合は発泡性樹脂液を金属外皮7、8間に注入して発泡させて形成することができる。また、繊維状無機材料で芯材9を形成する場合は繊維状無機材料をバインダ等で固めた複数個のブロック体を金属外皮7、8の間に並べて充填するようにする。屋根パネル10の厚みは山部1の部分で60〜90mm、谷部2の部分で20〜50mmとすることができるが、これに限定されるものではない。
機能性部材4は屋根3に新たに機能を付加するために屋根3の上面に取り付けられるものであって、植栽トレイ、太陽電池パネル、太陽熱温水器などを例示することができるが、これらに限定されるものではない。植栽トレイ4aは、図2(a)(b)に示すように、トレイ本体30と培地31及び植生32と保水マット33とを備えて形成されている。トレイ本体30は、例えば、高密度ポリエチレンなどのプラスチックの成形品で形成することができる。トレイ本体30の形状は特に限定されないが、例えば、平面視で正方形や長方形などに形成することができる。また、図2(a)に示すように、トレイ本体30には、上面が開口する複数の鉢状部30aを凹設することができる。この場合、トレイ本体30の鉢状部30a以外の内部は培地収容部30bとして形成されるものであり、鉢状部30aに植生32が植栽され、培地収容部30bに培地31が収容されるものである。また、図2(b)に示すように、トレイ本体30としては上面が全体にわたって開口する容器も使用することができ、この場合は、鉢状部30aや培地収容部30bの区別がなく、トレイ本体30の全体に培地31が収容され、培地31に植生32が植栽される。植生32としてセダム類を用いる場合は鉢状部30aを有するトレイ本体30を、植生32として芝生を用いる場合は鉢状部30aのないトレイ本体30を用いることができる。培地31は植生32を育成するための土壌などを用いることができ、保水性に優れるものが好ましい。また、培地31は45〜65kg/mの軽量なものが好ましく、例えば、軽石とココヤシ繊維の混合物を用いることができる。植生32は培地31に植えられる植物であって、耐久性の高い芝生(例えば、ティフ・ブレア)やセダム類などを用いるのが好ましい。耐久性の高い植生32を用いると、メンテナンスの際に植栽トレイ4aの上を人が歩いて踏まれても摩耗が少なくなり、メンテナンスを容易に行うことができる。セダム類はサボテンに近い植物であり、自身に水分を貯めるために乾燥に強く、強制的な潅水設備は必ずしも必要でないが、芝生の場合はセダム類よりも乾燥に弱いため、潅水設備が必要な場合がある。保水マット33は再生ウレタンマットなどの保水性のある樹脂製マットを用いることができる。そして、トレイ本体30の底に保水マット33を敷設し、保水マット33の上に培地31を被せるようにしてトレイ本体30に培地31を投入し、鉢状部30aや培地31に植生32を植えることによって、植栽トレイ4aを形成することができる。植生32は密集させて植えるのが好ましい。
機能性部材4を取り付けるにあたってレール5を用いる。図3に示すように、レール5は、下方に向いて開口する断面略コ字状の固定部5aと、固定部5aの両側端部から側方に向いて略直角に突出される支持部6とで断面略ハット状で長尺に形成されるものである。固定部5aの上部には長孔の固定孔5bが形成されている。
また、レール5を屋根3に取り付けるためのレール固定部材11を用いることができる。図4に示すように、レール固定部材11は、平板状のベース部11aと、ベース部11aの前端と後端に下方に向かって略直角に突出する一対の脚部11bと、各脚部11bの下端からベース部11aと反対側に向かって略直角に突出する固着部11cと、固着部11cの両側端部から斜め下方に向かって突出する一対の位置決め部11dとを備えて形成されている。ベース部11aには前後に並ぶ一対の立設孔11eが上下に貫通して設けられている。また、固着部11cには上下に貫通する固着孔11fが形成されている。
また、機能性部材4を押さえつけるための両側押さえ具12を用いることができる。図5に示すように、両側押さえ具12は、上方に向いて開口する断面略コ字状の止着部12aと、止着部12aの両側端部から側方に向いて略直角に突出される押さえ部12bとで断面略逆ハット状で長尺に形成されるものである。止着部12aの底部には長孔の止着孔12cが形成されている。
