JP2015042272A - 塞栓摘出用カテーテルおよび取扱い方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】塞栓摘出用カテーテルは、予め血餅872を挿し通すか又は血餅の近くに挿入しておいたガイドワイヤ878と共に又はその上を伝って進めることができ、塞栓摘出用カテーテルは、カテーテルを少なくとも部分的に血餅に通して進めた後でカテーテルから広げて配置し得る血餅除去装置を備えている。血餅除去装置は、血餅の通過を阻止するように設計され広げて配置し得るワイヤネストを備え、デリバリーカテーテルは、伸縮自在の内管と外管を備え、血餅除去装置は外管によって半径方向に拘束されている。外管を引っ込めて血餅除去装置上の拘束を外すと、血餅除去装置は拡張配置形状に広がる。注入ガイドワイヤは、塞栓摘出用カテーテルと組合わせると有用で、血餅より先端側への薬剤又は視覚化流体の注入を可能にする。
【選択図】図24B
Description
(a) 薬物療法 血餅を溶解し、血餅のさらなる増大を阻止するために、血栓溶解剤〔例えば、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、組織プラスミノーゲンアクチベータ(TPA)〕及び/又は抗凝血剤(例えば、ヘパリン、ワルファリン)を投与する。
(b) 開胸開腹術(例えば、外科的塞栓摘出又は血餅除去) 血餅が滞留している血管を切開し、そのような切開を介して、場合により、切開を介して血管内腔までカテーテルを通過させ、そこでバルーンを膨脹させて切開から血餅を引き出すバルーンカテーテル(例えば、「フォガ−ティーカテーテル」)を用いて、血餅を除去する。
(c) 経管的カテーテルベース介入法 血餅除去/破壊カテーテル〔例えば、吸引チップを備えた吸引型カテーテル、血餅捕獲容器(例えば、バスケット、コイル、フックなど)を備えた血餅捕獲型カテーテル、又は血餅破壊装置(例えば、超音波プローブもしくはレーザー)を備えた血餅破壊カテーテル〕を経皮挿入し、患者の脈管構造を通って血餅に隣接する位置まで進める。吸引チップ、血餅捕獲容器又は血餅破壊装置を用いて閉塞の原因となっている血餅を、吸引、捕獲かつ除去、破壊、又は切除する。
はできないであろう。
りすることができ、かつ脳の傷つき易い小血管から血餅又は他の物質を迅速かつ選択的に除去するように構成された、経管挿入可能な新規血餅捕獲型塞栓摘出用カテーテルの開発が求められている。
A. 本発明の塞栓摘出用カテーテル
本発明の1つの態様において、血管から血餅又は他のそのような閉塞物を除去するための塞栓摘出用カテーテルが提供される。塞栓摘出用カテーテルは、基端と、先端と、内管と、一部が内管を通って縦方向に伸びるガイドワイヤ管腔とを有する長尺弾性カテーテル本体を備えている。内管上の血餅除去装置は、第1状態では、半径方向拡張形状に広げて配置し得る。ガイドワイヤは内管を通過するようなサイズであり、カテーテル本体の先端から先端方向に突き出る。
B. 本発明の塞栓摘出用カテーテルと併せて使用し得る迅速交換マイクロカテーテル
さらに、本発明により、神経放射線学法で一般に用いられているタイプの小直径弾性マイクロカテーテル〔例えば、ProwlerTM マイクロカテーテル、コルディスエンドバスキュラーシステムズ社、米国フロリダ州マイアミレークス所在(Cordis Endovascular Systems,Miami Lakes,Florida)〕を包含する迅速交換マイクロカテーテルが提供され、このマイクロカテーテルは、その基端又は基端近くより先端又は先端近くの方が弾性が高く、本発明に基いて、カテーテルの先端チップから間隔(例えば、0.5〜35センチメートル)が置かれたカテーテルの側壁にさらにガイドワイヤ通過口が形成されている。カテーテルの主管腔内のガイドワイヤ通過口に隣接して、ガイドワイヤの上を伝ってカテーテルを進めるときにガイドワイヤの基端をガイドワイヤ通過口から偏向させるガイドワイヤ偏向装置を形成し得る。そのようなガイドワイヤ通過口及びガイドワイヤ偏向装置を形成することによって、ガイドワイヤがカテーテル管腔の先端部のみを通過するようにすることができる。この管腔配置により、標準長ガイドワイヤ(すなわち、「交換長」ガイドワイヤではない)を用いる場合でも、操作者がガイドワイヤの体外に露出された基端を握ってガイドワイヤを適切な位置に保持しながら、マイクロカテーテルを交換する(すなわち、取り出して、別のマイクロカテーテル又は先に略述した設計の塞栓摘出用カテーテルに交換する)ことができる。
