JP2014158350A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】床面積の低減、部品点数の削減、インダクタンスのばらつき低減を可能とするDC/DCコンバータを提供する。
【解決手段】第1のトランスと第2のトランスの出力を整流する第1の整流回路と第2の整流回路を備え、これ等の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、第1のトランスの磁路と第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、トランスを備えたDC/DCコンバータに関する。
従来から、高電圧の直流電圧を所望の直流電圧に降下させるスイッチング電源として、直流入力電圧をスイッチング素子により矩形波電圧に変換し、変換した矩形波電圧をトランスの1次巻線に印加し、トランスの2次巻線から取り出された矩形波電圧を整流素子、平滑コイル、コンデンサなどで構成される回路にて整流、平滑することにより、所望の直流電圧を得る絶縁型DC/DCコンバータがある。
特に、近年普及が進むハイブリッド車や電気自動車などの車両に搭載される絶縁型DC/DCコンバータは、モータ駆動用の高電圧バッテリの電圧を、従来車の電源系電圧として採用されている14Vに降圧し、鉛バッテリや多くの電気負荷に電力を供給する。
前述の高電圧バッテリは、モータ・インバータの高出力化に伴って高電圧となることが多く、従来車の電源系電圧である14Vとの電圧比が大きい。絶縁型DC/DCコンバータでは、この電圧降圧機能の大半をトランスが担っているため、トランスの高電圧側巻線(以下、1次巻線と称する)の巻数と、トランスの低電圧側巻線(以下、2次巻線と称する)の巻数との比、即ち巻数比が大きくなる。
トランスの巻数比が大きい場合、特に1次巻線の巻数が多くなり、1次巻線を構成しにくくなる。この問題を解決するため、複数のトランスの1次巻線を直列に接続することで、トランス1個あたりの巻数比を抑え、所望の電圧比を得る絶縁型DC/DCコンバータの構成として、例えば特許文献1に示す装置が提案されている。この場合、複数のトランスは、例えば横並びに配置され、金属製筐体上に実装される。
特開2008−178205号公報
しかしながら、複数のトランスを横並びに配置して金属の筐体上に実装する場合、トランスが2つ存在するため、磁性体コア、バネ部材の部品点数が増加し、組立工数が増加するという課題があった。又、2つの磁性体コアを横並びで配置する場合、磁性体コアの寸法公差や、磁性体コアを固定する筐体の寸法公差を考慮する必要があるため、2つの磁性体コアの間に無駄スペースができてしまう。更に、磁性体コアを固定するためのバネ部材を金属製筐体に実装するための支柱のスペースを、磁性体コアの周辺に設ける必要があるため、トータルの実装面積が増加し、装置の小型化を阻害するという課題があった。又、磁性体コアの透磁率、寸法の公差によって2つのトランスのインダクタンスがばらつくことにより、回路の動作が不平衡となる場合がある。
この発明は、従来の装置に於ける前述のような課題を解決するためになされたものであり、装置の床面積の低減、部品点数の低減、組立性の向上が可能なDC/DCコンバータを提供することを目的とするものである。
この発明によるDC/DCコンバータは、
直流電気量が入力され、前記直流電気量を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、
1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、
前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、
前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第1の整流回路と、
前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第2の整流回路と、
を備え、
前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、
前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、
前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電気量を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えている、
ことを特徴とするものである。
又、この発明によるDC/DCコンバータは、
直流電気量が入力され、前記入力された直流電気量を交流電気量に変換して出力する第1のインバータ回路と、
前記直流電気量が入力され、前記入力された直流電気量を交流電気量に変換して出力する第2のインバータ回路と、
前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、
前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、
前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第1の整流回路と、
前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第2の整流回路と、
を備え、
前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電気量を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えている、
ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
この発明によるDC/DCコンバータによれば、直流電気量が入力され、前記直流電気量を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電気量を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えているので、2つのトランス間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現することができる。更に、2つのトランスのコア構成体を一体に構成することができるので、インダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
