JP2015035988A - 水産生物の育成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人工的に飼料を供給することなく水産生物の高密度育成が可能となり、また、人工水域においても、育成工程を極めて省力化できるアップウエリング式の水産生物育成装置を提供する。
【解決手段】育成器1の上面を着脱自在な蓋体3により閉蓋し、底面が開放された筒状とし、その底面に水産生物育成装置Sを保持可能な目合いのメッシュサイズの底面フィルター2を張設する。蓋体3の略中央部から垂下して排水パイプ3aを設け、育成器1内外の水域と通水可能にする。育成器1の上部周縁に帯状浮体3cを捲巻固定し、投入された設置水面W上に蓋体3部分が露出した状態で浮遊させる。
【選択図】図1
【解決手段】育成器1の上面を着脱自在な蓋体3により閉蓋し、底面が開放された筒状とし、その底面に水産生物育成装置Sを保持可能な目合いのメッシュサイズの底面フィルター2を張設する。蓋体3の略中央部から垂下して排水パイプ3aを設け、育成器1内外の水域と通水可能にする。育成器1の上部周縁に帯状浮体3cを捲巻固定し、投入された設置水面W上に蓋体3部分が露出した状態で浮遊させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、水産生物の養殖装置に関し、とくに、アサリ、ハマグリ、シジミ等の埋在性二枚貝の稚貝や幼生、食用ナマコの稚魚といった種苗を効率的に養殖することができる育成装置に関する。
例えば、アサリ、ハマグリ、シジミ等に代表される二枚貝類は、わが国の代表的な大衆魚介類であり、庶民が安価に取れる水産タンパク源である。しかし今日、海域の水質汚染、沿岸の護岸工事等による砂浜と干潟の減少等により、資源量及び漁獲量は激減している。現在、二枚貝類の資源量及び漁獲量を確保するため、各地で養殖が行われているが、その養殖方法の多くは、稚貝を海浜に人為的に撒いて自然環境の中で育成するものである。
同時に、アサリやシジミ資源の減少に伴い、国産二枚貝の天然種苗の確保が困難になっており、安全な種苗の確保が求められている。その対策として、アサリやシジミの稚貝を人為的に生産し、放流用または養殖用種苗として利用する方法がある。しかし、これらの種苗は単価が安いため、種苗生産技術を実用化し普及させるためには、大量の稚貝を低コストで省力的に生産する中間育成技術が必要である。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように、表在性二枚貝の中間育成法として、初期稚貝が器物に付着する種では、人工採苗した付着性二枚貝の稚貝を養殖用ロープに付着させて、それを筏から海中に垂下し、中間育成及び養殖を行なう方法がある。同様に、殻長1mm程度の稚貝を付着器(コレクター、カキ殻など)と共に、目の細かい網かごに収容して海中に垂下して養成する方法もあるが、網かごの目詰まりが起こり易く、生残率及び成長速度が低かった。
また、特許文献2には、底面が開口した稚貝飼育槽と底面密封式の排水槽のそれぞれ上方を連通管で連結し、連通管の開口部より上方で稚貝飼育槽及び排水槽の上面より下方に水面が位置するように稚貝飼育槽及び排水槽を水中に固定し、排水槽の水を強制的に外部に排出するためのポンプを設け、稚貝飼育槽内部に、多孔性底面を有する飼育カゴが取出し可能な状態で嵌め込まれると共に、稚貝飼育槽の下方に飼育カゴの底面に接して低速回転するブラシが取付けられた二枚貝中間育成装置が開示されている。
一方、当該特許文献2の中に、海外ではカキ、ハマグリを養殖する方法としてアップウエリング法が実用化されていることが示唆されている。本邦においても二枚貝稚貝の飼育方法として、高密度飼育が可能なアップウエリング方式が知られており、海上で天然の植物プランクトンを餌料とする方式、室内で人工培養した植物プランクトンを餌料とする方式が試みられている。
