JP2014520051A - アクリルポリマー溶液存在下での水中における炭酸カルシウムの粉砕方法、およびアクリルポリマー溶液中においてその場で製造されるアルカリ炭酸塩 - Google Patents
アクリルポリマー溶液存在下での水中における炭酸カルシウムの粉砕方法、およびアクリルポリマー溶液中においてその場で製造されるアルカリ炭酸塩 Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、アクリル粉砕助剤、およびアルカリ炭酸塩の存在下で、水性媒体中において粉砕することによる、炭酸カルシウムの水性懸濁液の製造方法に関する。懸濁液のレオロジーおよび粒度分布による同等レベルの性能のために、これらの塩によって、使用する粉砕助剤の量を低減することが可能となる。本方法の本来の特徴の1つは、アルカリ水酸化物の添加、および二酸化炭素のバブリングによる、アクリルポリマー自体の水溶液内でのアルカリ炭酸塩製造の第1段階にある。
Description
本発明は、アクリル粉砕助剤、およびアルカリ炭酸塩の存在下で、水性媒体中において粉砕することによる、炭酸カルシウムの水性懸濁液の製造方法に関する。懸濁液のレオロジーおよび粒度分布による同等レベルの性能のために、これらの塩によって、使用する粉砕助剤の量を低減することが可能となる。非再生可能化石エネルギー源から誘導された物質である、アクリルポリマーの量を制限することによって、天然資源は保護される。
本方法の本来の特徴の1つは、アルカリ水酸化物の過剰添加、および二酸化炭素のバブリングによる、アクリルポリマー自体の水溶液内でのアルカリ炭酸塩製造の第1段階にある。アルカリ水酸化物の過剰添加、および二酸化炭素のバブリングを行うことによって、粉状、刺激性生成物の取扱いに不都合がある粉末形態のアルカリ炭酸塩を直接使用せずに、ガス(CO2)および液体(アルカリ水酸化物)を使用する。さらに、二酸化炭素の消費により、京都議定書提言通り、大気中のCO2率削減に貢献できる。
鉱物産業は、化学物質の大規模な消費者である。これらの化学物質は、鉱物質に対して行われる変換/修飾/処理の種々の段階で使用される。従って、天然または合成由来の炭酸カルシウムの場合において、乾燥しているかまたは湿潤媒体にある場合、「粉砕」操作(粒子の粒度分布サイズの低減)または「分散」操作(液体中への粒子の懸濁)として知られている多くの操作が、試みられる。
これらの両操作はそれぞれ、粉砕助剤の使用によってより容易になり、この役割は、粒子および分散剤の摩耗および破砕といった機械的処理を促進することであり、この機能は、鉱物質が導入される場合、懸濁液の粘性を許容範囲内に維持することある。本発明は、粉砕助剤を使用する粉砕方法に関する。
先行技術は、かかる添加剤の対象に関して特に多く存在する。長年、アクリル酸の水溶性ホモポリマーが、炭酸カルシウムの水性媒体における分散または粉砕を補助するのに効果的な薬剤となることが知られている。文献FR2539137、FR2683536、FR2683537、FR2683538、FR2683539、およびFR2802830号を有用に参照することができる。
同じ型の適用において、アクリル酸エステルなどのカルボキシル基ではなく、イタコン酸、メタクリル酸、もしくはスルホン酸、例えば、アクリルアミド−2−メチル−2−プロパンスルホン酸、もしくは無水マレイン酸などの別のカルボン酸モノマーと、および/またはエチレン不飽和を有する別のモノマーと、アクリル酸とを共重合することも有利である。また、これらの変形も先行技術文献に記載されている。
