JP2015040892A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光体の光変換効率に優れた光源装置を提供する。【解決手段】本発明の光源装置1は、励起光源部2と、励起光源部2から射出された励起光L1が入射される集光レンズ4と、集光レンズ4から射出された励起光L1が入射されるロッドインテグレーター5と、ロッドインテグレーター5から射出された励起光L1が入射される結像レンズ6と、結像レンズ6から射出された励起光L1が入射され、蛍光L2を発する蛍光体層12を含む波長変換素子7と、を備え、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bと蛍光体層12とが、結像レンズ6に対して共役位置に配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いられる光源装置の一つとして、励起光となるレーザー光を蛍光体に照射し、レーザー光とは異なる波長の蛍光を発生させる光源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、蛍光体を利用した光源装置として、LED光源、ロッドレンズ、および蛍光体シートを備えた白色光源装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の白色光源装置において、LED光源から射出された光は、ロッドレンズにより照度分布が均一化された後、ロッドレンズの射出端面に配置された蛍光体シートに入射する。この白色光源装置では、LED光源からの青色光と、青色光により励起された蛍光体から発せられる黄色光と、が混ざり合うことによって白色光が得られる。
特許文献2には、指向性の強い光をロッドレンズに一旦通すことでロッドレンズの射出端面での光の均一性が高まり、均一性の高い光を蛍光体シートに直接照射することで色むらのない白色光が得られる、と記載されている。しかしながら、この白色光源装置の場合、蛍光体シートの大きさがロッドレンズの射出端面の大きさと同じであり、蛍光体シートはロッドレンズの射出端面に接着されている。この構成では、光が照射された際に蛍光体シートで発生する熱を充分に放散できない。その結果、蛍光体シートの光変換効率が低下するという課題があった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、蛍光体の光変換効率に優れた光源装置を提供することを目的の一つとする。また、この種の光源装置を備え、光利用効率に優れたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の光源装置は、第1の励起光源部と、前記第1の励起光源部から射出された第1の励起光が入射される第1の集光光学系と、前記第1の集光光学系から射出された前記第1の励起光が入射される第1のロッドインテグレーターと、前記第1のロッドインテグレーターから射出された前記第1の励起光が入射される第1の結像光学系と、前記第1の結像光学系から射出された前記第1の励起光が入射され、第1の蛍光を発する第1の蛍光体層を含む第1の波長変換素子と、を含む第1の光源ユニットを少なくとも備え、前記第1のロッドインテグレーターの光射出端面と前記第1の蛍光体層とが、前記第1の結像光学系に対して共役位置に配置されていることを特徴とする。
なお、本明細書における「励起光」は、蛍光体層に照射された際に全てが蛍光体層の励起に寄与する光のみを含む概念ではなく、一部が蛍光体層の励起に寄与し、他の一部が蛍光体層の励起に寄与せずに蛍光体層から射出される光を含む概念である。本明細書における「励起光源部」は、上記の励起光を射出する光源部である。
本発明の一つの態様の光源装置においては、第1のロッドインテグレーターに入射した第1の励起光は、第1のロッドインテグレーターの内部を進んだ後、光射出端面で照度分布が均一になる。第1のロッドインテグレーターの光射出端面と第1の蛍光体層とが第1の結像光学系に対して共役位置に配置されているため、光射出端面において照度分布が均一となった第1の励起光の像が第1の結像光学系により第1の蛍光体層上に結像される。そのため、第1の蛍光体層上での第1の励起光の照度分布が均一になり、第1の蛍光体層の温度分布は均一化される。また、第1のロッドインテグレーターと第1の蛍光体層とは離れた位置にあるため、第1の蛍光体層で発生した熱の放散が第1のロッドインテグレーターにより阻害されることはない。その結果、第1の蛍光体層の温度上昇を抑制でき、第1の蛍光体層の光変換効率に優れた光源装置が実現できる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1の励起光源部は、複数の固体光源を備えていてもよい。
この構成によれば、小型で高効率の第1の励起光源部を備えた光源装置を実現できる。
この構成によれば、小型で高効率の第1の励起光源部を備えた光源装置を実現できる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1の波長変換素子は、前記第1の蛍光体層と、前記第1の蛍光体層の内部を進む光を透過させる透過部材と、を含む透過型の波長変換素子であってもよい。
この構成によれば、第1の波長変換素子の光入射側と光射出側とで各種光学部品を直線的に配置でき、少ない部品点数で簡易な構成の光源装置を実現できる。
この構成によれば、第1の波長変換素子の光入射側と光射出側とで各種光学部品を直線的に配置でき、少ない部品点数で簡易な構成の光源装置を実現できる。
本発明の一つの態様の光源装置は、第2の励起光源部と、前記第2の励起光源部から射出された第2の励起光が入射される第2の集光光学系と、前記第2の集光光学系から射出された前記第2の励起光が入射される第2のロッドインテグレーターと、前記第2のロッドインテグレーターから射出された前記第2の励起光が入射される第2の結像光学系と、前記第2の結像光学系から射出された前記第2の励起光が入射され、前記第1の蛍光の波長域と異なる波長域を含む第2の蛍光を発する第2の蛍光体層を含む第2の波長変換素子と、を含む第2の光源ユニットと、前記第1の蛍光と前記第2の蛍光とが入射される光合成光学系と、をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、第1の蛍光体層から発せられる第1の蛍光と第2の蛍光体層から発せられる第2の蛍光とが光合成光学系により合成された光が得られる。この構成によれば、個々の光源ユニット毎に蛍光体層から発せられる蛍光の光量バランスや分光特性を適宜変更することで、合成光の色味を容易に調整できる。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1の蛍光と前記第2の蛍光とが合成された光の波長域と異なる波長域を含む第1の光を射出する第1の光源部を備え、前記第1の光が前記光合成光学系に入射する構成であってもよい。
