JP2014141269A - 液体貯蔵部、送液装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、液体貯蔵部内の気体が液体貯蔵部の下流側へ流出することを従来よりも抑制できる液体貯蔵部および送液装置を提供する。
【解決手段】送液装置100は、液体を貯蔵する液体貯蔵部101と、液体貯蔵部101に貯蔵される液体を輸送するポンプ104と、液体貯蔵部101及びポンプ104を連結する連結管107と、を備える。液体貯蔵部101は、液体を貯蔵する容器110と、液体Mを流通させる流路管112と、を備える。容器110には、容器110に貯蔵された液体の流出孔111Aが設けられている。流路管112は、容器110の流出孔111Aに嵌入され、固定される固定部112Aと、容器110の内部に位置する端部112Bと、を有している。端部112Bには、円環状の錘122が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体を貯蔵する液体貯蔵部と、当該液体貯蔵部に貯蔵されている液体をポンプの動作により送液する送液装置とに関するものである。
特許文献1において、コンテナーに貯蔵されている液体を液体消費部に供給する供給装置が送液装置として開示されている。
図7は、特許文献1に係る供給装置1の外観図である。供給装置1は、栄養剤などの液体を貯蔵するコンテナー2と、このコンテナー2を吊り下げる吊下げ装置3と、コンテナー2に貯蔵されている液体を患者に供給する管装置4とを備えている。
吊下げ装置3は、フック13に装着され、コンテナー2を保持している。コンテナー2は、水平面に対して所定の角度をなすよう吊下げ装置3に吊り下げられている。
管装置4は、コンテナー2内に挿入されている突き通し管17と、突き通し管17に接続される導管19と、導管19に接続される滴下室21と、滴下室21に接続される導管25と、導管25に接続される管締付装置30と、管締付装置30及び患者に接続される導管33とを有する。滴下室21は、ポンプの働きをし、導管19から流出して滴下室21内で滴下した液体を所定量、一時的に貯蔵する。管締付装置30は、導管25から導管33へ繋がる流路31を有し、この流路31を閉鎖または開放する。
供給装置1では管締付装置30の流路31が開放されると、コンテナー2内の液体が少しずつ突き通し管17から吸い出され、導管19を介して滴下室21に流入する。そして、滴下室21内において滴下した液体が、導管25、管締付装置30の流路31、及び導管33を介して患者へ送液される。
一般的に、コンテナー2内に液体を貯蔵するときなどに、コンテナー2内に気体(例えば空気)が流入してしまう。
供給装置1では、突き通し管17の先端18が最下点となるコンテナー2の隅部6に設けられている。よって、供給装置1では、突き通し管17の先端18が接するため、コンテナー2内から液体だけが突き通し管17から導管19へ流出する。すなわち、供給装置1は、コンテナー2内の気体が管装置4を介して患者へ流出することを抑制できる。
特開昭62−236557号公報
しかしながら、前記供給装置1では、例えば衝撃がコンテナー2に加わると、コンテナー2の姿勢が変化し、コンテナー2に対する突き通し管17の先端18の位置が最下点以外の位置へ変化する場合がある。このような場合において、コンテナー2内の液体の残量が少ないと、突き通し管17の先端18が液体に接しなくなるおそれがある。
したがって、前記供給装置1では、コンテナー2に対する突き通し管17の先端18の位置が最下点以外の位置へ変化した場合、コンテナー2内の気体が先端18から突き通し管17内へ流入し、導管19(液体貯蔵部の下流側)へ流出するという問題がある。
そこで本発明では、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、液体貯蔵部内の気体が液体貯蔵部の下流側へ流出することを従来よりも抑制できる液体貯蔵部および送液装置を提供することを目的とする。
本発明の液体貯蔵部は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)孔が設けられ、液体を内部に貯蔵する容器と、
前記容器の前記孔に固定される固定部と、前記容器の内部に位置する端部と、を有し、前記液体を流通させる流路形成体と、を備え、
前記流路形成体は、可撓性を有し、前記端部の比重は、前記液体の比重より大きい。
この構成では、容器の内部に貯蔵されている液体が、端部から流路形成体を介して孔へ流通する。液体貯蔵部の孔は例えば、直接又はポンプを介して液体消費部に接続される。
