JP2015030511A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の包装体10は、台紙2と、接着部4を介して前記台紙2に接着され且つ軸周り方向に熱収縮可能な筒状のシュリンクフィルム3と、前記シュリンクフィルム3の熱収縮によってそのフィルム内に保持された被包装物9と、を有し、前記被包装物9が、物品91と前記物品91を包んだ包装フィルム92とを有し、前記包装フィルム92が、一方側に開口を有する筒状であり、前記包装フィルム92の開口が前記シュリンクフィルム3の内面にて塞がれた状態で、前記被包装物9が前記シュリンクフィルム3内に保持されており、前記シュリンクフィルム3には、軸方向に延びるミシン目線51が形成されている。
【選択図】 図3
Description
ところで、前記被包装物として、包装フィルムで包装された物品がある。例えば、物品である電池は、通常、複数個を纏めて包装され(所謂、電池パック)、販売に供されている。かかる電池パックは、複数個の電池が熱収縮性を有する筒状の包装フィルムでシュリンク包装された態様からなる。
このような物品が筒状のフィルムで包装された被包装物を、前記シュリンクフィルム付き台紙のシュリンクフィルム内に保持することにより、包装体を構成できる。
しかしながら、かかる包装体から被包装物を取り出すべく、シュリンクフィルムを分断する際、被包装物の筒状の包装フィルムも一緒に破けることがある。特に、前記電池パックのような被包装物は、複数個の電池の一部を使い、残りを包装フィルムにて包装したままで保管しておくことが好ましい。
このため、シュリンクフィルムと同時に包装フィルムが破けないような、包装体が求められる。
本発明の好ましい包装体は、前記包装フィルムが、熱収縮性を有するフィルムから形成されている。
本発明の好ましい包装体は、前記シュリンクフィルム及び前記包装フィルムが、それぞれ一軸延伸フィルムから形成されており、前記包装フィルムの主延伸方向が前記シュリンクフィルムの主延伸方向に対して略直交状となるように、前記被包装物が前記シュリンクフィルム内に保持されている。
なお、各図において、ミシン目線と破線(隠れ線)とを区別できるようにするため、ミシン目線を一点鎖線で示している。
各図の具体的な寸法及び縮尺比は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
(包装体の概要)
図1乃至図3において、本発明の包装体10は、シュリンクフィルム付き台紙1と、そのシュリンクフィルム付き台紙1に取り付けられた被包装物9と、を有する。
前記シュリンクフィルム付き台紙1は、シート材からなる台紙2と、筒状のシュリンクフィルム3と、を有する。前記筒状のシュリンクフィルム3は、その軸周り方向に熱収縮可能である。前記シュリンクフィルム3は、シュリンクフィルム3の軸方向に延びる所定幅の接着部4を介して台紙2の表面に接着されている。筒状のシュリンクフィルム3は、軸方向を左右方向と平行にして台紙2に接着されている。従って、本実施形態においては、左右方向とシュリンクフィルム3の軸方向とは、同じ方向(平行)である。
前記シュリンクフィルム3には、軸方向に延びる分断手段が設けられている。分断手段としては、例えば、ミシン目線が挙げられる。図示例では、シュリンクフィルム3の面内に、分断手段としてミシン目線51,52が軸方向にそれぞれ形成されている。
前記筒状のシュリンクフィルム3の内側に被包装物9を挿入し、シュリンクフィルム3を熱収縮させることにより、被包装物9がシュリンクフィルム3内に保持される。
図4及び図5に示すように、シュリンクフィルム付き台紙1においては、保管又は運搬の便のため、通常、台紙2に接着された筒状のシュリンクフィルム3は扁平状に折り畳まれている。
