JP2014142742A - 警報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】監視領域への不審者の侵入に伴う異常を開閉検出器24で検出し、異常検出信号をサーバ18へ送信する。サーバ18は、異常検出信号を受信した場合に、利用者の携帯電話22へ異常報知信号を送信して防犯警報を報知し、またスマート掃除ロボット10へ移動指示信号を送信して異常を検出した監視領域へ移動させ、移動完了で所定の対処指示信号を送信する。スマート掃除ロボット10は監視領域へ移動してサーバ18から対処指示信号を受信した場合、赤外線検出部52により侵入者を検出すると、カメラ部34による撮像、スピーカ部による警告等の侵入者対処制御を行って侵入者を心理的に圧迫し、その行動を抑える。
【選択図】図1
Description
本発明は、警報システムに於いて、
ネットワークを介して相互に信号を送受信する、異常検出手段、移動体手段、利用者端末手段及びサーバ手段を備え、
異常検出手段は、監視領域への不審者の侵入に伴う所定の異常を検出して異常検出信号をサーバ手段へ送信し、
サーバ手段は、異常検出手段から異常検出信号を受信した場合に、利用者端末手段へ異常報知信号を送信すると共に異常検出手段の監視領域へ移動させるための移動指示信号を移動体手段へ送信し、移動体手段から移動完了信号を受信した場合に所定の侵入者対処制御を指示する対処指示信号を移動体手段へ送信し、
移動体手段は、赤外線検出手段を備え、監視領域を含む所定の作業領域を自立走行しながら所定の作業を行うと共に、サーバ手段から移動指示信号を受信した場合に異常検出手段の監視領域に移動して移動完了信号をサーバ手段へ送信し、サーバ手段から対処指示信号を受信した場合に、赤外線検出手段による侵入者の検出に基づき所定の侵入者対処制御を行う、
ことを特徴とする。
移動体手段は、撮像手段を備え、侵入者対処制御として、赤外線検出手段により侵入者を検出した場合に、撮像手段により画像を撮像して画像データをサーバ手段へ送信する。
移動体手段は、撮像手段を備え、侵入者対処制御として、監視領域で所定の作業動作を行いながら赤外線検出手段により侵入者を検出した場合に、撮像手段により画像を撮像して画像データをサーバ手段へ送信する。
移動体手段は、監視領域で所定の作業動作を行いながら周期的(間欠的)に撮像対象を照明する照明手段を点灯し、作業動作中に赤外線検出手段により侵入者を検出した場合、照明手段を点灯して撮像手段により画像を撮像する。
移動体手段は、音声出力手段を備え、侵入者対処制御として、赤外線検出手段により侵入者を検出した場合、侵入者を心理的に圧迫する所定の警告メッセージを音声出力手段から出力する。
移動手段は、赤外線検出手段により侵入者の接近を検出した場合、予め定めた退避場所に移動する。
移動手段は、階段降り口を検出する階段検出手段を備え、赤外線検出手段により侵入者を検出し且つ階段検出手段により階段降り口を検出した場合に、侵入者による破壊行動と判断し、音声出力手段により所定の忌避音を所定の最大音量で出力する。
サーバ手段は、監視領域へ移動した移動体手段から侵入者検出信号を受信した場合、対処指示信号として、移動体手段へ所定の警告メッセージ信号を送信し、
移動体手段は、音声出力手段を備え、侵入者対処制御として、サーバ手段から警告メッセージ信号を受信した場合、当該警告メッセージ信号に基づく警告メッセージを音声出力手段から出力する。
サーバ手段は、監視領域へ移動した移動体手段から侵入者検出信号を受信した場合、移動体手段との間に音声通話回線を確立し、サーバ手段の音声入出力手段と移動体手段側の音声入力手段と音声出力手段により、サーバ手段側の担当者と移動体手段側の侵入者と間の会話を可能とする。
(システム構成の概略)
図1は住宅への設置を例にとって本発明による警報システムの実施形態を示した説明図である。図1に示すように、本実施形態の警報システムは、無線式の開閉検出器24、防犯監視装置26、中継アダプタ28、スマート掃除ロボット10、無線ルータ12、ゲートウェイ14、インターネット16、サーバ18、携帯電話ネットワーク20及び携帯電話22で構成する。
図1において、住宅15にはスマート掃除ロボット10を導入しており、スマート掃除ロボット10は、予め設定した時間スケジュール又は利用者の操作指示を受け付け、予め記憶した掃除経路に従った自立走行により、搭載した吸塵部の駆動で床面のダストを吸引除去する掃除作業を行う。また掃除作業を行わない場合は、住宅の所定箇所に配置した充電ステーションに留まっており、充電ステーションで充電端子をステーション側に接続し、搭載した電池電源の充電を行っている。