ここで、流路形成体の端部の比重が液体の比重よりも大きいので、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、流路形成体の端部が重力方向へ変位し、容器内部の液体に接する。すなわち、この構成の液体貯蔵部は、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、流路形成体の端部が常時液中に存在するため、容器内部の液体が、気体よりも優先的に端部から流路形成体を介して孔へ流通できる状態が維持できる。
したがって、この構成の液体貯蔵部は、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、液体貯蔵部内の気体が液体貯蔵部の下流側へ流出することを従来よりも抑制できる。
なお、この構成は、容器内部の液体の残量が少ない場合に、特に有効である。
(2)前記端部は、錘を有している。
この構成では、流路形成体の端部に錘を設けることによって、流路形成体の端部の比重が液体の比重よりも大きくなっている。また、流路形成体の端部の比重は、流路形成体の端部以外の部分の比重より大きくなっている。このため、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、流路形成体の端部が重力方向へ変位し、容器内部の液体に接する。
(3)前記流路形成体は、前記液体を流通させる管である。
この構成では、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、管の端部が重力方向へ変位し、容器内部の液体に接する。すなわち、この構成の液体貯蔵部は、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、管の端部が常時液中に存在するため、容器内部の液体が、気体よりも優先的に端部から管を介して孔へ流通できる状態が維持できる。
(4)前記流路形成体は、前記液体を含浸する含浸体である。
この構成では、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、含浸体の端部が重力方向へ変位し、容器内部の液体に接する。すなわち、この構成の液体貯蔵部は、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、含浸体の一部が常時液中に存在するため、容器内部の液体が、含浸体の毛細管現象により、含浸体に含浸され、気体よりも優先的に孔へ吸い上げられる。
(5)前記容器は、前記液体の通過を阻止し、気体を通過させるフィルタを有する。
この構成では、例えば液体貯蔵部の孔がポンプに接続され、該ポンプの駆動により容器内部の液体が孔から吸い出される。この構成では、容器内部の圧力の低下により、容器の外部の気体がフィルタを介して容器内部へ流入する。
したがって、この構成は、容器内部の圧力が容器の外部の気圧より低くなることを防止できる。そのため、この構成は例えば、ポンプの駆動により容器内部の圧力が負圧となり、容器内部の圧力が容器の外部の気圧より低くなりすぎることによって、ポンプによる送液が意図せず停止することを防止できる。
また、本発明の送液装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(6)前記(1)から前記(5)のいずれか1つに記載の液体貯蔵部と、
前記液体貯蔵部の前記孔に接続され、前記液体貯蔵部に貯蔵されている前記液体を送液するポンプと、を備える。
この構成において送液装置は、前記(1)から前記(5)のいずれか1つの液体貯蔵部に貯蔵されている液体をポンプの動作により送液する。この構成により、当該液体貯蔵部を備える送液装置にも同様の効果を奏する。
(7)前記ポンプは、前記孔から流出した前記液体が流入するポンプ室と、前記ポンプ室に面するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの一方の主面に設けられ、前記ダイヤフラムを屈曲振動させる駆動体と、を有するダイヤフラムポンプである。
この構成においてダイヤフラムポンプは、ダイヤフラムの屈曲振動により動作を行う。ダイヤフラムポンプではポンプ室における液体中の気泡量の増加に伴って吐出圧力が低下するが、前記(1)の構成は、液体貯蔵部内の気体が、液体貯蔵部の下流にあるポンプ室へ流出することを従来よりも抑制できる。そのため、前記(1)の構成は、ダイヤフラムポンプに好適である。
この発明によれば、液体貯蔵部の姿勢が変化した場合でも、液体貯蔵部内の気体が液体貯蔵部の下流側へ流出することを従来よりも抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る送液装置100の主要部の断面図である。 図1に示す液体貯蔵部101の外観図である。 図1に示す送液装置100が送液を行っているときの送液装置100の主要部の断面図である。 図1に示す液体貯蔵部101の姿勢が変化した状態の液体貯蔵部101の断面図である。 図1に示す液体貯蔵部101の姿勢が変化した状態の液体貯蔵部101の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る送液装置の主要部の断面図である。 特許文献1に係る供給装置1の外観図である。
