JP2014507091A - 通信方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

限定された無線リソースを有する無線インタフェースを有する無線通信システムを動作させる方法。当該方法は、1つ以上の第1のタイプの通信デバイスを第1のタイプのソースへ及びから無線リソースを介してデータを通信するように構成することと、1つ以上の第2のタイプの通信デバイスを第2のタイプのソースへ及びから無線リソースを介してデータを通信するように構成することと、特定されるデータ送信期間中に、第1のタイプの通信デバイスに第2のタイプの通信デバイスよりも多くの無線リソースを割り当てることによって、1つ以上の第2のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用を制約することと、当該特定されるデータ送信期間外に、第2のタイプの通信デバイスに第1のタイプの通信デバイスよりも多くの無線リソースを割り当てることによって、1つ以上の第1のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用を制約することと、を含む。
【選択図】図11

Description

本発明は、第1のタイプのソースからのデータ及び第2のタイプのソースからのデータを送信し及び受信するための無線通信ネットワーク及び方法に関する。
幾つかの実施形態において、第1のタイプのソースからのデータは、マシンによって生成され、当該データはマシンタイプ通信(MTC:machine type communication)データであり、第2のタイプのソースからのデータは、人間のユーザに由来する人対人(H2H:human-to-human)データである。
モバイル通信技術が発達して、より高い信頼性で、より高速に且つより広い領域にわたりデータが送信されることを可能にするにつれて、当該技術を有効に活用することができるアプリケーションの数も増加している。結果として、様々なタイプのモバイル無線技術の使用間で区別をつけることができることがますます明らかになる。
伝統的に、モバイル通信ネットワークは、モバイルハンドセットを用いる人間のユーザが電話の会話、換言すれば「音声通話(voice call)」を他の人間のユーザと行うことを可能にするために開発された。ここ最近では、ユーザがテキストベースのメッセージを交換することを可能にするショートメッセージサービス(SMS)などのさらなるサービスが提供された。さらにここ最近では、電子メール通信、インスタントメッセージング、ビデオ通話などといったオンライン通信サービスにユーザがアクセスすることを可能にするモバイルデータサービスが開発された。モバイル無線技術によってサポートされるこのタイプの通信は、典型的に、2つ以上の通信デバイス間で人間のユーザによって生成され及び消費される色々な形式のデータの通信を容易にすることに関与するため、「人対人」(H2H)の通信として大きく分類されることができる。
対照的に、モバイル無線技術を利用するが、人間のユーザによって生成され及び消費されるデータの通信には典型的に関与しない別の分類のデータ通信が発達してきた。このタイプのデータ通信は、通常、自律的なマシン間のデータの通信に関与する。換言すれば、データの生成、送信及び受信は、如何なる人間の介入も無しに発生する。このタイプの通信は、「マシン対マシン」(M2M:machine to machine)通信又は「マシンタイプ通信」(MTC)として分類される。例は、リモートセンサから中央処理サーバへのテレメトリデータの送信を含む。より具体的な例は、ガス、電気又は水といったユーティリティの消費に関するデータを生成し、及びこのデータを中央サーバに送信する所謂「スマートメータ(smart meters)」を含む。
認識されるであろうように、H2H通信デバイスと共有されるモバイル無線ネットワークにおいてMTC通信デバイスがMTCデータを通信することができる構成を提供することは、当該モバイル無線ネットワークに利用可能なリソースを最も効率的に使用することに関して技術的な問題を提示し得る。
本発明の第1の態様によれば、限定された無線リソースを有する無線インタフェースを有する無線通信システムを動作させる方法が提供される。当該方法は、
1つ以上の第1のタイプの通信デバイスを第1のタイプのソースへ及びから無線インタフェースを介してデータを通信するように構成することと、
1つ以上の第2のタイプの通信デバイスを第2のタイプのソースへ及びから無線インタフェースを介してデータを通信するように構成することと、
特定されるデータ送信期間中に、第1のタイプの通信デバイスに第2のタイプの通信デバイスよりも多くの無線リソースを割り当てることによって、1つ以上の第2のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用を制約することと、
上記特定されるデータ送信期間外に、第2のタイプの通信デバイスに第1のタイプの通信デバイスよりも多くの無線リソースを割り当てることによって、1つ以上の第1のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用を制約することと、
を含む。
従来のモバイル通信システム及び技法は、基地局及びモバイルデバイスといったH2Hデータ送信エレメント及びMTCデータ送信エレメントが(アップリンク周波数、タイムスロット、符号などといった)無線リソースにアクセスすることを必要とされる限り可能にすることによって、又は1つのタイプのデータのみについて特定の無線リソースを予約すること、例えばMTCデータ若しくはH2Hデータのいずれかのみが特定の周波数キャリア上で送信されることができるようにネットワークを構成することよって、H2Hデータ及びMTCデータの送信をサポートする。
しかしながら、モバイル通信ネットワーク事業者は、通常、利用可能な無線スペクトルの一部を用いることを認可されるにすぎないため、当該スペクトルをできる限り効率的に用いることが重要である。幾つかの状況において、MTCデータ送信とH2Hデータ送信との間で無線リソースを単に共有すること、又は1つの周波数キャリアへの1つのタイプのデータ送信の基本的な割り当てを適用することは、利用可能な無線リソースの最も効率的な使用を提供するとは限らない。
従来のモバイル無線通信技法は、典型的に、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスがアクセス要求する限り無線リソースへのアクセスを許可することによって、又はある無線リソースを1つのタイプのデバイスに恒久的に割り当てることによって、H2H通信デバイスとMTC通信デバイスとの間で当該無線リソースを共有する。しかしながら、このアプローチは、無線リソースの非効率的な使用につながり得る。
本発明の上記第1の態様によれば、GPRSベースの無線通信システムを用いるMTC通信デバイスなどの、例えば第1の通信タイプを用いる第1のタイプの通信デバイス、及び、例えばLTEベースの無線通信システムを用いるH2H通信デバイスなどの、例えば第2の通信タイプを用いる第2のタイプの通信デバイスは、「時間多重された(time-multiplexed)」手法で無線リソースにアクセスする。例えば、指定される無線リソース、例えば予め割り当てられる周波数帯域が、GPRS無線アクセス技術を用いるMTCデータの送信のために用いられる一方、当該指定される無線リソースを用いる、LTE無線アクセス技術を用いるH2Hデータの送信は制約され、MTCデータが送信されることを可能にする期間が特定され得る。それに対応して、この期間外の、GPRS無線アクセス技術を用いる、予め割り当てられる周波数帯域上でのMTCデータの送信は制約され、それによって、LTE無線アクセス技術を用いて、当該予め割り当てられる周波数帯域上でH2Hデータが送信されることが可能になる。このアプローチを用いることで、無線リソースのより柔軟な使用が可能になり、例えば、H2Hデータ送信又はMTCデータ送信のいずれか専用の無線リソースの割合が、データ送信の複数のタイプのうちの1つのトラフィックローディングなどのネットワーク条件、又は異なるタイプのデータの相対的な優先度などの他の検討事項に基づいて容易に変更されることが可能になる。
1つの例において、無線リソースは、無線インタフェースのアップリンク及び無線インタフェースのダウンリンクが送信されることができる無線キャリアであり、特定されるデータ送信期間は、H2Hデータ送信の予測されるレベルに基づいて所定の時刻に所定の長さの時間にわたって発生する。
MTCデータは、しばしば遅延を許容し(delay tolerant)得る。換言すれば、MTCデータが生成されることとMTCデータがMTCアプリケーションサーバにおいてある時間内に受信されることとの間に遅延が存在しても問題にはならないであろう。他方で、H2Hデータの送信は、典型的に、遅延を許容しない。換言すれば、H2Hデータは、人間のユーザに送信されているため、生成された後はできるだけ早く送信され及び受信されるべきである。ただし、H2Hデータ送信の別の特性は、人間の活動サイクルに応じて量が減少する傾向があることである。換言すれば、トラフィックの量は、大部分のユーザが起きている日中に最も大きくなり、大部分のユーザが就寝中である夜間に最も低いレベルになる。この例は、人間の活動量が最も大きくなる期間にMTCデータ送信のための無線キャリアの使用が限定され、それによって、遅延を許容しない(delay intolerant)H2Hデータのために利用可能なリソースの量を増加させる点において、これらの要因を利用する。他方、H2Hデータ送信の量が低下する場合、H2Hデータ送信についての無線リソースの使用は限定され、MTCデータが送信されることを可能にする。H2Hデータは、典型的に、この期間は別の無線キャリアによって送信され得る。
別の例において、所定の時刻に先立つ予め定義されるハンドオーバ期間中、H2H通信デバイスは、無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信するように制御される。
この例によれば、H2H通信デバイスは、無線キャリアがMTCデータ送信のために用いられるべき時点につながる期間において第2の無線キャリアにハンドオーバされる。予め定義されるハンドオーバ期間を特定することは、種々のネットワークコンポーネントのオーバーロードにつながり得る、潜在的に多数の通信デバイスを1つのキャリアから別のキャリアを用いるように突然切り替えるのではなく、H2Hデバイスが徐々に且つ制御された手法で第2のキャリアを用いるように切り換えられることができることを確実にする。
別の例において、各MTC通信デバイスは、MTCデータを送信すべき、特定されるデータ送信期間中の1つ以上の特定のサブ期間を割り当てられる。幾つかの例において、これは、GPRSベースの通信技術などの特定の通信タイプ(例えば、無線アクセス技術)を用いることであり得る。
