JP2014152513A - 太陽電池一体屋根葺材 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの太陽電池瓦において、軒先側の太陽電池瓦の上縁部に棟側の太陽電池瓦が重ねて施工されるため、棟側の太陽電池瓦の前端部の段差が、そのすぐ軒先側に設置された太陽電池瓦への影の原因となり、発電量が低下してしまうと言う課題があった
【解決手段】太陽電池一体屋根葺材1の上縁部の段差部15の上部に、他の太陽電池一体屋根葺材1の第2の延出部13を配置し、屋根の軒先側に配置された太陽電池一体屋根葺材1の屋根葺材表面部7よりも屋根の棟側に配置された太陽電池一体屋根葺材1の屋根葺材表面部7が屋根の傾斜に垂直な方向に対して同一あるいは低くなる構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根などの傾斜面に簡単な施工で太陽電池を葺くことが可能な太陽電池一体
屋根葺材に関する。
従来より、屋根を葺く屋根葺材として、太陽光を電力に変換するソーラーセルが設けられた太陽電池瓦が知られている。(特許文献1、2参照)。このような太陽電池瓦で葺いた屋根は、太陽光を電力に変換し、その電力を建物内の電気製品の電力として利用したり、余った電力を電力会社へ売電したりできる太陽電池屋根となっている。また、太陽電池瓦は、他の太陽電池瓦と重ね合わされることで傾斜した屋根に配列されている。そして、各太陽電池瓦には、ソーラーセルと接続された電極が形成されており、この電極により太陽電池瓦を重ね合わせることで、太陽電池瓦同士を電気的に接続させることができる。そのため、別途太陽電池瓦同士を電気的に接続するための電線が不要となり、屋根の屋根葺作業を容易かつ迅速に行うことができる。
特開2001−227109号公報 特開平10−183880号公報
しかしながら、前述のような太陽電池瓦を葺いた屋根では、太陽電池瓦を屋根の下側(軒先側)から順に重ね合せながら葺いていく。1つの太陽電池瓦において、軒先側の端部を前端部、その反対の棟側の端部を上縁部と定義すると、上空からの雨などを屋根の下方向に流すために、軒先側の太陽電池瓦の上縁部に棟側の太陽電池瓦を重ねて施工するため、棟側の太陽電池瓦の前端部が軒先側の太陽電池瓦の後端の上に乗り上げ、段差ができてしまう。また、通常、太陽電池瓦の設置面は、その発電量を大きくするため、南面に設置されている。通常太陽光は屋根の上方より降り注ぐ為、太陽電池瓦に太陽光が照射される際に、夏の昼頃の太陽電池瓦の正面で太陽高度が高い場合や、朝や夕方などの太陽電池瓦に対して斜めに太陽光が照射され且つ太陽高度が低い場合などには、この棟側の太陽電池瓦の前端部の段差が、そのすぐ軒先側に設置された太陽電池瓦への影の原因となり、発電量が低下してしまうと言う課題があった。
また、通常瓦は光を透過しない材質で形成されているため、太陽電池瓦のソーラーセル以外の部分に照射された太陽光はまったく利用されていなかった。
本発明は、屋根に複数の太陽電池一体屋根葺材を設置する場合に、上述した太陽電池瓦自身の影による発電量の低下を極力抑え、発電量を少しでも多くし、ソーラーセル以外の部分に照射された太陽光も有効活用することが可能な太陽電池一体屋根葺材を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の太陽電池一体屋根葺材は、1つまたは複数の太陽光を電気に変換するソーラーセルと、前記ソーラーセルを平面状にならべ組み込んだ屋根葺材表面部と、前記屋根葺材表面部と傾斜面により低い位置で接続されている重ね合せ部とを備えた太陽電池一体屋根葺材において、前記太陽電池一体屋根葺材は、複数枚を接続することができ、前記屋根葺材表面部の前端部の第1の端部から延出する第1の延出部と、前記屋根葺材表面部の重ね合わせ部と対向する第2の端部から延出した第2の延出部と、前記屋根葺材表面部の前記第1の端部に対向する上端部の第3の端部に形成された段差部と、前記重ね合せ部の表面に形成され、前記ソーラーセルの端に電気的に接続されている少なくとも1つの第1の電極部と、前記第2の延出部の裏面に形成され、前記ソーラーセルの他の端に電気的に接続されている少なくとも1つの第2の電極部とを有し、前記太陽電池一体屋根葺材を複数枚接続し屋根に配置される際に、前記第1の電極部と前記第2の電極部が電気的に接続され、前記重ね合せ部の上部に前記第2の延出部が配置され、あるいは前記段差部の上部に前記第1の延出部が配置され、前記屋根の軒先側に配置された太陽電池一体屋根葺材の前記屋根葺材表面部よりも前記屋根の上側に配置された太陽電池一体屋根葺材の前記屋根葺材表面部が前記屋根の傾斜に垂直な方向に対して同一あるいは低くなる構成とした。
さらに、本発明の太陽電池一体屋根葺材では、前記第1の電極部は、前記重ね合せ部の表面よりも突出した電極凸部を有し、前記電極凸部の上面に電極コネクタを配置する構成とした。
