JP2014211354A - 位置情報取得システムおよび位置情報取得方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体内の端末装置の位置情報を地上に固定された座標系の位置として取得できるようにすること。【解決手段】移動体110内の端末装置102の位置情報を取得する位置情報取得システムであって、端末装置と通信する通信装置AP1〜AP3と、端末装置と通信可能に設けられ、通信装置の位置情報を管理する第1の情報管理装置と、端末装置と通信可能に設けられ、地上に固定された座標系における移動体の位置情報を管理する第2の情報管理装置と、を備える。端末装置は、第1の情報管理装置から取得する装置位置情報(u,v)と、第2の情報管理装置から取得する移動体位置情報(xp,yp)とに基づいて、地上に固定された座標系における端末装置の位置情報(x、y)を取得する。【選択図】図4

Description

本発明は、位置情報取得システムおよび位置情報取得方法に関する。
位置情報取得方法として、GPS(Global Positioning System)衛星、携帯電話基地局、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント等から受信する電波に基づいて端末装置の現在位置を演算または取得する方法が知られている(特許文献1)。
また。いわゆるスマートフォンとして知られる高機能携帯端末装置は、無線LANアクセスポイントの位置情報を用いて端末装置の位置情報を取得する。携帯端末装置は、取得した位置情報を利用して、ナビゲーション等のアプリケーションを動作させる。
無線LANを用いた端末装置の位置情報取得の方法として、例えば、「PlaceEngine:実世界集合知に基づくWiFi位置情報基盤」(非特許文献1)(WiFiは登録商標)では、無線LANのアクセスポイントの位置情報を集合知として扱い、端末装置で受信した無線LANアクセスポイントの信号から当該端末装置の位置を推定する。
米国特許出願公開第2010/0020776号明細書
暦本純一、塩野崎敦、末吉隆彦、味八木崇著「PlaceEngine:実世界集合知に基づくWiFi位置情報基盤」インターネットコンファレンス2006,pp.95−104,2006
上述の通り、端末装置が自装置の位置情報を取得する方法としては、端末装置で受信したGPS衛星の信号より測位演算する方法、端末装置が接続する携帯基地局の位置情報より取得する方法、端末装置が受信する無線LANアクセスポイントのMAC(Media Access Control)アドレスを元に無線LANアクセスポイントを特定し、そのアクセスポイントの位置より端末装置の位置を所得する方法が知られている。
しかし、GPS衛星は、受信できるGPS衛星の数や端末装置の位置により、精度に影響を受けるため、屋内などGPS衛星の信号が受信できない場所では使用できない欠点がある。携帯基地局の位置情報による方法では、携帯基地局がカバーするエリアが広範囲なため、端末装置の位置精度も粗い欠点がある。
一方、無線LANアクセスポイントがカバーするエリアは数十mと狭い。従って、無線LANアクセスポイントを利用する方法では、数多く設置された無線LANアクセスポイントの位置情報を管理し、端末装置が受信する無線LANアクセスポイントの情報から当該無線LANアクセスポイントの位置情報を取得し、位置計算する。これにより、携帯基地局を利用する場合に比べて、高い精度で位置を取得できる。
しかしながら、無線LANアクセスポイントを利用する端末装置の位置取得方法は、地上建物に固定設置された無線LANアクセスポイントを前提としている。列車(電車を含む。以下同様)などの移動体に無線アクセスポイントを設置する例はまだ乏しく、かつ、移動体に設置された無線LANアクセスポイントは、その位置情報が不定であるため端末装置の位置計算には利用できない。また、地上において移動体に設置された無線LANアクセスポイントの位置情報を地上建物に固定設置された無線LANアクセスポイントと区別することなく利用した場合、端末の位置計算の結果は、誤った位置となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、移動体内の端末装置の位置情報を地上に固定された座標系の位置として取得できるようにした位置情報取得システムおよび位置情報取得方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う位置情報取得システムは、移動体内の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得システムであって、端末装置と通信する通信装置と、端末装置と通信可能に設けられ、通信装置の位置情報を管理する第1の情報管理装置と、端末装置と通信可能に設けられ、地上に固定された座標系における移動体の位置情報を管理する第2の情報管理装置と、を備え、端末装置は、第1の情報管理装置で管理される通信装置の位置情報である装置位置情報と、第2の情報管理装置で管理される移動体の位置情報である移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における端末装置の位置情報を取得する。
本発明によれば、移動体内の端末装置の位置情報を地上に固定された座標系の位置として取得することができる。
無線LANアクセスポイントの位置を利用して端末装置の位置を算出する方法の原理を示す説明図。 無線LANアクセスポイントの位置情報データベースの構成例。 位置情報を求める処理のフローチャート。 移動体内での端末装置の位置計算の原理を示す説明図。 端末装置の位置計算に使用するデータベースの構成例。 端末装置および各データベースの構成例。 移動体内の端末装置が位置を計算する処理のフローチャート。 位置計算に使用するデータベースの構成例。 移動体内の端末装置が位置を計算する処理のフローチャート。 位置計算に使用するデータベースの構成例。 移動体内の端末装置が位置を計算する処理のフローチャート。 位置計算に使用するデータベースの構成例。 端末装置および各データベースの構成例。 移動体内の端末装置が位置を計算する処理のフローチャート。 第2実施例に係り、移動体内の端末装置の位置を異なる時刻で求める方法を示す説明図。 移動系座標の位置をダイヤ情報から求める例を示す説明図。 端末装置の将来の位置情報を取得する処理のフローチャート。 移動体内の端末装置の位置情報をバリアフリーサービスに適用する例を示す説明図。 複数の端末装置で位置情報を共有する処理のフローチャート。 第3実施例に係り、移動局及び固定局からそれぞれ無線LANアクセスポイント信号を受信する場合の、端末装置の位置情報を求める例を示す説明図。 無線LANアクセスポイント信号の受信信号の強度変化から、無線LANアクセスポイントを選択する例を示す説明図。 第4実施例に係り、無線LANアクセスポイントの受信信号強度のサンプル値より求めた分散値から、端末装置の位置を判定する処理のフローチャート。 無線LANアクセスポイントの受信信号強度のサンプル値より求めた平均値及び分散値から、端末装置の位置を判定する処理のフローチャート。 ドア開閉情報及び列車内無線LAN基地局の位置情報を利用して、駅ホームで位置情報を取得する例を示す説明図。 ドア開閉情報及び列車内無線LAN基地局の位置情報を利用して、駅ホームで位置情報を取得する処理のフローチャート。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、後述のように、列車など移動体内に設置された無線LANアクセスポイントの信号を端末装置で受信する。本実施形態では、端末装置の位置を地上に固定された座標系の位置として求めるために、例えば、移動体内の無線LANアクセスポイントの設置位置の情報と、移動体の位置する緯度、経度、走行状態の情報、走行ダイヤなどの時間と共に変化する位置情報とを利用する。移動体内の無線LANアクセスポイントの位置する緯度、経度を変数として扱うことで、移動体内の端末装置の位置を地上に固定された座標系の位置として求めることができる。
