JP2014170676A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014170676A
JP2014170676A JP2013041988A JP2013041988A JP2014170676A JP 2014170676 A JP2014170676 A JP 2014170676A JP 2013041988 A JP2013041988 A JP 2013041988A JP 2013041988 A JP2013041988 A JP 2013041988A JP 2014170676 A JP2014170676 A JP 2014170676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
light emitting
base
heat sink
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013041988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Saito
康行 齋藤
Yosuke Fujimaki
洋介 藤巻
Toshio Mori
利雄 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013041988A priority Critical patent/JP2014170676A/ja
Publication of JP2014170676A publication Critical patent/JP2014170676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】良好な放熱特性とともに、発熱時でも高い安全性を発揮することが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】発光モジュールと、一方の面に発光モジュールが熱結合するように配されたモジュールプレート10と、ケース60内と対向するモジュールプレート10の他方の面に、モジュールプレート10を介して発光モジュールと熱結合するように配された内ヒートシンク40、外ヒートシンク50と、モジュールプレート10の周囲に連結され且つヒートシンクを囲むケース60とを備える照明装置1とする。ケース60とモジュールプレート10には、ケース60の内外と連通する通気孔64、13を設ける。外ヒートシンク50とケース60との接触を回避した構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明はLED(Light Emitting Device)等の半導体発光素子を照明用光源とする照明装置に関する。
近年、LED等の半導体発光素子を光源とする照明装置が普及している。
図8は特許文献1に記載された、従来の吊下型(ペンダント型)の照明装置1xの構成例を示す、外観構成図である。照明装置1xは、ケーブル2xと、ケーブル2xの先端に取り付けられたLED3xと、LED3xの出射方向前方に配された反射部4xと、LED3x及び反射部4xを覆うように配されたケース(シェード)5xとを有する。ケース5xの内面には蛍光体層6xが塗布される。照明装置1xの駆動時には、LED3xからの出射光が直接、または反射部4xで反射された後に蛍光体層6xに照射される(図中の矢印)。その後、LED3xからの光は蛍光体層6xで波長変換され、外部に照明光として出射される。
特表2010−520604号公報
半導体発光素子を照明用光源とする照明装置では、半導体発光素子の駆動により生じた熱を効率よく放熱させることが長寿命の観点から望ましい。このため、半導体発光素子と熱結合するようにヒートシンクを配し、ヒートシンクをケースで覆った構成が開発されている。ヒートシンクの熱は、例えばケースを介して空気中に放熱される。
一方、ヒートシンクとケースとを有する照明装置では、駆動中または駆動直後の高温状態の照明装置のケースにユーザやメンテナンス者が触れる可能性があることを考慮して、発熱時の安全対策を予め図っておく必要がある。このように照明装置では、良好な放熱特性を得るとともに、発熱時に対する安全性をも得ることが要求される。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、良好な放熱特性とともに、発熱時でも高い安全性を発揮することが可能な照明装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る照明装置は、半導体発光素子と、一方の面上に前記半導体発光素子が配された板状の基台と、前記基台の他方の面上に、前記基台を介して前記半導体発光素子と対向する状態で配されたヒートシンクと、前記ヒートシンクを囲む状態で、前記基台の外縁部と連結されたケースとを備え、前記ケースと前記基台とには前記ケースの内外を連通する通気孔がそれぞれ存在し、前記ヒートシンクと前記ケースとが離間している構成とする。
