JP2014213092A - プレフィルド注射器用ガスケット - Google Patents

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Abstract

【課題】プレフィルド注射器として密封性と溶出防止性とを同時に確保することができるプレフィルド用のガスケットを提供する。
【解決手段】ガスケット12は、ガスケット本体21の表面にラミネート層22が積層されている。ガスケット本体21は、弾性を有する材料で作製され、ラミネート層22は、摩擦抵抗が小さく不活性なPTFE製である。摺動部22aの厚みDa、接液部22bの厚みDb、厚み比率R1(=Db/Da)、接液部22bと摺動部22aの境界における厚みの変化率Sb1が「10μm≦Da≦40μm」、「20μm≦Db≦50μm」、「1.25≦R1≦2.00」、「Sb≦1/4」の各条件を満たしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プレフィルド注射器用ガスケットに関するものである。
薬液が予め充填されたプレフィルド注射器が知られている。このプレフィルド注射器は、薬液の輸送・保管用の容器を兼ねたシリンダ(注射筒)、シリンダの先端に設けた注射針装着部を気密かつ液密に封止するトップキャップ、シリンダ内に挿入されシリンダの内面と密着してシリンダ内を気密かつ液密に封止するガスケットから構成されている。注射時には、注射針装着部に注射針を装着し、ガスケットにプランジャを取り付けて、このプランジャを押圧操作することでガスケットをシリンダ内で摺動させる。このプレフィルド注射器は、容器から注射器に薬液を移す操作が不要なため、利便性が高く、また薬液の汚染を防止することができることなどから多く利用されている。
上記ガスケットとしては、ゴムなどの弾性材料からなるガスケット本体の表面に摩擦係数が極めて低くまた不活性なPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等からなるラミネート層を積層したものが知られている(例えば特許文献1を参照)。このようにラミネート層を設けることで、ガスケット本体に含まれる可塑剤などが薬液に溶出することを防止するとともに、シリンダの内面に対するガスケットの摩擦係数を低くして摺動しやすくしている。
一方、特許文献2には、プランジャを斜めに押してもパッキンをシリンダ内でスムーズに摺動させることできる注射器が提案されている。この特許文献2に記載されたパッキンは、上記ガスケットと同じくゴムなど弾性材料で作製されたガスケット本体の表面をPTFEなどのラミネート層で覆った構成であり、パッキンをシリンダの内面の周方向に沿って線接触させることにより、シリンダの内面に対するガスケットの摩擦抵抗を小さくしている。また、この特許文献2では、ラミネート層となるフッ素樹脂層とゴム弾性層からなる複合シート材を一対の金型で挟みプレス成型することにより、パッキンを作製している。プレス成型の際に、ラミネート層のうち薬液と接する接液部よりもシリンダの内面と摺動する摺動部が伸ばされることにより、摺動部を接液部よりも薄くしている。
特開2010−142573号公報 特開2004−248985号公報
ところで、プレフィルド注射器のガスケットでは、それによる十分な気密性及び液密性といった密封性を確保するためには摺動部を薄くし、ガスケット本体に含まれるゴム成分や架橋剤、充填剤、顔料、酸化防止剤、微量金属、不溶性微粒子などが薬液に溶出することを防止する溶出防止性を確保するために接液部を厚くする必要がり、それぞれの厚みを適正に設定する必要がある。また、ガスケットを作製する場合、特許文献2のパッキンと同様に、プレス成型が多く用いられるが、ラミネート層は、1枚あるいは1層の例えばPTFEフィルムをプレス成型時に所望とする厚みにまで伸ばすことで形成される。しかし、プレス成型でPTFEフィルムなどを伸ばし過ぎると、ラミネート層にクラック(破れ)やピンホールが生じるため、密封性や溶出防止性が悪化してしまうという問題があった。