JP2014131372A - 昇圧回路、モータ駆動モジュール及び冷凍機器 - Google Patents

昇圧回路、モータ駆動モジュール及び冷凍機器 Download PDF

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Abstract

【課題】低コスト高効率の昇圧回路及びモータ駆動モジュールを提供する。
【解決手段】
交流電圧を直流に変換するダイオード整流回路と、絶縁トランスを介して出力と入力を絶縁するDC/DC変換器から構成され、前記DC/DC変換器の入力が前記整流回路の直流側に接続し、出力の負側が前記整流回路の出力の正側と接続しで、前記DC/DC変換器の出力電圧もしくは出力電流を調整することにより、前記DC/DC変換器と前記整流回路の出力を直列接続した直流電圧を調整できることを実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流を直流に変換する整流装置、昇圧回路、モータ駆動モジュール及び冷凍機器に関する。
交流電源を直流に変換する整流装置と、直流を交流に変換するインバータ回路から構成されるモータ駆動システムが家電製品や産業機器分野において広く普及している。エアコンなど冷凍機器の応用は、中低速運転の時間が多いので、中低速運転領域の効率向上が望まれている。そのため、近年、モータ誘起電圧(逆起電力)が大きく設計される傾向がある。
しかし、モータ誘起電圧(逆起電力)がモータ回転数と比例するため、高速運転時に、インバータの出力電圧が直流電圧に制限されて、モータ駆動ができなくなる可能性がある。従来対策として、弱め界磁制御など手段があるが、モータの無効電流の増加に伴い、モータ損失とインバータ損失が増え、システム総合効率が低下してしまう。その代わりに、インバータ出力電圧が足りない場合、直流電圧を昇圧させて、インバータ出力電圧を高くするのは有効である。
交流電圧を直流に変換して、さらに昇圧する回路構成の開発は古くから行われており、多数の方式が提案されている。例えば、6個の半導体パワー素子から構成される三相PWMコンバータを用いて、入力電流の高調波低減と出力直流電圧の昇圧制御ができるが、多くの半導体パワー素子と複雑な制御手段が必要なので、装置のコストが大幅に増加してしまう。エアコンや汎用インバータなど民生や産業用装置は、製品コストを重視するので、安価な昇圧手段が望まれている。
また、昇圧手段として、例えば、特許文献1に記載しているように、ダイオード整流器の出力にリアクトル、半導体スイッチング素子とダイオードから構成される昇圧チョッパ回路が記載されている。
特許第4937281号公報 特許第3422218号公報
特許文献1に記載の技術は、ダイオード整流回路の出力電圧を昇圧するために、直流リアクトルが必要となり、装置の大型化やコストアップを避けられない。特に、昇圧動作停止時にも、リアクトルと昇圧ダイオードに直流電流が流れるため、損失が発生する。同様に、特許文献2に記載する回路にも、昇圧動作しない場合、交流リアクトルに電流が流れて損失が発生する。
そこで、本発明の目的は、交流/直流リアクトルの採用が不要であり、ダイオード整流器とDC/DC変換器の直列接続で、出力電圧を調整できる昇圧回路、モータ駆動用モジュール及び冷凍機器を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は交流電圧を直流に変換するダイオード整流回路と、絶縁トランスを介して出力と入力を絶縁するDC/DC変換器から構成され、
前記DC/DC変換器の入力が前記整流回路の直流側に接続し、出力の負側が前記整流回路の出力の正側と接続しで、前記DC/DC変換器の出力電圧もしくは出力電流を調整することにより、前記DC/DC変換器と前記整流回路の出力を直列接続した直流電圧を調整できることを特徴とするものである。
本発明を用いることにより、大容量の直流及び交流リアクトルの必要がなくなり、モータ駆動システムの中低速運転領域(昇圧動作停止)の損失低減が図れる。また、DC/DC変換器が昇圧分電圧だけ制御するので、半導体スイッチング素子及び絶縁トランスの容量は、装置全体容量より小さいので、体積と重量の低減ができる。
したがって、本発明によれば、低コスト高効率の昇圧回路、モータ駆動モジュール及び冷凍機器を提供できる。
本発明の実施例である昇圧回路の構成図である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の構成図の一例である。 本発明の実施例である昇圧回路のDC/DC変換器の制御部の機能ブロック構成図である。 本発明の実施例であるモータ駆動モジュールの回路構成図である。 本発明の実施例であるモータ駆動モジュールの昇圧効果の説明図である。 本発明の実施例であるモータ駆動モジュールの外観図である。 本発明の実施例である冷凍機器の構成図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
