JP2014098347A - デュアルフューエルエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】メカ駆動式の燃料噴射ポンプと自動弁の組み合わせで、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化する燃料噴射システムを備えるデュアルフューエルエンジンを提供する。
【解決手段】液体燃料とガス燃料とを切り換えて運転するデュアルフューエルエンジンに関する。デュアルフューエルエンジンは、前記ガス燃料を燃焼する際に、当該ガス燃料の火種としてパイロット噴射を行う燃料噴射装置を具備し、前記燃料噴射装置は、エンジン回転数で駆動されるジャーク式の燃料噴射ポンプと、前記エンジン回転数の半分で駆動される分配機構と、を含み、前記燃料噴射ポンプから圧送される高圧燃料を前記分配機構によって各シリンダに分配して送油することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】液体燃料とガス燃料とを切り換えて運転するデュアルフューエルエンジンに関する。デュアルフューエルエンジンは、前記ガス燃料を燃焼する際に、当該ガス燃料の火種としてパイロット噴射を行う燃料噴射装置を具備し、前記燃料噴射装置は、エンジン回転数で駆動されるジャーク式の燃料噴射ポンプと、前記エンジン回転数の半分で駆動される分配機構と、を含み、前記燃料噴射ポンプから圧送される高圧燃料を前記分配機構によって各シリンダに分配して送油することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、液体燃料とガス燃料を切り換えて運転するデュアルフューエルエンジンに関し、ガス燃料を用いる際の液体燃料のパイロット噴射システムに関する。
特許文献1には、液体燃料とガス燃料との切り換え運転が可能なデュアルフューエルエンジンの構成が開示される。ガス燃料を燃焼させる際は、少量の液体燃料を噴射(パイロット噴射)することによって点火する。この液体燃料は、燃料噴射ポンプからコモンレールを介して燃焼室に供給される。
コモンレールに蓄圧される液体燃料の圧力は燃料噴射ポンプの回転数に依存しており、大形エンジンのような低いエンジン回転数によって駆動されるポンプでの高圧力の維持は難しいことが知られている。また、コモンレールを使用しない場合においても、低回転数のエンジンによる駆動では安定した高送油率でのパイロット噴射が難しい。
本発明は、メカ駆動式の燃料噴射ポンプを用いて、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化する燃料噴射システムを備えるデュアルフューエルエンジンを提供する。
本発明は、メカ駆動式の燃料噴射ポンプを用いて、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化する燃料噴射システムを備えるデュアルフューエルエンジンを提供する。
本発明は、液体燃料とガス燃料とを切り換えて運転するデュアルフューエルエンジンに関する。デュアルフューエルエンジンは、前記ガス燃料を燃焼する際に、当該ガス燃料の火種としてパイロット噴射を行う燃料噴射装置を具備し、前記燃料噴射装置は、エンジン回転数で駆動されるジャーク式の燃料噴射ポンプと、前記エンジン回転数の半分で駆動される分配機構と、を含み、前記燃料噴射ポンプから圧送される高圧燃料を前記分配機構によって各シリンダに分配して送油することを特徴とする。
前記分配機構は、前記エンジン回転数の半分で回転駆動される分配軸と、前記燃料噴射ポンプの各シリンダから圧送される高圧燃料が流通する高圧管がそれぞれ接続される高圧油路と、前記高圧油路の一つと連通可能であり、前記分配軸を径方向に貫通する入口穴と、前記入口穴の中心部に連通し、前記分配軸の軸方向に設けられる油路と、前記油路の端部から前記分配軸の径方向に沿って分配軸の外周面まで設けられる吐出穴と、前記吐出穴と連通可能であり、前記分配軸の外周面から放射状に設けられる吐出油路とを備えるとともに、前記吐出油路の数は、前記高圧油路の数の二倍であることが好ましい。
