JP2014190245A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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大樹 泉
Yasushi Terayama
靖 寺山
Yuya Ogane
雄弥 大金
Atsushi Ito
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Abstract

【課題】スクロール型圧縮機において、ボルトによる固定保持力を超える荷重が付与された場合でも、ハウジングに対する固定スクロールの相対的な連結状態を確実に維持する。
【解決手段】スクロール型圧縮機10において、フロントハウジング12の取付部30に第1嵌合孔32を形成し、リアハウジング14の一端部に圧入された第1ロケートピン42を嵌合させると共に、前記リアハウジング14に他端部に圧入された第2ロケートピン52を、固定スクロール18の嵌挿部60に形成された第2嵌合孔62に嵌合させる。これにより、リアハウジング14に対してフロントハウジング12、固定スクロール18が周方向に沿って互いに相対的に位置決めされた状態となり、この状態で第1及び第2締結ボルト46、65によって前記リアハウジング14、フロントハウジング12及び固定スクロール18を互いに連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定スクロールに対して可動スクロールを旋回させることによりハウジングの内部においてガスを圧縮するスクロール型圧縮機に関する。
従来から、固定板と該固定板に直立した渦巻状の固定壁を有する固定スクロールと、可動板と該可動板に直立した渦巻状の可動壁を前記固定壁に噛み合わせるように配置した可動スクロールとをハウジングの内部に備え、偏心するクランクピンを介して前記可動スクロールを旋回させることにより、固定スクロールの固定壁及び可動スクロールの可動壁と固定板及び可動板との間に形成される圧縮室で冷媒を圧縮させるスクロール型圧縮機が知られている。
このようなスクロール型圧縮機では、特許文献1に開示されているように、カップ状のケーシングと、該ケーシングの開口端部を閉塞するフロントハウジングとを有し、前記ケーシングの内部には可動スクロール及び固定スクロールが収納される。そして、ケーシングにおいて固定スクロールに突き合わされる面には第1の位置決め孔が形成され、前記固定スクロールの板材に圧入された位置決めピンが嵌入されることで、前記ケーシングに対する前記固定スクロールの相対的な周方向への位置決めがなされる。
同様に、ケーシングにおいてフロントハウジングに突き合わされる面には第2の位置決め孔が形成され、前記フロントハウジングに圧入された位置決めピンが嵌入されることで、前記ケーシングに対する前記フロントハウジングの相対的な位置決めがなされる。この位置決めがなされた状態で、ケーシングと固定スクロール、前記ケーシングとフロントハウジングとが、それぞれボルトによって互いに連結されている。
特開平6−264878号公報
上述したようなスクロール型圧縮機では、ケーシングに対して固定スクロール及びフロントハウジングをボルトで互いに連結することで、該ボルトの軸力によって互いの接合面を当接させ、その両者の間に発生する摩擦力による固定保持力で連結状態を維持する構造となっている。
しかしながら、このスクロール型圧縮機において可動スクロールの駆動作用下に気化した冷媒を圧縮させる場合には、上述したボルトの締結で連結状態が確実に維持されるが、例えば、前記冷媒が完全に気化せずに液体の状態で供給された場合には、液体状態にある前記冷媒が圧縮されないために過大な圧力が圧縮室に生じ、それに伴って、固定スクロール、可動スクロール、ケーシング及びフロントハウジングが過大な力で押圧されてしまう。これにより、ボルトによる固定保持力を超えて移動し、それに伴って、位置決めピンや第1及び第2の位置決め孔に過大な荷重が付与されることとなる。その結果、位置決めピンや第1及び第2の位置決め孔が変形し、ケーシングに対する固定スクロール及びフロントハウジングの相対的な位置関係がずれてしまうことで、例えば、異音、動作不良等を招いて所望圧力で前記冷媒を圧縮させることができない。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、ボルトによる固定保持力を超える荷重が付与された場合でも、ハウジングに対する固定スクロールの相対的な連結状態を確実に維持することが可能なスクロール型圧縮機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、固定スクロールと、該固定スクロールと噛み合わされる可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールの相対的な位置決めを行う位置決め部とを有し、前記位置決め部によって位置決めされた状態で互いにボルトを締結することで連結されたスクロール型圧縮機において、