又、この発明によるDC/DCコンバータによれば、直流電気量が入力され、前記入力された直流電気量を交流電気量に変換して出力する第1のインバータ回路と、前記直流電気量が入力され、前記入力された直流電気量を交流電気量に変換して出力する第2のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電気量を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電気量を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えているので、2つのトランス間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現することができる。更に、2つのトランスのコア構成体を一体に構成することができるので、インダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの主回路構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの断面図であり、図3のB−B線に沿う断面を示している。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA1−A1線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA2−A2線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA3―A3線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの上面図である。 この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、押えばねを取り外して示す上面図である。 従来のDC/DCコンバータの上面図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの主回路構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図11のD−D線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図10のC1−C1線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図10のC2−C2線に沿う断面で示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの上面図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、押えばねを取り外して示す上面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータについて、図面を参照して説明する。以下に述べるこの発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータは、絶縁型スイッチング電源の一般的な回路方式であるフルブリッジ・センタータップ式同期整流方式として構成されている。フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式は、一般的な全波整流回路と同等の整流波形を得ることができる整流回路の一種である。
図1は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの主回路構成を示す回路図であって、フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式の回路図を示している。図1に示すDC/DCコンバータは、所謂、絶縁型DC/DCコンバータであって、トランスの1次巻線が直列に接続されており、巻数比が大きい絶縁型DC/DCコンバータであっても、トランス1個あたりの1次巻線の巻数を抑えることができる。尚、以下の説明では、DC/DCコンバータを、絶縁型DC/DCコンバータと称する。
図1に於いて、直流電圧が印加される入力端子1、2は、インバータ回路3の出力電圧よりも高い電圧が印加される。入力端子1、2間に入力された直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ回路3は、スイッチング素子4、5、6、及び7により構成されている。これ等のスイッチング素子4〜7は、一般的には、MOSFET等のスイッチング素子により構成される。
インバータ回路3の一方の出力端子に直列接続された共振インダクタ8は、インバータ回路3のスイッチング素子4〜7をゼロボルトスイッチング動作(ZVS動作)させて発生するスイッチング損失の低減を実現するために設けられている。第1のトランス9は、1次巻線10と、2次巻線11と、磁性体コア12とにより構成されている。第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、磁性体コア12により磁気的に結合されている。例えば、第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、後述するように磁性体コア12の中央脚部の周囲に配置される。
第2のトランス13は、1次巻線14と、2次巻線15と、磁性体コア13とにより構成されている。第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、磁性体コア16により磁気的に結合されている。例えば、第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、後述するように磁性体コア16の中央脚部の周囲に配置される。第1のトランス9の磁性体コア12の少なくとも一部と、第2のトランス13の磁性体コア16の少なくとも一部は、後述するように第1のトランス9と第2のトランス13に共通の磁路となる共通磁路部を構成している。
第1のトランス9の1次巻線10と第2のトランス13の1次巻線14は、相互に直列に接続され、1次巻線直列回路を構成する。この1次巻線直列接続回路17の一端は、前述の共振インダクタ8を介してインバータ回路3の一方の出力端子に接続され、他端はインバータ回路3の他方の出力端子に接続されている。
第1の整流回路17は、第1のトランス9の2次巻線11の一端に接続された整流素子18と、第1のトランス9の2次巻線11の他端に接続された整流素子19により構成され、第1のトランス9の2次巻線11から出力される交流電圧を直流電圧に整流する。整流素子18、19は、この実施の形態1では、同期整流を実現するためのMOSFETが用いられているが、ダイオード等のその他の整流素子であってもよい。
第2の整流回路20は、第2のトランス13の2次巻線15の一端に接続された整流素子21と、第2のトランス13の2次巻線15の他端に接続された整流素子22により構成され、第2のトランス13の2次巻線15から出力される交流電圧を直流電圧に整流する。整流素子21、22は、この実施の形態1では、同期整流を実現するためのMOSFETが用いられているが、ダイオード等のその他の整流素子であってもよい。
第1の平滑コイル23と第1のコンデンサ24とからなる第1の直流平滑回路は、第1のトランス9の2次巻線11の中間端子に接続されており、第1の整流回路17から出力された直流電圧のリップル波形を平滑化する。第2の平滑コイル25と第2のコンデンサ26とからなる第2の直流平滑回路は、第2のトランス13の2次巻線15の中間端子に接続されており、第2の整流回路20から出力された直流電圧のリップル波形を平滑化する。
