JP2014208185A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の取り付けを好適なものとすることができる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機は、遊技領域PEが形成された遊技盤80と、同遊技盤80を着脱可能に支持する内枠13とを備えている。遊技盤80の下方には、予め定められた方向に遊技球を発射する遊技球発射機構110が配置されている。遊技盤80には、その前面から起立し、遊技球発射機構110から発射された遊技球を遊技領域PEに誘導する誘導レール100が設けられている。内枠13において遊技盤80と遊技球発射機構110との間となる部位には、遊技盤80が載置されることで同遊技盤80の上下位置を規定する下側壁部263が形成されている。また、下側壁部263よりも上側において遊技盤80の背面と内枠13とが対向している部位には、遊技盤80の左右位置を規定する位置決め突起259が設けられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機には、遊技盤を枠体に搭載してなる遊技機本体を備えているものがある。遊技盤の前面にはレール部材が設けられており、同遊技盤の前面のうちこのレール部材によって囲まれた領域が遊技領域となっている。遊技機本体の前面側には当該遊技機本体を覆う扉体が設けられており、同扉体において遊技盤の前方となる位置に配設された透明パネルを介して遊技領域が視認可能となっている。遊技者により遊技球発射ハンドルが操作されると遊技球発射装置から遊技球が発射される。遊技球発射装置は遊技球の発射方向を規定する発射レールを有している。この発射レールから発射された遊技球は、上記レール部材に沿って移動することにより遊技領域に導かれることとなる。
一般的に、このような遊技機においては遊技盤が枠体に対して着脱可能に取り付けられており、遊技盤の着脱を可能とすることで遊技盤等のメンテナンス作業の容易化や機種変更時における同遊技盤の入替作業の容易化が図られている。特に、近年では遊技盤を枠体の前方から着脱可能とする遊技機が提案されており、上述した遊技盤着脱作業の更なる容易化が図られている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−47157号公報
しかしながら、遊技盤を枠体の前方から取り付けるタイプの遊技機においては、遊技盤の取付容易性,取付位置精度,取付安定性等、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、遊技盤の取り付けを好適なものとすることができる遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、
遊技領域が形成されている遊技盤と、
前記遊技盤を着脱可能に支持する支持枠と、
前記支持枠に設けられているとともに、前記遊技盤よりも下側に配置されており、前記遊技盤側に遊技球を発射する遊技球発射装置と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技球発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に導く誘導手段と、
前記支持枠において前記遊技盤及び前記遊技球発射装置の間となる部位に前記遊技盤の下端部と対向して設けられ、前記遊技盤が載置されることにより同遊技盤の上下位置を規定する載置部と、
前記支持枠において前記載置部よりも上側となる部位に設けられ、前記遊技盤の背面に対向する対向部と、
前記対向部に設けられ、前記遊技盤に形成された挿通部に挿通されることにより当該遊技盤の左右位置を規定する突起と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤が前記支持枠に装着された状態にて当該遊技盤の前面に当接する当接部と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤を前記当接部側に押す押し部と
を備え、
前記遊技盤が前記押し部に押されて前記当接部に当接している状態では、前記対向部と前記挿通部との間に隙間が形成されることを特徴とする。
遊技盤の取り付けを好適なものとすることができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 前扉枠の構成を示す背面図である。 内枠の構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 内枠の構成を示す背面図である。 遊技盤の背面構成を示す斜視図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 主要な構成を分解して示す内枠の正面斜視図である。 図6のA−A線部分断面図である。 図6のB−B線部分断面図である。 遊技盤の着脱の流れを示す概略図である。 遊技盤の着脱の流れを示す概略図である。 ロック装置を内枠から取り外した状態を示す分解斜視図である。 図6のC―C線部分断面図である。 開放された前扉枠と遊技盤及び挿入部との位置関係を示す概略図である。 (a1)〜(c1)は遊技盤の交換の様子を概略的に示す断面図であり、(a2)〜(c2)は遊技盤の交換の様子を概略的に示す正面斜視図である。 (d1),(e1)は遊技盤の交換の様子を概略的に示す断面図であり、(d2),(e2)は遊技盤の交換の様子を概略的に示す正面斜視図である。 内枠からハンドルベースを取り外した状態を示す分解斜視図である。 施錠装置を内枠から取り外した状態を示す斜視図である。 施錠装置を後方から見た斜視図である。 施錠装置を主要構成部品毎に分解して示す分解斜視図である。 前扉枠の開閉途中状態を示す概略図である。 両鉤部材の位置関係を示す概略図である。 操作キーKを時計回りに回動操作した状態を示す概略図である。 操作キーKを反時計回りに回動操作した状態を示す概略図である。 図4のE―E線部分断面図である。 外枠の正面斜視図である。 図8のF―F線部分断面図である。 カム部材及びネジと開口部との関係を示す概略図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 ロック装置の変形例を示す概略図である。 施錠装置の変形例を示す概略図である。
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図、図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図、図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部12とを有する。外枠11は木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
遊技機主部12は、ベース体としての内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機主部12のうち内枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、パチンコ機10の正面視で左側を回動基端側、右側を回動先端側として内枠13が前方へ回動可能とされている。
内枠13には、図2に示すように、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、内枠13には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
次に、前扉枠14について説明する。なお、以下の説明では、図1〜図3を参照するとともに、前扉枠14の背面の構成については図5を参照する。図5は、前扉枠14の背面図である。
図2に示すように前扉枠14は内枠13における前面側のほぼ全域を覆うようにして設けられている。前扉枠14には後述する遊技領域PEのほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部21が形成されている。窓部21は、略楕円形状をなし、透明性を有するガラス22が嵌め込まれている。
より詳しくは、前扉枠14は、窓部21を囲むようにして設けられたガラスホルダ27を有している。ガラスホルダ27は、前扉枠14の背面から後方に張り出しており、窓部21の左右の縁部に沿って上下に延びる縦ホルダ部27a,27bとそれら両縦ホルダ部27a,27bの下端部を繋いで左右に延びる横ホルダ部27cとを有してなる。各ホルダ部27a〜27cには、前後に並設された2条の溝部が形成されている。縦ホルダ部27a,27bの溝部は上方及び互いに向き合う側(すなわち窓部21の中央側)に開放されており、横ホルダ部27cの溝部は、上方に開放されているとともに、両縦ホルダ部27a,27bの溝部に対して連なっており、それら各溝部に対してガラス22が嵌まることで、遊技領域PEが内外2重に覆われた状態となっている。
図1に示すように窓部21の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓部21の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部23が設けられている。環状電飾部23では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部23の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部24が設けられ、窓部21の左右両側には賞球払出中に点灯する賞球ランプ部25が設けられている。また、中央のエラー表示ランプ部24に近接した位置には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部26が設けられている。
前扉枠14における窓部21の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部31と下側膨出部32とが上下に並設されている。上側膨出部31内側には上方に開口した上皿33が設けられており、下側膨出部32内側には同じく上方に開口した下皿34が設けられている。上皿33は、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿34は、上皿33内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。
下側膨出部32の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル40が設けられている。遊技球発射ハンドル40が操作されることにより、後述する遊技球発射機構から遊技球が発射される。
前扉枠14の背面には、図2及び図5に示すように、通路形成ユニット50が取り付けられている。通路形成ユニット50は、合成樹脂により成形されており、上皿33に通じる前扉側上皿通路51と、下皿34に通じる前扉側下皿通路52とが形成されてなる。通路形成ユニット50において、その上側隅部には後方に突出し上方に開放された受口部53が形成されており、当該受口部53を仕切壁54によって左右に仕切ることで前扉側上皿通路51と前扉側下皿通路52の入口部分とが形成されている。前扉側上皿通路51及び前扉側下皿通路52は上流側が後述する遊技球分配部に通じており、前扉側上皿通路51に入った遊技球は上皿33に導かれ、前扉側下皿通路52に入った遊技球は下皿34に導かれる。
前扉枠14の背面における回動基端側(図5の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸61,62が設けられている。これら突起軸61,62は内枠13に対する組付機構を構成する。また、前扉枠14の背面における回動先端側(図5の左側)には、図2に示すように、後方に延びる鉤受け部材63が上下方向に複数並設されている。これら鉤受け部材63は内枠13に対する施錠機構を構成する。なお、施錠機構に関しての詳細な説明は後述する。
次に、内枠13について詳細に説明する。図6は内枠13の正面図である。なお、図6においては、図2と同様にパチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース70を主体に構成されている。樹脂ベース70の前面における回動基端側(図6の左側)には、その上端部及び下端部に支持金具71,72が取り付けられている。図示は省略するが、支持金具71,72には軸孔が形成されており、それら軸孔に前扉枠14の突起軸61,62が挿入されることにより、内枠13に対して前扉枠14が回動可能に支持されている。
樹脂ベース70前面の略中央部分には、遊技盤80を収容する遊技盤収容部75が形成されている。遊技盤収容部75は、樹脂ベース70の背面側(後方)に凹み、遊技盤80を収容する収容空間を区画しており、樹脂ベース70に取り付けられた遊技盤80がその収容空間に嵌まった状態となっている。本実施の形態においては特に、遊技盤80が樹脂ベース70に対して着脱可能に取り付けられており、メンテナンス作業等の容易化が図られている。
遊技盤80は、木製の合板と同合板における前側の板面を覆うシート材とを有してなり、その前面が遊技盤収容部75の開放部分を通じて樹脂ベース70の正面側に露出している。この露出している部位、すなわち遊技盤80の前面には、遊技球が流下する遊技領域PEが形成されている。以下、図7に基づき遊技盤80(特に遊技領域PEに配された各種構成)について説明する。図7は、遊技盤80の正面図である。
遊技盤80には、ルータ加工が施されることによって自身の厚さ方向(前後方向)に貫通する大小複数の開口が形成されている。各開口には、一般入賞口81、可変入賞装置82、作動口83a,83b、スルーゲート84及び可変表示ユニット85等がそれぞれ設けられている。一般入賞口81、可変入賞装置82及び作動口83a,83bに遊技球が入ると、それら遊技球が後述する検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤80の最下部にはアウト口86が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口86を通って遊技領域PEから排出される。
また、遊技盤80には、遊技球の流下経路を適宜分散,調整等するために多数の釘87が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。これら釘87や風車等の各種構成によって、遊技球の流下経路が分化され、上述した一般入賞口81等への入賞が適度な確立で発生するように調整されている。
可変入賞装置82は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置82の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、同可変入賞装置82の開放が複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として繰り返されるように設定されている。
可変表示ユニット85は遊技盤80の中央上寄りに配置されており、その下方に作動口83a,83bが配置されている。より詳しくは、作動口83a,83bは、作動口83aを上側、作動口83bを下側として上下に並設されている。可変表示ユニット85及び作動口83a,83bは、遊技性を司る部位であり遊技者の注意が集まりやすい。それら可変表示ユニット85及び作動口83a,83bを遊技機中央において上下に並べて配置することで両者間での視線の移動量を抑え、遊技者の目に生じる負担の低減に貢献している。
可変表示ユニット85は、作動口83a,83bへの入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置94を備えている。図柄表示装置94は、液晶ディスプレイ(表示画面94a)を備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置によりその表示内容が制御されている。具体的には、表示画面94aにおいては、上段,中段及び下段に並べて図柄が表示され、これらの図柄が左右方向にスクロールされるようにして変動表示される。そして、大当たり発生時には、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示され、特別遊技状態へと移行される。なお、表示画面94aにおける表示態様を以下のように変更してもよい。すなわち、左,中及び右に並べて図柄を表示し、それら図柄を上下スクロールさせるようにして変動表示させてもよい。
また、可変表示ユニット85は、図柄表示装置94を囲むようにして形成されたセンターフレーム95を備えている。センターフレーム95の上部には、第1特定ランプ部96及び第2特定ランプ部97が設けられている。また、センターフレーム95の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部98,99が設けられている。下側の保留ランプ部98は、図柄表示装置94及び第1特定ランプ部96に対応しており、遊技球が作動口83を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部98の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部99は、第2特定ランプ部97に対応しており、遊技球がスルーゲート84を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部99の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
再び図6を用いて説明すれば、樹脂ベース70における遊技盤収容部75の下方には、遊技球発射ハンドル40の操作に基づいて遊技領域PEへ遊技球を発射する遊技球発射機構110が設けられている。より詳しくは、樹脂ベース70において遊技盤収容部75の下方には遊技球発射機構110を設置する発射機構設置部79が形成されている。この発射機構設置部79に設置された遊技球発射機構110は、内枠13の回動先端寄りに位置している。遊技球発射機構110は、所定の発射待機位置に配置された遊技球を打ち出すソレノイド111と、同ソレノイド111によって打ち出された遊技球の発射方向を規定する発射レール112と、上記発射待機位置に遊技球を供給する球送り機構113と、それら各種構成111〜113が装着されているベースプレート114とを主要な構成として備えており、同ベースプレート114が樹脂ベース70に対してネジ止めされることで内枠13に対して一体化されている。
遊技球発射機構110(詳しくはソレノイド111)は、後述する電源・発射制御装置に対して電気的に接続されている。その電源・発射制御装置からの電気的な信号の出力に基づいてソレノイド111の出力軸が伸縮方向、すなわち発射レール112のレール方向に移動し、発射待機位置に置かれた遊技球が遊技領域PE、詳しくは遊技盤80に装着された誘導レール100に向けて打ち出される。
誘導レール100は、後述する遊技領域区画部材480と共に遊技領域PEを同遊技領域PEの外形が略円形状となるように区画している。また、誘導レール100は、遊技球の直径よりも若干大きな隙間を隔てて対峙するように配置された内レール101及び外レール102からなり、それら両レール101,102によって挟まれた領域によって遊技球の誘導通路103が形成されている。誘導通路103は、発射レール112の先端側(内枠13の回動先端側)に開放された入口部分104と、遊技領域PEの上部に位置する出口部分105とを有している。ソレノイド111の動作に基づいて発射された遊技球は、発射レール112→誘導レール100(入口部分104→出口部分105)の順に移動することにより遊技領域PEに導かれる。なお、遊技盤80において出口部分105の先側、詳しくは内レール101の先端付近には、遊技領域PEに到達した遊技球の同誘導通路103内への逆戻りを防止する逆戻り防止部材106が取り付けられており、先んじて遊技領域PEに至った遊技球によって後続する遊技球の打ち出しが妨げられることを抑制している。
誘導レール100を構成している各レール101,102は、遊技領域PEの略中央部分を中心とする円弧状をなしている。このため、誘導通路103を通過する遊技球は、自身に発生する遠心力により外レール102に沿って、すなわち外レール102に接触したまま移動(摺動又は転動)しやすくなっている。
誘導レール100は、遊技球発射ハンドル40が遊技球を遊技領域PEに到達させることができる程度に操作された場合に、すなわち遊技球発射ハンドル40の操作量が第1の規定量を超えた場合に、発射レール112から打ち出された遊技球が当該誘導レール100の入口部分104、詳しくは外レール102において発射レール112の延長上に位置する特定部位SPに着地するように形成されている。
外レール102は、その特定部位SPにおける接線TLの向きが発射レール112のレール方向と略同一となるように形成されている。発射された遊技球の移動方向と、特定部位SPの接線TL方向を揃えることにより、遊技球の着地によって生じる衝撃を低減するとともに同遊技球の跳ね返りを抑え、誘導レール100によるそれら遊技球の円滑な誘導を可能としている。
なお、外レール102は、当該外レール102を遊技盤80に対して固定する固定手段として複数の固定ピン102aを備えている。固定ピン102aは外レール102に沿って配設されており、それら固定ピン102aの間に上記特定部位SPが設定されている。これにより、特定部位SPでの外レール102の若干の撓み変形(弾性変形)を許容し、同特定部位SPに遊技球が着地した際の衝撃を低減することが可能となっている。
図6に示すように、誘導レール100及び発射レール112は、同誘導レール100の入口部分104と発射レール112の先端部分とが遊技盤80の下端縁を挟んで斜めに対峙するように配置されている。つまり、それら両レール100,112は、同誘導レール100の入口部分104(詳しくは特定部位SP)と発射レール112の先端部分とが遊技盤80の下端縁近傍にて左右にずれるようにして配置されている。これにより両レール100,112を遊技盤80の下端縁に近づけつつ、誘導レール100の入口部分104と発射レール112との間には所定間隔の隙間を形成している。
このようにして形成された隙間よりも下側にはファール球通路55が配設されている。ファール球通路55は前扉枠14の通路形成ユニット50に一体成形されている。仮に遊技球発射機構110から発射された遊技球が遊技領域PEまで至らずファール球として誘導通路103内を逆戻りする場合には、それらファール球が上記隙間を介してファール球通路55内に入ることとなる。ファール球通路55は前扉側下皿通路52に通じており、ファール球通路55に入った遊技球は図1に示した下皿34に排出される。これにより、ファール球と次に発射される遊技球との干渉が抑制される。
樹脂ベース70において発射レール112の左方には、樹脂ベース70を前後方向に貫通させて通路形成部121が設けられている。通路形成部121には本体側上皿通路と本体側下皿通路とを有してなり、それら本体側上皿通路及び本体側下皿通路の上流側は、後述する遊技球分配部に通じている。また、通路形成部121の下方には前扉枠14に取り付けられた通路形成ユニット50の受口部53が入り込んでおり、本体側上皿通路の下方には前扉側上皿通路51が配置され、本体側下皿通路の下方には前扉側上皿通路51が配置されている(図5参照)。
樹脂ベース70において通路形成部121の下方には、本体側上皿通路及び本体側下皿通路からの遊技球の流出を規制するシャッタ124が設けられている。シャッタ124,125は、両通路の出口部分を狭め遊技球の流出を阻止する阻止位置と、遊技球の流出を許容する許容位置との両位置に切り替え可能な状態で樹脂ベース70によって支持されている。また、樹脂ベース70にはシャッタ124,125を阻止位置に向けて付勢する付勢部材が取り付けられており、前扉枠14を内枠13に対して開いた状態では付勢部材の付勢力によってシャッタ124、125が阻止位置に留まる構成となっている。これにより、本体側上皿通路又は本体側下皿通路に遊技球が貯留されている状態で前扉枠14を開放した場合に、その貯留球がこぼれ落ちてしまうといった不都合が回避されている。これに対し、前扉枠14を閉じた状態では、前扉枠14の通路形成ユニット50に設けられた受口部53により上記付勢力に抗してシャッタ124,125が許容位置に押し戻される。この状態では、本体側上皿通路及び前扉側上皿通路51と、本体側下皿通路及び前扉側下皿通路52とがそれぞれ連通し、遊技球の移動が許容されることとなる。
次に、図8に基づき内枠13(樹脂ベース70及び遊技盤80)の背面構成について説明する。図8は内枠13の背面図である。
樹脂ベース70の背面における回動基端側(図8の右側)には、軸受け金具132が取り付けられている。軸受け金具132には、上下に離間させて軸受け部133が形成されており、これら軸受け部133により内枠13に対して裏パックユニット15が回動可能に取り付けられている。また、樹脂ベース70の背面には、裏パックユニット15を内枠13に固定するための固定レバー134が複数設けられている。
樹脂ベース70における遊技盤収容部75の底部分(後述する対向板部251)には樹脂ベース70の厚さ方向に貫通し同樹脂ベース70の背面側に開放された中央開口76が形成されており、その中央開口76が遊技盤収容部75に収容された遊技盤80によって内枠13の正面側から覆われている。遊技盤80の背面には制御装置等の各種構成が搭載されており、それら各種構成は中央開口76を通じて内枠13の背側に露出した状態となっている。ここで、図9に基づき遊技盤80の背面の構成について詳細に説明する。図9は遊技盤80を後方から見た斜視図である。
遊技盤80の背面には、可変表示ユニット85を遊技盤80に対して搭載する合成樹脂製の台座部材141が固定されている。台座部材141は、遊技盤80側に開放された略箱状をなしており遊技盤80の背面のほぼ全域を覆っている。台座部材141の一部は樹脂ベース70の中央開口76を通じて同樹脂ベース70の背面側に突出しており、その突出した部分に対して上述した図柄表示装置94と、その図柄表示装置94を駆動するための表示制御装置とが取り付けられている。これら図柄表示装置94及び表示制御装置は前後方向(樹脂ベース70の厚さ方向)に図柄表示装置が前側且つ表示制御装置が後側となるように重ねて配置されている。さらに、遊技盤80には、表示制御装置の後方に位置するようにして音声ランプ制御装置ユニット142が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット142は、音声ランプ制御装置143と、取付台144とを具備する構成となっており、取付台144上に音声ランプ制御装置143が装着されている。
音声ランプ制御装置143は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス145に収容されて構成されている。
音声ランプ制御装置ユニット142の下方には、台座部材141を後方から覆うようにして主制御装置ユニット160が設けられている。主制御装置ユニット160は、遊技盤80の背面に固定された合成樹脂製の取付台161と、その取付台161に搭載された主制御装置162とを有している。主制御装置162は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス163に収容されて構成されている。
基板ボックス163は、略直方体形状のボックスベース(表ケース体)とこのボックスベースの開口部を覆うボックスカバー(裏ケース体)とを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印手段としてのボックス封印部164によって開封不能に連結され、これにより基板ボックス163が封印されている。ボックス封印部164は、基板ボックス163の短辺部に複数設けられ、そのうち少なくとも1つが用いられて封印処理が行われる。
ボックス封印部164はボックスベースとボックスカバーとを開封不能に結合する構成であれば任意の構成が適用できるが、ボックス封印部164を構成する係止孔部に係止ピンを挿入することでボックスベースとボックスカバーとが開封不能に結合されるようになっている。ボックス封印部164による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期に且つ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、複数のボックス封印部164のうち、少なくとも1つの係止孔部に係止ピンを挿入することにより封印処理が行われる。そして、収容した主制御基板の不具合発生の際や主制御基板の検査の際など基板ボックス163を開封する場合には、係止ピンが挿入されたボックス封印部と基板ボックス163本体との連結部分を切断する。これにより、基板ボックス163のボックスベースとボックスカバーとが分離され、内部の主制御基板を取り出すことができる。その後、再度封印処理する場合は他の係止孔部に係止ピンを挿入する。基板ボックス163の開封を行った旨の履歴を当該基板ボックス163に残しておけば、基板ボックス163を見ることで不正な開封が行われた旨が容易に発見できる。
基板ボックス163と取付台161とは台座封印部165によって開封不能に連結されている。詳しくは、台座封印部165は、ボックス封印部164と同様に係止孔部及び係止ピンを有しており、係止孔部に対して係止ピンが挿入されることで基板ボックス163と取付台161とが分離不能に結合されるようになっている。これにより、基板ボックス163の不正な取り外しが行われた場合に、その事実を把握しやすくなっている。
台座部材141において遊技盤80の背面と対向している部分には、前記一般入賞口81,可変入賞装置82,上作動口83a,下作動口83bの遊技盤開口部に対応し且つ下流側で1カ所に集合する回収通路が形成されている。これにより、一般入賞口81等に入賞した遊技球は何れも回収通路を介して遊技盤80の下方に集合する構成となっている。つまり、台座部材141には各種入賞口に入賞した遊技球を回収する機能が付与されている。
遊技盤80の下方には後述する排出通路が配されており、回収通路によって遊技盤80の下方に集合した遊技球は排出通路内に導出される。なお、アウト口86についても同様に排出通路に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球はアウト口86を介して排出通路内に導出される。
また、上記回収通路には、遊技盤80表側の一般入賞口81に入賞した遊技球を検知する入賞口スイッチと、可変入賞装置82に入賞した遊技球を検知するカウントスイッチと、作動口83a,83bに入った遊技球を検知する作動口スイッチとが装着されており、それら各種スイッチによって入賞検知機構が構成されている。更に、台座部材141において可変表示ユニット85の左右両側には、スルーゲート84を通過する遊技球を検知するゲートスイッチが設けられている。これら各種スイッチは主制御装置162に対して電気的に接続されており、各スイッチによる検知情報が同主制御装置162に出力される構成となっている。
次に、図3及び図10に基づき裏パックユニット15について説明する。図10は裏パックユニット15の正面図である。
図10に示すように、裏パックユニット15は、裏パック201を備えており、当該裏パック201に対して、払出機構部202、排出通路盤203(図3参照)、及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。裏パック201は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部202などが取り付けられるベース部211と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部212とを有する。保護カバー部212は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット85を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部211には、その右上部に外部端子板(図示略)が設けられている。外部端子板には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部211にはパチンコ機10後方からみて右端部に上下一対の掛止ピン214が設けられており、掛止ピン214を内枠13に設けられた前記軸受け部133に挿通させることで、裏パックユニット15が内枠13に対して回動可能に支持されている。ベース部211には、内枠13に設けられた固定レバー134が挿通される複数の挿通部215が形成されており、固定レバー134が挿通部215に挿通された状態にてベース部211に後方から当接することにより内枠13に対して裏パックユニット15が固定されている。
ベース部211には、保護カバー部212を迂回するようにして払出機構部202が配設されている。すなわち、裏パック201の最上部には上方に開口したタンク221が設けられており、タンク221には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク221の下方には、下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール222が連結され、タンクレール222の下流側には上下方向に延びるケースレール223が連結されている。ケースレール223の最下流部には払出装置224が設けられている。払出装置224より払い出された遊技球は、当該払出装置224の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、裏パック201のベース部211に設けられた遊技球分配部225に供給される。
遊技球分配部225は、払出装置224より払い出された遊技球を上皿33、下皿34又は後述する排出通路の何れかに振り分けるための機能を有し、内側の開口部226が上述した本体側上皿通路及び前扉側上皿通路51を介して上皿33に通じ、外側の開口部227が本体側下皿通路及び前扉側下皿通路52を介して下皿34に通じるように形成されている。
図3及び図10を併用して説明すればベース部211の下端部には、当該下端部を前後に挟むようにして排出通路盤203及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。排出通路盤203には、制御装置集合ユニット204と対向する面に後方に開放された排出通路231が形成されており、当該排出通路231の開放部は制御装置集合ユニット204によって塞がれている。排出通路231は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した回収通路等から排出通路231に導出された遊技球は当該排出通路231を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
図10に示すように、制御装置集合ユニット204は、横長形状をなす取付台241を有し、取付台241に払出制御装置242と電源・発射制御装置243とが搭載されている。これら払出制御装置242と電源・発射制御装置243とは、払出制御装置242がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置242においては基板ボックス244内に払出装置224を制御する払出制御基板が収容されており、当該払出制御基板に設けられた状態復帰スイッチ245が基板ボックス244外に突出している。例えば、払出装置224における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ245が押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源・発射制御装置243は、基板ボックス246内に電源・発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル40の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源・発射制御装置243にはRAM消去スイッチ247が設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ247を押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
(遊技盤80の取付構造)
本実施の形態においては、遊技盤80の取付構造(具体的には同遊技盤80の位置決め構造決め及び固定構造)に関して特徴的な構成を備えている。以下、図6に加え図11,図12を用いて遊技盤80の取付構造について詳しく説明する。図11は主要な構成を分解して示す内枠13の正面斜視図、図12は図6のA−A線部分断面図である。
既に説明したように、遊技盤80は、内枠13の遊技盤収容部75に対して同内枠13の正面側から嵌まっている(図6参照)。図11に示すように、遊技盤収容部75は、遊技盤80の背面に対向する平板状の対向板部251と、同対向板部251から起立し遊技盤80の周縁に沿って延びる周壁部261とによって構成されている。対向板部251は、その略中央に上述した中央開口76が形成されており、内枠13の正面視において略矩枠状をなしている。周壁部261は、遊技盤80における上下左右の各端面に対して個々に対向する上側壁部262,下側壁部263,左側壁部264,右側壁部265が連なってなり、全体として遊技盤80を囲む環状をなしている。なお、周壁部261は中央開口76を囲むようにして形成されているとも言える。
対向板部251において前扉枠14の回動基端側となる部位、詳しくは左側壁部264の根元周辺には、遊技盤80を対向板部251から離れる側(内枠13の正面側)に向けて付勢する付勢部材としての板バネ270が同遊技盤80の縁部に添って上下に並設されている。板バネ270は、遊技盤80の上端寄り及び下端寄りにそれぞれ配置されており、遊技盤80に対する付勢力が同遊技盤80の上端側及び下端側にて同等となるように設定されている。これにより、上記付勢力が遊技盤80の上端及び下端のいずれか一方に偏よって作用し、遊技盤80が傾きやすくなること抑制している。
図12に示すように、板バネ270は、対向板部251に対する取付部としてのベース板部271と、遊技盤80の背面を押す押圧部272とを有し、それら両者が折曲部273を介して連なるように長板状の鋼板を折り返して形成されている。押圧部272が折曲部273を基端として撓み変形することにより、上述した付勢力が発揮される。
対向板部251の前面には、内枠13の背面側に凹む板バネ設置部252が形成されている。板バネ270は、ベース板部271が板バネ設置部252に嵌まった状態にて同板バネ設置部252にネジ止めされることで内枠13に対して固定されている。板バネ設置部252の深さ寸法は、ベース板部271の板厚寸法よりも大きく設定されており、ベース板部271と折曲部273とが当該板バネ設置部252内に埋没している。押圧部272は、遊技盤80側に凸となる湾曲状をなし、その頂部272a(遊技盤80に当接する部位)が板バネ設置部252から遊技盤80側に突出した状態となっている。このように頂部272aを突出させておくことにより押圧機能が確保されている。
なお、押圧部272の先端部分は、自由端となっており、遊技盤80を付勢していない自然状態においては同自由端が板バネ設置部252から突出する構成を採用しているが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、板バネ270を、押圧部272の自由端が板バネ設置部252内に常時没するように構成してもよい。これにより、遊技盤80を着脱する際の同遊技盤80と板バネ270の自由端との引っ掛かりを抑制できる。
また、板バネ270は、折曲部273が左側壁部264と対峙するように、すなわち押圧部272の自由端よりも固定端のほうが左側壁部264に対して近くなるように配置されている。このように配置された状態では、ベース板部271が、少なくとも左側壁部264の根元部分に近い位置にて板バネ設置部252の底面に当接している。遊技盤80の付勢に伴って同遊技盤80から受ける反力が押圧部272→折曲部273→ベース板部271を介して対向板部251に伝播した場合に、対向板部251に左側壁部264の根元を基端とする撓み変形が生じることを抑制している。つまり、遊技盤80からの反力を周壁部261の根元付近で受けることで対向板部251の撓み変形を抑え、板バネ270の付勢機能を発揮させやすくしている。
内枠13には、板バネ270による付勢方向の先側から遊技盤80の前面に対して当接することで同遊技盤80の同付勢方向への変位を抑えるストッパ267が設けられている。ストッパ267は、周壁部261の左側壁部264に一体成形されており、同左側壁部264の内壁面から遊技盤収容部75内に張り出している。
ストッパ267と対向板部251との間隔寸法は、遊技盤80の厚み寸法よりも若干大きく、具体的にはそれら両寸法の差が板バネ設置部252からの板バネ270(詳しくは頂部272a)の突出量よりも小さくなる程度に設定されている。このため、板バネ270に押されストッパ267によって前後位置が規定された遊技盤80は、対向板部251に対して僅かに浮いた状態となる。すなわち、遊技盤80と対向板部251との間に隙間が形成される。これは、許容できる遊技盤80の厚さ寸法の範囲を拡張するための工夫である。
ストッパ267は、内枠13の正面視において板バネ270を挟んだ上下両側に2つずつ配置されている。より詳しくは、一対のストッパ267の略中央に板バネ270が配置されている。ストッパ267及び板バネ270の位置を上述の如く規定することで、板バネ270によって押された遊技盤80に対して両ストッパ267のうち一方を支点とした上下方向への回転モーメントが生じることを抑制している。これにより、板バネ270により遊技盤80を付勢する構成において同遊技盤80における上下両端の位置ずれを抑え、当該遊技盤80の位置精度を高めやすくしている。また、一対のストッパ267と板バネ270とによって遊技盤80の位置決め機能が発揮される点に着目すれば、それら一対のストッパ267及び板バネ270によって遊技盤80の位置決め機構が構成され、同位置決め機構が遊技盤80の一辺に沿って複数配置されることで、位置決め機能の向上が図られているとも言える。
位置決め機構(詳しくはストッパ267)の配置に関して補足すれば、これら位置決め機構は上記誘導レール100において遊技盤80の回動基端側に凸となっている部分の上方及び下方に配置されている。これにより、遊技盤80の前面に対して当接するストッパ267と、遊技盤80の前面にて遊技領域PEを区画する誘導レール100とを遊技盤80の前面側にて好適に共存させることが可能となっている。
