JP2015036100A - 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 - Google Patents
歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015036100A JP2015036100A JP2013177278A JP2013177278A JP2015036100A JP 2015036100 A JP2015036100 A JP 2015036100A JP 2013177278 A JP2013177278 A JP 2013177278A JP 2013177278 A JP2013177278 A JP 2013177278A JP 2015036100 A JP2015036100 A JP 2015036100A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth surface
- sheet
- microfiber sheet
- microfiber
- oral cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
【課題】歯面凸凹形状にフィットする弾力性及び伸縮性に富み、適度な吸水性を有し、マイクロ繊維シートにより除去付着した歯垢及び着色汚れなどによりマイクロ繊維シート網目が目詰まりしないような構造の歯面清掃及び口腔内清掃具の開発を課題とした。
【解決手段】弾力性、伸縮性及び吸水性に優れた発泡素材平面に、低温度で溶解する熱可塑性樹脂を積層し次にマイクロ繊維シートを積層した後、加熱プレス機により熱可塑性樹脂のみが溶解する温度を加えることで、発泡素材とマイクロ繊維シートを溶着固定し清掃部を製造した。
【選択図】図1
【解決手段】弾力性、伸縮性及び吸水性に優れた発泡素材平面に、低温度で溶解する熱可塑性樹脂を積層し次にマイクロ繊維シートを積層した後、加熱プレス機により熱可塑性樹脂のみが溶解する温度を加えることで、発泡素材とマイクロ繊維シートを溶着固定し清掃部を製造した。
【選択図】図1
Description
本発明は歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法に関する。
本発明は、今年5月発明の名称 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法(特許願2013−110346号)を出願し、その後の研究開発において、多数の製品化に向けての課題が生じたため、関連特許として今回特許出願したものである。
歯面清掃具の製品化に際し下記に示す課題が新たに生じた。
第一に、極薄であるマイクロ繊維シートを専用ホルダーに装置できる厚さにするためには多枚数必要であり量産及びコスト面で問題が生じた。
又、歯面凸凹形状にフィットする弾力性及び伸縮性が必要であり適度な吸水性も重要である。それに加え、マイクロ繊維シートにおいて除去吸収した着色汚れによってマイクロ繊維シートが目詰まりを生じない構造が必要であり、これらの諸問題の解決を課題とした。
又、歯面凸凹形状にフィットする弾力性及び伸縮性が必要であり適度な吸水性も重要である。それに加え、マイクロ繊維シートにおいて除去吸収した着色汚れによってマイクロ繊維シートが目詰まりを生じない構造が必要であり、これらの諸問題の解決を課題とした。
上記した課題を解決する手段として、弾力性、伸縮性及び吸水性に優れたウレタンフォーム、メラミンフォームなどの発泡素材平面に、低温度で溶解する熱可塑性樹脂を積層し次に、マイクロ繊維シートを積層した後、加熱プレス機により熱可塑性樹脂のみが溶解する温度を加えることで、発泡材とマイクロ繊維シートを溶着し製品寸法にカットした後、専用ホルダーに装着完成品となった。
発泡体を本体とし、マイクロ繊維シートを熱可塑性樹脂溶解により本体に固定することで、千差万別且、複雑形状の歯面及び歯間凹部にフィットし、効果的に歯垢、着色汚れを除去することが可能となった。
マイクロ繊維シートにおいて歯面着色汚れを除去した場合、メラミンフォーム使用の場合と異なり、歯面を傷つけることが少なく、メラミンフォームの場合のような目に見えない微粉末の誤飲もなくなり、安全性が向上した。それに加え、強度も上昇し使用時の途中破損も減少した。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図をもって説明する。
図1において、発泡部材本体1と溶着用シート2、マイクロ繊維シート3を加熱プレス機において溶着する方法を示した。
4は溶着圧縮方向を示したものである。
4は溶着圧縮方向を示したものである。
発泡部材本体1に使用する発泡材は、弾力性及び伸縮性に富んだ、ウレタンフォーム、メラミンフォームなどが好適である。
ウレタンフォームの場合は溶解温度が約170℃(メラミンフォームの場合は熱硬化性樹脂であり、変色温度が約280℃前後のため無関係)前後であり、マイクロ繊維シート3の材質をポリエステル、ポリプロピレン、アクリルとした場合、溶解温度は約170℃前後と考慮されることから溶解用シート2は、約130℃前後において溶解が始まるポリエチレンシートが好適である。
ウレタンフォームの場合は溶解温度が約170℃(メラミンフォームの場合は熱硬化性樹脂であり、変色温度が約280℃前後のため無関係)前後であり、マイクロ繊維シート3の材質をポリエステル、ポリプロピレン、アクリルとした場合、溶解温度は約170℃前後と考慮されることから溶解用シート2は、約130℃前後において溶解が始まるポリエチレンシートが好適である。
ポリエチレンシートを溶着用シート2として使用した場合、溶着工程においては問題なく溶着強度においても問題がないことが実験により判明したが、0.05mm以上の厚さを有すると着色汚れを除去する目的であるマイクロ繊維シート3の目詰まりの原因となり、着色除去効率が大きく減少することが判明した。
よって、溶着用シート2の材質をポリエチレンシートとした場合、その好適な厚さは0.02乃至0.05mmであった。
