JP2014200628A - 加熱調理容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取っ手付きの加熱調理容器を使用して加熱庫内で加熱調理を行う場合であっても底部面積を広く確保することができ、下火バーナの燃焼性を低下させることがない加熱調理容器を提供する。
【解決手段】加熱庫20内を下部の左右側方から加熱する下火バーナ25を備え、加熱庫20内の後板28に燃焼排気を排出するための排気通路口29aを設けるグリル装置2にて使用可能な加熱調理容器3である。底部41の外周を囲む周壁42を立設して上方開放した容器本体4と、容器本体4の上方開放した開口部を被蓋する蓋体5とを備える。容器本体4又は蓋体5Aには、加熱庫20内において下火バーナ25側に向く左右の外周位置に外側へ張り出す取っ手45又は55Aが設けられ、取っ手45又は55Aには、下方から上昇する下火バーナ25の燃焼排気を通過させる排気通過孔46又は56が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、下火バーナを少なくとも備えるグリル装置に使用することができる加熱調理容器に関する。
従来、ガスコンロ等に備えるグリル装置は、主として焼き網を設置して魚や肉などの食材の焼き調理に使用されるが、食材を入れた加熱調理容器を加熱庫となるグリル庫内に収容させて食材の加熱調理にも使用されている(特許文献1、2、3など)。グリル装置は、矩形箱状のグリル庫内を下部の左右側方から加熱する下火バーナや上部から加熱する上火バーナを備え、また、各バーナの燃焼排気や食材の油煙などを外部へ排気するための排気通路口がグリル庫の後板に設けられている。
特開2010−42075号公報 特開2009−30868号公報 特開2008−104545号公報
上記グリル装置において、グリル庫内に加熱調理容器を収容させるとグリル庫内の空間が狭くなるため、焼き網を使用する場合と比べ、特に下火バーナの燃焼排気がグリル庫後板の排気通路口へ円滑に送り込まれ難くなる。そのため、従来では、加熱調理容器を小ぶりに形成する等にして加熱調理容器と下火バーナとの間に比較的広い空間を確保して下火バーナの燃焼排気を通り抜け易くしていた。
しかしながら、加熱調理容器としては、一度に多くの食材を加熱調理できるようにするには底部面積が広い方が好ましく、また、持ち運びのために容器本体に取っ手が設けられる場合、取っ手の位置はグリル庫への出し入れの際に手がグリル庫内へ接近しないように容器本体の左右位置に設けるのが好ましく、しかも、取っ手はミトンを嵌めた手でも掴み易くするためには大きい方が好ましい。そうすると、加熱調理容器と下火バーナとの間隔がますます狭くなり、さらには加熱調理容器の周囲から上昇する下火バーナの燃焼排気が取っ手でせき止められてしまう。蓋体の左右位置に取っ手を設ける場合でも蓋体の取っ手によって加熱調理容器の周囲から上昇する下火バーナの燃焼排気がせき止められてしまう。そのため、下火バーナの燃焼排気がグリル庫内での行き場を失って下火バーナ付近で滞り、その結果、2次空気が下火バーナの炎口へ円滑に導入され難くなって下火バーナの燃焼性能を低下させるおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑み、取っ手付きの加熱調理容器を使用して加熱庫内で加熱調理を行う場合であっても底部面積を広く確保することができ、しかも下火バーナの燃焼性を低下させることがない加熱調理容器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理容器は、
加熱庫内を下部の左右側方から加熱する下火バーナを少なくとも備え、加熱庫内の後板に燃焼排気を排出するための排気通路口を設けるグリル装置にて使用可能な加熱調理容器であって、
底部の外周を囲む周壁を立設して上方開放した容器本体と、