この構成によれば、上記の合成光と第1の光源部から射出される第1の光とが光合成光学系により合成された光が得られる。第1の光源部から射出される第1の光の波長域を適宜選択することにより所望の色味を有する光が得られる。
この構成によれば、上記の合成光と第1の光源部から射出される第1の光とが光合成光学系により合成された光が得られる。第1の光源部から射出される第1の光の波長域を適宜選択することにより所望の色味を有する光が得られる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1の波長変換素子は、前記第1の蛍光体層と、前記第1の蛍光体層の内部を進む光を反射させる反射部と、を含む反射型の波長変換素子であってもよい。
この構成によれば、反射部の第1の蛍光体層が設けられた側と反対側の面に、例えばヒートシンク、フィンなどの放熱用部材を配置できる。これにより、第1の波長変換素子の放熱性が高まり、光変換効率の低下をより確実に抑制できる。
この構成によれば、反射部の第1の蛍光体層が設けられた側と反対側の面に、例えばヒートシンク、フィンなどの放熱用部材を配置できる。これにより、第1の波長変換素子の放熱性が高まり、光変換効率の低下をより確実に抑制できる。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1の結像光学系が第1のレンズと第2のレンズとを含み、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間の光路上に、前記第1の励起光の波長域の光を反射し、前記第1の蛍光の波長域の光を透過させる波長選択素子を備えていてもよい。
反射型の波長変換素子を用いる場合、第1の蛍光体層の一方の面に第1の励起光を入射させ、同じ面から第1の蛍光を射出させる構成となる。ここで、上記の構成を採用すれば、波長選択素子によって第1の蛍光体層に第1の励起光を選択的に入射させ、第1の蛍光体層からの第1の蛍光を選択的に取り出す構成が実現しやすくなる。そのため、各光学部品を合理的に配置して、光変換効率の高い光源装置を提供できる。
反射型の波長変換素子を用いる場合、第1の蛍光体層の一方の面に第1の励起光を入射させ、同じ面から第1の蛍光を射出させる構成となる。ここで、上記の構成を採用すれば、波長選択素子によって第1の蛍光体層に第1の励起光を選択的に入射させ、第1の蛍光体層からの第1の蛍光を選択的に取り出す構成が実現しやすくなる。そのため、各光学部品を合理的に配置して、光変換効率の高い光源装置を提供できる。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1の蛍光の波長域と異なる波長域を含む第2の光を射出する第2の光源部を備え、前記第2の光が前記波長選択素子に入射する構成であってもよい。
この構成によれば、波長選択素子により、第1の蛍光体層からの第1の蛍光と第2の光源部からの第2の光との合成光が得られる。第2の光の波長域を適宜選択することにより所望の色味を有する光が得られる。
この構成によれば、波長選択素子により、第1の蛍光体層からの第1の蛍光と第2の光源部からの第2の光との合成光が得られる。第2の光の波長域を適宜選択することにより所望の色味を有する光が得られる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1の励起光源部と前記第1の集光光学系との間の光路上に、前記第1の励起光を平行化する平行化光学系を備える構成としてもよい。
この構成によれば、第1の励起光源部から射出された第1の励起光が平行化光学系により平行化されるため、第1の集光光学系による第1の励起光のケラレが、平行化光学系を備えていない場合と比べて少なくなり、第1の励起光の損失が抑えられる。また、第1の励起光をのみ込むために第1の集光光学系を大きくする必要がなく、第1の集光光学系、ひいては光源装置の小型化が図れる。
この構成によれば、第1の励起光源部から射出された第1の励起光が平行化光学系により平行化されるため、第1の集光光学系による第1の励起光のケラレが、平行化光学系を備えていない場合と比べて少なくなり、第1の励起光の損失が抑えられる。また、第1の励起光をのみ込むために第1の集光光学系を大きくする必要がなく、第1の集光光学系、ひいては光源装置の小型化が図れる。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記光射出端面の面積をS、前記第1の蛍光体層の面積をS’、前記第1の結像光学系の結像倍率をmとしたとき、m=S’/Sとしてもよい。
この構成によれば、第1のロッドインテグレーターの光射出端面にできる光源像が第1の蛍光体層の全体に結像されるため、第1の蛍光体層および第1の励起光を無駄なく利用することができる。
この構成によれば、第1のロッドインテグレーターの光射出端面にできる光源像が第1の蛍光体層の全体に結像されるため、第1の蛍光体層および第1の励起光を無駄なく利用することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調し、投写することを特徴とする。
この構成によれば、本発明の一つの態様の光源装置を備えたことで、光利用効率に優れたプロジェクターを実現できる。
この構成によれば、本発明の一つの態様の光源装置を備えたことで、光利用効率に優れたプロジェクターを実現できる。
[第1実施形態:光源装置]
以下、本発明の第1実施形態について、図1、図2を用いて説明する。
第1実施形態の光源装置は、透過型の波長変換素子を備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図1は、第1実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。図2(A)〜(E)は、第1実施形態の光源装置に用いることが可能なロッドインテグレーターの例を示す斜視図である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下、本発明の第1実施形態について、図1、図2を用いて説明する。
第1実施形態の光源装置は、透過型の波長変換素子を備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図1は、第1実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。図2(A)〜(E)は、第1実施形態の光源装置に用いることが可能なロッドインテグレーターの例を示す斜視図である。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1に示すように、第1実施形態の光源装置1は、励起光源部2と、平行化光学系3と、集光レンズ4と、ロッドインテグレーター5と、結像レンズ6と、波長変換素子7と、を備えている。励起光源部2は、複数の発光ダイオード8(Light Emitting Diode, 以下、LEDと略記する)を備えている。複数のLED8は、例えばm行×n列(m,nはともに自然数)のアレイ状に配列されている。励起光源部2のLED8は、後述する波長変換素子7の蛍光体層を励起させる励起光L1を射出する。励起光L1は、例えば450nmの近傍にピーク波長を有する青色光である。ただし、励起光L1は、後述する蛍光体層を励起できる光であればよく、必ずしも波長が450nm近傍の青色光に限るものではない。
