JP2014171704A - 穿刺具 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿刺部を生体組織の所望の深さまで確実に穿刺することができる穿刺具を提供する。
【解決手段】外ホルダ30は、ばね部材のばね力に抗した内ホルダ20の押し込みにより、内ホルダ20と穿刺針との係合を解除する係合解除部を備えており、係合解除部により内ホルダ20との係合が解除された穿刺針の穿刺部12を、ばね部材のばね力により内ホルダ20の突出口から突出させるように構成された穿刺具1であって、当接部22は、穿刺部12の穿刺方向に対して傾斜する傾斜端面を後方に凹ませた形状の収容凹部222を有しており、突出口が収容凹部222に形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、体内への薬剤等の投与、および/または、血液、体液、組織等の採取を行うための穿刺具に関する。
生体を穿刺して血液等を採取する穿刺具として、従来からランセットが使用されている。例えば、特許文献1に開示されたランセットは、外ホルダに内ホルダ、穿刺部およびバネが収容されており、外ホルダを指先で摘んで内ホルダの先端部を生体に押し当てることにより、内ホルダが外ホルダ内に押し込まれてバネが弾性収縮し、内ホルダを更に押し込むことにより内ホルダと穿刺部との係合が解除されて、バネの反発力によって穿刺部の先端が内ホルダの開口から突出し、生体を穿刺するように構成されている。
特開2009−11704号公報
上記特許文献1に開示された従来のランセットは、生体に当接する内ホルダの先端面が平面状であり、皮膚等の生体組織の表面に対して垂直方向に穿刺するように構成されているため、内ホルダの先端面を押し当てたときに穿刺箇所の組織が内ホルダの外側に逃げ易くなり、組織の所望の深さに穿刺することが困難であるという問題があった。また、このような組織表面に対する垂直方向の穿刺は、穿刺部の突出量がそのまま穿刺深さになることから、穿刺部の突出量の変動に伴う穿刺深さのばらつきが大きくなり易いという問題があった。
そこで、本発明は、穿刺部を生体組織の所望の深さまで確実に穿刺することができる穿刺具の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、先端側に穿刺部を有する穿刺針と、前記穿刺針を収容し先端側に生体組織の表面との当接部を有する内ホルダと、前記内ホルダを前記当接部が突出した状態で移動可能に収容する外ホルダと、前記内ホルダを前記外ホルダに押し込むことにより弾性変形するばね部材とを備え、前記内ホルダは、前記穿刺部が突出可能な突出口が前記当接部に形成されると共に、前記穿刺針を前記内ホルダと一体的に移動するように保持する係合部を備え、前記ばね部材のばね力に抗した前記内ホルダの押し込みにより、前記内ホルダと前記穿刺針との係合が解除されて、前記穿刺針の前記穿刺部を前記ばね部材のばね力により前記内ホルダの前記突出口から突出させるように構成された穿刺具であって、前記当接部は、前記穿刺部の穿刺方向に対して傾斜する傾斜端面を後方に凹ませた形状の収容凹部を有しており、前記突出口が前記収容凹部に形成されている穿刺具により達成される。
この穿刺具によれば、内ホルダの当接部に形成された収容凹部が、穿刺部の穿刺方向に対して傾斜する傾斜端面を後方に凹ませた形状を有しているため、内ホルダを生体組織の表面に押し当てることにより、収容凹部内に隆起した組織を穿刺することができる。したがって、穿刺時の組織の逃げを防止して、生体組織の穿刺を確実に行うことができる。また、上記の構成により、生体組織に斜め方向から穿刺することができるので、組織表面に対して垂直に穿刺する従来の構成と比較して、穿刺深さの精度を向上させることができる。
この穿刺具において、前記当接部は、穿刺方向に突出する突片を備え、前記突片の先端に生体組織の表面を押圧する押圧部を備えることが好ましく、前記収容凹部は、前記押圧部から後方に湾曲するように形成されていることが好ましい。更に、前記収容凹部の内面における前記押圧部の近傍に係止突起が設けられていることが好ましい。