容器本体の上方開放した開口部を被蓋する蓋体とを備え、
容器本体又は蓋体には、加熱庫内において下火バーナ側に向く左右の外周位置に外側へ張り出す取っ手が設けられ、
各取っ手には、下方から上昇する下火バーナの燃焼排気を通過させる排気通過孔が設けられているものである。
上記構成より、加熱調理容器の底部面積を広く採る場合は、加熱調理容器を加熱庫内に収容すると容器本体と下火バーナとの間隔が狭くなる。この場合でも、左右の下火バーナの燃焼排気は、容器本体の左右の周壁外周を上昇すると容器本体又は蓋体に設ける左右それぞれの取っ手の排気通過孔を通り抜けることができる。そして、取っ手の排気通過孔を通り抜けて上昇した燃焼排気は、加熱調理容器との間隔が比較的広く確保されている加熱庫内の上方空間へ流れ、加熱庫の後板の排気通路口へ円滑に送り込まれる。従って、加熱調理容器として、容器本体又は蓋体の左右位置に取っ手を設けるものにおいて容器本体の左右幅を延ばして底部面積を広くしても、下火バーナの燃焼排気が円滑に排気される。よって、下火バーナ付近に燃焼排気が留まることもなく円滑に排気されるから、2次空気が下火バーナの炎口へ円滑に導入され、下火バーナの燃焼性能を低下させることがない。
上記加熱調理容器において、
上記取っ手は、容器本体における左右の各周壁に設けられた本体用取っ手であり、
本体用取っ手の排気通過孔は、周壁外面から開口形成され、
容器本体の左右幅は、加熱庫内において左右の排気通過孔内に左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が臨む大きさに形成されることが望ましい。
この場合、左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が左右の排気通過孔内に臨むくらいに容器本体の左右幅を広く採ることができ、加熱調理容器の底部面積をより広くすることができる。しかも、本体用取っ手の排気通過孔は、周壁外面から開口形成されているので、容器本体の左右の周壁外周を伝って上昇する下火バーナの燃焼排気は、排気通過孔を円滑に通り抜けることができる。従って、下火バーナの燃焼排気が円滑に排気され、下火バーナの燃焼性能を低下させることもない。
また、上記加熱調理容器において、
上記取っ手は、容器本体における左右の各周壁に設けられた本体用取っ手であり、
本体用取っ手の排気通過孔は、周壁外面に内側縁部を有して開口形成され、
容器本体の左右幅は、加熱庫内において左右の排気通過孔における内側縁部に左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が臨む大きさに形成されることが望ましい。
この場合、左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が左右の排気通過孔における内側縁部に臨むくらいに容器本体の左右幅を広く採ることができ、加熱調理容器の底部面積をより一層広くすることができる。しかも、下火バーナから延出する炎が本体用取っ手を臨むことがほとんど無く、本体用取っ手が下火バーナの直火によって過熱されることが防止される。従って、本体用取っ手に煮こぼれ等が焼き付いて頑固にこびり付くことが抑制され、清掃性が向上する。
上記加熱調理容器において、
容器本体は矩形箱状に形成され、蓋体は容器本体の周壁上端縁の開口部に沿った矩形状に形成され、
矩形箱状の加熱庫内には容器本体の左右の各周壁側が左右の下火バーナ側に向くように配置される構成とするのが望ましい。
これにより、加熱調理容器は、全体として略矩形箱型となり、グリル装置での加熱庫の矩形箱形状と対応するから、楕円形状や円形状の加熱調理容器と比べ、加熱調理容器の底部面積を更に広く採ることができる。
以上のように、本発明に係る加熱調理容器によれば、容器本体の底部面積が広く一度にたくさんの食材を加熱調理することができ、また、本体用取っ手を左右に設けるので、持ち運び易く、加熱庫への出し入れ時の安全性も確保され、尚且つ、下火バーナの燃焼性能を低下させることがないという効果が発揮される。
