JP2014145596A - 磁気センサ及び磁気センサの製造方法 - Google Patents

磁気センサ及び磁気センサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014145596A
JP2014145596A JP2013012562A JP2013012562A JP2014145596A JP 2014145596 A JP2014145596 A JP 2014145596A JP 2013012562 A JP2013012562 A JP 2013012562A JP 2013012562 A JP2013012562 A JP 2013012562A JP 2014145596 A JP2014145596 A JP 2014145596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
voltage point
integrated circuit
gate
magnetic sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013012562A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Kume
郷司 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2013012562A priority Critical patent/JP2014145596A/ja
Publication of JP2014145596A publication Critical patent/JP2014145596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、磁気抵抗効果素子の形成に際しての集積回路のチャージングダメージを低減し、ノイズ特性及び信頼性の高い磁気センサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の磁気センサは、半導体基板上に形成されるMOSトランジスタを有する集積回路部、集積回路部の表面側に積層される平坦化層、及び平坦化層の表面側に積層され磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層を備え、磁気抵抗効果素子と集積回路部とは電気的に接続され、集積回路部が、MOSトランジスタのゲートと正の電源電圧点との間に配設されMOSトランジスタのゲートから正の電源電圧点への向きが順方向となる第1ダイオード、及びMOSトランジスタのゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に配設されMOSトランジスタのゲートから負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となる第2ダイオードを有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、磁気センサ及び磁気センサの製造方法に関する。
磁気センサとしては、半導体基板と、この半導体基板上に形成されるMOSトランジスタ、層間膜、配線及びパッシベーション保護膜を有する集積回路部と、集積回路部の表面側に積層される平坦化層と、この平坦化層の表面側に積層され磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層とを備えるものが公知である(特許第4774674号公報参照)。この磁気センサを製造するにあっては、平坦化層上に磁気抵抗効果素子を形成するために、電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれか1つを用いたエッチング処理並びに製膜処理が施される。
特許第4774674号公報
しかし、磁気抵抗効果素子を形成する際のプラズマを用いたエッチング処理によって集積回路部のトランジスタのゲート酸化膜がチャージングダメージを受けてしまい、磁気センサのノイズ特性の悪化や、特性変動、信頼性の悪化を招くおそれがある。特に、磁気抵抗効果素子は、熱により特性変動を起こしやすい為、磁気抵抗効果素子形成工程では、通常の集積回路部形成工程で用いられる、チャージングダメージ回復の為の熱処理を用いることができないので、重大な問題となっている。また、集積回路部のトランジスタのゲート酸化膜が薄膜化されている場合、よりチャージングダメージに対して弱くなり、そのトランジスタのノイズ特性の悪化や、閾値電圧の変動、信頼性の悪化がより懸念される。
このようなチャージングダメージを回避する方法としては、例えばアンテナルールを設定する方法が考えられるが、チャージングダメージ回復の為の熱処理を用いることができない為、それだけでは、チャージングダメージを十分に回避できないと考えられる。特に薄膜化された集積回路部では、そのダメージによる悪影響が顕著になる。
また、チャージングダメージを回避する方法としては、ダミーパターンを配置して、チャージングダメージが集積回路部に集中することを防ぐ方法も考えられるが、チャージングダメージ回復の為の熱処理を用いることができない為、この方法であっても、チャージングダメージを十分に回避できないと考えられる。特に薄膜化された集積回路部では、そのダメージによる悪影響が顕著になる。
本発明は、このような事情に基づいてなされものであり、磁気抵抗効果素子の形成に際しての集積回路のチャージングダメージを低減し、ノイズ特性及び信頼性の高く、特性変動が抑制された磁気センサ及びその磁気センサの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決すべくなされた発明は、
半導体基板と、
この半導体基板上に形成されるMOSトランジスタを有する集積回路部と、
前記集積回路部の表面側に積層される平坦化層と、
この平坦化層の表面側に積層され磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層と
を備える磁気センサであって、