以下、図面を用いて本発明の実施例1について説明する。
図1は、第1実施例の昇圧回路の構成図である。この昇圧回路は、交流電源1に接続されるダイオード整流器2と、ダイオード整流器2の直流側に設ける平滑コンデンサ4と、入力をダイオード整流器2の直流側に接続するDC/DC変換器3と、DC/DC変換器3の出力側に接続する平滑コンデンサ5と逆並列ダイオード7と、出力電圧の平滑コンデンサ6と、分圧抵抗8を備える。
ダイオード整流器2には高周波電流が流れないため、50Hz/60Hz電源対応の安価な汎用整流ダイオードを使用する。また、直流及び交流リアクトルが使わないため、通流損失低減が図れる。DC/DC変換器が昇圧電圧だけ出力するので、半導体スイッチング素子及び絶縁トランスの容量は、全体容量より小さい。
DC/DC変換器は、図2〜図7に示す回路構成の何れかを採用する。
図2は、DC/DC変換器の一例を示す図でハーフブリッジと呼ばれるものである。ここで絶縁トランス3cの一次側の両端には、二つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるハーフブリッジ回路の出力と、前記整流回路の直流側に接続する二つの分圧コンデンサの中性点とが、それぞれ接続される。ハーフブリッジ回路の上アームの半導体スイッチング素子がオン、下アームの半導体スイッチング素子がオフ状態にすると、絶縁トランス3cの一次側の両端に正の電圧が印加する。逆に、ハーフブリッジ回路の上アームの半導体スイッチング素子がオフ、下アームの半導体スイッチング素子がオン状態にすると、絶縁トランス3cの一次側の両端に負の電圧が印加する。また、上アームと下アームの半導体スイッチング素子が両方オフにして、かつ逆並列ダイオードが通流しない際、絶縁トランス3cの一次側の両端電圧が0になる。これにより、半導体スイッチング素子の通電状態を制御すれば、ダイオード整流回路の出力直流電圧を高周波の交流電圧に変換できる。
更に、半導体スイッチング素子のオン・オフ区間を調整すれば、絶縁トランス3cの一次側に印加する電圧パルスの幅を調整できる。
絶縁トランス3cの二次側からの高周波の交流電圧を、二つのダイオード素子を介して、直流電圧に変換する。
絶縁トランス3cの一次側の両端に正の電圧が印加する場合、上のダイオードが通電し、絶縁トランス3cの一次側の両端に負の電圧が印加する場合、下のダイオードが通電することにより、二つのダイオードのカソードと絶縁トランス3cの二次側の中性点との間から直流電圧が出る。
この図2のDC/DC変換器を図1に備えたことにより、
絶縁トランスを介して出力と入力の電気絶縁がされるため、出力はダイオード整流回路の出力直流電圧との直列接続ができる。故に、負荷9への出力電圧は、ダイオード整流回路の出力直流電圧とDC/DC変換器の出力電圧の和である。
〔式1〕
出力電圧=ダイオード整流回路の出力直流電圧+DC/DC変換器の出力電圧
従って、DC/DC変換器の出力電圧の調整により、負荷9への出力電圧制御ができる。
図3は、DC/DC変換器の一例を示す図でフルブリッジと呼ばれるものである。図2に示す回路と違うのは、絶縁トランス3cの一次側に接続するハーフブリッジ回路を、四つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるフルブリッジ回路に替えること。この回路の左側の上アームの半導体スイッチング素子と右側の下アームの半導体スイッチング素子がオン、左側の下アームの半導体スイッチング素子と右側の上アームの半導体スイッチング素子がオフ状態にすると、絶縁トランス3cの一次側の両端に正の電圧が印加する。逆に、この回路の左側の下アームの半導体スイッチング素子と右側の上アームの半導体スイッチング素子がオン、左側の上アームの半導体スイッチング素子と右側の下アームの半導体スイッチング素子がオフ状態にすると、絶縁トランス3cの一次側の両端に負の電圧が印加する。また、左側と右側の上アーム(下アーム)の半導体スイッチング素子が両方オン、左側と右側の下アーム(上アーム)の半導体スイッチング素子が両方オフにして、かつ逆並列ダイオードが通流しない際、絶縁トランス3cの一次側の両端電圧が0になる。図2での説明と同様に、半導体スイッチング素子のオン・オフ区間を調整すれば、絶縁トランス3cの一次側に印加する電圧パルスの幅を調整できる。
この回路は図2に示す回路より二つの半導体スイッチング素子が増えるが、絶縁トランス3cの一次側への出力電圧振幅が2倍であるため、より大きい出力容量が得られる。