例えば、アサリの餌となる植物プランクトンの培養と供給作業を省略し、低コスト化と省力化を図るために、自然海水のみを利用した陸上アップウエリング方式による飼育技術の開発に取り組み、稚貝の良好な成長と生残を得るために必要な稚貝の適正な収容密度と、容器内の海水の換水率を把握したとの報告がされている(非特許文献1参照。)。
崎山一孝・山崎英樹・兼松正衛 原著論文「自然海水を利用した陸上アップウエリングシステムによるアサリ稚貝の飼育方法の検討」(水産技術,5(1),27−31,2012)
本発明もまた、上記のような課題に鑑み、人工的に飼料を供給することなく水産生物の高密度育成が可能となり、また、人工水域においても、育成工程を極めて省力化できるアップウエリング式の水産生物の育成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の水産生物の育成装置は、上面が着脱自在な蓋体により閉蓋され、下面が開放された筒状で、その底面に水産生物又はその稚魚を収容可能なメッシュサイズのフィルターが張設された育成容器内に排水パイプを備え、内外と通水可能にされたアップウエリング式の育成容器の上部周縁に浮体を設け、投入された設置水面上に蓋体部分が露出した状態で水中に浮遊し、設置水面で発生する波動により上下に弾むように揺動するようにしたことを第1の特徴とする。また、蓋体に複数の通気孔を穿孔すると共に、受風板を立設したことを第2の特徴とする。さらに、蓋体の略中央部分に排水パイプを貫通し、この排水パイプの下端部に排水用フィルター装置を装着したことを第3の特徴とする。またさらに、フィルター装置が、環状の筒胴体の両面をメッシュ膜で被覆したドラム型に形成されると共に、排水パイプの先端部にラッパ状に拡径された集水部が形成されていることを第4の特徴とする。加えて、先端に曝気用の散気体が装着された送気チューブが排水パイプ内に挿通されていることを第5の特徴とする。さらに加えて、排水パイプに水を充満させることで、サイフォン式に排水するようにしたことを第6の特徴とする。また、排水パイプの水中部分の途中から送気して排水するようにしたことを第7の特徴とする。またさらに、育成器内にメッシュサイズの異なる少なくとも2種のフィルターを階層して設けたことを第8の特徴とする。
本発明では、育成容器の自然水域での波による揺動や育成容器内への強制的な送気又はサイフォン現象によって育成器内の水が上面から排出され、その補償水として育成容器底面から底面フィルターを介して新鮮な海水等が流入し、育成容器内部の水の交換が起き、外部から流入する天然水に含まれる溶存酸素や植物プランクトン等の水産生物の餌料が育成容器内に供給される。
本発明で使用する育成容器の材質及び形状は特に限定されないが、耐水、耐光性のあるプラスチック又は金属からなる筒状であるのが好ましい。また、育成容器の底面は、容器内への水の流入を著しく妨げない状態に開口したものであればよく、例えば、剛性強化のために、底部内周縁にフランジを形成したものでもよい。また、その開口に張設される底面フィルターは稚貝や幼生を確実に保持でき、しかも水の流入は阻害しない程度の細かな目合いのメッシュサイズであることを要する。
本発明では、育成容器内に海水又は湖水等から直接養分に富んだ天然水を流入させるため、人工飼料を供給することなく水産生物の高密度育成が可能となる。また、人工水域においても、水産生物の育成工程を極めて省力化できる。
本発明に係る水産生物の育成装置の育成容器1(以下、単に育成器1という)は、上面が着脱自在な蓋体3により閉蓋され、下面が開放された筒状で、その底面に二枚貝の稚貝又は幼生S(以下、単に種苗Sという)を収容可能なメッシュサイズの底面フィルター2が張設され、育成器1内外と通水可能にされている。育成器1の上部周縁には、発泡スチロール材等で形成された帯状浮体3cが捲巻固定されており、投入された設置水面W上に蓋体3部分が露出した状態で水中に浮遊する。このため、育成器1は設置水面Wで発生する波動により上下に弾むように揺動する。
