JP2014526623A - 内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル及びそれを用いた防水工法 - Google Patents

内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル及びそれを用いた防水工法 Download PDF

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Abstract

本発明は、内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネルと、これを使用した防水工法に関するものであって、その目的は、内部が空いている円錐形または半円形の突起を有する凹凸成形防水パネルを利用して、複合防水層を形成することにより、防水下地の亀裂やジョイントの挙動による防水層の破損を防止すると共に、通気性を備えるようにする凹凸成形防水パネルとそれを用いた防水工法を提供することである。
本発明は、コンクリート構造物に対する露出または非露出防水工法において、コンクリート構造物の表面に凹凸成形防水パネルが一体化した複合防水層を形成し、上記複合防水層は、凹凸成形防水パネルを相互連結することにより設置し、凹凸成形防水パネルの突起内部に充填されるように防水材を塗布して上部防水層を形成し、上記凹凸形成防水パネルは、シート状または板状よりなされる平板部と、上記平板部から下部方向に突出するように、かつ、内部が空いている多数の円錐形または半円形の突起とを含むようになっている。

Description

本発明は、内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネルとそれを用いた防水工法に関するものであって、コンクリート構造物に、内部が空いており、下部に穴が開いている円錐形または半円形の突起を有する凹凸成形防水パネルを連結・設置し、上記凹凸形成防水パネルに防水材を充填・塗布して一体化した複合防水層を形成する凹凸成形防水パネルとそれを用いた防水工法に関するものである。
通常、コンクリート構造物には、コンクリート打設後、コンクリートが乾燥または硬化する際に亀裂が生じたり、又は、構造物が大きい場合は、コンクリートを分離して打設することにより、コンクリート継手打設ジョイント(Cold Joint)が生じたり、又は、分離されたコンクリート構造物を継いで設置する場合、構造物の膨張によるぶつかりを防ぐために、伸縮目地(Expansion Joint)を設けることになり、これらの箇所は、構造物の乾燥後に受ける過度な荷重や温度変化等により、上下振動挙動または伸縮挙動をする。
一方、コンクリート構造物のうち、地盤に埋まって使用される地下構造物の屋根や外壁、又は地上構造物の屋根には、漏水を防止するために、一般的に防水層が設けられ、これら防水層の耐久性は、上記のコンクリートから生じる亀裂や継手打設ジョイント、または伸縮目地の挙動から直接的に影響を受けることになり、従来において接着剤またはプライマーにて全面の防水下地に防水材を貼り付ける方法(いわゆる、「全面接着防水工法」)の場合、図1に示すように、上記箇所で生じる局部変形(又は、無節点応力)によって防水層の断面が急激に減少したり、応力の低下によって防水層が破損する不具合が頻繁に発生し、近年には、防水層を設ける際に、これらの不具合を考慮した幾つかの方法が考案・使用されている。
または、図2に示すように、上記亀裂やジョイント部分において、上部防水層と防水下地との間を、テープ210等にて部分的に開ける部分絶縁防水工法を使用することにより、防水層の破損欠陥の発生を防いでおり、この方法は、肉眼で確認できる亀裂やジョイント部分においては、部分的な効果を有するものの、肉眼で確認できない亀裂が大量に生じているコンクリート構造物においては、その効果をほぼ期待できないという問題点を有する。
または、上記問題点を考慮して、肉眼で確認できる亀裂やジョイント部分を含む防水下地の全面に、合成高分子系、金属系、又はやアスファルト系のシート状又は板状の防水基盤材を、部分的に接着剤またはアンカー等の固定具にて接着させて敷いてから、その上に塗膜系の防水材を連続塗布して防水層を完成する、即ち、図3に示すように、防水基盤材220によって防水下地との間隔を開ける部分接着防水工法を使用して、防水層の破損欠陥の発生を防ぐ方法が考案・使用されており、この防水工法は、上記の部分絶縁防水工法より効果が優れているものの、異質の防水基盤材220と塗膜防水材230を使用する場合、防水基盤材と塗膜防水材との接着界面が脱落したり、物性の違いによってシワ発生や破損等の不具合があったり、又は、防水層のトータル(防水基盤材+塗膜防水材の複合)厚さが約2〜3mm程度に薄く、また、主に軟質のゴム系防水材を使用することにより、防水層上部のコンクリート保護押圧層や地盤層の荷重によって防水層の断面厚さが著しく減少したり、防水層が荷重に押されて防水下地の突起物によって防水層が開けるなど、防水耐久性が著しく低下するという問題点を有する。
または、穴の開いたシートを防水下地に敷き、その上に塗膜防水材等を塗布することにより、開いた穴を介して防水下地と接着させる点付け防水工法なども使用されているものの、これも上記の部分接着防水工法と同様の問題点を有する。
総合すると、上記のような様々な防水工法を選択・使用することにより、コンクリート構造体から生じた亀裂やジョイント等で生じる挙動に対応して防水層の耐久寿命を延ばそうとしているものの、このような防水工法を使用する建設構造物の箇所が、通常、厚さ1m以上の土で覆われたり、歩道や車道を造成するための重量のコンクリート又はアスファルトが打設されたり、又は、人の頻繁な歩行や車の走行等による過度の荷重が持続的に加わる地下構造物におけるスラブの上部であったり、又は、重量のコンクリート等で保護押圧を設ける地上構造物の屋上スラブであったり、又は、重量の突起がある岩盤や土によって持続的に押されている(側圧)地下構造物の外壁部分であるため、上記工法による防水層、即ち、厚さ約2〜3mm程度に薄く、軟質のゴム系のシート又は塗膜防水材からなる防水層の場合、上記のような過度の荷重や衝撃により、防水層の厚さが減少したり、防水層に穴が開けたりして、機械的な耐久寿命が著しく低下するという問題点があり、また、このような問題点を解消するため、上記と同様の方法で防水層を設置した後、局部圧縮による、又は突起のある砂利など岩盤による防水層の破損欠陥を防止する目的から、厚さ約10〜20mm程度のセメントモルタル、ゴム、又はプラスチック等の緩衝材を設けた上に、保護押圧層を設ける方法が考案・使用されているとはいえ、この場合は、工事に多くの費用がかかり、コスパが悪いとの問題点がある。
韓国公開特許公報2002-0087244(2002.11.22) 韓国登録特許公報10-0878226(2009.01.12) 韓国登録特許公報10-0878342(2009.01.06) 韓国登録特許公報10-1059736(2011.08.22)
本発明の目的は、内部が空いている円錐形または半円形の突起を備えた凹凸成形防水パネルを利用して、複合防水層を形成することにより、コンクリート構造物において防水下地の亀裂やジョイントの挙動による防水層の破損を防止し、通気性を有するようになされた凹凸成形防水パネルとそれを用いた防水工法を提供することである。