台紙2を形成するシート材は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。シート材としては、例えば、厚紙(薄い合成樹脂製フィルムが積層された厚紙を含む)、合成樹脂製シート、金属蒸着層を有する合成樹脂製シート、発泡樹脂シート、及びこれらの積層シートなどが挙げられる。比較的安価であることから、前記厚紙又は合成樹脂製シートを用いることが好ましい。前記合成樹脂製シートとしては、例えば、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系などのシートが挙げられ、適度な剛性を有することから、ポリエステル系シートが好ましい。また、台紙2は、複数枚のシート材を剥離可能に積層してなる積層シート、1枚のシート材を複数回折り返して剥離可能に重ね合わせた積層シートなどであってもよい。このような積層シートを用いることにより、表示面積が大きい台紙2を構成できる。
軸方向の長さが被包装物9よりも大きい筒状のシュリンクフィルム3を用いた場合には、それに被包装物9を挿入し加熱することにより、そのシュリンクフィルム3の一方側の開口周縁部及び他方側の開口周縁部が、被包装物9の左側の周縁部及び右側の周縁部に回り込んで密着する、又は、シュリンクフィルム3の一方側の開口周縁部が、被包装物9の左側の周縁部に回り込んで密着する、若しくは、シュリンクフィルム3の他方側の開口周縁部が、被包装物9の右側の周縁部に回り込んで密着するようになる。なお、前記軸方向は、シュリンクフィルム3を円筒形に開いたときにその円筒の全ての中心を通る線方向である。また、本明細書において、他方は、一方とは反対の側を意味する。
前記接着部4は、台紙2とシュリンクフィルム3を連結する部分であって、接着剤又は粘着剤から構成されている。接着剤又は粘着剤は、シュリンクフィルム3との接着強度が強く、被包装物9の荷重に耐えて、流通過程や陳列過程において長時間接着状態を維持できるものであれば特に限定されない。接着剤(粘着剤を含む)としては、エラストマー系接着剤、熱可塑性樹脂系接着剤、及びホットメルト接着剤等の感圧性接着剤や感熱性接着剤などがが挙げられる。特に、加熱塗工してシュリンクフィルム3を貼り合わせた後、常温に冷却されたときに強い接着強度を発現するホットメルト接着剤が好適であり、中でも湿気反応型ホットメルト接着剤がより好適である。なお、接着強度は、接着剤の種類だけでなく、接着剤の塗布面積や各種添加物等によっても調整することができ、被包装物9の重量等に応じて適宜調整できる。
図6にも示すように、接着部4は、台紙2の表面に、左右方向に延びる所定幅の帯状に設けられている。接着部4は、例えば、台紙2の左右方向略中央部に設けられ、接着部4の一方縁及び他方縁は、台紙2の左縁及び右縁から離れている。なお、前記左右方向略中央部は、台紙2の左右方向中心点という厳格な意味ではなく、概ね中間という意味である。また、接着部4は、シュリンクフィルム3の一方側の開口縁38aから他方側の開口縁38bにまで形成されている。ただし、接着部4の一方縁及び他方縁が、シュリンクフィルム3の一方側の開口縁38a及び他方側の開口縁38bから離れるように、接着部4は配置されている。もっとも、接着部4の一方縁及び他方縁の少なくとも一方が、シュリンクフィルム3の一方側の開口縁38a及び他方側の開口縁38bの少なくとも一方に一致するように、接着部4が配置されていてもよい。
接着部4の幅(この幅は、図6では、接着部の上下方向の長さとなる)は、特に限定されない。前記幅が、余りに小さいと、シュリンクフィルム3に被包装物9を取り付けた際に、被包装物9の重さなどに耐えられず、シュリンクフィルム3が台紙2から外れるおそれがある。このため、前記接着部4の幅は、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、7mm以上が特に好ましい。一方、接着部4の幅が余りに大きいと、扁平状に畳んだシュリンクフィルム3を円筒状に開くことが困難となる。このため、前記接着部4の幅は、15mm以下が好ましく、12mm以下がより好ましい。ただし、前記接着部4の幅は、直径1cm〜7cm程度の円筒状の被包装物9又は前記円筒状の被包装物9と同程度の周長を有する円筒状でない被包装物9を取り付ける場合である。このような被包装物9以外の被包装物(例えば、非常に大きな被包装物)を取り付ける場合には、接着部4の幅が前記範囲以外でも、支障を来さない場合もある。
このミシン目線51,52は、シュリンクフィルム3の一方側の開口縁38aから他方側の開口縁38bにまで形成されている。一対のミシン目線51,52の間隔は、特に限定されないが、例えば、3mm〜20mmであり、好ましくは、5mm〜10mmである。
