JP2014114598A - 車両ドアロック装置 - Google Patents

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Atsushi Suzumura
淳 鈴村
Kenji Okada
賢治 岡田
Takashi Nishio
貴士 西尾
Yasuhiko Sono
靖彦 園
Kazunori Kojima
一記 小島
Masanari Iwata
将成 岩田
Satoshi Fukuchi
聡 福地
Yusuke Yamada
祐介 山田
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Abstract

【課題】操作力伝達部材からの張力で生じる操作レバーの撓みが抑えられるように構成された車両ドアロック装置を提供すること。
【解決手段】車両ドアロック装置1は、RRドアの施解錠状態を切り換える際に回転する樹脂製のアクティブレバー30と、アクティブレバー30を回転可能に支持するケース21と、アクティブレバー30の回転範囲を規制する第1ストッパ21aと、アクティブレバー30に張力を付与することによってアクティブレバー30を第1ストッパ21a側に回転させるロッキングケーブル部材52と、ハウジング(ケース21、外周部24)に形成され、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52から張力が付与されたときにアクティブレバー30に当接してアクティブレバー30の撓みを抑える抑え部(係止凸部241、開き撓み抑え部242、反り撓み抑え部226)と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両ドアロック装置に関する。
車両ドアロック装置は、一般的に、ハウジングと、このハウジング内に回転可能に支持された操作レバーとを有する。操作レバーには、電動モータから電動の操作力が、あるいは車両の乗員などにより操作される操作部材から手動の操作力が、ケーブルやギア等を介して伝達される。操作レバーがこれらの操作力を受けて回転することで、車両ドアのロック状態とアンロック状態(施解錠状態)が切り換えられる。
特許文献1は、ハウジング内に回転可能に支持された操作レバーに操作力伝達部材としての操作ケーブル部材が連結されるように構成された車両ドアロック装置を開示する。操作レバーは、操作ケーブル部材の操作ケーブルの先端(端末)に設けられた球形状の操作力伝達部材側係合部に係合する操作レバー側係合部を有する。そして、車両の乗員等が操作部材を操作すると、その手動操作力が張力として操作ケーブルを介して操作力伝達部材側係合部に伝達され、さらにこの操作力伝達部材側係合部に係合した操作レバー側係合部を介して操作レバーに伝達される。このようにして操作レバーが操作力(張力)を受けて回転することで、車両ドアのロック状態とアンロック状態とが切り換えられる。
特開2006−144278号公報
(発明が解決しようとする課題)
ハウジング内の操作レバーの回転範囲は、ハウジングに設けられているストッパに操作レバーが当接することによって規制される。また、近年、軽量化のために比較的剛性の低い樹脂製の操作レバーが用いられることが多い。樹脂製の操作レバーがストッパに当接してそれ以上回転することができないときに、ストッパで規制される方向(すなわちストッパ側)に向けて操作レバーが回転するように操作力伝達部材から操作力が付与されたときは、その操作力により操作レバーが撓むおそれがある。このような操作レバーの撓みは、操作レバーの故障、あるいは操作レバーから操作力伝達部材が離脱するという問題を引き起こす。斯かる問題を除去するため、従来では操作レバーの剛性の向上をねらいとして各種寸法(操作レバーの厚みやレバー側係合部の厚み等)を大きくしている。しかしながら、操作レバーの各種寸法(すなわち操作レバーの体格)を大きくした場合には、他のレバーとの干渉や、装置の大型化といった新たな問題が発生する。
本発明は、ストッパに当接して回転が規制されている樹脂製の操作レバーに操作力伝達部材から操作力が付与された場合に操作レバーの撓みが抑えられるように構成された車両ドアロック装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、車両のドアの施解錠状態を切り換える際に回転する樹脂製の操作レバーと、操作レバーを回転可能に支持するハウジングと、ハウジングに設けられるとともに操作レバーの回転領域内に配置され、操作レバーに当接することにより操作レバーの回転を規制する(回転範囲を制限する)ストッパと、操作レバーに接続されるとともに操作レバーに操作力(例えば張力)を付与することによって操作レバーをストッパに向かう方向に回転させるように構成される操作力伝達部材と、ハウジングに設けられ、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から操作レバーに操作力が付与されたときに操作レバーに当接して操作レバーの撓みを抑える抑え部と、を備える車両用ドアロック装置を提供する。
本発明によれば、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から操作レバーに例えば張力のような操作力が付与されたときに、ハウジングに設けられた抑え部が操作レバーに当接して操作レバーのそれ以上の変形を抑える。このため操作レバーの各種寸法を大きくすることなく、操作力伝達部材からの操作力で生じる操作レバーの撓みを抑えることができる。
上記発明において、「ストッパ」や「抑え部」は、ハウジングに一体的に形成されていてもよく、またハウジングと別体に設けられていても良い。また、「操作力伝達部材」は、ケーブルやロッド等、操作レバーに操作力を伝達することができるように構成されていれば、どのような態様でもよい。
