JP2015036006A - 歯科インプラントのドリリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】インプラント手術の際に皮質骨のみを切削できて、後は無注水下の低速回転による1回のドリリングで適切な埋入窩を正確に形成しる高品質な歯科インプラントのドリリングシステムを提供する。
【解決手段】コントラ軸部1と胴体部3及び皮質骨切削刃部5並びにガイド部7とから成るカウンターシンクドリルAで構成され、棒状の前記コントラ軸部1は、上端iに接続部1aを備えると共に下方jに胴体部3が形成されており、前記胴体部3の下端kに、硬い皮質骨Cを切削可能な刃部6を備えた皮質骨切削刃部5が所定高さHに形成され、前記皮質骨切削刃部5の下部mにガイド体7が形成されて成り、前記皮質骨切削刃部5の回転によって骨頂Fから所定深さHの皮質骨Cが切削自在である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯科インプラント(図15参照)のドリリングシステムに関し、さらに言えば、インプラント手術の際に硬い皮質骨を計画通りに切削でき、その後に1回のドリリングで精度の高い埋入窩を形成するドリリングシステムの技術分野に属するものである。
従来、一般的なインプラントのドリリングシステムでは、インプラント体(フィクスチャー)を埋入するための適切な埋入窩を形成するために、直径の異なるドリル、すなわち直径の小さいドリルから順次大きくなっていくドリルを何度も交換して行なっている。例えば今までのドリルであれば、φ=6mmの埋入窩を形成する場合、合計9回のドリルの交換が必要である。そして、各ドリルを交換使用する都度、埋入深度の慎重な確認作業が必要となっている(例えば、特開2004−113488公開公報の図3等参照)。
また、従来のインプラント手術の埋入窩を形成するには、ドリルを高速回転させてドリリングしており、熱を発するため、注水を行ないながらの作業となっている。
特開2004−113488公開公報(図3)
前記従来一般のドリリングシステムでは、埋入窩を形成するためにドリルを何度も交換しなければならず、その度に埋入深度の慎重な確認が必要となり、術者にとって精神的ストレスとなっている問題点がある。
また、図16に示したように、従来ドリルzを使って低速回転でドリリングを行うと、当初は図16Aのように、硬い皮質骨Cから柔らかい海綿骨Dへ所望の方向へ真っ直ぐドリリングが行なわれていても、ドリル交換していく過程で、図16B図示のようにどうしても埋入窩の方向が移動してしまうという欠点があった。
さらに、従来の注水しながら高速回転下でのドリリングでは、骨組織に対し発熱により為害作用を与える上、生体にとって必要な治癒促進物質を注水によって無駄に洗い流してしまうといった点も問題とされている。
したがって、本発明の目的は、インプラント手術の際に皮質骨のみを切削できて、後は無注水下の低速回転による1回のドリリングで適切な埋入窩を正確に形成し、術者や患者への負担を軽減しつつ、所望位置にインプラント体を確実に埋入できる高品質な歯科インプラントのドリリングシステムを提供することである。
課題を解決するための手段として、請求項1に記載の歯科インプラントのドリリングシステムは、インプラント手術の際に硬い皮質骨Cを切削する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
コントラ軸部1と胴体部3及び皮質骨切削刃部5並びにガイド部7とから成るカウンターシンクドリルAで構成され、棒状の前記コントラ軸部1は、上端iに接続部1aを備えると共に下方jに胴体部3が形成されており、前記胴体部3の下端kに、硬い皮質骨Cを切削可能な刃部6を備えた皮質骨切削刃部5が所定高さHに形成され、前記皮質骨切削刃部5の下部mにガイド体7が形成されて成り、前記皮質骨切削刃部5の回転によって骨頂Fから所定深さHの皮質骨Cが切削自在であることを特徴とする。
請求項2記載の歯科インプラントのドリリングシステムは、インプラント手術の際に硬い皮質骨Cを切削した後の1回のドリリングで埋入窩Sを形成する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
コントラ軸部18と胴体部17及びドリル部9並びにストッパー10とから成るストッパー付きドリルBで構成され、棒状の前記コントラ軸部18は、上端に接続部8aを備えると共に下方に胴体部17が形成され、前記胴体部17の下端であって少なくとも埋入窩Sの深さに相当する部位にドリル部9が形成され、当該ドリル部9上部の胴体部17に凸状の係止部19が設けられており、前記ストッパー10は、数段階の深度に応じて切欠された切欠部11・・・を複数備えた円筒状に形成され、当該ストッパー10がその切欠部11の前記凸状係止部19への係止によって高さ調節自在に取り付けられおり、前記ドリル部9の回転により皮質骨C又は海綿骨Dを切削して所望の埋入窩Sが形成自在であることを特徴とする。