前記高圧油路は、前記分配機構の軸断面の一方の半円内に等間隔で設けられ、かつ、他方の半円に対して対称位置となるように配置され、前記分配軸が一回転する間に、前記分配軸の入口穴がそれぞれの高圧油路に二回連通することが好ましい。
より好ましい実施形態では、前記吐出穴の中途部には、前記分配軸の軸方向に沿って設けられるスリット溝が接続され、前記スリット溝は、前記分配軸の外周面に設けられる低圧グルーブに連通し、前記低圧グルーブは、燃料ギャラリーに連通する戻し油路に接続されるとともに、前記吐出油路の吐出部には逆止弁が設けられ、吐出後に前記吐出油路との連通を閉じた前記吐出穴から前記入口穴までの閉じ込め容積は、前記スリット溝、低圧グルーブ及び戻し油路を介して燃料ギャラリー圧に開放される。
また、前記エンジン駆動軸と前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸との間に、機械式タイマーを配置し、前記機械式タイマーによって燃料噴射ポンプの噴射タイミングを制御する。
また、前記燃料噴射ポンプのプランジャには、前記プランジャの回転により噴射タイミングを変化させる上部リードと、燃料噴射量を制御する下部リードと、が設けられ、前記プランジャの回転は、電気的に制御されるソレノイドを用いて行われる。
さらに、前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸において、前記エンジン駆動軸と反対側の端部に減速ギアが設けられ、前記減速ギアに歯合するギアが前記分配軸の端部に一体的に成形される。
より好ましくは、前記分配軸及び減速ギアの少なくとも一方の回転数を検出する回転数センサーを設け、前記回転数センサーによって検出される回転数に基づいて、前記ソレノイドの作動を制御する。
本発明によれば、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化できる。
図1は、デュアルフューエルエンジン1の概略構成を示す。デュアルフューエルエンジン1は、軽油等の液体燃料とLNGガス等のガス燃料の二種類の燃料を切り換えて燃焼する原動機である。デュアルフューエルエンジン1は、例えば四サイクルの六気筒エンジンであり、LNGガスを運搬する船体駆動用の大形主機関に付帯する発電機2等を駆動するための大形補機関である。
図1に示すように、デュアルフューエルエンジン1は、六列のシリンダ3を有し、各シリンダ3に液体燃料を圧送する燃料噴射装置5を備える。各シリンダ3には、燃料噴射装置5から圧送される液体燃料に加えて、ガス燃料が供給される。ガス燃料を燃料する際には、燃焼室にガス燃料が供給されるとともに、燃料噴射装置5によって液体燃料のパイロット噴射が行われ、ガス燃料の火種として用いられる。
シリンダ3内の燃焼室に臨むように燃料噴射弁6及びパイロット弁7が設けられる。燃料噴射弁6及びパイロット弁7は、液体燃料を噴射するための自動弁として構成される。燃料噴射弁6には、ジャーク式の燃料噴射装置(不図示)が接続される。パイロット弁7は、高圧管等の配管を介して燃料噴射装置5と接続される。燃料噴射弁6及びパイロット弁7は、それぞれシリンダ3の燃焼室に臨むように設けられている。
デュアルフューエルエンジン1において、液体燃料を燃焼する際には、燃料噴射弁6を介して所定量の液体燃料が所定のタイミングで噴射される。ガス燃料を燃焼する際には、パイロット弁7を介して液体燃料が火種としてパイロット噴射される。
デュアルフューエルエンジン1において、液体燃料を燃焼する際には、燃料噴射弁6を介して所定量の液体燃料が所定のタイミングで噴射される。ガス燃料を燃焼する際には、パイロット弁7を介して液体燃料が火種としてパイロット噴射される。
図2に示すように、燃料噴射装置5は、エンジン回転数で回転駆動される駆動軸10によって駆動される燃料噴射ポンプ11、駆動軸10に接続されて連動回転するカム軸12、減速機構15を介して駆動軸10(カム軸12)の回転が伝達される分配軸20、及び、燃料噴射ポンプ5から圧送される燃料を分配軸20の回転に応じて各シリンダ3に分配して送油する分配機構21を備える。