このようなことから、ラミネート層の摺動部、接液部の各厚みが適正に設定され、密封性や溶出防止性を同時に確保可能なガスケットが望まれている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、プレフィルド注射器として密封性と溶出防止性とを同時に確保することができるプレフィルド注射器用ガスケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプレフィルド注射器用ガスケットは、弾性を有するガスケット本体と、このガスケット本体の表面を覆うフッ素樹脂からなるラミネート層とを有し、ラミネート層は、接液部の厚みが20μm以上50μm以下、摺動部の厚みが10μm以上40μm以下であり、摺動部の厚みに対する接液部の厚みの比が1.25以上2.00以下としたものである。
接液部と摺動部の境界でのラミネート層の厚みの変化量が、ラミネート層に沿う単位長さに対して、その単位長さの1/4以下であることが好ましい。
また、フッ素樹脂フィルムのプレス成型によりガスケット本体の外郭形状にされたフィルム成形物が、ガスケット本体の表面にラミネート層として形成されているものである。
また、ラミネート層は、接液部よりも摺動部が薄くされるとともに、中心線を対称軸とした摺動部の対称部分の厚み差が5μm以下であることが好ましい。
本発明のプレフィルド注射器用ガスケットによれば、プレフィルド注射器として密封性と溶出防止性とを同時に確保することができる。
本発明のガスケットを用いたプレフィルド注射器の断面図である。 本発明のガスケットの構成を示す断面図である。 ガスケットの製造工程を示す説明図である。 ゴムシートとPTFEフィルムを積層した状態でプレス加工する例を示す説明図である。 インサート成形によりガスケットを製造する例を示す説明図である。 ガスケットの別の形状を示す断面図である。
図1において、本発明を実施したプレフィルド注射器10は、シリンダ(注射筒)11と、プレフィルドシリンジ用ガスケット(以下、単にガスケットと称する)12と、トップキャップ13と、プランジャ14とを備え、シリンダ11内に薬液LMを予め充填してある。
シリンダ11は、円筒状であり、先端部に細径の注射針装着部11a、後端にフランジ11bが設けられている。このシリンダ11は、ガラス製あるいはポリプロピレンや環状ポリオレフィンなどの樹脂製になっている。注射針装着部11aには、トップキャップ13が嵌められており、シリンダ11の先端開口を気密かつ液密に封止する。このトップキャップ13は、着脱自在であり、プレフィルド注射器10の使用時には、トップキャップ13が外されて注射針装着部11aに注射針(図示省略)が装着される。
ガスケット12は、その外径がシリンダ11の内径よりも大きな円柱形状であり、径方向に弾性変形させてシリンダ11内に挿入してあり、薬液LMを充填したシリンダ11内部を気密かつ液密に封止する。また、このガスケット12は、シリンダ11の内でシリンダ11の軸心方向に摺動可能になっており、薬液LMを注射する際に先端に向けて(矢印A方向)に移動され、装着された注射針から薬液LMを押し出す。したがって、ガスケット12は、使用時にはパッキンとして機能する。
プランジャ14は、ガスケット12から取り外した状態で保管されており、使用時にガスケット12に取り付けられる。プランジャ14を先端に向けて押圧することでガスケット12を摺動する。
図2に示すように、ガスケット12は、ガスケット本体21とラミネート層22とを有している。ガスケット本体21は、外径が一定でありその外径がシリンダ11の内径よりも大きな円柱部21aと、この円柱部21aの先端側に設けられ先端側に向かって径が漸減する円錐部21bとが一体に形成されている。ガスケット本体21は、弾性を有する材料で作製されている。
ガスケット本体21の材料としては、塩素化ブチルゴムをベースに加硫剤、充填剤、顔料、酸化防止剤を含む医療用のものを用いている。主ポリマーのゴム材は、酸素透過率の少ない塩素化ブチルゴム(CIIR)を用いることが好ましい。また、塩素化ブチルゴムに代えてブチルゴムをベースにしたものであってもよい。この場合には、主ポリマーのゴム材は、酸素透過率の少ない、イソブチレン・イソプレン共重合体であるブチルゴム(IIR)が好ましい。ガスケット本体21の材料としては、他の材料を用いることもできる。例えば、シリコーンゴムは添加剤が少なく、薬液への溶出の危険性が低いシリコーンゴムも好ましい。なお、塩素化ブチルゴムは、酸素透過率が低く、医療の現場で安全性が確認され多く利用されており特に好ましい材料である。
