JP2014194642A - 情報処理装置の管理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管理装置は、それぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報とそれぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出し、第1のコマンドに指定されたパラメータ値とそれぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報からパラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの経路情報を抽出する。第1のコマンドにパラメータ値に代えて経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、第1の情報処理装置に割り当てる。
【選択図】図25
Description
とを目的とする。
図1から図3を参照して、比較例に係るデータセンタの情報処理システムを例示する。データセンタの情報処理システムのように、装置が階層的に管理されている環境では、同じコマンドが実行される場合でも、コマンド実行対象の装置、あるいは装置の運用環境に応じてコマンドのパラメータに指定する値が異なる。このため、運用管理者は、異なる運用環境におかれた装置、例えばサーバに対して運用管理のためのコマンドを一括実行することができない。
マンドログの"Watch -s 管理サーバA"は、B社テナントの管理サーバAを監視対象とす
るコマンドである。つまり、今日の監視サーバA2のコマンドログのコマンド"Watch -s 管理サーバA"は、昨日のコマンドログのコマンド"Watch -s 管理サーバA"と形式的には同一であるが、監視対象は、昨日のコマンドログの監視対象とは異なる。
<構成管理データベースの例>
図4から図7により、実施例の情報処理システムが利用する構成管理データベース(CMDB:Configuration Management Database)について説明する。近年、点在するデー
タを一元管理するために、IT(Information Technology)システムの運用管理に関する構成情報を格納するCMDBに関する仕様が公開されている(参考URL:http://www.dmtf.org/standards/cmdbf)。
れたデータベースを提供するマネージャ(Federating CMDB)とを有する。マネージ
ャであるFederating CMDBが管理するデータベース自体をFCMDBとも呼ぶ。
するための機能を有する。すなわち、Federating CMDBは、FCMDBに登録される
CIやRelationshipの同一性を判定し、同一とみなしたCI/Relationshipを管理するリコンシリエーション(整合化、名寄せ)と呼ばれる機能を有している。データの同一性は、統合対象のデータベース間で共通に保持している属性の中から判定用のキー(以下ではリコンサイルキーとする)を事前に設定し、リコンサイルキーとして設定された属性の値(もしくはそれを基にしたハッシュ値など)が一致するかどうかで判定される。リコンシリエーションは通常FCMDBへのCI/Relationshipの登録時に行われる。同一のCI/RelationshipがFCMDB内に存在する場合は、マネージャであるFederating CMD
Bは、同一のCI/Relationshipをマージして1つのCI/Relationshipとすることで、複数のデータベースからのデータを統合する。また、このとき、どのデータベース(MDR)からの情報かを表す由来情報もCI/Relationshipに関連付けて、FCMDB内で管理される。なお、マネージャであるFederating CMDBは、FCMDBを利用するクラ
イアントからの要求を受け付け、応答を返す。
形式に変換してFCMDBに登録する。例えば、ノードAは、IP:192.168.0.1で例示されるように、IPアドレスを表す、独自の識別子(ローカルID)をIPで記述する。ノードAは、他に、例えば、NAME等のローカルIDを有する。
って、構成情報(CI)間の参照関係を複数階層に渡って形成し、データベースに格納する。図8で、丸印が構成情報(CI)を示し、丸印を結ぶ線が参照関係を例示する。このような構成情報(CI)間の参照関係は、図4−図7に例示したように、FCMDBとMDRによってCI/Relationshipとして作成できる。しかしながら、本実施例において、構成情報間の参照関係は、CI/Relationshipに限定される訳ではない。管理装置は、例えば、構成情報間の関係を他のデータモデル、例えば、エンティティ・リレーションシップモデル、オブジェクト指向データベースのデータモデル等で記述してもよい。また、管理装置は、例えば、構成要素間の関係をポインタで関係付ける独自のデータ構造を構築してもよい。
管理装置が実行するコマンドは、情報処理システムの各構成要素のコマンドログから取得される。本実施例における情報処理システムの特徴の1つは、各構成要素で実行されるコマンドログが、コマンドログが作成されたときの構成要素の構成情報(CI)と対応付けがなされている点にある。
