JP2015013232A - ダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法 - Google Patents

ダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広幅の同時重層塗布を良好に実施することができるダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法を提供する。
【解決手段】
バー40のねじれを測定する測定工程と、バー40を研削することにより、測定工程において測定されたねじれを除去するための研削工程と、を有し、バー40のねじれは、前記基端部の塗布幅方向の真直度、および前記先端部の塗布幅方向Wの真直度との差で定義される。
【選択図】図8

Description

本発明は、ダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法に関する。
近年、省エネルギー対策への関心が高まり、建物や車両の窓ガラスに貼って、太陽光に含まれる熱線の透過を遮断し、冷房設備にかかる負荷を減らす赤外遮蔽フィルム(近赤外光反射フィルム)の開発が盛んに行われている。
赤外遮蔽フィルムは、高屈折率層と低屈折率層とを交互に積層してなり、例えば、塗布によって1層ずつ逐次形成しており、生産性に問題を有していた(例えば、特許文献1および2参照。)。そこで、生産性を向上させるために、同時重層が可能なスライド方式が提案されている。
特開平8−110401号公報 特開2004−123766号公報
しかし、スライド方式に適用されるダイコーターを構成するバーの設置数は、製造される赤外遮蔽フィルムの層数に対応している。
したがって、製造される赤外遮蔽フィルムの層数を増加させるため、塗布層数を増やす場合、バーの設置数が増加し、塗布液が流下するバーの端面により構成されるスライド面が長くなる。これにより、塗布液の流れに乱れが生じ易くなり、均一な塗布が困難となり、また、塗布液の混ざりを生じて、赤外遮蔽フィルムの近赤外光反射性能に悪影響、例えば、性能の低下や不均一を招く虞があった。
一方、塗布液の流れの乱れを防止するためには、スライド面を短くすることが有効であるが、そのためには、バーを薄くする必要がある。しかし、バーを薄くすると、広幅のバーが適用される広幅塗布の場合、ダイコーターに組み込まれたバーに、曲がりや反りが発生する虞があり、これにより、バー間に形成される塗布液の流路であるスリットにおいて、塗布幅方向の間隙の均一性が悪化し、塗布幅方向の塗布膜厚が不均一となり、例えば、製造される赤外遮蔽フィルムに色ムラが発生する問題を有する。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、広幅の同時重層塗布を良好に実施することができるダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数の積層されたバーを有し、
前記バーは、隣接する別のバーとの間に隙間を形成する先端部と、前記別のバーと当接する基端部と、を有し、
前記隙間から吐出された塗布液が前記先端部の端面を流下するスライド式ダイコーターの製造方法であって、
前記バーのねじれを測定する測定工程と、
前記バーを研削することにより、前記測定工程において測定されたねじれを除去するための研削工程と、を有し、
前記ねじれは、前記基端部の塗布幅方向の真直度、および前記先端部の塗布幅方向Wの真直度との差で定義される
ことを特徴とするダイコーターの製造方法。
(2)前記研削工程において、前記バーは、前記バーのねじれを再現した状態で、研削されることを特徴とする上記(1に記載のダイコーターの製造方法。
(3)前記研削工程の後において、ねじれが除去された前記バーを積層してダイコーターを組立てる組立工程を、さらに有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のダイコーターの製造方法。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のダイコーターの製造方法によって製造されたことを特徴とするダイコーター。
(5)前記バーの基端部の厚みは、10mm以上かつ20mm以下であることを特徴とする上記(4)に記載のダイコーター。
(6)上記(4)又は(5)に記載のダイコーターと、
第1塗布液を保持する第1容器と、