再び図11を参照して説明すれば、内枠13には、左側壁部264の先端縁に沿って長尺状のプレート部材268が配設されている。プレート部材268は、内枠13の上側枠部13a及び下側枠部13bの両枠部に跨って延びており、同プレート部材268の両端部分が左側枠部13cに対して固定(ネジ止め)されているとともに、同プレート部材268の中間部分が上述したストッパ267に対して固定(ネジ止め)されている。これにより、内枠13において外枠11や前扉枠14に連結されている部分を補強し、更には上述した付勢力等によるストッパ267の変形を抑制している。
以上詳述した板バネ270と同板バネ270の上下に配された一対のストッパ267とによって、遊技盤80の一側部を挿入可能な挿入部280が構築されている(図12参照)。挿入部280は、前扉枠14の回動基端側に配されているとともに、内枠13の回動先端側からの遊技盤80の挿入を許容すべく同内枠13の回動先端側に開放されている。
特に、板バネ270は、押圧部272の頂部272a、すなわち遊技盤80に対して当接する部位がストッパ267よりも前扉枠14が支持されている側から離れるように配されている。つまり、押圧部272の頂部272aとストッパ267との距離寸法D1は、押圧部272の頂部272aとストッパ267との前後方向での間隔寸法D2よりも大きく設定されている。これにより、遊技盤80を挿入部280に対して内枠13の斜め前方から挿入可能としている。また、既に説明したように、ストッパ267と対向板部251との隙間寸法は、遊技盤80の厚さ寸法よりも大きく設定されている。これにより、上述の如く斜め前方から挿入された遊技盤80を、同挿入部280を基端として回動可能としている。なお、ストッパ267の先端部において遊技盤80と対向している部位には面取りが施されており、挿入部280の入口部分が拡張されている。これにより、上記距離寸法D1を大きくし、遊技盤挿入時のストッパ267と遊技盤80とのつかえが抑制されている。なお、図12においては、板バネ270の自然状態(非圧縮状態)を2点鎖線で示している。
再び図11を用いて説明すれば、挿入部280(ストッパ267群)の下方、詳しくは内枠13において左側壁部264と下側壁部263とが交わる位置には、挿入部280に挿入された遊技盤80を仮置き可能な仮置き部290が設けられている。仮置き部290は、内枠13において前扉枠14を支持している部分(詳しくは下側枠部13b)から上方に隆起しており、内枠13における下側枠部13bと同内枠13における左側枠部13cとの両者に繋がっている。
仮置き部290の上端部分は、遊技盤収容部75の下側壁部263よりも上側に位置しているとともに、遊技盤80の下端部に対して対向する平面状をなしている。一方、遊技盤80における回動基端側の下隅部にはこの仮置き部290に対応した下側切欠き部88が形成されている(図6参照)。遊技盤80を挿入部280に挿入し回動開始する初期段階では、この仮置き部290に対して遊技盤80の下側切欠き部88が仮置き(一時的に載置)されることで同遊技盤80の重量の少なくとも一部が両枠部13b,13cによって支えられることとなる。これにより、作業負担を減らし、遊技盤80の回動操作の容易化を図っている。
図6に示すように遊技盤80が装着完了位置に配置されている状態では、遊技盤80の下端部が下側壁部263の上面に載り、上述した仮置き部290と下側切欠き部88との間には僅かな隙間が生じている。遊技盤80は、下側壁部263上に載ることとで、同下側壁部263によって支えられ、その上下位置が規定されることとなる。このように、載置された遊技盤80を下側から支える点に着目すれば、下側壁部263を「載置部263」又は「支持部263」と称することも可能である。
下側壁部263の前端部分には、遊技盤装着時に同遊技盤80を下側壁部263の上面に案内する案内部269が形成されている(図11参照)。案内部269は、遊技盤回動時に当該遊技盤80の下端縁が当接し得る位置に配され、内枠13の正面側に向けて下り傾斜している。遊技盤80を仮置き部290に載せた状態から装着完了位置に向けて回動させると、その途中段階にて遊技盤80の下端部が案内部269に当り、同遊技盤80が案内部269の傾斜に沿って押し上げられる。これにより下側切欠き部88が仮置き部290から離間するとともに遊技盤80の下端部が下側壁部263上に載った状態となり、遊技盤80の重量負荷が仮置き部290から下側壁部263に移ることとなる。
下側壁部263は、遊技球発射機構110と遊技盤80との間に位置しており、遊技球発射機構110に近い位置にて遊技盤80の上下位置が規定される。既に説明したように、誘導レール100の入口部分104と遊技球発射機構110との両者は下側壁部263に添って配されている。これにより、遊技球発射機構110から発射された遊技球の誘導レール100における着地位置のばらつきを抑えやすくなっている。
図11に示すように、対向板部251において下側壁部263の上方には、遊技盤80の左右位置を規定する位置決め突起259が設けられている。位置決め突起259は、下側壁部263の付け根部分の近傍に配され、対向板部251の前面から遊技盤80側に起立している。この位置決め突起259が、遊技盤80に形成された貫通孔91(図6参照)に挿通されることで、遊技盤80の左右方向への移動が阻止される。
ここで、位置決め突起259の配置について補足する。位置決め突起259は対向板部251に一体成形されている。対向板部251は、複数の平板部が連なってなり、それら平板部のうち誘導レール100の入口部分104に最も近いものは周壁部261のコーナ部に連なっている。この平板部に位置決め突起259が配置されている。すなわち、周壁部261を構成する下側壁部263及び左側壁部264に連なる平板部に位置決め突起259が配置されている。このように、隣り合う複数の壁部に対して連なっている平板部においては、同平板部に対して負荷が加わった場合の変形を抑え、1の壁部に連なっている場合と比較して当該平板部の変位量を小さくすることができる。特に、誘導レール100の入口部分104に対して最寄となるコーナ部に連なる平板部に位置決め突起259を配置することで、上述した変位量を好適に低減し、位置決め突起259の位置精度の向上に貢献できる。
遊技盤80に形成された貫通孔91は、位置決め突起259の左右位置のばらつきを抑えつつ上下位置のばらつきを許容可能となるように形成されている。具体的には、位置決め突起259が円柱状をなしているのに対して、貫通孔91は上下方向に拡がる長孔状をなしている。これにより、位置決め突起259に遊技盤80の自重が加わることを回避しやすくし、同位置決め突起259による左右位置の位置精度の低下を抑制している。
図6に示すように、これら位置決め突起259及び貫通孔91は、誘導レール100の入口部分104後方となる位置、具体的には遊技盤80の正面視にて外レール102の背後に重なる位置に配されている。より詳しくは、位置決め突起259及び貫通孔91は、遊技盤80の正面視にて外レール102における上記特定部位SPと前後に重なる位置に配されている。このように、特定部位SPに近い位置にて遊技盤80の左右位置を規定することにより、外レール102の位置ばらつき、ひいては遊技球の着地位置のばらつきを抑えやすくしている。
図13(図6のB−B線部分断面図)に示すように、位置決め突起259の起立量は、貫通孔91の深さ寸法よりも小さく設定されており、貫通孔91の中間位置に位置決め突起259の先端が位置している。これは、内枠13により遊技盤80を回動可能に支持する構成において、貫通孔91と位置決め突起259との合わせを好適なものとするための工夫である。
貫通孔91において位置決め突起259が届いていない部分には、外レール102を支持するレール支持部材107が取り付けられている。つまり、貫通孔91における凡そ前側半分は遊技盤80の位置決め用の領域、同貫通孔91における凡そ後側半分はレール支持部材107の取付用の領域として活用されている。
レール支持部材107は、貫通孔91に嵌合する嵌合部108と、外レール102の外面に対して当接する当接部109とを有し、それら嵌合部108及び当接部109が合成樹脂材料によって一体成形されてなる。遊技球発射機構110から発射された遊技球が外レール102(詳しくは特定部位SP)に着地した際には、遊技球の着地によって生じる衝撃の一部をレール支持部材107及び遊技盤80に分散することができ、外レール102を保護することが可能となっている。
また、レール支持部材107は、上記固定ピン102aの間に配置されている。同レール支持部材107を外レール102に対してレール支持部材107を当接させておくことにより、遊技球の着地に伴う外レール102の振動を抑制することができる。なお、上述の如く貫通孔91は長孔状をなしており、嵌合部108はその外形が同貫通孔91の内形に合わせて形成されている。これにより、レール支持部材107が上述した遊技球衝突時の衝撃等により回動(位置ずれ)することを回避しつつ、遊技盤80に対して上記衝撃を分散させやすくしている。また、そのようにレール支持部材107の位置ずれを生じにくくすることで、上記保護機能の低下が抑えられている。
以上詳述したように貫通孔91を遊技盤80の位置決めと、レール支持部材107の取り付けに活用することで、遊技盤80の位置精度のみならず、レール支持部材107の位置精度及び外レール102の位置精度の向上を図っている。これにより、外レール102における特定部位SPへの遊技球の着地精度を向上させることを可能としている。
また、対向板部251からの位置決め突起259の起立量は、同対向板部251からの下側壁部263の起立量よりも小さく設定されている。これは位置決め突起259を保護するための工夫である。ここで、図14及び図15に基づき遊技盤80を装着完了位置に配置する際の遊技盤80と位置決め突起259との位置関係について、遊技盤80の上下位置と絡めて説明する。図14及び図15は遊技盤の着脱の流れを示す概略図であり、遊技盤80を装着する際には、図14(a)→図14(b)→図15(c)→図15(d)の順に作業が行われる。
図14(a)に示すように、遊技盤80の一側部を挿入部280に挿入し、同遊技盤80(詳しくは下側切欠き部88)を仮置き部290に載せた状態においては、遊技盤80が回動基端側にて下方から支えられることとなる。これにより、遊技盤80の上下位置の大まかなばらつきが抑えられる。但し、この場合、支えられているのは遊技盤80の回動基端側の一側部のみであり、同遊技盤80の回動先端側においては回動基端側と比較して遊技盤80の上下位置のばらつきが生じやすいと想定される。
遊技盤80を装着完了位置に向けて回動させると、遊技盤80の下端部が遊技盤収容部75の下側壁部263の案内部269に当接する。この状態から遊技盤80を更に回動させると、同遊技盤80が案内部269に沿って僅かに持ち上げられ、遊技盤80(詳しくは下側切欠き部88)が仮置き部290から離間する。これにより、遊技盤80は、仮置き部290に載った状態から下側壁部263に載った状態に移行され、上下位置の位置決めがなされる。このように遊技盤80が下側壁部263に載った状態から回動されると、その回動操作に応じて下側壁部263と遊技盤80との接触範囲CEが同遊技盤80の回動先端側に向けて拡がることとなる。この接触範囲CEの拡がりに伴って遊技盤80の上下位置のばらつき、特に回動先端側での位置ばらつきが抑制される。
遊技盤80が所定の位置まで回動されると、遊技盤80の貫通孔91に対して内枠13の位置決め突起259が入り始めるが、この時点では位置決め突起259に対して挿入部280とは反対側となる位置にまで接触範囲CEが拡がることとなる。つまり、左右の位置決めがなされる前に、位置決め突起259の左右両側にて遊技盤80の上下ばらつきが抑えられる。より詳しくは、接触範囲CEが遊技盤80の全重量を支えることのできる範囲まで拡がり、作業者の負担が軽減される。これにより、作業ばらつきに起因した不都合、すなわち位置決め突起259が貫通孔91の上方や下方に衝突し位置決めがうまく行われなくなるといった不都合を生じにくくしている。
更には、遊技盤80はその回動中心位置が固定されているのではない。つまり、遊技盤80の回動に応じて、その回動中心位置を挿入部280内で変位させることが可能となっている。具体的には、遊技盤80を挿入部280に挿入した状態では、遊技盤80が板バネ270(詳しくは押圧部272)に対してその頂部272aよりも折曲部273側に寄った位置で当接する。この状態から遊技盤80が回動されることで、上記当接位置が徐々に頂部272aに向けて移動する。このように遊技盤80を装着完了位置に向けて回動させる過程で遊技盤80と押圧部272との当接位置が徐々に前方に移ることで、同遊技盤80の回動中心位置が変位する。
遊技盤80を回動させることで装着完了位置に配置する構成においては、位置決め突起259の起立方向と、遊技盤80の移動方向とが必ずしも一致するわけではない。これは、位置決め精度の向上と、装着完了位置への円滑な移動との両立を困難なものとする要因となり得る。例えば、位置決め突起259の起立方向を遊技盤80の回動軌跡に合わせて曲げることも可能ではあるが、この場合、位置決め精度を向上させることが難しくなる。
この点、回動中心位置の変位(特に前後方向での変位)を許容することで貫通孔91と位置決め突起259との引っ掛かりを抑制し、貫通孔91への位置決め突起259の入り込みの円滑化を促進している。なお、位置決め突起259の先端部分は先細り状をなしており、当該位置決め突起259と貫通孔91との引っ掛かりが好適に回避されている。
(遊技盤80の固定構造)
図11に示すように、位置決め突起259と同一対象、すなわち内枠13の対向板部251には、遊技盤収容部75からの遊技盤80の取り外しを不可とするロック状態と、同遊技盤80の取り外しを許容するアンロック状態とに切替可能なロック装置400が複数設けられている。ロック装置400には、内枠13において前記挿入部280とは反対側、すなわち右側壁部265寄りに配置されているものと、挿入部280側、詳しくは上記位置決め突起259の近傍に配置されているものとがある。これら各ロック装置400においては、基本構成が共通となっており、同ロック装置400に付随する構成のみが若干異なっている。そこで、先ず図16及び図17に基づきロック装置400の基本構成について説明し、後に個々のロック装置400に付随する構成の差異について説明する。図16はロック装置400を内枠13から取り外した状態を示す分解斜視図、図17は図6のC―C線部分断面図である。なお、図17では便宜上、ロック装置の一部の構成(後述する操作レバー440)についてはパチンコ機10の側方から見た状態で表示している。
図16に示すように、内枠13の対向板部251には、ロック装置400が設置されるロック装置設置部253が設けられている。ロック装置設置部253は、内枠13の背面側に窪む段付きの筒状をなしている(図17参照)。より具体的には、ロック装置設置部253は、内枠13の正面側から背面側に段階的に絞られた3つの筒部254〜256によって構成されている。以下便宜上、正面側の筒部254を「正面側筒部254」、背面側の筒部256を「背面側筒部256」、それら正面側筒部254及び背面側筒部256を繋ぐ筒部255を「中間筒部255」として区別する。
図17に示すように、ロック装置設置部253には軸体410が挿通されている。軸体410は、その外径が背面側筒部256の内径と同等になるように形成されており、同背面側筒部256に嵌まることでロック装置設置部253の中心軸線方向以外の方向への移動が規制されている。
軸体410は、その両端がロック装置設置部253から突出するようにして配置されており、内枠13の背面側に突出している一端には背面側筒部256の端面に対して内枠13の背面側から当接するフランジ411が形成されている。このフランジ411が背面側筒部256の端面に当接することにより軸体410の前後位置が規定されている。
軸体410には、遊技盤80を背面側から押すプッシャ420と、そのプッシャ420を遊技盤80の背面側に向けて付勢する付勢部材としてのコイルバネ430とが組み付けられている。詳しくは、プッシャ420が軸体410の中心軸線方向に延びる角筒状をなすとともに、コイルバネ430が螺旋状に形成されており、それらプッシャ420及びコイルバネ430の内部に軸体410が挿通されている(図16参照)。
プッシャ420は、軸体410の中心軸線方向にスライド移動可能な状態で正面側筒部254に嵌め込まれている。正面側筒部254の内周面はプッシャ420の外周面に合致する角形状をなしており、軸体410を中心とした同プッシャ420の回動が阻止されている。なお、正面側筒部254の内周には、ロック装置設置部253の中心軸線方向に延びる突条部257が形成されており、プッシャ420の外周には同突条部257が嵌まるキー溝421が形成されている。これら突条部257とキー溝421とが嵌合することにより、プッシャ420の取付位置が規定されている。
正面側筒部254に嵌め込まれたプッシャ420と中間筒部255とによって、上記コイルバネ430の収容空間が区画されている。中間筒部255と背面側筒部256との境界部位には、プッシャ420の背面に対向する段差部258が形成されており、コイルバネ430が段差部258とプッシャ420とによって挟まれて常時圧縮された状態となっている。より詳しくは、コイルバネ430の両端側には軸体410に挿通された一対のワッシャ431,432が配されており、それらワッシャ431,432がプッシャ420及び段差部258に対する取付座面として機能している。なお、両ワッシャ431,432を省略し、コイルバネ430がプッシャ420と段差部258とを直接押す構成とすることも可能である。
プッシャ420の厚さ寸法(軸線方向の長さ寸法)は、正面側筒部254の深さ寸法よりも小さくなるように設定されており、ロック装置設置部253からの突出が抑えられ当該プッシャ420の前面が対向板部251の前面に対して面一になる待機位置と、ロック装置設置部253から突出して遊技盤80を前方へ変位させる作用位置とに切替可能となっている。以下、プッシャ420の位置の切替を実現する構成について説明する。
軸体410の先端部(フランジ411とは反対側の端部)はプッシャ420を通ってその前方に突出しており、その突出している先端部には特定の操作に基づいてプッシャ420の位置を切り替える操作レバー440が固定されている。操作レバー440は、軸体410の中心軸線を中心とした回動が許容されており、軸体410が嵌め込まれている円筒状の基部441と、同基部441におけるプッシャ420とは反対側の端部から当該基部441の放射方向両側に突出している操作部446とを有し、全体として略T字状をなしている。
プッシャ420において基部441の端面と対向している部分には同基部441側に起立する突起422が設けられている。一方、基部441の端面には、回動中心軸線と直交する方向(すなわち回動中心軸線の放射方向)に広がる平面状をなすとともに、プッシャ420の突起422が当接した状態で停留可能な一対の停留部442,443が形成されている。それら各停留部442,443は、プッシャ420の前端面からの距離が相違しており、軸体410の周方向に離して配置されている。以下、便宜上プッシャ420の前端面からの距離が大きい一方を「第1停留部442」、同第1停留部442よりも前記距離が小さい他方を「第2停留部443」と称する。
また、基部441の端面にはそれら第1停留部442及び第2停留部443を繋ぐ連結部444が形成されている。連結部444は、第2停留部443から第1停留部442に向けて下る曲面状をなしている。プッシャ420の突起422が連結部444を辿ることで、各停留部442,443での停留状態の切り替えが許容される。なお、連結部444が第2停留部443から第1停留部442向けて傾斜する平面状をなす構成とすることも可能である。
突起422、停留部442,443及び連結部444は、プッシャ420の位置を切り替える切替手段を構成しており、ロック装置400にはこれら各種構成を1組とする切替手段が複数(本実施の形態においては3つ)設けられている。それら切替手段は、軸体410の周方向において等間隔となるよう並べて配置されている。これにより、コイルバネ430の付勢力によって操作レバー440を歪ませるような応力が生じることを抑制している。なお、突起422、停留部442,443及び連結部444の配設対象を入れ替えることも可能である。すなわち、プッシャ420に停留部442,443及び連結部444に相当する構成を配設し、基部441に突起422に相当する構成を配設してもよい。
また、ロック装置400は、操作レバー440の回動操作量を制限する制限手段を備えている(図16参照)。制限手段は、基部441の外周面から突出する突出部445と、プッシャ420に形成され、突出部445が嵌まる溝部423とによって構成されている。溝部423は中心軸線を中心とする円弧状をなしており、これら溝部423及び突出部445によって操作レバー440を切り替える際の回動操作量が制限されている(本実施の形態においては90°以下となるように制限されている)。これにより、上述した各切替手段が相互に干渉することを回避し、複数組みの切替手段を共存させやすくしている。
ロック装置400がアンロック状態である場合には、プッシャ420の各突起422が各第2停留部443に当接することにより、ロック装置設置部253からのプッシャ420の突出が抑えられる。この場合、第2停留部443がコイルバネ430による付勢方向と直交しているため、操作レバー440はアンロック位置で保持された状態となる。操作レバー440がアンロック位置に保持された状態では、操作部446が水平方向(横方向)を向いている。
ロック装置400をロック状態に切り替える場合には、操作レバー440を時計回りに回動させ、操作部446を縦向きにすることで、各突起422が第2停留部443から連結部444を経由して第1停留部442に移る。これにより、プッシャ420がロック装置設置部253から突出し、遊技盤80を背面側から押す状態となる。この場合、第1停留部442がコイルバネ430による付勢方向と直交しているため、操作レバー440はロック位置で保持された状態となる。操作レバー440がロック位置で保持された状態では操作部446が水平方向と鉛直方向との中間を向くように傾いている。
遊技盤80には操作部446に対応する挿通部92が形成されており、操作部446が同挿通部92を通じて遊技盤80の前面よりも前方に張り出している。より具体的には、挿通部92は、遊技盤80の厚さ方向に貫通しているとともに、遊技盤80の回動基端側から回動先端側、詳しくは水平方向に延びており、ロック装置400がアンロック状態にある場合には操作部446の通過を許容し、ロック装置400がロック状態である場合には操作部446の通過を阻止するように形成されている。このため、ロック装置400がロック状態にある場合には、操作部446において遊技盤80の前面と対向する部分が同遊技盤80に対して当接し、上述したコイルバネ430の付勢力による遊技盤80の移動が阻止される。つまり、操作部446は遊技盤80の移動を阻止するストッパ部としての機能を併せ有している。
以上詳述したように、ロック装置400によって遊技盤80の前後位置が規定される点に着目すれば、当該ロック装置400には上記板バネ270及びストッパ267と同様に位置決め機能が付与され、同ロック装置400によって位置決め機構が構成されているといえる。
ここで、図14及び図15に基づきロック装置400及び上記位置決め突起259の関係について説明する。
図14(a)に示すように、ロック装置400は、操作部446の前端部が位置決め突起259の先端よりも前方に位置するように配置されている。このため、遊技盤80を装着完了位置に向けて回動させる場合には、先ずロック装置400の操作部446が遊技盤80の挿通部92に入り(図14(b)参照)、その後、位置決め突起259が遊技盤80の貫通孔91に入ることとなる(図15(c)参照)。より詳しくは、操作部446の少なくとも一部が挿通部92に嵌まっている状態にて、位置決め突起259が貫通孔91に入ることとなる。挿通部92の内形は操作部446の外形よりも僅かに大きく形成されており、挿通部92内での操作部446の移動ばらつきが制限される。つまり、操作部446が挿通部92内に入ることで、遊技盤80の組み付けばらつき(例えば左右方向での位置ばらつき)が抑えられることとなる。このように、遊技盤80の位置ばらつきが抑えられた状態にて、位置決め突起259が貫通孔91に入る構成とすることで、位置決め突起259が貫通孔91に上手く嵌まらないといった不都合を生じにくくしている。
特に、本実施の形態においては、位置決め突起259の左右両側にロック装置400が配置されている。つまり、位置決め突起259が2つのロック装置400(右側のロック装置400R及び左側のロック装置400L)の間に配されている。各ロック装置400R,400Lに対応する挿通部92R,92Lは、左側の挿通部92Lが遊技盤80の回動基端側に開放され、右側の挿通部92Rが遊技盤80の回動先端側に開放されており、その開放されている方向以外の方向へのロック装置400R,400Lの位置ずれを抑える構成となっている。このように各ロック装置400R,400Lに位置ずれ抑制機能を分与することにより、一方のロック装置400に負担が集中することを抑制している。
特に、左側のロック装置400Lに対応する挿通部92Lについては、遊技盤80の下側切欠き部88側に連なるとともに、遊技盤80の回動基端側に開放されている。
ロック装置400が誘導レール100の入口部分104を挟んだ左右両側に配置されている構成においては、両ロック装置400のうち入口部分104よりも遊技盤80の回動基端側に位置する一方によって挿入部280への遊技盤80の挿入が妨げられやすくなることが懸念される。入口部分104を遊技盤80の幅方向における略中央に配置していることで、そのような不都合が顕著になると想定される。
また、本体側上皿通路及び本体側下皿通路が各皿33,34よりも上位に位置することにより遊技球を同皿33,34へ誘導する際にそれら遊技球の自重を利用して同遊技球を移動させることが可能となっている。しかしながら、遊技領域PEが拡張されている本実施の形態においては、このような遊技領域PEの拡張によって本体側上皿通路及び本体側下皿通路の配置が制限されやすくなっている。これは、各皿33,34への遊技球の誘導を難しくする要因となり得る。
この点、本実施の形態においては、遊技盤80に下側切欠き部88を形成することで、上記本体側上皿通路及び本体側下皿通路と遊技盤80との共存が可能となっている。つまり、遊技領域PEを拡張しつつ本体側上皿通路及び本体側下皿通路の位置を各皿33,34よりも上位に配置することが可能となっている。更に、上述の如くこの下側切欠き部88に連なるようにして挿通部92Lを形成し、その挿通部92Lを遊技盤80の回動基端側に開放させることで、挿入部280に遊技盤80を挿入する際のロック装置400Lと挿通部92Lとの干渉を回避することができる。これにより、本体側上皿通路及び本体側下皿通路の配置と遊技領域PEの拡張とを好適に実現し、更には位置決め精度の向上と遊技盤80の挿入作業の容易化とを好適に両立している。
(遊技盤80の把持構造)
また、本実施の形態においては、遊技盤80の把持構造について特徴的な構成を有している。以下、図6及び図7に基づき遊技盤80に設けられた各種構成について補足し、その後、遊技盤80の把持構造について説明する。
図7に示すように、遊技盤80の誘導レール100は遊技盤80の回動先端側に開放された弧状をなしている。遊技盤80の前面には、その開放部位を塞ぎ誘導レール100と共に遊技領域PEを区画するブロック状の遊技領域区画部材480が設けられている。言い換えれば、誘導レール100と遊技領域区画部材480とは、前者が遊技盤80の回動基端側、後者が遊技盤80の回動先端側に配置されることで両者併せて環状をなしており、それら誘導レール100及び遊技領域区画部材480によって区画された領域により遊技領域PEが構成されている。なお、遊技領域区画部材480は、遊技盤80の前面から張り出しており、その前面部がガラス22に対して僅かな隙間(詳しくは遊技球の直径寸法以下の隙間)を隔てて対峙している。これにより、遊技球が遊技領域区画部材480を乗り越えて遊技領域PE外に流出することを回避している。
遊技領域区画部材480は、遊技盤80の回動先端側の端部(左端部)に沿って配置されており、遊技盤80の上端部から下端部に跨って上下に延びている。遊技領域区画部材480において外レール102の先端に隣接する部位、詳しくは遊技領域PEの内側に位置する壁面には、外レール102に沿って移動(飛翔)する遊技球が衝突することにより同遊技球を遊技領域PEの中央側へ跳ね返す返しゴム490が装着されている。
遊技球発射ハンドル40が操作されると、遊技球が遊技球発射機構110の発射レール112に沿って誘導レール100の入口部分104に向けて発射される。遊技球発射ハンドル40の操作量が第2の規定量を上回った場合には、遊技球が外レール102に沿って移動し、可変表示ユニット85(図7参照)の上方を通過する。そして、同遊技球は、外レール102から当該外レール102のレール方向先側に向けて飛び出し、返しゴム490に衝突する。この衝突に基づいて返しゴム490が圧縮され(例えば弾性変形し)、返しゴム490に加わった衝突荷重の一部が遊技領域区画部材480に伝わることとなる。以上の過程を経ることにより、遊技球発射機構110によって遊技球に付与された勢いを弱め、返しゴム490よりも下流側に配された釘87等の各種構成を保護している。
図7に示すように、遊技領域区画部材480は、遊技盤80に対して複数箇所でネジ止めされている。それらネジ491の少なくとも1つは返しゴム490の近傍、具体的には遊技球の衝突方向において返しゴム490よりも先側となる位置に配されている。これにより、上記衝突荷重を遊技盤80に対して分散させやすくし、遊技球の繰り返しの衝突に対する耐久性の向上が図られている。
また、遊技領域区画部材480は、上述したロック装置400Rを遊技盤80の回動基端側から迂回するようにして遊技盤80の下端縁に至っており、同遊技領域区画部材480の下部、詳しくは誘導レール100の右側開放部分よりも下側となる部位には、誘導レール100の内レール101に遊技領域PE外側から対向する対向部485が形成されている。対向部485は、内レール101において遊技盤80のアウト口86と内レール101の下側の開放端との間となる部位に対して下側から若干の隙間を隔てて対向している。すなわち、内レール101と遊技領域区画部材480とが内外に重なっている。
既に説明したように、遊技領域PEに達した遊技球の一部は、同遊技領域PEを流下する過程で一般入賞口81等の入球口に入るが、それら入球口に入らなかった遊技球については内レール101によって排出口としてのアウト口86に導かれる。より具体的には、内レール101は、下方に凸となる円弧状をなしており、その下端部にアウト口86が配置されている。このため、入球口に入らなかった遊技球は、内レール101に衝突した後、内レール101に沿って遊技領域PEの最下部に誘導される。
内レール101については、遊技盤80側の開放端及びその周辺での固定強度が同内レール101における他の部位と比べて低くなりやすい。このため、遊技球の衝突による衝撃の影響が同内レール101の開放端及びその周辺では大きくなりやすいと想定される。仮に、内レール101が変形等した場合には、アウト口86へ向けての遊技球の円滑な誘導が妨げられると懸念される。この点、本実施の形態では、内レール101が下方に押される等した場合に遊技領域区画部材480の対向部485に当たることで、同内レール101の変形や位置ずれ等が抑制されることとなる。故に、遊技領域区画部材480によって内レール101を保護することができ、上記不都合を好適に払拭できる。言い換えれば、遊技領域区画部材480には、内レール101のバックアップ機能が付与されている。
また、遊技領域区画部材480において対向部485を挟んで内レール101とは反対側となる部位には、各パチンコ機毎に固有となる識別情報(製造番号等)が付与された証紙492と同証紙492を収容する透明なケース部材493とからなる識別ユニット494が設けられており、遊技領域区画部材480には識別ユニット494を収容するユニット収容部486が形成されている。このユニット収容部486に識別ユニット494が嵌まった状態で固定されることで、両者が一体化されている。
識別ユニット494はユニット収容部486に対して後方から嵌め込まれており、同ユニット収容部486に形成された開口を介してその一部がパチンコ機10の前方に露出した状態となっている。この開口を介して上記証紙492に付与された識別情報を視認可能となっている。つまり、識別ユニット494を遊技領域区画部材480から取り外すことなく証紙492の識別情報を確認することが可能となっている。
遊技領域区画部材480が対向部485を有する構成を採用した場合には、遊技領域区画部材480における対向部485周りでの強度を向上させることで上述した誘導レールのバックアップ機能を向上することができる。このような強度の向上を実現するには、遊技領域区画部材480を大型化することが1つの手法として考えられる。この点、識別ユニット494を収容するユニット収容部486を遊技領域区画部材480に設け、それらユニット収容部486と対向部485とを併存させることで、遊技領域区画部材480の占有スペースを有効利用している。つまり、遊技領域区画部材480の強度向上と識別手段の設置領域の確保(すなわちスペースの有効利用)を可能とし、実用上好ましい構成を実現している。
また、遊技領域区画部材480については遊技盤80からの着脱を特に必要としない部品であるため、その取り付けを強固にすることが可能である。この遊技領域区画部材480によって識別ユニット494の取り外しを阻止することで、識別ユニット494の不正な取り外し等を抑制し防犯性の向上に貢献できる。例えば、識別ユニット494を遊技領域区画部材480とは別の部材を用いて遊技盤80に装着する構成と比較して、遊技盤80の前面側のスペースを有効利用できる。遊技盤80の前面には遊技領域PEが形成され、遊技領域PE外の領域が限られている点を考慮すれば、遊技領域区画部材480に識別ユニット494用のユニット収容部486を設けることによる技術的貢献度は大きいと考えられる。
遊技領域区画部材480には、ホール管理者等の作業者が遊技盤80を移動させる場合等に把持可能な一対の把持部481,482が設けられている。両把持部481,482は、一方(以下、便宜上「第1把持部481」と称する)が他方(以下、便宜上「第2把持部482」と称する)よりも上方且つ遊技盤80の回動先端寄りとなるように配されている。
第1把持部481は、遊技領域区画部材480の上端部、具体的には遊技領域区画部材480において返しゴム490が装着されている壁面とは反対側の壁面に形成されている。より詳しくは、第1把持部481は、上記ネジ491を挟んで返しゴム490と反対側となる位置に形成されている。第1把持部481が把持された際には、遊技盤80の自重による負荷が第1把持部481(遊技領域区画部材480)に加わりやすくなる。このように負荷が加わりやすい部分においては、それに耐え得る強度が必要になり得る。この点、元来強度の確保が求められる部分、すなわち返しゴム490が設けられている部分の周辺に第1把持部481を設け、強度を確保すべき箇所を集約することで、強度確保のために必要な領域の拡がりを抑えている。これにより、遊技領域区画部材480の大型化等によって遊技領域PEが圧迫されるといった不都合を生じにくくすることができる。
また、第1把持部481は、遊技領域区画部材480における外側の壁面から遊技盤80の回動基端側(すなわち前扉枠14の回動基端側)に凹むとともに、遊技盤80の回動先端側(すなわち上記挿入部280に対する遊技盤80の挿入方向手前側)に開口されている。その開口部分に対して遊技盤80の回動先端側から指を挿入することにより、第1把持部481を把持することができる。
第1把持部481の開口部分は、遊技盤80の回動先端側の縁部よりも内側(回動基端側)となるように奥まった位置に配されている。これにより、第1把持部481を把持している手が右側壁部265に引っ掛かるといった不都合を生じにくくし、同第1把持部481を利用しやすくしている。
第2把持部482は、第1把持部481よりも下側、詳しくは遊技領域区画部材480の下端部に添って、且つ第1把持部481よりも遊技盤80の回動基端側となる位置に配置されている。より詳しくは、第2把持部482は、上記対向部485を挟んで内レール101とは反対側、且つ誘導レール100の入口部分104と右側のロック装置400Rとの間に配置されている。このように、第2把持部482をロック装置400Rよりも遊技盤80の回動基端側、すなわち遊技盤80の中央寄りに配置することで、遊技盤80を把持した際の安定性向上に貢献している。
また、遊技領域区画部材480を固定するネジ491の少なくとも1つは、対向部485と第2把持部482との間に配置されている。これにより、内レール101のバックアップ機能を向上と、把持強度の向上とに貢献している。
第2把持部482は、遊技領域区画部材480における下側の壁面からパチンコ機10の上方に凹むとともに、パチンコ機10の下方に開口されている。その開口部分に対して下方から指を挿入することにより、第2把持部482を把持することができる。
第2把持部482の開口部分は、遊技盤80の下端縁よりも上側となるように奥まった位置に配されている。これにより、第2把持部482を把持している手が下側壁部263に引っ掛かるといった不都合を生じにくくし、同第2把持部482を利用しやすくしている。
ここで、遊技盤80を内枠13に対して着脱する際の作業について説明を補足する。
遊技盤80を内枠13に対して装着する際には、遊技盤80の正面側から両把持部481,482を掴み、同遊技盤80を持ち上げた状態で保持する。この際、図7に示すように遊技盤80の第1把持部481に一方の手RH(指)を挿入するとともに第2把持部482に他方の手LH(指)を挿入する。このように、第1把持部481を右手RHで、第2把持部482を左手LHで保持することにより両の腕の交差が回避された状態で遊技盤80を保持することができ、腕に対する負担を軽減しやくなっている。そして、遊技盤80を保持した状態から内枠13に装着する際には、遊技盤80の重量を左手LHで支えつつ、右手RHで遊技盤80を挿入部280に向けて押し込み、遊技盤80の下側切欠き部88を内枠13の仮置き部290に載せることにより遊技盤80の装着準備が整うこととなる。このように、両手の役割分担を可能とすることにより、遊技盤80の装着作業の円滑化に貢献している。
遊技盤80を仮置きした状態から回動させる際には、両把持部481,482が遊技盤80の回動先端側に配置されているので、同遊技盤80を容易に回動させることができる。つまり、把持部が遊技盤80の回動基端側に配置されている場合と比較して、手と前扉枠14との干渉を回避しやすくし、作業スペースの確保の容易化に貢献している。
遊技盤80を装着完了位置に押し込む際には、各把持部481,482の開口部分が遊技盤収容部75の周壁部261よりも内側に離れているため、指と周壁部261とが引っ掛かりにくくなっている。これにより、配置途中段階にて把持部481,482から指を引き抜いて遊技盤80の持ち替えを行うといった予備的動作を不要とし、遊技盤80の装着作業の簡素化に貢献している。
一方、遊技盤80を内枠13から取り外す際には、遊技盤80の第1把持部481に右手の指を挿入するとともに第2把持部482に左手の指を挿入する。把持部481,482の開口部分は周壁部261から離して設けられているため、指が周壁部261に引っ掛かって把持部481,482を把持できなくなるといった不都合を回避しやすくなっている。
既に説明したように遊技盤80を着脱する際には、内枠13の正面側から作業が行われる。この際、言うまでも無く前扉枠14が開放された状態で作業が行われる。ここで、開放された前扉枠14と遊技盤80及び挿入部280との位置関係について図18を用いて説明を補足する。図18は、開放された前扉枠14と遊技盤80及び挿入部280との位置関係を示す概略図である。
図18に示すように、前扉枠14は内枠13に設けられた上記支持金具71,72によって回動可能に軸支されており、この軸支された部分(回動中心軸線CL)を中心として開閉される構成となっている。支持金具72には前扉枠14の最大開放位置を規定する規定部73が形成されている。前扉枠14が開放され、規定部73に対して当たった場合には、それ以上の開放が不可となる。本実施の形態においては、前扉枠14の最大開放量が凡そ100°に設定されている。これは、パチンコ機10がホール等の島設備に設置された状態にて前扉枠14が開放された場合に、隣接して設けられた他の遊技機等に対して同前扉枠14が干渉しないように、また隣接する遊技機での遊技を妨げないようにするための工夫である。なお、前扉枠14の最大開放量は100°に限定されるものではない。少なくとも遊技盤80の取り外しが許容される範囲であれば任意に設定してよい。
前扉枠14の回動中心軸線CLは、同前扉枠14の前部に位置しており、前扉枠14を閉じた状態にて内枠13の内側に当該前扉枠14が嵌まり込むように既定されている。これにより、前扉枠14と内枠13との境界部位を介して不正具が挿入されるといった不都合を生じにくくし、防犯機能の強化を図っている。
この回動中心軸線CLの後方に上記挿入部280が配置されている。前扉枠14は所定の厚さを有しているため、上述の如く最大開放位置まで開放された場合であってもその背面の一部が挿入部280よりも右側(前扉枠14を支持している側とは反対側)に張り出した状態となる。挿入部280は、その張出部分よりも奥まった位置に存在しているものの、遊技盤80を出し入れする際に当該遊技盤80の通過する軌道PLと前扉枠14及び内枠13との干渉が回避されるようにしてその挿入口がパチンコ機10の斜め前方に開放されている。このように、挿入部280の挿入口を斜め前方に向けることで、遊技盤挿入時に前扉枠14の張出部分及び内枠13と遊技盤80とが干渉することを抑制している。特に、前扉枠14の張出部分との干渉を回避することにより、遊技盤80(詳しくは遊技領域PE)の大きさ対する制限を受けにくくすることが可能となっている。
(配線簡素化)
更に、本実施の形態においては、遊技盤80を内枠13の正面側から取り付ける構成を採用するのに併せて、前扉枠14と内枠13とを電気的に接続するための構成を簡略化している。そこで以下、図2及び図3に基づき前扉枠14と内枠13とを電気的に接続するための構成について説明する。
既に説明したように、前扉枠14にはランプ部23〜25やスピーカ部26等の各種表示機器が搭載されている。これら表示機器を用いることにより、遊技に関する各種演出や、遊技状況の報知等が実行される。ランプ部23等の表示機器は、遊技盤80の背面に搭載された音声ランプ制御装置143と電気的に接続されており、その表示態様が同音声ランプ制御装置143によって制御されている。
より詳しくは、ランプ部23等に接続されたハーネスHは、前扉枠14の内部にてまとめられ、前扉枠14における回動基端側の上部に形成されたハーネス用開口部36を介して内枠13側に延出している(図2参照)。遊技盤80における回動基端側の上隅部には遊技盤80の回動先端側及びパチンコ機10の下方に凹む上側切欠き部89が形成されている。
上側切欠き部89は、遊技盤80の正面視において少なくともその一部が遊技盤収容部75の中央開口76に対して重なる大きさを有している(図6参照)。それら上側切欠き部89及び中央開口76によってハーネスHの通過経路が構成され、ハーネスHがそれら上側切欠き部89及び中央開口76を介して遊技盤80の背面側に延びている。