本実施形態に係る位置情報取得システムでは、移動体内の無線LANアクセスポイントの位置情報を変数として扱うために、無線LANアクセスポイントが地上構造物に固定設置された位置情報と移動体に設置された無線LANアクセスポイントの位置情報とを区別して管理する。
移動体内の無線LANアクセスポイントの位置情報は、例えば、列車の在線位置を管理する運行管理システムやバスの位置を管理するバスロケーションシステムなどの移動体の位置を管理するシステムから得られる移動体の位置情報を用いて適宜更新する。これにより、無線LANアクセスポイントの位置を基準に算出する端末装置の位置は、移動体の最新の位置を反映した位置情報とすることができる。
本実施形態の別の解決手段として、移動体での無線LANサービスに当該移動体を識別する特別の識別子(id)を付与し、移動体の無線LANを利用する端末装置が識別子を手がかりとして移動体の位置を管理するシステム側にアクセスする。端末装置は、移動体の位置管理システムから取得した移動体の位置を、自装置の位置情報として用いる。
さらに別の解決手段として、端末装置は、無線LANアクセスポイントの位置を管理するシステムから、移動体に固定された座標系(移動系座標)における無線LANアクセスポイントの設置位置を取得する。端末装置は、移動体の位置を管理するシステムから得られる移動体の座標を無線LANアクセスポイントの位置に幾何的に加算することで、移動体内の無線LANアクセスポイントの位置情報(緯度、経度などの地上に固定された座標系での位置情報)を求めることもできる。
本実施形態によれば、GPS衛星からの信号を利用できない場合であっても、移動体内に設置された無線LANアクセスポイントの信号を用いて、端末装置の位置情報を地上に固定された座標系の位置情報としてほぼ正確に取得することができる。
本実施形態では、移動体の位置情報として、例えば、列車の現在位置を表わす在線位置の情報のほかに、走行ダイヤなど将来の位置情報を用いる。これにより、本実施形態では、時間要素を反映した位置情報を得ることができ、端末装置の現在および将来の位置情報を取得できる。また、移動体の運行情報を反映することで、将来の位置情報にダイヤ乱れなど運行状況を反映することもできる。
本実施形態では、端末装置が、移動体としての列車内での位置を比較的細かく特定できるように、無線LANアクセスポイントを配置する。端末装置は、例えば、列車の何両目であり、その車両の何番目の扉付近であるかまでを特定できるようにする。これにより、例えば、車椅子などの利用者は、自分の所持する端末装置を用いて、列車内での位置を特定し、その位置情報を降車予定駅に通知することができる。これにより、降車予定駅の駅員は、車椅子の利用者の降車予定場所に事前に待機し、降車を補助することができる。
図1〜図14を用いて第1実施例を説明する。まず最初に、図1は、無線LANのアクセスポイントの位置より端末装置の位置を求める計算方法の一例を示す。
図1の例では、無線LANアクセスポイントAP1、AP2、AP3の3つが設置されており、それぞれの座標を(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)とする。×印で示す端末装置で受信される各無線LANアクセスポイントからの信号電力をS1、S2、S3で表わしている。以下、無線LANアクセスポイントをアクセスポイントと略記する場合がある。
端末装置で受信するアクセスポイントAP1〜AP3の信号レベルS1〜S3と、アクセスポイントAP1〜1P3と端末装置の距離とには、距離が短いほど信号レベルが大きくなるという相関がある。
そこで、各アクセスポイントAP1〜AP3の受信信号レベルS1〜S3を用いて、各アクセスポイントの座標を重み付けする重心計算を実行し、端末装置の座標(x,y)を近似的に求める。
図2は、図1で述べた方法により端末装置の位置を計算するために使用するデータベースの一例である。図3は、位置を計算する処理のフローチャートの例である。
図2において、符号103は、アクセスポイントの座標とMACアドレスがそれぞれ記録されたデータベースを示す。符号100、101は、アクセスポイントAP1、AP2を示す。符号102は、ユーザの所持する端末装置である。
端末装置102は、アクセスポイントの信号を受信すると(S10)、アクセスポイントを識別するMACアドレスを基にデータベース103にアクセスして、各アクセスポイントの座標を取得する(S11)。端末装置102は、これらのアクセスポイント100、101の座標と受信レベルとを基に、図1に示す位置計算を実行して自装置102の位置を求める(S12)。端末装置102は、自装置の位置を、自装置にインストールされているアプリケーションプログラムや外部サーバで提供されているサービスなどに出力することができる。
ここで、端末装置は、例えば、いわゆるスマートフォンなどを含む携帯電話、タブレット端末やウェアラブル端末(眼鏡型、ヘルメット型、腕時計型など形状は問わない)などの携帯情報端末、デジタルカメラ、携帯型ノートパーソナルコンピュータのように構成される。端末装置は、列車などの移動体を利用するユーザにより所持されているもので、演算処理機能、メモリ機能、表示機能、通信機能などの本実施形態の目的達成に必要な機能を備えている情報処理装置であれば、その名称も形状も問わない。
なお、本実施形態では移動体として列車を例に挙げて説明するが、それに限らず、例えば大型客船、フェリー、航空機、バスなどの移動体にも適用できる。例えば、航空機やバスなどで何かの事故が生じた場合に、移動体の外からユーザの位置を特定することができれば、救助活動に役立たせることができる。
図4は、移動体110内の端末装置102が図2および図3で述べた方法に従って、自装置102の現在位置を算出する方法を示す。
移動体110は、座標系として、Pを原点とする(U,V)を有し、Oを原点とする地上の座標系に対して(xp,yp)の位置にある。本実施形態では、移動体110に固定された座標系(U,V)を移動体内の座標系と呼び、移動体内の座標系での位置を移動系座標と呼ぶ。また、地上に固定された座標系(X,Y)を地上の座標系と呼び、地上の座標系での位置を固定系座標と呼ぶ。
移動体110内には、複数のアクセスポイントAP1、AP2、AP3が設置されており、各アクセスポイントの移動系座標の値は、(u1,v1)、(u1,v1)、(u1,v1)である。
端末装置102の移動系座標(u,v)は、アクセスポイントAP1、AP2、AP3の移動系座標(u1,v1)、(u1,v1)、(u1,v1)と各々の受信信号レベルS1、S2、S3とを基に、図1で述べた方法で算出できる。
