JP2014112083A - レゾルバの角度位置検出装置 - Google Patents

レゾルバの角度位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014112083A
JP2014112083A JP2013221937A JP2013221937A JP2014112083A JP 2014112083 A JP2014112083 A JP 2014112083A JP 2013221937 A JP2013221937 A JP 2013221937A JP 2013221937 A JP2013221937 A JP 2013221937A JP 2014112083 A JP2014112083 A JP 2014112083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resolver
angular position
digital filter
output
variable digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013221937A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kishimoto
憲一 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013221937A priority Critical patent/JP2014112083A/ja
Publication of JP2014112083A publication Critical patent/JP2014112083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】レゾルバの角度を検出する角度位置検出装置において、RD変換手段の伝達特性が広帯域化あるいは出力が高分解能化した場合に、出力に重畳するノイズの影響でモータの振動、騒音などの不具合を抑制すること。
【解決手段】レゾルバ101の角度をデジタル値に変換して出力するRD変換手段105とローパス特性を有し定数の設定を変えることで遮断特性を可変することが可能な可変型デジタルフィルタ106とを備え、前記RD変換手段105の出力は前記可変型デジタルフィルタ106を経由して出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、一相励磁二相出力のレゾルバの角度位置検出装置に関する。
従来から、主に産業分野、電装分野など、モータの角度位置を検出するための手段としてレゾルバがよく用いられる。
モータの軸に取り付けられたレゾルバによってモータの角度位置を検出し、その検出された角度位置によってモータを制御する例を図9に示す。
図9における902は、例えば特許文献1に記載された従来のレゾルバの角度位置検出装置と実質的に同等のものを示している。レゾルバ101は一相励磁二相出力の方式であり、モータ113の軸に取り付けられる。レゾルバ101はA相、B相の二相の信号を出力する。
レゾルバの角度位置検出装置902は、この二相の信号からレゾルバ101の角度位置を検出し、サーボアンプ112に出力する。サーボアンプ112は検出された角度位置に従い、モータ113の制御および駆動を行う。また、レゾルバの角度位置検出装置902からは励磁信号が出力され、バッファー回路111を経由してレゾルバ101を励磁する。
次に、レゾルバの角度位置検出装置902の内部の構成について説明する。103、104はともにアナログデジタルコンバータ(以下、ADコンバータと記す)であり、レゾルバ101の出力するA相、B相の各アナログ信号をそれぞれデジタル値に変換する。
この変換するタイミングはサンプリング指令信号生成手段107の出力するサンプリング指令信号に従う。ADコンバータ103、104によってデジタル値に変換されたA相、B相の信号はRD変換手段105においてレゾルバ101の角度位置を示す信号に変換され(一般にトラッキングループなどの方法が用いられる)、インターフェイス処理手段110を経由してサーボアンプ112に出力される。サーボアンプ112は検出されたレゾルバ101の角度位置すなわち、モータ113の角度位置に従い、モータ113の制御および駆動を行う。
サンプリング指令信号生成手段107は基準信号生成手段108の出力する基準信号を元に位相を調整してADコンバータ103、104にサンプリング指令信号を出力する。また、励磁信号生成手段109は基準信号生成手段108の出力する基準信号を元に励磁信号を生成して出力する。