しかし、育成器1は完全に波動に一致した運動をするわけではなく、自重や底面フィルター2を通過する水の摩擦抵抗によって、設置水面Wの波による運動とは若干位相が相違した運動をすることになる。この設置水面Wの波の動きと育成器1の運動の位相のズレにより、底面フィルター2を通して外部水及び内部水の流入、流出が生じ、その結果、育成器1内部の水の交換が起きて、外部から流入する天然水に含まれる溶存酸素や植物プランクトン等の種苗Sの餌料が育成器1に収容されている水産生物やその幼生に供給される。
ここで、育成器1にはその上部の空気層の停滞による育成器1内の水面変動の抑制を避けるために、蓋体3に複数の通気孔3bが穿孔されている。蓋体3に立設された受風板6は、水面を吹く風の風圧の変化を受けて育成器1のスイング運動を助長し、育成容器1内部の水の交換効率を上げる働きをする。尚、この受風板6は、育成器1の設置状況、周辺の風況状況によっては取り外しても構わない。
蓋体3の略中央部分には排水パイプ3aが貫通されており、この排水パイプ3aの下端部には育成器1内部からの排水用のフィルター装置4が装着されている。このフィルター装置4は、環状の筒胴体4aの両面をメッシュ膜4bで被覆したドラム型に形成されており、パイプ3aの先端部は集泡及び集水するためにラッパ状に拡径されて集水部4cが形成されている。さらに、外部のブロアー7から配管される先端には曝気用の散気体としてのエアストーン5aが装着された送気チューブ5が排水パイプ3a内に挿通されている。
尚、排水フィルター装置4は、左右両面が開口された筒胴体4aの少なくとも片面開口にメッシュ膜4bを張設したドラム型を基本形とするが、筒胴体4aの中央部に膨らみをもつ樽型、筒胴体4aの中央部にくびれを持つものでもよい。メッシュ膜4bは筒胴体4bの直径に合った輪状の固定枠4dでメッシュ膜4bを挟み込んで筒胴体4bに固定する。
これにより、ブロアー7から送気され、エアストーン5により発泡した泡沫は、蓋体3に装着された排水パイプ3aを通ってフィルター装置4の上層まで上昇し、パイプ3a内部に上昇流が発生して育成器1内部の水の排水を行なう。すなわち、育成器1内部の排水を強制的に行なう。このドラムフィルター装置4は、育成器1に収容された種苗Sの排出を防止する。尚、発泡及び強制排水装置は、設置状況、風況状況や波浪状況によっては取り外しても構わない。
また、ドラム型フィルター装置4のメッシュ膜4bは、種苗Sが外部に排出されないように設けているものであり、当然、種苗Sが通過できないメッシュサイズにすべきであるが、種苗Sが成長して、捲き上がり浮上しない大きさになればフィルター装置4も不要である。また、図5に示すように、曝気用の散気体を用いることなく、育成器1の側面に排水ホース8を付設して、排水ホース8の下部から刺し入れた送気チューブ5から送気するエアーリフト方式でも排水が可能で、育成器1内に水流を発生させるという所期の効果を得ることができる場合もある。
底面フィルター2のメッシュサイズも種苗Sが通過落下しない目合いのメシュサイズを選択する必要がある。底面フィルター2のもう一つの働きは、外部からの食害生物の侵入を防止することにある。
育成器1は海面や洋上筏、湖沼水面への設置以外にも、水槽、プール、陸上生簀等の人工的な水域9にも設置することができる。その場合、波動による動きが弱いことがあるため、強制排水機能を併用する必要がある。この場合の強制排水は、発泡上昇流によっても構わないが、図4に示すように、排水パイプ3aに水を充満させることで、排水チューブ8からサイフォン式に排水すれば、送気用のブロアー7が不要になり省エネルギー効果が得られる。
育成器1は、水面を浮遊しているので、当然、流失防止のロープ等で係留しておく必要がある。育成器1及びドラム型フィルター装置4の形状は、所期の機能が発揮されるものであれば、方形等でもよくその外形状は問わない。育成器1並びにフィルター膜4bの材質も機能が維持される範疇であれば材質も問わない。このように、各構成要件は、設置状況や波浪状況によって、それぞれ単独に使用してもよく、また、併用しても構わない。