上側切欠き部89には、遊技盤収容部75の上側壁部262に対向するとともに略水平に延びるハーネス支持部89aが形成されており、遊技盤80の背面側に延出するハーネスHが同ハーネス支持部89aに載った状態となっている。
ハーネスHにおいてランプ部23等に接続されている側とは反対側の端部には、ハーネス側コネクタC1が取り付けられている。このハーネス側コネクタC1に対応して音声ランプ制御装置143には制御装置側コネクタC2が設けられている。ハーネス側コネクタC1が制御装置側コネクタC2に接続されることにより、上記ランプ部23等と音声ランプ制御装置143とが電気的に接続された状態となっている。
制御装置側コネクタC2は、遊技盤80の後方に開口しており、ハーネス側コネクタC1の着脱方向が遊技盤80の厚さ方向と同一となるように規定されている。これにより遊技盤80を装着完了位置から回動することで生じる空間を作業空間として活用しやすくしている。なお、これらコネクタ着脱方向は任意であり、例えば遊技盤80の幅方向と同一方向とすることも可能である。この場合、制御装置側コネクタC2を遊技盤80の回動先端側に開口させ、ハーネス側コネクタC1の着脱を同遊技盤80の回動先端側から行いやすくなるように工夫するとよい。これにより、上述した作業空間を一層好適に活用できる。
本実施の形態においては、上側切欠き部89(詳しくはハーネス支持部89a)は、上記ハーネス用開口部36よりも下側に位置し、制御装置側コネクタC2は上側切欠き部89(詳しくはハーネス支持部89a)よりも下側に位置している。これにより、ハーネスHの取り回し経路を短縮し、つまりハーネスHの前長を短くし、弛み等の発生の回避に貢献している。
(遊技盤80の交換作業の流れ)
以上詳述した電気的な接続に関する構成を踏まえて、図19及び図20に基づき遊技盤交換時の作業の流れについて説明する。図19(a1)〜(c1)及び図20の(d1),(e1)は遊技盤80の交換の様子を概略的に示す断面図であり、図19(a2)〜(c2)及び図20の(d2),(e2)は遊技盤80の交換の様子を概略的に示す正面斜視図である。遊技盤80を取り外す際には、図19(a)→図19(b)→図19(c)→図19(d)→図19(e)の順に作業が行われる。
遊技盤80を取り外す際には、先ず前扉枠14の内枠13に対する施錠を解除し、同前扉枠14を開放する。この際、図19(a)に示すように、前扉枠14を最大開放位置まで回動させておくことで、内枠13の正面側にて遊技盤80取外用の作業スペースを確保しやすくできる。
次に、図19(b)に示すように、遊技盤80を閉位置にて固定しているロック装置400がアンロック状態となるように操作レバー440を操作する。ロック装置400が全てアンロック状態に切り替えられると、内枠13の挿入部280を基端とした遊技盤80の回動が許容された状態となる。
図19(b)に示した状態から遊技盤80をパチンコ機10の手前側に回動することで、遊技盤80の背面に搭載された音声ランプ制御装置143が内枠13の正面側に移動される(図19(c)参照)。この状態では、遊技盤80の回動先端部と内枠13との間から音声ランプ制御装置143へのアクセスが可能となる。
その後、音声ランプ制御装置143のコネクタC2とハーネスHのコネクタC1との接続を解除することで、図20(d)に示すように、遊技盤80の挿入部280からの引き出しが許容された状態となる。そして、遊技盤80を当該遊技盤80の回動先端側(右側)に引き出すことにより、遊技盤80の取り外しが完了する(図20(e)参照)。なお、このように遊技盤80内枠13から取り外すことで、ハーネスHが遊技盤80のハーネス支持部89aから脱落し、前扉枠14のハーネス用開口部36から垂れ下がった状態となる。
次に、遊技盤80を装着する際の作業の流れについて説明する。遊技盤80を装着する際には、図20(e)→図20(d)→図19(c)→図19(b)→図19(a)の順に作業が行われる。
内枠13に対して遊技盤80を装着する際には、先ず前扉枠14を開放し、挿入部280に対する遊技盤80の挿入軌道PLを確保する(図20(e)参照)。このように、遊技盤80の挿入軌道PLが確保された後、遊技盤80を挿入部280に挿入するとともに仮置き部290に載せる。この状態では図20(d)に示すように遊技盤80の上側切欠き部89の開放部分が遊技盤収容部75によって覆われていないため、同上側切欠き部89に対してパチンコ機10の上方からアクセス可能である。この状態にて、前扉枠14から垂れ下がったハーネスHを遊技盤80のハーネス支持部89aに載せ、コネクタC1を遊技盤80の背面側に配置する。なお、ハーネスHをハーネス支持部89aに載せておくことにより、遊技盤80を回動させた際のハーネスHの噛み込み等を回避されやすくなる。
その後、図19(c)に示すように、ハーネスHのコネクタC1と音声ランプ制御装置143のコネクタC2とを接続する。これにより、前扉枠14のランプ部24等と音声ランプ制御装置143とが電気的に繋がった状態となる。
ハーネスHの接続を終えた後は、遊技盤80を装着完了位置に回動させる。この際、作業ミス等により、ハーネスHがハーネス支持部89a上ではなく、遊技盤80の上端部に載っている場合も想定される。本実施の形態においては、ハーネス用開口部36は、遊技盤80の回動中心(挿入部280)とずれた位置、且つ上下方向及び左右方向においてハーネス用開口部36及び制御装置側コネクタC2の中間となる位置に配されている。更には、ハーネスHの全長には余裕代がほとんど付与されていない。このため、ハーネスHは、遊技盤80の回動に伴って徐々に引っ張られ、ハーネス支持部89a側に移動することとなる。これにより、仮に上記作業ミスが発生した場合であってもハーネスHをハーネス支持部89a側に導きやすくし、同作業ミスによるハーネスHの噛み込みを抑制可能となっている。
図19(b)に示すように、遊技盤80が装着完了位置に配置された後は、ロック装置400の操作レバー440を切替操作することで、遊技盤80がロック状態となる(図19(a)参照)。なお、本実施の形態におけるロック装置400は遊技盤80をその背面が内枠13の対向板部251から浮いた状態で固定するものであり、仮に遊技盤80の背面と内枠13の対向板部251との間にハーネスHが挟まった場合であっても断線等の不都合が生じにくくなっている。更には遊技盤80の位置決めを下側壁部263によって行い、遊技盤80の上端と上側壁部262との間に所定の隙間を形成することで、遊技盤80の上端と上側壁部262との間にハーネスHが挟まった場合であっても断線等の不都合が生じにくくなっている。
以上詳述した遊技盤80の着脱作業は、前扉枠14を開放していることを前提として行われるものであるが、前扉枠14を開放することで内枠13の前面(例えば遊技領域PEや遊技球発射機構110)が露出されるため、遊技盤80の着脱のみならず、遊技球発射機構110等のメンテナンスも行いやすくなっている。
但し、本実施の形態における前扉枠14は内枠13の前面全域を覆っているものではなく、同前扉枠14の開放に際してその一部が覆われたままとなる。このため、前扉枠14の開放によって内枠13の前面全域へのアクセスが許容されるわけではない。具体的には、図2に示すように、内枠13における右下の一区画、すなわち遊技球発射ハンドル40が設けられている部分には、内枠13の回動先端側の下隅部を含んだ一部を覆うようにしてハンドルベース41が設けられている。ここで、図21に基づきハンドルベース41について説明する。図21は、内枠13からハンドルベース41を取り外した状態を示す分解斜視図である。
ハンドルベース41は、前扉枠14と併せて内枠13の全域を覆っており、その前面側に遊技球発射ハンドル40が固定されることで同遊技球発射ハンドル40と一体化されている。ハンドルベース41の周縁には内枠13に対する取付部42が突設されている。取付部42は前扉枠14の背側に位置しており、当該取付部42が内枠13に対してネジ止めされることで、それらネジ45へのアクセスが前扉枠14によって妨げられる構成となっている。
また、ハンドルベース41は、前扉枠14とは独立して固定されているため、同前扉枠14が開放された場合であっても、自身の固定位置に留まる構成となっている。故に、上記ネジ45を取り除くためには先ず前扉枠14を開放する必要があり、ハンドルベース41の不正な取り外しを困難なものとしている。なお、ハンドルベース41の固定手段としてネジ45以外の構成、例えば係止ピンや係止爪等を用いることも可能であるが、このような変更を行った場合であってもやはり、固定手段を前扉枠14の背後に配置することが好ましい。
また、ハンドルベース41は、パチンコ機10における施錠装置500の一部を覆っており、ハンドルベース41において遊技球発射ハンドル40よりも上側となる部位には、同施錠装置500の操作手段(詳しくは後述するシリンダ錠520)をパチンコ機10の正面側に露出させる挿通孔43が形成されている。
本実施の形態においては、前扉枠14を内枠13に対して開放不能な状態で施錠する施錠機構と、遊技機主部12を外枠11に対して開放不能な状態で施錠する施錠機構とが一の施錠装置500によって具現化されており、上記操作手段を操作することで、前扉枠14及び遊技機主部12(内枠13)を個別に解錠可能となっている。
(施錠装置500の構造)
以下、図6,図22〜図25に基づき施錠装置500について詳細に説明する。図22は、施錠装置500を内枠13から取り外した状態を示す斜視図、図23は施錠装置500を後方から見た斜視図、図24は施錠装置500を主要構成部品毎に分解して示す分解斜視図である。なお、図23及び図24においては各図23,24の左上がパチンコ機10の前方、右下がパチンコ機10の後方、右上がパチンコ機10の左方、左下がパチンコ機10の右方となっている。
図6に示すように、施錠装置500は、内枠13において前扉枠14と対向している部分、すなわち内枠13の前面に設けられている。具体的には、図22に示すように内枠13において前記遊技盤収容部75よりも遊技機主部12の回動先端側となる部位には内枠13の回動先端側の端部に沿って施錠装置収容部77が形成されており、当該施錠装置収容部77に施錠装置500が収容された状態となっている。
施錠装置収容部77は、内枠13における上側枠部13a及び下側枠部13bの両者に跨って延び、内枠13の正面側に開放された溝状をなしている。施錠装置500は、施錠装置収容部77の開放部分を覆う長尺状の第1基枠510を備えており、当該第1基枠510と施錠装置収容部77とによって施錠装置500に関する各種構成を収容する空間が区画形成されている。
ここで、図15(d)を用いて上記遊技盤収容部75と施錠装置収容部77との関係について補足する。なお、図15(d)においては前扉枠14及びそれに付随する構成を2点差線で示している。遊技盤収容部75と施錠装置収容部77とは左右に並設されており、内枠13に形成された上記右側壁部265によって仕切られている。言い換えれば、右側壁部265は、各収容部75,77の一部を構成している。
右側壁部265の先端部は前扉枠14の上記ガラスホルダ27(詳しくは縦ホルダ部27a)に近接しており、縦ホルダ部27aは、右側壁部265の先端部に沿って上下に延びている。これら右側壁部265及び縦ホルダ部27aによって、内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間が遊技盤80側と施錠装置500側とに区画されている。仮に、内枠13の中央開口76と遊技盤80との隙間からワイヤ等の不正具が挿入された場合であっても、上述の如く空間を区画しておくことにより、施錠装置500側の領域へのアクセスを難しくすることができる。なお、右側壁部265の先端部を前扉枠14のガラスホルダ27に対して当接させる構成としてもよい。
再び図22を参照して説明すれば、施錠装置収容部77には、その奥側の壁部(以下、「奥壁部301」と称する)から起立する複数のボス302が設けられており、第1基枠510にはそれらボス302に固定される基枠固定部511が設けられている。基枠固定部511がボス302の先端部分に当接した状態にてそれらボス302に内枠13の正面側からネジ止めされることにより、施錠装置500と内枠13とが一体化されている。
基枠固定部511は、ボス302を挟んで奥壁部301と対向するとともに、施錠装置収容部77の開放部分に合せて形成された長板状をなしている。この基枠固定部511によって同開放部分が覆われ、施錠装置収容部77の内部空間へのアクセスが妨げられている。
図23に示すように、基枠固定部511の両長辺のうち内枠13の回動基端側の一方(図23における右端縁)には施錠装置500に関する各種構成が取り付けられた部材取付部515が設けられている。部材取付部515は、基枠固定部511の端部を折り曲げて形成されており、奥壁部301側に起立している。また、基枠固定部511の他方の長辺には、部材取付部515と対向するように折り曲げられたフランジ部516が形成されている。つまり、第1基枠510は全体として水平断面略コ字状をなしている。これら部材取付部515及びフランジ部516によって、施錠装置500自体の剛性を確保するだけでなく、内枠13を補強する補強部材としての機能を高めることが可能となっている。
部材取付部515及びフランジ部516は基枠固定部511とほぼ同等の長さを有する長板状をなしており、それら両者の外板面が施錠装置収容部77の内壁面に当接するように形成されている。これにより、第1基枠510を迂回して施錠装置収容部77の内部空間へアクセスするといった不正行為を困難なものとしている。なお、部材取付部515及びフランジ部516が施錠装置収容部77の内壁面に対して当接しない構成とすることも可能である。
基枠固定部511の下端側には、解除操作部たるシリンダ錠520が取り付けられている。図2や図9等に示すように、シリンダ錠520は、基枠固定部511において奥壁部301とは反対側の板面(外面)に取り付けられている台座521と、その台座521からパチンコ機10の前方に向けて延びる円筒状のシリンダ本体522と、そのシリンダ本体522の内部に収容された錠軸部523とを有しており、台座521に対して内枠13の正面側から複数のネジ527が取り付けられることで第1基枠510に一体化されている。それら複数のネジ527のうち少なくとも1つは、前記ハンドルベース41によって内枠13の前方から覆われている(図21参照)。これによりハンドルベース41を取り外すことなくネジ527に対してアクセスすることを不可とし、シリンダ錠520の不正な取り外しを困難なものとしている。
シリンダ本体522の一端及び錠軸部523の一端は、ハンドルベース41の上記挿通孔43を介してパチンコ機10の正面側に露出している(図1参照)。錠軸部523においてパチンコ機10の正面側に露出している側の端部にはキー孔524が形成されている。このキー孔524に対して解錠操作用の操作キーを挿入し、同操作キーを錠軸部523の中心軸線を中心として回動させることで、パチンコ機10外部からの解錠操作が行われる。
錠軸部523の他端は、基枠固定部511に形成された錠軸部523用の開口を介して施錠装置収容部77内に露出しており、その露出している部分にはカム部材530が装着されている。カム部材530は、図24に示すように、内枠13の背面側から螺着されたネジ531によって、錠軸部523に着脱可能な状態で固定されており、上述したキー操作に伴って錠軸部523が回動した場合に同錠軸部523と共に回動する。本実施の形態におけるシリンダ錠520においては特に、操作キーによる解錠操作が行われない限り錠軸部523を回動させることができない内部構造を有しており、カム部材530を指等で直接回動させることが不可となっている。なお、シリンダ錠520として、不正解錠防止機能の高いオムロック(登録商標)を用いる構成としてもよい。
カム部材530は、基枠固定部511と平行な円板状部分を有しており、その円板状部分の周縁において前記部材取付部515側となる部分には、略放射方向に突出する上下一対の爪部532,533が形成されている。
施錠装置500は、カム部材530の動作(詳しくは爪部532,533の変位)に追従して移動する連動杆540を備えている。連動杆540は、第1基枠510に沿って延びる長板状をなすとともに同第1基枠510と同等の長さを有し、部材取付部515によって第1基枠510の長手方向にスライド移動可能な状態で保持されている。また、連動杆540には、カム部材530の爪部532,533と係合する係合孔541,542が形成されている。各爪部532,533が係合孔541,542に係合した状態で回動することで、それら爪部532,533によって連動杆540が第1基枠510の長手方向(すなわち上方及び下方)に押される。つまり、キー操作によって発生する外力が錠軸部523→カム部材530→連動杆540の順に伝達され、連動杆540が上下にスライド移動することとなる。
本実施の形態におけるシリンダ錠520においては、既に説明したようにキー操作によってのみ錠軸部523及びカム部材530の回動が許容される。連動杆540をスライドさせようとしてもカム部材530の爪部532,533と連動杆540の係合孔541,542とが係合することにより、当該連動杆540の移動が阻止される。つまり、施錠装置500においては、カム部材530や連動杆540を動作させる場合にはキー操作が不可欠な構成となっている。
第1基枠510においてシリンダ錠520の上方となる部位、すなわちシリンダ錠520に対して遊技球発射ハンドル40の反対側(すなわちシリンダ錠520の上方)となる部位には、前扉枠14の鉤受け部材63に引っ掛かる施錠位置と、同鉤受け部材63に引っ掛からない施錠解除位置との両位置に切替可能な前扉用第1鉤部材550が複数(詳しくは2つ)設けられている。前扉用第1鉤部材550は基枠固定部511において奥壁部301側を向いた板面に搭載されており、同板面と対向する板状のベース部551と当該ベース部551から前扉枠14側に起立する鉤部555とを備えている。基枠固定部511には、鉤部555の前扉枠14側への突出を許容するスリット512が形成されており、鉤部555において同スリット512から突出している部分は上方に凸となる爪状をなしている。この爪状部分が鉤受け部材63に対して下側から引っ掛かることにより前扉枠14が施錠された状態となっている。
ベース部551には、第1基枠510の長手方向(つまり連動杆540のスライド方向)に延びる長孔552が形成されており、基枠固定部511にはその長孔552に嵌まる軸ピン513が取り付けられている。この軸ピン513によって前扉用第1鉤部材550がスライド移動可能な状態で保持されている。より詳しくは、長孔552は、軸ピン513から上方に延びており、前扉用第1鉤部材550の下方への移動、すなわち鉤受け部材63から離れる側への移動が許容されている。
ベース部551において部材取付部515側の端部には、同部材取付部515に沿って起立する起立部553が形成されている。起立部553が、連動杆540と部材取付部515とによって挟まれることにより、前扉用第1鉤部材550の倒れや位置ばらつき等が抑制されている。
起立部553の先端部分には、連動杆540側に凸となる突起554が形成されており、当該突起554の先端部分が連動杆540に形成された開放部543から突出している。突起554の先端部分には、付勢部材としてのコイルバネ560が取り付けられており、同コイルバネ560によって前扉用第1鉤部材550が施錠位置に向けて(上方に)付勢された状態となっている。この付勢方向の先側から長孔552の下端縁が軸ピン513に対して当接することで、前扉用第1鉤部材550の移動が妨げられ、コイルバネ560の付勢力により前扉用第1鉤部材550が施錠位置にて保持されている。なお、前扉用鉤部材550における付勢部材の取付部としては、上記突起554に代えて孔部等を用いてもよい。
連動杆540がスライド移動すると、開放部543の上端縁によって突起554が押され、前扉用第1鉤部材550がコイルバネ560の付勢力に抗して施錠位置から施錠解除位置に移動することとなる。
前扉用第1鉤部材550は、基枠固定部511において前扉枠14と対向する部位に上下に離して配置されている。詳しくは、それら前扉用第1鉤部材550は、基枠固定部511の上端側とシリンダ錠520側との両端に寄った位置にそれぞれ配置されており、前扉枠14を施錠している状態での同前扉枠14の浮き上がりを抑制しやすくしている。なお、前扉用第1鉤部材550の個数は2つに限定されるものではなく、例えば1つとしてもよいし、3つ以上とすることも可能である。但し、前扉用第1鉤部材550を1つとした場合、一方の手で不正具を操ることで施錠状態が不正に解除され、他方の手で前扉枠14が開放(回動)され得る。この点、前扉用第1鉤部材550を2つ以上とすることで、不正解錠に両の手を必要とし、例えば不正行為者が単独である場合には、前扉枠14の開放を難しくすることができる。これにより、不正行為(いわゆる引っ掛けゴト)を好適に抑制することができる。
第1基枠510よりも下側には、第1基枠510の下端から内枠13の回動基端側に内枠13の下側枠部13bに沿って延びる第2基枠570が設けられている。第2基枠570は長尺状をなし、その一端が上記ハンドルベース41の背後に位置し、他端が前扉枠14の背後に位置するように形成されている。つまり、第2基枠570は、ハンドルベース41に対して前後に重なる領域と、前扉枠14に対して前後に重なる領域との両領域に跨っている。
第2基枠570は、内枠13の前面に対して固定(ネジ止め)されている基枠固定部571と、内枠13の下側枠部13bに対向する長板状の部材取付部575とを有している。第2基枠570(詳しくは部材取付部575)において前扉枠14の背後に位置する端部には、前扉枠14を所定の装着完了位置に案内するガイドフランジ576が形成されている。ガイドフランジ576は、部材取付部575の前端縁からパチンコ機10の前方に延び、パチンコ機10の前方に向けて滑らかに下っている。前扉枠14の背面においてガイドフランジ576に対応する位置には、内枠13側に膨出する膨出部66が形成されており、この膨出部66がガイドフランジ576によって部材取付部575の上面に案内され同上面に載ることで前扉枠14の上下位置のずれ(例えば回動中心軸線を基端とする倒れ)が抑えられることとなる。
部材取付部575において、ガイドフランジ576とハンドルベース41との間、詳しくはハンドルベース41側寄りとなる位置には、前扉枠14の下端部の浮き上がりを抑える前扉用第2鉤部材580が設けられている。前扉用第2鉤部材580は、前扉枠14を内枠13に対して施錠する施錠位置と施錠しない施錠解除位置との両位置に切替可能な状態で第2基枠570によって保持されている。
前扉用第2鉤部材580は、第2基枠570の上面と対向するベース部581を有している。ベース部581は、第2基枠570と同様に内枠13の回動先端側から回動基端側に延びる長板状をなしており、その板面の大部分が第2基枠570の上面に面接触しているとともに同ベース部581の一端が部材取付部575から同第1基枠510側に突出している。ベース部581には、第2基枠570の長手方向に延びる長孔582が形成されており、第2基枠570の部材取付部575には、その長孔582に嵌まる軸ピン577が取り付けられている。この軸ピン577によって前扉用第2鉤部材580がスライド移動可能な状態で保持されているとともに、軸ピン577及び長孔582によって前扉用第2鉤部材580の移動範囲が規定されている。なお、このように規定された移動範囲においては部材取付部575からのベース部581の前記突出が維持されている。
ベース部581の前端縁には、当該ベース部551から前扉枠14側に延出する鉤部585が設けられている。鉤部555の先端は内枠13の回動先端側に凸となる爪状をなしており、この爪状部分が前扉枠14の背面に設けられた鉤受け孔部64に対して内枠13の回動基端側から引っ掛かることにより前扉枠14が内枠13に対して施錠された状態となる。鉤受け孔部64は、図2に示すよう上記膨出部66と左右に並設されている。このように、鉤受け孔部64の高さ位置を膨出部66に合わせることで当該鉤受け孔部64の位置精度を確保しやすくし、前扉用第2鉤部材580が鉤受け孔部64に嵌る際につかえるといった不都合を生じにくくしている。
前扉用第2鉤部材580のベース部551には、当該前扉用第2鉤部材580を施錠位置に向けて付勢する付勢部材としてのコイルバネ590の一端がとりつけられている。コイルバネ590は、ハンドルベース41の背後に配置されているとともに、その他端が第2基枠570において前扉用第2鉤部材580よりも前扉枠14の回動先端側(第1基枠510側)となる部位に固定されている。これにより、前扉用第2鉤部材580は、第1基枠510側に引き寄せられ、上記軸ピン577が長孔582の縁部に当たることでそれ以上の移動が阻止されている。
第2基枠570におけるハンドルベース41によって覆われている部位には、連動杆540の動作に追従して前扉用第2鉤部材580をスライドさせるカム部材600が設けられている。カム部材600は、第2基枠570によって回動可能に軸支されており、連動杆540の下端縁に下方から当接する杆側爪部601と、前扉用第2鉤部材580における第1基枠510側の端部に前扉枠14の回動先端側から当接する鉤側爪部602とを有している。
キー操作によって前扉用第1鉤部材550による施錠が解除される場合には、連動杆540が下方にスライド移動する。この連動杆540の移動によってカム部材600の杆側爪部601が下方に押され、カム部材600が回動する。カム部材600の回動により、鉤側爪部602が前扉用第2鉤部材580を押すこととなり、同前扉用第2鉤部材580がコイルバネ590の付勢力に抗して施錠解除位置にスライド移動する。このように前扉用第2鉤部材580の動きを連動杆540の動作に追従させる構成を採用することで、前扉枠14の解錠操作の簡略化に貢献している。
ここで、図25に基づき、前扉用第2鉤部材580及び鉤受け孔部64と、膨出部66及び部材取付部575(ガイドフランジ576)との関係を前扉枠14の開閉動作を踏まえて説明する。図25は、前扉枠14の開閉途中状態を示す概略図である。
前扉枠14を開閉する際の全区間のうち閉位置を含んだ所定の区間においては膨出部66が第2基枠570の部材取付部575に載り、その区間内にて前扉用第2鉤部材580が鉤受け孔部64内に嵌った状態となるように規定されている。つまり、前扉枠14が開放位置に配された状態から閉位置に向けて回動する場合に、前扉用第2鉤部材580が鉤受け孔部64に嵌るのに要する回動量ANG1は、膨出部66が部材取付部575上に載るのに要する回転角度ANG2よりも大きく設定されている。このため、前扉枠14を閉位置から移動させる際には、膨出部66が第2基枠570の部材取付部575に載った状態にて前扉用第2鉤部材580が鉤受け孔部64から離脱し、その後膨出部66が部材取付部575から離脱する。一方、前扉枠14を閉位置に移動させる際には、先ず前扉用第2鉤部材580が鉤受け孔部64から離脱し、その後膨出部66が部材取付部575から離脱する。
このように、前扉枠14の上下ばらつき(例えば前扉枠14の傾き等)が抑えられた状態にて前扉用第2鉤部材580の抜き差しがなされる構成とすることで、前扉用第2鉤部材580と鉤受け孔部64とのつかえが回避されやすくなっている。
特に、前扉用第2鉤部材580が左右にスライドする構成や、遊技球発射ハンドル40(詳しくはハンドルベース41)に近づけて前扉用第2鉤部材580を配置する構成においては、前扉枠14の自重による傾きの影響を受けやすくなり、同前扉用第2鉤部材580及び鉤受け孔部64のつかえが生じやすくなると想定される。この点、本実施の形態によれば、上述の如く前扉枠14の上下ばらつきを抑えた状態で施錠がなされるため、前扉枠14の傾きによる影響を好適に抑えることができる。また、前扉枠14の上下ばらつきを抑えることができるため、鉤受け孔部64を過度に拡張して動作隙を確保する必要がない。つまり、鉤受け孔部64の狭小化を図り、引っ掛かり部分の露出を抑えやすくしている。これにより、防犯性向上に貢献している。
次に、図3,図22及び図24に基づき遊技機主部12を外枠11に対して閉じた状態で施錠する施錠機構について説明する。
第1基枠510の部材取付部515には、内枠13を外枠11に対して閉じた状態で施錠する施錠状態と施錠解除状態とに切替可能な内枠用鉤部材620が取り付けられている。内枠用鉤部材620は、上側の前扉用第1鉤部材550よりも上方及び下側の前扉用第1鉤部材550(シリンダ錠520)よりも下方、詳しくは第1基枠510の両端にそれぞれ配置されている。
内枠用鉤部材620には、部材取付部515の内板面に対向する板状をなし部材取付部515及び前記連動杆540によって挟まれたベース部621と、ベース部621から後方に延出する鉤部625とが形成されている。施錠装置収容部77の奥壁部301には内枠13の厚さ方向に貫通するスリット303が形成されており、鉤部625が同スリット303を介して内枠13の背面側、詳しくは外枠11側に突出している。
鉤部625において内枠13の背面側に突出している部分(すなわち鉤部555の先端)は、上方に凸となる爪状をなしている。この爪状部分が外枠11に設けられた鉤受け部材350に対して下方から引っ掛かることにより内枠13が外枠11に対して施錠された状態となる。
内枠用鉤部材620は、部材取付部515に固定された軸ピン517によって部材取付部515の板面に沿った回動が許容された状態で軸支されている。ベース部621において、軸ピン517を挟んで鉤部625とは反対側の端部、すなわち基枠固定部511側の端部には、連動杆540側に起立する突起622が形成されている。連動杆540には、突起622との干渉を回避すべく切欠き544が形成されており、同切欠き544を通じて突起622の先端が突出している。
突起622の先端部分には、内枠用鉤部材620を施錠位置に向けて付勢する付勢部材としてコイルバネが取り付けられている。上側の内枠用鉤部材620と、下側の内枠用鉤部材620とではこのコイルバネの取り回しが異なっている。詳しくは、上側の内枠用鉤部材620におけるコイルバネの取り回しが特徴的なものとなっている。そこで以下、図26に基づいて上側の内枠用鉤部材620(以下、便宜上「内枠用上側鉤部材620U」と称する)におけるコイルバネ560(以下、便宜上「上側コイルバネ560U」と称する)の取り回しについて詳しく説明し、後に下側の内枠用鉤部材620(以下、便宜上「内枠用下側鉤部材620L」と称する)におけるコイルバネ630(以下、便宜上「下側コイルバネ630L」と称する)の取り回しについて簡単に説明する。図26は各鉤部材550U,620Uの位置関係を示す概略図である。なお、前扉用第1鉤部材550についても同様に、上側の前扉用第1鉤部材550を「前扉用上側鉤部材550U」と称し、下側の前扉用第1鉤部材550を「前扉用下側鉤部材550L」と称する。
既に説明したように、第1基枠510の上端側においては、前扉用上側鉤部材550Uと内枠用上側鉤部材620Uとが前者が下側、後者が上側となるように隣接して配置されている。内枠用上側鉤部材620Uの突起622に取り付けられた上側コイルバネ560Uの他方の端部は、前扉用上側鉤部材550Uの突起622に取り付けられている。つまり、内枠用上側鉤部材620Uと前扉用上側鉤部材550Uとが上側コイルバネ560Uによって連結されている。
上側コイルバネ560Uは、自身の自由長よりも長くなるように引き伸ばされた状態で取り付けられ、各鉤部材550U,620Uの突起554,622が互いに近づく側に付勢された状態となっている。つまり、上側コイルバネ560Uによって,両鉤部材550U,620Uを施錠位置に付勢する付勢力を常時発生させる構成となっている。
本実施の形態においては特に、前扉用上側鉤部材550Uの突起554は、当該前扉用上側鉤部材550U(詳しくはベース部551)において内枠用上側鉤部材620Uの突起622とは反対側の端部に配置されている。具体的には、当該前扉用上側鉤部材550Uの鉤部555よりも更に下側に配置されている。このように、各鉤部材550U,620Uの突起554,622を遠ざけて配置することにより、上側コイルバネ560Uの全長を長くしやすくしている。なお、前扉用上側鉤部材550Uの突起554と、内枠用上側鉤部材620Uの突起622とをパチンコ機10の平面視にて前後及び左右にずらして配置されており、上記上側コイルバネ560Uの全長拡大を促進している。
特に内枠用上側鉤部材620Uの突起622については、当該内枠用上側鉤部材620Uの回動中心位置よりも僅かに下側となる位置に配置することで、上側コイルバネ560Uの全長を長くしつつ、付勢力による内枠用上側鉤部材620Uの回動の円滑さを損なわれにくくしている。
一方、内枠用下側鉤部材620Lと前扉用下側鉤部材550Lとは、シリンダ錠520を挟んで上下両側に離して配置されている。詳しくは、前扉用下側鉤部材550Lはハンドルベース41との干渉を回避すべく同ハンドルベース41の上方に配置されており、一方の内枠用下側鉤部材620Lは第1基枠510の下端に配置されている。このように、施錠対象の回動先端側にて下限位置に各鉤部材550L,620Lを配置することにより、前扉枠14や内枠13の閉じ切り機能を向上している。これに合わせて、下側の各鉤部材550L,620Lについては別個独立したコイルバネ、つまりコイルバネ560L,630が設けられおり、両鉤部材550L,620Lが個々に付勢されている。
なお、ハンドルベース41を有さない構成を採用し、遊技球発射ハンドル40を前扉枠14に設けた場合には、第1基枠510の下端寄りに両下側鉤部材550L,620Lをまとめて配置することで、上述した浮き上がり抑制機能を向上することができる。この場合、必然的にそれら両下側鉤部材550L,620Lの配置が両上側鉤部材550U,620Uと同様に相互に近づきやすくなる。この場合、それら上側鉤部材550U,620Uと同様に、下側の各鉤部材550L,620Lについても1のコイルバネによってそれら両鉤部材550L,620を連結するとよい。
ここで、操作キーKの回動操作に伴う施錠装置500の動作について図27及び図28に基づき説明する。図27は操作キーKを時計回りに回動操作した状態を示し、図28は操作キーKを反時計回りに回動操作した状態を示している。また、図27(a)及び28(a)は施錠装置500全体をパチンコ機10の後方から見た斜視図、図27(b)及び図28(b)は第1基枠510に搭載された各種構成の動作を示す概略図、図27(c)及び図28(c)は第2基枠570に搭載された各種構成の動作を示す概略図である。
図27では操作キーKをシリンダ錠520に差し込んで、時計回りに回動操作している。すると、操作キーKの回動操作に連動してカム部材530の下側爪部533により連動杆540の下側係合孔542が押し上げられ、連動杆540が上昇する。この連動杆540の上昇に伴って同連動杆540の切欠き544(詳しくはその下端縁)により内枠用鉤部材620の突起622が上方に押される。これにより、各内枠用鉤部材620がコイルバネ560,630の付勢力に抗して回動し、同内枠用鉤部材620と鉤受け部材350との引っ掛かり、すなわち施錠状態が解除される(図27(b)参照)。このように施錠状態が解除されることにより、外枠11に対しての遊技機主部12(内枠13)の開放が許容される。その後、操作キーKの回動操作を止めると、コイルバネ560,630の付勢力により、連動杆540及び内枠用鉤部材620が初期位置に復帰する。
なお、コイルバネ560については、前扉用第1鉤部材550に取り付けられており、前扉用第1鉤部材550の上方への移動が第1基枠510の軸ピン513によって抑えられる。故に、連動杆540及び内枠用鉤部材620を初期位置に復帰させる付勢力が蓄えられるとともに、前扉用鉤部材550,580の施錠が維持される。
図28では操作キーKをシリンダ錠520に差し込んで、反時計回りに回動操作している。すると、操作キーKの回動操作に連動してカム部材530の上側爪部532により連動杆540の上側係合孔541が押し下げられ、連動杆540が下降する。この連動杆540の下降に伴って同連動杆540の開放部543(詳しくはその上端縁)により前扉用第1鉤部材550の突起554が下方に押される(図28(b)参照)。これにより、各前扉用第1鉤部材550がコイルバネ560の付勢力に抗して回動し、同前扉用第1鉤部材550と鉤受け部材63との引っ掛かり解除される。さらに、連動杆540の下降に伴って、第2基枠570に取り付けられているカム部材600の杆側爪部601が同連動杆540により下方に押される。これによりカム部材600が回動し、同カム部材600の鉤側爪部602によって前扉用第2鉤部材580が前扉枠14の回動基端側に押され、前扉用第2鉤部材580がコイルバネ590の付勢力に抗してスライド移動する。結果、前扉用第2鉤部材580と鉤受け孔部64との引っ掛かり解除される。以上の如く、各前扉用鉤部材550,580の引っ掛かりが解除されることで、前扉枠14の施錠状態が解除される。このように施錠状態が解除されることにより、内枠13に対しての前扉枠14の開放が許容される。その後、操作キーKの回動操作を止めると、コイルバネ560の付勢力により、連動杆540及び各前扉用鉤部材550,580が初期位置に復帰する。
施錠装置500の各種構成については、内枠13と前扉枠14とによって囲まれた空間に配置されており、パチンコ機10の外部からの同施錠装置500に対するアクセスが制限されている。つまり、操作キーKを用いて前扉枠14を開放させるといった正規の手順を踏むことなく施錠装置500へアクセスすることを難しくし、防犯機能が強化されている。しかしながら、内枠用鉤部材620については、その構造上、内枠13の背面側(遊技機後方)への露出を完全に抑えることが難しく、前扉用鉤部材550,580と比較して防犯性向上の余地が残るものと想定される。この点、本実施の形態においては、これら内枠用鉤部材620の防犯構造に関して特徴的な構成を有しており、上述した弱点の克服を図っている。以下、図3,図29及び図30に基づきこの防犯構造について説明する。図29は図4のE―E線部分断面図、図30は外枠11の正面斜視図である。なお、図29においては、同図29の上側がパチンコ機10の後方、下側がパチンコ機10の前方、右側が遊技機主部12の回動先端側、左側が遊技機主部12の回動基端側となっている。
既に説明したように、内枠用鉤部材620(詳しくは鉤部625)は内枠13に形成されたスリット303を介して内枠13の背面側に突出している。なお、内枠13の背面部においてスリット303の後方開口部分を含んだ領域は、パチンコ機前方に段差状に凹んでいる(以下便宜上、この凹んでいる部分を凹部304と称する)。凹部304は、内枠13の背面部と右側の枠部とに連なっている。
スリット303は、内枠用鉤部材620の動作を許容し、且つ同内枠用鉤部材620との干渉を回避すべく、内枠用鉤部材620よりも若干大きく形成されている。施錠装置500の連動杆540には、同スリット303と前扉用鉤部材550との間に位置し、スリット303と内枠用鉤部材620との隙間を施錠装置収容部77の内側から覆うフランジが形成されている。これにより、スリット303を通じてワイヤ等の不正具が挿入されることを抑制している。
また、スリット303の周縁において内枠13の回動先端側となる位置には、鉤部625に内枠13の回動先端側から対向する対向壁部305が設けられている。図3の部分拡大図に示すように、対向壁部305は、凹部304の底部から後方に起立しており、鉤部625における鉤受け部材350との引っ掛かり部分を内枠13の回動先端側から覆っている。より詳しくは、対向壁部305は、内枠13における回動先端側の縁部と外枠11との境界部位BPと、内枠用鉤部材620及び鉤受け部材350の引っ掛かり部位との間に配置されており、内枠用鉤部材620が施錠状態から施錠解除状態に切り替えられる場合に、同内枠用鉤部材620の鉤部625が移動する全領域に対して内枠13の回動先端側から重なっている。
対向壁部305は、スリット303の周縁に沿って上下に延びており、内枠用鉤部材620が施錠位置及び施錠解除位置の両位置で切り替えられる場合に、上記引っ掛かり部分の被覆状態が維持されるように形成されている。仮に内枠13における回動先端側の縁部と外枠11との境界部位BPを介してワイヤ等の不正具が挿入された場合であっても、同不正具による内枠用鉤部材620に対するアクセスを妨げることができ、施錠状態が正規の手順を踏むことなく不正に解除されることを抑制できる。
図29に示すように、内枠13が外枠11に対して閉じられた状態においては、これら内枠用鉤部材620の先端と対向壁部305の先端とが共に鉤受け部材350内に収容されている。これにより対向壁部305の迂回を難しくしている。ここで、鉤受け部材350について詳しく説明する。
図2に示すように、鉤受け部材350は、外枠11において内枠13を軸支している側とは反対側の枠部(すなわち右枠部380)に取り付けられている。鉤受け部材350は、右枠部380側に開放された略箱状の鉤受け部351と、右枠部380に対する取付部としてのベース板部355とを有してなり、同ベース板部355が右枠部380に対してネジ止めされることで外枠11に対して一体化されている。
鉤受け部351においてパチンコ機10の正面側を向いている板部(以下、「前側板部352」と称する)は、上記凹部304内に入り込んでおり、内枠13の前後位置のばらつきを許容可能な程度の隙間を隔てて同凹部304の底面と対向しており、この前側板部352には内枠用鉤部材620の先端部の進入を許容する開口353が形成されている。内枠用鉤部材620の鉤部625が開口353の縁部に対して下側から引っかかることにより上述した施錠状態が実現される。なお、前側板部352と凹部304の底面との隙間を排除し、両者が当接する構成とすることも可能である。
開口353は、内枠用鉤部材620に加え上記対向壁部305の進入を許容する大きさを有しており、その縦幅は、対向壁部305の縦幅とほぼ同等となるように設定されている。仮に内枠13と外枠11との相対位置がばらついた場合であっても、対向壁部305が開口353に嵌り込むことで、そのような位置ばらつきが施錠状態に影響を及ぶすことを抑制しやすくなっている。詳しくは、鉤受け部材350と内枠用鉤部材620との相対位置が変化し、それら両者の掛かり代が減少することを抑制しやすくしている。
また、図30に示すように、鉤受け部351は鋼板を折り曲げて形成されており、後側板部と上側板部及び下側板部との各境界部位(コーナ部)には僅かな間隙354が設けられている。これら間隙354は、鉤部625と前後に重ならない位置に配されており、パチンコ機10の後方から鉤部625に対してアクセスしやすくならないように工夫されている。なお、鉤受け部材350のコーナ部に設けられた上記各間隙を削除することも可能である。
ベース板部355は、前側板部352における外枠11の右枠部380側の端部から前方に延びており、同右枠部380の内面に面接触した状態で固定されている。ベース板部355を固定しているネジは右枠部380の内面側から螺着されており、その頭部が切断されることで取り外し不可となっている。これにより、外枠11からの鉤受け部材350の取り外しが規制されている。それらネジは鉤受け部351の前方に位置しており、内枠13が内枠13に対して閉じられることで、パチンコ機10の外部からのアクセスが困難なものとなる。詳しくは、図29に示すように、パチンコ機10の背後から鉤受け部351によって覆われるとともに、外枠11の右枠部380と内枠13の側部とによって囲まれることで、同ネジの取り外しが更に困難なものとなっている。これにより、鉤受け部材350を外枠11から取り外し、外枠11と内枠13との施錠状態を解除しようとする不正行為の抑制に貢献している。