本発明の別の態様では、前記ヒートシンクは、少なくとも前記基台の厚み方向に沿って前記半導体発光素子と重なる位置に配されている構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記ヒートシンクは、前記基台の前記他方の面に立設された複数のフィンを有し、前記ケースの通気孔は、前記基台のいずれかの面を平面視する際、少なくともいずれかの前記フィンと重なる位置に存在する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記複数のフィンは、前記基台の前記他方の面上に存在する基準位置を中心とする複数の円周上に沿って配列されており、前記ケースは錐台状であって、前記基準位置に近い円周上のフィンの高さが、前記基準位置より遠い円周上のフィンの高さよりも高い構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記基台は円盤状であり、前記ケースは円錐台状であって、前記半導体発光素子は前記基台の一方の面の中央領域に配され、前記基台の通気孔は、前記中央領域を取り囲む周辺領域において複数存在する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記半導体発光素子はLEDであり、基板の表面に前記半導体発光素子を複数実装してなるLEDモジュールをさらに備え、前記各半導体発光素子が前記基板を介して前記基台と熱結合されている構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、複数の前記LEDモジュールが、前記基準位置を中心とする円周上に沿って配列されている構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、一端が前記基台と連結され且つ前記ケースを貫通するように配されたパイプと、前記パイプの他端に連結され且つ造営材に対して取り付けられる取付部とを有する構成とすることもできる。
本発明の一態様に係る照明装置では、ヒートシンクが基台を介して半導体発光素子と対向する状態で配設されているので、半導体発光素子で生じた熱がヒートシンクに伝熱される。一方、基台とケースとにそれぞれ設けた通気孔を介し、ケースの内外に空気を流通できるので、ケース内のヒートシンクの熱が空気中に放熱され、熱交換後の空気が外部に放出される。よって、半導体発光素子の良好な放熱特性を期待することが可能である。
また、ケースは基台の外縁部と連結されるとともに、ヒートシンクとケースととが離間されている。これにより、ケースと基台とが連結されていても、半導体発光素子の駆動により生じた熱は、基台とヒートシンクとのいずれを介してもケースに伝熱しにくい。よって、半導体発光素子の駆動により生じた熱によって、ケースが過熱されるのを防止できる。従って、駆動中または駆動直後の照明装置にユーザやメンテナンス者がケースに触れる場合を考慮して、発熱時の安全対策を予め講じることが可能である。
結果として、良好な放熱特性とともに、発熱時でも高い安全性を発揮することが可能な照明装置を提供できる。
斜め下方から見た照明装置1の外観構成図 斜め上方から見た照明装置1の外観構成図 照明装置1の内部構成を示す分解図 斜め上方から見た照明装置1の内部構成を示す断面図 照明装置1を前方から見た平面図(a)と、発光モジュール20及びソケット24の構成を示す図(b) 放熱フィン42、52とケース60との配置関係を示す断面図 照明装置1の放熱効果を説明するための断面図 従来の照明装置1の構成を示す断面図
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態]
以下、実施の形態にかかる照明装置について、図面を参照しながら説明する。
(照明装置1の全体構成)
図1〜4、図6、図7において、矢印Yで示す方向が後方、その反対方向が前方である。照明装置1において光は主に前方に出射される。
図1〜4に示すように、照明装置1は、モジュールプレート10、モジュールプレート10の前面に配置された複数の発光モジュール20、モジュールプレート10の中央部から後方に伸長する支持パイプ30を備えている。
また照明装置1においては、モジュールプレート10の後面に、内ヒートシンク40、及び外ヒートシンク50が取り付けられている。
内ヒートシンク40は複数の放熱フィン42を有し、外ヒートシンク50も複数の放熱フィン52を有している。支持パイプ30の周囲を取り囲むように、複数の放熱フィン42、52はモジュールプレート10から後方に伸長して配設される。
さらに照明装置1において、モジュールプレート10の外縁から後方に伸長し、内ヒートシンク40、外ヒートシンク50を取り囲むケース60が装着されている。
支持パイプ30の後端部32には、支持パイプ30を、造営材(体育館、工場、倉庫の天井など)に取り付けるための部材である取付部70が装着されている。
モジュールプレート10の前面には、複数の発光モジュール20を覆うカバー80が装着されている。
支持パイプ30の内部には、外部に設置された電源装置から複数の発光モジュール20に電力を供給するための配線90a、90b(図5(a)参照)が挿通されている。
この照明装置1は造営材に取り付けられ、HIDランプ代替の照明装置として用いられる。
