JP2014134230A - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関のバランサ装置において、シザーズギヤを用いることなく歯打ち音を低減する。
【解決手段】駆動ギヤ5,バランサ駆動ギヤ7,バランサ従動ギヤ8のうち少なくとも1つのギヤの軸方向両側面に、径の異なる環状溝5a,5bを夫々設ける。 前記夫々の環状溝5a,5bは、軸方向において重なる深さまで形成する。これにより、ギヤにおける歯面から内周方向への振動の伝達を遮断する。また、環状溝5a,5bにより、ギヤの剛性が低下して撓りやすくなり、相手側のギヤにおけるヘリカル歯との接触面積を大きくして噛み合いやすし、歯打ち音を抑制することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関に設けられて、内燃機関の回転による振動を低減させるバランサ装置に関する。
バランサ装置は、クランクシャフトに設けられたクランクギヤから従動ギヤを介してバランサシャフトに回転が伝達されるようになっている。しかしながら、クランクシャフトとバランサ装置は、別々の構造体に支持されているため、支持される位置に誤差が生じやすく、歯打ち音が生じてしまうといった問題があった。
このような問題に対して、従動ギヤにシザーズギヤを用いてバックラッシュを吸収し、歯打ち音を低減する方法が特許文献1に開示されている。
特開2007−239521公報
しかしながら、特許文献1は通常のギヤと比較して高価なシザーズギヤを用いているため、バランサ装置のコストが上昇してしまっていた。また、シザーズギヤを用いた場合、ギヤ同士を噛み合わせる作業が煩雑であった。
本発明の目的は、シザーズギヤを用いることなく歯打ち音を低減することができる内燃機関のバランサ装置を提供することにある。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、バランサ装置内のギヤのうち少なくとも一つのギヤの軸方向両側面に、径の異なる環状溝が夫々設けられており、夫々の環状溝が軸方向において重なる深さまで形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、シザーズギヤを用いることなく歯打ち音を低減することができる。
バランサ装置の正面図である。 同装置Y−Y方向断面図である。 ロアーハウジングを外してハウジング装置を底部から見た図である。 バランサ駆動シャフトとバランサ駆動ギヤの変形を示す概略図である。 実施形態2のメインギヤ断面図である。 実施形態3のメインギヤ断面図である。 実施形態4のメインギヤ断面図である。 実施形態5のメインギヤ断面図である。 実施形態6のメインギヤ断面図である。 実施形態7のメインギヤ断面図である。 実施形態8のメインギヤ断面図である。
以下、本発明に係わるバランサ装置の実施形態1〜8を図1〜11に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
図1はバランサ装置のエンジン搭載正面図、図2は前記図1のY−Y方向の断面図、図3はロアーハウジングを外してハウジング装置を底部から見た図である。
図1に示すように、内燃機関のシリンダブロック(図示省略)の下面に、クランクシャフト2に固定されたクランクギヤ3によって回転駆動するバランサ装置1が設けられている。
図1〜3に示すように、バランサ装置1は、クランクギヤ(入力ギヤ)3と噛合し、クランクギヤ3からの回転力が伝達されるメインギヤ(駆動ギヤ)5と、メインギヤ5から回転力が伝達されるバランサ駆動シャフト4と、バランサ駆動シャフト4に固定されたバランサ駆動ギヤ7と、バランサ駆動ギヤ7と各歯が互いに噛合したバランサ従動ギヤ8と、バランサ従動ギヤ8からの回転力が伝達されるバランサ従動シャフト6と、を備える。
前記バランサ駆動シャフト4およびバランサ従動シャフト6には、それぞれ半円状のバランサウェイト4a,6aが一体的に形成されている。また、バランサ駆動シャフト4,バランサ従動シャフト6は、内燃機関前後方向に平行に配置されている。なお、両シャフト4,6はクランクシャフト2が1回転するに当たり2回転するように設計されている。
バランサ駆動シャフト4及びバランサ従動シャフト6はすべり軸受け9を介し、ロアーハウジング10及びアッパーハウジング11にて回転自在に支持されている。このロアーハウジング10及びアッパーハウジング11はボルト12によって相互に締結されている。
前記クランクギヤ3,メインギヤ5,バランサ駆動ギヤ7,バランサ従動ギヤ8は円盤状を呈し、中央にそれぞれクランクシャフト2,バランサ駆動シャフト4,バランサ従動シャフト6が挿通される挿通孔が貫通形成されている。また、各ギヤ3,5,7,8は外周に所定角度をもって軸方向へ捻れ角を有する複数のヘリカル歯が一体に形成されている。
