JP2014532114A - AlMgSi系アルミニウムストリップの製造方法 - Google Patents

AlMgSi系アルミニウムストリップの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、AlMgSi合金で作られたストリップを製造するための方法であって、AlMgSi合金で作られた圧延インゴットを鋳造し、圧延インゴットに均質化処理を施し、圧延温度になっている圧延インゴットを熱間圧延し、その後任意に最終厚に冷間圧延する方法に関する。AlMgSi合金で作られたアルミニウムストリップを製造するための改良された方法であって、非常に優れた成形挙動を有するAlMgSiストリップを確実に製造することができる方法を提供するという課題は、最終圧延パスから出た直後に熱間ストリップは130℃を超え、好ましくは135℃から最高で250℃まで、好ましくは最高で230℃の温度を有し、熱間ストリップをこの温度で巻き取るということで解決される。【選択図】図1

Description

本発明は、AlMgSi合金からストリップを製造する方法であって、圧延インゴットがAlMgSi合金から鋳造され、圧延インゴットは均質化処理され、圧延温度になっている圧延インゴットが熱間圧延され、その後任意に最終厚に冷間圧延され、完成ストリップは溶体化焼鈍され、焼入れされる方法に関する。さらに、本発明は、そのように製造されたAlMgSiアルミニウムストリップの有利な使用に関する。
特に高い強度値を特徴とするだけでなく、同時に非常に優れた成形性を有し、かつ高度の変形を可能にするアルミニウム合金の金属薄板は、特に自動車の車両建設のみならず、他の用途分野、たとえば航空機製造または鉄道車両建設においても必要とされる。自動車の車両建設における典型的な用途分野として、車体部材およびシャーシ部材がある。目に見える塗装を施された部材、たとえば外部から見ることができる車体金属薄板の場合、塗装後に歪み模様またはローピングなどの欠陥により表面が損なわれないように、材料の成形をさらに行わなければならない。これは、たとえばボンネットおよび自動車の他の車体部材の製造にアルミニウム合金金属薄板を使用する際に特に重要である。しかしながら、アルミニウム合金に関するその材料の選択は限定される。特に主な合金成分がマグネシウムおよびケイ素であるAlMgSi合金は、T6状態で相対的に高い強度を有し、同時にT4状態で優れた成形挙動および優れた耐食性も有する。AlMgSi合金には、AA6XXX系合金、たとえば、AA6016系合金、AA6014系合金、AA6181系合金、AA6060系合金およびAA6111系合金がある。従来、アルミニウムストリップは、圧延インゴットの鋳造、圧延インゴットの均質化処理、圧延インゴットの熱間圧延および熱間ストリップの冷間圧延によってAlMgSi合金から製造される。圧延インゴットの均質化処理は、380〜580℃の温度で1時間超行われる。ストリップは、最終的に溶体化焼鈍作業が典型的には500℃〜570℃の温度で行われ、その後焼入れされ、ほぼ周囲温度で少なくとも3日間自然時効されることにより、T4状態で供給することができる。焼入れ後、100℃〜220℃の温度の人工時効によってT6状態になる。
AlMgSi合金の熱間圧延したアルミニウムストリップには、粗大なMgSi沈殿物が存在し、これが高度な成形により、その後の冷間圧延で破壊および微粉砕されることが問題となる。AlMgSi合金の熱間ストリップは通常、厚さ3mm〜12mmで製造され、高度な形成を伴う冷間圧延作業に供給される。従来の熱間圧延では、AlMgSi相が形成される温度範囲を非常にゆっくりと通過するため、こうした相が極めて粗大に形成される。上記の相を形成する温度範囲は合金によって異なる。しかしながら、温度範囲は230℃〜550℃、すなわち、熱間圧延温度の範囲である。熱間ストリップのこうした粗大な相が最終製品の伸びにマイナスの影響を与えることは、実験的に証明することができる。これは、AlMgSi合金のアルミニウムストリップの成形性が十分に生かされ得ないことを意味する。