図1において、住宅15の各部屋の外に面した窓や引き戸などの開閉部25には、不審者の侵入に伴う異常を検出する異常検出手段として、例えば開閉検出器24を設置している。開閉検出器24は、検出器本体を例えば内側に位置する引き戸の合わせ部分の戸枠に固定し、これに対向して他方の引き戸の戸枠にマグネットを配置し、引き戸を開閉する場合のマグネットによる磁気の低下を検出器本体で検出し、防犯監視装置26から警戒モード設定信号を受信して警戒状態にある場合に、所定の第1通信プロトコルに従った異常検出信号を無線により防犯監視装置26へ送信する。なお、閉検出器24は警戒解除状態では異常検出信号は送信しない。
図1の警報システムは、防犯監視システムの開閉検出器24をスマート掃除ロボット10と連携するため、例えば開閉検出器24に対応して中継アダプタ28を配置している。中継アダプタ28は、開閉検出器24から受信した第1通信プロトコルに従った異常検出信号を無線LAN通信プロトコルとなる第2通信プロトコルに従った異常検出信号に変換し、当該異常検出信号をアクセスポイントとなる無線ルータ12、ゲートウェイ14、インターネット16となる経路のネットワークを経由してサーバ18へ送信する。
サーバ18には、住宅15に導入したスマート掃除ロボット10による掃除制御、カメラ制御等に対応した所定のサービス機能に加え、開閉検出器24との連携に伴い所定の侵入者対処機能を設けている。
図3はスマート掃除ロボットの機能構成の概略を示したブロック図である。図3において、スマート掃除ロボット10は、制御部30、アンテナ33を接続した無線LAN通信部32、カメラ部34、マイク部36、スピーカ部38、操作表示部40、自立走行センサ部42、走行駆動部44、充電部46、吸塵部48、USBポート50に接続した赤外線検出部52を備え、図示しない電池電源により動作する。
制御部30による掃除制御には、例えば自動モード、壁際モード、局所モードがある。自動モードはメモリに予め記憶した掃除経路に従って部屋の床を自動で掃除する。壁際モードは、メモリに予め記憶した壁際経路に従って部屋の壁際を集中的に掃除する。局所モードは、メモリに予め記憶した所定半径の床面を例えばスパイラル経路に従って集中的に掃除する。
また、制御部30は、無線LAN通信部32を介して、サーバ18から撮像指示信号を受信した場合、カメラ部34に指示し、撮像動作により予め定めた例えば4方向となる部屋の画像を取得してサーバ18へ画像データを送信する制御を行い、この制御により送信された画像データはサーバ18に保存され、利用者の携帯電話22から要求に対しサーバ18から画像データを送信して画像表示させる。
制御部30は、開閉検出器24からの異常検出信号の受信に基づきサーバ18が送信した移動指示信号を、無線LAN通信部32を介して受信した場合、走行駆動部44に指示し、サーバ18から受信した移動指示信号に含まれる経路情報に基づき、侵入異常を検出した監視領域となる部屋の監視ポイントに移動させる制御を行う。
(1) 侵入者撮像制御
(2) 侵入警告制御
(3) 退避制御
(4) 破壊対処制御
(5) サーバからの警告制御
(6) 侵入者交渉制御
以下、それそれぞれの侵入者対処制御を説明する。
制御部30は、無線LAN通信部32を介してサーバ18が送信した対処指示信号を受信すると、赤外線検出部52からUSBポート50を介して取得した赤外線検出信号が所定の閾値レベル以上となって侵入者を検出した場合、カメラ部34に指示し、侵入異常を検出した部屋の例えば4方向の画像を撮像して侵入者を含む画像データを生成し、無線LAN通信部32に指示して画像データをサーバ18へ送信させる制御を行い、当該画像データをサーバ18に保存させる。
スマート掃除ロボット10のカメラ部34により監視領域の侵入者を撮像する場合、スマート掃除ロボット10による撮像動作が侵入者に分かってしまうと、侵入者はスマート掃除ロボット10を破壊する行動をとることが予想され、スマート掃除ロボット10が破壊されると、本実施形態による警報システムの機能が失われる。
制御部30は、監視ポイントに停止した状態で、赤外線検出部52の赤外線検出信号から侵入者を検出した場合、スピーカ部38に指示し、所定の警告メッセージを出力させる制御を行う。スピーカ部38から出力する警告メッセージとしては、侵入者を心理的に圧迫する内容とする。
