JP2014203766A - 電池保持装置 - Google Patents

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友敬 刑部
Tomotaka Osakabe
友敬 刑部
村山 僚悟
Ryogo Murayama
僚悟 村山
正人 坂口
Masato Sakaguchi
正人 坂口
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Abstract

【課題】従来に比べて電池の冷却性上で有利な電池保持装置の提供。
【解決手段】複数個横並びに配置される電池20と、電池20を保持するホルダ30と、を有する。ホルダ30は、電池20を電池20の側面23で保持する側面ホルダ40を備えており、側面ホルダ40は、電池20が挿入される電池挿入用孔41aと電池挿入用孔41aに挿入される電池20の側面23に当接する電池保持用爪41bとを備えるプレス成形品の第1の金属板41を、複数枚積層することで構成されている。そのため、従来に比べて、電池20からの熱がホルダ30に伝わりやすくなり、電池20の冷却性上で有利である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数個横並びに配置される電池を、ホルダの側面ホルダにて電池の側面で保持する、電池保持装置に関する。
特開2012−248498号公報は、複数個横並びに並べて配置される円筒型電池を、金属ホルダにて電池の側面で保持する電池保持装置であって、電池の側面とホルダの電池対向面との間の隙間に樹脂が充填されている電池保持装置を開示している。
しかし、従来の電池保持装置には、つぎの問題点がある。
電池の側面とホルダの電池対向面との間の隙間が樹脂で充填されているため、電池の冷却性上で改善の余地がある。
特開2012−248498号公報
本発明の目的は、従来に比べて電池の冷却性上で有利な電池保持装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 複数個横並びに配置される電池と、
前記電池を保持するホルダと、
を有し、
前記ホルダは、前記電池を該電池の側面で保持する側面ホルダを備えており、
前記側面ホルダは、前記電池が挿入される電池挿入用孔と該電池挿入用孔に挿入される前記電池の側面に当接する電池保持用爪とを備えるプレス成形品の第1の金属板を、複数枚積層することで構成されている、
電池保持装置。
(2) 前記電池は、電池本体と、該電池本体が収容される保護ケースと、を備える、(1)記載の電池保持装置。
(3) 前記側面ホルダは、前記第1の金属板の成形機に予めセットされる前記電池をガイドにして前記第1の金属板を複数枚積層することで作製される、(1)または(2)記載の電池保持装置。
(4) 前記ホルダは、一枚構成の第2の金属板からなり前記電池を該電池の上面で保持する上面ホルダと、一枚構成の第3の金属板からなり前記電池を該電池の下面で保持する下面ホルダと、の少なくともいずれか一方を、さらに備える、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の電池保持装置。
(5) 互いに隣り合う2枚の前記第1の金属板間には、隙間が設けられている、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の電池保持装置。
(6) 前記隙間は、互いに隣り合う前記2枚の第1の金属板の一方の一部を前記2枚の第1の金属板の他方側に折り曲げて該他方に固定することで設けられている、(5)記載の電池保持装置。
上記(1)の電池保持装置によれば、側面ホルダが、電池が挿入される電池挿入用孔と該電池挿入用孔に挿入される電池の側面に当接する電池保持用爪とを備える第1の金属板を、複数枚積層することで構成されているため、従来に比べて、電池からの熱がホルダに伝わりやすくなり、電池の冷却性上で有利である。
上記(1)の電池保持装置によれば、さらにつぎの効果を得ることができる。
(あ)側面ホルダが第1の金属板を複数枚積層することで構成されているため、側面ホルダが放熱フィン(冷却フィン)として働く。そのため、側面ホルダが金属板の積層体で構成されていない場合に比べて、冷却表面積が増加され電池の冷却性能を高めることができる。