同一出願人に帰属する特許文献1では、AlMgSi合金ストリップは、熱間圧延最終パスを出た直後、最大130℃の温度を有し、これ以下の温度で巻き取られることが提案された。この方法を用いた熱間ストリップの焼入れにより、T4状態での破断伸びA80が30%超であるかまたは均一伸びAが25%超であるT4状態のアルミニウムストリップを製造することができた。さらに、T6状態の破断伸びに関しても非常に高い値が得られた。しかしながら、熱間圧延最終パスの出口でのこの温度範囲では、熱間ストリップの面均一性の問題が生じるため、その後の製造ステップが損なわれることが明らかになった。さらに、事前に設定した冷却速度を達成できたのは、製造速度を低下させたときのみであった。この従来技術を踏まえて、本発明の目的は、AlMgSi合金からアルミニウムストリップを製造するための改良された方法であって、T4状態で非常に優れた成形性を有するAlMgSiアルミニウムストリップを作業信頼性の高い形にて製造することができる方法を提供することである。
欧州特許出願公開第2 270 249(A1)号
本発明の第1の教示内容によれば、方法のため記載した目的は、熱間圧延最終パスから出た直後、熱間ストリップが130℃超、好ましくは135℃〜250℃、好ましくは135℃〜230℃の温度にあり、熱間ストリップがこの温度で巻き取られることで達成される。
驚くべきことに、特に低い巻取温度を用いた既知の方法と異なり、巻取温度の変化にもかかわらず、成形性を決定する均一伸びAに関する機械的特性が変化しないか、またはごくわずかしか変化しなかったことが明らかになった。本発明により製造されたT4状態のAlMgSi合金ストリップはさらに、DIN ENに従った引張試験で25%超の均一伸びを示した。さらに、このAlMgSi合金ストリップは、本出願人の先願から分かるようにT6状態で非常に優れた焼入性を有する。一方で、本製造方法は、実質的に安定化することが可能であり、より高い製造速度を達成することができる。
本発明による方法の有利な実施形態によれば、この冷却工程は、最後の2つの熱間圧延パスにおいて行われる、言い換えると、130℃超、好ましくは135℃〜250℃、好ましくは135℃〜230℃への冷却は、数秒以内、最大でも5分以内に行われる。この方法では、T4状態で高い均一伸びの値と共に通常の強度値および降伏点値と、T6状態での焼入性の改善とが、特に作業信頼性の高い形で達成されることが明らかになった。
本発明による方法の別の実施形態によれば、熱間ストリップの作業信頼性の高い冷却は、熱間ストリップが、少なくとも1つのプレート冷却器およびそれ自体にエマルジョンを充填した熱間圧延パスを用いて出口温度に焼入れされることで達成される。プレート冷却器は、圧延エマルジョンをアルミニウムストリップに噴霧する冷却または潤滑ノズルの配列を含む。プレート冷却器は、圧延される熱間ストリップを熱間圧延前に圧延温度に冷却するため、さらにより高い製造速度を達成できるようにするため、熱間圧延装置内に存在してもよい。
本方法の次の実施形態によれば、好ましくは最後の2つの圧延パスにおいて行われる冷却工程の開始前の熱間ストリップの温度が少なくとも400℃、好ましくは470℃〜490℃である場合、これらの温度では、最も高い割合の合金成分マグネシウムおよびケイ素が溶解状態でアルミニウムマトリックス中に存在するため、特に小さなMgSi沈殿物が、焼入れした熱間ストリップに存在することが可能である。熱間ストリップのこの有利な状態は、特に焼入れ作業により「凍結」される。
本発明の別の実施形態によれば、最後から2番目の圧延パス後の熱間ストリップの温度は290℃〜310℃である。こうした温度では沈殿物の十分な凍結が可能であること、および、一方では同時に、最終圧延パスが何ら問題なく行われ得ることの両方が明らかになった。
圧延される熱間ストリップは、最終熱間圧延パスから出た直後、200℃〜230℃の温度を有する場合、製造されたアルミニウムストリップの特性を損なうことなく熱間圧延において最適な加工速度を達成することができる。
調製された熱間ストリップの厚さは、3mm〜12mm、好ましくは5mm〜8mmであるため、冷間圧延作業に従来の冷間圧延ミルを使用することができる。
使用されるアルミニウム合金は、好ましくはAA6XXX系合金、好ましくはAA6014、AA6016、AA6060、AA6111またはAA6181である。AA6XXX系合金はすべて、特に優れた成形性を有するという共通の特徴を有し、T4状態での高い伸びの値、さらに使用T6状態での、たとえば、205℃/30分の人工時効後の高い強度または降伏点を特徴とする。
本発明による方法の別の実施形態によれば、完成圧延アルミニウムストリップは、アルミニウムストリップが溶体化焼鈍および焼入れ後に100℃超に加熱する加熱処理を行ってから、巻き取り、55℃超、好ましくは85℃超の温度で時効する。本方法のこの実施形態により、自然時効後、より低い温度のより短い加熱状態によって、ストリップまたは金属薄板のT6状態を得て、部材に形成された金属薄板またはストリップを用途に使用することができる。これには、こうした急速硬化アルミニウムストリップを約185℃の温度までわずか20分間加熱するだけで、T6状態でのより高い降伏点値を達成することができる。