また、図6に示すように、ドラム型フィルター装置4は必ずしも必要でなく、送気チューブ5を排水パイプ3aの水中部分の途中に取り付けて送気することでも排水を可能にできる。
図7に示す育成器1では、メッシュサイズの異なる第1フィルター2aと第2フィルター2bを各々育成器1の底面と中間部に張設している。すなわち、育成器1内にメッシュサイズの異なる少なくとも2種のフィルターを階層して設けている。そして、中間部の第1フィルター2aの目合いは、親貝S1は保持可能であるが卵・幼生S2は通過落下可能なサイズとし、底面の第2フィルター2bのメッシュサイズは卵・幼生S2が通過落下しない目合いとすることで、産卵された卵・幼生S1は、第1フィルター2aを通過沈降して底面の第2フィルター2b上に保持される。このように、本装置(育成器)は、産卵、採卵装置としても利用できる。
1 育成器
2 底面フィルター
2a 第1フィルター(底面)
2b 第2フィルター(中間部)
3 育成器の蓋体
3a 排水パイプ
3b 通気孔
3c 浮体(発泡スチロール)
4 排水フィルター装置
4a 筒胴体
4b メッシュ膜
4c 集水部
5 送気チューブ
5a 散気体(エアストーン)
6 受風板
7 送気ブロアー
8 排水チューブ
9 水槽(人工水域)
S 種苗(水産生物又はその稚魚・幼生)
S1 親貝
S2 卵・幼生
W 設置水面
2 底面フィルター
2a 第1フィルター(底面)
2b 第2フィルター(中間部)
3 育成器の蓋体
3a 排水パイプ
3b 通気孔
3c 浮体(発泡スチロール)
4 排水フィルター装置
4a 筒胴体
4b メッシュ膜
4c 集水部
5 送気チューブ
5a 散気体(エアストーン)
6 受風板
7 送気ブロアー
8 排水チューブ
9 水槽(人工水域)
S 種苗(水産生物又はその稚魚・幼生)
S1 親貝
S2 卵・幼生
W 設置水面
Claims (8)
- 上面が着脱自在な蓋体により閉蓋され、下面が開放された筒状で、その底面に水産生物を収容可能なメッシュサイズのフィルターが張設された育成容器内に排水パイプを備え、内外と通水可能にされたアップウエリング式の育成容器の上部周縁に浮体を設け、投入された設置水面上に蓋体部分が露出した状態で水中に浮遊し、設置水面で発生する波動により上下に弾むように揺動するようにしたことを特徴とする水産生物育成装置。
- 蓋体に複数の通気孔を穿孔すると共に、受風板を立設したことを特徴とする請求項1記載の水産生物育成装置。
- 蓋体の略中央部分に排水パイプを貫通し、この排水パイプの下端部に排水用フィルター装置を装着したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の水産生物育成装置。
- フィルター装置が、環状の筒胴体の両面をメッシュ膜で被覆したドラム型に形成されると共に、排水パイプの先端部にラッパ状に拡径された集水部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水産生物育成装置。
- 先端に曝気用の散気体が装着された送気チューブが排水パイプ内に挿通されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の水産生物育成装置。
- 排水パイプに水を充満させることで、サイフォン式に排水するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の水産生物育成装置。
- 排水パイプの水中部分の途中から送気して排水するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の水産生物育成装置。
- 育成器内にメッシュサイズの異なる少なくとも2種のフィルターを階層して設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の水産生物育成装置。
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