第2塗布液を保持する第2容器と、
前記第1容器に保持されている前記第1塗布液を、前記ダイコーターに供給する第1塗布液供給系と、
前記第2容器に保持されている前記第2塗布液を、前記ダイコーターに供給する第2塗布液供給系と、
を有することを特徴とする塗布装置。
(7)前記第1塗布液の塗布層は、交互に積層された高屈折率層および低屈折率層を有する赤外遮蔽フィルムにおける前記高屈折率層を構成し、
前記第2塗布液の塗布層は、前記低折率層を構成する
ことを特徴とする上記(6)に記載の塗布装置。
(8)上記(4)又は(5)に記載のダイコーターに対して、第1塗布液および第2塗布液を供給し、前記ダイコーターを用いて、前記第1塗布液の塗布層と、前記第2塗布液の塗布層とを交互に積層させて、フィルム基材に同時重層塗布する
ことを特徴とする塗布方法。
(9)前記第1塗布液の塗布層は、交互に積層された高屈折率層および低屈折率層を有する赤外遮蔽フィルムにおける前記高屈折率層を構成し、
前記第2塗布液の塗布層は、前記低折率層を構成する
ことを特徴とする上記(8)に記載の塗布方法。
本発明によれば、バーは、ねじれが除去されているため、広幅かつ薄肉であっても、前記バーを使用して組立てられたダイコーターを用いる広幅の同時重層塗布において、塗布幅方向の塗布膜厚が不均一となることが抑制される。つまり、広幅の同時重層塗布を良好に実施することができるダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法を提供することが可能である。
本発明の実施の形態に係るダイコーターを有する塗布装置を説明するための概略図である。 図1に示されるダイコーターの側方壁部を説明するための平面図である。 図1に示されるダイコーターのバーを説明するための平面図である。 図3の線IV−IVに関する断面図である。 図1に示される塗布装置による広幅の同時重層塗布を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係るダイコーターの製造方法を説明するためのフローチャートである。 図3に示される事前測定工程を説明するための側面図である。 図3に示される研削工程を説明するための側面図である。 図8に示される剣山治具を説明するための断面図である。 実施例1〜5に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブルである。 比較例1〜5に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブルである。 実施例6〜10に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブルである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るダイコーターを有する塗布装置を説明するための概略図、図2は、図1に示されるダイコーターの側方壁部を説明するための平面図、図3は、図1に示されるダイコーターのバーを説明するための平面図、図4は、図3の線IV−IVに関する断面図、図5は、図1に示される塗布装置による広幅の同時重層塗布を説明するための断面図である。
本実施の形態に係る塗布装置10は、高屈折率層と低屈折率層とを交互に複数積層してなる赤外遮蔽フィルム(近赤外光反射フィルム)を製造するために利用され、図1に示されるように、搬送系20、ダイコーター30および塗布液供給系70を有する。
赤外遮蔽フィルムは、可視光領域(波長380〜780nm)で透過率が高く、近赤外光領域(780〜2500nm)で反射率が高い光学特性を有し、建物の屋外の窓、自動車窓、農業用ビニールハウス等に配置され、熱線反射効果を付与するために使用される。
「高屈折率層」および「低屈折率層」は、隣接した2層の屈折率差を比較した場合に、屈折率が高い方を高屈折率層、低い方を低屈折率層とすることを意味する。なお、特定波長領域の反射率は、隣接する2層の屈折率差と積層数で決まり、屈折率の差が大きいほど、少ない層数で高い反射率を得られる。
搬送系20は、フィルム基材22およびバックロール24を有する。フィルム基材22は、塗布液Lが塗布される帯状の支持体である。バックロール24は、フィルム基材22の内側に配置され、回転駆動されることによって、塗布方向(搬送方向)Fの上流側から下流側に向かって、フィルム基材22を搬送するように構成されている。なお、フィルム基材22は、塗布液Lが塗布される際、加熱手段(不図示)によって所定温度(例えば、30℃以上)に昇温される。
