JP2014104546A - シート束断裁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャリッジとカッタホルダとを、カッタホルダに保持された切断刃の刃先角度が異なるようにキャリッジにカッタホルダを揺動可能に取り付け、キャリッジのストローク限位置に、カッタホルダに保持された切断刃の刃先角度を異なる傾斜角度に変更する角度変更手段を配置し、キャリッジに搭載されたカッタホルダは、キャリッジの往方向と復方向では、シート束に対する切断刃の刃先角度が傾き方向が異なるように構成する。
【選択図】図2
Description
前記キャリッジとカッタホルダとは、カッタホルダに保持された切断刃の刃先角度が異なるようにキャリッジにカッタホルダ揺動可能に取り付けられ、前記キャリッジのストローク限位置には、前記カッタホルダに保持された切断刃の刃先角度を異なる傾斜角度に変更する角度変更手段を配置し、前記キャリッジに搭載されたカッタホルダは、キャリッジの往方向と復方向では、前記シート束に対する切断刃の刃先角度が傾き方向が異なるように構成する。
これと共に刃先の傾斜は、往方向と復方向で傾斜方向が反転するように往復動するキャリッジにカッタホルダを揺動可能に取り付けてあるから、キャリッジを所定ストロークで往復動する駆動力で切断刃を方向変換することが可能である。
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1に示す装置は、本発明にかかわる紙葉束断裁装置Aの一実施形態(第1実施形態)を示す。同図は組立て分解斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側面図(断面図)である。
装置フレーム1は、ベースフレーム1aと、サブフレーム1bで構成されている。サブフレーム1bはメインキャリッジ4を所定ストロークで往復動するガイドレール11Aと、後述するプレス機構5のシフトカム19を操作するサブキャリッジ10を往復動するガイドレール11Bを備え、ベースフレーム1aに一体に取り付けられている。
これら各ガイドロッド11a〜11cは、メイン・サブ・キャリッジ4(10)を所定ストロークStで往復動するためのガイドレール11A、11Bであり、ロッド形状(丸棒形状)に限らず断面矩形の板状レール部材であっても良い。
このメインキャリッジ4とサブキャリッジ10にはキャリッジ駆動機構6が連結され、設定されたストロークStで往復動し、それぞれ搭載した機能部品を設定されたストローク内で往復動させる。
装置フレーム1にはシート束Sを載置する紙載台2が取り付けられ、この紙載台2はシート束Sを断裁位置に載置セットする。図示のものはシート束Sの周縁一部を載置し、後述する押圧部材13との間で挟圧して保持する。
この紙載台2とシート束Sの束厚さ(許容最大束厚さ)を介して押圧部材13が装置フレーム1に取り付けられている。図1に示すように装置フレーム1には折曲げ板状の押圧部材13が固定されている。
図示のものは可動紙載台21をシート束厚さ方向に上下動可能に構成し、メインフレーム1aに固定している加圧面13aとの間でシート束Sを挟圧して保持する。以下図1に示す紙載台2を可動紙載台21という。
取付基板15はベースフレーム1aに固定(ビスなど)され、ベースフレーム1aに複数の加圧スプリング14(14a、14b、14c)が取り付けられ、紙載面21aを有する可動紙載台21をシート束厚さ方向(以下単に上下方向という)に押圧している。そして取付基板15と紙載面21aとは一対の揺動リンク18a、18bで軸連結されている。
従って、この固定された加圧面13aに対して紙載台2を上下昇降することによってシート束Sを紙載エリア12に挿入し、その位置に挟圧保持することが可能となる。
また同図(b)は可動紙載台21上のシート束Sを加圧面13aに押圧したセット後の状態を示す。
ベースフレーム1aに固定される取付基板15と紙載台2とは左右一対の揺動リンク18a、18bで連結されている。各揺動リンク18a、18bの基端部は取付基板15に回動可能に軸支(軸ピン18x)され、その先端部は可動紙載台21に回動可能に軸支(軸ピン18y)されている。