本発明による方法のこの実施形態によって製造されたアルミニウムストリップの破断伸びの値A80は、T4状態で29%をわずかに下回る。しかしながら、本発明により製造されたアルミニウムストリップは、T4状態の時効後、25%超の非常に優れた均一伸びAによりさらに区別される。均一伸びAという用語は、引張試験においてサンプルのネッキングを認めることができないサンプルの最大伸びをいうものと理解されることを意図している。したがってサンプルは均一伸びの領域において均一に伸びる。類似材料の均一伸びの値は従来、最大22%〜23%であった。均一伸びは、実際に使用される材料の成形の最大程度を決定するため、成形性に大きな影響を与える。この関連で本発明による方法を用いると、非常に優れた成形特性を有するアルミニウムストリップを提供することができ、さらに加速された人工時効作業(185℃/20分)によってT6状態に変換することもできる。
AA6016系のアルミニウム合金は以下の重量%の合金成分:
0.25%≦Mg≦0.6%
1.0% ≦Si≦1.5%
Fe≦0.5%
Cu≦0.2%
Mn≦0.2%
Cr≦0.1%
Zn≦0.1%
Ti≦0.1%
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有する。
マグネシウム含有量が0.25重量%未満の場合、構造用途に提供されるアルミニウムストリップの強度が低すぎるが、一方、マグネシウム含有量が0.6重量%を超えると成形性は悪化する。ケイ素はマグネシウムと共に、アルミニウム合金の焼入性に実質的に関与し、したがってたとえば、塗料焼き付け後の用途において達成され得る高い強度にも関与する。Si含有量が1.0重量%未満の場合、アルミニウムストリップの焼入性が低下するため、用途における強度がわずかに低下する可能性がある。Si含有量が1.5重量%を超えると合金の硬化挙動が改善されない。Feの比率は、粗大な沈殿物を防止するため最大0.5重量%に限定すべきである。銅含有量を最大0.2重量%に制限すると、特に特定の用途におけるアルミニウム合金の耐食性が改善される。マンガン含有量は0.2重量%未満であれば、比較的粗大なマンガン沈殿物が形成される傾向が低下する。クロムを用いると微細な微細構造が確保されるが、やはり粗大な沈殿物を防止するため、クロムは0.1重量%に限定することが意図される。一方、マンガンが存在すると、本発明によるアルミニウムストリップの割れ傾向または焼入れ感受性を低下させることにより溶接性が改善する。亜鉛含有量が最大0.1重量%まで低下すると、それぞれの用途におけるアルミニウム合金または完成金属薄板の耐食性が特に改善する。これに対し、チタンを用いると鋳造作業において結晶粒微細化が確保されるが、アルミニウム合金の優れた可鍛性を確保するため最大0.1重量%に限定することが意図される。
AA6060系のアルミニウム合金は以下の重量%の合金成分:
0.35%≦Mg≦0.6%
0.3% ≦Si≦0.6%
0.1% ≦Fe≦0.3%
Cu≦0.1%
Mn≦0.1%
Cr≦0.05%
Zn≦0.10%
Ti≦0.1%、
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有する。
正確に事前に設定したマグネシウム含有量と、第1の実施形態と比較して減少したSi含有量および厳密に規定されたFe含有量とを組み合わせると、本発明による方法を用いた熱間圧延後のMgSi沈殿物の形成を特に十分に防止することができるアルミニウム合金が製造されるため、従来法で製造された金属薄板と比較して伸びの改善および高い降伏点を有する金属薄板を提供することができる。合金成分Cu、MnおよびCrの上限を低くすると、本発明による方法の効果がさらに増大する。ZnおよびTiの上限の効果については、アルミニウム合金の第1の実施形態に関する記載を参照されたい。
AA6014系のアルミニウム合金は以下の重量%の合金成分:
0.4% ≦Mg≦0.8%
0.3% ≦Si≦0.6%
Fe≦0.35%
Cu≦0.25%
0.05%≦Mn≦0.20%
Cr≦0.20%
Zn≦0.10%
0.05%≦V ≦0.20%
Ti≦0.1%、
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有する。
AA6181系のアルミニウム合金は以下の重量%の合金成分:
0.6% ≦Mg≦1.0%
0.8% ≦Si≦1.2%
Fe≦0.45%
Cu≦0.10%
Mn≦0.15%