また、上述のポリマーの多分子性指数の調節によって、これらの性能特性の一部を最適化できることも知られている。このことは、文献「Synthesis and Characterization of Poly(acrylic acid)Produced by RAFT Polymerization.Application as a Very Efficient Dispersant of CaCO3,Kaolin,and TiO2」(Macromolecules,36(9),3066−3077,2003)、および、「Dispersion of calcite by poly(sodium acrylate)prepared by Reversible Addition−Fragmentation chain Transfer(RAFT)polymerization」(Polymer(2005),46(19),8565−8572)に記載されている。この多分子性指数は、特に、文献WO02/070571、およびWO2005/095466に示されるように、「生きた」方法として知られている重合方法を用いて、確認することができる。特許文献FR2514746号は、一部において、多分子性指数が、所定の長さよりも長いポリマー鎖の選択によって調節できる、「分留」と呼ばれる方法について記載する。
また、炭酸カルシウムの特定の製造方法の場合、これらのポリマーの分子量の選択が、前述の方法の効率を向上させ得ることも知られている。例えば、特許文献EP1248821は、ポリマーを含まない低濃度粉砕段階から得た相当量の炭酸カルシウムを水中に分散させる、高分子量のカルボン酸ポリマーを強調する。
アクリル酸ベースの分散剤または粉砕剤の適用特性(コモノマー、重合法の選択、分子量の調節)の改善におけるこれらの種々の戦略とは無関係に、これらの中和剤の特定の選択によって、適用特性が目に見えて改善することが知られている。
このように、文献EP0100948は、ナトリウムイオンおよびカルシウムイオンを使用する、中和の利点について実証する。次に示す特許(FR2683538、およびEP2683539)の発生は、一部において、マグネシウムイオン/ナトリウムイオン対に都合がよい。最後に、最新の特許(EP1347834、およびEP1347835)が知られており、当該特許は、一価の薬剤(優先的にはナトリウム)、および少なくとも二価の薬剤(優先的には、カルシウムまたはマグネシウム)の結合作用を用いる、不完全中和(すべてのカルボン酸部位が中和されない。)に基づく。
しかしながら、これらの溶液はすべて、二酸化炭素を発生させ、これ自体が、石油、即ち、化石エネルギー源から誘導される原料のプロピレンから誘導されることが知られていることに関連して、アクリル酸のホモポリマーおよび共重合体の使用に基づく。産業的方法において、水性溶媒中における炭酸カルシウムの粉砕量などの量を最小限にすることは、現在、化学工業の主な試みである。この戦略は、京都議定書に規定するようなCO2の割合の低減、および化石エネルギー源を使用する、方法の依存性の制限に寄与することができ、全体として、「グリーンケミストリー」および「持続可能な開発」の概念に従っている。
本出願人は、FR1060012として最初の特許出願をし、これは、まだ公表されておらず、アクリルポリマーおよびアルカリ炭酸塩の存在下で、水中において粉砕することによる、炭酸カルシウム水性懸濁液の製造方法に基づくものである。また、充分に有利な方法において、使用するポリアクリレートの量を低減し、懸濁液のレオロジーおよび粒度分布に関係する多くの特性を維持し、または改善することが可能であることを実証した。実施例において、アルカリ炭酸塩を、粉砕操作時に、および/またはアクリルポリマー溶液に、粉末形態で導入した。
Synthesis and Characterization of Poly(acrylic acid)Produced by RAFT Polymerization.Application as a Very Efficient Dispersant of CaCO3,Kaolin,and TiO2(Macromolecules,36(9),3066−3077,2003)
Dispersion of calcite by poly(sodium acrylate)prepared by Reversible Addition−Fragmentation chain Transfer(RAFT)polymerization(Polymer(2005),46(19),8565−8572)