図10(a)にレゾルバ101の出力するA相、B相の各信号を示す。また、図10(b)に基準信号生成手段108の出力する基準信号を示す。サンプリング指令信号生成手段107は、この基準信号を元に位相を調整してサンプリング指令信号を出力する。
この場合、時刻t0、t1、t2にてレゾルバ101の出力するA相、B相の各信号が最大となるので、このタイミングにおいて、サンプリング指令信号を出力する。このようにA相、B相の各信号が最大となるタイミングにおいて、各信号のアナログデジタル変換を行い、それによって得られた値からRD変換手段105において角度位置に変換することで、レゾルバの角度位置を検出することができる。
特開2011−089885号公報
しかしながら、前記従来の構成では、RD変換手段105の伝達特性を広帯域化あるいは出力を高分解能化した際に、モータ113をサーボアンプ112で制御した場合の応答性や位置決め制御性が向上する反面、RD変換手段105の出力信号に重畳するノイズの割合が大きくなるため、モータ113に生じる振動あるいは騒音が大きくなるという課題を有していた。
例えば、産業用FAサーボモータの分野では性能として高分解能かつ広帯域が要望されるが、分解能16bitで伝達特性の帯域が1kHzを超えるものはノイズが問題となるケースがある。さらに分解能18bitなど高性能化を考慮した場合、ノイズの問題がより顕在化してくることが予測される。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、角度位置検出装置の伝達特性の帯域幅と出力に重畳するノイズの割合が最適なバランスとなるように簡単に調整できるので、角度位置検出装置を用いてモータを制御した場合の応答性と振動あるいは騒音を必要に応じて最適なバランスに容易に調整できるレゾルバの角度位置検出装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、レゾルバから出力される信号に基づいて前記レゾルバの角度をデジタル値に変換して出力するRD変換手段とローパス特性を有し定数の設定を変えることで遮断特性を可変することが可能な可変型デジタルフィルタとを備え、前記RD変換手段の出力は前記可変型デジタルフィルタを経由して出力されることとしたものである。
このような構成によって、角度位置検出装置を用いてモータを制御した場合の制御帯域と振動あるいは騒音のバランスを必要に応じて最適に調整することが出来る。
また、本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、外部との通信手段を備え、この通信手段によってデジタルフィルタの定数設定を行うことにより、外部から遮断特性を容易に可変することが可能となり用途に応じて最適な特性に調整することが容易となる。
さらに、本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、可変型デジタルフィルタの次数を2以上の伝達関数とすることで、定常位置偏差の生じない角度位置検出装置が実現可能となる。
本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、RD変換手段の伝達特性が広帯域化あるいは出力が高分解能化した場合においても、応答性と出力に重畳するノイズとのバランスが最適になるように特性を調整することが可能なため、各装置に最適な特性のモータ制御が実現可能である。
また、本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、外部との通信手段によって可変型デジタルフィルタの定数設定を行うことができるので特性の調整が容易であり、各装置に最適な特性のモータ制御が簡便な手順で実現可能である。
さらに、可変型デジタルフィルタの次数を2以上の伝達関数とすることで、定常位置偏差の生じない角度位置検出装置が出来るので、検出したレゾルバの角度位置をモータ駆動の角度位置に適用した場合でも、モータの駆動力低下を回避することが出来る。