C. 本発明の血管から血餅又は他の物質を除去する方法
本発明は、さらに、血管から血餅又は他の閉塞物を除去する方法を企図している。1つの方法は、先ず、除去すべき血餅の少なくとも一部を貫通して横切るガイドワイヤを利用することを含む。このガイドワイヤと共に又はこのガイドワイヤの上を伝って、血餅を通過して本発明の塞栓摘出用カテーテルを進める。次いで、カテーテル上に備えられている血餅除去装置を半径方向外側に広げて配置し、血餅除去装置に血餅をからませるようにしてカテーテルを引っ込める。場合によりカテーテルを吸引と組合わせてさらに引っ込めて血餅を除去する。
A. セルディンガー法又は他の適当な経皮的ガイドワイヤ配置法を用いて、ガイドワイヤ(単独又はガイドカテーテルと組合わせて)を梗塞血管内に経皮挿入する工程、
B. ガイドワイヤの上を伝うか又はガイドワイヤとは別個に、脈管構造を通って、血餅又は他の閉塞物が位置する部位近くまでマイクロカテーテルを進める工程、
C. 放射線透過写真による視覚化下にマイクロカテーテルを介してX線撮影造影剤(例えば、染料)を流して、閉塞物の正確な位置を確認するか、かつ/又は、閉塞領域の血管構造をマップする工程、
D. ガイドワイヤ(又は別個の小ガイドワイヤ)が閉塞物に関して所望の操作可能位置に配置されるまで(例えば、ガイドワイヤの先端が血栓塞栓又は他の閉塞物を完全もしくは部分的に横切るか又は通過するように)、マイクロカテーテルを介してガイドワイヤを進める工程、
E. 小ガイドワイヤをその操作位置に実質的に維持しながら(例えば、小ガイドワイヤ
の存在によって提供される閉塞物へのアクセスを失うほど小ガイドワイヤを移動させずに)、マイクロカテーテルを引き込み、抜出する工程、
F. 操作可能に配置されたガイドワイヤの上を伝って、広げて配置し得る閉塞物捕獲容器を備えた物質捕獲型塞栓摘出用カテーテル(例えば、本発明の塞栓摘出用カテーテル)を、その先端が閉塞物を完全又は少なくとも部分的に通過する(例えば、閉塞性血栓塞栓を貫通する)まで推進する工程、
G. 場合により、塞栓摘出用カテーテルの管腔を介してX線撮影造影剤を注入して、滞留している血餅又は他の閉塞物に対する塞栓摘出用カテーテルの配置をガイド又は確認する工程、
H. 塞栓摘出用カテーテルの閉塞物捕獲容器が滞留している血餅又は他の閉塞物より先端側(すなわち、下流)の部位でその第2すなわち拡張形状をとるように、閉塞物捕獲容器を広げて配置する工程、
I. 閉塞物捕獲容器の基端部(すなわち、基端支柱)が血栓塞栓を通過し、血餅又は他の閉塞物の少なくとも一部が閉塞物捕獲容器の閉塞物受容部内に入った状態になるように閉塞物捕獲容器を引き込む工程、
J. 場合により、塞栓摘出用カテーテルの管腔を介してX線撮影造影剤を注入して、前に血餅又は他の閉塞物の存在により血流が失われていた血管領域で血流が回復したか否かを判断する工程、
K. 塞栓摘出用カテーテルを抜出し、身体から血餅又は他の閉塞物を除去する(例えば、先に塞栓摘出用カテーテルを挿入した経皮挿入路を通って塞栓摘出用カテーテル及び摘出した血餅又は他の閉塞物を抜き出す)工程。
D. 注入ガイドワイヤ
本発明の注入ガイドワイヤは好適には、内部ワイヤとその上を摺動し得る外部シースとを有する。先ず、ワイヤとシースとを一緒に血餅に通して進め、次いで、内部ワイヤを引き込み、外部シースの内腔を空ける。有利なことには、外部シース又は外部シースと内部ワイヤの組合わせが血餅を通過した適切な位置に留まっている間にその上で異なるカテーテルを交換することができる。
て押し出す圧力勾配を生じることもある。前記カテーテルを貫通して先端側に引き込む吸引をさらに備えるものであってもよい。前記注入カテーテルを摺動させることが可能な管腔を有した外部シースをさらに備えていてもよい。前記外部シースは拡張可能容器を有することもある。前記拡張可能な要素はバルーン、複数のスプリング部材、複数の傘状ストラット、または複数の湾曲したスプリングワイヤからなることもある。前記注入カテーテルは前記ガイドワイヤの管腔とは別個の注入用管腔を有するものであってもよい。前記注入カテーテルは複数の注入用管腔を有することもある。前記複数の注入口は前記注入カテーテルの長さ方向に沿って様々な間隔をおいて設けられるものであってもよい。前記注入カテーテルは前記拡張可能な要素を倒壊するためにカラーを備えていることが可能である。