MTC通信デバイスが無線キャリアを用いることを制約される期間中、かなりの量のMTCデータが送信のために蓄積されるであろう。無線キャリアがMTCデータ送信のために利用可能となり次第、全てのMTC通信デバイスがそれらのデータを送信しようと試みる場合、これは種々のネットワークコンポーネントのオーバーロードにつながり得る。特定されるMTC通信デバイスが(例えば、GPRSベースの通信技術を用いて)データを送信することができるサブ期間を特定することによって、MTCデータの送信は分散され、それによって、ネットワークコンポーネントがオーバーロードされる可能性が低減される。
別の例において、無線リソースは無線キャリアを含むのではなく、その代わりに無線リソースは、1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスから無線インタフェース上でデータが送信される、アップリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームを含み、1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスに無線インタフェース上でデータが送信される、ダウンリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームをさらに含む。また、特定されるデータ送信期間は、例えばGPRS無線アクセス技術などの第1の通信技術を用いてMTCデータが送信されるサブフレームを含み、当該特定されるデータ送信期間外の期間は、例えばLTE無線アクセス技術などの第2の通信技術を用いてH2Hデータが送信されるサブフレームを含む。
この例によれば、アップリンク送信フレーム及びダウンリンク送信フレームのサブフレームは、H2Hデータ及びMTCデータの送信のために割り当てられる。従って、無線リソース(換言すれば、アップリンク送信フレーム及びダウンリンク送信フレーム)は、サブフレーム単位で、H2Hデータ通信とMTCデータ通信との間でサブフレーム上に多重化される。これは、MTC通信又はH2H通信のいずれかに割り当てられる無線リソースの割合が容易に且つ迅速に変更されることを可能にする。
本発明のさらなる態様及び特徴は、特許請求の範囲において定義される。
ここで、本発明の実施形態は、同様の部分が対応する参照番号により提供される添付の図面を参照しつつ、ほんの一例として説明されるであろう。図面において:
従来の人対人(H2H)通信システムの一般化された例の概略図を提供する。 従来のマシンタイプ通信(MTC)システムの一般化された例の概略図を提供する。 モバイル無線ネットワークの周波数スペクトル割り当ての一例を示す概略図である。 無線リソースをより高い効率で用いるように構成される通信システムの実例を提供する概略図を提供する。 図4aに示される通信システムにおいてデータを送信するように構成されるH2H通信デバイスの概略図を示す。 図4aに示される通信システムにおいてデータを送信するように構成されるMTC通信デバイスの概略図を示す。 図4aに示される通信システムにおいてどのようにデータが送信されるかをキャリア割り当てタイミング情報がどのように判定することができるかを示す概略図を提供する。 H2Hトラフィック量に基づいてキャリアを動的に割り当てる通信システムの実例を提供する概略図を提供する。 H2Hトラフィック量に基づくキャリア1の動的な割り当てを示す概略図を提供する。 例示的なアップリンク送信フレーム及び例示的なダウンリンク送信フレームの概略図を示す。 図8に示される送信フレームを用いるように構成される通信システムを示す概略図を提供する。 H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスが図8に示される送信フレームを用いながら異なる無線アクセス技術を用いて通信するモバイル通信ネットワークの概略図を示す。 本発明の一例に係る方法を示すフロー図を提供する。
マシンタイプ通信(MTC)データ及び人対人(H2H)タイプデータは、任意の適切な無線通信技術を用いて送信されることができる。従って、以下に述べられる例は、一般的なモバイルネットワーク技術の観点から開示されている。それ故に、本発明の原理は任意の適切な無線通信技術を用いて、及び任意の適切なネットワークアーキテクチャ、例えば、GSM、GPRS、W−CDM(UMTS)、CDMA2000、LTEなどを用いて実装されることができることが理解されるであろう。
従来のH2Hネットワーク及びMTCネットワーク
図1は、従来の人対人(H2H)通信システムの一般的な例の概略図を提供する。H2H通信システムは、2人のユーザ間の音声通信などの「人対人」の通信をサポートする。H2H通信システムは、H2Hモバイル無線ネットワーク101を含む。H2Hモバイル無線ネットワーク101は、複数のH2H通信デバイス103に無線インタフェースダウンリンクを介してH2Hデータを送信し、及び当該複数のH2H通信デバイス103から無線インタフェースアップリンクを介してH2Hデータを受信するように構成される複数のH2H基地局102を含む。H2Hモバイル無線ネットワークは、典型的に、複数の異なる地理的なセルに分割され、ここで、所与のセルは、特定の基地局によってサービスを提供される。H2Hモバイル無線ネットワーク101は、コアネットワーク部分104も含み、当該コアネットワーク部分104は、H2H通信デバイスへ及びH2H通信デバイスからデータをルーティングし、及び認証、モビリティマネジメント、サービスプロビジョニング、ビリングなどといった既知のネットワーク機能を実行する。
H2Hコアネットワーク104は、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)又は他のモバイル無線ネットワークなどの外部ネットワーク105を介して他のH2H通信エレメントと接続するための手段を提供するゲートウェイ機能(図示せず)を含む。典型的なH2Hデータ通信を示すために、図1に示されるH2H通信システムは、コアネットワーク104と固定回線電話106への外部ネットワーク105との間のリンクを含む。従って、図1に示されるH2H通信システムは、固定回線電話106を用いる第1のユーザとH2H通信デバイス103を用いる第2のユーザとが音声通話を行うことを可能にする。
図2は、従来のマシンタイプ通信(MTC)システムを示す概略図を提供する。図2に示されるMTC通信システムは、図1に示されるH2Hモバイル無線ネットワークと同様に機能するMTCモバイル無線ネットワーク201を含む。MTCモバイル無線ネットワーク201は、複数のMTC通信デバイス203に無線インタフェースダウンリンクを介してMTCデータを送信するように構成される複数のMTC基地局202を含む。理解されるであろうように、基地局202とMTC通信デバイス203との間で通信するために用いられる通信タイプ(例えば、無線アクセス技術)は、H2H基地局102とH2H通信デバイス103との間で通信するために用いられる通信タイプとは異なり得る。MTC基地局202は、MTC通信デバイス203から無線インタフェースアップリンクを介してMTCデータを受信するように構成される。MTCモバイル無線ネットワーク101は、MTCコアネットワーク部分204を含み、当該MTCコアネットワーク部分204は、MTC通信デバイスへ及びMTC通信デバイスからデータをルーティングする。MTCコアネットワーク204は、インターネットネットワークなどの外部ネットワーク205を介してMTCアプリケーションサーバ206と接続される。図2に示されるMTC通信システムは、MTC通信デバイス203からMTCアプリケーションサーバ206へMTCデータが送信されることを可能にする。
図2には示されないが、幾つかの例において、MTC通信システムは、H2Hデバイス及びMTC通信デバイスがリソースを共有するように構成されるH2H通信システムの一部であり得る。例えば、基地局は、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスの双方と同じ無線アクセス技術を用いて通信し、H2Hデータ及びMTCデータは、同じコアネットワークを通じてルーティングされる。ただし、明確さのために、結合されたMTC/H2Hネットワークは図示されない。
本技術分野において既知であるように、図1及び図2に示されるH2Hモバイル無線ネットワーク101及びMTCモバイル無線ネットワーク201といった複数のモバイル無線ネットワークが同じ地理的な領域上で同時に動作することを可能にするために、各モバイル無線ネットワークは、当該無線ネットワークに属する基地局及び通信デバイスがデータを送信することができる周波数スペクトルの一部を割当てられる。このコンセプトは、図3に示される。
図3は、モバイル無線ネットワークの周波数スペクトル割り当ての一例を示す概略図を提供する。アップリンク及びダウンリンクがサポートされることを可能にする特定のネットワークに割当てられる周波数スペクトルのセクションは、「キャリア(carrier)」と呼ばれる。周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システムについてのスペクトル割り当てなどの幾つかの場合において、周波数割り当ては、スペクトルの2つの別個のセクション、アップリンクについての第1のセクションとダウンリンクについての第2のセクションと、を含み得る。TD SCDMAなどの幾つかの時分割複信システムについてのスペクトル割り当てといった他の場合において、各キャリアは、アップリンクデータが第1のグループのタイムスロットにおいて送信され、ダウンリンクデータが第2のグループのタイムスロットにおいて送信される、スペクトルの単一のセクションを含み得る。
図3は、第1のキャリア「キャリア1」が890MHzから895MHzの間のアップリンク送信について割り当てられる第1のセクションのスペクトルと、935MHzから940MHzの間のダウンリンク送信について割り当てられる第2のセクションのスペクトルと、を含む例示的なFDDタイプの周波数割り当てを示す。第2のキャリア「キャリア2」は、1945MHzから1958MHzの間のアップリンク送信について割り当てられる第3のセクションのスペクトルと、2135MHzから2150MHzの間のダウンリンク送信について割り当てられる第4のセクションのスペクトルと、を含む。
LTEシステムにおけるキャリアアグリゲーションなどの技法を用いる場合、「キャリア」という用語は、実際には、本技術分野において既知であるように互いにアグリゲートされる、周波数スペクトルの幾つかの非隣接セクション(例えば、幾つかの従来のキャリア)を指し得る。従って、以下におけるキャリア1及びキャリア2への言及は、従来キャリアと呼ばれる無線リソースの連続的なセクションに必ずしも限定されず、無線リソースの任意の適切な名称を指し得る。
従来の例において、H2H通信デバイス103がH2H基地局(即ち、アップリンク)に890MHzから895MHzの間の周波数を用いて送信される無線信号上でデータを送信することを可能にし、及びH2H基地局102が通信デバイス103(即ち、ダウンリンク)に935MHzから940MHzの間の周波数を用いて送信される無線信号上でデータを送信することを可能にする、図1に示されるものなどのH2Hモバイル無線ネットワーク101に、キャリア1は割り当てられ得る。この例において、MTC通信デバイス203がMTC基地局203(即ち、アップリンク)に1945MHzから1958MHzの間の周波数を用いて送信される無線信号上でデータを送信することを可能にし、及びMTC基地局102がMTC通信デバイス203(即ち、ダウンリンク)に2135MHzから2150MHzの間の周波数を用いて送信される無線信号上でデータを送信することを可能にする、図2に示されるもの(又は、結合されたH2H/MTCモバイル無線ネットワーク)などのMTCモバイル無線ネットワーク201に、キャリア2は割り当てられ得る。