ダイコーター30は、スライド式であり、長方形状のバー40が順に重ねられて構成された積層体32および側方壁部60を有し、赤外遮蔽フィルムの各層に対応する塗布層を一括して塗布(同時重層)することが可能である。
バー40は、略同一形状のフロントバー42、複数の中間バー44およびバックバー46から構成される。フロントバー42は、積層体32の最下層に占めているバーであり、フィルム基材22の近傍に位置決めされる。バックバー46は、積層体32の最上層を占めているバーである。中間バー44は、フロントバー42とバックバー46との間に位置する中間層を占めているバーである。側方壁部60は図2に示されるように、積層体32の塗布幅方向Wの端面に配置されている。
バー40は、図3および図4に示されるように、基端側から順に基端部50、凹部54および先端部56を有する。
基端部50は、貫通孔52を有する。貫通孔52は、基端部50の塗布幅方向W中央に位置し、基端部50端面から凹部54に向かって延長しており、凹部54と塗布液供給系70とを連通するために使用される。基端部50の厚みD1は、先端部56の厚みD2より大きく設定されており、バー40が積層されると、基端部50は、隣接するバーの基端部50と当接する。なお、符号51は、基端部50の端面である。また、塗布幅方向Wは、塗布方向(搬送方向)Fと直交している。
凹部54は、バー40の塗布幅方向Wに延長して形成され、貫通孔52と連通している。凹部54は、貫通孔52からの塗布液を塗布幅方向Wに均等に広げて、隙間58に安定的に供給するために使用されるチャンバー部として機能する。
先端部56は、その厚みD2が、基端部50の厚みD1より小さいため、バー40が積層されると、隣接するバーの先端部56との間に隙間58を生じる。隙間58は、塗布液が通過するスリット部として機能する。隙間58の先端から吐出された塗布液は、先端部56の端面57を流下するため、端面57は、塗布液が流下するスライド面として機能する。なお、バー40の基端部50の厚みを、以下においてバー40の厚みで参照する。
バー40の積層位置に応じて、バー40の貫通孔52に、高屈折率層塗布液と低屈折率層塗布液とが交互に導入される。例えば、フロントバー42の貫通孔52には、低屈折率層塗布液が導入され、フロントバー42に隣接する中間バー44の貫通孔には、高屈折率層塗布液が導入され、当該中間バー44に隣接する別の中間バー44の貫通孔52には、低屈折率層塗布液が導入される。したがって、隙間58の設置数は、赤外遮蔽フィルムの層数に一致しており、赤外遮蔽フィルムの層数に応じて、中間バー44の数が調整されることになる。なお、スライド面は、フロントバー42および中間バー44の先端部56の端面57長さの合計であり、バックバー46の端面57は、スライド面を構成しない。
なお、バー40は、後述するように、基端部50の塗布幅方向Wの真直度と、先端部56の塗布幅方向Wの真直度との差で定義されるねじれが除去されている。したがって、バー40が広幅かつ薄肉であっても、塗布幅方向Wの塗布膜厚が不均一となることが抑制される。
塗布液供給系70は、低屈折率層塗布液および高屈折率層塗布液をダイコーター30に供給するために使用され、調製釜72,76、配管系73,77およびポンプ74,78を有する。
調製釜72は、低屈折率層塗布液を調製し、所定温度(例えば、30℃以上)で保持するために使用される容器である。配管系73は、調製釜72と、低屈折率層塗布液用のバー40の基端部50の貫通孔52と、を連結している。ポンプ74は、配管系73を経由して、調製された低屈折率層塗布液を圧送するために使用される。調製釜76は、高屈折率層塗布液を調製、所定温度(例えば、30℃以上)で保持するために使用される容器である。配管系77は、調製釜76と、高屈折率層塗布液用のバー40の基端部50の貫通孔52と、を連結している。ポンプ78は、配管系77を経由して、調製された高屈折率層塗布液を圧送するために使用される。ポンプ74,78は、例えば、ギアポンプやチューブポンプである。
塗布装置10においては、上記のように、調製釜72,76において調製された低屈折率層塗布液および高屈折率層塗布液は、ポンプ74,78によって配管系73,77を経由してダイコーター30を構成する低屈折率層塗布液用および高屈折率層塗布液用のバー40の基端部50の貫通孔52に圧送される。なお、低屈折率層塗布液および高屈折率層塗布液は、例えば、30℃以上の温度に維持される。