本発明の目的は、内部が空いている円錐形または半円形の突起を備えた凹凸成形防水パネルと防水材とが一体化した複合防水層を形成し、コンクリート構造物における露出および非露出防水層を形成できる凹凸成形防水パネルと、それを用いた防水工法を提供することである。
本発明の目的は、複合防水層を形成して、保護押圧層や地盤荷重による防水層の断面減少による、又は突起岩盤の局部圧縮や衝撃による露出および非露出防水層の耐久性低下が防止できる凹凸成形防水パネルと、それを用いた防水工法を提供することである。
本発明の目的は、防水層の上部荷重による防水層の厚さ変形(断面減少)、水平伸縮(面内)の挙動、振動およびせん断(面外)の挙動による防水層の破損欠陥を防止し、複合防水層の界面接着性を向上させ、通気性を有する凹凸成形防水パネルとそれを用いた防水工法を提供することである。
本発明は、コンクリート構造物における露出または非露出防水工法において、コンクリート構造物の表面に凹凸成形防水パネルが一体化した複合防水層を形成し、上記複合防水層は、凹凸成形防水パネルを互いに連結して設置し、凹凸成形防水パネルの突起の内部が充填されるように、ポリマー混入セメントモルタル系防水材又は弾性塗膜防水材が塗布された複合防水層として形成され、上記凹凸成形防水パネルは、シート状又は板状からなる平板部と、上記平板部から下部方向に突出し、内部が空いている多数の円錐形または半円形の突起とを含む。
このように、本発明は、内部が空いており、下部に穴が開いている円錐形または半円形の突起を有するプラスチック又は金属製のシート状又は板状の凹凸成形防水パネルを設置するようになっており、通常、防水工事の前に必ずしも必要な事前操作、例えば、表面含水率が約12%となるまで、コンクリート構造体が乾燥されることを待つことなく、すぐに防水工事を行うことができ、工期短縮に寄与し、また、放水地の掃除や放水地の整頓が省略でき、工期短縮と工事費用の削減に貢献することができる。
本発明は、凹凸成形防水パネルの突起下部に穴が開いており、凹凸成形防水パネルとポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材からなる複合防水層が防水下地面に点接着するため、防水下地となるコンクリート構造物全体を通じてランダムに発生する様々な種類または様々な大きさの力学的挙動、即ち、コンクリート構造物のたるみによる曲げ変形と曲げ応力、亀裂、エキスパンション・ジョイント(Expansion Joint)または伸縮目地または突き合せたピシ(PC)板の隙間の伸縮変形/伸縮応力やせん断応力/せん断変形、又は、長期間にわたって繰り返される変形と応力挙動が生じても、防水層全体に伝わらず、力学的に自由に対応して水密な防水層が長持ちできるようになっている。
本発明は、凹凸成形防水パネルが所定高さの突起を有し、屋上等のような露出防水層の形成時に、コンクリート地が含有している水分が気化・膨張しても、突起の間を介して分散させ、防水層が膨らむ欠陥を解消できるため、通気露出防水層を形成することができ、非露出防水層の形成時に、押圧コンクリートや地盤等、重量の上部荷重にも、複合防水層が押されずに耐えることができ、防水耐久性が向上できる。
本発明は、隣接する2つの凹凸成形防水パネルを、突起の嵌め込みによって連続的に設置でき、簡易に連続的に一体化した防水層にすることができ、これにより、水密性が増大し、作業性も改善することができる。
本発明は、凹凸成形防水パネルの突起内部の空いた空間と上部を、圧縮強度に優れたポリマー混入セメントモルタル系防水材又は弾性塗膜防水材で充填・塗布するようになっており、局部圧縮に対応する耐圧強度をより高めることができ、複合防水層の上部荷重に対する補強効果が増大できる。
本発明は、突起下部の空いている穴を介して空気の流出・流入が可能であるため、ポリマー混入セメントモルタル系防水材又は弾性塗膜防水材を塗布して空いている突起の内部空間を充填する時に、より容易に内部空間全体が充填できる。
本発明は、凹凸成形防水パネルが所定高さの突起を有し、突起内部の空いた空間に充填されるポリマー混入セメントモルタル系防水材又は弾性塗膜防水材との接着面積が最大限に増え、熱的挙動による異質防水層との間の界面脱落が発生せずに一体化して水密耐久性をより向上させることができる。
本発明は、ピン、釘、アンカー等の固定具にて、突起のある凹凸成形防水パネルを防水下地部分的に固定することができ、また、固定具に関しては、エアレスのような圧縮空気を使用すれば、より簡易に防水下地に固定でき、変形挙動の非常に大きい構造物においても変形せずに付着状態であり続けることができる。
本発明は、接着性のある接着剤を防水下地に塗布することにより、凹凸成形防水パネルを防水下地に付けることができ、より優れた接着力が得られ、変形挙動の非常に大きい構造物においても変形せずに付着状態であり続けることができる。
本発明は、粘着性をもって粘性挙動をするウレタン、ゴムアスファルトマスチック、又は水吸収膨潤反応性塗膜防水材を使用して、凹凸成形防水パネルを防水下地に粘着性をもって付けることができ、より優れた接着力が得られ、また、上部防水層と凹凸成形防水パネルが破損して水が防水層の下部に流入するとしても、水をブロックしたり、流入した水を吸収することから、防水効果をより補強できる防水層を形成することができる。
本発明は、コンクリートの全面に渡って単位シートを設置するか、塗膜防水材を塗布するか、又は、これらを複合して使用する従来の技術に比べ、非常にコスパが良いだけでなく、優れた耐圧強度を有し、従来、防水層の薄さによって生じていた上部荷重による防水層の断面減少や防水層の開き現象のような問題点をほぼ解消できるという効果を有する。
本発明は、凹凸成形防水パネルの厚さ、突起の高さ、突起の間隔、または防水材の塗布厚さを限定することによって、コストを抑えながら最適の防水層性能を備えるようになっている。
本発明は、防水性に優れた凹凸成形防水パネルと、継ぎ目なしに防水可能なポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材からなる上部防水層との二重構造からなる複合防水層が形成されており、コンクリート構造物への露出および非露出防水に適用する際、優れた防水性を有するなど、多くの効果がある。
従来の防水工法を示した例示図(全面接着防水工法)である。 従来の部分絶縁防水工法を示した例示図である。 従来の絶縁防水工法(防水基盤材)を示した例示図である。 本発明に係る凹凸成形防水パネルの構成を示した例示図である。 本発明の凹凸成形防水パネルの固定(固定具)を示した例示図である。 本発明の凹凸成形防水パネルの固定(粘着性塗膜防水材)を示した例示図である。 本発明の凹凸成形防水パネルの設置状態(重ね)が示した例示図である。 本発明に係る複合防水層の点接着状態を示した例示図である。 本発明に係る非露出防水層の構成を示した例示図である。 本発明に係る通気露出防水層の構成を示した例示図である。 本発明の実施例2に係る試験の構成を示した例示図である。
図4は、本発明に係る凹凸成形防水パネルの構成を示した例示図を、図5は、本発明の凹凸成形防水パネルの固定(固定具)を示した例示図を、図6は、本発明の凹凸成形防水パネルの固定(粘着性塗膜防水材)を示した例示図を、図7は、本発明の凹凸成形防水パネルの設置状態(重ね)が示した例示図を、図8は、本発明に係る複合防水層の点接着状態を示した例示図を図示したものである。