実施例1におけるレゾルバの角度位置検出装置およびモータ制御装置のブロック図 (a)実施例1の定数設定例Aにおける可変型デジタルフィルタの振幅周波数特性図(b)同実施例1の定数設定例Aにおける可変型デジタルフィルタの位相周波数特性図 実施例1の定数設定例Aにおける可変型デジタルフィルタのステップ応答波形図 (a)実施例1の定数設定例Bにおける可変型デジタルフィルタの振幅周波数特性図(b)同実施例1の定数設定例Bにおける可変型デジタルフィルタの位相周波数特性図 実施例1の定数設定例Bにおける可変型デジタルフィルタのステップ応答波形図 (a)実施例1の定数設定例Cにおける可変型デジタルフィルタの振幅周波数特性図(b)同実施例1の定数設定例Cにおける可変型デジタルフィルタの位相周波数特性図 実施例1の定数設定例Cにおける可変型デジタルフィルタのステップ応答波形図 実施例2におけるレゾルバの角度位置検出装置およびモータ制御装置のブロック図 従来技術におけるレゾルバの角度位置検出装置およびモータ制御装置のブロック図 (a)にレゾルバ101の出力するA相、B相の各信号を示す波形図(b)に基準信号生成手段108の出力する基準信号を示す波形図
第1の発明は、レゾルバから出力される信号に基づいて前記レゾルバの角度をデジタル値に変換して出力するRD変換手段とローパス特性を有し定数の設定を変えることで遮断特性を可変することが可能な可変型デジタルフィルタとを備え、前記RD変換手段の出力は前記可変型デジタルフィルタを経由して出力されることにより、応答性と出力に重畳するノイズとのバランスが最適になるように特性を調整することが可能となり、各装置に最適な特性のモータ制御が実現できる。
第2の発明は、外部との通信手段を備え、前記通信手段を経由して外部から可変型デジタルフィルタの定数の設定を行うことにより特性の調整が容易であり、各装置に最適な特性のモータ制御を簡便な手順で実現することができる。
第3の発明は、レゾルバが一定速度で回転した時に定常位置偏差が生じない次数が2以上の伝達特性を有する可変型デジタルフィルタを備えることで、検出したレゾルバの角度位置をモータ駆動の角度位置に適用した場合でも、モータの駆動力低下を回避することができる。
第4の発明は、RD変換手段の伝達特性の周波数帯域が可変型デジタルフィルタの伝達特性の周波数帯域よりも広く設計されたものであり、可変型デジタルフィルタの特性の調整がレゾルバの角度位置検出装置の特性に、より直接的に反映されやすいという効果が得られる。
以下、本発明を好適な実施の形態を示しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例及び実施の形態に限定されない。
図1は、本発明の実施例1におけるレゾルバの角度位置検出装置を含むモータの制御装置のブロック図を示すものである。
図1において、レゾルバ101は一相励磁二相出力の方式であり、モータ113の軸に取り付けられる。レゾルバ101はA相、B相の二相の信号を出力する。レゾルバの角度位置検出装置102は、この二相の信号からレゾルバ101の角度位置を検出し、サーボアンプ112に出力する。サーボアンプ112は検出された角度位置に従い、モータ113の制御および駆動を行う。また、レゾルバの角度位置検出装置102からは励磁信号が出力され、バッファー回路111を経由してレゾルバ101を励磁する。
次に、レゾルバの角度位置検出装置102の内部の構成について説明する。103、104はともにアナログデジタルコンバータ(以下、ADコンバータ103、ADコンバータ104、と記す)であり、レゾルバ101の出力するA相、B相の各アナログ信号をそれぞれデジタル値に変換する。この変換するタイミングはサンプリング指令信号生成手段107の出力するサンプリング指令信号に従う。ADコンバータ103、104によってデジタル値に変換された信号はRD変換手段105においてレゾルバ101の角度位置を示す信号に変換され(一般にトラッキングループなどの方法が用いられる)、可変型デジタルフィルタ106及びインターフェイス処理手段110を経由してサーボアンプ112に出力される。サーボアンプ112は検出されたレゾルバ101の角度位置すなわち、モータ113の角度位置に従い、モータ113の制御および駆動を行う。
サンプリング指令信号生成手段107は基準信号生成手段108の出力する基準信号を元に位相を調整してADコンバータ103、104にサンプリング指令信号を出力する。また、励磁信号生成手段109は基準信号生成手段108の出力する基準信号を元に励磁信号を生成して出力する。
定数設定手段114は、インターフェイス処理手段110を経由したサーボアンプ112からの指示に従い、可変型デジタルフィルタ106に対し、定数の設定処理を行なう。
以上のように構成されたモータの制御装置におけるレゾルバの角度位置検出装置について、以下にその動作、作用を説明する。
図1に示す本発明の実施例1におけるレゾルバの角度位置検出装置102と図9に示す従来のレゾルバの角度位置検出装置902との差異は、定数設定手段114及び可変型デジタルフィルタ106の有無である。