円柱部21aの後端には、プランジャ14を取り付ける凹部23が形成されている。この凹部23の内面には、プランジャ14の先端に設けたネジ部14a(図1参照)が螺合する雌ねじが形成されている。凹部23にネジ部14aを螺合することによって、ガスケット12にプランジャ14が取り付けられる。
ラミネート層22は、円柱部21aの周面及び円錐部21bの表面を覆っている。ラミネート層22のうち円柱部21aの周面に形成された部分がシリンダ11の内面に密着しまた摺動する摺動部22aであり、円錐部21bの表面に形成された部分が薬液LMに接する接液部22bとなっている。なお、円柱部21aの後端面及び凹部23の内面にもラミネート層22を設けてもよい。
上記ラミネート層22は、摩擦抵抗が低くまた不活性なPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなる。なお、ラミネート層22の材料としては、PTFE以外に、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やETFE(テトラフルオロエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等のフッ素樹脂を用いることができる。このうちで、低摩擦係数の特性を生かして摺動抵抗を低減する観点からはPTFEは特に好ましい。
シリンダ11の内面に対してガスケット本体21は、摩擦抵抗が大きく摺動させることが容易ではないが、ラミネート層22(摺動部22a)をシリンダ11の内面に接触させることにより、容易にガスケット12が摺動する。また、摺動部22aの幅(摺動方向の長さ)を大きくしてあり、これによりプリフィルド注射器10として十分な気密性と液密性を得るようにしている。いっぽう、接液部22bは、ガスケット本体21と薬液LMとが接触することを阻止し、ガスケット本体21の成分の薬液LMへの溶出の防止する。
摺動部22aの厚みDaが大きくなると、ガスケット本体21の弾性によるシリンジ11の内面への密着性が悪くなり、高い気密性及び液密性(以下、これらを総称して密封性という)が得られない。また、接液部22bの厚みDbが小さいと、接液部22bにピンホールが生じやすく、ガスケット本体21の成分の薬液LMへの溶出する可能性が高くなり、溶出を防止する溶出防止性が低下ないし失われる。このため、摺動部22aの厚みDaと接液部22bの厚みDbとは、相対的に前者が薄く後者を厚くしてある。なお、ピンホールが生じる原因としては、ラミネート層22を成形時にラミネート層22の素材となるフィルムが伸ばされすぎることがある。また、別の原因としては、必要とする厚みに成形するために用いられる素材のフィルムが薄くなりすぎており、成形前のフィルムにピンホールが存在する確率が高いことがある。
ラミネート層22は、次の各条件(1)〜(3)を満たすように形成される。
10μm≦Da≦40μm ・・・(1)
20μm≦Db≦50μm ・・・(2)
1.25≦R1≦2.00 ・・・(3)
上記条件(1)は、摺動部22aの厚みDaの条件である。また、条件(2)は、接液部22bの厚みDbの条件である。条件(3)は、摺動部22aの厚みDaに対する接液部22bの厚みDbの比率R1(Db/Da、以下、厚み比率という)の条件である。
摺動部22aの厚みDaが10μmよりも小さいと、摺動部22aにピンホールやクラック(破れ)が発生する。ピンホールやクラックが発生すると、ガスケット12の摺動時にラミネート層22がめくれ易くなる。ラミネート層22がめくれると、これにより露呈されたガスケット本体21がシリンダ11の内面と密着してしまい、プランジャ14が押せなくなるという問題が生じる。また、発生したピンホールやクラックにより、摺動部22aとシリンダ内面との間に僅かな隙間が生じ、ピンホールやクラックから漏れ出たガスケット本体21のゴムの揮発成分や、空気中の例えば酸素がその隙間を通して薬液LM側に流れ、薬液LMの品質を低下させることがある。また、摺動部22aの厚みDaが40μmよりも大きいと、ガスケット本体21の弾性がシリンダ11の内面に伝わりにくく、高い気密性及び液密性が得られなくなる。