本発明は、前述した方法の有利な変形からなる。本発明は、粉砕助剤として使用するアクリルポリマーの水溶液内に、予めアルカリ炭酸塩を製造することである。この製造は、液体形態のアルカリ水酸化物の前述の溶液への添加、およびガスCO2の導入によって、非常に容易に試みられる。反応は、アルカリ水酸化物が完全に消費されるまで、これらの2つの化合物間で有利に継続される。
本方法の第1の利益は、粉状でありおよび刺激性があるという性質により取り扱うのが常に困難な生成物である、粉末(アルカリ塩)ではなく、液体(アルカリ水酸化物)およびガス(CO2)の使用にある。第2の利益は、二酸化炭素消費にあり、この手段によって、方法全体の「CO2フットプリント」は小さくなり、これによって、大気中のこの生成物の量が低減する。
本発明によるアルカリ炭酸塩の存在下において、粉砕助剤によって得られた性能特性に関して、本出願人は、上述の出願で誘発された考えられ得るメカニズムについて言及する。粉砕操作時に、炭酸カルシウムの個々の粒子の破砕によって、水相中のカルシウムイオン濃度が増加することが知られている。また、これらのカルシウムイオンが、ポリアクリレート複合体イオンポリマー種を構成し、当該種は、水相中でおおむね不溶性であることが周知である。
いかなる特定の理論にも拘束されることを望まずに、本出願人は、水へのアルカリ炭酸塩の添加が、水相中のポリアクリレートの溶解度、さらには炭酸カルシウム粒子の表面特性を直ちに改善すると考えており、このことは、無機粒子表面におけるアクリルポリマーの吸着に都合がよい。粉砕メカニズムが、無機粒子表面におけるポリアクリレートの充分な吸着によって都合がよいので、粉砕方法の効率は、この手段によって向上する。
また、本出願人は、本発明によって使用するアルカリ炭酸塩が、炭酸カルシウムの粉砕に関して直接作用していないことを強調することを望んでおり、アルカリ炭酸塩は、本出願の最初になされた定義の意味において、粉砕助剤ではない。さらに、本出願人の現在の知識によって確認することができる限り、これらの塩は、同じ粉砕助剤によって、塩を使用せずに粉砕された炭酸塩と比較して、粉砕後に得られた炭酸塩の特性を全く改善しない(ただし、粉砕剤の用量は、最終懸濁液の同じ粒度分布およびレオロジー特性を得るように、増加させる必要がある。)。これらの特性は、白さおよび混濁などの炭酸カルシウムの通常の光学的性質を本質的に示す。
従って、本発明の第1の目的は、アクリル酸の少なくとも1つの水溶性高分子により水中で粉砕し、少なくとも1つのアルカリ炭酸塩を懸濁液に導入することを伴う、炭酸カルシウムの水性懸濁液の製造方法であり、この方法は、
a)酸性または不完全もしくは完全中和されたアクリル酸の少なくとも1つの水溶性高分子、及び液体形態のアルカリ水酸化物を水溶液に導入し、ここで水酸化物の使用量が、前記高分子の完全中和に必要な量よりも多い工程と、
b)工程a)前、および/または工程a)中、および/または工程a)後に、優先的には工程a)後に、前記溶液にガス状二酸化炭素を導入する工程と、
c)工程b)の後に得られた溶液を、炭酸カルシウムを含む水性懸濁液に導入する工程と、
d)前記懸濁液を粉砕する工程と
を含む。
a)酸性または不完全もしくは完全中和されたアクリル酸の少なくとも1つの水溶性高分子、及び液体形態のアルカリ水酸化物を水溶液に導入し、ここで水酸化物の使用量が、前記高分子の完全中和に必要な量よりも多い工程と、
b)工程a)前、および/または工程a)中、および/または工程a)後に、優先的には工程a)後に、前記溶液にガス状二酸化炭素を導入する工程と、
c)工程b)の後に得られた溶液を、炭酸カルシウムを含む水性懸濁液に導入する工程と、
d)前記懸濁液を粉砕する工程と
を含む。
使用する水酸化物の量が、アクリルポリマーの完全中和に必要な量よりも多いことを明示する場合、この量は、ポリマーを中和するのに必要な量よりも多いことを意味する。例えば、ポリマーが最初に完全に中和される場合、導入されたアルカリ水酸化物は、専ら、二酸化炭素との反応によってアルカリ塩を生成するのに使用される。ポリマーが、最初に不完全に中和されるか、または酸性である場合、アルカリ水酸化物は、前述のポリマーを中和するのに厳密に必要な量よりも多い量で導入される。