《第1実施形態》
以下、本発明の第1実施形態に係る送液装置100について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送液装置100の主要部の断面図である。図2は、図1に示す液体貯蔵部101の外観図である。
送液装置100は、液体を貯蔵する液体貯蔵部101と、液体貯蔵部101に貯蔵される液体を輸送するポンプ104と、液体貯蔵部101及びポンプ104を連結する連結管107と、を備える。送液装置100は例えば、病院等の医療現場で使用される。
液体貯蔵部101は、液体を内部に貯蔵する容器110と、液体を流通させる流路管112と、を備える。液体は、例えばブドウ糖輸液等であり、医療現場で液体貯蔵部101に入れられる。
容器110は例えば、ポリオレフィン系樹脂、PET樹脂、PC樹脂、ガラスからなる。容器110は、直方体状であり、1枚の上板110Aと4枚の側板110Bと1枚の底板110Cとによって構成されている。上板110Aには、容器110に貯蔵された液体の流出孔111Aが設けられている。
また、容器110は、1枚の上板110Aと4枚の側板110Bと1枚の底板110Cとによって、容器110の内部空間である貯蔵室113を構成している。そして、底板110Cは、流出孔111Aに対向している。
なお、詳細を後述するが、底板110Cには、フィルタ111Bが設けられている。このフィルタ111Bは、液体の通過を阻止し、気体を通過させる。
流路管112は例えば、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリウレタン、ポリアミド等の樹脂、又は金属からなる。流路管112の長さは、例えば流出孔111Aから、容器110の内面のうち流出孔111Aからの距離が最も遠い箇所までの長さと略等しい。流路管112は可撓性を有する。
流路管112は、容器110の流出孔111Aに嵌入され、固定される固定部112Aと、容器110の内部に位置する端部112Bと、を有している。端部112Bには、円環状の錘122が設けられている。錘122は例えば、SUS304やSUS316等の金属、又はガラスからなる。錘122は、後述する液体Mの比重より大きい比重を持つ材料からなる。
なお、端部212B及び錘122が、本発明の「端部」を構成する。
連結管107は、例えば円筒状である。連結管107は、液体貯蔵部101とポンプ104とを連結し、液体貯蔵部101の流出孔111Aと、後述するポンプ104の吸引孔141とを連通させる。
ポンプ104は、ポンプ筐体149と、ポンプ筐体149とともにポンプ室148を構成し、ポンプ室148に面するダイヤフラム145と、ダイヤフラム145のポンプ室148とは逆側の主面に設けられ、交流の駆動電圧の印加によって伸縮する圧電素子146と、を有する。交流の駆動電圧が印加されると、圧電素子146の伸縮によりダイヤフラム145が屈曲振動する。これにより、ポンプ104は動作を行う。
ポンプ筐体149には、液体貯蔵部101内の液体が連結管107を介してポンプ室148へ吸引される吸引孔141と、ポンプ室148から液体が吐出される吐出孔142と、が設けられている。
ポンプ104は、さらに、ポンプ室148側から吸引孔141側への液体の逆流を防ぐ第1逆止弁143と、吐出孔142側からポンプ室148側への液体の逆流を防ぐ第2逆止弁144と、を有する。ポンプ室148は、ポンプ筐体149及びダイヤフラム145によって構成され、第1、2逆止弁143、144間に挟まれた密閉空間である。ポンプ104は、所謂ダイヤフラムポンプであり、ポンプ室148における液体M中の気泡量の増加に伴って吐出圧力が低下する。
次に、送液装置100によって液体を送液する場面について説明する。
図3は、図1に示す送液装置100が送液を行っているときの送液装置100の主要部の断面図である。図中の矢印は液体Mの流れる方向を示している。図4、図5は、図1に示す液体貯蔵部101の姿勢が変化した状態の液体貯蔵部101の断面図である。
送液装置100は医療現場へ提供され、看護師等の医療従事者は、液体Mを例えば容器110に別途設けられた注薬液充填ポートを介して容器110内に入れる。液体Mは、例えばブドウ糖輸液等である。そして、医療従事者は、ポンプ104を駆動し、送液装置100の流路内の空気を吐出孔142から排出する。送液装置100の流路内の空気を排出した後、医療従事者は、ポンプ104の吐出孔142をチューブ108を介して液体消費部109に接続する。