さらに、本発明の太陽電池一体屋根葺材では、前記太陽電池一体屋根葺材の少なくとも一部が光透過性の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂よりなる構成とした。
本発明によれば、太陽光が太陽電池一体屋根葺材を設置した屋根に照射される際に、太陽電池一体屋根葺材自身の構造に起因する影をなくすことができ、年間を通じて、太陽電池一体屋根葺材に照射された太陽光のエネルギーを有効利用でき、発電量を向上させることができる。
また、通常屋根葺材のソーラーセル部分以外に照射された太陽光はまったく利用されないが、太陽電池光透過性の材質を太陽電池一体屋根葺材に用い、カーポートやビニールハウスなどの透明な屋根に設置した場合、その内部を明るく照射することができ、太陽光を最大限有効に利用することができる。
第1実施形態に係る1つの太陽電池一体屋根葺材を示す斜視図である。 第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の接続の方法を示す図である。 第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す平面図である。 第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す断面図である。 第1実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の電極部を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。 第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材が接続された状態における断面部の略図である。 第1実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の位置合せ部(位置合せ凸部と位置合せ嵌部)を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。 第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置した際の電気的接続状態を示す模式図である。 第2実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置した際の電気的接続状態を示す模式図である。 第3実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の屋根への固定を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による太陽電池一体屋根葺材について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る1つの太陽電池一体屋根葺材を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の接続の方法を示す図である。図3は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す平面図である。図4は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す断面図である。図5は、第1実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の電極部を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。図6は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材が接続された状態における断面部の略図である。図7は、第1実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の位置合せ部(位置合せ凸部と位置合せ嵌部)を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。図8は第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置した際の電気的接続状態を示す模式図である。
図1および図2において、1は太陽電池一体屋根葺材、2は電極部(メス)、3は電極部(オス)、4は位置合せ凸部、5は位置合せ嵌合部、6A、6B、6C、6Dはソーラーセル、7は屋根葺材表面部、8は重ね合せ部、9は傾斜部、10は第1の端部、11は第3の端部、12は第2の端部、13は第1の延出部、14は重ね合せ延出部、15は第3の端部の段差部、16は重ね合せ段差部、17は第2の延出部である。位置合せ凸部4と位置合せ嵌合部5が位置合せ機構となる。