スマート掃除ロボット10の侵入者対処制御として、前述した撮像制御や警告制御を行った場合、これに気付いた侵入者はスマート掃除ロボット10を破壊しようとすることが予想される。
前述した退避制御が間に合わない場合、スマート掃除ロボット10が侵入者に捕まって破壊される恐れがある。侵入者がスマート掃除ロボット10を破壊しようとする場合、スマート掃除ロボット10を捕まえて持ち上げることから、このような侵入者の行動を検出して破壊対処制御を行う。
スマート掃除ロボット10による破壊対処制御の他の実施例は、スマート掃除ロボット10の本体表面に、所定の電極パターンを分布配置する。電極パターンはスマート掃除ロボット10を持ち上げる場合に手を触れる場所を中心に配置する。
スマート掃除ロボット10による警告制御は、サーバ18から警告メッセージ信号を送って行うようにしても良い。
制御部30は、監視領域に移動して停止した状態で、赤外線検出部52の赤外線検出信号から侵入者を検出した場合、無線LAN通信部32に指示し、侵入者検出信号をサーバ18へ送信する。
図4は開閉検出器24の機能構成の概略を示したブロック図である。図4において、開閉検出器24は、制御部60、磁気検出部62、アンテナ68を接続した通信部66を備え、図示しない電池電源により動作する。
図5は防犯監視装置26の機能構成の概略を示したブロック図である。図5において、防犯監視装置26は、監視制御部70、アンテナ74を接続した通信部72、報知部76、操作部78を備え、図示しない電池電源により動作する。
監視制御部70は、操作部78による外出警戒モードの設定操作の受付けを検出した場合、防犯監視制御を開始し、開閉検出器24から異常検出信号を受信した場合、報知部76に指示し、大音量で所定の防犯警報音を出力させる。
図6は中継アダプタ28の機能構成の概略を示したブロック図である。図6において、中継アダプタ28は、アンテナ84を接続した通信部82、中継制御部80及びアンテナ88を接続した無線LAN通信部86を備え、図示しない電池電源により動作する。中継制御部80は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
図7は、図1の防犯監視を対象とした警報システムの動作を示したタイムチャートである。なお、図7にあっては、図1に示した防犯監視装置26、中継アダプタ28、インターネット16、携帯電話ネットワーク20は図示を省略している。
(ネットワーク)
上記の実施形態にあっては、開閉検出器からの異常検出信号を、中継アダプタ、無線ルータ、ゲートウェイ、インターネットとなるネットワークを経由してサーバへ送信しているが、スマート掃除ロボットを含むネットワーク、即ち中継アダプタ、無線ルータ、スマート掃除ロボット、無線ルータ、ゲートウェイ、インターネットとなるネットワークを経由して開閉検出器から異常検出信号をサーバへ送信しても良い。この場合、中継アダプタは送信先としてスマート掃除ロボットを設定し、またスマート掃除ロボットは開閉検出器からの異常検出信号を受信した場合に、サーバを送信先として異常検出信号を送信する。
また、上記の実施形態は、住宅の防犯監視を例にとるものであったが、住宅に限定されず、オフィスビル、病院、学校、介護施設など適宜の施設の防犯監視に適用することができる。
また、上記の実施形態では、電池電源によって動作する開閉検出器、防犯監視装置、中継アダプタ等を例に取っているが、電池電源以外の電源で動作するものにも本発明を適用できる。
また、上記の実施形態では、撮像手段は静止画を例に取っているが、静止画以外に動画による撮像手段を本発明に適用することができる。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:無線ルータ
14:ゲートウェイ
16:インターネット
18:サーバ
20:携帯電話ネットワーク
22:携帯電話
24:開閉検出器
26:防犯監視装置
28:中継アダプタ
30:制御部
32:無線LAN通信部
34:カメラ部
36:マイク部
38:スピーカ部
40:操作表示部
42:自立走行センサ部
44:走行駆動部
46:充電部
48:吸塵部
50:USBポート
52:赤外線検出部
60:制御部
62:磁気検出部
64:マグネット
66,72,82:通信部
70:監視制御部
76:報知部
78:操作部
80:中継制御部
Claims (12)
- ネットワークを介して相互に信号を送受信する、異常検出手段、移動体手段、利用者端末手段及びサーバ手段を備え、
前記異常検出手段は、監視領域への不審者の侵入に伴う所定の異常を検出して異常検出信号を前記サーバ手段へ送信し、