接液部22bの厚みDbが20μmよりも小さいと、上述のように接液部22bにピンホールが生じやすく、溶出防止性が低下ないし失われる可能性が高くなる。一方で、接液部22bの厚みDbを50μmより大きくしてしまうと、条件(1)を満たす厚みDaで摺動部22aを成形できなくなり気密性が低下してしまう。
また、ラミネート層22は、1枚のPTFEフィルムをプレス加工などによって加工され、接液部22bよりも薄い摺動部22aとなるPTFEフィルムの部分は、接液部22bの部分よりも大きく伸ばされる。このため、厚み比率R1が大きいと、成形時にPTFEフィルムの摺動部22aとなる部分が伸ばされすぎて白化、すなわち微細なクラックやピンホールが多数あいたり、PTFEフィルムの表面粗さが大きくなる。このため、ガスケット12の摺動性・密封性や、上述のように溶出防止性の全てが悪くなる。一方で厚み比率R1が小さいと、性能バランスへの効果が出ない。すなわち、厚み比率R1が小さい場合は、摺動部22aと接液部22bとの厚み差が小さいため、溶出防止の目的で接液部22bの厚みDbを大きくしてしまうと、摺動部22aの厚みDaが大きくなり、密封性が低下する。しかし、密封性を改善するために摺動部22aの厚みDaを小さくすると、接液部22bの厚みDbも小さくなり、溶出防止性を確保することが難しくなる。このようなことを考慮し、摺動性・密封性、溶出防止性をそれぞれ満足させる条件として上記条件(3)を見出している。
また、次の条件(4)を満たすことが好ましい。条件(4)は、接液部22bと摺動部22aの境界における厚みの変化率Sbの条件であり、変化率Sbは、ラミネート層22に沿って長さを計った単位長さLに対して、その単位長さLに対するラミネート層22の厚みの変化量ΔDの割合(ΔD/L)である。すなわち、ラミネート層22に沿う単位長さに対して、厚みの変化量を単位長さの1/4以下としている。
Sb≦1/4 ・・・(4)
上記条件(4)は、接液部22bと摺動部22aの境界で急激な厚みの変化があると、その部分が段差となってシリンダ11の内面に引っかかりが生じ摺動抵抗が増大してしまうことを防止するためのものである。具体的には、境界において、接液部22bから摺動部22aに1μm近づくごとに厚みを0.25μm以下の変化量で減少することで条件(4)を満たすことができる。なお、変化率Sbは、好ましくは1/6以下、より好ましくは1/8以下である。
ラミネート層22は、ガスケット本体21の中心線CLを対称軸とした摺動部22aの対称部分の厚み差ΔDaを5μm以下とすることが好ましい。これにより、ガスケット12ごと、すなわちプレフィルド注射器10ごとの摺動抵抗のバラツキを小さく抑えることができる。厚み差ΔDaが5μmよりも大きい場合には、プランジャ14を押したときに、摺動部22aの薄くて柔らかい側にガスケット12が弾性変形しながら寄ってしまい、ガスケット12を摺動させるのに必要な押圧力が著しく大きなってしまうことがあり、押圧力すなわち摺動抵抗のバラツキが大きくなってしまう。摺動抵抗のバラツキを小さくするためには、摺動部22aの厚みDaをほぼ完全に均一にすることが考えられるものの、実際にそのようにガスケット12を作成することはコストを上昇させるための現実的ではない。
しかしながら、厚み差ΔDaを5μm以下とすることにより、摺動抵抗のバラツキを実用上問題のないレベルに抑えることを見出した。具体的には、例えば摺動部22aの厚み差ΔDaが5μmを超えるような場合には、バラツキ幅が20N程度であったのに対して、厚み差ΔDaが5μm以下の場合には、バラツキ幅が10N程度と小さく抑えられる。
次に上記ガスケット12の製造工程について説明する。ガスケット12の製造工程は、第1工程と第2工程とからなる。図3(a)に示すように、第1工程では、キャビティ金型31とコア金型32とを用い、PTFEフィルム33を成形する。キャビティ金型31は、ガスケット12の外郭形状に対応するキャビティが形成され、コア金型32は、ガスケット本体21の外郭形状に対応する凸部が形成されている。キャビティ金型31とコア金型32との間にPTFEフィルム33を、例えば所定長だけキャビティ金型31内に弛ませた状態で配してから、図3(b)に示すように、キャビティ金型31内にコア金型32を圧入し、PTFEフィルム33を加熱加圧して成形する。