第1の平滑コイル23と第1のコンデンサ24との接続点27と、第2の平滑コイル25と第2のコンデンサ26との接続点28とは、共通接続されて出力端子29となる。第1のコンデンサ24と第2のコンデンサ26との接続点30は、グランド端子GNDに接続される。グランド端子GNDは、この実施の形態1では絶縁型DC/DCコンバータの後述する金属製筐体により構成されている。従って、この実施の形態1による絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧は、出力端子29と金属製筐体との間に出力される。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータに於いて、入力端子1、2間に印加された直流電圧は、インバータ回路3により交流電圧に変換される。このインバータ回路3から出力される交流電圧は、スイッチング素子4〜6のスイッチング動作により生成された矩形波交流電圧である。インバータ回路3から出力された矩形波交流電圧は共振インダクタ8を介して増幅され、その増幅された電圧の1/2が第1のトランス9の1次巻線10と第2のトランス13の1次巻線14に夫々印加される。
第1のトランス9の1次巻線10に印加された矩形波交流電圧は、第1のトランス9の巻数比に対応して降圧され、2次巻線11から矩形波交流電圧として出力される。この2次巻線11から出力された矩形波交流電圧は、第1の整流回路17により全波整流され、第1の平滑コイル23及び第1のコンデンサ24により平滑化される。又、第2のトランス13の1次巻線14に印加された矩形波交流電圧は、第2のトランス13の巻数比に対応して降圧され、2次巻線15から矩形波交流電圧として出力される。この2次巻線14から出力された矩形波交流電圧は、第2の整流回路20により全波整流され、第2の平滑コイル25及び第2のコンデンサ26により平滑化される。
出力端子29とグランド端子GNDとの間に出力される直流電圧は、第1の整流回路17の平滑化された直流電圧と、第2の整流回路20の平滑化された直流電圧との合計値である。
次に、以上のように構成された主回路を有するこの発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの構造について説明する。図2は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの断面図であり、図3のB−B線に沿う断面を示している。図3は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA1−A1線に沿う断面で示す断面図である。図4は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA2−A2線に沿う断面で示す断面図である。図5は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、図2のA3―A3線に沿う断面で示す断面図である。
図2〜図5に於いて、第1のトランス9と第2のトランス13は、共通の金属製筐体30に並置されて固定されている。図2及び図4によく示されているように、第1のトランス9の磁性体コア12は、外側脚部31と、中央脚部32と、内側脚部33と、外側脚部31と中央脚部32と内側脚部33とを橋絡する第1の橋絡部34と第2の橋絡部35とを備えている。同様に、第2のトランス13の磁性体コア16は、外側脚部36と、中央脚部37と、内側脚部38と、外側脚部36と中央脚部37と内側脚部38とを橋絡する第1の橋絡部39と第2の橋絡部40とを備えている。
第1のトランス9の磁性体コア12に於ける内側脚部33と、第2のトランス13の磁性体コア16に於ける内側脚部38は、一体に形成されて第1のトランス9と第2のトランス13に供用される共通磁路部を構成している。又、第1のトランス9の第1の橋絡部34と第2のトランス13の第1の橋絡部39は一体に構成され、第1のトランス9の第2の橋絡部35と第2のトランス13の第2の橋絡部40は一体に構成されている。
第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、磁性体コア12の中央脚部32に中央空間部が貫通されて装着されている。第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11との間には環状の第1の絶縁板41が挿入されている。同様に、第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、磁性体コア16の中央脚部37に中央空間部が貫通されて装着されている。第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15との間には環状の第2の絶縁板42が挿入されている。
図2によく示されているように、第1のトランス9の内側脚部33と第2のトランス13の内側脚部38により構成された共通磁路部の一方の側面には、各巻線10、11、14、15の軸心の伸びる方向に延びる凹溝状の第1の切欠き部43が設けられている。この第1の切欠き部43に於ける磁束密度が小さいため、第1の切欠き部43を設けることによって共通磁路部の磁束の流れに大きく影響することはない。又、その共通磁路部の他方の側面には、各巻線10、11、14、15の軸心の伸びる方向に延びる凹溝状の第2の切欠き部44が設けられている。この第2の切欠き部44に於ける磁束密度が小さいため、第2の切欠き部44を設けることによって共通磁路部の磁束の流れに大きく影響することはない。
図3によく示されているように、金属製筐体30に設けられた突起45は、前述の第1の切欠き部43の一部分に嵌合されている。又、金属製筐体30に設けられた支柱46は、各巻線10、11、14、15の軸心の伸びる方向に延び、前述の第2の切欠き部44の全体に嵌合されている。突起45と支柱46は、夫々第1の切欠き部43と第2の切欠き部44に嵌合することにより、第1のトランス9と第2のトランス13の金属製筐体30に対する載置位置を確定させている。
第1のトランス9と第2のトランス13による磁束の流れは、図4に示される。即ち、図4に於いて、第1のトランス9により発生する磁束は、第1のトランスの磁性体コア12の外側脚部31を矢印の方向に流れる磁束Φ11と内側脚部33を→ン方向に流れる磁束Φ12とに分流する。又、第2のトランス13により発生する磁束は、第2のトランスの磁性体コア16の外側脚部36を矢印の方向に流れる磁束Φ21と内側脚部38を矢印の方向に流れる磁束Φ22とに分流する。従って、各内側脚部33、38が一体に形成されてなる共通磁路部には、同一方向の磁束Φ12、Φ22が共通に流れることになる。