ベース板部355の前端縁は、右枠部380において鉤受け部材350が設置されている設置面382よりも前方に突出している。より具体的には、設置面382に前端部(詳しくは前端縁を含んだ部分)には右枠部380の厚さ方向に窪む窪み部381が形成されており、窪み部381が形成されることで後退している部分からベース板部355の前端縁がパチンコ機10の前方に突出している。仮に上記境界部位BPから不正具が挿入された場合には、同不正具が内枠13の外面や外枠11の内面に沿って移動すると考えられる。外枠11に沿って移動した不正具が鉤受け部材350に達しベース板部355の先端に当たると、当該ベース板部355を乗り越えて鉤受け部351や内枠用鉤部材620にアクセスすることが困難となる。つまり、鉤受け部材350の配置を工夫することで、ベース板部355に防犯機能を付与することが可能となっている。
特にベース板部355及び窪み部381においては、図30に示すように、鉤受け部351(詳しくは開口353)よりも上方及び下方の両方に延びている。これにより、ベース板部355を迂回して内枠用鉤部材620にアクセスすることを困難なものとし、更なる防犯機能の向上に貢献している。なお、仮にベース板部355と右枠部380との隙間を介して無理やり不正具が挿入され鉤受け部351内部へ侵入された場合であっても、鉤受け部351の内周面に沿って移動した不正具が鉤受け部351の間隙354を介して鉤受け部351の外部(詳しくは後方)に導かれやすくなっているため、内枠用鉤部材620の不正操作が好適に抑制される。因みに、間隙354を、鉤受け部351のコーナ部に配することにより、鉤受け部351の外周面を伝って間隙354にアクセスし同鉤受け部351外部から内部へ不正具が挿入されることを抑制している。これにより、鉤受け部351の内部に挿入された不正具が同鉤受け部351の内周面を伝って移動した場合に外部へ誘導することを容易化しつつ、それに伴う防犯性の低下を抑えている。
ここで、図29に基づき、内枠13の右側枠部13dと外枠11の右枠部380との合わせ構造について補足する。内枠13の右側枠部13dと外枠11の右枠部380において前記設置面382よりも前方となる部位とは、相対向しており(左右に重なっており)、その対向している部分にはそれぞれ複数の段差が形成されている。それら両段差が組み合わせられることで、内枠13と外枠11との境界部位BPが蛇行している。
より具体的には、内枠13の右側枠部13dには、後方に向けて内枠13の回動基端側に階段状に凹む段差部311〜313が設けられている。以下便宜上、これら一連の段差部311〜313のうち前側に位置するものを「第1内側段差部311」、その第1内側段差部311に後続し前記施錠装置収容部77の奥壁部301を構成するものを前側から順に「第2内側段差部312,第3内側段差部313」と称する。
第1内側段差部311は、後方を向く壁面部311aと同壁面部311aにおいて内枠13の回動基端側の縁部から後方に延びる壁面部311bとによって構成されており、この壁面部311aに対して外枠11(詳しくは右枠部380)の前端面が当接している。第2内側段差部312は、壁面部311bの後側の縁部から内枠13の回動基端側に延びる壁面部312aと、同壁面部312aにおいて内枠13の回動基端側の縁部から後方に延びる壁面部312bとによって構成されている。第3内側段差部313は、壁面部312bの後側の縁部から内枠13の回動基端側に延びる壁面部313aと、同壁面部313aにおいて内枠13の回動基端側の縁部から後方に延びるとともに前記対向壁部305に連なる壁面部313bとによって構成されている。
右枠部380には、第1内側段差部311の壁面部311b及び第2内側段差部312の壁面部312aに対応する第1外側段差部385が形成されている。第1外側段差部385は、右枠部380の前端面において内枠13の回動基端側の縁部から後方に延びるとともに第1内側段差部311の壁面部311bに対向する壁面部385aと、同壁面部385aの後側の縁部から内枠13の回動基端側に延びるとともに第2内側段差部312の壁面部312aに対向する壁面部385bとによって構成されている。
また、右枠部380には、第2内側段差部312の壁面部312b及び第3内側段差部313の壁面部313aに対応する第2外側段差部386が形成されている。第2外側段差部386は、第1外側段差部385の壁面部385bにおいて内枠13の回動基端側との縁部から後方に延びるとともに第2内側段差部312の壁面部312bと対向する壁面部386aと、同壁面部386aの後側の縁部から内枠13の回動基端側に延びるとともに第3内側段差部313の壁面部313aに対向する壁面部386bとによって構成されている。第2外側段差部386の壁面部386bには、上記設置面382に連なっており、上記窪み部381はこれら壁面部386b及び設置面382に跨っている。そして、上記第3内側段差部313の壁面部313bは、窪み部381の前方に位置している。
仮に境界部位BPを通じてパチンコ機10の外部から不正具が挿入された場合には、同不正具が蛇行しながら後方に向けて移動すると考えられる。この場合、仮に不正具が上記ベース板部355よりも内枠用鉤部材620側に達すると、上記防犯機能が機能しなくなることが懸念される。本実施の形態においては、上記境界部位BPを蛇行させることで、不正具の侵入経路を限定している。詳しくは、第1内側段差部311の壁面部311aと外枠11の前端面との隙間から挿入された不正具の侵入方向は、内枠13の回動基端側に制限され、第1内側段差部311の壁面部311bに到達する。壁面部311bに到達した不正具は、更に押し込まれることで同壁面部311bに沿って後方に移動し、第1外側段差部385の壁面部385aに当たる。壁面部385aに当たった不正具が更に押し込まれると、同壁面部385aに沿って例えば内枠13の回動基端側に移動する。壁面部385aの延長先には、第2内側段差部312の壁面部312bが位置しており、同壁面部312bに当たることで不正具の進行方向が変化する。つまり、第2内側段差部312の壁面部312bに沿って後方に移動するように不正具の進行方向が規制される。この進行方向先側には上記窪み部381が存在しており、不正具がベース板部355を迂回することが回避される。これにより、上記防犯機能を発揮させやすくすることが可能となる。
窪み部381に到達した不正具は、更なる押し込み操作に基づいてベース板部355に沿って前方に戻り得る。ベース板部355の延長先には、第1内側段差部311の壁面部313aが存在している。この壁面部313aにおいては、第2内側段差部312の壁面部312bとの境界に、内枠13の回動先端側に凸となる円弧状のコーナ部が形成されており、このコーナ部がベース板部355の延長に位置している。このため、ベース板部355に沿って前方に移動した不正具は、同コーナ部に押し付けられることで、第2外側段差部386の壁面部386a側に誘導される。つまり、同不正具は内枠用鉤部材620とは反対側に誘導されることとなる。このように、内枠用鉤部材620へのアクセスを妨げることで、防犯機能の向上が図られている。
以上詳述したように、施錠装置500の露出部分を少なくすることでパチンコ機10の外部からの同施錠装置500に対する不正なアクセスを抑制し、防犯機能の向上に貢献している。しかしながら、このような防犯機能の向上により前扉枠14の開放に操作キーが必要不可欠な構成となれば、緊急時等の前扉枠14の開放が不可となり利便性が低下すると想定され好ましくない。そこで、本実施の形態においては、そのような特殊な状況下において操作キーを用いることなく施錠状態の解除を可能とするための構造が採用されている。以下、図3,図31及び図32に基づきその構造について詳しく説明する。図31は図8のF―F線部分断面図、図32はカム部材530及びネジ531と開口部320との関係を示す概略図である。なお、図31においては、同図31の下側をパチンコ機10の前方、上側をパチンコ機10の後方、右側を内枠13の右方(回動先端側)、左側を内枠13の左方(回動基端側)とし、図32においては、同図32の下側をパチンコ機10の左方(回動基端側)、上側をパチンコ機10の右方(回動先端側)、右側を内枠13の前方、左側を内枠13の後方としている。
図3における下側の部分拡大図に示すように、内枠13には、施錠装置500のカム部材530と同カム部材530を固定しているネジ531とを同内枠13の背面側に露出させる開口部320が設けられている。開口部320は、内枠13の前後に貫通しており、上述した第1内側段差部311及び第2内側段差部312に跨って形成されている。より具体的には、開口部320は、第1内側段差部311において内枠13の厚さ方向(前後方向)に延びる壁面部311bと、第2内側段差部312の両壁面部312a,312bとに跨っている(図31参照)。このように、開口部320が内枠13の厚さ方向に延びる壁面部311b,312bと同内枠13の幅方向に延びる壁面部312aとに跨る構成とすることで、それら厚さ方向及び幅方向の両方向と交差する方向にて開口度合いがもっとも大きくなるように設定されている。言い換えれば、厚さ方向及び幅方向の各方向においては、開口部320の開口度合いを抑えつつ、開口部320の広がりが確保されている。
ここで、図32に基づき、開口部320とカム部材530及びネジ531との位置関係について説明する。右側枠部13d(詳しくは壁面部312b)においてネジ531の取外軌道DPの延長上に位置する部位には、開口部320を部分的に拡張することで開放された拡張部321が形成されている。拡張部321は、開口部320において第2内側段差部312の壁面部312bに位置する縁部が切り欠かれてなり、ネジ531に対して工具Tを差し込む際の挿入軌道の確保を許容する大きさに形成されている。この拡張部321は、ネジ531の中心軸線から若干外れているものの、その外れ量がネジ531を回動させるのに支障が出ないで程度に抑えられている。
拡張部321とネジ531の中心軸線とをずらすことにより、内枠13及び外枠11の合わせ方向と、ネジ531の露出方向とが相違している。これにより、仮に内枠13と外枠11との相対位置にばらつきが生じた場合であっても、ネジ531が露出しやすくなることを回避可能となっている。
開口部320は、ネジ531及びカム部材530に対して内枠13の回動先端側となる位置に拡がっており、ネジ531及びカム部材530の固定が解除された場合にそれら両者を当該開口部320を通じて内枠13の回動先端側に取出可能となる大きさに形成されている。
ここで、図31に基づいて開口部320の形状について補足する。開口部320は、3つに大別される開口部位が連なってなる。
第1内側段差部311の壁面部311bに形成されている開口部位(以下便宜上、第1開口部位と称する)は、内枠13の回動先端側に開放されており、若干の隙間を隔てて第1外側段差部385の壁面部385aと対向している。そして、当該第1開口部位は、同第1開口部位のみを通じたカム部材530の取り出しが不可となるとともに、工具Tを用いた固定解除作業が不可となる大きさで形成されている。
第2内側段差部312の壁面部312aに形成されている開口部位(以下便宜上、第2開口部位と称する)は、パチンコ機後方に開放されており、第1外側段差部385の壁面部385b及び第2外側段差部386の壁面部386bと対向している。そして、当該第2開口部位は、同第2開口部位のみを通じたカム部材530の取り出しが不可となるとともに、工具Tを用いた固定解除作業が不可となる大きさで形成されている。また、上記第1開口部位及び同第2開口部位は、両開口部位を併せることでカム部材530の取り出しは許容されるものの、カム部材530の固定解除作業は不可となるように構成されている。
第2内側段差部312の壁面部312bに形成されている開口部位(以下便宜上、第3開口部位と称する)は、内枠13の回動先端側に開放されており、若干の隙間を隔てて第2外側段差部386の壁面部386aと対向している。そして、当該第3開口部位は、同第3開口部位のみを通じたカム部材530の固定解除作業を許容する一方で、同カム部材530の取り出しが不可となる大きさに形成されている。但し、当該第3開口部位及び上記第2開口部位は、両開口部位を併せることで、作業自体は困難であるが、カム部材530の固定解除作業と同カム部材530の取出作業とを行うことができるように構成されている。
つまり、上記3つの開口部位の少なくとも第2開口部位及び第3開口部位の1方が利用不可となることで、カム部材530の取外作業が不可となり、それら第2開口部位及び第3開口部位の両者が利用可能となることで、カム部材530の取外作業が許容され、更に第1開口部位が利用可能となることで、カム部材530の取外作業が容易化される構成となっている。
図32の2点鎖線に示すように、遊技機主部12(内枠13)が外枠11に対して閉じられている場合には、内枠13の開口部320が外枠11の右枠部380によって覆われている。つまり、この右枠部380によってパチンコ機10の外部への施錠装置500(例えばネジ531及びカム部材530)の露出が規制されている。ここで、同図32に基づき、遊技機主部12を外枠11に対して閉じていない状態と、遊技機主部12を外枠11に対して閉じている状態との各状態において、施錠装置500の解錠パターンについて個別に説明する。
遊技機主部12を外枠11に対して閉じていない状態、すなわち遊技機主部12を外枠11に取り付けていない状態や遊技機主部12を開放している状態においては、開口部320を介してネジ531及びカム部材530が露出している。つまり、開口部320が外枠11の右枠部380によって覆われていない。この状態では、工具Tが拡張部321を介して挿入されることによりネジ531の頭部へのアクセスが許容され、その頭部に形成された工具用の溝部に同工具Tの先端部分を係合可能となる。
ネジ531を緩めると、同ネジ531が工具Tの挿入方向手前側に浮き上がってくる。ネジ531の取り外し軌道DPと各段差部311〜313(詳しくは奥壁部301)との干渉が回避されているため、同ネジ531の取り外しが妨げられることはない。ネジ531が完全に外れた後、同ネジ531を内枠13の回動先端側に引き寄せることで、その取り出しが完了する。このようにネジ531を取り除いた状態では、カム部材530は錠軸部523に対して引っ掛かった状態となっている。そこで、カム部材530を内枠13の背面方向に浮かせることで、その引っ掛かりが解除される。そして、ネジ531と同様に開口部320を介して内枠13の回動先端側に引き寄せることで、その取り外しが完了する。
これらネジ531及びカム部材530を取り外すことにより、連動杆540のスライド規制が解除される。つまり、連動杆540をシリンダ錠520とは独立して移動させることが可能となる。連動杆540を押し下げることで同連動杆540の動きに追従して各前扉用鉤部材550,580が施錠解除状態に切り替えられ、前扉枠14の開放が許容されることとなる。
つまり、遊技機主部12を外枠11に対して閉じていない状態では、操作キーKを用いた解錠操作により前扉枠14が開放可能となるのみならず、同解錠操作より手間は掛かるものの、上記手順を踏むことにより操作キーを用いることなく前扉枠14が開放可能となる。これにより、操作キーが手元にない場合であっても前扉枠14を開放させることが可能となっている。
一方、遊技機主部12を外枠11に対して閉じた後は、内枠13の開口部320が外枠11の右枠部380によって覆われることとなる。これにより、開口部320を通じてのネジ531及びカム部材530に対するアクセスが困難なものとなる。更には、外枠11の右枠部380が工具T等の挿入軌道上に位置することとなるため、同工具Tを用いたネジ531及びカム部材530の取り外しが阻止される。つまり、遊技機主部12を外枠11に対して閉じた後は、連動杆540を直接動かす非常解錠方法の使用が不可となり、前扉枠14及び遊技機主部12の開放に前記操作キーの使用が不可欠となる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について、図33のブロック図に基づき説明する。図33では、電力の供給ラインを二重線矢印で示し、信号ラインを実線矢印で示す。
主制御装置162に設けられた主制御基板801には、主制御回路802と停電監視回路803とが内蔵されている。主制御回路802には、MPU811が搭載されている。MPU811には、当該MPU811により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM812と、そのROM812内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM813と、割込回路やタイマ回路、データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。
RAM813は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源・発射制御装置243に設けられた電源・発射制御基板821からデータ記憶保持用電力が供給されてデータが保持される構成となっている。
MPU811には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。主制御回路802の入力側には、主制御基板801に設けられた停電監視回路803、払出制御装置242に設けられた払出制御基板822及びその他図示しないスイッチ群などが接続されている。この場合に、停電監視回路803には電源・発射制御基板821が接続されており、主制御回路802には停電監視回路803を介して電力が供給される。
一方、主制御回路802の出力側には、停電監視回路803、払出制御基板822及び中継端子板823が接続されている。払出制御基板822には、賞球コマンドなどといった各種コマンドが出力される。中継端子板823を介して主制御回路802から音声ランプ制御装置143に設けられた音声ランプ制御基板824に対して各種コマンドなどが出力される。
停電監視回路803は、主制御回路802と電源・発射制御基板821とを中継し、また電源・発射制御基板821から出力される最大電源である直流安定24ボルトの電源を監視する。
払出制御基板822は、払出装置224により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU831は、そのMPU831により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM832と、ワークメモリ等として使用されるRAM833とを備えている。
払出制御基板822のRAM833は、主制御回路802のRAM813と同様に、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源・発射制御基板821からデータ記憶保持用電力が供給されてデータが保持される構成となっている。
払出制御基板822のMPU831には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。払出制御基板822の入力側には、主制御回路802、電源・発射制御基板821、及び裏パック基板829が接続されている。また、払出制御基板822の出力側には、主制御回路802及び裏パック基板829が接続されている。
電源・発射制御基板821は、電源部と発射制御部とを備えている。電源部は、二重線矢印で示す経路を通じて、主制御回路802や払出制御基板822等に対して各々に必要な動作電力を供給する。発射制御部は、遊技者による遊技球発射ハンドル40の操作にしたがって遊技球発射機構110の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構110は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。
音声ランプ制御基板824は、各種ランプ部23〜25やスピーカ部26、及び表示制御装置825を制御するものである。演算装置であるMPU841は、そのMPU841により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM842と、ワークメモリ等として使用されるRAM843とを備えている。
音声ランプ制御基板824のMPU841にはアドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。音声ランプ制御基板824の入力側には中継端子板823に中継されて主制御回路802が接続されており、主制御回路802から出力される各種コマンドに基づいて、各種ランプ部23〜25、スピーカ部26、及び表示制御装置825を制御する。表示制御装置825は、音声ランプ制御基板824から入力する表示コマンドに基づいて図柄表示装置94を制御する。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
遊技盤80を内枠13の正面側から着脱可能とすることにより、内枠の背面側から遊技盤を着脱する構成と比較して、作業の容易化を促進できる。遊技盤を内枠の背側から着脱する構成を想定した場合、内枠を開放した状態で遊技盤の着脱を行う必要が生じる。この場合、例えば内枠が移動しないように同内枠の移動を手で押さえることで、遊技盤の装着作業を円滑に行うことができる。しかしながら、遊技盤の着脱作業の円滑化のために、内枠を手で押える等した場合には、作業が煩雑化し得る。特に、上記実施の形態に示したように、遊技盤を所定の位置に付勢する構成を採用すると、付勢力によって内枠と遊技盤とが離れる方向に移動しやすくなるため、上述した内枠を押える等の予備的動作を排除することが難しくなり得る。この点、上記実施の形態に示したように内枠13を外枠11に対して閉じた状態で遊技盤80の着脱作業が可能であれば、押し込み操作力や、板バネ270の付勢力等によって内枠13が移動することを回避できる。これにより、遊技盤80の着脱作業時に内枠13を手で押さえるといった予備的作業を不要とし、作業の容易化に貢献できる。なお、裏パックユニット15の開閉操作を省略することが可能となるため、作業手順の簡略化を図ることもできる。
このように遊技盤80を内枠13の正面側から取り付ける構成においては、内枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う構成と比較して、遊技盤の前面の位置精度(例えば前後方向の位置精度)を向上させることが難しくなると想定される。この点、本実施の形態においては、板バネ270によって遊技盤80を正面側に押すとともに、ストッパ267を遊技盤80の前面に当接させることによって同遊技盤80の移動を抑えることで、遊技盤80の前面を対象とした位置決めを可能としている。これにより、遊技盤80の背面を基準としての前後の位置決めを行う構成と比較して、遊技盤80の前面における位置精度を高やすくなっている。
このように遊技盤80の前面の位置精度を高めることにより、遊技球発射機構110から発射された遊技球の誘導レール100に対する着地位置がばらつくことを抑えている。これにより、誘導レール100を通過する際の遊技球の暴れを抑制し、遊技領域PEへの誘導の円滑化に貢献している。特に、誘導レール100が遊技盤80の前面から起立している構成においては、同誘導レール100の先端側に遊技球が着地すると、衝突時の負荷が大きくなり、誘導レール100の根元部分(詳しくは固定ピン102a等)に変形等が生じやすくなると想定される。これは、遊技球の円滑な誘導を妨げる要因となり得るため好ましくない。この点、遊技盤80の前面の前後位置精度を向上することで、遊技球の着地位置が前後にばらつくことを抑制し、上述した不都合の発生を好適に回避できる。
上記ストッパ267と板バネ270とを、板バネ270による付勢方向とは異なる方向(詳しくは上下方向)にずらして配置し、同板バネ270の付勢力が及ぶ範囲を拡げている。これにより、少数の板バネ270による広域での位置決めを可能とし、部品点数の増加を抑えつつ、遊技盤80の位置決め機能を向上している。
板バネ270を挟んだ上下両側にストッパ267を配置することにより、板バネ270の付勢力によって1のストッパ267を支点とした回動が生じることを回避している。また、板バネ270と各ストッパ267との距離を同等とすることにより、遊技盤80に生じる回転モーメントが偏って作用することを抑制でき、位置決め時の安定性向上に貢献している。
本実施の形態においては特に、遊技盤80の上端側と下端側とに板バネ270をそれぞれは位置することで、位置決め精度の向上を図っている。これら各板バネ270を挟んだ上下両側にストッパ267をそれぞれ配し、それら1対のストッパ267及び板バネ270をグループ化し付勢力が及ぶ範囲を限定している。つまり、一方のグループにて利用されている付勢力が、他のグループに伝播することを回避している。これにより、一部のストッパ267に負荷が集中することを抑制し、位置決め精度の低下を抑えている。
遊技盤80の前面においては誘導レール100によって遊技領域PEが区画形成されている。上述の如く遊技盤80の前面側にストッパ267を配する構成では、それら誘導レール100(遊技領域PE)とストッパ267とを共存させる必要がある。そこで、誘導レール100において遊技盤80の回動基端側に凸となっている部分の上下にストッパ267を配置することで、遊技領域PEを拡張しつつ、遊技盤80の位置決め機能の安定化を図っている。
板バネ270によって遊技盤80を付勢する構成においては、同板バネ270の付勢力の強さが遊技盤80の位置決め精度を左右する要因となり得る。つまり、板バネ270の付勢力を弱めると遊技盤80の位置決め精度を高めにくくなり、同板バネ270の付勢力を強めると遊技盤80の位置決め精度を高めやすくなる。しかしながら、位置決め精度の向上を目指して板バネ270の付勢力を強めに設定すると、遊技盤80の装着作業が困難なものとなり得る。この点、板バネ270を遊技盤80の回動先端側に配置することにより、上記不都合を払拭している。具体的には、遊技盤80を装着する際には、挿入部280に遊技盤80の回動基端側の端部を挿入するが、押圧部272の頂部272aとストッパ267との距離寸法D1すなわち挿入部280の入口部分の開口寸法は、遊技盤80の厚み寸法よりも若干大きく設定されている。このため、遊技盤80の挿入操作が妨げられることはない。また、遊技盤80の回動先端部等を手で押すと、力点から支点までの距離が作用点から支点までの距離よりも大きいため、付勢力に抗した遊技盤の移動を容易化できる。これにより、位置決め精度の向上と遊技盤80の装着作業の容易化とを好適に両立している。
なお、板バネ270を遊技盤80の回動基端側寄りに配置することにより、同板バネ270の付勢力によって遊技盤80が内枠13の正面側に飛び出しにくくなっている。これにより、遊技盤80が不意に移動して作業者の手等と干渉することを抑制している。
内枠13において少なくとも遊技盤80の回動先端側となる位置にロック装置400を配置し、このロック装置400によって遊技盤80の移動を規制する構成とした。ロック装置400を遊技盤80の回動基端側に配置する場合と比較して、同ロック装置400の操作スペースを確保しやすくし、作業のやりやすさを向上している。
ロック装置400の操作レバー440を操作することにより、遊技盤80の取り外しを不可とするロック状態に切り替えられる。この際、操作レバー440の操作に伴って、プッシャ420が遊技盤80の背面を押し、遊技盤80の前面が操作部446に当接することで、同遊技盤80の位置決めがなされる。このように、遊技盤80の装着方向の手前側基準で位置決めを行うことにより、同遊技盤80の厚み寸法のばらつきによる影響を抑え、遊技盤80の前面の位置精度を向上できる。
プッシャ420は、操作レバー440がアンロック状態からロック状態に切り替えられた場合に遊技盤80を押すように構成されている。より具体的には、操作レバー440の操作部446が遊技盤80の前面と対向する位置に移動した後、プッシャ420が遊技盤80側に突出する構成としている。このため、操作レバー440の切替に関係なくプッシャが遊技盤を押す構成と比較して、操作レバー440の切替操作が同プッシャによって妨げられるといった不都合を生じにくくすることができる。これにより、上述した位置決め精度の向上を図る構成を採用しつつ、それによって遊技盤の取り付けが困難になることを抑制できる。
ロック装置400の操作部446は、アンロック状態では遊技盤80の回動中心軸線の放射方向を向き、遊技盤80にはその状態での操作部446の通過を許容するようにして挿通部92が形成されている。操作部446をロック状態に切り替えた場合には、操作部446の根元に近い位置に遊技盤80が当たることとなる。これにより、操作レバー440の基部441等に生じる応力を低減し、上記付勢力を受けて操作レバー440が変形することを抑制できる。これにより、遊技盤80の位置精度を維持しやすくしている。
遊技盤80の取り外しに際してロック装置400をロック状態からアンロック状態に切り替える場合には、操作レバー440を回動させると操作部446が遊技盤80の前面に当接している状態にてプッシャ420が遊技盤80から離れる側に移動し、その後、操作部446が遊技盤80の前面と対向しない位置に移動する。このため、ロック装置400の切り替え操作によって遊技盤80が前方に飛び出すといった不都合を好適に抑制できる。本実施の形態に示すように、操作部446が操作手段としての機能とストッパとしての機能を併せ有している場合、仮にアンロック状態への切り替えによって遊技盤80が飛び出すと操作部446を把持している指に対して遊技盤80が衝突するといった不都合が生じ得る。この点、上述の如く、遊技盤80の付勢を事前に終了させておくことにより、そのような不都合の発生を抑え、作業のやりやすさを向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、遊技盤80等の機種毎に固有となる部品を入れ替えることで、機種変更が可能となっている。つまり、部品の一部を機種間で流用可能とすることで、リユース性の向上に貢献している。上述したロック装置400は、流用部品としての内枠13に一体化され、機種間での流用が可能となっている。これにより、ロック装置400を遊技盤80に取り付ける構成と比較して、リユース性の向上を図っている。
ロック装置400のプッシャ420はコイルバネ430によって付勢されている点に着目すれば、遊技盤80は上記板バネ270及びコイルバネ430によって同遊技盤80の回動基端側及び回動先端側の両端にて付勢されているといえる。このように、遊技盤80をその両端にて付勢するとともに、それぞれの端部にてストッパ267及び操作部446による移動規制を行うことにより、遊技盤80の広域にて位置精度を高めやすくしている。
遊技盤80を装着する際には、同遊技盤80を内枠13の仮置き部290に載せた状態で回動させることが可能となっている。つまり、遊技盤80の重量の少なくとも一部を内枠13側に預けることができるため、同遊技盤80を支えたまま回動させる必要がない。これにより、作業負担の軽減を図っている。
遊技盤80を仮置き部290に載せた状態から装着完了位置に向けて回動させると、同遊技盤80が内枠13の下側壁部263上に載り、遊技盤80の上下位置が規定される。作業者が遊技盤80を内枠13に装着する際には、始めから下側壁部263に載せるのではなく、一度仮置き部290に載せることで、遊技盤80を載せた際の衝撃が下側壁部263に加わることを抑制している。つまり、下側壁部263を保護し、遊技盤80の上下位置を規定する機能が低下することを抑制している。
下側壁部263の下側には、遊技球発射機構110が配されており、その発射レール112から射出された遊技球は、下側壁部263を横切って遊技盤80の誘導レール100(詳しくは外レール102)の入口部分104付近に着地する。発射レール112と誘導レール100の入口部分104とは、下側壁部263を挟んで上下に配されている。これにより、遊技盤80の位置ばらつきによる影響が、遊技球の着地位置に及ぶことを抑制し、着地位置のばらつきを抑えている。特に、誘導レール100は、遊技盤80によって片持ちされており、その強度確保が難しくなっている。遊技球の衝突位置が特定できない場合には、誘導レール100を無駄に補強する必要が生じ、構成が煩雑化すると想定される。これは、製造を難しくするだけでなく、遊技領域PEを圧迫する要因となり得るため好ましくない。この点、上述の如く、遊技球の着地位置を限定できれば、効果的に補強を行うことができ、上記不都合を払拭することが可能となる。
また、遊技盤80を内枠13に装着する際には、内枠13の対向板部251に形成された位置決め突起259が遊技盤80の貫通孔91に嵌ることで、同遊技盤80の左右位置が規定される。遊技盤80を装着完了位置に向けて回動させる場合には、位置決め突起259の左右両側で、遊技盤80の上下位置が規定された後、位置決め突起259が貫通孔91に嵌る。このように、上下位置のばらつきが抑えられた状態にて位置決め突起259が貫通孔91に嵌ることで、位置決め突起259が遊技盤80の背面に衝突するといった不都合を生じにくくしている。これにより、位置決め突起259の保護を図っている。
位置決め突起259が貫通孔91に嵌る前には、遊技盤80の全重量が内枠13によって支えられる範囲まで、同遊技盤80と下側壁部263との接触部位が拡張される。このように、作業者が遊技盤80を支える必要がなくなることで、作業ばらつきに起因して遊技盤80の上下位置がばらつき、上記位置決め突起259が遊技盤80の背面に衝突することを回避しやすくしている。
遊技盤80を回動させることで、装着完了位置に導く構成とすることにより、遊技盤80を前後にスライドして装着する構成と比較して、下側壁部263と遊技盤80との接触区間を長くしやすくなっている。特に、パチンコ機においてはその設置領域が限られている場合が多く、パチンコ機の厚み関して制限が生じやすい。つまり、遊技盤80を前後にスライドさせる構成を採用した場合には、そのストロークの確保が難しくなり、短いストロークの中で、上下・左右・前後の位置決めを行う必要が生じる。これは、上述の如く位置決め突起を有する構成においては、位置決めがうまくいかなかった場合のリスクがおおきくなり得る。この点、本実施の形態に示したように、遊技盤80を回動させることで装着する構成においては、パチンコ機10の厚みの増加を抑えつつ、ストロークを確保しやすくできる。これにより、上下位置の精度を十分に高めた後に左右位置を規定することが可能となっている。
上記複数のロック装置400のうち2つは、下側壁部263に沿って配置されており、それら両ロック装置400の間に位置決め突起259が配されている。遊技盤80を装着する際に、遊技盤80が左右にばらついている場合には、遊技盤80の挿通部92にロック装置400の操作部446が入らず、同遊技盤80と操作部446とが干渉することとなる。この際、位置決め突起259は遊技盤80の背面との衝突が回避される。このように、遊技盤80の左右の位置ずれを段階的に抑えることで、位置決め突起259と遊技盤80との衝突を生じにくくしている。故に、位置決め突起259の保護を図り、位置決め機能を担保しやすくなっている。
ロック装置400により遊技盤80を装着完了位置に固定する構成においては、仮にロック装置400と位置決め突起259との相対位置がばらつくと、遊技盤80を固定することで位置決め突起259に対して応力が加わった状態のまま固定され得る。これは、位置決め突起の変形等を招来する要因となり得るため好ましくない。この点、本実施の形態においては、ロック装置400と位置決め突起259とを同一の対象(内枠13の対向板部251)に配置することで両者の相対位置のずれを抑制している。これにより、遊技盤80を固定することに起因して位置決め突起259に負荷が加わることを抑制している。
本実施の形態においては、遊技盤80を内枠13の正面側から取り付ける構成を採用することにより、遊技盤80を内枠13の背面側から取り付ける構成と比較して、位置決め突起259の配置自由度を高め、特に位置精度が要求される範囲での位置精度を担保しやすくしている。具体的には、遊技盤を内枠の背面側から取り付ける構成においては、例えば遊技領域PEに対して前後に重なる位置や、遊技盤に装着されている各種遊技部品等に対して前後に重なる位置には位置決め突起を配置することが困難であるが、遊技盤80を内枠13の正面側から取り付ける構成においては、位置決め突起259の配置に上述したような制限が生じることを抑制できる。このように位置決め突起259の配置自由度を向上し、特に誘導レール100の入口部分104の近傍に位置決め突起を設けることにより、例えば遊技球発射機構110から発射された遊技球を受け入れる際の引っ掛かり等を抑えたり、同遊技球の着地位置のばらつきを抑制したりしやすくできる。これにより、遊技球が誘導レール100(詳しくは外レール102)に衝突した際の衝撃が想定以上に大きくなることを抑制し、誘導レール100や同誘導レール100の取り付け構造の強化を回避しつつ、誘導レール100の耐久性を向上できる。故に、構造の煩雑化を抑制しつつ誘導レール100の耐久性を向上することが可能となっている。
遊技球発射機構110から発射された遊技球は、内レール101及び外レール102の間を通過することで遊技領域PEに導かれる。この場合、同遊技球は遠心力により外レール102に添って移動しやすくなる。本実施の形態においては、その外レール102の背後に位置決め突起259を配置することにより、外レール102の位置精度を一層好適に向上でき、上述した遊技球の着地位置のばらつきを好適に抑制することが可能となる。これにより、外レール102の耐久性向上に一層好適に貢献できる。
特に、遊技球発射ハンドル40の操作量が第1の規定量を上回っている場合には、遊技球発射機構110から発射された遊技球が、外レール102において遊技球発射機構110の発射レール112の延長上となる特定部位SPに着地しやすくなる。位置決め突起259は、この特定部位SPの背後に位置しているため、特に位置精度が要求される部位にて位置精度を向上でき、上記耐久性の更なる向上に貢献できる。
上述した実施の形態においては、位置決め突起259とロック装置400とを対向板部251に設けた。これにより、位置決め突起259とロック装置400との相対位置のばらつきを抑制し、例えばロック装置400によって遊技盤80を固定することにより位置決め突起259に応力が加わることを抑制できる。このように、位置決め突起259を保護することで、遊技盤80の位置精度の向上を図っている。また、位置決め突起259及びロック装置400の相対位置のばらつきを抑制することで、位置決め突起259と遊技盤80の貫通孔91との掛かり代が小さくり、位置決めが正常に行われなくなるといった不都合を生じにくくすることができる。
遊技盤80を着脱する際には、同遊技盤80(詳しくは遊技領域PE)の正面側から作業が行われることとなる。つまり、遊技盤80の着脱作業時には作業者側に釘87等の遊技に関する各種構成が露出することとなる。遊技盤80にはその着脱作業に際して把持可能な把持部481,482が設けられている。このように、把持部481,482を設けることで、釘87等の各種構成が掴まれる機会を減らしている。
釘87等は遊技性を左右する構成である。このため、仮に変形等が生じると、遊技球の流下経路が変化し、遊技者やホール等に不測の不利益をもたらしかねない。特に、図柄表示装置94や各種制御装置143等が搭載され、その総重量が増していることで上記不都合が発生しやすいと想定される。この点、遊技盤80の着脱作業時に上記釘87以外に把持しやすい部分(すなわち把持部481,482)を設けることで、上記不都合の発生を好適に抑制することができる。
把持部481,482は、内枠13において前扉枠14を支持している側とは反対側寄りに配置されている。特に、第1把持部481に関しては、遊技領域PEに配された各種構成よりも回動先端側寄りに配置されている。このため、前扉枠14を開放し、遊技盤80へアクセスする際には、それら把持部481,482へのアクセスが遊技領域PEに配された各種構成へのアクセスと比較して容易なものとなっている。これにより、把持部481,482の使用を促進している。
更に、把持部481,482は、遊技盤80の回動先端側に寄せて配置されている。これにより、遊技盤80を回動させる際の初期負荷の低減のみならず、作業スペースの確保を容易なものとし、遊技盤80を回動させる際の作業のやりやすさ向上に貢献している。
一般的に、何かを掴む場合には、その対象への距離と、その対象へ手を運ぶ際の障害等の有無によって、選択されやすさに差が生じ得る。この点、把持部481,482においては、釘87や誘導レール100と同様に遊技盤80の前面から突出させるとともに、指の入口部分を遊技盤80の周縁よりも内側に控えることで、それら把持部481,482を把持対象として選択されやすくしている。
施錠装置500の前扉用鉤部材550,580,カム部材530,600,連動杆540等を、内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間内に収容することにより、それら鉤部材550等の露出を抑え同鉤部材550等に対する不正なアクセスを困難なものとすることができる。これにより、施錠が不正に解除され、遊技領域PEに対して不正なアクセスがなされることを回避できる。例えば、施錠装置の鉤部材等を内枠13の背面等に配置する構成においても、それら鉤部材を覆うカバー等を設けることにより、類似の効果を奏することができる。しかしながら、このような対応を行った場合には、カバーが取り外されることを回避するための工夫等が必要となり得る。この点、本実施の形態に示したように内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間内に鉤部材等を収容する構成とすれば、カバー等の追加を必ずしも必要とすることなく防犯性を向上でき、実用上好ましい構成を実現することができる。
また、施錠装置500における鉤部材550等の配置を変えて防犯性を向上させることで、例えば施錠装置の数を増やしたり施錠の手順を複雑化したりする構成と比較して、ホール管理者等によって正規の手順で扉体が開放される場合の作業性の低下を抑制でき、メンテナンスの容易性の確保と防犯性の向上とを好適に両立できる。
遊技盤80の内枠13における背面側からの取り外しが不可となっている。このため、遊技盤80を取り外して内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間を不正に露出させるといった行為を抑制することができる。これにより、中央開口76を通じた施錠装置500(詳しくは前扉用鉤部材550等)へのアクセスを困難なものとし、防犯性の向上に貢献できる。
また、前扉枠14を内枠13に対して閉じた状態で施錠することにより遊技盤80の取り外しを不可とすることができる。これにより、遊技領域PEに対する不正なアクセスを困難なものとし、防犯性の向上に貢献できる。故に、例えば遊技機主部12が輸送されている際に遊技領域PEに対してアクセスし、釘87等を変形させることで一般入賞口81等への入賞確率が変更されるといった不正行為を好適に抑制することができる。