また、機能性部材4を押さえつけるための片側押さえ具13を用いることができる。図6(a)(b)に示すように、片側押さえ具13は、平板状の取付部13aと、取付部13aの側端部から上方に向いて略直角に突出される起立部13bと、起立部13bの上端に取付部13aと反対向きで略直角に突出される押接部13cとで断面略Z字状で長尺に形成されるものである。取付部13aには長孔の取付孔13dが形成されている。尚、片側押さえ具13は、屋根3の水流れ方向と直交する方向において、最も右側に取り付けられる機能性部材4と最も左側に取り付けられる機能性部材4とを押さえつけるものであるため、図6(a)と図6(b)のように、断面が線対称である二種類の片側押さえ具13を形成する。
また、屋根3に取り付けられたレール5、機能性部材4、両側押さえ具12や片側押さえ具13の端面を覆うためのカバー部材(破風)14を用いることができる。図7に示すように、カバー部材14は、平板状の連結部14aと、連結部14aの一方の側端部から上方に向かって略垂直に突出する側面カバー部14bと、連結部14aの他方の側端部から下方に向かって略垂直に突出する水切り部14cと、側面カバー部14bの上端から連結部14aと反対側に向かって略垂直に突出する上カバー部14dと、上カバー部14dの先端に突設される断面略L字状の結合部14eとで長尺に形成されるものである。
また、横桟15を用いることができる。図8に示すように、横桟15は平板状の底板15aと、底板15aの幅方向(短手方向)の略中央部に上方に向かって略垂直に突出する縦片15bとで断面略逆T字状に長尺に形成されている。横桟15は機能性部材4の水流れ方向へのずれ止めと、機能性部材4を均等に割り付けるための位置決め部材などとして用いられるものである。
尚、レール5、レール固定部材11、両側押さえ具12や片側押さえ具13、カバー部材14、横桟15は上記の金属外皮7、8を形成する金属板と同様のものを、プレス加工等で加工することにより形成することができる。
そして、機能性部材4を屋根3に取り付けるにあたっては、次のようにして行うことができる。まず、図9に示すように、レール固定部材11のベース部11aに固定具17を立設する。固定具17としてはボルトを用いることができ、固定具17を立設孔11eに下側から螺入してその頭部をベース部11aの下面に当接させて係止させる。通常は、一対の立設孔11eのいずれか一方に固定具17を立設すれば良く、レール5の長さや施工現場の状況などに応じて適宜設定すればよい。尚、後述のように、複数本のレール5を長手方向で接合して使用する場合は、その接合位置で使用するレール固定部材11に二本の固定具17を立設するようにする。
次に、図10、11に示すように、固定具17を立設したレール固定部材11を山部1に取り付ける。この場合、複数個のレール固定部材11を山部1の長手方向に並設するようにして、一つの山部1に対して複数個ずつレール固定部材11を設けることができる。一つの山部1において、レール固定部材11は一定の間隔で並設しても良いし、ランダムに並設しても良く、一つの山部1に設けた複数個のレール固定部材11の間隔は機能性部材4の大きさ(水流れ方向の寸法)には影響されない。また、本発明では水流れ方向と直交する方向に長い横方向のレールも使用しないので、レール固定部材11の間隔は横方向のレールの間隔にも影響されない。レール固定部材11の間隔はレールの取付強度等を考慮して決定することができる。また、レール固定部材11はレール5を取り付ける山部1にのみ設ければ良く、全ての山部1に設ける必要はない。例えば、複数本ある山部1の一本おきにレール固定部材11を設けるようにしても良い。レール固定部材11を山部1に取り付けるにあたっては、一対の位置決め部11dが山部1の上部を跨ぐようにし、固着部11cを山部1の上面に載置した後、固着孔11fに上側からブラインドリベット(バルブタイト)などの固着具16を打ち込んで固着部11cを山部1の上面を構成する金属外皮7に固着する。このように固着具16として山部1の上側からの作業のみで固定できるブラインドリベットを用いることにより、施工性を向上させることができると共に屋根パネル10の下側の金属外皮8にまで固着具16を貫通させる必要がなくて屋根3の防水性を損なうことがないものである。