太陽電池一体屋根葺材1は、その屋根葺材表面部7にソーラーセル6A、6B、6C,6Dが平面状に配置され、配線で電気的に接続されている。このソーラーセルのタイプとしては、シリコン単結晶タイプやシリコン多結晶タイプ、薄膜タイプなどの太陽光を電力に変換するものであればその種類を問わない。
太陽電池一体屋根葺材1は、この屋根葺材表面部7と、屋根葺材表面部7よりも低い位置に配置された重ね合せ部8と、屋根葺材表面部7と重ね合せ部8を接続する傾斜面9とからなる。屋根葺材表面部7には、その前端部の第1の端部10に第1の延出部13が、重ね合せ部8に対向する第2の端部12に第2の延出部17が、第1の端部10の対向する第3の端部11に段差部15が形成されている。また、段差部15は、傾斜部9と重ね合せ部8の端面にまで続き、重ね合せ部8の端部に重ね合せ段差部16が形成され、重ね合せ部8の反対側には重ね合せ延出部14が形成されている。
さらに、重ね合せ部8には電極部(メス)2と位置合せ凸部4が形成されている。さらに、第2の延出部17の裏面(屋根葺材表面部7のソーラーセル6A、6B、6C,6Dが配置された側の反対側の面)には、電極部(オス)3と位置合せ嵌合部5が形成されている。電極部(メス)2と電極部(オス)3は、それぞれソーラーセルと電気的に接続されている。このように構成された太陽電池一体屋根葺材1は、ソーラーセル6A、6B、6C、6Dを内包するように主に透明な材質により形成されている。透明材質としては、ガラス基板とポリカーボネートなど透明な熱可塑性の樹脂の組み合わせ、ポリカーボネートなどの透明な熱硬化性樹脂、あるいは透明な熱可塑性樹脂などとすることができる。特に熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いた場合には、射出成型など大量生産が容易に可能である。
本実施の形態では、1つの太陽電池一体屋根葺材1に4つのソーラーセルを組み込んでいるが、この数は、4つに限定されるものではなく、1つ、或いは複数であってもよいことは言うまでもない。
次に、図2をもちいて、このように構成された太陽電池一体屋根葺材1を複数個接続する方法について説明する。
図2において左手前に配置された太陽電池一体屋根葺材1aの重ね合せ部8には、図2において右下に配置された太陽電池一体屋根葺材1cの第2の延出部17が重なるように配置され、左手前に配置された太陽電池一体屋根葺材1aの電極部(メス)2と位置合せ凸部4が、それぞれ右下に配置された太陽電池一体屋根葺材1cの第2の延出部17の裏面に配置された電極部(オス)3と位置合せ嵌合部5とそれぞれ嵌合する。また、左手前に配置された太陽電池一体屋根葺材1aの段差部15と重ね合せ段差部16は、上に配置された太陽電池一体屋根葺材1bの第1の延出部13と重ね合せ延出部14がそれぞれ重なるように配置される。このように複数の太陽電池一体屋根葺材を配置することで、同じ形状の太陽電池一体屋根葺材を2次元的に配置することができる。本第1実施形態においては、太陽電池一体屋根葺材を屋根に配置する際に、釘やネジなどは必要としない。更に位置合せも電極部と位置合せ機構で行うことがきる。
ここで、第1の延出部13と段差部15の形状は、太陽電池一体屋根葺材1aの上縁部の段差部15の上部に、太陽電池一体屋根葺材1bの第2の延出部13を配置した際に、屋根の軒先側に配置された太陽電池一体屋根葺材1aの屋根葺材表面部7よりも屋根の棟側に配置された太陽電池一体屋根葺材1bの屋根葺材表面部7が屋根の傾斜に垂直な方向に対して同一あるいは低くなる構成とした。
次に、各太陽電池一体屋根葺材同士の電気的な接続方法と位置合せ方法を図5から図6を用いて説明する。501は電極凸部、502は電極コネクタ(メス)、503は電極ケーブル、504はシール部材嵌合部、505はシール部材、511は電極嵌合部、512は電極コネクタ(オス)、513は電極ケーブル、514はシール部材当接部、601は雨水止め部、711は位置合せ嵌合である。
図5と図6に示すように、太陽電池一体屋根葺材1の電極部(メス)2は、電極凸部501と、この電極凸部501の中心部分に形成された電極コネクタ(メス)502と、この電極コネクタ(メス)502とソーラーセルとを電気的に接続するための電極ケーブル503と、電極凸部501の上面に設けられたシール部材嵌合部504と、このシール部材嵌合部504に嵌合されたシール部材505からなる。また、電極部(オス)3は、電極部(メス)2と嵌合するための電極嵌合部511と、電極部(オス)3の中心部に形成され電極コネクタ(メス)502と嵌合する電極コネクタ(オス)512と、この電極コネクタ(オス)512とソーラーセルを電気的に接続するための電極ケーブル513と、電極部への水の浸入を防ぐために電極部(メス)2のシール部材505を変形させ、防水効果を得るためのシール部材当接部514からなる。電極部(メス)2と電極部(オス)3とが嵌合することで、その中の電極コネクタ(メス)502と電極コネクタ(オス)512とが接触し、2つの太陽電池一体屋根葺材同士が電気的に接続された状態(図5(b))となる。