端末装置102の地上の座標系における固定系座標(x,y)は、移動体110の固定系座標(xp,yp)と、端末装置102の移動系座標(u,v)の合成として求めることができるもので、固定系座標と移動系座標の加算により求まる。
図5は、移動体110内の端末装置102の位置を求めるために使用するデータベース装置を示す。図5に示す位置情報取得システムは、アクセスポイント100、101の位置情報(装置位置情報)を管理するデータベース111と、移動体110の位置情報(移動体位置情報)を管理するデータベース112の2種類のデータベースを備えている。データベース111は「第1の情報管理装置」に該当し、データベース112は「第2の情報管理装置」に該当する。データベースは、サーバ上で稼働する。データベースは、それぞれ異なる物理サーバ上で稼働する構成でもよいし、同一の物理サーバ上に設けられる複数の仮想サーバ上で稼働する構成でもよい。ここでは、便宜上、データベースを備えるサーバを、単にデータベースと呼ぶ。
データベース112は、例えば、列車の在線位置情報を管理する運行管理システムや、バスの運行位置を管理するバスロケーションシステムなどのように構成される。移動体110の位置情報は、例えば、線路上の閉そく回路や、GPS衛星などの他の測定手段により取得される。
データベース111は、アクセスポイントのMACアドレスと、アクセスポイントの固定系座標(x,y)と、アクセスポイントの設置される移動体110を識別する番号を対応付けて管理する。移動体を識別する番号としては、列車番号を例としている。
データベース111のアクセスポイントの固定系座標(x,y)は、アクセスポイントの移動系座標(u,v)の値と、データベース112から得られる移動体110の固定系座標(xp,yp)の値とを合成した値として記録されている。データベース111は、移動体110内のアクセスポイント100、101の固定系座標での位置情報そのものを管理している。
図6は、図5に示す位置情報取得システムのハードウェア構成を示す。端末装置102は、例えば、地図表示部601、無線LAN受信部602、通信部603、メモリ604、マイクロプロセッサで実行される処理部605、606を備える。
無線LAN受信部602は、アクセスポイント100、101の信号を受信し、その受信信号に含まれる情報を取得し、さらに受信信号の信号レベルを測定する。受信処理部606は、無線LAN受信部602から得られる受信信号の情報よりMACアドレスを抽出し、当該受信信号の信号レベルとともにメモリ604に記録する。
位置演算処理部605は、メモリ604に記録されたアクセスポイントのMACアドレスを基にデータベース111に記録されたアクセスポイントの位置情報を取得し、メモリ604に記録されたアクセスポイントの信号レベルにより重み付けた位置計算を行うことで、端末装置102の固定系座標(x,y)を求める。
地図表示部601は、端末装置102の固定系座標を地図上に表示する。通信部603は、通信ネットワーク620を介してデータベース111との通信を行う。
データベース111の構成例を説明する。データベース111は、例えば、データ記憶部631と、メモリ632と、マイクロプロセッサで実行される処理部633、634と、通信部635を備える。
データ記憶部631は、移動体としての列車652内に設置されたアクセスポイント100、101の、列車内での座標(移動系座標)を記憶する。位置演算処理部634は、データベース112から列車652の座標情報(固定系座標)を取得し、データ記憶部631に記録されたアクセスポイントの移動系座標と合成することで、列車内に設置されたアクセスポイントの固定系座標を演算する。位置演算処理部634は、位置演算の結果をデータ記憶部631に記録する。
データ検索処理部633は、端末装置102からの問合せに対して、端末装置102から受信するMACアドレスを基にデータ記憶部631に記録されたアクセスポイントの座標を検索して返す。メモリ632は、位置演算処理部634での演算処理等で使用するための作業領域などを提供する。通信部635は、端末装置102及びデータベース112との通信を行う。
データベース112の構成を説明する。データベース112は、例えば、データ記憶部640と、マイクロプロセッサで実行される処理部641、642と、メモリ643と、インターフェース部644と、通信部645を備える。
インターフェース部644は、軌道回路650、651から、列車652がどの区間にいるかの位置を取得する。列車位置処理部642は、列車652の位置を列車番号とともにデータ記憶部640に記録する。データ検索処理部641は、データベース111からの列車位置の問合せに対して、データ記憶部640より該当する列車の位置情報を検索して返す。メモリ643は、列車位置処理部642での演算処理等で使用される。通信部645は、データベース111との通信を行う。
軌道回路650、651は、線路上の列車652により2本のレール間が電気的に短絡されたことで、列車の存在する区間を検出するための回路である。
図7は、移動体内の端末装置の位置(固定系座標)を計算する処理を示すフローチャートである。本処理は、図3で述べた方法により端末装置102がデータベース111にアクセスして現在地を得る処理(S20〜S23)と、データベース112の移動体の位置情報が更新される都度、データベース111のアクセスポイントの座標(x,y)を更新する処理(S30、S31)とから構成される。
すなわち、端末装置102は、アクセスポイント100、101からの信号を受信すると(S20)、データベース111からアクセスポイントの座標を取得し(S21)、アクセスポイントの座標を用いて自装置102の固定系座標を算出する(S22)。端末装置102は、自装置の固定系座標を出力する(S23)。
一方、データベース111では、データベース112に記憶されている移動体110の固定系座標が更新されるたびに取得し(S30)、取得した移動体110の固定系座標を用いてアクセスポイントの固定系座標を算出し、更新する(S31)。
図8は、移動体110内の端末装置102の位置計算に使用するデータベース120、121の他の構成例を示す。
「第1の情報管理装置」としてのデータベース120は、アクセスポイントのMACアドレスと、アクセスポイントの座標と、アクセスポイントの座標が固定系座標であるか移動系座標であるかを示す座標系属性情報とを対応付けて管理する。座標系属性情報は、固定系座標であるか移動系座標であるかの区別と、移動系座標の場合は移動体を特定する識別情報と、その移動体における設置場所を示す情報(例えば何両目の車両かなど)とを含んで構成することができる。
「第2の情報管理装置」としてのデータベース121は、移動体(例えば列車)を特定する番号と、地上の座標系における移動体の位置(固定系座標)を管理している。
データベース120は、移動体に設置されたアクセスポイントのみならず、地上に固定されたアクセスポイントも一緒に管理する。移動体に設置されたアクセスポイントの位置は移動系座標として記録されるが、そのアクセスポイントが設置されている移動体を特定する識別情報が対応付けられている。従って、移動体に設置されたアクセスポイントの固定系座標は、そのアクセスポイントの移動系座標と移動体の固定系座標とを合成することで求めることができる。
図9は、データベース120、121を用いた移動体110内の端末装置102の位置を計算する処理を示すフローチャートである。