前記磁気抵抗効果素子と前記集積回路部とは電気的に接続されており、
前記集積回路部が、前記MOSトランジスタのゲートと正の電源電圧点との間に配設され、前記MOSトランジスタのゲートから前記正の電源電圧点への向きが順方向となる第1ダイオード、及び前記MOSトランジスタのゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に配設され、前記MOSトランジスタのゲートから前記負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となる第2ダイオードを有することを特徴とする磁気センサである。
当該磁気センサは、磁気抵抗効果素子を形成するに際してMOSトランジスタのゲートに正の電荷がチャージングされると第1ダイオードを介して正の電源電圧点に逃すことができる。そして、その電源電圧から、Chip全体の大面積の寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。また、負の電荷がチャージングされると第2ダイオードを介して負の電源電圧点又は接地電圧点に逃すことができ、そして、その接地電圧点から直接、または、寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。どちらの場合も、半導体基板からは、半導体基板と接触している処理装置のステージを介して、装置外部へとチャージを逃がすことができる。このため、磁気抵抗効果素子の形成に際して、MOSトランジスタがチャージングダメージを受け難く、当該磁気センサのノイズ特性及び信頼性の向上、特性変動の抑制を図ることができる。
前記課題を解決すべくなされた他の発明は、
半導体基板上にMOSトランジスタを形成する集積回路部形成工程、
集積回路部の表面側に平坦化層形成工程、及び
前記平坦化層の表面側に、前記MOSトランジスタに連結される磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層を積層させる磁気素子層積層工程を有し、
前記磁気素子層積層工程が電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれか一つを用いたエッチング処理並びに製膜処理を含む磁気センサの製造方法であって、
前記集積回路部形成工程において、半導体基板上に第1及び第2ダイオードを形成し、
前記集積回路部形成工程及び前記平坦化層形成工程において、前記第1ダイオードを前記MOSトランジスタのゲートと正の電源電圧点との間に、前記MOSトランジスタのゲートから前記正の電源電圧点への向きが順方向となるように、第2ダイオードを前記MOSトランジスタのゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に、MOSトランジスタのゲートから前記負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となるように配線するとともに前記MOSトランジスタのゲートと磁気抵抗効果素子とを配線することを特徴とする磁気センサの製造方法である。
当該磁気センサの製造方法によれば、磁気素子層積層工程の電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれか一つを用いたエッチング処理並びに製膜処理に際してMOSトランジスタのゲートに正の電荷がチャージングされると第1ダイオードを介して正の電源電圧点に逃すことができる。そして、その電源電圧から、Chip全体の大面積の寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。また、負の電荷がチャージングされると第2ダイオードを介して負の電源電圧点又は接地電圧点に逃すことができる。そして、その接地電圧点から直接、または、寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。どちらの場合も、半導体基板からは、半導体基板と接触している処理装置のステージを介して、装置外部へとチャージを逃がすことができる。このため、磁気素子層積層工程に際して、MOSトランジスタがチャージングダメージを受け難く、製造される磁気センサのノイズ特性及び信頼性の向上を図ることができる。
さらに前記構成を採用した場合には、当該製造方法は、前記磁気素子層積層工程後、前記第1及び/又は第2ダイオードよりも中央側のスクライブラインに沿って半導体基板を切断する工程をさらに有することもできる。これにより当該製造方法によって製造された磁気センサが前記第1及び第2ダイオードを除去したものとすることができ、最終製品としての磁気センサに第1及び第2ダイオードが与える影響を考慮することなく、ダメージチャージングの抑制に適した第1及び第2ダイオードを採用することもできる。
以上説明したように、本発明の磁気センサは、ノイズ特性及び信頼性が高く、特性変動が抑えられ、また本発明の磁気センサの製造方法は、ノイズ特性及び信頼性の高く、特性変動が抑えられた磁気センサを容易且つ確実に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る磁気センサの模式的平面図である。 図1の磁気センサの層構造を説明するための説明図である。 図1の磁気センサの概略的回路図である。 本発明の一実施形態に係る磁気センサの製造工程を説明するための工程図である。 本発明の他の実施形態に係る磁気センサの概略的回路図である。
以下、本発明の磁気センサの実施の形態を、適宜図面を参照しつつ詳説する。
<磁気センサ1>
図1の磁気センサ1は、磁気抵抗効果素子41を磁界検出素子として利用し、この磁気抵抗効果素子41に加わる外部磁界によって変化する磁気抵抗効果素子41の抵抗値を集積回路部20により測定して、外部磁界の変化を測定する磁気センサである。
当該磁気センサ1は、平面視において、集積回路部20が形成される集積回路形成部A1と、この集積回路部形成部A1の外側に配設されるシールリング部A2と、このシールリング部A2の外縁側に配設されるスクライブ部A3とを有している。なお、図1においては、複数の磁気センサ1が半導体ウェーハに形成され、スクライブ部A3を介して切断される前の状態の磁気センサ1を示している。