塗布液は、凹部54において塗布幅方向Wに均等に広げられて、隙間58に導入される。隙間58を通過した塗布液は、バー40の先端部56の端面57を流下し、別のバー40の先端部56の端面57を流下する塗布液と、順次重なる。そして、流下する塗布液は、フロントバー42の隙間58を通過した塗布液と重なった時点において、赤外遮蔽フィルムの層数に一致する層から構成されることになる。そして、図5に示されるように、塗布液Lは、最下層のバー40であるフロントバー42から離間して、例えば、30℃以上の温度に維持されているフィルム基材22に流下する(塗布される)。
この際、バー40は、ねじれが除去されており、バー40が広幅かつ薄肉であっても、塗布幅方向Wの塗布膜厚が不均一となることが抑制されるため、広幅(例えば、塗布幅1m以上)の同時重層塗布を良好に実施することが可能である。
高屈折率層塗布液、低屈折率層塗布液およびフィルム基材22は、塗布時に昇温されているため、フィルム基材22に塗布された高屈折率層塗布液および低屈折率層塗布液は、一旦1〜15℃に冷却され、その後、10℃以上(例えば、湿球温度5〜50℃かつ塗布面温度10〜50℃)で乾燥される。
次に、フィルム基材、高屈折率層塗布液および低屈折率層塗布液を説明する。
フィルム基材は、ポリオレフィンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、3酢酸セルロースフィルム等の種々の樹脂フィルムを適用すること可能である。ポリオレフィンは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレである。ポリエステルは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートである。
高屈折率層塗布液および低屈折率層塗布液は、例えば、金属酸化物粒子、樹脂バインダー、硬化剤、添加剤、溶媒を含んでいる。
高屈折率層塗布液の金属酸化物粒子は、例えば、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、アルミナ、コロイダルアルミナ、チタン酸鉛、鉛丹、黄鉛、亜鉛黄、酸化クロム、酸化第二鉄、鉄黒、酸化銅、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化イットリウム、酸化ニオブ、酸化ユーロピウム、酸化ランタン、ジルコン、酸化スズである。透明で高い屈折率を得るためには、酸化チタン微粒子、酸化ジルコニア微粒子を含有することが好ましい。金属酸化物粒子の濃度は、例えば、1〜50質量%である。
低屈折率層塗布液の金属酸化物粒子は、例えば、二酸化ケイ素、コロイダルシリカである。金属酸化物粒子の濃度は、例えば、1〜50質量%である。
樹脂バインダーは、例えば、ポリビニルアルコール、ゼラチン、水溶性セルロース誘導体、増粘多糖類、反応性官能基を有するポリマー類である。高屈折率層塗布液の樹脂バインダーの濃度は、例えば、0.5〜10質量%である。低屈折率層塗布液中の樹脂バインダーの濃度は、1〜10質量%である。
硬化剤は、樹脂バインダーと硬化反応を起こすものであれば特に限定されない。樹脂バインダーとしてポリビニルアルコールが選択されている場合は、例えば、ホウ酸およびその塩である。
添加剤は、例えば、紫外線吸収剤、退色防止剤、界面活性剤、蛍光増白剤、pH調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、帯電防止剤である。
溶媒は、例えば、水、有機溶媒、あるいはこれらの混合溶液である。有機溶媒は、メタノール、エタノール、酢酸エチル等である。
次に、ダイコーター30の製造方法を説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係るダイコーターの製造方法を説明するためのフローチャートである。
ダイコーターの製造方法は、予備成形工程、ねじれ除去工程および組立工程を有する。
予備成形工程においては、バー素材に対して例えば切削加工が施され、基端部50、凹部54および先端部56を有するバー40が成形される。
ねじれ除去工程においては、例えば、予備成形工程の切削加工により付加された加工応力に起因するバー40のねじれが除去される。
組立工程においては、ねじれが除去されたバーを重ねて積層体32を構成し、そして、積層体32の短辺側に、側方壁部60を配置して、ダイコーター30が組立てられる。
