JP2015021974A - 半導体光素子を製造する方法、および半導体光素子 - Google Patents

半導体光素子を製造する方法、および半導体光素子 Download PDF

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Abstract

【課題】寄生容量の発生が抑制された半導体光素子の製造方法を提供する。【解決手段】半導体光素子の製造方法は、基板11上に形成された変調導波路12a、12bを第1樹脂層52で埋め込む工程と、第1樹脂層52にプレ上部開口61a、61bを形成して変調導波路12a、12bの上面を露出させる工程と、変調導波路12a、12bの上面に第1電極層41を形成する工程と、プレ上部開口61a、61bおよび第1電極層41を第2樹脂層54で埋め込む工程と、第2樹脂層54を貫通し第1電極層41の上面の一部を露出させるように溝31a、31bを形成する工程と、溝31a、31bを充填するように第2電極層42および第3電極層43を形成する工程とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、高速な光変調信号の生成に用いられる半導体光素子を製造する方法、及び半導体光素子に関する。
半導体マッハツェンダ変調器は、光通信システムにおいて高速な光変調信号の生成に用いられる半導体光素子である。半導体マッハツェンダ変調器を高速に動作させるためには寄生容量を低減する必要がある。
半導体マッハツェンダ変調器の寄生容量を低減するために、例えば特許文献1では、変調導波路として寄生容量の小さいハイメサ構造の光導波路が採用されている。また、ハイメサ構造の光導波路は樹脂で覆われている。樹脂上に電極パッドを設けることで、さらに寄生容量が低減される。
特開2012−252290号公報
特許文献1では、変調導波路上部の電極と電極パッドとを電気的に接続するために、引き出し線(電極配線)が設けられている。電極配線は、変調導波路の上面から樹脂の上を延伸してメサプロテクタの上部を通過し、電極パッドに至っている。ここでメサプロテクタは、n型InPクラッド層、p型InPクラッド層、p型コンタクト層といった導電性の半導体層から成り、樹脂で覆われている。ところで、このように導電性の半導体層の上部に電極配線が設けられている場合、半導体層と電極配線との間に寄生容量が発生する。寄生容量の発生を回避するためには、メサプロテクタを覆う樹脂を厚くして、半導体層と電極配線の間の距離を十分大きく保つ必要がある。
一方、メサプロテクタを覆う樹脂を厚くすると、変調導波路を覆う樹脂も厚くなる。変調導波路では、電極をその上面に接触させるために、上面を覆う樹脂は除去される必要がある。しかし樹脂が厚いと、樹脂の除去量にばらつきが生じて除去量が過剰になる箇所が発生する。除去量が過剰になった箇所では、変調導波路の側面が露出し、上面のみに形成されるべき電極が側面にも回り込んで形成される。そして側面に電極が回り込むと、変調導波路に含まれる導電性の半導体層と電極との間で寄生容量が発生してしまうという不具合が生じる。
本発明は上記のような事情に鑑みて為されたものであり、電極配線が導電性の半導体層の上部に設けられている箇所においては電極配線と半導体層との間の距離を大きくすることができ、同時に変調導波路の側面に電極を回り込ませることなく形成することにより、寄生容量が抑制された半導体光素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体光素子の製造方法は、基板の主面上に下部クラッド層とコア層と上部クラッド層とを含む半導体光導波路を形成する工程と、前記基板の前記主面および前記半導体光導波路を埋め込むように第1の樹脂層を形成する工程と、前記第1の樹脂層に開口を形成して前記半導体光導波路の上面を露出させる工程と、前記開口内の前記半導体光導波路の上面に第1の電極層を形成する工程と、前記開口および前記第1の電極層を埋め込むように第2の樹脂層を形成する工程と、前記第2の樹脂層を貫通し前記第1の電極層の上面の一部を露出させるように溝を形成する工程と、前記溝の内壁および前記第1の電極層の露出した表面に第2の電極層を形成する工程と、前記第2の電極層を介して前記溝を充填するように第3の電極層を形成する工程とを備える。この半導体光素子の製造方法によれば、半導体光導波路の上部に電極配線が設けられた箇所においては、電極配線と半導体との距離を大きくすることができる。同時に、変調導波路に電極が接触する箇所においては、電極が変調導波路の側面に回り込むことなく良好に形成される。これらにより寄生容量の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、前記第2の樹脂層を形成する工程において、前記第2の樹脂層は、前記第2の樹脂層の上面と前記半導体光導波路の上面との距離が前記半導体光導波路の高さよりも大きくなるように形成されてもよい。この半導体光素子の製造方法によれば、半導体光導波路の上部に電極配線が設けられた箇所において、電極配線と半導体との距離を大きくすることができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、前記第1の樹脂層を形成する工程において、前記第1の樹脂層の上面が前記半導体光導波路の上面よりも高く、かつ、前記第1の樹脂層の上面と前記半導体光導波路の上面との距離が前記半導体光導波路の高さの1/2よりも小さくなるように形成されてもよい。