次に、山部1に取り付けたレール固定部材11にレール5を取り付けて固定する。この場合、レール5の固定孔5bをレール固定部材11に立設した固定具17に上側から挿入し、ナットなどの締結具18を固定具17に螺着して締め付けることによって、レール5を固定具17に固定することができる。また、レール固定部材11に取り付けたレール5の支持部6の下面はレール固定部材11のベース部11aの上面に載置されると共に、この支持部6は山部1の両側の谷部2の上方に突出した状態となる。尚、締結具18は通常のナットよりも高さ寸法を有する高ナットを用いることができる。このようにして、長尺のレール5を山部1の長手方向に沿って取り付けることができる。
また、複数本のレール5を長尺方向で接合する場合は、図12(a)(b)に示すように、レール固定部材11のベース部11aに二本の固定具17を立設する。この二本の固定具17は屋根3の水流れ方向に並設されるものである。そして、水上側と水下側とで隣接して接合されるレール5、5のうち、水上側のレール5の水下側端部を水上側の固定具17に、水下側のレール5の水上側端部を水下側の固定具17にそれぞれ固定する。この固定方法は上記と同様に、レール5の固定孔5bをレール固定部材11に立設した固定具17に上側から挿入し、ナットなどの締結具18を固定具17に螺着して締め付けるようにする。また、二本の固定具17を立設したレール固定部材11は、屋根3の水流れ方向と直交する方向に並設して複数の山部1に設けられており、これらのレール固定部材11に架け渡すようにして横桟15が屋根3の水流れ方向と直交する方向に長く配設されている。このようにして横桟15を配設した箇所では、水上側と水下側とで隣接して接合されるレール5、5はその長手方向の端面同士が対向し、このレール5、5の端面の間に横桟15の縦片15bが位置し、また、ベース部11aと支持部6との間に底板15aが位置することになる。
上記のようにして複数本のレール5を屋根3の上に配設した後、機能性部材4をレール5に載置する。機能性部材4が植栽トレイ4aの場合は、まず、トレイ本体30をレール5に載置し、この後、培地31及び保水マット33がセットされたトレイ本体30に植生32を収容する。トレイ本体30はその側端部の下面をレール5の支持部6の上に載置し、隣り合うレール5の支持部6間に架け渡すようにして配設される。このようにして複数の機能性部材4を屋根3の水流れ方向とそれに直交する方向とに縦横に並列して配置する。
次に、両側押さえ具12及び片側押さえ具13でレール5に載置した複数の機能性部材4を上側から押さえつけて固定する。機能性部材4が植栽トレイ4aの場合は、図10〜12に示すように、両側押さえ具12の止着孔12cを固定具17の上部(締結具18よりも上側)に挿入し、ナットなどの結合具19を固定具17に螺着して締め付けることによって、両側押さえ具12を固定具17に固定することができる。固定具17に固定された両側押さえ具12の押さえ部12bは固定具17の側方に突出し、レール5の支持部6に載置された機能性部材4(トレイ本体30)の側端部の上面に当接する。また、図13に示すように、片側押さえ具13の取付孔13dを屋根3の水流れ方向と直交する方向において、最も側端部(けらば側)に取り付けられたレール固定部材11に立設した固定具17の上部(締結具18よりも上側)に挿入し、ナットなどの結合具19を固定具17に螺着して締め付けることによって、片側押さえ具13を固定具17に固定することができる。固定具17に固定された片側押さえ具13の押接部13cは固定具17の側方に突出し、レール5の支持部6に載置された機能性部材4(トレイ本体30)の側端部の上面に当接する。このようにして、機能性部材4(トレイ本体30)をレール固定部材11、レール5、両側押さえ具12及び片側押さえ具13で固定することができる。
