JP2014186557A - 音鳴り対策装置、電子機器およびワイヤレス充電台 - Google Patents

音鳴り対策装置、電子機器およびワイヤレス充電台 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング周波数を調整する以外の手法を採用して、より安価にて実現できる音鳴り対策装置およびそれを搭載した電子機器、ワイヤレス充電台を提案する。
【解決手段】ACアダプタ(2)とワイヤレス充電台(1)の負荷との間に第1スイッチ(4)が配され、ワイヤレス充電台(1)の負荷に給電可能なバッテリー(8)を備える。制御部(12)は、ワイヤレス充電台(1)が、被充電端末(3)を充電している状態では、第1スイッチ(4)をONしてACアダプタ(2)と負荷とを電気的に接続し、被充電端末(3)を充電していない状態では、第1スイッチ(4)をOFFして、ACアダプタ(2)と負荷とを電気的に遮断し、バッテリー(8)から給電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置にて発生するスイッチング周波数を下げた場合の音鳴りを防止する音鳴り対策装置、電子機器およびワイヤレス充電台に関する。
携帯端末を充電する充電機器には、携帯端末を置くだけで充電できるワイヤレス充電台がある。ワイヤレス充電台にはACアダプタが接続されており、ACアダプタからワイヤレス充電台の消費電力に応じて電力が供給される。
このようなワイヤレス充電台は、携帯端末が置かれていない状態でも、携帯端末が置かれたかどうかを検出している。携帯端末が置かれたかどうかの検出に使用される電力は、携帯端末を充電するのに使用される電力に比べて小さい。そのため、ACアダプタは、ワイヤレス充電台が携帯端末の充電を行っていない状態では、搭載するスイッチング電源装置のスイッチング周波数を下げて、ワイヤレス充電台へ供給する電力を下げている。
ところが、ACアダプタのスイッチング周波数を下げた場合、その周波数が人間の可聴周波数領域にかかり、ACアダプタから音鳴りが発生するという問題がある。スイッチング電源装置におけるこのような音鳴りの問題は、従前からの課題であり、従来、種々の音鳴り対策が提案されている。
たとえば、特許文献1には、スイッチングのオン時間とオフ時間とを変化させて周波数の調整を行うことで、スイッチング周波数を特定の周波数帯域外とするような周波数制御方法が記載されている。また、特許文献2には、PFM(Pulse Frequency Modulation)方式により周波数を変化させることで、スイッチング周波数が可聴周波数領域にかかることを避ける方法が記載されている。
特開2011‐4550号公報 (2011年1月6日公開) 特開2010‐63327号公報(2010年3月18日公開)
しかしながら、上述のような従来の音鳴り対策は、スイッチング周波数による音鳴りを抑制するために、スイッチング周波数そのもの制御して調整している。そのため、スイッチング周波数を調整するための部品や部材等が必要となり、コスト高となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、スイッチング周波数を調整する以外の手法を採用して、より安価にて実現できる音鳴り対策装置およびそれを搭載した電子機器、ワイヤレス充電台を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る音鳴り対策装置は、スイッチング電源装置から給電される電子機器に搭載される音鳴り対策装置であって、前記スイッチング電源装置と前記電子機器の負荷との間に配置され、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続の有無を切り替えるスイッチと、前記スイッチング電源装置によって充電され、前記電子機器の負荷に給電可能なバッテリーと、前記スイッチを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態以外では、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続し、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態となると、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、スイッチング電源装置のスイッチング周波数を調整することなくスイッチング電源装置の音鳴りを防止できるので、音鳴り防止が安価にて実現できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る音鳴り対策装置を搭載したワイヤレス充電台の構成を示すブロック図である。 上記ワイヤレス充電台における制御部による第2スイッチのON/OFF制御を示すフローチャートである。 上記ワイヤレス充電台における制御部による第1スイッチのON/OFF制御を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る音鳴り対策装置を搭載したワイヤレス充電台の構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおりである。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
