JP2014180716A - ポリエステルフィルムロールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、ポリエステルフィルムをカッターで切断する工程を有するポリエステルフィルムロールの製造工程において、ポリエステルフィルムの切断粉の発生とポリエステルフィルムロールの耳立ちの発生を抑制したポリエステルフィルムロールおよびその製造方法を提供することにある。
【解決手段】
本発明のポリエステルフィルムロールは、ポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなるポリエステルフィルムロールであって、そのポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部の耳立ち量がポリエステルフィルムの厚みの5%以下であり、かつ、ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置からポリエステルフィルムロールの幅方向の内側に10cmおよび同ロールの長さ方向10mの領域において、35μm以上のフィルムの切断粉が5個以下のポリエステルフィルムロールである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポリエステルフィルムロールとその製造方法に関するものであり、詳しくは、本発明は、ポリエステルフィルムの切断工程において発生するポリエステルフィルムの切断粉と、切断部の耳立ちの発生を抑制することができるポリエステルフィルムを巻き取ってなるポリエステルフィルムロールおよびその製造方法に関するものである。
ポリエステルフィルムは、常温では弾性を有しており割れにくいため、加工適正に優れていることから種々の用途に利用されている。
このようなポリエステルリエステルフィルムの代表例としては、例えば、原料となるポリエステルを溶融押出し、冷却ロールで冷却固化して未延伸フィルムを得た後、数本のロール間の周速差を利用してフィルムの進行方向(以下、長手方向とも言う。)に延伸された後に、ステンター内でフィルムの端部を把持した状態で長手方向とは垂直な方向(以下、幅方向とも言う。)に延伸する遂次二軸延伸方法を採用し、その後、適宜、熱固定や弛緩処理を施し冷却し製造されるフィルムが挙げられる。
また、ポリエステルフィルムの製造方法としては、上述した遂次二軸延伸法以外に、長手方向と横方向を同時に延伸する同時二軸延伸法が知られており、いずれの方法であってもポリエステルフィルムを得ることができる。
このようなポリエステルフィルムの製造方法において、いずれの方法であっても幅方向の延伸作用が必要であり、そのためにポリエステルフィルムの幅方向の端部をクリップで把持し延伸しなければならない。このため、クリップで把持されたポリエステルフィルムの端部は製品として使用することができず、その端部をカッターで切り落し、製品となる残りのフィルム部分を円筒状の紙管やプラスチック管などの巻き芯に巻き取って、広幅な中間製品ロールを得ることができる。また、その中間製品ロールは、ポリエステルフィルムを巻き返しながら、ポリエステルフィルムを所望の幅にカッターで切断し、再度、別の巻き芯に巻き取って製品ロールを得ている。その後、製品ロールは、光学用や離型用など、所望の用途によって、加工メーカーで適宜加工されるが、その加工の際にも、加工メーカーで製品ロールを所定の幅に切断して加工用ロールを得て使用されている。
このような中間製品ロール、製品ロールおよび加工用ロールのいずれかの切断工程を経る種々のポリエステルフィルムロールにおいて、ポリエステルフィルムの切断時に、フィルムの切断粉や切断部の耳立ちが発生する。
ポリエステルフィルムの切断粉は、ポリエステルフィルムロールの切断部付近に散布され、フィルムの表裏に散在することになる。このため、切断部付近のフィルムに風を当ててフィルムの切断粉を吹き飛ばし、そのフィルムの切断粉を大気中で吸引したりするが、ポリエステルフィルムの製造時にフィルムの表面がロールなどの擦過によって帯電したり、コロナ処理を施したフィルムであっても、処理が均一にされなかったりなど、帯電したフィルムには、密着しているフィルムの切断粉を完全に除去することができなかった。また、ポリエステルフィルムに風を当てて切断粉を吹き飛ばすと、大気中で吸引しきれなかったフィルムの切断粉がフィルムロールの中央部位にまで飛散してしまい、フィルムの切断粉がフィルムの幅方向全面に拡散されるという二次被害が発生しているという課題がある。