前記操作レバーは、その回転中心から径方向に延びるとともに操作力伝達部材に接続されるアーム部を有するのがよい。そして、前記抑え部は、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材からアーム部に操作力が付与されたときにアーム部に当接してアーム部の撓みを抑える第1抑え部を有するのがよい。特に、第1抑え部は、アーム部への操作力の付与方向に沿ったアーム部の伸び変形を抑えるものであるのがよい。これによれば、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材からアーム部に操作力が付与されたときに、ハウジングに設けられた第1抑え部がアーム部に当接してアーム部のそれ以上の変形(例えば伸び変形)を抑える。このためアーム部の寸法を大きくすることなく、操作力伝達部材からの操作力で生じるアーム部の撓みを抑えることができる。
この場合において、前記操作力伝達部材は操作力伝達部材側係合部を有し、前記操作レバーには、アーム部に形成されるとともに操作力伝達部材側係合部に係合する操作レバー側係合部が形成されているのがよい。そして、前記抑え部は、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から操作レバー側係合部に操作力が付与されたときに操作レバー側係合部に当接して操作レバー側係合部の撓みを抑える第2抑え部を有するのがよい。これによれば、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から操作レバー側係合部に操作力が付与されたときに、ハウジングに設けられた第2抑え部が操作レバー側係合部に当接して操作レバー側係合部のそれ以上の変形を抑える。このため操作レバー側係合部の厚さや長さなどの寸法を大きくすることなく、操作力伝達部材からの操作力で生じる操作レバー側係合部の撓みを抑えることができる。
さらにこの場合、前記操作レバー側係合部は、操作力伝達部材側係合部を両側から挟み込むようにして操作力伝達部材側係合部に係合するとともに、その先端同士の間に隙間が形成されている第1係合爪および第2係合爪を備えるのがよい。そして、前記第2抑え部は、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から第1係合爪および第2係合爪に操作力が付与されたときに第1係合爪および/または第2係合爪に当接して、隙間が拡がるような第1係合爪および/または第2係合爪の撓み(開き撓み)を抑える開き撓み抑え部を有するのがよい。これによれば、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から第1係合爪および第2係合爪に操作力が付与されたときに、ハウジングに設けられた開き撓み抑え部が、操作力伝達部材側係合部を両側から挟み込むようにして操作力伝達部材側係合部に係合する第1係合爪および第2係合爪のいずれか一方または両方に当接して、第1係合爪と第2係合爪の先端同士の間の隙間を拡げるような第1係合爪および/または第2係合爪の変形を抑える。このため第1係合爪および/または第2係合爪の厚さなどの寸法を大きくすることなく、これらの係合爪が開く方向(開口部が拡がる方向)への撓み(開き撓み)を抑えることができる。
さらにこの場合、前記開き撓み抑え部は、第1係合爪および/または第2係合爪の外側面に当接する抑え面を有するのがよい。ここで、第1係合爪および/または第2係合爪の「外側面」とは、第1係合爪および/または第2係合爪の表面のうち、操作力伝達部材側係合部を挟み込んでいる面とは反対側の面を意味する。これによれば、開き撓み抑え部の抑え面が第1係合爪および/または第2係合爪の外側面に当接して、第1係合爪および/または第2係合爪のそれ以上の外側への変形を抑えるので、これらの係合爪の開き撓みを効果的に抑えることができる。
また、前記操作レバー側係合部は、第1係合爪と第2係合爪との間に位置している操作力伝達部材側係合部を支える支え部を備えるのがよい。そして、前記第2抑え部は、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材部材から支え部に操作力が付与されたときに支え部に当接して、支え部が反るような支え部の撓み(反り撓み)を抑える反り撓み抑え部を有するのがよい。これによれば、操作レバーがストッパに当接した状態で操作力伝達部材から支え部に操作力が付与されたときに、ハウジングに形成された反り撓み抑え部が支え部に当接して、支え部が反るような変形を抑える。このため支え部の寸法を大きくすることなく、支え部の反り撓みを抑えることができる。
また、本発明の車両ドアロック装置は、車両のドアを開作動させる際に回転するオープンレバーと、オープンレバーに接続されオープンレバーを回転させるための張力をオープンレバーに付与するオープンケーブル部材とをさらに備えるのがよい。また、操作力伝達部材は、先端に操作力伝達部材側係合部が設けられた線状の操作ケーブルを有する操作ケーブル部材であり、オープンケーブル部材と操作ケーブル部材はハウジング内で並列配置されているのがよい。そして、前記開き撓み抑え部は、第1係合爪と第2係合爪のうち、操作力伝達部材側係合部を挟んでオープンケーブル部材と反対側に位置する係合爪の開き撓みを抑えるように構成されるとよい。これによれば、オープンケーブル部材と操作ケーブル部材との間に開き撓み抑え部を設けなくても良く、例えばハウジングの側壁面に開き撓み部を設けることができる。このため開き撓み部の配置自由度を高めることができる。