粉砕は、当業者に周知の方法を用いて行われる。当業者は、リアクターの大きさおよび形状を特に考慮して、二酸化炭素の流速を改善する方法を理解する。
また、本方法は、窒素および空気から優先的に選択される、ガスまたはガスの混合物と併用して、ガス状混合物に二酸化炭素が導入されることも特徴である。
さらに、本方法は、二酸化炭素の容積濃度が、ガス状混合物の10%から100%にあることも特徴である。
さらにまた、本方法は、水溶液の温度が、工程a)およびb)で、10℃から90℃、および優先的に15℃から50℃にあることも特徴である。
また、本方法は、前述の水溶液を機械的に撹拌することによって、工程a)およびb)が行われることも特徴である。
一般に、本方法は、アルカリ水酸化物が、ナトリウム、カリウム、リチウムの水酸化物、およびこれらの混合物、優先的に、ナトリウム、カリウムの水酸化物、およびこれらの混合物、ならびに、非常に優先的に水酸化カリウムから選択されることも特徴である。
また、本方法は、アクリル酸の水溶性高分子の分子量が、3,000g/モルから15,000g/モル、および優先的に4,000g/モルから10,000g/モルであることも特徴である。この分子量は、実施例を含む部分に説明する方法によって、本出願の全体を通して決定される。
また、本方法は、アクリル酸の水溶性高分子が、アルカリ水酸化物が導入される前に、水溶液中に含まれる場合、ならびに、完全にまたは不完全に中和される場合、ナトリウム、カリウムまたはリチウムの水酸化物、ならびに優先的にナトリウムおよびカリウムの水酸化物から選択される、中和剤によって中和されることも特徴である。
さらに、本方法は、アクリル酸の水溶性高分子が、共重合体である場合、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、桂皮酸、マレイン酸、イタコン酸、およびアクリルアミド−2−メチル−2−プロパンスルホン酸、ならびにこれらの混合物から選択される、別のモノマーと、アクリル酸との共重合体であることも特徴である。
さらにまた、本方法は、アクリル酸の水溶性高分子が、溶液中のラジカル重合法、直接エマルションもしくは逆エマルションで、懸濁液もしくは適切な溶媒中の沈殿で、触媒反応系および移動剤の存在下で、または、さらに制御されたラジカル重合法によって、優先的にニトロキシド媒介重合(NMP)によって、またはコバロキシム、原子移動ラジカル重合(ATRP)、または、カーバメート、ジチオエステル、トリチオカーバメート(RAFT)、もしくはキサンタートから選択される硫化誘導体によって制御された、制御ラジカル重合によって、得られることも特徴である。
また、本方法は、アクリル酸の前述の水溶性高分子が、静的または動的な方法を用いて、優先的に、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、およびテトラヒドロフラン、もしくはこれらの混合物からなる群に属する、1以上の極性溶剤によって、中和の前または後に、処理され、数相に分離されることも特徴である。
本発明は、次に示す実施例によってより理解することができるが、実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
本出願の全体を通して、炭酸カルシウムに関する粒度分布特性を、MICROMERITICS(商標)社によって販売されている、Sedigraph(商標)5100デバイスを使用して、決定する。
分子量を、次に示す方法を用いて、排除クロマトグラフィーによって決定する。
90mgの乾燥物質に相当する高分子溶液の試験部分を、10mLフラスコに入れる。10gの全質量が得られるまで、DMFの0.04%の添加と共に、移動相を加える。この移動相の組成は、次のとおりである。NaHCO3:0.05モル/L、NaNO3:0.1モル/L、トリエタノールアミン:0.02モル/L、NaN3:0.03質量%。