添付図面に示されている特定の実施形態及び本発明の追加の実施形態は、特に図面に説明又は示されている構造及び工程を参照した以下の詳細な説明を読んで理解すれば、さらによく分るであろう。
A. 塞栓摘出用カテーテル装置のオーバー・ザ・ワイヤ実施形態:
本発明の範囲を限定するためでなく、本発明の典型的な実施形態を説明、例示するために示されている図面を参照すると、図1は、ヒト患者の脳に位置する小動脈から血栓塞栓又は血餅を除去するために本発明の塞栓摘出用カテーテル装置10のオーバー・ザ・ワイヤ実施形態が挿入されているヒト患者を示している。カテーテル装置10を導入する前に、血管造影又は他のイメージング手段により、閉塞の原因となっている血餅の位置を確認し、小ガイドワイヤGW〔例えば、約0.0254センチメートル(0.010インチ)のTransendワイヤ、ターゲット/ボストンサイエンティフィック社(Target/Boston Scientific)カタログ#46−802〕を患者の大腿動脈に挿入し、血餅が位置する脳動脈内に進め、血餅を通過させた。その後で、先に挿入しておいたガイドワイヤGWの上を伝い、カテーテル装置10を、その先端が血餅の近くにくる位置まで進めた。あるいは、ガイドワイヤは、患者に挿入する前に、先ず、カテーテル内に配置し、カテーテルとガイドワイヤを一緒にユニットとして血餅まで進めて通過させる。
図1〜図2Dに示されているように、オーバー・ザ・ワイヤカテーテル装置10の第1実施形態は、示されているように、先端DEから広げて配置し得る血餅捕獲容器14を有する細長い柔軟カテーテル11を有する。閉塞物捕獲容器14は、初期には、カテーテル11内で、実質的に真直ぐな形状及び第1(すなわち、積込み)状態に納められる複数(例えば、2本以上の)ワイヤ部材20で形成されている(図2A参照)。閉塞物捕獲容器14を広げて配置するのが望ましい場合、カテーテル11を引っ込めながら成形ワイヤ部材20を定置状態に保持するか、又は、カテーテル11を定置状態に保持しながらワイヤ部材20を先端方向に進めると、ワイヤがカテーテル11の拘束から外れ、ワイヤ部材の先端部が、図2Bに示されているように、弾性的に開放基端口又はリム17を有するらせんバスケット16を形成する第2(すなわち、操作可能)形状になる。上記のような操作可能形状のとき(図2B)、らせんバスケット16は、血液を流動させ得るほど多孔性であるが、血栓塞栓を係合し、基端方向に引き出し得るほど密である。ワイヤ部材18の先端上にはノーズコーン30が配置されている。細長いワイヤ部材20の基端部18は、らせんバスケット16とカテーテル11の間の接続部材としての機能を果たす。ワイヤ部材20のこれらの基端部18は、血栓塞栓を実質的に破壊又は分割せずに血栓塞栓を通過して引っ込められるほど小さい直径を有しているか、引っ込められるように設計されている。実施形態によっては、血栓塞栓を実質的に破壊又は分割せずに血栓塞栓物を通過してワ
イヤ部材20の基端部18を引っ込めやすくするように、ワイヤ部材20の基端部18にエネルギー(例えば、熱、振動など)を加え得る。
図3B,3BBは、いくつかの点で第1実施形態10と異なるオーバー・ザ・ワイヤカテーテル装置の第2実施形態10’を示している。例えば、第2実施形態の閉塞物捕獲容器(図示せず)は、第1実施形態10のような4本のワイヤ部材ではなく2本のワイヤ部材20’だけで形成されている。さらに、この第2実施形態のカテーテル11’は、図3Aに例が示され、一般に、管腔Lを有する基端部PPと、基端部PPの管腔Lにつながる管腔271を有する先端セグメント270とを備えた、市販のマイクロカテーテル(例えば、ProwlerTM マイクロカテーテル、コルディスエンドバスキュラーシステムズ社、米国フロリダ州マイアミレークス所在)に似た直径が小さく柔軟性がさらに高い細長い先端セグメント270を有する。
B. 塞栓摘出用カテーテル装置の迅速交換実施形態
図3D,3DD,3E,3EE,3F,3FF,4は、塞栓摘出用カテーテル装置10”,10”’,10””の迅速交換実施形態の説明に役立つ。これらの迅速交換塞栓摘出用カテーテル装置10”,10”’,10””は、交換長ガイドワイヤ(すなわち、ガイドワイヤを実質的に固定位置に保持しながらカテーテルを引っ込めたり、取り出したり、交換したりし得るように、ガイドワイヤの体外露出部分をカテーテルより長くできるほど長いガイドワイヤ)を用いる必要なく、カテーテル11”,11”’,11””を交換できるように、カテーテル11”,11”’,11””の先端部のみを通って伸びるガイドワイヤ管腔を有する。これらの迅速交換実施形態は、脳の小血管(すなわち、脳上、脳内又は脳周囲に位置する血管)から血栓塞栓を除去して卒中を治療するのに特に適しており、そのような細心の注意を要する神経放射線学法には交換長ガイドワイヤの使用は望ましくないことがある。モリス ピー(Morris,P.)、Practical Neuroradiology、第2章、41ページ(Williams & Wilkins