〔実施形態1〕
(ワイヤレス充電台の概略構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る音鳴り対策装置を搭載したワイヤレス充電台(電子機器)の構成を示す図である。図1に示すように、ワイヤレス充電台1は、スイッチング電源装置を内蔵するACアダプタ2と接続され、ACアダプタ2から電力が供給され、ワイヤレス充電台1上に載せられた被充電端末3の充電を行う。ワイヤレス充電台1は、第1スイッチ(スイッチ)4と、第2スイッチ5と、検出回路6と、送電回路7と、バッテリー8と、電流計9と、電流モニタ10と、電圧モニタ11と、制御部12とを備える。音鳴り対策装置は、第1スイッチ4、バッテリー8および制御部12にて構成される。
第1スイッチ4は、ACアダプタ2とワイヤレス充電台1の負荷(検出回路6、送電回路7、バッテリー8、電流計9、電流モニタ10、電圧モニタ11、制御部12など)との電気的な接続の有無を切り替えるものである。第1スイッチ4がON状態でACアダプタ2とワイヤレス充電台1の負荷とが電気的に接続されてACアダプタ2からの電力の供給が可能となる。第1スイッチ4がOFF状態でACアダプタ2とワイヤレス充電台1の負荷との電気的な接続が切り離され、ACアダプタ2からの電力の供給が不可能とする。このような第1スイッチ4のON/OFFの切り替えは、後述する制御部12にて行われる。
第2スイッチ5は、バッテリー8とACアダプタ2及びワイヤレス充電台1の負荷との接続を制御するものである。第2スイッチ5がON状態でバッテリー8とACアダプタ2およびワイヤレス充電台1の負荷とが接続される。第2スイッチ5がOFF状態でバッテリー8とACアダプタ2およびワイヤレス充電台1の負荷とが切り離される。第2スイッチ5は、ACアダプタ2からバッテリー8への過充電を防ぐために設置されており、第2スイッチ5がOFFとなるのは、バッテリー8が十分に充電されている場合である。
検出回路6は、ワイヤレス充電台1の所定の載置台に被充電端末3が載せられたかどうかを検出コイル6aにて検出し、検出した結果を示す信号を制御部12に通知する回路である。検出コイル6aが、載置台上に載せられた被充電端末3からの信号を検出する。
送電回路7は、載置台に載せられた被充電端末3に電力を送る回路である。送電回路7は、制御部12から被充電端末3に対して送電を行うよう指示を受けると、被充電端末3への送電を開始する。また、送電回路7は、制御部12から被充電端末3への送電を停止するよう指示を受けると、被充電端末3への送電を停止する。
ワイヤレス方式で用いられる送電方法としては、2つの隣接するコイルの片方に電流を流すと発生する磁束を媒介して隣接したもう片方に起電力が発生する電磁誘導を用いた「電磁誘導方式」、電流を電磁波に変換しアンテナを介して送受信する技術である「電波方式」、および電磁界の共鳴現象を利用した「電磁界共鳴方式」等がある。図1では送電コイル7aを備えた電磁誘導方式を示している。
送電回路7は、また、載置台上に載せられた被充電端末3との間で種々の情報のやり取りを行うものでもある。例えば、送電コイル7aを用いて行う場合、送電コイル7aに流す電流に情報を重畳させて送信し、被充電端末3から送信された情報については送電コイル7aが検出する。被充電端末3は、フル充電となった場合に、フル充電となったことを通知する信号をワイヤレス充電台1へと送り、これを送電回路7が検出する。送電回路7は、検出したフル充電となったことを知らせる信号を制御部12へと通知する。
バッテリー8は、第1スイッチ4および第2スイッチ5が共にONの状態で、ACアダプタ2から供給された電力を蓄えるものである。バッテリー8は、第1スイッチ4がOFFとなり、ACアダプタ2とワイヤレス充電台1との接続が遮断された場合に、ワイヤレス充電台1の負荷に対して、電力を送るものである。但し、詳細については後述するが、制御部12は、被充電端末3の充電を行っていない場合に、第1スイッチ4をOFFとしてワイヤレス充電台1とACアダプタ2との接続を遮断し、被充電端末3が載置台に載せられると、第1スイッチ4をONとしてワイヤレス充電台1とACアダプタ2との接続を再開する。したがって、第1スイッチ4がOFFされている間、送電回路7の駆動も停止されているので、バッテリー8から供給された電力を消費するのは、送電回路7を除く負荷となる。
本実施形態のワイヤレス充電台1においてバッテリー8は、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。二次電池は過充電に弱いため、過充電を防ぐために、前記した第2スイッチ5が必要となる。
電流計9は、バッテリー8から出力される電流を計測して電流モニタ10に出力するものである。電流モニタ10は、電流計9にて計測された電流値を取得し、数値化して電流値情報として制御部12に送るものである。電圧モニタ11は、バッテリー8の両端子の電圧を測定して数値化し、電圧値情報として制御部12に送信するものである。
制御部12は、ワイヤレス充電台1の各部を制御するものである。制御部12は、検出回路6から通知される、被充電端末3が載せられているか否かの検出結果を知らせる信号と、送電回路7から通知される、被充電端末3がフル充電となったことを知らせる信号とに応じて、送電回路7に対して被充電端末3への送電を行うか否かを指示する。つまり、被充電端末3が載せられており、被充電端末3がフル充電でない場合は送電を行わせ、被充電端末3が載せられていない場合、或いは載せられていても被充電端末3がフル充電である場合は、被充電端末3への送電を行わないように指示する。