(い)側面ホルダがプレス成形品の第1の金属板を複数枚積層することで構成されているため、側面ホルダが鋳造品である場合に比べて、側面ホルダの寸法精度を向上させることができる。その結果、複数個横並びに配置される電池間のピッチを短縮でき、電池保持装置全体の小型化を図ることができる(エネルギー密度を高めることができる)。
(う)側面ホルダが、第1の金属板を複数枚積層することで構成されているため、従来に比べて、電池からの熱がホルダに伝わりやすくなり、電池保持装置内の温度分布の均一化を図ることができる。
上記(2)の電池保持装置によれば、電池が、電池本体と、電池本体が収容される保護ケースと、を備えるため、電池が保護ケースを有さない場合に比べて、電池保持用爪により電池本体に傷が付くことや電池本体が凹むこと(変形すること)を抑制できる。
上記(3)の電池保持装置によれば、側面ホルダが、第1の金属板の成形機に予めセットされる電池をガイドにして第1の金属板を複数枚積層することで作製されるため、第1の金属板を複数枚積層した後に電池を電池挿入用孔に挿入する場合に比べて、積層される第1の金属板同士の積層直交方向のズレを低減できるだけでなく、電池保持装置の組付コストを低減できる。
上記(4)の電池保持装置によれば、ホルダが、一枚構成の第2の金属板からなり電池を該電池の上面で保持する上面ホルダと、一枚構成の第3の金属板からなり電池を該電池の下面で保持する下面ホルダと、の少なくともいずれか一方を、さらに備える。そのため、(i)第2の金属板からなる上面ホルダと第3の金属板からなる下面ホルダの両方を備えていない場合に比べて、ホルダによる電池保持性能を向上させることができる。また、(ii)ホルダが上面ホルダを備える場合、上面ホルダを正極バスバーとして利用でき、ホルダが下面ホルダを備える場合、下面ホルダを負極バスバーとして利用でき、バスバーがホルダと別体品である場合に比べて、部品点数を削減でき、組付工数を低減できる。
上記(5)の電池保持装置によれば、互いに隣り合う2枚の第1の金属板間には、隙間が設けられているため、該隙間を、電池を冷却するための冷媒が流れる冷媒流路として利用できる。
上記(6)の電池保持装置によれば、隙間が、互いに隣り合う2枚の第1の金属板の一方の一部を互いに隣り合う2枚の第1の金属板の他方側に折り曲げて該他方に固定することで設けられているため、互いに隣り合う2枚の第1の金属板とは別体のスペーサを用いる場合に比べて、部品点数を削減できる。
本発明実施例の電池保持装置の斜視図である。 本発明実施例の電池保持装置における、側面ホルダの第1の金属板の斜視図である。 本発明実施例の電池保持装置における、側面ホルダの第1の金属板の平面図である。 本発明実施例の電池保持装置における電池が電池本体と保護ケースとを備える場合の、電池の斜視図である。 本発明実施例の電池保持装置における、側面ホルダと電池との部分拡大断面図である。 本発明実施例の電池保持装置における、側面ホルダの第1の金属板の成形機の模式図である。なお、第1の金属板の成形機に予めセットされる電池をガイドにして第1の金属板を複数枚積層する場合を示している。 本発明実施例の電池保持装置における、電池をガイドにして第1の金属板を複数枚積層する場合の模式工程図である。 本発明実施例の電池保持装置における、互いに隣り合う2枚の第1の金属板の一方の一部を互いに隣り合う2枚の第1の金属板の他方側に折り曲げて該他方に固定する方法を示す、部分概略図である。 本発明実施例の電池保持装置の、ホルダが上面ホルダと下面ホルダの両方を備える場合の、模式部分側面図である。
以下に、本発明実施例の電池保持装置を、図面を参照して説明する。なお、図中、UPは上方を示す。
本発明実施例の電池保持装置10は、図1に示すように、複数個横並びに配置される電池20と、電池20を保持するホルダ30と、を有する。
電池20は、たとえば自動車に搭載される電池で合える。電池20は、リチウムイオン電池であり、円筒型電池である。ただし、電池20は、リチウムイオン電池に限定されるものではなく、ニッケル水素電池等であってもよい。また、電池20は、円筒型電池に限定されるものではなく、角型電池であってもよい。以下、本発明実施例及び図示例では、電池20が円筒型電池である場合を説明する。
