JP2015039743A - 研磨装置、及び、研磨パッド剥離方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッドの剥離作業を省力化する。【解決手段】研磨装置は、基板を研磨するための研磨パッド108が貼り付けられる研磨テーブル110と、研磨パッド108を研磨テーブル110から剥離する剥離工程において、研磨パッド108の研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧部材200とを備える。研磨テーブル110には、研磨テーブル110の研磨パッド108が貼り付けられる貼り付け面110aに穴111が形成される。押圧部材200は、穴111に設けられたピストン210と、剥離工程において、研磨パッド108の裏面108bを押圧する方向にピストン210を駆動可能な駆動部材220と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、研磨装置、及び、研磨パッド貼り替え方法に関するものである。
近年、半導体ウェーハなどの基板の表面を研磨するために、研磨装置が用いられている。研磨装置は、基板を研磨するための研磨パッドが貼付けられる研磨テーブルと、研磨テーブルを回転させるモータと、基板を保持して研磨パッドに押し付けるトップリングなどを備えて構成される。
この種の研磨装置では、研磨パッドは消耗品として扱われ、定期的に研磨パッドの貼り替えが行われる。研磨パッドの貼り替えは、例えば作業員の人手によって行われている。
ここで、研磨パッドは一般的に、研磨テーブルの貼付け面と同一形状に切り出されて研磨テーブルに貼り付けられているため、研磨パッドを研磨テーブルから剥離する剥離工程においては、研磨パッドを剥がし始めるための端緒が無い。このため、研磨パッドを剥がす作業に時間がかかるという問題がある。
これに対して従来技術では、研磨テーブルの外側に研磨パッドの一部がはみ出すように研磨パッドを切り出し、このはみ出た部分を端緒として研磨パッドの剥離を行うことが知られている。また、巻き取り式の治具を用いて研磨パッドを剥離することによって、研磨パッドの剥離を省力化することも知られている。
しかしながら、従来技術は、基板の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッドの剥離作業を省力化することについては考慮されていない。
すなわち、研磨テーブルからはみ出す端緒をあらかじめ研磨パッドに形成する従来技術では、この端緒部分が特異点となって研磨性能に影響を与える可能性がある。
また、巻き取り式の治具を用いて研磨パッドを剥がす従来技術を用いたとしても、結局研磨パッドを剥がし始めるための端緒が必要になるし、巻き取りの際に研磨テーブルの表面を傷つけたり、破損させたりするおそれがある。
また、研磨中に研磨パッドが研磨テーブルから剥がれないようにするために、研磨パッドはある程度の接着力で研磨テーブルに接着されている為、研磨パッドを剥がすときにはかなりの力を要する。
本発明は上述の課題を鑑みてなされたもので、基板の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッドの剥離作業を省力化することを課題とする。
本願発明の研磨装置の一形態は、基板を研磨するための研磨パッドが貼り付けられる研磨テーブルと、前記研磨パッドを前記研磨テーブルから剥離する剥離工程において、前記研磨パッドの研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材は、前記研磨テーブルの前記研磨パッドが貼り付けられる貼り付け面に形成された穴に設けられたピストンと、前記剥離工程において、前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に前記ピストンを駆動可能な駆動部材と、を備える、ことを特徴とする。
また、前記押圧部材は、前記研磨テーブルの裏面方向への前記ピストンの移動を規制するストッパ部材と、前記ピストンが前記ストッパ部材によって移動を規制された状態において、前記剥離工程の際に前記研磨パッドの裏面を押圧する前記ピストンの押圧面と、前記研磨テーブルの前記貼り付け面とが同一面になるように、前記ストッパ部材の位置を調整するシム部材と、を備えることができる。
また、前記駆動部材は、流体を流入出可能な第1及び第2の連通口が形成されたシリンダと、前記シリンダ内の前記第1の連通口と連通する第1の空間と前記シリンダ内の前記第2の連通口と連通する第2の空間とを仕切る仕切り部材と、前記仕切り部材と前記ピストンとを連結する連結部材と、を備え、前記第1及び第2の連通口に対する前記流体の流入出によって前記ピストンを前記研磨パッドの裏面に対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含む、ことができる。
また、前記シリンダは、前記研磨テーブルに形成された前記穴の一部によって形成される、ことができる。