照明装置1の各構成要素について以下に説明する。
(モジュールプレート10)
モジュールプレート10は円盤状の部材(基台)である。モジュールプレート10の材料としては、高い熱伝導性材料、例えばアルミニウムやマグネシウムなどの金属材料が挙げられる。モジュールプレート10の中央部には支持パイプ30の前端部31を填め込むための嵌合孔11が開設されている。
モジュールプレート10の一方の面(前面)の中央領域には、嵌合孔11の周囲に複数(6個)の発光モジュール20を取り付けるためのモジュール取付領域12が確保される。モジュール取付領域12を取り囲む周辺領域には、複数の通気孔13が周方向に沿って円環状に列設されている。
各通気孔13は、モジュールプレート10の板材を打ち抜き加工して形成される。各通気孔13を一定間隔毎に形成することで、隣接する通気孔13の間にブリッジ14が形成されている。
モジュールプレート10の直径は例えば260mm、板厚は例えば1.0〜5.0mmである。
(発光モジュール20)
モジュール取付領域12には複数(6個)の発光モジュール20が環状に配置されている。各発光モジュール20は図5(a)に示すように、嵌合孔11の周囲に60°ずつ角度を置いて配されている。
各発光モジュール20はLEDモジュールであり、図5(b)に示すように、基板21と、基板21上に形成された発光部22とを有している。
基板21は、例えばアルミナあるいはアルミ材料で形成され、その表面には発光部22に電力供給するための配線パターン(不図示)が形成されている。
発光部22は、基板21の表面に実装された複数個(一例として132個)のCOB(Chip on Board)タイプのLED23と、そのLED23を覆うように配された蛍光体を含む封止層によって構成されている。LED23は半導体発光素子の一例である。発光部22は、LED23から放射される青色光の一部を蛍光体で相対的に長い波長の光に変換し、且つ青色光と混色することで白色光を放射する。
各発光モジュール20は、モジュールプレート10のモジュール取付領域12に熱結合された状態で取り付けられている。
具体的には図5(a)に示すように、各発光モジュール20は速結端子24a、24bを有するソケット24で覆われている。ソケット24がモジュールプレート10にねじ止めされることで、発光モジュール20はモジュールプレート10の前面に押し付けられた状態で固定されている。これにより発光モジュール20から発生する熱は、モジュールプレート10に効率よく伝熱される。ソケット24の速結端子24a、24bは、発光モジュール20のアノード端子25a及びカソード端子25bに接続される。
(支持パイプ30)
支持パイプ30は、伝熱性の良好な材料で形成された直管である。支持パイプ30の材料としては、例えば、ステンレスなどの金属、もしくは伝熱性の良好な樹脂(樹脂にカーボンなどを混合してなる熱伝導性樹脂)が挙げられる。
支持パイプ30の前端部31は、嵌合孔11に填め込まれてモジュールプレート10に接合される。具体的には、支持パイプ30の前端部31を、モジュールプレート10の嵌合孔11に差し込んで、前端部31を嵌合孔11の縁にかしめ加工することによって接合されている。
一方、支持パイプ30の後端部32は、取付部70の差込口72に差し込まれた状態で、取付部70に接合されている。
このように支持パイプ30は、モジュールプレート10を支持する機能を有し、またモジュールプレート10から取付部70に熱を良好に伝導させる通路となっている。さらに、支持パイプ30の内部の中空部分は、配線90a、90bが挿通する通路となっている。
支持パイプ30の長さは、ケース60の高さと同程度、もしくはそれ以上であって、例えば30cm〜40cm程度である。
支持パイプ30の外径及び肉厚は大きいほど強度が高まる。またこの外径及び肉厚が大きいほど、断面積が大きくなるので、伝熱効率も高まり、モジュールプレート10の温度を低減できる点で好ましいが、重量が大きくなるので、これらの点を考慮して適当な範囲に定めればよい。
支持パイプ30が金属で形成されている場合、例えば支持パイプ30の外径は27mm、肉厚は1mm〜3mm程度である。
(内ヒートシンク40、外ヒートシンク50)
内ヒートシンク40は、モジュールプレート10の他方の面(背面)に立設された複数のフィン42を有する。同様に外ヒートシンク50も、モジュールプレート10の他方の面(背面)に立設された複数のフィン52を有する。内ヒートシンク40、外ヒートシンク50は、その少なくとも一方がモジュールプレート10を介してLED23と対向する状態で配される。
具体的に内ヒートシンク40は、支持パイプ30の周囲においてモジュールプレート10の後面に接合される円環状の支持部41と、支持部41の外周部から後方に伸長する複数の短冊状の放熱フィン42とで構成されている。外ヒートシンク50は、支持部41の周りにおいてモジュールプレート10の後面に接合される円環状の支持部51と、支持部51の外周部から後方に伸長する複数の短冊状の放熱フィン52とで構成されている。支持部41及び支持部51は、モジュールプレート10にリベットあるいはねじなどで締結されている。