よって、溶着用シート2の材質をポリエチレンシートとした場合、その好適な厚さは0.02乃至0.05mmであった。
上記した方法によって製造された歯面清掃具においては、図2で示すように歯列5に対し清掃時圧力方向6を加えることにより、複雑形状の歯面にフィットし歯間凹部の歯垢及び着色汚れを効果的に除去することが可能となった。
又、発泡材を使用することで着色汚れ除去に必要な水及び唾液の吸水性及び保水性に優れ、それを潤滑液として着色汚れ除去効率が向上した。それに加え、除去した着色汚れを発泡材内部へ送り込む作用が生じ、マイクロ繊維シートの目詰まりが解消され、着色汚れ除去効率低下防止となった。
メラミンフォーム使用時と比較して、強度上昇により使用時間が長くなり、メラミンフォームを本体材として使用した場合においても表面がマイクロ繊維シートのため、微粉末の誤飲などが減少し安全である。
又、サンドペーパーと同原理のメラミンフォームと異なり、歯面を傷つけることも減少した。
又、サンドペーパーと同原理のメラミンフォームと異なり、歯面を傷つけることも減少した。
1.発泡部材本体
2.溶着用シート
3.マイクロ繊維シート
4.溶着圧縮方向
5.歯列
6.清掃時圧力方向
2.溶着用シート
3.マイクロ繊維シート
4.溶着圧縮方向
5.歯列
6.清掃時圧力方向
Claims (4)
- 発泡素材本体に低温度において溶解する熱可塑性樹脂シート、マイクロ繊維シートの順をもって積層した後、加熱ブレス機により加熱圧縮することにより、前記熱可塑性樹脂シートのみを溶解し発泡素材とマイクロ繊維シートを溶着したことを特徴とする歯面清掃及び口腔内清掃具。
- 請求項1の製品であって、マイクロ繊維シート面がエンボス構造に圧縮溶着されていることを特徴とする歯面清掃及び口腔内清掃具。
- 請求項1及び請求項2の製品であって、着色除去マイクロ繊維シート素材がアクリル系であることを特徴とする歯面清掃及び口腔内清掃具。
- 請求項1乃至3の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013177278A JP2015036100A (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013177278A JP2015036100A (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015036100A true JP2015036100A (ja) | 2015-02-23 |
Family
ID=52686811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013177278A Pending JP2015036100A (ja) | 2013-08-12 | 2013-08-12 | 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015036100A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017164276A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | ワコー株式会社 | 清掃具の製造方法 |
-
2013
- 2013-08-12 JP JP2013177278A patent/JP2015036100A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017164276A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | ワコー株式会社 | 清掃具の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105728807B (zh) | 薄壁零件的加工方法 | |
CN203711405U (zh) | 超声波清洗机清洗槽 | |
JP2016523457A5 (ja) | パターン化した薄箔を使用する太陽電池モジュールの製造方法、および太陽電池モジュール | |
WO2012166276A3 (en) | Edge-protected product and finishing method | |
JP2008518807A5 (ja) | ||
JP2015036100A (ja) | 歯面清掃及び口腔内清掃具とその製造方法。 | |
JP2018085529A5 (ja) | ||
USD700641S1 (en) | Collet chuck | |
USD705283S1 (en) | Collet chuck | |
JP2015119948A (ja) | 衛生用具 | |
USD706002S1 (en) | Equine tool handle | |
JP2015190031A5 (ja) | ||
JP2011042154A (ja) | 含浸メラミン樹脂発泡体とその製造方法。 | |
CN102275120B (zh) | 一种用于磨削晶体材料的磨机 | |
CN205373526U (zh) | 防弹插板的包覆结构 | |
JP5371898B2 (ja) | 太陽電池モジュールの封止余剰部材除去装置 | |
CN102838272A (zh) | 镜片内圆切割防护装置 | |
JP2011228650A5 (ja) | ||
TWI440582B (zh) | 塑膠袋製造機與塑膠袋的製造方法 | |
CN205199182U (zh) | 一种生产电线用的过滤网 | |
KR101338019B1 (ko) | 디스플레이용 판재의 적층 가공방법 | |
TWM463253U (zh) | 連續式捲對捲材料之接合裝置 | |
JP3170152U (ja) | 熔着メラミン樹脂発泡体口腔内清掃具とその製造方法 | |
JP5351656B2 (ja) | プリーッフィルターのエンドレス部の融着方法 | |
JP3167748U (ja) | 含浸メラミン樹脂発泡体清掃具 |