図6は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの上面図、図7は、この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータを、押えばねを取り外して示す上面図である。図5及び図6によく示されているように、支柱46の端部には、押さえばね47がネジ48により固定されている。押さえばね47は、ネジ48により支柱46に固定される固定部49と、この固定部49の一方の端部に一体に形成された第1の押さえ部50と、固定部49の他方の端部に一体に形成された第2の押さえ部51とを備えている。
図5に示すように、押さえばね47の固定部49は、第1のトランス9の磁性体コア12と第2のトランス13の磁性体コア16に対して離間して配置されている。押さえばね47の第1の押さえ部50は、固定部49から延びて第1のトランス9の磁性体コア12に当接し、この磁性体コア12を筐体30に押圧している。押さえばね47の第2の押さえ部51は、固定部49から延びて第2のトランス13の磁性体コア16に当接し、この磁性体コア16を筐体30に押圧している。尚、押さえばね47を取り外すと、図7に示す状態となる。
尚、以上述べたこの発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータによれば、磁性体コアの巻装コア部の上部を押えバネで押さえる構造を示しているが、その他の非巻装コア部の上部を押えバネで押える構造を採用してもよい。又、この実施の形態1では、位置決め用の機能を持った突起と、位置決め兼固定用バネ部材を実装可能な支柱を設けた例を示しているが、位置決め用の機能を持った複数の突起のみを設けてもよい。
図8は、従来のDC/DCコンバータの上面図である。図8に示すように、2つのトランスの磁性体コア52、53をそれぞれ別々に設ける場合、2つの磁性体コア52、53間に磁性体コアの寸法公差や、金属製筐体の寸法公差を考慮したスペースが必要となる。又、2つの押さえバネ54、55を夫々金属製筐体に固定するための2つの支柱、及び夫々の磁性体コア52、53を金属製筐体に位置決めするための突起部56を例えば4個、磁性体コア周辺の金属製筐体に設ける必要があるため、実装面積が増加することになる。
これに対してこの発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータによれば、少なくとも2つのトランスを使用する絶縁型DC/DCコンバータに於いて、各トランスの磁性体コア間に設けるスペースがなくなり、全体として小型にすることができる。通常は、磁性体コアの寸法公差を考慮し、必要なスペースを設ける必要があるが、前述のように各トランスの磁性体コアを一体的に構成することにより、この問題を解決することができる。
又、この実施の形態1では、支柱及び位置決め用の突起を、磁性体コアの共通磁路部に設けた第1及び第2の切欠き部に嵌合させるようにしているので、実装面積の低減が可能となる。更に、図1に示す回路構成では、磁性体コアの透磁率、寸法の公差によって2つのトランスのインダクタンスがばらつくことにより、回路の動作が不平衡となる場合があるが、この実施の形態1のように2つのトランスの磁性体コアを一体に構成することでインダクタンスのばらつきを低減できるため、不平衡動作を防ぐことができる。又、磁性体コア、押さえばね、ネジの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータについて説明する。以下に述べるこの発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータは、絶縁型スイッチング電源の一般的な回路方式であるフルブリッジ・センタータップ式同期整流方式を例に挙げる。フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式は、一般的な全波整流回路と同等の整流波形を得ることができる整流回路の一種である。図9は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの主回路構成を示す回路図であって、フルブリッジ・センタータップ式同期整流方式の絶縁型DC/DCコンバータ2つを並列に接続した場合の回路図を示す。この方式は、高出力の絶縁型DC/DCコンバータを実現する手段として一般的に用いられるものである。
図9に示すDC/DCコンバータは、所謂、絶縁型DC/DCコンバータであって、トランスの1次巻線が直列に接続されており、巻数比が大きい絶縁型DC/DCコンバータであっても、トランス1個あたりの1次巻線の巻数を抑えることができる。
図9に於いて、直流電圧が印加される入力端子1、2は、第1のインバータ回路311及び第2のインバータ回路312の出力電圧よりも高い電圧が印加される。入力端子1、2間に入力された直流電圧を交流電圧に変換するための第1及び第2のインバータ回路311、312は、夫々スイッチング素子411、511、611、及び711、及びスイッチング素子412、512、612、及び712により構成されている。これ等のスイッチング素子411〜711、412〜712は、一般的には、MOSFET等のスイッチング素子により構成される。
第1及び第2のインバータ回路311、312の夫々の一方の出力端子に直列接続された第1及び第2の共振インダクタ81、82は、夫々第1及び第2のインバータ回路311、312のスイッチング素子411〜711、412〜712をゼロボルトスイッチング動作(ZVS動作)させて発生するスイッチング損失の低減を実現するために設けられている。第1のトランス9は、1次巻線10と、2次巻線11と、磁性体コア12とにより構成されている。第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、磁性体コア12により磁気的に結合されている。例えば、第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、後述するように磁性体コア12の中央脚部の周囲に配置される。
第2のトランス13は、1次巻線14と、2次巻線15と、磁性体コア13とにより構成されている。第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、磁性体コア16により磁気的に結合されている。例えば、第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、後述するように磁性体コア16の中央脚部の周囲に配置される。第1のトランス9の磁性体コア12の少なくとも一部と、第2のトランス13の磁性体コア16の少なくとも一部は、後述するように第1のトランス9と第2のトランス13に共通の磁路となる共通磁路部を構成している。
第1のトランス9の1次巻線10の一端は、第1の共振インダクタ81を介して第1のインバータ回路311の一方の出力端子に接続され、他端は第1のインバータ回路311の他方の出力端子に接続されている。第2のトランス13の1次巻線13の一端は、第2の共振インダクタ82を介して第2のインバータ回路312の一方の出力端子に接続され、他端は第1のインバータ回路312の他方の出力端子に接続されている。