また、太陽電池一体屋根葺材1の重ね合せ部8の側部には図6に示すように雨水止め部601を設けている。屋根に設置された太陽電池一体屋根葺材1に降った雨は、屋根葺材表面部7を軒先方向に流れていくが、一部は傾斜部9から重ね合せ部8に流れ込む。そこで、重ね合せ部8に流れ込んだ水を、屋根401に流れるのを防ぎ、重ね合せ部8から軒先方向に流すために、この雨水止め部601を設けた。電極部(メス)2は、その流れる雨の影響をなくすために、重ね合せ部8の表面よりも飛び出した凸形状とした。この雨水止め部601の高さは、重ね合せ部8の電極凸部501の高さよりも低くすることが望ましい。
ここで、電極コネクタのオス形状とメス形状は、この実施形態に限られず、電気的に接続されればオス形状とメス形状は逆でもよいことは言うまでもない。さらに、シール部材も、電極部の防水性能が確保できれば良いので、他の配置、或いは個数、形状であっても良いことは言うまでもない。
次に、太陽電池一体屋根葺材1の位置合せ機構について図7を用いて説明する。711は位置合せ嵌合突起部である。太陽電池一体屋根葺材1の重ね合せ部8には位置合せのために、位置合せ凸部4とそれに嵌合する位置合せ嵌合部5が形成されている。図7に示すように、位置合せ嵌合部5には、位置合せ凸部4と嵌合するための位置合せ嵌合突起部711が形成せれており、この位置合せ嵌合突起部711が位置合せ凸部4の斜面と嵌合し、位置合せすることが可能となる(図7(b))。
次に太陽電池一体屋根葺材を複数枚に屋根に配置した場合について図3と図4をもちいて説明する。図3は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す平面図である。また、図4は、第1実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置を示す断面図である。301は第1の屋根基材、302は第3の屋根基材、303は第2の屋根基材、304は第4の屋根基材、401は屋根である。
屋根401の上にまず第1の屋根基材301を配置する。この基材は屋根にしっかりと固定されるか、あるいは基材には、当初から屋根の一部として第1の屋根基材301と同様な形状を施しておく。第1の屋根基材301は、太陽電池一体屋根葺材1の第1の延出部13および重ね合せ延出部14と嵌合できる形状を有する。また、同様に、第2の屋根基材303も、屋根401の軒先から棟方向に向けて第2の延出部17と嵌合ことができる形状を持ち、屋根401に固定されている。第1の屋根基材301と第2の屋根基材303にそって、太陽電池一体屋根葺材1を配置し、既に説明した方法により複数の太陽電池一体屋根葺材1を所定の数だけ平面的に屋根401に配置する。
複数の太陽電池一体屋葺材1を配置後、第4の屋根基材304は、配置された太陽電池一体屋根葺材1の横側をカバーするように太陽電池一体屋根葺材1の重ね合せ部8を覆うように屋根401に固定される。そして、第4の屋根基材304は、必要に応じて配置された太陽電池一体屋根葺材1の棟側をカバーするように太陽電池一体屋根葺材1の段差部15および重ね合せ段差部16を覆うように屋根401に固定される。
図3においては、横方向に5枚、縦方向に3枚の計15枚を配置した。もちろん、この枚数は、適宜変更可能なことはいうまでもない。
次に、複数の太陽電池一体屋根葺材1を屋根に配置した場合において、太陽光により発電された電力を電極ケーブルにより取り出す方法について図8を用いて説明する。802は基材電極部(メス)、803は基材電極部(オス)、804と805は電力を取り出すための電極ケーブルである。
本実施形態では、1枚の太陽電池一体屋根葺材において、4枚のソーラーセル6A、6B、6C、6Dを用いている。それぞれのソーラーセルは、6A→6C→6D→6Bのように接続されている。図8の破線は、ソーラーセル内の接続順序を模式的に示している。電極部(オス)3はソーラーセル6Aと、電極部(メス)2はソーラーセル6Bとそれぞれ接続されている。第2の屋根基材303の内部には、電極ケーブル804が埋め込まれており、太陽電池一体屋根葺材1の電極部(オス)3と電気的に接続可能な基材電極部(メス)802が複数個形成されている。また、第4の屋根基材304の内部にも同様に電極ケーブル805が埋め込まれており、太陽電池一体屋根葺材1の電極部(メス)2と電気的に接続可能な基材電極部(オス)803が複数個形成されている。太陽電池一体屋根葺材1は、太陽電池一体屋根葺材1同士が電気的に横方向に接続されており、図8の場合には5枚の太陽電池一体屋根葺材1が直列的に接続されている。また、直列的に5枚接続された太陽電池一体屋根葺材1は、第2の屋根基材303と第4の屋根基材304により、並列的に5列接続されて、電極ケーブル804と805により、外部に太陽光による電力が取り出されることができる。