このようなポリエステルフィルムの切断粉が残存した状態で後加工を施すと、例えば、光学用として、ポリエステルフィルムを基板としてハードコート層を設ける加工を施した場合は、ハードコート層との乖離面に存在するフィルムの切断粉が光の透過を妨げ、ディスプレイ上では偏光素子の表示が表面に映し出されないという欠陥が確認されるという課題を発生させている。
また、ポリエステルフィルムを基盤としてその上に偏光板を形成し、形成した後にフィルムを剥離する離型用として用いる場合、ポリエステルフィルム上にフィルムの切断粉があると、相手部材の偏光板にフィルムの切断粉が窪みとして転写跡を発生させるか、フィルムの切断粉そのものが相手部材の中に埋没するという、相手部材側の欠陥を発生させるという課題を発生させている。
また、上記の耳立ちとは、ポリエステルフィルムロールにおいて、ポリエステルフィルムの端部が、フィルムの平面から上側もしくは下側あるいは上側と下側の両方面に、フィルムが飛び出る現象をいう。上側もしくは下側にフィルムが飛び出る現象とは、反り返りのような現象であり、また上側と下側の両方面にポリエステルフィルムが飛び出る現象とは、切断部が波形となるような現象である。このようなポリエステルフィルムをフィルムロールとして巻き取った際には、端部が膨らみを帯び、ポリエステルフィルムロールの中央部と端部で両端部から中央部にかけて窪んだ状態となり、フィルムを巻き取る積層回数が多ければ多いほど、ポリエステルフィルムロールの幅方向の形状の変化が顕著に現れる。このようなポリエステルフィルムロールは、フィルムの面の歪みの問題を引き起こし、平面性を阻害している。
中間製品ロールがこのような歪みを形成した後に、同じ切断方法を採用して製品ロールとした場合、歪みが形成されたフィルムが、さらに異なる歪みをポリエステルフィルムに形成させることとなり、切断による歪みが平面性の悪化原因を複雑にしてしまっている。
一般的に、ハードコートフィルムを得る場合、フィルムとハードコート層の間に、易接着層と呼ばれるフィルムとハードコート層の接着性を付与するための層が設けられる。このような構成の場合、それぞれの層の屈折率を調整して干渉斑とならないように製品として設計される場合が大半である。しかしながら、せっかく屈折率を調整しても、このような耳立ちの発生によってフィルムの歪みが干渉斑を発生させてしまう結果となる。
また、ポリエステルフィルムを離型用として用いる場合には、フィルムの平面性が歪むため、相手部材の偏光板そのものの配向を阻害するという課題を招いている。特に、近年は、ポリエステルフィルムの長尺化が進み、例えば、1000m以上巻き取った場合、上述した平面性の悪化はいっそう顕著となっており、平面性の安定化が課題となっている。
これらのポリエステルフィルムの切断粉とポリエステルフィルムロールの耳立ちを抑制するために、次のような手法が採用されている。
具体的に、切断面にバリや切断粉を抑制するために、上刃と下刃を一対に有する長尺シート切断用カッター刃を用い、刃の先端部のコーティング構成を特定の膜厚とすることが提案されている(特許文献1参照。)。
また、フィルムの切断粉をフィルム上に散乱することを防ぐべく、溝を有するローラーとカッターの刃先角度を規定することが提案されている(特許文献2参照。)。
また、ポリイミドフィルムの端部の膨れを防止するために、下刃と上刃がそれぞれに摺接の刃先角が80〜90°のものを使用した切断方法が提案されている(特許文献3参照。)。
さらに、フィルムの割れを防止するために、アクリルフィルムをレーザービームで切断した盛り上がりを形成してその上に保護フィルムを一緒に巻き取るポリエステルフィルムロールが提案されている(特許文献4参照。)。
特開2005−46935号公報 特開2010−1131号公報 特開2010−228023号公報 特開2010−83092号公報
しかしながら、上記の特許文献1の提案のように、刃にコーティングを施して特定の膜厚とすることだけでは、本発明が目的とする微細なフィルムの切断粉やフィルムロールの耳立ちを抑制することはできなかった。また、特許文献1には、フィルムの切断工程の詳細な切断方法については開示がなされていない。
特許文献2の提案では、切断刃の刃先角度を一定の範囲とすることにより、切断粉が製品側に散在しないようにしているが、本発明が対象とする微細な切断粉の発生を抑えることはできていなかった。また、この提案では耳立ちの抑制や巻き取った際のポリエステルフィルムロール後のフィルムの平面性の維持については考慮されておらず、切断粉と耳立ちの両方の発生を抑制することができなかった。