1997年)参照。
図3D,3DDは、構造は上記第2実施形態10’に類似しているが、カテーテル11”の側壁の基端部12’の先端近くに形成されたガイドワイヤ通過口267’と、ガイドワイヤ通過口267’から管腔22’まで伸びるガイドワイヤ偏向管260’とを有する塞栓摘出用カテーテル装置10”の第3実施形態(すなわち、迅速交換型実施形態)を示している。ガイドワイヤ偏向管260’は、複数のラジアル支持部材264’によって管腔内の中心位置に保持されているフレア先端を有する。ラジアル支持部材264’間には
、管腔22’を通り、ガイドワイヤ偏向管260’のフレア先端部を越えてX線撮影造影剤又は他の流体を流す縦通路266、266(alt)が形成されている。縦通路のうち選択されたもの266(alt)は、示されているように、閉塞物捕獲容器を構成する細長い部材20’を通過させ得るように他の通路(266)より大きくなっている。ガイドワイヤPEGの基端をカテーテル11”の先端開口DEOに挿入し、その後で、カテーテル11”を先端方向に進めると、ガイドワイヤPEGの基端は、ガイドワイヤ偏向管260’のフレア先端に入り、その結果、示されているように、横のガイドワイヤ通過口267’から偏向されるであろう。
図3E,3EEに示されている第4実施形態(すなわち、別の迅速交換実施形態)において、カテーテル11”’は、第1直径D1の基端部302と、第2直径D2の先端部304とを有する主管300を備えている。主管300の先端部304の一方の側面に側管308が取り付けられており、側管308の管腔309に向かってガイドワイヤ通過口310が形成されており、そのために、側管の管腔309はガイドワイヤ管腔として利用することができ、その結果、側管管腔309から出てくるガイドワイヤGWの先端部は、閉塞物捕獲容器22(図3Eには示されていない)の別個のガイドワイヤ管腔及び/又は上記に詳細に説明したような任意のノーズコーン管腔22NC(図3Eには示されていない)を通過し得る。
塞栓摘出用カテーテル装置10””の第5実施形態(すなわち、別の迅速交換実施形態)は、上記第4実施形態10”’と同じ構造を有し、同じように作動するが、但し、この第5実施形態10””の主管300’は、示されているように、密ならせんコイル状に巻かれた連続ワイヤ316で形成されている。この主管300’の構造は、他の構造形態に比べて高い弾性を与え得る。
C. 塞栓摘出用カテーテル装置の任意の実施形態に組み込み得る代替部品及び任意の要素:
1. 代替タイプの閉塞物捕獲容器:
本発明の塞栓摘出用カテーテル装置10,10’,10”,10”’,10””には、図1A,2B,4に示されているらせんワイヤバスケット型容器14,14’の代替物として種々のタイプの閉塞物捕獲容器を組み込み得る。特に、いくつかの代替閉塞物捕獲容器が図5〜図7に示されている。
ワイヤスポーク402’と、示されているように、スポーク402’に取り付けられた傘様構造を形成する多孔質の布(例えば、織物、ニット、メッシュ又は網状布)袋422とを有している。この袋422の形成に用いられる材料は、図5に示されている実施形態の膜質又は布カバー404に関して上記に詳述されたものと同じ微孔質材料であってよい。袋22には中央開口426が形成されており、それによって、ガイドワイヤGWは、図5B及び図5BBに示されているように、スポーク402’間領域と、上記開口426を通過し得る。スポーク402’の自由端には引張りひも424が取り付けられ、カテーテル管腔を通って伸びている。これらの引張りひも424とスポーク402’は血栓塞栓を実質的に破壊又は分断せずに血栓塞栓を通って引っ込め得るほど小さい直径を有する。血栓塞栓を通して容器420を進めた後、容器420を広げて配置し(例えば、半径方向に広げ)、血栓塞栓を通って引張りひも424及びスポーク402’が引っ込んで、血栓塞栓より基端側に位置するようになるまで引っ込める。その後、引張りひも424は、図5BB及び図5BBBに示されているように、袋の基端口PMが捕獲した閉塞物の周囲に部分的に引き込まれるようにスポーク402’の先端を内側に引っ張るためにカテーテル内に引っ込めることができる。