本発明に係る凹凸成形防水パネル10は、シート状または板状になされる平板部11と、上記平板部11から下部方向に突出するように形成された複数の円錐形状または半円形状の突起12とを含み、上記突起12は、内部13が空いており、下部先端に直径0.1mm〜3.0mmの穴14を備え、高さhは3.0mm〜20.0mmであり、内径dは5.0mm〜15.0mmである。
また、上記円錐形状または半円形状の突起12は、間隔Lを1.0mm〜10.0mmとして、隣接して連続的に形成されている。
上記のように構成された凹凸成形防水パネル10は、ポリエチレンのようなエチル(Ethyl)基、又は、ポリプロピレンのようなプロピル(Propyl)基、又は、ポリエステルのようなエステル(Ester)基、又は、ポリウレタンのようなウレタン(Urethane)基、又は、エポキシのようなエポキシ(Epoxy)基を有する熱可塑性硬質または軟質のプラスチック、或いは、金属材料でなされており、厚さtは0.1mm〜2.0mmである。
また、上記突起12は、空いた空間を成す内部13内に防水材が充填されることによって充填され、上記穴14は、防水材の充填時に突起の内部に空気層が形成されることを防止するとともに、充電される防水材により、図8に示すように、コンクリート構造物の表面と点接着するような機能を有する。
即ち、本発明に係る穴14は、直径0.1mm〜3.0mmを有し、このような穴の直径は、突起内に充填される防水材の充填を容易にするか、多量の離脱を防止するためのものであって、穴の直径が0.1mm未満の場合は、突起の内部に防水材が空気層なしに充填されにくく、直径が3.0mm以上の場合、穴を介して防水材が多量に抜けて防水層に亀裂現象が生じることになる。上記防水材は、ポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材である。
また、上記のような本発明の突起12に対するサイズ限定は、耐圧強度、亀裂抵抗性、疲労抵抗性等の防水層性能を向上させるためのものであって、本発明に係る範囲外の場合、凹凸成形防水パネルと、これに塗布および充填される防水材とからなる複合防水層の性能が低下する現象が発生する。
上記のように構成された本発明の凹凸成形防水パネルを用いた非露出防水工法と屋上通気露出防水工法を説明すると次の通りである。下記に記載された通気露出および非露出防水工法は、本発明の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法を説明するためのものであって、本発明が露出防水工法と非露出防水工法のみに分離して限定されるものではない。
−非露出防水工法−
図9は、本発明に係る非露出防水層の構成を示した例示図を図示したものであって、本発明は、コンクリートやP.C(Pre-casting Concrete)板などに建設される地下に埋まる地下構造物の屋根や外壁、又はコンクリート等で保護押圧する地上構造物の屋根における非露出防水層において、凹凸成形防水パネルが一体化した複合防水層60と、上記複合防水層の上に打設されて形成される保護押圧層30とを含み、上記複合防水層60は、凹凸成形防水パネル10を相互に連結して設け、凹凸成形防水パネルの突起の内部13が充填されるように防水材を塗布して、上部防水層20を形成するようになっている。
即ち、本発明は、コンクリート構造物、又は、コンクリート構造物の亀裂、又は、コンクリート構造物の継手部に対する非露出防水層の施工方法において、コンクリート構造物の防水下地に、内部13が空いており、下部に穴14が開いている円錐形状または半円形状の突起12を有する凹凸成形防水パネル10が配置される配置段階と、上記凹凸成形防水パネル10の突起12を利用して、凹凸成形防水パネル10を長さ又は幅の方向に相互連結する連結段階と、上記凹凸成形防水パネル10の突起内部13を充填しながら、所定の高さを有するように防水材を塗布して、上部防水層20を形成する上部防水層形成段階と、上記上部防水層20を養生させて凹凸成形防水パネル10と一体化した複合防水層60を形成する養生段階と、上記防水層60の上に保護押圧層30を形成する保護押圧層形成段階とを通じて力学的に強度補強され、耐久性と経済性にも優れた非露出用防水層を形成するようになっている。
上記配置段階では、コンクリート構造物の防水下地100に多数の凹凸成形防水パネル10を配置する。このとき、上記凹凸成形防水パネルは、プラスチック材料を使用することが望ましい。
上記連結段階は、図7に示すように、一側の凹凸成形防水パネル10aと、他の凹凸成形防水パネル10bを重ね連結する段階であって、凹凸成形防水パネルの長さ又は左右幅の方向における重ね幅Wを30.0mm〜100.0mm程度にし、一側の凹凸成形防水パネルの突起内に、隣接する凹凸成形防水パネルの突起を合わせて入れ込むか、接着剤を塗って入れ込むことによって接着させ、防水下地(コンクリート構造物の表面)全面に凹凸成形防水パネルが連続するよう設置する。
このとき、上記重なり幅Wは30.0mm〜100.0mm程度にし、一側の凹凸成形防水パネルの突起内に、隣接する凹凸成形防水パネルの突起を合わせて入れ込むか、接着剤を塗って入れ込むことによって接着させ、防水下地(コンクリート構造物の表面)全面に凹凸成形防水パネルが連続するよう設置することが望ましい。
また、上記連結段階は、図5に示すように、凹凸成形防水パネルの突起12下端に形成された穴14を利用して、ピン、釘、アンカーなどの金属固定具40にて防水下地(コンクリート構造物の表面)の上に部分的に固定するか、図6に示すように、接着剤または塗膜防水材50を防水下地(コンクリート構造物)の上に、所定量塗布して接着させる固定段階をさらに含む。
上記塗膜防水材50は、ネバネバした粘着性を有し、粘性挙動をするゴムアスファルト系塗膜防水材、または、アクリル、ポリビニルのような水吸収膨潤反応性の樹脂系塗膜防水材を使用し、好ましくは、水吸収膨潤反応性の樹脂系塗膜防水材を使用する。
上記上部防水層形成段階は、防水下地の上に設置された凹凸成形防水パネル10に防水材を所定厚さ塗布し、所定厚さを有する上部防水層20を形成する。上記防水材としては、ポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材を使用する。
上記ポリマー混入セメントモルタル系防水材は、防水性を有する液状または粉体状のポリマー、エポキシ、セメント、珪砂、又は砂を所定の割合で混合して作られたポリマー混入セメントモルタル系防水材であり、上記液状または粉体状のポリマーは、アクリル、EVA、SBS、SBR、エポキシのうち選択された一つである。
即ち、上記ポリマー混入セメントモルタル系防水材は、防水性を有するアクリル、EVA、SBS、SBR、エポキシのような液状または粉体状のポリマーと、セメントと、珪砂または砂とを、所定の割合、つまり、P(ポリマー)/C(セメント)比を重量比で0.5〜10%として混合されたセメント:珪砂または砂の比を1:0.5〜3にして混合して作られたポリマー混入セメントモルタル系防水材を、凹凸成形防水パネル上に流し注ぎ、筆、ローラー、または鏝で広げて塗るか、またはスプレー噴射することにより、所定厚さの防水層になるように塗布する。