前記集積回路部形成部A1は、平面視において、集積回路部20のMOSトランジスタ21(後述)が形成される中央領域A11、磁気抵抗効果素子41が形成される周辺領域A12、及び前記集積回路部20と前記磁気抵抗効果素子41とを電気的に接続する配線が形成され前記中央領域A11と前記周辺領域A12との間の中間領域A13とに区画されている。なお、周辺領域A12には、パッド(PD)が形成されている。また、前記磁気抵抗効果素子41は、平面視中央領域A11の前後左右に四つ配設されている。ここで、この四つの磁気抵抗効果素子41の形成位置に基づいて、当該磁気センサ1は二軸磁気センサとすることも三軸磁気センサとすることも可能である。
当該磁気センサ1は、図2に示すように、半導体基板10と、この半導体基板10の表面側に形成される集積回路部20と、この集積回路部20の表面側に積層される平坦化層30と、この平坦化層30の表面側に積層され磁気抵抗効果素子41を有する磁気素子層40とを備えている。
前記半導体基板10は、互いに直交するX軸及びY軸に沿った辺を有する方形状で、X軸及びY軸に直交するZ軸方向に所定の厚みを有する板状体であり、p−Si基板等から構成することができる。
前記集積回路部20は、図3に示すように半導体基板10上に形成されるMOSトランジスタ21を有しており、さらにその他の回路素子等を有している。なお、この集積回路部20は、従来公知の構造とすることができるため、詳細な図示及び説明は省略するが、例えば層間膜、配線及びパッシベーション保護膜等を有する。
前記MOSトランジスタ21は、半導体基板10の表面に直接形成されている。このMOSトランジスタ21は、ゲート、ソース及びドレインを有する半導体素子であり、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ、CMOSトランジスタなどの従来公知の構造とすることができる。
また、集積回路部20は、MOSトランジスタ21のゲートがそれぞれ電気的に接続される第1及び第2ダイオード22,23を備えている。さらに、集積回路部20は、寄生接合ダイオード24を備えている。なお、この第1及び第2ダイオード22,23、並びに寄生接合ダイオード24は、前記半導体基板10の表面に直接形成されている。
第1ダイオード22は、MOSトランジスタ21のゲートと正の電源電圧点との間に、MOSトランジスタ21のゲートから正の電源電圧点への向きが順方向に配設される。この第1ダイオード22としては、P+/N−型のダイオードを用いることができる。
また、前記第2ダイオード23は、MOSトランジスタ21のゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に、MOSトランジスタ21のゲートから負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となるよう配設される。この第2ダイオード23としては、N+/P−型のダイオードを用いることができる。
さらに、前記寄生接合ダイオード24は、正の電源電圧点と、負の電源電圧点又は接地電圧点との間に、正の電源電圧点から負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となるよう配設される。この寄生接合ダイオード24としては、N+/P−型のダイオードを用いることができる。
この第1ダイオード22の逆接合耐圧は、製品の“絶対最大定格”Vであることが好ましい。
第1及び第2ダイオード22,23は、第1接続配線25により接続されている。また、この第1接続配線25とMOSトランジスタ21のゲートとは第2接続配線26により接続されている。この第1接続配線25及び第2接続配線26は、半導体基板10の表面に一層で形成されていることが好ましい。つまり、前記MOSトランジスタ21のゲートと第1及び第2ダイオード22,23との層の直上の層(集積回路部の第1層目の配線層)に形成された金属層から構成することが好ましい。なお、この第2接続配線26は短いことが好ましい。また、第1ダイオード22と正の電源電圧点とは第3接続配線27により接続され、第2ダイオード23と負の電源電圧点又は接地電圧点とは第4接続配線28により接続されている。
上記平坦化層30は、磁気抵抗効果素子41が形成される面を平坦にするための層であり、前記集積回路部20の表面に積層形成される。また、この平坦化層30は、磁気抵抗効果素子41と集積回路部20とを接続する機能を有している。
前記磁気素子層40は、前記磁気抵抗効果素子41と、この磁気抵抗効果素子41を覆うように配設される保護絶縁膜(図示省略)とを有している。この磁気抵抗効果素子41は、集積回路部20と電気的に接続され、具体的には前記平坦化層30の配線を介して集積回路部20と電気的に接続されている。この磁気抵抗効果素子41としては、従来公知の磁気抵抗効果素子41を用いることができる。具体的には、磁気抵抗効果素子41としては、電子、イオン及びプラズマの少なくとも何れか1つを用いたエッチング処理並びに製膜処理によって形成されるものを採用可能である。
<磁気センサ1の製造方法>
次に、当該磁気センサ1の製造方法について説明する。当該磁気センサ1の製造方法は、図4に示すように、集積回路部形成工程S1、平坦化層形成工程S2、磁気素子層積層工程S3及び切断工程S4を有している。
前記集積回路部形成工程S1は、半導体基板10上に集積回路部20を形成する工程であり、MOSトランジスタ21とともに第1及び第2ダイオード22,23を形成する工程である。なお、集積回路部形成工程S1は、従来公知の方法によって集積回路部20を形成することができ、具体的には、シリコンウェーハなどの半導体ウェーハ上に薄膜成長手順、リソグラフィ手順、エッチング手順などを用いて複数の集積回路部が形成される。
前記平坦化層形成工程S2は、平坦化層30を形成する工程であり、集積回路部形成工程S1によって形成された集積回路部20の表面に平坦化層30を積層する工程である。なお、平坦化層形成工程S2は、従来公知の方法を採用することもができ、例えば化学気相体積(CVD)法を用いることが可能である。