されている。このコマンドログによって、サーバ1において、管理サーバAに対する監視が実行されたことが分かる。コマンドログには、日付、例えば1日前等が記録されており、この日付によって、コマンドログは、1日前の構成情報と対応付けられる。図9では、コマンドログと構成情報が日付で対応付けられているが、対応付けの情報が日付に限定される訳ではない。情報処理システムは、コマンドログと構成情報の対応付けに日時を用いてもよい。また、情報処理システムの管理装置は、例えば、コマンドログのファイル名と、構成情報のファイル名を対応付ける対応表、ポインタ等を用いてもよい。
a"が設定されている。さらに、管理サーバaという構成要素の構成情報には、"サーバ名"という属性があり、"管理サーバA"という属性値が設定されている。
ドが記録されている。2日前のサーバ1のコマンドログの内容は、1日前と同一である。また、図9から明らかなように、2日前の情報処理システムの構成情報の例示部分は、1日前と同様である。
ドが記録されている。したがって、3日前のサーバ1のコマンドログは、2日前のコマンドログ、1日前のコマンドログとは内容が異なる。3日前のコマンドログに対応付けられる3日前のサーバ1の構成情報には、"関係:監視対象"という属性があり、属性値として、"管理サーバx"が設定されている。さらに、管理サーバxという構成要素の構成情報には、"サーバ名"という属性があり、"臨時サーバX"という属性値が設定されている。
サーバX"というように、コマンドのパラメータとして具体的な値を設定する代わりに、
コマンドのパラメータの取得経路を指定する、という設定をしておく。コマンドのパラメータの取得経路は、コマンド実行対象の構成要素に対応する構成情報から構成情報の参照関係で記述され、パラメータ値に該当する属性値を示す形式を採る。そして、管理装置は、コマンド実行にあたり、コマンドのパラメータの取得経路をたどり、取得経路で示された属性値を取得し、コマンド実行対象の構成要素、例えば、上記サーバ1でコマンドを実行する。
ラッパーコマンドの作成では、管理装置は、管理対象の構成要素、例えば、図9のサーバ1等のコマンドログを解析し、コマンドのパラメータを抽出する。このとき、管理装置は、コマンドの実行結果がエラーであったログを除外する。そして、管理装置は、抽出したコマンドのパラメータを属性値として持つ構成情報(CI)を特定する。そして、管理装置は、コマンドログが取得された構成要素の構成情報(CI)から、参照先の構成情報(CI)へのパラメータ取得経路を特定する。
B社テナント"というテナント別の子CIが位置する。さらに、例えば、"A社テナント"
という親CIの下に、"物理サーバA1"、"物理サーバA2"という子CIが位置する。さらに、"物理サーバA1"という親CIの下に、"A社サーバ1"、"A社サーバ2"という子CIが位置する。そして、"A社サーバ1"、"A社サーバ2"という子CIに対して、"A
社テナント"は、祖父の階層となり、"データセンタ"は、最上位階層となる。
アイランドA"配下の構成情報について、コマンドのパラメータと属性値の照合を行う。
同様に、業務視点では、管理装置は、"物理サーバA1"配下の構成情報について、コマンドのパラメータと属性値の照合を行う。
-s 管理サーバA"が取得されている。
れたとき、サーバ1の構成情報には、"関係:監視対象"という属性の属性値として"管理
サーバa"が指定されている。そして、管理サーバaの構成情報には、"サーバ名"という
属性の属性値として"管理サーバA"が指定されている。したがって、"Watch -s 管理サーバA"のパラメータ値である"管理サーバA"は、コマンドを実行するサーバの"関係:監視対象"という属性で参照される構成要素の"サーバ名"という属性を参照することで得られ
ることが分かる。
報(CI)には、"関係:監視対象"という属性の属性値として"管理サーバx"が指定され
ている。そして、管理サーバxの構成情報(CI)には、"サーバ名"という属性の属性値として"臨時サーバX"が指定されている。したがって、"Watch -s 臨時サーバX"のパラ
メータ値である"臨時サーバX"は、コマンドを実行するサーバの"関係:監視対象"という属性で参照される構成要素の"サーバ名"という属性を参照することで得られることが分かる。つまり、サーバ1のコマンドログから取得された、"Watch -s 管理サーバA"、"Watch -s 臨時サーバX"という実行結果は、一見異なるパラメータ(文字列)で実行したコマンドとなっているが、取得経路で記述すると、同一のパラメータになることが分かる。
処理システムの構成情報(CI)から得られる取得経路を用いることができる。そして、サーバ1とサーバ99のように、コマンドが運用される構成要素(サーバ)が異なっていても、パラメータ値が構成情報中の同一の種類の属性から取得できる場合、複数の構成要素で実行されるコマンドのパラメータが同一の取得経路で取得できる場合があることが分かる。
と記述する。そして、管理装置は、所定個数、例えば、50個以上のコマンドのサンプルで同一の取得経路が得られたとき、ラッパーコマンドを作成する。なお、同じ親CIに属する構成要素のうち、該当コマンドを一度も実行していない構成に対しては、ラッパーコマンドは作成されない。コマンドログにコマンド実行の記録がないからである。