上記のようになされたポリマー混入セメントモルタル系防水材は、凹凸成形防水パネルとの密着性が良くて一体化した防水層を形成することが容易であり、亀裂がよく生じず、所定の弾性が持てて凹凸成形防水パネルの変形にある程度追従することができ、また、突起の内部を充填して局部圧縮に対する抵抗性が向上できる特徴を有し、価格が安くてコスパが良い。特に、水密した表面の上部に塗膜防水材を塗布して防水補強する場合、別途に防水下地を整理することなく、塗膜防水層にピンホールが発生しない。
上記弾性塗膜防水材は、抗長積120N/mm〜600N/mmのウレタン、クロロプレンなどの合成ゴム系の塗膜防水材と、尿素、エポキシ、ポリエステルなどの合成樹脂系の塗膜防水材と、アスファルト系の塗膜防水材と、ウレタン、エポキシ、アクリル、EVAなどの水溶性ポリマーとセメント、又は砂や炭酸カルシウムのような無機質粉体を混合した塗膜防水材のいずれかを選択して使用することができ、前記抗長積の範囲から外れると、上下振動やせん断等の動的挙動に適切に対応できなくなり、工事費も上昇してコスパが悪くなる。
また、上記弾性塗膜防水材は、同じ系列の、又は指定された抗長積の範囲であれば、弾性の程度が異なるようにした上、複合して使用することができる。例えば、凹凸成形防水パネルの突起内部は、応力よりも伸び率が優れた塗膜防水材で充填し、上部防水層は、伸び率よりも応力が優れた塗膜防水材を、逆に、突起の内部は、伸び率よりも応力が優れた塗膜防水材で充填し、上部防水層は、応力よりも伸び率が優れた塗膜防水材を塗布して、上部防水層20を形成することができる。
即ち、上記上部防水層20は、凹凸成形防水パネルの突起内部に充填される弾性塗膜防水材と、凹凸成形防水パネルの平板部11上に所定厚さを有するように塗布される他の弾性塗膜防水材と、からなり、突起内部に充填される該弾性塗膜防水材は、平板部上に塗布される該他の弾性塗膜防水材よりも、応力が優れ、平板部上に塗布される該他の弾性塗膜防水材は、突起内部に充填される弾性塗膜防水材よりも伸び率がより優れているか、突起内部に充填される該弾性塗膜防水材は、平板部上に塗布される該他の弾性塗膜防水材よりも、伸び率が優れ、平板部上に塗布される該他の弾性塗膜防水材は、突起内部に充填される弾性塗膜防水材よりも応力がより優れるようになっており、上部防水層20自体が二重構造を有するように形成されることができる。
上記ポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材は、凹凸成形防水パネルの突起内部の空いた空間内に充填されるとともに、凹凸成形防水パネルの平板部から所定厚さを有するように塗布・養生される。
また、上記ポリマー混入セメントモルタル系防水材又は弾性塗膜防水材は、凹凸成形防水パネルの突起下部の先端に形成された直径0.1mm〜3.0mmの穴により、突起内部の空いた空間内に、空気層を形成せずに、かつ、過度な流出なしで、充填される。
上記養生段階は、上部防水層20を養生または硬化させ、凹凸成形防水パネル10と一体化することにより、一つである複合防水層60を形成する。即ち、本発明に係る複合防水層60は、凹凸成形防水パネル10と上部防水層20が一体に形成されている。
また、本発明は、養生段階後、その上に、ウレタンなどの液状塗膜防水材を塗布するか、ゴムアスファルトなどのシート状の防水材を敷いて防水補強層70を形成する防水補強段階を更に備えることができる。
また、本発明は、養生段階後、その上に、断熱を補強するため、発泡ウレタンや発泡ポリスチレンなどの断熱材を敷く段階を更に備えることができる。
上記保護押圧層形成段階は、防水層60上に所定厚さのコンクリートを打設するか、PC(Pre-casting Concrete)板またはブロックを載せて保護押圧層30を形成する。
上記のようになされる本発明は、建設構造物の構築に不可欠な亀裂やジョイント等で発生する挙動に起因する、また、継続的に過度な荷重がかかる地下コンクリート構造物のスラブ上部や外壁、またはコンクリート等の保護押圧層がある地上コンクリート構造物のスラブ上部などのような場所において、より耐久性があり、経済性もある非露出用防水工法を完成するにあたり、従来の防水工法が有する共通の問題点、特に、防水層の上部にかかる過度な荷重に対して抵抗し、また、コスパの良いことに建設コストを削減することができる。
−屋上通気露出防水層の施工方法−
図10は、本発明に係る通気露出防水層の構成を示した例示図であって、本発明は、構造物屋上における通気露出防水層および防水工法において、コンクリート構造物の防水下地に、内部13が空いており、下部に穴14が開いている円錐形状または半円形状の突起12を有する凹凸成形防水パネル10を配置する配置段階と、上記凹凸成形防水パネル10の突起12を利用して凹凸成形防水パネル10を長さ又は幅方向に相互連結する連結段階と、上記凹凸成形防水パネル10の突起内部13を充填しながら、所定の高さを有するように防水材を塗布して、上部防水層20を形成する上部防水層の形成段階と、上記上部防水層20を養生させて凹凸成形防水パネル10と一体化した複合防水層60を形成する養生段階と、上記複合防水層60上に、液状の塗膜防水材を塗布するか、またはシート状の防水材を敷いて防水補強層70を形成する防水補強段階と、上記防水補強層70の上に表面保護材を塗布して表面保護層80を形成する表面保護層の形成段階とを含み、上記連結段階は、凹凸成形防水パネル10の長さ又は左右幅の方向に重ね幅Wを10.0mm〜100.0mm程度にし、一側の凹凸成形防水パネルの突起内に、隣接する凹凸成形防水パネルの突起を合わせて入れ込むか、互いに突き合せるように設置された凹凸成形防水パネルの突起内に、所定の幅を有する他の凹凸成形防水パネルの突起を入れ込むことにより、相互連結し、防水下地に含有された水分の気化膨張圧を垂直壁面110から解消するために、凹凸成形防水パネルを所定の曲率半径で曲げることにより、垂直壁面110に上端部を固定するようになっている。
即ち、本発明は、構造物屋上の通気露出防水層および防水工法において、まず、下部に、内部が空いている円錐形または半円形の突起を有する軟質または硬質の樹脂、または金属板等で作られるシート状または板状の凹凸成形防水パネルを重ねて敷くか、広げて敷くか、またはピンや金物等の固定具、または接着剤等を使用して防水下地に貼り付けて敷き、上記凹凸形成防水パネルの突き合せられた部分の両側突起内に、他の凹凸成形防水パネルの突起を入れ込んで突き合わせられた両側のシート状または板状の凹凸成形防水パネルを相互連結し、垂直壁面に近接した凹凸成形防水パネルを所定の曲率半径で曲げて、垂直壁面に上端部を固定ピンや金物等の固定具にて固定し、防水下地に含有された水分の気化膨張圧を垂直壁面から解消し、屋上基面と垂直壁面にかけて連続するように設けた凹凸成形防水パネルの突起内部が充填されるように、または上記シート表面で所定厚さになるように、ポリマー混入セメントモルタル系防水材または弾性塗膜防水材を充填または塗布し、その上に、ウレタンなどのように弾性のある液状の塗膜防水材を塗布し、最終的に、熱や紫外線の遮断が可能な公知の表面保護材を塗布して仕上げることにより、通気性を有するコンクリート構造物の露出防水層を形成することができる。
また、上記ポリマー混入セメントモルタル系防水材および弾性塗膜防水材は、上記に記載された非露出防水層に記載のポリマー混入セメントモルタル系防水材と弾性塗膜防水材である。
