JP2014241144A - プロセス制御システムにおけるイベント同期報告 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス制御システムにおけるイベント同期報告のための方法、システムおよびコンピュータ実行可能命令が開示される。【解決手段】イベントは、発生のインスタンスが時間的に不連続でありうる同期化パラメータにより同期化されうる。同期化パラメータの例としては、作業シフト、作業グループ、個人の当番時間、個人のログオン期間、プロセス制御構成体の実行時期、バッチ運転タイプおよびバッチ運転の手順またはサブユニットなどが挙げられる。同期化パラメータの発生のインスタンスはプロセス制御イベントデータベースの中に記録されうる。イベント同期報告は、同期化パラメータの発生のインスタンス並びに履歴に基づくプロセス制御データの両方に基づき少なくとも一つの同期化値を含みうる。様々なヒストリアンデータベースからのデータは、プロセス制御システムツールからアクセスし、一つのレポートに統合されうる。【選択図】図2

Description

本開示は、概してプロセス制御システムにおいてイベントを報告することに関し、より具体的にはプロセス制御システムにおいて不連続的な時間間隔で生じるイベントの同期報告に関する。
一般に、化学薬品処理、石油精製またはその他の工程において使用されるようなプロセス制御システムは、アナログ、デジタルまたはアナログ・デジタル混在バスを介して少なくとも一つのホストまたはオペレーターワークステーションおよび一つ又は複数のフィールド装置に通信可能に連結された入・出力(I/O)装置と一つ又は複数のプロセスコントローラを含む。フィールド装置は、例えばバルブ、バルブポジショナ、スイッチおよびトランスミッタ(例えば、温度、圧力および流量センサ)などでありえ、バルブの開閉および処理パラメータの測定など、プロセス内の機能を実行するものである。プロセスコントローラは、フィールド装置により生成されたプロセス計測を示す信号且つ又はフィールド装置に関するその他の情報を受け取り、この情報を使用して制御ルーチンを実施した後、プロセスの動作を制御するべくフィールド装置にバスまたはその他の通信回線を通して送られる制御信号を生成する。このように、プロセスコントローラは、フィールド装置を通信可能に連結するバス且つ又はその他の通信リンクを介してフィールド装置を使用して、制御手法(複)を実行および協調しうる。
通常、プロセス制御システムのアプリケーションは、プロセス制御システムの様々な側面を監視するように、且つプロセス制御システムの監視と関連付けられている情報をログに記録するように構成することができるプロセス制御を監視するルーチンを含んでいる。例えば、監視ルーチンは、様々なフィールド装置、モジュール、工場区域などに関連付けられているアラームを監視したり、アラームと関連付けられている詳細情報(例えば、インスタンス/条件計数、時刻、確認済みまたは未確認などの状態、所要時間、など)を収集したりするのにしばしば使用されている。また、監視ルーチンは、例えばイベント、アクション、エラーなど、プロセス制御システムのその他の側面を監視するのにも使用されうる。一般に、収集された詳細情報(即ち、プロセス制御ログ情報)は、一つ又は複数の集中化データベースに格納される。
一般に、プロセス制御システムを使用するプロセス制御工場では安全且つ有益にプロセス制御プラントを稼動させるために、プロセス制御工場のオペレータ且つ又はその他の要員が、格納されている莫大な量のプロセス制御ログ情報にアクセスする必要がある。一般に、ユーザは、例えばプロセス制御システム内の一つ又は複数のデータベースのデータ出力要求を利用してこの情報を読み出す。アクセスされたデータは、レポートとしてフォーマットされてユーザーインターフェースの画面に表示されたり、ファイルとして保存されたり、別の場所に送られたり、印刷されたり、若しくは、通信または格納されたりする。
多くの場合、オペレータは、関連する不連続的な期間のデータと情報(例えば、作業チーム、作業シフトまたは作業グループに関連するデータと情報など)を閲覧することを希望しうる。例えば、オペレータが、先月Aチームの作業シフト中に生じた高温イベントの回数を知ることを希望しうる。別の例としては、オペレータが、異なるシフトについて歩留率と完了作業数を比較することを希望しうる。
また、ユーザは、要員関連情報の他にもその他のタイプの関連する不連続的な期間についての情報を判断することを希望しうる。例えば、ユーザは、製品XYZが先週いつ生産されたかを断定することを希望しうる。その他の例としては、昨年におけるN形バルブに発生した不具合数、平均生産率、特定のバッチ運転タイプに関する昨年を通じての%歩留まり、およびその他同様なタイプの情報が挙げられる。
しかしながら、オペレータおよびその他の要員が、関心のある不連続的期間を通じてのレポート情報を収集したり、連結したり、閲覧したりしようとする際に困難な状況に遭遇することが多くある。これは利用価値のある様態で簡単にかかる情報を得ようとすると、特に困難である。多くの場合、希望する情報が、様々なデータベースやレポートにわたって、また時にはプロセス制御システムの外部に散在していたりする。例えば、特定のチームの作業シフトと関連付けられているプラント・データ履歴を閲覧する場合を例に挙げて検討する。大抵の工場は交代制スケジュールを実施しており、この場合、交代シフト制では開始および停止時間が変動するので誰が何時に仕事をしていたのかを同定することが困難である。シフトスケジュールが、プロセス制御工場システムから独立した人事データベース中に組み込まれており、プロセス制御データの履歴をマニュアル操作で集計しなければならない。よって、シフトスケジュールが一貫しておらずデータがバラバラに配置されているために、複数の不継続的な時間間隔を通じての集計、平均、割合(%)且つ又は全体情報を得ることがオペレータにとって困難となりうる。
実際、大抵のコントロールシステムは、作業シフトに基づき、若しくは一定期間、相対期間または予定される期間に基づいて報告を行う。関心のあるイベントが報告期間構造に適合しない場合、正確な期間の同定およびレポート計算の調整などの際に困難な状態が表面化しうる。工場要員は、複数の不連続的な時間間隔についての所望データおよび情報を得るために、使い勝手が悪く幾つもの段階を経てマニュアル操作で行わなければばらないデータおよびレポート連結手順を採用することを頻繁に強いられる。
この要約は、以下、詳細な説明に更に記載されている簡素化された形における概念の選択を紹介するために提示されている。この要約は、係る主題の主な特長または根本的な特長を同定する意図を有するものでも、係る主題の範囲を限定する目的で使用する意図を有するものでもない。
本開示は、プロセス制御システムにおいて同期化されたイベントを報告する方法、特に、不連続的な期間または間隔を通じて生じるプロセス制御システム内の同期化されたイベントを報告する方法の実施形態を提示する。
本発明の方法には、複数且つ不連続的なインスタンスの発生を有する同期化パラメータを得ることが含まれうる。同期化パラメータは、例えば、計画的定期作業シフト、作業グループの当番時間間隔、各個人の当番時間間隔、ある個人がプロセス制御システムの一つ又は複数のコンピュータにログオンしている期間、プロセス制御工場における物理または論理構成体の実行時間間隔、特定のタイプの一つ又は複数のバッチ運転、そして、プロセス工場において複数の不連続的な時間間隔を通じて生じるその他同様なパラメータでありうる。
該方法には、プロセス制御システムの一つ又は複数の集中化データベース(イベント・ヒストリアンデータベース、連続履歴データベース、バッチ・ヒストリアン・データベースまたはその他のタイプのデータベース、など)からの同期化パラメータ発生のインスタンスに対応するイベント(且つ又はそれに関連付けられているデータ)を抽出することも含まれうる。その後、抽出されたデータおよび情報は、同期化パラメータに関してイベント同期報告を生成するのに使用されうる。
該方法の幾つかの実施形態において、連続プロセス情報に対応する履歴データは例えば連続ヒストリアンデータベースから抽出されうる。イベント同期報告は、同期化パラメータの発生のインスタンス(複数可)中に出る連続プロセスデータからデータ値または情報を抽出しうる。その後、抽出された履歴データを、同期化値を得るために発生のインスタンス(複数可)を通して組み合わせうる。同期化値は、例えば集計値、平均値、合計値、百分率などでありうる。同様に、離散的イベント履歴データ且つ又はバッチ履歴データは同期化値を決定するのにも使用されうる。
該方法の幾つかの実施形態は、データ抽出を可能にするべく、プロセス制御システムデータベースの中に同期化パラメータ自体を組み込むことを含みうる。例えば、同期化パラメータは、プロセス制御システムにおけるプロセス制御イベントまたはオブジェクトとして定義されうる。集中化データベースの中に、あるイベントを同期化パラメータ・インスタンスの開始時に生成且つ記録しうる間、別のイベントを同期化パラメータ・インスタンスの終了時に生成且つ記録しうる。