しかしながら、単一のキャリアがH2Hデータの送信専用とされ、且つ単一のキャリアがMTCデータの送信専用とされ、又は一方若しくは双方のキャリアがMTCデータ及びH2Hデータの送信について単に共有されるキャリアの分割は、特に、MTCデータ送信及びH2Hデータ送信の異なる特性を考慮すると、無線リソースの最適な使用を提供しないことがあり得る。
MTC通信及びH2H通信のマクロレベルの時間ドメイン多重化
多くの例において、MTCデータは、遅延を許容し得る。換言すれば、送信されるMTCデータが最終的には意図されるMTCアプリケーションサーバに到達するならば、アプリケーションサーバにおける、MTCデータの生成とMTCデータの受信との間の時間が数分又はたとえ数時間であっても、問題とならないことがある。例えば、MTC通信デバイスは、ガス、電気又は水といったリソースのユーザによる消費を記録するユーティリティメータに接続され得る。消費データは、一定の間隔で、例えば週に一度生成され、及び請求書を生成するMTCアプリケーションサーバに送信される。ユーザに請求書が送付されるのが数か月に一度である場合、消費データの送信が数時間だけ遅延しても問題となる可能性は低い。
その一方、典型的に、H2Hデータはできるだけ短い遅延でH2H通信システムにわたって通信されることが望ましい。例えば、2人のユーザ間の音声通話に関連するデータを含むデータパケットの送信における遅延は、通常、1秒のうちの小さな割合を超えて許容されることはできない。
H2Hデータの送信のさらなる特性は、トラフィック量が人間の活動サイクルに対応する傾向にあるということである。換言すれば、H2Hデータの量は、1日のうちでH2H通信システムのユーザの大部分が起きており且つ活動している期間に最も大きくなる傾向があり、1日のうちで当該ユーザの大部分が就寝中であり、それ故に活動していない期間に最も小さくなる傾向がある。その一方、MTCデータのトラフィック量は、典型的に、人間の活動パターンに依存しない。
図4aは、より高い効率で無線リソースを用いるために上記の特性を利用する通信システムの実例を提供する概略図を提供する。図4b及び図4cは、図4aに示される通信システムにおいてデータを送信するように構成されるH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスの概略図を示す。
図4aは、図1を参照しつつ説明されたH2Hモバイル無線ネットワーク101に対応するH2Hモバイル無線ネットワークを示す。図4aに示されるH2H基地局102及びH2H通信デバイス103は、複数のキャリア上でデータを送信し及び受信することが可能であるように構成される。例えば、さらに詳細に説明されるように、H2H通信デバイス103は、図3に示されるアップリンク周波数(キャリア1又はキャリア2)のうちのいずれかでデータを送信するようにH2Hコアネットワーク104によって制御されることができ、及び、図3に示されるダウンリンク周波数(キャリア1又はキャリア2)のうちのいずれかでデータを受信するように制御されることができる。それに対応して、図4aに示されるH2H基地局102は、図3に示されるダウンリンク周波数のうちのいずれかでデータを送信し、及び図3に示されるアップリンク周波数のうちのいずれかでデータを受信するための従来の技法を用いてコアネットワーク104によって制御されることができる。
図4aは、図2を参照しつつ説明されたMTCモバイル無線ネットワーク201に対応するMTCモバイル無線ネットワークも示す。MTC基地局202及びMTC通信デバイス203は、単一のキャリア上でデータを送信し及び受信するように制御される。例えば、MTC通信デバイス203は、図3に示されるように、キャリア1のアップリンク周波数上でデータを送信し、及びキャリア1のダウンリンク周波数上でデータを受信する。それに対応して、MTC基地局202は、図3に示されるように、キャリア1のダウンリンク周波数上でデータを送信し、及びキャリア1のアップリンク周波数上でデータを受信する。
典型的に、H2Hモバイル無線ネットワーク及びMTCモバイル無線ネットワークは、異なる無線アクセス技術を用いるように構成される。例えば、H2Hモバイル無線ネットワークは、GSMベースのシステムを用いてデータを通信し、MTCモバイル無線ネットワークは、UMTSベースのシステムを用いて通信し得る。あるいは、H2Hモバイル無線ネットワークは、LTEベースのシステムを用いてデータを通信し、MTCモバイル無線ネットワークは、GPRSベースのシステムを用いて通信してもよい。
ただし、幾つかの例において、H2Hモバイル無線ネットワーク及びMTCモバイル無線ネットワークは、同じ無線アクセス技術を用いて通信するように構成され得る。例えば、H2Hモバイル無線ネットワーク及びMTCモバイル無線ネットワークの双方が、UMTSベースのシステムを用いて通信してもよい。
図4aにおいて別個に示されるが、幾つかの例において、H2Hモバイル無線ネットワーク及びMTCモバイル無線ネットワークの双方が同じ又は異なる無線アクセス技術を用いる場合、H2Hモバイル無線ネットワーク101及びMTCモバイル無線ネットワーク201は、実際には、同じモバイル通信無線ネットワークの一部であり得る。換言すれば、H2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204は、単一の統合されたコアネットワークを形成し、H2H基地局102及びMTC基地局204は、同一の場所に配置されるか、又は実際には互いに物理的に別個ではない。
図4bは、図4aに示されるH2H通信デバイス103のうちの1つなどのH2H通信デバイス103のより詳細な図を提供する概略図を示す。認識されるであろうように、H2H通信デバイス103の多くの機能的な特徴は、簡潔さのために省略されているが、当業者によって知得されるであろう。
H2H通信デバイス103は、H2H基地局102に無線信号を送信するように構成され、及びH2H基地局102から送信される無線信号を受信するように構成される送受信ユニット402を備える。H2H通信デバイス103は、送受信ユニット402に接続されるユーザ入力/出力ユニット403も備える。ユーザ入力/出力ユニット403は、送受信ユニット402によって受信される無線信号からダウンリンクユーザデータを抽出し、当該ダウンリンクユーザデータを適当なユーザデータ出力に変換するように構成される。例えば、ユーザ入力/出力ユニット403は、受信される無線信号から抽出されるダウンリンクユーザデータを可聴出力に変換することができる。ユーザ入力/出力ユニット403は、ユーザ入力を、送受信ユニット402に送られ及びH2H通信デバイス103から無線信号として送信されるアップリンクユーザデータに変換するようにも構成される。例えば、ユーザ入力/出力ユニット403は、ユーザからの可聴入力(例えば、マイクに向かって話された音声)を、送受信ユニット402に送られ及びネットワークに送信されるアップリンクユーザデータに変換することができる。
H2H通信デバイス103は、当該H2H通信デバイス103の動作を制御し、及び、特に送受信ユニット402を制御する制御プロセッサ404も備える。制御プロセッサ404は、いつアップリンクデータがH2H通信デバイス103から送信されるか、及び当該アップリンクデータが送信される手法を制御する。例えば、制御プロセッサ404は、どの周波数上でアップリンクデータが送信されるか、及びどの無線アクセス技術が用いられるかを制御する。
制御プロセッサ404は、送受信ユニット402によって受信される無線信号からダウンリンク制御データを抽出するようにも構成される。制御プロセッサ404は、抽出されたダウンリンク制御データに従ってH2H通信デバイス103からのアップリンクデータの送信を制御するように構成される。例えば、制御データは、どの周波数上で及びどの時点において制御プロセッサ404が送受信ユニット402を制御してアップリンクデータを送信すべきかを示し得る。制御プロセッサ404によって抽出されたダウンリンク制御データは、H2HネットワークのH2H基地局102によってダウンリンクデータが送信される手法の標識も提供し、H2H基地局によって送信されるデータを送受信ユニット402が受信する手法を制御プロセッサ404が制御することを可能にし得る。例えば、制御プロセッサは、ダウンリンク制御データから、ダウンリンクデータを受信するためのタイミング及び同期情報を判定し得る。
H2H通信デバイスは、制御プロセッサ404に接続される加入者識別モジュール(SIM:subscriber identity module)405と、国際移動体加入者識別(International Mobile Subscriber Identity)番号を含むIMSIモジュール406と、も備える。SIM405及びIMSIモジュールの機能は、本技術分野において周知であり、これ以上説明されない。
図4cは、図4aに示されるMTC通信デバイス203のうちの1つなどのMTC通信デバイス203のより詳細な図を提供する概略図を示す。MTC通信デバイス203は、図4bに示されるH2H通信デバイス103を参照しつつ説明された送受信ユニット402、制御プロセッサ404、SIM405及びIMSIモジュール406に機能的に対応する送受信ユニット407、制御プロセッサ409、SIM410及びIMSIモジュール411を備える。H2H通信デバイス103及びMTC通信デバイス203が異なる無線アクセス技術を用いて通信するように構成される場合、図4cに示される(制御プロセッサ409及び送受信器407といった)種々のコンポーネントは、説明の目的のために当該コンポーネントが概して均等であるとみなされることができるものの、図4bに示されるものと正確には一致しないことが理解されるであろう。
H2H通信デバイス103とは異なり、MTC通信デバイス203は、MTCセンサデータ入力を受信するように構成されるセンサデータ入力ユニット408と、当該センサデータ入力ユニット408に接続されるメモリユニット412と、を備える。センサデータ入力ユニット408は、このセンサデータをアップリンクMTCデータに変換し、及びこのデータをMTCネットワークへの送信のために送受信ユニット407に送るように構成される。上述されたように、制御プロセッサ409は、いつ送受信ユニット407がアップリンクMTCデータを送信するかを制御するように構成される。センサデータ入力ユニット408がMTCデータを送信のために送受信ユニット407に送るが、制御プロセッサ409がその時点で如何なるデータも送信しないように送受信ユニット407を制御している場合、未送信のデータは、その後の送信のためにメモリユニット412に記憶される。