特許文献3の提案では、上刃の刃先角と下刃の刃先角を80〜90°として広い範囲に上刃と下刃面が当接することにより、フィルムロールの耳立ちを抑制することができるが、フィルムの切断粉については考慮されておらず、本発明が目的とするフィルムの切断粉とフィルムロールの耳立ちの抑制を両立させることはできなかった。
特許文献4の提案では、アクリルはポリエステルに比べて硬度が高く、裂けや割れが発生しやすい特性を有しているため、カッターによる切断を採用することができず、レーザービームで溶融切断している。また、盛り上がりの重なりを避けるため、端部の切断位置を定期的にずらしフィルムロールとし、フィルムロールとした際に大きく撓まないようしているが、この手法では、必ず端部に盛り上がりが形成されるため、切断部をずらしても、幅方向の限られた一定領域内でずらすだけのため、アクリルよりも弾性を有するポリエステルフィルムに採用すると、フィルムが変形してしまい本発明が目的とするポリエステルフィルムロールには採用することができない。
そこで本発明の目的は、これらの課題を解消し、ポリエステルフィルムの欠点となるフィルムの切断粉の発生と、フィルムの平面性を阻害するポリエステルフィルムロールの耳立ちの発生を抑制したポリエステルフィルムロールを提供することであって、具体的には、ポリエステルフィルムをカッターで切断する工程を有するポリエステルフィルムロールの製造工程において、ポリエステルフィルムの切断粉の発生を防止し、得られたポリエステルフィルムロールの耳立ちの発生を抑制したポリエステルフィルムロールおよびその製造方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決せんとするものであって、本発明のポリエステルフィルムロールは、ポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなるポリエステルフィルムロールであって、前記ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部のフィルム厚みに対する耳立ち量が前記ポリエステルフィルムの厚みの5%以下であり、かつ、前記ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置からポリエステルフィルムロールの幅方向の内側に10cmおよびポリエステルフィルムロールの長さ方向10mの領域において、35μm以上のフィルムの切断粉が5個以下であることを特徴とするポリエステルフィルムロールである。
本発明のポリエステルフィルムロールの好ましい態様によれば、前記のポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部を200倍のマイクロスコープで観察した際に観察される長さ35μm以上のバリ個数は、2個/30cm以下である。
本発明のポリエステルフィルムロールの好ましい態様によれば、前記のポリエステルフィルムの厚みは5〜500μmである。
本発明のポリエステルフィルムロールの好ましい態様によれば、前記のポリエステルフィルムが光学用に用いられることである。
本発明の前記のポリエステルフィルムロールの製造方法は、走行するポリエステルフィルムを、下記(1)〜(5)の要件を満足する条件で一対の上刃と下刃からなるカッターで切断して得られるポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなるポリエステルフィルムロールの製造方法である。
(1)上刃の傾き(θ1)が0°以上0.25°未満であること。
(2)上刃の刃先角度(θ2)が25〜45°であること。
(3)上刃と下刃の重なり量(L)が0.4〜0.6mmであること。
(4)上刃の下刃への接圧が0.1〜17.5Nであること。
(5)フィルムの走行張力が200〜300N/mであること。
本発明の前記のポリエステルフィルムロールの製造方法の好ましい態様によれば、さらに、下記(6)の構成要件を満足することである。
(6)上刃と下刃の接触開き(θ3)が10°以下であること。
本発明の前記のポリエステルフィルムロールの製造方法の好ましい態様によれば、さらに、下記(7)の構成要件を満足することである。
(7)フィルムの張力の変動量が±1N/m以下であること。
本発明によれば、ポリエステルフィルムの欠点となるフィルムの切断粉の発生と、フィルムの平面性を阻害するポリエステルフィルムロールの耳立ちの発生を抑制したポリエステルフィルムロールを得ることができる。