そして、ポンプ104が動作を行っている間、貯蔵室113内の液体Mは、流路管112を介して流出孔111Aへ吸い上げられ、連結管107及びポンプ104を介して液体消費部109に供給される。
ここで、流路管112の端部112Bに設けられている錘122の比重は、液体Mの比重より大きい。さらに、流路管112は、可撓性を有する。
そのため、液体貯蔵部101が回転するなど液体貯蔵部101の姿勢が例えば図4、図5に示すように変化した場合でも、流路管112の錘122を有する端部112Bが重力方向へ変位し、貯蔵室113の液体Mに接する。
よって、液体貯蔵部101では、液体貯蔵部101の姿勢が変化した場合でも、流路管112の端部112Bが常時液中に存在するため、貯蔵室113内の上板110A、側板110B及び底板110C付近の液体Mが、気体よりも優先的に端部112Bから流路管112を介して流出孔111Aへ吸い上げられる。
従って、液体貯蔵部101によれば、液体貯蔵部101の姿勢が変化した場合でも、貯蔵室113内の気体が液体貯蔵部101の下流側へ流出することを従来よりも抑制できる。そのため、この液体貯蔵部101の構成は、ポンプ室148における液体M中の気泡量の増加に伴って吐出圧力が低下するポンプ104に好適である。また、液体貯蔵部101は、貯蔵室113内の気体がチューブ108を介して液体消費部109へ送液されることを従来よりも抑制できる。
そして、液体貯蔵部101を備える送液装置100も同様の効果を奏する。そのため、前記供給装置1はコンテナー2の姿勢が変化しないようコンテナー2の姿勢を固定する必要があるが(図7参照)、送液装置100は液体貯蔵部101の姿勢を固定する必要が無い。したがって、送液装置100の使用者は、送液装置100を携帯した状態で、液体貯蔵部101の姿勢を気にすることなく自由に行動することができる。
ここで、貯蔵室113の液体Mがポンプ104の動作により流出孔111Aから流出すると、貯蔵室113の圧力が低下する。例えば容器110が硬質の材料からなる場合、貯蔵室113の圧力の低下とともに容器110が貯蔵室113側へ収縮変形せず、貯蔵室113の圧力は、容器110の外部の大気圧より低くなる。
そこで、この送液装置100では容器110が、液体Mの通過を阻止し、気体を通過させるフィルタ111Bを有している。そのため、貯蔵室113の圧力の低下により、容器110の外部の気体がフィルタ111Bを介して貯蔵室113へ流入する。
したがって、この送液装置100は、貯蔵室113の圧力が容器110の外部の大気圧より低くなることを防止できる。そのため、この送液装置100は、ポンプの駆動により貯蔵室113の圧力が負圧となり、容器内部の圧力が大気圧より低くなりすぎることによって、ポンプ104による送液が意図せず停止することを防止できる。
《第2実施形態》
以下、本発明の第2実施形態に係る送液装置について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る送液装置の主要部の断面図である。第2実施形態に係る送液装置が前記第1実施形態に係る送液装置100と相違する点は、液体貯蔵部201が流路管112の代わりに含浸体212を備える点である。その他の構成については同じであるため、説明を省略する。
含浸体212は例えば、給水棒、不織布、ポリエステルやポリオレフィン系の合成繊維、木綿や絹などの天然繊維からなる。含浸体212は、これらの材料を棒状に形成したものである。含浸体212は、可撓性を有する。
含浸体212は、容器110の流出孔111Aに嵌入され、固定される固定部212Aと、容器110の内部に位置する端部212Bと、を有している。端部212Bには、円環状の錘122が設けられている。
なお、端部212B及び錘122が、本発明の「端部」を構成する。
液体貯蔵部201において、貯蔵室113内の液体Mは、含浸体212の毛細管現象により、含浸体212に含浸され、流出孔111Aへ吸い上げられる。そして、ポンプ104が動作を行っている間、流出孔111Aへ吸い上げられた液体Mは、連結管107及びポンプ104を介して液体消費部109に供給される。
ここで、含浸体212の端部212Bに設けられている錘122の比重は、液体Mの比重より大きい。さらに、含浸体212は、可撓性を有する。
そのため、液体貯蔵部201の姿勢が変化した場合でも前記第1実施形態と同様に(図4、図5参照)、含浸体212の錘122を有する端部212Bが重力方向へ変位し、貯蔵室113の液体Mに接する。
よって、液体貯蔵部201では、液体貯蔵部201の姿勢が変化した場合でも、流路管112の端部112Bが常時液中に存在するため、貯蔵室113の液体Mが、含浸体212の毛細管現象により、含浸体212に含浸され、気体よりも優先的に流出孔111Aへ吸い上げられる。