この第1工程と、次の第2工程とでキャビティ金型31を共通化するために、この第1工程でPTFEフィルム33を成形する際には、第2工程でガスケット本体21を成形するときのゴム成形と同じ温度、例えば180℃まで各金型31,32を加熱している。
また、PTFEフィルム33のキャビティ金型31内に弛み量を調整することにより、摺動部22a、接液部22bの厚みDa,Dbが所望となるように調整される。なお、PTFEフィルム33の弛み量を調整する代わりに、金型の形状により引き込み量を調整したり、金型を閉じるときのPTFEフィルム33の張力を調整してもよい。
コア金型32を圧入する際に、PTFEフィルム33は、コア金型32によって伸ばされるが、このときの伸びは摺動部22aとなる部分が大きく伸び、これに比べて接液部22bとなる部分の伸びは小さい。これにより、接液部22bよりも摺動部22aの厚みが小さくなり、弛み量を調整により所期の厚みDa,Dbでガスケット12の表面形状に成形されたPTFEフィルムの成形物34が得られる。
図3(c)に示すように、成形物34をキャビティ金型31内に残した状態でコア金型32を上昇させてから第2工程を行う。第2工程では、キャビティ金型31内にガスケット本体21となる塩素化ブチルゴム混練物のブロック36を載置する。続いて、図3(d)に示すように、凹部23の形状に対応した凸部が形成されたコア金型37の直下にキャビティ金型31を移動する。この後、図3(e)に示すように、コア金型37をキャビティ金型31に圧入して加熱する。これにより、ガスケット本体21に対応する成形物38の表面に成形物34が積層された成形物39が形成される。キャビティ金型31を第1工程と第2工程とに用いているため、必要となる金型の点数を少なくすることができ、また成形物34を別の金型に移動する必要がない。このため、製造コストの低減、生産効率アップを図ることができる。
このようにして得られた成形物39を冷却後にキャビティ金型31から取り出して不要な部分を切断することでガスケット12が得られる。
なお、図4に示すように、キャビティ金型31上にガスケット本体21となるゴムシート41と、PTFEフィルム33を積層して配した状態で、コア金型37をキャビティ金型31に圧入して加熱する1つの成形工程でガスケット12を製造してもよい。
また、ガスケット12をインサート成形により製造してもよい。この場合には、例えば、まず図5(a)に示すように、キャビティ金型44とコア金型45との間にPTFEフィルム33を配し、キャビティ金型44内にコア金型45を圧入してPTFEフィルム33を成形し、ガスケット12の表面形状に成形されたPTFEフィルムの成形物46を作製する。このときの成形物46の作製の詳細は、図3の例の場合と同様である。
この後、凹部23の形状に対応した凸部が形成されたコア金型48の直下にキャビティ金型44を移動し、図5(b)に示すように、コア金型48をキャビティ金型44に挿入し、ゲート48aからガスケット本体21を構成する材料を射出してガスケット本体21を成形する。
なお、図3ないし図5に示すいずれの製造方法においても、ラミネート層22とするPTFEフィルム33は、厚みが30μm以上60μm以下、かつ引張試験した時の降伏点での伸び率が200%以上400%以下であることが好ましい。この伸び率の範囲のPTFEフィルム33でないと本願の厚み比率のガスケットを得ることが難しい。なお、降伏点での伸び率は、ラミネート層22の厚みの比率で示される伸び率とは異なるものである。
図6に示すガスケット50は、ガスケット本体51の円柱部51aの中間部を細径にすることで、ラミネート層52に2つの摺動部52aを設けたものである。このガスケット50では、先端側と後端側の各摺動部52aを同じ厚みDaとする他は、最初の例と同様にすればよい。
[実施例1]〜[実施例7]
実施例1〜7では、図3に示す製造方法により、図2に示されるガスケット12を製造して評価した。実施例1〜7で作成したガスケット12は、その直径34.1±0.1mm、全長17.1±0.1mm(このうち円柱部の長さ10.0±0.1mm)、凹部23のサイズは内径22.4±0.1mm、高さ10.0±0.1mmであった。また、変化率Sbは実施例1〜7のいずれにおいても「1/5」であった。