前記ボルトの締結時に生じる軸力による前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間の相対的位置保持力に対して、前記位置決め部による前記相対的位置保持力が大きくなることを特徴とする。
本発明によれば、固定スクロールと可動スクロールの相対的な位置決めを行う位置決め部を有したスクロール型圧縮機において、前記可動スクロールと前記固定スクロールは位置決め部によって位置決めされた状態で互いにボルトを締結することで連結され、前記ボルトの締結時に生じる軸力による前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間の相対的位置保持力に対して、前記位置決め部による前記相対的位置保持力が大きくなるように設定されている。
従って、固定スクロールと可動スクロールは、ボルト及び位置決め部による相対的位置保持力によって互いに連結され、相対的な位置ずれが防止されると共に、該固定スクロールと前記可動スクロールとの間の圧縮室において液体状態にある冷媒が圧縮されて液圧縮が生じて前記可動スクロール及び前記固定スクロールに過大な荷重が付与され、前記荷重がボルトによる固定保持力を超えた場合でも、位置決め部の相対的位置保持力によって前記固定スクロールと前記可動スクロールとが相対移動してしまうことが防止され連結状態が維持される。その結果、液圧縮が発生した場合でも可動スクロール及び固定スクロールの位置ずれが確実に防止され、該可動スクロールの駆動作用下に常に所望圧力でガスを圧縮することが可能となる。
また、位置決め部を、吐出室を有したハウジングと固定スクロールとの突合せ面に設けることにより、前記位置決め部によって前記ハウジングと前記固定スクロールとの相対的な位置ずれを確実に防止することができる。
さらに、位置決め部を、可動スクロールを回転駆動させる駆動軸を回転自在に支持する第1のハウジングと、固定スクロールが固定される第2のハウジングとの間の突合せ面に設けることにより、前記位置決め部によって駆動軸を支持する第1のハウジングと前記固定スクロールを固定している第2のハウジングとの相対的な位置ずれを確実に防止することが可能となる。
さらにまた、位置決め部を、突合せ面のいずれか一方に設けられた位置決めピンと、他方の突合せ面に形成された嵌合孔とから構成することにより、例えば、前記位置決めピン及び嵌合孔の数量、材質、圧入代等の設定を、液圧縮時において可動スクロール及び固定スクロールに付与される荷重に応じて適宜設定することにより、前記荷重によって前記位置決めピン及び前記嵌合孔が材料の降伏点を超えない範囲内に好適にコントロールすることが可能となる。
またさらに、位置決め部に、インロー部を含むことにより、突合せ面に設けられた位置決めピンと嵌合孔との嵌合に加え、前記インロー部でも液圧縮時における荷重を負担することができるため、前記位置決めピン及び嵌合孔に付与される荷重を低減させることができる。
また、可動スクロール及び固定スクロールは、基板部の高さを渦巻壁の中心部側で高く該中心部とは反対側となる外端部側で低く形成した段差部と、渦巻壁の高さを前記中心部側で低く該中心部とは反対側となる外端部側で高く形成した段付部とを有し、前記段差部と前記段付部とを互いに係合させ旋回動作させるとよい。これにより、段差部及び段付部を有したスクロール型圧縮機において、位置決め部によって可動スクロールと固定スクロールとの相対位置を確実に維持することで、段差部と段付部との位置関係が変化してしまうことがなく、前記可動スクロールと固定スクロールとの相対位置がずれ、前記段差部と前記段付部とが接触したり、反対に、隙間が拡大してしまうという不具合を確実に防止することができる。