本実施形態に係る車両ドアロック装置の正面図である。 第1カバー部および第2カバー部を取り外した車両ドアロック装置1の正面図である。 アクティブレバーの正面図である。 第2カバー部のみを取り外した車両ドアロック装置を正面方向からわずかにずらした方向から見た図である。 図4のC部拡大図である。 第2カバー部のみを取り外した車両ドアロック装置の正面図である。 図6のD部拡大図である。 図7のE−E断面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る車両ドアロック装置の正面図である。図1に示す車両ドアロック装置1は、車両の右後部を開閉するための右後部ドア(RRドア)に組み込まれる。この車両ドアロック装置1は、ドアラッチ機構部10と施解錠機構部20とを備える。ドアラッチ機構部10には、RRドアが開いている状態から閉じられたときに車体側に設けられたストライカが進入してくるストライカ受容溝11が形成される。ストライカ受容溝11内に進入したストライカはドアラッチ機構部10に備えられているラッチにより保持される。また、ドアラッチ機構部10に備えられているポールがラッチの回転を規制することで、ラッチがストライカを保持する状態が維持される。このためRRドアの閉鎖状態が維持される。また、RRドアが閉鎖状態であり且つ後述するアンロック状態であるときにRRドアに設けられているドアハンドル(インサイドハンドルまたはアウトサイドハンドル)が開操作された場合には、ポールによるラッチの回転規制が解除される。このためラッチによるストライカの保持が解除され、ストライカがストライカ受容溝11から離脱することができるようにされる。この状態ではRRドアを開くことができる。また、RRドアが閉鎖状態であり且つ後述するロック状態であるときにRRドアに設けられているドアハンドルが開操作された場合には、ポールによるラッチの回転規制は解除されない。このためRRドアを開くことはできない。
施解錠機構部20は、RRドアのロック状態(RRドアが閉鎖状態であるときにドアハンドルを開操作しても、ラッチによるストライカの保持が解除されない状態)とアンロック状態(RRドアが閉鎖状態であるときにドアハンドルを開操作した場合にラッチによるストライカの保持が解除される状態)とを切り換えることができるように、すなわち車両のドアの施解錠状態を切り換えることができるように構成される。この施解錠機構部20は、ハウジング20Aと、ハウジング20A内に収納された多数のレバーとを備える。ハウジング20Aは、ケース21と、ケース21の開口面を覆う第1カバー部22および第2カバー部23とを備えて構成される。なお、図1に符号24で示す部分(外周部24)は第1カバー部22と一体的に形成されており、第1カバー部22の一部分をなす。また、ドアラッチ機構部10は施解錠機構部20に組み付けられる。
図2は、第1カバー部22、第2カバー部23を取り外した車両ドアロック装置1の正面図である。図2に示すように、ハウジング20Aのケース21内には、樹脂製のアクティブレバー(操作レバー:ロッキングレバーともいう)30、インサイドオープンレバー(オープンレバー)40を含む多数のレバーが取付けられる。アクティブレバー30、インサイドオープンレバー40以外のレバーとして、アウトサイドオープンレバー、チャイルドプロテクトレバー、リフトレバー、などが、ケース21内に取付けられる。また、ケース21内には、上記したレバー類以外に、電動モータ、ウォーム減速機構、オープンリンク等も配設される。
アクティブレバー30は、ケース21に設けられた第1支持ピン211に取付けられ、第1支持ピン211を介して回転可能にケース21に取付けられる。図3はアクティブレバー30の正面図である。図3に示すように、アクティブレバー30は、第1支持ピン211が挿通されるボス部31と、ボス部31から図3の上方に向かって延びる本体部32と、本体部32の左側部から左方に向かって延びた第3突出部33と、本体部32の右側部から右方に突出した第1突出部34と、本体部32の上方部から上方に突出した第2突出部35と、ボス部31の下方部から下方に向かって延びるアーム部36とを有する。
本体部32はアクティブレバー30の骨格をなし、この本体部32から上述のように第3突出部33、第1突出部34および第2突出部35が、それぞれ異なる方向に延びる。また、図示しない凹部に、ケース21内に配設されたウォームホイールの一対の突部が係合する。ウォーム減速機構のウォームギヤは、ケース21内に配設された電動モータの出力軸に同軸連結する。電動モータが駆動してその出力軸が回転した場合、出力軸の回転がウォーム減速機構で減速され、減速された回転がアクティブレバー30に伝達される。これによりアクティブレバー30は第1支持ピン211を中心として回転する。
アーム部36は、ボス部31(すなわちアクティブレバー30の回転中心)から下方に向かって延びるとともにその先端部位が図3において左方に折れ曲がったような形状を呈する。アーム部36の先端にアクティブレバー側係合部(操作レバー側係合部)361が形成される。アクティブレバー側係合部361に、後述するロッキングケーブル部材(操作力伝達部材)52の端末球状部(操作力伝達部材側係合部)522が係合する(図2参照)。ロッキングケーブル部材52が引っ張られた場合、その張力(操作力)はアーム部36に伝達される。アーム部36は張力によって第1支持ピン211を中心として回転する。これによりアクティブレバー30が第1支持ピン211を中心として回転する。