本開示は、プロセス制御工場のプロセス制御システムにおけるイベント同期報告システムの実施形態を提示する。イベント同期報告システムには、プロセス制御システムのコンピュータ、プロセス制御システムのヒストリアンデータベース、およびコンピュータに格納されているとともにコンピュータにより実行可能なイベント・シンクロナイザが含まれうる。イベント・シンクロナイザは、不連続的な時間間隔を通じた発生のインスタンスを複数有する同期化パラメータを取得しうるし、また、同期化パラメータに対応するイベント(例えば、発生のインスタンスの開始時間、発生のインスタンスの終了時間およびその他のイベント)を生成および記録しうる。イベント・シンクロナイザは、同期化されたパラメータのインスタンス中に出された履歴に基づく離散的な、連続且つ又はバッチプロセス情報を含む同期化パラメータに対応するイベント同期報告を生成しうる。例えば、履歴情報に基づいた集計値、平均値、合計値、割合(%)およびそれ同等のものは、イベント同期報告に提示しうる。生成されたイベント同期報告は、同期化パラメータの発生のインスタンスが一つ又は複数発生しうる指定時間間隔により束縛されうる。
また、本開示は、プロセス制御システムにおける作業シフト情報を同期化する方法の実施形態を提示する。該方法には、作業シフトを同定すること、各作業シフトインスタンスの初めと終りでイベントを生成することイベントを記録すること、および作業シフトに関してイベント同期報告を生成することが含まれうる。作業シフトには、作業シフトの同定、作業グループ、個人、または特定の個人のログオン・インスタンスなど、様々なレベルの要員同定が含まれうる。その代わりとして、若しくはそれに加えて、特定の物理的な一台の設備がいつ稼動しているのか、いつ使用されるのか、または、特定のバッチタイプがいつ実行されるのかなど、プロセス制御工場内における様々なプロセス制御構成体の「稼動」シフトが作業シフトに含まれうる。
イベント同期報告は、二つ以上のタイプの作業シフトについて報告しうる。例えば、イベント同期報告は、前四半期に特定の作業グループに対して特定の種類の設備に生じたアラームの総数を含んでいるかもしれない。
本開示では、プロセス制御工場における作業シフトに対応する作業シフト情報を取得するステップを実行するためのコンピュータ実行可能命令を備えるプロセス制御工場のプロセス制御システムにおけるコンピュータ可読記憶媒体を説明する。作業シフト情報は、例えば、ユーザーインターフェースを介して、或いはローカルまたは遠隔のデータベースから取得しうる。更に、作業シフト情報を格納し、作業シフトの各発生インスタンスの作業シフトイベントを生成し、ヒストリアンデータベースなどプロセス制御システムの集中化データベースに作業シフトイベントを記録するステップをコンピュータ実行可能命令は実行しうる。
更に、イベント同期報告を生産するべく、集中化データベースから作業シフト情報を読み出し、作業シフト中に生じた履歴に基づくイベント且つ又は連続プロセス且つ又はバッチ情報を組み合わせるステップもコンピュータ実行可能命令は実行しうる。また、コンピュータ実行可能命令は、入力データを受け取れ且つ生成されたレポートを表示するためのユーザーインターフェースを含みうる。
本開示の方法およびシステムの実施形態により生成されるところの、同期化されたイベントのレポートは、作業シフトのインスタンスの(全てではなく)一部分を含む全体的な時間間隔に生じるイベントと関連付けられている情報を報告するに限られるかもしれない。同期化されたイベントレポートは、例えばプロセス工場コントロールシステムにおけるスケジューリングプロセスにより生成されるように自動的に構成されうる。事前に定義された又はアドホックな(その場その場の)同期化されたイベントレポートはユーザの依頼ごとに生成されうる。加えて、ユーザが新規イベント同期報告をマニュアル操作で定義し、如何なる時点においても新規レポートを生成できるようにしても良い。
プロセス制御工場における代表的な分散型プロセス制御システムのブロック図である。 プロセス制御システムにおいて同期化されたイベントを報告するための方法の代表的な実施形態を示す図である。 プロセス制御システムにおいて同期化されたイベントを報告するためのシステムの実施形態を描く図である。 ユーザーインターフェースにより例示されるようなプロセス制御工場のプロセス制御システムにおける同期化作業シフト情報の実施形態を示す図である。 ユーザーインターフェースにより例示されるようなプロセス制御工場のプロセス制御システムにおける同期化作業シフト情報の実施形態を示す図である。 ユーザーインターフェースにより例示されるようなプロセス制御工場のプロセス制御システムにおける同期化作業シフト情報の実施形態を示す図である。 ユーザーインターフェースにより例示されるようなプロセス制御工場のプロセス制御システムにおける同期化作業シフト情報の実施形態を示す図である。 ユーザーインターフェースにより例示されるようなプロセス制御工場のプロセス制御システムにおける同期化作業シフト情報の実施形態を示す図である。
以下、その他数ある構成部分の中でも特にハードウェア上で実行されるソフトウェア且つ又はファームウェアを含む例示的なシステムと方法を説明するが、これらの実施例は単なる例示に過ぎず、本開示を限定するものと見なされるべきでないことをここに述べておく。例えば、当該ハードウェア、ソフトウェアおよびファームウェア構成素子のいずれか又は全ては、ハードウェアにおいてのみ、またはソフトウェアにおいてのみ、或いはハードウェアとソフトウェアのいかなる組み合わせにおいて具体化できるものとして考慮されるべきである。よって、例示的な方法と機器が以下に説明されているが、通常の技術を有する当業者であれば、ここに提供される実施例がこれらの方法と機器を実施する唯一の手段ではないことが容易に理解できるはずである。
実施例として挙げられる特定の方法、機器および製造品がここにおいて記載されているが、この特許の適用領域の範囲はそれに限定されるものではない。それとは反対に、この特許は、字義的に若しくは均等論に基づいて添付の特許請求の範囲内に公正に含まれる方法、機器および製造品の全てを網羅するものである。
ここで図1を参照するに、プロセス工場10は、一つ又は複数のプロセスコントローラ12(一対の冗長コントローラでありうる)を有する分散型プロセス制御システムを含んでいる。各プロセスコントローラ12は、いかなる所望の通信またはコントローラ・プロトコルに適合するいかなるタイプのI/O装置でありうる入・出力(I/O)装置またはカード18および19を介して、一つ又は複数のフィールド装置14および16に接続されている。フィールド装置14および16は、例えばセンサ、バルブ、トランスミッタ、ポジショナなどいかなるタイプのフィールド装置でありえ、いかなる所望のオープン、プロプライエタリまたはその他の通信或いはプログラミング・プロトコルに適合しうる。
また、プロセス工場10は、例えば構成エンジニア、プロセス制御オペレータ、保全要員などの工場要員によりアクセス可能である(いかなるタイプのパソコン、ワークステーション、などでありうる)一つ又は複数のホストワークステーション、コンピュータまたはユーザーインターフェース20および22を含んでいる。ユーザーインターフェース20および22は通信回線またはバスの24を介してプロセスコントローラ12に連結される。通信バス24は、いかなる所望の配線接続式または無線の通信構造を使用して、且つ、例えばイーサネット(登録商標)・プロトコルなどいかなる所望のまたは適切な通信プロトコルを使用して実施されうる。プロセスコントローラ12、I/O装置18および19、そしてフィールド装置14および16は、一般的にプロセス制御システムを構成するものである。
加えて、データベース28を通信バス24に接続して、工場10内のプロセスコントローラ12およびフィールド装置14および16に関連するパラメータ、状態およびその他のデータを収集および格納するデータ・ヒストリアンとして作動するようにしても良い。その代わりとして、またはそれに加えて、データベース28は、プロセスコントローラ12およびワークステーション20、22により使用される工場10内のプロセス制御システムの現在の構成(およびそれに関連する構成データ)を格納する構成データベースとしても作動しうる。また、データベース28は、プロセス工場10において生成されたデータを将来の使用に向けて収集および格納することによりデータ・ヒストリアンとしても機能しうる。図1にはデータベース28が1つだけ備えられた状態で示されているが、イベント・ヒストリアンデータベースと連続プロセスヒストリアン・データベースなど、複数のデータベースを備えることも可能性である。
一般にプロセスコントローラ12、I/O装置18および19、そしてフィールド装置14および16は時には過酷な工場環境の中に設置され、また該環境全体にわたり分散されている間、ユーザーインターフェース20と22、並びにデータベース28は通常、制御室内に、またはオペレータまたは保全要員により簡単にアクセスできるさほど過酷でない環境の中に設置されている。