また、実施例1〜7では、ガスケット本体21の材料として、加硫剤、充填剤、顔料、酸化防止剤、を含有する塩素化ブチルゴムを用いた。具体的には、CHLOROBUTYL1066(塩素化1.26%、日本ブチル社製)を主ポリマーのゴム材に、トリアジン系加硫剤(アクターTSH;川口化学工業社製)、無機系充填剤としての二酸化ケイ素(Nipsil;東ソー・シリカ社製)、無機系顔料(酸化チタン、カーボンブラック)を加えたものをオープンロール式混練機で混練したゴム組成物からブロック36を作製し、このブロック36を成形することでガスケット本体21とした。ラミネート層22の材料としては、PTFEフィルム33を用いた。
また、第1,第2工程のいずれでも各金型31,32,37を180℃に加熱して、10分間成型を行った。PTFEフィルム33としては、その厚みDfが実施例1,2,6では60μm、実施例3では50μm、実施例4では40μm、実施例5,7では30μmのものを用いた。
実施例1〜7における摺動部22a,接液部22bの各厚みDa,Dbの調整は、PTFEフィルム33のキャビティ金型31内に弛み量を調整することにより行い、厚みDa,Db、及び厚み比率R1を表1に示されるものとした。厚みDa,Dbは、剃刀でガスケット12を切断して、断面をデジタルマイクロスコープ VHX−1000(キーエンス社製)で測定した。この測定では、摺動部22a,接液部22bのいずれも、複数点の測定を行いそれらの平均値を厚みDa,Dbとして表1に示してある。摺動部22aについては、先端側(接液部22b側)と後端側の各端部近傍と、それらのほぼ中間の3点を測定し、接液部22bについては、接液部22bの中心(中心線CL上)と、中心周縁とのほぼ中間の位置で中心線CLを挟んだ2点との計3点を測定した。摺動部22a,接液部22bの厚みの精度は1μm以内であった。厚み比率R1は、測定で得られた厚みDa,Dbに基づき計算により算出した。
ラミネート層22の摺動部22aと接液部22bにおけるクラックの発生の有無を、デジタルマイクロスコープ VHX−1000(キーエンス社製)で調べた。その結果を表1のクラックの欄に示す。なお、表1のクラックの欄で「−」はクラックがないことを示している。また、摺動部22aの表面の算術平均粗さRaを測定したところ、表1の通りになった。算術平均粗さRaは、JIS B 0601:2001規格に準拠して、非接触三次元形状測定装置 NH−3N(三鷹光器社製)にて測定した。
摺動抵抗については、薬液LMとして電解質輸液 大塚生食注(大塚製薬社製)をシリンダ11内に充填した状態で、ガスケット12をプランジャ14を介して押圧し、シリンダ11内で摺動させるのに要する押圧力を測定した。この測定では、引張試験機(島津製作所社製オートグラフAGS−X)に、プレフィルド注射器10をセットして測定した。セットの際には、引張試験機の引張方向がプランジャ14の押圧方向となるようにプレフィルド注射器10を固定する治具を製作してこれを用いた。また、測定の際には、トップキャップ13を外し、注射針装着部11aに注射針を装着した状態で行った。その測定結果を押圧力として表1に示す。
密封性としては、気密性について測定した。気体を用いた気密性の試験は、液体を用いた液密性の試験よりも高感度で漏れを検出するため、液密性についての測定は省略した。
この測定では、アンモニアを検出する「富士ドライケムスライド NH3−WII(富士フイルム社製)」(以下、検査スライドという)をシリンダ11の内部に1枚入れて、ガスケット12及びトップキャップ13をシリンダ11に装着したプレフィルド注射器10をアンモニアガスを充填した容器に、23℃30分間放置した後、検査スライドを富士ドライケム7000(富士フイルム社製)で600nmの比色変化を測定した。
この測定結果に基づいた評価を表1に示す。表1では、検査スライドの色が変色しなかったと見なせるものに評価「A」を付してある。また、アンモニアに反応して検査スライドが変色しなかった場合を0%とし、完全に変色した場合を100%として、変色の程度30%以下のものに評価「B」を、30%を超えるものには評価「C」を付してある。