図4aに戻ると、通信システムは、H2Hコアネットワーク104とMTCコアネットワーク204とに接続される制御ユニット401を備える。制御ユニット401は、H2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204に制御情報を送るように構成される。H2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204は、制御ユニット401から送られる制御情報に従って通信デバイス及び基地局からのデータの通信を適合させるように構成される。
1つの例において、制御ユニット401からコアネットワークの各々に送られる制御情報は、キャリア割り当てタイミング情報を含む。より具体的には、MTCコアネットワーク204に送られるキャリア割り当てタイミング情報は、MTC通信デバイス203及びMTC基地局202がデータを送信することができる所定の期間を示す。H2Hコアネットワーク104に送られるキャリア割り当てタイミング情報は、H2H通信デバイス103及びH2Hコアネットワーク104がデータを送信することができる所定の期間及びどのキャリアかを示す。
1つの例において、制御ユニット401からMTCコアネットワーク204に送られるキャリア割り当てタイミング情報は、MTC通信デバイス203及びMTC基地局202からのデータの送信をキャリア1上でのみ、及び0000時から0559時の間の時間のみコアネットワークが許可すべきであることを示す。この期間は、H2H通信システムの多くの人間のユーザが就寝中であり、それ故に、H2H通信のトラフィックがより低いレベルにある期間に対応する。
それに対応して、制御ユニット401からH2Hコアネットワーク104に送られるキャリア割り当てタイミング情報は、H2H通信デバイス103及びH2H基地局102によるH2Hデータの送信がキャリア1上で0600時から2359時の間の時間にのみ許可されるべきであることを示す。この期間は、H2H通信システムの多くの人間のユーザが起きており、それ故に、H2H通信のトラフィックがより高いレベルにある期間に対応する。制御ユニット401からH2Hコアネットワーク104に送られるキャリア割り当てタイミング情報は、H2H通信デバイス103及びH2H基地局102がいつでもキャリア2上でH2Hデータを送信することができることも示す。
図5は、どのようにデータがキャリア1及びキャリア2上で送信されるかを、制御ユニットから送られるキャリア割り当てタイミング情報がどのように判定するかを示す概略図を提供する。
図5から分かるように、1日目の0000時から0559時の間、キャリア1のアップリンク周波数及びダウンリンク周波数は、MTCデータの送信のみについて用いられる。1日目の0600時から2359時の間、キャリア1のアップリンク周波数及びダウンリンク周波数は、H2Hデータの送信のみについて用いられる。2日目の0000時から0559時の間、キャリア1のアップリンク周波数及びダウンリンク周波数は、MTCデータの送信のみについて用いられる。2日目の0600時から2359時の間、キャリア1のアップリンク周波数及びダウンリンク周波数は、H2Hデータの送信のみについて用いられる。3日目の0000時から0559時の間、キャリア1のアップリンク周波数及びダウンリンク周波数は、MTCデータの送信のみについて用いられるなどである。
図5に示される全期間にわたり、キャリア2のアップリンクキャリア周波数及びダウンリンクキャリア周波数は、H2Hデータの送信についてのみ用いられる。
上述されたように、MTCデータは、典型的に、GPRSなどの第1の無線アクセス技術を用いて送信され、H2Hデータは、典型的に、LTEなどの第2の無線アクセス技術を用いて送信される。ただし、他の例において、MTCデータ及びH2Hデータは、同じ無線アクセス技術を用いて送信されるが、H2Hデータ又はMTCデータのいずれかの送信について最適化されてもよい。例えば、MTCデータ及びH2Hデータの双方がLTEを用いて送信される場合、MTCデータを送信する場合は物理無線リソースのより大きな割合が物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)及びランダムアクセスチャネル(RACH)に割り当てられ、それによって、MTCデータ送信を特徴とする様々な通信デバイスからの少量のデータの頻繁な送信についてより多くの無線リソースが提供され得る。他方、H2Hデータを送信する場合、物理無線リソースのより大きな割合がダウンリンク共有チャネル(DSCH:Downlink Shared Channel)に割り当てられ、それによって、個別の通信デバイスへのデータの送信についてより多くの無線リソースが提供され得る。
従来の通信システムにおいてキャリア周波数などの無線リソースを割り当てる場合、MTCデータが送られる時間とH2Hデータが送られる時間との間の区別は存在しない。例えば、図2に示される従来のMTC通信システムは、MTCデータをキャリア2上でいつでも通信し、図1に示される従来のH2H通信システムは、キャリア1上でいつでもH2Hデータを通信する。従って、H2Hデータのトラフィックが高い時間(例えば、昼間の間)は、幾つかのセルにおいて、単一のキャリアがサポートすることが可能なH2Hトラフィックの総量は、ユーザが試みる全てのH2Hデータの送信をサポートするために充分ではないことがあり、それ故に、H2H通信システム内のサービスの品質が低下するか、又はH2Hデータの一部を送信することが不可能になり得る。
図5に示されるキャリア割り当てに従って動作する、図4aに示される通信システムにおいて、無線リソースが用いられる効率は、改善される:最も高いレベルのH2Hトラフィックが存在しそうな期間(例えば、0600時から2359時の間)、利用可能なリソースの全ては、H2Hデータの送信のために割り当てられ、従って、H2Hデータの量に起因する、サービスの品質における低下又はH2Hデータの送信の失敗の可能性が低減される。最も低いレベルのH2Hデータのトラフィックが存在しそうな期間(例えば、0000時から0559時の間)、キャリア2は、MTCデータの送信のために用いられ、従って、さもなければ第1の期間(例えば、0600時から2359時の間)に送信されていたであろうMTCデータを送信する機会が存在することが確保される。
幾つかのシナリオにおいて、MTCモバイル無線ネットワーク及びH2Hモバイル無線ネットワークは、異なる通信事業者によって運営され得る。第1の事業者は、H2Hモバイル無線ネットワークを運営し、並びにキャリア1及びキャリア2を通信データを通信するために用いる権利を有し得る。第2の事業者は、MTCモバイル無線ネットワークを運営し、及びH2Hモバイル無線ネットワークにおけるトラフィックが低い期間、例えば、上記で議論したように0000時から0559時の間、当該MTCモバイル無線ネットワークにおける使用のために第1の事業者からキャリア1を「リースし(lease)」得る。
図4aに示されるシステムを実装するために、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスは、いつ及びどのキャリア上でMTC/H2Hデータが送信され及び受信されることができるのかを認識している必要がある。図4b及び図4cに関して一般的に説明されたように、これは、ネットワークから受信される制御データをデコーディングする各通信デバイスの制御プロセッサによって達成される。ただし、より具体的には、幾つかの例において、この情報は、適合された同期信号において各通信デバイスに送信される。適合された同期信号は、以下でより詳細に議論される。
他方、H2Hモバイル無線ネットワーク及びMTCモバイル無線ネットワークが同じ無線アクセス技術を用いるシステムなどの他の例において、各MTC通信デバイスは、いつ及びいずれのキャリア上でMTCデータが送信されることができるのかを明示的に示すシグナリングを受信しないかもしれない。その代わりに、各MTC通信デバイスは、当該MTC通信デバイスにおいてMTCデータが生成される限り当該MTCデータを送信することを要求するように構成される。しかしながら、MTCデータの送信のためにキャリアが割り当てられていない期間、例えば0600時から2359時の間にMTC通信デバイスがMTCデータを送信することを要求するアクセス要求を送る場合、無線ネットワークは、当該アクセス要求を拒否するが、MTC通信デバイスがMTCデータを送ることを再び試みるべきである、後の時刻、例えば、0000時から0559時の間の特定される時刻を示す再試行タイミング情報を含むシグナリングをMTC通信デバイスに送る。この情報は、MTC通信デバイスに記憶され、MTC通信デバイスは、当該特定される後の時刻にMTCデータを送る。
上述されたように、MTCデータは、典型的に、遅延を許容する。しかしながら、幾つかの種類(classes)のMTCデータは、遅延を許容しないことがある。例えば、MTC通信デバイスは、建物の温度を測定し及び計測温度を温度モニタリングアプリケーションサーバに送信する温度センサに接続され得る。突然の予期しない温度の上昇を示す計測温度は、火事が発生したことを示し得る。このデータを温度アプリケーションサーバに送信することは、できる限り遅延させないべきである。従って、幾つかの例において、MTC通信デバイスは、優先度が高いMTCデータと優先度が低いMTCデータとを区別するように構成され、優先度が高いデータは、できる限り短い遅延で送信される。例えば、図4cを参照すると、センサ入力データユニット407がMTCデータの送信のためにキャリアが割り当てられていない期間に優先度が高いMTCデータを送受信ユニット402に送る場合、制御プロセッサ404は、それでもなお送受信ユニットを制御して、優先度が高いMTCデータを任意の利用可能なキャリア上で送信し得る。
MTC通信及びH2H通信の動的なマクロレベルの時間ドメイン多重化
図4a及び図5を参照しつつ説明された例において、キャリア1がMTCデータの送信のために割り当てられる時刻は、予め定義される基準、即ち、予測される人間の活動サイクルによって判定される。ただし、H2Hトラフィック量は、他の要因によって影響を受け得る。例えば、祭日などの期間中、通常はユーザが活動する結果生成されるH2Hトラフィックは、低下し得る。あるいは、人気のあるスポーツイベントは、多数のH2Hユーザが例えば音声通話に加わることよりもテレビ受信機で当該スポーツイベントの放送を鑑賞することに夢中になるため、低下したレベルのH2Hトラフィックという結果になり得る。従って、幾つかの例において、周波数割り当ては、動的にも為され得る。換言すれば、どの所定の時間にキャリア1がMTCデータの送信のために用いられるべきかを制御するためにキャリア割り当てタイミング情報をH2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204に送るだけでなく、キャリア1は、MTCデータの送信に動的に割り当てられることもできる。
図6は、H2Hトラフィック量に基づいてキャリアを動的に割り当てる通信システムの実例を提供する概略図を提供する。