本願発明の研磨パッド剥離方法の一形態は、基板を研磨するために研磨テーブルに貼り付けられた研磨パッドを前記研磨テーブルから剥離する研磨パッド剥離方法であって、前記研磨パッドの剥離工程において、前記研磨テーブルの前記研磨パッドが貼り付けられる貼り付け面に形成された穴に設けられたピストンを、前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に駆動する、ことを特徴とする。
かかる本願発明によれば、基板の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッドの剥離作業を省力化することができる。
以下、本願発明の一実施形態に係る研磨装置、及び、研磨パッド剥離方法を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、一例として、CMP(Chemical Mechanical Polishing)研磨装置を説明するが、これには限られない。
(第1実施形態)
図1は、研磨装置の全体構成を模式的に示す図である。図1に示すように、研磨装置100は、半導体ウェーハなどの基板102を研磨するための研磨パッド108を上面に取
付け可能な研磨テーブル110と、研磨テーブル110を回転駆動する第1の電動モータ112と、基板102を保持可能なトップリング116と、トップリング116を回転駆動する第2の電動モータ118と、を備える。
図1は、研磨装置の全体構成を模式的に示す図である。図1に示すように、研磨装置100は、半導体ウェーハなどの基板102を研磨するための研磨パッド108を上面に取
付け可能な研磨テーブル110と、研磨テーブル110を回転駆動する第1の電動モータ112と、基板102を保持可能なトップリング116と、トップリング116を回転駆動する第2の電動モータ118と、を備える。
また、研磨装置100は、研磨パッド108の上面に研磨材を含む研磨砥液を供給するスラリーライン120と、研磨パッド108のコンディショニング(目立て)を行うドレッサーディスク122を有するドレッサーユニット124と、を備える。
また、研磨装置100は、研磨パッド108の剥離に関する各種の操作指令を入力したり、研磨パッド108の剥離に関する各種情報を出力したりするための操作パネル130と、研磨装置100の各部品を制御する制御部140と、を備える。
制御部140は、研磨パッド108を研磨テーブル110から剥離する剥離工程において、研磨テーブル110に貼り付けられた研磨パッド108の研磨面の反対側の裏面108bを押圧するためのコントローラである。
また、研磨装置100は、研磨装置100内の圧縮空気ライン152と後述する押圧部材200との間で流体を出し入れするためのロータリジョイント160,170を備える。圧縮空気ライン152は、2系統の圧縮空気ライン152−1,152−2に分岐されている。圧縮空気ライン152−1,152−2はそれぞれ、ロータリジョイント160,170に接続される。圧縮空気ライン152には、圧力レギュレータ156が設けられている。圧縮空気ライン152−1,152−2にはそれぞれ、ラインを開閉するバルブ158−1,158−2が設けられる。圧力レギュレータ156は、圧縮空気ライン152から注入される空気の圧力を、例えば高圧,低圧などに制御する電空レギュレータである。なお、圧力レギュレータ156は、電空レギュレータには限定されない。
基板102を研磨するときは、研磨材を含む研磨砥液をスラリーライン120から研磨パッド108の上面に供給し、第1の電動モータ112によって研磨テーブル110を回転駆動する。そして、トップリング116を、研磨テーブル110の回転軸とは偏心した回転軸回りに回転した状態で、トップリング116に保持された基板102を研磨パッド108に押圧する。これにより、基板102は研磨パッド108によって研磨され、平坦化される。
図2は、第1実施形態の研磨装置を模式的に示す図である。図3は、押圧部材の詳細を示す図である。図2,図3に示すように、研磨テーブル110には、研磨パッド108が貼り付けられる貼り付け面110aに穴111が形成されている。具体的には、研磨テーブル110は、研磨パッド108が貼り付けられる貼り付け面110aと貼り付け面110a以外の面(本実施形態では、研磨テーブル110の裏面110b)とを連通する穴(連通路)111が形成されている。
また、研磨テーブル110の裏面側には、研磨パッド108を研磨テーブル110から剥離する剥離工程において、研磨パッド108の研磨面の反対側の裏面108bを押圧する押圧部材200が設けられている。
押圧部材200は、穴111に設けられたピストン210と、剥離工程において研磨パッド108の裏面108bを押圧する方向にピストン210を駆動可能な駆動部材220と、を備える。駆動部材220は、研磨テーブル110の裏面側に取り付けられた筐体230内に収容されている。ピストン210は、剥離工程の際に研磨パッド108の裏面108bを押圧する押圧面210aを有する。
また、押圧部材200は、ピストン210が研磨テーブル110の裏面110bへ向かう方向(ピストン210が研磨パッド108の裏面108bから離れる方向)へ移動した際に、ピストン210の移動を規制するストッパ部材240を備える。具体的には、ストッパ部材240は、円筒状部240−aと、円筒状部240−aの一方の端部から外方へ張り出すフランジ部240−bとを有する。