図2に示すように、ケース21に、第1ストッパ21aおよび第2ストッパ21bが設けられている。第1ストッパ21aおよび第2ストッパ21bは、支持ピン211を中心としたアクティブレバー30の回転領域内に配置されている。より具体的には、第1ストッパ21aおよび第2ストッパ21bは、アクティブレバー30の第2突出部35の回転軌跡上に位置している。したがって、第2突出部35が第1ストッパ21aに当接することによってアクティブレバー30の図2において時計周り方向への回転が規制され、第2突出部35が第2ストッパ21bに当接することによってアクティブレバー30の図2において反時計周り方向への回転が規制される。
また、アクティブレバー30は、ケース21内に配設されたトーションスプリング212により回転付勢される。このトーションスプリング212はアクティブレバー30の回転動作に節度感を持たせるために採用される。トーションスプリング212は、アクティブレバー30の第2突出部35が第1ストッパ21aに当接しているときに第2突出部35を第1ストッパ21aに押し付けるようにアクティブレバー30を図2において時計周り方向に付勢力する。このためアクティブレバー30は、第1ストッパ21aに当接したときに、トーションスプリング212の付勢力でその位置に保持される。また、トーションスプリング212は、アクティブレバー30の第2突出部35が第2ストッパ21bに当接しているときに第2突出部35を第2ストッパ21bに押し付けるようにアクティブレバー30を図2において反時計周り方向に付勢する。このためアクティブレバー30は、第2ストッパ21bに当接したときに、トーションスプリング212の付勢力でその位置に保持される。
第1ストッパ21aに当接しているときのアクティブレバー30の回転位置をアンロック位置と呼び、第2ストッパ21bに当接しているときのアクティブレバー30の回転位置をロック位置と呼ぶ。したがって、電動モータの駆動力あるいはロッキングケーブル部材52の張力によって、アクティブレバー30はアンロック位置からロック位置までの間の回転領域を回転することができる。なお、アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにはRRドアがアンロック状態であり、アクティブレバー30がロック位置にあるときにはRRドアがロック状態である。つまり、アクティブレバー30は、RRドアの施解錠状態を切り換える際に回転する操作レバーである。
インサイドオープンレバー40は、RRドアを開作動させる際にケース21内で回転する。インサイドオープンレバー40はケース21内に配設されたオープンリンク(図示省略)にチャイルドプロテクト機構を介して連結される。このためインサイドオープンレバー40の回転動作によりオープンリンクが作動(例えば軸方向移動)させられる。オープンリングはアクティブレバー30の第1突出部34に当接しており、アクティブレバー30がアンロック位置にあるとき、オープンリンクはケース21内に配設されたリフトレバー(図示省略)に動力伝達可能であるような位置(オープン位置)に傾動する。一方、アクティブレバー30がロック位置にあるとき、オープンリンクはリフトレバーに動力伝達不能であるような位置(クローズ位置)に傾動する。
また、ドアラッチ機構部10に備えられたポールは、上述したように、ラッチによりストライカが保持されてRRドアが閉鎖状態を維持しているときにラッチの回転動作を規制している。このようなときにオープン位置にあるリフトレバーがオープンリンクから動力を受けて作動した場合、リフトレバーがポールを回転させて、ポールによるラッチの回転規制が解除される。このためラッチからストライカが離脱可能とされてRRドアが開放可能となる。すなわち、アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにインサイドオープンレバー40が回転した場合、その回転動作に伴う操作力がオープンリンク、リフトレバーを経てドアラッチ機構部10に作用するため、RRドアが開放可能とされる。一方、RRドアが閉鎖状態を維持しているときであって且つオープンリンクがクローズ位置にあるときに、インサイドハンドルが回転した場合、その回転動作に伴う操作力はオープンリンクに伝わるものの、リフトレバーには伝わらない。このため上記操作力がドアラッチ機構部10に作用することはなく、ポールによるラッチの回転規制は解除されない。すなわち、アクティブレバー30がロック位置にあるときには、インサイドオープンレバー40が回転してもRRドアは閉鎖状態を維持する。
図2に示すように、インサイドオープンレバー40は、ケース21に設けられた第2支持ピン213を中心として回転可能にケース21に取付けられる。このインサイドオープンレバー40の先端にはオープンレバー側係合部41が形成されていて、このオープンレバー側係合部41にオープンケーブル部材51が接続される。オープンケーブル部材51は、線状のオープンケーブル511と、オープンケーブル511の先端に取付けられたオープンケーブル側端末係合部512とを有し、オープンケーブル側端末係合部512がオープンレバー側係合部41に係合することによって、インサイドオープンレバー40に接続される。オープンケーブル511の基端は、RRドアの車室内側に取付けられたインサイドハンドル(図示省略)に連結されている。したがって、インサイドハンドルが操作された場合にオープンケーブル部材51が引っ張られてインサイドオープンレバー40が回転する。