また、制御部12は、電流モニタ10および電圧モニタ11から送信される電流値情報および電圧値情報をもとに、バッテリー8の容量(充電量)を求める。そして、制御部12は、検出回路6から通知される、被充電端末3が載せられているか否かの検出結果を知らせる信号と被充電端末3がフル充電となったことを知らせる信号、およびバッテリー8の容量に応じて、第1スイッチ4のON/OFFを制御する。また、第2スイッチ5については、制御部12は、検出回路6から通知される信号にかかわりなく、バッテリー8の容量に応じてON/OFFを制御する。
具体的には、制御部12は、第1スイッチ4、第2スイッチ5の切り替えを、以下のような条件で行っている。
<第1スイッチ4の切り替え条件1:ON→OFF>
被充電端末3を非充電の状態であり、かつバッテリー8の容量が第1閾値(例:450mAh)以上ある場合。制御部12は、検出回路6から通知される信号に基づいて、被充電端末3が載せられていない場合、或いは載せられていても被充電端末3がフル充電である場合は、被充電端末3は非充電状態であると判断する(スイッチング電源装置と負荷との電気的な接続を遮断する、電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態に相当)。
<第1スイッチ4の切り替え条件2:OFF→ON>
被充電端末3が載せられたことを検知した場合(スイッチング電源装置と負荷とを電気的に接続する、電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態以外に相当)、または、バッテリー8の容量が第2閾値(例:100mAh)未満となった場合。
<第2スイッチ5の切り替え条件1:OFF→ON>
初回起動時、または、バッテリー8の容量が第1閾値(例:450mAh)未満となった場合。
<第2スイッチ5の切り替え条件2:ON→OFF>
バッテリー8の容量が第3閾値(例:600mAh)を超えた場合。
(ワイヤレス充電台の動作)
図2、図3を用いて、図1に示す本実施形態に係るワイヤレス充電台の動作について詳しく説明する。図2は、制御部12による第2スイッチ5のON/OFF制御を示すフローチャートである。図3は、制御部12による第1スイッチ4のON/OFF制御を示すフローチャートである。
ここでは、一例として、バッテリー8の容量の第1閾値を450mAh、第2閾値を100mAh、第3閾値を600mAhとする。また、ワイヤレス充電台1は、デフォルトとして、第1スイッチ4がON、第2スイッチ5がOFFとなっている。
まずは、図2を用いて、制御部12による第2スイッチ5のON/OFF制御について説明する。第2スイッチ5は、バッテリー8の容量が十分ある場合(第3閾値を超えた場合)にのみOFFされる。具体的には、制御部12は、バッテリー8の容量が第3閾値である600mAhを超えると第2スイッチ5をOFFし、第1閾値である450mAh未満となると再びONとする。
図2に示すように、制御部12は、初回起動時であるか否かを判断し(S1)、初回起動時であれば、第2スイッチ5をONして、バッテリー8とACアダプタ2および負荷とを接続する(S2)。一方、初回起動時でない場合は、S3に進み、バッテリー8の容量が、第3閾値である600mAhを超えていないか判断する。S3は、YESと判断するまで繰り返され、制御部12は、バッテリー8の容量が第3閾値を超えたと判断すると、過充電となることを阻止するベく、第2スイッチ5をOFFして、バッテリー8とACアダプタ2および負荷との接続を遮断する(S4)。
その後、S5に進み、バッテリー8の容量が、第1閾値である450mAh未満となっていないかを判断する。S5も、YESと判断するまで繰り返され、制御部12は、バッテリー8の容量が第1閾値未満となったと判断すると、第2スイッチ5をONして、バッテリー8とACアダプタ2および負荷との接続を再開する(S6)。その後、S3に戻り、再び過充電に備える。以降、S3〜S6の処理を繰り返し、バッテリー8の容量が第3閾値を超えると、第2スイッチ5をOFFして充電を停止し、バッテリー8の容量が第1閾値未満となると、第2スイッチ5をONして充電を再開する。
続いて、図3を用いて、制御部12による第1スイッチ4のON/OFF制御について説明する。制御部12は、ワイヤレス充電台1が被充電端末3を充電していない非充電の状態であるか否かを判断する(S11)。制御部12は、非充電の状態であると判断するまで、S11の判断を繰り返す。S11において、非充電の状態であると判断すると、制御部12は、次にバッテリー8の容量が第1閾値である450mAh以上であるかどうかを判断する(S12)。バッテリー8の容量が第1閾値未満であると判断した場合はS1に戻る。一方、バッテリー8の容量が第1閾値以上であると判断すると、第1スイッチ4をOFFして、ACアダプタ2とワイヤレス充電台1との接続を遮断する(S13)。
これにより、ACアダプタ2はワイヤレス充電台1への電力供給を停止し、これ以降、第1スイッチ4が再びONとなるまで、ワイヤレス充電台1の負荷への電力供給は、バッテリー8にて行われることとなる。したがって、ACアダプタ2が、被充電端末3を充電していない低負荷のワイヤレス充電台1に対して、スイッチング周波数を低下させて電力を供給することはなく、音鳴りそのものが発生しなくなる。