請求項3記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、インプラント手術の際に硬い皮質骨Cが切削され、1回のドリリングで埋入窩Sを形成する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
a)コントラ軸部1と胴体部3及び皮質骨切削刃部5並びにガイド部7とから成るカウンターシンクドリルAと、コントラ軸部18と胴体部17及びドリル部9並びにストッパー10とから成るストッパー付きドリルBで構成され、
b)前記カウンターシンクドリルAは、棒状の前記コントラ軸部1が、上端iに接続部1aを備えると共に下方jに胴体部3が形成されており、前記胴体部3の下端kに、硬い皮質骨Cを切削可能な刃部6を備えた皮質骨切削刃部5が所定高さHに形成され、前記皮質骨切削刃部5の下部mにガイド体7が形成されて成り、前記皮質骨切削刃部5の回転によって骨頂Fから所定深さHの皮質骨Cが切削されることにより、インプラント体2のプラットフォーム20の位置xで平坦な骨面yが形成自在であること、
c)前記ストッパー付きドリルBは、少なくとも埋入窩Sの深さに相当する部位に形成されたドリル部9が、コントラ軸部18の先端に形成されていると共に、前記ドリル部9の上部に係止部17が設けられ、数段階の深度に応じた切欠部11・・・を複数備えた円筒状のストッパー10が、その切欠部11の前記係止部19への係止によって高さ調節自在に取り付けられており、前記カウンターシンクドリルAで形成された平坦な骨面yに前記ストッパー10が当接するまで、前記ドリル部9の回転により皮質骨C又は海綿骨Dを切削して所望の埋入窩Sが形成自在であること、を特徴とする。
請求項4記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記カウンターシンクドリルAの皮質骨切削刃部5の所定高さHが、2mmに形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記カウンターシンクドリルAの皮質骨切削刃部5の刃部6が、4枚刃に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記カウンターシンクドリルAの皮質骨切削刃部5が、無注水下の毎分50回転で皮質骨Cを切削自在に構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記カウンターシンクドリルAの胴体部3の外周vに、軸方向に細長い凹状に形成された骨採取溝部4が複数形成され、前記骨採取溝部4に自家骨が採取自在であることを特徴とする。
請求項8記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記ストッパー付きドリルBのドリル部9が、平板の4枚刃で形成されていることを特徴とする。
請求項9記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記ストッパー付きドリルBが、無注水下の毎分50回転で埋入窩Sを形成自在に構成されていることを特徴とする。
請求項10記載の発明の歯科インプラントのドリリングシステムは、前記ストッパー付きドリルBが、そのドリル部9又は胴体部17の外周に、数段階の深度を示す深度ライン16・・・が複数設けられていると共に、ストッパー10の外周に目印ライン13が1つ設けられており、前記目印ライン13が所望の深度ライン16に合致された状態で、ストッパー10の切欠部11が係止部19に係止される構成であることを特徴とする。
本発明の歯科インプラントのドリリングシステム(請求項1)は、カウンターシンクドリルの胴体部の下端に、硬い皮質骨を切削可能な刃部を備えた皮質骨切削刃部が所定高さに形成され、その下部にガイド体が形成されて成るので、前記ガイド体でドリリング方向を維持しながら、皮質骨切削刃部の回転によって骨頂から所定深さの皮質骨のみを切削でき、その後は1回のドリリングで適切な埋入窩を正確に形成できる利便性に優れる。
請求項2記載のドリリングシステムは、ストッパー付きドリルが、埋入窩の深さに相当する部位に形成されたドリル部が先端に形成され、且つ係止部が設けられ、ストッパーは、数段階の深度に応じて切欠された切欠部を複数備え、その切欠部の係止部への係止によって高さ調節自在である。その際、請求項10のようにストッパーの目印ラインを所望の深度ラインに合致するだけで、ストッパーは所望深さの高さ位置を確保して係止される。