前記サーバ手段は、前記異常検出手段から異常検出信号を受信した場合に、前記利用者端末手段へ異常報知信号を送信すると共に前記異常検出手段の監視領域へ移動させるための移動指示信号を前記移動体手段へ送信して前記移動体手段から移動完了信号を受信した場合に所定の侵入者対処制御を指示する対処指示信号を移動体手段へ送信し、
前記移動体手段は、赤外線検出手段を備え、監視領域を含む所定の作業領域を自立走行しながら所定の作業を行うと共に、前記サーバ手段から移動指示信号を受信した場合に前記異常検出手段の監視領域に移動して移動完了信号を前記サーバ手段へ送信し、前記サーバ手段から対処指示信号を受信した場合に、赤外線検出手段による侵入者の検出に基づき所定の侵入者対処制御を行う、
ことを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記移動体手段は、撮像手段を備え、前記侵入者対処制御として、前記赤外線検出手段により侵入者を検出した場合に、前記撮像手段により画像を撮像して画像データを前記サーバ手段へ送信することを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記移動体手段は、撮像手段を備え、前記侵入者対処制御として、前記監視領域で所定の作業動作を行いながら前記赤外線検出手段により侵入者を検出した場合に、前記撮像手段により画像をして画像データを前記サーバ手段へ送信することを特徴とする警報システム。
- 請求項3記載の警報システムに於いて、前記移動体手段は、前記監視領域で所定の作業動作を行いながら周期的に撮像対象を照明する照明手段を点灯し、前記作業動作中に前記赤外線検出手段により侵入者を検出した場合、前記照明手段を点灯して前記撮像手段により画像を撮像することを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記移動体手段は、音声出力手段を備え、前記侵入者対処制御として、前記赤外線検出手段により侵入者を検出した場合、侵入者を心理的に圧迫する所定の警告メッセージを前記音声出力手段から出力することを特徴とする警報システム。
- 請求項5記載の警報システムに於いて、前記警告メッセージは、侵入を検知して通報したことを示すメッセージ及び又は侵入者を撮像して外部に送信したことを示すメッセージを含むことを特徴とする警報システム。
- 請求項5記載の警報システムに於いて、前記移動手段は、前記赤外線検出手段により侵入者の接近を検出した場合、予め定めた退避場所に移動することを特徴とする警報システム。
- 請求項7記載の警報システムに於いて、前記移動手段は、前記退避場所への移動を完了した後に、侵入者を心理的に圧迫する所定の警告メッセージを前記音声出力手段から出力することを特徴とする警報システム。
- 請求項5記載の警報システムに於いて、前記移動手段は、階段降り口を検出する階段検出手段を備え、前記赤外線検出手段により侵入者を検出すると共に前記階段検出手段により階段降り口を検出した場合に、侵入者による破壊行動と判断し、前記音声出力手段により所定の忌避音を所定の最大音量で出力することを特徴とする警報システム。
- 請求項9記載の警報システムに於いて、前記移動手段は、外部に露出して電極手段を分布配置し、前記侵入者による破壊行動を判断した場合に、前記電極手段に所定の高電圧を印加して侵入者に電撃を加えることを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、
前記サーバ手段は、前記監視領域へ移動した前記移動体手段から侵入者検出信号を受信した場合、前記対処指示信号として、前記移動体手段へ所定の警告メッセージ信号を送信し、
前記移動体手段は、音声出力手段を備え、前記侵入者対処制御として、前記サーバ手段から前記警告メッセージ信号を受信した場合、当該警告メッセージ信号に基づく警告メッセージを前記音声出力手段から出力することを特徴とする警報システム。
- 請求項1記載の警報システムに於いて、前記サーバ手段は、前記監視領域へ移動した前記移動体手段から侵入者検出信号を受信した場合、前記移動体手段との間に音声通話回線を確立し、前記サーバ手段の音声入出力手段と前記移動体手段側の音声入力手段と音声出力手段により、前記サーバ手段側の担当者と前記移動体手段側の侵入者と間の会話を可能とすることを特徴とする警報システム。
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