次に、制御部12は、ワイヤレス充電台1の載置台に被充電端末3が載せられたかどうかを判断する(S14)。被充電端末3が載せられたと判断すると、第1スイッチ4をONとして、ACアダプタ2とワイヤレス充電台1との接続を再開する(S16)。これ以降、ワイヤレス充電台1の負荷への電力供給は、ACアダプタ2にて行われることとなり、送電回路7に対して十分な電力を供給して、被充電端末3の充電を行うことができる。
一方、S14にて、被充電端末3が載せられていないと判断した場合は、S15に進み、バッテリー8の容量が第2閾値である100mAh未満となっているかを判断し、バッテリー8の容量が第2閾値未満であると判断した場合も、S16に進む。つまり、バッテリー8の容量が少なくなった場合は、充電を行うために、ワイヤレス充電台1とACアダプタ2との接続を再開する。この場合、ACアダプタ2からみたワイヤレス充電台1の消費電力としては、バッテリー8を充電するための電力が加算されるので、その際のスイッチング周波数は人間の可聴周波数領域にかかることはなく、音鳴りの問題はない。なお、S15において、バッテリー8の容量が第2閾値よりも多いと判断した場合は、S14に戻り、S14、S15の何れかでYESと判断するまで処理を繰り返す。
なお、バッテリー8の容量の第1閾値を450mAh、第2閾値を100mAhとしているのは、ワイヤレス充電台1がACアダプタ2から切り離された状態にある待機時の消費電力に基づいて設定されている。具体的には、ワイヤレス充電台1では、待機時、検出回路6が主に電力を消費することとなるが、待機時の消費電流が70mAで5Vで動作している場合、1時間あたりに消費するバッテリー8の容量は70mAhとなる。そこで、少なくとも睡眠時間に相当する5時間、音鳴りを防止できるように、待機時の消費電力を350mAhとしている。
また、ここでは、音鳴り対策装置を搭載した電子機器として、ワイヤレス充電台を例示したが、スイッチング電源装置が給電先の電子機器の待機時の消費電力に合わせてスイッチング周波数を低下させた場合に、スイッチング周波数が人間の可聴周波数領域にかかる電子機器であれば、本発明を利用できる。
〔実施形態2〕
図4を用いて、本発明の他の実施形態に係る音鳴り対策装置を搭載したワイヤレス充電台の構成について説明する。本実施形態では、ワイヤレス充電台1Aは、バッテリー20として、二次電池に代えて大容量キャパシタを用いている。大容量キャパシタの場合、過電圧をかけない限り過充電となることはない。そのため、図4に示すように、本実施の形態に係るワイヤレス充電台1Aにおいては、第2スイッチ5が取り除かれている。
なお、制御部12による第1スイッチ4のON/OFF制御は、実施の形態1と同様である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る音鳴り対策装置は、スイッチング電源装置(ACアダプタ2)から給電される電子機器(ワイヤレス充電台1)に搭載される音鳴り対策装置であって、前記スイッチング電源装置と前記電子機器の負荷との間に配置され、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続の有無を切り替えるスイッチ(第1スイッチ4)と、前記スイッチング電源装置によって充電され、前記電子機器の負荷に給電可能なバッテリー(8)と、前記スイッチを制御する制御部(12)とを備え、前記制御部は、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態以外では、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続し、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態となると、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断する構成である。
上記の構成によれば、電子機器がバッテリーを備え、かつ、制御部は、第1スイッチを制御して、電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態以外では、スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続し、電子機器の負荷の動作状態が予め定められた音鳴りとが発生する動作状態となると、スイッチング電源装置と負荷との電気的な接続を遮断する。
したがって、制御部が電気的な接続を遮断する電子機器の動作状態をとして、スイッチング電源装置が、給電先の電子機器の消費電力に合わせてスイッチング周波数を低下させた場合に、そのスイッチング周波数が人間の可聴周波数領域にかかる場合の電子機器の動作状態を、音鳴りが発生する動作状態として設定しておくことで、電子機器の消費電力が、スイッチング電源装置による音鳴りが発生するような場合には、スイッチング電源装置と電子機器とを切り離して、バッテリーからの給電とすることで、スイッチング電源装置からの音鳴りを容易に防止できる。しかも、これによれば、スイッチング電源装置のスイッチング周波数を調整することなくスイッチング電源装置の音鳴りを防止できるので、音鳴り防止が安価にて実現できる。