任意のガイドカテーテル/基端閉塞物保持部材:
図6に例示されているように、塞栓摘出用カテーテル装置10、10’、10”、10”’、10””を、塞栓摘出用カテーテル11を通って前進させ得るガイドカテーテル50と併せて用いるのが望ましいことがある。そのようなガイドカテーテル50を用いる場合、図5Aに示されているように半径方向に外側に広がり得るフレア先端を有するチューブラシースなどの基端閉塞物保持部材52を、血餅C又は他の閉塞物が容器14の先端閉塞物受容部16と基端閉塞物保持部材52のフレア先端との間に捕獲されるように、ガイドカテーテル50の先端DEから前進させ得る。この任意選択の基端閉塞物保持部材52
の使用は、血栓塞栓ができたばかりであるか、又は除去処置中に分解又は断片化される危険が生じるように不注意に切断又は分断された場合には特に有用であろう。
D. 塞栓摘出用カテーテルと併せて使用し得る迅速交換マイクロカテーテル:
本発明の塞栓摘出用カテーテルを用いて脳の小血管から血栓塞栓を除去する多くの処置においては、先ず、血栓塞栓が位置すると考えられる血管の血管造影を実施して、(a)血栓塞栓の正確な位置を確認し、(b)血栓塞栓周辺領域の血管構造をX線写真でマップし、(c)閉塞の原因となっている血栓塞栓を通過する小ガイドワイヤの通路をガイド、確認するのが望ましいであろう。本発明の塞栓摘出用カテーテル10、10’、10”、10”’、10””は、脳の微細血管を案内するために必ずしも極めて小さい直径〔例えば、約0.254〜0.508センチメートル(0.10〜0.20インチ)〕のものでなくても良いが、カテーテル11内に引っ込められる閉塞物捕獲容器14、14’、400、420又は440の存在によって、カテーテル11を介して注入し得るX線撮影造影剤の量が厳密に制限され得る。従って多くの場合には、図3Aに例が示されている、小型血管造影用カテーテル(例えば、ProwlerTM マイクロカテーテル、コルディスエンドバスキュラーシステムズ社、米国フロリダ州マイアミレークス所在)を閉塞血管内に挿入して、最初の血管造影を実施し、血栓塞栓を通過するガイドワイヤの正確な位置決めを行うことが好適である。最初の血管造影を実施し、ガイドワイヤを正確に位置決めした後、ガイドワイヤを適切な位置に残して、血管造影用カテーテルを引き込み、抜出する。その後で、本発明の塞栓摘出用カテーテル10、10’、10”、10”’、10””を予め配置しておいたガイドワイヤの上を伝って血栓塞栓の位置まで進める。
E. 血管から血餅又は他の閉塞物を除去するための本発明の使用法:
図8A〜図8Fは、血栓塞栓又は血餅などの閉塞物を除去するための本発明のオーバー
・ザ・ワイヤ型塞栓摘出用カテーテル10の典型的な使用法を例示しており、図9A〜図9Cは、上記閉塞物を除去するための本発明の迅速交換型塞栓摘出用カテーテル10”の典型的な使用法を例示している。
図8A〜図8Fは、血餅Cの下流に位置する組織(例えば、酸素などの栄養素が欠乏している脳組織)の虚血ゾーンIZを形成するように動脈分岐部BEのすぐ下流に滞留している血栓塞栓又は血餅Cを除去するための図1〜図2Dに示されているオーバー・ザ・ワイヤ型塞栓摘出用カテーテル10の典型的な使用法を示している。これらの図面に描写されている典型的な手順を以下のパラグラフで説明する。
迅速交換塞栓摘出用カテーテルの典型的な使用法
本発明の迅速交換型塞栓摘出用カテーテル10”の典型的な使用法は図9A〜図9Dに示されている。
典型的な塞栓摘出用カテーテル
図10〜図19は、ネストワイヤ型血餅捕獲装置を利用する本発明の典型的な「オーバー・ザ・ワイヤ」塞栓摘出用カテーテル600の種々の態様を例示している。図10において、塞栓摘出用カテーテル600は、輸送用パッケージ状態でその全容が示されている。塞栓摘出用カテーテル600は、操作ハンドル602と、ガイドワイヤ604と、収納コイル606で隠されている挿入部(図11Aでは608)とを備えている。収納コイル606は、挿入部608を保護するための伸縮自在な長さのチューブからなり、複数のブラケット610によってコイル形状に保持されている。
トル(59インチ)のハンドル60から先端611までの長さLcを有する。