このように防犯性を向上した場合であっても、遊技領域PEへのアクセスや遊技盤80の着脱は、前扉枠14を開放することによって許容されるため、メンテナンス時等の作業性が低下することを抑制できる。
仮に中央開口76を通じて不正具が挿入された場合であっても、対向板部251や周壁部261によって同不正具の移動を制限し、施錠装置500(例えば前扉用鉤部材550)への到達を困難なものとすることができる。具体的には、遊技盤80と周壁部261との隙間を通過する不正具を遊技領域PE及び施錠装置500の両者から離れる側、すなわち前扉枠14のガラス22側に誘導することができる。これにより、更なる防犯性の向上に貢献できる。
遊技盤80が配置されている領域と施錠装置500が配置されている領域を区画することで、仮に中央開口76を通じて不正具が挿入された場合であっても、同不正具が施錠装置500に達することを抑制できる。
遊技盤80を内枠13に対して固定しているロック装置400(詳しくは操作レバー440)を前扉枠14と内枠13とによって囲まれた空間内に配置しているため、前扉枠14が内枠13に対して閉じ他状態で施錠されている場合には、同前扉枠14を開放することなくロック装置400にアクセスすることが困難になる。これにより、遊技盤80の固定が不正に解除され、施錠装置500や遊技領域PE等へのアクセス経路が確保されやすくなるといった不都合を好適に抑制できる。
遊技盤80を内枠13の前面側から取り付ける構成を採用した場合、遊技盤80が仮に前扉枠14側に押されると、遊技盤80と内枠13(中央開口76)との隙間が拡張されやすくなると想定される。この点、本実施の形態によれば、ロック装置400を遊技盤80における施錠装置500側の端部寄りに配置することにより、上述したような不都合を好適に回避できる。つまり、ロック装置400を施錠装置500側の端部寄りに配置することにより、同施錠装置500に近い側での遊技盤80と内枠13との隙間の拡がりを抑えることができる。これにより、上記隙間を通じて挿入された不正具により、施錠装置500に対して不正なアクセスがなされることを好適に抑制できる。特に、ロック装置400を遊技盤80における施錠装置500側の端部に沿って複数配置することで、上記防犯効果の更なる向上が図られている。
仮に中央開口76を通じて不正具等が挿入された場合であっても、その挿入軌道上にロック装置400の操作レバー440が位置しないため、同不正具による固定解除操作を困難なものとすることができる。これにより、遊技盤80の固定が不正に解除され、同遊技盤80と内枠13との隙間を拡げることで、同隙間を通じた施錠装置500や遊技領域PEへの不正なアクセスが容易化されることを好適に抑制できる。
また、上述したロック装置400の操作レバー440は遊技盤80の前面に沿って回動し、その回動方向が周壁部261の起立方向と相違している。このため、仮に遊技盤80及び内枠13の境界部位を介して不正具等が挿入された場合であっても、同不正具による操作レバー440の不正操作を抑制できる。つまり、操作レバー440を遊技盤80の端面や周壁部261に沿って挿入した不正具によってロック位置からアンロック位置に移動させようとしても、不正具を押し引きする方向と操作レバー440の操作方向とが異なるため、そのような行為を困難なものとすることができる。
本実施の形態においては、遊技領域PEが誘導レール100及び遊技領域区画部材480によって区画されており、それら両者とガラス22との隙間が遊技球の直径以下となるように構成されている。これら誘導レール100及び遊技領域区画部材480は、遊技領域PEに対するアクセスを妨げる障害物として機能するだけでなく、不正を行うための作業スペースの確保を困難なものとする隙埋め部材として機能する。また、仮に作業スペースを拡大すべく、遊技盤80が内枠13の背面側に引っ張られた場合には、内枠13(詳しくは対向板部251)と遊技盤80との隙間が減縮され不正具の移動が制限されやすくなる。以上の理由から、遊技盤80に対する不正を行いづらくし、防犯機能の向上に貢献している。
パチンコ機10を搬送している際、すなわち遊技ホールの島設備等に設置する以前は、内枠13の開口部320を通じた施錠装置500におけるカム部材530の取り外しが許容されている。このカム部材530を取り外すことにより、連動杆540の移動が許容され、前扉用鉤部材550,580を解錠状態に切り替えることで、前扉枠14を開放することができる。このように、手間はかかるものの、操作キーを使用することなく解錠操作を可能とすることで、緊急時の前扉枠14の開放が可能となっている。一方、内枠13(遊技機主部12)を外枠11に対して閉じた状態では、開口部320を通じたカム部材530の取り外し軌道上に外枠11の右枠部380が位置する。これにより、同開口部320を通じたカム部材530の取り外しが困難又は不可となり、カム部材530が取り外されて各前扉用鉤部材550,580が施錠解除状態に切り替えられることを抑制できる。故に、搬送時等の前扉枠14の緊急開放を可能としつつ、内枠13(遊技機主部12)を設置した状態での前扉枠14の不正開放行為を困難なものとすることができる。すなわち、利便性を向上しつつ、防犯性の低下を抑えることができる。
開口部320使用時の利便性向上を考慮すると、同開口部340はある程度大きく形成することが好ましい。しかしながら、単に開口部340を大きくしただけでは、同開口部340を通じて不正具が挿入されるといった不都合が生じやすくなる。この点、上記実施の形態によれば、遊技機主部12を外枠11に対して閉じた状態にて開口部320と外枠11の右枠部380とを対向させることにより、開口部320へのアクセス経路を減縮している。これにより、開口部320を通じたカム部材530や鉤部材550等への不正なアクセスを抑制し、防犯機能の低下を抑えつつ、利便性の向上に貢献している。
仮に1の壁面部に開口部を形成した場合を想定すると、開口部と外枠11とが向き合っている方向に内枠13(遊技機主部12)が押される等して、開口部と外枠11との隙間が拡がった場合、同開口部における防犯機能が一気に低下すると考えられる。この点、本実施の形態によれば、開口部320を異なる方向を向いた壁面部311b,312a,312bに跨るように形成することで、位置ばらつきの影響による防犯機能の低下を抑えやすくしている。具体的には、内枠13が左右に押される等して、内枠13における壁面部311bの第1開口部位と外枠11の壁面部385aとの間隔が拡がっても、壁面部312aの第2開口部位と外枠11の壁面部385b,386bとの間隔の拡がりは回避される。また、内枠13が前後に押し引きされる等して、壁面部312aの第2開口部位と外枠11の壁面部385b,386bとの間隔が拡がった場合であっても、内枠13における壁面部311bの第1開口部位と外枠11の壁面部385aとの間隔の拡がりは回避される。これにより、内枠13と外枠11との相対位置ばらつき等に起因して、防犯機能が一気に低下することを抑制でき、実用上好ましい構成を実現できる。
また、開口部320を構成する各開口部位は、1の開口部位を通じてのカム部材530の取り外しが不可となるように構成されている。このため、上述の如く内枠13と外枠11との相対位置をずらして、カム部材530の取り外しを容易化するといった不正行為を好適に抑制できる。また、防犯性を担保しつつ、開口部320を拡げることによるカム部材530の緊急取外作業の容易化に貢献できる。
施錠装置500は、内枠13の回動先端側となる位置に配置されており、施錠状態におけるそれら内枠13の浮き上がりを抑制しやすくしている。この場合、内枠13と外枠11との境界部位BPの近傍に施錠装置500が位置するため、同境界部位BPを介して不正具が挿入され同施錠装置500に対して不正なアクセスがなされることが懸念される。この点、本実施の形態においては、内枠用鉤部材620が内枠13に形成されたスリット512から外枠11の鉤受け部材350側に突出する構成としたことで、同内枠用鉤部材620の露出を抑え、上記不正具に狙われやすい箇所を減縮している。これにより、防犯性の向上が図られている。
なお、仮に同スリット303を通じて遊技機主部12内に不正具が挿入された場合であっても、施錠装置収容部77の開放部位が施錠装置500の第1基枠510によって覆われていることで、遊技領域PE等への到達を困難なものとすることができる。
また、本実施の形態においては、前扉枠14を閉じた状態で施錠する前扉用鉤部材550Uと内枠13を閉じた状態で施錠する内枠用鉤部材620Uとを1のコイルバネ560によってふせいすることで、それぞれ施錠状態に維持する構成とした。これにより、施錠に関する構成の簡略化を実現している。
このように、コイルバネを共用する構成とした場合、仮に各鉤部材550U,620Uの動作時に同鉤部材550U,620Uとコイルバネ560とが干渉すると(例えば引っ掛かると)施錠状態への切替が妨げられたり、付勢機能が低下したりすると想定される。例えば同一平板上にそれら両鉤部材550U,620Uを配置することも可能である。しかしながら、このような構成を採用した場合には、前扉用鉤部材の取付部(突起)が内枠用鉤部材とは反対側に設けられているため、両鉤部材を繋ぐコイルバネが前扉用鉤部材に近づきやすくなると想定される。これは、上述したコイルバネと前扉用鉤部材との干渉を発生させる要因となり得る。この点、本実施の形態によれば、第1基枠510の基枠固定部511に前扉用鉤部材550Uを取り付けるとともに、同第1基枠510の部材取付部515に内枠用鉤部材620を取り付け、前扉用鉤部材550Uの取付部(突起622)を部材取付部515が起立している側と同一側に突出させることで、コイルバネ560と前扉用鉤部材550Uとの間に隙間を設定することが容易となっている。故に、上述した干渉の発生を抑え、動作不良等の不都合を好適に回避することができる。
また、基枠固定部511及び部材取付部515に前扉用鉤部材550U及び内枠用鉤部材620Uを分けて配することで、各鉤部材550U,620Uの動作領域を確保しつつ、それら鉤部材550U,620Uを一層近づけることが可能となる。これにより、前扉枠14や内枠13の浮き上がり抑制機能を向上させることができる。
施錠装置500は、内枠13に取り付けられているため、前扉枠14のみを開放させたり、内枠13のみを開放させたりすることが容易となり、メンテナンス等を行う際の作業の容易化に貢献できる。
また、前扉用鉤部材550U及び内枠用鉤部材620Uの第1基枠510における長手方向でのずれを減らし、それら両鉤部材550U,620Uを好適に近づけて配置することが可能となる。このように、両鉤部材550U,620Uを近づけて配置可能な構成において、上述の如くコイルバネ560の取付位置を工夫すれば、同コイルバネ560の動作ストロークを好適に確保でき、コイルバネ560の設置領域確保のために両鉤部材550U,620Uを近づけにくくなるといった不都合を好適に抑制できる。
1のコイルバネによって2つの鉤部材を繋ぐ構成を採用した場合、付勢力の作用する方向と各鉤部材の動作方向とが異なると、各鉤部材が動作する際に回転モーメントが発生しやすくなると想定される。この回転モーメントは、鉤部材の円滑な動作を妨げる要因となり得るため、できるだけ小さくすることが好ましい。しかしながら、例えば各鉤部材をスライド式とした場合には、両鉤部材の動作軌道を揃える等する必要が生じ、鉤部材のレイアウトに制約が生じやすくなる。これは、両鉤部材を第1基枠510の端部に近づけて配置することを困難にし、浮き上がり抑制機能の向上に反することとなるため好ましくない。この点、本実施の形態に示すように、両鉤部材の一方を回動式とすれば、上記回転モーメントによる影響を抑えやすくでき、上述したレイアウト上の制約を低減できる。これにより、構成の簡略化と浮き上がり抑制機能の向上とを好適に両立できる。
上下にずらして配置された前扉用鉤部材550U及び内枠用鉤部材620Uをコイルバネ560によって繋ぐ場合、鉤受け部材63,350に対する各鉤部材550U,620Uの引っ掛かり態様によっては、施錠状態への切り替えが円滑に行われなくなる可能性が生じる。具体的に説明すれば、前扉枠14や内枠13が回動可能に支持されている構成においては、それら前扉枠14や内枠13が自重等によって下方に傾きやすくなると想定される。このような傾きに基づく位置ずれの度合いは、回動先端側にて大きくなる。仮に、各鉤部材が鉤受け部材に対して上方から引っ掛かる構成を採用した場合には、上記位置ずれによって鉤部材の位置が下がることで前扉枠14や内枠13を閉じる際に鉤部材と鉤受け部材とが強干渉し得る。これは、鉤部材に過度な負荷を生じさせ、同鉤部材の施錠機能を損なう要因となり得るため好ましくない。特に、上述の如く各鉤部材をコイルバネによって繋いだ場合、それら両鉤部材の付勢方向が逆向きになるため、一方の鉤部材においては鉤受け部材に対して上側から引っ掛かりやすくなると懸念される。
この点、本実施の形態においては、内枠用鉤部材620Uを回動式、前扉用鉤部材550Uをスライド式とすることで、前扉用鉤部材550Uにおける鉤部555の付勢方向をそのままに、内枠用鉤部材620Uの鉤部625の付勢方向を逆転させている。つまり、内枠用鉤部材620Uにおいては、コイルバネ560が取り付けられている突起622を、回動中心軸線に対して鉤部625とは反対側に配することで、同鉤部625の付勢方向を逆転させている。そして、各鉤部材550U,620Uの鉤部555,625が各鉤受け部材63,350に対して下側から引っ掛かる構成とすることで、上記位置ばらつきが生じた場合であっても、各鉤部材550U,620Uと各鉤受け部材63,350とが強干渉することを抑制し、施錠に関する構成の保護に貢献している。
内枠13には、内枠用鉤部材620の鉤部625が施錠位置から施錠解除位置に移動する場合に通過する領域(以下便宜上通過領域と称する)に対して同内枠13の対向壁部305が回動先端側から重なる構成とした。これにより、仮に内枠13と外枠11との境界部位BPからワイヤ等の不正具が挿入された場合であっても、その不正具による鉤部625へのアクセスを困難なものとし、同不正具によって鉤部625が施錠解除位置に移動され、施錠が不正に解除されるといった不都合を生じにくくすることができる。すなわち、防犯性の向上に貢献することができる。
また、内枠用鉤部材620の配設対象と同一の対象(すなわち内枠13)に対向壁部305を形成したことで、仮に内枠13が閉位置にて位置ずれ等した場合であっても、対向壁部305と鉤部625との位置関係の変化を好適に抑制できる。つまり、内枠13の外枠11に対する位置ずれ等に起因した防犯性の低下を抑えることができる。例えば、不正行為者が内枠13を押す等して同内枠13の位置を故意にずらし、そのずらした状態にて鉤部625へのアクセスを試みた場合であっても、そのような予備的作業によって鉤部625の移動が容易になることを抑制できる。
内枠13を外枠11に対して閉じた状態では対向壁部305の先端部分が外枠11の鉤受け部材350内に収容される。これにより、仮に上記境界部位BPから不正具が挿入された場合であっても、同不正具を操作して対向壁部305を迂回させることが困難なものとなっている。
対向壁部305と鉤受け部351の開口353との隙間において鉤部625が施錠解除位置へ移動する場合の移動方向先側における隙間は、鉤部625と鉤受け部351との掛かり代よりも小さく設定した。このため、内枠13が施錠解除位置側に位置ずれした場合であっても、対向壁部305と鉤部625の上記通過領域との重なりを好適に担保することができる。
内枠13のスリット303を通じて鉤部625を露出させる構成とすれば、施錠装置500全体における露出部分を減縮することができる。これにより、鉤部625を移動させる構成等が不正なアクセスの対象となることを抑制できる。しかしながら、鉤部625を移動可能とするには、スリット303がその移動を許容する程度の大きさを有する必要が生じ、スリット303の小型化には限度がある。つまり、スリット303を通じた不正行為を抑制するには、スリット303のサイズ変更だけで対応するのは困難であると想定される。この点、本実施の形態においては、対向壁部305をスリット303の開口縁に沿って形成することにより、仮に内枠13と外枠11との境界部位BPを通じて不正具が挿入された場合であっても、同対向壁部305により同不正具のスリット303内への侵入を妨げることができる。これにより、スリット303を通じた不正行為を好適に抑制できる。
施錠装置500と対向壁部305とを個別に設けた場合、両者の製造ばらつきや組付ばらつき等の累積によって、内枠用鉤部材620の鉤部625と対向壁部305との位置関係がばらつきやすくなると想定される。このようなばらつきは、対向壁部305による防犯機能を低下させる要因となり得るため好ましくない。この点、本実施の形態においては、上記対向壁部305と施錠装置500を内枠13に対して取り付けるボス302とを内枠13に対して一体成形したことにより上記ばらつきを抑え、実用上好ましい構成を実現できる。
また、対向壁部305を内枠13に対して一体成形することで、同対向壁部305と内枠13とを別体で設ける場合と比較して、更なる防犯性の向上が期待できる。つまり、対向壁部と内枠13との隙間を通じて対向壁部が迂回されるといった不都合を払拭し、対向壁部の防犯機能を好適に発揮させることができる。
前扉枠14が開放された場合に、遊技球発射ハンドル40を内枠13に残す構成とすることで、遊技球発射ハンドル40と電源・発射制御装置243とを繋ぐ配線の取り回しの容易化が実現されている。
前扉枠14を開放する際にはハンドルベース41が内枠13側に残留する構成となっている。このようにハンドルベース41が残留する構成においては、同ハンドルベース41周辺での前扉枠14の浮き上がりが発生しやすくなると懸念される。例えば、前扉枠14におけるハンドルベース41周辺を引っ張る等して、内枠13と前扉枠14との隙間(境界部位)が拡張され、その隙間を介してワイヤ等の不正具が挿入されることで、遊技領域PE等へのアクセスが容易になると懸念される。
そこで、内枠13においてハンドルベース41が設けられている側に前扉用第1鉤部材550を配置し、更にはハンドルベース41と内枠13の回動中心軸線CLとの間に前扉用第2鉤部材580を配置することで、内枠13からの前扉枠14の浮き上がりを抑制している。これにより、ハンドルベース41周辺での防犯機能の低下を抑えることが可能となっている。
前扉枠14を回動可能に支持する構成においては、回動基端側に比べて回動先端側での浮き上がりが顕著になりやすい。そこで、前扉用第2鉤部材580をハンドルベース41寄りに配置することで、上述した前扉枠14の浮き上がりを好適に抑制している。
前扉用第2鉤部材580及びハンドルベース41を内枠13の下端に沿って並設することにより、上記境界部位の拡がりを好適に抑えている。更に、前扉用第2鉤部材580が内枠13の下端に沿って動作する構成とすることで、同前扉用第2鉤部材580の動作スペースを確保しつつ上記境界部位に対して当該前扉用第2鉤部材580を近づけることができる。これにより、前扉枠14の浮き上がりを好適に抑制し、防犯機能の向上に貢献できる。
前扉用第2鉤部材580の施錠位置が施錠解除位置よりもハンドルベース41寄りとなる構成とした。これにより、施錠解除位置が施錠位置よりもハンドルベース41側となるように構成した場合と比較して、ハンドルベース41に対してより近い位置にて前扉枠14の浮き上がりを抑えることが可能となる。故に、上述した両領域の境界部位を介して行われる不正行為を一層困難なものとすることができる。
前扉枠14を内枠13に対して閉じる際には、膨出部66及び第2基枠570によって前扉枠14の上下位置が規定されている状態にて、前扉用第2鉤部材580が施錠解除状態から施錠状態に切り替えられる。このため、前扉枠14の傾き等による影響を受けにくくし前扉用第2鉤部材580の切り替えが妨げられることを抑制できる。特に、前扉枠14は上皿33,下皿34,ガラス22,ランプ部23〜25,スピーカ部26等を有していることでその重量がかさみやすくなっており、回動中心軸線を基端とした傾きが発生しやすいが、このような重量による影響を受けにくくすることで、前扉用第2鉤部材580を回動先端寄りに配置しやすくしている。これにより、前扉用第2鉤部材580の施錠機能を好適なものとすることができる。
ハンドルベース41は、前扉枠14とは異なり、都度の開放を考慮する必要がないため、内枠13に対して強固に固定することができる。故に、ハンドルベース41と内枠13との境界部位を通じて不正具が挿入されることを抑制しやすくなっている。このように、防犯性に優れた部材の背後にカム部材530やシリンダ錠520を固定するネジ527等が配置されていることで、同カム部材530等に対する不正なアクセスを抑制し、防犯性の向上に貢献している。
ハンドルベース41を内枠13において前扉枠14の回動先端側に配置することにより、前扉枠14とハンドルベース41との合わせを好適なものとしている。つまり、前扉枠14が回動する際に、ハンドルベース41の正面側を通過することはなく、ハンドルベース41と前扉枠14との境界部位は、ハンドルベース41における前扉枠14の回動先端側及び下側の端部を除いた部分に限定されている。これにより、ハンドルベース41と内枠13との境界部位がハンドルベース41の周縁全域に広がることを抑え、同境界部位を通じて不正具を挿入するといった不正行為を行いにくくしている。
前扉枠14は、前扉用第2鉤部材580によってハンドルベース41と前扉枠14の回動中心軸線との間にてその浮き上がりが抑えられている。これにより、前扉枠14と内枠13の下側枠部13bとの隙間が拡がりやすくなることを抑制している。
前扉用第2鉤部材580は、シリンダ錠520における解錠操作に基づいて、施錠解除状態に切り替えられる。つまり、前扉用第1鉤部材550の切り替えに連動する構成となっている。これにより、閉じ切り機能を向上しつつ、施錠解除操作の煩雑化を抑え、実用上好ましい構成を実現している。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。因みに、以下の別形態の構成を、上記実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
(a1)上記実施の形態では、「付勢手段」としての板バネ270を上下に設け、それら両板バネ270の間にストッパ267を配置したが、それら板バネ270の間のストッパ267を省略することも可能である。すなわち、各板バネ270は2つのストッパ267の間に配置されていればよく、必ずしもそれら板バネ270の間にストッパ267を配置する必要はない。また、板バネ270は、2つのストッパ267の間に配置するのであればその個数を任意に設定してよい。例えば、上記実施の形態において両板バネ270の間に第3の板バネを追加することも可能である。この場合、その第3の板バネを上記両板バネ270の間に配置されている2つのストッパ267の中間位置に配置するとよい。
(a2)上記実施の形態では、板バネ270の頂部272aがストッパ267よりも遊技盤80の回動先端側に位置する構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、内枠13の平面視において頂部272aがストッパ267の背後に位置する構成としてもよい。
(a3)上記実施の形態では、板バネ270及びストッパ267を内枠13において遊技盤80の回動基端側となる位置に配置したが、これを以下のように変更することも可能である。すなわち、それら板バネ270及びストッパ267を内枠13において遊技盤80の回動先端側となる位置に配置することも可能であり、内枠13において遊技盤80の上端又は下端に沿う位置に配置することも可能である。更には、板バネ及びストッパを遊技盤80の外周に沿って配置することも可能である。但し、遊技盤80を回動して装着する場合、ストッパがその回動軌道上に張り出すと、遊技盤80の装着作業が難しくなり得る。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、板バネ及びストッパを遊技盤の回動基端寄りに配置し、その他の部位ではロック装置400に示すように切替え式の位置決め手段を用いるとよい。
(a4)上記実施の形態では、一対のストッパ267及びその間に配置された板バネ270からなる1組の位置決め機構を、遊技盤80の上端側及び下端側に1組ずつ配したが、これら位置決め機構の組数は2組に限定されるものではない。本実施の形態において特に、遊技球発射機構110から発射された遊技球が、遊技盤80の下端側にて誘導レール100に着地する構成を採用しており、この着地位置周辺での位置精度を向上することが好ましい。故に、少なくとも1組の位置決め機構を遊技盤80の下端側に配置し、所望とする位置での位置精度を確保できればよい。
(a5)上記実施の形態では、一対のストッパ267の丁度真ん中となる位置に板バネ270を配置したが、これを変更し、板バネ270をどちらか一方のストッパ267寄りに配置することも可能である。
(a6)上記実施の形態では、遊技盤80の回動基端側の縁部に沿って配置された一対のストッパ267とその間に配置された板バネ270によって1組の位置決め手段を構成したが、これを以下のように変更することも可能である。すなわち、上記一対のストッパ267に加え、回動先端側にオフセットして設けられた第3のストッパ267を設け、内枠13の正面視においてそれら3つのストッパ267により囲まれた範囲内に板バネ270を配置し、これら3つのストッパ267及び1つの板バネ270によって1組の位置決め手段を構成することも可能である。これにより、1のストッパ267を基端とした遊技盤80の回動を好適に抑制でき、位置決め精度の向上に貢献できる。なお、3つのストッパ267によって囲まれた範囲内に複数の板バネ270を配置することも可能である。
(a7)上記実施の形態では、「付勢手段」として鋼板を略U字状に折り返して形成した板バネ270を用いたが、「付勢手段」はそれに限定されるものではない。例えば、鋼板を略く字状に折り曲げて別種の板バネを形成してもよい。また、板バネ270に変えて、コイルバネやゴムクッション等を用いることも可能である。
(a8)上記実施の形態では、板バネ270の折曲部273が左側壁部264と対峙するように同板バネ270を配置したが、同板バネ270を折曲部273が左側壁部264とは反対側を向くように配置してもよい。但し、対向板部251に板バネ270を設置する構成においては、遊技盤80からの反力を左側壁部264に近い位置で受けることにより、同対向板部251の撓み変形を抑え、付勢機能を担保しやすくできるといったメリットがある。この点、上述した変更を行った場合には、このメリットを享受しにくくなると想定される。故に、好ましくは上記実施の形態に示した構成を採用するとよい。
なお、板バネ270の設置対象は、対向板部251に限られたものではなく、同板バネ270に相当する構成を左側壁部264に設置することも可能である。
(a9)上記実施の形態では、ストッパ267を内枠13に一体成形したがストッパを内枠13とは別体で設けることも可能である。但し、この場合、ストッパの製造ばらつきや装着ばらつき等の誤差が累積することに起因して位置決め精度が低下しやすくなると想定される。故に、望ましくはストッパを内枠13に対して一体成形し、そのような不都合を回避するとよい。
(a10)上記実施の形態では、ストッパ267の補強機能を有するプレート部材268と板バネ270とを別体で設けたが、これら両者を一体成形してもよい。この場合、ストッパ267に結合されている結合部と板バネ部とを繋ぐ繋ぎ部を内枠13(例えば左側壁部264)の内側又は外側に配置することが可能であるが、遊技盤80との干渉回避を考慮すれば、左側壁部264の外側に配置するのが望ましい。このように、繋ぎ部を左側壁部264の外側に配する場合には、左側壁部264又は対向板部251に板バネ部を内枠13の内側に突出させる開口等を形成するとよい。
(a11)上記実施の形態では、プレート部材268によってストッパ267を補強する構成としたが、このプレート部材268を省略することも可能である。この場合、ストッパ267を大型化する等して、同ストッパ267自身の強度を向上させることが好ましい。しかしながら、ストッパ267の強度向上を図ると同ストッパ267の成形が困難になるだけでなく、その位置精度の確保も難しくなると想定される。故に、好ましくはストッパ267については精度確保を優先し、強度不足が懸念される場合にはその不足分をプレート部材268によって補う構成とすることが好ましい。
(b1)上記実施の形態では、遊技盤80の四隅にて同遊技盤80を内枠13の正面側に付勢する構成としたが、遊技盤80の付勢箇所は同遊技盤80の両端側に少なくとも1箇所ずつ設定されていれば他は任意である。例えば、遊技盤80の上端側の板バネ270及びロック装置400(詳しくはコイルバネ430)を省略することも可能である。
(b2)上記実施の形態では、遊技盤80の回動基端側の付勢態様と回動先端側での付勢態様が異なる構成としたが、それら両者を統一することも可能である。例えば、板バネ270及びストッパ267に代えて、ロック装置400を配置することも可能である。但し、既に説明したように、本実施の形態においては前扉枠14との干渉を回避しつつ同遊技盤80の小型化を回避すること等を目的とし、遊技盤80の取り付けに回動方式を採用している。仮に、遊技盤80の回動先端側にロック装置400を配置すると、遊技盤80を回動可能とするための構成が煩雑化すると想定される。また、ロック装置400に代えて板バネ270及びストッパ267に相当する構成を配置することも可能であるが、この場合であってもやはり、遊技盤80の回動を阻害しないようにするための配慮が必要となる。故に、構成の煩雑化を抑えつつ、遊技盤80をその両端にて付勢するには、回動基端側に板バネ270及びストッパ267を配し、回動先端側にロック装置400を配することが好ましい。
(b3)上記実施の形態では、遊技盤80を回動させることにより内枠13に対して着脱する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、遊技盤80をスライド移動させることにより同内枠13に対して着脱する構成としてもよい。
(c1)上記実施の形態では、ロック装置400の操作部446を回動させることでロック状態とアンロック状態とを切り替える構成としたが、これを変更し、操作部を特定方向にスライド移動させることでロック状態とアンロック状態とを切り替える構成としてもよい。
(c2)上記実施の形態では、ロック装置400による固定対象を遊技盤80としたが、固定対象は同遊技盤80に限定されるものではない。例えば、裏パックユニット15や遊技球発射機構110を固定対象としてもよい。
(c3)ロック装置400の配置は任意である。例えば遊技盤80の回動基端に寄せて配置することも可能である。但し、前扉枠14の回動基端側に寄せて配置している場合には、ロック装置400を回動させるための作業スペースの確保が難しくなり得る。故に、好ましくは前扉枠14の回動先端側、すなわち遊技盤80の回動先端側に寄せて配置するとよい。
(c4)上記実施の形態では、操作部446の操作量が所定量に達すると、遊技盤80を押すプッシャ420が一気に突出する構成としたが、これを以下のように変更することも可能である。すなわち、操作部446の操作量の増加に応じてプッシャ420の突出量が徐々に増加する構成としてもよい。以下、図34に基づきその具体例について説明する。図34はロック装置の変形例を示す概略図であり、同図34におけるドットハッチングはプッシャを示している。
図34に示すように、ロック装置850は、内枠13の背面側筒部861に嵌っている軸体851と、その軸体851に挿通されたプッシャ852と、同軸体851の先端部に固定された操作レバー853とを有している。軸体851において操作レバー853とは反対側の端部には、背面側筒部861の後端面に当接するフランジ854が形成されており、内枠13の背面にはそのフランジ854を背面側筒部861の後端面との間に挟み込むようにしてストッパ部材858が固定されている。このストッパ部材858及び背面側筒部861の後端面によって軸体851の自身の軸線方向への移動が阻止されている。
軸体851においてプッシャ852が挿通されている部分には、所定の範囲に亘ってネジ山が形成されている。一方、プッシャ852の内周面には、このネジ山に対応するネジ溝が形成されている。プッシャ852は、上記実施の形態と同様に、その外周が多角状をなしており、内枠13の前側筒部862に回動が規制された状態で嵌っている。
操作レバー853を所定の方向に回動させると、それに併せて軸体851が回動する。この際、軸体851のネジ山とプッシャ852のネジ溝とが噛み合うことで、プッシャ852が軸体851の軸線方向に移動する。具体的には、操作レバー853を時計回りに回動させることにより遊技盤80側に移動し(すなわち前側筒部862から突出し)、同操作レバー853を反時計回りに回動させることにより遊技盤80から離れる側に移動する(すなわち前側筒部862内に没入する)。
遊技盤80を内枠13に対して取り付ける際には、操作レバー853を時計回りに回動させることで、同遊技盤80が操作レバー853の操作部855側に押される。これにより、遊技盤80の前面が操作部855に当接し、操作レバー853の更なる回動操作が不可となるとともに、同遊技盤80の前後位置が規定される。
なお、上記実施の形態に示したコイルバネ430と同等の構成を追加することも可能である。この場合、コイルバネ430の付勢力によって、プッシャ852の遊技盤80からの離れ、すなわち緩みを抑制し、位置決め状態を好適に維持することができる。
また、上記構成に追加して、前扉枠14等に操作部855の移動を阻止する阻止手段を設けることも可能である。これにより、位置決め状態が意図せず解除されることを抑制しやすくできる。例えば、阻止手段として前扉枠14に操作部855と嵌合する嵌合凹部等を設けるとよい。操作部855の回動を防止することで、位置決め機能の低下を抑制することもできる。
但し、遊技盤80の位置をその前面を基準として規定する構成においては、各遊技盤80の厚みの差によって操作部855の回動位置が相違し得る。機種変更等で遊技盤の厚みが変わった際に操作部855と遊技盤80との係り代を確保できなくなる可能性がある。更には、上記嵌合凹部等を追加しても上記阻止機能を正常に発揮させることが困難になり得る。故に、好ましくは上記実施の形態に示したように、遊技盤80の厚み差に影響されることなく操作部855のロック位置が同一となる構成を採用するとよい。
(c5)上記実施の形態では、操作部446がアンロック位置から遊技盤80の前面に対して当接する位置まで回動した場合に、プッシャ420が遊技盤80を押す構成としたが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、操作部446がアンロック位置から遊技盤80の前面に対して当接する位置まで回動する前の時点で、プッシャ420が遊技盤80を押す構成とすることも可能である。但し、このような変更を行った場合には、操作部446の操作がプッシャ420に押された遊技盤80によって妨げられやすくなると想定される。これは、ロック装置400の切替操作をやりにくくする要因となり得る。この点、上記実施の形態に示すように、操作部446が遊技盤80によって邪魔されない位置まで回動した後、プッシャ420が遊技盤80を押す構成とすれば、確かに操作部446と遊技盤80との間に摩擦は生じるものの、操作部446が遊技盤80(詳しくは挿通部92の内面)につかえるといった不都合を回避することができる。
(c6)上記実施の形態では、操作レバー440の停留部442、443及び連結部444とプッシャ420の突起422とによってプッシャ420の位置規制を実現し、構成の簡略化を図った。しかしながら、この構成では、プッシャ420を押すコイルバネ430の付勢力によって操作部446は、作業者が意図していない方向に移動する可能性がある。これに対して、例えば別のリンク部材等を介することで操作部に加わった操作力をプッシャに伝えるとともにコイルバネ430の付勢力が操作部に伝播することを抑制可能な構成を採用してもよい。この場合、構造は複雑化するものの、操作のやりやすさを向上させることができる。但し、ロック装置400を配置できるスペースが限られており、同スペースの増大が遊技盤80の配置領域の縮小を招来し得る点に着目すれば、上記実施の形態に示した構成のほうが実用上好ましい構成であると考えられる。
(c7)上記実施の形態では、ロック装置400がアンロック状態である場合に、操作部446の長手方向と、遊技盤80の回動中心軸線に直交する方向とが一致する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、操作部446の長手方向と、遊技盤80の回動中心軸線に直交する方向とが相違する構成としてもよい。但しこの場合、遊技盤80が回動する構成であるが故に、挿通部92における操作部446の通過隙を大きく設定する必要が生じる。これは、操作部446において遊技盤80に当接する部位を操作レバー440の基部441から遠ざける要因となる。すなわち、遊技盤80との掛かり代を減少させるとともに操作レバー440に加わる応力を増大させる要因となり得る。故に、望ましくは、アンロック状態においては操作部446の長手方向を遊技盤80の回動中心軸線に直交する方向に揃えるとよい。
(c8)上記実施の形態では、操作レバー440の操作部446が基部441の中心軸線を中心として対称形状をなす構成としたが、必ずしもそのように対称形状を成す必要はなく、中心軸線を挟んだ両側で形状が異なっていてもよい。
また、操作部446が基部441を挟んだ上下両側にて遊技盤80の前面と当接する構成としたが、これを変更し、基部441の上下両側のうち一方で遊技盤80の前面と当接する構成とすることも可能である。例えば操作レバー440をT字状からL字状に変形し、遊技盤80の前面に対する当接箇所を減らすことも可能である。
(c9)上記実施の形態では、各操作レバー440が同一形状をなす一方で遊技盤80の挿通部92はそれぞれ異なる形状をなす構成としたが、これを変更し、各操作レバー440と同様に各挿通部92の形状を統一してもよい。
(c10)上記実施の形態では、操作レバー440の回動範囲を凡そ90°に制限し、その範囲内でロック状態とアンロック状態とが切り替えられる構成としたが、操作レバー440の回動範囲はこれに限定されるものではない。例えば180°としてもよいし360°としてもよい。
また、アンロック状態から時計回りに回動させることでロック状態に切り替えられ、ロック状態から反時計回りに回動させることでアンロック状態に切り替えられる構成としたが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、同一方向への回動操作によりロック状態とアンロック状態との切り替えがなされる構成としてもよい。例えば、時計回りに180°回動させる毎にロック状態とアンロック状態とが切り替わる構成とすることも可能である。これにより、(c7)に示した遊技盤80と操作部446との掛かり代を確保しやすくできる。
(c11)上記実施の形態では、コイルバネ430によってプッシャ420を遊技盤80側に付勢する構成としたが、コイルバネ430に代えて板バネ等の別種のバネ部材を用いてもよいし、ゴム等の弾性部材を用いてもよい。
(c12)上記実施の形態では、ロック装置400の操作レバー440を内枠13及び前扉枠14によって挟まれた領域内に収容する構成としたが、操作レバー440が同領域から露出する構成としてもよい。但し、この場合、遊技盤80の不正な取り外しが容易になり、防犯機能が低下する可能性がある。故に、防犯機能の向上を配慮するならば、操作レバー440をパチンコ機10の外部からのアクセスが不可又は困難な位置に配置することが望ましい。
(d1)上記実施の形態では、遊技盤80の第1把持部481及び第2把持部482を1の遊技領域区画部材480に配設したが、それら把持部481,482の配設対象を異なるものとすることも可能である。例えば、遊技領域区画部材を2つ設け、それら遊技領域区画部材の一方に第1把持部を設け、他方に第2把持部を設けてもよい。
(d2)上記実施の形態では、把持部481,482を遊技盤80の回動先端側に配置したが、把持部481,482の位置はそれに限定されるものではなく、例えば回動基端側に配置することも可能である。しかしながら、上記実施の形態にて示したように、遊技盤80の回動基端と、前扉枠14の回動基端とが同一側となっている場合、前扉枠14によって把持部へのアクセスが妨げられやすくなると想定される。これでは、把持部481,482を活用しにくくなり、結果として遊技領域PE内の各種構成が掴まれやすくなると懸念される。故に、望ましくは、把持部を遊技領域PEよりも回動先端側となる位置に配された遊技機部品(例えば遊技領域区画部材480)に配するとよい。
(d3)上記実施の形態では、第1把持部481を遊技領域区画部材480において遊技盤80の回動先端側を向いた壁部に設けたが、同第1把持部481の位置は任意である。例えば、遊技領域区画部材480において下側を向いた壁部に第2把持部482と並べて配することも可能である。しかしながら、両把持部481,482を並設すると、仮に把持部を2つ設けたとしても遊技盤80を把持した際の安定性を向上させることが困難であると想定される。故に、望ましくは各把持部を異なる方向を向いた壁部に配するとよい。
(d4)上記実施の形態では、各把持部481,482の開放部分が、遊技盤80の周縁よりも内側に位置する構成としたが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、各把持部481,482の開放部分が遊技盤80の周縁よりも外側に位置する構成とすることも可能である。しかしながら、この場合、把持部を把持する際の作業スペース(詳しくは指を把持部に差し込むスペース)の確保が難しくなり得る。具体的には、遊技盤80を内枠13の正面側から取り付ける構成においては、同遊技盤80の正面側には当該遊技盤80を着脱するための軌道が確保されている。この軌道上に把持部を把持するための作業スペースを確保することにより周辺部品と指との干渉を好適に回避できるが、上述の如く把持部の開放部分が遊技盤80の外側に位置している場合、作業スペースを別途形成する必要が生じる。これは、遊技盤80の周辺部品や周辺構造との共存を難しくする要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは、把持部481,482の開放部分は遊技盤80の周縁よりも内側に配するとよい。
(d5)上記実施の形態では、把持部481,482を凹状としそれら把持部481,482への指の挿入を可能とするとしたが、把持部の形状はこれに限定されるものではなく任意である。例えば、把持部を遊技盤80の正面側に突出する突起状とし、それら把持部を指で摘めるようにしてもよい。
(d6)第1把持部481及び第2把持部482のうちいずれか一方を省略することも可能である。しかしながら、このように把持部を1つだけに限定すると、以下の不都合が生じ得る。つまり、遊技盤80には可変表示ユニット85等の各種構成が搭載されていることでその総重量が嵩んでいるため、遊技盤80を片手のみで保持するのは効率的でなく、遊技盤80を内枠13から取り外した際に、把持部を掴んでいないほうの手で遊技盤80の他の部位が把持されやすくなると想定される。この場合、仮に釘87等の遊技性に関わる構成が把持されると、遊技性に変化が生じ得るため好ましくない。故に、把持部は、両の手に対応すべく2つ設けるとよい。