互いに横並びに配置される電池20同士は、一方の電池20が他方の電池20の熱の影響を受けることを抑制するために、互いに間隔をおいて配置されている。
電池20は、図4に示すように、電池本体21と、電池本体21が収容される保護ケース22と、を備える。ただし、保護ケース22は、必須の構成要件ではない。
電池本体21は、正極端子21aと負極端子21bとを備える。正極端子21aは、電池本体21の上面に設けられている。負極端子21bは、電池本体21の上面以外の部分に設けられておりたとえば電池本体21の下面に設けられる。電池本体21は、電池本体21の絶縁性能を確保するために、正極端子21aと負極端子21bとなる部分を除いて図示略の絶縁フィルムなどの保護フィルムで保護されていることが望ましい。
電池本体21は、保護ケース22内に挿入されている。電池本体21と保護ケース22との固定が必要であれば、該固定は、カシメ、電池本体21と保護ケース22との間の隙間に図示略の樹脂を流入して固化させること等で行なわれる。電池本体21と保護ケース22との間の隙間に図示略の樹脂を流入して固化させる場合、樹脂によって電池本体21の絶縁性能を確保することも可能である。電池本体21の保護ケース22への挿入・固定は、保護ケース22をホルダ30に固定した後に行なわれていてもよく、保護ケース22をホルダ30に固定する前に行なわれていてもよい。
保護ケース22は、金属製であり、金属はたとえばアルミニウム、銅、鉄等である。保護ケース22は、電池本体21をホルダ30から保護するために設けられる。電池本体21にて電池としての働きは確保されており、保護ケース22は電池本体21を保護するためのみに設けられる。保護ケース22は、電池本体21とは別体に形成される。保護ケース22の形状は、底無し筒状であってもよく、有底筒状であってもよい。保護ケース22は、深絞り成形、後方押出し成形等により成形される。保護ケース22はホルダ30に固定される(組付けられる)。保護ケース22のホルダ30への固定(組付け)は、たとえば、接着、圧着(圧入)、爪嵌合、溶接等により行なわれる。
ホルダ30は、金属製であり、金属はたとえばアルミニウム、銅、鉄等である。ホルダ30は、図5に示すように、電池20を電池20の側面23のみで保持する側面ホルダ40を備える。なお、「電池20の側面23」とは、電池20の端子21a、21bが設けられる面(上下面)と直交する面であり、円筒型電池20の軸方向に延びる面である。
側面ホルダ40は、図1に示すように、第1の金属板41を複数枚積層することで構成されている。各第1の金属板41の厚みは、円筒型電池20の軸方向長さに比べて著しく小であり、たとえば、円筒型電池20の軸方向長さが65mmであるのに対して第1の金属板41の厚みは0.3mm〜1.5mmである。複数枚の第1の金属板41は、電池20の軸方向(上下方向)に積層されている。複数枚の第1の金属板41により、側面ホルダ40にて電池20を電池20の軸方向の全域(略全域を含む)にわたって保持できるようになっている。
各第1の金属板41は、図2、図3に示すように、電池20が挿入される電池挿入用孔41aと、電池挿入用孔41aに挿入される電池20の側面23に当接する電池保持用爪41bと、を備える。
電池挿入用孔41aは、電池保持装置10の電池20の個数と同数設けられており、各第1の金属板41は電池保持装置10の全ての電池20を保持可能となっている。電池挿入用孔41aの形状は、電池20の外形と同様の円形であってもよく、三角形以上の多角形形状であってもよい。電池挿入用孔41aは、格子状に設けられていてもよいが、電池保持装置10の省スペース化のために隣り合う2列が千鳥足状となるように設けられていることが望ましい。
電池保持用爪41bは、電池挿入用孔41aの縁部に設けられている。電池保持用爪41bは、1つの電池挿入用孔41aに少なくとも1個設けられている。電池保持用爪41bが1つの電池挿入用孔41aに複数設けられる場合、各電池保持用爪41bは、電池20の電池挿入用孔41a内での片寄りを抑制するために、互いに等間隔に設けられることが望ましい。電池保持用爪41bは、電池挿入用孔41aの縁部から、電池挿入用孔41a内に進入する方向かつ第1の金属板41の面内方向と異なる方向に、傾斜して延びている。電池保持用爪41bが傾斜して延びているため、電池保持用爪41bは比較的容易に弾性変形可能となっており、電池挿入用孔41aに挿入される電池20の径の公差を吸収できるようになっている。