したがって、前記カウンターシンクドリルで形成された平坦な骨面(インプラント体のプラットフォームの位置)に、高さ調節された前記ストッパーが当接するに至るまで、平板4枚刃のドリル部(請求項8)で切削するだけで、所望の埋入窩が正確に形成できる(請求項3)。すなわち、ストッパー付きドリルの当該ストッパーが所定深さを指示するので、従来の間断ない目視や感覚による深さのコントロールを必要としないため、術者にとってストレスの少ないドリリングが実現される。よって、計画した埋入深度にストッパーを取り付け設定することで、ストッパーが平坦な骨面に当接すればドリリングは完了するから、誤って深くドリリングして神経uを傷付つける恐れもなくて安全性に優れる上、正確な深度で精度の高い埋入窩の形成が実現される。
そのため、前記カンターシンクドリルの皮質骨切削刃部の回転により骨頂から所定深さの皮質骨のみを切削した後は、当該ストッパー付きドリルの1回のドリリングで適切な埋入窩を正確に形成でき、何度もドリルを交換する手間が無くなり、手術時間も大幅に短縮され術者や患者への負担が軽減される。最終的には、所望位置にインプラント体が確実に埋入されて高品質な歯科インプラントが提供される。
また請求項4記載のドリリングシステムのように、カウンターシンクドリルの皮質骨切削刃部は2mmに形成されているので、前記皮質骨切削刃部の回転によって骨頂から略2mmの皮質骨のみを確実に切削し、続くストッパー付きドリルの1回のドリリングによる適切な埋入窩の形成に資する。
さらには、上部構造体(アバットメント)の金属部分の高さが2mmの場合、前記のように皮質骨切削刃部の高さを2mmで設定して硬い皮質骨を最初の段階でドリリングするので、アバットメント取り付けの際に再度ドリリングして調整する必要はなく、また綺麗に皮質骨部分がドリリングされているから審美的にも優れている。
前記カウンターシンクドリルの皮質骨切削刃部の刃部は4枚刃に形成されているため、安定した切削を可能ならしめる上、無注水の下で低速の毎分50回転で皮質骨を切削できるので(請求項5、6)、骨組織に対し発熱による為害作用を与えず、無注水ゆえ生体にとって必要な治癒促進物質を無駄に洗い流すことも無く、さらに術後の疼痛も軽減できるという優れた効果を有する。
しかも、請求項7のように、カウンターシンクドリルの胴体部の外周には、軸方向に細長い凹状に形成された骨採取溝部が複数形成されているので、前記のように無注水下でドリリングしつつ、当該骨採取溝部に自家骨を採取して利用し、高品質のインプラントの実現に寄与する。
さらに請求項9のストッパー付きドリルは、無注水下で低回転の毎分50回転で埋入窩を形成自在に構成されている。これは、発熱を抑え健康な骨にダメージを与えることのない回転数であり、埋入窩の形成に注水を必要としないので、貴重な血液や成長因子を洗い流すことはなく、術後の疼痛を最小に抑える効果をも有する。
本発明のドリリングシステムにおけるカウンターシンクドリルの全体構造を示した斜視図である。
A、Bは、カウンターシンクドリルの正面図と下面図である。
A、Bはストッパー付きドリルの正面図と背面図、CはBの状態から90°回転した図である。
Aはストッパー付きドリルの組立て要領を示した全体図、Bは同ドリルのストッパーがない状態の下面図である。
A〜Hは、本発明のドリリングシステムの使用例を含むインプラント工程を示した説明図である。
図5Bのパイロットドリルの使用状況を示した説明図である。
図5Cのカウンターシンクドリルの使用状況を示した説明図である。
図5Dのストッパー付きドリルの使用状況を示した説明図である。
図5Eのアピカルリーマーの使用状況を示した説明図である。
埋入窩の形成状況を示した説明図である。
インプラント体の取り出し要領を示した説明図である。
図5Fのインプラント体の埋入状況を示した説明図である。
図5Eのインプラントアダプターの除去状態を示した説明図である。
縫合状態を示した説明図である。
インプラントの完成状態を示した説明図である。
A、Bは、従来のドリルの使用例を示した説明図である。
本発明の歯科インプラントのドリリングシステムの好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。なお、本請求項1〜10記載の発明に関する実施の形態は共通しているので、以下のとおり一括して説明する。
まず、本発明のドリリングシステムを実施するに際して好適なカウンターシンクドリルAについて説明する。このカウンターシンクドリルAは、図5Cと図7に示したように、インプラント手術の際に硬い皮質骨Cを切削する歯科インプラントのドリリングシステムに好適なものである。