その結果、可動スクロールを常に安定した状態で駆動させ、所望の圧力で圧縮させることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、固定スクロールと可動スクロールの周方向に沿った相対的な位置決めを行う位置決め部を有したスクロール型圧縮機において、前記可動スクロールと前記固定スクロールは位置決め部によって位置決めされた状態で互いにボルトを締結することで連結され、前記ボルトの締結時に生じる軸力による前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間の相対的位置保持力に対して、前記位置決め部による前記相対的位置保持力が大きくなるように設定することにより、該固定スクロールと前記可動スクロールとの間の圧縮室において液体状態にある冷媒が圧縮された液圧縮が生じて前記可動スクロール及び前記固定スクロールに過大な荷重が付与され、前記荷重がボルトによる固定保持力を超えた場合でも、位置決め部の固定保持力によって前記固定スクロールと前記可動スクロールとが相対移動してしまうことを確実に防止できる。
本発明の実施の形態に係るスクロール型圧縮機の全体断面図である。 図1のスクロール型圧縮機における第1ロケートピン近傍を示す拡大断面図である。 図1のスクロール型圧縮機における第2ロケートピン近傍を示す拡大断面図である。
本発明に係るスクロール型圧縮機について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るスクロール型圧縮機を示す。
このスクロール型圧縮機10は、図1に示されるように、蓋状に形成されたフロントハウジング(第1のハウジング)12と、カップ状に形成されたリアハウジング(第2のハウジング)14とを含み、前記リアハウジング14の外周側には、例えば、冷媒等からなるガスを内部へと導入する吸入ポート16と、前記リアハウジング14の内部で圧縮された圧縮ガスが導出される吐出ポート(図示せず)とが形成される。そして、リアハウジング14の内部には、その開口した一端部側(矢印A方向)から固定スクロール18と、該固定スクロール18に対して旋回する可動スクロール20が挿入される。
フロントハウジング12は、その一端部に形成され後述する駆動部104の回転シャフト(駆動軸)106を支持する円筒部22と、該円筒部22に対して拡径しリアハウジング14に連結される連結部24とを有し、前記連結部24は、前記リアハウジング14の内部に嵌合されるインロー部26と、該インロー部26の外周面より半径外方向に突出したフランジ部28とを有する。このフランジ部28は、例えば、フロントハウジング12の周方向に沿って互いに等間隔離間した複数の取付部(突合せ面)30を有し、該取付部30には後述する第1ロケートピン(位置決めピン)42の嵌合される第1嵌合孔(嵌合孔)32がそれぞれ形成される。
リアハウジング14は、例えば、有底筒状に形成され、その開口した一端部側(矢印A方向)に形成される大径部34と、該大径部34に対して他端部側(矢印B方向)に形成され縮径した小径部36と、該小径部36に隣接して他端部に形成されたガス吐出室38とを有する。なお、ガス吐出室38は、図示しない吐出ポートと連通している。
大径部34は、例えば、軸方向(矢印A、B方向)に沿って略一定径となる内周面を有し、その先端部の内部にはフロントハウジング12のインロー部26が挿入され嵌合されると共に、該先端部には前記フロントハウジング12のフランジ部28が当接する。すなわち、リアハウジング14における大径部34の先端に、フロントハウジング12のフランジ部28が突き当てられ、前記リアハウジング14に対する前記フロントハウジング12の軸方向(矢印A、B方向)に沿った位置決めがなされる。
また、大径部34の先端には、リアハウジング14の周方向に沿って互いに等間隔離間し、外周側に向かって膨出した複数のボス部(突合せ面)40を有し、該ボス部40には第1ロケートピン42の嵌合される第1ロケート孔44がそれぞれ形成される。なお、ボス部40は、リアハウジング14にフロントハウジング12を組み付けた際、取付部30に対応した位置に設けられる。
そして、ボス部40の第1ロケート孔44にそれぞれ第1ロケートピン42の一端部を圧入した状態で、フロントハウジング12の取付部30に形成された第1嵌合孔32に第1ロケートピン42の他端部を嵌合させることで、リアハウジング14に対するフロントハウジング12の周方向への位置決めがなされ、この位置決めされた状態で、フロントハウジング12の一端側から図示しないボルト孔へと複数の第1締結ボルト46を挿通し、前記リアハウジング14に螺合させることで互いに連結される。
なお、第1嵌合孔32、第1ロケート孔44は、フロントハウジング12及びリアハウジング14の周方向に沿って互いに等間隔離間して複数設けられており、その数量は、前記第1嵌合孔32と第1ロケート孔44とが同数であれば、特に、その数量は限定されるものではない。