また、図2および図3に示すように、アクティブレバー30のアーム部36の先端にアクティブレバー側係合部361が設けられている。アクティブレバー側係合部361は、図3に示すように、互いに対向配置した第1係合爪361aおよび第2係合爪361bと、両係合爪361a,361bの下方(図3において紙面の奥行き方向)に形成された支え部361cとを有する。第1係合爪361aと第2係合爪361bの基端側(図3におけるA部)は連結しており、先端側(図3におけるB部)は離間している。したがって、両係合爪361a,361bによって、正面から見て一部切欠かれた円形の空間が形成される。また、支え部361cの中央部分には凹部が形成されていて、第1係合爪361a、第2係合爪361bおよび支え部361cで囲まれた空間によって、略半球状の窪みが形成される。この窪みは、第1係合爪361aの先端部分と第2係合爪361bの先端部分との間に形成されている隙間に開口する。したがって、このアクティブレバー側係合部361には、半球状空間S1と、半球状空間S1に連通するとともに両係合爪361a,361bの先端同士の間に形成される隙間S2が形成されている。
また、本実施形態の車両ドアロック装置1は、図2に示すようにロッキングケーブル部材(操作力伝達部材)52を有する。ロッキングケーブル部材52は、線状のロッキングケーブル521と、ロッキングケーブル521の先端に取付けられた端末球状部(操作力伝達部材側端末係合部)522とを有する。端末球状部522の径はアクティブレバー側係合部361に形成されている半球状空間S1の径とほぼ同じかもしくは若干小さい。ロッキングケーブル521は隙間S2に挿通され、その先の端末球状部522は半球状空間S1内に嵌め込まれる。このとき第1係合爪361aと第2係合爪361bが端末球状部522を両側から挟み込むようにして、端末球状部522に係合する。このようにして端末球状部522(ロッキングケーブル部材52)がアクティブレバー側係合部361(アーム部36、アクティブレバー30)に係合される。ロッキングケーブル521の基端は、例えばRRドアに設けられているドアノブに連結される。
図2によく示すように、オープンケーブル部材51とロッキングケーブル部材52は、ケース21内で並列配置される。そして、並列配置されているオープンケーブル部材51とロッキングケーブル部材52のケース21内での配設領域が、図1に示すように第2カバー部23で覆われる。また、第2カバー部23によって、アーム部36に形成されているアクティブレバー側係合部361の上部開口(半球状空間S1の上部開口(図2において紙面の手前方向に向いた開口)および隙間S2の上部開口)が塞がれる。
アクティブレバー30がロック位置にあるとき(RRドアがロック状態であるとき)に車両の乗員がRRドアに設けられたドアノブを操作した場合、このドアノブに接続されたロッキングケーブル521が引っ張られる。このためロッキングケーブル521に操作力としての張力が発生し、この張力が端末球状部522を介してアクティブレバー側係合部361に伝達される。このためアーム部36が図2の時計周り方向に回転する。これによりアクティブレバー30がロック位置から時計周り方向に回転する。
アクティブレバー30がロック位置にある状態から時計周り方向に回転すると、やがてアクティブレバー30の第2突出部35が第1ストッパ21aに当接する。図2は、アクティブレバー30の第2突出部35が第1ストッパ21aに当接した状態を表している。この当接によってアクティブレバー30のそれ以上の時計周り方向への回転が規制されて、アクティブレバー30がアンロック位置で保持される。このためRRドアがアンロック状態にされる。
アクティブレバー30がアンロック位置にあって、それ以上、図2において時計周り方向に回転することができないときに、さらにロッキングケーブル部材52からアクティブレバー30に張力が付与された場合、この張力によってアーム部36が引っ張られる。このためアーム部36や、ロッキングケーブル部材52に係合しているアクティブレバー側係合部361が撓むおそれがある。これに対し、本実施形態では、以下に述べるように、アーム部36やアクティブレバー側係合部361の撓みが抑えられるように構成されている。
図4は、車両ドアロック装置1を正面方向からわずかにずらした方向から見た図である。この図では、車両ドアロック装置1から第2カバー部23のみが取り外されている。第2カバー部23は、上述したようにケース21内におけるオープンケーブル部材51およびロッキングケーブル部材52の配設領域を覆っている。よって、第2カバー部23が取り外された車両ドアロック装置1を示す図4では、オープンケーブル部材51およびロッキングケーブル部材52のケース21内での配設領域が表わされている。また、図5は、図4のC部拡大図であり、ロッキングケーブル部材52とアクティブレバー30のアーム部36との接続部分の詳細を示す図である。
図4に示すように、外周部24は、ハウジング20Aを構成する第1カバー部22と一体的に構成される。外周部24は第1カバー部22の外周の一部を構成しており、ケース21の図4における下端側の内壁に沿うようにしてケース21内に配設される。この外周部24の壁面のうちケース21の内側を向いた壁面(内壁面)24aは、ケース21内を略水平方向に沿って延びている。外周部24の内壁面24aに沿うようにロッキングケーブル部材52がケース21内に差し込まれている。また、アクティブレバー30のアーム部36の先端に形成されたアクティブレバー側係合部361は外周部24の内壁面24aに近い位置に配設されている。
また、図5からわかるように、外周部24の内壁面24aからは、係止凸部(抑え部、第1抑え部)241が形成されている。係止凸部241は、アクティブレバー30がアンロック位置にあるときに、アクティブレバー側係合部361の先端にほとんど当接するような位置に設けられている。具体的には、係止凸部241のアクティブレバー側係合部361側を向いた面(係止面)241aは、アクティブレバー側係合部361の第2係合爪361bの先端にほとんど当接するような状態で突き合わされている。
アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにロッキングケーブル部材52から張力が付与された場合、その張力はアーム部36に作用し、アーム部36は張力によりその付与方向に引っ張られて伸びるように変形しようとする。このとき第2係合爪361bが係止凸部241の係止面241aに当接して、アーム部36のそれ以上の伸び変形が抑えられる。このためアーム部36の伸びによる撓みが抑えられる。
図6は、第2カバー部23のみを取り外した車両ドアロック装置1の正面図である。また、図7は図6のD部拡大図であり、ロッキングケーブル部材52とアクティブレバー30のアーム部36との接続部分の詳細を示す図である。
図5および図7によく示すように、外周部24の内壁面24aには、断面が略直角三角形状の開き撓み抑え部(抑え部、第2抑え部)242が形成される。この開き撓み抑え部242は、係止凸部241の係止面241aと、外周部24の内壁面24aとにより形成される角部分を覆うように直角三角形状に形成され、その斜面(抑え面)242aがアクティブレバー側係合部361の第2係合爪361bの先端部分の外側面(ロッキングケーブル側係合部522に接触する面と反対側の面)Sに微小の隙間を隔てて対面するように配置される。
アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにロッキングケーブル部材52から図7に示すように張力Tが付与された場合には、上述のように張力がアーム部36を伸び変形させようとするが、同時に張力Tは、アクティブレバー側係合部361の第1係合爪361aおよび第2係合爪361bにも作用する。そして、この張力Tは、隙間S2を押し拡げて端末球状部522を半球状空間S1から抜け出させるように働く。また、第1係合爪361aおよび第2係合爪361bは端末球状部522を抱き込むように端末球状部522に係合している。このため、隙間S2を押し拡げようとする張力Tにより第1係合爪361aおよび第2係合爪361bには図7の矢印T1およびT2で示すように互いに離間される方向に力が働く。このため第1係合爪361aと第2係合爪361bは互いに開く方向に撓もうとする。しかしながら、第2係合爪361bの外側面Sに微小の隙間を隔てて開き撓み抑え部242の斜面242aが対面しているので、第2係合爪361bがほんの少し開いただけで、第2係合爪361bが斜面242aに当接する。このため第2係合爪361bはそれ以上開き方向に変形することができない。このようにして、第2係合爪361bの開き方向への撓みが抑えられる。なお、斜面242aは、第2係合爪361bの外側面Sに面接触し得るように、第2係合爪361bの移動方向に沿って形成されているとよい。
図8は図7のE−E断面図である。図8に示すように、第1カバー部22には平板部224が形成されている。この平板部224は、ケース21の図8において上方部分にてケース21の平面に平行に配設されている。平板部224の先端部には、垂直に折れ曲がった縦壁部225が形成される。この縦壁部225は、アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにアクティブレバー側係合部361の支え部361cに微小の隙間を隔てて向かい合うように、平板部224から延設される。そして、縦壁部225の支え部361cに向かい合った面側に、反り撓み抑え部(抑え部、第2抑え部)226が形成されている。
反り撓み抑え部226は、縦壁部225の下方側であって、支え部361cの図8における高さ位置よりもやや下方の高さ位置に形成される。したがって、支え部361cの先端の角部Rの前方であって斜め下方に反り撓み抑え部226が位置する。この反り撓み抑え部226は、角部Rに向くように面取りされた斜面226aを有する。
アクティブレバー30がアンロック位置にあるときにロッキングケーブル部材52から図8に示すように張力Tが付与された場合には、上述のように張力Tが、アクティブレバー側係合部361の隙間S2を押し拡げて端末球状部522を半球状空間S1から抜け出させるように作用する。このとき張力Tは支え部361cにも作用する。支え部361cは端末球状部522を下から支えるように保持しているので、張力Tが隙間S2を押し拡げるように作用した場合には支え部361cには図8の矢印T3で示すように斜め下方に向いた力が働く。このため支え部361cが反って下方に撓もうとする。しかしながら、支え部361cの前方のやや下方に反り撓み抑え部226が設けられているので、支え部361cがほんの少し下方に撓んだだけで、支え部361cが反り撓み抑え部226の斜面226aに当接する。このため支え部361cはそれ以上下方に反るように変形することができない。このようにして、支え部361cの反り方向への撓みが抑えられる。
以上のように、本実施形態の車両ドアロック装置1は、RRドアの施解錠状態を切り換える際に回転する樹脂製のアクティブレバー30と、アクティブレバー30を回転可能に支持するケース21(ハウジング20A)と、ケース21に設けられるとともにアクティブレバー30の回転領域内に配置され、アクティブレバー30に当接することによりアクティブレバー30の回転を規制する第1ストッパ21aと、アクティブレバー30に接続されるとともにアクティブレバー30に操作力としての張力を付与することによってアクティブレバー30を第1ストッパ21aに向かう方向に回転させるように構成されるロッキングケーブル部材(操作力伝達部材、操作ケーブル部材)52と、ハウジング20A(第1カバー部22、外周部24)に形成され、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52からアクティブレバー30に張力が付与されたときにアクティブレバー30に当接してアクティブレバー30の撓みを抑える抑え部(係止凸部241、開き撓み抑え部242、反り撓み抑え部226)と、を備える。