平行化光学系3は、励起光源部2を構成するLED8と同数の平行化レンズ9を備えている。個々の平行化レンズ9は、個々のLED8に対応して配置されている。すなわち、複数の平行化レンズ9は、LED8と同様、m行×n列(m,nはともに自然数)のアレイ状に配列されている。平行化レンズ9は、LED8から射出された励起光L1を平行化する作用を有する。したがって、LED8から射出された時点である程度の広がりを持つ励起光L1は、平行化レンズ9によって平行化される。
平行化光学系3を構成する複数の平行化レンズ9から射出された励起光L1は、集光レンズ4に入射する。集光レンズ4に入射した励起光は、集光レンズ4により集束され、ロッドインテグレーター5に向けて射出される。
ロッドインテグレーター5は、互いに平行な光入射端面5aと光射出端面5bとを有するロッド状部材で構成されている。ロッドインテグレーター5は、入射した励起光L1を内部で多重反射させつつ、光入射端面5aから光射出端面5bに向けて進行させる。ロッドインテグレーター5は、様々な角度成分を持って入射する励起光L1の光束を多重反射により混合し、励起光L1の強度分布を均一化する作用を有する。ロッドインテグレーター5の光入射端面5aは、集光レンズ4の焦点位置に配置されている。そのため、集光レンズ4から射出された励起光L1は、集束された状態でロッドインテグレーター5の光入射端面5aに入射する。
ロッドインテグレーター5の光入射端面5aは、必ずしも集光レンズ4の焦点位置に配置されていなくてもよいが、集光レンズ4の焦点位置に配置されていることが好ましい。その理由は、ロッドインテグレーター5の光入射端面5aが集光レンズ4の焦点位置に配置されている場合、励起光L1を損失させることなく、光入射端面5aの面積がより小さいロッドインテグレーターを使用できるからである。一般にロッドインテグレーターは、光入射端面の面積に対するロッドの長さ(光の進行方向の寸法)の比が大きい程、内部での励起光の反射回数が多くなり、照度分布の均一化の効果が高まる。そのため、ロッドインテグレーター5の光入射端面5aが集光レンズ4の焦点位置に配置されている場合、光入射端面5aの面積がより小さいロッドインテグレーター5を使用することで、励起光L1の照度分布をより均一化できる。また、所望の照度分布を得るために要するロッドインテグレーター5の長さを短くでき、光源装置1の小型化が図れる。
本実施形態で用いられるロッドインテグレーター5の例を、図2(A)〜(E)に示す。
図2(A)に示すロッドインテグレーター71は、光の進行方向に垂直な断面積が一定な中実の四角柱状のロッドで構成されている。ロッドの材質は、例えばガラス、石英等である。符号71aは光入射端面であり、符号71bは光入射端面である。
図2(A)に示すロッドインテグレーター71は、光の進行方向に垂直な断面積が一定な中実の四角柱状のロッドで構成されている。ロッドの材質は、例えばガラス、石英等である。符号71aは光入射端面であり、符号71bは光入射端面である。
図2(B)に示すロッドインテグレーター72は、光の進行方向に垂直な断面積が一定な中空の管状部材で構成されている。管状部材の内壁面は、反射面とされている。符号72aは光入射端面であり、符号72bは光入射端面である。
図2(C)に示すロッドインテグレーター73は、光の進行方向に垂直な断面積が光入射端面73aから光射出端面73bに向けて大きくなるロッド、いわゆる先広がりのロッドで構成されている。
図2(D)に示すロッドインテグレーター74は、光入射端面74a側の半分は光の進行方向に垂直な断面積が光入射端面74aからロッド中央部に向けて大きくなり、光射出端面74b側の半分は光の進行方向に垂直な断面積がロッド中央部から光射出端面74bに向けて小さくなるロッドで構成されている。すなわち、ロッドインテグレーター74は、光入射端面74a側の半分は先広がり、光射出端面74b側の半分は先細りのロッドで構成されている。
図2(E)に示すロッドインテグレーター75は、光入射端面75a側の半分は光の進行方向に垂直な断面積が光入射端面75aからロッド中央部に向けて小さくなり、光射出端面75b側の半分は光の進行方向に垂直な断面積がロッド中央部から光射出端面75bに向けて大きくなるロッドで構成されている。すなわち、ロッドインテグレーター75は、光入射端面75a側の半分は先細り、光射出端面75b側の半分は先広がりのロッドで構成されている。
図2(A)〜(E)に示すロッドインテグレーター71、ロッドインテグレーター72、ロッドインテグレーター73、ロッドインテグレーター74、ロッドインテグレーター75は、それぞれ特徴を有している。例えば、先広がりのロッドインテグレーターは、光を平行化する作用がその他のロッドインテグレーターに比べて大きい。また、先細りのロッドインテグレーターは、単位長さあたりの反射回数がその他のロッドインテグレーターに比べて多く、より短いロッドで照度分布を均一化できる。よって、必要に応じて、最適なロッドインテグレーターを選択すればよい。
図1に戻って、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bから射出された励起光L1は、結像レンズ6に入射する。結像レンズ6に入射した励起光L1は、結像レンズ6により集束され、波長変換素子7に向けて射出される。
波長変換素子7は、基材11と、基材11の一面に形成された蛍光体層12と、を備えている。基材11は、ガラス等の光透過性を有する部材で構成されている。基材11は、蛍光体層12の内部を進む光を透過させる光透過部材として機能する。励起光L1は、波長変換素子7の第1の面7aから入射し、蛍光体層12から発せられた蛍光L2と励起光の一部L1’とは、波長変換素子7の第2の面7bから射出される。波長変換素子7の第1の面7aは、結像レンズ6に対向する側の面である。波長変換素子7の第2の面7bは、結像レンズ6に対向する側と反対側の面である。第1実施形態の波長変換素子7は、透過型の波長変換素子である。この例では、蛍光体層12が光入射側に配置され、基材11が光射出側に配置されているが、この配置とは逆に、基材11が光入射側に配置され、蛍光体層12が光射出側に配置されていてもよい。