複数の放熱フィン42は、支持パイプ30を取り囲んで支持パイプ30と平行に伸長し、複数の放熱フィン52は、その外側を取り囲んで、支持パイプ30と平行に伸長している。すなわち、各放熱フィン42、52は図4に示すように、モジュールプレート10のケース60との対向面上に存在する基準位置(支持パイプ30の軸心が通る位置)の周囲を取り囲むように配列される。具体的に放熱フィン42、52は、基準位置を中心とする複数(ここでは2つ)の円周上に沿って配列される。
内ヒートシンク40、外ヒートシンク50は、モジュールプレート10と同様、熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウム等の金属)で形成されている。
各放熱フィン42、52は、Y方向から平面視するとき、支持パイプ30の中心軸からの径方向に対して一定の角度(例えば45°)で傾斜している。
放熱フィン42、52の高さは適切な放熱特性を得るために十分な高さとする。ケース60の形状に合わせ、基準位置に近い円周上にある放熱フィン42の高さが、基準位置より遠い円周上にある放熱フィン52の高さよりも高くなるように調整される。ここで照明装置1の特徴として、図6の部分断面図に示すように、放熱フィン52とケース60との間にはある程度の最短距離Dが設けられる。これにより外ヒートシンク50とケース60とは互いに接触が回避されている。
最短距離Dは適宜調節することができる。最短距離Dを短くすると、内ヒートシンク40及び外ヒートシンク50の輻射熱をケース60に伝熱し、半導体発光素子の放熱効果を高めることができる。反対に最短距離Dを長くすると、内ヒートシンク40及び外ヒートシンク50の輻射熱がケース60に及びににくくすることができる。照明装置1では、一例として最短距離Dを10mmとしている。
(ケース60)
図1〜4に示すように、ケース60は内ヒートシンク40及び外ヒートシンク50を囲む状態で、モジュールプレート10の外縁部と連結される。具体的にケース60は、円錐台状の外観を有し、モジュールプレート10の外縁から後方に伸長する円筒形状の筒状部61と、この筒状部61の後部を塞ぐ天板部62とを有し、筒状部61は放熱フィン52の外側を取り囲んでいる。筒状部61の前端部61aは開口し、そこにモジュールプレート10が装着される。
筒状部61とモジュールプレート10との固定は、筒状部61の前端部61aをモジュールプレート10の外縁部15にかしめることによってなされている。
天板部62の中央には、支持パイプ30が貫通する貫通孔63が開設されている。そして、天板部62における貫通孔63の縁が支持パイプ30に接合されている。
この接合方法としては、例えば天板部62における貫通孔63の縁にパイプクランプを設置し、パイプクランプで支持パイプ30に締結してもよいし、接着材で貫通孔63の縁と支持パイプ30を接合してもよい。
このケース60も、熱伝導率性の材料(例えば、アルミニウムやマグネシュームなどの金属、あるいは、樹脂にカーボンなどを混合してなる熱伝導性樹脂)で形成されている。
ケース60における筒状部61の後端側から天板部62にかけて、通気孔64が複数形成されている。各通気孔64の形成は、ケース60の板材料に切り込みを形成して内方に曲げることによってなされている。ケース60の通気孔64は、モジュールプレート10のいずれかの面を平面視する際、少なくともいずれかの放熱フィン42、52と重なる位置に存在する。
また筒状部61には、複数のビード65がプレス加工によって一定間隔で形成され、それによって筒状部61の強度が高められている。
ケース60の前端部61aの直径はモジュールプレート10の直径と同等である。ケース60のY方向の高さは例えば270mm、板厚は例えば1mmである。
(取付部70)
取付部70は、支持パイプ30の後端部32を天井等の造営材に固定する機能を持つ。
この取付部70は、図1〜4に示すように、後方で径が拡がる円錐台状の外観形状を有する台座部71と、台座部71の前端側に設けられ支持パイプ30の後端部32を差し込む差込口72と、台座部71の後端側に設けられたフランジ部73とを有している。
そして差込口72に支持パイプ30の後端部32が差し込まれて固定される。この固定は、例えば差込口72及び支持パイプ30を貫通するねじで締結する方法、あるいは接着材で接着する方法でなされる。
この取付部70も、支持パイプ30と同様に熱伝導性の材料で形成されている。
ここで差込口72の内部空間は、台座部71の内部空間と連通しているので、差込口72に差し込まれた支持パイプ30の内部空間と台座部71の内部空間も連通する。
フランジ部73には複数の挿通孔74が開設されている。取付部70を造営材にねじ止めで固定する際には、この挿通孔74にねじを挿通して造営材にねじ込むことによって、フランジ部73を造営材に固定する。
(カバー80)
カバー80は、モジュールプレート10の前面に配置された複数の発光モジュール20を、全体的に覆うように装着されている。
このカバー80は、フレネルレンズ構造を有しており、複数の発光モジュール20から出射される光を集光して前方に出射する。