駆動軸10(カム軸12)は、デュアルフューエルエンジン1の回転数(N)と同速度で回転駆動される。分配軸20は、減速機構15によりカム軸12の半分の回転数(N/2)で回転駆動される。
駆動軸10(カム軸12)は、デュアルフューエルエンジン1の回転数(N)と同速度で回転駆動される。分配軸20は、減速機構15によりカム軸12の半分の回転数(N/2)で回転駆動される。
燃料噴射ポンプ11は、シリンダ3の気筒数の半分の数で配列されるシリンダを有するジャーク式列形の噴射ポンプである。本実施形態では、燃料噴射ポンプ11は、シリンダ3の六列配列に応じて三列配列が採用されている。
燃料噴射ポンプ11は、カム軸12に固定されるカム13、カム13の回転によって摺動するプランジャ14を備える。プランジャ14の摺動によって燃料噴射ポンプ11に供給される液体燃料を加圧するとともに、液体燃料を分配機構21に圧送する。
燃料噴射ポンプ11は、カム軸12に固定されるカム13、カム13の回転によって摺動するプランジャ14を備える。プランジャ14の摺動によって燃料噴射ポンプ11に供給される液体燃料を加圧するとともに、液体燃料を分配機構21に圧送する。
カム軸12において、駆動軸10と接続される側と反対側端部(反駆動側端部)に減速ギア16が嵌合されている。また、減速ギア16の二倍の歯数を有するギア17が分配軸20に一体的に設けられている。これらのギア16・17は歯合しており、ギア16・17を介してカム軸12の回転を分配軸20に伝達することにより減速機構15を構成している。
プランジャ14は、ソレノイド30によって回転可能である。ソレノイド30は、電気制御により作動されるアクチュエータであり、プランジャ14のラックに当接するロッドを有する。
プランジャ14には、上部リード及び下部リードが形成されている。ソレノイド30を作動させることによってプランジャ14を回転させて、上部リードにより燃料噴射のタイミングを制御するとともに、下部リードによって燃料噴射量を制御する。
プランジャ14には、上部リード及び下部リードが形成されている。ソレノイド30を作動させることによってプランジャ14を回転させて、上部リードにより燃料噴射のタイミングを制御するとともに、下部リードによって燃料噴射量を制御する。
駆動軸10とカム軸12との間には、機械式タイマー40が配置されている。機械式タイマー40は、ウェイト遠心力とばね荷重の釣り合いで角度位相を変化させるものであり、プランジャ14による燃料噴射のタイミングを制御する。
ギア16の回転数を検出する回転数センサー31が配置されている。回転数センサー31によって検出された回転数に基づいてソレノイド30の作動が制御される。
また、本実施形態ではカム軸12に嵌合されたギア16の回転数を検出しているが、カム軸12の回転数をセンシングする構成としても良く、燃料噴射ポンプ11を駆動するカム軸12の回転数を検出できれば良い。
また、本実施形態ではカム軸12に嵌合されたギア16の回転数を検出しているが、カム軸12の回転数をセンシングする構成としても良く、燃料噴射ポンプ11を駆動するカム軸12の回転数を検出できれば良い。
以上のように、カム軸12の回転は、減速機構15を介して分配軸20に伝達され、その分配軸20の回転により分配機構21に圧送される液体燃料を分配して、各シリンダ3に供給する。
図3に示すように、分配機構21は、燃料噴射ポンプ11の各シリンダから圧送される高圧燃料が流通する高圧管50がそれぞれ接続される高圧油路51、高圧油路51の一つと連通可能であり、分配軸20の径方向全域に渡って設けられる入口穴52、入口穴52の中心部(分配軸20の軸心部分)に連通するように分配軸20の軸方向に設けられる油路53、油路53の端部から分配軸20の径方向に沿って分配軸20の外周面まで設けられる吐出穴54、吐出穴54と連通可能であり、分配軸20の外周面から放射状に複数設けられる吐出油路55、及び、吐出油路55の端部に配置されるコネクタ56を備える。各コネクタ56は、各シリンダ3に接続される。