蛍光体層12は、粒子状の複数の蛍光体がバインダー中に分散された構成を有している。蛍光体の一例として、例えばイットリウム−アルミニウム−ガーネット系蛍光体(YAG蛍光体)が用いられる。蛍光体層12は、励起光L1が入射された際に、励起光L1の波長域と異なる波長域を含む蛍光L2を発する。本実施形態では、YAG蛍光体を含む蛍光体層12は、450nm近傍にピーク波長を有する青色光により励起され、黄色光を発する。そのため、蛍光体層12から発せられた蛍光L2である黄色光と励起光の一部L1’である青色光との合成光、すなわち白色光L4が波長変換素子7の第2の面7bから射出される。蛍光体層12は、例えば粉末状の蛍光体とバインダーとの混合物を基材11の一面に塗布し、焼成することにより得られる。
ロッドインテグレーター5の光射出端面5bと蛍光体層12とは、結像レンズ6に対して共役位置に配置されている。言い換えると、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bにおける励起光L1の像が、結像レンズ6により蛍光体層12上に結像される。
ロッドインテグレーター5の光射出端面5bの面積をS、蛍光体層12の面積をS’、結像レンズ6の結像倍率をmとしたとき、これらのパラメータS,S’,mは、m=S’/Sを満たすように設定される。このように設定されている場合、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bに形成される光源像が蛍光体層12の全面に結像されるため、蛍光体層12および励起光L1を無駄なく利用することができる。
第1実施形態の「励起光源部2」は特許請求の範囲の「第1の励起光源部」に相当する。第1実施形態の「集光レンズ4」は特許請求の範囲の「第1の集光光学系」に相当する。第1実施形態の「ロッドインテグレーター5」は特許請求の範囲の「第1のロッドインテグレーター」に相当する。第1実施形態の「結像レンズ6」は特許請求の範囲の「第1の結像光学系」に相当する。第1実施形態の「波長変換素子7」は特許請求の範囲の「第1の波長変換素子」に相当する。第1実施形態の「励起光源部2」、「集光レンズ4」、「ロッドインテグレーター5」、「結像レンズ6」、および「波長変換素子7」は特許請求の範囲の「第1の光源ユニット」を構成する。第1実施形態の「平行化光学系3」は特許請求の範囲の「平行化光学系」に相当する。第1実施形態の「励起光L1」は特許請求の範囲の「第1の励起光」に相当する。第1実施形態の「蛍光L2」は特許請求の範囲の「第1の蛍光」に相当する。
第1実施形態の光源装置1においては、ロッドインテグレーター5に入射した励起光L1の照度分布が光射出端面5bにおいて均一化され、その励起光L1が結像レンズ6により蛍光体層12上に結像される。そのため、蛍光体層12上での励起光L1の照度分布が均一になり、蛍光体層12の温度分布は全面にわたってほぼ均一になる。また、ロッドインテグレーター5と波長変換素子7とは離れた位置にあるため、励起光L1の照射時に蛍光体層12で発生した熱の放散がロッドインテグレーター5により阻害されることはない。その結果、蛍光体層12の温度上昇を抑制でき、蛍光体層12の光変換効率に優れた光源装置が実現できる。また、蛍光体層12の温度上昇を抑制できるため、蛍光体層12の寿命を改善できる。
第1実施形態の場合、光源装置1が透過型の波長変換素子7を備えているため、波長変換素子7の光入射側と光射出側とで各種光学部品を直線的に配置できる。これにより、少ない部品点数で簡易な構成の光源装置を実現できる。また、第1実施形態の光源装置1は平行化光学系3を備えているため、集光レンズ4における励起光L1のケラレが、平行化光学系を備えていない場合と比べて少なくなり、励起光L1の損失が抑えられる。また、励起光L1の損失を回避するために集光レンズ4を大きくする必要がなく、集光レンズ6、ひいては光源装置1の小型化が図れる。
図6(A)、(B)を用いて本実施形態の効果を説明する。
図6(A)、(B)は、蛍光体層に照射された光の蛍光体層表面での強度分布を示しており、図6(A)はロッドインテグレーターを備えていない比較例の光源装置での結果を示し、図6(B)はロッドインテグレーターを備えた本実施形態の光源装置での結果を示している。符号Fは蛍光体層の表面であり、縦軸の目盛りは光強度である。比較例として、図7に示した概略構成を備える光源装置を用いた。図1に示した光源装置1との違いは、ロッドインテグレーター5および結像レンズ6を備えていない点である。
図6(A)、(B)は、蛍光体層に照射された光の蛍光体層表面での強度分布を示しており、図6(A)はロッドインテグレーターを備えていない比較例の光源装置での結果を示し、図6(B)はロッドインテグレーターを備えた本実施形態の光源装置での結果を示している。符号Fは蛍光体層の表面であり、縦軸の目盛りは光強度である。比較例として、図7に示した概略構成を備える光源装置を用いた。図1に示した光源装置1との違いは、ロッドインテグレーター5および結像レンズ6を備えていない点である。
図6(A)に示すように、比較例の光源装置の場合、励起光は、集光レンズにより集光され、強度分布が均一化されることなく蛍光体層に照射される。その結果、蛍光体層の中央部に高いピークを有する強度分布が出現する。これに対して、図6(B)に示すように、本実施形態の光源装置の場合、励起光は、集光レンズを透過し、ロッドインテグレーターにより強度分布が均一化された後、蛍光体層に照射される。その結果、蛍光体層の略全体にわたって略均等な強度分布が出現することが実証された。
[第2実施形態:光源装置]
以下、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。
第2実施形態の光源装置は、反射型の波長変換素子を備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図3は、第2実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。
図3において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態について、図3を用いて説明する。
第2実施形態の光源装置は、反射型の波長変換素子を備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図3は、第2実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。
図3において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態の光源装置15は、励起光源部2と、平行化光学系3と、集光レンズ4と、ロッドインテグレーター5と、結像光学系16と、波長選択素子17と、波長変換素子18と、青色光源部19と、を備えている。第2実施形態の光源装置15のうち、励起光源部2からロッドインテグレーター5までの構成は第1実施形態と同様であり、ロッドインテグレーター5よりも光射出側の構成は第1実施形態と異なる。また、第2実施形態の波長変換素子18は、反射型の波長変換素子である。