ガスコンロに備えるグリル装置を示す斜視図である。 実施形態1による加熱調理容器の断面図であり、同図(a)はグリル装置のグリル庫内へ収容した状態を示す断面図であり、同図(b)は加熱調理容器を各部の符号説明用に示す断面図である。 実施形態1による加熱調理容器をグリル庫内へ収容した状態の側方から見た断面図である。 実施形態1の加熱調理容器における本体用取っ手と下火バーナの炎出口との位置関係を示す断面図である。 実施形態1の加熱調理容器における容器本体を示す平面図である。 実施形態1の加熱調理容器における蓋体の裏面側を示す平面図である。 実施形態2による加熱調理容器の断面図であり、同図(a)はグリル装置のグリル庫内へ収容した状態を示す断面図であり、同図(b)は加熱調理容器を各部の符号説明用に示す断面図である。 実施形態2の加熱調理容器における本体用取っ手と下火バーナの炎出口との位置関係を示す断面図である。 実施形態3の加熱調理容器をグリル庫内へ収容した状態を示す部分断面図である。 実施形態3の加熱調理容器における蓋体の裏面側を示す平面図である。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1〜図4を参照して、実施形態1による加熱調理容器3は、例えばビルトイン式のガスコンロ1のグリル装置2に収容して食材Fの加熱調理に使用される。グリル装置2は、前後方向に長い矩形箱型のグリル庫(加熱庫)20と、グリル庫20の前面開口部200を開閉自在とするグリル扉21とを備える。グリル庫20には、内部の天井近傍に配設された上火バーナ24と、左右側面の下部に前後方向に沿って配設された左右の下火バーナ25とを備える。下火バーナ25の上下は、斜面状に形成した炎整流板26a,26bで囲われており、上下の炎整流板26a,26bによる先細先端部は、下火バーナ25の炎口25aから形成される炎Hがグリル庫20内に延出される炎出口27となる(図2、図4参照)。なお、炎整流板26a,26bを設けない場合は、下火バーナ25の炎口25aが炎出口27となる。また、グリル庫20内の後板28の上部には、各バーナ24,25の燃焼排気や食材Fから発生した油煙等を排出するための排気通路口29aが設けられている(図2、図3参照)。排気通路口29aは、排気ダクト29を介してガスコンロ1の天板後部の排気口11に連通されている(図1、図3参照)。グリル扉21の背面には、トレー受け210が連結され、このトレー受け210に皿状のトレー22と金属線材からなる固定枠23とがセットされる(図1参照)。そして、加熱調理容器3は、グリル扉21を手前に引き出した状態で固定枠23上に載置してグリル扉21を押し込んで閉じるとグリル庫20内の所定位置に収容される。
加熱調理容器3は、アルミ・鉄等の金属、陶器、セラミックス等で形成されており、食材Fを入れる上方開放した容器本体4と、容器本体4を被蓋する蓋体5とを備える。
図5をも参照して、容器本体4は、略矩形状の底部41と、底部41の四方を囲むように立ち上がった周壁42とからなる上方開放した箱状に形成されている。底部41の内面には、短辺側に向かって延びる複数のリブ43が同じ高さで長辺方向に等間隔に突出形成されている。また、底部41は、中央部から外周部に向かって漸次降下させた斜面状に形成され、外周部を食材Fから出た油を回収する油溜り部44としている。