周知の如く、プロセスコントローラ12の各々は、例えばエマソン・プロセスマネジメント社により販売されるDeltaV(登録商標)コントローラでありえ、複数の個々独立して実行される異なる制御モジュールまたはブロックを使用して制御法を実施するコントローラ・アプリケーションを格納および実行する。制御モジュールはそれぞれ一般に機能ブロックと呼ばれるもので構成されうる。各機能ブロックは総括制御ルーチンの一部分またはサブルーチンであり、プロセス工場10内のプロセス制御ループを実施するべく(「リンク」と呼ばれる通信を介して)その他の機能ブロックと共に機能して作動する。
周知の如く、機能ブロックは、オブジェクト指向プログラミング・プロトコルにおけるオブジェクトでありえ、一般に、トランスミッタ、センサまたはその他のプロセスパラメ
ータ計測装置に関連するような入力機能、PID(比例項、積分および微分係数)制御ルーチン、ファジィ論理などの制御を実行する制御ルーチンに関連するような制御機能、またはプロセス工場10内の幾つかの物理的な機能を実行するべくバルブなど幾つかの装置の動作を制御する出力機能のうち一つを実行しうる。もちろん、ハイブリッドおよびその他のタイプの複雑な機能ブロックも、例えば、モデル予測コントローラ(MPC)、オプティマイザなど存在する。フィールドバス・プロトコルおよびDeltaVシステム・プロトコルは、オブジェクト指向プログラミング・プロトコルにおいて設計および実施される制御モジュールと機能ブロックを使用する一方、例えば逐次機能ブロック、ラダー論理などのいかなる所望の制御プログラミング方式を使用して制御モジュールを設計することが可能であり、制御モジュールは、機能ブロックまたはその他いかなる特定のプログラミング技法を使用して設計されるものに限られない。
図1に示されるプロセス工場10において、プロセスコントローラ12に接続されているフィールド装置は、例えば、アナログまたはアナログ/デジタル混在配線を通じてI/O装置18に通信する標準4−20mA装置など、従来の(即ち、非スマート)フィールド装置14でありうる。その代わりにまたはその上に、フィールド装置は、例えばフィールドバス・プロトコル通信を使用してI/O装置19にデジタル・バスを通して通信するファウンデーション(登録商標)フィールドバス・フィールド装置など、プロセッサとメモリを有するスマート・フィールド装置16でありうる。スマート・フィールド装置16は、コントローラ12において実施される制御法と関連付けられている機能ブロックなどのモジュールまたはサブモジュールを格納および実行しうる。フィールドバス・フィールド装置16のうち異なる二つに配置されうる機能ブロックは、周知の如く、プロセス制御を実施するべくプロセスコントローラ12内の制御モジュールの実行と連結して共に実行されうる。もちろん、フィールド装置14および16は、センサ、バルブ、トランスミッタ、ポジショナなどのいかなるタイプの装置でありえ、I/O装置18および19は、例えばHART、フィールドバス、プロフィバスなどいかなる所望の通信またはコントローラ・プロトコルに適合するいかなるタイプのI/O装置でありうる。
図1のプロセス工場10において、(例えばパソコンでありうる)ワークステーション20は、一人又は複数のオペレータによって、プロセスコントローラ12により実行されることになるプロセス制御モジュールを設計し、ワークステーション20(またはその他のコンピュータ)により実行されるためのルーチンを表示し、且つ同様なプロセス制御モジュールをプロセスコントローラ12にダウンロードするためにプロセスコントローラ12と通信するべく使用されうる。更に、ワークステーション20は、プロセス工場10の稼動中にプロセス工場10またはそれの要素に関する情報を受け取って表示する画面表示ルーチンを実行しうる。
ワークステーション20は、例えば構成設計アプリケーションおよびユーザーインタフェース・アプリケーションなどの複数のアプリケーション32を格納するための、且つ例えば、プロセス工場10内で接続されている装置に関する機能性を閲覧し提示するためにいかなる認定ユーザ(ここでは「オペレータ」と呼ぶ)がアクセスできるプロセス工場10の構成に関する構成データおよびその他のデータ構造32を格納するためのメモリ34を含んでいる。
複数のデータソース・アプリケーション32の全てが一台のワークステーション20にのみ格納されている状態で示されているが、これらデータソース・アプリケーション32の幾つか、またはその他の構成体を、例えばワークステーション22など、工場10内のまたは工場10に関連するその他のワークステーションまたはコンピューターデバイスにおいて格納および実行するようにしても良い。更にまた、複数のデータソース・アプリケーション32を、互いに異なる地理的位置且つ又はプロセス工場10に置き、例えばインターネット、またはその他プライベートまたはオープン・ネットワークなどのいかなる適切な通信ネットワークを介して通信するように適応しても良い。
また、ワークステーション20は、オペレータがプロセス制御モジュールおよびその他のルーチンを設計し且つプロセスコントローラ12(またはその他のコンピュータ)にこれらのプロセス制御モジュールをダウンロード(または、プロセス工場10の動作中にその他のデータソース・アプリケーション32から表示画面37を介して情報をオペレータ用に収集し表示)できるようにするための複数のアプリケーション32を実行するプロセッサ36を含んでいる。
本開示は、概してプロセス制御システムにおいて不連続的な時間間隔を通じて生じるイベントの同期報告に関するものである。同期報告は、特定のプロセス制御オブジェクトの実行時間など、プロセス制御システム内に含まれる構成体に対応する同期化パラメータに基づきうる。別の実施例において、同期化パラメータは、プロセス制御システム外部のものだがプロセス制御システムに関係がある構成体(作業シフトのスケジュールなど)に対応しうる。同期化パラメータに対応するイベントは、従来からのプロセス制御イベントが現在格納されているのと類似した方法で、プロセス制御システムヒストリアン・データベースの中に離散的プロセス制御イベントとして格納されうる。例えば、あるイベントは、同期化パラメータのインスタンスの開始時に生成されうる間、別のイベントはインスタンスの終了時に生成されうる。同期化パラメータのインスタンスに対して格納されたイベントは、検索、抽出および整理分類可能ということを含め、従来の如く格納されたプロセス制御イベントに類似したアクセスおよび使用の対象となりうる。
更に、本開示は、報告を目的として、格納された同期化パラメータ・イベントを従来からのプロセス制御ヒストリアン・データと統合することに備える。従来からのプロセス制御ヒストリアン・データは、連続的ヒストリアン・データ、離散的ヒストリアン・データ、バッチ・ヒストリアン・データまたはそれの何らかの組み合わせを含みうる。いかなる従来からのプロセス制御ヒストリアン・データまたはプロセス制御ヒストリアン・データタイプの組み合わせは検索可能なものであり、関係するデータを、レポートに表示する目的で同期化パラメータの発生のインスタンス複数にわたって取得および集計しうる。プロセス制御ヒストリアン・データの検索は、格納された同期化パラメータ・イベントと関連付けられている属性またはフィールド(例えば、時間境界、タグ、イベントのタイプ、内容記述、その他のフィールド、またはそれの組み合わせ)により束縛されうる。同期化パラメータ・イベントをプロセス制御システム内に格納することにより、この同期化パラメータ・イベントと従来からのヒストリアン・データの総合が容易に達成される。
本開示は、既存プロセスコントロールシステムに欠けている幾つかの利点を提示する。第一に、本開示は不連続的な時間間隔にわたって自動的にデータを集計することに備える。一般に、既存のプロセス制御システムは、インスタンスごと、またはある時間間隔に基づいて報告を行い、同期化パラメータに関する不連続的な時間間隔にわたるデータの集計が行われるとすれば、如何なるものもマニュアル操作で行われなければならない。第二に、本開示は、従来からプロセス制御システム外部のイベントをそれのイベント・ヒストリアンデータベースの中に組み込むことにより、従来からのヒストリアン・データとの容易な総合を可能にすることに備える。既存のプロセス制御システムにおいて、外部イベントをヒストリアン・データに総合する時は如何なる場合もマニュアル操作で読み出しを行い、且つマニュアル操作でヒストリアン・データへの統合作業を行わなければならなかった。最後に、本開示は、同期化パラメータを、一つのヒストリアンデータベースからだけではなく複数のヒストリアンデータベースからヒストリアン・データに統合することを可能にする。本開示により、プロセス制御システムのユーザは、複数の時間間隔にわたってのみでなく複数のヒストリアンデータベースにわたって同期化された包括的なレポートを容易に取得しうる。