定値のパラメータであり、本実施例でラッパーコマンド作成時の処理対象外のパラメータ
である。すなわち、"管理サーバA"のようにコマンド実行毎に変動する可能性のあるパラメータ値がラッパーコマンド作成時の処理対象のパラメータである。
(1)コマンド実行時の構成情報が特定できないために、コマンドログのコマンドパラメータと構成情報(CI)の照合ができない。
(2)構成情報(CI)の収集からコマンドを実行するまでに時間差があると、その間に別の要因で構成情報が変更されてしまう可能性がある。
(3)情報処理システム内のサーバや製品間のクロックが同期していない可能性がある。そのため、異なるサーバや製品からコマンドログを個別に取得した場合、取得したコマンドログに対応付けて構成情報(CI)を取得しないと、精度のよい照合ができない場合が生じる。
ラッパーコマンドの統一ルール化とは、親CIの配下にある複数のCI間で、共通のラッパーコマンドを親CIに定義する処理である。ラッパーコマンドの統一ルール化の手順は、以下の通りである。
(1)管理装置は、任意の視点の親CI配下の子CIの中で、同じラッパーコマンドを持つ子CIを兄弟CIと定義する。つまり、管理装置は、同じ親CIの配下に位置する子CIで、同一のコマンドと同一の取得経路を持つCIを兄弟CIとする。兄弟CIに対応する情報処理システムの構成要素は、同一のコマンドで運用管理作業を行なっているということがいえる。
(2)管理装置は、コマンドログに対応付けられたコマンド実行時のCIのうち、兄弟CI間で共通に保持し、かつ、同じ親CI配下の兄弟CI以外の子CIと値が異なる属性の値(複数)を兄弟CI判定用のキーとして設定する。
(3)兄弟CIが存在するとき、親CI配下に同じルールで運用管理作業を行なっている構成要素(サーバ等)が存在することがわかる。このとき、管理装置は、兄弟CIの持つ
ラッパーコマンド名と、兄弟CI一覧と、兄弟CI判定用のキーを統一ルールとして親CIに追加する。
(4)管理装置は、(1)から(3)を上位階層の親子関係に適用する。すなわち、管理装置は、上記(1)から(3)を行った親CIを、(1)における子CIとみなし、次は親CIと祖父母CIとの関係で上記(1)から(3)を行う。
統一ルール化の過程で、データセンタ全体まで統一化することなく統一ルール化が終了したとき、ラッパーコマンドは、統一ルール化が終了した親CI配下で利用可能なことがわかる。統一ルール化が終了した親CIを、代表CIと呼称する。例えば、図18の例では、物理サーバAのCIと物理サーバBのCIとはラッパーコマンドが異なるため、統一ルール化の上位階層への処理が物理サーバAのCIと物理サーバBのCIとにおいて終了する。この場合、統一ルール化が終了した親CIである物理サーバAのCIと物理サーバBのCIとが代表CIとなる。本実施例では、管理装置は、最上階層のCIから代表CIまでの関係を示すリレーション情報とラッパーコマンド名を、最上階層のCIに設定する。この設定を代表ルールと呼称する。最上階層のCIから代表CIまでの関係を示すリレーション情報が参照情報の一例である。
ル"という属性を追加し、代表ルールとなるラッパーコマンドを定義する。さらに、管理
装置は、属性"代表"の属性値として、ラッパーコマンドAが統一ルール化されている親CIへのリレーション情報を定義する。代表ルール化によって、管理装置は、ラッパーコマンドを実行できる親CIを特定できる。なお、ラッパーコマンドの作成、統一ルール化、代表ルール化を併せてコマンドの抽象化とも呼称する。
タ"というCIの子CIとして、"A社テナント"というCIがある。以下、"名称"という
CIを単に、"名称"CIと呼ぶことにする。図19では、さらに、"A社テナント"CIの子CIとして、”物理サーバA”CIがある。そして、ラッパーコマンドAは、”物理サーバA”CIを代表CIとして定義される。そのため、最上位階層の"データセンタ"CIに、ラッパーコマンドを実行する代表CIへのリレーション情報(A社テナント/物理サーバA)が定義されている。
図20は、ラッパーコマンドの継承を例示する。ラッパーコマンドの継承は、ラッパーコマンドを未作成の構成情報(CI)に対して、他の構成情報(CI)において既存のラッパーコマンドを適用する機能である。ラッパーコマンドの継承では、管理装置は、以下の手順を採る。
(1)管理装置は、任意の視点の親CI配下の子CIの中で、ラッパーコマンドを未作成のCI(未知CI)に定義された情報を収集する。例えば、管理装置は、構成要素(サーバ等)の運用実績がないために、ラッパーコマンドを作成できなかった構成情報(CI)や、新たに追加された構成情報(CI)の情報を収集する。ここで情報が収集されたCIを以下未設定のCIと呼ぶ。
(2)管理装置は、未設定CIの属性の値が、未設定CIの属する親CI配下の候補CIの持つ兄弟CI判定用のキーの値と所定値以上、例えば30%以上一致する場合、未設定CIはその候補CIと同じルールを適用可能であると判定する。そこで、管理装置は、未設定CIをその候補CIの兄弟CIとして追加する。また、例えば、未設定CIが複数の候補CIの兄弟CI判定用のキーの値と30%以上一致する場合、管理装置は、一致する兄弟CI判定用のキーの値の割合が最も高い候補CIの兄弟CIとして未設定CIを追加する。