Cr≦0.10%
Zn≦0.20%
Ti≦0.1%、
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有する。
AA6111系のアルミニウム合金は以下の重量%の合金成分:
0.5% ≦Mg≦1.0%
0.7% ≦Si≦1.1%
Fe≦0.40%
0.50%≦Cu≦0.90%
0.15%≦Mn≦0.45%
Cr≦0.10%
Zn≦0.15%
Ti≦0.1%、
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有する。合金AA6111は、原則として使用T6状態で銅含有量がより多いためより高い強度値を有するが、腐食を受けやすいものとして分類されざるを得ない。
記載したアルミニウム合金はすべて、様々な用途に応じてその合金成分を特別に適合させる。既に述べたように、本発明による方法を用いて製造されたこれらのアルミニウム合金のストリップは、特にT4状態で優れた均一伸びの値を有すると共に、たとえば205℃/30分での人工時効後に降伏点が特に顕著に上昇する。
これは、溶体化焼鈍後に加熱処理を施したT4状態のアルミニウムストリップにも当てはまる。
T4状態での優れた成形性と、使用状態(T6状態)での高い耐食性と、降伏点Rp0.2の高値とがうまく組み合わされるため、上記の目的は、自動車、航空機または鉄道の車両工学の部材、シャーシまたは構造部品もしくはパネル用に、特に自動車工学における部材、シャーシ部品、外側もしくは内側パネルとして、好ましくは車体部材として、本発明による方法により製造されたAlMgSi合金ストリップの使用により本発明の第2の教示内容によって達成される。特に、目に見える車体部材、たとえば、ボンネット、泥よけ等、および鉄道車両または航空機の外皮部材は、高い降伏点Rp0.2から恩恵を受け、高度の変形を伴う成形後でも表面特性に優れている。
したがって、本発明により製造され、かつその製造後に溶体化焼鈍を行い、続いて加熱処理を行ったアルミニウム合金ストリップにより、優れた成形性を有する急速硬化AlMgSi合金ストリップを提供することができる。T4状態では、既に述べたように、AlMgSi合金ストリップは均一伸びAが25%超であり、たとえば、降伏点Rp0.2が80〜140MPaである。この変形を用いれば、急速硬化可能で同時に非常に成形しやすいAlMgSi合金ストリップを提供することができる。T6状態を得るための人工時効は、必要とされる降伏点の上昇を達成するため185℃で20分間行えばよい。
次の実施形態によれば、本発明により製造されたアルミニウム合金ストリップは、圧延方向、圧延方向に対して直角方向および圧延方向に対して斜め方向に25%超の均一伸びAを有するため、特に等方性の成形性を可能にする。
好ましくは、本発明により製造されたアルミニウムストリップは、0.5mm〜12mmの厚さを有する。厚さ0.5mm〜2mmを有するアルミニウムストリップは好ましくは、たとえば、自動車車両建設の車体部材に使用されるのに対し、より大きな厚さ2〜4.5mmを有するアルミニウムストリップは、たとえば、自動車車両建設のシャーシ部材に使用される。また、各部材は、最大6mmの厚さの冷間ストリップとして製造してもよい。さらに、特定の用途においては、最大12mmの厚さのアルミニウムストリップを使用してもよい。非常に大きな厚さを有するこうしたアルミニウムストリップは従来、熱間圧延によってのみ提供される。
次に、図面と共に実施形態を参照しながら、本発明についてより詳細に説明する。
MgSiアルミニウム合金からストリップを製造するための本発明による方法の実施形態の模式的流れ図を示す。
1つの図1において、MgSiアルミニウム合金からストリップを製造するための本発明による方法の実施形態の模式的流れ図を示す。この方法は、a)圧延インゴットの製造および均質化処理ステップ、b)熱間圧延ステップ、c)冷間圧延ステップおよびd)溶体化焼鈍と焼入れステップを有する。
最初に圧延インゴット1を、以下の重量%の合金成分:
0.25%≦Mg≦0.6%
1.0% ≦Si≦1.5%
Fe≦0.50%
Cu≦0.20%
Mn≦0.20%
Cr≦0.10%
Zn≦0.20%
Ti≦0.15%、
ならびに、残部Al、および合計で最大0.15%、個別に最大0.05%までの不可避不純物を有するアルミニウム合金から鋳造する。
この方法で製造された圧延インゴットは、合金化によって加えられた合金成分が圧延インゴット内に特に均一に分散した状態で存在するように、炉2内にて約550℃の均質化処理温度で8時間均質化処理する(図1a)。