端末装置102はアクセスポイント100、101の信号を受信すると(S40)、データベース120にアクセスして前記アクセスポイントの座標情報を得ると共に、前記アクセスポイントの座標系属性情報を取得する(S41)。
端末装置102は、取得した座標系属性情報により接続先のアクセスポイントの属性を識別する(S42)。端末装置102は、アクセスポイントの属性が固定系であると判定した場合、つまり、そのアクセスポイントが地上に固定設置されたものであると判断した場合、図1で述べた計算方法により自装置102の現在位置(x,y)を固定系座標として求める(S43)。
これに対し、端末装置102は、アクセスポイントの属性が移動系であると判定した場合、つまり、そのアクセスポイントが移動体110内に設置されたものであると判断した場合、データベース120から得たアクセスポイントの移動系座標を基に、図1に示す計算方法により自装置102の移動系座標(u,v)を計算する(S44)。
端末装置102は、データベース121から移動体110の固定系座標(xp,yp)を取得し(S45)、移動体110の固定系座標とステップS44で取得した自装置102の移動系座標とを合成することで、自装置102の現在位置(x,y)を固定系座標として算出する(S46)。最後に、端末装置102は、ステップS43またはS46のいずれかで固定系座標として算出した自装置102の現在位置を出力する(S47)。
端末装置102は、データベース121にアクセスして適宜(xp,yp)の最新値を取得し、その最新値(xp,yp)を既知の(u,v)加えることで、現在位置(x,y)を随時更新することができる。
なお、移動中は、おおおその現在位置を知ることができれば十分な場合も多い。おおよその位置取得で良いならば、端末装置102の現在位置(x,y)として、移動体110の固定系座標(xp,yp)をそのまま使用してもよい。この場合、端末装置102は、データベース120にアクセスし、受信したアクセスポイントの属性が移動系の場合は、データベース120から得られる列車番号を基にデータベース121より移動体の座標(xp,yp)を取得する。端末装置102は、取得した座標を自装置102の現在位置(x,y)として出力する。移動系座標値で補正しない。
図10は、移動体110の走行状況を考慮して位置を計算するために使用するデータベースの構成例を示す。
アクセスポイントの位置情報を管理するデータベース120は、図8で述べたものと同一である。「第2の情報管理装置」としてのデータベース131は、移動体を特定する識別情報と、移動体の現在位置を示す固定系座標と、移動体の情報(移動体の現在位置、走行状況)を取得した時刻と、走行状況の内容とを対応付けて管理する。走行状況には、例えば、走行中であるか停止中であるかの区別、走行速度、走行方向(方位)などが含まれている。
データベース131を用いることで、例えば高速列車などのように高速に移動する移動体内の端末装置の位置を求める場合や、移動体の現在位置を取得する時間間隔が長い場合に、端末装置102は、移動体の走行状況を基に自装置102の位置を推定できる。端末装置102は、後述のように、移動体の現在位置の取得時刻から経過した時間と走行速度および方位に基づいて移動体の移動量を推定できる。
図11は、データベース120、131を用いて端末装置102の現在位置を求める処理のフローチャートを示す。図11の処理が図9の処理と異なるところは、データベース121から移動体の座標を得る代わりに(S45)、データベース131から得られる移動体の座標と走行状況を基に、移動体の移動量を求める処理(S55、S56)を行う点である。
図11のステップS50〜S53は図9のステップS40〜S43に、図11のステップS54、S57、S58は図9のS44、S46、S47に、それぞれ対応するので説明を省略する。
図12は、無線LANのサービスidに基づいて移動体110の位置情報を管理するデータベースへのアクセス情報等を管理するデータベース142を用いた位置情報取得システムの構成例を示す。
「第3の情報管理装置」と呼ぶことができるデータベース142は、端末装置102内に設けられており、無線LANサービスのssid(Service Set Identifier)リストを管理する。データベース142は、例えば、ssidと、ssidで特定されるサービスが地上に固定設置されたアクセスポイントによる固定系サービスであるか、移動体内に設置されたアクセスポイントによる移動系サービスであるかを示す情報を管理する。さらに、データベース142は、移動系サービスについては、その移動体の位置情報を提供するデータベース141へのアクセス情報も管理する。
「第1の情報管理装置」としてのデータベース120と、「第2の情報管理装置」としてのデータベース121は、図8で述べた通りであるため説明を省略する。
図13は、図12に示すデータベース構成を用いて移動体110内の端末装置102の位置を計算する処理を示すフローチャートである。
端末装置102はアクセスポイント100、101の信号を受信すると(S60)、受信信号に含まれるssidを基にデータベース142を参照し、無線LANサービスが固定系サービスであるか移動系サービスであるか識別する(S61)。
端末装置102は、固定系サービスであると判定した場合、データベース120にアクセスして、受信信号に含まれるMACアドレスよりアクセスポイントの固定系座標を取得し(S62)、図1に示す位置計算により端末装置の現在位置(x,y)を固定系座標として算出する(S63)。
これに対し、端末装置102は、無線LANサービスが移動系サービスであると判定した場合、移動体の位置情報を管理するデータベース121にアクセスするためのアクセス用情報(例えばURL:Uniform Resource Locator)をデータベース142から取得する(S64)。
端末装置102は、アクセスポイントから受信した信号に含まれるMACアドレスに基づいて、アクセスポイントの位置を管理するデータベース120にアクセスし、アクセスポイントの移動系座標とアクセスポイントの設置されている移動体を特定する情報(列車番号)とを取得する(S65)。
端末装置102は、アクセスポイントの移動系座標から端末装置102の移動系座標(u,v)を算出し(S66)、さらにステップS65で得た列車番号によりデータベース121から移動体110の固定系座標(xp,yp)を取得する(S67)。
そして、端末装置102は、自装置102の移動系座標(u,v)と移動体110の固定系座標(xp,yp)とを合成することで(S68)、自装置102の固定系座標を算出し、それを現在位置(x,y)として出力する(S69)。
なお、上述の通り、移動中の端末装置102の現在位置として、移動体の固定系座標(xp,yp)で代替可能な場合は、移動体内での端末装置102の座標(u,v)を求める計算(S66)と、移動系座標(u,v)と固定系座標(xp,yp)を合成する計算(S68)を省略できる。
図14は、図12に示す位置情報取得システムの構成例を示す説明図である。図6に示す構成との相違は、図14の端末装置102はデータ記憶部607を備えている点と、図14の「第1の情報処理装置」としてのデータベース120はメモリ632および位置演算処理部634を備えていない点と、にある。
端末装置102の構成から先に説明する。端末装置102は、例えば、地図表示部601と、無線LAN受信部602と、通信部603と、メモリ604と、マイクロプロセッサにより実行される処理部605、606と、データ記憶部607とを備える。