第1の整流回路17は、第1のトランス9の2次巻線11の一端に接続された整流素子18と、第1のトランス9の2次巻線11の他端に接続された整流素子19により構成され、第1のトランス9の2次巻線11から出力される交流電圧を直流電圧に整流する。整流素子18、19は、この実施の形態1では、同期整流を実現するためのMOSFETが用いられているが、ダイオード等のその他の整流素子であってもよい。
第2の整流回路20は、第2のトランス13の2次巻線15の一端に接続された整流素子21と、第2のトランス13の2次巻線15の他端に接続された整流素子22により構成され、第2のトランス13の2次巻線15から出力される交流電圧を直流電圧に整流する。整流素子21、22は、この実施の形態1では、同期整流を実現するためのMOSFETが用いられているが、ダイオード等のその他の整流素子であってもよい。
第1の平滑コイル23と第1のコンデンサ24とからなる第1の直流平滑回路は、第1のトランス9の2次巻線11の中間端子に接続されており、第1の整流回路17から出力された直流電圧のリップル波形を平滑化する。第2の平滑コイル25と第2のコンデンサ26とからなる第2の直流平滑回路は、第2のトランス13の2次巻線15の中間端子に接続されており、第2の整流回路20から出力された直流電圧のリップル波形を平滑化する。
第1の平滑コイル23と第1のコンデンサ24の一端との接続点と、第2の平滑コイル25と第2のコンデンサ26の一端との接続点とは、共通接続されて出力端子29となる。第1のコンデンサ24の他端と第2のコンデンサ26の他端との接続点は、共通接続されてグランド端子GNDに接続される。グランド端子GNDは、この実施の形態2では絶縁型DC/DCコンバータの後述する金属製筐体により構成されている。従って、この実施の形態2による絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧は、出力端子29と金属製筐体との間に出力される。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータに於いて、入力端子1、2間に印加された直流電圧は、第1及び第2のインバータ回路311、312により交流電圧に変換される。第1のインバータ回路311から出力される交流電圧は、スイッチング素子411〜711のスイッチング動作により生成された矩形波交流電圧である。第1のインバータ回路311から出力された矩形波交流電圧は第1の共振インダクタ81を介して増幅され、その増幅された電圧が第1のトランス9の1次巻線10に印加される。
第2のインバータ回路312から出力される交流電圧は、スイッチング素子412〜711のスイッチング動作により生成された矩形波交流電圧である。第2のインバータ回路312から出力された矩形波交流電圧は第2の共振インダクタ82を介して増幅され、その増幅された電圧の1/2が第2のトランス13の1次巻線14と第2のトランス13の1次巻線14に夫々印加される。
第1のトランス9の1次巻線10に印加された矩形波交流電圧は、第1のトランス9の巻数比に対応して降圧され、2次巻線11から矩形波交流電圧として出力される。この2次巻線11から出力された矩形波交流電圧は、第1の整流回路17により全波整流され、第1の平滑コイル23及び第1のコンデンサ24により平滑化される。又、第2のトランス13の1次巻線14に印加された矩形波交流電圧は、第2のトランス13の巻数比に対応して降圧され、2次巻線15から矩形波交流電圧として出力される。この2次巻線14から出力された矩形波交流電圧は、第2の整流回路20により全波整流され、第2の平滑コイル25及び第2のコンデンサ26により平滑化される。
出力端子29とグランド端子GNDとの間に出力される直流電圧は、第1の整流回路17の平滑化された直流電圧と、第2の整流回路20の平滑化された直流電圧との合計値である。
次に、以上のように構成された主回路を有するこの発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの構造について説明する。図10は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図11のD−D線に沿う断面で示す断面図である。図11は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図10のC1−C1線に沿う断面で示す断面図である。図12は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、図10のC2−C2線に沿う断面で示す断面図である。
図10〜図12に於いて、第1のトランス9と第2のトランス13は、共通の金属製筐体30に並置されて固定されている。図10〜図12に示されているように、第1のトランス9の磁性体コア12は、外側脚部311と、内側脚部331と、外側脚部311と内側脚部331とを橋絡する第1の橋絡部341と第2の橋絡部351とを備えている。同様に、第2のトランス13の磁性体コア16は、外側脚部361と、内側脚部381と、外側脚部361内側脚部381とを橋絡する第1の橋絡部391と第2の橋絡部401とを備えている。
第1のトランス9の磁性体コア12に於ける内側脚部331と、第2のトランス13の磁性体コア16に於ける内側脚部381は、一体に形成されて第1のトランス9と第2のトランス13に供用される共通磁路部を構成している。又、第1のトランス9の第1の橋絡部341と第2のトランス13の第1の橋絡部391は一体に構成され、第1のトランス9の第2の橋絡部351と第2のトランス13の第2の橋絡部401は一体に構成されている。
第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11は、磁性体コア12の外側脚部311部に中央空間部が貫通されて装着されている。第1のトランス9の1次巻線10と2次巻線11との間には環状の第1の絶縁板41が挿入されている。同様に、第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15は、磁性体コア16の外側脚部361に中央空間部が貫通されて装着されている。第2のトランス13の1次巻線14と2次巻線15との間には環状の第2の絶縁板42が挿入されている。
図10及び図11によく示されているように、第1のトランス9の内側脚部331と第2のトランス13の内側脚部381により構成された共通磁路部の中央部には、各巻線10、11、14、15の軸心の伸びる方向に延びる貫通孔400が設けられている。
金属製筐体30に設けられた支柱46は、各巻線10、11、14、15の軸心の伸びる方向に延び、前述の貫通孔400を貫通している。支柱46は、貫通孔400を貫通することにより、第1のトランス9と第2のトランス13の筐体30に対する載置位置を確定させている。