本発明におけるポリエステルフィルムの切断工程を例示説明する側面図である。
本発明のポリエステルフィルムロールは、ポリエステルフィルムをカッターで切断して巻き取ってなるポリエステルフィルムロールである。
本発明のポリエステルフィルムロールは、ポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなるポリエステルフィルムロールであって、そのポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部の耳立ち量が前記ポリエステルフィルムの厚みの5%以下であり、かつ、そのポリエステルフィルムロールの任意の端部位置からポリエステルフィルムロールの幅方向の内側に10cmおよびポリエステルフィルムロールの長さ方向10mの領域において、35μm以上のフィルムの切断粉が5個以下のポリエステルフィルムロールである。
本発明において、ポリエステルフィルムは、好適には、フィルムの構成主体となるポリエステル組成物を溶融押出し、冷却ドラムで冷却固化して未延伸フィルムを得た後、フィルムを溶融温度付近まで加熱して、フィルム長手方向および幅方向に、同時に二軸方向に延伸する同時二軸延伸法を採用するか、長手方向または幅方向にいずれか一方に延伸した後、それとは異なる方向に延伸する遂次二軸延伸法を採用し、長手方向および幅方向に延伸して製造することができる。
その後、処々の目的によって、適宜、熱固定や弛緩処理を施し冷却し、フィルム幅方向の延伸クリップの把持部分であるフィルム端部分を切断して、残りのフィルム部分を巻き取ってポリエステルフィルムロールが得られる。
本発明で用いられるポリエステルフィルムを構成するポリエステルとは、主鎖中の主要な結合をエステル結合とする高分子の総称であって、ジカルボン酸成分とグリコール成分を重縮合反応させることによって得ることができる。
ここで、ジカルボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホンジカルボン酸、フタル酸などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、およびパラオキシ安息香酸などのオキシカルボン酸などを挙げることができる。
これらのジカルボン酸のうち、テレフタル酸およびナフタレンジカルボン酸が、耐熱性、安定性および生産性の点から好ましく用いられ、ポリエステルを構成する酸成分の80モル%以上が、テレフタル酸および/またはナフタレンジカルボン酸であることがさらに好ましく、特に安定性が厳しく要求される用途ではポリエステルを構成する酸成分の95モル%以上が、テレフタル酸および/またはナフタレンジカルボン酸であることが、上記の特性に優れているので好ましい態様である。
また、グリコール成分としては、例えば、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコール、ビスフェノールA、およびビスフェノールSなどの芳香族グリコールなどが挙げられる。
本発明のポリエステルフィルムロールは、そのフィルムロールの任意の端部位置においてフィルム厚みに対する耳立ち量がフィルムの厚みの5%以下であることが必要である。フィルムの耳立ち量がフィルムの厚みの5%以下であると、ポリエステルフィルムを巻き取った際にもフィルムの平面性が維持され、特に光学用として用いる場合に、干渉斑のないフィルムを提供することが可能となる。フィルムの耳立ち量は、好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは1%以下である。フィルムの耳立ち量が5%を超えると、フィルムロールの形状がロール中心幅方向に弓型に反る形状となり、その反りが顕著になるためポリエステルフィルムの平面性が維持できなくなる。また、フィルムロールの巻き取りの際には、フィルムロールの形状を均一とすべく、幅方向にオシレートしながら巻き取ることがあるが、耳立ち量がフィルム厚みの5%を超えると、オシレートしても、耳立ちによる上述した反りが抑制されない傾向が強く、耳立ち量はフィルム厚みの5%以下であることが必要である。
また、上記の耳立ちとは、ポリエステルフィルムロールにおいて、ポリエステルフィルムの端部が、フィルムの平面から上側もしくは下側あるいは上側と下側の両方面に、フィルムが飛び出る現象をいう。上側もしくは下側にフィルムが飛び出る現象とは、反り返りのような現象であり、また上側と下側の両方面にポリエステルフィルムが飛び出る現象とは、切断部が波形となるような現象である。耳立ち量は、好ましくはフィルム厚みの3%以下であり、さらに好ましくは0%である。