無線LAN受信部602は、アクセスポイントの信号を受信し、その受信信号に含まれる情報及び信号レベルを測定する。受信処理部606は、無線LAN受信部602から得られる受信信号の情報から、ssidやMACアドレスを抽出し、当該受信信号の信号レベルとともにメモリ604に記録する。
データ記憶部607は、メモリ604に記録されたssidを基に、ssidの属性情報として、列車の車両内の無線LANサービスであるか駅構内の固定された無線LANサービスであるかを示す情報を記憶する。さらに、データ記憶部607は、車両内の無線LANサービスの場合、その列車の位置情報を提供するデータベース121にアクセスするためのアクセス用情報(例えばURL)を記憶する。つまり、データ記憶部607は、図12に示すデータベース142を記憶する。
位置演算処理部605は、アクセス用情報を基にデータベース121にアクセスし、列車の固定系座標を取得する。さらに、位置演算処理部605は、メモリ604に記録されたMACアドレスを基にデータベース120にアクセスし、処理対象のアクセスポイントの移動系座標を取得する。位置演算処理部605は、列車の固定系座標とアクセスポイントの移動系座標とを合成することで、端末装置102の固定系座標を算出する。
通信部603は、端末装置102と各データベース120、121との間の通信を担当する。地図表示部601は、端末装置102の位置を地図上に表示する。
データベース120の構成を説明する。データベース120は、例えば、データ記憶部631と、マイクロプロセッサにより実行されるデータ検索処理部633と、通信部635を備えている。
データ記憶部631は、アクセスポイントのMACアドレスおよびその座標、座標系の種別情報(移動系か固定系かを区別する情報)を記憶する。通信部635は、端末装置102との通信を担当する。
データ検索処理部633は、MACアドレスに対応する座標の問合せ及び座標系の種別の問合せを端末装置102から受信すると、データ記憶部631を検索して該当するデータを端末装置102に返信する。
図6のデータベース111と図14のデータベース120の違いは、データベース111ではアクセスポイントの固定系座標がデータベース112で管理する列車の座標情報により逐次更新されるのに対して、データベース120ではアクセスポイントの座標は固定値である点にもある。
「第2の情報処理装置」としてのデータベース121の構成を説明する。データベース121は、図6で述べたデータベース112と同様の構成640〜645を有する。データベース121は、軌道回路650、651より列車652の位置情報を求め、列車652の位置情報を外部からの問合せに応じて送信する。ただし、データベース121は、端末装置102からの問合せに対して、データ記憶部607に記録された列車の位置情報(固定系座標)を返す。図6に示すデータベース112は、データベース111からの要求に応じて列車の位置情報を返す。
このように構成される本実施例によれば、端末装置102を所持したユーザが列車などの移動体に乗っている場合において、GPS衛星からの信号を利用できない場合であっても、無線LANのアクセスポイントの座標を利用して、端末装置102の固定系座標での位置を測定することができる。
従って、本実施例では、トンネル内を走行する列車内にユーザが乗車している場合でも、そのユーザの所持する端末装置102は、地上に固定された座標系において自装置102の位置を把握でき、アプリケーションプログラムなどに引き渡すことができる。これにより、例えば、ナビゲーションソフトウェア、天気予報ソフトウェアなどのアプリケーションプログラムは、端末装置102の位置に基づいたサービスをユーザに提供することができ、利便性が向上する。
さらに、本実施例では、無線LANのアクセスポイントだけで端末装置102の固定系座標を取得できるため、GPSを利用しにくい都会で暮らすユーザの固定系座標の時間変化を収集して管理することも可能となる。
図15〜図19を用いて第2実施例を説明する。以下に述べる各実施例は、第1実施例の変形例に該当する。そこで、第1実施例との相違を中心に説明する。本実施例では、端末装置の現在位置だけでなく、将来の位置も取得できるようにした。
図15は、移動体内の端末装置206の現在時刻での位置のほかに、将来の時刻における位置も求めることができる位置情報取得システムを示す説明図である。
本実施例では、移動体として、複数の車両を連結した列車を想定する。時刻T1において、列車はA駅に位置しており、車両200および201が連結されている。X駅において車両200と車両201とは分離され、車両201は時刻T2にZ駅に到着するものとする。車両200にはアクセスポイント202、203が設置されており、車両201にはアクセスポイント204、205が設置されており、端末装置206を所持するユーザは車両201に乗車しているものとする。
「第1の情報処理装置」としてのデータベース207には、各アクセスポイントのMACアドレスと、車両に固定された座標系における各アクセスポイントの座標(u,v)と、アクセスポイントの固定された車両を特定するための座標系情報(列車番号、車両位置)が記録されているものとする。
座標(u,v)は、各車両毎に定義されているものとする。すなわち、車両200ではP1を原点とする移動系座標が定義されており、車両201ではP2を原点とする移動系座標が定義されている。
「第2の情報処理装置」としてのデータベース208は、列車の在線位置情報を管理するものであり、ある時刻Taにおける列車番号T001の車両200、201の位置を提供する。データベース208は、例えば、図16に示すダイヤ情報のグラフを用いて、指定の時刻における列車の位置を求めたり、あるいは、指定の位置に列車が位置する時刻の情報を求めたり処理を実行する。
図17は、アクセスポイントの位置情報のデータベース207を利用して、端末装置206の将来の位置情報を得る処理を示すフローチャートである。
端末装置206は、アクセスポイントからの信号を受信すると(S80)、その信号に含まれるアクセスポイントのMACアドレスに基づいて、データベース207からアクセスポイントの移動系座標を取得する(S81)。さらに、端末装置206は、MACアドレスに基づいてデータベース207から、アクセスポイントの設置された列車番号および車両位置を取得する(S82)。
端末装置206は、将来の時刻における位置を取得する場合、ステップS82で得た列車番号および車両位置を基にデータベース208にアクセスして、将来時刻Taにおける列車の座標(xp1,yp1)をダイヤ情報から取得する(S83)。
端末装置206は、所定位置に到着する予定時刻を取得する場合、ステップS82で得た列車番号および車両位置を基にデータベース208にアクセスして、所定位置(xp2,yp2)に到達する時刻Tbを得る(S84)。
図18は、ユーザの将来の位置情報を利用してバリアフリーサービスを提供する場合の例を示す説明図である。図18に示す例では、車両201に車椅子ユーザ300が乗車しており、車椅子ユーザ300の降車予定駅の所定位置に、駅員302が待機する場合を説明する。データベース304は、車椅子ユーザ300を特定する情報、車椅子ユーザ300の乗車している列車の列車番号および車両位置、車両内での車椅子ユーザ300の位置、車椅子ユーザ300の降車予定駅を対応付けて管理する。