図6に示される通信システムは、制御ユニット401がトラフィックモニタリングユニット601を含む点を除いて、図4aに示されるものに対応する。制御ユニット401は、トラフィックモニタリングユニット601からH2H通信ネットワークにおけるトラフィック量を示す情報を受信し、及び、これに基づいて、キャリア1がH2Hデータ又はMTCデータの送信のために用いられるべきか否かを判定するように構成される。
1つの例において、トラフィックモニタリングユニット601は、H2Hコアネットワークに接続され、及びH2Hトラフィック量をモニタリングするように構成される。H2Hトラフィック量が閾値期間の間、閾値レベル未満に低下したことをトラフィックモニタリングユニット601が検出する場合、H2Hトラフィックが当該閾値レベル未満に減少したことを示す第1のトラフィック量検出信号は、トラフィックモニタリングユニット601から制御ユニット401に送られる。制御ユニット401は、第1の動的キャリア割り当て制御信号をH2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204に送るように構成される。第1の動的キャリア割り当て制御信号を受信した後、H2Hコアネットワークは、キャリア1上でのH2Hデータの送信を中止するように構成される。それに対応して、第1の動的キャリア割り当て制御信号を受信した後、MTCコアネットワーク204は、キャリア1を用いたMTCデータの送信を開始するように構成される。
トラフィックモニタリングユニット601は、H2Hトラフィック量をモニタリングすることを継続する。H2Hトラフィックが閾値期間を超える間、閾値レベルを超えたことをトラフィックモニタリングユニットが検出する場合、H2Hトラフィックが当該閾値レベルを超えたことを示す第2のトラフィック量検出信号が、トラフィックモニタリングユニット601から制御ユニット401に送られる。制御ユニット401は、第2の動的キャリア割り当て制御信号をH2Hコアネットワーク104及びMTCコアネットワーク204に送るように構成される。第2の動的キャリア割り当て制御信号を受信した後、MTCコアネットワーク204は、キャリア1上でのH2Hデータの送信を中止するように構成され、H2Hコアネットワーク104は、キャリア1を用いたMTCデータの送信を開始するように構成される。
幾つかの例において、キャリア1上でのH2Hデータの送信を中止することは、キャリア1上で(LTEなどの)H2H無線アクセス技術を用いてデータを送信することからキャリア1上で(GPRSなどの)MTC無線アクセス技術を用いてデータを送信することに切り換えること、を含む。
図7は、H2Hトラフィック量に基づくキャリア1の動的割り当てを示す概略図を提供する。
キャリア1がH2Hデータ送信又はMTCデータ送信のいずれかに動的に割り当てられる例において、MTCネットワークは、未知の期間について利用可能であり得る。幾つかの例において、制御ユニット401は、MTCデータがキャリア1上で送信されることができる最小持続時間701を特定するように構成される。最小持続時間701は、MTCネットワークにおけるMTC通信デバイスにシグナリングされる。この情報を用いて、各MTC通信デバイスは、任意の保留中の(pending)MTCデータを送信するに値するか否かを判定することができる。
例えば、MTC通信デバイスは送信すべき大量のMTCデータを有しているが、最小持続時間は30秒などの短期間についてのみMTCネットワークが利用可能であり得ることを示す場合、MTC通信デバイスの制御プロセッサは、全てのデータを送信するための充分な時間はありそうにないため、キャリア2が非動的に(例えば、0000時以降に)MTCデータ送信のために利用可能となるまで待機する方が良いと判定し得る。他方、ほんの少量の保留中のMTCデータが存在する場合、MTC通信デバイスの制御プロセッサは、当該データを送信するための充分な時間があると判定することができる。
MTC通信とH2H通信との間のキャリアハンドオーバ
図4a及び図6に示される例示的な通信システムにおいて、種々の特定される時点において、キャリア1は、H2Hデータを送信するために用いられることとMTCデータを送信するために用いられることとの間で切り替えられる。通信システムを用いる多数のH2H通信デバイス又はMTC通信デバイスが存在する場合、H2Hデータを送信するためにキャリア1を用いることからMTCデータを送信するためにキャリア1を用いること及びその逆への遷移は、MTCコアネットワーク及び/又はH2Hコアネットワークに接続要求並びにデータを送信し及び受信するための要求により突然に負荷を掛けることを回避するために慎重に管理されなければならない。上記で議論されたように、H2Hデータを送信することからMTCデータを送信することへ切り替えることは、キャリア1上で(LTEなどの)H2H無線アクセス技術を用いてデータを送信することからキャリア1上で(GPRSなどの)MTC無線アクセス技術を用いてデータを送信することへ切り替えること、を含み得る。
例えば、図5に示されるキャリア割り当てタイミングに従って、毎日0000時に、キャリア1はMTCデータを送信するために利用可能となる。それ故に、複数のMTC通信デバイスが数時間待機し、送信すべきMTCデータを蓄積しているかもしれない可能性がある。キャリア1がMTCデータを送信するために利用可能となる際に、多数のMTC通信デバイスがMTCデータを送信するためにMTCネットワークに接続しようと同時に試みる場合、MTC無線インタフェース及びMTCコアネットワークが対処することが可能であることはありそうにない。
この状況を回避するために、1つの例において、各MTC通信デバイスは、キャリア1がMTCデータの送信のために利用可能である期間中の特定されるサブ期間の間のみデータを送信するように制約される。
これは、多くの手法で達成され得る。例えば、ネットワークにおけるあらゆるMTC通信デバイスは、5つのグループのうちの1つに割り当てられ得る。5つのグループのうちの第1のグループに割り当てられるMTC通信デバイスは、1時間の期間のうちの最初の6分の期間の間のみMTCデータを送信するように構成され得る。5つのグループのうちの第2のグループに割り当てられるMTC通信デバイスは、1時間の期間のうちの2番目の6分間の間のみMTCデータを送信するように構成され得る。5つのグループのうちの第3のグループに割り当てられるMTC通信デバイスは、1時間の期間のうちの3番目の6分間の間のみMTCデータを送信するように構成されるなどである。この概念は、表1に示される。
Figure 2014507091
理解されるであろうように、各MTC通信デバイスがいつMTCデータを送信することができるかをこのように制約することによって、MTCデータ送信要求における突然の急増は低減される。
任意の1つのセルにおける任意の特定のグループに属するMTC通信デバイスのできる限りランダムな配分を達成するために、MTC通信デバイスが属するグループは、国際移動体加入者識別(IMSI)番号又はネットワークによって割り当てられる無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Temporary Identifier)といった、各MTC通信デバイスに関連付けられる一意の識別コードによって判定され得る。一例は、表2に示される。
Figure 2014507091
キャリア間のH2Hデバイスの自動ハンドオーバ
別の検討事項は、キャリア1がH2Hデータを送信するために用いられることからMTCデータを送信するために用いられることに切り換えられる場合、H2Hコアネットワークに現在接続されている全てのH2H通信デバイスが、キャリア1からキャリア2に移されなければならないことである。理想的には、これは、H2H通信デバイスのユーザがハンドオーバを認識しないようにシームレスに為されなければならない。例えば、ハンドオーバの瞬間に進行中である如何なる音声通話においても中断があるべきではない。さらに、それは、キャリア2に関連付けられるH2H無線インタフェースへの接続要求によるオーバーロードも回避するような手法で為されるべきである。
これを達成するために、幾つかの例において、キャリア1をH2Hデータのために用いることからキャリア1をMTCデータのために用いることへ切り替えることにつながる期間において、キャリア1を用いて現在通信しているH2H通信デバイスが互い違いに(in a staggered fashion)キャリア2に移される自動ハンドオーバプロシージャが用いられる。1つの例において、これを実装するために、ハンドオーバ期間は、例えば、キャリア1がMTC送信に切り換えられる前の30分間に定義される。この期間中、キャリア1を用いて通信している全てのH2H通信デバイスは、キャリア2に移される。上記のMTC通信デバイスの送信サブ期間の割り当てと同様に、個別のH2H通信デバイスがキャリア1を用いて通信することからキャリア2に移る正確な時刻は、IMSI番号又はRNTI番号といった、各H2H通信デバイスに関連付けられる一意の識別コードによって判定され得る。
例えば、各H2H通信デバイスは、例として表2に示されるような5つのグループのうちの1つに割り当てられ得る。各H2H通信デバイスがキャリア1からキャリア2に移る期間は、表3に示されるように定義される。
Figure 2014507091
H2H/MTCサブフレーム割り当て
これまでに説明された例において、H2Hデータの送信及びMTCデータの送信は、MTCデータ送信及びH2Hデータ送信に異なるキャリアを割り当てることに基づいて分割されていた。しかしながら、幾つかの例において、MTCデータ及びH2Hデータの送信を2つの別個のキャリア間で分割するのではなく、その代わりにH2Hデータの送信及びMTCデータの送信は、単一のキャリア上でサブフレームレベルで分割される。
無線通信システムにおけるデータの送信は、典型的に、送信信号を複数のサブフレームユニットを含む一連のフレームに分割することによって達成される。フレームの構造、即ち、その長さ及び各サブフレームにおいて送信されるデータのタイプは、典型的に、予め定義され、及び各モバイルデバイスによって知得されている。
図8は、例示的なアップリンク送信フレーム801及びダウンリンク送信フレーム802の概略図を示す。各送信フレームは、複数のサブフレームに分割される。送信フレームの第1、第2、第4、第5、第7、第8及び第10のサブフレームは、H2Hデータの送信のために割り当てられる。送信フレームの第3、第6及び第9のサブフレームは、MTCデータの送信のために割り当てられる。例示的な例において、各送信フレームは、10m長であり、各サブフレームは、1ms長である。
アップリンク送信フレーム801及びダウンリンク送信フレーム802は、MTCデータサブフレーム及びH2Hデータサブフレームについて同じ構成を有するものとして示される。ただし、これは単なる例示であること、及びアップリンクフレームは同じではないMTCデータサブフレーム及びH2Hサブフレームの構成を有し得ることが理解されるであろう。
図9は、図8に示される送信フレームを用いるように構成される通信システムを示す概略図を提供する。図1、図2及び図4に示される通信ネットワークとは異なり、図9に示されるモバイル通信ネットワーク901の例は、H2Hデータの通信及びMTCデータの通信の双方をサポートするように構成される。