また、押圧部材200は、ピストン210がストッパ部材240によって移動を規制された状態において、ピストン210の押圧面210aと、研磨テーブル110の貼り付け面110aとが同一面になるように、ストッパ部材240の位置を調整するシム部材250を備える。
具体的には、シム部材250は円板状に形成され、円板の中央に穴が形成されている。ストッパ部材240は、円筒状部240−aの他方の端部がシム部材250の穴を介して穴111に挿入され、フランジ部240−bがシム部材250を介して研磨テーブル110の裏面110bにねじ242によって固定されることによって、研磨テーブル110に取り付けられる。
ピストン210が研磨テーブル110の裏面110bへ向かう方向へ移動すると、ピストン210が円筒状部240−aの他方の端部に当接することによって移動が規制される。押圧部材200は、シム部材250の厚みを調節することによって、ピストン210がストッパ部材240によって移動を規制された状態においてピストン210の押圧面210aと研磨テーブル110の貼り付け面110aとを同一面にすることができる。
駆動部材220は、流体(空気等)を流入出可能な第1及び第2の連通口260a,260bが形成されたシリンダ260と、仕切り部材270と、を備える。仕切り部材270は、シリンダ260内の第1の連通口260aと連通する第1の空間262と、シリンダ260内の第2の連通口260bと連通する第2の空間264と、を仕切る部材である。また、駆動部材220は、仕切り部材270とピストン210とを連結する連結部材280を備える。
駆動部材220は、第1及び第2の連通口260a,260bに対する流体の流入出によってピストン210を研磨パッド108の裏面108bに対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含んでいる。ただし、駆動部材220は、流体シリンダに限らず、剥離工程において、研磨パッド108の裏面108bを押圧する方向にピストンを駆動可能なものであればよい。また、本実施形態では、研磨装置100に対して押圧部材200を1個設ける例を示したが、これに限らず、複数の押圧部材200を設けることもできる。
また、図2,3においては、シリンダ260が研磨テーブル110の外部に設けられる例を示したが、これには限られない。図4は、押圧部材の他の例を示す図である。図4に示すように、シリンダ260は、研磨テーブル110に形成された穴111の一部によって形成されてもよい。これによれば、研磨テーブル110の裏面側に筐体230を取り付ける必要がないので、押圧部材200をコンパクトに形成することができる。
また、図2に示すように、圧縮空気ライン152−1,152−2はそれぞれ、ロータリジョイント160,170を介して、第1及び第2の連通口260a,260bに接続される。圧縮空気ライン152−1には、ピストン210が上昇する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ182が設けられている。また、圧縮空気ライン152−2には、ピストン210が下降する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ184、及びピストン210が研磨テーブルから急に飛び出すのを防止するためのスピードコントロールバルブ186が設けられている。
次に、研磨パッド108の剥離工程における押圧部材200の動きについて説明する。図5は、研磨パッドの剥離工程の様子を模式的に示す図である。図5の上図は、剥離工程ではない通常使用時における押圧部材200の状態を示す図であり、図5の下図は、剥離工程における押圧部材200の状態を示す図である。
通常使用時には、図5の上図に示すように、圧縮空気ライン152−1を介して第1の連通口260aから空気を流入させることによって、ピストン210を下方へ加圧する。具体的には、制御部140は、バルブ158−1を「開(給気)」に制御し、バルブ158−2を「閉(排気)」に制御する。これにより、仕切り部材270が下方に押し下げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も下方へ押し下げられる。下方へ押し下げられたピストン210は、ストッパ部材240に当接した状態となる。
一方、剥離工程においては、図5の下図に示すように、圧縮空気ライン152−2を介して第1の連通口260bから空気を流入させることによって、ピストン210を上方へ加圧する。具体的には、制御部140は、バルブ158−1を「閉(排気)」に制御し、バルブ158−2を「開(給気)」に制御する。これにより、仕切り部材270が上方に押し上げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も上方へ押し上げられる。上方へ押し上げられたピストン210は、研磨パッド108の裏面108bを押圧して研磨パッド108を剥離する。