以上説明したように、屋根に配置された複数の太陽電池一体屋根葺材による太陽光発電システムでは、同じ形状の太陽電池一体屋根葺材を用いることができるので、大量生産による低コスト化をはかることが可能であり、その配置方法にも大きな自由度がある。
太陽の位置は水平線よりも必ず上に位置するので、太陽光は必ず上方向から屋根に降り注ぐ。そのため、屋根の軒先側に配置された太陽電池一体屋根葺材1の屋根葺材表面部7よりも屋根の棟側に配置された太陽電池一体屋根葺材1の屋根葺材表面部7が屋根の傾斜に垂直な方向に対して同一あるいは低い構造とすることで、太陽電池一体屋根葺材自身の影が、軒先側の太陽電池一体屋根葺材に落ちることはなく、有効に太陽光を電力に変換することができる。
また、通常屋根葺材のソーラーセル部分以外に照射された太陽光はまったく利用されないが、本実施形態の太陽電池一体屋根葺材においては、光透過性の材質を太陽電池一体屋根葺材に用いているため、カーポートやビニールハウスなどの透明な屋根に設置した場合、その内部を明るく照射することができ、太陽光を最大限有効に利用することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態による太陽電池一体屋根葺材について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、太陽電池一体屋根葺材のソーラーセル接続方法、および太陽電池一体屋根葺材同士の接続方法が第1実施形態と異なる実施形態である。よって、構成が同じ部分については、同じ符号をつけ、一部説明を簡略化あるいは省略する。
図9は、第2実施形態に係る複数の太陽電池一体屋根葺材の屋根への設置した際の電気的接続状態を示す模式図である。904、905、906は電極ケーブル、913は第2の屋根基材、914は第4の屋根基材である。
本実施形態においては、第1実施形態の位置合せ凸部や位置合せ嵌合部がなく、その代わりに電極部(メス)2と電極部(オス)3となっており、本実施形態においては、電極部(メス)2と電極部(オス)3がそれぞれ2個ずつ存在する。
また、本実施形態では、1枚の太陽電池一体屋根葺材1において、4枚のソーラーセル6A、6B、6C、6Dを用いている。それぞれのソーラーセルは、6A→6B、6D→6Cのように接続されている。図9の破線は、ソーラーセル内の電気的な接続を模式的に示している。1つの電極部(オス)3はソーラーセル6Aと、もう一つの電極部(オス)3はソーラーセル6Cに接続されている。また、1つの電極部(メス)2はソーラーセル6Bに、もう一つの電極部(メス)2はソーラーセル6Dと接続されている。第2の屋根基材913の内部には、電極ケーブル904、905が埋め込まれており、太陽電池一体屋根葺材1の電極部(オス)3と電気的に接続可能な基材電極部(メス)802が複数個形成されている。また、第4の屋根基材914の内部にも同様に電極ケーブル906が埋め込まれており、太陽電池一体屋根葺材1の電極部(メス)2と電気的に接続可能な基材電極部(オス)803が複数個形成されている。
本実施形態では、各太陽電池一体屋根葺材1のソーラーセル6Aと6Bが直列的に接続されている。そして、各太陽電池一体屋根葺材1のソーラーセル6Cと6Dが直列的に接続されている。このソーラーセルの直列接続を、さらに第4の屋根基材の電極ケーブル906が直列的に接続している。さらに、第2の屋根基材の電極ケーブル905は、横方向に接続された太陽電池一体屋根葺材1を直列的に接続している。つまり、平面状に配置された太陽電池一体屋根葺材1のすべてのソーラーセルを直列に接続している。さらに、外部に太陽光による電力を取り出す際に、1つの第2の屋根基材913から正負2本の電極ケーブルを取り出すことができ、2芯の電極ケーブルを用いることで、見かけ上1本の配線とすることができ、太陽発電一体屋根葺材を屋根に設置する際のケーブルの取り回しが容易となり、外観上もすっきりとする。
以上説明したように、第2実施形態の太陽電池一体屋根葺材において、第1実施形態の太陽電池一体屋根葺材の効果に加え、設置外観の向上、および電極ケーブルの取り回しが容易になるという効果がある。さらに、一つのソーラーセルの発電電圧が低い場合でも、多数のソーラーセルを直列に接続し、高い電圧を得ることができるという効果もある。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態による太陽電池一体屋根葺材について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は、第1実施形態の位置合せ凸部に屋根への固定機能を付加した実施形態である。よって、構成が同じ部分については、同じ符号をつけ、一部説明を簡略化あるいは省略する。