この半導体光素子の製造方法によれば、変調導波路に電極が接触する箇所において、第1の電極層を変調導波路の側面に回り込ませることなく良好に形成することができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、前記溝を形成する工程において、前記溝の幅がその底面において前記第1の電極層の幅よりも小さくなるように形成されてもよい。この半導体光素子の製造方法によれば、変調導波路に電極が接触する箇所において、第2および第3の電極層を変調導波路の側面に回り込ませることなく良好に形成することができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、好適には前記溝を形成する工程において、前記溝は前記基板の前記主面に対してほぼ垂直な内壁を有するように形成される。この半導体光素子の製造方法によれば、溝の内側に形成される第2および第3の電極層は、上方に向かってその幅がほとんど広がることなく形成される。これにより、第2および第3の電極層と変調導波路との間に寄生容量が発生するのを抑制することができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、好適には前記第2の樹脂層を形成する工程の前に、前記開口および前記第1の電極層を絶縁膜で覆う工程をさらに備え、前記絶縁膜は、前記溝を形成する工程において前記第1の電極層の上面の一部を露出させるように除去される。この半導体光素子の製造方法によれば、第2の樹脂層と第1の電極層との間に剥離による空隙が生じるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る半導体光素子の製造方法は、前記開口を形成する工程において、前記開口の幅がその底面において前記半導体光導波路の幅よりも大きくなるように形成され、前記第1の電極層を形成する工程において、前記第1の電極層の幅が前記半導体光導波路の幅よりも大きくなるように形成されてもよい。この半導体光素子の製造方法によれば、第1の電極層の幅を精度良く制御することができる。
本発明に係る半導体光素子は、基板の主面上に設けられた変調導波路と受動導波路と電極配線と、前記変調導波路の上面に接する第1の電極層と、前記変調導波路および前記受動導波路を埋め込むように設けられた第1の樹脂層と、前記変調導波路および前記受動導波路の上部に設けられた第2の樹脂層と、前記第2の樹脂層を貫通するように設けられた溝と、前記溝の内壁を覆うように設けられた第2の電極層と、前記第2の電極層の内側を充填するように設けられた第3の電極層とを備え、前記電極配線が前記受動導波路の上部に設けられた箇所において、前記第2の樹脂層は、前記第2の樹脂層の上面と前記受動導波路の上面との距離が前記受動導波路の高さよりも大きくなるように設けられている。この半導体光素子によれば、電極配線が受動導波路の上部に設けられた箇所においては電極配線と受動導波路との間に大きい距離を有しつつ、変調導波路においては電極が変調導波路の側面に回り込むことなく良好に形成されている。このため寄生容量の発生が抑制されている。
また、本発明に係る半導体光素子は、前記第1の樹脂層の上面が前記変調導波路の上面よりも高く、かつ、前記第1の樹脂層の上面と前記変調導波路の上面との距離が前記変調導波路の高さの1/2よりも小さくなるように設けられていてもよい。この半導体光素子によれば、変調導波路に電極が接触する箇所において、第1の電極層が変調導波路の側面に回り込むことなく良好に形成されている。
また、本発明に係る半導体光素子は、前記溝の下部における幅が、前記第1の電極層の幅よりも小さい幅であるように設けられていてもよい。この半導体光素子によれば、変調導波路に電極が接触する箇所において、第2および第3の電極層が変調導波路の側面に回り込むことなく良好に形成されている。
また、本発明に係る半導体光素子は、好適には前記溝の内壁が、前記基板の前記主面に対してほぼ垂直になるように設けられている。この半導体光素子によれば、溝の内側に形成される第2および第3の電極層の幅が、上方に向かってほとんど広がることがない。これにより、第2および第3の電極層と変調導波路との間における寄生容量がほとんど発生しない。
また、本発明に係る半導体光素子は、前記第1の電極層の上面と前記第2の樹脂層の間に絶縁膜を備えていてもよい。この半導体光素子によれば、第2の樹脂層と第1の電極層との間に剥離による空隙が生じるのを防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、受動導波路の上部に設けられた電極配線と半導体との間の距離を十分大きく設定することができ、かつ、変調部においては電極が変調導波路の側面に回り込むことなく良好に形成される。このため、寄生容量の発生が抑制された半導体光素子の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の上面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の断面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図である。 図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体光素子の断面図である。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。