本バランサ装置1は、クランクシャフト2が回転すると、その回転と同期してクランクシャフト2に固定されたクランクギヤ3が回転する。この時、クランクギヤ3からバランサ駆動シャフト4に固定されたメインギヤ5に回転駆動力が伝達され、バランサウェイト4aを持ったバランサ駆動シャフト4,バランサ駆動ギヤ7,バランサ従動ギヤ8,バランサウェイト6aを持ったバランサ従動シャフト6を回転するようになっている。
本バランサ装置1は、バランサウェイト4a,6aを持ったエンジンの2倍速で回転するバランサ駆動シャフト4,バランサ従動シャフト6によってエンジン起振力2次成分と逆位相の起振力を発生させ、エンジン振動の相殺を行っている。
ここで、図2に示すように、本バランサ装置1は、クランクギヤ3と噛合うメインギヤ5に対して、軸方向両側面に径の異なる環状溝5a、5bが夫々設けられている。この環状溝5a,5bは、軸方向において重なる深さまで形成されている。
通常、バランサ装置は、クランクシャフト2の回転変動により、クランクギヤ3とメインギヤ5間に衝突振動が発生する。
また、 バランサ駆動シャフト4は、バランサウェイト4aが設けられているため、シャフト自体が弓状に変形しながら回転する。このため、バランサ駆動シャフト4に固定されているメインギヤ5も傾いてしまうことがある。さらに、クランクシャフト2は、バランサ装置1と別の構造体に支持されているため、クランクシャフト2に固定されたクランクギヤ3とメインギヤ5との間に位置ずれが生じる。このため、クランクギヤ3とメインギヤ5間の噛み合い部分で歯打ち音が発生しやすい。
前記回転変動や歯打ち音による振動は、メインギヤ5、バランサ駆動シャフト4、すべり軸受け9を介しロアーハウジング10及びアッパーハウジング11に伝わり異音を発生させる。
しかし、本実施形態1におけるバランサ装置1は、メインギヤ5に前述の環状溝5a,5bが形成されているため、クランクギヤ3とメインギヤ5間で生じる振動が環状溝5a,5bによって吸収される。その結果、メインギヤ5において歯面から内周側への振動の伝達を抑制し、音振性能の向上を図ることが可能となる。
また、バランサ駆動シャフト4がバランサウェイト4aにより変形したとしても、メインギヤ5に環状溝5a,5bが形成されているため、剛性が低下して撓り易くなり、メインギヤ5の歯面をクランクギヤ3に合わせられる。その結果、本実施形態1では、歯打ち音を極力抑制することができるといった作用効果を得ることができる。
以上のことから、本実施形態1では、従来のように音振性能向上のためにシザーズギヤを用いていないため、コストの低減,組立作業の簡略化を図ることが可能となる。
また、環状溝5a,5bがメインギヤ5において軸方向にオーバーラップしているため、メインギヤ5の軸方向全てにおいて環状溝5a,5bのうち少なくとも一方が形成されることとなる。その結果、メインギヤ5において歯面から内周方向への振動伝達を、より抑制することが可能となる。
また、環状溝5a,5bがメインギヤ5において軸方向にオーバーラップしているため、メインギヤ5の剛性がより低下して撓りやすくなり、相手側のクランクギヤ3におけるヘリカル歯との接触面積を大きくして噛み合いやすし、歯打ち音を抑制することが可能となる。
また、シザーズギヤを用いた場合、歯打ち音を小さくすることができるが、ギヤ間のフリクションが大きくなり、噛み合い音が大きくなっていまっていた。すなわち、従来は、歯打ち音を抑制するか噛み合い音を抑制するかはトレードオフの状態であり、歯打ち音,噛み合い音の両方を同時に抑制することはできなかった。それに対し、本実施形態1は、オーバーラップしている環状溝5a,5bにより、メインギヤ5における歯面から内周面へと伝達される振動を遮断することができるため、歯打ち音と噛み合い音の両方を遮断することが可能となる。
なお、図2では小径の環状溝5bが軸方向バランサウェイト4a側、大径の環状溝5aが軸方向バランサ駆動ギヤ7側に形成された場合を示しているが、小径の環状溝5bを軸方向バランサ駆動ギヤ7側、大径の環状溝5aを軸方向バランサウェイト4a側に形成してもよい。以下、それぞれの効果について説明する。
図4は、本実施形態1におけるバランサ駆動シャフトとバランサ駆動ギヤの変形を示す概略図である。図4(a),(b)は小径の環状溝5bが軸方向バランサウェイト4a側,大径の環状溝5aが軸方向バランサ駆動ギヤ7側に形成されており、図4(c),(d)は大径の環状溝5aが軸方向バランサウェイト4a側,小径の環状溝5bが軸方向バランサ駆動ギヤ7側に形成されている場合を示している。