図10は、第3実施形態に係る太陽電池一体屋根葺材の屋根への固定を示す断面図であり、(a)は2つの太陽電池一体屋根葺材の接続前の状態を示し、(b)は接続後の状態を示す。1001はネジ、1002はネジ穴、1004はシール部材嵌合部、1005はシール部材である。
本実施形態において、屋根401に太陽電池一体屋根葺材1を強固に固定するためのネジ1001をもちいる。太陽電池一体屋根葺材1の重ね合せ部8に形成された位置合せ凸部4にネジ1001により太陽電池一体屋根葺材1を屋根401に固定するためのネジ穴1002を設け、位置合せ凸部4の上面にこのネジ穴1002を雨水などの浸入防止するためのシール部材1005を取り付けるためのシール部材嵌合部1004を形成した。
以上説明したように、第3実施形態の太陽電池一体屋根葺材において、太陽電池一体屋根葺材を強固に屋根に固定することができるので、第一実施形態の太陽電池一体屋根葺材に比べ、強風にも耐えることができるという効果がある。
1、1a、1b、1c 太陽電池一体屋根葺材
2 電極部(メス)
3 電極部(オス)
4 位置合せ凸部
5 位置合せ嵌合部
6A、6B、6C、6D ソーラーセル
7 屋根葺材表面部
8 重ね合せ部
9 傾斜部
10 第1の端部
11 第3の端部
12 第2の端部
13 第1の延出部
14 重ね合せ延出部
15 (第3の端部)段差部
16 重ね合せ段差部
17 第2の延出部
301 第1の屋根基材
302 第3の屋根基材
303 第2の屋根基材
304 第4の屋根基材
401 屋根
501 電極突凸部
502 電極コネクタ(メス)
503 電極ケーブル
504 シール部材嵌合部
505 シール部材
511 電極嵌合部
512 電極コネクタ(オス)
513 電極ケーブル
514 シール部材当接部
601 雨水止め部
711 位置合せ嵌合突起部
802 基材電極部(メス)
803 基材電極部(オス)
804、805 電極ケーブル
904、905、906 電極ケーブル
913 第2の屋根基材
914 第4の屋根基材
1001 ネジ
1002 ネジ穴
1004 シール部材嵌合部
1005 シール部材

Claims (3)

  1. 1つまたは複数の太陽光を電気に変換するソーラーセルと、
    前記ソーラーセルを平面状にならべ組み込んだ屋根葺材表面部と、
    前記屋根葺材表面部と傾斜面により低い位置で接続されている重ね合せ部とを備えた太陽電池一体屋根葺材において、
    前記太陽電池一体屋根葺材は、複数枚を接続することができ、
    前記屋根葺材表面部の前端部の第1の端部から延出する第1の延出部と、
    前記屋根葺材表面部の重ね合わせ部と対向する第2の端部から延出した第2の延出部と、
    前記屋根葺材表面部の前記第1の端部に対向する上端部の第3の端部に形成された段差部と、
    前記重ね合せ部の表面に形成され、前記ソーラーセルの端に電気的に接続されている少なくとも1つの第1の電極部と、
    前記第2の延出部の裏面に形成され、前記ソーラーセルの他の端に電気的に接続されている少なくとも1つの第2の電極部とを有し、
    前記太陽電池一体屋根葺材を複数枚接続し、屋根に配置される際に、
    前記第1の電極部と前記第2の電極部が電気的に接続され、前記重ね合せ部の上部に前記第2の延出部が配置され、
    あるいは、前記段差部の上部に前記第1の延出部が配置され、
    前記屋根の軒先側に配置された太陽電池一体屋根葺材の前記屋根葺材表面部よりも前記屋根の上側に配置された太陽電池一体屋根葺材の前記屋根葺材表面部が前記屋根の傾斜に垂直な方向に対して同一あるいは低くなっていることを特徴とする太陽電池一体屋根葺材。
  2. 前記第1の電極部は、前記重ね合せ部の表面よりも突出した電極凸部を有し、前記電極凸部の上面に電極コネクタが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池一体屋根葺材。
  3. 前記太陽電池一体屋根葺材の少なくとも一部が光透過性の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂よりなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池一体屋根葺材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016077187A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 東都興業株式会社 温室を利用する太陽電池アレイの設置構造

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