以下では、同様な構成要素には同様の記号を付し、適宜説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1に、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子10の上面図を示す。この半導体光素子は、基板11上に設けられた変調導波路12a、12bと受動導波路13と電極配線14を備える。変調導波路12a、12bは、上部電極12c、12dを備える。変調導波路12aは上部電極12cと電気的に接続している。変調導波路12bは上部電極12dと電気的に接続している。受動導波路13は、光入力導波路13a、光分岐導波路13b、光合波導波路13c、光出力導波路13dを備える。電極配線14は、入力配線14a、14b、出力配線14c、14dおよび下部電極14eを備える。入力配線14aと出力配線14cとは上部電極12cと接続している。入力配線14bと出力配線14dとは上部電極12dと接続している。下部電極14eは、変調導波路12a、12bの中間を延伸し、変調導波路12a、12bと電気的に接続している。
この半導体光素子10の動作について説明する。外部から光入力導波路13aに入射された光は、光分岐導波路13bで分岐され、変調導波路12a、12bに到達する。一方、外部から入力配線14a、14bに入力された電気信号は、上部電極12c、12dを介して変調導波路12a、12bに印加される。印加された電気信号により、変調導波路12a、12bの中を導波する光の位相が変調される。位相が変調された光が光合波導波路13cで合波されることにより、光出力導波路13dから位相または強度が変調された光信号が出力される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子10の断面図である。図2は図1におけるII−II線に沿ってとられた断面図である。変調導波路12a、12bは、基板11の主面11a上に設けられた下部コンタクト層21、下部クラッド層22、コア層23、上部クラッド層24および上部コンタクト層25を有している。上部クラッド層24および下部クラッド層22により、コア層23に光が閉じ込められる。上部コンタクト層25は上部電極12c、12dとオーミック接触をとるための層であり、下部コンタクト層21は下部電極14eとオーミック接触をとるための層である。上部電極12c、12dおよび下部電極14eを介して、上部クラッド層24、コア層23、下部クラッド層22に電気信号が印加される。
基板11は半絶縁性InP基板である。下部コンタクト層21はSiが高濃度にドープされたn型InPであり、厚さは0.6μmである。下部クラッド層22はSiが低濃度にドープされたn型InPであり、厚さは0.6μmである。コア層23はGaInAsPとInPの多重量子井戸(Multi Qauntum Well;MQW)であり、厚さは0.3μmである。上部クラッド層24はZnがドープされたp型InPであり、厚さは1.3μmである。上部コンタクト層25はZnが高濃度にドープされたp型InGaAsであり、厚さは0.2μmである。変調導波路12a、12bの幅は1.5μmであり、高さh0は2.5μmである。
変調導波路12a、12bの側面は第1絶縁膜51で覆われている。第1絶縁膜51は厚さ0.2μmのSiO膜である。第1絶縁膜51の表面は第1樹脂層52で覆われている。第1樹脂層52はベンゾシクロブテン(Benzocyclobutene;BCB)樹脂から成る。第1樹脂層52の上面は、変調導波路12a、12bの上面よりも1μmだけ高くなるように設けられている。第1樹脂層52は、その上面が変調導波路12a、12bの上面よりも高くなるように設けられる。さらに第1樹脂層52は、第1樹脂層52の上面と変調導波路12a、12bの上面との距離h1が、変調導波路12a、12bの高さh0の1/2よりも小さくなるような厚さを有するように設けられる。第1樹脂層52がこのように設けられることにより、第1電極層41を形成する工程において、第1電極層41が変調導波路12a、12bの側面に過剰に回り込むことがない。したがって、第1電極層41と変調導波路12a、12bとの間に、過剰な寄生容量が発生することがない。
変調導波路12a、12bの上面に接するように、第1電極層41が設けられる。第1電極層41は厚さ0.6μm、幅4μmであり、TiとPtとAuの3層膜から成る。第1電極層41の上方には第2絶縁膜53と第2樹脂層54と第3絶縁膜55とが設けられる。第2絶縁膜53および第3絶縁膜55は厚さ0.3μmのSiOである。第2樹脂層54はBCB樹脂から成る。
第2絶縁膜53と第2樹脂層54と第3絶縁膜55とを貫通するように、溝31a、31bが設けられる。溝31a、31bは、基板11の主面11aに対してほぼ垂直な内壁を有する。溝31a、31bの底面における幅w2bは2μmであり、溝31a、31bの深さは4μmである。溝31a、31bは、内壁を覆うように設けられた第2電極層42と、第2電極層42の内側を充填するように設けられた第3電極層43とを備える。第2電極層42は厚さ0.05μmのTiWである。第3電極層はAuである。第3電極層43は、第3絶縁膜55上の平坦な面における厚さが3.5μmとなるように設けられる。