バランサ駆動シャフト4には、バランサウェイト4aが形成されているため、シャフト4自体が弓状に変形しながら回転する。図4(a)はバランサウェイト4aが形成された軸方向中央部が下側,軸方向両端が上側に変形した場合を示している。図4(b)はバランサウェイト4aが形成された軸方向中央部が上側、軸方向両端が下側に変形した場合を示している。
図4(a)の時、バランサ駆動シャフト4の軸方向両端が上側に変形しているため、メインギヤ5の外周がクランクギヤ3に接近している。一方、図4(b)の時、バランサ駆動シャフト4の軸方向両端が下側に変形しているため、メインギヤ5の外周がクランクギヤ3から遠ざかっている。特に、メインギヤ5外周の軸方向バランサ駆動ギヤ7側がクランクギヤ3から遠ざかることとなる。
このような場合、図4(a)の時よりも図4(b)の時の方が、メインギヤ5がクランクギヤ3から遠ざかっているため、バックラッシュが大きくなり、それに伴い歯打ち音が大きくなる。そのため、歯打ち音を低減させるためには、図4(b)の時におけるメインギヤ5外周のバランサ駆動ギヤ7側のバックラッシュを小さくする必要がある。
上述したように、図4(a),(b)の場合は、小径の環状溝5bがバランサウェイト4a側に形成されているため、メインギヤ5は外周側がバランサウェイト4a側に変形しやすい。メインギヤ5の外周側がバランサウェイト4a側に変形した場合、メインギヤ5外周のバランサ駆動ギヤ7側は、クランクギヤ3側に接近する。そのため、小径の環状溝5bが軸方向バランサウェイト4a側に形成されている方が、メインギヤ5とクランクギヤ3間のバランサ駆動ギヤ7側のバックラッシュを吸収することができ、歯打ち音をより抑制することが可能となる。
一方、図4(c)はバランサウェイト4aが形成された軸方向中央部が下側,軸方向両端が上側に変形した場合を示しており、図4(d)はバランサウェイト4aが形成された軸方向中央部が上側、軸方向両端が下側に変形した場合を示している。
図4(c)の時、バランサ駆動シャフト4の軸方向両端が上側に変形しているため、メインギヤ5の外周がクランクギヤ3に接近している。特に、メインギヤ5外周のバランサ駆動ギヤ7側がクランクシャフト3に接近していることとなる。一方、図4(d)の時、バランサ駆動シャフト4の軸方向両端が下側に変形しているため、メインギヤ5の外周がクランクギヤ3から遠ざかっている。
このような場合、図4(c)の時の方が図4(d)の時よりも、メインギヤ5がクランクギヤ3に近いため、フリクションが大きくなり噛み合い音が大きくなる。そのため、噛み合い音を低減させるためには、図4(c)の時におけるバランサ駆動ギヤ7側のメインギヤ5とクランクギヤ3との間のフリクションを低減する必要がある。
上述したように、図4(c),(d)の場合は、小径の環状溝5bがバランス駆動ギヤ7側に形成されているため、メインギヤ5は外周側がバランサ駆動ギヤ7側に変形しやすい。メインギヤ5の外周側がバランサ駆動ギヤ7側に変形した場合、メインギヤ5外周のバランサ駆動ギヤ7側は、クランクギヤ3側から遠ざかる。そのため、小径の環状溝5bがバランサ駆動シャフト7側に形成されている方が、メインギヤ5とクランクギヤ3間のバランサ駆動ギヤ7側のフリクションを低減させることができ、噛み合い音をより抑制することが可能となる。
[実施形態2]
図5は、本実施形態2におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。以下、実施形態2以降は、メインギヤ5の環状溝5a,5b以外は実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態2において、前述の環状溝5a,5b内に、環状溝5a,5bと略同一形状の弾性体13が環状溝5a,5bの内外周に緊迫力を持つように挿入されている。前記弾性体13は、振動を吸収するゴム,樹脂,または制振鋼材から構成されている。
本実施形態2におけるバランサ装置によれば、実施形態1と比較して、前記弾性体13が音の発生源となる振動を吸収し、振動の伝播を抑制することにより、更なる音振性能の向上を図ることが可能となる。
[実施形態3]
図6は、本実施形態3におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図6に示すように、本実施形態3においては、実施形態2における弾性体13の代わりに、振動吸収材として安価なOリング14が環状溝5a,5b内に内外周に緊迫力を持つように挿入されている。
本実施形態3におけるバランサ装置によれば、実施形態2と同様に、Oリング14が音の発生源となる振動を吸収し、振動の伝播を抑制することにより、更なる音振性能の向上が図れる。また、振動吸収剤として安価なOリングを用いることにより、コストの低減を図ることが可能となる。