本発明でいう平面性とは、ポリエステルフィルムの面の歪みをいい、本発明では次の手順で平面性を評価することができる。すなわち、ポリエステルフィルムロールの幅方向の任意の位置からポリエステルフィルムをA2版の大きさに切り、そのポリエステルフィルムを水平な台の上に拡げて置き、そのポリエステルフィルムの上部(フィルム面より20cm上方)に、1本の糸を十分に長い直線状態を呈して張る。糸は、ポリエステルフィルムを真上から見たときに、フィルムの一方の短辺の中点から他方の短辺の中点を結ぶ直線となるように張ったものである。そのポリエステルフィルムに映った糸の反射像を観察しながら、見る角度を変えることにより、糸の反射像がフィルム全面を通過していく様子を観察する。そして、そこで映った糸が呈する湾曲状態の発生度合いの多少で、平面性を評価する。評価基準は、実施例における測定方法で後述することとする。
本発明のポリエステルフィルムロールは、その端部位置からロールの幅方向の内側に10cmおよびロールの長さ方向10mの任意の領域において、35μm以上のフィルムの切断粉が5個以下であることが必要である。
35μm以上のフィルムの切断粉とは、ポリエステルフィルム表裏のいずれかに観測される切断粉において、切断粉の任意の2点を直線で結んだときに最大となる距離(長径)が35μm以上の切断粉をいう。本発明では、切断粉の長径を35μmの大きさを基準とする。切断粉の長径が35μm未満の切断粉があっても、その切断粉による欠点は、光学用および離型用の場合は、相手部材の材質との関係により、視認限界として、可視光領域における欠点として確認はされにくい。しかしながら、切断粉の長径が35μm以上の切断粉による欠点は、光学用・離型用の場合は可視光領域において確認ができる。そのため、35μm以上のフィルムの切断粉は、好ましくは5個以下、さらに好ましくは0個である。
本発明のポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、フィルムの端部の断面を200倍のマイクロスコープで観察した際に観察される長さ35μm以上のバリ個数が、2個/30cm以下であることが好ましい。
ここでバリ個数とは、ポリエステルフィルムとカッターの切断面となる断面に存在するフィルムの摺接痕をいい、これが少ないほど、ポリエステルフィルムの切断粉の発生やフィルムロールの耳立ちの発生も抑制される。このため、バリ個数は2個/30cm以下であることが好ましく、さらに好ましくは1個/30cm以下である。バリは、発生した後に、ポリエステルフィルムの切断面から剥がれ落ちて、切断粉となるものであるからである。
本発明のポリエステルフィルムロールに採用されるポリエステルフィルムの厚みは、好ましくは5〜500μmである。ポリエステルフィルムの厚みを上記の範囲とすると、本発明において、ポリエステルフィルムの切断粉とポリエステルフィルムロールの耳立ちの抑制を両立させることができ、特には、50〜200μmのポリエステルフィルム厚みであることが、光学用途には最適である。
次に図1を参考にして、本発明のポリエステルフィルムロールの製造方法を説明する。
本発明のポリエステルフィルムロール製造方法において、ポリエステルフィルムの切断手段は、走行するポリエステルフィルムを一対からなる上刃と下刃で切断する、いわゆるシェアカッターを採用することができる。
シェアカッターは、上刃と下刃がフィルムの走行方向とは逆方向に互いに相容れる方向に向かって回転し、図1に示すとおり、走行するポリエステルフィルムはその上刃1と下刃2の間に挿入されて切断される。上刃1は、走行するポリエステルフィルム面に対して垂直な線から上刃の傾き(θ1)を有した位置に設けられる。上刃1は、上刃1の刃先(先端)角度(θ2)を有する。また、下刃2は、ポリエステルフィルム面に対して垂直な線との角度、すなわち上刃と下刃の接触開き(θ3)を有する。
上刃1の傾きθ1は、0°以上0.25°未満であることが好ましい。上刃1の傾きが0°であることは、走行するポリエステルフィルム面に対して垂直を意味し、上刃1の傾きが0.25°未満であることは、ポリエステルフィルムの走行方面に対しての上刃1の幅方向の傾きをいい、幅方向のどちらの面に傾いてもよいが、耳立ちの発生を抑制するためには、下刃2がある方面に傾かない方が好ましい態様である。上刃1の傾きθ1が0°以上0.25°未満であると、ポリエステルフィルムロールの耳立ちの発生を好適に抑制することができる。下刃2とは逆方向に0.25°以上傾きを強くすると、ポリエステルフィルムのせん断力は強くなるが、耳立ちが発生し好ましくない。また、下刃2方向に0.25°以上傾きを強くすると、ポリエステルフィルムのせん断力が不足し、切断しにくくなるため、フィルム端部のバリが多く発生し、ポリエステルフィルムの切断粉も多くなる傾向となる。