カバー80は、例えばアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料を射出成形して形成される。
このカバー80はモジュールプレート10の前面に、接着あるいはねじ止めなどによって固定されている。
(配線90a、90b)
図5(a)に示す配線90a、90bは電力供給用の配線であって、電源装置(不図示)から取付部70の内部空間及び支持パイプ30の内部空間を通って、モジュールプレート10の嵌合孔11まで伸長している。
各配線90a、90bからはリード線91a、91bが分岐される。分岐されたリード線91a、91bの先端は各ソケット24の速結端子24a、24bに接続されている。
配線90a、90b及びリード線91a、91bは、耐熱性の電線であって、例え、ば架橋ポリエチレン絶縁電線、シリコーンゴム絶縁電線、フッ素樹脂絶縁電線、シリコーンガラス耐熱電線などが用いられる。
このような電力供給用の配線90a、90b及びリード線91a、91bを介して、電源ユニットから各発光モジュール20に直流で電力が供給される。
[照明装置1の駆動について]
照明装置1を使用する際、ユーザは電源装置を操作して照明装置1に電力を投入する。これにより各発光モジュール20の発光部22が発光する。発光はカバー80のフレネルレンズ構造を透過する際に集光され、照明光となって外部に出射される。各発光モジュール20の駆動により生じた熱は、モジュールプレート10を介してケース60内部の内ヒートシンク40と外ヒートシンク50とに伝熱される。
ここで図7に駆動中の照明装置1の内部の様子を示す。照明装置1では、モジュールプレート10の通気孔13を介し、空気がケース60の内部に通気する。空気はケース60内部において内ヒートシンク40の放熱フィン42と外ヒートシンク50の放熱フィン52とに接触することにより熱交換される。これにより熱せられた空気は上昇し、放熱フィン42、52の真上に存在する通気孔64を介してケース60の外部に放熱される。ケース60の内部には常に上下方向に空気が流通するため、放熱フィン42、52の熱を空気に効率よく放熱させ、優れた放熱特性を期待できる。
一方、照明装置1では図6に示すように、放熱フィン52とケース60との間に最小間隙Dが確保されており、外ヒートシンク50とケース60とが離間している。また図7に示すように、各発光部22中のLED23からケース60とモジュールプレート10との連結位置までの最短の熱伝導経路(XZ平面に沿った各発光部22とモジュールプレート10の外縁部までの最短の直線距離=モジュールプレート10の厚みL1)が、各発光部22中のLED23から内ヒートシンク40または外ヒートシンク50までの最短の熱伝導経路(モジュールプレート10の厚み(Y)方向に沿った、各発光部22と内ヒートシンク40または外ヒートシンク50までの最短の直線距離L2)よりも長く調整されている。このため、駆動中の照明装置1では、各発光部22の駆動により生じた熱は内ヒートシンク40、外ヒートシンク50、モジュールプレート10のいずれを介してもケース60に伝熱しにくい。よって、ケース60が過度に加熱するのを防止できる。
また、図1に示すように照明装置1では、モジュールプレート10のいずれかの面を平面視する際、モジュールプレート10とケース60との連結位置(モジュールプレート10の外縁部に対応する位置)が、通気孔13の位置よりも外側に存在する。このモジュールプレート10とケース60との連結位置と、通気孔13との配置関係によって、各発光部22中のLED23がモジュールプレート10を介してケース60に伝わろうとする熱を、通気孔13を流通する空気で冷却させて低減する効果が奏される。すなわち各発光部22中のLED23で生じた熱が、通気孔13の外側にあるモジュールプレート10とケース60との連結位置に伝熱される際、熱は隣接する通気孔13同士の間に存在するブリッジ14を伝わる。このとき熱はブリッジ14において通気孔13を流通する空気により十分に冷却されるため、ブリッジ14を隔てたケース60に伝わりにくい。結果として、ケース60の温度上昇をさらに効果的に抑制することが可能である。
これらの効果が奏されることにより、ユーザやメンテナンス者が駆動中もしくは駆動直後の照明装置1のケース60の表面に触れる場合を考慮して、照明装置1の発熱時の安全対策を予め確実に講じておくことができる。
結果として、良好な放熱特性とともに、発熱時でも高い安全性を発揮することが可能な照明装置1を提供することができる。
[誤接続の防止効果]
照明装置1は、取付部7を天井等の造営材に直接取り付けて設置され、外部の電源装置より直流電力を供給されて発光する。このため、既存の口金ソケットに対して照明装置1を設置する必要がないので、誤って口金ソケットを介して交流電力を供給するように照明装置1を誤接続するおそれがない。
[変形例]
上記実施の形態では、吊下型の照明装置を示した。しかしながら本発明の照明装置はこの形式に限定されない。例えばデスクスタンド型、シーリング型、ダウンライト型等のいずれかの照明装置とすることもできる。
モジュールプレート10は円盤状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば矩形状、多角形状、楕円状のいずれかとすることもできる。また、複数のモジュールプレート10を用いることもできる。