(3)未設定CIの追加先の兄弟CIが持つラッパーコマンドを、未設定CIに設定する。
一ルール"に設定された、属性"キー1"、"キー2"の値である兄弟CI判定用のキーの値
と比較する。そして、比較の結果、未設定CIの構成情報の属性の値が、兄弟CI判定用のキーの値と所定値以上一致すると、管理装置は、未設定CIの構成要素の名称"サーバ
X"を親CIに、対象として追加するとともに、親CIに設定されたラッパーコマンドを
未設定CIに追加する。
いと、それだけ、ラッパーコマンドを適用する範囲が狭くなる。
図21に、ラッパーコマンドを利用したコマンドの一括実行の手順を例示する。ラッパーコマンドの抽象化と継承が完了したとき、管理装置は、全てのラッパーコマンド名と、個々のラッパーコマンドを実行可能なサーバの情報(統一ルール又は代表ルール)を保有する。
(1)図21のように、例えば、情報処理システムの管理者によって、最上位階層のCIである"データセンタ"CIからラッパーコマンドが実行されたとき、管理装置は、以下の手順で同じラッパーコマンドを持つ全てのサーバでコマンドを一括実行する。コマンドに対するパラメータを複数のCI間で統一化してラッパーコマンドが作成されているため、ラッパーコマンドは、抽象化されたコマンドということもできる。以下の手順では、管理装置は、抽象化されたラッパーコマンドのパラメータを具体的な値に置き換える。このパラメータの置き換えを翻訳ともいう。管理装置は、ラッパーコマンドを翻訳し、該当するサーバで遠隔実行する。
(2)管理装置は、代表ルールが存在する場合、代表ルールに設定されているリレーション情報を利用し、代表CIへ移動する。すでに説明したように、図19に、代表ルールが例示されている。すなわち、最上位階層の"データセンタ"CIに、ラッパーコマンドを実行する代表CIへのリレーション情報(A社テナント/物理サーバA)が定義されている。そこで、管理装置は、リレーション情報をたどり、例えば、"データセンタ"CIから代表CIである”物理サーバA”CIに移動する。
(3)管理装置は、代表CIの統一ルールに設定されている兄弟CI一覧を利用し、ラッパーコマンドを実行可能なサーバに対応するCIまで、階層の上から下へと移動する。管理装置は、統一ルールを利用して、ラッパーコマンドを実行させるサーバを探索する、ということもできる。なお、サーバ探索時、管理装置は、移動先の個々のCIで定義された個々のサーバに対し、後述のラッパーコマンドの誤動作防止を実施する。
(4)さらに、管理装置は、個々のサーバで、ラッパーコマンドの記述内容にしたがい、コマンドを、取得経路情報を利用してCIから取得したコマンドパラメータを指定して実行する。ここで、管理装置がネットワークで接続された個々のサーバでコマンドを実行するために、例えば、リモートプロシジャコール、Secure Shell(SSH)等の遠隔実行技術を用いることができる。
図23に、ラッパーコマンドの誤動作防止の処理を例示する。コマンドの一括実行により、ラッパーコマンドを実行する前に、図22に例示される手順で、管理装置は、実行対象のサーバでのラッパーコマンドの誤動作を防止する。
(1)管理装置は、ラッパーコマンドを実行する対象サーバのCIを収集し、最新の属性の値と兄弟CI判別キーとを比較する。最新の属性の値が現在値の一例である。なお、本実施例では、最新のCIは、MDRにより収集されるものとする。また、構成情報を収集するMDRの処理例は、すでに、上述のウェブサイト等において提案済みであるので、本実施例では、その詳細は省略する。
(2)上記比較の結果、一致した属性の値の数が兄弟CI判定用キーの数の所定以下(例えば、30%以下)である場合、対象サーバの環境はラッパーコマンドを統一ルール化するとき、あるいは継承がなされたときから変化したと推定される。そこで、管理装置は、上記対象サーバへのラッパーコマンドの実行を中止する。さらに、対象サーバは兄弟CIの条件を満たしていないので、管理装置は、兄弟CIから除名する。図23の例では、"
サーバB"CIにおいて、ラッパーコマンドAが削除されるとともに、親CIの統一ルー
ル中で、ラッパーコマンドの実行対象を示す兄弟CIの一覧から、サーバBが削除される。
図24は、実施例に係る管理装置10と、データ収集部2の関係を例示する図である。なお、データ収集部2を個々に区別する場合には、データ収集部2−1、データ収集部2−2のように呼ぶ。データ収集部2は、例えば、MDRとして機能するサーバである。データ収集部2は、管理対象である情報処理システムの構成要素の構成情報(CI)とコマンドログを取得し、管理装置10内のデータ管理テーブルに登録する。データ管理テーブルは、例えば、FCMDB内に格納できる。
構成情報・コマンドログ比較部101は、コマンドログと、CIとを読み出し、コマンドパラメータと構成情報の属性の値を突き合わせて、パラメータ取得経路候補リストを作成する。構成情報・コマンドログ比較部101が構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行されたコマンドを含むログ情報とを読み出す手段の一例である。