この後、屋根3の水流れ方向における水上側と水下側及び屋根3の水流れ方向と直交する方向におけるけらば側にカバー部材14を取り付ける。図14に示すように、水上側と水下側においては、屋根3の水流れ方向と直交する方向に並設した複数の機能性部材4の水上側と水下側との端部を全長にわたって覆うようにカバー部材14を取り付ける。この場合、レール固定部材11のベース部11aの上(機能性部材4よりも水上側又は水下側で機能性部材4が載置されていない部分の上)にカバー部材14の連結部14aを載置し、ビス等の固定具で固定する。また、両側押さえ具12の押さえ部12bの上にカバー部材14の結合部14eを載置し、ビス等の固定具で固定する。これにより、カバー部材14の側面カバー部14bと上カバー部14dとで複数の機能性部材4の水上側と水下側との端部を覆うことができる。また、けらば側においては、屋根3の水流れ方向に並設した複数の機能性部材4の側端部を全長にわたって覆うようにカバー部材14を取り付ける。この場合、レール固定部材11のベース部11aの上(機能性部材4よりも側方で機能性部材4が載置されていない部分の上)にカバー部材14の連結部14aを載置し、ビス等の固定具で固定する。また、片側押さえ具13の押接部13cの上にカバー部材14の結合部14eを載置し、ビス等の固定具で固定する。これにより、カバー部材14の側面カバー部14bと上カバー部14dとで複数の機能性部材4の側端部を覆うことができる。尚、カバー部材14の水切り部14cはベース部11aの水上側や水下側あるいは側方から屋根3の方に向かって垂れ下がった状態となり、排水性を高めるようにしている。
上記のような両側押さえ具12、片側押さえ具13及びカバー部材14の取り付け作業と同時進行で、保水マット33と培地31がセットされたトレイ本体30に植生32を入れる作業を行って、植栽トレイ4aを形成する。このようにして屋根3に機能性部材4として複数の植栽トレイ4aを配設した緑化屋根を形成することができる。
機能性部材4を支持するためのレール5が山部1の長手方向に沿って取り付けられているため、配設される機能性部材4の水流れ方向の長さ毎にレール5及びレール固定部材11が不要となり、部品点数や施工の手間を低減して省コスト化や工期の短縮を図ることができるものである。また、屋根3を二枚の金属外皮7、8の間に芯材9を充填して形成された屋根パネル10で形成するため、屋根3の剛性を高くすることができ、屋根3を補強するために屋根3の水流れ方向と直交する方向に長い横レールが不要となり、部品点数や施工の手間を低減して省コスト化や工期の短縮を図ることができるものであり、しかも、作業者が屋根3上を歩いても凹みや騒音などが発生しにくくなり、施工性を向上させることができるものである。特に、屋根パネル10を用いた屋根は、折板屋根材を用いた折板屋根(シングル折板屋根)に比べて、断熱性を向上させることができる。また、二重折板屋根(ダブル折板屋根)の場合は断熱性を確保するために、グラスウール等の断熱材を充填するので、施工性が悪くなり、外観や意匠性も低いため、店舗などの用途によっては天井が別途必要になり、施工性が悪くなり、コスト高になることがあるが、屋根パネル10を用いた屋根の場合はこのような問題が低減される。
1 山部
3 屋根
4 機能性部材
5 レール
11 レール固定部材
11a ベース部
11b 脚部
11c 固着部
11d 位置決め部
11e 立設孔
17 固定具

Claims (3)

  1. 機能性部材を屋根に取り付けるためのレールを前記屋根に固定するためのレール固定部材であって、
    前記レールが載置されるベース部と、前記屋根の山部の上面に固着される固着部とを備え、
    前記ベース部の前端と後端には下方に向かって突出する脚部が設けられ、
    前記固着部は前記各脚部の下端に前記ベース部と反対側に向かって突出して設けられていることを特徴とするレール固定部材。
  2. 前記固着部の両側端部には斜め下方に向かって突出する位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレール固定部材。
  3. 前記レールを固定するための固定具が立設可能な立設孔が前記ベース部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレール固定部材。
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