溝31a、31bが基板11の主面11aに対してほぼ垂直な内壁を有するので、第2電極層42および第3電極層43は上方に向かってその幅がほとんど広がることなく形成される。このように縦に延びる幅の狭い形状になっていることにより、第2電極層42および第3電極43と変調導波路12a、12bとの間の寄生容量が小さく抑えられる。溝31a、31bの底面における幅w2bは、第1電極層41の幅よりも小さい。これにより、第2電極層42および第3電極層43が変調導波路12a、12bの側面に回り込むことがない。第1電極層41、第2電極層42および第3電極層43が上部電極12c、12dを構成する。
第2絶縁膜53は、溝31a、31bの底面において、第1電極層41の上面の両端を覆うように設けられる。第2絶縁膜53が第1電極層41の上面の両端を覆っている幅は、1μmである。第2樹脂層54は第2絶縁膜53と接触しており、第1電極層41とは接触しない。第2絶縁膜53をこのように設けることにより、第1電極層41と第2樹脂層54との間に剥離による空隙が発生するのを防ぐことができる。第3絶縁膜55は第2樹脂層54の表面に設けられる。第2電極層42は、第2樹脂層54の上に直接設けられるよりも第3絶縁膜55の上に設けられた方が、下地との密着性が向上する。
変調導波路12aと12bの間に下部開口32が設けられる。下部開口32は、第2絶縁膜53と第2樹脂層54と第3絶縁膜55とを貫通する。下部開口32の下部には第4電極層44が設けられている。第4電極層44が下部コンタクト層21に接触する。第4電極層44は厚さ0.3μmのAuGeNi合金であり、幅は20μmである。下部開口32の壁面には、第2電極層42と第3電極層43とが設けられる。第4電極層44、第2電極層42および第3電極層43が下部電極14eを構成する。下部開口32の幅は16μmである。第2絶縁膜53は、第4電極層44の上面の両端を2μmだけ覆うように設けられる。第2絶縁膜53をこのように設けることにより、第4電極層44と第2樹脂層54との間に剥離による空隙が生じるのを抑制することができる。
図3は、入力配線14aが上部電極12cに至るまでの断面図である。図3は図1におけるIII−III線に沿ってとられた断面を示す。入力配線14aは、第2電極層42と第3電極層43とを備える。入力配線14aの一端は、第2絶縁膜53上に設けられている。第1樹脂層52および第2樹脂層54は、入力配線14aの一端の下部では除去されている。入力配線14aの一端は、電気信号の入力のために外部とワイヤで接続される。入力配線14aの一端の下に樹脂層を備えないことにより、入力配線14aの一端と基板11との接続の強度を向上することができる。入力配線14aの一端の上面から見た時の幅は100μmである。
入力配線14aは、第2樹脂層54の上面と側面、および第3絶縁膜55の表面上に設けられる。入力配線14aの他端は、上部電極12cと接続する。第2樹脂層54の側面の高さは7μmである。第3絶縁膜55上においては、入力配線14aの上面から見た時の幅は30μmである。
入力配線14aは受動導波路13の上部にも設けられる。受動導波路13は、基板11の主面11a上に設けられた下部コンタクト層21、下部クラッド層22、コア層23、上部クラッド層24を有する。受動導波路13の幅は1.5μm、高さは2.5μmである。受動導波路13の高さは変調導波路12a、12bの高さh0と等しい。第2樹脂層54は、入力配線14aが受動導波路13の上部に設けられる箇所において、第2樹脂層54の上面と受動導波路13の上面との距離h2が受動導波路13の高さh0よりも大きくなるような厚さを有する。本実施形態では距離h2は4.5μmである。これにより、入力配線14aと受動導波路13との間の距離を大きくすることができ、寄生容量の増加を抑制できる。
図4〜図8は、本発明の第1の実施形態に係る半導体光素子の製造方法を説明するための図面である。
最初に基板11の主面11a上に、下部コンタクト層21、下部クラッド層22、コア層23、上部クラッド層24および上部コンタクト層25を結晶成長により形成する。基板11は半絶縁性InP基板である。下部コンタクト層21はSiが高濃度にドープされたn型InPであり、厚さは0.6μmである。下部クラッド層22はSiが低濃度にドープされたn型InPであり、厚さは0.6μmである。コア層23はGaInAsPとInPのMQWであり、厚さは0.3μmである。上部クラッド層24はZnがドープされたp型InPであり、厚さは1.3μmである。上部コンタクト層25はZnが高濃度にドープされたp型InGaAsであり、厚さは0.2μmである。結晶成長には、有機金属気相成長(Organo−Metallic Vapor Phase Epitaxy;OMVPE)法が用いられる。次に上部コンタクト層25を加工する。上部コンタクト層25の加工は、受動導波路13が形成される領域の上部コンタクト層25が除去されるように行われる。除去はウェットエッチングにより行われる。
次に図4(a)に示されるように、変調導波路12a、12bと受動導波路13(図示せず)とをメサ形状に加工する。加工はHIガスを用いたドライエッチングにより行われる。変調導波路12a、12bおよび受動導波路13の幅は1.5μmであり、高さh0は2.5μmである。
次に図4(b)に示されるように、下部コンタクト層21の一部を除去する。下部コンタクト層21の除去は、絶縁膜をマスクとして用い、下部コンタクト層21をHIガスを用いてドライエッチングすることにより行われる。ドライエッチングは基板11の表面が露出した時点で停止させる。この工程により、基板11上に複数作製される半導体光素子10を、互いに電気的に分離させることができる。