本実施形態によれば、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。すなわち、本実施形態によれば、図5の下図に示すように、ピストン210の押圧力によって研磨パッド108の剥離作業がアシストされるので、研磨パッド108を容易に剥離することができる。また、本実施形態では、研磨テーブルからはみ出す端緒をあらかじめ研磨パッドに形成したり、巻き取り式の治具を用いて研磨パッドを剥がしたりすることを要しない。その結果、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の研磨装置について説明する。図6は、第2実施形態の研磨装置を模式的に示す図である。第2実施形態は、バルブ158−1,158−2の開閉を制御するための制御信号を、ロータリコネクタを介してバルブ158−1,158−2へ入力する点が第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
次に、第2実施形態の研磨装置について説明する。図6は、第2実施形態の研磨装置を模式的に示す図である。第2実施形態は、バルブ158−1,158−2の開閉を制御するための制御信号を、ロータリコネクタを介してバルブ158−1,158−2へ入力する点が第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図6に示すように、圧縮空気ライン152はロータリジョイント160へ入力され、ロータリジョイント160を通過した後に、2系統の圧縮空気ライン152−1,152−2へ分岐する。圧縮空気ライン152−1,152−2にはそれぞれ、ラインを開閉するバルブ158−1,158−2が設けられる。
一方、バルブ158−1,158−2の開閉を制御するための制御信号が伝達される制御信号ライン192は、ロータリコネクタ190に入力され、ロータリコネクタ190を介してバルブ158−1,158−2へ接続される。
研磨装置100の通常使用時には、制御部140は、バルブ158−1を「開(給気)」に制御し、バルブ158−2を「閉(排気)」に制御する。これにより、仕切り部材270が下方に押し下げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も下方へ押し下げられる。下方へ押し下げられたピストン210は、ストッパ部材240に当接した状態となる。
一方、剥離工程においては、制御部140は、バルブ158−1を「閉(排気)」に制御し、バルブ158−2を「開(給気)」に制御する。これにより、仕切り部材270が上方に押し上げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も上方へ押し上げられる。上方へ押し上げられたピストン210は、研磨パッド108の裏面108bを押圧して研磨パッド108を剥離する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。すなわち、第2実施形態によれば、剥離工程の際に、ピストン210の押圧力によって研磨パッド108の剥離作業がアシストされるので、研磨パッド108を容易に剥離することができる。また、本実施形態では、研磨テーブルからはみ出す端緒をあらかじめ研磨パッドに形成したり、巻き取り式の治具を用いて研磨パッドを剥がしたりすることを要しない。その結果、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の研磨装置について説明する。図7は、第3実施形態の研磨装置を模式的に示す図である。第3実施形態は、剥離工程が行われる都度、研磨装置100(押圧部材200)に研磨パッド剥離用治具を取り付けて使用する点が、第1及び第2実施形態と異なる。第1及び第2実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
次に、第3実施形態の研磨装置について説明する。図7は、第3実施形態の研磨装置を模式的に示す図である。第3実施形態は、剥離工程が行われる都度、研磨装置100(押圧部材200)に研磨パッド剥離用治具を取り付けて使用する点が、第1及び第2実施形態と異なる。第1及び第2実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
図7に示すように、研磨パッド剥離用治具300は、研磨装置100の外部に設けられた圧縮空気の供給元に接続される圧縮空気接続ポート302と、圧縮空気接続ポート302から供給された圧縮空気を搬送する圧縮空気ライン304−1,340−2と、を備える。
圧縮空気ライン304−1には、圧縮空気ライン304−1を開閉するバルブ306、及びピストン210が上昇する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ312が設けられている。また、圧縮空気ライン304−2には、圧縮空気ライン304−2を開閉するバルブ308、ピストン210が下降する際のスピードを調整するためのスピードコントロールバルブ314、及びピストン210が研磨テーブルから急に飛び出すのを防止するためのスピードコントロールバルブ316が設けられている。
また、シリンダ260には、第1の空間262と連通する治具接続ポート322、及び第2の空間264と連通する治具接続ポート324が接続されている。研磨パッド108の剥離工程が行われる際には、作業員によって、研磨パッド剥離用治具300の圧縮空気ライン304−1が治具接続ポート322に接続され、圧縮空気ライン304−2が治具接続ポート324に接続される。