第1のトランス9と第2のトランス13による磁束の流れは、図12に示される。即ち、図12に於いて、第1のトランス9により発生する磁束Φ13は、第1のトランスの磁性体コア12の外側脚部311と内側脚部331を矢印の方向に流れる。又、第2のトランス13により発生する磁束Φ23は、第2のトランスの磁性体コア16の外側脚部361と内側脚部381を矢印の方向に流れる。従って、各内側脚部331、381が一体に形成されてなる共通磁路部には、同一方向の磁束Φ13、Φ23が共通に流れることになる。
図13は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの上面図、図14は、この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータを、押えばねを取り外して示す上面図である。図11及び図13によく示されているように、支柱46の端部には、押さえばね471がネジ48により固定されている。押さえばね471は、ネジ48により支柱46に固定される固定部491と、この固定部49の一方の端部に一体に形成された第1の押さえ部501と、固定部49の他方の端部に一体に形成された第2の押さえ部511とを備えている。
図11に示すように、押さえばね471の固定部491は、第1のトランス9の磁性体コア12と第2のトランス13の磁性体コア16に対して離間して配置されている。押さえばね471の第1の押さえ部501は、固定部49から延びて第1のトランス9の磁性体コア12に当接し、この磁性体コア12を筐体30に押圧している。押さえばね471の第2の押さえ部511は、固定部49から延びて第2のトランス13の磁性体コア16に当接し、この磁性体コア16を筐体30に押圧している。尚、押さえばね47を取り外すと、図14に示す状態となる。
尚、以上述べたこの発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータによれば、磁性体コアの巻装コア部の上部を押えバネで押さえる構造を示しているが、その他の非巻装コア部の上部を押えバネで押える構造を採用してもよい。又、この実施の形態2では、位置決め用の機能を持った突起と、位置決め兼固定用バネ部材を実装可能な支柱を設けた例を示しているが、位置決め用の機能を持った複数の突起のみを設けてもよい。
この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータによれば、少なくとも2つのトランスを使用する絶縁型DC/DCコンバータに於いて、各トランスの磁性体コア間に設けるスペースがなくなり、全体として小型にすることができる。通常は、磁性体コアの寸法公差を考慮し、必要なスペースを設ける必要があるが、前述のように各トランスの磁性体コアを一体的に構成することにより、この問題を解決することができる。
又、この実施の形態2では、支柱を貫通穴に貫通させるようにしているので、実装面積の低減が可能となる。更に、図9に示す回路構成では、磁性体コアの透磁率、寸法の公差によって2つのトランスのインダクタンスがばらつくことにより、回路の動作が不平衡となる場合があるが、この実施の形態2のように2つのトランスの磁性体コアを一体に構成することでインダクタンスのばらつきを低減できるため、不平衡動作を防ぐことができる。又、磁性体コア、押さえばね、ネジの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。
本願発明によるDC/DCコンバータは、以下の特徴を備える。
(1)直流電圧が入力され、前記直流電圧を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えていることを特徴とする。
従って、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えているので、2つのトランス間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現することができる。更に、2つのトランスのコア構成体を一体に構成することができるので、インダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
(2)直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1のインバータ回路と、前記直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第2のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えていることを特徴とする。
従って、2つのトランスコア間に設けるスペースの低減が可能となる。また、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。また、トランスの磁性体コアを一体に構成することでインダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
(3)前記(1)又は(2)に於いて、前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されていることを特徴とする。
従って、2つのトランスコア間に設けるスペースの低減が可能となる。また、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。また、トランスの磁性体コアを一体に構成することでインダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
(4)前記(1)乃至(3)に於いて、前記第1のトランスは、前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線とが巻装された第1のコア部と、前記第1のコア部に磁気的に接続されて閉磁路を構成する第2のコア部とを有する第1のコア構成体を備え、前記第2のトランスは、前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線とが巻装された第1のコア部と、前記第1のコア部に磁気的に接続されて閉磁路を構成する第2のコア部とを有する第2のコア構成体を備え、前記第1のコア構成体に於ける前記第2のコア部の少なくとも一部と、前記第2のコア構成体に於ける前記第2のコア部の少なくとも一部は、磁気的に一体に形成されて前記共通磁路部を構成することを特徴とする。
従って、2つのトランスコア間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。又、トランスの磁性体コアを一体に構成することでインダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