また、第1ロケートピン42の本数も、第1嵌合孔32及び第1ロケート孔44の数量と同一であれば、特に、その数量は限定されるものではない。
さらに、第1ロケートピン42の外径、第1嵌合孔32及び第1ロケート孔44に対する圧入長さ、前記第1嵌合孔32及び第1ロケート孔44の孔径は、液体が圧縮された液圧縮時においてガス圧縮室102で発生する最大圧力に起因して付与される荷重の大きさに耐えられるように適宜設定されればよい。
一方、大径部34に形成される外周面には、内周側に向かって貫通した吸入ポート16が形成され、固定スクロール18の固定側渦巻壁56との間に形成されたガス吸入室48へガスが導入される。
小径部36は、大径部34の内周径に対して小径で軸方向(矢印A、B方向)に沿って延在した内周面を有し、前記軸方向に沿って所定深さで形成される。すなわち、大径部34と小径部36とは、その内周面が径方向に段差を有した段付状に形成される。
また、リアハウジング14には、ガス吐出室38の外周側となる位置に、該リアハウジング14の軸方向に延在する第2ロケート孔50が形成され、該第2ロケート孔50は大径部34側に向かって開口している。そして、第2ロケート孔50には第2ロケートピン(位置決めピン)52の一端部が圧入され、その他端部側が大径部34側に向かって突出する。
固定スクロール18は、固定側基板部54と、該固定側基板部54から可動スクロール20側(矢印A方向)に立設して渦巻状に形成される固定側渦巻壁56とを有する。固定側基板部54は、例えば、所定厚さを有した円盤状に形成され、その略中心部には後述するガス圧縮室102からガス吐出室38へと連通する圧縮ガス導出孔58が軸方向(矢印A、B方向)に貫通するように形成されると共に、リアハウジング14の大径部34の内部に収納される。
固定側基板部54の背面には、軸方向(矢印B方向)に沿って所定高さで突出し、該固定側基板部54の外縁部よりも小径な嵌挿部60が形成され、前記嵌挿部60がリアハウジング14の小径部36に挿入されると共に、その端面(突合せ面)60aがリアハウジング14の内壁面(突合せ面)14aに当接することで軸方向(矢印A、B方向)に位置決めされる。
また、嵌挿部60の端面60aには、リアハウジング14側に向かって開口した第2嵌合孔(嵌合孔)62が形成され、該リアハウジング14の内壁面14aに形成された第2ロケート孔50に圧入された第2ロケートピン52の他端部が嵌合される。これにより、リアハウジング14に対する固定スクロール18の周方向への位置決めがなされ、この位置決めされた状態で、リアハウジング14の他端側からボルト孔64へと挿通された複数の第2締結ボルト65が、嵌挿部60の端面60aに形成されたねじ穴66に螺合されることで互いに連結される。
なお、第2嵌合孔62、第2ロケート孔50は、固定スクロール18及びリアハウジング14の周方向に沿って互いに等間隔離間して複数設けられており、その数量は、前記第2嵌合孔62と第2ロケート孔50とが同数であれば、特に、その数量は限定されるものではない。
また、第2ロケートピン52の本数も、第2嵌合孔62及び第2ロケート孔50の数量と同一であれば、特に、その数量は限定されるものではない。
さらに、第2ロケートピン52の外径、第2嵌合孔62及び第2ロケート孔50に対する圧入長さ、前記第2嵌合孔62及び第2ロケート孔50の孔径は、液体が圧縮された液圧縮時においてガス圧縮室102で発生する最大圧力に起因して付与される荷重の大きさに耐えられるように適宜設定されればよい。なお、本実施の形態では、第1及び第2ロケートピン42、52の一端部が第1及び第2嵌合孔32、62に対して圧入される構成としているが、これに限定されるものではなく、一端部のみでなく他端部も嵌合孔に対して圧入する構成としてもよい。
この嵌挿部60の中央には、該嵌挿部60の端面60aから固定側基板部54側(矢印A方向)に向かって窪んだ凹部68が形成され、前記凹部68及び固定側基板部54を貫通するように圧縮ガス導出孔58が形成される。この凹部68は、リアハウジング14のガス吐出室38に臨むように設けられ、その内部には、圧縮ガス導出孔58を閉塞する一方、ガス圧縮室102において圧縮された圧縮ガスが所定圧となった際に、開動作してガス吐出室38へ該圧縮ガスを導出する吐出弁70が設けられる。