CES鎖は、流速を0.8mL/分に設定した、Waters(商標)510型のイソクラティックポンプ(isocratic pump)、Waters 717+サンプルチェンジャー、「Guard Column Ultrahydrogel Waters(商標)」型のプレカラムを収容する焼成炉、および、長さ30cmで、内径7.8mmの「Ultrahydrogel Waters(商標)」型の線形カラムからなる。
検出を、Waters(商標)410型の示差屈折計によって行う。焼成炉を60℃の温度まで加熱し、また、屈折計を45℃の温度まで加熱する。
CESを、2,000から1.106g/モルの最大分子量、および1.4から1.7の多分子性指数の、Polymer Standard Service社によって供給される、一連のポリアクリル酸ナトリウム標準、さらに、5,600g/モルに等しい分子量、および2.4に等しい多分子性指数のポリアクリル酸ナトリウムによって較正する。
較正グラフは、線形であり、流速マーカー(DMF)を使用して得られた補正を考慮する。
クロマトグラムの取得および処理を、PSS WinGPC Scientific v 4.02アプリケーションの使用によって行う。得られたクロマトグラムを、65g/モルを超える分子量に相当する領域に導入する。
[実施例1]
撹拌ミキサーおよび温度調節システム、さらに伝導率およびpHを監視するためのデバイスを装備した、10リットルのリアクターにおいて、第1段階は、5,500g/モルに等しい分子量の水酸化ナトリウムによって完全に中和された、乾燥重量41%のアクリル酸の水溶性ホモポリマーを含む、5,464グラムの水溶液の導入である。
撹拌ミキサーおよび温度調節システム、さらに伝導率およびpHを監視するためのデバイスを装備した、10リットルのリアクターにおいて、第1段階は、5,500g/モルに等しい分子量の水酸化ナトリウムによって完全に中和された、乾燥重量41%のアクリル酸の水溶性ホモポリマーを含む、5,464グラムの水溶液の導入である。
次いで、910グラムの水酸化カリウム、および144グラムの水を導入する。
これらの量を調節して、最終的に、乾燥重量2,000ppmのアクリルポリマー、および乾燥重量500ppmの炭酸カリウムを含む、水溶液を得る。
撹拌ミキサーを、750の毎分回転数、および70℃の温度に設定する。
溶液が温度レベルまで上昇したら、二酸化炭素と空気のエクイボリューム(equivolumic)混合物を、リアクターの基部を介して、毎分10リットルの流速で導入する。
その後、pHおよび経時的な伝導率の変化を監視する(図1、円は伝導率を表し、および正方形はpHを表す。)。
伝導率が安定したら、およびpHで観察された変曲点の充分後に、即ち、ポリマーの全中和の充分後に、および水酸化カリウムの完全消費後に、ガスの流入を中止する。
その後、水溶液を得る。この水溶液のpHは、10.1にほぼ等しい。
[実施例2]
本実施例は、炭酸カルシウムの水性媒体中での粉砕方法における、予め製造した水溶液の使用を示す。
本実施例は、炭酸カルシウムの水性媒体中での粉砕方法における、予め製造した水溶液の使用を示す。
実際に、精製された無機物を粉砕する操作は、粉砕助剤を含む水性媒体中で、粉砕体と共に無機物を粉砕して微粒子にすることである。
適切な粉砕操作は、0.20から4ミリメートルの粒度分布を有利に有した粉砕体を含む、DYNO(登録商標)−MILL型KDL−Pilot Aデバイスを使用して、試みられる。粉砕体は、一般に、高い硬度の合成樹脂、鋼または他のものと共に、二酸化ケイ素、アルミニウム25酸化物、酸化ジルコニウム、またはこれらの混合物といった多様な材料の粒子形態を有している。かかる粉砕体の組成の例は、30重量%から70重量%の酸化ジルコニウム、0.1%から5%の酸化アルミニウム、および5%から20%の二酸化ケイ素から形成された粉砕要素について説明する、特許文献FR2303681によって挙げられている。
この粉砕材料と無機物との粉砕における重量比が、少なくとも2/1(この比は、3/1から5/1の範囲にあることが好ましい。)となる量で、粉砕体が使用されることが好ましい。