昇圧原理は、図2で説明した動作と同じであるため、ここで説明を省略する
図4は、DC/DC変換器の一例を示す図でLLC変換器と呼ばれるものである。絶縁トランス3cの一次側の両端と、二つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるハーフブリッジ回路の出力との間に、共振コンデンサと共振リアクトルを挿入する。この回路では,上アームの半導体スイッチング素子と下アームの半導体スイッチング素子が交互にオン・オフを繰り返す。このオン・オフ動作により,直列共振回路には正負に行き来する循環電流が流れ,この循環電流により二つの半導体スイッチング素子のターンオン時にはゼロ電圧スイッチング(Zero Voltage Switching)を実現する。またターンオフ時には,下アームの半導体スイッチング素子に並列に接続された電圧共振用コンデンサとの電圧擬似共振動作によりスイッチング損失を軽減できる。
これにより、二つの半導体スイッチング素子のスイッチング損失を低減し、より高い動作周波数を実現できるため、昇圧回路
の効率向上と小型化を図れる。昇圧原理は、図2で説明した動作と同じであるため、ここで説明を省略する
図5〜7は、図2〜4にそれぞれに対応して、絶縁トランス3cの二次側からの高周波の交流電圧が、四つのダイオードから構成されるフルブリッジ整流回路を用いて、直流電圧に変換する。これにより、図2〜4に示す回路より二つのダイオード素子が増えるが、絶縁トランスの構造が簡略できる。
昇圧範囲や出力容量によって、図2〜図7から適当なDC/DC変換器の回路を選択する。たとえば、交流電圧と出力電圧の変動範囲が狭い場合、半導体スイッチング素子の動作損失を低減できる図4若しくは図7のLLC共振回路を採用すれば、全体効率向上ができる。また、
大容量出力(約5kW以上)の場合、図3若しくは図6のフルブリッジ回路の出力電圧が高いため、半導体スイッチング素子及び絶縁トランスの一次巻線に流す電流が低減できる。
昇圧回路動作停止時に、通流ダイオード7を通じてDC/DC変換器の出力をバイパスできる。これにより、絶縁トレンスの2次巻き線と整流ダイオード(快速回復ダイオード)の通流が無くなるため、通流損失が低減できる。バイパスダイオード7の通流損失をさらに低減するため、ダイオードの代わりに、オン・オフ制御可能な短絡手段(リレーなど)を使用しても良い。そうすれば、昇圧回路動作停止時に、DC/DC変換器3の通電損失が完全に発生しない。但し、コスト削減のため、上記バイパス回路(ダイオード若しくはリレーなど)を削除
しても、絶縁トレンスの2次巻き線と整流ダイオードに電流が流れられるので、昇圧回路動作への影響がない。
出力電圧を安定制御するため、分圧抵抗8を用いて、出力電圧を検出する。ここで、コスト削減のため、安価な分圧抵抗で電圧信号を検出するが、分圧抵抗の代わりに、直流電圧センサなど手段にしても構わない。
また、全体出力電圧の代わりに、DC/DC変換器の出力電圧とダイオード整流器の出力電圧を検出して、制御器で下式のように処理しても良い。
〔式2〕
全体出力電圧 = DC/DC変換器の出力電圧 + ダイオード整流器の出力電圧
更に、DC/DC変換器の出力電圧はダイオード整流器の出力電圧との関係が下式で近似に表れる。
DC/DC変換器の出力電圧 = ダイオード整流器の出力電圧×変調率×巻線比
ここで、変調率が制御器3aで算出した制御量、巻線比が絶縁トランス3cの巻線比である。故に、全体出力電圧が以下のように算出できる。
〔式3〕
全体出力電圧 = ダイオード整流器の出力電圧×(1+変調率×巻線比)
〔式4〕
全体出力電圧 = DC/DC変換器の出力電圧×{1+1/(変調率×巻線比)}
DC/DC変換器の制御器3aは、アナログ回路、マイコン(マイクロコンピュータ)もしくはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等の半導体演算素子を用いて、分圧抵抗8などの電圧検出手段からの直流電圧信号と昇圧目標電圧を処理して、DC/DC変換器の各半導体スイッチング素子のオン・オフ制御信号を発生する。また、脈動電圧の抑制もできるので、平滑コンデンサ容量は通常のダイオード整流器より低減することが可能になる。
図8は、DC/DC変換器の制御器3aの機能ブロック構成図である。具体的には、直流電圧制御器3a1では、検出した全体出力電圧信号と昇圧目標電圧の差分を演算し、PWM制御変調率を作成する。更に、脈動抑制制御器3a4では、図8に示すように、バンドパスフィルタ(BPF)など手段で直流電圧信号の脈動成分を抽出して、その脈動を抑制するように、打ち消し変調率を算出し、PWM制御変調率と合わせてPWM制御器18に出力する。