結像光学系16は、ロッドインテグレーター5の光射出側に設けられている。結像光学系16は、第1のレンズ21、第2のレンズ22、および第3のレンズ23を備えている。第2実施形態の場合、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bと蛍光体層12とは、結像光学系16に対して共役位置に配置されている。言い換えると、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bにおける励起光L1の像が、第1のレンズ21、第2のレンズ22、および第3のレンズ23からなる結像光学系16により波長変換素子18の蛍光体層12上に結像される。
波長選択素子17は、第1のレンズ21と第2のレンズ22との間の光路上に設けられている。波長選択素子17は、励起光L1の波長域の光に対応する青色光を反射し、蛍光体層12から発せられる蛍光の波長域の光に対応する黄色光を透過させる特性を有する。波長選択素子17は、例えば周知のダイクロイックミラーで構成される。波長選択素子17が設けられたことで、励起光L1の光路は第1のレンズ21と第2のレンズ22との間で略90°の角度で折り曲げられている。
第1のレンズ21は、ロッドインテグレーター5の光射出端面5bから射出された励起光L1を平行化する。第1のレンズ21により平行化された励起光L1は、波長選択素子17の第1の面17aに対して略45°の入射角で入射する。励起光L1は、波長選択素子17で反射してその光路を略90°曲げられ、平行化された状態で第2のレンズ22に入射する。第2のレンズ22に入射した励起光L1は、第2のレンズ22、第3のレンズ23を経て集束され、波長変換素子18に入射する。
波長変換素子18は、反射性基板24と、反射性基板24の一面に形成された蛍光体層12と、を備えている。反射性基板24は、蛍光体層12の内部を進む光を反射させる作用を有する。反射性基板24は、蛍光体層の内部を進む光を反射させることができれば、その構成は特に限定されない。例えば、反射性基板24は、反射性基板24自体が光反射性を有する金属で形成されたものであってもよいし、ガラス等の光透過性基板の一面に反射膜が形成されたものであってもよい。蛍光体層12の構成は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態の場合、反射型の波長変換素子18を用いているため、波長変換素子18の第1の面18a,第2の面18bのうち、励起光が入射しない側の第2の面18bに、例えばヒートシンク、フィンなどの放熱用部材を配置できる。
励起光L1は波長変換素子18の第1の面18aに入射し、蛍光体層12から発せられた蛍光L2は波長変換素子18の第1の面18aから射出される。波長変換素子18の第1の面18aから射出された蛍光L2は、第3のレンズ23、第2のレンズ22を順次透過して平行化される。平行化された蛍光L2は、波長選択素子17の第1の面17aに入射し、波長選択素子17を透過する。なお、波長変換素子17に入射した励起光L1の全てが蛍光体層12の励起に寄与するのではなく、励起光L1の一部は反射性基板24で反射して波長選択素子17に戻る。ただし、波長変換素子18から波長選択素子17に入射した励起光L1の一部は励起光源部2の方向に向けて反射し、波長選択素子17を透過することはなく、出力光とはならない。
青色光源部19は、波長選択素子17を挟んで第1のレンズ21と対向するように配置されている。青色光源部19は、例えば青色光を射出する1個または複数個のLEDで構成される。青色光源部19は、蛍光体層12から発せられる蛍光L2の波長域と異なる波長域を含む光を波長選択素子17に入射させる。青色光源部19を構成するLEDの分光特性は、励起光源部2を構成するLED8の分光特性と一致していてもよい。あるいは、青色光源部19を構成するLEDの分光特性は、波長選択素子17で反射される波長域の光を含んでいれば、励起光源部2を構成するLED8の分光特性と必ずしも一致していなくてもよい。
青色光源部19から射出された青色光L3は、波長選択素子17の第2の面17bに対して略45°の入射角で入射する。青色光L3は、波長選択素子17で反射して光路を略90°曲げられ、波長選択素子17を透過した蛍光L2と合成される。第2実施形態の場合、蛍光体層12から発せられた黄色の蛍光L2と青色光源部19からの青色光L3とが合成される結果、光源装置15から白色光L4が射出される。
第2実施形態の「結像光学系16」は特許請求の範囲の「第1の結像光学系」に相当する。第2実施形態の「波長選択素子17」は特許請求の範囲の「波長選択素子」に相当する。第2実施形態の「波長変換素子18」は特許請求の範囲の「第1の波長変換素子」に相当する。第2実施形態の「励起光源部2」、「集光レンズ4」、「ロッドインテグレーター5」、「結像光学系16」、および「波長変換素子18」は特許請求の範囲の「第1の光源ユニット」を構成する。第2実施形態の「青色光源部19」は特許請求の範囲の「第2の光源部」に相当する。
第2実施形態においても、蛍光体層12に照度分布が均一な励起光L1が照射されること、およびロッドインテグレーター5と波長変換素子18とが離れた位置に配置されることにより、蛍光体層12の温度上昇を抑制でき、光変換効率に優れた光源装置15が実現できる、という第1実施形態と同様の効果が得られる。
特に第2実施形態の場合、反射型の波長変換素子18を用いているため、波長変換素子18の励起光が入射しない側の第2の面18bに放熱用部材を配置でき、波長変換素子18の放熱性をより高めることができる。また、蛍光体層12から射出された蛍光を照明光として効率良く利用することができる。
第2実施形態の光源装置15では、蛍光体層12から発せられた黄色の蛍光L2に青色光源部19からの青色光L3を加えて白色光L4を得ている。したがって、青色光源部19から射出される青色光L3の光量または分光特性を適宜変更することにより、白色光L4の色味を調整することができる。なお、第2実施形態では光源装置15が青色光源部19を備えているが、光源装置15から射出される光が白色光L4でなくてよい場合には、光源装置15は青色光源部19を備えていなくてもよい。
[第3実施形態:光源装置]
以下、本発明の第3実施形態について、図4を用いて説明する。
第3実施形態の光源装置は、透過型の波長変換素子を含む光源ユニットを2組備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図4は、第4実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。
図4において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第3実施形態について、図4を用いて説明する。
第3実施形態の光源装置は、透過型の波長変換素子を含む光源ユニットを2組備え、白色光を出力する光源装置の一例である。
図4は、第4実施形態の光源装置の概略構成を示す平面図である。