650との接触面の細部は図12Aに示されている。貫通穴634の先端には、剛性、好ましくは金属の管状スリーブ652が固定されており、管状スリーブ652から外側ハイポチューブ654が先端方向に伸びている。カテーテル外管650は、領域658で外側ハイポチューブ654とオーバーラップするように基端サイズがわずかに大きいフレア又は段付き管腔656を有する。カテーテル外管650は、滑り部632から最大約2.54センチメートル(0.1インチ)のギャップGoだけ手前で終端している。このギャップGo及び外側ハイポチューブ654とカテーテル外管650との間の環状空間には接着剤又は他の適当な接着化合物が適用されている。スリーブ652は、ハイポチューブ654の管腔及びカテーテル外管650の管腔656と同サイズの管腔662を有する。このために、以下の説明から明らかになるように、(ファントム画法で示されている)内側ハイポチューブ622は、段又は他のそのような狭窄部から摩擦干渉を受けることなくこれらの共線形管腔を容易に通過できる。
0とを有する。内管686とこれに接続された先端セグメント690は、強化内管680の全長に沿って伸びるが、強化スリーブ688は強化内管680の中間点からわずかに先端よりのところで終端する。強化スリーブ688は好適には、内管686を締り嵌めするポリマー収縮チューブである。カテーテル外管650と同様に、強化内管680は、先端方向に向かうに従って、弾性が高くなり、強度が低くなる。内管686の長さLi12は好適には、約139.7センチメートル(約55インチ)であり、一方、先端セグメント690の長さLi4は、好適には約2.54〜15.24センチメートル(約1〜6インチ)、虚血性卒中治療用の特定の実施形態においては、約10.16センチメートル(約4インチ)である。
されている連続内側管腔702との間の漏れを確実になくすのに役立つ。さらに、内側ハイポチューブ622と強化内管680の接続部は、ハンドル本体612のテーパー先端616内に設けるのが望ましく、したがって、さもなければ管状端縁の一方を引掛けたり、接続に干渉したりする可能性がある滑り注入ポート630の移動範囲から外して配置される。
する僅かなテーパー720が付けられている。スロット718の先端から約0.0508〜0.1524センチメートル(約0.02〜0.06インチ)の距離Dのテーパー720が始まるところで先端チューブ708の周囲にマーカーバンド720が取り付けられている。マーカーバンド720は、この位置に、例えば接着剤でしっかり貼りつけられている。
典型的な血餅除去装置
塞栓摘出用カテーテル600の血餅除去機能の作動は、図19Aと図19Bを比較すれは最もよくわかる。より詳細には、血餅除去ワイヤ724’は図19Aでは、延伸されて
径方向に収縮した形状で、及び、図19Bでは、弛緩されて拡張ワイヤネスト750を形成する、径方向に拡張された形状で示されている。この変形は、矢印752で示されているように、外管を基端方向に移動させることにより生じる。血餅除去ワイヤ724は、通常、拘束されていない状態であれば、図19Bに示されている拡張形状をとるが、周囲の先端シース676の存在により延伸形状724’で保持される。先端シース676を基端方向752に滑らせると、ワイヤ724が緩み、その結果、ワイヤ724は半径方向に広がってそれらの自由端730及び736を先端方向に引っ張る。ワイヤ724ペアは滑りマーカーバンド738の両側で先端セグメント690の周りに巻き付いているので、滑りマーカーバンド73も先端方向に引っ張られる。固定マーカーバンド722と滑りマーカーバンド738の相対間隔によって、操作者は血餅除去ワイヤ724の形状を知ることができる。
ワイヤプッシャー手段
図20A及び図20Bは、ハンドル762とプッシャー部764とを有する血餅除去ワイヤプッシャー760の2つの図である。プッシャー部764は、比較的長く、平坦で、薄く、約3.81センチメートル(約1.5インチ)の長さLswを有するシャフト766と、先端チップ上で浅いU字形を形成する1対の側壁768とを有する。シャフト766の先端は、内管の先端セグメント690と外管の先端シース676(図19A参照)の間の環状空間770内にはまるほど小さい幅wswと厚さtswを有する。このように、ワイヤプッシャー760は、血餅除去ワイヤ724の自由端730及び736と滑りマーカーバンド738とを基端方向に上記環状空間770内に押し込むのに用いられる。さらに、ワイヤプッシャーシャフト766は、先端チップ742でワイヤプッシャーを外側に曲らせるほどの薄さ及び弾性と、厚さtwpとを有する。ワイヤプッシャー760が血餅