薬液LMに対するガスケット本体21の成分の溶出防止性については、日本薬局方 輸液用ゴム栓試験法(1. カドミウム、2. 鉛、3. 溶出物試験、4. 急性毒性試験、5. 発熱性物質試験、6. 溶血性試験)により評価し、レファレンス以下のものを「A」、規格内のものを「B」、規格外のものを「C」として低溶出性として表1に示した。
Figure 2014213092
[比較例]
比較例1〜4では、実施例1〜7と同様に、図3に示す製造方法により、ガスケット12を製造し、厚みDa,Db、及び厚み比率R1、算術平均粗さRa、クラックの有無、シリンダ11内でガスケット12を摺動させるのに要する押圧力、気密性、低溶出性の測定、算出、ないし評価を行った。その結果を表1に示す。比較例1〜3に用いたPTFEフィルム33の厚みDfは60μm、比較例4に用いたPTFEフィルム33の厚みDfは30μmである。また、比較例1〜4は、実施例1〜7と同様に各厚みDa,Dbの調整を行い、それぞれ表1に示すものとした他は、ガスケット12のサイズ、製造時の条件等は実施例1〜7と同じである。
表1に示す結果から、厚み比率R1が条件(2)の下限値1.25よりも小さい場合で、溶出防止性を確保する目的で接液部22bの厚みDbを大きくすると、結果的に摺動部22aの厚みも大きくなり、密封性の確保が困難であることがわかる。これは、摺動部22aの柔軟性が十分ではなくシリンダ11の内面の凹凸に適合せず、ガスケット12とシリンダ11との間に隙間が生じたものと考えられる。
厚み比率R1が条件(2)の上限値2.00超える場合、摺動部22aが伸ばされすぎて微細なクラックが多数した発生しており、それが摺動部22aに白化として現れた。このようなガスケット12では、摺動性・密封性・溶出防止性の全てが悪化していた。
なお、厚み比率R2(=Df/Da)は、元(成形前)のPTFEフィルム33からの摺動部22aの伸び率を示し、厚み比率R3(=Df/Db)は、元のPTFEフィルム33からの接液部22bの伸び率を示している。元のフィルム厚みDfが厚み30μm以上60μm以下のときに、厚み比率R2が「1.5」を下回ると、上述性能バランスへの効果が出ないので「1.50」以上とすべきであるが、伸ばされ過ぎによるクラックの発生を防止するため「3.00」以上とならないようにすべきである。PTFEフィルム33から接液部22bが少なからず伸ばされていることを考慮すれば、「R1<R2」の関係がある。接液部22bは、基本的には伸ばす必要がなく、またあまり伸ばさないことが好ましいので、「1.50」以下とするのが良い。なお、表1中の厚み比率R2,R3は、元のフイルム厚みDfと、測定された厚みDa,Dbに基づいて算出している。
10 プレフィルド注射器
11 シリンダ
12 ガスケット
21 ガスケット本体
22 ラミネート層
22a 摺動部
22b 接液面
LM 薬液

Claims (4)

  1. 薬液を充填したシリンダ内を封止するとともに、前記シリンダ内で摺動可能に配されたプレフィルド注射器用ガスケットにおいて、
    弾性を有するガスケット本体と、このガスケット本体の表面を覆うフッ素樹脂からなるラミネート層とを有し、
    前記ラミネート層は、接液部の厚みが20μm以上50μm以下、摺動部の厚みが10μm以上40μm以下であり、摺動部の厚みに対する接液部の厚みの比が1.25以上2.00以下であることを特徴とするプレフィルド注射器用ガスケット。
  2. 前記接液部と前記摺動部の境界での前記ラミネート層の厚みの変化量が、ラミネート層に沿う単位長さに対して、その単位長さの1/4以下であることを特徴とする請求項1記載のプレフィルド注射器用ガスケット。
  3. フッ素樹脂フィルムのプレス成型により前記ガスケット本体の外郭形状にされたフィルム成形物が、前記ガスケット本体の表面に前記ラミネート層として形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のプレフィルド注射器用ガスケット。
  4. 前記ラミネート層は、前記接液部よりも前記摺動部が薄くされるとともに、中心線を対称軸とした摺動部の対称部分の厚み差が5μm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプレフィルド注射器用ガスケット。
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