図4において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、第3実施形態の光源装置27は、赤色光源ユニット28と、緑色光源ユニット29と、光合成光学系30と、青色光源部31と、を備えている。赤色光源ユニット28は、蛍光体層から発せられた赤色光L5を射出する。緑色光源ユニット29は、蛍光体層から発せられた緑色光L6を射出する。赤色光源ユニット28と緑色光源ユニット29の構成は略同様であり、波長変換素子を構成する蛍光体層の種類が異なるのみである。
赤色光源ユニット28は、励起光源部2と、第1の平行化光学系32と、集光レンズ4と、ロッドインテグレーター5と、結像レンズ6と、赤色光用波長変換素子33と、第2の平行化光学系34と、を備えている。赤色光源ユニット28の構成要素のうち、励起光源部2から結像レンズ6までの構成は第1実施形態の光源装置1と同様である。第3実施形態では、2組の平行化光学系を区別するために「第1の平行化光学系32」と称するが、第1の平行化光学系32は第1実施形態の平行化光学系3と同様のものである。
赤色光用波長変換素子33は、基材11と、基材11の一面に形成された蛍光体層35と、を備えている。蛍光体層35は、励起光L1が入射された際に、励起光L1の波長域と異なる波長域を含む蛍光である赤色光L5を発する。第1実施形態の蛍光体層12は、青色光により励起されて黄色光を発するものであった。これに対し、第3実施形態の赤色光源ユニット28の蛍光体層35は、例えば450nm近傍にピーク波長を有する青色光により励起されて赤色光L5を発する。
第2の平行化光学系34は、赤色光用波長変換素子33の光射出側に配置されている。第2の平行化光学系34は、第1のレンズ36と第2のレンズ37とで構成されている。赤色光用波長変換素子33から射出された赤色光L5は、第2の平行化光学系34により平行化され、後述する光合成光学系30に入射する。
緑色光源ユニット29は、励起光源部2と、第1の平行化光学系32と、集光レンズ4と、ロッドインテグレーター5と、結像レンズ6と、緑色光用波長変換素子38と、第2の平行化光学系34と、を備えている。緑色光用波長変換素子38は、基材11と、基材11の一面に形成された蛍光体層39と、を備えている。蛍光体層39は、励起光L1が入射された際に、励起光L1の波長域と異なる波長域を含む蛍光である緑色光L6を発する。蛍光体層39は、例えば450nm近傍にピーク波長を有する青色光により励起されて緑色光L6を発する。
その他の構成要素は、赤色光源ユニット28と同様である。ただし、励起光源部2については、赤色光源ユニット28の励起光源部2のLEDと同じ分光特性を有するLEDを用いてもよいし、赤色光源ユニット28の励起光源部2のLEDとは異なる分光特性を有するLEDを用いてもよい。
赤色光源ユニット28と緑色光源ユニット29とは、赤色光源ユニット28、緑色光源ユニット29のそれぞれから射出される光が90°異なる方向から光合成光学系30に入射するように配置されている。光合成光学系30は、赤色光L5を反射させて緑色光L6を透過させる波長選択膜と青色光L3を反射させて緑色光L6を透過させる波長選択膜とが交差して設けられた、周知のダイクロイックプリズムで構成される。
青色光源部31は、光合成光学系30を挟んで赤色光源ユニット28の第2のレンズ37と対向するように配置されている。青色光源部31は、例えば青色光を射出する1個または複数個のLEDで構成される。青色光源部31は、赤色光用波長変換素子33から発せられた赤色光L5と、緑色光用波長変換素子38から発せられた緑色光L6と、の合成光の波長域と異なる波長域を含む青色光L3を射出する。青色光L3は、光合成光学系30に入射する。青色光源部31を構成するLEDの分光特性は、励起光源部2を構成するLED8の分光特性と一致していてもよい。あるいは、青色光源部31を構成するLEDの分光特性は、光合成光学系30の2つの波長選択膜で反射される波長域の光を含んでいれば、励起光源部2を構成するLED8の分光特性と必ずしも一致していなくてもよい。
青色光源部31から射出された青色光L3は、光合成光学系30の波長選択膜に対して略45°の入射角で入射する。青色光L3は、波長選択膜で反射して光路を略90°曲げられ、赤色光L5および緑色光L6と合成される。第3実施形態の場合、赤色光源ユニット28から射出された赤色光L5と、緑色光源ユニット29から射出された緑色光L6と、青色光源部31から射出された青色光L3と、が合成される結果、光源装置27から白色光L4が射出される。
第3実施形態の「赤色光源ユニット28」は特許請求の範囲の「第1の光源ユニット」に相当する。第3実施形態の「緑色光源ユニット29」は特許請求の範囲の「第2の光源ユニット」に相当する。第3実施形態の「青色光源部31」は特許請求の範囲の「第1の光源部」に相当する。第3実施形態の「赤色光用波長変換素子33」は特許請求の範囲の「第1の波長変換素子」に相当する。第3実施形態の「蛍光体層35」は特許請求の範囲の「第1の蛍光体層」に相当する。第3実施形態の「緑色光用波長変換素子38」は特許請求の範囲の「第2の波長変換素子」に相当する。第3実施形態の「蛍光体層39」は特許請求の範囲の「第2の蛍光体層」に相当する。
第3実施形態においても、蛍光体層35、蛍光体層39に照度分布が均一な励起光が照射されること、およびロッドインテグレーター5と赤色光用波長変換素子33、ロッドインテグレーター5と緑色光用波長変換素子38とがそれぞれ離れた位置に配置されることにより、蛍光体層35、蛍光体層39の温度上昇を抑制でき、光変換効率に優れた光源装置27が実現できる、という第1、第2実施形態と同様の効果が得られる。
特に第3実施形態の場合、射出光の色毎に赤色光源ユニット28と緑色光源ユニット29とを分けているため、赤色光源ユニット28から射出される赤色光L5の光量と緑色光源ユニット29から射出される緑色光L6の光量とのバランスを変えることにより合成光の色味を容易に調整できる。さらに、赤色光源ユニット28、緑色光源ユニット29の各々から得られる蛍光に青色光源部31からの青色光L3を加えて白色光L4を得ている。したがって、青色光源部31から射出される青色光L3の光量または分光特性を適宜変更することにより、白色光L4の色味を調整することができる。なお、第3実施形態では光源装置27が青色光源部31を備えているが、光源装置27からの出力光が白色光でなくてもよい場合には光源装置27が青色光源部31を備えていなくてもよい。
[第4実施形態:プロジェクター]
以下、本発明の第4実施形態について、図5を用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターは、第1実施形態の光源装置を備えたプロジェクターの一例である。このプロジェクターは、光変調装置として3個の液晶ライトバルブを備えた、いわゆる3板式の液晶プロジェクターである。
図5は、第4実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