[実施形態4]
図7は、本実施形態4におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図7に示すように、本実施形態4においては、環状溝5a,5bが、底部に対して開口部の幅が狭くなるように段差5cが形成されている。
弾性体13またはOリング14を環状溝5a,5bに挿入する場合、弾性体13またはOリング14は幅の狭い開口部を通る際は開口部により圧縮され、開口部よりも幅の広い底部まで至った際には、圧縮から解放されて最適圧縮形状に戻る。
そのため、本実施形態4におけるバランサ装置によれば、実施形態2,3の作用効果に加え、弾性体13またはOリング14が環状溝5a,5bから脱落することを抑制することが可能となる。
[実施形態5]
図8は、本実施形態5におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図8に示すように、本実施形態5においては、前述の環状溝5a、5bにおいて、底部幅W1に対し開口部幅W2が狭くなる様に、底部から開口部にかけて内外周面のうち少なくとも一方がテーパ状に形成されている。開口部幅W2が狭く形成されているため、実施形態4と同様に弾性体13またはOリング14が環状溝5a,5bから脱落することを抑制することが可能となる。
また、本実施形態5におけるバランサ装置によれば、実施形態4の段差5cを形成する場合と比較して、テーパ状に形成する方が容易であるため、環状溝5a,5bの形成が容易となる。
[実施形態6]
図9は、本実施形態6におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図9に示すように、本実施形態6は、前述の環状溝5a,5bにおいて、底部幅W1に対し開口部幅W2が狭くなる様に、底部から開口部にかけて内外周面の両方がテーパ状に形成されている。
本実施形態6におけるバランサ装置によれば、実施形態5と同様の作用効果を奏する。
[実施形態7]
図10は、本実施形態7におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図10に示すように、本実施形態7において、前述の環状溝5a,5bは底部が開口部よりもメインギヤ5の外周側に位置するように形成されている。
本実施形態7におけるバランサ装置によれば、メインギヤ5が回転することにより弾性体13またはOリング14に対して、メインギヤ5の外周側の方向へ遠心力が働く。これにより、弾性体13またはOリング14は環状溝5a,5bの底部に押しつけられることとなる。その結果、実施形態5,6のように高価な特殊加工を施すことなく、弾性体13またはOリング14が環状溝5a,5bから脱落することを抑制することが可能となる。
[実施形態8]
図11は、本実施形態8におけるバランサ装置のメインギヤ5を示す断面図である。図11に示すように、本実施形態8は、前述の環状溝5a,5b内において、環状溝5a,5b外周より大径の溝15が形成されている。
本実施形態8におけるバランサ装置によれば、弾性体13またはOリング14の一部が緊迫力によって溝15中に食い込むことにより、弾性体13またはOリング14が環状溝5a,5bから脱落することを抑制することが可能となる。
尚、溝15は環状溝5a,5bより小径側に設けても同等の効果が得られる。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、前述の実施形態1〜8では、メインギヤ5に環状溝5a,5bを形成した構成について説明したが、メインギヤ5のみならず、バランサ駆動ギヤ7又はバランサ従動ギヤ8に環状溝を形成することも可能である。これにより、バランサ駆動ギヤ7,バランサ従動ギヤ8間の音振性能効果の向上を図る ことが可能となる。
ここで、上述した各実施形態から把握される技術的思想であって、特許請求の範囲に記載したもの以外のものについて、その効果ともに以下に記載する。
(1)請求項1に記載の内燃機関のバランサ装置において、前記環状溝内には、弾性体が設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(1)記載の技術的思想によれば、弾性体が音の発生源となる振動を吸収し、振動の伝播を抑制することにより、更なる音振性能の向上を図ることが可能となる。
(2)(1)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記弾性体は、ゴム材料であることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(2)記載の技術的思想によれば、ゴム材料である弾性体が音の発生源となる振動を吸収し、振動の伝播を抑制することにより、更なる音振性能の向上を図ることが可能となる。