図示のフォロア部材20は、遊動コロで構成されサブキャリッジ10に取り付けられている。その機構は後述するキャリッジ駆動機構で説明するが、前述したように第3ガイドロッド11cに摺動可能に支持されたサブキャリッジ10には遊動コロ20が転動可能に取り付けられ、このキャリッジには後述するタイミングベルト48が固定され、走行モータMの回転でサブキャリッジ10は所定ストロークStで往復動する。
上述したように可動紙載台21はシート束Sを押圧保持するためにシート束厚さ方向に上下動するように構成してある。図1の装置は、この可動紙載台21の他に固定紙載台22(図3(a)参照)を設けてある。
前述したようにサブフレーム1bは、メインキャリッジ4とサブキャリッジ10を所定ストロークStで往復動するガイドレール11A、11Bを備え、ベースフレーム1aに一体に固定されている。このフレームは第1ガイドレール11Aと第2ガイドレール11Bを平行度を保持した状態で堅牢に支持する。
第1ガイドレール11Aにはメインキャリッジ4に搭載されたカッタユニット3に切断抵抗が負荷され、第2ガイドレール11Bにはサブキャリッジ10に搭載された遊動コロ20から加圧スプリング14の力が負荷として作用する。
従ってサブフレーム1bはメインフレーム1aに固定された状態で、第1第2ガイドレール11A、11Bに作用する負荷で容易に変形しないように堅牢に構成されている。
図1、図3に従ってメインキャリッジ4の構成を説明する。このメインキャリッジ4は、後述するカッタユニット3を搭載して紙載台2上のシート束Sを一端から他端に移動するように所定のストロークStで往復動可能に支持される。
サブフレーム1bには第1ガイドレール11Aが配置され、図示のものは互いに平行に配置された第1ガイドロッド11aと第2ガイドロッド11bで構成されている。
メインキャリッジ4には第1ガイドロッド11aに嵌合する係合孔41aと、第2ガイドロッド11bに嵌合する係合孔41bが形成されている。
このように構成されたメインキャリッジ4に、カッタホルダ33を固定する。カッタホルダ33の内部構造は後述するが、その取付構造について図3、図4に従って説明する。
ベースフレーム1aには開口部31が設けられ、この開口部31は図1に示すようにメインキャリッジ4の移動ストロークStより大きく開口されている。この開口部31の背面側にメインキャリッジ4がガイドロッド11a、11bに嵌合され往復動可能に支持されている。
メインキャリッジ4には嵌合孔32が穿孔され回転軸38がスラストベアリング34を介して回転可能に取り付けられている。この回転軸38には圧縮バネ35が設けられ、この回転軸38に取り付ける後述するカッタホルダ33のガタつきを防止している。このため圧縮バネ35は、引っ張りバネであっても、スポンジ、弾性ゴムであっても良い。
この回転力を所定角度で位置規制する角度規制ストッパ42がメインキャリッジ4に一体形成されている。
更に、図1の装置は、カッタホルダ33に取り付けた切断刃50を、メインキャリッジ4の往方向と復方向でシート束Sの表面に対する刃先角度βを同一角度で反対方向とすることを特徴としている。
そして装置フレーム1にカッタホルダ33を所定角度方向に揺動させる角度変更手段43を、また揺動されたカッタホルダを角度維持する手段(クリックスプリング36と角度規制ストッパ42)をメインキャリッジ4とカッタホルダ33との間に配置している。
図3に示すようにメインキャリッジ4と並行してサブキャリッジ10がシート断裁方向に所定ストロークSt(メンキャリッジと同一ストローク;以下同様)で往復動可能に取り付けられている。メインキャリッジ4を支持する第1ガイドレール11Aと平行に第2ガイドレール11Bが配置され、この第2ガイドレールは第3ガイドロッド11cで構成されている。