図1bは、本発明による方法の本実施形態における圧延インゴット1が、どのように熱間圧延ミル3によって往復させられて熱間圧延されるかを示す。熱間圧延作業中の圧延インゴット1は、400〜550℃の温度を有する。この実施形態では、熱間圧延ミル3を出てから最後から2番目の熱間圧延パスまで、熱間ストリップ4は、好ましくは少なくとも400℃、好ましくは470℃〜490℃の温度を有する。好ましくは、この熱間ストリップ温度で、プレート冷却器5および熱間圧延ミル3の作業ローラを用いて熱間ストリップ4の焼入れが行われる。好ましくは、本例では熱間ストリップは、熱間圧延最終パスの前に290℃〜310℃の温度まで冷却される。このため、プレート冷却器5は、概略のみを示してあるが、熱間ストリップ4に冷却圧延エマルジョンを噴霧し、熱間ストリップ4が前述の温度まで確実に冷却されることを促進する。熱間圧延ミル3の作業ローラにもエマルジョンを充填し、熱間圧延最終パスで熱間ストリップ4をさらに冷却する。本実施形態では最終圧延パスの後、熱間ストリップ4は、プレート冷却器5’の出口で200℃〜230℃の温度を有し、その後この温度でリコイラ6によって巻き取られる。
熱間圧延最終パスの出口直後の熱間ストリップ4は135℃超〜250℃、好ましくは200℃〜230℃の温度、または任意にプレート冷却器5および熱間圧延ミル3の作業ローラを用いて最後の2つの熱間圧延パスで前述の温度になるため、高い巻取温度にもかかわらず、熱間ストリップ4は凍結結晶微細構造状態を有し、そのためT4状態の均一伸び特性Aが25%超と非常に優れている。一方、高い巻取温度のため、熱間ストリップは、より高速かつ有利に加工することができる。3〜12mm、好ましくは5〜8mmの厚さを有する熱間ストリップは、リコイラ6により巻き取られる。既に述べたように、本実施形態の巻取温度は、好ましくは135℃〜250℃である。
本発明による方法では、巻き取られる熱間ストリップ4において形成し得る粗大なMgSi沈殿物はもはやないか、あるいはごくわずかである。熱間ストリップ4は、その後の加工に非常に好ましい結晶状態を有し、巻戻機7から巻き戻し、たとえば冷間圧延ミル9に供給し、リコイラ8に巻き取ることができる(図1c)。
得られた冷間圧延ストリップ11を巻き取る。その後、冷間圧延ストリップ11を520℃〜570℃の温度の溶体化焼鈍作業、および焼入れ作業(10)に供給する(図1d)。このため、冷間圧延ストリップ11をコイル12から再度巻き戻し、炉10内で溶体化焼鈍および焼入れを行い、コイル13に再び巻き取る。T4状態における周囲温度での自然時効後に、アルミニウムストリップに最大の成形性を与えることができる。あるいは(図示せず)、アルミニウムストリップ11は、自然時効後にT4状態で存在する個々の薄板に分けてもよい。
アルミニウムストリップの厚さがより大きい場合、たとえば、シャーシ用途または部材、たとえば、ブレーキアンカープレートの場合、部分焼鈍作業を代わりに行ってもよく、その後金属薄板を焼入れしてもよい。
アルミニウムストリップまたはアルミニウム薄板は、降伏点の最大値を達成するため100℃〜220℃の人工時効によってT6状態にする。また、たとえば、人工時効は、205℃/30分で行ってもよい。
図示した実施形態に従い製造されたアルミニウムストリップは、冷間圧延後、たとえば、0.5〜4.5mmの厚さを有する。厚さ0.5〜2mmのストリップは従来、車体用途に使用されるか、あるいは、2.0mm〜4.5mmの厚さのストリップは自動車車両建設のシャーシ部材に使用される。どちらの用途分野も、ほとんどの場合、最終製品の使用状態(T6)では金属薄板の大きな変形が行われるのもかかわらず、大きな強度が要求されるため、均一伸びの値の改善は、部材の製造において決定的な利点となる。
表1は、従来の方法でまたは本発明によりアルミニウムストリップを製造するアルミニウム合金の合金成分を示す。アルミニウムストリップは、合金成分の表記含有量に加えて、残部としてアルミニウム、および個別に最大0.05重量%、合計で最大0.15重量%の不純物を含む。
Figure 2014532114
ストリップ(サンプル)251および252は、プレート冷却器および熱間圧延自体を用いて最後の2つの熱間圧延パスにおいて約470℃〜490℃から135℃〜250℃で熱間ストリップを冷却し、巻き取る本発明による方法を用いて製造した。表2では、これらのストリップの測定値を「Inv.」で示す。その後、冷間圧延作業を行い、0.865mmの最終厚にした。
ストリップ(サンプル)491−1および491−11は、従来の熱間圧延および冷間圧延作業を用いて製造し、「Konv.」で示した。