上刃1の刃先角度θ2は、25°〜45°であることが好ましい。上刃1の刃先角度θ2が25°〜45°であると、耳立ちとバリをより低減させることができる。上刃1の刃先角度θ2を25°未満、すなわち鋭角にすると、せん断力は上がるが、刃先が鋭角となるとともに刃先先端が細くなり、安定性が悪く欠けやすくなる。このようにすると、切断時の工程の不具合が生じバリが発生しやすくなり、耳立ちが生じやすい傾向となる。上刃1の刃先角度を45°以上の鈍角にすると、せん断力が小さくなるため、ポリエステルフィルム厚みが薄膜である30〜40μmまでは、ポリエステルフィルムロールの耳立ちを抑制することはできるが、40μmを超えると、ポリエステルフィルムを切断するのではなくフィルムの巻取りの張力によってフィルムの引きちぎれを発生させてしまい、バリが発生しやすくなってしまう傾向となる。このような傾向は、ポリエステルフィルム厚みが40μmよりさらに厚くなると、いっそう顕著に現れる傾向となる。
本発明のポリエステルフィルムロールの製造方法においては、上刃1と下刃2の重なり量(L)が0.4mm〜0.6mmであることが好ましい。上刃1と下刃2の重なり量(L)が0.4mm〜0.6mmであると、耳立ち、バリ個数および切断粉も抑制することができる。上刃1と下刃2の重なり量(L)が0.4mm未満では、せん断力が低下するため、バリ個数が増加し切断粉も増加してしまう傾向がある。また、上刃1と下刃2の重なり量(L)が0.6mmを超えると、せん断力が大きくなりすぎるため耳立ちが大きくなる傾向となる。
また、上刃1の下刃2への面接圧は、0.1N〜17.5Nであることが好ましい。切圧(面接圧)がこの領域であることにより、切断粉を好適に抑制させることができる。面接圧が0.1N未満では、せん断力が弱いため、ポリエステルフィルムのバリ個数が多くなり、機械上の刃のソリ等を考慮すれば、面接圧は、好ましくは17.5N以下である。面接圧がこれよりも大きくなると刃が沿ってしまい上刃1と下刃2に空間が生まれ、バリ発生しやすくなってしまう結果となる。
本発明のポリエステルフィルムロールの製造方法においては、ポリエステルフィルム走行張力が200〜300N/mであることが好ましい。走行張力がこの領域であることにより、ポリエステルフィルムのバリ個数、切断粉の抑制および耳立ちの変形を好適に抑制させることができる。走行張力が200N/m未満であると、張力が弱すぎるためにバリが発生しやすく、走行張力が300N/mを超えると、耳立ちが発生しやすくなる。
また、フィルムの張力の変動量が±1N/m以下であると切断時における、バリの発生や耳立ちの発生を好適に抑制することができる。張力の変動が頻繁におこると、ポリエステルフィルムの一定張力下でのせん断力にバラツキが発生するため、ポリエステルフィルムロールの耳立ちを発生させやすくなるか、ポリエステルフィルムの切断部のバリが発生させてしまうため、ポリエステルフィルムの切断粉を発生しやすくさせてしまうため、安定した張力環境での切断が最も好ましい。
上刃1と下刃2の接触開きθ3は、ポリエステルフィルムの走行方向に対して、0°〜10°以下であることが好ましい。上刃1と下刃2の接触開きθ3が10よりも大きい場合、下刃2側からのせん断力が大きくなり耳立ちが発生しやすくなる。また、上刃1と下刃2の接触開きθ3が0°より小さいと、フィルムの逃げ道がなくなるためポリエステルフィルムロールの耳立ちが発生しやすくなる。
本発明は、ポリエステルフィルムの切断工程において発生するポリエステルフィルムの切断粉と、切断部の耳立ちの発生を抑制することができるため、フィルム上に認識される欠点を抑制するとともに、フィルムの表裏に目的とする層を均一に塗布せしめることができ、フィルムに目的とする機能層を設けるさまざまな用途に好適に用いることができる。そのため、特には、光の欠点として認識されやすい光学用や離型用として使用する際に有用である。
次に本発明を、実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例について、下記に示す方法で測定と評価を行った。