ラッパーコマンド生成部102は、構成情報・コマンドログ比較部101によって作成されたパラメータ取得経路候補リストから、ラッパーコマンドを作成し、ラッパーコマンド管理テーブル104に登録する。
ラッパーコマンド実行部103は、ラッパーコマンド管理テーブル104を利用して、ラッパーコマンドを実行可能なサーバを探索する。
図26に、管理装置10のハードウェア構成を例示する。管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、主記憶装置12、外部記憶装置13、通信インターフェー
ス14、可搬記憶媒体接続装置15、表示装置16、入力装置17等を有する。
シュメモリなどによるソリッド・ステート・ドライブ(SSD)等である。外部記憶装置13には、主記憶装置12に展開されるコンピュータプログラム、あるいは、CPU11が処理するデータ等が格納される。
図27に、構成情報(CI)を例示する。構成情報は、管理対象の情報処理システムからデータ収集部2により収集され、CMDB等のデータベースに登録される。構成情報の1つのレコードは、例えば、GID、種別名、関係、属性、収集時刻等のフィールドを有する。図27のレコード自体を構成情報(CI)ともいう。ただし、登録されたレコードの集合を構成情報ともいう。
29の形式に限定される訳ではない。
センタ"CIとして、テナント(GID002)に至る経路が定義されている。
図33−図39に、管理装置10で実行される処理のフローチャートを例示する。管理装置10のCPU11は、ラッパーコマンド生成部102として、主記憶装置12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムにより、図33の処理を実行する。管理装置10のCPU11は、ラッパーコマンド実行部103として、主記憶装置12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムにより、図34の処理を実行する。
比較部101は、現在処理対象のサーバにおいて、コマンドが実行された回数分の繰り返しを実行する(S12)。
ラッパーコマンド生成部102は、図35に例示した構成情報・コマンドログ比較部101の処理の後、図36で例示される処理を実行する。この処理では、ラッパーコマンド生成部102は、S11、S12の繰り返しによって取得できたパラメータ取得経路候補リストに同じ取得経路のものが所定個数、例えば、50個以上存在するか否かを判定する(S17)。
(S19)。ラッパーコマンド生成部102は、第1の情報処理装置に割り当てる手段の一例として、S19の処理を実行する
一方、S17の判定でパラメータ取得経路候補リストに同じ取得経路のものが所定個数存在しない場合、ラッパーコマンド生成部102は、コマンドパラメータの文字列がすべてのコマンドログで一致するか否かを判定する(S1A)。S1Aの判定でコマンドパラメータの文字列がすべてのコマンドログで一致する場合、ラッパーコマンド生成部102は、コマンドパラメータを固定値とする。そして、ラッパーコマンド生成部102は、コマンド実行実績のあるサーバ、つまり、現在処理対象のサーバに、固定値でラッパーコマンドを作成し、ラッパーコマンド管理テーブルに格納する(S1B)。
に保持し、かつ兄弟CI以外の子CIと値が異なる属性の値を兄弟CI判定用のキーとする。(2):ラッパーコマンド生成部102は、ラッパーコマンド名と、同じラッパーコマ
ンドを持つ子CI(兄弟CI)一覧と、兄弟CI判定用のキーを統一ルールとして親CIに追加する。(3):ラッパーコマンド生成部102は、現在の親CIに移動する。つまり
、ラッパーコマンド生成部102は、現在の親CIを現在のCIとし、1階層上位へ移動する。ラッパーコマンド生成部102は、第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定手段の一例として、S23、S24の処理を実行する。また、ラッパーコマンド生成部102は、共通の属性値の組を前記参照元の構成情報に設定する手段の一例として、S24の処理を実行する。
を実行する。
以上述べたように、管理装置10は、運用管理作業を行うサーバに対するコマンドを一括実行可能にする。すなわち、データ収集部2が情報処理システムの各構成要素の構成情報と、コマンドログを収集することを前提に、ラッパーコマンド生成部102が、各構成要素に対してラッパーコマンドを生成する。管理装置10は、ラッパーコマンドを生成し、CIの階層構造の親CIに定義することで、子CIに対応する複数の構成要素(サーバ等)に関する運用管理の手順を統一し、管理作業の工数を低減できる。また、管理装置10は、共通のラッパーコマンドを実行する構成要素に対応して作成される兄弟CIについて、兄弟CI判定用キーを親CIに登録することで、兄弟CIの判定、未処理のCIに対する継承の処理等が容易に実行できる。すなわち、兄弟CIで共通する属性であって、親CI配下の他のCIと区別可能な属性を兄弟CI判定用キーとして用いることにより、管理装置10は、簡易に兄弟CI化の判定、および継承を実行できる。
路のものが所定個数以上ある場合に、ラッパーコマンドを作成するため(図36のS17)、複数の構成要素間のコマンドをラッパーコマンドで統一化する可能性をさらに高めることができる。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