従って、第2実施形態の液体貯蔵部201によれば、第1実施形態の液体貯蔵部101と同様の効果を奏する。また、液体貯蔵部201を備える第2実施形態の送液装置も、第1実施形態の送液装置100と同様の効果を奏する。
《その他の実施形態》
前記実施形態では送液装置100を、ブドウ糖輸液を輸送する医療用途に用いているが、これに限るものではない。例えば送液装置100を、液体燃料を輸送する燃料用途に用いてもよい。
また、前記実施形態では液体としてブドウ糖輸液を用いているが、これに限るものではない。例えば当該液体が、インスリン等の他の液体であっても本送液装置に適用できる。
また、前記実施形態では、液体貯蔵部101は送液装置100に備えられているが、これに限るものではない。例えば、液体貯蔵部101は、連結管107に対して着脱自在に取り付けられていてもよい。
また、前記実施形態のポンプ104は、圧電素子146の伸縮によってダイヤフラム145を屈曲振動させているが、これに限るものではない。例えば、電磁駆動でダイヤフラム145を屈曲振動させてもよい。
また、前記実施形態の圧電素子146はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスから構成してもよいし、例えば、ニオブ酸カリウムナトリウム系及びアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスの圧電材料などから構成してもよい。
また、前記実施形態では、直方体状の容器110が用いられているが、容器の形状はこれに限るものではない。例えば、球状の容器や、円錐状の容器が用いられてもよい。
また、前記実施形態では、流路管112の端部112Bや含浸体212の端部212Bに錘122が設けられているが、これに限るものではない。端部の比重が液体Mの比重よりも大きければ、必ずしも端部に錘が設けられていなくてもよい。例えば、端部と錘とが同一の材料から一体形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、液体の通過を阻止し、気体を通過させるものとしてフィルタ111Bが容器110に設けられているが、これに限るものではない。実施の際は、フィルタ111Bの代わりに弁が容器110に設けられていてもよい。
なお、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
M…液体
1…供給装置
2…コンテナー
3…装置
4…管装置
6…隅部
13…フック
17…管
18…先端
19…導管
21…滴下室
25…導管
30…管締付装置
31…流路
33…導管
100…送液装置
101…液体貯蔵部
104…ポンプ
107…連結管
108…チューブ
109…液体消費部
110…容器
110A…上板
110B…側板
110C…底板
111A…流出孔
111B…フィルタ
112…流路管
113…貯蔵室
122…錘
141…吸引孔
142…吐出孔
143…第1逆止弁
144…第2逆止弁
145…ダイヤフラム
146…圧電素子
148…ポンプ室
149…ポンプ筐体
201…液体貯蔵部
212…含浸体

Claims (7)

  1. 孔が設けられ、液体を内部に貯蔵する容器と、
    前記容器の前記孔に固定される固定部と、前記容器の内部に位置する端部と、を有し、前記液体を流通させる流路形成体と、を備え、
    前記流路形成体は、可撓性を有し、前記端部の比重は、前記液体の比重より大きい、液体貯蔵部。
  2. 前記端部は、錘を有している、請求項1に記載の液体貯蔵部。
  3. 前記流路形成体は、前記液体を流通させる管である、請求項1又は2に記載の液体貯蔵部。
  4. 前記流路形成体は、前記液体を含浸する含浸体である、請求項1又は2に記載の液体貯蔵部。
  5. 前記容器は、前記液体の通過を阻止し、気体を通過させるフィルタを有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体貯蔵部。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の液体貯蔵部と、
    前記液体貯蔵部の前記孔に接続され、前記液体貯蔵部に貯蔵されている前記液体を送液するポンプと、を備える送液装置。
  7. 前記ポンプは、前記孔から流出した前記液体が流入するポンプ室と、前記ポンプ室に面するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの一方の主面に設けられ、前記ダイヤフラムを屈曲振動させる駆動体と、を有するダイヤフラムポンプである、請求項6に記載の送液装置。
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