以下で、本発明を実施例により詳細に説明すると次の通りである。
<実施例1>
突起のある凹凸成形防水パネル(熱可塑性プラスチック系)の厚さと、突起高さと、突起内部に対する、水溶性ポリマー混入防水材の充填加減が耐圧強度に及ぼす影響について確認するために、
突起の空間表面の内径が5mmであることを代表試験体とし、厚さがそれぞれ0.1mm、0.5mm、1.0mmであり、突起の高さがそれぞれ5.0mm、10.0mmである凹凸成形防水パネルを、各規格ごとに長さと幅がそれぞれ30cm×30cmになるように、6set(1set 4枚)を切り取ってから、そのうち1枚(プレイン:plain)を除いた残りの3枚において、アクリル系水溶性ポリマーの混合防水材を突起の内部空間のみに充填するか、または空間を完全に充填し、凹凸成形防水パネルの上から厚さtがそれぞれ2.0mm、5.0mmになるように塗布して養生させたものを試験体とし、鋼材耐圧板(30cm×30cm)を設置した最大荷重500tonの圧縮強度試験機を使用して、10mm/minの速度で試験体を加圧して圧力計が0.1Ton.f、0.5Ton.f、1.0Ton.f、5.0Ton.f、10.0Ton.f、50.0Ton.f、75.0Ton.f、100.0Ton.fを表すときに、加圧を一時停止して突起のある凹凸成形防水パネルの変形量(突起高さの押下変形量、mm)を測定した後、再加圧する方法で試験を実施し、突起空間の間の間隔がそれぞれ1.0mm、5.0mm、10.0mmである試験体ごとにそれぞれ実施し、その結果は、次の表1乃至表3のとおりである。
Figure 2014526623
Figure 2014526623
Figure 2014526623
上記表1乃至表3の試験結果から、アクリル系水溶性ポリマーの混合防水材の充填加減が増加するにつれて、より高い加圧負荷の下で凹凸成形防水材に変形が発生したり、変形が発生していなかったりすることが分かる。また、アクリル系水溶性ポリマーの混合防水材が充填されていないプレイン(plain)と対比する場合、その充填加減に応じて変形量が著しく減少していることが分かる。即ち、水溶性ポリマー混入防水材の充填加減の増加に応じて耐圧強度が増加することが分かる。
<実施例2>
突起のある凹凸成形防水パネルの厚さと突起高さと突起の内部について、ポリマー混入セメントモルタル系防水材の充填加減が亀裂抵抗性に及ぼす影響について確認するために、
まず、厚さ約10cmになるように、また、幅が100cm、長さが50cmになるように製作した枠(型)2個と、厚さ約10cm、幅100cm、長さ100cmになるように製作した枠1個を作り、上記3つの枠に、近年建設用のコンクリート構造物の製作に主に使われている最も一般的な配合である、即ち、28日材齢圧縮強度が210kg/cm2になるように配合したコンクリート(生コン)を注ぎ入れ、コンクリートを作り、そのうち、厚さ約10cm、幅100cm、長さ50cmのコンクリート成形板2つを、KS F4934で定められている引張試験と引張疲労試験が可能なように作られた試験装置の上に、長さ方向に互いに突き合せに置かせた後(試験体の全長100cm)、
上記実施例1と同様に、突起の空間表面の内径が5mmである試験体を代表試験体とし、突起空間の間の間隔が1.0mm(円錐形突起の先端部の間の間隔6.0mm)、5.0mm(円錐形突起の先端部の間の間隔10.0mm)、8.0mm(円錐形突起の先端部の間の間隔15.0mm)、厚さがそれぞれ0.1mm、0.5mm、1.0mmであり、突起の高さがそれぞれ5.0mm、10.0mmである凹凸成形防水パネルを各規格ごとに長さと幅がそれぞれ100cm×100cmになるように6set(1set 4枚)を切り取って、そのうち、1枚(plain)を除いた残り3枚において、アクリル系水溶性ポリマー混入防水材を突起の内部空間のみに充填するか、または空間すべてを充填して凹凸成形防水パネルの上から厚さTがそれぞれ2.0mm、5.0mmになるように塗布して養生させたものを試験体とし、上記突き合せたコンクリート板継手の上に載せ、
図11(a)に示すように、その上を、上記厚さ約10cm、幅100cm、長さ100cmになるように製作したコンクリート(重量約240kgf/m2)を載せた試験体を作り、上記コンクリートスラブを想定した試験体のコンクリートの突き合せた隙間の幅が、それぞれ0.5mm、1.0mm、2.0mm、5.0mm及び10.0mmになるように、試験装置を電動操作して瞬間引張変形試験を実施して凹凸のある成形防水材の長さ方向への下部コンクリートの突き合せ隙間の直上部より最も隣接した円錐形突起の先端との間の間隔、即ち、図11(b)に示すように、最初の突起の先端部の間の間隔C1からの変化量C2を測定する試験を実施し、その結果は、次の表4乃至表6のとおりである。
Figure 2014526623
Figure 2014526623
Figure 2014526623
上記表4乃至表6の試験結果のように、突起の先端部の間の間隔(突起空間の間の間隔)が狭いほど、または凹凸成形防水パネルの厚さtが厚いほど、または突起の高さが低いほど、またはアクリル系水溶性ポリマー混入防水材で突起の内部空間を完全に充填し、凹凸成形防水パネルの上からの厚さTが厚いほど、亀裂抵抗性が改善されることを確認でき、特に、亀裂の幅が10.0mm以上で大きくても、凹凸成形プラスチック系防水材の変形は約4.0mm以内を示し、これは下地コンクリート面と突起の先端部分とが点で接合しているからであることが分かる。
<実施例3>
突起のある凹凸成形防水パネルの厚さと突起高さと突起の内部において、水溶性ポリマー混入防水材の充填加減が、亀裂によって発生する伸縮挙動による疲労抵抗性に及ぼす影響について、確認するために、
実施例2による試験を終えた後、下部コンクリートの突き合せた隙間の幅がそれぞれ5分間隔で0.0mm〜0.5mm、0.0mm〜1.0mm、0.0mm〜2.0mm、0.0mm〜5.0mm、及び0.0mm〜10.0mmの間を往復するように試験装置を電動操作して、それぞれ2,000回繰り返し引張変形(疲労)試験を実施して凹凸のある成形防水材が破断するなどの不具合が発生した場合、試験を停止し、繰り返した回数を記録し、その結果は表7乃至表9のとおりである。
Figure 2014526623

Figure 2014526623
Figure 2014526623
上記の表7乃至表9の試験結果のように、全試験体において何の不具合が発生しておらず、収縮亀裂、コンクリート伸縮目地、または膨張目地など、下地コンクリート面に発生した隙間が外気温度や各種荷重によって変形、または繰り返し挙動に伴う伸縮応力にも柔軟に対応できることを示しており、これは上記実施例2と同様に、下地コンクリート面と突起の先端部分とが点で接合しており、この部分での変形や応力がすべて緩和されているからであることが分かる。
<実施例4>
重ね部の水密性について