さらに、嵌挿部60の外周面には、軸方向(矢印A、B方向)に沿った略中央近傍に環状溝が形成され、該環状溝に環状のシールリング72が装着される。このシールリング72は、例えば、ゴム等の弾性材料から断面円形状に形成され、環状溝において外周面から半径外方向に突出するように装着され、リアハウジング14における小径部36の内周面に当接する。これにより、固定スクロール18の嵌挿部60とリアハウジング14の小径部36との間を通じた流体の流通が遮断され、例えば、ガス吐出室38へ吐出された圧縮ガスがガス吸入室48側へと漏出することが防止される。
一方、図1に示されるように、可動スクロール20に臨む固定側基板部54の表面には、圧縮ガス導出孔58を有した中心部から外端部側に向かって所定範囲に形成された第1固定側底面部74と、前記第1固定側底面部74に対して前記固定側渦巻壁56に沿った外端部側に形成された第2固定側底面部76とを備える。第2固定側底面部76は、第1固定側底面部74に対して背面側(矢印B方向)に所定高さだけ窪んで形成され、前記第1固定側底面部74と前記第2固定側底面部76とは、固定スクロール18の軸方向と直交する方向に延在し、互いに略平行に形成される。
固定側渦巻壁56は、固定側基板部54の中心部から半径外方向に向かって徐々に拡径するように渦巻状に形成され、前記中心部となる圧縮ガス導出孔58側に形成された第1固定側壁部78と、該第1固定側壁部78と連続し外端部側に形成された第2固定側壁部80とを有する。第2固定側壁部80は、第1固定側壁部78に対して固定側基板部54に対する高さが高く形成される。また、第1及び第2固定側壁部78、80の上端部にはそれぞれチップシール82aが装着され、可動スクロール20に組み付けられた際に、可動側基板部84に摺接することで後述するガス圧縮室102の気密を保持する。
可動スクロール20は、図1に示されるように、可動側基板部84と、該可動側基板部84から固定スクロール18側(矢印B方向)へと立設して渦巻状に形成され、前記固定側渦巻壁56に噛み合う可動側渦巻壁86とを有する。
可動側基板部84は、例えば、所定厚さを有した円盤状に形成され、固定スクロール18に臨む表面には、中心部から外端部側に向かって所定範囲に形成された第1可動側底面部88と、前記第1可動側底面部88に対して前記可動側渦巻壁86に沿った外端部側に形成された第2可動側底面部90とを備える。第2可動側底面部90は、第1可動側底面部88に対して固定スクロール18から離間する方向(矢印A方向)に所定高さだけ窪んで形成され、前記第1可動側底面部88と前記第2可動側底面部90とは、可動スクロール20の軸方向と直交する方向に延在し、互いに略平行に形成される。
すなわち、可動側基板部84の表面は、中心部側に形成された第1可動側底面部88と外端部側に形成された第2可動側底面部90とによって軸方向(矢印A、B方向)において段付状に形成される。換言すれば、可動側基板部84において、背面からの高さは、第1可動側底面部88が高く、第2可動側底面部90が低く形成される。
また、可動側基板部84には、その背面側に開口した円形凹部92が中央部に形成され、その内部には、旋回軸受94を介して回転可能にブッシュ96が嵌挿される。
さらに、可動側基板部84の背面側(矢印A方向)には、該可動スクロール20を径方向にのみ往復変位可能とする一対の係合凹部97が形成され、該係合凹部97には、前記可動スクロール20の自転を規制し、且つ、該可動スクロール20の旋回を許容するオルダムリング122が摺動可能に係合される。
可動側渦巻壁86は、可動側基板部84の中心部から半径外方向に向かって徐々に拡径するように渦巻状に形成され、前記中心部側に形成された第1可動側壁部98と、該第1可動側壁部98と連続し外端部側に形成された第2可動側壁部100とを有する。第2可動側壁部100は、第1可動側壁部98に対して可動側基板部84に対する高さが高く形成される。すなわち、可動側渦巻壁86は、第1可動側壁部98及び第2可動側壁部100から段付状に形成される。
また、第1及び第2可動側壁部98、100の上端部にはそれぞれチップシール82bが装着され、固定スクロール18に対して組み付けられた際に、固定側基板部54に摺接することで後述するガス圧縮室102の気密を保持する。
そして、リアハウジング14内において、可動側渦巻壁86が固定スクロール18側(矢印B方向)となるように配置され、前記固定スクロール18を構成する固定側基板部54及び固定側渦巻壁56と、可動スクロール20を構成する可動側基板部84及び可動側渦巻壁86とによってガス圧縮室102が形成される。
駆動部104は、図1に示されるように、回転シャフト106と、該回転シャフト106の端部に連結されたブッシュ96と、前記回転シャフト106を回転自在に支持する第1及び第2軸受108、110と、前記ブッシュ96を回転自在に支持する旋回軸受94とを備える。回転シャフト106は、その一端である軸部112がフロントハウジング12の円筒部22に挿入され、第1軸受108を介して回転自在に支持される。