駅員302は、「移動体の外部に設けられる他の端末装置」としての携帯端末303を所持している。駅員302は、携帯端末303を用いてデータベース304にアクセスし、車椅子ユーザ300の駅ホームでの降車予定位置などを取得する。
なお、データベース207、208は図15に記載のものと同一構成であり、データベース208では車両が目的駅に到達する時刻をダイヤ情報より得る処理が行なわれるものとする。
図19は、バリアフリーサービスを提供する処理のフローチャートである。本処理では、例えば車椅子を利用するユーザ300の降車を駅員302がサポートする。車椅子ユーザに限らず、例えば視覚障害者などの降車をサポートすることもできる。
本実施例の位置情報取得システムを用いたバリアフリーサービス提供システムは、駅員302を事前にユーザ300の降車予定位置(ユーザの近くにある乗降口に対応するホーム上の位置)に待機させる。このため本システムでは、支援を希望するユーザ300の位置情報を、データベース304を介してユーザ300と駅員302とで共有する。
本サービスを利用するユーザ300は、端末装置206を介してデータベース304にアクセスし、バリアフリーサービスの利用を希望することを登録する(S90)。
ユーザ300は、端末装置206によりアクセスポイント204、205からの信号を受信し(S91)、その信号に含まれるMACアドレスを基にデータベース207から、列車番号、車両番号、アクセスポイントの移動系座標を取得する(S92)。
端末装置206は、ステップS92で取得したアクセスポイントの座標と、アクセスポイントからの受信信号の信号レベルとを用いて、図1に示す方法により、車両201内での位置(移動系座標)を求める(S93)。
端末装置206は、自装置206の位置が変化したか、すなわちユーザが列車内で移動し、その位置を変えたかを判定する(S94)。
端末装置206は、ユーザ位置が変化していないと判定すると(S94:NO)、列車番号と、車両番号と、車両内での端末装置206の位置と、ユーザの降車予定の駅を特定する情報と、ユーザ300を特定する情報とを、データベース304にアップロードする(S95)。
駅員302は、ユーザがデータベース304にサービスの利用を登録することにより、ユーザ300が降車時のサポートを要請していることを把握している。なお、ユーザ300は、電子メールなどの他の手段を用いて、降車予定駅の駅員に事前に連絡する構成でもよい。
駅員302は、駅員用の端末装置303を用いてデータベース304にアクセスすることで、ユーザ300の位置情報を取得する(S96)。さらに、駅員302は、端末装置303を用いて、ユーザが乗車する列車の位置情報をデータベース208から適宜取得する(S97)。これにより、もしもダイヤ乱れが発生した場合でも、ユーザ300の乗る列車が降車予定駅に到着する予定時刻を最新時刻に更新できる。
端末装置206は、ユーザ300が車両間を移動したと判定した場合(S94:YES)、ステップS91に戻ってステップS91〜S93を実行し、最新の車両番号、車両での端末装置の座標などをデータベース304にアップロードする。これにより、駅員302に、待機すべき最新位置を通知できる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の効果を奏する。さらに本実施例では、端末装置206の現在位置だけでなくその将来の位置も取得できるため、利便性が一層向上する。
図20、図21を用いて第3実施例を説明する。
図20は、ユーザが列車内または駅構内において、複数の列車410(T001)、411(T002)にそれぞれ設置されたアクセスポイント400(AP1)、401(AP2)、404(AP5)、405(AP6)、及び、駅側に設置されたアクセスポイント402(AP3)、403(AP4)からの信号を受信可能な場合を説明する。本実施例では、このような場合に、アクセスポイント401〜405の受信信号の信号強度の変化量に基づいて、ユーザの位置を判定する方法を説明する。
図20に示す例では、列車410に乗車中のユーザが所持する端末装置430は、列車410内に設置されているアクセスポイント400、401からの信号を受信できると共に、駅ホーム420に固定設置されているアクセスポイント402、403からの信号も受信できるものとする。
駅ホーム420上のユーザが所持する端末装置430は、列車410内のアクセスポイント400、401からの信号と、駅ホーム420に設置されたアクセスポイント402、403からの信号と、列車411内のアクセスポイント404、405からの信号とをそれぞれ受信できるものとする。
図21は、列車410、411のアクセスポイントまたは駅構内のアクセスポイントの受信信号の時間変化と、アクセスポイントを管理するテーブルTBL10を示す。
図21の上部には、列車410内の端末装置430が複数のアクセスポイント400(AP1)、401(AP2)、402(AP3)、403(AP4)から受信する信号レベルの時間変化を示す。変動量を定量的な値として示すために、ここでは例えば、サンプル値のばらつきを示す標準偏差σを用いるものとする。
図21の中央部には、駅ホーム420上の端末装置430が、複数のアクセスポイント402(AP3)、403(AP4)、400(AP1)、401(AP2)、404(AP5)、405(AP6)から受信する信号レベルの時間変化を示す。
図21の下部には、各アクセスポイント400〜405のMACアドレスと、アクセスポイントが列車内に設けられる移動局であるか駅側に固定される固定局であるかを示す属性値と、アクセスポイントの配置場所を特定する情報と、端末430の位置演算のために使用すべきアクセスポイントを特定するための情報(図中では「記号」と表示)とを対応付けて管理している。
アクセスポイント管理テーブルTBL10は、「第1の情報処理装置」の例である。本実施例では、テーブルTBL10の「配置」に登録された位置を端末装置430の位置として使用する。これに対し、「配置」の項目で、アクセスポイントの移動系座標または固定系座標を一緒に管理することで、より正確な位置を算出することもできる。または「第1の情報処理装置」として、アクセスポイント管理テーブルTBL10と、上述したデータベース111、120、207のいずれかとを連携させて用いる構成でもよい。
図21の上部のグラフから、ユーザが列車410に乗車している場合、列車410内のアクセスポイント400(AP1)及び401(AP2)からの受信信号のレベルの変動量は比較的少ないことがわかる。これに対し、同グラフから、列車410内の端末装置430にとって、駅側のアクセスポイント402(AP3)及び403(AP4)からの受信信号の強度の変動量は、列車410のそれと比べ大きい。
図21の中央部のグラフから、ユーザが駅ホーム420上に位置する場合、駅ホーム420に近い線路を移動する列車410内のアクセスポイント400(AP1)及び401(AP2)からの受信信号の強度の変動量は大きいことがわかる。同グラフから、駅ホーム420上の端末装置430にとって、駅ホーム420のアクセスポイント402(AP3)及び403(AP4)からの受信信号の強度の変動量は、列車410のそれと比べ小さいことがわかる。
列車411は列車410よりも駅ホーム420から離れているため、駅ホーム420上の端末装置430で受信するアクセスポイント404(AP5)、405(AP6)の受信信号の強度は小さい。さらに、駅ホーム420上の端末装置430が列車411内のアクセスポイント404(AP5)、405(AP6)から受信する信号の強度の変動量も小さい。