このサブキャリッジ10は、前述したスライドカム19と係合するフォロア部材20で構成され、図3(a)に示すようにガイドロッド11cに嵌合するブロック部材と、このブロック部材に回動可能に取り付けられた遊動コロ20と、サブキャリッジ全体を円滑に往復動作させるガイドコロ20gで構成されている。
このとき遊動コロ20はカム面19aとは非接触でカム面19bとカム面19cでは係合して可動紙載台21を加圧面13aから離間するように降下させる。これと共にガイドコロ20gは、ベースフレーム1aに取り付けられたガイドレール(不図示)に摺動するように係合している。
第1、第2ガイドレール11A、11Bに往復動可能に取り付けたメインキャリッジ4とサブキャリッジ10は、キャリッジ駆動手段6によって往方向と復方向に往復動する。その駆動手段は種々の機構が採用可能であるが、図6に示す構成について説明する。
ベースフレーム1aに形成された開口部31は、メインキャリッジ4とサブキャリッジ10が所定ストロークStで往復動可能な開口寸法に形成されている。この開口部31の左右に1対の駆動プーリ44と従動プーリ45がベースフレーム1aに支持されている。この左右1対のプーリ(図示のものは歯付プーリ)間にはタイミングベルト48が架け渡してある。
またベースフレーム1aには右限センサSe2と左限センサSe3が配置してあり、メインキャリッジ4に形成してあるフラグを検出する。例えばセンサSe2、Se3の検知信号とエンコードセンサSe1のエンコード信号で走行モータMのショートブレーキを作動させ、あるいはモータの回転速度を増減速させている。
図8はカッタホルダ33の内部構造を示し、(a)はその内部構造の説明図、(b)は切断刃50の刃先断面形状を、(c)はシート束を切断するときの切断メカニズムの説明図、(d)はシート束を切断するときの切断刃のガイド機構を示す。
このほか振動子55としては、走行モータMと、その回転軸8に連結した偏心振子でモータの回転を振動に変換する振動器も知られている。また、増幅ホーン56はタワー型のホーン形状で振動子55の端部に一体的に連結(図示のものはランジュバンボルトで連結)されている。
するとシート束Sを切断する際に刃先50a、50bには、刃先ライン方向の振動が振動子55から伝播され、往方向の切断力が(c)矢印方向に作用する。この切断力は、前述した走行モータMでメインキャリッジ4が移動する力で発生する。
つまり、切断刃50の刃先50a(50b)は刃先ラインの方向に所定周期で振動するとともに走行方向前後に振動する。このことはシート束Sはその深さ方向と切断方向に振動する刃先の切断力(剪断力)を受けながら一端から他端に向かって切断される。
そこで切断刃を片刃エッジもしくは両刃エッジいずれに形成した場合にも切断刃を、所定の切断線に沿ってガイドする切断ラインガイド部材57が必要となる。以下、この切断ラインガイド部材について説明する。
このときカッタホルダの摺接面33gには、図3に示すように振動子55の振動波動Faのみが伝播し、増幅ホーンおよび切断刃50の波動は伝播されないように支持構造が構成されている。
つまり、切断刃は増幅ホーンに固定され、増幅ホーンは基端部が振動子に一体化され、先端部のみが切断刃と共に楕円運動するように支持されている。
従って切断刃50の振動が、カッタホルダ33の摺接面と切断ラインガイド部材のガイド面との間でビビリ騒音が発生することはない。
切断刃50に振動を付与する振動子55について、図9に基づいてランジュバン型振動子の構造を説明した。切断刃50に所定周波数の振動を付与する振動子の構造としては、ピエゾ素子、バイメタル素子などの電歪素子に所定周期で電圧を印加する発信方法と、図9(a)に示すように、回転電機子MSの回転を偏心カムなどの運動変換手段58で所定周波数の振動を設置する機械的に振動を生成することも可能である。
以上説明した装置は平刃形状(矩形状)の切断刃50を切断線に沿って移動する動作でシート束を一端から他端に徐々に切断する。この場合に切断個所でシート束が部分的に盛り上がるように変形し、この紙葉の歪曲変形で破断面の切断品位が劣る問題が発生する。