また、前記押圧部による生体組織の押圧により前記収容凹部の内面全体を生体組織と密着させた後、前記内ホルダと前記穿刺針との係合が解除されるように、前記ばね部材のばね力が設定されていることが好ましい。前記内ホルダと前記穿刺針との係合解除は、前記外ホルダに設けられた係合解除部によって行うこともできる。
前記穿刺部の穿刺方向と前記傾斜端面とのなす角度は、0度より大きく70度以下であることが好ましい。
前記穿刺部は、貫通孔からなる保持チャンバを有することができる。
本発明によれば、穿刺部を生体組織の所望の深さまで確実に穿刺することができる穿刺具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る穿刺具の平面図である。 図1に示す穿刺具の側面図である。 図1に示す穿刺具の正面図である。 図2のA−A断面図である。 図1に示す穿刺具の作動を説明するための工程断面図である。 図1に示す穿刺具の使用後の状態を示す平面図である。 図1に示す穿刺具により組織を穿刺する方法の一例を示す工程側面図である。 本発明の他の実施形態に係る穿刺具の要部側面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る穿刺具の側面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る穿刺具の要部斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る穿刺具の平面図であり、図2および図3は、それぞれ図1に示す穿刺具の側面図および正面図である。図1から図3に示すように、穿刺具1は、内ホルダ20および外ホルダ30を備えている。内ホルダ20および外ホルダ30は、それぞれケーシング21,31を備えており、後述する穿刺針およびばね部材がケーシング21,31の内部に収容されて穿刺具1が構成されている。
内ホルダ20は、ケーシング21の矩形状の先端面に、生体組織の表面と当接する当接部22を備えており、この当接部22が外ホルダ30の先端側に突出するように、内ホルダ20が外ホルダ30に収容されている。外ホルダ30のケーシング31の上面先端側には、一対のガイドレール311,311が設けられており、これらガイドレール311,311の間に切り欠き312が形成されている。また、内ホルダ20のケーシング21の上面には、切り欠き312を介して上方に突出する係合帯体26が設けられており、係合帯体26の両端部26a,26aが、一対のガイドレール311,311の外面側にそれぞれスライド可能に係合している。一対のガイドレール311,311の外面は、先端側から後端側に向けて段部311a,311aまで互いにテーパ状に拡がるように形成されており、内ホルダ20を外ホルダ30に押し込むことにより、係合帯体26の両端部26a,26aが一対のガイドレール311,311に沿って摺動し、それぞれ段部311a,311aに係止される。
内ホルダ20の当接部22は、図2に示すように、生体組織を収容可能な収容凹部222を備えている。収容凹部222は、後述する穿刺針(図示せず)の穿刺方向Pに対して傾斜する傾斜端面Iを後方に凹ませたような形状を有しており、収容凹部222の内面には、穿刺針(図示せず)を突出させる突出口221が形成されている。ケーシング21の先端上部には、突片223が設けられており、突片223の先端面が生体組織の表面を押圧する押圧部224とされている。収容凹部222は、押圧部224からケーシング21の先端下縁に向けて後方に滑らかに湾曲しており、側面視円弧状に形成されている。突片223の形状は、本実施形態においては先細になるように平面視湾曲状に形成されているが、平面視矩形状や平面視台形状など他の形状であってもよい。押圧部224は、平面状や曲面状などの面状であることが好ましい。