もしも受信信号の強度の変動量の小ささだけに基づいて、端末装置430の位置測定に使用するアクセスポイントを決定すると、駅ホーム420上の端末装置430は、ユーザが列車411に乗車していると誤判定する可能性がある。
このような誤った判断を回避するために、例えば、強度のサンプル値が一定の閾値以下である受信信号を使用しない方法が考えられる。他の方法として、受信信号の強度のサンプル値から求めた平均値が一定の閾値以下であるアクセスポイントは処理対象の候補から除外し、残ったアクセスポイントの受信信号の強度の変動量が最小であるアクセスポイントを抽出する。抽出したアクセスポイントの配置情報(TBL10)を用いて、端末装置430の位置情報を得ることができる。
列車410および列車411に設置されたアクセスポイントが複数有る場合、その列車毎に設置された複数のアクセスポイントの受信信号を各列車毎の受信信号のサンプル値の集合として求めた各列車毎の受信信号の変動量の中での最小の値と、固定局のアクセスポイントの変動量とを比較し、最も変動量が少ないアクセスポイントの設置位置より端末装置430の位置を求めることもできる。
図22に示す端末装置430の位置演算処理では、端末装置430で各アクセスポイントからの信号を一定時間受信し、信号強度のサンプリング値をアクセスポイント毎に記録する(S100)。端末装置430は、各アクセスポイントのサンプリング値より、アクセスポイント毎に分散値を計算する(S101)。
最後に、端末装置430は、アクセスポイント毎の分散値を比較し、分散値が最小のアクセスポイントを抽出し、アクセスポイント管理テーブルTBL10から当該アクセスポイントの配置を参照し、その値を端末装置430の位置とする(S102)。
図23に示す端末装置430の他の位置演算処理では、端末装置430で各アクセスポイントからの信号を一定時間受信し、信号強度のサンプリング値をアクセスポイント毎に記録する(S110)。
端末装置430は、各アクセスポイントのサンプリング値より、アクセスポイント毎に平均値および分散値を計算する(S111)。端末装置430は、平均値が一定の閾値以上であるアクセスポイントを抽出する(S112)。
最後に、端末装置430は、ステップS112で抽出したアクセスポイントの中から、分散値が最小のアクセスポイントを対象アクセスポイントとして抽出し、アクセスポイント管理テーブルTBL10より対象アクセスポイントの「配置」の値を参照し、配置の値を端末装置430の位置として使用する(S113)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の効果を奏する。さらに本実施例では、端末装置430が、時間経過で位置を変える移動体内のアクセスポイントからの信号と、時間が経過しても位置の変わらない地上側のアクセスポイントからの信号とを両方受信できる場合でも、適切なアクセスポイントを選択して、端末装置430の位置を取得することができる。これにより使い勝手が向上する。
図24および図25を用いて第4実施例を説明する。本実施例では、駅ホーム512上の端末装置502が、列車510から列車の停止を示す所定の情報を受信した場合、列車510内のアクセスポイント500の位置情報を用いて端末装置502の位置情報を取得する。
図24では、列車510は、無線LANのアクセスポイント500と、車両制御装置503と、ドア511の上部に設けられる旅客案内用ディスプレイ504を、備える。「第1の情報処理装置」としてのデータベース520は、例えば、アクセスポイントを識別する情報と、アクセスポイントのMACアドレスと、アクセスポイントの設置場所と、アクセスポイントの座標の種別とを対応付けて管理する。
旅客案内情報は、列車内に設置される旅客案内用ディスプレイ504に表示されるもので、例えば列車の行き先、停車駅、ドア開閉などの情報を案内する。本実施例では、従来ディスプレイ504でのみ提供していた旅客案内情報を、無線LANサービスにより、列車510に乗車しているユーザの端末装置にも提供する。本実施例では、例えば列車510が駅ホーム512に停車している場合に、列車510のアクセスポイント500から送信する旅客案内情報を、駅ホーム512上のユーザの端末502でも受信できる。つまり、駅ホーム512上の端末装置502は、列車510内から漏洩する電波を受信して利用することができる。
図25は、 図24の構成において、端末装置502が列車内のアクセスポイント500の信号および駅側に設置されるアクセスポイント501の信号を受信し、アクセスポイント500および501の位置を管理するデータベース520により現在位置を求める処理を示すフローチャートである。
端末装置502は、無線LANアクセスポイントからの信号を受信すると(S120)、その信号に含まれているssidに基づいて、列車510内のアクセスポイント500からの信号であるか、それとも駅ホーム512のアクセスポイント501からの信号であるかを判定する(S121)。
本実施例では、端末装置502は、列車内の無線LANサービスを表わす識別子としてのssidが「train」であるか判定する(S121)。ssidが「train」ではない場合、端末装置502は、駅ホーム512に設置されたアクセスポイント501からの信号を受信したと判定する(S121:NO)。端末装置502は、駅ホーム512のアクセスポイント501の座標(固定系座標)をデータベース520から取得し、その座標を端末装置502の位置として使用する(S122)。端末装置502は、自装置502の位置をアプリケーションプログラムなどに出力する(S126)。
これに対し、端末装置502は、ssidが「train」であることを確認すると(S121:YES)、列車内の無線LANサービスを受信したことを検知し、アクセスポイント500から送出される旅客案内情報を受信して、ドア511の開閉状態を示す情報を取得する(S123)。
端末装置502は、旅客案内情報に含まれるドア開閉情報により、ドア511が開いたか判定する(S124)。
端末装置502は、ドア511が開いたと判定した場合(S124:YES)、列車内のアクセスポイント500の位置情報(移動系座標)と駅ホームのアクセスポイント501の位置情報(固定系座標)とをデータベース520から取得し、両方の位置座標を合成することで端末装置502の位置情報を取得する(S125)。端末装置502は、自装置502の位置を、例えば、1番線ホームの1両目の車両付近であると判断する。そして、端末装置502は、自装置502の位置情報を出力する(S126)。
これに対し、端末装置502は、ドア511が開いていないと判定した場合(S124:NO)、列車が移動している可能性があるため、駅ホームのアクセスポイント501の位置情報のみで端末装置502の位置情報を取得する(S122)。
なお、列車の運行管理システムは、列車番号等で特定される列車の在線位置を管理しているため、端末装置502は、あらかじめ当該駅ホームに到着する列車番号を列車運行管理システムから取得することができる。端末装置502は、列車番号に紐付く列車内のアクセスポイントの情報をあらかじめ参照することで、位置情報を取得するまでの処理時間を短くすることもできる。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の効果を奏する。さらに本実施例では、駅ホーム上の端末装置502が、列車内で放送される旅客案内情報に含まれる停車情報を利用することで、駅ホームのアクセスポイント501と列車510内のアクセスポイント500の両方を利用して、自装置502の位置情報を取得できる。従って、駅ホーム上のアクセスポイント501の位置情報のみを使用する場合に比べて、端末装置502の位置情報を正確に求めることができる。