第1の金属板41は、プレス成形品である。第1の金属板41は、図6に示すように、第1の金属板41の素材4をコイルから順次1ピッチずつ送り、抜曲、孔抜き、抜落し等の多工程を1つの型に組み込んだ順送型71を用いた順送プレス成形機70にて、順次成形されることが望ましい。成形の高速化や高精度化を図ることができるからである。
順次成形される第1の金属板41は、図6、図7に示すように、予め成形機70に電池20をセットしておくことで、電池20をガイド(位置決め)にして積層される。成形機70のプレスストロークは一定であるため、成形された第1の金属板41は、図7に示すように、順次、電池20の軸方向に上方から下方側に押し下げられていく。
積層方向(上下方向)に互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41同士は、成形機70のプレスストローク(プレス力)を利用したカシメにより互いに固定されることが望ましい。成形された第1の金属板41同士を成形後に別工程で溶接、カシメ等により固定する場合に比べて工程数を削減できコスト削減できるからである。
互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41間には、図8に示すように、隙間Sが設けられている。隙間Sは、電池20を冷却するための冷媒(たとえば空気)が流れる冷媒流路として利用可能である。隙間Sは、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41の間に該2枚の第1の金属板41,41とは別体の図示略のスペーサを配設することで設けられていてもよいが、2枚の第1の金属板41,41の一方の一部(以下、曲げ部という)41cを2枚の第1の金属板41,41の他方側に折り曲げて該他方に固定することで設けられていることが望ましい。スペーサを廃止できるからである。
曲げ部41cは、2箇所の曲げ41c1,41c2にて形成される。2枚の第1の金属板41,41の一方の曲げ部41cの、2枚の第1の金属板41,41の他方への固定は、曲げ部41cの先端部を前記他方に設けた孔、凹み等に嵌め込む(圧入する)ことにより行なわれる。2箇所の曲げの先端側の曲げ41c1は、順送時に成形機70に干渉して邪魔になることを抑制するために、上向きに曲げられていることが望ましい。2箇所の曲げの基部側の曲げ41c2は、プレス成形機70に曲げ部成形用の曲げ部成形型72を設けておくことで、第1の金属板41が順次成形されて下方に押し下げられていくプレス成形機70による動き(力)を利用して成形される。
ホルダ30は、図9に示すように、側面ホルダ40に加えて、さらに、上面ホルダ50と下面ホルダ60との少なくともいずれか一方を備えていてもよい。
上面ホルダ50は、一枚構成のプレス成形品である第2の金属板51からなる。上面ホルダ50は、電池20の上面に接触しており、電池20を電池20の上面で保持する。上面ホルダ50は、電池20の正極端子21aに接触している。上面ホルダ50は、第1の金属板41と同じ素材4を用いるとともに第1の金属板41と同じ順送プレス成形機70を用いて、成形されることが望ましい。第1の金属板41の成形のための設備と同じ設備を利用して成形でき、成形コストを著しく低減できるからである。なお、上面ホルダ50の順送プレス成形機70を用いた成形は、電池挿入用孔41aを設けないようにするプログラム、または、電池挿入用孔41aに比べて小径であり正極端子21aに接触できる程度の孔のみを設けるようにするプログラムを成形機70にセットしておくことで、第1の金属板41の素材4と同じ素材4から上面ホルダ50を成形機70を用いて成形可能である。上面ホルダ50は、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41同士の固定方法と同じ方法で、上面ホルダ50に隣り合う第1の金属板41と互いに固定されていることが望ましい。