前記磁気素子層積層工程S3は、平坦化層30の表面側に磁気素子層40を積層させる工程であり、平坦化層30の表面に磁気抵抗効果素子41が上記集積回路部20と電気的に接続するように磁気素子層40を積層する工程である。この磁気素子層積層工程S3は、従来公知の方法を採用することが可能であり、電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれ一つを用いたエッチング処理並びに製膜処理を含んでいる。なお、この磁気素子層積層工程S3においては、他の層の形成工程に比べて、集積回路部20のMOSトランジスタ21の存在領域(平面視)に対するMOSトランジスタ21に接続される開口の数及び面積が非常に少ないため、MOSトランジスタ21に電荷がチャージングされやすいが、上記第1及び第2ダイオード22,23が存在するため、MOSトランジスタ21にチャージングされた電荷が的確に外部に逃すことができる。
上記切断工程S4は、集積回路部20、平坦化層30及び磁気素子層40が形成された半導体基板10をスクライブ部A3のスクライブラインに沿って切断する工程である。この切断工程S4におけるスクライブラインは、集積回路部20が形成されない中央領域の外側領域に配設される。
<利点>
当該磁気センサの製造方法によれば、前述のように磁気素子層積層工程S3の電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれか一つを用いたエッチング処理並びに製膜処理に際してMOSトランジスタ21のゲートに電荷がチャージングされると、MOSトランジスタ21にチャージングされた電荷が第1及び第2ダイオード22,23を介して外部に的確に逃すことができるため、磁気素子層積層工程S3に際してMOSトランジスタ21がチャージングダメージを受け難く、製造される磁気センサ1のノイズ特性及び信頼性の向上を図ることができる。つまり、MOSトランジスタ21のゲートに正の電荷がチャージングされると、この正の電荷を第1ダイオード22を介して正の電源電圧点に逃すことができる。そして、その電源電圧点から、Chip全体の大面積の寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。また、MOSトランジスタ21のゲートに負の電荷がチャージングされると、この負の電荷を第2ダイオード23を介して負の電源電圧点又は接地電圧点に逃すことができる。そして、その接地電圧点から直接、または、寄生接合を経て半導体基板へ逃すことができる。どちらの場合も、半導体基板からは、半導体基板と接触している処理装置のステージを介して、装置外部へとチャージを逃がすことができる。
<その他の実施形態>
本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明に係る磁気センサ1は第1及び第2ダイオード22,23としてP+/N−型のダイオード及びN+/P−型のダイオードを用いるものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、例えば図5に示すように、第1及び第2ダイオード22,23としてセレクト回路(の寄生ダイオード)を用いることも可能である。
さらに、第1及び第2ダイオード22,23を中央領域A11、周辺領域A12及び中間領域A13のいずれに形成することも可能であり、例えば第1及び/又は第2ダイオードをシールリング部A2に形成した構成を採用することも可能である。さらには、第1及び/又は第2ダイオードをスクライブ部A3に形成した構成を採用することも可能であり、これにより最終製品としての磁気センサ1に第1及び第2ダイオード22,23が与える影響を考慮することなく、ダメージチャージングの抑制に適した第1及び第2ダイオードを採用することもできる。
以上説明したように、本発明の磁気センサは、前述のようにノイズ特性及び信頼性が高く、特性変動が抑えられた、例えば二軸方向や三軸方向の磁界の強さを検知する磁気センサとして好適に用いることができる。
1 磁気センサ
10 半導体基板
20 集積回路部
21 MOSトランジスタ
22 第1ダイオード
23 第2ダイオード
24 chip全体の大面積寄生接合(ダイオード)
25 第1接続配線
26 第2接続配線
27 第3接続配線
30 平坦化層
40 磁気素子層
41 磁気抵抗効果素子
A11 中央領域
A12 周辺領域
A13 中間領域
A2 シールリング部
A3 スクライブ部
PD パッド
S1 集積回路部形成工程
S2 平坦化層形成工程
S3 磁気素子層形成工程
S4 切断工程

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    この半導体基板上に形成されるMOSトランジスタを有する集積回路部と、
    前記集積回路部の表面側に積層される平坦化層と、
    この平坦化層の表面側に積層され磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層と
    を備える磁気センサであって、
    前記磁気抵抗効果素子と前記集積回路部とは電気的に接続されており、
    前記集積回路部が、前記MOSトランジスタのゲートと正の電源電圧点との間に配設され、前記MOSトランジスタのゲートから前記正の電源電圧点への向きが順方向となる第1ダイオード、及び前記MOSトランジスタのゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に配設され、前記MOSトランジスタのゲートから前記負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となる第2ダイオードを有することを特徴とする磁気センサ。
  2. 半導体基板上にMOSトランジスタを形成する集積回路部形成工程、
    集積回路部の表面側に平坦化層形成工程、及び
    前記平坦化層の表面側に、前記MOSトランジスタに連結される磁気抵抗効果素子を有する磁気素子層を積層させる磁気素子層積層工程を有し、