本実施形態は、以下の態様(付記と呼ぶ)も含む。付記の各構成は、他の付記の構成と組み合わせることができる。
1以上のそれぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出す手段と、
前記第1のコマンドに指定されたパラメータ値と前記それぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報から前記パラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの構成情報間の関係を示す経路情報を抽出する手段と、
前記第1のコマンドに前記パラメータ値に代えて前記経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置に割り当てる手段と、を備える管理装置。
一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定手段と、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定手段による処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返す手段と、をさらに備える付記1に記載の管理装置。
前記参照元の構成情報から参照される第1のグループの複数の被参照構成情報が共通に有し、前記第1のグループの被参照構成情報以外の構成情報が有しない、共通の属性値の組を前記参照元の構成情報に設定する手段をさらに備える付記2に記載の管理装置。
前記参照元の構成情報から参照される前記第1のグループ以外の被参照構成情報のうち、前記共通の属性値の組に含まれる共通属性値を所定個数以上含む被参照構成情報を抽出する手段と、
前記抽出された前記第1のグループ以外の被参照構成情報に対応する情報処理装置に、前記第1のグループの被参照構成情報に対応する情報処理装置間で共通に割り当てられた第2のコマンドを割り当てる手段と、をさらに備える付記3に記載の管理装置。
前記参照元の構成情報に設定された共通の属性値の組を有する一の前記被参照構成情報に対応する一の情報処理装置から、前記共通の属性値の組に対する現在値の組を収集する手段と、
前記共通の属性値の組と収集された現在値の組とを比較する手段と、
比較の結果、前記共通の属性値の組と収集された現地値の組との間に所定の限度以上の不一致がある場合に、前記一の情報処理装置を前記第2のコマンドの割り当て対象から除外する手段と、をさらに備える付記3または4に記載の情報処理装置。
前記一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドが存在しない場合に、前記参照元とする一の構成情報を所定の構成情報か
ら参照するための参照情報を前記所定の構成情報に設定する手段をさらに備える付記2から5のいずれか1項に記載の管理装置。
前記第2のコマンドに指定された経路情報からパラメータ値を取得する手段と、
前記取得した属性値をパラメータ値に指定して前記第2のコマンドを実行する手段と、を備える付記1から6のいずれか1項に記載の管理装置。
コンピュータが、
1以上のそれぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出すステップと、
前記第1のコマンドに指定されたパラメータ値と前記それぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報から前記パラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの構成情報間の関係を示す経路情報を抽出するステップと、
前記第1のコマンドに前記パラメータ値に代えて前記経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置に割り当てるステップと、を実行する管理方法。
一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定ステップと、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定手段による処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返すステップと、をさらに実行する付記8に記載の管理方法。
前記参照元の構成情報から参照される第1のグループの複数の被参照構成情報が共通に有し、前記第1のグループの被参照構成情報以外の構成情報が有しない、共通の属性値の組を前記参照元の構成情報に設定するステップをさらに実行する付記9に記載の管理方法。
前記参照元の構成情報から参照される前記第1のグループ以外の被参照構成情報のうち、前記共通の属性値の組に含まれる共通属性値を所定個数以上含む被参照構成情報を抽出するステップと、
前記抽出された前記第1のグループ以外の被参照構成情報に対応する情報処理装置に、前記第1のグループの被参照構成情報に対応する情報処理装置間で共通に割り当てられた第2のコマンドを割り当てるステップと、をさらに実行する付記10項に記載の管理方法。