続いて図5(a)に示されるように、第1絶縁膜51と第1樹脂層52とを形成する。第1絶縁膜51は、変調導波路12a、12b、受動導波路13(図示せず)、下部コンタクト層21および基板11を覆うように設けられる。第1絶縁膜51はSiOであり、厚さd1は0.2μmである。第1絶縁膜51は熱CVD法により形成される。第1樹脂層52を第1絶縁膜51の表面にスピン塗布法で塗布し、熱硬化させる。第1樹脂層52はBCB樹脂である。第1樹脂層52の上面と変調導波路12a、12bの上面との距離h1は、1μmである。第1樹脂層52の厚さは、第1樹脂層52の上面が変調導波路12a、12bおよび受動導波路13の上面よりも高くなるように調整される。すなわち第1樹脂層52は、変調導波路12a、12bおよび受動導波路13を埋め込むように形成される。加えて第1樹脂層52の厚さは、距離h1が変調導波路12a、12bの高さh0の1/2よりも小さくなるような範囲に調整される。この範囲の厚さを選ぶことで、第1樹脂層52をエッチングする工程においてエッチング量のばらつきを小さくすることができる。第1樹脂層52の厚さの調整は、塗布時の第1樹脂層52の粘度およびスピン回転数を調整することにより行うことができる。
次に図5(b)に示されるように、第1樹脂層52および第1絶縁膜51を除去してプレ上部開口61a、61bとプレ下部開口62とを形成する。プレ上部開口61a、61bの形成は以下のように行われる。第1樹脂層52の表面にレジストマスクを形成し、CFとOの混合ガスを用いて第1絶縁膜51が露出するまで第1樹脂層52をドライエッチングする。第1樹脂層52のドライエッチングにおいては、エッチングが過剰にならないよう、以下の手順が採用される。まず事前にテスト試料を用いて第1樹脂層52に対するエッチングレートを測定する。この測定結果から、第1樹脂層52をh1−d1だけエッチングするのに必要な時間を算出する。この時間が経過した時点でプレ上部開口61a、61bのエッチングを停止する。
露出した第1絶縁膜51は、CFガスによるドライエッチングにより除去される。第1絶縁膜51のエッチングにおいては、第1絶縁膜51のエッチングレートが第1樹脂層52のエッチングレートとほぼ等しくなるように、エッチングの条件が選定される。このようにすると、プレ上部開口61a、61bの底面において、第1絶縁膜51と第1樹脂層52と上部コンタクト層25の間の段差を小さくすることができる。
プレ上部開口61a、61bの底面の幅w1bは6μmである。幅w1bは5μm〜10μmであるのが好ましい。w1bが5μmより小さいと、第1電極層41を形成する工程において第1電極層41の幅を制御するのが難しくなる。w1bが10μmより大きいと、第2樹脂層54を形成する工程において第2樹脂層54の表面に窪みが生じ、溝31a、31bを形成する工程において溝の幅を制御するのが難しくなる。
ところでプレ上部開口61a、61bの底面の幅w1bは、変調導波路12a、12bの上部の幅よりも広い。このため第1樹脂層52のエッチングにおいて、仮に第1樹脂層52のエッチングが過剰になった場合には、変調導波路12a、12bの側面が露出する。変調導波路12a、12bの側面が露出した場合、後の工程で形成される第1電極層41が変調導波路12a、12bの側面に回り込む。そして第1電極層41が側面に回り込むと、変調導波路12a、12bと第1電極層41との間に寄生容量が発生して変調特性が劣化するといった不具合が生じる。発明者らの検討したところによると、側面の露出量が変調導波路の高さの約1/10よりも大きい場合に、変調特性の劣化が顕著になる。したがって第1樹脂層52のエッチング量は注意深く制御される必要がある。
ところが精密なエッチングレートの測定によると、エッチングレートはエッチングに用いる装置の内部で必ずしも均一ではない。このためエッチングレートが小さい場所(たとえば装置の中央部)に搭載された変調導波路を基準として第1絶縁膜がちょうど露出した時点でエッチングを停止したとしても、エッチングレートが大きい場所(たとえば装置の端部)に搭載された変調導波路ではエッチングが過剰になるといった状況が生じうる。
そこでエッチングレートがばらついても側面の露出量を小さくできるよう、本発明の実施形態の場合には、第1樹脂層52の厚みを調整している。具体的には、距離h1が高さh0の1/2よりも小さくなるような範囲に調整している。これにより、プレ上部開口61a、61bの形成においてエッチングされるべき第1樹脂層52の厚さを、高さh0の1/2以下とすることができる。エッチングされる厚さを小さく抑えることにより、仮にエッチングに用いる装置の内部でエッチングレートに10%のばらつきが存在したとしても、変調導波路の側面の露出量は、変調導波路の高さh0の1/20以下の範囲に収まる。この露出量は、変調特性の劣化が顕著になる露出量であるh0の約1/10よりも十分小さい。
プレ上部開口61a、61bに引き続いて、プレ下部開口62を形成する。第1樹脂層52の表面にレジストマスクを形成し、CFとOの混合ガスを用いて第1樹脂層52をドライエッチングにより除去する。ドライエッチングは、第1絶縁膜51が露出した時点で停止させる。露出した第1絶縁膜51は、CFガスによるドライエッチングにより除去される。この工程において、電極配線14の端部であって電気信号の入力のために外部とワイヤで接続される部分についても、第1樹脂層52および第1絶縁膜51がドライエッチングにより除去される。