図2は、プロセス制御工場のプロセス制御システムにおいて同期化されたイベントを報告するための方法200の代表的な実施形態を示す。方法200の実施形態は、例えば、図1のプロセス工場10におけるプロセス制御システムの実施形態に準じて作動しうる。方法200の開始時(ブロック202)に同期化パラメータが取得されうる(ブロック205)。同期化パラメータは、プロセス制御システムにおけるパラメータまたは、プロセス制御工場の幾つかの側面に関係のあるパラメータでありうる。同期化パラメータが、発生のインスタンス一つ又は複数において現われうる、またこの場合、各発生インスタンスが測定可能な事前に定義された時間を通して起こりうる。同期化パラメータの各発生インスタンスは、時間的に連続したものでありうるし、または連続していないかもしれない。但し、本開示においては、少なくとも一つの発生インスタンスが同期化パラメータのその他の発生インスタンスの少なくとも一つと不連続的であるとする。
同期化パラメータの一実施例はプロセス制御システムにおける作業シフトでありうる。プロセス制御工場での作業シフトには開始時間、停止時間、および割り当てられた曜日日付が含まれうる。よって、作業シフトのインスタンスがそれぞれ、例えば、午後3時〜午前7時、全平日、12時間オンして24時間オフなど、不連続的な集中時間に生じようしうる。同期化パラメータの別の実施例は、プロセス制御工場における作業グループまたはチームでありうる。作業グループまたはチームは、工場で同時に協働するべく割り当てられた個人からなるグループでありうる。作業グループまたはチームは、特定の作業シフトに割り当てうるし、または、該チームを様々な異なる期間またはシフトにわたってそれの当番時間を分割するようにしても良い。例えば、ITグループまたはチームは、一般に日々プロセス工場の一定領域でコンピュータを維持管理するように割り当てられるかもしれないが、該チームが一週おきに夜間の「呼出し待機」シフトを引き受けるように割り当てられるかもしれない。
また、その他のレベルの要員組分けが同期化パラメータとなりうる。例えば、特定の個人の当番作業時間が、同期化パラメータでありうるし、または(プロセス工場コントロールシステムの一コンピュータ、幾つか、またはいずれか/全てのコンピュータにおける)特定の個人のログオン期間が同期化パラメータでありうる。
但し、同期化パラメータは、要員に関連する組分けのみに限られるものではない。(測定可能な時間分の、時間的に不連続な少なくとも二つのインスタンスを有する)複数の発生インスタンスを有するプロセス制御システムまたはプロセス制御工場と関連するいかなるパラメータが、同期化パラメータであると考慮されうる。例えば、同期化パラメータは、(例えばプロセス制御システムの特定のバルブ、特定のポンプ、一群のセンサまたはその他の物理的構成要素または設備などの)特定の物理的な(有形の)プロセス工場構成体が稼動している時間の間隔でありうる。同期化パラメータは、ソフトウェア・ルーチンまたは論理プロセス制御オブジェクトなど、プロセス制御システムのプロセス工場無形構成体に対応しうる。同期化パラメータは特定タイプのバッチプロセスの実行でありうる。同期化パラメータは、プロセス制御工場の幾つかの付属機器(工場における空気調節設備一式またはビルの警報システムなど)に対応する場合さえもある。もちろん、同期化パラメータのその他の実施例も可能である。
ブロック208で、取得された同期化パラメータに対応するイベントが生成されて記録されうる。これらのイベントをその他のプロセス工場イベントと区別するために、特定のイベント・タイプが、同期化パラメータと関連する全てのイベントに対して割り当てられうる(例えば、シフト‐変更、またはチーム‐変更)。ブロック208の一実施形態において、別のイベントが、発生のインスタンスの開始時に生成されうる間、異なるイベントが、発生の終りに生成されうる。ブロック208のその他の実施形態において、一つのイベントが、同期化パラメータの一つの発生インスタンス(開始から終了)を反映するように生成されうる。例えばイベント・タイプ、タイムスタンプ、識別子、場所、内容の記述、タグおよびその他同様な情報がイベントには含まれうる。生成されたイベントは、データベース210に記録されうる。データベース210は、例えば離散的イベント・ヒストリアンデータベースなどのプロセス制御システムのヒストリアンデータベースでありうるし、または、その他いかなるタイプのデータベースでありうる。データベース210は、局所的にまたは遠隔に設けうる。
同期化パラメータに対応するイベントは、プロセス制御システムにおけるプロセス制御イベントの生成と記録には使用される概知の方法およびシステムと類似した方法で(ブロック208にて)生成され記録されうる。ブロック208は、係る概知の方法およびシステムの如何なるものに準じて作動しうる。
ちなみに、方法200の幾つかの実施形態ではブロック208が任意選択可能なものでありうる。例えば、同期化パラメータが、定期的に予定されている作業シフトのように、それ相応に予測可能なものである場合、作業シフトに対応するイベントがデータベース210中に先験的に格納され、ブロック208が省略されうる。
ブロック212で、同期化パラメータの第1の発生インスタンスに対応するデータは、例えば第1のデータベース210から抽出されうる。その代わりとして、若しくはそれに加えて、ブロック208が省略される場合、実施形態においてなど他の何らかのデータベース(図示せず)からデータを抽出しうる。同様に、ブロック215で、第1のインスタンスと時間的に不連続である同期化パラメータの第2の発生インスタンスに対応するデータを、データベース210または他の何らかのデータベースから抽出しうる。図1にはブロック212および215が第1のデータと第2のデータを同じデータベース210から抽出する状態で示されているが、これは単なる一実施形態に過ぎない。第1のイベントまたはインスタンスに対応するデータ、および第2のイベントまたはインスタンスに対応するデータは、異なるデータベースから取得されうる。幾つかの実施形態において、データベースは、人事データベースなどプロセス工場コントロールシステム外部にあるものでもありうる。
ブロック218で、履歴に基づくプロセス制御データは、データ抽出ステップ(215と218)と同じデータベース210、または異なるデータベース220から取得されうる。履歴に基づくプロセス制御データは、プロセス制御システムにおけるいずれかの論理的または物理的なプロセス構成体に対応しうるし、またはプロセス制御システムにおける二つ以上の論理的または物理的なプロセス構成体に対応しうる。履歴に基づくプロセス制御データは、連続プロセス制御データ、離散的イベントプロセス制御データ且つ又はバッチプロセス・データを含みうる。一般的に、プロセス制御システムにおいて連続プロセス制御データは連続プロセスヒストリアン・データベースに格納されうる。離散的イベントプロセス制御データは離散的ヒストリアンデータベースに格納されうるし、また、バッチプロセス制御データはバッチ・ヒストリアン・データベースに格納されうる。但し、幾つかのプロセス制御システムでは、一つ又は複数の集中化ヒストリアンデータベースの一つ又は複数の部分を、同じデータベースの中で組み合わせうる。方法200は、プロセス制御システムにおいて採用されるこれらの、そしてその他のいかなるヒストリアン・データベース・アーキテクチャに準じて機能しうる。ブロック218は、履歴に基づくプロセス制御データを取得するべくプロセス制御システムにおいてこれらおよびその他の集中化データベースのいずれかまたは全てにアクセスしうる。
ちなみに、方法200の幾つかの実施形態においてブロック218は任意選択項目である。例えば、先月作業したAチームが依頼された回数を示すレポートをイベントが同期化した場合、必要な情報は全てブロック212と215により完全に取得しうる。少なくともこの実施例では、履歴に基づくプロセス制御に関する付加的な情報が必要とされず、ブロック218を省略しうる。
次に、同期化パラメータについてのイベント同期報告が生成されうる(ブロック222で)。イベント同期報告は、抽出された第1でおよび第2のイベント・データ、および(該当するものがある場合は)取得された履歴データに基づく少なくとも一つの同期化された値を含みうる。このように、イベント同期報告は、同期化済みパラメータの本質的に異なる発生インスタンスにわたって同期報告を提供しうる。生成されたレポートは、プロセス制御システムに関連する装置の画面またはユーザーインターフェースに表示されうる。生成されたレポートを印刷しうるし、且つ又はプロセス制御システムに内部または外部の別のローカルまたは遠隔コンピュータまたはその他の装置に格納、または送信しうる。最後に、ブロック225で、方法200は終了しうる。