前記参照元の構成情報に設定された共通の属性値の組を有する一の前記被参照構成情報に対応する一の情報処理装置から、前記共通の属性値の組に対する現在値の組を収集するステップと、
前記共通の属性値の組と収集された現在値の組とを比較するステップと、
比較の結果、前記共通の属性値の組と収集された現地値の組との間に所定の限度以上の
不一致がある場合に、前記一の情報処理装置を前記第2のコマンドの割り当て対象から除外するステップと、をさらに実行する付記10または11に記載の管理方法。
前記一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドが存在しない場合に、前記参照元とする一の構成情報を所定の構成情報から参照するための参照情報を前記所定の構成情報に設定するステップ(図37、S26)をさらに実行する付記9から12のいずれか1項に記載の管理方法。
前記第2のコマンドに指定された経路情報からパラメータ値を取得するステップと、
前記取得した属性値をパラメータ値に指定して前記第2のコマンドを実行するステップと、をさらに実行する付記8から13のいずれか1項に記載の管理方法。
コンピュータに、
1以上のそれぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出すステップと、
前記第1のコマンドに指定されたパラメータ値と前記それぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報から前記パラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの構成情報間の関係を示す経路情報を抽出するステップと、
前記第1のコマンドに前記パラメータ値に代えて前記経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置に割り当てるステップと、を実行させるためのプログラム。
一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定ステップと、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定手段による処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返すステップと、をさらに実行させるための付記15に記載のプログラム。
前記参照元の構成情報から参照される第1のグループの複数の被参照構成情報が共通に有し、前記第1のグループの被参照構成情報以外の構成情報が有しない、共通の属性値の組を前記参照元の構成情報に設定するステップをさらに実行させるための付記16に記載のプログラム。
前記参照元の構成情報から参照される前記第1のグループ以外の被参照構成情報のうち、前記共通の属性値の組に含まれる共通属性値を所定個数以上含む被参照構成情報を抽出するステップと、
前記抽出された前記第1のグループ以外の被参照構成情報に対応する情報処理装置に、前記第1のグループの被参照構成情報に対応する情報処理装置間で共通に割り当てられた第2のコマンドを割り当てるステップと、をさらに実行させるための付記17項に記載のプログラム。
前記参照元の構成情報に設定された共通の属性値の組を有する一の前記被参照構成情報に対応する一の情報処理装置から、前記共通の属性値の組に対する現在値の組を収集するステップと、
前記共通の属性値の組と収集された現在値の組とを比較するステップと、
比較の結果、前記共通の属性値の組と収集された現地値の組との間に所定の限度以上の不一致がある場合に、前記一の情報処理装置を前記第2のコマンドの割り当て対象から除外するステップと、をさらに実行させるための付記17または18に記載のプログラム。
前記一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドが存在しない場合に、前記参照元とする一の構成情報を所定の構成情報から参照するための参照情報を前記所定の構成情報に設定するステップをさらに実行させるための付記16から19のいずれか1項に記載のプログラム。
前記第2のコマンドに指定された経路情報からパラメータ値を取得するステップと、
前記取得した属性値をパラメータ値に指定して前記第2のコマンドを実行するステップと、をさらに実行させるための付記15から20のいずれか1項に記載のプログラム。
2 データ収集部
100 ラッパーコマンド処理部
101 構成情報・コマンドログ比較部
102 ラッパーコマンド生成部
103 ラッパーコマンド実行部
ドが記録されている。したがって、3日前のサーバ1のコマンドログは、2日前のコマンドログ、1日前のコマンドログとは内容が異なる。3日前のコマンドログに対応付けられる3日前のサーバ1の構成情報には、"関係:監視対象"という属性があり、属性値として、"管理サーバx"が設定されている。さらに、管理サーバxという構成要素の構成情報には、"サーバ名"という属性があり、"臨時サーバX"という属性値が設定されている。
センタ"CIとして、テナント(GID002)に至る経路が定義されている。