本発明の態様2に係る音鳴り対策装置は、さらに、前記制御部は、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態であり、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断している場合でも、前記バッテリーの容量が予め定められた残量以下となると、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続する構成である。
これによれば、スイッチング電源装置からの音鳴りを防止するために、スイッチング電源装置と電子機器とを切り離して、バッテリーから給電を行っている最中でも、バッテリーの容量が不足した場合に、スイッチング電源装置と電子機器との電気的な接続を再開して、バッテリーを充電することができる。
また、たとえ、制御部が電気的な接続を遮断する電子機器の動作状態であっても、スイッチング電源装置からみた電子機器の消費電力としては、バッテリーを充電するための電力が加算されるので、その際のスイッチング周波数は人間の可聴周波数領域にかかることはなく、音鳴りの問題はない。
本発明の態様3に係る電子機器は、本発明の音鳴り対策装置を備えた電子機器である。
ACアダプタなどのスイッチング電源装置から給電される電子機器は、通常、スイッチング電源装置も込みで販売されるため、高コストな音鳴り対策が施されたスイッチング電源装置の場合は、電子機器のコストも高くなる。本発明によれば、スイッチング電源装置のコストには、一切の音鳴り対策が不要となるので、ひいては、スイッチング電源装置込みの電子機器の価格を安価にできる。
本発明の態様3に係る電子機器は、ワイヤレス充電台は、スイッチング電源装置から給電される、被充電端末をワイヤレスで充電するワイヤレス充電台であって、本発明の音鳴り対策装置を備え、前記制御部は、前記被充電端末の充電を行っていない場合に、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断し、前記被充電端末の充電を行っている場合に、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続する構成である。
ワイヤレス充電台は、被充電端末の充電を行っていない待機時の駆動において、スイッチング電源装置を搭載したACアダプタなどからの音鳴りの問題があるが、これにより、音鳴りの問題のない、ワイヤレス充電器を安価にて提供できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、ワイヤレス充電台などの、スイッチング電源装置から給電される電子機器に利用することができる。
1,1A ワイヤレス充電台(電子機器)
2 ACアダプタ(スイッチング電源装置)
3 被充電端末
4 第1スイッチ(スイッチ)
5 第2スイッチ
6 検出回路
6a 検出コイル
7 送電回路
7a 送電コイル
8 バッテリー
9 電流計
10 電流モニタ
11 電圧モニタ
12 制御部
20 バッテリー

Claims (4)

  1. スイッチング電源装置から給電される電子機器に搭載される音鳴り対策装置であって、
    前記スイッチング電源装置と前記電子機器の負荷との間に配置され、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続の有無を切り替えるスイッチと、
    前記スイッチング電源装置によって充電され、前記電子機器の負荷に給電可能なバッテリーと、
    前記スイッチを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態以外では、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続し、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態となると、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断することを特徴とする音鳴り対策装置。
  2. 前記制御部は、前記電子機器の負荷の動作状態が、予め定められた音鳴りが発生する動作状態であり、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断している場合でも、前記バッテリーの容量が予め定められた残量以下となると、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の音鳴り対策装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の音鳴り対策装置を備えた電子機器。
  4. スイッチング電源装置から給電される、被充電端末をワイヤレスで充電するワイヤレス充電台であって、
    請求項1又は2に記載の音鳴り対策装置を備え、
    前記制御部は、前記被充電端末の充電を行っていない場合に、前記スイッチング電源装置と前記負荷との電気的な接続を遮断し、前記被充電端末の充電を行っている場合に、前記スイッチング電源装置と前記負荷とを電気的に接続することを特徴とするワイヤレス充電台。
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