容器本体4の周壁42のうち左右の側壁42a,42b(長辺側の周壁42)には、それぞれ上端外周から弧状に張り出す本体用取っ手45が形成されている。なお、本体用取っ手45の形成位置は、側壁42a,42bの上端に限らず、側壁42a,42bの上下方向の中間位置など側壁42a,42bの上下方向の適宜位置に形成してもよい。各本体用取っ手45には、下方から上昇する下火バーナ25の燃焼排気が上方へ通り抜けるように、周壁42外面から本体用取っ手45の張り出し方向に広く開口して前後方向に延びた排気通過孔46が設けられている。排気通過孔46の前後方向の中間位置には、中桟部46aが形成されており、この中桟部46aによって本体用取っ手45の強度が補強される。また、各本体用取っ手45の上面外周部には、外周部の略全長にわたって上方に延びた突条部47が設けられている。この突条部47によって、本体用取っ手45の強度が補強され、また、排気通過孔46を下から通り抜けてきた下火バーナ25の燃焼排気が外側へ逃げ難くし上方へと案内させ得る。そして、容器本体4の左右幅は、加熱調理容器3をグリル装置2のグリル庫20内に収容させたとき、左右の本体用取っ手45における各排気通過孔46内に左右の下火バーナ25の炎出口27の上方延長線Lが臨む大きさに形成されている(図4参照)。従って、容器本体4の左右幅は、左右の下火バーナ25の炎出口27にかなり接近した大きさまで広げられているので、加熱調理容器3の底部面積を広く採ることができる。なお、下火バーナ25における上方延長線Lが左右側壁42a,42bの外面に可能な限り接近させることで加熱調理容器3の底部面積をより広く採ることができる。
図6をも参照して、蓋体5は、容器本体4の周壁上端縁42Uの開口部に沿った矩形状に形成され、容器本体4の開口部を被覆する大きさを有している。蓋体5の上面中央部には、アーチ状の蓋用取っ手55が設けられている。蓋体5の裏面側の外周には、容器本体4の周壁上端縁42Uに載置させる受け台51が全周にわたって突設されている。受け台51の内周側には、容器本体4内へ臨む係合突片部52が設けられ、係合突片部52の外径は、容器本体4の周壁上端縁42Uの内径よりも若干小径に設定されている。従って、蓋体5を容器本体4に閉蓋すると、受け台51の係合突片部52が容器本体4の周壁上端縁42Uの内周側と遊嵌状態に係合して蓋体5の横ずれが防止される。また、蓋体5には、容器本体4内と連通する複数の逃し孔53が設けられており、食材F等から発生する蒸気や煙が逃し孔53から容器本体4外へ排出され、また、上火バーナ24の輻射熱などの熱が逃し孔53を通過して容器本体4内の食材F上面側を加熱する。蓋体5の中央部は、裏面側に膨出する凸部54となっており、上火バーナ24で加熱された蓋体5から輻射熱が発生すると、食材F上面に接近した蓋体5の中央部の凸部54からの輻射熱によっても食材F上面側が良好に加熱される。
以上の構成の加熱調理容器3に魚や肉などの食材Fを入れて、この加熱調理容器3をグリル装置2に収容して加熱調理を行う。すると、加熱調理容器3は、グリル庫20内において、下火バーナ25により左右の両側方から容器本体4の左右側壁42a,42bの底部41付近が加熱されるとともに、上火バーナ24により上方から蓋体5が加熱され、このようにして加熱される容器本体4及び蓋体5を通して加熱調理容器3内に伝熱される熱によって食材Fが加熱される。
加熱調理容器3は、全体として略矩形箱型であり、グリル装置2でのグリル庫20の矩形箱形状と対応するから、楕円形状や円形状の加熱調理容器と比べ、底部面積を広く採ることができ、一度に多くの食材Fを加熱調理することができる。しかし、左右幅を広くし且つ左右に本体用取っ手を設けた略矩形箱型の加熱調理容器では、グリル庫20内に収容すると容器本体と下火バーナ25との間隔が狭くなり、しかも本体用取っ手が下火バーナ25の燃焼排気の排出障害となり燃焼排気が滞って下火バーナ25の燃焼を低下させ得る。