さらに本実施例では、端末装置502は、停車情報で列車の停止を確認してから、列車内のアクセスポイント500と駅ホームのアクセスポイント501を使用する。このため、端末装置502は、移動中の列車内のアクセスポイントを用いて自装置502の位置を求めたりすることがなく、高い信頼性かつ高い精度で位置情報を取得できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、上述した第1〜第4実施例は適宜組み合わせることができる。
100、101、202、203、204、205、400、401、402、403、404、405:アクセスポイント、102、206、430:端末装置、110、200、201、410:移動体、111、120、207、520:アクセスポイント設置位置のデータベース、112、121、131、208:移動体位置のデータベース、142:ssidリスト、304:移動体内の端末装置の位置を移動体外部の他の端末に通知するためのデータベース

Claims (12)

  1. 移動体内の端末装置の位置情報を取得する位置情報取得システムであって、
    端末装置と通信する通信装置と、
    前記端末装置と通信可能に設けられ、前記通信装置の位置情報を管理する第1の情報管理装置と、
    前記端末装置と通信可能に設けられ、地上に固定された座標系における前記移動体の位置情報を管理する第2の情報管理装置と、を備え、
    前記端末装置は、前記第1の情報管理装置で管理される前記通信装置の位置情報である装置位置情報と、前記第2の情報管理装置で管理される前記移動体の位置情報である移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記端末装置の位置情報を取得する、
    位置情報取得システム。
  2. 前記通信装置には、地上に固定設置される固定側通信装置と、前記移動体に設置される移動体側通信装置とが含まれている、
    請求項1に記載の位置情報取得システム。
  3. 前記端末装置は、前記通信装置として前記移動体側通信装置に接続されている場合に、前記装置位置情報と前記移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記端末装置の位置情報を取得する、
    請求項2に記載の位置情報取得システム。
  4. 前記移動体位置情報は、所定時刻における前記移動体の位置と、前記移動体の速度を示す速度情報と、前記所定時刻と現在時刻との差分とから算出される、
    請求項3に記載の位置情報取得システム。
  5. 前記第2の情報管理装置は、将来の所定時刻における前記移動体位置情報を予測し、
    前記端末装置は、前記装置位置情報と前記将来の所定時刻における前記移動体位置情報とに基づいて、前記将来の所定時刻における前記端末装置の位置情報を取得する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の位置情報取得システム。
  6. 前記第2の情報管理装置は、前記移動体の出発地と停止予定地および目的地を結ぶ移動経路と、出発時刻と停止予定地および目的地への到着時刻とを含む移動計画情報を用いて、将来の時刻における前記移動体位置情報を算出する、
    請求項5に記載の位置情報取得システム。
  7. 前記端末装置が取得した前記将来の所定時刻における前記移動体位置情報を、前記移動体の外部に設けられる他の端末装置に通知する、
    請求項5に記載の位置情報取得システム。
  8. 前記端末装置が複数の前記通信装置と通信可能な場合、前記複数の通信装置から受信する信号の信号強度および信号強度の時間変化に基づいて、前記装置位置情報を取得する対象となる通信装置を決定する、
    請求項2に記載の位置情報取得システム。
  9. 前記移動体の外部に設けられる他の端末装置を備えており、
    前記他の端末装置は、前記移動体側通信装置に接続した場合において、前記移動体の停止を示す停止情報を受信したときは、前記移動体側通信装置の装置位置情報と前記移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記他の端末装置の位置情報を取得する、
    請求項2に記載の位置情報取得システム。
  10. 前記他の端末装置は、前記移動体側通信装置および前記固定側通信装置の両方に接続した場合において、前記停止情報を受信したときは、前記移動体側通信装置の装置位置情報と前記固定側通信装置の装置位置情報とに基づいて算出される装置位置情報と、前記移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記他の端末装置の位置情報を取得する、
    請求項9に記載の位置情報取得システム。
  11. 位置情報取得システムを用いて移動体内の端末装置の位置情報を取得する方法であって、
    前記位置情報取得システムは、端末装置と通信する通信装置と、前記端末装置と通信可能に設けられ、前記通信装置の位置情報を管理する第1の情報管理装置と、前記端末装置と通信可能に設けられ、地上に固定された座標系における前記移動体の位置情報を管理する第2の情報管理装置と、を備えており、
    前記端末装置は、
    前記第1の情報管理装置で管理される前記通信装置の位置情報である装置位置情報を前記第1の情報管理装置から取得し、
    前記第2の情報管理装置で管理される前記移動体の位置情報である移動体位置情報を前記第2の情報管理装置から取得し、
    取得した前記装置位置情報および前記移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記端末装置の位置情報を取得する、
    位置情報取得方法。
  12. コンピュータを位置情報取得システムに使用される端末装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記位置情報取得システムは、端末装置と通信する通信装置と、前記端末装置と通信可能に設けられ、前記通信装置の位置情報を管理する第1の情報管理装置と、前記端末装置と通信可能に設けられ、地上に固定された座標系における前記移動体の位置情報を管理する第2の情報管理装置と、を備えており、
    前記コンピュータに、
    前記通信装置と前記第1の情報管理装置および前記第2の情報管理装置と通信するための機能と、
    前記第1の情報管理装置で管理される前記通信装置の位置情報である装置位置情報を前記第1の情報管理装置から取得する機能と、
    前記第2の情報管理装置で管理される前記移動体の位置情報である移動体位置情報を前記第2の情報管理装置から取得する機能と、
    取得した前記装置位置情報および前記移動体位置情報とに基づいて、地上に固定された座標系における前記端末装置の位置情報を取得する機能と、
    を実現するためのコンピュータプログラム。
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