方法200の幾つかの実施形態では、様々な度合いのユーザーインタフェース・アクティビティを採用しうる。例えば、同期化パラメータはユーザーインターフェースを介してブロック205で取得されうる。同期化パラメータに対応するイベントの生成(ブロック208で)には、ユーザ入力を介してイベントと関連する情報の幾つかまたは全ての取得を組み込みうる。幾つかの実施形態において、全体の方法200は、特定のレポートのユーザ依頼に応答してブロック202で始動されうる。幾つかの実施形態では、指定されたレポート時間間隔の間に少なくとも部分的に生じる同期化パラメータの発生のインスタンスだけが(ブロック222で)レポートの生成に組み込まれる場合のレポート時間間隔をユーザが指定できるかもしれない。幾つかの実施形態では、同期化パラメータの発生のインスタンスに対応する履歴に基づく制御プロセスデータの中でユーザが(ブロック218にて)見たいと思う所望のプロセス制御構成体の一つ又は複数をユーザが指定できるかもしれない。幾つかの実施形態では、ユーザは、一つ又は複数の所望の同期化パラメータを一つのレポートに取り込むために指定できるかもしれない。
これらおよびその他のユーザーインターフェースの一つ又は複数を採用する方法200のその他の実施形態も可能である。
方法200の実施形態および本開示のその他の方法およびシステムは、利用可能なプロセス制御システムの報告機構に幾多の利益と利点を提供する。例えば、ほとんどの利用可能なプロセス制御システムレポートは、事前に定義された一定期間、相対期間、または予定期間に基づく。事前に定義された期間中にイベントが生じなかったり、事前に定義された異なる期間にまたがったりした場合には、ユーザが、希望する情報を取得するために複数のレポートにわたってマニュアル操作で情報を集計しなければならない。本開示の実施形態は、発生のインスタンスの各々に対して開始・終了イベントを利用しうるので、希望情報の標的とされる抽出および報告を可能にする。
本開示によって、例えば、作業シフトまたは作業グループなどの要員に関連する組分けなど、一つのレポートにおいて複数の期間を連結することが可能になる。通常、ユーザは、プロセス制御システム報告ツールの外部にある複数の期間にわたる情報をマニュアル操作で連結する必要があるだろうが、本開示では既存のプロセス制御システムデータアクセス・インターフェース内に複数の期間にわたるデータを連結することを可能にする。この場合、マニュアル操作または外部処理は必要ない。
更に、ほとんどの利用可能なプロセス制御システム報告ツールと異なり、本開示により、プロセス制御システムツールを使用して、異なるタイプの制御履歴情報を総合することが可能になる。連続プロセス制御履歴、離散的イベントプロセス制御履歴、且つ又はバッ
チ処理履歴のいかなる組み合わせを、一つのレポートに容易に連結しうる。例えば、連続履歴データおよび離散的イベント履歴データの両方を一つの同期報告にオーバーレイして集計するようにしうる。
本開示の利点は、幾つかの仮想事態を通して明らかに示される。以下の実施例は、本開示の各々全ての実施形態を一覧する目的のものではなく、単に、本開示によりもうけられる利益の例示的な見本を提供するものである。
第1の実施例において、ユーザは、希望情報を取得するのに別々のシステムにアクセスするのではなく、プロセス工場コントロールシステムを介して要員情報に直接アクセスしうる。特定の操作手順を一台の障害装置にて特定の時間間隔で交換品が届き据付けられるまで実行しなければならいことをオペレータが発見したというプロセス制御工場における仮想事態を検討してみる。特殊なトレーニングを受けた個人だけが操作手順を実行する資格がある。オペレータは、適格者が各指定時間間隔で勤務する予定になっているかを容易に判断するために本開示の方法およびシステムを使用しうる。オペレータは、外部データベースにアクセスしたり、誰かに電話したり、または既存の利用可能なコントロールシステム・インターフェースでのアクション以外の如何なるものを利用したりする必要なく、単に、プロセス制御システムの既存のインターフェースを使用するだけですむ。
別の実施例において、プロセス工場の従業員が、特定のベンダーから購入した特定のタイプの装置に存在し得る欠陥または性能の問題について心配しているかもしれない。状況の分析を容易にするべく、プロセス工場の従業員は本開示の方法およびシステムを使用して、係る装置が実行または稼動中に生成された上限警報の数と異なるベンダーから購入した類似装置が同じ期間を通して稼動していた時に生成された上限警報の数の対比を示すレポートを生成しうる。装置の処理能力および故障率などの付加的な履歴データをレポートに追加しても良い。この実施例において、離散的イベントの履歴および連続履歴の両方を同じイベント同期報告において報告しうる。
まだ別の実施例において、プロセス制御工場の監督者は、複数のチームの仕事の実績を判断・比較べることを希望しうる。監督者は、各チームの指定期間を通じての平均生産率、不具合数、完了作業数などを示す各チームのレポートを作成し、更に複数のチームに関するこの情報を一つのレポートに混合できるかもしれない。
本開示によると、その他のタイプの同期化済みの集計情報を得ることまたは報告することも可能である。例えば、塔の温度が200°F以上の時の前四半期の平均給送率、特定のバッチタイプを処理中に特定のオーバーライド制御が作動した回数、または先月特定の作業チームが当番であった時に生じたオペレータ変更の回数が例として挙げられる。
上記のものは、本開示の方法およびシステムの実施形態を使用することが可能である有用な仮想事態の数例に過ぎない。本開示によって、本質的に異なる様々な時間間隔を通じてプロセス工場におけるまたはそれに関連する様々な供給源からの混合データを閲覧できる仮想事態および可能性が大幅に拡張される。よって、本開示は、プロセス制御工場の運営および経営管理における時間と生産性の効率性の向上につながる。方法200に加えて、後述されるシステムと方法はこれらおよびその他の利点を示す。
図3は、プロセス制御システムにおける同期化されたイベントを報告するためのシステム300の実施形態を描く図である。システム300の実施形態は、図1に示されるプロセス制御システムおよびプロセス制御工場の実施形態の中に組み込まれうる、または図1に示されるプロセス制御システムおよび工場10の実施形態と共に機能して作動しうる。希望する場合、システム300の実施形態は、図2に示される方法200の実施形態に準じて作動しうる。
イベント同期報告システム300の実施形態は、例えば図1のホストまたはオペレーターワークステーション20、22でありうるコンピューターデバイス302を含みうる。幾つかの実施形態において、コンピューターデバイス302はプロセス工場またはプロセス制御システム自体の一部ではないかもしれないが、ネットワークリンク305を介してプロセス工場コントロールシステム(例えば、図1のホストまたはオペレーターワークステーション20、22)のコンピュータに通信可能に連結されうる。リンク305は直接接続または遠隔接続でありうる、また、有線または無線でありうる。リンク305は、いかなる公衆網または私設網へのネットワーク接続を提供しうる。一般的に、ネットワークリンク305は、本発明の属する技術分野において知られる概知のネットワーク構築技術の如何なるものでも良い。
コンピューターデバイス302は、プロセッサ308、およびプロセッサ308によりアクセス可能なメモリ310を有しうる。図2に示されるコンピューターデバイス302には一つのプロセッサ308と一つのメモリ310だけが備えられた状態で示されているが、幾つかの実施形態ではコンピューターデバイス302が複数のプロセッサ308且つ又は複数のメモリ310を有しうる。同様に、メモリ310がコンピューターデバイス302内に含まれている状態で示されているが、幾つかの実施形態ではメモリ310が、コンピューターデバイス302の外部に設けられつつもプロセッサ308により遠隔でまたは局所的にアクセス可能でありうる。
また、コンピューターデバイス302は、リンク312を介して、図1のデータベース28など集中型プロセス制御システムデータベース315に通信可能に連結されうる。コンピューターデバイス302が図1のワークステーション20および22の一つなどのプロセス制御システムの構成体である実施形態においては、コンピューターデバイス302が、システム10のデータハイウェイ24を介して集中型プロセス制御データベース315に連結されうる。コンピューターデバイス302がプロセス制御工場の構成体ではないがプロセス制御工場システムに通信可能に連結されている実施形態においては、コンピューターデバイス302が、データベース315と通信するべく、リンク312を介してプロセス制御工場システム10の中間ゲートウェイ(図示せず)に連結されうる(例えば、図1では、データハイウェイ24を通じてデータベース28とを通信する)。幾つかの実施形態ではリンク305およびリンク312が同じリンクでありうる間、その他の実施形態では異なるリンクでありうる。
コンピューターデバイス302は様々なコンピューターデバイス構成により実施可能である。例えば、ハンドヘルド型装置、携帯電話、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセサーに基づく又はプログラム可能な民生用電子機器、ネットワーク・パソコン、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピューター、携帯型コンピュータまたは通信装置、且つ又は画像表示および他のコンピューターデバイスと直接または間接通信の両能力を有するその他のコンピューターデバイスにおいてコンピューターデバイス302を具現化しうる。