次に図6(a)に示されるように、第1電極層41と第4電極層44とを形成する。まずフォトリソグラフィーを用いて第1のリフトオフ用レジストマスクを形成する。第1のリフトオフ用レジストマスクは、第1電極層41が形成される部分が開口した形状を有している。続いて蒸着法によりTi、Pt、Auの順に金属膜を堆積する。第1のリフトオフ用レジストマスクを除去することにより、第1電極層41が形成される。第1電極層41の幅は4μmであり、厚さは0.6μmである。次に第2のリフトオフ用レジストマスクを形成する。第2のリフトオフ用レジストマスクは、第4電極層44が形成される部分が開口した形状を有している。蒸着法によりAuGeNi合金から成る金属膜を堆積する。第2のリフトオフ用レジストマスクを除去することにより第4電極層44が形成される。第4電極層44の幅は20μmであり、厚さは0.3μmである。
続いて図6(b)に示されるように、第2絶縁膜53と第2樹脂層54と第3絶縁膜55とを形成する。まず第2絶縁膜53をスパッタ法により堆積する。第2絶縁膜53はSiOであり、厚さは0.3μmである。次に第2樹脂層54をスピン塗布法で塗布し加熱により硬化させる。第2樹脂層54はBCB樹脂である。第2樹脂層54の厚さは、電極配線14が受動導波路13の上を通過する箇所(図示せず)において3μmである。この工程において、プレ上部開口61a、61bとプレ下部開口62と第1電極層41と第4電極層44とは、第2樹脂層54によって埋め込まれる。その後、第2樹脂層54の上にスパッタ法で第3絶縁膜55を堆積する。第3絶縁膜55はSiOであり、厚さは0.3μmである。第3絶縁膜55は、後の工程で形成される第2電極層42の密着性を向上するために用いられるが、省略することもできる。第2樹脂層54の厚さは、電極配線14が受動導波路13の上を通過する箇所において、第2樹脂層53の上面と受動導波路の上面との距離h2が受動導波路13の高さh0よりも大きくなるような範囲が好適である。本実施形態では距離h2は4.5μmであり高さh0は2.5μmである。これにより、受動導波路13の上方に電極配線14が設けられる箇所において、電極配線14と半導体との距離を大きく保つことができ、寄生容量の発生が抑制される。
次に図7(a)に示されるように、溝31a、31bと下部開口32とを形成する。まず溝31a、31bを形成する。第3絶縁膜55の上に、溝31a、31bを形成したい領域が開口した形状を有するレジストマスクを形成する。このレジストマスクをマスクとして、第3絶縁膜55と第2樹脂層54と第2絶縁膜53とを連続的にドライエッチングする。ドライエッチングにはCFとOの混合ガスを用いる。この工程においてレジストマスクの幅は、ドライエッチング後の溝31a、31bの底面における幅w2bが第1電極層41の幅よりも小さくなるように選定される。幅w2bは2μmである。
またこの溝31a、31bのドライエッチングにおいては、被エッチング物の周囲のイオン密度が高くなり、かつ、イオンの指向性が強くなるようなエッチングの条件が選定される。このような条件下では、溝31a、31bの内壁は基板11の主面11aに対して垂直に近い角度を有するように形成される。内壁面と主面11aのなす角度は88度であり、溝の上部の幅の方が下部の幅よりも広い。
ところで第1電極層41は、当該エッチングガスに対するエッチングレートが極めて小さい。したがって第1電極層41が露出した時点でドライエッチングが停滞する。これにより、エッチングに用いる装置のエッチングレートが装置の内部でばらつきを有していたとしても、エッチングの深さを揃えることができる。溝31a、31bの幅w2bは第1電極層41の幅よりも小さいので、このエッチングの工程において変調導波路12a、12bの側面が露出することがない。したがってその後に形成される第2電極層42および第3電極層43が変調導波路12a、12bの側面に回り込むことがない。
また溝31a、31bの幅w2bは、第1電極層41の幅よりも小さい。したがって第2樹脂層54と第2絶縁膜53とを連続的にドライエッチングすることにより、第2絶縁膜53が第1電極層41の両端を各々1μmずつ覆う構造を形成することができる。第2絶縁膜53が第1電極層41の両端を覆うので、第2樹脂層54は第1電極層41と接触しない。これにより、第1電極層41と第2樹脂層54との間に剥離による空隙が生じるのを防ぐことができる。
さらに溝31a、31bは、基板11の主面11aに対してほぼ垂直な内壁を有するように形成されている。したがって第2電極層42および第3電極層43は、上方に向かってその幅がほとんど広がることなく形成される。これにより、第2電極層42および第3電極43と変調導波路12a、12bとの間における寄生容量の発生を抑制することができる。内壁面と主面11aのなす角度は、75度〜90度が好ましい。
下部開口32は、以下のようにして形成される。第3絶縁膜55の上に、レジストマスクを形成し、第3絶縁膜55と第2樹脂層54と第2絶縁膜53とを連続的にドライエッチングする。ドライエッチングにはCFとOの混合ガスを用いる。この工程においてレジストマスクの幅は、ドライエッチング後の下部開口32の底面における幅が第1電極層44の幅よりも小さくなるように選定される。下部開口32の底面における幅は16μmである。
下部開口の32の形成の後、電極配線14の端部であって電気信号の入力のために外部とワイヤで接続される部分についても、第3絶縁膜55と第2樹脂層54とがドライエッチングにより除去される。電極配線14の端部であって電気信号の入力のために外部とワイヤで接続される部分については、第2絶縁膜53が露出した時点でエッチングを停止する。
