JP2014149045A - クラッチおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インナハブ筒部51の端面を覆うゴム部材70の回転軸方向の厚さについて、反アーマチュア側から見たゴム部材70の表面70aにおけるインナハブ凸部51aの反ゴム圧縮側の面512の位置を含む一領域71の方が、インナハブ凸部51aのゴム圧縮側の面511の位置を含む他の領域72よりも薄くなるようにする。これによると、回転駆動力の伝達時に発生する引張応力によって、ゴム部材70の一領域71に、回転軸方向に延びる亀裂が発生したとしても、アウタハブ側まで亀裂が進展する際の起点となる亀裂が小さいので、亀裂の進展速度を低減でき、ゴム部材70の耐久性を向上できる。
【選択図】図3
Description
回転駆動源からの回転駆動力を受けて回転するロータ(10)と、
磁力によってロータに吸着されるアーマチュア(20)と、
回転軸方向に延びる筒状のアウタハブ筒部(41)を有し、アーマチュアに連結されるアウタハブ(40)と、
アウタハブ筒部の内周側に配置されて回転軸方向に延びる筒状のインナハブ筒部(51)を有し、従動側機器の回転軸に連結されるインナハブ(50、60)と、
合成ゴム材料からなり、アウタハブ筒部とインナハブ筒部との間に配置され、アウタハブ筒部からインナハブ筒部へ回転駆動力を伝達するゴム部材(70)とを備え、
アウタハブ筒部は、径方向内側に突出するアウタハブ凸部(51a)が周方向に複数並んで形成されており、
インナハブ筒部は、径方向外側に突出するインナハブ凸部(41a)が周方向に複数並んで形成されており、
インナハブ筒部は、インナハブ凸部を構成するインナハブ凸部の頂部を挟んだ2つの外周面であって、回転駆動力の伝達時に、ゴム部材が圧縮されるゴム圧縮側の面(511)と、その反対側の反ゴム圧縮側の面(512)とを有し、
インナハブ筒部は、ゴム部材と非接着の状態で、反アーマチュア側の端面(513)を含む表面がゴム部材に覆われており、
端面を覆うゴム部材の端面を基準とした回転軸方向の厚さは、反アーマチュア側から見たゴム部材の表面における反ゴム圧縮側の面の位置を含む一領域(71)の方が、ゴム圧縮側の面の位置を含む他の領域(72)よりも薄いことを特徴としている。
図1に示す本実施形態のクラッチ1は、車両用空調装置において、回転駆動源としての車両走行用のエンジンから出力される回転駆動力を、従動側機器としての圧縮機2へ断続的に伝達するために用いられる。
ゴム部材70は、合成ゴム材料からなり、加硫成形により成形される。具体的には、成形金型内にインナハブ第1部材50を挿入した状態で、成形金型内に溶融した合成ゴム材料を注入して、インナハブ第1部材50と一体化したゴム部材70が成形される。
式中のNは疲労寿命であり、Wは歪エネルギーであり、C、β、mは係数であり、a0はゴム中の初期欠陥の大きさである。この推定式より、初期に発生する亀裂(初期欠陥)を小さくすれば、亀裂が進展して破断に至るまでの疲労寿命が長くなり、耐久性を向上できることがわかる。
本実施形態では、図6に示される反アーマチュア側から見たゴム部材70の表面70aにおける一領域71は、図7に示すように、インナハブ筒部51の端面513がゴム部材70から露出している。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
20 アーマチュア
40 アウタハブ
41 アウタハブ筒部
41a アウタハブ凸部
50 インナハブ第1部材(インナハブ)
51 インナハブ筒部
51a インナハブ凸部
511 インナハブ筒部のゴム圧縮側の外周面
512 インナハブ筒部の反ゴム圧縮側の外周面
513 インナハブ筒部の反アーマチュア側の端面
60 インナハブ第2部材(インナハブ)
70 ゴム部材
Claims (3)
- 回転駆動源からの回転駆動力を受けて回転するロータ(10)と、
磁力によって前記ロータに吸着されるアーマチュア(20)と、
回転軸方向に延びる筒状のアウタハブ筒部(41)を有し、前記アーマチュアに連結されるアウタハブ(40)と、
前記アウタハブ筒部の内周側に配置されて回転軸方向に延びる筒状のインナハブ筒部(51)を有し、従動側機器の回転軸に連結されるインナハブ(50、60)と、
合成ゴム材料からなり、前記アウタハブ筒部と前記インナハブ筒部との間に配置され、前記アウタハブ筒部から前記インナハブ筒部へ回転駆動力を伝達するゴム部材(70)とを備え、
前記アウタハブ筒部は、径方向内側に突出するアウタハブ凸部(51a)が周方向に複数並んで形成されており、
前記インナハブ筒部は、径方向外側に突出するインナハブ凸部(41a)が周方向に複数並んで形成されており、
前記インナハブ筒部は、前記インナハブ凸部を構成する前記インナハブ凸部の頂部を挟んだ2つの外周面であって、回転駆動力の伝達時に、前記ゴム部材が圧縮されるゴム圧縮側の面(511)と、その反対側の反ゴム圧縮側の面(512)とを有し、
前記インナハブ筒部は、前記ゴム部材と非接着の状態で、反アーマチュア側の端面(513)を含む表面が前記ゴム部材に覆われており、
前記端面を覆う前記ゴム部材の前記端面を基準とした回転軸方向の厚さは、前記反アーマチュア側から見た前記ゴム部材の表面における前記反ゴム圧縮側の面の位置を含む一領域(71)の方が、前記ゴム圧縮側の面の位置を含む他の領域(72)よりも薄いことを特徴とするクラッチ。 - 前記一領域では、前記インナハブ筒部の前記端面が露出していることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ。
- 型の内部に前記インナハブの一部を挿入した状態で、前記型の内部に合成ゴム材料を注入して前記ゴム部材を成形する成形工程を備え、
前記成形工程の際、前記インナハブ筒部の前記端面のうち、前記一領域に対応する領域をスプリング付きのピンで押さえながら、前記ゴム部材を成形することを特徴とする請求項1または2に記載のクラッチの製造方法。
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