    前記磁気素子層積層工程が電子、イオン及びプラズマの少なくともいずれか一つを用いたエッチング処理並びに製膜処理を含む磁気センサの製造方法であって、
    前記集積回路部形成工程において、半導体基板上に第1及び第2ダイオードを形成し、
    前記集積回路部形成工程及び前記平坦化層形成工程において、前記第1ダイオードを前記MOSトランジスタのゲートと正の電源電圧点との間に、前記MOSトランジスタのゲートから前記正の電源電圧点への向きが順方向となるように、第2ダイオードを前記MOSトランジスタのゲートと負の電源電圧点又は接地電圧点との間に、MOSトランジスタのゲートから前記負の電源電圧点又は接地電圧点への向きが逆方向となるように配線するとともに前記MOSトランジスタのゲートと磁気抵抗効果素子とを配線することを特徴とする磁気センサの製造方法。
  3. 前記磁気素子層積層工程後、前記第1及び/又は第2ダイオードよりも中央側のスクライブラインに沿って半導体基板を切断する工程をさらに有する請求項2に記載の磁気センサの製造方法。
JP2013012562A 2013-01-25 2013-01-25 磁気センサ及び磁気センサの製造方法 Pending JP2014145596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012562A JP2014145596A (ja) 2013-01-25 2013-01-25 磁気センサ及び磁気センサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012562A JP2014145596A (ja) 2013-01-25 2013-01-25 磁気センサ及び磁気センサの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014145596A true JP2014145596A (ja) 2014-08-14

Family

ID=51425965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013012562A Pending JP2014145596A (ja) 2013-01-25 2013-01-25 磁気センサ及び磁気センサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014145596A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110729396A (zh) * 2019-09-25 2020-01-24 郑州轻工业学院 一种具有自放大能力的磁电薄膜传感器
WO2024048743A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 愛知製鋼株式会社 磁気センサ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110729396A (zh) * 2019-09-25 2020-01-24 郑州轻工业学院 一种具有自放大能力的磁电薄膜传感器
WO2024048743A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 愛知製鋼株式会社 磁気センサ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7834407B2 (en) Semiconductor device
CN112530900B (zh) 半导体装置及其制造方法
US9721951B2 (en) Semiconductor device using Ge channel and manufacturing method thereof
JP7070970B2 (ja) 基板上の両面エピタキシャルを用いるプロセス拡張
JP6213006B2 (ja) 半導体装置
US8194371B2 (en) Integrated circuit protection device
JP5684157B2 (ja) 半導体装置
JP2014145596A (ja) 磁気センサ及び磁気センサの製造方法
JP2009071173A (ja) 半導体装置
US20190341380A1 (en) Semiconductor device and protection element
US8519480B2 (en) Electrostatic discharge protection device
TWI443798B (zh) 積體電路與其形成方法
JP5341543B2 (ja) 半導体装置
JP6354381B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2014145597A (ja) 磁気センサ及び磁気センサの製造方法
JP2013026335A (ja) 半導体素子の製造方法、esd保護素子の製造方法
JP2015216194A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2017143164A (ja) 半導体装置
JP2017163077A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP5374575B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US9176204B2 (en) TMR magnetic sensor including a conductive material and a passivation film and manufacturing method therefor
TWI397986B (zh) High voltage device with electrostatic discharge protection
JP5736296B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2011003747A (ja) 半導体装置とその製造方法
CN114334954A (zh) Mos晶体管