図4は、図2のA−A断面図である。内ホルダ20は、外ホルダ30に穿刺方向に沿って移動可能に収容されており、先端側の当接部22を外ホルダ30から突出させている。内ホルダ20のケーシング21は、後端にフランジ部211が設けられており、外ホルダ30のケーシング31の内面に設けられた抜止片311と係合することにより、外ホルダ30からの内ホルダ20の脱落が防止される。内ホルダ20の内部には穿刺針10が収容されており、穿刺針10にばね部材40が装着されている。
穿刺針10は、本体11から先端側に突出する先細の穿刺部12を備えている。穿刺部12は、金属や樹脂等から形成することも可能であるが、高分子ポリマ、生体高分子、蛋白質、生体適合性無機材料などの生体適合性材料により作製することが好ましい。生体適合性材料の具体例としては、国際公開公報第2011/111580号に開示されたものが挙げられる。
穿刺針10の本体11の両側には、可撓性を有する一対のアーム13,13が後方に延びるように設けられている。内ホルダ20のケーシング21の後端側には、一対のアーム13,13の後端側とそれぞれ係合する突状の係合部24,24が設けられており、穿刺針10が内ホルダ20に保持されている。本体11の後端側には、穿刺方向に沿って後方に延びるロッド14が設けられている。
外ホルダ30は、後部側に一対のガイド部312,312を備えており、一対のガイド部312,312の間に穿刺針10のロッド14を受け入れ可能とされている。一対のガイド部312,312の先端側には、穿刺針10と内ホルダ20との係合を解除する係合解除部32,32を備えている。この係合解除部32,32は必須のものではなく、係合解除部32,32を備えない構成にすることも可能である。
ばね部材40は、コイルばねであり、ロッド14に挿入されている。ばね部材40の両端は、穿刺針10の本体11、および、一対のガイド部312,312にそれぞれ固定されている。ばね部材40は、穿刺針10による生体組織への穿刺が可能な程度のばね力を蓄積できるものであればよく、板ばねなど他の種類のばねであってもよい。
上記の構成を備える穿刺具1によれば、図5(a)に示すように、外ホルダ30に対して内ホルダ20を、ばね部材40のばね力に抗して矢示B方向に押し込むことにより、内ホルダ20が穿刺針10と共に後方へ移動し、ばね部材40のばね力が徐々に蓄積される。これに伴い、穿刺針10の一対のアーム13,13の後端側が、互いの間隔を狭めるように内側に湾曲し(あるいは、内ホルダ20のケーシング21の後端側が外側に湾曲し)、係合部24とアーム13との係合が解除される。アーム13,13の湾曲による係合解除を確実にするため、穿刺針10は、ポリ乳酸などの硬質樹脂から形成されていることが好ましい。また、本実施形態においては、外ホルダ30に係合解除部32,32が設けられているため、アーム13,13の後端が係合解除部32,32に当接する位置まで内ホルダ20が押し込まれると、係合解除部32が係合部24とアーム13との間に介在することによって、係合解除が確実に行われる。
係合部24とアーム13との係合が解除されると、穿刺針10は、ばね部材40に蓄積されたばね力によって、図5(c)に示すように矢示C方向へと勢いよく移動し、穿刺部12が当接部22の突出口221から突出して穿刺が行われる。この後、ばね部材40の長さが自然長に戻ることで、図5(d)に示すように穿刺針10が矢示D方向に移動し、穿刺針10の穿刺部12が内ホルダ20内に収容される。穿刺後においては、図6に平面図で示すように、内ホルダ20の係合帯体26が、一対のガイドレール311,311の段部311a,311aに係合することにより、内ホルダ20が外ホルダ30に没入した状態が維持され、再使用が不可となる。一対のガイドレール311,311は、ケーシング31の内部に設けてもよく、係合帯体26と段部311a,311aとの係合が、外ホルダ30の内部で行われるように構成することもできる。
次に、上記の穿刺具1を用いて、皮膚などの生体組織に穿刺する方法を説明する。まず、外ホルダ30を指先等で摘んで、図7(a)に示すように、内ホルダ20の当接部22を生体組織Tの表面Sに当接させる。当接部22の収容凹部222は、穿刺方向Pに対して傾斜する傾斜端面(図2の符号I)を後方に凹ませた形状であるため、図7(a)に示すように収容凹部222の上下両縁部を生体組織Tの表面Sに当接させたとき(すなわち、図2の傾斜端面Iを表面Sに一致させたとき)に、穿刺方向Pは、生体組織Tの表面Sに対して傾斜する。