突起のある凹凸成形防水パネルを繋げて防水層を作る場合の連続性と重ね繋げによる耐水圧性を確認するために、突起空間の表面の内径が5mm、隣接する突起空間との間隔が1.0mm、凹凸成形防水パネルの厚さがそれぞれ0.1mm、0.5mm、1.0mm、突起の高さが5.0mmである凹凸成形防水パネルの突起部分を、それぞれ1個(重ね幅3.5mm)、2個(重ね幅9.5mm)、3個(重ね幅10.5mm)、4個(重ね幅21.5mm)、5個(重ね幅27.5mm)と10個(重ね幅57.5mm)それぞれ重ねた長さと幅が、それぞれ30cm×30cmになるように切り取ったもの重ね部を、アクリル系水溶性ポリマー混入防水材で突起内部空間のみを充填して養生させた試験体を、加圧(水圧)が可能で、漏水確認が可能な鋼製の試験水槽に入れて、その縁をシーリング材でシーリングして蓋を閉じた後、1bar(約1.02kgf/cm2)と、5bar(約5.1kgf/cm2)の圧力を24時間続けて与えながら漏水があるかどうかを確認し、漏水がある場合は、試験を中止し、加圧時間を記録した。その結果は表10と表11の通りである。
Figure 2014526623
Figure 2014526623
上記表10に示すように、試験体の厚さが0.5mm以上、隣接する突起との間隔が6.0mmである場合、漏水が発生したが、他の試験体においては漏水が発生せず、また、上記[表11において]は、試験体の厚さにかかわらず、重ね突起数が4つまでは重ね隙間を介して漏水されたが、5個(重ね幅27.5mm)以上においては、試験が終わるまで漏水が発生しなかった。
即ち、実際に適用する時には、水圧が5bar(約5.1kgf/cm2)以上作用すると予想される箇所(通常、地下の深さ約50M以上)においては、少なくとも5個、重ね幅でいうと、約30.0mm以上に設計することが望ましいことが分かる。
<実施例5>
突起下部に穴の開いた効果を確認するために、厚さが0.1mm、突起空間の表面の内径が5mm、隣接する突起空間との間隔が1.0mm、突起の高さが6.0mmである凹凸成形プラスチック系防水材の突起の先端に対して、直径0.1mm、0.5mm、1.0mm、1.5mm、2.0mm、3.0mmの穴をそれぞれ開けた凹凸成形防水パネルの突起内部に、水溶性アクリル系ポリマー混入防水材または市販されている塗膜防水材(液状のウレタン系塗膜防水材)を流し注いで空間を充填する試験を実施し、また、比較のために、穴が開いていない凹凸成形防水パネルを使用して同様の方法にて上記防水材を流し注いだ。その結果を表12に示した。
Figure 2014526623
上記表12に示すように、穴の直径が3.0mm以上になると、水溶性アクリル系ポリマー混入防水材の場合、硬化段階中に一部の水溶性アクリル系ポリマーが穴を介して抜け出し、穴の直径が3.0mm以上になると、多量の水溶性アクリル系ポリマーが穴を介してに抜け出して、硬化したモルタル防水材に亀裂が生じ、硬化時間の長い液状のウレタン系塗膜防水材の場合にも、約50%程度の防水材が抜け出して空間を充填してていない不具合が発生した。
また、直径1.0mmの穴である場合は、水溶性アクリル系ポリマー混入防水材は、空間全体を充填することはできなかったが、硬化防水層の状態は比較的に良好であり、一方、液状のウレタン系塗膜防水材の場合は、空間全体を充填することができ、穴の直径0.0mmの場合は、突起空間の下部と防水層との間に空気層が形成されて、水溶性アクリル系ポリマー混入防水材と液状ウレタン系塗膜防水材は、空間を完全に充填することができなかった。
<実施例6>
突起のある凹凸成形防水パネルと弾性塗膜防水材によって形成された複合防水層の耐圧強度を確認するために、突起の表面内径5mm、厚さ0.5mm、突起高さ5.0mm、突起空間の間の間隔2.5mmの凹凸成形防水パネルを代表試験体とし、大きさが30cm×30cmになるように13枚を切り取った後、KS F 3211で定められているウレタンゴム系塗膜防水材1類(露出用、引張強度2.3N/mm2以上、破断時の伸び率450%以上、抗長積280N/mm以上)と、ウレタンゴム系塗膜防水材2類(露出用、引張強度1.9N/mm2以上、破断時の伸び率300%以上、抗長積120N/mm以上)と、アクリルゴム系塗膜防水材(引張強度1.3N/mm2以上、破断時の伸び率300%以上、抗長積120N/mm以上)と、KS F 4922で定められているポリ尿素樹脂系塗膜防水材(引張強度16.0N/mm2以上、破断時の伸び率350%以上、抗長積900N/mm以上)で、突起の内部空間のみを充填する(表示0)か、又は空間を完全に充填して、凹凸成形パネルの上から厚さがそれぞれ2.0mm(表示2.0)、5.0mm(表示5.0)となるように塗布して養生させ、残りの1枚はプレイン(plain)としてそれぞれの試験体とし、鋼材耐圧板(30cm×30cm)を設置した最大荷重500tonの圧縮強度試験機を使用して10mm/minの速度で試験体を加圧して圧力計が5.0Ton.f、10.0Ton.f、50.0Ton.f、75.0Ton.f、100.0Ton.f、125.0Ton.f、150.0Ton.f、175.0Ton.f、200.0Ton.fを表すとき、加圧を一時停止し、突起のある凹凸成形防水パネルの変形量(突起高さの押され変形量、mm)を測定した後、再度加圧する方法で試験を実施し、その結果を表13に示した。
<比較例1>
突起のある凹凸成形防水パネルと弾性塗膜防水材との複合防水層の耐圧強度との比較のために、実施例1で用いられたものと同じ種類のウレタンゴム系防水材1類を通常の防水材厚さである3mmで製作・養生させたもの(表示3.0)を試験体とし、実施例6における試験方法と同様の方法にて試験を実施し、その結果を表13に比較として示した。
Figure 2014526623
上記表13の試験結果を見ると、プレイン(Plain)の場合、約4.3Ton.fの荷重に対して4.5mmの変形を起こして破損したのに対し、弾性塗膜防水材を充填した試験体の場合は、殆どの試験体が破損せず、比較例の弾性塗膜防水材の場合も、変形は約2.3mm(残りの厚さ約0.7mm)であって大きいが、200Ton.fの荷重に対しても破損しなかった。
突起を充填した弾性塗膜防水材の種類ごとの試験結果については、殆どの場合、耐圧荷重約50Ton.fまで変形量が大きく増加し、それ以降変形量が減少する傾向を示しており、これは、加圧荷重に対して、まずは凹凸成形防水パネル下部の突起が変形してから、充填された弾性塗膜防水材の変形へ転移したと推定され、変形量においては、引張強度の大きい試験体(ポリ尿素樹脂系>ウレタンゴム系1類>ウレタンゴム系2類>アクリルゴム系)であるほど、変形量が小さい(耐圧強度が大きい)傾向を示しており、本発明において使用される、内部の空いている突起を有する凹凸成形防水パネルと複合して使用する場合、引張強度の大きい塗膜防水材であるほど、耐圧強度の面ではより有利であることが分かる。
<実施例7>