(d7)第1把持部481を返しゴム490に対する遊技球の移動経路の延長上に配することも可能である。この場合、同延長上にネジ491を配するとよい。なお、遊技領域区画部材480の固定手段として、ネジ491以外の構成又は手段を用いることも可能である。例えば、係止ピンや接着剤等を用いてもよい。
(d8)上記実施の形態では、遊技領域区画部材480が返しゴム490を有する構成としたが、同返しゴム490を省略することも可能である。
(d9)上記実施の形態では、第1把持部481を第2把持部482よりも上方且つ遊技盤80の回動先端側となるように配置したが、これら各把持部481,482の配置は任意である。また、各把持部481,482の凹み方向についても任意である。
(d10)上記実施の形態では、遊技領域区画部材480に内レール101に対向する対向部485を設けたが、同様の構成を外レール102に適用することも可能である。
また、対向部485やユニット収容部486を省略することも可能であるが、第2把持部482の強度確保のためには、遊技領域区画部材480を小型化することは困難であると想定される。この点、遊技領域区画部材480の第2把持部482の周辺に、対向部485やユニット収容部486を配すれば、遊技盤80の前面での限られたスペースを有効に活用し、遊技領域PEとの共存を好適なものとすることができる。
(d11)上記実施の形態では、右側ロック装置400Rよりも遊技盤80の回動基端側となる位置に第2把持部482を配置したが、両者の位置を入れ替えることも可能である。しかしながら、ロック装置400は位置決め機能向上の観点から遊技盤80の端寄りに配置することが好ましく、第2把持部482は遊技盤80を支えている状態での安定性向上の観点から遊技盤80の中央寄りに配置することが好ましい。この点、上記変更を行うと、第2把持部482及び右側ロック装置400Rの各機能が低下し得る。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、第2把持部482よりもロック装置400を回動先端側に寄せて配置するとよい。
(e1)上記実施の形態では、「平板部」としての対向板部251が環状(詳しくは矩形枠状)をなす構成としたが、対向板部は遊技盤80の背面に対向する平板状をなしていればよく、その外形は必ずしも環状でなくてもよい。例えば、「平板部」を内枠13の左側枠部13c及び右側枠部13dに跨って延びる長板状に形成してもよい。
また、対向板部251に補強や部材取付等を目的としたリブや凹み等の凹凸を有する構成としたが、それら凹凸等を有さない構成とすることも可能である。
(e2)上記実施の形態では、対向板部251と周壁部261によって遊技盤収容部75を構成したが、同遊技盤収容部75は必須ではない。少なくとも対向板部251に相当する構成を有していればよく、周壁部261を省略することも可能である。
(e3)上記実施の形態では、遊技盤80を固定する左右のロック装置400R,400Lの間に同遊技盤80の左右位置を規定する位置決め突起259を配置したが、ロック装置400R,400L及び位置決め突起259の位置関係は任意であり、2つのロック装置400R,400Lの間に位置決め突起259を配置する必要はない。また、位置決め突起259を左側のロック装置400Lに寄せて配置したが、同位置決め突起を右側のロック装置400Rに寄せて配置することも可能である。
(e4)上記実施の形態では、遊技盤80を装着完了位置に配置する過程で、先ずロック装置400の操作部446が遊技盤80の挿通部92に入り、その後、位置決め突起259が遊技盤80の貫通孔91に入る構成としたが、これを変更し、位置決め突起259が貫通孔91に入った後、操作部446が挿通部92に入る構成とすることも可能である。但し、この場合、遊技盤80の左右位置が大きくばらついた状態にて位置決め突起259が貫通孔91には入ろうとするため、同位置決め突起259が貫通孔91に嵌らず遊技盤80の背面等に衝突することが懸念される。これは、位置決め突起259を変形させ、位置決め精度の低下を招く要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、先ず操作部446及び挿通部92によって遊技盤80の大まかな位置ずれを抑え、ある程度位置決めの目処が立った状態にて位置決め突起259が貫通孔91に入る構成とするとよい。
(e5)上記実施の形態では、位置決め突起259が円柱状をなす構成としたが、同位置決め突起を角柱状とすることも可能である。また、位置決め突起259の先端部分を縮径したが、これを省略することも可能である。
(e6)上記実施の形態では、対向板部251を構成する平板部のうち、周壁部261のコーナ部のうち誘導レール100の入口部分104から最寄となるコーナ部に連なる平板部に位置決め突起259及びロック装置400を配設したが、それら位置決め突起259及びロック装置400を他の平板部に配設することも可能である。
また、対向板部251を構成する平板部のうち、前扉枠14を支持する支持金具71,72が取り付けられている左側枠部13cに連なる平板部に位置決め突起259及びロック装置400を配設したが、それら位置決め突起259及びロック装置400を他の平板部に配設することも可能である。
更には、位置決め突起259及びロック装置400を配設された平板部が、周壁部261を構成する壁部262〜265のうち複数の壁部263,264に連なる構成としたが、これに限定されるものではない。例えば同平板部が1の壁部にのみ連なる構成とすることも可能である。
(f1)上記実施の形態では、遊技盤80の左右位置を規定する位置決め突起259を同遊技盤80の外レール102の背後に配置したが、これを変更し、位置決め突起259をパチンコ機10の正面視において外レール102よりも内側又は同外レール102よりも外側に配置することも可能である。但し、このように位置決め突起259の配置を変更する場合であっても、特定部位SPになるべく近づけて配置することが好ましい。
(f2)上記実施の形態では、誘導レール100の入口部分104を遊技盤80の下端寄りに配したが、同入口部分104を遊技盤80の上端寄りに配することも可能である。但し、このような変更を行った場合には、入口部分104と遊技球発射機構110との間隔が拡がることで、遊技球の着地位置のばらつきが大きくなると想定される。この場合、入口部分104の近傍にて位置決め突起によって位置ばらつきを抑えたとしても、遊技球の発射ばらつきが支配的となり、位置決め突起による着地位置の安定化機能の恩恵を十分に享受できなくなると懸念される。故に、望ましくは、誘導レール100の入口部分104を遊技盤80の下端、すなわち遊技球発射機構110に近づけては位置するとよい。
また、誘導レール100の入口部分104を遊技盤80の中央付近に配したが、例えば入口部分104を遊技盤80の回動基端側の端部に寄せて配することも可能である。この場合、遊技球発射機構110についても同一側に寄せて配置するとよい。
(f3)上記実施の形態では、遊技球発射機構110から発射された遊技球が、遊技盤80の下端縁すなわち内枠13の下側壁部263を斜めに横切る構成とした。言い換えれば、誘導レール100の入口部分104と遊技球発射機構110における発射レール112の先端部分とが、下側壁部263を挟んで斜めに対峙する構成とした。これを変更し、誘導レール100の入口部分104と遊技球発射機構110における発射レール112の先端部分とを下側壁部263を挟んで上下に配置し、遊技球発射機構110から発射された遊技球が、遊技盤80の下端縁すなわち内枠13の下側壁部263を縦に横切る構成としてもよい。但し、この場合には、遊技球が内レール101側に逸れる可能性が生じ、遊技球の着地位置を特定するのが困難なものとなり得る。故に、望ましくは、遊技球の飛翔方向をわずかにでも外レール102側に傾けるのがよい。
(f4)上記実施の形態では、外レール102が円弧状をなし、同外レール102の特定部位SPにおける接線TLが発射レール112のレール方向と同一方向とすることにより、遊技球着地時の衝撃を和らげるとともに、外レール102に沿った円滑な誘導を可能とした。これを以下のように変更してもよい。すなわち、外レール全体を円弧状にするのではなく、上記特定部位SPを含んだ一部が発射レール112のレール方向と同一方向に延びる構成としてもよい。これにより、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
(f5)上記実施の形態では、位置決め突起259が挿通される貫通孔91にレール支持部材107を取り付けたが、このレール支持部材107を省略することも可能である。また、貫通孔91以外の孔等を用いてレール支持部材107を取り付けることも可能である。
(f6)遊技盤80の厚さ方向に貫通している貫通孔91に代えて、遊技盤80の厚さ方向に貫通していない穴部又は凹部を用いることも可能である。更には、貫通孔が上下に拡張された長孔状をなし、位置決め突起259の上下方向への移動を許容する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば貫通孔91の内形を位置決め突起259の外形に合わせて形成し、それら貫通孔91及び位置決め突起259に上下方向の位置決め機能を付与することも可能である。しかしながら、このような変更を行った場合、位置決め突起259に生じる負担が大きくなり、同位置決め突起259の変形等を生じやすくなると想定される。これは、位置決め機能の低下を招く要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは、貫通孔91を、遊技盤80の上下の位置ばらつきを許容する隙間が位置決め突起259との間に生じるように形成するとよい。
(f7)上記実施の形態では、内枠13に位置決め突起259を設けるとともに遊技盤80に同位置決め突起259が挿通される貫通孔91を設けたが、これら位置決め突起259及び貫通孔91を入れ替えることも可能である。すなわち、内枠13に貫通孔を設けるとともに遊技盤80に同貫通孔に挿通される位置決め突起を設けることも可能である。
(f8)上記実施の形態では、誘導レール100を内レール101及び外レール102によって構成したが、必ずしもそれら両レールを必須とするものではない。少なくとも外レール102に相当するレールを有していればよい。また、内レール101及び外レール102を別体で設ける必要はなく、両者を一体的に設けること(例えば一体成形すること)も可能である。
(f9)上記実施の形態では、遊技球発射ハンドル40の操作量が第1規定量以上となった場合に、遊技球が外レール102の特定部位SPに着地する構成としたが、これを変更し、操作量が第2規定量以上となった場合に、遊技球が外レール102の特定部位SPに着地する構成とすることも可能である。遊技球発射ハンドル40の操作量が増せば、遊技球の発射速度も増加する。遊技球の発射速度が、返しゴム490に到達するレベルまで高まると、外レール102に着地した際の衝撃も大きくなると想定される。少なくとも、このような高い発射速度で打ち出された遊技球の衝突位置のばらつきを抑制することで、外レール102の耐久性向上に貢献しやすくできる。
(f10)上記実施の形態では、位置決め突起259が内枠13の対向板部251から常時突出する構成としたが、同位置決め突起を可動式とし、位置決め位置と非位置決め位置とに切り替え可能としてもよい。具板的には、位置決め突起を対向板部に対して出没自在としてもよい。
(g1)上記実施の形態では、「載置部」としての下側壁部263が平板状をなす構成としたが、これに限定されるものではない。「載置部」は少なくとも遊技盤80の下端面と対峙し、同遊技盤80を下側から支えることで、当該遊技盤80の上下位置のばらつきを抑えることができるものであればよい。例えば、「載置部」を面状ではなく、線状又は点状とすることも可能である。
(g2)上記実施の形態では、下側壁部263が遊技盤80の下端面全域に対して当接する構成としたが、これを変更し、遊技盤80の下端面のうち左右両側の一部に対して当接する構成としてもよい。少なくとも、それら当接箇所が遊技盤80の左右への傾きを抑えることができる程度の間隔で設定されていれば、遊技盤80の上下位置を規定する機能は担保される。
(g3)上記実施の形態では、遊技盤80が下側壁部263に載って上下位置が規定された後、位置決め突起259によって左右位置が規定される構成としたが、この位置決めの順序を逆にしてもよい。また、上下位置の規定と左右位置の規定とが同時に行われる構成とすることも可能である。但し、下側壁部263と比べて位置決め突起259の強度を確保することは困難であると想定される。このように、強度の劣る位置決め突起259にて先に位置決めを行った場合には、遊技盤80の重量が位置決め突起259に加わる等して、位置決め突起259の変形等が発生しやすくなると懸念される。これは、位置決め精度の低下を招く要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは、遊技盤80を装着する過程においては、先ず下側壁部263による上下位置の規定を可能とするとよい。
特に、上記実施の形態においては、内枠13に仮置き部290を形成し、遊技盤80の装着初期段階にて遊技盤80の上下位置のばらつきを抑え、遊技盤80を回動させることで同遊技盤80が下側壁部263上に案内されて更に上下位置のばらつきが抑えられる構成とした。そして、遊技盤80が下側壁部263に載った状態で位置決め突起259が貫通孔91に挿通される構成とした。つまり、上下位置が規定されるよりも先に、位置決め突起259が貫通孔91に挿通されることを抑制した。しかしながら、この仮置き部290に関しては必須の構成ではなく、省略することも可能である。
(g4)上記実施の形態では、載置部としての下側壁部263が略平面状をなす構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、前後に延びる突起によって遊技盤80を支える構成としてもよい。
(g5)上記実施の形態では、遊技盤80の回動中心を変位可能な構成としたが、同遊技盤80の回動中心を固定する構成としてもよい。例えば、内枠13によって遊技盤80を回動可能に軸支するとよい。特に、遊技盤80の上下方向への移動を許容した状態で軸支し、下側壁部263による位置決めがなされた後の軸部への負担を軽減するとよい。
(g6)上記実施の形態では、位置決め突起259を下側壁部263側に寄せて配置したが、位置決め突起259を上側壁部262側に寄せて配置することも可能である。しかしながら、遊技盤80の上下位置の位置決め精度が下側壁部263近傍で最も高くなる(例えば遊技盤80が左右に傾いた場合のばらつきは下側壁部263近傍で最も小さくなる)ことを想定すれば、位置決め突起259は下側壁部263側に寄せて配置することが望ましい。
(h1)上記実施の形態では、施錠装置500を「遊技機本体」としての内枠13に取り付けたが、これを変更し、「扉体」としての前扉枠14に取り付けてもよい。
(h2)上記実施の形態では、施錠装置500を前扉枠14の回動先端側に配置したが、施錠装置の位置を任意に変更してもよい。例えば、施錠装置を前扉枠14の上端及び下端に沿って配置することも可能である。なお、前扉枠14は必ずしも回動可能に設ける必要はなく、スライド移動可能に設けてもよい。
(h3)上記実施の形態では、施錠装置500が前扉枠14を内枠13に対して閉じた状態で施錠するとともに、内枠13を外枠11に対して閉じた状態で施錠する構成としたが、これに限定されるものではない。施錠装置500は、少なくとも前扉枠14を閉じた状態で施錠する機能を有していればよく、内枠13を閉じた状態で施錠する機能を省略することも可能である。但し、この場合、内枠13を外枠11に対して閉じた状態で施錠する施錠装置を別途設けることが好ましい。また、施錠装置500に、裏パックユニット15を内枠13に対して閉じた状態で施錠する機能を付与することも可能である。
(h4)上記実施の形態では、前扉枠14及びハンドルベース41によって内枠13の前面を覆うとともに、そのハンドルベース41に遊技球発射ハンドル40を装着する構成としたが、このハンドルベース41を省略し、前扉枠14に遊技球発射ハンドル40を装着することも可能である。
(h5)上記実施の形態では、前扉枠14及びハンドルベース41の両者によって施錠装置500を覆う構成としたが、これを変更し、前扉枠14によってのみ施錠装置500を覆う構成としてもよい。
(h6)上記実施の形態では、内枠13に施錠装置収容部77を形成し、その前方開放部分を施錠装置500における「ベース部材」としての第1基枠510によって覆う構成としたが、必ずしも第1基枠510によって覆う必要はない。例えば、その開放部分をカバー部材等によって覆う構成としてもよいし、同開放部分を覆わない構成とすることも可能である。仮に、開放部分を覆わない場合であっても、施錠装置500が内枠13及び前扉枠14によって覆われているため、従来の構成(施錠装置を内枠13の背面に搭載する構成)と比較すれば、少なからず防犯機能を向上させることができる。
(h7)上記実施の形態では、遊技盤80を内枠13の正面側から着脱する構成としたが、これを変更し、遊技盤を内枠の背面側から着脱する構成としてもよい。但し、このような変更を行う場合には、併せて以下の変更を行うことが好ましい。前扉枠を開放することにより、遊技盤を内枠に対して固定するロック装置の解除操作が可能となるように変更する。例えば、ロック装置の操作部を内枠の正面側に配置したり、内枠13が外枠11に対して開放されていない場合にロック装置の切り替え操作を阻止する阻止手段を前扉枠に設けたりするとよい。これにより、遊技盤が取り外され、釘87等の遊技部品に対して容易にアクセスされるといった不都合を生じにくくすることができる。
(h8)上記実施の形態では、遊技盤80を内枠13の正面側から着脱する構成としたが、これと同じ思想を内枠に搭載されている他の遊技機部品に適用することも可能である。例えば本実施の形態においては、遊技球発射機構110が内枠13に形成された貫通孔等を介して内枠の背面側に設けられた制御装置と接続されているが、その取り外しを内枠13の正面側から行う構成とすることで、遊技球発射機構110が取り除かれ、上記貫通孔を介して不正が行われやすくなるといった不都合を好適に抑制できる。
(h9)上記実施の形態では、遊技盤収容部75(詳しくは周壁部261)及び挿入部280によって遊技盤80の着脱軌道を特定し、前扉枠14を閉じた状態では、この軌道上に同前扉枠14が存在することで、遊技盤80の取り外しを不可としたが、これら遊技盤収容部75及び挿入部280を省略することも可能である。
(h10)上記実施の形態では、前扉枠14が内枠13に対して閉じた状態では、「区画手段」としての前扉枠14のガラスホルダ27と内枠13の右側壁部265とによって、内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間を遊技盤80側の領域と施錠装置500側の領域とに区画する構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、前扉枠14の背面に内枠13の前面に向けて延びる仕切部を設けてもよいし、内枠13の前面に前扉枠14の背面に向けて延びる仕切部を設けてもよい。
更には、内枠13及び前扉枠14によって囲まれた空間を遊技盤80側の領域と施錠装置500側の領域とに区画する必要は必ずしもなく、同空間を両領域に区画しない構成とすることも可能である。但し、この場合、上記実施の形態と比較して防犯機能が低下しやすくなる。
(h11)前扉枠14に、「固定手段」としてのロック装置400の操作部446の切り替えを阻止する阻止手段を設けることも可能である。例えば、ロック状態に切り替えられた状態の操作部446が嵌る凹部を形成したり、操作部446がアンロック状態に切り替えられる場合の回動方向先側から同操作部446に対して当接するストッパを形成したりするとよい。これにより、遊技盤80の不正な取り外しを抑制し、更なる防犯機能の強化に貢献できる。
(h12)上記実施の形態では、各鉤部材550,620が施錠装置収容部77から突出する構成としたが、これら各鉤部材550,620が施錠装置収容部77から突出しない構成とすることも可能である。以下、図35に基づきその具体例について説明する。図35は、施錠装置及びそれに付随する構成を示す概略図である。
図35に示すように、前扉枠14には、内枠13側に突出する鉤部材871が設けられている。施錠装置890の第1基枠891において前扉枠14の背面と対向している前板部892には鉤部材871が挿通される挿通孔893が形成されている。前板部892の背面側には鉤部材871に対応する前扉用鉤受け部材894が設けられている。前扉用鉤受け部材894には孔部895が形成されており、この孔部895に対して鉤部材871が引っ掛かることで前扉枠14が施錠された状態となる。
同様に、外枠11には、内枠13側に突出する鉤部材881が設けられている。施錠装置890において施錠装置収容部77の奥壁部301と対向している後板部896には鉤部材881の通過を許容する挿通孔897が形成されている。後板部896の前面側には鉤部材881に対応する内枠用鉤受け部材898が設けられている。内枠用鉤受け部材898には孔部899が形成されており、この孔部899に対して鉤部材881が引っ掛かることで内枠13が外枠11に対して施錠された状態となる。
以上詳述したように、前扉枠14の鉤部材871が施錠装置収容部77内に入り込むことで同施錠装置収容部77の内部領域にて鉤部材871と前扉用鉤受け部材894とが引っ掛かる構成とし、且つ外枠11の鉤部材881が施錠装置収容部77内に入り込むことで同施錠装置収容部77の内部領域にて鉤部材881と内枠用鉤受け部材898とが引っ掛かる構成とすることにより、施錠装置収容部77外への各鉤受け部材894,898の露出を抑え、同鉤受け部材894,898に対してのパチンコ機外部からのアクセスを第1基枠891によって妨げることができる。このような変更を行うことで更なる防犯性の向上に貢献することができる。
(h13)上記実施の形態では、内枠13のスリット303を通じて内枠用鉤部材620が同内枠13の背面側に露出し、それらスリット303と内枠用鉤部材620との隙間を連動杆540のフランジ545によって施錠装置収容部77の内側から覆う構成としたが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、連動杆540以外の部材等によって上記隙間を覆う構成としてもよい。特に、上記隙間を、内枠用鉤部材における鉤部以外の部分で覆う構成とすれば、同内枠用鉤部材が動作した場合に、上記隙間を好適に塞ぐことができる。
(h14)上記実施の形態では、施錠装置500の第1基枠510が部材取付部515及びフランジ部516を有する構成としたが、これら両者を省略することも可能である。この場合、部材取付部515に取り付けられている各種構成を基枠固定部511に取り付けるとよい。但し、上記実施の形態においては、それら部材取付部515及びフランジ部516によって施錠装置500の着脱軌道を規定していた。前扉枠14が閉じられた状態では、同着脱軌道上に前扉枠14が存在することにより、同施錠装置500の取り外しを抑制していた。上述の如く部材取付部515及びフランジ部516を省略する場合、例えば、施錠装置収容部77の周壁を前扉枠14側に延出させ、第1基枠510の取り外し軌道を捻出するとよい。これにより、防犯機能の低下を抑制できる。
(h15)上記実施の形態では、内枠13に施錠装置500のカム部材600に対応する開口部320を形成したが、この開口部320を省略することも可能である。但し、このような変更を行った場合、操作キーなしで前扉枠14を開放することが不可となり、利便性が低下し得る。
(h16)上記実施の形態では、内枠13の中央開口76を遊技盤80によって覆う構成としたが、遊技盤80によって塞ぐ構成とすることも可能である。この場合、遊技盤80の背面を内枠13の対向板部251に当接させることで同遊技盤80の前後位置の位置決めを行うとよい。なお、中央開口76は必須の構成ではなく、これを省略することも可能である。
(h17)上記実施の形態では、挿入部280に遊技盤80の一側部を挿入し、同遊技盤80を回動させることで装着完了位置に移動させる構成としたが、遊技盤80を前後にスライド移動させることで装着完了位置に移動させる構成としてもよい。このような変更を行う場合、例えば挿入部280を省略し、遊技盤を遊技盤収容部の周壁部によって同遊技盤のスライド方向を規定するとよい。
(h18)上記実施の形態では、施錠装置500が「ベース部材」としての第1基枠510にシリンダ錠520,連動杆540,前扉用鉤部材550,内枠用鉤部材620を取り付ける構成としたが、同第1基枠510を省略し、内枠13や前扉枠14に対して上記各種構成を取り付ける構成とすることも可能である。
(i1)上記実施の形態では、施錠装置500において「第1施錠部材」としての前扉用鉤部材550U及び「第2施錠部材」としての内枠用鉤部材630Uを施錠位置に向けて付勢する「付勢部材」としてコイルバネ560Uを用いたが、これを以下のように変更してもよい。コイルバネ560U(引っ張りコイルバネ)に代えて圧縮コイルバネや板バネ等を用いることも可能であり、同コイルバネ560Uに代えてゴム等の弾性部材を用いることも可能である。
(i2)上記実施の形態では、前扉用鉤部材550Uにおける突起554を「第1取付部」とし、内枠用鉤部材620における突起622を「第2取付部」としたが、これらを逆にすることも可能である。すなわち、内枠用鉤部材620Uの突起を同内枠用鉤部材620Uにおいて前扉用鉤部材550Uとは反対側となる部位に配設することも可能である。特に、両鉤部材550U,620Uにおいて各突起554,622を相手とは反対側にそれぞれ形成することで、コイルバネ560Uの自由長の確保を更に容易なものとすることができる。
また、内枠用鉤部材620Uが前扉用鉤部材550Uよりも上位となるように配置したが、これら両鉤部材550U,620Uを上下逆にすることも可能である。
(i3)上記実施の形態では、「ベース部材」としての第1基枠510の上端側に配置された前扉用鉤部材550U及び内枠用鉤部材620Uをコイルバネ560Uで繋ぐ構成としたが、これを変更し、第1基枠510の下端側に配置された前扉用鉤部材550L及び内枠用鉤部材620Lをコイルバネ560Lで繋ぐ構成とすることも可能である。但し、上記実施の形態においては、遊技球発射ハンドル40によって前扉用鉤部材550の配置が限定されているため、敢えて内枠用鉤部材620を前扉用鉤部材550に寄せる必要はない。
(i4)上記実施の形態では、各鉤部材550,620の突起554,622を互いに近づく側に付勢することで、それら各鉤部材550,620を施錠位置に維持する構成としたが、この付勢方向を逆にすることも可能である。すなわち、各鉤部材550,620の突起554,622を互いに遠ざかる側に付勢することで、それら各鉤部材550,620を施錠位置に維持する構成とすることも可能である。しかしながら、このような変更を行った場合には、両鉤部材550,620を近づけて配置することが難しくなると懸念される。故に、望ましくは上記実施の形態に示した構成を採用するとよい。
(i5)上記実施の形態では、前扉用鉤部材550の突起554を起立部553に設けたが、同突起をベース部551に設けることも可能である。
(i6)上記実施の形態では、前扉用鉤部材550及び内枠用鉤部材620を第1基枠510の異なる部位に配置した。すなわち、前扉用鉤部材550を第1基枠510の基枠固定部511に取り付けるとともに、内枠用鉤部材620を第1基枠510の部材取付部515に取り付ける構成とした。これを変更し、各鉤部材550,620を同一対象に取り付ける構成としてもよい。
(i7)上記実施の形態では、前扉用鉤部材550をスライド移動可能に設けるとともに、内枠用鉤部材620を回動可能に設けた。これら各鉤部材550,620の移動態様については任意であり、例えば両鉤部材550,620をスライド移動可能としてもよいし、回動可能としてもよい。
(i8)上記実施の形態では、施錠装置500の下端側に遊技球発射ハンドル40を固定するハンドルベース41を設け、このハンドルベース41との重なりを回避すべく前扉用鉤部材550Lをハンドルベース41の上方に配置した。このハンドルベース41を省略することも可能であり、これに併せて前扉用鉤部材550Lを施錠装置500(内枠13)の下端に寄せて配置することで、前扉枠14の浮き上がりを一層好適に抑制できる。この場合、前扉用鉤部材550L及び内枠用鉤部材620Lの位置が近づくと想定されるが、これら両鉤部材550L,620Lのコイルバネ560L,630の代わりに1のコイルバネを用いて両鉤部材550L,620Lを付勢することで実用上好ましい構成を実現できる。
(i9)上記実施の形態では、施錠装置500を内枠13の正面側に配置したが、これを変更し、同施錠装置を内枠13の背面側に配置することも可能である。
(i10)上記実施の形態では、各鉤部材550,620が連動杆540の動きとは独立した施錠解除位置への移動を許容する構成とした。これを変更し、各鉤部材550,620が連動杆540の動きに追従することによってのみ施錠解除位置への移動が許容される構成としてもよい。
(i11)上記実施の形態では、施錠装置500に鉤部材550,620を配するとともに前扉枠14及び外枠11に鉤受け部材63,350を配したが、これを変更し、施錠装置に鉤受け部材を配するとともに前扉枠14及び外枠11に鉤部材を配してもよい。つまり、「施錠部材」は、鉤部材に限定されるものではなく鉤受け部材としてもよい。なお、鉤部材及び鉤受け部材の両者を同等の関係とみなせば、例えば施錠装置側の施錠部材を施錠装置側係止部材、前扉枠及び外枠側の施錠部材を前扉側係止部材,外枠側係止部材と称することも可能である。
(i12)上記実施の形態では、各鉤部材550,620を1のシリンダ錠520を用いて操作可能としたが、各鉤部材550,620に個別に対応してシリンダ錠を2つ設け、それら各シリンダ錠を用いて各鉤部材550,620を個々に操作可能としてもよい。
(j1)上記実施の形態では、「開閉体」としての内枠13における「貫通孔」としてのスリット303を介して施錠装置500の内枠用鉤部材620が同内枠13の背面側に露出する構成とし、そのスリット303の周縁に沿って「壁部」としての対向壁部305を形成したが、同対向壁部305をスリット303の周縁から離して形成することも可能である。
(j2)内枠用鉤部材620は内枠13の上端及び下端に寄せて配置され、内枠13の外枠11からの浮き上がりを抑えやすくしている。この場合、例えば、上側の鉤部材620Uに対応するスリット303においては、同スリット303の上端縁に沿うようにして上記対向壁部305を延長することにより、内枠13の上側枠部13aと前扉枠14との境界部からの不正なアクセスを抑制しやすくできる。これと同様の変更を下側の対向壁部305に適用することも可能である。
(j3)上記実施の形態では、対向壁部305の起立量を内枠用鉤部材620の引っ掛かり部分を覆える程度に設定したが、これを変更し、内枠用鉤部材620のスリット303からの突出量と同等に設定してもよい。
(j4)上記実施の形態では、対向壁部305の先端部分が外枠11の鉤受け部材350に形成された開口353に入る構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、同開口353に入らない構成とすることも可能である。但し、この場合、対向壁部305の迂回が容易になり、防犯機能が低下すると懸念される。そこで、対向壁部305が開口353に入らない構成を採用する場合には、同対向壁部305の先端を鉤受け部材350の前側板部352に近接又は当接させるとよい。これにより、防犯機能の低下を抑えることができる。なお、実際にこのような変更を適用する場合には、対向壁部305の先端を前側板部352に近接又は当接させることが、装着位置のばらつき等により困難になりえる。そして、このような不都合を解消する場合、構成が煩雑化しやすくなる。故に、好ましくは、上記実施の形態に示したように、対向壁部305の先端が開口353内に入る構成を採用するとよい。
(j5)上記実施の形態では、対向壁部305が内枠13の回動先端側から内枠用鉤部材620の移動範囲全域に重なる構成としたが、必ずしもこれに限定されない。対向壁部は、前記移動範囲の一部に重なる構成とすることで、内枠用鉤部材620の施錠解除状態への切り替えを困難なものとすることができる。
(j6)上記実施の形態では、対向壁部305をスリット303に対して内枠用鉤部材620の解除方向(下方)に僅かにずらして配置したが、必ずしもこのようにずらして配置する必要はない。また、対向壁部305の縦幅は、内枠用鉤部材620をその移動範囲全域で覆うことができるのであれば、スリット303の縦幅に合わせる必要はない。但し、スリット303についても不正具の侵入経路として狙われやすいと想定されるため、望ましくは、スリット303に合わせて対向壁部を形成するとよい。
(j7)対向壁部305は、施錠状態の内枠用鉤部材620に対して施錠側に延びている必要はなく、少なくとも施錠解除位置側に延びていればよい。これにより、内枠用鉤部材620にワイヤ等の不正具を引っ掛けて施錠解除状態に切り替えるといった行為を抑制することができる。
(j8)上記実施の形態では、対向壁部305の起立方向を、スリット303からの内枠用鉤部材620の突出方向と同一としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、内枠用鉤部材620の突出方向に対して傾けることも可能である。但し、このような変更を行う場合であっても、同対向壁部において内枠13の回動先端側を向いた面を前記突出方向と平行又は内枠用鉤部材620の先端側にて同内枠用鉤部材620から離れるように傾斜させることが好ましい。
なお、対向壁部において内枠13の回動先端側を向いた面は曲面であってもよい。
(k1)上記実施の形態では、「開口」としての開口部320が遊技機側方及び遊技機後方に連続する構成としが、開口部が遊技機側方及び遊技機後方いずれか一方を向く構成とすることも可能である。言い換えれば、開口部320が相互に異なる方向を向いた複数の壁面部312a,312bに跨る構成とした。これに限定されるものではく、複数の壁面部に跨らない構成とすることも可能である。
例えば、開口部をパチンコ機10の後方を向く壁面部に形成してもよい。但し、このような変更を行った場合、「規制部位」としてのカム部材530やネジ531の取り外し作業が容易になる反面、外枠11によって開口部320を覆うことが難しくなり得る。
また、開口部を内枠13の回動先端側を向く壁面部に形成することも可能である。但し、このような変更を行った場合、外枠11によって開口部を覆いやすくなる反面、ネジ531の取り外し作業が難しくなると想定される。
故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、開口部320をパチンコ機10の後方を向く壁面部312aと内枠13の回動先端側を向く壁面部312bとに跨るように形成し、作業のやりやすさと防犯性の確保とを両立するとよい。
(k2)上記実施の形態では、開口部320を介してのカム部材530及びネジ531の取り出しを許容する構成としたが、これを変更し、それらカム部材530及びネジ531の取り出しを不可とする構成としてもよい。但し、このような変更を行った場合には、取り外されたカム部材530及びネジ531が施錠装置収容部77内に残留することで、それらカム部材530やネジ531が引っ掛かる等して解錠操作が妨げられる可能性が生じる。本実施の形態においては、前扉用鉤部材550U,550Lをカム部材530よりも上側に配置しているため、カム部材530等との引っ掛かりは回避されやすいが、前扉枠14の解錠時に連動杆540が下方に移動する構成であるため当該連動杆540と施錠装置収容部77の下側壁部等との間にカム部材530等が挟まるといった不都合は十分発生し得る。そこで、上記変更に併せて、前扉枠14の解錠時の連動杆540の動作方向を逆にする等の対策を講じることが望ましい。
(k3)上記実施の形態では、両前扉用鉤部材550U,550Lをカム部材530の上方に配置したが、これら前扉用鉤部材550U,550Lの配置を以下のように変更することも可能である。例えば、両前扉用鉤部材550U,550Lをカム部材530の下方に配置してもよいし、前扉用鉤部材550Uをカム部材530の上方、前扉用鉤部材550Lをカム部材530の下方に配置することも可能である。特にカム部材530の一方側にまとめて配置することにより、カム部材530から遠い側の前扉用鉤部材550への不正なアクセス(開口部320を介しての不正解錠)をカム部材530から近い側の他方の前扉用鉤部材550によって妨げるといった防犯機能の向上が見込まれる。
(k4)上記実施の形態では、開口部320の特定部分を部分的に拡張する拡張部321を形成し、ドライバ等の工具を挿入する際の目安及びガイドとして利用可能としたが、開口部320を全体的に拡張し工具の挿入軌道が確保されるのであれば、拡張部321を省略することもできる。
また、上記実施の形態では、ネジ531の取り外し作業を行うための拡張部321を、カム部材530及びネジ531を取り出しを許容する開口部320に対して、一体的に設けたが、同拡張部321に相当する構成(例えば貫通孔や開口)を開口部320とは別個独立して設けることも可能である。
(k5)上記実施の形態では、外枠11によって開口部320を覆う構成としたが、同外枠11によって開口部320を塞ぐ構成としてもよい。これにより、更なる防犯機能の向上に貢献できる。
(k6)上記実施の形態では、施錠装置500のカム部材530を固定する「固定具」としてネジ531を用いたが、このネジ531に代えて、係止ピンやCリング等の係止部材を用いることも可能である。
また、内枠13を閉じることにより、外枠11又はそれに付随する構成が「固定具」の取り外し軌道上位置する構成としてもよい。特に、係止ピンやCリング等の係止部材によってカム部材530を固定する構成との組み合わせにおいては、シリンダ錠520の軸線方向と、固定具の取り外し方向とを交差させ、具体的には取り外し方向が内枠13の回動先端側を向くようにすることが容易となる。これにより、本変形例を好適に実現できる。
(k7)上記実施の形態では、連動杆540によってカム部材530の動作を前扉用鉤部材550に伝達する構成としたが、この連動杆540を省略し、カム部材530によって前扉用鉤部材550を直接動作させる構成としてもよい。
(l1)上記実施の形態では、「遊技機本体」としての内枠13の施錠装置500が「第2施錠部材」としての前扉用第2鉤部材580を有するとともに、前扉枠14が鉤受け部材63を有する構成としたが、両者を入れ替えることも可能である。すなわち、施錠装置500が鉤受け部材を有するとともに、前扉枠14が鉤部材を有する構成とすることも可能である。この場合、鉤部材が押し込まれることで、鉤受け部材が施錠解除状態から施錠状態に切り替わる構成とすればよい。
(l2)上記実施の形態では、「第2施錠部材」としての前扉用第2鉤部材580が「第1施錠部材」としての前扉用第1鉤部材550の施錠解除状態への切り替えと連動して施錠解除状態に切り替えられる構成としたが、両鉤部材550,580を連動させる必要はない。例えば、前扉用第2鉤部材580に対応するシリンダ錠520を別途設け、解錠操作を個別に行う構成とすることも可能である。但し、この場合、前扉枠14の開放作業が煩雑なものとなり、メンテナンス性の悪化を招来し得る。故に、望ましくは、前扉用第1鉤部材550と前扉用第2鉤部材580とを連動させ、1の解錠操作によって、それら両鉤部材550,580が施錠解錠状態に切り替えられる構成とするとよい。
(l3)上記実施の形態では、前扉用第2鉤部材580を「扉体」としての前扉枠14の回動先端側に配置したが、同前扉用第2鉤部材580を前扉枠14の回動基端側に配置することも可能である。
また、前扉用第2鉤部材580を「遊技用操作部」を構成するハンドルベース41寄りに配置したが、同前扉用第2鉤部材580を前扉枠14の回動中心軸線寄りに配置することも可能である。
(l4)上記実施の形態では、前扉用第2鉤部材580の施錠位置が前扉枠14の回動先端側(ハンドルベース41側)、施錠解除位置が前扉枠14の回動基端側となるように構成したが、これら施錠位置と、施錠解除位置とを逆にしてもよい。但し、ハンドルベース41との境界部位付近での前扉枠14の浮き上がりを抑えるには、施錠位置をハンドルベース41寄り設定することが望ましい。
(l5)上記実施の形態では、施錠装置500(詳しくは第2基枠570や前扉用第2鉤部材580)を内枠13の正面側に配置したが、これを変更し、内枠13の背面側に配置することも可能である。なお、施錠装置500を内枠13に設置したが、前扉枠14に設置することも可能である。
(l6)上記実施の形態では、前扉用第2鉤部材580においては連動杆540とは独立した施錠解除位置への移動を許容する構成とした。これを変更し、施錠解除位置への移動が必ず連動杆540の動きに追従する構成とすることも可能である。
(l7)上記実施の形態では、前扉枠14の鉤受け孔部64及び膨出部66を、前者が後者よりもハンドルベース41に近くなるように配置したが、後者が前者よりも同ハンドルベース41に近くなるように配置することも可能である。
また、膨出部66を省略することも可能である。
(l8)上記実施の形態では、パチンコ機10の正面視においてハンドルベース41を施錠装置500と重なる位置に配置したが、重ならない位置に配置することも可能である。
(l9)上記実施の形態では、ハンドルベース41と前扉枠14との境界がハンドルベース41の周縁の一部となるようにそれらハンドルベース41と前扉枠14とを併存させたが、ハンドルベース41の全周に亘って両者の境界が形成されるようにハンドルベース41と前扉枠14とを併存させることも可能である。
(l10)内枠13によってハンドルベース41を開閉可能に保持してもよい。例えば、内枠13において前扉枠14の回動先端側となる端部にてハンドルベース41を回動可能に軸支するとよい。
(l12)上記実施の形態では、前扉用第2鉤部材580を1つ有する構成としたが、前扉用第2鉤部材580を複数有する構成としてもよい。この場合、第2基枠570の長手方向にそれら前扉用第2鉤部材580を並べて配置するとともに、連動杆540と同様の構成を追加することにより各前扉用第2鉤部材580を連動させるとよい。
(l13)上記実施の形態では、前扉用第2鉤部材580が左右にスライドすることで、施錠状態と施錠解除状態とが切り替えられる構成としたが、これを変更し、前扉用第2鉤部材が上下にスライドすることで、施錠状態と施錠解除状態とが切り替えられる構成としてもよい。また、前扉用第2鉤部材580を、内枠用鉤部材620と同様に、回動することで施錠状態と施錠解除状態とが切り替えられる構成とすることも可能である。
(m1)上記実施の形態では、「支持枠」としての外枠11に固定された鉤受け部材350のベース板部355を、右枠部380の設置面382に窪み部381を形成することにより設置面382よりも前方に突出させたが、この窪み部381を省略し、鉤受け部材350全体を前出しすることにより同ベース板部355を設置面382から突出させてもよい。