図5において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第4実施形態について、図5を用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターは、第1実施形態の光源装置を備えたプロジェクターの一例である。このプロジェクターは、光変調装置として3個の液晶ライトバルブを備えた、いわゆる3板式の液晶プロジェクターである。
図5は、第4実施形態のプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
図5において第1実施形態の図1と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態のプロジェクターは、第1実施形態の光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調し、スクリーン等の被投写面上に投写する。
図5に示すように、第4実施形態のプロジェクター41は、光源装置1と、平行化光学系42と、照度均一化光学系43と、色分離光学系44と、光変調装置である液晶ライトバルブ45と、色合成光学系46と、投写光学系47と、を備えている。光源装置1には第1実施形態の光源装置1が用いられるため、光源装置1の構成の説明を省略する。光源装置1は、平行化光学系42に向けて白色光L4を射出する。平行化光学系42は、第1のレンズ48と第2のレンズ49とを備えている。光源装置1から射出された白色光L4は、平行化光学系42により平行化された後、照度均一化光学系43に入射する。
図5に示すように、第4実施形態のプロジェクター41は、光源装置1と、平行化光学系42と、照度均一化光学系43と、色分離光学系44と、光変調装置である液晶ライトバルブ45と、色合成光学系46と、投写光学系47と、を備えている。光源装置1には第1実施形態の光源装置1が用いられるため、光源装置1の構成の説明を省略する。光源装置1は、平行化光学系42に向けて白色光L4を射出する。平行化光学系42は、第1のレンズ48と第2のレンズ49とを備えている。光源装置1から射出された白色光L4は、平行化光学系42により平行化された後、照度均一化光学系43に入射する。
照度均一化光学系43は、光源装置1から射出された白色光L4を液晶ライトバルブ45の画像形成領域に対して略均一に照射するための光学系である。照度均一化光学系43は、第1のレンズアレイ51と、第2のレンズアレイ52と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54と、を備える。
第1のレンズアレイ51は、複数の小レンズ511が照明光軸Aと直交する面内にマトリクス状に配列された構成を有する。第1のレンズアレイ51は、平行化光学系42の第2のレンズ49から射出された光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有する。図示による説明は省略するが、小レンズ511の外形形状は、液晶ライトバルブ45の画像形成領域の外形形状と相似形である。なお、照明光軸Aは、光源装置1から射出される白色光L4の中心軸である。
第2のレンズアレイ52は、第1のレンズアレイ51と同様、複数の小レンズ521が照明光軸Aに直交する面内にマトリクス状に配列された構成を有する。第2のレンズアレイ52は、重畳レンズ54とともに、第1のレンズアレイ51の各小レンズ511で生成された像を液晶ライトバルブ45の画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子53は、第1のレンズアレイ51により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光として射出する。偏光変換素子53は、偏光分離膜と、反射膜と、位相差板と、を有する。偏光分離膜は、光源装置1から射出された光のうち、一方の偏光(例えばP偏光)を透過し、他方の偏光(例えばS偏光)を照明光軸Aに垂直な方向に向けて反射する。反射膜は、偏光分離膜で反射された他方の偏光成分を有する光を照明光軸Aに平行な方向に反射する。位相差板は、偏光分離膜を透過した一方の偏光成分を有する光を他方の偏光成分を有する光に変換する。
重畳レンズ54は、第1のレンズアレイ51、第2のレンズアレイ52、および偏光変換素子53を経た複数の部分光束を集光して液晶ライトバルブ45の画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ54は、重畳レンズ54の光軸と光源装置1の照明光軸Aとが略一致するように配置されている。重畳レンズ54は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離光学系44は、第1のダイクロイックミラー56と、第2のダイクロイックミラー57と、反射ミラー58と、を備えている。第1のダイクロイックミラー56および第2のダイクロイックミラー57は、照度均一化光学系43から射出された複数の部分光束を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。第1のダイクロイックミラー56は、赤色光LRを反射し、緑色光LGおよび青色光LBを透過する。第2のダイクロイックミラー57は、第1のダイクロイックミラー56を透過した光のうち、緑色光LGを反射し、青色光LBを透過する。
第1のダイクロイックミラー56では、赤色光LRが緑色光LGおよび青色光LBから分離される。赤色光LRは、反射ミラー58で反射されて赤色光用液晶ライトバルブ45Rへ導かれる。第2のダイクロイックミラー57では、緑色光LGと青色光LBとが分離される。緑色光LGは、緑色光用液晶ライトバルブ45Gへ導かれる。
色分離光学系44は、リレー光学系59をさらに備えている。リレー光学系59は、入射側レンズ60、リレーレンズ61、反射ミラー62、および反射ミラー63を備えている。リレー光学系59は、他の色光と比べて光路の長い青色光LBの損失を防ぐため、色分離光学系44で分離された青色光LBを青色光用液晶ライトバルブ45Bまで導く機能を有している。フィールドレンズ64は、第2のレンズアレイ52から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。
光変調装置は、液晶ライトバルブ45(赤色光用液晶ライトバルブ45R、緑色光用液晶ライトバルブ45G、青色光用液晶ライトバルブ45B)と、液晶ライトバルブ45の光入射側に配置された入射側偏光板(図示略)と、液晶ライトバルブ45の光射出側に配置されたおよび射出側偏光板(図示略)と、を備える。光変調装置は、光源装置1から入射する光を画像信号に基づいて変調する。