回転シャフト106は、一定径の軸部112と、該軸部112の端部に設けられ拡径した支持体114とを有し、前記軸部112がフロントハウジング12の一端側(矢印A方向)、前記支持体114が固定スクロール18側となる前記フロントハウジング12の他端側(矢印B方向)となるように配置される。そして、軸部112は、フロントハウジング12の一端部から所定長さだけ突出してプーリ(図示せず)が装着される。また、フロントハウジング12の円筒部22は、軸部112の外周側とフロントハウジング12との間に装着されるカバー部材116によって閉塞される。
支持体114の端面には、可動スクロール20側(矢印B方向)に突出し、前記支持体114の軸心に対して偏心したクランクピン118が設けられている。そして、クランクピン118は、ブッシュ96の軸心に対して偏心した偏心孔120に挿入され、その端部に係止リングが装着されることにより、前記ブッシュ96のクランクピン118に対する抜け止めがなされる。
ブッシュ96は、偏心孔120にクランクピン118が挿入されることで回転シャフト106によってスイング運動可能に旋回され、これにより、可動スクロール20が旋回半径を可変させながら旋回する。また、支持体114は、フロントハウジング12の内部に設けられた第2軸受110によって回転自在に支持される。
そして、駆動部104は、回転シャフト106の一端部に装着されるプーリ(図示せず)に、エンジン等の回転駆動源からベルトを介して回転力が伝達されることで、前記回転シャフト106が回転する。
本発明の実施の形態に係るスクロール型圧縮機10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、図示しない電磁クラッチの動作作用下に、回転シャフト106に回転力が伝達されると、支持体114が第1軸受108を介して回転し、これによって前記支持体114に固着されたクランクピン118が回転シャフト106の軸心に対して偏心した状態で旋回する。これにより、クランクピン118を介してブッシュ96が回転し、オルダムリング122が摺動し且つその自転が規制されているため、可動スクロール20が自転を拘束された状態で固定スクロール18に対して旋回する。
そして、吸入ポート16から供給されたガスが、リアハウジング14の内部に導入され、固定スクロール18における固定側渦巻壁56と可動スクロール20における可動側渦巻壁86との間で形成されるガス圧縮室102へ導入され、前記可動側渦巻壁86が固定スクロール18の固定側渦巻壁56に対して接触しながら旋回することで、その間に形成されたガス圧縮室102内のガスを圧縮しながら中心部側に向かって進行させていく。
そして、スクロール型圧縮機10は、固定スクロール18に対する可動スクロール20の旋回作用下にガス圧縮室102が2分割された状態と、一体化された状態とを変化させながら、徐々にガス圧縮室102を中心部側に向かって進行させ、その内部に供給されたガスを圧縮していく。その後、圧縮された圧縮ガスが、圧縮ガス導出孔58からガス吐出室38へと導出され、図示しない吐出ポートを介して図示しない冷媒循環系へと吐出される。
また、例えば、吸入ポート16から供給されるガスが何らかの原因で完全に気化しておらず、その一部が液体状態であった場合、可動スクロール20の回転によって前記ガスが圧縮されずに、前記可動スクロール20及び固定スクロール18に対して瞬間的に過大な圧力(荷重)が付与されることとなる。
このような場合でも、第1ロケートピン42がフロントハウジング12の第1嵌合孔32、リアハウジング14の第1ロケート孔44にそれぞれ嵌合されることにより、前記フロントハウジング12のフランジ部28とリアハウジング14の大径部34との間における固定保持力が維持され、同様に、第2ロケートピン52が、リアハウジング14における第2ロケート孔50、固定スクロール18の第2嵌合孔62にそれぞれ嵌合されることで、前記リアハウジング14の内壁面14aと固定スクロール18における嵌挿部60の端面60aとの間における固定保持力が維持される。
この第1及び第2ロケートピン42、52による固定保持力は、第1及び第2締結ボルト46、65による固定保持力より大きく設定されているため、液体の圧縮による液圧縮時において、可動スクロール20及び固定スクロール18に対して過大な圧力(荷重)が付与され、第1及び第2締結ボルト46、65による固定保持力を前記圧力が超えた場合でも、前記第1及び第2ロケートピン42、52による固定保持力によって前記フロントハウジング12、リアハウジング14及び固定スクロール18の相対的な位置関係がずれてしまうことがなく確実に連結状態が維持される。