図9は、複数のH2H通信デバイス903及びMTC通信デバイス904に無線ダウンリンク上でデータを送信し、及びH2H通信デバイス903及びMTC通信デバイス904から無線アップリンク上でデータを受信するように構成される複数の基地局902を備えるモバイル通信ネットワーク901を示す。基地局902は、ネットワーク内で通信されるデータをルーティングし、及び認証、モビリティマネジメント、サービスプロビジョニング、ビリングなどといった機能を含むコアネットワーク905に接続される。
従って、図8を参照すれば分かるように、最初の2つのサブフレーム(例えば、アップリンクフレーム及びダウンリンクフレームの最初の2ミリ秒)の期間中、H2Hデータは、基地局902とH2H通信デバイス903との間のアップリンク及びダウンリンク上で送信される。第3のサブフレーム(例えば、フレームの3ミリ秒目)の期間中、MTCデータは、基地局902とMTC通信デバイス904との間のアップリンク及びダウンリンク上で送信される。第4及び第5のサブフレームの期間中にH2Hデータが送信され、第6のサブフレーム期間中にMTCデータが送信されるなどである。
図9に示される例において、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスは、同じ無線アクセス技術に従ってデータを送信する。換言すれば、例えば、H2H通信デバイスがLTEベースの無線アクセスシステムを用いて通信する場合、MTC通信デバイスもLTEベースのアクセスシステムを用いて通信する。ただし、幾つかの例において、MTC通信デバイス及びH2H通信デバイスは、異なる無線アクセス技術を用いて通信するように構成される。例えば、H2H通信デバイスは、GPRSに由来する技術を用いて通信してもよく、MTC通信デバイスは、LTEに由来する技術を用いて通信してもよい。
図10は、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスが図8に示される送信フレームを用いつつ、異なる無線アクセス技術を用いて通信するモバイル通信ネットワークの概略図を示す。図10に示されるモバイル通信ネットワークは、基地局をMTC通信デバイス及びH2H通信デバイスの双方と通信するように構成するのではなく、その代わりにネットワークがH2H通信デバイス903とH2Hデータを通信するように構成される専用のH2H基地局1001とMTC通信デバイス904とMTCデータを通信するように構成される専用のMTC基地局1002とを含む点を除いて、図9に示されるものに対応する。H2H基地局1001及びMTC基地局1002は、本技術分野において既知であるように双方の無線アクセス技術をサポートするように構成される単一のコアネットワーク905に接続される。幾つかの実施形態において、H2H基地局1001は、MTC基地局1002と同一の場所に配置されてもよく、同じユニット内に配置されてもよい。
図8に示される送信フレームに従って、サブフレーム1、2、4、5、7、8及び10の期間中、H2H基地局1001は、H2H通信デバイス903と第1の無線アクセス技術を用いて単一のキャリア上で通信する。それに対応して、サブフレーム3、6及び9の期間中、MTC基地局1002は、MTC通信デバイス904と第2の無線アクセス技術を用いて単一のキャリア上で通信する。
サブフレームの送信タイミングが全ての基地局にわたり一致させられることを確保するために、H2H基地局1001及びMTC基地局1002の双方は、同期ユニット1003に接続される。同期ユニット1003は、基地局が送信フレームに同期した状態にとどまることを支援するためのタイミング情報を基地局に提供する。図10において、同期ユニット1003は、コアネットワーク905の外部に配置されるように示されるが、理解されるであろうように、同期は、コアネットワーク905内などの任意の適切なロケーションに配置されることができる。H2H及びMTCが同一の場所に配置される実施形態において、同期は、ローカルインタフェース上で発生し得る。
適合された同期信号
図9及び図10に示される通信システムが動作するために、各通信デバイスの制御プロセッサは、サブフレームのうちのいずれがH2Hデータ送信のために予約され、いずれがMTCデータ送信のために予約されるのかを規定する、アップリンクフレーム及びダウンリンクフレームの双方のフレーム構造を認識している必要がある。
従来のモバイル通信システムにおいて、各ダウンリンクフレームは、典型的に、同期信号を含む。同期信号は、通常、ネットワーク中の各モバイルデバイスによって知得されている所定のシーケンスを含む。新たなモバイルデバイスがネットワークに加わるたびに、例えば、当該モバイルデバイスのスイッチがオンにされると、モバイルデバイスは、同期信号について所定のキャリアをモニタリングする。一旦この同期信号が検出されると、モバイルデバイスは、フレーム構造に同期することができ、従って、いつデータを送信し及び受信すべきかを認識するようになる。
図9及び図10に示される通信システムにおける通信デバイスにアップリンク送信フレーム及びダウンリンク送信フレームの構造を認識させるために、適合された同期信号が送信されることができる。当該適合された同期信号は、予め定義される同期シーケンスを含むだけでなく、アップリンク及びダウンリンク送信フレームのサブフレームのうちのいずれがH2Hデータ送信のために割り当てられ、いずれがMTCデータ送信のために割り当てられるのかを示すアップリンク及びダウンリンクフレーム構造情報も含む。
図9に示される通信システムにおいて、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスは、同じ無線アクセス技術を用いて通信する。結果として、H2H通信デバイス及びMTC通信デバイスの双方は、ダウンリンク送信フレームの全てのサブフレームを受信することができる。従って、適合された同期信号は、ダウンリンク送信フレームのサブフレームのうちのいずれか、例えば、図8に示されるダウンリンク送信フレーム802の第1のサブフレーム(サブフレーム1)に挿入されることができる。ただし、幾つかの例において、別個のH2H同期信号及び別個のMTC同期信号が存在してもよい。
他方、図10に示される通信システムにおいて、H2H通信デバイスは、異なる無線アクセス技術を用いてMTC通信デバイスと通信する。従って、H2Hサブフレームは、MTC通信デバイスによって受信されることができず、MTCサブフレームは、H2H通信デバイスによって受信されることができない。それ故に、通信デバイスがアップリンク及びダウンリンク送信フレーム構造を認識することを可能にするために、ダウンリンク送信フレームのH2Hサブフレームのうちの1つの一部は、第1の適合された同期信号を含む。当該第1の適合された同期信号は、ダウンリンクフレーム及びアップリンクフレームのサブフレームのうちのいずれがH2Hデータ送信のために割り当てられるのかを示すアップリンク及びダウンリンクフレーム構造情報を含む。それに対応して、ダウンリンク送信フレームのMTCサブフレームのうちの1つの一部は、第2の適合された同期信号を含む。当該第2の適合された同期信号は、ダウンリンクフレーム及びアップリンクフレームのサブフレームのうちのいずれがMTCデータ送信のために割り当てられるのかを示すアップリンク及びダウンリンクフレーム構造情報を含む。換言すれば、MTCデータ送信のための別個の適合された同期信号と、H2Hデータ送信のための別個の適合された同期信号と、が存在する。
従って、新たなH2H通信デバイス903がネットワークに加わる場合、当該H2H通信デバイス903は、H2H同期信号が検出されるまで、キャリアのダウンリンク部分をモニタリングする。H2H同期信号が検出される場合、H2H通信デバイスは、フレーム構造情報をデコードし、従って、いずれのサブフレームの期間中にH2Hデータがアップリンク上で送信され及びダウンリンク上で受信されることができるのかを判定する。
それに対応して、新たなMTC通信デバイス904がネットワークに加わる場合、当該MTC通信デバイス904は、MTC同期信号が検出されるまで、キャリアのダウンリンク部分をモニタリングする。MTC同期信号が検出される場合、MTC通信デバイスは、フレーム構造情報をデコードし、従って、いずれのサブフレーム期間中にMTCデータがアップリンク上で送信され及びダウンリンク上で受信されることができるのかを判定する。
幾つかの例において、フレーム情報は適合された同期信号上で送信されるのではなく、その代わりに、フレーム情報は、3GPP BCHタイプチャネルなどのブロードキャストチャネル上で送信され得る。
幾つかの例において、各MTC通信デバイスにおいてその位置が知得されている特定のサブフレームは、MTCフレーム情報の送信のために割り当てられてもよく、各H2H通信デバイスにおいてその位置が知得されている同じ又は別のサブフレームは、H2Hフレーム情報の送信のために割り当てられてもよい。
サブフレーム割り当てのバリエーション
図8から分かるように、MTCデータ通信専用の無線リソースの割合及びH2Hデータ通信専用の無線リソースの割合は、H2Hデータに割り当てられるサブフレームの数及びMTCデータに割り当てられるサブフレームの数によって判定されることができる。例えば、図8に示されるアップリンク送信フレーム801及びダウンリンク送信フレーム802において、7つのサブフレームがH2Hデータ送信のために割り当てられ、3つのサブフレームがMTCデータ送信のために割り当てられる。従って、無線リソースの70%はH2Hデータ送信に割り当てられ、30%はMTCデータ送信に割り当てられると見なされることができる。幾つかの例において、この割合は、フレームごとに変化させられることができる。これを達成するために、コアネットワークによって同期信号/ブロードキャストBCHタイプ信号と共に送信されるフレーム構造情報は、H2Hデータ送信又はMTCデータ送信専用のサブフレームの増加された/減少された数を反映するように変更されることができる。幾つかの例において、スケジューリングユニットは、種々の基準に従ってH2Hデータ送信及びMTCデータ送信に割り当てられる無線リソースの割合を変化させるためにフレーム構造を変更するように構成され得る。
例えば、上記で議論されたマクロレベルの時間ドメイン多重化の例において、(例えば、図5の周波数割り当てスキーム又は図7に示される動的割り当てといった所定の基準の結果として)ある時間帯にキャリア1がH2Hデータ送信のために用いられることとMTCデータ送信のために用いられることとの間の「ハード(hard)」スイッチを実装するのではなく、制御ユニット401は、キャリア1上のH2Hデータ送信及びMTCデータ送信に割り当てられるサブフレームの割合を変化させるスケジューリングユニットを備える。例えば、0000時から0559時の期間中、アップリンク送信フレーム及びダウンリンク送信フレームは、H2Hデータ送信に割り当てられるただ1つのサブフレームとMTCデータ送信に割り当てられる9つのサブフレームと、を有し得る。他方、0600時から2359時の期間中、アップリンク送信フレーム及びダウンリンク送信フレームは、MTCデータ送信に割り当てられるただ1つのサブフレームと、H2Hデータ送信に割り当てられる9つのサブフレームと、を有し得る。