(3)(2)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記弾性体は、Oリングであることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(3)記載の技術的思想によれば、弾性体にOリングを用いることにより、コストの低減を図ることが可能となる。
(4)(1)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記環状溝は、底部に対して開口部の幅が狭くなるように形成されたことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(4)記載の技術的思想によれば、弾性体またはOリングが幅の狭い開口部によって環状溝から脱落することを抑制することが可能となる。
(5)(4)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記環状溝は、底部から開口部に向かうに従い幅が狭くなるようにテーパ状に形成されたことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(5)記載の技術的思想によれば、段差を形成する場合と比較して、テーパ状に形成する方が容易であるため、環状溝の形成が容易となる。
(6)(1)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記環状溝は、開口部よりも底部がメインギヤの外周側に位置していることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(6)記載の技術的思想によれば、高価な特殊加工を施すことなく、遠心力により、弾性体またはOリングが環状溝から脱落することを抑制することが可能となる。
(7)(1)記載の内燃機関のバランサ装置において、前記環状溝内に、環状溝外周より大径または環状溝より小径の溝が設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(7)記載の技術的思想によれば、弾性体またはOリングの一部が緊迫力により溝中に食い込むことにより、弾性体またはOリングが環状溝から脱落することを抑制することが可能となる。
(8)請求項1記載の内燃機関のバランサ装置において、前記駆動ギヤの軸方向バランサウェイト側が、反対側より大径の環状溝が設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(8)記載の技術的思想によれば、駆動ギヤの外周側が軸方向バランサウェイトと反対側に変形しやすく、噛み合い音をより抑制することが可能となる。
(9)請求項1記載の内燃機関のバランサ装置において、前記駆動ギヤの軸方向バランサウェイト側が反対側より小径の環状溝が設けられていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
(9)記載の技術的思想によれば、駆動ギヤの外周側が軸方向バランサウェイト側に変形しやすく、歯打ち音をより抑制することが可能となる。
1…バランサ装置
2…クランクシャフト
3…クランクギヤ(入力ギヤ)
4…バランサ駆動シャフト
4a…駆動シャフト側バランスウエイト
5…メインギヤ(駆動ギヤ)
5a,5b…環状溝
6…バランサ従動シャフト
6a…従動シャフト側バランスウエイト
7…バランサ駆動ギヤ
8…バランサ従動ギヤ

Claims (1)

  1. クランクシャフトから回転力が伝達される入力ギヤと噛み合う駆動ギヤと、
    該駆動ギヤから回転力が伝達され、バランサウェイトを備えたバランサ駆動シャフトと、
    該バランサ駆動シャフトと一体的に回転するように設けられたバランサ駆動ギヤと、
    該バランサ駆動ギヤと噛み合うバランサ従動ギヤと、
    該バランサ従動ギヤと一体的に回転する、バランサウェイトを備えたバランサ従動シャフト と、を備え、
    前記駆動ギヤ,バランサ駆動ギヤ,バランサ従動ギヤのうち少なくとも1つのギヤの軸方向両側面には、径の異なる環状溝が夫々設けられており、
    夫々の環状溝が軸方向において重なる深さまで形成されていることを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
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