最後に、PWM制御器18で、変調率とキャリア波(三角波もしくはのこぎり波)との比較により、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号を出力し、DC/DC変換器の半導体スイッチング素子のオン・オフを制御する。
以上が、本発明の昇圧回路の構成と昇圧制御の実施例である。
図9は、本発明の実施例2のモータ駆動装置の構成を示す図である。交流から直流を変換する整流と昇圧部分は、図1に示すものと同じである。昇圧回路の直流出力側に、インバータ10を用いて、モータ11を駆動する。
制御器16では、インバータのPWM制御信号を発生してモータを制御する。モータの回転数や電流及びインバータの出力電圧もしくはインバータの変調率(出力電圧と直流電圧の比)など情報を用いて、最適な昇圧目標電圧を算出し、DC/DC変換器の制御器へ伝送する。DC/DC変換器の制御器は、第1実施例で説明した図8の制御構成を用いて、DC/DC変換器を制御する。
図10に、モータ駆動装置において昇圧回路を使って直流電圧を調整するイメージを示す。モータが中低速運転領域で、昇圧回路の動作を停止し、インバータのPWM制御のみでモータを制御する。高速運転領域で、昇圧回路を動作させることにより直流電圧を調整して、昇圧制御とインバータのPWM制御により、モータ電流を低減する。また、昇圧電圧目標値は、システム全体効率向上及びモータ電流低減するように調整する。調整方法は、例えば、事前に設定した昇圧電圧目標値と回転数との関係テーブルを用意して、これを用いることが考えられる。
故に、本実施例のモータ駆動装置を使用すれば、昇圧回路が無い場合に比べて、大きい誘起電圧を設計したモータを採用できるので、中低速領域でモータ電流低減とインバータの損失低減ができる。高速領域で昇圧動作により、インバータの電流も低減できので、より低定格の半導体スイッチング素子も採用できる。
以上が、本発明のモータ駆動装置の構成の実施例である。
図13は、本発明の実施例3のモータ駆動モジュール20の外観図であり、最終製品の一形態を示す。モジュール20は、基板21に半導体スイッチング素子22が搭載されたモータ駆動モジュールであり、基板21には、前述の図11に記載の昇圧回路、電圧電流検出回路、制御器、インバータ回路などが実装される。モジュール化によって、小型化が達成され、装置コストの低減が図れる。なお、モジュールとは「規格化された構成単位」という意味であり、分離可能なハードウエア/ソフトウエアの部品から構成されているものである。また、製造上、同一基板上で構成されていることが好ましいが、同一基板に限定はされない。これより、同一筐体に内蔵された複数の回路基板上に構成されてもよい。
この実施例によれば、製品全体コストの削減と体積の低減ができるので、本実施例のモジュールを使用するモータ駆動システムの汎用性と便利性を向上できる。
以下、図面を用いて本実施例の冷凍機器について説明する。
図14は、本発明の実施例4の前記モータ駆動モジュールを用いて、圧縮機モータを駆動した空気調和機や冷凍機などの冷凍機器の構成図である。冷凍機器300は、温度を調和する装置であり、熱交換器301と302と、ファン303と304と、圧縮機305と、配管306と、モータ駆動装置307から構成されている。なお、圧縮機用モータ308は永久磁石同期モータもしくは三相誘導モータを用いて、圧縮機305の内部に配置されている。モータ駆動装置307は、交流電源を直流に変換して、モータ駆動インバータに提供し、モータを駆動する。
本実施例のモータ駆動モジュールを使用することにより、直流電圧の昇圧制御ができ、より高効率広範囲モータ駆動ができるので、冷凍機器の効率向上とコスト削減を図れる。
1 交流電源
2 ダイオードブリッジ
3 DC/DC変換器
3a 制御器
3a1 直流電圧制御器
3a2 PWM制御器
3a3 キャリア波発生器
3a4 脈動補償制御器
3b DC/AC変換器
3b1 半導体スイッチング素子
3b2 コンデンサ
3b3 共振リアクトル
3c 絶縁トレンス
3d AC/DC変換器
3d1 ダイオード
4、5、6 平滑コンデンサ
7 ダイオード
8 分圧抵抗
9 直流負荷
10 インバータ
11 モータ
12、14 シャント抵抗
13、15 増幅器
16 制御器
17、20 モータ駆動モジュール
18 直流電圧グラフ
19 モータ電流グラフ
21 基板
22 半導体スイッチング素子(パワーモジュール)
23 マイコン
300 冷凍機器
301、302 熱交換器
303、304 ファン
305 圧縮機
306 配管
307 モータ駆動装置
308 圧縮機用モータ