例えば、塗布幅が1mを超える広幅塗布用のバーでは、その厚みを薄くすると、バーの曲がりや反りが強くなって精度が悪化し、塗布幅方向Wの膜厚が不均一となるため、従来は、曲がりや反りを再現した状態で、バーを研削盤上に固定し、曲がりや反りを除去している。そのため、曲がりや反りが大きいと研削量も大きくなり、また、研削に起因する歪が発生したり、仕上がり寸法が小さくなって目標の寸法に仕上げることが困難になったりする問題を有しており、バーの薄肉化には限界があった。
一方、本願発明は、ダイコーターの製造方法を検討した結果、曲がりや反りがあっても、バーのねじれが小さければ膜厚分布が悪化しないことを見出したことに基づいている。つまり、実施の形態に係るバーは、ねじれの除去によってねじれが小さくなっているため、広幅かつ薄肉であっても、バーの薄肉化の障害となっていた、曲がりや反りを除去するための研削が不要である。したがって、実施の形態に係るバーを使用して組立てられたダイコーターを有する塗布装置において、塗布幅方向の塗布膜厚が不均一となることが抑制され、広幅の同時重層塗布が良好に実施される。
また、バーを薄肉化することでダイコーターの小型軽量化および塗布装置全体の小型化(省スペース化)、省エネルギー、コストダウンが可能となり、取り扱いも容易となるため、作業性の向上および故障の低減も期待でき、さらに、赤外遮蔽フィルムの製造コストを低減することができる。
曲がりや反りを除去するための研削が不要であるため、製造工数低減による工期短縮およびコストダウンを図ることが可能である。
バー40の厚み(基端部の厚み)が10mmより薄くなると、凹部54のサイズが小さくなり、先端部56の隙間58のサイズを維持することが困難となるため、ねじれの許容値が低下し、ねじれの除去が困難となる。したがって、バーの厚みは、10mm以上が好ましい。
一方、塗布液の流れの乱れは、スライド面の長さが300mmを超えると発生しやすい。2層以上が積層されて流下する中間バー44及びフロントバー42の先端部56の端面57長さの合計であり、最上層をのぞく中間バー44の厚みとフロントバー42の厚みの合計と略一致する。したがって、従来の限界である13層を超えた14層以上の広幅の同時重層塗布を可能とするためには、バーの厚みは、20mm以下が好ましい。
次に、ねじれ除去工程を詳述する。
図7は、図3に示される事前測定工程を説明するための側面図、図8は、」図3に示される研削工程を説明するための側面図、図9は、図8に示される剣山治具を説明するための断面図である。
ねじれ除去工程は、事前測定工程、研削工程および事後測定工程を有する。
事前測定工程においては、図7に示されるように、変位測定装置84を利用してバー40のねじれが測定される。この際、バー40は、作業ステージ80に配置された固定治具82に載置され、基端部50の端面51が作業ステージ80に相対するように位置決めされる。変位測定装置84は、研削工程において利用される研削治具90に取り付けられ、研削治具90の駆動機構を利用して、測定位置を移動する。
固定治具82は、設置面の影響を少なくするため、バー40をベッセル点で2点支持するように設定されている。ベッセル点は、均等荷重のバー40を2点で支持したときに、バー40の中立軸上の両端間距離に与えるたわみの影響が最小になる支持位置である。
変位測定装置84は、例えば、ピックゲージを有しており、基端部50の塗布幅方向Wの真直度および先端部56の塗布幅方向Wの真直度を測定する。これにより、前記真直度の差で定義されるねじれが算出される。変位測定装置84は、ピックゲージを利用する形態に限定されず、例えば、レーザーを利用し、非接触式で真直度を測定することも可能である。
研削工程においては、図8に示されるように、変位測定装置84が取り外された研削治具90を利用して、バー40を研削することにより、測定工程において測定されたねじれが除去される。この際、バー40は、ねじれが再現された状態で剣山治具94に固定され、作業ステージ80上に設置される。したがって、バー40のねじれを高精度で除去することが可能である。そして、バー40の片面に関する研削が完了すると、その後、ねじれが除去された面を下にして、剣山治具94に再配置され、ねじれが除去されていない面に関する研削が実施される。
研削治具90は、移動可能に設置されており、ディスク状の砥石92を有する。砥石92は、回転駆動され、バー40の表面に接触することで、研削するように設定されている。研削は、必要に応じて切削加工ツールを利用することも可能である。