次に図7(b)に示されるように、第2電極層42を形成する。スパッタ法により第2電極層42が堆積される。第2電極層42の材料はTiWであり厚さは0.05μmである。第2電極層42は、第3絶縁膜55の表面、第2樹脂層54の側面、第1電極層41の表面および第4電極層44の表面を覆うように堆積される。第2樹脂層54の側面はほぼ垂直に近い角度を有しているが、スパッタ法を用いることにより、ほぼ垂直に近い側面にも良好に第2電極層42を堆積することができる。
続いて図8(a)に示されるように、第3電極層43を形成する。第3電極層43はメッキにより形成される。第3電極層43が形成される部分が開口した形状のレジストマスクを用いてメッキを行う。レジストの開口部分には第2電極層42が露出しており、露出した第2電極層42の上に第3電極層43がメッキされる。第3電極層43はAuであり、厚さは第3絶縁膜55上の平坦な面において3.5μmである。溝31a、31bの幅はメッキされる第3電極層43の厚さよりも小さいので、溝31a、31bの内部は第2電極層42を介して第3電極層43により充填される。第3電極層43の形成後、レジストマスクを除去する。
続いて図8(b)に示されるように、第2電極層42を加工する。第2電極層42の加工にはイオンミリングを用いる。イオンミリングでは、アルゴンイオンを第2電極層42に衝突させることで露出した部分の第2電極層42を除去する。第3電極層43の下に隠れている第2電極層42は、第3電極層43がマスクの役割を担うので除去されない。
以上に説明した本実施形態による半導体光素子の製造方法によれば、電極配線が受動導波路の上部に設けられる箇所においては、受動導波路と電極配線との距離を大きく保つことができる。一方で変調導波路においては、上部電極が変調導波路の側壁に過剰に回り込むことがない。これらにより寄生容量の発生を抑えることができ、高速変調に適した特性を有する半導体光素子を得ることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態と共通の構造および製造方法に係る部分については、同じ符号を用い説明を省略する。図9に本発明の第2の実施形態に係る半導体光素子10の断面図を示す。第2の実施形態の半導体光素子10の上面図は図1と同じである。図9は図1におけるII−II線に沿ってとられた断面図である。変調導波路12a、12bは第1の実施形態と同じく、基板11の主面11a上に設けられた下部コンタクト層21、下部クラッド層22、コア層23、上部クラッド層24および上部コンタクト層25を有している。第1樹脂層52の上面と変調導波路12a、12bの上面の間の距離h1と、変調導波路12a、12bの高さh0との関係は、第1の実施形態と同様である。また、第2樹脂層54の上面と受動導波路13の上面の間の距離h2と、受動導波路の高さh0との関係も、第1の実施形態と同様である。
変調導波路12a、12bの上面に接するように、第1電極層41が設けられる。第1電極層41の上方には、第2絶縁膜53と第2樹脂層54と第3絶縁膜55とが設けられる。第2の実施形態では、第1の実施形態の溝31a、31bの替わりに上部開口71a、71bが設けられている。第2の実施形態における上部開口71a、71bの内壁は、第1の実施形態の溝31a、31bとは異なる傾斜の角度を有する。本実施形態における上部開口71a、71bの内壁の傾斜の角度(主面11aに対する角度)は45度〜75度の範囲である。
上部開口71a、71bの底面の幅w3bは第1電極層41の幅よりも小さい。このような幅にすることにより、上部開口71a、71bの内壁が傾斜している場合においても、第2電極層42および第3電極層43が変調導波路12a、12bの側面に回り込むことがない。
本発明の第2の実施形態に係る半導体光素子10の製造方法において、上部開口71a、71bの内壁を傾斜させる方法について説明する。上部開口71a、71bは、レジストマスクをマスクとして第2樹脂層54と第2絶縁膜53とをドライエッチングすることにより形成される。ドライエッチングにはCFとOの混合ガスを用いる。このエッチングにおいては、被エッチング物の周囲においてイオン密度が低くなり、かつ、イオンの指向性が弱くなるようなエッチングの条件が選定される。これにより、上部開口71a、71bの内壁を傾斜させることができる。本実施形態における内壁の傾斜の角度は基板11の主面11aに対して50度である。このときレジストマスクの幅は、ドライエッチング終了後における上部開口71a、71bの底面の幅w3bが第1電極層41の幅よりも小さくなるように選定される。
以上に説明した第2の実施形態による半導体光素子の製造方法によれば、上部開口71a、71bの内壁が傾斜している場合であっても、電極配線14が受動導波路13の上部に設けられる箇所においては半導体と電極配線との距離を大きく保つことができる。一方で、変調導波路においては上部電極12c、12dが変調導波路12a、12bの側壁に回り込むことがない。
なお本発明は、上記第1および第2の実施形態に限定されるものではない。上記の実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。例えば、コア層23は、AlGaInAsとAlInAsのMQWや、GaInAsPのバルク層に置き換えることができる。第1絶縁膜51と第2絶縁膜53と第3絶縁膜55とは、窒化シリコン(Si)や酸窒化シリコン(SiON)に置き換えることができる。第1樹脂層52および第2樹脂層54は、ポリイミド樹脂に置き換えることができる。