(m2)上記実施の形態では、「壁面部」としてのベース板部355が、鉤受け部材350を外枠11に取り付けるための取付部としての機能を有する構成としたが、これを変更し、ベース板部355が取付部としての機能を有さない構成とすることも可能である。この場合、鉤受け部材350に別途取付部を設けるとよい。
但し、ベース板部355が、外枠11と内枠13との境界部位BPから不正具が挿入された場合に、同不正具が当たることでそれ以上の侵入を妨げる機能を有している点に着目すれば、ベース板部355を外枠11に固定することで、ベース板部355の変形を抑え防犯機能の向上が期待できる。故に、望ましくは、ベース板部355を外枠11に対して固定する構成を採用することで、同ベース板部355が取付機能と防犯機能とを併せ有する構成とするとよい。
(m3)上記実施の形態では、ベース板部355が鉤受け部材350の開口353の上端よりも更に上方且つ同開口353の下端よりも更に下方に延びる構成としたが、これに限定されるものではない。ベース板部355は、少なくとも鉤受け部材350の引っ掛かり部分(すなわち開口353の上端縁)を境界部位BP側から覆っていればよく、その縦幅は任意である。但し、同ベース板部355の迂回や開口353内への侵入を難しくし、防犯機能を充実させる点に着目すれば、上記実施の形態に示すように、ベース板部355を少なくとも開口353よりも上方及び下方に延びる構成とすることが好ましい。
(m4)上記実施の形態では、ベース板部355を、内枠13の第2内側段差部312の壁面部312bよりも同内枠13の回動基端側となるように配置したが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、ベース板部355及び壁面部312bの左右位置を同一としてもよいし、ベース板部355が壁面部312bよりも内枠13の回動先端側となるように配置してもよい。但し、このような変更を行った場合には、仮に不正具が壁面部312bに沿って後方に移動すると、ベース板部355が迂回されやすくなると懸念されるため、防犯機能向上の観点から見れば、上記実施の形態に示した配置が好ましい。
(m5)上記実施の形態では、外枠11(右枠部380)の設置面382における前端縁が外枠11と内枠13との境界部位BPよりも後方に位置する構成としたが、設置面382の前端縁が境界部位BPよりも前方に位置する構成としてもよい。但し、この場合、仮に不正具の前方に移動し、ベース板部355の突出方向と一致した場合、同ベース板部355の迂回が容易なものとなり得る。これは、ベース板部355の防犯機能を低下させる要因となり得る。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、設置面382の前端縁が境界部位BPよりも後方となる構成を採用するとよい。
(m6)内枠13に、後方に突出して外枠11の窪み部381に嵌る突起等を形成するとよい。これにより、更なる防犯機能の強化に貢献できる。
(m7)上記実施の形態では、施錠装置500を内枠13の右側枠部13dに沿って配置したが、同施錠装置500を内枠13の上側枠部13aに沿って配置することも可能である。この場合、外枠11の鉤受け部材350を同外枠11の上枠部に配置するとともに、窪み部381及び設置面382に相当する構成を同上枠部に形成するとよい。また、施錠装置500を内枠13の下側枠部13bや左側枠部13cに沿って配置するとともに、それに併せて鉤受け部材350,設置面,窪み部の配置を外枠11の下枠部や左枠部に配することも可能である。
(m8)上記実施の形態では、内枠13の右側枠部13dに複数の段差部311〜313を形成することにより、不正具の侵入を難しくするとともに、仮に侵入された場合であってもその侵入経路が限定されやすくした。しかしながら、それら段差部311〜313については、必ずしも必要な構成ではなく省略することも可能である。但し、段差部311〜313を省略する場合には、外枠11の窪み部381の前方に位置する第2内側段差部312の壁面部312bに相当する構成を残すことが望ましい。外枠11と内枠13との境界部位BPから挿入された不正具は、内枠13等の壁面に沿って移動しやすく、その移動経路がそれら壁面によって規定されやすい。故に、上述の如く第2内側段差部312の壁面部312bに相当する構成を残すことで、境界部位BPから侵入した不正具を窪み部381に誘導しやすくできる。これにより、鉤受け部材350のベース板部355の防犯機能を発揮させやすくできる。
(m9)上記実施の形態では、鉤受け部材350を固定する固定手段として、破断ネジを用いたが、これら破断ネジを通常のネジ、釘及び係止ピン等で置き換えることも可能である。このように固定手段を変更する場合であっても、それら固定手段の取り付け位置は、外枠11と内枠13によって囲まれる又は覆われる領域内であることが望ましい。
(m10)上記実施の形態では、鉤受け部材350の鉤受け部351において各板部の境界部位に間隙354を形成したが、これら間隙を省略することも可能である。
(m11)上記実施の形態では、鋼板を折り曲げることで鉤受け部材350を形成したが、同鉤受け部材350の材質は鋼板に限定されるものではなく、他の金属板を用いてもよいし、合成樹脂を用いてもよい。なお、合成樹脂材料を使用する場合には、鉤受け部材の内部が視認困難又は不可となるように有色不透明のものを用いるとよい。
(n1)上記実施の形態では、遊技盤80の上側切欠き部89によって「開放部」を構成したが、「開放部」を遊技盤80の厚さ方向に貫通する貫通孔によって構成することも可能である。但し、貫通孔を採用した場合には、ハーネスHを挿通させる際の作業が煩雑なものとなり得る。故に、望ましくは切欠きを採用するとよい。
(n2)上記実施の形態では、上側切欠き部89を上側及び回動中心側に開放したが、これを変更し、上側切欠き部が上側及び回動中心側のいずれか一方に開放させてもよい。
また、上側切欠き部89は必ずしも上隅に形成する必要はなく、遊技盤80の上端及び下端の中間位置に配置することも可能である。
(n3)上記実施の形態では、上側切欠き部89にハーネスHを支持するハーネス支持部89aを設け、遊技盤80の着脱作業中及び遊技盤80を装着した後は同ハーネス支持部89aによってハーネスHを支持する構成としたが、ハーネス側コネクタC1と制御装置側コネクタC2とを接続したり、遊技盤80を装着完了位置に配置したりすることで、ハーネスHがハーネス支持部89aから離間する構成としてもよい。つまり、ハーネス支持部89aによって常時ハーネスHを支持する必要はない。
(n4)上記実施の形態では、「開口部」としての中央開口76を設けたが、中央開口76とは別にハーネス用の開口を設けてもよい。
(n5)上記実施の形態では、音声ランプ制御装置143(詳しくは制御装置側コネクタC2)よりも上位となる位置に上側切欠き部89を設け、その上側切欠き部89よりも更に上位となる位置にハーネス用開口部36を設けたが、これら、各種構成36,89,143の位置関係はこれに限定されるものではない。例えば、ハーネス用開口部36を上側切欠き部89よりも下位となる位置に設けてもよい。
(n6)上記実施の形態では、遊技盤80の回動中心軸線と前扉枠14の回動中心軸線とをずらすことにより、遊技盤80の装着完了位置への移動に伴って、ハーネスHの弛みが減少する構成としたが、それら両中心軸線を一致させることも可能である。この変形例を採用することで、ハーネスHの余裕代を更に小さくすることができる。故に、併せてハーネスHの全長を、上側切欠き部89を経由することなく各コネクタC1,C2の接続が不可となるように設定するとよい。これにより、作業ばらつきによってハーネスHが内枠13,前扉枠14及び遊技盤80の三者間にて挟まるといった不都合を生じにくくすることができる。
(n7)上記実施の形態では、前扉枠14のハーネス用開口部36と音声ランプ制御装置143の制御装置側コネクタC2と遊技盤80の上端部との三者を結んだ最短経路上に上側切欠き部89を形成したが、上側切欠き部89をこの最短経路から外れた位置に形成することも可能である。但し、この場合、遊技盤80を装着完了位置に向けて回動させることでハーネスHの弛みが減少し、同ハーネスHが上側切欠き部89側に移動するといった位置合わせ機能を享受することが難しくなると想定される。
(n8)上記実施の形態では、遊技盤80を回動させることにより装着完了位置に配置する構成としたが、同遊技盤80をスライドさせることで装着完了位置に配置する構成としてもよい。
また、遊技盤80の回動中心を前扉枠14の回動基端側と同一側に設定したが、遊技盤80の回動中心を前扉枠14の回動基端側とは反対側に設定することも可能である。
なお、前扉枠14については、内枠13によって回動可能に支持される構成としたが、同内枠13によってスライド移動可能に支持される構成とすることも可能である。
但し、上記3つの変形例を採用した場合には、上記実施の形態に示した構成と比較してハーネスHの余裕代を増加させる必要が生じる。このため、周辺部品との干渉等による断線等の不具合を生じやすくなると想定される。故に、ハーネスHの余剰撓み分を逃がすためのスペースの確保等を行うことが好ましい。
(n9)上記実施の形態では、前扉枠14のハーネス用開口部36を同前扉枠14の回動基端側の端部に寄せて設けたが、同ハーネス用開口部36の配置は任意である。例えば、ハーネス用開口部36を同前扉枠14の回動先端側に設けることも可能である。この場合、ハーネスHを前扉枠14の背面に沿って回動基端側に案内し、回動基端側の端部に寄った位置で保持するクランプ等を設けることが好ましい。
(n10)上記実施の形態では、前扉枠14が「演出装置」として環状電飾部23及びスピーカ部26を有する構成としたが、これら両者の一方を省略することも可能である。また、前扉枠14が「演出装置」として液晶ディスプレイ等の表示装置を有する構成としてもよい。
(o1)上記実施の形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
また、弾球式でない遊技機、例えば、複数種の図柄が周方向に付された複数のリールを備え、メダルの投入及びスタートレバーの操作によりリールの回転を開始し、ストップスイッチが操作されるか所定時間が経過することでリールが停止した後に、表示窓から視認できる有効ライン上に特定図柄又は特定図柄の組み合わせが成立していた場合にはメダルの払い出し等といった特典を遊技者に付与するスロットマシンにも本発明を適用できる。
更に、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも本発明を適用できる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
特徴A1.遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を着脱可能に支持する支持枠(内枠13)と
を備え、
前記支持枠に対して前記遊技盤が遊技機前方から取り付けられている遊技機において、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤の前面に当接する複数の当接部(ストッパ267)と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押すことにより同遊技盤を遊技機前方に向けて付勢する付勢手段(板バネ270)と
を備え、
前記複数の当接部は、前記付勢手段の付勢力による1の当接部を支点とした前記遊技盤の回動を他の当接部によって抑えることができる位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする遊技機。
特徴A1によれば、遊技盤を支持枠の前方(すなわち支持枠の正面側)から取り付け可能とすることにより、支持枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う場合と比較して、作業の容易化を促進できる。このように遊技盤を支持枠の正面側から取り付ける構成においては、支持枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う構成と比較して、遊技盤の前面の位置精度(例えば前後方向の位置精度)を向上させることが難しくなると想定されるが、本特徴においては、当接部及び付勢手段によって遊技盤の前面を対象として位置決めを行うことにより、同前面の位置精度を高めやすくしている。
付勢手段によって遊技盤を付勢する構成においては、例えば遊技盤において付勢手段によって押される位置と、当接部によって止められる位置とをずらすことにより、付勢手段の付勢力の及ぶ範囲を拡げやすくし、構成の煩雑化を抑えつつ同遊技盤の位置決め機能を向上することができる。しかしながら、単にこのような構成を適用した場合には、遊技盤が当接部を支点として回動しやすくなると想定される。更には、仮に遊技盤の回動が阻止されている場合であっても、同遊技盤に対して回転モーメントが作用しやすい状態となり得る。これらは、位置決め時の安定性を低下させ、同遊技盤の位置決め精度の向上を妨げる要因となり得るため好ましくない。そこで、本特徴においては、複数の当接部を、付勢手段の付勢力による1の当接部を支点とした遊技盤の回動を他の当接部によって抑えることができる位置に配置することで、上述した不都合を払拭することが可能となっている。これにより、遊技盤の取り付けを容易化しつつ、同遊技盤の位置精度の向上に貢献できる。
また、当接部を複数設けることで、例えば上述した複数の当接部を包括するような大型の当接部を設ける場合と比較して、当接部の成形の容易化及び同当接部による位置決め精度の確保の容易化に貢献できる。
特徴A2.前記複数の当接部は特定方向に並べて配置されており、
前記付勢手段は、前記特定方向において、前記当接部群の両端に配置された2つよりも内側となる位置に配置されていることを特徴とするA1に記載の遊技機。
特徴A2に示すように当接部群の配置方向(特定方向)において両端に配置された2つよりも内側となる位置に付勢手段を配置する構成とすれば、遊技盤の回動を好適に抑制することができ、位置決め精度の向上に貢献できる。
特徴A3.前記付勢手段を複数有し、
前記当接部は、遊技機の正面視においてそれら個々の付勢手段の両側にそれぞれ配置されていることを特徴とするA1又はA2に記載の遊技機。
特徴A3によれば、付勢手段を複数設け、遊技盤を押す位置を増やすことにより、位置決めをしやすくできる反面、各付勢手段と当接部との位置関係によっては、特定の当接部に加わる負荷が極端に大きくなることが懸念される。これは当接部の変形等を促進させ遊技盤の各所における位置決めの精度にばらつきが生じる要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴においては、遊技機の正面視においてそれら付勢手段の両側に当接部を各々配置することにより、上記デメリットを抑えつつ上記メリットを好適に享受できる。これにより、遊技盤の位置決め精度の更なる向上に貢献している。
特徴A4.前記付勢手段は、同付勢手段の両側にある前記当接部のほぼ中央に配置されていることを特徴とするA3に記載の遊技機。
特徴A4によれば、付勢手段の付勢力によって各当接部に加わる負荷の差を小さくすることができる。これにより、例えば一方の当接部が変形しやすくなるといった不都合を生じにくくし、位置決め精度の低下を抑制しやすくできる。
なお、本特徴に示す構成を「前記付勢手段は、前記遊技盤において当該付勢手段によって押されている部位から当該付勢手段の両側にある前記当接部のうち一方の当接部及び前記遊技盤が当たっている部位までの距離と、前記遊技盤において当該付勢手段によって押されている部位から当該付勢手段の両側にある前記当接部のうち他方の当接部及び前記遊技盤が当たっている部位までの距離とがほぼ同等となる位置に配置されていることを特徴とするA3に記載の遊技機」と置き換えることも可能である。
特徴A5.前記支持枠に設けられているとともに前記遊技盤よりも下側に配置され、遊技球を発射する遊技球発射装置(遊技球発射機構110)を備え、
前記遊技球発射装置は、遊技球の発射方向を規定する発射レール(発射レール112)を有し、
前記遊技盤の前面に取り付けられ、前記発射レールから発射された遊技球を前記遊技領域に導く誘導レール(誘導レール100)と、
前記支持枠の前面に設けられ、前記発射レールが設置される設置面(発射機構設置部79)と
を備え、
前記当接部と前記設置面とが一体成形されていることを特徴とするA1乃至A4のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴A1等に示したように遊技盤の前面にて位置決めを行う構成においては、その位置決め精度が当接部、詳しくは当接部において遊技盤が当接する面(以下便宜上、当接面と称する)の位置によって左右されることとなる。仮に、当接面と設置面との位置がばらつくと、発射レール及び遊技盤の前面(詳しくは誘導レール)の前後位置がばらつきやすくなる。これにより、誘導レールにおける遊技球の着地位置がばらつくと想定される。これは遊技球の円滑な誘導を妨げる要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴に示すように、当接部及び設置面を一体成形することにより、当接部と設置面との位置ばらつきを抑えることが可能となる。これにより、上記不都合を生じにくくし、遊技球の誘導を円滑なものとすることができる。
特徴A6.前記遊技領域は略円形状をなしており、
前記遊技盤の前面に設けられ、遊技球発射装置(遊技球発射機構110)から発射された遊技球を同遊技領域に導く誘導レール(誘導レール100)を備え、
前記誘導レールは、前記遊技領域の外縁において前記遊技盤の一辺側となる部位に沿って延びているとともに、前記遊技盤の一辺側に凸となる円弧状をなしており、
前記当接部は、前記誘導レールにおいて前記一辺側に凸となっている部分の上方及び下方にそれぞれ配置されていることを特徴とするA1乃至A5のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴A6によれば、誘導レールにおいて遊技盤の一辺側に凸となっている部位の上下に当接部を配置することで、遊技領域と当接部とを遊技盤の前面側にて好適に共存させることが可能となる。
なお、特徴A5との組み合わせにおいては特に、本特徴における「遊技球発射装置」,「誘導レール」を特徴A5における「遊技球発射装置」及び「誘導レール」と同一のものとしてもよい。
特徴A7.前記当接部及び前記付勢手段は前記遊技盤の一辺に沿って配置されていることを特徴とするA1乃至A6のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴A1等に示したように、遊技盤の前面側に遊技領域が形成されている構成において、更に同遊技盤の前面に対応する当接部を有する構成とした場合、それら当接部の配置によって遊技領域の拡がりが制限されることは好ましくない。この点、特徴A7に示すように、当接部及び付勢手段を遊技盤の一辺に沿って配置し、位置決めに関する構成の占有領域の拡がりを抑える構成とすれば、上記不都合を抑制し、当接部と遊技領域とを好適に共存させることが可能となる。
特徴A8.前記支持枠によって回動可能に支持され、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)を備え、
前記当接部及び前記付勢手段は、前記遊技盤において前記支持枠により支持されている側と同一側の一辺に沿って配置されており、
前記遊技盤は、前記当接部と前記付勢手段との間に挿入された状態にて、その挿入された部分を中心として回動されることにより前記支持枠に対して着脱されるものであることを特徴とするA1乃至A7のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴A8に示すように支持枠に扉体が設けられている場合には、扉体を開放した状態で遊技盤を遊技機前方から真っ直ぐ押し込んで取り付けるのは難しくなり得る。特に、遊技機が遊技ホールの島設備に設置されている場合には、扉体の回動基端側において遊技盤を取り付ける際の作業スペースの確保や取付軌道の確保が困難になりやすいと想定される。この点、本特徴によれば、遊技盤を挿入部に挿入した後で、支持枠に対して回動させることにより取付完了位置に配置することができるため、上述した不都合を好適に払拭することができる。
このような構成において、仮に遊技盤を所定の取り付け位置に配置した後、当接部を遊技盤に当接する位置に移動させる等の別途操作が必要である場合には、上述の如く作業スペースの確保が難しい等の理由から作業が煩雑化すると想定される。故に、遊技盤の回動基端側においては、別操作を必要としない固定式の当接部を採用するこが好ましい。これにより、遊技盤の取り付け作業の更なる容易化が期待できる。
特徴A9.前記当接部は、前記付勢手段において前記遊技盤の背面に当接する部位よりも前記遊技盤の回動基端側となる位置に配置されていることを特徴とするA8に記載の遊技機。
特徴A8に示したように、当接部と付勢手段との間に遊技盤を挿入する構成においては、仮に遊技盤の挿入角度が小さくなると同遊技盤が支持枠に対してひっかかりやすくなると懸念される。この点、本特徴においては、当接部が付勢手段において遊技盤の背面に当接する部位よりも遊技盤の回動基端側に配置されていることで、挿入口を遊技機前側に向けることが可能となる。これにより、上記挿入角度を大きくでき挿入作業の容易化に貢献できる。
また、遊技盤を遊技機前方に付勢する構成を採用した場合、その付勢力をある程度高めに設定することにより、位置決め精度の向上を図ることができる。しかしながら、付勢力を強めると遊技盤の装着作業が難しくなり得る。この点、本特徴によれば、当接部と付勢手段の当接部位とをずらして配置することで、付勢力を大きくした場合にその付勢力が遊技盤を挿入する際の抵抗となることを抑制でき、位置決め精度の向上と挿入作業の容易化と好適に両立できる。
特徴A10.前記当接部は、前記支持枠に固定された第1当接部であり、
前記付勢手段は、第1付勢手段であり、
前記支持枠において前記第1当接部よりも前記遊技盤取付け時における当該遊技盤の回動先端側に設けられ、前記遊技盤の前面に当接する状態と、同遊技盤の前面に当接しない状態とに切替え可能な第2当接部(ロック装置400の操作部446)と、
前記支持枠において前記第2当接部と同一側に設けられ、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押すことにより同遊技盤を遊技機前方に向けて付勢する第2付勢手段(ロック装置400のプッシャ420及びコイルバネ430)と
を備えていることを特徴とするA8又はA9に記載の遊技機。
特徴A10によれば、遊技盤の位置決め精度の向上が期待できる。例えば、遊技盤の回動基端側では固定式の第1当接部を採用し、遊技盤の回動先端側では可動式の第2当接部を採用することで、遊技盤の前方の作業スペースを有効活用し遊技盤の着脱作業を容易化できる。
特徴A11.前記第1付勢手段は、前記遊技盤が回動される過程にて同遊技盤を付勢可能に形成されており、
前記第2付勢手段は、前記第2当接部の前記当接しない状態から前記当接する状態への切替えに基づいて前記遊技盤を付勢するように構成されていることを特徴とするA10に記載の遊技機。
特徴A11によれば、第1付勢手段によって回動中の遊技盤を付勢する構成とすることで遊技盤を回動させる際の操作ばらつきを抑制でき、例えば遊技盤が支持枠に引っ掛かって回動操作が妨げられるといった不都合を生じにくくすることができる。また、遊技盤の回動先端側に配置した第2付勢手段は、遊技盤を装着完了位置に配置した後、第2当接部を上記当接する状態へ切り替えることによって、遊技盤を付勢することとなる。故に、第2付勢手段の付勢力を強め位置精度の向上を図ったとしても、それにより遊技盤の装着作業が妨げられやすくなることは無い。つまり、作業の容易化と位置決め精度の両立に貢献できる。
特徴B1.遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を支持する支持枠(内枠13)と
を備え、
前記支持枠に対して前記遊技盤が遊技機前方から取付可能な遊技機において、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤の前面に当接する当接部(例えばストッパ267やロック装置400の操作部446)と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押すことにより同遊技盤を遊技機前方に向けて付勢する付勢手段(例えば板バネ270やコイルバネ430)と
を備え、
前記当接部及び前記付勢手段は、前記支持枠において前記遊技盤の一端側となる位置及び同遊技盤の他端側となる位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする遊技機。
特徴B1によれば、遊技盤を支持枠の前方(すなわち前面側)から取付可能とすることにより、支持枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う場合と比較して、同遊技盤の着脱作業の容易化を促進できる。但し、このように遊技盤を支持枠前方から取り付ける構成においては、支持枠の背面側から遊技盤を取り付ける構成と比較して、遊技盤前面の遊技盤取付方向(前後方向)における位置精度を向上させるのは難しくなると想定される。
この点、本特徴においては、付勢手段によって遊技機前方へ遊技盤を押し、同遊技盤の移動を当接部によって阻止することにより、同遊技盤の前後位置を規定できる。特に、これら当接部及び付勢手段を遊技盤の両端側に配置することにより、上記付勢力によって遊技盤が傾いたり回動したりすることを抑制しやすくしている。これにより、遊技盤(詳しくはその前面)の位置精度向上に貢献できる。
なお、本特徴においては、一端側の付勢手段及び当接部を、同付勢手段の付勢力による当該当接部を中心とした遊技盤の回動を阻止可能なとなるように配置することが望ましい。例えば、同付勢手段の前方や同付勢手段の両側等に当接部を配置するとよい。また、他端側の付勢手段及び当接部についても同様に、同付勢手段の付勢力による当該当接部を中心とした遊技盤の回動を阻止可能となるように配置することが望ましい。
特徴B2.前面に遊技領域(遊技領域PE)が形成されているとともに、背面に前記遊技領域を通過した遊技球を回収する回収通路(台座部材141の回収通路)が設けられている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を支持する支持枠(内枠13)と
を備え、
前記遊技盤は、前記支持枠に対して遊技機前方からの取り付けが許容されているとともに、前記支持枠に形成された開口を通じて前記回収通路が当該支持枠の後方に露出した状態で配置されている遊技機において、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤の前面に当接する当接部(例えばストッパ267やロック装置400の操作部446)と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押すことにより同遊技盤を遊技機前方に向けて付勢する付勢手段(例えば板バネ270やコイルバネ430)と
を備え、
前記当接部及び前記付勢手段は、前記支持枠における前記開口を挟んだ両側にそれぞれ配置されていることを特徴とする遊技機。
特徴B2によれば、遊技盤を支持枠の前方(すなわち前面側)から取付可能とすることにより、支持枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う場合と比較して、同遊技盤の取付作業の容易化を促進できる。但し、このように遊技盤を支持枠前方から取り付ける構成においては、支持枠の背面側から遊技盤を取り付ける構成と比較して、遊技盤前面の遊技盤取付方向(前後方向)における位置精度を向上させるのは難しくなると想定される。
この点、本特徴においては、付勢手段によって遊技機前方へ遊技盤を押し、同遊技盤の移動を当接部によって阻止することにより、同遊技盤の前後位置を規定できる。特に、これら当接部及び付勢手段を開口を挟んだ両側にそれぞれ配置することにより、上記付勢力によって遊技盤が傾いたり回動したりすることを抑制でき、遊技盤(詳しくはその前面)の位置精度向上に貢献できる。
なお、本特徴においては、開口の一方側に位置する付勢手段及び当接部を、同付勢手段の付勢力による当該当接部を中心とした遊技盤の回動を阻止可能なとなるように配置することが望ましい。例えば、同付勢手段の前方や同付勢手段の両側等に当接部を配置するとよい。また、開口を挟んだ反対側に位置する付勢手段及び当接部についても同様に、同付勢手段の付勢力による当該当接部を中心とした遊技盤の回動を阻止可能なとなるように配置することが望ましい。
特徴B3.前記当接部及び前記付勢手段は、前記遊技盤の周縁に沿って配置されていることを特徴とするB1又はB2に記載の遊技機。
特徴B3に示すように当接部及び付勢手段を遊技盤の周縁に沿って配置することにより、広範囲にて遊技盤の位置精度を高めることが可能となる。
特に特徴B2に示したように遊技盤の前面側に遊技領域,背面側に回収通路が設けられている場合には、それら遊技領域及び回収通路と当接部及び付勢手段とを好適に共存させることができる。
特徴B4.前記支持枠によって、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)が開閉可能に支持されており、
前記扉体には、前記遊技領域の前方に位置するとともに透明性を有し、前記遊技領域が視認可能となるように形成されたパネル部材(ガラス22)が設けられており、
前記遊技領域には、前記遊技盤から前記パネル部材に向けて突出し、同パネル部材に対して遊技球の直径以下の隙間を隔てて対峙する遊技部品(センターフレーム95等)が設けられており、
前記当接部及び前記付勢手段は、前記遊技盤が前記当接部に当接している状態にて、前記付勢手段側への同遊技盤の変位を許容するものであることを特徴とするB1乃至B3のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴B4によれば、扉体のパネル部材を介して遊技領域内を移動する遊技球の動きが視認可能となっている。パネル部材と遊技部品との間に隙間を設けることで、遊技球がパネル部材に衝突するといった不都合が生じにくくなっている。扉体が開閉可能な遊技機においては、遊技領域内にて遊技球の移動が滞る等した場合に同扉体を開放することで遊技領域へのアクセスが可能となる。このように扉体を開放することにより、遊技球の詰まり等の解消作業を行うことができる。作業後に扉体を閉じる場合、仮に遊技球が遊技部品とパネル部材との間に挟まると、遊技球を介して遊技部品とパネル部材とが干渉した際の衝撃等によりそれら遊技部品やパネル部材の変形等が発生し得る。
この点、本特徴においては、遊技盤の後方への変位を許容している。これにより、遊技部品とパネル部材との間に遊技球が挟まった場合に付勢手段の付勢力に抗して遊技盤(遊技部品)が変位することによりその衝撃を弱めることができる。故に、遊技部品やパネル部材の変形等を好適に抑制することができる。すなわち、遊技部品等を保護することが可能となる。特に、当接部及び付勢手段を遊技盤の両端にそれぞれ配置することで、位置決め機能を向上し、更には遊技盤の広域にて遊技部品の保護機能を享受することが可能となり、遊技部品の大型化や同遊技部品の配置の多様化等に好適に対応できる。
特徴B5.前記遊技部品は、前記遊技盤の一端側に位置する前記付勢手段と同遊技盤の他端側に位置する前記付勢手段との間に配置されていることを特徴とするB4に記載の遊技機。
特徴B5に示すように遊技部品を挟んだ両側に付勢手段を配置することで、特徴B4に示した遊技部品及びパネル部材の保護機能の更なる向上が期待できる。特に、特徴B3との組み合わせ(当接部及び付勢手段を遊技盤の周縁に沿って配置する構成)においては、遊技領域(遊技部品)や回収通路等との共存を図りつつ、保護機能を享受でき、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴B6.前記支持枠に設けられているとともに前記遊技盤よりも下側に配置され、遊技球を発射する遊技球発射装置(遊技球発射機構110)を備え、
前記遊技球発射装置は、遊技球の発射方向を規定する発射レール(発射レール112)を有し、
前記遊技盤には、当該遊技盤の前面から起立し、前記遊技球発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に誘導する誘導レール(誘導レール100)が設けられており、
前記誘導レールの入口部(入口部分104)は、前記遊技盤の下端寄りに配されており、
前記当接部及び前記付勢手段は、前記遊技盤の下端寄りに配置されていることを特徴とするB1乃至B5のいずれか1つに記載の遊技機。
遊技球発射装置から発射された遊技球を誘導レールによって遊技領域に導く構成においては、誘導レールにおける遊技球の着地位置のばらつきに起因して、同遊技球の着地時に誘導レールに生じる衝撃が大きくなり得る。この様な衝撃の増大は、例えば誘導レールに歪み等を生じさせ、遊技球の円滑な誘導が損なわれる要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴に示すように、誘導レールの入口部を遊技盤の下端寄りに配置するとともに当接部及び付勢手段を同じく遊技盤の下端寄りに配置することにより、入口部の位置精度を向上できる。これにより、上述した着地位置のばらつきを抑制でき、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴B7.前記当接部及び前記付勢手段は、前記遊技盤の幅方向において前記誘導レールの入口部を挟んだ両側にそれぞれ配置されていることを特徴とするB6に記載の遊技機。
特徴B7によれば、遊技盤の位置精度を誘導レールの入口部にて更に向上させることができ、特徴B6に示した効果を更に顕著なものとすることができる。
特徴B8.前記支持枠によって回動可能に支持され、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)を備え、
前記当接部は、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側と同じ側に設けられているとともに同支持枠に固定されている第1当接部(例えばストッパ267)と、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側とは反対側に設けられているとともに前記遊技盤の前面に当接する状態及び同遊技盤の前面に当接しない状態の両状態に切替え可能な第2当接部(例えばロック装置400の操作部446)と
を有し、
前記遊技盤には、前記遊技盤の前面及び背面に開放され、前記第2当接部が前記当接しない状態である場合に同第2当接部の挿通を許容する挿通部(挿通部92等)が形成されており、
前記付勢手段は、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側と同じ側に設けられている第1付勢手段(例えば板バネ270)と、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側とは反対側に設けられている第2付勢手段(例えばコイルバネ430)と
を有し、
前記遊技盤は、前記第1当接部と前記第1付勢手段との間に挿入された状態にて、その挿入された部分を中心として回動されることにより前記支持枠に対して着脱されることを特徴とするB1乃至B7のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴B8に示すように支持枠に扉体が設けられている場合には、扉体を開放した状態で遊技盤を遊技機前方から真っ直ぐ押し込んで取り付けることが難しくなると想定される。特に、遊技機が遊技ホールの島設備に設置されている場合には、扉体の回動基端側において遊技盤を取り付ける際の作業スペースの確保や取付軌道の確保が困難になりやすいと考えられる。この点、本特徴によれば、遊技盤を第1当接部と第1付勢手段との間に挿入した後、支持枠に対して回動させることにより取付完了位置に配置することができるため、回動基端側で作業スペースを確保する必要がなく、上述した不都合を好適に払拭することができる。
一方、遊技盤の回動先端側では、仮に回動基端側と同様に当接部を固定式とすると同当接部が遊技盤の配置作業の妨げになり得る。この点、第2当接部を遊技盤の前面に当接する状態及び同遊技盤の前面に当接しない状態に切替可能とし、この第2当接部が当接しない状態である場合に挿通される挿通部を遊技盤に形成することで、上述した配置作業上の不都合を払拭している。そして、遊技盤を取付完了位置に配置した後は、第2当接部を当接しない状態から当接する状態に切り替えることで、回動先端側での位置決めがなされる。遊技盤の回動先端側においては、回動先端側と比べて作業スペースの確保が容易であるため、上述した当接部の切替作業を行いやすくできる。
以上詳述したように、回動基端側の第1当接部を固定式とし、回動先端側の第2当接部を可動式とすることで、作業の容易化を図り、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴B9.前記第1付勢手段は、前記遊技盤が回動される過程にて同遊技盤を付勢可能に形成されており、
前記第2付勢手段は、前記第2当接部の前記当接しない状態から前記当接する状態への切替えに基づいて前記遊技盤を付勢するように構成されていることを特徴とするB8に記載の遊技機。
特徴B9によれば、第1付勢手段によって回動中の遊技盤を付勢する構成とすることで遊技盤を回動させる際の操作ばらつきを抑制でき、例えば遊技盤が支持枠に引っ掛かって同遊技盤の回動操作が妨げられるといった不都合を生じにくくすることができる。また、第2付勢手段は、遊技盤を装着完了位置に配置した後、第2当接部の当接する状態への切替操作を行うことによって、遊技盤を付勢することとなる。故に、第2付勢手段の付勢力を強め位置精度の向上を図ったとしても、それにより遊技盤の装着作業が妨げられやすくなることは無い。つまり、作業の容易化と位置決め精度の両立に貢献できる。
特徴B10.前記第1当接部は、前記第1付勢手段において前記遊技盤の背面に当接する部位よりも前記遊技盤の回動基端側となる位置に配置されていることを特徴とするB8又はB9に記載の遊技機。
特徴B8等に示したように、第1当接部と第1付勢手段との間に遊技盤を挿入する構成においては、仮に遊技盤の挿入角度が小さくなると同遊技盤が支持枠に対してひっかかりやすくなると懸念される。この点、本特徴においては、第1当接部が第1付勢手段において遊技盤の背面に当接する部位よりも遊技盤の回動基端側に配置されていることで、遊技盤の挿入口を遊技機前側に向けることが可能となる。これにより、上記挿入角度を大きくでき挿入作業の容易化に貢献できる。
また、遊技盤を遊技機前方に付勢する構成を採用した場合、その付勢力をある程度強めに設定することにより、位置決め精度の向上を図ることができる。しかしながら、付勢力を強めると遊技盤の装着作業が難しくなり得る。この点、本特徴によれば、第1当接部と第1付勢手段の当接部位とをずらして配置することで、付勢力を大きくした場合にその付勢力が遊技盤を挿入する際の抵抗となることを抑え、位置決め精度の向上と挿入作業の容易化と好適に両立できる。
特徴B11.前記第2当接部は、遊技盤の前面に沿って所定方向に延びており、前記当接しない状態では当該第2当接部の長手方向が遊技盤の回動基端側から回動先端側に向き、前記当接する状態ではそれとは異なる方向を向くように、前記支持枠に対して回動可能に取り付けられており、
前記挿通部は、当該遊技盤の回動基端側から回動先端側に延び、前記当接しない状態での前記第2当接部の通過を許容するとともに前記当接する状態での同第2当接部の通過を不可とするように形成されていることを特徴とするB8乃至B10のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴B8等に示した構成においては、遊技盤回動時の同遊技盤と第2当接部との干渉を回避すべく挿通部の開放部位を大きくすると、第2当接部と遊技盤との掛かり代を確保しにくくなる。特に第2当接部を回動式とした場合には、回動中心から掛かり部分までの距離が大きくなると、遊技盤の押えが難しくなり、上記第2付勢手段の付勢力によってかえって遊技盤の位置決め精度が低下し得る。
この点、本特徴によれば、挿通部の開放部位の大きさを第2当接部に対して無駄に大きくしなくてもよくなり、第2当接部と遊技盤との掛かり代を確保しやすくできる。更には、第2当接部の回動中心から掛かり部分までの距離を小さくすることができる。これにより、第2当接部の変形等を抑え、位置決め精度の向上に貢献できる。
特徴B12.遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を支持する支持枠(内枠13)と
を備え、
前記支持枠に対して前記遊技盤が遊技機前方から取付可能な遊技機において、
前記支持枠には、前記遊技盤を支持する支持機構(例えばロック装置400)が複数設けられており、
前記支持機構は、
前記遊技盤の前面に当接する当接部(例えばストッパ267やロック装置400の操作部446)と、
前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から遊技機前方に向けて付勢する付勢部(例えば板バネ270やコイルバネ430)と
をそれぞれ備えていることを特徴とする遊技機。
特徴B12によれば、遊技盤を支持枠の前方(すなわち前面側)から取付可能とすることにより、支持枠の背面側から遊技盤の取り付けを行う場合と比較して、同遊技盤の着脱作業の容易化を促進できる。但し、このように遊技盤を支持枠前方から取り付ける構成においては、支持枠の背面側から遊技盤を取り付ける構成と比較して、遊技盤前面の遊技盤取付方向(前後方向)における位置精度を向上させるのは難しくなると想定される。
この点、本特徴においては、付勢手段によって遊技機前方へ遊技盤を押し、同遊技盤の移動を当接部によって阻止することにより、同遊技盤の前後位置を規定できる。例えば、支持機構を遊技盤の両端側に配置することにより、上記付勢力によって遊技盤が傾いたり回動したりすることを抑制できる。これにより、遊技盤(詳しくはその前面)の位置精度向上に貢献できる。
なお、本特徴に特徴B2乃至特徴B11に示した技術的思想を適用することも可能である。特に特徴B8乃至特徴B11との組み合わせにおいて、第1当接部及び第1付勢手段によって第1支持機構を構成し、第2当接部及び第2付勢手段によって第2支持機構を構成するとよい。
特徴C1.取付対象(内枠13)に対して着脱可能な遊技部品(遊技盤80)と、
前記取付対象に設けられ、前記遊技部品を位置決めする位置決め手段(ロック装置400)と
を備え、
前記位置決め手段は、
前記遊技部品の一方側に設けられ、同遊技部品を位置決めする位置決め状態及び同遊技部品を位置決めを解除する位置決め解除状態の各状態に切替可能な操作部(操作レバー440の操作部446)と、