これに対して、本実施形態1の加熱調理容器3によれば、図2(a)の矢印で示すように、左右の下火バーナ25から発生する燃焼排気は、容器本体4の左右側壁42a,42bの外周に沿って上昇して本体用取っ手45に達しても、本体用取っ手45の排気通過孔46を通り抜けることができる。そして、本体用取っ手45の排気通過孔46を通り抜けて上昇した燃焼排気は、加熱調理容器3との間隔が比較的広く確保されているグリル庫20内の上方空間へ流れ、グリル庫20の後板28の排気通路口29aへ円滑に送り込まれる。従って、加熱調理容器3として、容器本体4の左右位置に本体用取っ手45を設けるとともに容器本体4の左右幅を延ばして底部面積を更に広くしたものであっても、下火バーナ25の燃焼排気が円滑に排気される。また、容器本体4の底部41の下面は、左右の側壁42a,42bから前後方向の中心線に向かって上昇する斜面状となっており、これにより、左右の下火バーナ25の燃焼排気が容器本体4の底部41下面に回り込んで来たときは、底部41の前後方向中心線の領域へ誘導されてグリル庫20の後板28の排気通路口29aへ送り込まれる。よって、下火バーナ25付近に燃焼排気が留まることもなく円滑に排気されるから、図2(a)に白抜き矢印で示すように2次空気が左右の下火バーナ25の炎口25aへ円滑に導入され、下火バーナ25の燃焼性能を低下させることもない。
このように、本実施形態1によれば、取っ手付きの加熱調理容器3を使用してグリル装置2のグリル庫20内で食材Fの加熱調理を行う場合でも、容器本体4の底部面積が広く一度にたくさんの食材Fを加熱調理することができ、尚且つ下火バーナ25の燃焼性能を低下させることがない。また、本体用取っ手45を左右に設けるので、持ち運び易く、グリル庫20への出し入れ時に手がグリル庫20内へ接近することがなく安全性が確保される。しかも、本体用取っ手45は、排気通過孔46を設けるので、下火バーナ25の燃焼排気の障壁にならないから、出っ張り幅を大きくすることで手にミトンを嵌めても容易に持ち運びできる等の利便性も向上する。また、加熱調理容器3は、食材Fの加熱調理が完了した後、グリル装置2から取り出してそのまま食卓に配置して使用することもできる。
(実施形態2)
図7、図8を参照して、実施形態2の加熱調理容器3Xでは、実施形態1の加熱調理容器3と異なる点として、本体用取っ手45の排気通過孔46は、側壁42a,42b外面に内側縁部48を有して開口形成されている。そして、容器本体4の左右幅は、加熱調理容器3Xをグリル装置2のグリル庫20内に収容させたとき、左右の本体用取っ手46の排気通過孔46における内側縁部8に左右の下火バーナ25の炎出口27の上方延長線Lが臨む大きさに形成されている(図8参照)。従って、容器本体4の左右幅は、左右の下火バーナ25の炎出口27にかなり接近した大きさまで広げられているので、加熱調理容器3Xの底部面積を更に広く採ることができる。しかも、下火バーナ25の炎出口27から延出される炎Hのほとんどが容器本体4の底部41へ延びて本体用取っ手45が炙られることが無く、本体用取っ手45が下火バーナ25の直火によって過熱されることが防止される。従って、本体用取っ手45に煮こぼれ等が焼き付いて頑固にこびり付くことが無く清掃性を向上することができる。
(実施形態3)
図9、図10を参照して、実施形態3の加熱調理容器3Yでは、実施形態1,2の加熱調理容器3,3Xと異なる点として、蓋体5Aには左右の外周から外側に張り出した弧状の蓋用取っ手55Aが設けられ、左右の各蓋用取っ手55Aには下方から上昇する下火バーナ25の燃焼排気が上方へ通り抜けるように外周端から蓋用取っ手55Aの張り出し方向に広く開口して前後に延びた蓋体側排気通過孔56が設けられている。また、蓋体側排気通過孔56の中間位置にも中桟部56aが形成されて蓋用取っ手55Aの強度が補強されている。なお、容器本体4Aの左右の各側壁42a,42bには本体用取っ手は設けられず、左右の各側壁42a,42bの外側の上方に蓋用取っ手55Aが配置される。その他の構成は実施形態1,2とほぼ同様とする。