コンピューターデバイス302は、メモリ310に格納されたイベント・シンクロナイザ318を備えうる。イベント・シンクロナイザ318は、コンピュータ実行可能な命令、データ構造、プログラム・モジュールおよびプロセッサ308により実行可能且つアクセス可能なその他のデータにより具現化されうる。分散型コンピュータ環境においては、イベント・シンクロナイザ318のコンピュータ実行可能命令、データ構造、プログラム・モジュールなどを、ローカルおよび遠隔メモリ格納装置の両方(例えば、プロセス工場10のワークステーション20,22とプロセス制御プラントシステム10外部のコンピューターデバイスの両方)に設けうる。
イベント・シンクロナイザ318は同期化パラメータを取得しうる。方法200同様に、イベント・シンクロナイザ318により取得された同期化パラメータは、複数の不連続的な発生インスタンスを有しうるパラメータでありうる。本開示において、同期化パラメータのインスタンス全てが必ずしも時間的に不連続的であるとは限らず、少なくとも2つの発生インスタンスが互いに相対して時間的に不連続であることが要求される。前述の如く、同期化パラメータは、例えば、計画的定期作業シフト、作業グループの当番時間間隔、個人の当番時間間隔、ある個人がプロセス制御システムの一つ又は複数のコンピュータにログオンしている期間、プロセス制御工場における物理または論理構成体の実行時間間隔、特定のタイプの一つ又は複数のバッチ運転、バッチ運転の手順またはサブユニット、そしてプロセス工場において不連続的な複数の時間間隔を通じて生じるその他の同様なパラメータなどでありうる。
同期化パラメータは、例えば、コンピューターデバイス302のメモリ310に格納される情報を読取ることにより取得されうるし、またはコンピューターデバイス302のユーザーインターフェース320を介して受け取られたユーザ入力から取得されうる。幾つかの実施形態において、同期化パラメータは、イベント・シンクロナイザ318によりリンク305を介してローカルまたは遠隔データベースまたはコンピュータなどのローカルまたは遠隔の供給源、ウェブサイトを介して受け取られたユーザ入力、またはその他何らかのタイプのローカルまたは遠隔の供給源から取得されうる。
同期化パラメータの第1の発生インスタンスに対して、イベント・シンクロナイザ318は開始時間に対応するイベントを生成しうる、且つ、終了時間に対応する別のイベントを生成しうる。第1のインスタンスと時間的に不連続である同期化パラメータの第2の発生インスタンスに対して第2の開始時間イベントおよび第2の終了時間イベントも生成されうる。幾つかの実施形態において、開始・終了時間にめいめい対応する別々のイベントの代わりに、各特定の発生インスタンスを表すべくイベントが一つだけ生成されるようにしても良い。
イベント・シンクロナイザ318は、生成されたイベントをプロセス制御システムの集中化データベース315の中に記録しうる。イベント・シンクロナイザ318は、直接の書込みを介して、送信されてきたメッセージまたはその他何らかの手段を介して記録を具現化しうる。
イベント・シンクロナイザ318は、同期化パラメータに関してイベント同期報告を生成しうる。イベント同期報告には、一つ又は複数の発生インスタンスの期間と関連し、プロセス制御システムからの、イベントが記録された発生インスタンスに基づくとともに履歴に基づくプロセス制御データに基づいた、少なくとも一つの同期化済み値が含まれうる。該少なくとも一つの同期化済み値は、例えば、集計値、平均値、合計値、百分率などでありうる。実際、同期化パラメータの一つ又は複数の発生インスタンスに対して取得された履歴に基づくプロセス制御データを使用してのいかなる計算または算定は、少なくとも一つの同期化値を生成するのに使用されうる。
履歴に基づくプロセス制御データはイベント・シンクロナイザ318により集中化データベース315から取得されうる。プロセス制御システムの集中化データベース315は単独データベースとして図3に表されているが、参照番号315は二つ以上の集中化データベースを表しうる。例えば、プロセス制御システムは、ヒストリアン目的のためにプロセス制御データが記録されている幾つかのデータベース(連続履歴データベース、離散的イベントデータベース、且つ又はバッチ・ヒストリアン・データベースなど)を含みうる。集中化データベース315はプロセス制御システムにおいて使用される一つ又は複数のヒストリアンデータベースを表しうる。よって、イベント・シンクロナイザ318は、プロセス制御システム内の複数のヒストリアンデータベース315からのデータを連結して、有意義なイベント同期報告を作成するために履歴データを同期化パラメータの発生のインスタンスと統合または同期化できるようになっている。
生成されたイベント同期報告は、例えば、コンピューターデバイス302のメモリ310に、プロセス制御システムの集中化データベース315に、または他の何らかのローカルまたは遠隔のメモリに格納されうる。生成されたレポートは、別のローカルまたは遠隔のコンピュータまたはコンピューターデバイス、別のローカルまたは遠隔のデータベース且つ又は印刷機器(図示せず)へとリンク305を介して送られうる。生成されたレポートは、ユーザーインターフェース320に表示されうる。
図3のイベント同期化報告システム300により、多くの有用な実施形態にとってプロセス制御工場の運用をサポートおよび拡張することが可能になる。本発明の属する技術分野で既に知られているものでは、イベント同期化報告システム300によれば容易に生成されるような情報を作成するのに、プロセス工場の要員が通常マニュアル操作による複数の段階を行うことを強いられる。しかし、イベント同期化報告システム300によってこのような複雑性を低減しうる。例えば、イベント・シンクロナイザ318は別の要員シフトスケジュール作成アプリケーションと連通しうる。いかなる要員または時間の変更がシフトスケジュール作成アプリケーションにおいて行われる場合、イベント・シンクロナイザ318は、自動的にプロセス制御システムの集中化データベース315にこれらの変更をダウンロードして、計画されたシフト変更に対応するイベントを自動的に記録するようにしうる。システム300の実施形態を使用すれば、要員計画やプロセス制御データベース自体の間でシフト変更を自動的に統合しうる。
システム300の別の実施例において、プロセス工場の収益性に関する責任者は、サーバー302をホストとするウェブサイトを使用して工場の収益性と関係する様々な表示構成を引き出すことが可能となりうる。ウェブサイト・サーバー302は、イベント・シンクロナイザ315を含みえ、例えば「Aチームのシフト中工場処理能力はどれほどだったのか」、または「昨年を通じてC社から購入した装置タイプBに不具合が何回発生したか」などの質問に答えるべくプロセス制御システム54における集中化データベース且つ又は異なる場所にある人事データベースからのデータを協調しうる。また、その他の同様な利益および利点も可能である。
図4A〜図4Eは、プロセス制御工場のプロセス制御システムにおける作業シフト情報を同期化する方法の一実施形態を示す。この実施形態において、該方法の実例説明が、図4A〜図4Eにより示される一式のユーザーインターフェース画面を介して示されている。もちろん、その他の実施形態においては、この特定の実施例に示されるようなユーザーインターフェース画面が該方法の全段階に必要とされる訳ではない。その他の実施形態では、幾つかの段階が別々のユーザーインターフェース画面に表されうる。幾つかの実施形態では、幾つかのステップが一つのユーザーインターフェース画面に合併されうる。図4A〜図4Eは、例えばプロセス制御システムにおける利用可能なツールに組み込まれうる、且つそれによりアクセス可能である。
加えて、図4A〜図4Eは、本開示のその他のシステムおよび方法に準じて作動しうる。
図4Aは、プロセス制御工場における作業グループを同定する実施形態400を示す。この実施形態では、ユーザが作業グループを定義することを可能にするためにユーザーインターフェース画面402が表示されうる。ユーザーインターフェース画面402には、プロセス制御システムにおいて作業グループの追跡を可能にするためのセレクターまたはユーザ制御405と、既に同定済みの作業グループの如何なるものを示すための画面402内の領域408、そしてユーザが新規作業グループのいずれかを同定することを希望するかどうかを示すためのセレクターまたはユーザ制御410が含まれうる。例えば、ユーザが作業グループ追跡を無効にしたり、且つ又は同定された作業グループを修正変更または削除したりできるようにするためのセレクターを含むその他のセレクター(図示せず)も可能でありうる。適切な権限を有するユーザだけがアクセスでき画面402を介してアクセス可能な情報を扱えるようにするために、ログイン/パスワードまたはその他何らかの認証機構を使用して画面402を保護しうる。