剣山治具94は、複数の支持ピン96を有する。支持ピン96は、無負荷状態では上方に突出して剣山状となり、バー40と当接する負荷状態では下方に後退するように弾性的に支持され、かつ、その移動は、ロック自在に構成されている。したがって、バー40を支持ピン96に当接させると、支持ピン96の突出量が自動的に調整され、バー40のねじれが再現され、そして、この状態をロックすることで、バー40は、ねじれが再現された状態で剣山治具94に固定されることになる。
事後測定工程においては、研削工程を経たバー40のねじれの測定が、事前測定工程における測定と同様に実施される。そして、測定されたねじれが、目標値より大きい場合、例えば、研削工程に再度投入される。
なお、事前測定工程における変位測定装置84の駆動手段は、専用の装置を利用することも可能である。事前測定工程および研削工程は、同一の作業ステージを利用する形態に限定されない。事後測定工程は、必要に応じて省略することも可能である。
剣山治具94は、バー40のねじれを簡便かつ容易に再現することが可能であり、好ましいが、例えば、測定された真直度(ねじれ)に応じたシム(間隙調整部材)や、樹脂を利用することによって、バー40のねじれを再現することも可能である。
必要に応じて、事前測定工程において、バー40における凹部54側の面およびその反対側の面の真直度を、測定し、その差で定義されるねじれを、研削工程において除去することも可能である。
バーの厚み(基端部の厚み)を薄くすることに伴って曲がりや反りは強くなる。一方、最下層のバー40であるフロントバーおよび最上層のバー40であるバックバーは、スライド面を構成する中間層のバー40である中間バーに比較し、塗布液の流れに対する影響が小さい。したがって、フロントバーおよびバックバーの厚みを増加させることで、塗布液の流れに影響を及ぼすことなく、ダイコーター全体の曲がりや反りを改善することが可能である。この場合におけるフロントバーおよびバックバーの厚みは、材料や製造方法にも依存するが、例えば、40mm以上である。
次に、実施例1〜10および比較例1〜5を参照し、製造された赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を説明する。なお、比較例1〜5は、ねじれが除去されていない中間バーが適用されている点を除き、他の条件は、実施例1〜5と略同一である。
図10は、実施例1〜5に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブル、図11は、比較例1〜5に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブル、図12は、実施例6〜10に係る赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を示しているテーブルである。
実施例1〜10と比較例1〜5とで共通する赤外遮蔽フィルムの製造条件(低屈折率層塗布液の調製条件、高屈折率層塗布液の調製条件および塗布条件)を、説明する。
低屈折率層塗布液は、コロイダルシリカ(スノーテックスOXS、日産化学工業社製、固形分10質量%)12質量部に、ポリビニルアルコール(PVA―103、重合度300、鹸化度98.5mol%、クラレ社製)の5質量%水溶液2質量部、3質量%ホウ酸水溶液10質量部をそれぞれ添加した後、45℃に加熱し、撹拌しながら、ポリビニルアルコール(PVA―117、重合度1700、鹸化度98.5mol%、クラレ社製)の5質量%水溶液20質量部、界面活性剤(ラピゾールA30、日油社製)の1質量%水溶液1質量部を添加し、純水55質量部を加えて、攪拌混合することで調製した。
高屈折率層塗布液は、シリカ付着二酸化チタンゾル(固形分20.0質量%)30質量部に、ポリビニルアルコール(PVA―103、重合度300、鹸化度98.5mol%、クラレ社製)の5質量%水溶液2質量部、3質量%ホウ酸水溶液10質量部、2質量%クエン酸水溶液10質量部をそれぞれ添加した後、45℃に加熱し、撹拌しながら、ポリビニルアルコール(PVA―617、重合度1700、鹸化度95.0mol%、クラレ社製)の5質量%水溶液20質量部、界面活性剤(ラピゾールA30、日油社製)の1質量%水溶液1質量部を添加し、純水27質量部を加えて、攪拌混合することで調製した。