また、シュリンクフィルム3の一方側の開口縁38aには、摘み部39が形成されている。この摘み部39は、一対のミシン目線51,52の間におけるシュリンクフィルム3の一方側の開口縁38aを外側に延出させることにより、形成されている。
具体的には、図7(a)及び(b)に示すように、被包装物9は、複数の物品91と、その複数の物品91を結束する1つの包装フィルム92と、からなる。物品91は、特に限定されない。物品91としては、例えば、化粧料などが収納されたスプレー式容器、キャップ付き容器、ボトル型容器などの各種容器、電池などが挙げられる。前記物品の形状は、特に限定されないが、例えば、円筒状、楕円筒状、四角筒状などの多角筒状、円錐台状、楕円錐台状などが挙げられる。図示例では、物品91として乾電池を例示している。また、包装フィルム92で包まれる物品91は、複数であることが好ましいが、1つの包装フィルムにて1つの物品が包まれた被包装物9を用いてもよい。
包装フィルム92としては、熱収縮性を有するフィルム(熱収縮性及び自己伸縮性を有するフィルムを含む)を用いることが好ましい。熱収縮性を有するフィルムは、シュリンクフィルム3と同様に、例えば、少なくとも一方向に延伸され且つその方向が主延伸方向となった一軸延伸フィルムを用いることができる。
かかる被包装物9においては、物品91の一方側及び他方側に包装フィルム92の一方側の開口縁92a及び他方側の開口縁92bがそれぞれ位置している。このため、物品91の一方側及び他方側は包装フィルム92で覆われていない。
本明細書において、略直交状は、好ましくは90度±30度の範囲である。
上記シュリンクフィルム付き台紙1のシュリンクフィルム3に被包装物9を保持させることにより、本発明の包装体10が得られる。具体的には、扁平状に畳まれたシュリンクフィルム3を開き、被包装物9をシュリンクフィルム3内に挿入する(図8参照)。この際、被包装物9を、包装フィルム92の軸方向がシュリンクフィルム3の軸方向に対して非平行(好ましくは45度〜90度)となるように挿入する。その後、加熱することにより、シュリンクフィルム3が縮径して被包装物9の包装フィルム92の外面に密着し、包装フィルム92の開口縁92a,92bがシュリンクフィルム3の内面にて塞がれた、図1乃至図3に示すような包装体10を得ることができる。
仮に、シュリンクフィルム3の開口縁38aと包装フィルム92の開口縁92aが同じ側に位置していると、シュリンクフィルム3の開口縁38aである摘み部39を摘む際に誤って包装フィルム92も同時に摘み、包装フィルム92の一部を破くおそれがある。或いは、シュリンクフィルム3の摘み部39を摘み、これを引き出した際、爪が包装フィルム92の開口縁92aに引っ掛かり、包装フィルム92の一部が破けるおそれがある。
第2実施形態は、台紙に切り目が形成されている包装体に関する。
ただし、第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の構成及び効果は、(その説明を行ったものとして)その説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
前記シュリンクフィルム3に形成されたミシン目線51,52は、接着部4の両側縁又はその両側縁の外側近傍に沿って形成されている。さらに、前記台紙2には、シュリンクフィルム3の軸方向に延びる部分を有する一対の開封用切り目61,62が形成されている。本実施形態では、シュリンクフィルム3に摘み部は延設されていない。
具体的には、シュリンク付き台紙1は、図12乃至図15にも示すように、シュリンクフィルム付き台紙1においては、保管又は運搬の便のため、通常、台紙2に接着された筒状のシュリンクフィルム3は扁平状に折り畳まれている。
なお、図14は、接着部が設けられた範囲と開封用切り目及び補助切り目の位置関係を判りやすくするため、図12及び図13のシュリンクフィルム付き台紙からシュリンクフィルムを省略した正面図であり、図15は、接着部が設けられた範囲とミシン目線の位置関係を判りやすくするため、同シュリンクフィルム付き台紙から台紙を省略した背面図である。この正面図及び背面図において、接着部が設けられた範囲に、便宜上、無数のドットで表している。