新規作業グループを作成するためのセレクター410がクリックされると(若しくは選択されると)、子画面412が表示され、ユーザは諸個人を一つの作業グループに割り当てられるようになる。この実施形態では、子画面412により従業員データベース、連絡先リストまたはアドレス帳415へのアクセスが提供される。ユーザは、連絡先リストまたはデータベース415から個人諸を新規作業グループ用に選択しうる。また、新規作業グループを、何らかの意味を有する名前または識別子の下にプロセス工場コントロールシステムの中に保存しうる。連絡先データベース、リストまたはアドレス帳415はローカルまたは遠隔のものでありうる。連絡先データベース、リストまたはアドレス帳415の厳密な構成およびユーザーインターフェース、およびその中の内容を検索しそれにアクセスするための機構は、本開示と密接な関係を有さない。実際に、画面412は、いかなる概知の連絡先データベースのフォーマットおよびアクセス方式と共に機能して作動しうる。新規作成された作業グループは、プロセス制御システムの中に記録されうる。
別の関連する画面420は、ユーザが、新たに定義された作業グループについての作業スケジュールを示すことを可能にしうる。画面420は、画面402、画面412、画面402および412の両方からアクセス可能でありうる、且つ又は別のメニューを介してアクセス可能でありうる。画面420は、作業グループが割り当てられている作業スケジュールの繰返しパターン422(例えば、日毎、月毎、週毎且つ又はシフトの割り当てなど)を示すための機構をユーザに提供しうる。画面420は、繰返しパターン422に関する繰返しの時間間隔または範囲425を示すのに使用するための機構を提供しうる。画面402は、定期的に予定された作業時間並びに不規則に予定された作業時間を示すための機構を含みうる。画面420に示される実際のボックス、データ記載欄およびユーザ制御は代表例に過ぎず、その他の画面表示構成によっても、ユーザが特定の作業グループの予定される作業時間を示すことができる。作業グループに関して受信されたスケジュールを、プロセス制御システムの中に保存または記録しうる。
図4Aには三つの画面402、412および420が示されているが、ユーザーインターフェース制御のいかなる構成または表示(例えば、テキスト入力、ドロップダウン・ウィンドウ、など)を伴う任意数の画面を用いてユーザが作業グループ、作業グループにおける個人および作業スケジュールを同定することを可能にするようにしても良い。実際、幾つかの実施形態では、作業グループ、それの個人およびそれの作業スケジュールの同定を、要員、人事またはその他のタイプのデータベースなど、別々のデータベースから部分的にまたは完全に取得しうる。かかるデータベースを、プロセス制御システムに関しローカルにまたは遠隔に設けてもよく、また、プロセス制御システム自体から独立して管理するようにしても良い。これらの実施形態において、画面402、412および420は、単に、要員、人事またはその他のデータベースからのデータへのアクセスを円滑にするユーザ制御を示しうる。
図4Bは、ユーザが作業シフトを定義できるようにするための画面430の一実施形態を示す。作業シフトは、例えば、シフト名または識別子、シフト開始・終了時間、時刻お
よび曜日、またはその他の時間スケジュールを含みうる。画面430は、プロセス制御システムにおいてシフト追跡を可能にするためのセレクターまたはユーザ制御432と、既に定義済みのシフト且つ又はディフォルトのシフトの如何なるものを示す画面430上の領域435、そして、ユーザが何らかの新規作業シフトを同定することを希望するかどうか示すためのセレクターまたはユーザ制御の438を含みうる。例えば、ユーザが作業シフト追跡を無効できるようにするための、且つ又は同定された作業シフトを修正変更または削除できるようにするためのセレクターなど、その他のセレクターも可能でありうる。適切な権限を有するユーザだけがアクセスして画面430を介してアクセス可能な情報を扱うようにするために、ログイン/パスワードまたは他の何らかの認証機構を使用して画面430を保護しうる。定義済みシフトはプロセス制御システムの中に格納または記録されうる。
作業グループ定義用画面402同様、画面430は、幾つかの実施形態において、ユーザが前回定義された作業シフト情報を取得するために別のデータベースにアクセスすることを可能にしうる。作業シフト定義用画面430は作業グループ定義用画面402からアクセス可能でありえ、また逆の場合も同じである。
作業シフト且つ又は作業グループ作業期間の開始および停止ごとに作業変更管理システム・イベントが生成されうる。作業変更イベントは、プロセス制御システムのイベント・ヒストリアンデータベースに格納されうる。図4Cは、プロセス制御システムのイベント・ヒストリアンデータベースに取り込まれた状態の作業変更イベントのスナップショットを提供する画面440の実施形態を示す。画面440において、作業変更管理システム・イベントはそれぞれイベント・タイプ442により同定されうる。各作業変更管理システム・イベントはタイムスタンプ445を備えうる。また、一つ又は複数の記述またはタグ・フィールド448、450は、作業変更イベントと関連して追加情報を提供しうる。図4Eの画面440により示される実施例において、シフト追跡且つ又はグループ追跡が、前もって(例えば、画面402のセレクター405且つ又は画面430のセレクター432を介して)有効にされている。有効設定の結果として、記述フィールド448には対応する作業シフトの識別情報が含まれ、記述フィールド450には作業シフト中の当番作業グループの対応する変更の識別情報が含まれている。例えば、画面440上の第1の項目は、7/26/06の午後3:46:54に、AチームがCチームCに代わり日勤シフトで作業したことを示す。その他の情報を取り込み、各作業変更イベントについて格納しても良い。
例えば図4Cのヒストリアン用に格納されたイベント情報を使用してイベント同期報告を生成しうる。図4Dは、所与の指定期間465を通じての五つの異なるシフトの作業グループ462にわたるシフト分析を含んで生成されたイベント同期報告460の一実施例を示す。各作業グループ462について、同期値468は、プロセス制御工場におけるプロセス制御構成体並びに指定時間間隔465中の特定の作業グループ当番期間に関する両履歴データに基づきうるという条件のものでありうる。
レポート460において、幾つかの同期値は、特定の作業グループに関する時間間隔465を通しての平均値(例えば、給送率470aおよびRx温度470c)でありうる。レポート460は、例として、2007年9月(参照番号465)に関してCチームが1億180万バレル/日の平均給送率470aを達成したことを示す。
幾つかの同期値は、特定の作業グループに関する時間間隔465を通しての百分率値(例えば、変換470b、歩留まり470d、制御利用率470gおよびシフト作業完了470h)でありうる。例えば、レポート460は、2007年9月(参照番号465)にチームAがそれのシフト作業470hの100%を完了させたことを示す。
幾つかの同期値は、特定の作業グループに関する期間465を通しての総計数(例えば、クリティカル警報470eの数、排気違反470fの数および装置障害470iの数)でありうる。例えば、2007年9月(参照番号465)について、レポート460は、Dチームが当番であった間に排気違反470fが二件生じたことを示す。
レポート460は代表例に過ぎず、決して、生成されたイベント同期化レポートのタイプ、数量、且つ又は提示形式を限定するためのものではない。また、レポート460は表形式で示されているが、棒グラフ、図表、文字列、円グラフおよびその他のデータ表現など、その他の形式も使用しうる。生成されたイベント同期報告は、一つ又は複数の作業グループまたは同期化パラメータを含みうる、且つ又は、一つ又は複数のプロセス制御構成体識別子(470a−i)に対応する一つ又は複数の同期値468を含みうる。生成されたイベント同期報告は、作業グループによる報告のみに限られず、要員に関すること、物理的または論理的な作業工程制御構成体、バッチ運転タイプなど、いかなるタイプの作業シフト情報に関して生成されうる。作業シフト情報としては、例えば、(レポート460に例示されるような)定義済みの作業グループ、定義済みの作業シフト、個人の当番間隔、プロセス制御システムの一つ又は複数のコンピューターデバイスにおける個人のログオン期間、プロセス制御工場におけるプロセス制御構成体の物理的または論理的な実行時間、特定のタイプのバッチ運転、および不連続な複数の時間間隔を通じてプロセス制御工場において生じうるその他の同様な同期化パラメータなどが挙げられる。