色合成光学系46は、クロスダイクロイックプリズムによって構成される。色合成光学系46は、各色の液晶ライトバルブ45で変調された光を合成する。クロスダイクロイックプリズムは、各色光を合成し、カラー画像を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズムは、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面に誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は青色光を反射し、他方の界面に形成された誘電体多層膜は赤色光を反射する。これらの誘電体多層膜によって青色光および赤色光の光路は折り曲げられ、緑色光の光路と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
投写光学系47は、色合成光学系46により合成された光が入射する複数の投写レンズ(図示略)を含んでいる。各色の液晶ライトバルブ45で変調された光は、投写光学系47によりスクリーン等の被投写面(図示略)に投写される。
第4実施形態のプロジェクター41は第1実施形態の光源装置1を備えているため、光利用効率に優れたプロジェクターを実現できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、励起光源部が複数のLEDを備えていたが、LEDは複数に限ることなく、1個であってもよい。また、励起光源部は、LEDに代えて、レーザー光源を備えてもよい。また、励起光として450nm近傍にピーク波長を有する青色光を用いたが、励起光は青色光に限ることはなく、例えば405nm近傍にピーク波長を有する紫外光を用いてもよい。その他、光源装置およびプロジェクターの各構成要素の形状、個数、配置等については、上記実施形態に限ることなく、適宜変更が可能である。
例えば上記実施形態では、励起光源部が複数のLEDを備えていたが、LEDは複数に限ることなく、1個であってもよい。また、励起光源部は、LEDに代えて、レーザー光源を備えてもよい。また、励起光として450nm近傍にピーク波長を有する青色光を用いたが、励起光は青色光に限ることはなく、例えば405nm近傍にピーク波長を有する紫外光を用いてもよい。その他、光源装置およびプロジェクターの各構成要素の形状、個数、配置等については、上記実施形態に限ることなく、適宜変更が可能である。
1,15,27…光源装置、2…励起光源部、3…平行化光学系、4…集光レンズ、5,71,72,73,74,75…ロッドインテグレーター、5b…光射出端面、6…結像レンズ、7,18…波長変換素子、8…LED、11…基材、12,35,39…蛍光体層、16…結像光学系、17…波長選択素子、19,31…青色光源部、21…第1のレンズ、22…第2のレンズ、28…赤色光源ユニット、29…緑色光源ユニット、30…光合成光学系、32…第1の平行化光学系、33…赤色光用波長変換素子、38…緑色光用波長変換素子、41…プロジェクター
L1…励起光、L2…蛍光、L3…青色光。
L1…励起光、L2…蛍光、L3…青色光。
Claims (11)
- 第1の励起光源部と、
前記第1の励起光源部から射出された第1の励起光が入射される第1の集光光学系と、
前記第1の集光光学系から射出された前記第1の励起光が入射される第1のロッドインテグレーターと、
前記第1のロッドインテグレーターから射出された前記第1の励起光が入射される第1の結像光学系と、
前記第1の結像光学系から射出された前記第1の励起光が入射され、第1の蛍光を発する第1の蛍光体層を含む第1の波長変換素子と、を含む第1の光源ユニットを少なくとも備え、
前記第1のロッドインテグレーターの光射出端面と前記第1の蛍光体層とが、前記第1の結像光学系に対して共役位置に配置されていることを特徴とする光源装置。 - 前記第1の励起光源部が、複数の固体光源を備えることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記第1の波長変換素子が、前記第1の蛍光体層と、前記第1の蛍光体層の内部を進む光を透過させる透過部材と、を含む透過型の波長変換素子であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
- 第2の励起光源部と、
前記第2の励起光源部から射出された第2の励起光が入射される第2の集光光学系と、
前記第2の集光光学系から射出された前記第2の励起光が入射される第2のロッドインテグレーターと、
前記第2のロッドインテグレーターから射出された前記第2の励起光が入射される第2の結像光学系と、
前記第2の結像光学系から射出された前記第2の励起光が入射され、前記第1の蛍光の波長域と異なる波長域を含む第2の蛍光を発する第2の蛍光体層を含む第2の波長変換素子と、を含む第2の光源ユニットと、
前記第1の蛍光と前記第2の蛍光とが入射される光合成光学系と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。 - 前記第1の蛍光と前記第2の蛍光とが合成された光の波長域と異なる波長域を含む第1の光を射出する第1の光源部を備え、
前記第1の光は前記光合成光学系に入射することを特徴とする請求項4に記載の光源装置。 - 前記第1の波長変換素子が、前記第1の蛍光体層と、前記第1の蛍光体層の内部を進む光を反射させる反射部材と、を含む反射型の波長変換素子であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
- 前記第1の結像光学系が、第1のレンズと第2のレンズとを含み、
前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間の光路上に、前記第1の励起光の波長域の光を反射し、前記第1の蛍光の波長域の光を透過させる波長選択素子を備えることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。 - 前記第1の蛍光の波長域と異なる波長域を含む第2の光を射出する第2の光源部を備え、
前記第2の光は前記波長選択素子に入射することを特徴とする請求項7に記載の光源装置。 - 前記第1の励起光源部と前記第1の集光光学系との間の光路上に、前記第1の励起光を平行化する第1の平行化光学系を備えることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 前記光射出端面の面積をS、前記第1の蛍光体層の面積をS’、前記第1の結像光学系の結像倍率をmとしたとき、m=S’/Sであることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の光源装置。
- 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の光源装置から射出された光を画像信号に応じて変調し、投写することを特徴とするプロジェクター。
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