前記遊技部品の他方側に設けられ、前記操作部が前記位置決め解除状態から前記位置決め状態に切り替えられた場合に、前記遊技部品を前記操作部側に向けて押さえる押え部(プッシャ420)と
を備え、
前記位置決め状態では、前記押え部に押された前記遊技部品が前記操作部に対して同押え部側から当接することにより、当該操作部側への同遊技部品の移動が規制されることを特徴とする遊技機。
特徴C1によれば、操作部を位置決め解除状態から位置決め状態に切り替えることで、同操作部と押え部とによって遊技部品が挟まれる。この際、遊技部品は、操作部によって押え部側に押されるのではなく、押え部によって操作部側に押されることとなる。これにより、操作部、詳しくは同操作部において遊技部品と当接している部位を基準として同遊技部品の位置決めを行うことができる。
特徴C2.前記操作部が前記位置決め解除状態から前記位置決め状態に切り替えられることに基づいて前記押え部が前記操作部に近づくことを特徴とするC1に記載の遊技機。
遊技部品の位置ずれ等を抑制しようとすれば、押え部による押え力をある程度大きくすることが望ましい。しかしながら、この押え力が操作部の切替操作を行う初期段階で作用すると、操作部と遊技部品とがつかえる等して同操作部の切替操作が難しくなると想定される。この点、本特徴によれば、操作部の切替操作によって押え部が同操作部に近づく構成とすることにより、例えば操作部が位置決め解除状態にある場合には、それら押え部と操作部との間に遊技部品の移動や位置ばらつき許容する隙間を設けることが可能となる。これにより、押え部の押え力によって操作部の切替操作が難しくなることを抑制できる。例えば、押え部を操作部に近づく側に変形又は変位可能に形成するとよい。
特徴C3.前記押え部は、前記操作部側に付勢された状態となっており、
前記操作部が前記位置決め解除状態の場合にはその付勢力による前記遊技部品側への変位を規制し、前記操作部が前記位置決め状態の場合にはその付勢力による前記遊技部品側への変位を許容する規制手段(プッシャ420の突起422、操作レバー440の停留部442,443及び連結部444)を備えていることを特徴とするC1又はC2に記載の遊技機。
特徴C3に示すように、押え部を操作部側に付勢された状態とし、その付勢力の作用を規制手段によって規制することで、遊技部品の取り付けの容易化と遊技部品の位置精度の向上とを好適に両立できる。
例えば、押え部を付勢する付勢部材を設けることで上記付勢状態が実現されてもよいし、押え部自身の弾性力によって付勢状態が実現されてもよい。
特徴C4.前記位置決め手段は、前記取付対象から前記遊技部品に向けて起立した状態で延びる軸部(軸体410)を有し、
前記遊技部品には、前記軸部が挿通される挿通部(挿通部92)が形成されており、
前記操作部は、前記軸部の先端部分から当該軸部と交差する方向に延出するようにして形成されているとともに、前記軸部の中心軸線を中心とした回動が許容されており、
前記挿通部は、前記位置決め解除状態である場合の前記操作部の長手方向と同一方向に延びているとともに、同操作部の通過を許容するものであり、
前記操作部が前記位置決め状態に切り替えられている場合には、前記操作部の長手方向と、前記挿通部の長手方向とが相違することを特徴とするC1乃至C3のいずれか1つに記載の遊技機。
操作部と遊技部品とが当接した場合に、軸部に生じる応力は、両者の当接箇所が軸部から近ければ近いほど小さくなる。本特徴においては、挿通部を操作部と同一方向に延びる長孔状とすることで、遊技部品装着時の操作部及び遊技部品の干渉を回避しつつ、軸部に近い位置にて操作部と遊技盤とを当接させることが可能となる。これにより、上記応力を低減し、位置決め精度の向上に貢献できる。
例えば、操作部が同操作部の回動中心軸線を挟んだ両側にて遊技部品の一側に対向する構成とすることで、更なる位置決め精度の向上に貢献できる。
特徴C5.前面に遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を支持する支持枠(内枠13)と、
前記遊技盤の位置を規定する位置決め手段(ロック装置400)と
を備え、
前記遊技盤を前記支持枠に対して遊技機前方から取付可能な遊技機であって、
前記遊技盤には、前記遊技盤の厚さ方向に貫通する挿通部(挿通部92)が形成されており、
前記位置決め手段は、
前記挿通部を通って前記遊技盤の前面側に突出して設けられ、前記遊技盤の前面に対向し当該遊技盤の前面と当接することで同遊技盤の遊技機前方への移動を不可とする位置決め状態、及び前記遊技盤の遊技機前方への移動を許容する位置決め解除状態の両状態に切替可能に設けられた操作部(操作レバー440の操作部446)と、
前記遊技盤の後方に設けられ、前記操作部が前記位置決め解除状態から前記位置決め状態に切り替えられた場合に同遊技盤の背面を前記操作部側に向けて押える押え部(プッシャ420)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴C5によれば、位置決め手段の操作部を位置決め状態に切り替えることにより、操作部が遊技盤の前面に対向する位置に配置され、且つ遊技盤が押え部によって遊技機前方に向けて押されることとなる。遊技盤の前方には操作部が位置しているため、同遊技盤は操作部に押えつけられることとなる。これにより、遊技盤の前後位置が規定される。
このように、遊技盤を前方から取り付ける構成において同遊技盤の前面基準で位置決めを行う構成とすれば、遊技盤の背面基準で位置決めを行う構成と比較して、同遊技盤の前面(すなわち上記遊技領域)の位置精度を向上できる。詳しくは、遊技盤の背面基準で位置決めをした場合、遊技盤における厚み等の製造ばらつきの影響により、遊技盤の前面の位置精度が低下しやすくなる。この点、本特徴においては、このような不都合を好適に払拭し、位置精度の向上に貢献できる。
なお、特徴C1乃至特徴C4に示した技術的思想を本特徴に適用することも可能である。
特徴C6.前記支持枠によって回動可能に支持され、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)と、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側と同一側に設けられているとともに、前記扉体が支持されている側とは反対側に開放されており、同扉体が支持されている側とは反対側から前記遊技盤が挿入される挿入部(挿入部280)と
を備え、
前記遊技盤は、前記挿入部に挿入された状態で当該挿入部を中心として回動されることにより前記支持枠に対して着脱されるものであり、
前記位置決め手段は、前記支持枠に設けられているとともに、当該支持枠において前記挿入部が設けられている側とは反対に配置され、
前記挿通部は、前記遊技盤を取付完了位置へ回動させる過程において前記操作部の通過を許容するものであることを特徴とするC5に記載の遊技機。
特徴C6によれば、支持枠に位置決め手段を設けたことで、例えば遊技盤を交換することにより機種変更を行うタイプの遊技機においては、位置決め手段の機種間での使いまわしが可能となり、リユース率の向上に貢献できる。更には、位置決め手段を支持枠に設けることにより、遊技盤ごとに位置決め精度がばらつくことを抑制可能となっている。
また、支持枠に扉体が設けられている場合には、扉体を開放した状態で遊技盤を遊技機前方から真っ直ぐ押し込んで取り付けるのは難しくなり得る。特に、遊技機が遊技ホールの島設備に設置されている場合には、扉体の回動基端側において遊技盤を取り付ける際の作業スペースの確保や取付軌道の確保が困難になりやすいと想定される。この点、本特徴によれば、遊技盤を挿入部に挿入した後で、支持枠に対して回動させることにより取付完了位置に配置することができるため、上述した不都合を好適に払拭することができる。
しかしながら、仮に上記位置決め手段を扉体の回動基端側(すなわち挿入部側)に配置すると、遊技盤を挿入する際に位置決め手段が引っ掛かりやすくなったり、上記操作部を操作しにくくなったりし得る。そこで、本特徴においては、位置決め手段を支持枠において挿入部が設けられている側とは反対に配置した。これにより、位置決め手段が遊技盤の取付作業の妨げとなることを抑制している。
特徴C7.前記挿入部は、前記遊技盤の前方に位置し同遊技盤の前面に当接する当接部(ストッパ267)と、前記遊技盤の後方に位置し同遊技盤を前方へ付勢する付勢部(板バネ270)とを有してなることを特徴とするC6に記載の遊技機。
特徴C7によれば、遊技盤の回動先端側及び回動基端側の両側にて位置決め可能となり、同遊技盤の位置決め精度の向上に貢献できる。
特に、遊技盤を回動させて着脱する構成においては、挿入部に近い位置に上記位置決め手段を配置することが困難になりやすい。つまり、操作部等によって挿入部への挿入軌道が制限されやすくなるため、遊技盤取付作業の容易化を優先させると位置決め手段を回動基端側に配置することが難しくなる。また、固定式の当接部及び付勢部を回動先端側に配置すると、当接部を遊技盤に当接させることが難しくなる。
この点、回動基端側に固定式の付勢部及び当接部を配置し、回動先端側に可動式の上記位置決め手段を配置すれば、上述した各種不都合を払拭し、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴C8.前記位置決め手段には、前記支持枠から前記遊技盤に向けて起立し、前記挿通部に沿って延びる軸部(軸体410)が設けられ、
前記操作部は、前記軸部において前記挿通部から突出している先端部分から当該軸部と交差する方向に延出するようにして形成されているとともに、前記位置決め解除状態では当該操作部の長手方向が遊技盤の回動基端側から回動先端側に向き、前記位置決め解除状態ではそれとは異なる方向を向くように前記軸部の中心軸線を中心とした回動が許容されており、
前記挿通部は、当該遊技盤の回動基端側から回動先端側に延び、前記位置決め解除状態での前記操作部の通過を許容するように形成されていることを特徴とするC6又はC7に記載の遊技機。
特徴C6及びC7に示した構成においては、遊技盤を回動させた場合の同遊技盤と位置決め手段との干渉を回避すべく挿通部の開放部位を大きくすると、操作部と遊技盤との掛かり代を確保しにくくなる。特に位置決め手段を回動式とした場合には、回動中心から掛かり部分までの距離が大きくなると、遊技盤の押えが難しくなり、上記押え部の押え力によってかえって遊技盤の位置決め精度が低下し得る。
この点、本特徴によれば、挿通部の開放部位の大きさを操作部に対して無駄に大きくしなくてもよくなり、操作部と遊技盤との掛かり代を確保しやすくできる。更には、操作部の回動中心から掛かり部分までの距離を小さくすることができる。これにより、操作部(詳しくは位置決め手段)の変形を抑え、位置決め精度の向上に貢献できる。
特徴C9.前記支持枠によって、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)が回動可能に支持されており、
前記扉体には、前記遊技領域の前方に位置するとともに透明性を有し、前記遊技領域が視認可能となるように形成されたパネル部材(ガラス22)が設けられ、
前記支持枠において前記扉体の回動基端側の枠部(左側枠部13c)には、同扉体を軸支する軸部(支持金具71,72)と、前記遊技盤と対向する位置に延出し前記位置決め手段が設置される設置部(対向板部251)とが設けられていることを特徴とするC5乃至C8のいずれか1つに記載の遊技機。
扉体によって遊技盤(詳しくは遊技領域)を覆う構成においては、扉体と遊技盤との位置がばらついた場合、例えばパネル部材と遊技盤とが近づくことにより遊技領域を移動中の遊技球がパネル部材に当たりやすくなると想定される。この点、本特徴においては、支持枠において扉体の回動基端側の枠部に軸部及び設置部を併設することで、扉体と遊技盤との位置ばらつきを生じにくくすることができる。これにより、パネル部材に対する遊技球の衝突等を回避しやすくできる。
なお、特徴C7等(当接部及び枠部を有する構成)との組み合わせにおいては、前記当接部を前記支持枠の前記枠部に設け、前記付勢部を前記設置部に設けることで、更なる位置精度の向上が期待できる。
特徴C10.前記支持枠に設けられているとともに、前記遊技盤よりも下側に配置されており、前記遊技領域に遊技球を発射する遊技球発射装置(遊技球発射機構110)を備え、
前記位置決め手段は、前記遊技盤の下端寄りに配置されていることを特徴とするC5乃至C9のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴C10によれば、少なくとも遊技球発射装置側の端部近傍における遊技盤の位置精度を向上することができる。これにより、例えば遊技球の着地位置のばらつきを抑えやすくできる。例えば、遊技盤の下端縁に沿って複数の位置決め手段を配列するとよい。
特徴C11.前記遊技盤には、当該遊技盤の前面から起立し、前記遊技球発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に誘導する誘導レール(誘導レール100)が設けられており、
前記誘導レールの入口部は、前記遊技盤の下端寄りに配されており、
前記位置決め手段は、少なくとも前記入口部(入口部分104)周辺に配置されていることを特徴とするC10に記載の遊技機。
遊技球発射装置から発射された遊技球を誘導レールによって遊技領域に導く構成においては、誘導レールにおける遊技球の着地位置のばらつきに起因して、同遊技球の着地時に誘導レールに生じる衝撃が大きくなり得る。この様な衝撃の増大は、例えば誘導レールに歪み等を生じさせ、遊技球の円滑な誘導が損なわれる要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴に示すように、位置決め手段を誘導手段の入口部周辺に配置することにより、上記着地位置のばらつきを抑制でき、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴C12.前記位置決め手段は、前記誘導レールの入口部を挟んだ左右両側にそれぞれ配置されていることを特徴とするC11に記載の遊技機。
特徴C12よれば、遊技盤の位置精度を誘導レールの入口部にて更に向上させることができ、特徴C11に示した効果を更に顕著なものとすることができる。
特徴C13.前記支持枠によって回動可能に支持され、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)と、
前記支持枠において前記扉体が支持されている側と同一側に設けられているとともに、前記扉体を支持されている側とは反対側に開放されており、同扉体が支持されている側とは反対側から前記遊技盤が挿入される挿入部(挿入部280)と
を備え、
前記遊技盤は、前記挿入部に挿入された状態で当該挿入部を中心として回動されることにより前記支持枠に対して着脱されるものであり、
前記扉体に設けられ、遊技球を貯留する貯留皿(上皿33や下皿34)と、
前記遊技盤において前記入口部の回動基端側となる部位に形成され、当該遊技盤の回動基端側に開放された開放部(下側切欠き部88)と、
前記開放部を通じて前記支持枠及び前記扉体に跨って設けられているとともに、前記貯留皿よりも上位に配置され、遊技球を前記貯留皿に導く誘導通路部(通路形成部121等)と
を備え、
前記挿通部は、前記開放部に連なるとともに前記遊技盤の回動基端側に開放されていることを特徴とするC12に記載の遊技機。
特徴C12に示したように位置決め手段が入口部を挟んだ両側に配置されている場合には、両位置決め手段のうち入口部よりも回動基端側に位置する一方によって挿入部への遊技盤の挿入が妨げられやすくなることが懸念される。特に、入口部を遊技盤の幅方向における中央に配置している場合には、そのような不都合が顕著になると想定される。
また、誘導通路が貯留皿よりも上位に位置することにより遊技球を同貯留皿へ誘導する際にそれら遊技球の自重を利用して同遊技球を移動させることが可能となる。しかしながら、近年においては遊技領域が拡張される傾向にあり、これによって誘導通路の配置が制限されやすくなっている。つまり、誘導通路が遊技領域(遊技盤)の拡張によって下方へと押しやられることが懸念される。これは、貯留皿への遊技球の誘導を難しくする要因となり得る。
この点、本特徴においては、遊技盤に開放部を設けることで、上記誘導通路と遊技盤との共存が可能となっている。つまり、遊技領域を拡張しつつ誘導通路の位置を貯留皿よりも上位に配置することが可能となっている。更に、この開放部に連なるようにして回動基端側の位置決め手段用の挿通部を形成し、その挿通部を回動基端側に開放させることで、遊技盤を挿入する際の同位置決め手段と同挿通部との干渉を回避することができる。これにより、誘導通路の配置と遊技領域の拡張とを好適に実現し、更には位置決め精度の向上と遊技盤の挿入作業の容易化とを好適に両立することができる。
例えば、遊技盤における回動基端側の下隅部にて回動基端側及び下側に開放された切欠きによって前記開放部を構成するとよい。
なお、本特徴に示す「扉体」及び「挿通部」は、特徴C6等に示した「扉体」及び「挿通部」と同一のものとしてもよい。
特徴C14.前記操作部と前記押え部とが前記遊技盤を挟んで対峙していることを特徴とするC5乃至C13のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴C17によれば、遊技盤を操作部と押え部とで挟み込むことで遊技盤の位置決め精度の向上に貢献できる。
特徴C15.前記押え部は、前記操作部が前記位置決め解除状態から前記位置決め状態に切り替えられた場合に、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押す状態から、同遊技盤を押さない状態に切り替えられるものであることを特徴とするC5乃至C14のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴C15によれば、操作部を位置決め解除状態に切り替えることにより、遊技盤の取り外しが可能となる。この際、操作部を操作することで、押え部による遊技盤の押えが回避されるため、位置決め解除後に遊技盤が押え部に押されて移動することを抑制できる。これにより、例えば操作部を操作している手等が遊技盤に干渉するといった不都合を生じにくくすることができる。
特徴C16.前記押え部は、前記操作部が前記遊技盤の前面と対向している状態において、前記遊技盤を当該遊技盤の背面側から押す状態と、同遊技盤を押さない状態との切り替えがなされるものであることを特徴とするC5乃至C15のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴C16によれば、操作部が遊技盤と対向している状態にて、同遊技盤を押す状態と押さない状態との切り替えがなされる。これにより、遊技盤を装着する際の抵抗を抑えることができ、更には遊技盤を取り外す際に同遊技盤が押え部に押されて不意に移動して手等に干渉するといった不都合を生じにくくできる。
特徴D1.前面側に遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)を備え、
前記遊技盤を着脱可能に支持する支持枠(内枠13)に対して、同遊技盤が遊技機前方から取り付けられている遊技機において、
前記遊技盤の前面から突出した状態で同遊技盤に固定されているとともに、前記遊技領域を区画する遊技領域区画部材(遊技領域区画部材480)と、
前記遊技領域区画部材における前記遊技領域外の部位に設けられ、前記遊技盤の前面側から把持可能な把持部(把持部481,482)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
遊技盤を支持枠前方から着脱する構成を採用した場合、遊技盤の着脱を容易化できる反面、以下の不都合が生じやすくなると想定される。つまり、遊技盤の遊技領域に配された釘や可変表示装置等の各種構成が作業者側を向くことで、遊技盤を支持枠の背面側から着脱する構成と比較して、それら各種構成が遊技盤着脱時の把持の対象として選択されやすくなる。遊技領域内の構成が把持されることは、遊技性の意図せぬ変化等を招く要因となり得るため好ましくない。
この点、本特徴によれば、装着時及び取外時の両方にて把持可能な部位を遊技領域外に設けることで遊技領域内に配置されている釘等の各種構成が把持の対象として選択される機会を減らすことができる。すなわち、遊技領域内に配置された各種構成が把持されることを抑制し、遊技盤の着脱作業に起因した遊技性の変化等を抑えることができる。
特徴D2.前記支持枠に設けられ、前記遊技盤の一側部が挿入される挿入部(挿入部280)を備え、
前記遊技盤は、前記挿入部に挿入された状態で当該挿入部を中心として回動されることにより前記支持枠に対して着脱されるものであり、
前記把持部は、前記遊技盤における回動先端側に配されていることを特徴とするD1に記載の遊技機。
遊技盤に対して、単に把持部を設けただけでは、作業者が同把持部を積極的に活用してもらえるとは限らない。この点、本特徴によれば、把持部を活用することによる遊技盤の装着作業の容易化を明らかなものとし、同把持部を活用することによるメリットを更に高めることで、作業者に対して把持部の活用を促がすことができる。
例えば、遊技盤を装着する際には床等に置かれた遊技盤の把持部を把持したまま同遊技盤を持ち上げて、支持枠の挿入部に遊技盤を挿入する。把持部は、遊技盤の回動先端側に配置されているので、遊技盤の持ち替えを必要とすることなく、遊技盤を容易に回動させることができる。このため、把持部が、遊技盤の回動基端側に配置されている場合と比較して、遊技盤の回動作業が行いやすくなる。このように、把持部の利用によるメリットを高めることで、遊技領域内の各種構成が把持される機会を低減できる。
特徴D3.前記支持枠によって回動可能に支持され、前記遊技盤を前方から覆う扉体(前扉枠14)を備え、
前記挿入部は、前記支持枠において前記扉体が支持されている側と同一側に設けられているとともに、同支持枠において前記扉体が支持されている側とは反対側に開放されており、その開放されている側から前記遊技盤が挿入されるものであり、
前記把持部は、前記遊技盤において前記挿入部に挿入される側とは反対側に設けられていることを特徴とするD2に記載の遊技機。
扉体によって遊技盤(詳しくは遊技領域)を遊技機前方から覆う構成においては、遊技盤の着脱が同扉体によって邪魔されることで、作業を行いづらくなると想定される。このような構成に、特徴D2を適用することで、上記不都合を払拭し実用上好ましい構成を実現できる。
具体的には、扉体の回動基端側に設けられた挿入部に対して遊技盤を挿入し、同遊技盤を回動させることで装着作業が行われる。把持部が遊技盤において挿入部に挿入される側とは反対側(すなわち遊技盤の回動先端側)に設けられていることで、作業スペースの確保が容易なものとなる。例えば、遊技ホールの島設備等では、隣り合う遊技機等によって扉体の回動範囲が制限を受けやすくなるが、このような場合であっても、扉体との干渉を回避し、上記作業スペースを容易に確保できる。
また、遊技盤の取外作業時においても同様に、扉体との干渉を回避し、遊技盤を移動させるための作業スペースを容易に確保できる。このように、遊技盤の着脱作業を容易化できる位置に把持部を配することで、同把持部の活用を促進し、遊技領域内に配された各種構成が把持される可能性を減らすことができる。
特徴D4.前記遊技盤において前記遊技領域区画部材よりも同遊技盤の回動基端側に設けられ、同遊技領域区画部材と共に前記遊技領域を区画し、遊技球発射装置(遊技球発射機構110)から発射された遊技球を同遊技領域に導く誘導レール(誘導レール100)を備えていることを特徴とするD2又はD3に記載の遊技機。
特徴D4によれば、遊技球発射装置から発射された遊技球は誘導レールに着地した後、同誘導レールによって遊技領域に導かれる。誘導レールにおいては、遊技球の着地位置や角度によって同誘導レールによる遊技球の誘導態様が変化する可能性がある。つまり、誘導レールの位置がばらついて遊技球の着地位置精度が低下することで、それら遊技球の円滑な誘導が妨げられるおそれがある。そこで、本特徴においては、誘導レールと遊技領域区画部材とを別体で設けることにより、把持部が把持された場合に発生する負荷によって誘導レールの位置精度が低下することを抑制可能としている。また、遊技盤を挿入部に挿入した後回動させる構成において、誘導レールを遊技領域区画部材よりも回動基端側、すなわち遊技領域区画部材を誘導レールよりも回動先端側に配置することで、遊技盤の回動作業の容易化に貢献している。
誘導レールは、遊技領域内に配された各種構成と比較して同等以上に把持対象として選択されやすいと想定されるが、上述した遊技球の着地位置精度向上の観点から誘導レールが把持されることは好ましくない。この点、特徴D3(扉体を有する構成)との組み合わせにおいては特に、誘導レールと比較して把持部へのアクセスを容易化できる。言い換えれば、誘導レールが把持対象として選択される可能性を低減できる。これにより、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴D5.前記把持部は、個別に設けられた第1把持部(第1把持部481)及び第2把持部(第2把持部482)を有してなり、
前記第1把持部は、前記遊技盤において前記挿入部に挿入される側とは反対の端部寄りに配置されており、
前記第2把持部は、前記遊技盤において自身の回動基端側から回動先端側に延びる端部寄りに配置されていることを特徴とするD2乃至D4のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D5によれば、第1把持部及び第2把持部を個別に設けることで、遊技領域内に配された各種構成が触れられる機会を更に低減することができる。遊技盤は例えば上記各種構成として多数の釘(釘87)や表示装置(可変表示ユニット85)等を備えていることが多く、その重量が嵩む傾向にある。このように重量が嵩んでいる場合、仮に把持部を1つだけ設定すると、作業者は遊技盤を支える際に把持部を把持している手と反対の手で遊技盤の任意の箇所を把持すると想定される。この点、予め第1把持部及び第2把持部を設定しておけば、そのような機会を減らすことができる。
特に、第1把持部を遊技盤において挿入部に挿入される側と反対の端部寄りに配置し、第2把持部を遊技盤において自身の回動基端側から回動先端側に延びる端部寄りに配置することで、遊技盤の重みを支えやすくしつつ、遊技盤を持った際に両手が交差することを抑制できる。これにより、作業の容易化を目的として遊技領域内の各種構成が作業者によって積極的に把持されるといった可能性を低くすることができる。
特徴D6.前記第1把持部は、前記遊技盤の上端側に配置され、
前記第2把持部は、前記遊技盤の下端側に配置されていることを特徴とするD5に記載の遊技機。
特徴D5に示した構成を実現するには、本特徴に示すように第1把持部を遊技盤の上端側、第2把持部を遊技盤の下端側に配置するとよい。これにより、遊技盤を把持している腕が遊技領域の前方に位置することを抑制し、遊技領域に配された各種遊技部品に対して腕が当たるといった不都合を生じにくくすることができる。また、両把持部を上下に離して配置することで、遊技盤を把持した際のバランス向上に貢献できる。
特徴D7.前記遊技領域区画部材は、
当該遊技領域区画部材において前記遊技領域側を向いている部分に設けられ、前記遊技盤の誘導レール(誘導レール100)に沿って打ち出された遊技球が衝突した場合にその衝突によって発生する衝撃の一部を吸収するとともに、同遊技球を跳ね返す返し部(返しゴム490)を備え、
前記返し部及び前記第1把持部は、同返し部を前記遊技領域の内側、同第1把持部を前記遊技領域の外側として同遊技領域の内外に並設されていることを特徴とするD5又はD6に記載の遊技機。
遊技盤が持ち上げられた状態では同遊技盤の自重による負荷は、把持部(遊技領域区画部材)に集中しやすいと想定される。このように負荷が集中しやすい部分においては、それに耐え得る強度が必要になる。この点、本特徴によれば、返し部と第1把持部とを遊技領域の内外に並設することで、すなわち元来強度の確保が求められる部分(返し部が設けられている部分)に近づけて第1把持部を設けることで、強度を確保すべき箇所を集約し、強度確保に必要な領域の広がりを抑えることができる。これにより、遊技領域区画部材によって遊技領域が圧迫されるといった不都合を生じにくくすることができる。
なお、特徴D4等(誘導レールを有する構成)との組み合わせにおいては、本特徴に示した「誘導レール」を特徴D4等の「誘導レール」と同一のものとしてもよい。
因みに、本特徴に示した技術的思想を特徴D1乃至D4等に適用することも可能である。この場合、本特徴を変更し「前記遊技領域区画部材は、当該遊技領域区画部材において前記遊技領域側を向いている部分に設けられ、前記誘導レールに沿って打ち出された遊技球が衝突した場合にその衝突によって発生する衝撃の一部を吸収するとともに、同遊技球を跳ね返す返し部(返しゴム490)を備え、前記返し部及び前記把持部は、同返し部を前記遊技領域の内側、同把持部を前記遊技領域の外側として前記遊技領域の内外に並設されていることを特徴とするD1乃至D4のいずれか1つに記載の遊技機」とするとよい。
特徴D8.前記遊技盤に対して前記遊技領域区画部材を固定する第1固定手段(ネジ491)を備え、
前記第1固定手段は、前記返し部と前記第1把持部との間に配されていることを特徴とするD7に記載の遊技機。
特徴D8によれば、返し部と第1把持部との間に第1固定手段を配することで、同第1固定手段を返し部の強度確保用及び第1把持部の強度確保用として兼用することができる。これにより、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴D9.前記遊技盤に設けられた誘導レール(誘導レール100)は、前記遊技領域を流下した遊技球を前記遊技盤に形成された排出口(アウト口86)に導くとともに、その排出口よりも上側にて前記遊技盤の回動先端側に開放されており、
前記遊技領域区画部材は、前記誘導レールの開放部分を覆っており、
更に、前記遊技領域区画部材には、前記誘導レールにおける下側の開放端と前記排出口との間にて、同誘導レールに下側から対向する対向部(対向部485)を有しており、
前記第2把持部は、前記対向部に対して前記誘導レールとは反対側に配置されていることを特徴とするD5乃至D8のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D9によれば、遊技領域に達した遊技球の一部は遊技領域を流下する過程で例えば入球口(一般入賞口81等)に入球するが、同入球口に入球しなかった遊技球については誘導レールによって排出口に導かれることとなる。この誘導レールについては、遊技盤の回動先端側に開放されており、その開放端及びその周辺での強度が同誘導レールにおける他の部位と比べて低くなりやすい。また、遊技領域を流下した遊技球が衝突することで、誘導レールに負荷が加わりやすくなると想定される。仮に、誘導レールが変形等した場合には、遊技球の円滑な排出が妨げられると懸念される。
この点、本特徴においては、遊技領域区画部材が誘導レールに対して下側から対向する対向部を有している。すなわち、遊技領域区画部材の一部(対向部)が誘導レールと内外に重なっている。例えば誘導レールが対向部に当接した場合に同誘導レールの変形や位置ずれ等を抑えることが可能であり、誘導レールの誘導機能をバックアップし、上述した不都合を好適に払拭できる。
なお、特徴D4等(誘導レールを有する構成)との組み合わせにおいては、本特徴に示した「誘導レール」を特徴D4等の「誘導レール」と同一のものとしてもよい。
特徴D10.前記遊技盤に対して前記遊技領域区画部材を固定する第2固定手段(ネジ491)を備え、
前記第2固定手段は、前記対向部と前記第2把持部との間に配されていることを特徴とするD9に記載の遊技機。
特徴D10によれば、対向部と第2把持部との間に第2固定手段を配することで、同第2固定手段を誘導レールのバックアップ用及び第2把持部の強度確保用として兼用することができる。これにより、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴D11.遊技機毎に固有となる識別情報が付与された識別手段(証紙492)を備え、
前記遊技領域区画部材は、前記識別手段を設置する設置部(ユニット収容部486)を有し、
前記設置部は、前記対向部に対して前記誘導レールとは反対側に配されていることを特徴とするD9又はD10に記載の遊技機。
特徴D9に示したように、遊技領域区画部材が対向部を有する構成を採用した場合には、遊技領域区画部材における対向部周りでの強度を向上させることで上述した誘導レールのバックアップ機能を向上することができる。このような強度の向上を実現するには、遊技領域区画部材を大型化することが1つの手法として考えられる。この点、識別手段用の設置部を遊技領域区画部材に設け、その設置部と対向部とを併存させることで、遊技領域区画部材の占有スペースを有効利用できる。つまり、遊技領域区画部材の強度向上と識別手段の設置部確保(すなわちスペースの有効利用)が可能となり、実用上好ましい構成を実現できる。
なお、遊技領域区画部材については遊技盤からの着脱を特に必要としない部品であるため、その取り付けを強固にしたり、装着した後の取り外しを不可としたりすることも可能である。この遊技領域区画部材によって識別手段の取り外しを阻止することで、識別手段の不正な取り外し等を抑制し防犯性の向上に貢献できる。例えば、識別手段を遊技領域区画部材とは別の部材を用いて遊技盤に装着する構成と比較して、遊技盤の前面側のスペースを有効利用できる。遊技盤の前面には遊技領域が形成され、遊技領域外の領域が限られている点を考慮すれば、遊技領域区画部材に識別手段用の設置部を設けることによる技術的貢献度は大きいと考えられる。
特徴D12.前記遊技盤の下方に設けられ、遊技球を発射する遊技球発射装置(遊技球発射機構110)を備え、
前記遊技球発射装置から発射された遊技球を前記遊技盤の誘導レールによって前記遊技領域に導く遊技機であって、
前記遊技領域の外に設けられているとともに、前記遊技盤の回動先端側の下側隅部に配置され、前記遊技盤の前記支持枠からの取り外しを規制する規制手段(ロック装置400)を備え、
前記遊技領域区画部材は、前記遊技盤における回動先端側の縁部に沿って上下に延びるとともに、その下側の端部が前記規制手段を前記遊技領域側から迂回して前記遊技盤の下端部に達しており、
前記第2把持部は、前記遊技領域区画部材において前記規制手段に対して前記遊技盤の回動基端側となる位置に配されていることを特徴とするD5乃至D11のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D12によれば、同遊技盤の回動基端側の下側隅部に配置された規制手段によって遊技盤の取り外しを規制することで、同遊技盤の下端側での位置ずれ等を好適に抑制できる。これにより、遊技球発射装置から発射された遊技球の誘導レールにおける着地位置のばらつきを好適に抑えることができる。
また、遊技盤を回動させて装着する構成においては、その回動先端側での位置ばらつき等が回動基端側に比べて顕著になると想定される。故に、規制手段を回動基端側の端部に寄せて配置することが好ましい。本特徴においては、第2把持部を規制手段よりも回動基端側に配置することで、規制手段の回動先端側へ寄せやすくできる。また、第2把持部に関しては、遊技盤着脱時のアクセスの容易化を考慮すれば、遊技盤の周縁(詳しくは下端縁)に寄せて配置することが好ましい。つまり、規制手段のみならず第2把持部についても、遊技盤の下端に寄せて配置するこが好ましい。この点、遊技領域区画部材が規制手段を迂回して延びていることで、第2把持部を遊技盤中央に近づけることが可能となるだけでなく、遊技盤の下端縁に寄せて配置することが可能となっている。そして、同第2把持部を規制手段に対して回動基端側となる位置に配置することで、遊技盤を持ち上げている状態での安定性向上を図り、更には遊技盤の下端側に配置することで第2把持部へのアクセス容易化を図っている。故に、第2把持部と規制手段とを好適に共存させることができる。
特徴D13.前記遊技盤の下方に設けられ、遊技球を発射する遊技球発射装置(遊技球発射機構110)を備え、
前記遊技球発射装置から発射された遊技球を前記遊技盤の誘導レールによって前記遊技領域に導く遊技機であって、
前記遊技領域外に設けられているとともに、前記遊技盤の回動先端側に配置され、前記遊技盤の前記支持枠からの取り外しを規制する規制手段(ロック装置400)を備え、
前記誘導レールの入口部(入口部分104)及び前記規制手段は、同入口部が同規制手段よりも前記遊技盤の回動基端側となるようにして同遊技盤の下端縁に沿って並設されており、
前記第2把持部は、前記規制手段と前記入口部との間に配されていることを特徴とするD5乃至D11のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D13によれば、規制手段及び誘導レールの入口部を遊技盤の下端縁に沿って並設することで誘導レールの入口部の位置ばらつきを抑制できる。これにより、誘導レールにおける遊技球の着地位置のばらつき抑制に貢献でき、遊技球の誘導の円滑化に貢献できる。
また、第2把持部を規制手段と誘導レールの入口部との間に配置することで、遊技球発射装置から誘導レールへの遊技球の移動を許容しつつ、遊技盤を持ち上げている際のバランス維持機能と遊技盤の位置ずれ抑制機能とを好適に向上させることができ、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴D14.前記第1把持部及び前記第2把持部のうち一方は、前記遊技盤における回動先端側に開放され、同回動先端側から回動基端側に凹んでいることを特徴とするD5乃至D13のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D14によれば、把持部(凹み部分)に指を差し込むことにより、指の差し込み方向と、挿入部への遊技盤の挿入方向が同一となる。これにより、遊技盤の差し込み作業を容易化できる。
また、把持部を突起等によって構成し、遊技盤の着脱作業時には同突起を摘まんだり握ったりする構成と比較すると、遊技盤の重量の支えやすさ及び回動させやすさの点で本特徴に示す構成の方が優れていると考えられる。言い換えれば、突起等の構成を採用した場合、遊技盤の着脱作業の過程で、持ち替えの行われる可能性が高くなると想定される。更には、遊技盤を着脱する過程においてはまだしも、遊技盤を輸送する過程では、突起以外の部位が把持される可能性が高まると懸念される。以上の理由から、把持部に対して本特徴に示す技術的思想を採用するメリットは大きいと考えられる。
特徴D15.前記第1把持部は、前記遊技盤における回動先端側に開放され、同回動先端側から回動基端側に凹み、
前記第2把持部は、前記遊技盤の下方に開放され、上方に凹んでいることを特徴とするD5乃至D14のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D15によれば、特徴D3に示した構成を好適に実現できる。具体的には、遊技盤に正対した状態で、同遊技盤の挿入方向先側の手で下側の第2把持部を把持し、反対側の手で上側の第1把持部を把持する。この状態で、遊技盤を支持枠に装着するならば、遊技盤の重量を第2把持部側の手で支えつつ、第1把持部側の手で遊技盤を挿入部に押すことにより、遊技盤の装着作業を円滑に行うことができる。
特徴D16.前記第2把持部は、前記第1把持部よりも前記遊技盤の回動基端側に寄っていることを特徴とするD5乃至D15のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D16によれば、各把持部を把持した場合に、両の手が交差することを抑制でき、遊技盤の持ちやすさ向上にも貢献できる。
遊技盤を支持枠から取り外すと、作業者が遊技盤の重量を支える必要が生じる。仮に遊技盤の挿入操作&回転操作のみを考慮して把持部を配置すると、遊技盤の重量を支えにくくなり得る。これに対処して作業者が持ち替えを行った場合は、持ちやすさを向上できる反面、作業効率は悪化すると想定される。特に、このような持ち替えが行われる場合には、遊技領域内の構成が掴まれるといった不都合の発生頻度が高まると懸念される。この点、本特徴によれば、各把持部の配置を上述の如く工夫することで、そのような不都合を回避できる。
また、第1把持部と比べて、第2把持部は遊技盤の重量を支える役割が大きい部分である。この第2把持部を第1把持部よりも回動基端側(例えば遊技盤の中央寄り)に配置することで、遊技盤を支えやすい構成を実現できる。
特徴D17.前記支持枠には、前記遊技盤の背面に対向するベース部(対向板部251)と、そのベース部から前方に起立する起立壁部(周壁部261)とによって区画されてなる遊技盤収容部(遊技盤収容部75)が形成されており、
前記把持部は、前記遊技盤収容部に前記遊技盤が収容された状態にて、前記遊技盤収容部から突出していることを特徴とするD1乃至D16のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴D17によれば、遊技盤を取り外す際に支持枠によって把持部へのアクセスが妨げられるといった不都合を生じにくくすることができる。また、遊技盤を装着する際には、把持部を把持したまま遊技盤を押し込んだとしても、把持部を把持している手と支持枠の遊技盤収容部とが干渉するといった不都合を好適に回避できる。これにより、作業時の持ち替えを回避し、作業効率の向上に貢献できる。
特徴D18.前記支持枠は、支持対象(外枠11)によって開閉可能に支持されており、
前記遊技盤は、少なくとも前記支持枠が前記支持対象に対して閉じられている状態にて、遊技機前方からの着脱が許容されていることを特徴とするD1乃至D17のいずれか1つに記載の遊技機。
仮に遊技盤を支持枠の背面側から着脱する構成を採用した場合、遊技盤を着脱する前に支持枠を開放する必要が生じると考えられる。この場合、遊技盤を着脱する際に、支持枠が動き、同遊技盤の着脱作業が円滑に行えない可能性がある。これは、特に遊技盤を装着する際に発生しやすい想定される。一方、このような不都合を解消すべく、片方の手で支持枠を抑えつつ、他方の手で遊技盤を装着しようとすれば、作業負担が増大し得る。この場合、遊技盤のバランスをとろうとすると、どうしても遊技盤の中央部分を把持する必要が生じる。これに対応すべく、予め把持部の位置を片手作業に対応したものにしようとすれば、把持部の配置自由度を低下することとなる。
この点、遊技盤を支持枠の前面側から着脱する構成とし、支持枠を支持対象に閉じた状態のまま同遊技盤の着脱作業を可能とすれば、作業者は両手で遊技盤を把持することが可能となる。この場合、片手で遊技盤を把持する場合と比較して、同遊技盤のバランスをとることが容易となり、各把持部の配置に生じる制限を抑えることができる。故に、特徴D2等に示したように遊技盤の中央から外れた位置に把持部を設定したとしても、同遊技盤の着脱時の作業がやりにくくなることを回避でき、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴E1.遊技領域(遊技領域PE)が形成されている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤を着脱可能に支持する支持枠(内枠13)と、
前記支持枠に設けられ、前記遊技盤の板面に対向する平板部(対向板部251)と、
前記平板部に設けられ、