下面ホルダ60は、一枚構成のプレス成形品である第3の金属板61からなる。下面ホルダ60は、電池20の下面に接触しており、電池20を電池20の下面で保持する。下面ホルダ60は、電池20の負極端子21bに接触している。下面ホルダ60は、第1の金属板41と同じ素材4を用いるとともに第1の金属板41と同じ順送プレス成形機70を用いて、成形されることが望ましい。第1の金属板41の成形のための設備と同じ設備を利用して成形でき、成形コストを著しく低減できるからである。なお、下面ホルダ60の順送プレス成形機70を用いた成形は、電池挿入用孔41aを設けないようにするプログラム、または、電池挿入用孔41aに比べて小径であり負極端子21bに接触できる程度の孔のみを設けるようにするプログラムを成形機70にセットしておくことで、第1の金属板41の素材4と同じ素材4から下面ホルダ60を成形機70を用いて成形可能である。下面ホルダ60は、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41同士の固定方法と同じ方法で、下面ホルダ60に隣り合う第1の金属板41と互いに固定されていることが望ましい。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)側面ホルダ40が、電池20が挿入される電池挿入用孔41aと該電池挿入用孔41aに挿入される電池20の側面23に当接する電池保持用爪41bとを備える第1の金属板41を、複数枚積層することで構成されているため、従来に比べて、電池20からの熱がホルダ30に伝わりやすくなり、電池20の冷却性上で有利である。
(B)側面ホルダ40が第1の金属板41を複数枚積層することで構成されているため、側面ホルダ40が放熱フィン(冷却フィン)として働く。そのため、側面ホルダ40が金属板の積層体で構成されていない場合に比べて、冷却表面積が増加され電池20の冷却性能を高めることができる。
(C)側面ホルダ40がプレス成形品の第1の金属板41を複数枚積層することで構成されているため、側面ホルダ40が鋳造品である場合に比べて、側面ホルダ40の寸法精度を向上させることができる。その結果、複数個横並びに配置される電池20間のピッチを短縮でき、電池保持装置10全体の小型化を図ることができる(エネルギー密度を高めることができる)。
(D)側面ホルダ40が、第1の金属板41を複数枚積層することで構成されているため、従来に比べて、電池20からの熱がホルダ30に伝わりやすくなり、電池保持装置10内の全体の温度分布の均一化を図ることができる。
(E)電池20が、電池本体21と、電池本体21が収容される保護ケース22と、を備えるため、電池20が保護ケース22を有さない場合に比べて、電池保持用爪41bにより電池本体21に傷が付くことや電池本体21が凹むこと(変形すること)を抑制できる。詳しくは、電池保持用爪41bのエッジにより、電池本体21に絶縁フィルムなどの保護フィルムがある場合には該保護フィルムが傷付いたり、電池保持用爪41bからの荷重により、電池本体21が凹んだり(変形したり)することを抑制できる。
(F)電池20が保護ケース22を備えるため、電池挿入用孔41aに保護ケース22を挿入することにより、電池保持用爪41bの角度の精度を出して公差吸収することができ、爪41bから電池20にかかる荷重(爪41bによる電池20への影響)を低減できる。
(G)側面ホルダ40が、第1の金属板41の成形機70に予めセットされる電池20をガイドにして第1の金属板41を複数枚積層することで作製されるため、第1の金属板41を複数枚積層した後に電池20を電池挿入用孔41aに挿入する場合に比べて、積層される第1の金属板41同士の積層直交方向のズレを低減できるだけでなく、電池保持装置10の組付コストを低減できる。
(H)ホルダ30が、一枚構成の第2の金属板51からなり電池20を該電池20の上面で保持する上面ホルダ50と、一枚構成の第3の金属板61からなり電池20を該電池20の下面で保持する下面ホルダ60と、の少なくともいずれか一方を、さらに備える。そのため、(i)ホルダ30が第2の金属板51からなる上面ホルダ50と第3の金属板61からなる下面ホルダ60の両方を備えていない場合に比べて、ホルダ30による電池保持性能を向上させることができる。また、(ii)ホルダ30が上面ホルダ50を備える場合、上面ホルダ50を正極バスバーとして利用でき、ホルダ30が下面ホルダ60を備える場合、下面ホルダ60を負極バスバーとして利用でき、バスバーがホルダ30と別体品である場合に比べて、部品点数を削減でき、組付工数を低減できる。