第1側縁の外側近傍又は第2側縁の外側近傍は、接着部4の第1側縁の近傍又は第2側縁の近傍であって、接着部4に重ならない領域を意味する。
本明細書において、「GGGの近傍」又は「GGG近傍」とは、そのGGGとの距離が、例えば、10mm以下であること、好ましくは5mm以下であることを意味する。
第1開封用切り目61は、台紙2の左縁から軸方向に延び、第2開封用切り目62は、第1開封用切り目61から所要間隔を開け、台紙2の左縁から軸方向に延びている。
第1開封用切り目61及び第2開封用切り目62は、何れも台紙2を厚み方向に分断した線である。第1開封用切り目61及び第2開封用切り目62の長さは、特に限定されないが、それぞれ独立して、例えば、1mm〜10mmである。なお、図示例では、第1開封用切り目61及び第2開封用切り目62は、その全体がそれぞれ軸方向に延びているが、一部分が軸方向に延びていればよい。
この第1開封用切り目61と第2開封用切り目62の間の領域又はそれらの切り目61,62の各延長線上の間の領域に、接着部4が設けられている。前記第1開封用切り目61及び第2開封用切り目62は、接着部4の両側縁若しくはその延長線又はその両側縁若しくは延長線の外側近傍に沿って形成されていることが好ましい。図示例では、第1開封用切り目61は、接着部4の第1側縁の延長線に沿って形成され、第2開封用切り目62は、接着部4の第2側縁の延長線に沿って形成されている。従って、前記2つの開封用切り目61,62の延長線の間の領域に、接着部4が存在している。
図示例では、第1補助切り目63及び第2補助切り目64は、いずれも平面視略L字状に形成されている。第1補助切り目63と第2補助切り目64の間の領域には、接着部4が存在する。第1補助切り目63及び第2補助切り目64の数は、特に限定されない。
なお、第1開封用切り目61と複数の第1補助切り目63を合わせたものは、1本のミシン目線とも観念できる。第2開封用切り目62と複数の第2補助切り目64を合わせたものも、1本のミシン目線と観念できる。
また、本実施形態の包装体10も、包装フィルム92の開口縁92aがシュリンクフィルム3の内面にて塞がれるように、被包装物9がシュリンクフィルム3に保持されているため、包装体10の開封時に、包装フィルム92の開口縁92aを摘む又は開口縁92aが引っ掛かることを防止できる。よって、包装フィルム92を不用意に破くことなく、シュリンクフィルム3を分断し、被包装物9を容易に取り出すことができる。
第3実施形態は、台紙に切り目が形成され且つ台紙にカバーが設けられている包装体に関する。
ただし、第3実施形態の説明において、上記第1実施形態及び第2実施携帯と同様の構成及び効果は、(その説明を行ったものとして)その説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
シュリンクフィルム付き台紙1及び被包装物9は、上記第2実施形態と同様であるので、その具体的な説明は省略する。本実施形態では、台紙2の縁から摘み片21が外側へ延出されている点を除いて、第2実施形態のシュリンクフィルム付き台紙1及び被包装物9と同様なものを示している。
第1側壁部71は、台紙2の左縁に連結され、且つ、第2側壁部72は、台紙2の右縁に連結されており、各側壁部71,72は、台紙2の表面に対して略直交状に立ち上げられている。
本実施形態においては、台紙2の左縁のうち、開封用切り目61,62で挟まれた部分は、外側に延出されている。この延出された部分は、包装体10の外側に突出した摘み片21である。
第1側壁部71の面内には、差入れ穴75が形成されている。この差入れ穴75は、前記摘み片21の表面に対応する位置に形成されている。従って、第1側壁部71の縁と摘み片21の表面との間には、差入れ穴75が介在している。