一般的には、RD変換手段105の出力はフィルタ等を経由せずにそのまま外部に出力されるため、RD変換手段105の伝達特性が広帯域化した場合、あるいは出力が高分解能化した場合に、出力信号に重畳するノイズが目立つ結果となり、特にサーボアンプ112において制御ゲインを大きくした場合にモータ113の振動、騒音などが悪化する。そのために、可変型デジタルフィルタ106を設けることでRD変換手段105の出力信号に含まれるノイズを低減することが必要となる。
しかしながら、可変型デジタルフィルタ106の遮断特性は、組み込まれる装置によって最適特性が異なるため、適用される装置に合わせて最適特性に調整出来ることが望ましく、その調整によって、装置の性能を最大限に発揮できるようになる。
図2に示すのは、定数設定例Aにおける可変型デジタルフィルタ106の伝達周波数特性であり、図2(a)が振幅周波数特性、図2(b)が位相周波数特性である。一般にこのようなローパス特性を有するフィルタを適用した場合、その遮断周波数が低い方がフィルタを通過するノイズが小さくなり望ましいが、その反面、伝達特性の周波数帯域が狭くなり、かつ位相の遅れも大きくなるので、サーボアンプ112によってモータ113を制御した場合の応答特性が悪化する。
また、図3に示すのは定数設定例Aにおける可変型デジタルフィルタ106のステップ応答波形である。一般にこのようなステップ応答波形においてはオーバーシュート量をできるだけ小さく抑えたいが、その反面、収束時間が長くなるという問題があり、トレードオフの関係となる。
次に定数設定例Bにおける可変型デジタルフィルタ106の伝達周波数特性を図4に示す。図4(a)が振幅周波数特性、図4(b)が位相周波数特性である。また、この場合の可変型デジタルフィルタ106のステップ応答波形を図5に示す。
定数設定例Aと定数設定例Bを比較すると、遮断周波数はほぼ同じであるが、図3と図5の比較で分かる通り、ステップ応答波形が大きく異なる。図5の方がオーバーシュート量は小さいが、その反面、収束時間が長くなっていることが分かる。
次に定数設定例Cにおける可変型デジタルフィルタ106の伝達周波数特性を図6に示す。図6(a)が振幅周波数特性、図6(b)が位相周波数特性である。また、この場合の可変型デジタルフィルタ106のステップ応答波形を図7に示す。
定数設定例Aと定数設定例Cを比較すると、遮断周波数は定数設定例Cの方が高く、図3と図7の比較で分かる通り、オーバーシュート量は同程度であるが、収束時間も定数設定例Cの方が短くなっていることが分かる。このように応答性の面では定数設定例Cの方が望ましいが、伝達特性の周波数帯域は定数設定例Cの方が広いため、出力信号に重畳するノイズが大きくなり、結果として、モータ113の振動、騒音などの悪化が懸念される。
このように、可変型デジタルフィルタ106の定数設定によって、その特性が変化し、また、それぞれの特性には一長一短があるため、絶対的に優れた特性は存在せず、適用される装置によって、最適な特性に調整することが望ましい。
同様な目的のために、可変型デジタルフィルタ106を用いずに、RD変換手段105の伝達特性を変化させて伝達特性の周波数帯域を変えたり、応答を変えたりする方法も考えられる。しかしながら、RD変換手段105を一般的なトラッキングループで構成した場合、トラッキングループの伝達特性を変える必要があり、トラッキングループの安定性などに影響を及ぼす懸念がある。本発明においては、RD変換手段105の伝達特性は基本的にできるだけ広い帯域の特性に設計した上で固定とし、可変型デジタルフィルタ106のみで伝達特性を変化させる方式であり、安定性に優れた方式である。
また、多くの場合、可変型デジタルフィルタ106の伝達特性の帯域は、RD変換手段105の伝達特性の帯域よりも狭く設定されるため、角度位置検出装置102の伝達特性としては、可変型デジタルフィルタ106の伝達特性の帯域が支配的となり反映されやすい。しかし、それ以外の場合でも、可変型デジタルフィルタ106の伝達特性の帯域が、RD変換手段105の伝達特性の帯域に近い場合は、その効果は有効である。
定数設定手段114は、インターフェイス処理手段110を経由したサーボアンプ112からの指示に従い、可変型デジタルフィルタ106に対し、定数の設定処理を行なう。これによって、例えば通信などによって可変型デジタルフィルタ106の特性を簡単に変えることができ、適用される装置の動作を観測しながら、最適な特性に調整することが可能となる。
なお、可変型デジタルフィルタ106においては、レゾルバ101が一定速度で回転した時に定常位置偏差が生じないことが望ましい。サーボアンプ112がモータ113を駆動する場合、角度位置検出装置102の出力するレゾルバ101の角度位置、すなわちモータ113の角度位置に従って通電位相を設定する場合が多い。そのため、前記定常位置偏差が大きいと通電位相のずれが大きくなり、モータ113の駆動が適正に行われない可能性がある。この場合、可変型デジタルフィルタ106の伝達特性の次数を2以上とすること、すなわち2階積分の要素を組み込むことで定常位置偏差が生じない特性とすることが可能である。