(I)上面ホルダ50および/または下面ホルダ60が、第1の金属板41と同じ素材4を用いるとともに第1の金属板41と同じ順送プレス成形機70を用いて成形される場合、第1の金属板41の成形のための設備と同じ設備を利用して成形でき、上面ホルダ50および/または下面ホルダ60の成形コストを著しく低減できる。
(J)互いに隣り合う2枚の第1の金属板41、41間には、隙間Sが設けられているため、該隙間Sを、電池20を冷却するための冷媒が流れる冷媒流路として利用できる。
(K)隙間Sが、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41の一方の一部(曲げ部)41cを互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41の他方側に折り曲げて該他方に固定することで設けられる場合、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41とは別体のスペーサを用いる場合に比べて、部品点数を削減できる。
(L)隙間Sが、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41の間に、互いに隣り合う2枚の第1の金属板41,41とは別体のスペーサを配設することで設けられている場合スペーサの配設位置の自由度が高く、冷媒流路の形状自由度が高くなる。
(M)本発明実施例では、順送プレス成形機70を用いることで電池保持装置10を製造できるため、順送プレス成形機70を用いない場合に比べて、電池保持装置10の組付コストおよび製造時間コスト(製造コスト)を大幅に低減できる。
10 電池保持装置
20 電池
21 電池本体
21a 正極端子
21b 負極端子
22 保護ケース
23 電池の側面
30 ホルダ
40 側面ホルダ
41 第1の金属板
41a 電池挿入用孔
41b 電池保持用爪
41c 曲げ部
41c1,41c2 曲げ
50 上面ホルダ
51 第2の金属板
60 下面ホルダ
61 第3の金属板
70 順送プレス成形機
71 順送型
72 曲げ部成形型
S 隙間

Claims (6)

  1. 複数個横並びに配置される電池と、
    前記電池を保持するホルダと、
    を有し、
    前記ホルダは、前記電池を該電池の側面で保持する側面ホルダを備えており、
    前記側面ホルダは、前記電池が挿入される電池挿入用孔と該電池挿入用孔に挿入される前記電池の側面に当接する電池保持用爪とを備えるプレス成形品の第1の金属板を、複数枚積層することで構成されている、
    電池保持装置。
  2. 前記電池は、電池本体と、該電池本体が収容される保護ケースと、を備える、請求項1記載の電池保持装置。
  3. 前記側面ホルダは、前記第1の金属板の成形機に予めセットされる前記電池をガイドにして前記第1の金属板を複数枚積層することで作製される、請求項1または請求項2記載の電池保持装置。
  4. 前記ホルダは、一枚構成の第2の金属板からなり前記電池を該電池の上面で保持する上面ホルダと、一枚構成の第3の金属板からなり前記電池を該電池の下面で保持する下面ホルダと、の少なくともいずれか一方を、さらに備える、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電池保持装置。
  5. 互いに隣り合う2枚の前記第1の金属板間には、隙間が設けられている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池保持装置。
  6. 前記隙間は、互いに隣り合う前記2枚の第1の金属板の一方の一部を前記2枚の第1の金属板の他方側に折り曲げて該他方に固定することで設けられている、請求項5記載の電池保持装置。
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