図3に示すように、分配機構21は、燃料噴射ポンプ11の各シリンダから圧送される高圧燃料が流通する高圧管50がそれぞれ接続される高圧油路51、高圧油路51の一つと連通可能であり、分配軸20の径方向全域に渡って設けられる入口穴52、入口穴52の中心部(分配軸20の軸心部分)に連通するように分配軸20の軸方向に設けられる油路53、油路53の端部から分配軸20の径方向に沿って分配軸20の外周面まで設けられる吐出穴54、吐出穴54と連通可能であり、分配軸20の外周面から放射状に複数設けられる吐出油路55、及び、吐出油路55の端部に配置されるコネクタ56を備える。各コネクタ56は、各シリンダ3に接続される。
図4に示すように、高圧油路51は、分配軸20の径方向に沿って三つ設けられており、分配機構21の軸断面の一方の半円(180°)内に設けられる。高圧油路51は、半円内に等間隔(60°間隔)で設けられ、他方の半円に対して対称位置となるように配置される。より詳しくは、半円の90°位置に一つ、その両側方にそれぞれ60°の間隔をあけて二つ設けられる。
それぞれの高圧油路51には燃料噴射ポンプ11からの各高圧管50が接続され、燃料噴射タイミングに応じて高圧管50から分配軸20内に高圧の液体燃料が供給される。
それぞれの高圧油路51には燃料噴射ポンプ11からの各高圧管50が接続され、燃料噴射タイミングに応じて高圧管50から分配軸20内に高圧の液体燃料が供給される。
分配軸20に設けられる入口穴52は、分配軸20を径方向に貫通するように設けられる。入口穴52において、高圧油路51と連通する側と反対側の端部は本体部の内壁によって塞がれる。これにより、入口穴52は、分配軸20の回転に伴って、高圧油路51のうちの一つと連通する。分配軸20が一回転する間に、入口穴52は、高圧油路51A→51B→51C→51A→51B→51Cの順に連通し、それぞれの高圧油路51に二回ずつ連通する。
図5に示すように、吐出油路55は、分配軸20の径方向に沿って放射状に六つ設けられており、分配軸20の軸心を中心として等間隔(60°間隔)に配置される。各吐出油路55にはコネクタ56が接続され、コネクタ56を介して各シリンダ3に連通する。
分配軸20に設けられる吐出穴54は、分配軸20の回転に伴って吐出油路55のうちの一つと連通する。分配軸20が一回転する間に、吐出穴54は、吐出油路55A→55B→55C→55D→55E→55Fの順に連通する。本実施形態では、対称位置に配置される吐出油路の組み合わせ(55A・55D、55B・55E、55C・55F)はそれぞれ同じシリンダ3と接続されている。
分配軸20に設けられる吐出穴54は、分配軸20の回転に伴って吐出油路55のうちの一つと連通する。分配軸20が一回転する間に、吐出穴54は、吐出油路55A→55B→55C→55D→55E→55Fの順に連通する。本実施形態では、対称位置に配置される吐出油路の組み合わせ(55A・55D、55B・55E、55C・55F)はそれぞれ同じシリンダ3と接続されている。
分配軸20は、エンジン回転数の半分の回転で駆動されている。つまり、燃料噴射ポンプ11の噴射タイミングは、分配軸20の回転タイミングの二倍となるが、上記のような構成を採用することによって、噴射タイミングと同期した吐出タイミングを実現している。
このように、エンジン回転数の低い大形機関においても、エンジン回転数と同じ回転数で燃料噴射ポンプ11を駆動することで、少量の噴射となるパイロット噴射でも高送油率での安定した噴射を確保できる。従って、メカ駆動式の燃料噴射ポンプ11と自動弁として配置されるパイロット噴射弁7との組み合わせで、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化できる。
また、エンジン回転数の半分の回転数によって駆動される分配機構21を備えることで、低コストで信頼性の高い噴射装置を具現化できる。そして、燃料噴射ポンプ11の各列に接続される高圧配管50の数の二倍の数だけ配置される吐出油路55を有することで、シリンダ3の数の半分の列数の燃料噴射ポンプ11で対応できるため、小型化も可能である。