除去ワイヤ724を延伸形状に保持している間に、外管の先端シース676を先端チップ742と近接して先端方向に進める。先端シース676が血餅除去ワイヤ724’を延伸形状に維持し得るほど進んだ時点で、ワイヤプッシャー760のシャフト766を環状空間770内に引っ込め得る。次いで、先端シース676を先端方向に先端チップ742内に移動させて、図18Cに示されているオーバーラップ領域Eを形成する。典型的な実施形態において、シャフト766は、約0.00762センチメートル(約0.003インチ)の厚さtwpを有し、側壁768は約0.03048センチメートル(約0.012インチ)の厚さtswと、約0.09144センチメートル(約0.036インチ)の幅wswとを有する。
好適な塞栓摘出用カテーテルの操作
塞栓摘出用カテーテル600を操作する際には、先ず、ガイドワイヤ604をカテーテル600内に挿入し、先端611から突出するように進める。次いで、カテーテル600とガイドワイヤ604のアセンブリーを、標的血管を通り、予め周知の視覚化手段を用いて位置確認しておいた血餅を通過して進める。先導ガイドワイヤ604とテーパー先端チップ742によって、カテーテル600の血餅通過が容易になる。さらに、外管の先端シース676の先端がテーパーチップ742の基端口743内に挿入されているために、カテーテル本体が血餅を通過するときの血餅の捕捉が防止される。固定マーカーバンド722の位置によって確認し得るように、適当な長さのカテーテル600を血餅に通して進めたら、血餅除去ネスト750を広げて配置する。
本発明の代替塞栓摘出用カテーテルの操作
図21〜図24は、本明細書に記載した1つ以上の特定のカテーテル実施形態を用いて実施し得る種々の血餅除去技術を例示している。バルーン閉塞及び吸引などのある種の技術は当業では周知であるが、本発明者らは、本発明のオーバー・ザ・ワイヤカテーテルが
先行技術より優れた有意な利点を提供する新規な組合わせを可能にすると考える。すなわち、先ず、血餅を通過してガイドワイヤを進めることは、多様な血餅除去装置を血餅の下流側に進め得る手段を提供する。血餅の両側への到達は、操作者に従来になかった柔軟性を与える。先行技術装置のなかには、血餅を通過して、例えば、血餅の下流側でバルーンを拡張させるカテーテルを示すものもあるが、これらの装置はいずれも、極めて微細な血管内の血餅の除去には適していない。したがって、本発明は、例えば、虚血性卒中治療において有意な進歩を有した、小血管の血餅除去装置及び方法を提供する。
ヤ878の上を伝って血餅を通過して進められた注入カテーテル874及び拡張可能血餅トラップ876を示している。拡張可能血餅トラップ876は、上述の実施形態のいずれであってもよく、両端が注入カテーテル874に取り付けられた個別スプリング部材として示されている。分解血餅物の小粒子を捕獲しやすくするために帯ひも880を付けてもよい。カテーテル874から血餅分解を促進する注入剤882が出ているのも示されている。この場合も、この装置と吸引を組合わせ得る。
注入ガイドワイヤ
血餅の下流側への持続的アクセスを可能にするガイドワイヤによって得られる利点に加えて、本発明は、流体の注入に利用し得る特殊タイプのガイドワイヤの使用を考えている。小型注入カテーテルは当業では公知であるが、本発明は、脳血管などの微細血管内の血餅の下流側に流体を注入し得る最初の装置であると考えられる。この特徴は、血餅除去カテーテル用手段として血餅を通過した位置にガイドワイヤを配置するという上述の利点と共に、先行技術より有意に進歩したものである。
血餅に向かって進められる。ワイヤ部材922とスリーブ部材924は、血餅950とは無関係に、又は血餅と近接するところまでマイクロカテーテル926内を進め得る。図26Bは、血餅950を下流側まで貫通しているワイヤ部材922とスリーブ部材924を備えた注入ガイドワイヤを例示している。その後、図26Cに示されているように、スリーブ部材924を血餅950の下流側の適所に残して、ワイヤ部材922を矢印952で示されているように引っ込める。次いで、図26Dの954で示されているように、スリーブ部材924を介して流体を注入し得る。そのような流体は、例えば、薬剤、血餅分解化学物質又は造影剤であってよい。
Claims (18)
- 外部シースと、該外部シースの先端から先端を指向して拡張するための拡張可能容器と、
前記外部シースの管腔を貫通して摺動可能な注入カテーテルとを備えるカテーテルにおいて、前記注入カテーテルは、
注入口と、