研磨装置100の通常使用時には、制御部140は、バルブ306を「開」に制御し、バルブ308を「閉」に制御する。これにより、仕切り部材270が下方に押し下げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も下方へ押し下げられる。下方へ押し下げられたピストン210は、ストッパ部材240に当接した状態となる。
一方、剥離工程においては、制御部140は、バルブ306を「閉」に制御し、バルブ308を「開」に制御する。これにより、仕切り部材270が上方に押し上げられるので、仕切り部材270の動きに連動してピストン210も上方へ押し上げられる。上方へ押し上げられたピストン210は、研磨パッド108の裏面108bを押圧して研磨パッド108を剥離する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。すなわち、第3実施形態によれば、剥離工程の際に、ピストン210の押圧力によって研磨パッド108の剥離作業がアシストされるので、研磨パッド108を容易に剥離することができる。また、本実施形態では、研磨テーブルからはみ出す端緒をあらかじめ研磨パッドに形成したり、巻き取り式の治具を用いて研磨パッドを剥がしたりすることを要しない。その結果、基板102の研磨性能に与える影響を抑制し、かつ、研磨パッド108の剥離作業を省力化することができる。
100 研磨装置
102 基板
108 研磨パッド
108b 裏面
110 研磨テーブル
110a 貼り付け面
110b 裏面
111 穴
152 圧縮空気ライン
158−1,158−2 バルブ
200 押圧部材
210 ピストン
210a 当接面
220 駆動部材
240 ストッパ部材
240−a 円筒状部
240−b フランジ部
250 シム部材
260 シリンダ
260a 第1の連通口
260b 第2の連通口
262 第1の空間
264 第2の空間
270 仕切り部材
280 連結部材
102 基板
108 研磨パッド
108b 裏面
110 研磨テーブル
110a 貼り付け面
110b 裏面
111 穴
152 圧縮空気ライン
158−1,158−2 バルブ
200 押圧部材
210 ピストン
210a 当接面
220 駆動部材
240 ストッパ部材
240−a 円筒状部
240−b フランジ部
250 シム部材
260 シリンダ
260a 第1の連通口
260b 第2の連通口
262 第1の空間
264 第2の空間
270 仕切り部材
280 連結部材
Claims (5)
- 基板を研磨するための研磨パッドが貼り付けられる研磨テーブルと、
前記研磨パッドを前記研磨テーブルから剥離する剥離工程において、前記研磨パッドの研磨面の反対側の裏面を押圧する押圧部材とを備え、
前記押圧部材は、前記研磨テーブルの前記研磨パッドが貼り付けられる貼り付け面に形成された穴に設けられたピストンと、
前記剥離工程において、前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に前記ピストンを駆動可能な駆動部材と、を備える、
ことを特徴とする研磨装置。 - 請求項1の研磨装置において、
前記押圧部材は、前記研磨テーブルの裏面方向への前記ピストンの移動を規制するストッパ部材と、
前記ピストンが前記ストッパ部材によって移動を規制された状態において、前記剥離工程の際に前記研磨パッドの裏面を押圧する前記ピストンの押圧面と、前記研磨テーブルの前記貼り付け面とが同一面になるように、前記ストッパ部材の位置を調整するシム部材と、
を備えることを特徴とする研磨装置。 - 請求項1又は2の研磨装置において、
前記駆動部材は、
流体を流入出可能な第1及び第2の連通口が形成されたシリンダと、
前記シリンダ内の前記第1の連通口と連通する第1の空間と前記シリンダ内の前記第2の連通口と連通する第2の空間とを仕切る仕切り部材と、
前記仕切り部材と前記ピストンとを連結する連結部材と、
を備え、前記第1及び第2の連通口に対する前記流体の流入出によって前記ピストンを前記研磨パッドの裏面に対して接離する方向に駆動する流体シリンダを含む、
ことを特徴とする研磨装置。 - 請求項3の研磨装置において、
前記シリンダは、前記研磨テーブルに形成された前記穴の一部によって形成される、
ことを特徴とする研磨装置。 - 基板を研磨するために研磨テーブルに貼り付けられた研磨パッドを前記研磨テーブルから剥離する研磨パッド剥離方法であって、
前記研磨パッドの剥離工程において、前記研磨テーブルの前記研磨パッドが貼り付けられる貼り付け面に形成された穴に設けられたピストンを、前記研磨パッドの裏面を押圧する方向に駆動する、
ことを特徴とする研磨パッド剥離方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013172189A JP2015039743A (ja) | 2013-08-22 | 2013-08-22 | 研磨装置、及び、研磨パッド剥離方法 |
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