本実施形態の車両ドアロック装置1によれば、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52からアクティブレバー30に張力が付与されたときに、ハウジング20Aに形成された抑え部がアクティブレバー30に当接してアクティブレバー30のそれ以上の変形を抑える。このためアクティブレバー30の各種寸法を大きくすることなく、ロッキングケーブル部材52からの張力で生じるアクティブレバー30の撓みを抑えることができる。
また、アクティブレバー30は、その回転中心から径方向に延びるとともにロッキングケーブル部材52に接続されるアーム部36を有する。そして、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52からアーム部36に張力が付与されたときに、第1カバー部22の外周部24に形成された係止凸部241がアーム部36に当接してアーム部36の伸び方向への撓みを抑える。このためアーム部36の寸法を大きくすることなくアーム部36の撓みを抑えることができる。
また、ロッキングケーブル部材52は、ロッキングケーブル521の先端に接続された端末球状部(操作力伝達部材側係合部)522を有し、アクティブレバー30には、アーム部36に形成されるとともに端末球状部522に係合するアクティブレバー側係合部361が形成されている。そして、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52からアクティブレバー側係合部361に張力が付与されたときに、第1カバー部22の外周部24に形成された開き撓み抑え部242および平板部224に形成された反り撓み抑え部226がアクティブレバー側係合部361に当接してアクティブレバー側係合部361の撓みを抑える。したがって、アクティブレバー側係合部361の厚さや長さなどの寸法を大きくすることなく、アクティブレバー側係合部361の撓みを抑えることができる。
また、アクティブレバー側係合部361は、端末球状部522を両側から挟み込むようにして端末球状部522に係合するとともに、その先端同士の間に隙間S2が形成されている第1係合爪361aおよび第2係合爪361bを備える。そして、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52から第1係合爪361aおよび第2係合爪361bに張力が付与されたときに開き撓み抑え部242が第2係合爪361bに当接して、隙間S2が拡がるような第2係合爪361bの撓み(開き撓み)を抑える。このため、第2係合爪361bの厚さなどの寸法を大きくすることなく、これらの第2係合爪361bの開き撓みを抑えることができる。
また、開き撓み抑え部242は、第2係合爪361bの外側面Sに当接する斜面(抑え面)242aを有する。抑え面242aが第2係合爪361bの外側面Sに当接して第2係合爪361bのそれ以上の外側への変形を抑えるので、第2係合爪361bの開き撓みが効果的に抑えられる。
また、アクティブレバー側係合部361は、第1係合爪361aと第2係合爪361bとの間に位置している端末球状部522を支える支え部361cを備える。そして、アクティブレバー30が第1ストッパ21aに当接した状態でロッキングケーブル部材52から支え部361cに張力が付与されたときに反り撓み抑え部226が支え部361cに当接して、支え部361cの反り方向へのそれ以上の変形が抑えられる。このため、支え部361cの寸法を大きくすることなく支え部361cの反り撓みを抑えることができる。
また、本実施形態の車両ドアロック装置1は、RRドアを開作動させる際に回転するインサイドオープンレバー40と、インサイドオープンレバー40に接続されインサイドオープンレバー40を回転させるための張力をインサイドオープンレバー40に付与するオープンケーブル部材51とをさらに備える。また、ロッキングケーブル部材52は線状のロッキングケーブル521を有し、このロッキングケーブル521の先端に端末球状部522が設けられている。オープンケーブル部材51とロッキングケーブル部材52はケース21内で並列配置されており、開き撓み抑え部242は、第1係合爪361aと第2係合爪361bのうち、端末球状部522を挟んでオープンケーブル部材51と反対側に位置する第2係合爪361bの開き撓みを抑えるように構成される。このようにすれば、オープンケーブル部材51とロッキングケーブル部材52との間に開き撓み抑え部を設けなくても良く、例えばケース21の側壁面に取付けられる外周部24に開き撓み部242を設けることができる。このため開き撓み部242の配置自由度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定して解釈されるものではない。例えば、上記実施形態では、開き撓み抑え部242が第2係合爪361bの開き撓みを抑える例を示したが、開き撓み抑え部は、第1係合爪361aの開き撓みを抑えるように構成してもよいし、両方の係合爪の開き撓みを抑えるように構成してもよい。また、上記実施形態ではRRドアに用いられる車両ドアロック装置1について説明したが、その他のドアに用いられる車両ドアロック装置1に本発明を適用してもよい。また、上記実施形態では、ロッキングケーブル部材52が操作力伝達部材の一例として示されているが、操作力伝達部材はこれに限定されることはなく、例えばロッドやリンク機構等により操作力を伝達するよう構成されていてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形可能である。