表2に示した機械的特性の結果は、達成可能な均一伸びの値Aの差を明確に示す。
Figure 2014532114
T4状態を得るため、ストリップに溶体化焼鈍作業を施し、その後焼入れに続き、周囲温度で8日間自然時効させた。T6状態は、205℃で30分間の自然時効後に人工時効によって得た。
Lで示したサンプルは圧延方向に、Qで示したサンプルは圧延方向に対して直角方向に、Dで示したサンプルは圧延方向に対して斜め方向に切り出した。サンプル491−1および491−11は各々圧延方向に対して直角方向に測定した。
本発明による方法によってストリップ251および252において調整された有利な微細構造は、降伏点Rp0.2および強度Rmが同一であるが、均一伸びAを実質的に増大させることができることが明らかになった。本発明により製造されたストリップでは従来法で製造されたストリップと比較して、均一伸びAが圧延方向に対して直角方向に23.0%から最大26.6%に上昇した。
本発明による方法を用いて形成された微細構造では、25%超の高い均一伸びAと80〜140MPaの非常に高い降伏点Rp0.2とが特に有利に組み合わされる。T6状態では、降伏点Rp0.2が少なくとも185MPaまで上昇し、さらに均一伸びAは12%超にとどまる。さらに本発明により製造されたストリップでは、97または107MPaのΔRp0.2の焼入性が非常に優れている。
T6状態では、従来法で製造されたストリップとの比較による均一伸びAの増加をほぼ維持することができた。
各表における破断伸びの値AおよびA80、降伏点値Rp0.2および引張強さの値Rmは、DIN ENに従い測定した。

Claims (9)

  1. AlMgSi合金からストリップを製造する方法であり、圧延インゴットがAlMgSi合金から鋳造され、前記圧延インゴットは均質化処理され、圧延温度になっている前記圧延インゴットは熱間圧延され、その後任意に最終厚に冷間圧延され、前記完成圧延ストリップは溶体化焼鈍され、焼入れされる方法であって、
    熱間圧延最終パスから出た直後、前記熱間ストリップは130℃を超え、250℃まで、好ましくは230℃までの温度であり、前記熱間ストリップはこの温度で巻き取られること
    を特徴とする方法。
  2. 前記熱間ストリップは少なくとも1つのプレート冷却器およびそれ自体にエマルジョンを充填した前記熱間圧延パスを用いて出口温度に焼入れされること
    を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記冷却工程の開始前、前記熱間ストリップの温度は400℃超であること
    を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 最後から2番目の圧延パス後の前記熱間ストリップの温度は250℃超であること
    を特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 巻き取られる前の前記最終圧延パス後の前記熱間ストリップの温度は200℃〜230℃であること
    を特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記調製された熱間ストリップの厚さは3mm〜12mm、好ましくは5mm〜8mmであること
    を特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記アルミニウム合金はAA6XXX系合金、好ましくはAA6014、AA6016、AA6060、AA6111またはAA6181であること
    を特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。
  8. 前記完成圧延アルミニウムストリップは、前記アルミニウムストリップが溶体化焼鈍および焼入れ後に100℃超に加熱される加熱処理が行われてから、巻き取られ、55℃超、好ましくは85℃超の温度で時効されること
    を特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の方法。
  9. 自動車、航空機または鉄道の車両工学の部材、シャーシまたは構造部品もしくはパネル用に、特に自動車工学における部材、シャーシ部品、外側もしくは内側パネルとして、好ましくは車体部材として、請求項1〜8の何れか1項に記載の方法により製造されたアルミニウムストリップの使用。
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