以上のように、本実施の形態では、リアハウジング14におけるボス部40に第1ロケート孔44を形成して第1ロケートピン42を圧入すると共に、固定スクロール18における嵌挿部60の端面60aに第2ロケート孔50を形成して第2ロケートピン52を圧入している。そして、リアハウジング14の一端部にフロントハウジング12を組み付ける際、該フロントハウジング12の第1嵌合孔32に前記第1ロケートピン42を嵌合させることで、前記リアハウジング14に対するフロントハウジング12の周方向に沿った位置決めがなされる。また、リアハウジング14の他端部に固定スクロール18を組み付ける際、該リアハウジング14の内壁面14aに形成された第2嵌合孔62に第2ロケートピン52を嵌合させることで、前記リアハウジング14に対する固定スクロール18の周方向に沿った位置決めがなされる。
これにより、フロントハウジング12とリアハウジング14とが、複数の第1締結ボルト46の軸力によってフランジ部28と大径部34とが当接した状態で互いに所定の固定保持力で連結され、それに加え、第1ロケートピン42の嵌合によっても所定の固定保持力で連結される。また、同様に、リアハウジング14と固定スクロール18とが、複数の第2締結ボルト65の軸力によって内壁面14aと端面60aとが当接した状態で互いに所定の固定保持力で連結され、それに加え、第2ロケートピン52の嵌合によっても所定の固定保持力で連結される。
この第1及び第2ロケートピン42、52による固定保持力は、第1及び第2締結ボルト46、65による固定保持力より大きく設定されているため、例えば、ガス吸入室48に液体状態にあるガスが供給されガス圧縮室102で圧縮された液圧縮時において、可動スクロール20及び固定スクロール18に瞬間的に過大な圧力(荷重)が付与され、該圧力が第1及び第2締結ボルト46、65による固定保持力を超える場合でも、第1及び第2ロケートピン42、52の固定保持力によってフロントハウジング12、リアハウジング14及び固定スクロール18が相対移動してしまうことが防止される。
その結果、リアハウジング14に対する可動スクロール20及び固定スクロール18の位置ずれが確実に防止されるため、該可動スクロール20の駆動作用下に常に所望圧力でガスを圧縮することが可能となる。
また、ガス吐出室38を有したリアハウジング14の内壁面14aと固定スクロール18における嵌挿部60の端面60aを当接させ、前記内壁面14aと前記端面60aに対して第2ロケートピン52を嵌合させることにより、前記リアハウジング14と前記固定スクロール18との周方向への相対的な位置ずれが確実に防止される。
さらに、フロントハウジング12とリアハウジング14の周方向に沿った相対的な位置ずれを第1ロケートピン42によって防止することで、該フロントハウジング12は、可動スクロール20を回転駆動させる駆動部104の回転シャフト106を支持しているため、前記フロントハウジング12及びリアハウジング14を介して前記可動スクロール20と前記固定スクロール18との周方向への相対的な位置ずれが確実に防止される。
さらにまた、リアハウジング14に対するフロントハウジング12及び固定スクロール18の周方向への位置決めを行う位置決め部を、第1及び第2ロケートピン42、52と、該第1及び第2ロケートピン42、52の嵌合される第1及び第2ロケート孔44、50、第1及び第2嵌合孔32、62とから構成しており、前記第1及び第2ロケートピン42、52、前記第1及び第2ロケート孔44、50、前記第1及び第2嵌合孔32、62の数量、材質、圧入代等の設定を、液圧縮時において可動スクロール20及び固定スクロール18に付与される圧力(荷重)に応じて適宜設定するとよい。これにより、液圧縮時に発生して付与される圧力(荷重)によって第1及び第2ロケートピン42、52や第1及び第2ロケート孔44、50が材料の降伏点を超えない範囲内にコントロールすることが可能となる。
例えば、液圧縮時に発生する荷重の大きさに応じて、第1及び第2ロケートピン42、52の本数を増加させたり、第1及び第2ロケート孔44、50、第1及び第2嵌合孔32、62に対する第1及び第2ロケートピン42、52の圧入代(嵌合代)を大きくしたり、前記第1及び第2ロケートピン42、52の直径を大きくしたり、前記第1及び第2ロケート孔44、50、第1及び第2嵌合孔32、62の形成される部材を、降伏点の高い材質へ変更することで、固定保持力を増加させ液圧縮時における圧力(荷重)の付与に対応することが可能となる。