Claims (12)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換するダイオード整流回路と、
    絶縁トランスを介して出力側と入力側とが絶縁され、出力電圧又は出力電流を調整するDC/DC変換器と、を備え、
    前記DC/DC変換器は、
    入力側が前記ダイオード整流回路の直流側に接続されるとともに、出力側の負側が前記ダイオード整流回路の直流側の正側と接続されることにより、前記DC/DC変換器と前記ダイオード整流回路とが直列接続され、出力される直流電圧を調整可能に構成されたことを特徴とする昇圧回路。
  2. 請求項1において、
    前記DC/DC変換器の前記絶縁トランスの一次側の両端に、二つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるハーフブリッジ回路の出力と、前記整流回路の直流側に接続する二つの分圧コンデンサの中性点とが、それぞれ接続されることにより、前記ダイオード整流回路の出力直流電圧を交流電圧に変換することを特徴とする昇圧回路。
  3. 請求項1において、
    前記DC/DC変換器の前記絶縁トランスの一次側の両端が、四つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるフルブリッジ回路の交流出力に接続されることにより、前記ダイオード整流回路の出力直流電圧を交流電圧に変換することを特徴とする昇圧回路。
  4. 請求項1において、
    前記DC/DC変換器の絶縁トランスの一次側と、二つの半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードから構成されるハーフブリッジ回路の出力との間に、共振コンデンサ及び共振リアクトルが接続され、
    前記半導体スイッチング素子の通電幅と周波数を制御することにより、回路共振により素子のスイッチング損失を低減し、前記整流回路の出力直流電圧を交流電圧に変換することを特徴とする昇圧回路。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、
    四つのダイオードから構成されるフルブリッジ整流回路を用いて、前記DC/DC変換器の絶縁トランスの二次側の出力を直流に変換することを特徴とする昇圧回路。
  6. 請求項1〜4の何れかにおいて、
    前記DC/DC変換器の前記絶縁トランスの二次巻き線に中点を設けて、二つのダイオードを用いて、二次巻き線の交流出力を直流に変換することを特徴とする昇圧回路。
  7. 請求項1において、
    前記DC/DC変換器が動作停止時に、前記DC/DC変換器の出力端子に接続される逆並列ダイオードもしくはオン・オフ制御できるスイッチ素子のバイパス通流により、当該DC/DC変換器の損失を低減する
    ことを特徴とする昇圧回路。
  8. 請求項1〜7の何れかにおいて、
    前記DC/DC変換器は、DC/DC変換器の出力電圧、前記整流回路の出力電圧、DC/DC変換器と整流回路と直列した全体出力電圧の少なくとも一つを検出して、DC/DC変換器の半導体スイッチング素子のオン・オフ制御により、全体出力電圧を所定指令値に昇圧できる
    ことを特徴とする昇圧回路。
  9. 請求項1において、
    前記DC/DC変換器の出力電圧と、前記整流回路の出力電圧、DC/DC変換器と整流回路と直列した全体出力電圧の少なくとも一つの電圧の脈動成分を検出して、前記DC/DC変換器の半導体スイッチング素子のオン・オフ制御により、出力直流電圧の脈動成分を抑制する
    ことを特徴とする昇圧回路。
  10. 請求項9において、
    前記昇圧回路の負荷がモータ駆動用インバータである場合、インバータの出力電圧もしくは変調率(出力電圧と直流電圧の比)と、モータ回転周波数と、モータ電流の少なくとも一つの情報を用いて、モータ電流の低減もしくは全体損失低減するように、前記昇圧回路の出力電圧の所定指令値を調整することを特徴とするモータ駆動モジュール。
  11. 交流電圧を直流に変換して直流電圧を調整できる昇圧回路と、直流を交流に変換するインバータを有するモータ駆動モジュールにおいて、
    前記昇圧回路は請求項1〜10の何れかに記載の昇圧回路であることを特徴とするモータ駆動モジュール。
  12. 交流電圧を直流に変換して直流電圧を調整できる昇圧回路と、直流を交流に変換するインバータを有するモータ駆動用モジュールを用いて圧縮機に内蔵されたモータを駆動する冷凍機器において、
    前記昇圧回路は請求項1〜10の何れかに記載の昇圧回路であることを特徴とする冷凍機器。
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