そして、外ホルダ30を生体組織Tに向けて押圧することで、図7(b)に示すように、内ホルダ20の突片223の押圧部224が生体組織Tを押圧し、押圧部224の近傍の生体組織Tが隆起して収容凹部222内に収容される。また、これと同時に内ホルダ20が外ホルダ30に徐々に押し込まれていき、穿刺針10と内ホルダ20との係合が解除された時点(図5(b)を参照)で、穿刺針10による穿刺が開始される。こうして、図7(c)に示すように、収容凹部222内の生体組織Tに穿刺部12が穿刺される。生体組織Tに対する穿刺を確実なものとするため、押圧部224による生体組織Tの押圧により収容凹部222の内面全体を生体組織Tと密着させた後に、係合解除部32が内ホルダ20と穿刺針10との係合を解除することが好ましい。このような動作は、ばね部材40のばね力を適度な大きさに設定することにより可能である。
本実施形態の穿刺具1によれば、収容凹部222に収容された生体組織Tに対して穿刺部12を突出させるように構成されているので、生体組織Tに対する穿刺を確実に行うことができる。特に、本実施形態においては、穿刺方向Pに沿って突出する突片223が収容凹部222の上方に設けられているので、当接部22が生体組織Tを穿刺方向Pに押圧することにより、突片223が穿刺方向Pと略直交する方向にも生体組織Tを押圧するため、これら両方向への生体組織Tの押圧によって、生体組織Tを収容凹部222の全体に確実に収容することができる。
また、本実施形態の穿刺具1は、生体組織Tの表面に対して斜め方向に穿刺を行うことができるので、図7(c)に示す穿刺部12の突出長さLにばらつきが生じた場合でも、生体組織Tの表面に垂直方向に穿刺する場合に比べて、組織表面からの深さの誤差を緩和することができる。したがって、生体組織の所望の深さに精度良く穿刺することができる。生体組織の穿刺深さは、特に限定されるものではないが、例えば0.1〜0.8mmの範囲に設定することができ、生体組織が皮膚である場合には、穿刺部12の先端が表皮または真皮のいずれかに到達するように設定することができる。なお、穿刺深さは、穿刺箇所の組織表面が平面状である場合には、組織表面に対して垂直方向の距離をいい、組織表面が曲面状である場合には、穿刺箇所の接線方向に対して垂直方向の距離をいう。
図2に示す穿刺部12の穿刺方向Pと傾斜端面Iとのなす角度θは、小さくなるほど穿刺深さの精度が高まるが、小さすぎると穿刺方向Pと生体表面とが平行に近づくために、穿刺が困難になり易い。このため、角度θは、0度より大きく70度以下であることが好ましい。角度θは20〜40度の範囲にあることがより好ましく、最も好ましいのは30度である。
穿刺具1により穿刺する生体組織としては、皮膚以外であってもよく、例えば、血管、臓器(心臓表皮、心膜、肝臓、膵臓など)、消化管、神経、筋肉、眼などを挙げることができる。穿刺具1により穿刺する生体組織の表面は、必ずしも平面状である必要はなく、曲面状などであってもよい。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態には限定されない。例えば、内ホルダ20の当接部22は、図8に示すように、収容凹部222の内面における押圧部224の近傍に係止突起225が設けられた構成であってもよい。この構成によれば、収容凹部222に収容された生体組織を係止突起225により確実に保持することができ、生体組織に対する穿刺作業をより確実なものにすることができる。
また、収容凹部222の形状は、本実施形態では側面視において円弧状の湾曲形状としているが、生体組織を収容して保持可能であれば特に限定されるものではない。例えば、図9に示すように収容凹部222の側面視形状を多角形状としてもよく、或いは、階段状等に形成することも可能である。また、外ケース30の形状も特に限定されず、例えば、図9に示すように上下両面に円弧状の摘み部38,38を設けて指先で摘み易い形状にしてもよい。