突起のある凹凸成形防水パネルと弾性塗膜防水材との複合防水層において、亀裂の水平伸縮挙動(面内動的挙動)に対する抵抗性(耐疲労抵抗性)を確認するために、厚さ約10mm、幅100mm、長さ50mmになるように製作したコンクリート成形板の2つを、水平方向の繰り返し操作が可能なように製作された試験装置の上に、互いに突き合せに置き(試験装置の全長100cm)、実施例6において使用した突起の表面内径5mm、厚さ0.5mm、突起高さ5.0mm、突起空間の間隔2.5mmである凹凸成形パネルを代表試験体とし、その大きさとしてそれぞれ長さと幅が100cm×100cmになるように13枚を切り取って、上記突き合せたコンクリート成形板の上に載せて置き、上記実施例6において使用したKS F 3211で定められている4種類の塗膜防水材(ウレタンゴム1類、ウレタンゴム2類、アクリルゴム、ポリ尿素樹脂)で突起内部空間のみを充填する(表示0)か、又は、空間を完全に充填して凹凸成形パネルの上から厚さtがそれぞれ2.0mm(表示2.0)、5.0mm(表示5.0)となるように塗布して養生させ、残りの1枚はプレインにして、その上に、厚さ約10mm、幅100mm、長さ100mmになるように製作したコンクリート(重量約240kgf/m2)を載せ、上記コンクリートスラブを想定した試験体コンクリートの突き合せた隙間の幅がそれぞれ0.0〜10.0mm、0.0〜15.0mm、0.0〜20.0mm、0.0〜30.0mmと0.0〜40.0mmの幅区間を往復できるように、試験装置を電動稼動して1回に2分間隔の速度でそれぞれ2,000回繰り返し引張変形(疲労)試験を実施して、試験体の破損、または突起下部の点接着部の脱落(突き合せた継手を中心にした各側の突起接着部5個)等の不具合が発生した場合、試験を停止し、繰り返した回数を記録し、その結果を表14に示した。
<比較例2>
実施例7に係る比較のために、実施例7で用いたものと同様のウレタンゴム系防水材1類を、実施例7に係る突き合せたコンクリート成形板の上に、同じ大きさ(100cm×100cm)で、通常の防水材厚さである3mmにて塗布して製作・養生したもの(表示3.0)を試験体とし、実施例7における試験方法と同様の方法で試験を実施し、その結果を表14に比較としして示した。
Figure 2014526623
上記表14の試験結果を見ると、Plainの場合、全試験で異常なしだったが、これは、突起の先端が下地コンクリート面と接着していない前面が絶縁された状態であることから、下地コンクリート面の突き合せた継手(ジョイント)で発生する伸縮荷重がPlain(防水パネル)層に伝われないため、当然の結果だと言えるし、弾性塗膜防水材を充填した試験体の場合には、殆どの試験体において、防水層が破損せずに、突起の先端部分と下地コンクリート面との接着部分が脱落する不具合を示しており、このことから、防水層の疲労破壊を防止するためには、防水下地と防水層を絶縁させることが耐久性の面では有利であることが分かった。
また、突起に充填された弾性塗膜防水材の種類ごとの試験結果については、その殆どにおいて0.0〜15.0mmの挙動には耐えられるが、それより亀裂挙動幅が大きくなると、引張よりは伸び率が大きいほど、即ち、ウレタンゴム系2類>ウレタンゴム系1類>ポリ尿素樹脂系>アクリルゴム系の順に、耐疲労性が良い結果を示し、本発明で使用される、内部の空いている突起を有する凹凸成形防水パネルと複合して使用する場合、引張応力よりは伸び率(変形)の大きい塗膜防水材がより有利であると判断される。但し、伸び率の同じ(300%以上)アクリルゴムとポリ尿素樹脂を比較すると、耐疲労性の面では、引張応力が卓越したポリ尿素樹脂が多少有利であることがわかり、これは、同じ伸び率(変形)を有する弾性塗膜材なら引張能力が大きいほど本発明に適していることを意味する。
<実施例8>
突起のある凹凸成形防水パネルと弾性塗膜防水材からなる複合防水層において、重量の車の走行や多数の人の歩行等により発生する上下振動荷重に対する抵抗性を確認するために、上記実施例6で使用した突起の表面内径5mm、厚さ0.5mm、突起高さ5.0mm、突起空間の間隔2.5mmの凹凸成形防水パネルを代表試験体とし、その大きさが30cm×30cmになるように12枚を切り取った後、試験装置の下部に固定させた大きさ30cm×30cmのコンクリート成形板の上に置いておき、実施例6で使用したウレタンゴム系1類と2類、アクリルゴム系およびポリ尿素樹脂系塗膜防水材で突起の内部空間のみを充填する(表示0)か、または空間をすべて充填して凹凸成形防水パネルの上から厚さがそれぞれ2.0mm(表示2.0)、5.0mm(表示5.0)となるように塗布して養生させ、その上に上記実施例6で使用した試験装置の鋼材耐圧板(30cm×30cm)をエポキシ接着剤で接着させた後、この耐圧板を最大荷重500tonの圧縮強度試験機により、100mm/minの速度で圧力計が100.0Ton.fを示すまで圧力を加えた後、100mm/minの速度で反対(上部)方向に試験体の初期高さ(パネルの突起高さ5mm+上部防水層の厚さ0〜5mm)よりそれぞれ1mm、2mm、3mm、4mmと5mmの高さになるように引張することを、各引張高さごとに各50回繰り返す試験を実施し、その結果を表15に示した。
Figure 2014526623
上記表15の試験結果を見ると、弾性塗膜防水材を充填した試験体の場合は、殆どの試験体が、引張高さ2.0mmまでは点接着面の脱落がなかったことが分かる。
また、突起に充填された弾性塗膜防水材の種類ごとの試験結果については、その殆どにおいて、引張高さ2.0mmまでは各材料が保有する弾性力によって異常の兆候が見受けられなかったが、3.0mm以上では、ウレタンゴム系1類>ウレタンゴム系2類>ポリ尿素樹脂系>アクリルゴム系の順、または抗長積(N/mm、Tp=TB×(L-20)、Tp:抗長積(N/mm)、TB:引張強度(N/mm2)、L:破断時の標線間距離)を基準にする場合、280以上>280以上>900以上>120以上であって、上下振動に対する応答性が良いことがわかる。
<実施例9>
突起のある凹凸成形防水パネルと弾性塗膜防水材からなる複合防水層において、重量の車の走行や多数の人の歩行等により発生するせん断荷重に対する抵抗性を確認するために、
試験体は、上記実施例3のように、即ち、上記実施例6で使用した突起の表面内径5mm、厚さ0.5mm、突起高さ5.0mm、突起空間の間隔2.5mmの凹凸成形パネルを代表試験体とし、その大きさが30cm×30cmになるように12枚を切り取ってから、大きさ30cm×30cmのコンクリート成形板の上に置いておき、上記ウレタンゴム系1類と2類、アクリルゴム系およびポリ尿素樹脂系塗膜防水材で突起内部空間のみを充填する(表示0)か、または空間を完全に充填して凹凸成形パネルの上から厚さがそれぞれ2.0mm(表示2.0)、5.0mm(表示5.0)となるように塗布して養生させ、その上に、上記実施例6で使用した試験装置の鋼材耐圧板(30cm×30cm)をエポキシ接着剤で接着させた後、この耐圧板を最大荷重10tonの引張試験機に垂直に固定した後、10mm/minの速度で下地コンクリート面と脱落するまで引張してその時の変形量を測定する試験を実施し、その結果を表16に示した。
Figure 2014526623
上記表16の試験結果を見ると、弾性塗膜防水材を充填した試験体の場合は、殆どの試験体において、点接着界面の脱落(破壊)変形が約3.0〜5.0mm程度に過ぎないことが分かり、せん断応力の発生が予想される環境での適用が可能であることが分かった。
また、突起を充填した弾性塗膜防水材の種類ごとの試験結果については、上記実施例9での結果のように、点接着応力は、引張強度が大きいほど、一方、せん断変形については、伸び率(変形量)が大きいほど有利であり、また、同じ種類の弾性塗膜防水材であっても、パネル上部防水層の厚さが厚いほど、より良好な結果を示している。即ち、ウレタンゴム系1類>ウレタンゴム系2類>ポリ尿素樹脂系>アクリルゴム系の順、または抗長積であって280以上>280以上>900以上>120以上として、せん断荷重への対応性が良いことがわかる。
上記実施例6〜実施例9の試験結果を整理して、表17に示した。
Figure 2014526623