一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定ステップと、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定ステップによる処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返すステップと、をさらに実行する付記8に記載の管理方法。
一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定ステップと、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定ステップによる処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返すステップと、をさらに実行させるための付記15に記載のプログラム。
Claims (8)
- コンピュータに、
1以上のそれぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出すステップと、
前記第1のコマンドに指定されたパラメータ値と前記それぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報から前記パラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの構成情報間の参照関係を示す経路情報を抽出するステップと、
前記第1のコマンドに前記パラメータ値に代えて前記経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置に割り当てるステップと、を実行させるためのプログラム。 - 一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドを前記参照元の構成情報に設定する設定ステップと、
前記参照関係が複数階層繰り返される場合に、前記設定手段による処理を複数階層の参照元の構成情報と前記参照元の構成情報から参照される被参照構成情報との間で繰り返すステップと、をさらに実行させるための請求項1に記載のプログラム。 - 前記参照元の構成情報から参照される第1のグループの複数の被参照構成情報が共通に有し、前記第1のグループの被参照構成情報以外の構成情報が有しない、共通の属性値の組を前記参照元の構成情報に設定するステップをさらに実行させるための請求項2に記載のプログラム。
- 前記参照元の構成情報から参照される前記第1のグループ以外の被参照構成情報のうち、前記共通の属性値の組に含まれる共通属性値を所定個数以上含む被参照構成情報を抽出するステップと、
前記抽出された前記第1のグループ以外の被参照構成情報に対応する情報処理装置に、前記第1のグループの被参照構成情報に対応する情報処理装置間で共通に割り当てられた第2のコマンドを割り当てるステップと、をさらに実行させるための請求項3に記載のプログラム。 - 前記参照元の構成情報に設定された共通の属性値の組を有する一の前記被参照構成情報に対応する一の情報処理装置から、前記共通の属性値の組に対する現在値の組を収集するステップと、
前記共通の属性値の組と収集された現在値の組とを比較するステップと、
比較の結果、前記共通の属性値の組と収集された現地値の組との間に所定の限度以上の不一致がある場合に、前記一の情報処理装置を前記第2のコマンドの割り当て対象から除外するステップと、をさらに実行させるための請求項3または4に記載のプログラム。 - 前記一の構成情報を参照元とする参照関係に対して、前記参照元の構成情報から参照される複数の被参照構成情報に対応する複数の情報処理装置間で共通に割り当てられた前記第2のコマンドが存在しない場合に、前記参照元とする一の構成情報を所定の構成情報から参照するための参照情報を前記所定の構成情報に設定するステップをさらに実行させるための請求項2から5のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記第2のコマンドに指定された経路情報からパラメータ値を取得するステップと、
前記取得した属性値をパラメータ値に指定して前記第2のコマンドを実行するステップ
と、をさらに実行させるための請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。 - コンピュータが、
1以上のそれぞれの情報処理装置の属性値およびそれぞれの情報処理装置と他の情報装置との参照関係を含むそれぞれの情報処理装置の構成情報と前記それぞれの情報処理装置で実行された第1のコマンドを含むログ情報とを読み出すステップと、
前記第1のコマンドに指定されたパラメータ値と前記それぞれの情報処理装置の構成情報とを照合し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置の構成情報から前記パラメータ値と合致する属性値を含む第2の情報処理装置の構成情報に至るまでの構成情報間の関係を示す経路情報を抽出するステップと、
前記第1のコマンドに前記パラメータ値に代えて前記経路情報を指定した第2のコマンドを生成し、前記第1のコマンドが実行された第1の情報処理装置に割り当てるステップと、を実行する管理方法。
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