また、本実施形態の穿刺具1は、穿刺部12により生体組織の所望の深さを穿刺して、血液などの体液を採取するランセットとしての使用例を示しているが、生体組織の所望の深さに薬剤等の投与物を投与する用途にも使用することができる。図10は、このような用途に使用する穿刺具の穿刺部を示す要部斜視図である。図10に示すように、穿刺部12は、先端に尖頭部16を有すると共に、幅方向両側に鋸状の凹凸部17,17を有している。この穿刺部12は、表裏面が互いに平行な平面状に形成されており、表裏面を貫通する貫通孔からなる保持チャンバ18が形成されている。このような保持チャンバ18を、穿刺部12の先端から所定の位置に配置し、薬剤等の投与物を予め充填しておくことで、生体の所望の深さに投与物を配置することが可能になり、投与物をピンポイントで投与することができる。保持チャンバ18は、図10においては穿刺部12からの距離が異なる位置に複数形成しているが、単一であってもよい。また、上記の各実施形態において、穿刺部12は単一としているが、複数個所を同時に穿刺できるように、穿刺針10が複数の穿刺部12を備える構成であってもよい。
保持チャンバ18は、予め充填された投与物を生体組織に投与する用途以外に、空隙の状態で生体組織に穿刺して、所望の深さにある体液などの被採取物を採取する用途にも使用することができる。投与物および被採取物は、液状、固形状、半固形状(ゲル状)、凍結乾燥状、ナノ粒子状など種々の性状であってよい。
1 穿刺具
10 穿刺針
12 穿刺部
18 保持チャンバ
20 内ホルダ
22 当接部
221 突出口
222 収容凹部
223 突片
224 押圧部
225 係止突起
24 係合部
30 外ホルダ
32 係合解除部
40 ばね部材
T 生体組織
I 傾斜端面
P 穿刺方向

Claims (7)

  1. 先端側に穿刺部を有する穿刺針と、前記穿刺針を収容し先端側に生体組織の表面との当接部を有する内ホルダと、前記内ホルダを前記当接部が突出した状態で移動可能に収容する外ホルダと、前記内ホルダを前記外ホルダに押し込むことにより弾性変形するばね部材とを備え、
    前記内ホルダは、前記穿刺部が突出可能な突出口が前記当接部に形成されると共に、前記穿刺針を前記内ホルダと一体的に移動するように保持する係合部を備え、
    前記ばね部材のばね力に抗した前記内ホルダの押し込みにより、前記内ホルダと前記穿刺針との係合が解除されて、前記穿刺針の前記穿刺部を前記ばね部材のばね力により前記内ホルダの前記突出口から突出させるように構成された穿刺具であって、
    前記当接部は、前記穿刺部の穿刺方向に対して傾斜する傾斜端面を後方に凹ませた形状の収容凹部を有しており、前記突出口が前記収容凹部に形成されている穿刺具。
  2. 前記当接部は、穿刺方向に突出する突片を備え、前記突片の先端に生体組織の表面を押圧する押圧部を備えており、
    前記収容凹部は、前記押圧部から後方に湾曲するように形成されている請求項1に記載の穿刺具。
  3. 前記収容凹部の内面における前記押圧部の近傍に係止突起が設けられている請求項2に記載の穿刺具。
  4. 前記押圧部による生体組織の押圧により前記収容凹部の内面全体を生体組織と密着させた後、前記内ホルダと前記穿刺針との係合が解除されるように、前記ばね部材のばね力が設定されている請求項1から3のいずれかに記載の穿刺具。
  5. 前記穿刺部の穿刺方向と前記傾斜端面とのなす角度が、0度より大きく70度以下である請求項1から4のいずれかに記載の穿刺具。
  6. 前記穿刺部は、貫通孔からなる保持チャンバを有する請求項1から5のいずれかに記載の穿刺具。
  7. 前記内ホルダと前記穿刺針との係合解除が、前記外ホルダに設けられた係合解除部によって行われる請求項1から6のいずれかに記載の穿刺具。
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