またさらに、フロントハウジング12の他端部に、リアハウジング14の大径部34に嵌合されるインロー部26を設け、前記インロー部26を介して前記フロントハウジング12と前記リアハウジング14とを嵌合させることで、液圧縮時において第1及び第2ロケートピン42、52が受ける圧力(荷重)を前記インロー部26で負担することができるため、前記第1及び第2ロケートピン42、52における負荷を低減できる。
また、一般的に、このような段差部と段付部とを備えたスクロール型圧縮機10では、可動スクロール20と固定スクロール18との相対位置がずれた場合、前記段差部と前記段付部とが接触したり、反対に、隙間が拡大してしまうという不具合が生じるために、前記相対位置の管理を厳密に行う必要がある。本実施の形態では、可動スクロール20と固定スクロール18の位置ずれが確実に防止されるため、段差部と段付部との位置関係が変化してしまうことがなく、前記可動スクロール20を常に安定した状態で駆動させ、所望の圧力で圧縮させることが可能となる。
なお、本発明に係るスクロール型圧縮機は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…スクロール型圧縮機 12…フロントハウジング
14…リアハウジング 18…固定スクロール
20…可動スクロール 24…連結部
26…インロー部 28…フランジ部
30…取付部 32…第1嵌合孔
38…ガス吐出室 40…ボス部
42…第1ロケートピン 44…第1ロケート孔
46…第1締結ボルト 48…ガス吸入室
50…第2ロケート孔 52…第2ロケートピン
54…固定側基板部 56…固定側渦巻壁
60…嵌挿部 62…第2嵌合孔
65…第2締結ボルト 84…可動側基板部
86…可動側渦巻壁 102…ガス圧縮室
104…駆動部 106…回転シャフト

Claims (6)

  1. 固定スクロールと、該固定スクロールと噛み合わされる可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールの相対的な位置決めを行う位置決め部とを有し、前記位置決め部によって位置決めされた状態で互いにボルトを締結することで連結されたスクロール型圧縮機において、
    前記ボルトの締結時に生じる軸力による前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間の相対的位置保持力に対して、前記位置決め部による前記相対的位置保持力が大きくなることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 請求項1記載のスクロール型圧縮機において、
    前記位置決め部は、吐出室を有したハウジングと前記固定スクロールとの突合せ面に設けられることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  3. 請求項1記載のスクロール型圧縮機において、
    前記位置決め部は、前記可動スクロールを回転駆動させる駆動軸を回転自在に支持する第1のハウジングと、前記固定スクロールが固定される第2のハウジングとの間の突合せ面に設けられることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  4. 請求項2又は3記載のスクロール型圧縮機において、
    前記位置決め部は、前記突合せ面のいずれか一方に設けられた位置決めピンと、
    他方の突合せ面に形成された嵌合孔と、
    からなることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  5. 請求項4記載のスクロール型圧縮機において、
    前記位置決め部は、インロー部を含むことを特徴とするスクロール型圧縮機。
  6. 請求項5記載のスクロール型圧縮機において、
    前記可動スクロール及び前記固定スクロールは、基板部の高さを渦巻壁の中心部側で高く該中心部とは反対側となる外端部側で低く形成した段差部と、
    渦巻壁の高さを前記中心部側で低く該中心部とは反対側となる外端部側で高く形成した段付部と、
    を有し、
    前記段差部と前記段付部とを互いに係合させ旋回動作させることを特徴とするスクロール型圧縮機。
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