上記表17に示すように、耐圧抵抗性においては、引張強度が優れた塗膜防水材が有利であるが、水平方向の挙動や上下振動挙動およびせん断挙動は、応力と変形のうち一方の物性に偏るよりは、応力と変形の両方の物性に共に依存することが分かり、従って、上記引張強度と変形を合わせて包括する物理量、即ち、抗長積(N/mm)を基準にした場合は、上記性能を共に満足する値として120N/mm以上、900N/mm以下の範囲を置くことができるが、ウレタンゴム系1類と2類の試験結果が、殆どの性能を満足する一般的な値とすると、また、抗長積900N/mm以上の尿素樹脂系塗膜防水材の材料費が上記ウレタンゴム系1類の約2倍以上、ウレタンゴム系2類の約3倍以上、アクリルゴム系の約1.5倍以上の高値であることを勘案すれば、抗長積280N/mmを中心にして120N/mm〜600N/mmの塗膜防水材を使用することが物性及び経済性の側面からより望ましいことが分かる。
本発明は、上述した特定の好適な実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、誰でも多様な変形実施が可能なのはもちろん、そのような変更は、請求の範囲の記載の範囲内になる。
10:凹凸成形防水パネル
11:平板部
12:突起
13:内部
14:穴
20:上部防水層
30:保護押圧層
40:固定具
50:接着剤または塗膜防水材
60:防水層
70:防水補強層
80:表面保護層
100:コンクリート構造物
110:垂直壁面

Claims (13)

  1. シート状または板状からなる平板部と、
    前記平板部から下部方向に突出するように形成された複数の円錐形または半円形の突起とを含み、
    前記突起は、その内部が空いており、下部先端に穴が形成されていることを特徴とする、内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル。
  2. 前記突起は、その内部が空いており、その下部先端に直径0.1mm〜3.0mmの穴を有し、高さ3.0mm〜20.0mm、内径5.0mm〜15.0mm、突起間の間隔1.0mm〜10.0mmを維持し、連続的に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル。
  3. 前記凹凸形成防水パネルは、エチル(Ethyl)基、プロピル(Propyl)基、エステル(Ester)基、ウレタン(Urethane)基、エポキシ(Epoxy)基のうち選択された一つを有する熱可塑性プラスチック材料または金属材料からなり、厚さ0.1mm〜2.0mmを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の内部が空いている突起を有する防水用凹凸成形防水パネル。
  4. コンクリート構造物の防水下地に、凹凸成形防水パネルを配置する配置段階;
    凹凸成形防水パネルの突起を利用して、凹凸成形防水パネルを長さ方向または幅方向に相互連結する連結段階;
    前記凹凸形成防水パネルの突起内部を充填しながら、所定の高さを有するように防水材を塗布して上部防水層を形成する上部防水層形成段階;
    前記上部防水層を養生させ、凹凸成形防水パネルと一体化した複合防水層を形成する養生段階と、を含み、
    前記凹凸形成防水パネルは、シート状または板状からなる平板部と、前記平板部から下部方向に突出し、内部が空いているように形成され、下部先端に穴が形成された複数の円錐形または半円形の突起とを含むことを特徴とする凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  5. 前記コンクリート構造物の防水下地に凹凸成形防水パネルを配置する前に、粘着性を有し、粘性挙動をするウレタン、ゴムアスファルトマスチック、又は水吸収膨潤反応性塗膜防水材を塗布する段階を更に有する、請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  6. 前記上部防水層は、アクリル、EVA、SBS、SBR、エポキシのうち選択された一つの液状ポリマーを、ポリマー/セメント比を重量比で0.5〜10%として混合したセメントと、珪砂または砂とが1:0.5〜3の重量比で混合して作られたポリマー混入セメントモルタル系防水材であることを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  7. 前記上部防水層は、抗長積120N/mm〜600N/mmを有する合成ゴム系塗膜防水材、合成樹脂系塗膜防水材、アスファルト系塗膜防水材、水溶性ポリマーと無機質粉体を混合した塗膜防水材のうち選択された一つの弾性塗膜防水材であることを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  8. 前記上部防水層は、凹凸成形防水パネルの突起内部に充填される弾性塗膜防水材と、凹凸成形防水パネルの平板部上に塗布される他の弾性塗膜防水材とからなり、
    該突起内部に充填される弾性塗膜防水材は、該平板部上に塗布される他の弾性塗膜防水材よりも応力が優れており、該平板部上に塗布されるも他の弾性塗膜防水材は、該突起内部に充填される弾性塗膜防水材よりも伸び率が優れている弾性塗膜防水材であるか、
    該突起内部に充填される弾性塗膜防水材は、該平板部上に塗布される他の弾性塗膜防水材よりも伸び率が優れており、該平板部上に塗布される他の弾性塗膜防水材は、該突起内部に充填される弾性塗膜防水材よりも応力が優れている弾性塗膜防水材であることを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  9. 前記連結段階は、凹凸成形防水パネルの長さ方向または左右幅方向に重ね幅を30.0mm〜100.0mm程度にし、一側の凹凸成形防水パネルの突起内に、隣接する凹凸成形防水パネルの突起を合わせて入れ込むか、入れ込んだ後に熱風を吹かせ押して貼り付けるか、または隣接する凹凸成形防水パネルの突起を合わせて入れ込む前に接着剤を塗って入れ込むことにより、相互連結することを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  10. 前記複合防水層には、防水下地に含有された水分の気化膨張圧を解消するために、脱気可能な脱気装置を設けるか、垂直壁面から解消するために凹凸成形防水パネルを所定の曲率半径で曲げて垂直壁面に上端部を固定することを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法
  11. 前記複合防水層の上に断熱材を設置する段階を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  12. 前記複合防水層の上に保護押圧コンクリートを設置する段階を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
  13. 前記複合防水層の上に弾性塗膜防水材またはシート防水材を塗布して防水補強する段階を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の凹凸成形防水パネルを用いた防水工法。
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