なお、シリカ付着二酸化チタンゾルは、15.0質量%酸化チタンゾル(SRD−W、体積平均粒径5nm、ルチル型二酸化チタン粒子、堺化学社製)0.5質量部に純水2質量部を加えて、90℃に加熱し、ケイ酸水溶液(ケイ酸ソーダ4号(日本化学社製)をSiO2濃度が2.0質量%となるように純水で希釈したもの)1.3質量部を徐々に添加し、そして、オートクレーブ中、175℃で18時間加熱処理を行い、冷却後、限外濾過膜にて濃縮することにより、得られた。
低屈折率層塗布液および高屈折率層塗布液は、45℃に保温して、ダイコーターに供給した。フィルム基材は、厚さ50μmかつ幅2000mmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製A4300)からなり、塗布液の塗布時、45℃に昇温した。
ダイコーターのフロントバーおよびバックバーは、厚さ40mmのものを使用した。塗布速度および塗布幅は、50m/minおよび1950mmに設定した。低屈折率層および高屈折率層の塗布厚みは、乾燥時の平均膜厚として150nmとなるように設定した。
次に、赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の算出方法を説明する。
赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率V[%]は、膜厚変動幅を膜厚平均値によって除し、100を乗じた値である。膜厚変動幅は、膜厚の最小値と最大値との差である。膜厚平均値は、塗布幅方向に50mm間隔で測定された膜厚の全幅に関する平均値である。
膜厚は、上記条件で製造された赤外遮蔽フィルムの断面を、電子顕微鏡(FE−SEM、S−5000H型、日立製作所製)を用いて、加速電圧2.0kVの条件で1cm長さが観察できるように視野数を選び観察し、得られた画像を、デジタル化し、コントラストを調整する画像処理を施した後で、各層毎に測定して得た。なお、膜厚は、1000箇所の測定結果の平均値である。
次に、実施例1〜10および比較例1〜5の個別条件を参照しながら、赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率の測定結果を比較する。
実施例1〜5および比較例1〜5は、13層塗布において、中間バーの厚みを7.5〜25mmの範囲で変化させたものである。また、13層塗布であるため、低屈折率層は、
高屈折率層より1つ多く含まれており、最下層および最上層は、低屈折率層となっている。
中間バーのねじれ[μm]および赤外遮蔽フィルムの膜厚変動率V[%]は、比較例1〜5の場合、図11に示されるように、2.5〜10.5および4.1〜10.3であり、実施例1〜5の場合は、図10に示されるように、0.5〜1.9および0.6〜2.9であった。つまり、実施例1〜5は、比較例1〜5に比較し、ねじれが小さく、かつ、3%以下の良好な膜厚変動率が得られた。
実施例6〜10は、塗布層数を14〜25かつ中間バーの厚みを7.5〜25mmの範囲で変化させたものである。
図12に示されように、塗布層数が14以上になると、中間バーの厚みが7.5mmの場合、膜厚変動率が3%以上となり、中間バーの厚みが25mmの場合、膜厚変動率が1%以下であるが、スライド面の流れの乱れが観察された。したがって、14層以上を同時に塗布する場合、中間バーの厚みは、10mm以上かつ20mm以下であることが好ましい。
以上のように、本実施の形態においては、バーは、ねじれが除去されているため、広幅かつ薄肉であっても、前記バーを使用して組立てられたダイコーターを用いる広幅の同時重層塗布において、塗布幅方向の塗布膜厚が不均一となることが抑制される。つまり、広幅の同時重層塗布を良好に実施することができるダイコーター、ダイコーターの製造方法、塗布装置および塗布方法を提供することが可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。
例えば、曲がりや反りが極端に大きい場合、膜厚変動率に対する影響が無視できない虞があるため、必要に応じて、ねじれを除去する前に、過度のバーの曲がりや反りを除去することも可能である。この場合、曲がりや反りは、塗布幅方向の1m当りおよそ0.1mm以内とすることが好ましい。
高屈折率層をフィルム基材上に配置する(最下層)とすることも可能である。また、低屈折率層と高屈折率層の設置数を同一とすることも可能である。
フィルム基材を吸引し、その形状の歪みを矯正する減圧機構を、塗布装置のバックロールの近傍に配置し、ダイコーターとフィルム基材との間のクリアランス精度を向上させることも可能である。