LEDモジュールの数は6個に限定されず、これ以外の数であってもよい。また、モジュールプレート10上におけるLEDモジュールの配置形状は図3のように円周状に限定されず、矩形状や放射状であってもよい。
内ヒートシンク40、外ヒートシンク50は放熱フィン42、52を有する構成としたが、本発明におけるヒートシンクは放熱フィンを備える構成に限定されない。例えばヒートシンクは放熱フィンの代わりに放熱ピンやヒートパイプを備える構成であってもよい。
本発明における半導体発光素子はLEDに限定されず、有機ELや半導体レーザであってもよい。
発光モジュール20は、モジュールプレート20に対し、熱伝導性シートや熱伝導性グリース等の熱伝導性部材を介して固定してもよい。
1 照明装置
10 モジュールプレート
13 通気孔
20 発光モジュール
21 基板
22 発光部
23 LED
30 支持パイプ
31 前端部
32 後端部
40 内ヒートシンク
42 放熱フィン
50 外ヒートシンク
52 放熱フィン
60 ケース
61 筒状部
62 天板部
63 貫通孔
64 通気孔
70 取付部
80 カバー

Claims (8)

  1. 半導体発光素子と、
    一方の面上に前記半導体発光素子が配された板状の基台と、
    前記基台の他方の面上に、前記基台を介して前記半導体発光素子と対向する状態で配されたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクを囲む状態で、前記基台の外縁部と連結されたケースとを備え、
    前記ケースと前記基台とには前記ケースの内外を連通する通気孔がそれぞれ存在し、
    前記ヒートシンクと前記ケースとが離間している
    照明装置。
  2. 前記ヒートシンクは、少なくとも前記基台の厚み方向に沿って前記半導体発光素子と重なる位置に配されている
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ヒートシンクは、前記基台の前記他方の面に立設された複数のフィンを有し、
    前記ケースの通気孔は、前記基台のいずれかの面を平面視する際、少なくともいずれかの前記フィンと重なる位置に存在する
    請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記複数のフィンは、前記基台の前記他方の面上に存在する基準位置を中心とする複数の円周上に沿って配列されており、
    前記ケースは錐台状であって、
    前記基準位置に近い円周上のフィンの高さが、前記基準位置より遠い円周上のフィンの高さよりも高い
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記基台は円盤状であり、
    前記ケースは円錐台状であって、
    前記半導体発光素子は前記基台の一方の面の中央領域に配され、前記基台の通気孔は、前記中央領域を取り囲む周辺領域において複数存在する
    請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記半導体発光素子はLEDであり、
    基板の表面に前記半導体発光素子を複数実装してなるLEDモジュールをさらに備え、
    前記各半導体発光素子が前記基板を介して前記基台と熱結合されている
    請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 複数の前記LEDモジュールが、前記基準位置を中心とする円周上に沿って配列されている
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 一端が前記基台と連結され且つ前記ケースを貫通するように配されたパイプと、
    前記パイプの他端に連結され且つ造営材に対して取り付けられる取付部とを有する
    請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置。
JP2013041988A 2013-03-04 2013-03-04 照明装置 Pending JP2014170676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041988A JP2014170676A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041988A JP2014170676A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014170676A true JP2014170676A (ja) 2014-09-18

Family