そこで、図示の装置はカッタホルダ33にシート束の迫り上がりを阻止する切断紙片規制部材23を配置してある。この切断紙片規制部材23は、切断刃50の切断作用でシート束が局部的にせり上がり変形するのを防止するように切断刃50の近傍でシート束表面を規制するプレート部材で構成する。
図示のものはカッタホルダ33に支持ピン24を設け、この支持ピンに切断面規制部材23に形成したスリット溝25を嵌合してある。そしてこの切断面規制部材23には紙面押圧面23xが設けてあり、カッタホルダ33と間に配置したプレスバネ26で紙面押圧面にバネ力(付勢力)が作用させてある。
なお図7(a)は切断面規制部材23の正面図を示し、(b)はその側面図を示し、同図矢印方向に切断刃50は移動する。
上述した装置は、紙載台2の上方にカッタユニット3を、紙載台の下方に加圧バネ機構を配置するう場合を示した。これはカッタユニット3(図示の実施形態では、ホルダ33、切断刃50、振動子55、増幅ホーン56)と加圧バネ機構(図示の実施形態では可動紙載台21と加圧スプリング14とスライドカム19と揺動リンク18)の両機構を紙載台2の上方向若しくは下方に配置することはでレイアウトスペース上問題である。
従来の装置は、切断刃とこれを上下動する「カッタ機構」と紙載台上のシート束を押圧保持する「プレス機構」の機構を紙載台の上方に配置している。このため紙載台は堅牢なフレーム構造が要求され、同時に紙載台上方には複雑な機構が配置され、その動作が干渉して不具合を生ずることがある。
装置フレーム60には、シートセット空間60aと、紙載台61が設けられ、紙載台上にシート束Sをセットするようになってる。紙載台61の上方には、載置したシート束の上面を押圧する押圧部材63が昇降可能に取り付けられている。図示のものは装置フレーム60に揺動可能に軸支持した揺動アーム(不図示)に押圧部材が軸支持され、する押圧部材には加圧面63aが形成されている。
また、紙載台61の下方には、図示しないするガイドレールが配置され、このルールに沿ってカッタユニット62がシートの一端から他端に向かって往復動可能に取り付けられている。
つまり、カッタユニット62はホルダに振動子と増幅ホーンと切断刃が一体に形成され、ホルダはガイドレールに往復動可能に支持されたキャリッジに揺動可能に取付けられ、キャリッジが往方向に移動するときと復方向に移動するとき切断刃の刃先はシート紙面と所定角度(β)で傾斜(直線形状もしくは湾曲形状)してシート束の一端から他端に走行するように構成されている。こ
角度変更手段43として、所定ストロークで往復動するキャリッジのストローク限位置に突き当てストッパ部材(突起)を設け、このストッパにカッタホルダ33が突き当たって角度偏向する場合を説明した。このほかカッタホルダ内部に電磁ソレノイド、バイメタルなどの作動素子を内蔵し、キャリッジのポジションセンサ(例えば前述のセンサSe2、Se3)でキャリッジ位置を検出し、その検知信号で作動素子に駆動電流を供給する構造の採用も可能である。
この場合にはカッタホルダ33をキャリッジ5に揺動可能に軸支持することなく、カッタホルダ33をキャリッジ5に一体的に取り付ける(例えば固定ネジで固定する)こととなり、カッタホルダ内部で切断刃50とこれに振動を付加する振動子55がキャリッジの往方向と復方向で傾き角度が反対となるように作動素子で回転する。
そしてこの切断刃ユニットをカッタホルダに固定する。そこで切断刃には往方向刃先50aと復方向刃先50bが走行方向の左右に形成してある。
そして断裁するシート束の紙面に対して往方向刃先は角度+βで復方向刃先は角度−βとなるように傾斜(直線形状もしくは湾曲形状)している。このように形成することによってカッタホルダをキャリッジと一体に形成することができガタつきなど問題を引き起こすことがない。
以上、図1に第1の実施形態を、図12には第2の実施形態を説明した。その動作状態の説明を第1実施形態について説明する。
図10(a)は装置の初期状態を示し、カッタユニット3はホームポジション(左限位置)に位置している。このときフォロア部材20はスライドカム19と係合して紙載台2を加圧スプリング14に抗して下方に降下し、紙載面21aと加圧面13aとの間にはシート束Sをセットする紙載エリア12が形成されている。