第1段階は、水、分散剤および添加剤を含む混合物、続いて、炭酸カルシウムを撹拌しながら導入することによって、粉砕される炭酸カルシウムの水性懸濁液を調製することである。20分の撹拌後、この懸濁液を、粉砕体を含む粉砕室に導入する。ブレードを回転させることによって、後者に運動を付与する。次いで、無機懸濁液を、連続して、破砕および摩耗といった機械的処理に供する。
粉砕室に一対の冷却エンクロージャを装備させて、60℃から80℃の温度領域内で粉砕温度を維持し、また、粉砕室に圧力計も装備させる。
圧力上昇が0.5barの粉砕装置でみられるまで、連続的な粉砕操作を維持する。次いで、粉砕された懸濁液をサンプリングし、特性評価する。
試みた各試験において、Brookfield(商標)粘度を、100の毎分回転数および25℃、粉砕装置の(μ100のmPa.s)の出力で、測定する。このデータによって、得られた懸濁液の流動性を定量することができる。
その後、径が2μm(%で2%未満)である粒子の重量比率も、Micromeritics(商標)社製のSedigraph(商標)5100によって決定し、これは、粉砕評価後の、得られた炭酸塩粒の粉末度を意味する。
対応する結果を表1に示す。
すべての試験において、ppm値は、kgで表される炭酸カルシウムの乾燥重量に対する乾燥添加剤のmgを示す。
試験No.1:
本試験は、先行技術を示し、水酸化ナトリウムによって完全に中和され、5,500g/モルに等しい分子量のアクリル酸の水溶性ホモポリマー2,250ppmを使用する。
本試験は、先行技術を示し、水酸化ナトリウムによって完全に中和され、5,500g/モルに等しい分子量のアクリル酸の水溶性ホモポリマー2,250ppmを使用する。
試験No.2:
本試験は、本発明を示し、実施例1の試験によって製造された2,500ppmの混合物を使用する。従って、この場合、水酸化ナトリウムによって完全に中和され、5,500g/モルに等しい分子量のアクリル酸の水溶性ホモポリマー2,000ppm、および500ppmの炭酸カリウムを使用する。
本試験は、本発明を示し、実施例1の試験によって製造された2,500ppmの混合物を使用する。従って、この場合、水酸化ナトリウムによって完全に中和され、5,500g/モルに等しい分子量のアクリル酸の水溶性ホモポリマー2,000ppm、および500ppmの炭酸カリウムを使用する。
本発明による試験No.2と、先行技術による試験No.1を比較することによって、レオロジーおよび粒度分布の点から、ほぼ同一の特性が得られることが認められる。反対に、方法全体のCO2フットプリントは、試験No.2による水溶液の使用によって、特に、前述の水溶液の製造段階におけるCO2の消費によって、有利に小さくなり得る。さらに、使用するポリマーの量が試験No.2においてより少ないので、このポリマーの原料を構成するアクリル酸を誘導する化石エネルギー源の維持に貢献する。
[実施例3]
本実施例は、その後の粉砕段階によって粉末度が増加した炭酸カルシウムを得る目的で、上で得られた懸濁液の使用を示す。
本実施例は、その後の粉砕段階によって粉末度が増加した炭酸カルシウムを得る目的で、上で得られた懸濁液の使用を示す。
本実施例において、使用する初期材料は、実施例2で得られた水性懸濁液であり、これは、アクリル酸のホモポリマーの存在下で、粉砕を継続することよって改善が要求される粉末度であり、これらのカルボン酸部位の半分が、水酸化ナトリウムによって中和され、また、これらの他方の半分が、5,500g/モルに等しい分子量の水酸化マグネシウムによって中和される。対応する試験は、参照番号1bおよび2bである。
炭酸カルシウム懸濁液(1μm未満の径を有する80重量%の粒子)が得られるまで、粉砕を継続する。
次いで、Brookfield(商標)粘度を、この第2の粉砕段階において使用するアクリル粉砕助剤(ppmのABr)に要求される、100の毎分回転数および25℃、粉砕装置の(μ100のmPa.s)の出力で、測定する。
対応する結果を表2に示す。
本発明によって、炭酸カルシウムが、先行技術によって得られたものと同じ粒度分布特性を有して製造されることが認められる。従って、本発明による方法は、得られる炭酸カルシウムの粉末度を大きくすることもできるが、方法全体の小さいCO2フットプリントであり、先行技術よりも、(全体の)アクリルポリマーが消費されない。