拡張可能な血餅トラップであって、付勢力により自動的にらせん形状のコイルに巻回するワイヤからなる拡張可能な血餅トラップと、
ガイドワイヤの管腔であって、前記注入カテーテル及び前記拡張可能な血餅トラップを貫通して伸びることにより、前記拡張可能な血餅トラップがつぶれた形状のときには、予め血管の閉塞物を貫通して進ませておいたガイドワイヤの上を伝って前記注入カテーテル及び前記拡張可能な血餅トラップを進ませることができる、ガイドワイヤ管腔とを備える、カテーテル。 - 前記拡張可能な血餅トラップは複数のスプリング部材からなる、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記拡張可能な血餅トラップは、複数の湾曲したスプリングワイヤからなる、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記注入カテーテルは前記ガイドワイヤの管腔とは別個の注入用管腔を有する、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記注入カテーテルは複数の注入用管腔を有する、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記注入カテーテルは複数の注入口を有する、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記複数の注入口は前記注入カテーテルの長さ方向に沿って様々な間隔をおいて設けられる、請求項6に記載のカテーテル。
- 前記注入カテーテルは前記拡張可能な要素を倒壊するためにカラーを備えている、請求項1に記載のカテーテル。
- 前記カテーテルを貫通して先端側に引き込む吸引をさらに備える、請求項1に記載のカテーテル。
- ガイドワイヤの上を越えて送達されるための注入カテーテルと、
前記注入カテーテルの長さ方向に離間して配置される複数の注入口と、
前記注入カテーテルの先端に取り付けられる、拡張可能な血餅トラップであって、付勢力により自動的にらせん形状のコイルに巻回するワイヤからなる拡張可能な血餅トラップと、
ガイドワイヤの管腔であって、前記注入カテーテル及び前記拡張可能な血餅トラップを貫通して伸びることにより、前記拡張可能な血餅トラップがつぶれた形状のときには、予め血管の閉塞物を貫通して進ませておいたガイドワイヤの上を伝って前記注入カテーテル及び前記拡張可能な血餅トラップを進ませることができる、ガイドワイヤ管腔と、
前記注入カテーテルを摺動可能に貫通させる管腔を有した外部シースと、血餅を捕獲するために前記外部シースの先端から先端を指向して拡張する拡張可能容器とを備える、血餅除去装置。 - 前記注入口を通る注入液の注入は、血餅を前記血餅除去装置の先端に向かって押し出す圧力勾配を生じる、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記カテーテルを貫通して先端側に引き込む吸引をさらに備える、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記拡張可能な血餅トラップは複数のスプリング部材からなる、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記拡張可能な血餅トラップは、複数の湾曲したスプリングワイヤからなる、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記注入カテーテルは前記ガイドワイヤの管腔とは別個の注入用管腔を有する、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記注入カテーテルは複数の注入用管腔を有する、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記複数の注入口は前記注入カテーテルの長さ方向に沿って様々な間隔をおいて設けられる、請求項10に記載の血餅除去装置。
- 前記注入カテーテルは前記拡張可能な要素を倒壊するためにカラーを備えている、請求項10に記載の血餅除去装置。
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- 2014-10-03 JP JP2014205071A patent/JP2015042272A/ja active Pending
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