JP2014196825A5 - - Google Patents

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上述の様な摩擦ローラ式減速機1は、耐久性の確保及び伝達効率の向上の面から改良の余地がある。即ち、この摩擦ローラ式減速機1の運転時には、前記各中間ローラ4、4の外周面と、前記太陽ローラ3の外周面及び前記環状ローラ5の内周面との転がり接触部(トラクション部)に、軸方向の力が発生する(これら各トラクション部にサイドスリップが発生する)可能性がある。この様な力が発生する原因は、前記両ローディングカム装置9、9が発生する押圧力(前記各玉21、21の前記各カム面19、20への乗り上げ量)に差が生じたり、前記各ローラ3〜5の周面の性状(形状精度、表面粗さ等)が不正規である場合等、種々考えられる。又、例えば、前記各中間ローラ4の回転中心軸(自転軸7)と、前記太陽ローラ3又は前記環状ローラ5の中心軸とが傾斜した状態のまま前記各中間ローラ4が回転した(スキューが発生した)場合にも、前記軸方向の力が発生する。何れにしても、この軸方向の力の大きさが、前記各揺動フレーム28、28の支持板部29、29の側面と、前記各中間ローラ4、4の軸方向両端面及び前記両リム部26a、26bの内側面との間の隙間に基づいてこれら各中間ローラ4、4が軸方向に変位する事により吸収できる範囲内であれば、問題を生じる事はない。これに対して、前記軸方向の力の大きさが前記各中間ローラ4、4の軸方向変位により吸収できる範囲を超えた場合、これら各中間ローラ4、4と、前記環状ローラ5とが、軸方向に関して互いに反対方向に押圧される。これら各中間ローラ4、4を押圧する力は、前記両支持板部29、29のうちの何れか一方の支持板部29の内側面を押圧し、前記支持フレーム25や前記ハウジング10を構成する前記端板24及び前記入力側小径円筒部11を介して、前記入力側玉軸受ユニット12の外輪を軸方向に押圧する。一方、前記環状ローラ5を押圧する力は、前記連結部17及び前記出力軸6を介して前記出力側玉軸受ユニット14の内輪を軸方向に押圧する。この様にして、これら両玉軸受ユニット12、14を構成する内輪と外輪との間に軸方向の大きな力が作用すると、軸受寿命が低下したり、これら両玉軸受ユニット12、14に於ける摩擦損失が大きくなる。
本例の場合、入力軸2aの基半部(図3の右半部)を、図8に示したハウジング10の如き減速機ケースの内側に、回転自在に支持している。一方、前記入力軸2aの先端部は、出力軸6aの基端面中央部に形成した円形凹部41の内側に、ラジアル転がり軸受52により支持している。この様な構成により、前記入力軸2aと前記出力軸6aとの相対回転の自在性を確保しつつ、この入力軸2aの先半部(図3の左半部)の支持剛性(特にラジアル剛性)を確保している。そして、この入力軸2aの中間部に前記太陽ローラ3aを設けて、この入力軸2aによりこの太陽ローラ3aを回転駆動する様に構成している。この太陽ローラ3aは、1対の太陽ローラ素子8a、8bから成り、前記入力軸2aの先半部に設けた小径部35の周囲に配置している。又、本例の場合、ローディングカム装置9aを、前記太陽ローラ3aの軸方向片側にのみ設けている。即ち、前記両太陽ローラ素子8a、8bのうち、特許請求の範囲に記載した可動太陽ローラ素子である、一方(図1、3の左方)の太陽ローラ素子8aを、前記入力軸2aの周囲に、この入力軸2aと同心に、且つ、相対回転を可能に支持すると共に、この入力軸2aの周囲で前記一方の太陽ローラ素子8aよりも先端寄り部分に、カム板18aを支持固定(前記入力軸2aに対する相対回転及び軸方向変位を阻止した状態で支持)している。そして、前記太陽ローラ8aの基端面に形成した被駆動側カム面19、19と、前記カム板18aの片側面に形成した駆動側カム面20、20との間に、それぞれ玉21、21を挟持して、前記ローディングカム装置9aを構成している。これに対し、前記両太陽ローラ素子8a、8bのうちの他方(図1、3の右方)の太陽ローラ素子8bは、前記入力軸2aの周囲に、この入力軸2aと同心に、且つ、同期した回転を可能に支持している。
本発明の効果を確認する為に行った実験に就いて、図7を参照しつつ説明する。この図7は、実験により求めた、図1〜2に示した実施の形態の第1例の構造に於ける、入力軸2aの回転トルク(入力トルク)と、摩擦ローラ式減速機1aの伝達効率(この入力軸2aと出力軸6aとの間の伝達効率)との関係を示している。尚、本実験では、環状ローラ5aとして、内周面の傾斜角度(軸方向に対する傾斜角度)が、8°±1°のものを使用した。この様な図7から明らかな通り、前記接触角θが4°、6°、8°の何れの場合でも、前記摩擦ローラ式減速機1aの伝達効率は、前記入力トルクを0[Nm]から増大させるに従って上昇し、この入力トルクが凡そ15[Nm]以上となった時点で、90[%]よりも大きくなる。この状態から更に前記入力トルクを増大させると、前記接触角θが4°の場合には、前記入力トルクが凡そ25[Nm]以上で、同じく6°の場合には、この入力トルクが凡そ37.5[Nm]以上で、それぞれ前記伝達効率が90[%]よりも小さくなる。これに対し、前記接触角θを8°とした場合には、前記入力トルクを、一般的な電気自動車用の摩擦ローラ式減速機での最大値(最大入力トルク)である50[Nm]とした場合にも、前記伝達効率は90[%]よりも大きい。従って、前記接触角θを8°以上にすれば、一般的な電気自動車用の摩擦ローラ式減速機の入力トルクである50[Nm]以下の範囲で、前記摩擦ローラ式減速機1aの伝達効率を良好にできる。
1、1a 摩擦ローラ式減速機
2、2a 入力軸
3、3a 太陽ローラ
4、4a 中間ローラ
5、5a 環状ローラ
6、6a 出力軸
7 自転軸
8、8a、8b 太陽ローラ素子
9、9a ローディングカム装置
10 ハウジング
11 入力側小径円筒部
12 入力側玉軸受ユニット
13 出力側小径円筒部
14 出力側玉軸受ユニット
15 円形凹部
16 ラジアル転がり軸受
17、17a 連結部
18、18a カム板
19 被駆動側カム面
20 駆動側カム面
21 玉
22 環状空間
23 大径円筒部
24 端板
25、25a 支持フレーム
26a、26b リム部
27 ステー
28 揺動フレーム
29 支持板部
30 基部
31、31a 玉軸受
32 揺動軸
33 支持孔
34 鍔部
35 小径部
36 大径部
37 段差部
38 カラー
39 バックアッププレート
40 ローディングナット
41 円形凹部
42 揺動フレーム
43 連結板部
44 柱部
45 揺動支持軸
46a、46b 支持板部
47 保持凹部
48 段差部
49 内輪
50 外輪
51 波板ばね
52 ラジアル転がり軸受
53 予圧ばね
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