このように、エンジン回転数の低い大形機関においても、エンジン回転数と同じ回転数で燃料噴射ポンプ11を駆動することで、少量の噴射となるパイロット噴射でも高送油率での安定した噴射を確保できる。従って、メカ駆動式の燃料噴射ポンプ11と自動弁として配置されるパイロット噴射弁7との組み合わせで、高信頼性及び低コストのパイロット噴射機能を具現化できる。
また、エンジン回転数の半分の回転数によって駆動される分配機構21を備えることで、低コストで信頼性の高い噴射装置を具現化できる。そして、燃料噴射ポンプ11の各列に接続される高圧配管50の数の二倍の数だけ配置される吐出油路55を有することで、シリンダ3の数の半分の列数の燃料噴射ポンプ11で対応できるため、小型化も可能である。
図3に示すように、吐出穴54の中途部には、スリット溝57が接続される。スリット溝57は、軸方向に沿って油路53の逆方向に向けて設けられており、吐出穴54に連通する。スリット溝57の他側は、分配軸20の外周面に設けられる低圧グルーブ58と連通し、さらに低圧グルーブ58を介して戻し油路59に連通する。戻し油路59には、開閉を制御する制御弁が設けられる。つまり、分配軸20内では、入口穴52、油路53、吐出穴54と、スリット溝57及び低圧グルーブ58との圧力は同じになっている。
コネクタ56には逆止弁が内装されており、吐出後に油路53と吐出穴54との連通が閉じた際に、吐出経路に残された液体燃料がスリット溝57及び低圧グルーブ58を経て戻し油路59に介して燃料ギャラリーに戻される。これにより、油路53内の圧力が燃料ギャラリー圧に開放され、吐出毎に適切な圧力の液体燃料を供給可能となる。
コネクタ56には逆止弁が内装されており、吐出後に油路53と吐出穴54との連通が閉じた際に、吐出経路に残された液体燃料がスリット溝57及び低圧グルーブ58を経て戻し油路59に介して燃料ギャラリーに戻される。これにより、油路53内の圧力が燃料ギャラリー圧に開放され、吐出毎に適切な圧力の液体燃料を供給可能となる。
図6及び図7に分配機構21の別実施形態を示す。ここでは、八気筒のデュアルフューエルエンジン1に対して、四列配列の燃料噴射ポンプ11を適用した例を示す。
図6に示すように、高圧油路51は、分配機構21の軸断面の一方の半円内に分配軸20の径方向に沿って四つ設けられる(51A〜51D)。各高圧油路51は、45°の等間隔で配置されており、他方の半円と合わせたときに対称位置となるように配置される。
図7に示すように、吐出油路55は、分配軸20の径方向に沿って放射状に八つ設けられる(55A〜55H)。各吐出油路55は、45°の等間隔をあけて配置される。分配軸20の回転に伴って、吐出穴54と一つの吐出油路55とが連通する。各吐出油路55は、各シリンダ3と接続されており、四列配列の燃料噴射ポンプ11を用いて、八気筒のデュアルフューエルエンジン1のシリンダ3に液体燃料を圧送する。
図6に示すように、高圧油路51は、分配機構21の軸断面の一方の半円内に分配軸20の径方向に沿って四つ設けられる(51A〜51D)。各高圧油路51は、45°の等間隔で配置されており、他方の半円と合わせたときに対称位置となるように配置される。
図7に示すように、吐出油路55は、分配軸20の径方向に沿って放射状に八つ設けられる(55A〜55H)。各吐出油路55は、45°の等間隔をあけて配置される。分配軸20の回転に伴って、吐出穴54と一つの吐出油路55とが連通する。各吐出油路55は、各シリンダ3と接続されており、四列配列の燃料噴射ポンプ11を用いて、八気筒のデュアルフューエルエンジン1のシリンダ3に液体燃料を圧送する。
1:デュアルフューエルエンジン、3:シリンダ、5:燃料噴射装置、7:パイロット弁、10:駆動軸、11:燃料噴射ポンプ、12:カム軸、15:減速機構、20:分配軸、21:分配機構、30:ソレノイド、40:機械式タイマー、50:高圧管、51:高圧油路、52:入口穴、53:油路、54:吐出穴、55:吐出油路、56:コネクタ
Claims (8)
- 液体燃料とガス燃料とを切り換えて運転するデュアルフューエルエンジンであって、
前記ガス燃料を燃焼する際に、当該ガス燃料の火種としてパイロット噴射を行う燃料噴射装置を具備し、