幾つかの例において、MTCネットワーク及びH2HネットワークについてのARQ(automatic repeat request:自動再送要求)サイクルは、シグナリングが適当なサブフレーム内に収まるように変更される必要があり得る。例えば、MTC ARQサイクルは、最初のMTCサブフレームにおいてMTC通信デバイスに送信される任意のデータが次のMTCサブフレームにおいて確認応答されるように変更される必要があり得る。
サブフレーム無線アクセス技術のバリエーション
図10に示される通信システムにおいて、MTCデータ及びH2Hデータは、異なる無線アクセス技術を用いて送信される。ただし、幾つかの例において、異なるタイプのデータを送信するために完全に異なる無線アクセス技術を用いるのではなく、MTCサブフレーム期間中、MTCデータは、H2Hデータを送信するために用いられる無線アクセス技術の変更されたバージョンを用いて送信される。
例えば、H2Hデータが従来のLTE無線アクセス技術を用いて送信される場合、MTCサブフレーム期間中、ダウンリンクにおいて、各OFDMシンボルは、延長された巡回プレフィックス(即ち、ガードインターバル)を含み得る。
本技術分野において周知であるように、OFDMシンボルの巡回プレフィックスを延長することは、マルチパス伝播現象によって引き起こされるシンボル間干渉に対する、受信機における許容範囲を増加させる。マルチパス干渉に対する許容範囲を増加させることによって、受信機(即ち、MTC通信デバイス)が送信機(即ち、MTC基地局)から送信されるOFDMシンボルを満足に受信することができる距離は、増加する。従って、MTC OFDMシンボルの送信をこのように適合させることによって、MTC通信デバイスがMTCデータを受信することができる範囲は、増加する。
巡回プレフィックスを延長することは、各シンボルにおいて送信されることができるデータの量を代償にして達成される。しかしながら、前述されたように、MTCデータは、典型的に、(例えば、H2Hデータと比較して)実際に送信されるデータの量が比較的少量であることによって特徴付けられる。従って、シンボルごとに送信されることができるデータの量を犠牲にしてMTCデータが送信されることができる範囲を増加させることは、MTCデータについては容認可能である。
他の例において、MTCサブフレーム期間中、ランダムアクセス要求専用の無線リソースの割合は、MTCサブフレーム期間中に増加され得る。
既知であるように、多くの従来のモバイル通信システムにおいて、モバイルデバイスからネットワークにデータが送信されるべき際、モバイルデバイスは、データがネットワークに送信されることを可能にするであろうアップリンク無線リソースへのアクセスを最初に要求しなければならない。モバイルデバイスがアップリンクリソースへのアクセスを要求するであろう時点は予測されることができず、そのため、そのような要求は、「ランダムアクセス(random access)」要求と称される。多くの無線インタフェースにおいて、アップリンク無線リソースのうちのある割合は、こうしたランダムアクセス要求に適応するために取っておかれる。
上述されたように、MTCデータの送信は、典型的に、少量のデータの頻繁な送信によって特徴付けられる。従って、ある通信ネットワーク内で送信されるMTCデータの任意の所与の総量について、ランダムアクセス要求の総数は、同じ量のH2Hデータの送信の結果として為されるランダムアクセス要求の総数よりも大きくなることが予期され得る。従って、大量のMTCデータが送信される場合、これは、ランダムアクセスの無線リソースが圧倒される結果となり、MTCデータの送信のために利用可能なサービスの質における実質的な低下につながり得る。それ故に、MTCサブフレーム期間中にランダムアクセス要求のために利用可能な無線リソースの割合を増加させることによって、多量のMTCデータの通信は、より良好なサービスを提供される。
幾つかの例において、ランダムアクセス要求のために利用可能なリソースを増加させることは、物理ランダムアクセスチャネルに割り当てられるタイムスロットの数、周波数帯域幅、サブキャリア又は送信符号の数を増加させること、を含み得る。
H2Hデータを送信するために用いられる無線アクセス技術とは異なる無線アクセス技術を用いてMTCデータが送信される上記の例において、MTCネットワークは、H2Hネットワークとは異なる数のキャリアを用い得る。例えば、H2Hネットワークは、10MHzの帯域幅のLTEネットワークであってもよく、MTCネットワークは、2つの5MHzの帯域幅(3.84Mcps)のTC−CDMAキャリア又は2つの5MHzのWCDMAキャリアから成っていてもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る方法を示すフロー図を提供する。
ステップS101において、第1のタイプの通信デバイスは、第1のタイプのソースへ及びからアプリケーションサーバに無線インタフェースを介してデータを通信するように構成される。ステップS102において、第2のタイプの通信デバイスは、第2のタイプのソースへ及びからアプリケーションサーバに無線インタフェースを介してデータを通信するように構成される。ステップS103において、1つ以上の第2のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用は、特定されるデータ送信期間中、制約される。ステップS104において、1つ以上の第1のタイプの通信デバイスによる無線リソースの使用は、上記特定されるデータ送信期間外において、制約される。
本明細書において前述された実施形態に種々の変形が為され得る。例えば、上記のネットワークコンポーネント及び通信デバイスを構成する特定のコンポーネント部分は、本質的に論理的な名称であることが理解されるであろう。従って、これらのコンポーネント部分が提供する機能性は、上述され及び図面に示された形態と正確には一致しない手法で明示され得る。例えば、本発明の態様は、フロッピーディスク、光ディスク、ハードディスク、PROM、RAM、フラッシュメモリ、若しくはこれらの任意の組み合わせ、若しくは他の記憶媒体といったデータキャリア上に記憶され、又はイーサネット、無線ネットワーク、インターネット、若しくはこれらの任意の組み合わせ、若しくは他のネットワークといったネットワーク上でデータ信号を介して送信される、プロセッサ上で実装され得る命令を含むコンピュータプログラムプロダクトの形態において実装され、又はASIC(application specific integrated circuit:特定用途向け集積回路)若しくはFPGA(field programmable gate array)若しくは従来の同等のデバイスを適合させる際に使用するために適切な他の設定可能な回路若しくは特別注文の回路といったハードウェアにおいて実現され得る。

Claims (39)

  1. 限定された無線リソースを有する無線インタフェースを有する無線通信システムを動作させる方法であって、
    1つ以上の第1のタイプの通信デバイスを第1のタイプのソースへ及びから前記無線インタフェースを介してデータを通信するように構成することと、
    1つ以上の第2のタイプの通信デバイスを第2のタイプのソースへ及びから前記無線インタフェースを介してデータを通信するように構成することと、
    特定されるデータ送信期間中に、前記第1のタイプの通信デバイスに前記第2のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記1つ以上の第2のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約することと、
    前記特定されるデータ送信期間外に、前記第2のタイプの通信デバイスに前記第1のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記1つ以上の第1のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約することと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1のタイプのデータのソースは、マシンタイプ通信(MTC)データソースであり、前記第1のタイプの通信デバイスは、MTCデバイスであり、前記第2のタイプのデータのソースは、人対人(H2H)データソースであり、前記1つ以上の第2のタイプの通信デバイスは、H2H通信デバイスである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線リソースは、前記無線インタフェースのアップリンク及び前記無線インタフェースのダウンリンクが送信されることができる無線キャリアを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記特定されるデータ送信期間は、H2Hデータ送信の予測されるレベルに基づいて所定の時刻に所定の長さの時間にわたって発生する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記所定の時刻に先立つ予め定義されるハンドオーバ期間中、前記H2H通信デバイスは、第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信するように制御される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記H2H通信デバイスは、複数のグループに分割され、H2H通信デバイスの各グループは、前記ハンドオーバ期間中の異なる時点において、前記第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに前記第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信する、請求項5に記載の方法。
  7. 各MTC通信デバイスは、MTCデータを送信すべき、前記特定されるデータ送信期間中の1つ以上の特定のサブ期間を割り当てられる、請求項4、5又は6に記載の方法。
  8. 前記特定されるデータ送信期間が開始する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を下回ったかに基づいて動的に判定される、請求項3に記載の方法。
  9. 前記特定されるデータ送信期間が終了する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を上回ったかに基づいて動的に判定される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記無線リソースは、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスから前記無線インタフェース上でデータが送信される、アップリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスに前記無線インタフェース上でデータが送信される、ダウンリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、を含み、