また、RD変換手段105と可変型デジタルフィルタ106は両者共にデジタルICなどのハードウェアデバイス、あるいはマイコンによるソフトウェアでも実現可能であり、両者を同一のデバイスによって一体化して構成することで、より扱いやすいデバイスとして実現可能である。
さらに、図1においては、レゾルバの角度位置検出装置102は、サーボアンプ112の外部に独立して設けているが、レゾルバの角度位置検出装置102をサーボアンプ112の内部に組み込んで一体構成とすることも考えられる。そのような場合でも、前述の説明が同様に成立することは言うまでもない。
以上のように、本発明のレゾルバの角度位置検出装置を用いることによって、RD変換手段の伝達特性が広帯域化あるいは出力が高分解能化した場合においても、応答性と出力に重畳するノイズとのバランスが最適になるように可変型デジタルフィルタの特性を調整することが可能なため、各装置に最適な特性のモータ制御が実現可能である。
また、本発明のレゾルバの角度位置検出装置は、外部との通信手段によって可変型デジタルフィルタの定数設定を行うことができるので特性の調整が容易であり、各装置に最適な特性のモータ制御が簡便な手順で実現可能である。
さらに、可変型デジタルフィルタの伝達特性の次数を2以上とすることで、定常位置偏差の生じない角度位置検出装置が出来るので、検出したレゾルバの角度位置をモータ駆動の角度位置に適用した場合でも、モータの駆動力低下を回避することが出来る。
また、RD変換手段の伝達特性の周波数帯域を可変型デジタルフィルタの伝達特性の周波数帯域よりも広く設計することにより、可変型デジタルフィルタの特性の調整が角度位置検出装置の伝達特性に、より直接的に反映されやすいという効果が得られる。
図8は、本発明の実施例2におけるレゾルバの角度位置検出装置を含むモータの制御装置のブロック図を示すものである。
図8において、802はレゾルバの角度位置検出装置であり、図1に示すレゾルバの角度位置検出装置102とは内部の構成が一部異なる。この異なる構成要素はロータリースイッチ815と定数設定手段814である。
ロータリースイッチ815は、可変型デジタルフィルタ106の遮断周波数を可変し、設定するために用いる。ロータリースイッチ815の設定コードは定数設定手段814によって読み込まれ、可変型デジタルフィルタ106の遮断周波数を設定するための定数を可変型デジタルフィルタ106に対して行う。これによって、可変型デジタルフィルタ106の遮断周波数をロータリースイッチ815の設定ポジションに応じて設定することが出来る。
このように、可変型デジタルフィルタ106の定数設定、すなわち角度位置検出装置802の特性の設定については、本発明の実施例1のように通信による方法だけでなく、ロータリースイッチ815などを設けることによって、手動操作により各装置に合わせて最適な設定に調整することができる。
以上のように、本発明にかかるレゾルバの角度位置検出装置を用いることによって、各装置に応じて最適な特性に調整することが簡単にできる。産業分野、電装分野など広く適用可能であるが、特に調整が要求される産業用FAサーボモータにおいて利用の可能性が高い。
101 レゾルバ
102 角度位置検出装置
103、104 ADコンバータ
105 RD変換手段
106 可変型デジタルフィルタ
107 サンプリング指令信号生成手段
108 基準信号生成手段
109 励磁信号生成手段
110 インターフェイス処理手段
111 バッファー回路
112 サーボアンプ
113 モータ
114 定数設定手段
802 角度位置検出装置
814 定数設定手段
815 ロータリースイッチ
902 角度位置検出装置

Claims (4)

  1. レゾルバから出力される信号に基づいて前記レゾルバの角度をデジタル値に変換して出力するRD変換手段とローパス特性を有し定数の設定を変えることで遮断特性を可変することが可能な可変型デジタルフィルタとを備え、前記RD変換手段の出力は前記可変型デジタルフィルタを経由して出力されるレゾルバの角度位置検出装置。
  2. 外部との通信手段を備え、前記通信手段を経由して外部から可変型デジタルフィルタの定数の設定を行う請求項1記載のレゾルバの角度位置検出装置。
  3. レゾルバが一定速度で回転した時に定常位置偏差が生じない次数が2以上の伝達特性を有する可変型デジタルフィルタを備えた請求項1又は請求項2のいずれかに記載のレゾルバの角度位置検出装置。