カウンターシンクドリルAの全体構造は、図1と図2に示したように、ステンレス製のコントラ軸部1と胴体部3及び皮質骨切削刃部5並びにガイド部7が一体成形されている。全長は27mmである。
棒状の前記コントラ軸部1は、コントラアングルハンドピースG(図6参照)の接続用の接続部1aを上端iに備えると共に、下方jに円柱状の胴体部3が形成されている。本実施形態の胴体部3の外径は、後述する皮質骨切削刃部5の刃部6の最大外径W(φ=5.5mm)と同じφ=5.5mmに形成されている。この胴体部3の下端kに、硬い皮質骨Cを切削可能な刃部6を備えた皮質骨切削刃部5が形成されている。
皮質骨切削刃部5の刃部6の高さHは2mmである。骨頂Fから2mmの硬い皮質骨Cの部分を確実に切削すると共に(図5C)、後述するインプラント体2の金属部分2aの高さと略同じに設定されている(図5H)。
前記の刃部6について説明する。この刃部6は安定した低速回転(毎分50回転等)の切削を実現する4枚刃である。各刃部6は、図2Aに示した最大外径Wがφ=5.5mmの下底部6aにおいて、図2Bの下方面からみて4分割されている。その下底部6aの各半径線上に形成された1つの刃部6が、90度離れて隣接する次の刃部6に至るまで、高さH=2mmの範囲で、回転方向(右回り)に漸次上昇しながら円弧を描き、最終的にその上部外周6bはやや絞られ前記最大外径Wより小さく形成されている(図2A)。ここでは上部外周6bの外径は4.35mmである。
本実施形態では、刃部6の最大外径Wがφ=5.5mmの場合であるが、最大外径Wはφ=4.45からφ=6.5の間で、5段階の大きさの刃部6が好適に実施される(各説明は省略)。
上記した皮質骨切削刃部5の各刃部6の上部外周6bから上方の胴体部3の外周vに、さらに軸方向に上昇した細長い凹状の骨採取溝部4が合計4個所形成されている。質骨切削刃部5の刃部6でドリリングした際に上昇する自家骨を効果的に採取するためである。
前記皮質骨切削刃部5の下部mにおいて、同皮質骨切削刃部5の中心に下方から後付けされた円柱状のガイド体7(長さ=3mm)が形成されている。所定位置の埋入窩Sを形成する際のガイドとするためである(図5C参照)。
次に、ストッパー付きドリルBについて説明する。
このストッパー付きドリルBは、上記したカウンターシンクドリルAにより硬い皮質骨Cを切削した後、1回のドリリングで埋入窩Sを形成する際に好適に使用されるものである(図5D、図8参照)。
図3に示したように、ストッパー付きドリルBは、ステンレス製のコントラ軸部18と胴体部17及びドリル部9が一体成形され、ストッパー10が後付けされた構成とされている。全長は36mmである。
棒状の前記コントラ軸部18は、前記カウンターシンクドリルAと同様に、コントラアングルハンドピースG(図6参照)の接続用の接続部8aを上端に備えると共に、下方に円柱状の胴体部17が形成されている。胴体部17の外径はφ=3.5mmに形成されている。下記ドリル部9の上部の当該胴体部17に、ストッパー10が係止自在な凸状の係止部19が設けられている。
ドリル部9は、前記胴体部17の下端であって少なくとも埋入窩Sの深さに相当する部位に亘って形成されている。本実施形態では最下部からの長さが約14.7mmである。
具体的には図4に符号90、91、92、93で示したように、90度ごとに4枚配置された平板の4枚刃でドリル部9が形成されている。無注水下の低速回転(毎分50回転等)で海綿骨D(皮質骨C)を切削し、埋入窩Sの形成を実現するものである。
そして、ドリル部9又は胴体部17の外周に、4つの異なる深度レベルを示す水平な深度ライン16・・・がレーザーマーキングによって4つ設けられている。下記のストッパー10の位置調節を容易ならしめるためである。
ストッパー10は、図3A、B及び図4Aの下方に示したように、前記ドリルBの胴体部17に嵌合する大きさの円筒状に形成されている。4つの深度レベルに応じて右側面の水平方向から切欠された切欠部11・・・を4つ備えている。つまりこの切欠部11・・・は、前記胴体部17の4つの深度ライン16・・・に対応する位置に形成されている訳である。また、当該ストッパー10の最下部の切欠部11とその1つ上の切欠部11との間の外周に、目印ライン13が1つ設けられている。そして、当該ストッパー10の上部から下部手前まで切欠かれて、前記各切欠部11・・・に通ずる誘導部12が形成されている。
かくして、図4Aのように当該ストッパー10を、ドリル部9の下方から上方へ嵌め込み、誘導部12を凸状係止部19に通す。そして、目印ライン13が所望の深度ライン16に合致した状態で、切欠部11を前記凸状係止部19へ左回転させて係止させるだけで簡単にストッパー10の高さ調節と係止が行なえる(図3A、B)。