(5)前記(4)に於いて、前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体を固定する筐体を備え、前記共通磁路部は、第1の嵌合部を備え、前記筐体は、第2の嵌合部を備え、前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体は、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部とが嵌合されることにより前記筐体に対する位置決めが行なわれることを特徴とする。
従って、実装面積の低減が可能となる。
(6)前記(5)に於いて、前記筐体は、支柱を備え、前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体は、前記支柱に固定されたバネ部材により押圧されることにより前記筐体に固定されることを特徴とする。
従って、実装面積の低減が可能となる。
(7)前記(6)に於いて、前記共通磁路部は、貫通穴を有し、前記支柱は、前記貫通穴を貫通していることを特徴とする。
従って、実装面積の低減が可能となる。
(8)前記(6)又は(7)に於いて、前記バネ部材は、前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体を同時に押圧する一つのバネにより構成されていることを特徴とする。
従って、バネ部材、ねじ部材の数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現できる。
(9)前記(6)乃至(8)のうちの何れかに於いて、前記バネ部材は、前記支柱の頂部に着脱自在に固定されていることを特徴とする。
従って、組立て、分解が容易になる。
(10)前記(5)乃至(7)のうちの何れかに於いて、前記第1の嵌合部は、前記共通磁路部に形成された凹部により構成され、前記第2の嵌合部は、前記凹部に嵌合し得る凸部により構成されていることを特徴とする。
従って、実装面積の低減が可能となり、且つ組立て、分解が容易になる。
1、2 入力端子、3 インバータ回路、4、5、6、7、411、511、611、711、412、512、612、712 スイッチング素子、8 共振インダクタ、9 第1のトランス、10 第1のトランスの1次巻線、11 第1のトランスの2次巻線、12 第1のトランスの磁性体コア、13 第2のトランス、14 第2のトランスの1次巻線、15 第2のトランスの2次巻線、16 第2のトランスの磁性体コア、17 第1の整流回路、18、19 第1の整流回路の整流素子、20 第2の整流回路、21、22 第2の整流回路の整流素子、23 第1の平滑コイル、24 第1のコンデンサ、25 第2の平滑コイル、26 第2のコンデンサ、29 出力端子、GND グランド端子、30 金属製筐体、31、36、311、361 外側脚部、32、37 中央脚部、33、38、331、381 内側脚部、34、39、341、391 第1の橋絡部、35、40、351、401 第2の橋絡部、41 第1の絶縁板、42 第2の絶縁板、43 第1の切欠き部、44 第2の切欠き部、45 突起、46 支柱、47、471 押さえばね、48 ネジ、49、491 押さえばねの固定部、501 押さえばねの第1の押さえ部、511 押さえばねの第2の押さえ部、311 第1のインバータ回路、312 第2のインバータ回路、81 第1の共振インダクタ、82 第2の共振インダクタ、Φ11、Φ12、Φ13、Φ21、Φ22、Φ23 磁束、400 貫通孔。
この発明によるDC/DCコンバータは、
直流電圧が入力され、前記直流電圧を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、
1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、
前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、
前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、
前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路と、
を備え、
前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、
前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、
前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を有し、
前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、
前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されている、
ことを特徴とするものである。
又、この発明によるDC/DCコンバータは、
直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1のインバータ回路と、
前記直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第2のインバータ回路と、
前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、
前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、
前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、
前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路と、
を備え、
前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を有し、
前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、
前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されている、
ことを特徴とするものである
この発明によるDC/DCコンバータによれば、直流電圧が入力され、前記直流電圧を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を有し、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されているので、2つのトランス間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現することができる。更に、2つのトランスのコア構成体を一体に構成することができるので、インダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。