別の機能を有する層を、フィルム基材と塗布層との間や、塗布層の表面に配置することが可能である。例えば、フィルム基材と塗布層との間にガスバリア層や易接着層を配置したり、塗布層の表面にハードコート層や耐摩耗性層を配置したりすることも可能である。
塗布液は、フィルム基材の両面に塗布することも可能である。また、本発明は、近赤外光反射フィルム以外の光線反射フィルム、例えば、遠赤外線反射フィルムや紫外線反射フィルムなどにも適用できる。さらには、塗布液は、高屈折率層用および低屈折率層用の塗布液に限定されず、光線反射フィルム以外の積層フィルムの製造に適用することも可能である。
10 塗布装置、
20 搬送系、
22 フィルム基材、
24 バックロール、
30 ダイコーター、
32 積層体、
40 バー、
42 フロントバー、
44 中間バー、
46 バックバー、
50 基端部、
51 端面、
52 貫通孔、
54 凹部、
56 先端部、
57 端面、
58 隙間、
60 側方壁部、
70 塗布液供給系、
72 調製釜、
73 配管系、
74 ポンプ、
76 調製釜、
77 配管系、
78 ポンプ、
80 作業ステージ、
82 固定治具、
84 変位測定装置、
90 研削治具、
92 砥石、
94 剣山治具、
96 支持ピン、
1,D2 厚み、
F 塗布方向、
L 塗布液、
W 塗布幅方向。

Claims (9)

  1. 複数の積層されたバーを有し、
    前記バーは、隣接する別のバーとの間に隙間を形成する先端部と、前記別のバーと当接する基端部と、を有し、
    前記隙間から吐出された塗布液が前記先端部の端面を流下するスライド式ダイコーターの製造方法であって、
    前記バーのねじれを測定する測定工程と、
    前記バーを研削することにより、前記測定工程において測定されたねじれを除去するための研削工程と、を有し、
    前記ねじれは、前記基端部の塗布幅方向の真直度、および前記先端部の塗布幅方向Wの真直度との差で定義される
    ことを特徴とするダイコーターの製造方法。
  2. 前記研削工程において、前記バーは、前記バーのねじれを再現した状態で、研削されることを特徴とする請求項1に記載のダイコーターの製造方法。
  3. 前記研削工程の後において、ねじれが除去された前記バーを積層してダイコーターを組立てる組立工程を、さらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイコーターの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のダイコーターの製造方法によって製造されたことを特徴とするダイコーター。
  5. 前記バーの基端部の厚みは、10mm以上かつ20mm以下であることを特徴とする請求項4に記載のダイコーター。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のダイコーターと、
    第1塗布液を保持する第1容器と、
    第2塗布液を保持する第2容器と、
    前記第1容器に保持されている前記第1塗布液を、前記ダイコーターに供給する第1塗布液供給系と、
    前記第2容器に保持されている前記第2塗布液を、前記ダイコーターに供給する第2塗布液供給系と、
    を有することを特徴とする塗布装置。
  7. 前記第1塗布液の塗布層は、交互に積層された高屈折率層および低屈折率層を有する赤外遮蔽フィルムにおける前記高屈折率層を構成し、
    前記第2塗布液の塗布層は、前記低折率層を構成する
    ことを特徴とする請求項6に記載の塗布装置。
  8. 請求項4又は請求項5に記載のダイコーターに対して、第1塗布液および第2塗布液を供給し、前記ダイコーターを用いて、前記第1塗布液の塗布層と、前記第2塗布液の塗布層とを交互に積層させて、フィルム基材に同時重層塗布する
    ことを特徴とする塗布方法。
  9. 前記第1塗布液の塗布層は、交互に積層された高屈折率層および低屈折率層を有する赤外遮蔽フィルムにおける前記高屈折率層を構成し、
    前記第2塗布液の塗布層は、前記低折率層を構成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の塗布方法置。
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