ID=51692919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013041988A Pending JP2014170676A (ja) 2013-03-04 2013-03-04 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014170676A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104373845A (zh) * 2014-11-12 2015-02-25 广德利德光电有限公司 一种防水散热的led灯
CN104373844A (zh) * 2014-11-12 2015-02-25 广德利德光电有限公司 一种防水led灯
JP2016066694A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社東芝 ヒートシンク及び照明装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110181A1 (ja) * 2008-03-06 2009-09-11 パワーエコジャパン株式会社 照明灯
JP2011054303A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置および照明器具
WO2011044274A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Intematix Corporation Solid-state lamps with passive cooling
JP2011228254A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ind Technol Res Inst ランプアセンブリー
JP2012089476A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 恆揚 ▲ふ▼ 発光ダイオードバルブ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009110181A1 (ja) * 2008-03-06 2009-09-11 パワーエコジャパン株式会社 照明灯
JP2011054303A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置および照明器具
WO2011044274A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Intematix Corporation Solid-state lamps with passive cooling
JP2011228254A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ind Technol Res Inst ランプアセンブリー
JP2012089476A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 恆揚 ▲ふ▼ 発光ダイオードバルブ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066694A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社東芝 ヒートシンク及び照明装置
CN104373845A (zh) * 2014-11-12 2015-02-25 广德利德光电有限公司 一种防水散热的led灯
CN104373844A (zh) * 2014-11-12 2015-02-25 广德利德光电有限公司 一种防水led灯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5203423B2 (ja) 照明装置
US20150345770A1 (en) Thermally Dissipated Lighting System
JP5946008B2 (ja) 照明器具
JP2014170676A (ja) 照明装置
JP5305445B2 (ja) 照明装置
JP6124115B2 (ja) 照明装置
JP2014170675A (ja) 照明装置
JP2013093158A (ja) 電球及び照明器具
JP5320563B2 (ja) 照明器具
JP2014203682A (ja) 照明装置
JP6264714B2 (ja) 照明器具
JP5888624B2 (ja) 照明器具
JP6025054B2 (ja) 照明装置
JP5950141B2 (ja) 照明器具
JP6256750B2 (ja) ランプ装置および照明装置
JP6886395B2 (ja) 照明器具
JP6274458B2 (ja) 照明器具
JP6191894B2 (ja) 照明器具
JP5888623B2 (ja) 照明器具
JP2016004602A (ja) 照明装置
JP5963014B2 (ja) 照明器具
JP5935851B2 (ja) 照明器具
JP2014207172A (ja) 照明装置
JP2014203653A (ja) 照明装置
JP2018056141A (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170905