1…車両ドアロック装置、10…ドアラッチ機構部、11…ストライカ受容溝、20…施解錠機構部、20A…ハウジング、21…ケース、21a…第1ストッパ(ストッパ)、211…第1支持ピン、22…第1カバー部、224…平板部、225…縦壁部、226…反り撓み抑え部(抑え部、第2抑え部)、216a…斜面、24…外周部、24a…内壁面、241…係止凸部(抑え部、第1抑え部)、241a…係止面、242…開き撓み抑え部(抑え部、第2抑え部)、242a…斜面(抑え面)、30…アクティブレバー(操作レバー)、35…第2突出部、36…アーム部、361…アクティブレバー側係合部(操作レバー側係合部)、361a…第1係合爪、361b…第2係合爪、361c…支え部、40…インサイドオープンレバー(オープンレバー)、41…オープンレバー側係合部、51…オープンケーブル部材、511…オープンケーブル、512…オープンケーブル側端末係合部、52…ロッキングケーブル部材(操作力伝達部材、操作ケーブル部材)、521…ロッキングケーブル(操作ケーブル)、522…端末球状部(操作力伝達部材側係合部)、S…外側面、S1…半球状空間、S2…隙間

Claims (7)

  1. 車両のドアの施解錠状態を切り換える際に回転する樹脂製の操作レバーと、
    前記操作レバーを回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられるとともに前記操作レバーの回転領域内に配置され、前記操作レバーに当接することにより前記操作レバーの回転を規制するストッパと、
    前記操作レバーに接続されるとともに前記操作レバーに操作力を付与することによって前記操作レバーを前記ストッパに向かう方向に回転させるように構成される操作力伝達部材と、
    前記ハウジングに設けられ、前記操作レバーが前記ストッパに当接した状態で前記操作力伝達部材から前記操作レバーに操作力が付与されたときに前記操作レバーに当接して前記操作レバーの撓みを抑える抑え部と、
    を備える車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記操作レバーは、その回転中心から径方向に延びるとともに前記操作力伝達部材に接続されるアーム部を有し、
    前記抑え部は、前記操作レバーが前記ストッパに当接した状態で前記操作力伝達部材から前記アーム部に操作力が付与されたときに前記アーム部に当接して前記アーム部の撓みを抑える第1抑え部を有する、車両ドアロック装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアロック装置において、
    前記操作力伝達部材は操作力伝達部材側係合部を有し、
    前記操作レバーには、前記アーム部に形成されるとともに前記操作力伝達部材側係合部に係合する操作レバー側係合部が形成され、
    前記抑え部は、前記操作レバーが前記ストッパに当接した状態で前記操作力伝達部材から前記操作レバー側係合部に操作力が付与されたときに前記操作レバー側係合部に当接して前記操作レバー側係合部の撓みを抑える第2抑え部を有する、車両ドアロック装置。
  4. 請求項3に記載の車両ドアロック装置において、
    前記操作レバー側係合部は、前記操作力伝達部材側係合部を両側から挟み込むようにして前記操作力伝達部材側係合部に係合するとともに、その先端同士の間に隙間が形成されている第1係合爪および第2係合爪を備え、
    前記第2抑え部は、前記操作レバーが前記ストッパに当接した状態で前記操作力伝達部材から前記第1係合爪および前記第2係合爪に操作力が付与されたときに前記第1係合爪および/または前記第2係合爪に当接して、前記隙間が拡がるような前記第1係合爪および/または前記第2係合爪の開き撓みを抑える開き撓み抑え部を有する、車両ドアロック装置。
  5. 請求項4に記載の車両ドアロック装置において、
    前記開き撓み抑え部は、前記第1係合爪および/または前記第2係合爪の外側面に当接する抑え面を有する、車両ドアロック装置。
  6. 請求項4または5に記載の車両ドアロック装置において、
    前記操作レバー側係合部は、前記第1係合爪と前記第2係合爪との間に位置している前記操作力伝達部材側係合部を支える支え部を備え、
    前記第2抑え部は、前記操作レバーが前記ストッパに当接した状態で前記操作力伝達部材から前記支え部に操作力が付与されたときに前記支え部に当接して、前記支え部が反るような前記支え部の反り撓みを抑える反り撓み抑え部を有する、車両ドアロック装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の車両ドアロック装置において、
    車両のドアを開作動させる際に回転するオープンレバーと、前記オープンレバーに接続され前記オープンレバーを回転させるための張力を前記オープンレバーに付与するオープンケーブル部材とをさらに備え、
    前記操作力伝達部材は、先端に前記操作力伝達部材側係合部が設けられた線状の操作ケーブルを有する操作ケーブル部材であり、
    前記オープンケーブル部材と前記操作ケーブル部材は前記ハウジング内で並列配置されており、
    前記開き撓み抑え部は、前記第1係合爪と前記第2係合爪のうち、前記操作力伝達部材側係合部を挟んで前記オープンケーブル部材と反対側に位置する係合爪の開き撓みを抑えるように構成される、車両ドアロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017078259A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 三井金属アクト株式会社 ドアロック装置

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