β)した姿勢で、ホルダに保持されている。
このときサブキャリッジ10に設けられているフォロア部材20は紙載台2のスライドカム19との係合を解除して紙載台2を加圧スプリング14の付勢力で紙載台を上昇する。すると、シート端面は紙載面21aと加圧面13aとの間に挟持され保持される。
そこで前述したように、切断刃50には刃先方向に振動が伝達され、シート束の一端から他端に方向に走行する切断力が付与される。そして、シート束Sからは刃先に剪断力が抗力として作用する。
このような切断メカニズムでは刃先は、刃先ライン方向に振動しながら楕円運動を行う。従って、シート束には束厚さ方向に刃先が振動し、同時にす刃先進行方向に振動を繰り返しながら一端から他端に切断する。この振動を伴った切断は、剪断負荷が低減し、静音で比較的円滑な切断が実行される。
図10(d)はシート束の切断終了時を示し、切断刃50はシート束の最下層紙コーナ部を切断する。このとき、切断に要するエネルギーは切断開始時と同様に小さくなるので最後のシートを引きちぎるような切断を引き起こすことがない。
つまり、切断初期時には低速で、切断中期時には高速で、切断終了時には低速で走行するように走行モータMの回転数を制御している。
つまり、カッタホルダ33はメインキャリッジ4に回転軸38で揺動可能に支持され、クリックスプリング36と角度変更手段43によって所定角度βに設定されている。カッタユニット3がメインフレーム1aの右限端と左限端に配置されている角度変更手段43a、43bに突き当たると右限端では傾斜角度+βから−βに変換され、左限端では傾斜角度−βから+βに角度変換される。
また図10(c)はカッタユニット3は中立点から復方向の傾斜角度−βに角度偏向した状態を示す。
図14は制御部の構成を示す。後述する画像形成装置Bには画像形成制御部(不図示)が設けられ、画像形成条件と、後処理条件はコントロールパネルから入力される。は後述する後処理装置は、画像形成装置で設定されたにに従って画像形成されたシートを後処理する。
このような制御構成で画像形成装置Bの制御部から、後処理装置Cの制御部には後処理モードと共にシートサイズ情報と、画像形成する部数情報と、シート束厚さ情報が転送される。
次に後処理制御部は不揃い集積したシート束を折り処理したのち断裁部に給送する。断裁部では紙載台上のにセットされたシート束の端縁を以下のように断裁処理する。
次に上述の画像形成装置の下流側には製本装置が連結され、画像形成されたシートを束状に部揃えし、この束状に部揃えした紙葉束をステープル、接着テープ、接着糊などで綴じ合わせて製本処理する。
この製本処理後の紙葉束を前述の断裁装置で断裁揃えして排紙スタッカに収納する。図13に示す製本装置は束状に部揃えした紙葉束の中央をステープル綴じして綴じ合わせ、この中綴じした紙葉束を折り畳んで冊子状に製本し、その後折り畳み先端を断裁して揃える装置を示す。
上記スイッチバックローラ71aは排紙口70aからのシートを排紙方向にトレイ先端側に搬送し、シート後端がトレイ上に進入した後は排紙方向と逆方向にシートを移送して後端を規制部材71bに突き当てて位置決めする。
また上記後端規制部材71bは集積トレイ上に突出した位置とトレイから退避した位置との間で揺動自在に構成され、電磁ソレノイドなどの角度変更手段(図示せず)に連結されている。
従って排紙口70aからのシートはトレイ上に搬入され、その後端を規制部材71bに規制された状態で束状に集積される。その後、このシート束は後端規制部材71bが集積トレイ71から退避した状態で後端押し出し部材72によって下流側に搬出されることとなる。
従って集積トレイ71に集積したシート束は後端押し出し部材72で製本経路73に移送され、その先端を第1ストッパ73aで係止された状態でステイプラによって綴じられることとなる。
また折りロール75aは一対のロールで構成されシート束中央を折曲げて下流側の排紙経路76に移送するようになっている。