Claims (11)
- アクリル酸の少なくとも1つの水溶性高分子により水中で粉砕し、少なくとも1つのアルカリ炭酸塩を懸濁液に導入することを伴う、炭酸カルシウムの水性懸濁液の製造方法であって、
a)酸性または不完全もしくは完全中和されたアクリル酸の少なくとも1つの水溶性高分子、及び液体形態のアルカリ水酸化物を水溶液に導入し、ここで水酸化物の使用量が、前記高分子の完全中和に必要な量よりも多い工程と、
b)工程a)前、および/または工程a)中、および/または工程a)後に、優先的には工程a)後に、溶液にガス状二酸化炭素を導入する工程と、
c)工程b)の後に得られた溶液を、炭酸カルシウムを含む水性懸濁液に導入する工程と、
d)懸濁液を粉砕する工程と
を含む、方法。 - 窒素および空気から優先的に選択される、ガスまたはガスの混合物と併用して、ガス状混合物に二酸化炭素が導入されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 二酸化炭素の容積濃度が、ガス状混合物の10%から100%にあることを特徴とする、請求項1または2の一項に記載の方法。
- 水溶液の温度が、工程a)およびb)で、10℃から90℃、優先的に15℃から50℃にあることを特徴とする、請求項1から3の一項に記載の方法。
- 水溶液を機械的に撹拌することによって、工程a)およびb)が行われることを特徴とする、請求項1から4の一項に記載の方法。
- アルカリ水酸化物が、ナトリウム、カリウム、リチウム、およびこれらの混合物の水酸化物、優先的には、ナトリウム、カリウム、およびこれらの混合物の水酸化物から選択される、非常に優先的には水酸化カリウムであることを特徴とする、請求項1から5の一項に記載の方法。
- アクリル酸の水溶性高分子の分子量が、3,000g/モルから15,000g/モル、優先的には4,000g/モルから10,000g/モルであることを特徴とする、請求項1から6の一項に記載の方法。
- アクリル酸の水溶性高分子が、アルカリ水酸化物が導入される前に水溶液中に含まれる場合、ならびに、完全にまたは不完全に中和される場合、ナトリウム、カリウムまたはリチウムの水酸化物、優先的にはナトリウムおよびカリウムの水酸化物から選択される中和剤によって中和されることを特徴とする、請求項1から7の一項に記載の方法。
- アクリル酸の水溶性高分子が、共重合体である場合、アクリル酸と、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、桂皮酸、マレイン酸、イタコン酸、およびアクリルアミド−2−メチル−2−プロパンスルホン酸、ならびにこれらの混合物から選択される別のモノマーとの共重合体であることを特徴とする、請求項1から8の一項に記載の方法。
- アクリル酸の水溶性高分子が、溶液中のラジカル重合法、直接エマルションもしくは逆エマルションで、懸濁液もしくは適切な溶媒中の沈殿で、触媒反応系および移動剤の存在下で、または、さらに制御されたラジカル重合法によって、優先的にはニトロキシド媒介重合(NMP)によって、またはコバロキシム、原子移動ラジカル重合(ATRP)、または、カーバメート、ジチオエステル、トリチオカーバメート(RAFT)、もしくはキサンタートから選択される硫化誘導体によって制御された、制御ラジカル重合によって得られることを特徴とする、請求項1から9の一項に記載の方法。
- アクリル酸の水溶性高分子が、静的または動的な方法を用いて、優先的に、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、およびテトラヒドロフラン、もしくはこれらの混合物からなる群に属する、1以上の極性溶剤によって、中和の前または後に、処理され、数相に分離されることを特徴とする、請求項1から10の一項に記載の方法。
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