11…基板、11a…主面、12a、12b…変調導波路、12c、12d…上部電極、13…受動導波路、13a…光入力導波路、13b…光分岐導波路、13c…光合波導波路、13d…光出力導波路、14…電極配線、14a、14b…入力配線、14c、14d…出力配線、14e…下部電極、21…下部コンタクト層、22…下部クラッド層、23…コア層、24…上部クラッド層、25…上部コンタクト層、31a、31b…溝、32…下部開口、41…第1電極層、42…第2電極層、43…第3電極層、44…第4電極層、51…第1絶縁膜、52…第1樹脂層、53…第2絶縁膜、54…第2樹脂層、55…第3絶縁膜、61a、61b…プレ上部開口、62…プレ下部開口、71a、71b…上部開口、72…下部開口

Claims (12)

  1. 基板の主面上に下部クラッド層とコア層と上部クラッド層とを含む半導体光導波路を形成する工程と、
    前記基板の前記主面および前記半導体光導波路を埋め込むように第1の樹脂層を形成する工程と、
    前記第1の樹脂層に開口を形成して前記半導体光導波路の上面を露出させる工程と、
    前記開口内の前記半導体光導波路の上面に第1の電極層を形成する工程と、
    前記開口および前記第1の電極層を埋め込むように第2の樹脂層を形成する工程と、
    前記第2の樹脂層を貫通し前記第1の電極層の上面の一部を露出させるように溝を形成する工程と、
    前記溝の内壁および前記第1の電極層の露出した表面に第2の電極層を形成する工程と、
    前記第2の電極層を介して前記溝を充填するように第3の電極層を形成する工程とを備える、半導体光素子の製造方法。
  2. 前記第2の樹脂層を形成する工程において、前記第2の樹脂層は、
    前記第2の樹脂層の上面と前記半導体光導波路の上面との距離が前記半導体光導波路の高さよりも大きくなるように形成される、請求項1に記載された半導体光素子の製造方法。
  3. 前記第1の樹脂層を形成する工程において、前記第1の樹脂層は、
    前記第1の樹脂層の上面が前記半導体光導波路の上面よりも高く、かつ、前記第1の樹脂層の上面と前記半導体光導波路の上面との距離が前記半導体光導波路の高さの1/2よりも小さくなるように形成される、請求項1または請求項2に記載された半導体光素子の製造方法。
  4. 前記溝を形成する工程において、前記溝の幅がその底面において前記第1の電極層の幅よりも小さくなるように形成される、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された半導体光素子の製造方法。
  5. 前記溝を形成する工程において、前記溝は前記基板の前記主面に対してほぼ垂直な内壁を有するように形成される、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された半導体光素子の製造方法。
  6. 前記第2の樹脂層を形成する工程の前に、
    前記開口および前記第1の電極層を絶縁膜で覆う工程を備え、
    前記絶縁膜は、前記溝を形成する工程において前記第1の電極層の上面の一部を露出させるように除去される、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載された半導体光素子の製造方法。
  7. 前記開口を形成する工程において、前記開口の幅がその底面において前記半導体光導波路の幅よりも大きくなるように形成され、
    前記第1の電極層を形成する工程において、前記第1の電極層の幅が前記半導体光導波路の幅よりも大きくなるように形成される、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載された半導体光素子の製造方法。
  8. 基板の主面上に設けられた変調導波路と受動導波路と電極配線と、
    前記変調導波路の上面に接する第1の電極層と、
    前記変調導波路および前記受動導波路を埋め込むように設けられた第1の樹脂層と、
    前記変調導波路および前記受動導波路の上部に設けられた第2の樹脂層と、
    前記第2の樹脂層を貫通するように設けられた溝と、
    前記溝の内壁を覆うように設けられた第2の電極層と、
    前記第2の電極層の内側を充填するように設けられた第3の電極層とを備え、
    前記電極配線が前記受動導波路の上部に設けられた箇所において、
    前記第2の樹脂層は、前記第2の樹脂層の上面と前記受動導波路の上面との距離が前記受動導波路の高さよりも大きくなるように設けられている、半導体光素子。
  9. 前記第1の樹脂層の上面が前記変調導波路の上面よりも高く、かつ、
    前記第1の樹脂層の上面と前記変調導波路の上面との距離が前記変調導波路の高さの1/2よりも小さくなるように設けられている、請求項8に記載された半導体光素子。
  10. 前記溝の下部における幅が、前記第1の電極層の幅よりも小さい幅であるように設けられている、請求項8または請求項9に記載された半導体光素子。
  11. 前記溝の内壁が、前記基板の前記主面に対してほぼ垂直になるように設けられている、
    請求項8〜請求項10のいずれか一項に記載された半導体光素子。
  12. 前記第1の電極層の上面と前記第2の樹脂層の間に絶縁膜を備える、
    請求項8〜請求項11のいずれか一項に記載された半導体光素子。
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