以下に、本ドリリングシステムの使用例を説明する(図5〜図15参照)。
まず事前に図5Aのように、埋入位置を決定し、ラウンドバー30により毎分800回転・注水下で、所望位置の骨頂Fから2mm下の皮質骨Cを貫通させる。その後、図5Bと図6のように、インプラント体の長さ+2mmに設定さいたパイロットドリル40(φ=2mm)をコントラアングルハンドピースGに接続してドリリングし、埋入方向と深さを予め決定する。
図5Cと図7のように、前記パイロットドリル40で形成された穴にカウンターシンクドリルAのガイド部7の先端を当てがい、インプラント埋入方向に添わせて少し振動を与えながら、無注水の毎分50回転で皮質骨切削刃部5により皮質骨Cをドリリングする。歯槽骨頂Aから2mmの切削が目安である。そしてこのカウンターシンクドリルAにより形成された平坦な骨面y(図5C)がプラットフォーム20の位置x(図5H)となる。
次に図5Dと図8は、ストッパー付きドリルBの使用例である。事前にストッパー付きドリルBを、選択されたインプラント体2の長さ分だけ切削するように、ストッパー10の高さ位置を決めて係止部19に係止して調整する(図3A)。前記カウンターシンクドリルAで形成された平坦な骨面yに添わせながら、当該ストッパー付きドリルBのストッパー10の位置まで毎分50回転の無注水でドリリングし埋入窩Sを形成する。この毎分50回転という低速回転は、発熱を抑え健康な骨にダメージを与えることのない回転数である。また埋入窩Sの形成に注水を必要としないので、貴重な血液や成長因子を洗い流すことがない。なお、ドリルBに付着した自家骨は採取し再利用に供される。
このストッパー付きドリルBによる埋入窩Sの形成に際しては、前記カウンターシンクドリルAで形成された平坦な骨面yに前記ストッパー10が当接することで、インプラント体2の長さ分の所定のドリリングが完了したことが分るので、不意に深く切削して神経uを傷付ける恐れなく、所望深さの埋入窩Sが形成される。
その後図5Eと図9に示したアピカルリーマー50を使用する実施形態が好適である。つまり、下部先端に急勾配の刃を備えた円柱状のアピカルリーマー50で、最終的な深さ(インプラント体2の長さ+2mm)まで埋入窩Sの調整を行う。このアピカルリーマー50は、埋入窩形成の調整と同時に、埋入窩Sやその底部に残っている自家骨を完全にすくい取ることができる。
かくして、図10に示したように、所望深さの埋入窩Sが正確に形成される。
図11はインプラント体2の取り出し要領を示している。外部バイアル70のキャップを外し、アダプター部71にドライバーコントラ60を装着する。インプラント体2を外部バイアル70から取り出し、インプラント体2に触れないよう内部バイアル72を外す。
そうして図12のように、前記ドライバーコントラ60にてインプラント体2を埋入窩Sに埋入する(図5F)。コントラアングルハンドピースGを使用し埋入する場合は、最大スピードが毎分20回転・最大トルク35Ncmで埋入を行なう。埋入深度を微調整する場合は、図示省略のハンドレンチまたはトルクレンチを使用する。埋入が所望の深さになると即座に初期固定が確立される。
初期固定が確立されたら、インプラントアダプター2bの固定ネジを逆回転してアダプター2bを除去する。カバースクリュー2cの緩みがないことを確認し、ドリリング時に採取した自家骨をカバースクリュー2cと骨Cの間に移植する。
図14のように、歯肉粘膜弁や顎骨に唾液を付着させないよう縫合する。必要であれば十分な減張切開を行い余分な緊張を取り除く。
しかる後、図示説明を省略する二次手術を行ない、前記インプラント体2の接続上部に上部構造体21を取り付けて、高品質のインプラントが完了する(図5H、図15)。
A カウンターシンクドリル
1 コントラ軸部
3 胴体部
4 骨採取溝部
5 皮質骨切削刃部
6 刃部
7 ガイド部
B ストッパー付きドリル
9 ドリル部
10 ストッパー
11 切欠部
13 目印ライン
16 深度ライン
17 胴体部
18 コントラ軸部
19 係止部
2 インプラント体
20 プラットフォーム
21 上部構造体
F 骨頂
C 皮質骨
D 海綿骨
S 埋入窩
H 所定高さ
x プラットフォームの位置
y 平坦な骨面

Claims (10)

  1. インプラント手術の際に硬い皮質骨を切削する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
    コントラ軸部と胴体部及び皮質骨切削刃部並びにガイド部とから成るカウンターシンクドリルで構成され、棒状の前記コントラ軸部は、上端に接続部を備えると共に下方に胴体部が形成されており、前記胴体部の下端に、硬い皮質骨を切削可能な刃部を備えた皮質骨切削刃部が所定高さに形成され、前記皮質骨切削刃部の下部にガイド体が形成されて成り、前記皮質骨切削刃部の回転によって骨頂から所定深さの皮質骨が切削自在であることを特徴とする歯科インプラントのドリリングシステム。