又、この発明によるDC/DCコンバータによれば、直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1のインバータ回路と、前記直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第2のインバータ回路と、前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路とを備え、前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を有し、前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されているので、2つのトランス間に設けるスペースの低減が可能となる。又、磁性体コアの数を削減できるため、部品点数の低減、組立性の向上を実現することができる。更に、2つのトランスのコア構成体を一体に構成することができるので、インダクタンスのばらつきを低減できるため、回路の不平衡動作を防ぐことができる。

Claims (10)

  1. 直流電圧が入力され、前記直流電圧を交流電気量に変換して出力するインバータ回路と、
    1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第1のトランスと、
    前記第1のトランスの前記1次巻線に直列接続された1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線と、を有する第2のトランスと、
    前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、
    前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路と、
    を備え、
    前記直列接続された前記第1のトランスの1次巻線と前記第2のトランスの1次巻線は、1次巻線直列回路を構成し、
    前記インバータ回路の出力は、前記1次巻線直列回路に供給され、
    前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
    前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えている、
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1のインバータ回路と、
    前記直流電圧が入力され、前記入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第2のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第1のトランスと、
    前記第2のインバータ回路の出力が入力される1次巻線と、この1次巻線に磁路を介して結合された2次巻線を有する第2のトランスと、
    前記第1のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第1の整流回路と、
    前記第2のトランスの2次巻線から出力された交流電圧を整流して出力する第2の整流回路と、
    を備え、
    前記第1の整流回路の出力と前記第2の整流回路の出力に基づいて、所望の直流電圧を出力するように構成されたDC/DCコンバータであって、
    前記第1のトランスの磁路と前記第2のトランスの磁路は、少なくとも一部分に前記第1のトランスと第2のトランスに共用される共通磁路部を備えている、
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
    前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線は、それらの軸線の延びる方向に重ねて配置され、
    前記第1のトランスと前記第2のトランスは、それらの軸線が平行となるように並置され、
    前記共通磁路部は、前記並置された前記第1のトランスと前記第2のトランスとの間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記第1のトランスは、前記第1のトランスの1次巻線と2次巻線とが巻装された第1のコア部と、前記第1のコア部に磁気的に接続されて閉磁路を構成する第2のコア部と、を有する第1のコア構成体を備え、
    前記第2のトランスは、前記第2のトランスの1次巻線と2次巻線とが巻装された第1のコア部と、前記第1のコア部に磁気的に接続されて閉磁路を構成する第2のコア部と、を有する第2のコア構成体を備え、
    前記第1のコア構成体に於ける前記第2のコア部の少なくとも一部と、前記第2のコア構成体に於ける前記第2のコア部の少なくとも一部は、磁気的に一体に形成されて前記共通磁路部を構成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体を固定する筐体を備え、
    前記共通磁路部は、第1の嵌合部を備え、
    前記筐体は、第2の嵌合部を備え、
    前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体は、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部とが嵌合されることにより前記筐体に対する位置決めが行なわれる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記筐体は、支柱を備え、
    前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体は、前記支柱に固定されたバネ部材により押圧されることにより前記筐体に固定される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のDC/DCコンバータ。
  7. 前記共通磁路部は、貫通穴を有し、
    前記支柱は、前記貫通穴を貫通している、
    ことを特徴とする請求項6に記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記バネ部材は、前記第1のコア構成体と前記第2のコア構成体を同時に押圧する一つのバネにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のDC/DCコンバータ。
  9. 前記バネ部材は、前記支柱の頂部に着脱自在に固定されている、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のうちの何れか一項に記載のDC/DCコンバータ。
  10. 前記第1の嵌合部は、前記共通磁路部に形成された凹部により構成され、
    前記第2の嵌合部は、前記凹部に嵌合し得る凸部により構成されている、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のうちの何れか一項に記載のDC/DCコンバータ。
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