前記燃料噴射装置は、エンジン回転数で駆動されるジャーク式の燃料噴射ポンプと、前記エンジン回転数の半分で駆動される分配機構と、を含み、前記燃料噴射ポンプから圧送される高圧燃料を前記分配機構によって各シリンダに分配して送油することを特徴とするデュアルフューエルエンジン。 - 前記分配機構は、
前記エンジン回転数の半分で回転駆動される分配軸と、
前記燃料噴射ポンプの各シリンダから圧送される高圧燃料が流通する高圧管がそれぞれ接続される高圧油路と、
前記高圧油路の一つと連通可能であり、前記分配軸を径方向に貫通する入口穴と、
前記入口穴の中心部に連通し、前記分配軸の軸方向に設けられる油路と、
前記油路の端部から前記分配軸の径方向に沿って分配軸の外周面まで設けられる吐出穴と、
前記吐出穴と連通可能であり、前記分配軸の外周面から放射状に設けられる吐出油路とを備えるとともに、
前記吐出油路の数は、前記高圧油路の数の二倍である請求項1に記載のデュアルフューエルエンジン。 - 前記高圧油路は、前記分配機構の軸断面の一方の半円内に等間隔で設けられ、かつ、他方の半円に対して対称位置となるように配置され、
前記分配軸が一回転する間に、前記分配軸の入口穴がそれぞれの高圧油路に二回連通する請求項2に記載のデュアルフューエルエンジン。 - 前記吐出穴の中途部には、前記分配軸の軸方向に沿って設けられるスリット溝が接続され、前記スリット溝は、前記分配軸の外周面に設けられる低圧グルーブに連通し、前記低圧グルーブは、燃料ギャラリーに連通する戻し油路に接続されるとともに、
前記吐出油路の吐出部には逆止弁が設けられ、吐出後に前記吐出油路との連通を閉じた前記吐出穴から前記入口穴までの閉じ込め容積は、前記スリット溝、低圧グルーブ及び戻し油路を介して燃料ギャラリー圧に開放される請求項2又は3に記載のデュアルフューエルエンジン。 - 前記エンジン回転数で駆動される駆動軸と、前記駆動軸に接続され、前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸との間に、機械式タイマーを配置し、前記機械式タイマーによって燃料噴射ポンプの噴射タイミングを制御する請求項1から4の何れか一項に記載のデュアルフューエルエンジン。
- 前記燃料噴射ポンプのプランジャには、前記プランジャの回転により噴射タイミングを変化させる上部リードと、燃料噴射量を制御する下部リードと、が設けられ、
前記プランジャの回転は、電気的に制御されるソレノイドを用いて行われる請求項1から5の何れか一項に記載のデュアルフューエルエンジン。 - 前記燃料噴射ポンプを駆動するカム軸において、前記エンジン駆動軸と反対側の端部に減速ギアが設けられ、前記減速ギアに歯合するギアが前記分配軸の端部に一体的に成形される請求項6に記載のデュアルフューエルエンジン。
- 前記分配軸及び減速ギアの少なくとも一方の回転数を検出する回転数センサーを設け、前記回転数センサーによって検出される回転数に基づいて、前記ソレノイドの作動を制御する請求項7に記載のデュアルフューエルエンジン。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016089836A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | ヴィンタートゥール ガス アンド ディーゼル アーゲー | 往復ピストン内燃機関のための監視システムを有するガス供給システム及びシリンダ、往復ピストン内燃機関、並びに往復ピストン内燃機関を動作させる方法 |
WO2020008998A1 (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-09 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
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2012
- 2012-11-14 JP JP2012250590A patent/JP2014098347A/ja active Pending
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