  2. インプラント手術の際に硬い皮質骨を切削した後の1回のドリリングで埋入窩を形成する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
    コントラ軸部と胴体部及びドリル部並びにストッパーとから成るストッパー付きドリルで構成され、棒状の前記コントラ軸部は、上端に接続部を備えると共に下方に胴体部が形成され、前記胴体部の下端であって少なくとも埋入窩の深さに相当する部位にドリル部が形成され、当該ドリル部上部の胴体部に凸状の係止部が設けられており、前記ストッパーは、数段階の深度に応じて切欠された切欠部を複数備えた円筒状に形成され、当該ストッパーがその切欠部の前記凸状係止部への係止によって高さ調節自在に取り付けられおり、前記ドリル部の回転により皮質骨又は海綿骨を切削して所望の埋入窩が形成自在であることを特徴とする歯科インプラントのドリリングシステム。
  3. インプラント手術の際に硬い皮質骨が切削され、1回のドリリングで埋入窩を形成する歯科インプラントのドリリングシステムであって、
    a)コントラ軸部と胴体部及び皮質骨切削刃部並びにガイド部とから成るカウンターシンクドリルと、コントラ軸部と胴体部及びドリル部並びにストッパーとから成るストッパー付きドリルで構成され、
    b)前記カウンターシンクドリルは、棒状の前記コントラ軸部が、上端に接続部を備えると共に下方に胴体部が形成されており、前記胴体部の下端に、硬い皮質骨を切削可能な刃部を備えた皮質骨切削刃部が所定高さに形成され、前記皮質骨切削刃部の下部にガイド体が形成されて成り、前記皮質骨切削刃部の回転によって骨頂から所定深さの皮質骨が切削されることにより、インプラント体のプラットフォームの位置で平坦な骨面が形成自在であること、
    c)前記ストッパー付きドリルは、少なくとも埋入窩の深さに相当する部位に形成されたドリル部が、コントラ軸部の先端に形成されていると共に、前記ドリル部の上部に係止部が設けられ、数段階の深度に応じた切欠部を複数備えた円筒状のストッパーが、その切欠部の前記係止部への係止によって高さ調節自在に取り付けられおり、前記カウンターシンクドリルで形成された平坦な骨面に前記ストッパーが当接するまで、前記ドリル部の回転により皮質骨又は海綿骨を切削して所望の埋入窩が形成自在であること、
    を特徴とする歯科インプラントのドリリングシステム。
  4. カウンターシンクドリルの皮質骨切削刃部の所定高さは、2mmに形成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  5. カウンターシンクドリルの皮質骨切削刃部の刃部は、4枚刃に形成されていることを特徴とする請求項1又は3又は4に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  6. カウンターシンクドリルの皮質骨切削刃部は、無注水下の毎分50回転で皮質骨を切削自在に構成されていることを特徴とする請求項1又は3又は4又は5に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  7. カウンターシンクドリルの胴体部の外周には、軸方向に細長い凹状に形成された骨採取溝部が複数形成され、前記骨採取溝部に自家骨が採取自在であることを特徴とする請求項1又は3又は4又は5又は6に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  8. ストッパー付きドリルのドリル部は、平板の4枚刃で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  9. ストッパー付きドリルは、無注水下の毎分50回転で埋入窩を形成自在に構成されていることを特徴とする請求項2又は3又は8に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
  10. ストッパー付きドリルは、そのドリル部又は胴体部の外周に、数段階の深度を示す深度ラインが複数設けられていると共に、ストッパーの外周に目印ラインが1つ設けられており、前記目印ラインが所望の深度ラインに合致された状態で、ストッパーの切欠部が係止部に係止される構成であることを特徴とする請求項2又は3又は8又は9に記載の歯科インプラントのドリリングシステム。
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