〔測定方法〕
A.ポリエステルフィルム(ロール)の耳立ち量
ポリエステルフィルムロールから、ポリエステルフィルムロールの端部が1辺となるように任意の50mm角の試料を切り出す。この試料をフィルム厚み測定器(SONY社製μメイト)で、試料のいずれかの1辺から15mm以内の、任意の5点を測定し、その平均値をフィルムの厚みとする。この試料を、平らなガラス板50mm角上にフィルムロールの端部の両端から伸びるそれぞれの辺に試料が撓まないように両面テープで固定し、試料の中心部を0点として、中心部からフィルムロールの端部の辺に垂直となる端部の位置の最大高さを測定し、(端部の最大高さ/フィルム平均厚み)×100を求めた。これを5回繰り返し、その平均値を耳立ち量(%)とした。
B.切断粉
ポリエステルフィルムロールを、ポリエステルフィルムロールの端部位置からロールの内側方向10cmの領域が含まれるように、ポリエステルフィルムの下面に金属ロールを置き、その上にフィルムが挟まれるようにポリエステルフィルムの上面にシリコンロールを設置し、さらに、シリコンロールと粘着ロール(Teknek社製NWPウェブクリーナー)が密着するように配置する。このように配置した状態で、任意のポリエステルフィルムロールの長さ100mについて、ポリエステルフィルムロールの長さ方向先端部から最終部までを引っ張り出し、ポリエステルフィルムロールの粘着ロールにフィルムの1面の切断粉を張り付け、取り出す。これをフィルムロールの他方の面についても同じロールを用いて粘着ロールに貼り付け、取り出した。この粘着ロール上に観測される35μm以上の切断粉の個数をカウントした。これを2回繰り返し、その平均値から、長さ方向10mあたりの切断粉(個)を求めた。
C.バリ個数
ポリエステルフィルムロールの端部の任意の位置から、切り出し部から端部位置が1辺になるようにポリエステルフィルムロールの幅方向内側10cm×長さ30cmを切り出す。この端部を、マイクロスコープで200倍で観測し、バリを特定し、バリが存在する箇所を画像に落とし、バリの任意の2点を直線で結んだときに最大となる距離が、35μm以上のものをバリとした。これを2回繰り返し、バリの個数とした。
D.ヘリ高
ポリエステルフィルムロールを幅方向に5等分したところにマーキングし、キタノ企画(株)製バルク形状測定器を用いて、そのマーキング箇所の全てにおいて、円周方向に120度間隔で3個所測定し3等分して平均し、それぞれのマーキング箇所の直径を求める。端部となる2点から端部の平均を求め、他のマーキング箇所4点について平均を算出し、その平均点と端部の平均点との差をヘリ高とする。
E.上刃の傾き(θ1)
糸の先端に1kgの重り(鉛)を取り付け、上刃上空から上刃の最も底面となる端部に糸が接触するよう吊り下げる。ノギスでその糸と上刃の傾きを測定しθ1とする。
F.上刃の刃先角度(θ2)
上刃の傾斜の長さをa1、上刃の厚さをa2とし、sin(θ2)=a2/a1からθ2を求める。
G.上刃と下刃の接触開き(θ3)
糸の先端に1kgの重り(鉛)を取り付け、下刃上空から下刃の最も底面となる端部に糸が接触するよう吊り下げる。ノギスでその糸と下刃の傾きを測定しθ3とする。
H.上刃と下刃の重なり量(L)
上刃と下刃の間に糸を挟ませ、両端からピンと張った状態にし、下刃の接触点と上刃の接触点が最大となるところで、それぞれの点をマーキングした後、刃から糸を外して、その距離を測定する。
I.フィルムの平面性
ポリエステルフィルムロールの幅方向の任意の位置からA2版に切り、そのポリエステルフィルムを水平な台の上に拡げて置き、そのポリエステルフィルムの上部(フィルム面から20cm上方)に1本の糸を十分に長い直線状態を呈して張る。糸は、ポリエステルフィルムを真上から見たときに、フィルムの一方の短辺の中点から他方の短辺の中点を結ぶ直線となるように張ったものである。そのポリエステルフィルムに映った糸の反射像を観察しながら、見る角度を変えることで、糸の反射像がフィルム全面を通過していく様子を観察する。そして、該映った糸が呈する湾曲状態の発生度合いの多少で平面性を評価する。評価基準は、次のとおりである。
・全面に湾曲部分が見られないもの・・・・・・「◎」(優)
・全面に湾曲部分が2箇所以下であるもの・・・「○」(良)
・全面に湾曲部分が3箇所以下であるもの・・・「△」(やや良)
・全面に湾曲部分が4箇所以上であるもの・・・「×」(不合格)
[実施例1]