このように構成された断裁経路77には断裁装置Aが配置されている。また、上記断裁経路77にはシート束を移送するベルト搬送手段78とグリップ回転手段79が配置されている。
そしてこの経路中の第1ストッパ73aにシート束の先端を突き当てて停止させる。この状態でステイプラを作動してシート束の中央(中折位置)をステイプル綴じする。
するとシート束はその中央を折り曲げられながら折りロール75aに案内される。そこで折りロール75aを回転駆動するとシート束は中央を折り曲げられ下流側の排紙経路76に移送される。
そこでベルト搬送手段78でシート束をバックさせ所定の切断線Xが断裁刃の位置に一致するようにシート束を位置決めする。
次いで制御CPUはグリップ回転手段79でシート束をニップし、次いでプレス部材でシート束を押圧保持する。そこで断裁刃を所定方向に移動させる。
その後このシート束の天部を断裁した後、同様に小口部を断裁する。そしてシート束の3方向の断裁が終了すると制御CPUはベルト搬送手段78でシート束を排紙スタッカ80に搬出する。
まず後処理装置Cの電源がON(St01)されると、制御プログラムはイニシャライズ動作を実行する。このイニシャライズ動作では、予め設定されたホームポジションセンサ(右限ポジションセンサSe2又は左限ポジションセンサSe3のいずれか)にメインキャリッジ4が位置するように走行モータMを回転制御する(このイニシャライズ動作は図14には図示しない)。
制御手段は紙載台2にシート束がセットされた後、走行モータMを起動する。この走行モータMが予め設定された時間駆動すると、振動子55の電源をONする(St08)。
この走行モータMの起動から振動子55の電源onまでの時間は、走行モータMでサブキャリッジ10は所定量移動し、フォロア部材20が紙載台2のスライドカム19はから離脱して紙載台は加圧スプリング14によってシート束を押圧する(St07)動作が完了する時間に設定してある。
この操作で切断刃50はシート束の切断を開始する(St01)。次に制御手段は、切断刃50はシート束のコーナ部の切断を終了した見込み時間の後に切断刃を高速走行(V2;図15)に切り替える(St11)。
そして走行モータMを先と反対方向に逆回転させて切断刃50をスタート位置に後退させる(St19)。メインキャリッジ4の後退動作でスタート位置のポジションセンサがONすると、制御手段は走行モータMの電源と装置電源をオフし、ジャム処理を待つ。ジャム処理終了後はイニシャライズ動作から前述の動作を繰り返して実行する。
このとき、シート束Sは加圧状態が解除され、紙載面21aと加圧面13aとの間の空間からシート束Sを搬出することが可能となる。これらの動作が終了した後に制御手段は後処理装置Cの電源をOFFする(St17)。
1)第1に切断刃は所定ストロークで往復動する過程で、往方向と復方向でそれぞれシート束を断裁するから、連続してシート束を断裁する場合にその稼働効率を向上させることができる。
2)切断刃を保持するカッタホルダと、切断刃を所定ストロークで往復動するメンキャリッジとは、別部材で構成するとともに、両者のガタつきを防止するスプリング(前述の圧縮バネ35)でガタつきを防止するように構成してあるから断裁品位が良いのと同時に、切断刃の直進走行性能向上させることができる。
3)断裁ジャムが発生したとき切断刃をスタートポジションに復帰させるように走行モータを逆転するように制御する。これによって、切断刃の破損とジャムシートの食いつきによる動作不良を招くことがない。
4)切断刃はシート束の紙面に対し、鋭角度(0°<α<90°)に構成してあるから断裁面にバリなど裁断品位の低下と裁断負荷低減が可能。
5)画像形成装置あるいは後処理装置などからの紙枚数情報(=シート束厚さ)により断裁刃の走行速度を高速低速に速度変更する。
例えば後処理装置からシート束の束厚さが薄い情報が発せられたとき、断裁制御部は断裁刃の走行速度を高速に、束厚さが厚いときには走行速度を低速に設定する。これによってプロダクティビティーを適正とすることができる。