    前記特定されるデータ送信期間は、MTCデータが送信されるサブフレームを含み、前記特定されるデータ送信期間外の期間は、H2Hデータが送信されるサブフレームを含む、
    請求項2に記載の方法。
  11. 前記アップリンク送信フレームの構造及び前記ダウンリンク送信フレームの構造は、前記MTC通信デバイス及び前記H2H通信デバイスにフレーム同期信号又はブロードキャスト信号においてシグナリングされる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記H2H通信デバイス及び前記MTC通信デバイスは、異なる無線アクセス技術を用いてデータを通信するように構成される、請求項2〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 限定されたリソースを有する無線インタフェースを介して第1のタイプのソースへ及びからデータを通信する1つ以上の第1のタイプの通信デバイスをサポートし、及び、
    前記無線インタフェースを介して第2のタイプのソースへ及びからデータを通信する1つ以上の第2のタイプの通信デバイスをサポートするように構成される無線通信ネットワークであって、
    当該無線通信システムは、特定されるデータ送信期間中に、前記第1のタイプの通信デバイスに前記第2のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記第2のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約し、及び前記特定されるデータ送信期間外に、前記第2のタイプの通信デバイスに前記第1のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記第1のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約するように構成される制御ユニットを備える、
    無線通信ネットワーク。
  14. 前記第1のタイプのデータのソースは、マシンタイプ通信(MTC)データソースであり、前記第1のタイプの通信デバイスは、MTCデバイスであり、前記第2のタイプのデータのソースは、人対人(H2H)データソースであり、前記1つ以上の第2のタイプの通信デバイスは、H2H通信デバイスである、請求項13に記載の無線通信ネットワーク。
  15. 前記無線リソースは、前記無線インタフェースのアップリンク及び前記無線インタフェースのダウンリンクが送信されることができる無線キャリアを含む、請求項14に記載の無線通信ネットワーク。
  16. 前記特定されるデータ送信期間は、H2Hデータ送信の予測されるレベルに基づいて所定の時刻に所定の長さの時間にわたって発生する、請求項13に記載の無線通信ネットワーク。
  17. 前記所定の時刻に先立つ予め定義されるハンドオーバ期間中、前記H2H通信デバイスは、第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信するように制御される、請求項16に記載の無線通信ネットワーク。
  18. 前記H2H通信デバイスは、複数のグループに分割され、H2H通信デバイスの各グループは、前記ハンドオーバ期間中の異なる時点において、前記第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに前記第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信する、請求項17に記載の無線通信ネットワーク。
  19. 各MTC通信デバイスは、MTCデータを送信すべき、前記特定されるデータ送信期間中の1つ以上の特定のサブ期間を割り当てられる、請求項16、17又は18に記載の無線通信ネットワーク。
  20. 前記特定されるデータ送信期間が開始する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を下回ったかに基づいて動的に判定される、請求項16に記載の無線通信ネットワーク。
  21. 前記特定されるデータ送信期間が終了する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を上回ったかに基づいて動的に判定される、請求項20に記載の無線通信ネットワーク。
  22. 前記無線リソースは、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスから前記無線インタフェース上でデータが送信される、アップリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスに前記無線インタフェース上でデータが送信される、ダウンリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、を含み、
    前記特定されるデータ送信期間は、MTCデータが送信されるサブフレームを含み、前記特定されるデータ送信期間外の期間は、H2Hデータが送信されるサブフレームを含む、
    請求項15に記載の無線通信ネットワーク。
  23. 前記アップリンク送信フレームの構造及び前記ダウンリンク送信フレームの構造は、前記MTC通信デバイス及び前記H2H通信デバイスにフレーム同期信号又はブロードキャスト信号においてシグナリングされる、請求項22に記載の無線通信ネットワーク。
  24. 前記H2H通信デバイス及び前記MTC通信デバイスは、異なる無線アクセス技術を用いてデータを通信するように構成される、請求項15〜23のいずれか1項に記載の無線通信ネットワーク。
  25. 限定されたリソースを有する無線インタフェースを介して第1のタイプのソースへ及びからデータを通信する1つ以上の第1のタイプの通信デバイスをサポートし、及び、
    前記無線インタフェースを介して第2のタイプのソースへ及びからデータを通信する1つ以上の第2のタイプの通信デバイスをサポートするように構成されるインフラストラクチャ機器であって、
    当該インフラストラクチャ機器は、特定されるデータ送信期間中に、前記第1のタイプの通信デバイスに前記第2のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記第2のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約し、及び前記特定されるデータ送信期間外に、前記第2のタイプの通信デバイスに前記第1のタイプの通信デバイスよりも多くの前記無線リソースを割り当てることによって、前記第1のタイプの通信デバイスによる前記無線リソースの使用を制約するように構成される制御ユニットを備える、
    インフラストラクチャ機器。
  26. 前記第1のタイプのデータのソースは、マシンタイプ通信(MTC)データソースであり、前記第1のタイプの通信デバイスは、MTCデバイスであり、前記第2のタイプのデータのソースは、人対人(H2H)データソースであり、前記1つ以上の第2のタイプの通信デバイスは、H2H通信デバイスである、請求項25に記載のインフラストラクチャ機器。
  27. 前記無線リソースは、前記無線インタフェースのアップリンク及び前記無線インタフェースのダウンリンクが送信されることができる無線キャリアを含む、請求項26に記載のインフラストラクチャ機器。
  28. 前記特定されるデータ送信期間は、H2Hデータ送信の予測されるレベルに基づいて所定の時刻に所定の長さの時間にわたって発生する、請求項25に記載のインフラストラクチャ機器。
  29. 前記所定の時刻に先立つ予め定義されるハンドオーバ期間中、前記H2H通信デバイスは、第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信するように制御される、請求項28に記載のインフラストラクチャ機器。
  30. 前記H2H通信デバイスは、複数のグループに分割され、H2H通信デバイスの各グループは、前記ハンドオーバ期間中の異なる時点において、前記第1の無線キャリア上でH2Hデータを送信することを中止し、その代わりに前記第2の無線キャリア上でH2Hデータを送信する、請求項29に記載のインフラストラクチャ機器。
  31. 各MTC通信デバイスは、MTCデータを送信すべき、前記特定されるデータ送信期間中の1つ以上の特定のサブ期間を割り当てられる、請求項28、29又は30に記載のインフラストラクチャ機器。
  32. 前記特定されるデータ送信期間が開始する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を下回ったかに基づいて動的に判定される、請求項28に記載のインフラストラクチャ機器。
  33. 前記特定されるデータ送信期間が終了する時刻は、前記H2H通信デバイスへ及びから送信されるH2Hデータの量が、閾値期間を超える間、閾値を上回ったかに基づいて動的に判定される、請求項32に記載のインフラストラクチャ機器。
  34. 前記無線リソースは、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスから前記無線インタフェース上でデータが送信される、アップリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、前記1つ以上のH2H通信デバイス及びMTC通信デバイスに前記無線インタフェース上でデータが送信される、ダウンリンク送信フレームの1つ以上のサブフレームと、を含み、
    前記特定されるデータ送信期間は、MTCデータが送信されるサブフレームを含み、前記特定されるデータ送信期間外の期間は、H2Hデータが送信されるサブフレームを含む、
    請求項27に記載のインフラストラクチャ機器。
  35. 前記アップリンク送信フレームの構造及び前記ダウンリンク送信フレームの構造は、前記MTC通信デバイス及び前記H2H通信デバイスにフレーム同期信号又はブロードキャスト信号においてシグナリングされる、請求項22に記載のインフラストラクチャ機器。
  36. 前記H2H通信デバイス及び前記MTC通信デバイスは、異なる無線アクセス技術を用いてデータを通信するように構成される、請求項27〜35のいずれか1項に記載のインフラストラクチャ機器。
  37. コンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータプログラムであって、コンピュータにロードされる場合、当該コンピュータに、請求項1〜11のいずれか1項に記載される前記方法を実行させる、コンピュータプログラム。
  38. 請求項14に記載の前記コンピュータプログラムを表す情報信号を記録したコンピュータ読取可能な媒体を有するコンピュータプログラムプロダクト。
  39. 図面を参照しつつ本明細書において実質的に説明された方法又は無線通信システム。
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