底壁部73は、台紙2の下縁に連結され、台紙2の表面に対して略直交状に立ち上げられている。底壁部73には、下方に僅かに突出する複数の脚部76が設けられている。正面壁部74は、前記底壁部73に連結され、台紙2の表面に対して略平行となるように、底壁部73に対して略直交状に立ち上げられている。図17に示すように、正面壁部74は、被包装物9の下方部に重なっている。従って、被包装物9の上方部は、カバー部7の上方に突出している。正面壁部74は、矩形状でもよいが、包装体10の正面から被包装物9の視認可能な面積を大きくできることから、正面壁部74は、図示のように、略中央部が切り欠かれた切欠き窓部74aを有する。
この台紙2の左縁には、第1糊代部711が連設され、台紙2の右縁には、第2糊代部721が連設されている。第1糊代部711の面内には、上下方向に延びる起点切り目66が形成されている。この起点切り目66は、摘み片21を形成する。この起点切り目66の両端部から2つの開封用切り目61,62がシュリンクフィルム3の軸方向に形成されている。また、台紙2の下縁には、底壁部73が連設され、さらに、その底壁部73には、正面壁部74が連設されている。底壁部73の面内には、横長U字状の切込み線77が4箇所所定間隔を開けて形成されている。この切込み線77で囲われた部分は、底壁部73を立ち上げた際に底壁部73の下方に突出し、脚部76を構成する。正面壁部74の左縁には、第1側壁部71が連設され、正面壁部74の右縁には、第2側壁部72が連設されている。第1側壁部71には、差入れ穴75を形成するために、摘み片21に対応する箇所に切欠き部78が形成されている。第1糊代部711、第2糊代部721及び底壁部73と台紙2の各境界、底壁部73と正面壁部74の境界、第1側壁部71及び第2側壁部72と正面壁部74の各境界には、それぞれ直線状の折り罫線が形成されている。図19において、前記折り罫線を細点線で表している。
本実施形態の包装体10は、摘み片21を摘んで引き出すことにより、切り目61,62に沿って台紙2の帯状片Cが切り取られ、同時に、ミシン目線51,52に沿ってシュリンクフィルム3が分断される。従って、本実施形態の包装体10も第2実施形態と同様に、台紙2の一部分を切り取り、被包装物9を台紙2及びシュリンクフィルム3から容易に取り出すことができる。
また、本実施形態の包装体10も、その開封時に、包装フィルム92が不用意に破れることを防止できる。
上記第1乃至第3実施形態において、シュリンクフィルム3に設けられる分断手段としてミシン目線51,52を例示しているが、分断手段はこれに限定されない。例えば、分断手段として、シュリンクフィルム3の面内にその軸方向に延びるハーフカット線を形成してもよく、或いは、シュリンクフィルム3の面内にその軸方向に延びる脆弱線を形成してもよい。前記ハーフカット線は、Vノッチ線のような、フィルムを完全に分断せず且つフィルムの厚み方向に切り込んだ切込み線である。前記脆弱線は、フィルムを完全に分断せず且つ熱処理などによってフィルムの一部分を他の部分よりも脆弱化した線状脆弱部である。
その他、上記第1乃至第3実施形態で示した様々な態様を、適宜組み合わせることも可能である。
Claims (4)
- 台紙と、接着部を介して前記台紙に接着され且つ軸周り方向に熱収縮可能な筒状のシュリンクフィルムと、前記シュリンクフィルムの熱収縮によってそのフィルム内に保持された被包装物と、を有し、
前記被包装物が、物品と前記物品を包んだ包装フィルムとを有し、前記包装フィルムが、一方側に開口を有する又は一方側及び他方側にそれぞれ開口を有する筒状であり、前記包装フィルムの開口が前記シュリンクフィルムの内面にて塞がれた状態で、前記被包装物が前記シュリンクフィルム内に保持されている、包装体。 - 前記シュリンクフィルムには、軸方向に延びる分断手段が設けられている、請求項1に記載の包装体。
- 前記包装フィルムが、熱収縮性を有するフィルムから形成されている、請求項1または2に記載の包装体。
- 前記シュリンクフィルム及び前記包装フィルムが、それぞれ一軸延伸フィルムから形成されており、前記包装フィルムの主延伸方向が前記シュリンクフィルムの主延伸方向に対して略直交状となるように、前記被包装物が前記シュリンクフィルム内に保持されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装体。
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