6)紙載台上のシート束を挟んで切断刃と加圧スプリングとは、上下対向する位置に配置することによって、装置の小型化とコンパクト化が可能である。特に断裁刃を上方に、加圧機構を下方に配置することによって装置の小型化が可能である。
7)断裁刃は所定周波数で紙束厚さ方向に振動しながら、シート束の一端から他端に移動するので紙粉が刃面に付着したり、グリスなどの潤滑剤が付着する恐れがない。
1a ベースフレーム
1b サブフレーム
2 紙載台
3 カッタユニット
4 メインキャリッジ(カッタキャリッジ)
10 サブキャリッジ
11A 第1ガイドレール
11B 第2ガイドレール
11a 第1ガイドロッド
11b 第2ガイドロッド
11c 第3ガイドロッド
13 押圧部材
13a 加圧面
14 加圧スプリング(14a〜14c)
18a 揺動リンク
18b 揺動リンク
19 スライドカム
19a 非接触カム面(非係合部)
19b、19c カム面(係合部)
20 フォロア部材(遊動コロ)
21 可動紙載台
21a 紙載面
22 固定紙載台
23 切断紙片規制部材
33 カッタホルダ
35 圧縮バネ
36 クリックスプリング(反転スプリング)
37 回転規制部材
38 回転軸
40 アーム
42 角度規制ストッパ
43 角度変更手段(43a、43b)(角度変更手段)
48 タイミングベルト
50 切断刃
55 振動子
57 切断ラインガイド部材
Claims (16)
- 紙載台上のシート束を所定の切断線に沿って走行する切断刃で断裁する装置であって、
紙載面を有する紙載台と、
前記紙載面と間隔を隔てて対向配置された加圧面を有する押圧部材と、
前記紙載台と押圧部材の少なくとも一方を束厚さ方向に昇降する加圧手段と、
前記シート束に対して所定角度傾斜した刃先を有する切断刃と、
前記切断刃を保持するカッタホルダと、
前記カッタホルダを搭載し、前記シート束の一端から他端に移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジを往復動可能に案内するスライドガイドと、
前記キャリッジを所定ストロークで往復動するキャリッジ駆動手段と、
を備え、
前記カッタホルダは、
前記紙載台上のシート束に対する切断刃の刃先角度が変更可能となるように前記キャリッジに揺動可能に取り付けられ、
前記キャリッジのストローク限位置には、前記カッタホルダに保持された切断刃の刃先角度を異なる傾斜角度に変更する角度変更手段が配置され、
前記キャリッジに揺動可能に取り付けられたカッタホルダは、キャリッジの往方向と復方向では、前記シート束に対する切断刃の刃先の傾き方向が異なるように構成されていることを特徴とするシート束断裁装置。 - 前記カッタホルダは、前記キャリッジに回転軸を中心に揺動可能に取り付けられ、
前記カッタホルダとキャリッジとの間には、前記カッタホルダを異なる角度姿勢で保持する角度規制手段と、前記カッタホルダを設定された角度方向に付勢する付勢手段と、
が設けられ、
前記角度変更手段は、
前記キャリッジに取り付けられたカッタホルダをキャリッジの移動で揺動動作させる突当て部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。 - 前記角度変更手段は、
前記カッタホルダと前記キャリッジのいずれか一方に搭載されたアクチュエータと、
前記キャリッジの位置検出センサと、
前記位置検出センサからの信号に基づいて前記アクチュエータに駆動電流を供給する制御手段と、
で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。 - 前記切断刃の刃先角度は前記紙載面上に載置されたシート束に対して刃先が鋭角度となるように前記カッタホルダは前記キャリッジに揺動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。
- 前記切断刃の刃先角度は、前記キャリッジの往方向と復方向で前記紙載台上のシート束表面に対し同一角度を形成するように前記カッタホルダは前記キャリッジに揺動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