以上の実施形態3の加熱調理容器3Yによれば、図9の矢印で示すように、左右の下火バーナ25から発生する燃焼排気は、容器本体4Aの左右側壁42a,42bの外周に沿って上昇して蓋用取っ手55Aに達しても、蓋用取っ手55Aの蓋体側排気通過孔56を通り抜け、グリル庫20内の上方空間へ流れ、グリル庫20の後板28の排気通路口29aへ円滑に送り込まれる。従って、加熱調理容器3Yにおいて、蓋体5Aの左右外周位置に蓋用取っ手55Aを設けるものであって容器本体4Aの左右幅を延ばして底部面積を更に広くしても下火バーナ25の燃焼排気は円滑に排気される。よって、下火バーナ25付近に燃焼排気が留まることもなく円滑に排気されるから、図9に白抜き矢印で示すように2次空気が左右の下火バーナ25の炎口25aへ円滑に導入され、下火バーナ25の燃焼性能を低下させることもない。また、左右に設けた蓋用取っ手55Aでは、蓋体5の上面に設けた蓋用取っ手55(図2、図7)に比べ、上火バーナ24による過熱が防止され、さらには、蓋体5の上面に突出するような蓋用取っ手55を設けないから、上火バーナ24との間隔を確保しつつ容器本体4Aを深底に形成することで加熱調理容器3Y内の容積を大きくすることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、加熱調理容器は、容器本体と蓋体との両方にその左右位置に取っ手を設け、それらの取っ手に排気通過孔を設けたものとしてもよい。
また、加熱調理容器の形状は、上述した矩形箱状に限らず、楕円形、円形、多角形等の各種形状の箱型とすることができる。
2 グリル装置
3 加熱調理容器
4 容器本体
5 蓋体
20 グリル庫(加熱庫)
24 上火バーナ
25 下火バーナ
26a,26b 炎整流板
27 炎出口
28 後板
29a 排気通路口
41 底部
42 周壁
42a,42b 側壁
42U 周壁上端縁
45 本体用取っ手
46 排気通過孔
48 内側縁部
55A 蓋用取っ手
56 蓋体側排気通過孔
F 食材
H 炎
L 上方延長線

Claims (4)

  1. 加熱庫内を下部の左右側方から加熱する下火バーナを少なくとも備え、加熱庫内の後板に燃焼排気を排出するための排気通路口を設けるグリル装置にて使用可能な加熱調理容器であって、
    底部の外周を囲む周壁を立設して上方開放した容器本体と、
    容器本体の上方開放した開口部を被蓋する蓋体とを備え、
    容器本体又は蓋体には、加熱庫内において下火バーナ側に向く左右の外周位置に外側へ張り出す取っ手が設けられ、
    各取っ手には、下方から上昇する下火バーナの燃焼排気を通過させる排気通過孔が設けられている加熱調理容器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理容器において、
    上記取っ手は、容器本体における左右の各周壁に設けられた本体用取っ手であり、
    本体用取っ手の排気通過孔は、周壁外面から開口形成され、
    容器本体の左右幅は、加熱庫内において左右の排気通過孔内に左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が臨む大きさに形成されている加熱調理容器。
  3. 請求項1に記載の加熱調理容器において、
    上記取っ手は、容器本体における左右の各周壁に設けられた本体用取っ手であり、
    本体用取っ手の排気通過孔は、周壁外面に内側縁部を有して開口形成され、
    容器本体の左右幅は、加熱庫内において左右の排気通過孔における内側縁部に左右の下火バーナの炎出口の上方延長線が臨む大きさに形成されている加熱調理容器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理容器において、
    容器本体は矩形箱状に形成され、蓋体は容器本体の周壁上端縁の開口部に沿った矩形状に形成され、
    矩形箱状の加熱庫内には容器本体の左右の各周壁側が左右の下火バーナ側に向くように配置される加熱調理容器。
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