  4. RD変換手段の伝達特性の周波数帯域が可変型デジタルフィルタの伝達特性の周波数帯域よりも広く設計された請求項1乃至3のいずれかに記載のレゾルバの角度位置検出装置。
JP2013221937A 2012-10-29 2013-10-25 レゾルバの角度位置検出装置 Pending JP2014112083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013221937A JP2014112083A (ja) 2012-10-29 2013-10-25 レゾルバの角度位置検出装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237544 2012-10-29
JP2012237544 2012-10-29
JP2013221937A JP2014112083A (ja) 2012-10-29 2013-10-25 レゾルバの角度位置検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014112083A true JP2014112083A (ja) 2014-06-19

Family

ID=51169297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013221937A Pending JP2014112083A (ja) 2012-10-29 2013-10-25 レゾルバの角度位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014112083A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131318B2 (ja) モータ制御装置
KR101426608B1 (ko) 모터 구동 제어 장치 및 방법
EP1298783A2 (en) Switching methodology for ground referenced voltage controlled electric machine
JP5491207B2 (ja) ステッピングモータの駆動装置
KR20130047653A (ko) 모터 구동 제어 장치 및 방법
JP2006288076A (ja) 制御装置
KR101763487B1 (ko) 3상 영구자석 동기전동기의 운전 성능 개선을 위한 전류측정오차 저감방법
WO2015029427A1 (ja) 角度位置検出装置
US8198852B2 (en) Drive control circuit for polyphase motor capable of reducing variation among armature currents of respective phases, and spindle apparatus using the same
JP2019532609A (ja) 永久磁石同期電動機用の閉ループ磁束弱化
JP2008043058A (ja) 同期モータ制御装置とその制御方法
KR100967665B1 (ko) 저속 영역에서의 전동기 속도 제어 시스템 및 속도 제어방법
US11056935B2 (en) Rotation angle sensor system and semiconductor device
JP6222834B2 (ja) モータ制御装置
JP2014112083A (ja) レゾルバの角度位置検出装置
JP6432037B2 (ja) レゾルバの角度位置検出装置
JP2014122885A (ja) 角度検出装置
JP6087537B2 (ja) 制御装置およびステッピングモータの制御方法
JP5040805B2 (ja) 回転角度検出装置
JP2004072931A (ja) 同期電動機の制御装置
JP7108231B2 (ja) 回転角度検出装置及び電動機駆動システム
CN111034012B (zh) 致动器的控制装置及控制方法
JP6464224B2 (ja) モータ駆動装置
JP2006271117A (ja) ステッピングモータの駆動装置
CN111902702B (zh) 旋转变压器信号处理装置、驱动装置、旋转变压器信号处理方法以及程序

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141001

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519