図4Dのレポート460など、本開示の方法およびシステムの実施形態により生成されたイベント同期報告は、例えばプロセス制御システムのスケジューリングプロセスにより自動的に生成されるようにプロセス制御システムにおいて構成されうる。事前に定義された、またはその場その場で同期化されたイベントレポートはユーザの依頼ごとにスケジュールが作成され且つ生成されうる。加えて、ユーザはいつでもイベント同期報告の生成をマニュアル操作で依頼することができる。また、ユーザは、いつでも新規イベント同期報告をマニュアル操作で作成できる。
図4Dのレポート460などのイベント同期報告は、プロセス制御システムのユーザーインターフェース画面に表示するために生成しうるし、別の遠隔またはローカルコンピュータまたはコンピューターデバイスに表示するために生成しうるし、遠隔またはローカルデータベースに格納するためにも生成しうる。加えて、イベント同期報告は、プリンタになど、別の遠隔またはローカルの場所に生成且つ送信しうる。
ここで図4Eに移って説明すると、本開示の方法およびシステムの実施形態は、同期化されたイベントの報告を使用する検索アプリケーションを含みうる。前述の如く、本開示の方法およびシステムは、プロセス制御システムのヒストリアンデータベースの中に記録されうる作業変更管理システム・イベントを生成しうる。これらの作業変更管理システム・イベントは、プロセス制御システムデータベース検索ツールを介して容易に検索可能でありうる。図4Eは、プロセス制御システムにおいてイベント同期報告を使用する検索アプリケーションの実施形態に関するユーザーインターフェース画面480のスナップショットを示す。
図4Eにおいて、画面480は、プロセス制御システムの利用可能なシステムフォルダ表示構成482を含みうる。画面480には、例えば、日付またはその他の期間範囲488、イベントのタイプ490、且つ又はシフトまたはその他の同期化パラメータ500によるヒストリアンデータベースの検索を可能にするユーザ入力領域485が含まれうる。この実施例において、イベント・タイプ490「変更」は、作業変更管理システム・イベントだけに検索を限定することを示す。タグ502は、作業変更管理システム・イベントの探索空間を更に限定することを示しうる。また、プロセス制御システムにおいて現在利用可能であるその他の検索可能なパラメータも、例えばプロセス工場の一区域や場所などのユーザ入力領域485に含まれうる。検索結果は、画面505の結果部分に表示され、図4Cのヒストリアンデータベースのスナップショット画面440に類似する内容且つ又は形式を備えうる。
実施した際、ここに記載されるコンピュータ可読指示またはソフトウェアはいずれも、磁気ディスクやレーザーディスクなどのいかなるコンピュータ可読記憶媒体またはメモリ、またはその他の記憶媒体、また、コンピュータまたはプロセッサ、携帯型メモリなどのRAMまたはROMに格納しうるものである。更に、いかなる周知または所望の配送方法(例えば、コンピュータ可読ディスクまたはその他の可搬コンピュータ記憶機構に保存して、或いは、電話回線、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、その他のローカルエリアネットワークまたは広域ネットワークなどの通信チャンネルを通して、など)を使用して、ユーザやプロセス工場またはオペレーターワークステーションにこのソフトウェアを提供しうる。(なお、このような配送は、可搬型記憶媒体を介して該ソフトウェアを提供するのと同じ又は類似的な意味を持つと見なされる。)更に、このソフトウェアは、変調または暗号化無しに直接提供されうる、又は、通信チャンネルを通じて伝送される前に、適切な変調搬送波且つ又は暗号化技法の如何なるものを使用して変調且つ又は暗号化されうる。
上記において、特定の実施例(本発明を例証する実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない)を参照して本発明を説明したが、通常の技術を有する当業者にとっては、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、ここに開示される実施形態に変更、追加又は削除が生じうることが明らかなはずである。

Claims (7)

  1. プロセス制御工場のプロセス制御システムにおける作業シフト情報を同期化する方法であり、
    前記プロセス制御工場における少なくとも一人の個人を含む少なくとも一つの作業グループを同定することと、
    少なくとも一つの作業グループに対して予定される前記プロセス制御工場における少なくとも一つの作業シフトを同定することと、
    タイムスタンプを含んでおり、(i)前記プロセス制御工場における第1の作業シフトから第2の作業シフトへの変化を示すと共に前記第1の作業シフト及び前記第2の作業シフトを識別するまたは(ii)前記プロセス制御工場における第1の作業グループから第2の作業グループへの変化を示すと共に前記第1の作業グループ及び前記第2の作業グループを識別する、発生する各作業変更につき作業変更管理システム・イベントを生成することと、
    前記各作業変更につき前記作業変更管理システム・イベントをプロセス制御システムのイベント・ヒストリアンデータベースに記録することとであって、前記イベント・ヒストリアンデータベースは、発生すると共に前記プロセス制御システムのプロセスの動作を制御するように、制御戦略を実行することによって生成されるプロセスデータに対応する1つ以上のイベントを記憶するように構成され、前記プロセス制御システムは、前記制御戦略を実行するように、前記プロセス制御工場内の1つ以上の物理的機能を実行する1つ以上のフィールドデバイスで1つ以上の機能ブロックと共に1つ以上の制御モジュールを有し、前記作業変更管理システム・イベント及び前記1つ以上のイベントは、同じデータアクセスインターフェースに影響される前記制御戦略を実行することによって生成される前記プロセスデータに対応する、前記記録することと、
    作業変更管理システム・イベントに基づいた少なくとも一つの同期化された値と、前記プロセス制御システムのプロセス制御構成体のための、前記少なくとも1つの作業グループ又は前記少なくとも1つの作業シフトの発生のインスタンス中に起こる、履歴データに対応する少なくとも一つの入力項目であって、前記プロセス制御システムの集中化データベースから取得された少なくとも一つの入力項目と、を含めてイベント同期報告を生成することと、
    を含む方法。
  2. 報告時間間隔を取得することを更に含み、
    前記作業変更管理システム・イベントに基づく前記イベント同期報告の生成には、前記報告時間間隔中に少なくとも部分的に生じた作業変更管理システム・イベントに基づいてイベント同期報告を生成することが含まれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも一つの作業シフトの同定および少なくとも一つの作業グループの同定には、異なるデータベースから少なくとも一つの作業シフトの識別情報および少なくとも一つの作業グループの識別情報を取得することが含まれることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも一つの作業シフトの同定および少なくとも一つの作業グループの同定には、少なくとも一つの作業シフトを同定し、プロセス制御システムのユーザーインターフェースを介して少なくとも一つの作業グループを同定することが含まれることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記集中化データベースが、イベント・ヒストリアンデータベース、連続ヒストリアンデータベースまたはバッチ・ヒストリアン・データベースのうちの少なくとも一つであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記作業変更管理システム・イベントの生成には、同定された作業シフトの開始時間、同定された作業シフトの終了時間、同定された作業グループの開始時間、同定された作業グループの終了時間、特定の個人の作業期間の開始時間、特定の個人の作業期間の終了時間、特定の個人のログオン期間の開始時間、特定の個人のログオン期間の終了時間、プロセス制御システムにおける特定のプロセス制御構成体の実行期間の開始時間、特定のプロセス制御構成体の実行期間の終了時間、プロセス制御システムにおけるバッチ運転タイプの開始時間、バッチ運転タイプの終了時間、特定のバッチ運転の手順の開始時間、または特定のバッチ運転の手順の終了時間の少なくとも一つを作業変更管理システム・イベントとして生成することが含まれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも一つの同期化された値を含んでイベント同期報告を生成することには、集計値、平均値、百分率または総計数の少なくとも一つに含んでイベント同期報告を生成することが含まれることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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