- 前記切断刃は、
所定周波数の振動を生起する振動子と、
この振動子の先端に連結された増幅ホーンと、
前記増幅ホーンの先端に取り付けられた刃先と、
で構成され、
前記振動子は前記切断刃に刃先ライン方向の振動を伝播し
前記増幅ホーンは前記シート束の剪断負荷で刃先走行方向に振動を分波する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。 - 前記加圧手段は、前記紙載台と押圧部材との少なくとも一方を互いに圧接する方向に付勢する付勢スプリングと、この付勢スプリングに抗して紙載面と加圧面とを離間させる加圧解除手段と、
で構成され、
前記付勢スプリングは前記カッタホルダと、前記紙載面を挟んで互いに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート束断裁装置。 - 前記カッタホルダは、前記紙載台の上方向に配置され、
前記付勢スプリングは紙載台の下方に配置され、
前記紙載台から切断紙片は下方に落下することを特徴とする請求項7に記載のシート束断裁装置。 - 前記付勢スプリングは紙載台の上方に配置され、
前記カッタホルダは、前記紙載台の下方に配置され、
前記紙載台から切断紙片は下方に落下することを特徴とする請求項7に記載のシート束断裁装置。 - 前記振動子は、特定周波数の電源を印加することによってピエゾ素子、バイメタルなどの電歪素子に周期的な振動を発生させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
- 前記振動子は、
回転電機子と、
この回転電機子の回転を往復運動に変換するカムと、
によって周期的な振動を生発生することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。 - 前記スライドガイドを備えた装置フレームには、前記切断刃を所定の切断線に沿って案内する切断ラインガイド部材が配置され、
この切断ラインガイド部材には、前記切断刃または前記カッタホルダと摺接するガイド面が設けられていることをを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。 - 前記切断刃は、前記切断線と直交する方向に振動する振動子と、この振動子の振動を増幅する増幅ホーンと、この増幅ホーンに連結された刃先と、
を備え、
前記ガイド面は、切断線と直交する方向の振動が伝播する前記カッタホルダまたは前記振動子と摺接することを特徴とする請求項12に記載のシート束断裁装置。 - 前記キャリッジ駆動手段は、
前記切断刃で前記紙載台上のシート束を一端から他端に切断する際に、
前記キャリッジの走行速度を切断初期時と切断終了時には切断中間時と比較して低速に設定することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。 - 前記キャリッジ駆動手段は、
前記切断刃で前記紙載台上のシート束を一端から他端に切断する際に、
シート束の厚さに応じて厚いときには薄いときより前記キャリッジの走行速度を低速に設定することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。 - 紙載台と、
前記紙載台上のシート束に沿って配置されたスライドガイド部材と、
前記スライドガイド部材に摺動可能に支持されたキャリッジと、
カッタキャリッジに搭載されたカッタホルダと、
カッタホルダホルダに保持された切断刃と、
前記キャリッジを所定ストロークで往復動するキャリッジ駆動手段と、
を備え、
前記切断刃は、
矩形状の平板刃で構成され、
この平板刃は走行方向に傾斜した刃先を形成するように前記カッタホルダに、取り付けられていることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のシート束断裁装置。
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