実質的に粒子を含有しないポリエチレンテレフタレートを準備し、180℃の温度で3時間真空乾燥した後に押出機に供給し、285℃の温度で溶融してTダイ複合口金から押出し溶融体シートを得た。得られた溶融体シートを表面温度25℃に保たれた冷却ドラム上に静電荷法にて密着冷却固化させて未延伸フィルムとした。その後、得られた未延伸フィルムを85〜98℃の温度に加熱したロール群に導き、長手方向に3.1倍縦延伸した。続いて、縦延伸されたフィルムの両端部をクリップで把持しながらテンター内に導き、130℃の温度に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に3.6倍横延伸した。その後、テンター内で230℃の温度で熱固定を行い、均一に徐冷後、常温まで冷やして厚み188μmのフィルムを巻き芯に巻き取り、中間製品のポリエステルフィルムロールを得た。
この中間製品のポリエステルフィルムロールを巻き返しながら、図1に示す形状のシェアカッターを用いて、表1に示す条件で、幅650mmにスリットし、再度巻き芯に巻き取り、全長1200mのポリエステルポリエステルフィルムロールを得た。この条件下で巻き取られたポリエステルフィルムロールの特性は、表2のとおりである。
[実施例2〜7、比較例1〜9]
表1に示すこと以外は、実施例1と同様にしてポリエステルポリエステルフィルムロールを得た。
この条件下で巻き取られたポリエステルフィルムロールの特性は、表2のとおりである。
Figure 2014180716
Figure 2014180716
1 :上刃
2 :下刃
3 :ポリエステルフィルム
θ1:上刃の傾き
θ2:上刃の刃先角度
θ3:上刃と下刃の接触開き
L:上刃と下刃の重なり量

Claims (7)

  1. ポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなるポリエステルフィルムロールであって、前記ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部のフィルム厚みに対する耳立ち量が前記ポリエステルフィルムの厚みの5%以下であり、かつ、前記ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置からポリエステルフィルムロールの幅方向の内側に10cmおよびポリエステルフィルムロールの長さ方向10mの領域に付着する、35μm以上のフィルムの切断粉が5個以下であることを特徴とするポリエステルフィルムロール。
  2. ポリエステルフィルムロールの任意の端部位置において、ポリエステルフィルムの端部を200倍のマイクロスコープで観察した際に観察される長さ35μm以上のバリ個数が、2個/30cm以下であることを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィルムロール。
  3. ポリエステルフィルムの厚みが5〜500μmであることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステルフィルムロール。
  4. ポリエステルフィルムが光学用に用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステルフィルムロール。
  5. 走行するポリエステルフィルムを、下記(1)〜(5)の構成要件を満足する条件で一対の上刃と下刃からなるカッターで切断して得られるポリエステルフィルムを巻き芯に巻き取ってなる請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステルフィルムロールの製造方法。
    (1)上刃の傾き(θ1)が0°以上0.25°未満であること。
    (2)上刃の刃先角度(θ2)が25〜45°であること。
    (3)上刃と下刃の重なり量(L)が0.4〜0.6mmであること。
    (4)上刃の下刃への接圧が0.1〜17.5Nであること。
    (5)フィルムの走行張力が200〜300N/mであること。
  6. さらに、下記(6)の構成要件を満足することを特徴とする請求項5記載のポリエステルフィルムロールの製造方法。
    (6)上刃と下刃の接触開き(θ3)が10°以下であること。
  7. さらに、下記(7)の構成要件を満足することを特徴とする請求項5または6記載のポリエステルフィルムロールの製造方法。
    (7)フィルムの張力の変動量が±1N/m以下であること。
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