JP2014087102A - ブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータ - Google Patents

ブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータ Download PDF

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Abstract

【課題】接続部材のブラシホルダへの取り付けをより容易にできるとともに、ブラシボックスの変形も小さくでき、電源端子との接続応力も小さくできるブラシ装置を提供することにある。
【解決手段】第1保持プレート80及び第2保持プレート90は、第2〜第5ブラシボックスに配置される第1及び第2導電部材71,72の円弧部71a,72aを第1及び第2収容溝に配置した状態で、第1及び第2係止舌片84a,84bによってブラシホルダ30に対してスナップフィット結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータに関するものである。
従来、正極ブラシと負極ブラシを複数組備えたブラシ装置が種々されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1のブラシ装置では、同極のブラシ間及びチョークコイル部を導電板によって一体形成した構成が提案されている。
また、特許文献2のブラシ装置では、複数の正極のブラシを1つの環状の導電板で連結するとともに、また、複数の負極のブラシも1つに環状の導電板で連結する。そして、この2つの環状の導電板にてブラシホルダを挟持するようにした構成が提案されている。
また、他のブラシ装置にあっては、同極ブラシ間を接続する導電板を樹脂製のブラシホルダに一体的に埋設成形するものも知られている。
特開2009−95093号公報 特表2011−507467号公報
しかしながら、特許文献1では、同極のブラシが他の極のブラシを跨いで配置されていること及びあわせて導電板にてチョークコイルを形成することから、その成形が非常に難しいとともに、高価な導電板の歩留まりが非常に悪かった。また、特許文献2では、2つの環状の導電板にてブラシホルダを挟持する構造からブラシ装置が軸方向に長くなりモータの大型化に繋がる問題があった。
また、導電板をブラシホルダに一体的に埋設成形するブラシ装置では、導電板の絶縁を確保することから、ブラシホルダの板厚を厚くする必要があった。その結果、歩留まりが悪く成形コストが増大するともに、ブラシ装置が軸方向に長くなりモータの大型化に繋がる問題があった。
そこで、本出願人は、上記問題を解決するために、同極ブラシ間を基礎線材にて結線することを要旨とするブラシ装置を提案している。しかしながら、柔軟な基礎線材を円弧状に湾曲させてブラシ装置に取り付け固定をしていることから、その取り付けは容易ではなかった。また、熱カシメにてブラシボックスに対して基礎線材を直接に支持固定することから、ブラシボックスの変形の虞があった。さらに、基礎線材を円弧状に湾曲させて取り付けられることから、ブラシボックスの変形のみならず電源端子との接続部位に過剰な応力が加わる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、接続部材のブラシホルダへの取り付けをより容易にできるとともに、ブラシボックスの変形が小さく、電源端子との接続応力も小さくできるブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータを提供することにある。
上記課題を解決するためにブラシ装置は、円環板状に形成したブラシホルダのベースプレートの一側面周方向に複数設けられ、少なくとも1つの第1極性の第1ブラシと、少なくとも1つの第2の極性の第2ブラシを径方向に摺動可能に収容する複数のブラシボックスと、前記複数のブラシボックスのうち予め定めた隣接する2つのブラシボックス間の前記ベースプレートに設けられた第1電源端子及び第2電源端子と、円弧状に湾曲され、その湾曲した第1円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第1ブラシと前記第1電源端子とを電気的に接続する第1導電部材と、円弧状に湾曲され、その湾曲した第2円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第2ブラシと前記第2電源端子とを電気的に接続する第2導電部材とを有したブラシ装置であって、前記対応するブラシホルダの上面に配置される保持プレートと、前記保持プレート又は前記ベースプレートの少なくともいずれか一方に設けられ、前記保持プレートと前記ベースプレートとをスナップフィット結合するスナップフィット結合部材とを有し、前記対応するブラシボックスに載置された前記第1導電部材及び前記第2導電部材の第1及び第2円弧部が、前記保持プレートと前記対応するブラシボックスとの間で保持された状態で前記保持プレートと前記ベースプレートがスナップフィット結合されている。
この構成によれば、スナップフィット結合にて保持プレートと対応するブラシホルダが協働して第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を保持することから、第1及び第2導電部材の取り付けが容易となる。しかも、保持プレートと対応するブラシホルダが協働して第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を保持することから、第1及び第2円弧部の曲げ応力に対するブラシボックスの変形の虞も低く、第1及び第2導電部材の第1及び第2電源端子に対する接続応力も小である。
上記ブラシ装置において、前記複数のブラシボックスは、6個であって、その6個のブラシホルダは前記第1ブラシと前記第2ブラシを交互に収容し、前記第1導電部材は、前記隣接する2つのブラシボックス以外の4個のブラシホルダの天井壁上に載置される円弧状の前記第1円弧部と、前記第1円弧部の先端から径方向内側に形成した第1チョークコイル部と、前記第1チョークコイル部の先端から前記隣接する2つのブラシボックスのうちの一方のブラシボックスの天井壁を介して前記第1電源端子に接続されたものであり、前記第2導電部材は、前記隣接する2つのブラシボックス以外の4個のブラシホルダの天井壁上に載置される円弧状の前記第2円弧部と、前記第2円弧部の先端から径方向内側に形成した第2チョークコイル部と、前記第2チョークコイル部の先端から前記隣接する2つのブラシボックスのうちの他方のブラシボックスの天井壁を介して前記第2電源端子に接続されたものであり、前記保持プレートは、前記4個のブラシホルダの天井壁上に載置される前記第1及び第2円弧部を前記スナップフィット結合部材にて保持することが好ましい。
この構成によれば、スナップフィット結合にて保持プレートと対応する4個のブラシホルダが協働して第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を保持していることから、第1及び第2導電部材の取り付けが容易となる。しかも、保持プレートと対応する4個のブラシホルダが協働して第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を保持していることから、第1及び第2円弧部の曲げ応力に対するブラシボックスの変形の虞も低く、第1及び第2導電部材の第1及び第2電源端子に対する接続応力も小である。
上記ブラシ装置において、前記保持プレートは、前記ブラシホルダの上面側に配置される下面に、前記第1導電部材の第1円弧部を嵌合する第1収容溝と、前記第2導電部材の第2円弧部を収容する第2収容溝をそれぞれ形成したことが好ましい。
この構成によれば、保持プレートの第1及び第2収容溝に第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部がそれぞれ嵌合し保持されることから、第1及び第2円弧部がずれることなく確実に取り付けが容易となる。
また、保持プレートの第1及び第2収容溝に第1及び第2円弧部がそれぞれ嵌合し保持されることから、第1及び第2円弧部の曲げ応力に対するブラシボックスの変形の虞もさらに低く、第1及び第2導電部材の第1及び第2電源端子に対する接続応力も小である。
上記ブラシ装置において、前記保持プレートは、その上面から前記下面に形成した第1収容溝及び第2収容溝に貫通する貫通穴を形成したこがこのましい。
この構成によれば、外部から貫通穴を介して、第1収容溝に嵌合した第1導電部材の第1円弧部と、第2収容溝に嵌合した第2導電部材の第2円弧部をそれぞれ視認することができる。
上記ブラシ装置において、前記保持プレートは、軸方向から見て、前記第1ブラシの第1ピッグテールと前記第1導電部材と電気的接続する位置及び前記第2ブラシの第2ピッグテールと前記第2導電部材と電気的接続する位置に開口部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1ピッグテールと第1導電部材との溶接が容易となるとともに、第2ピッグテールと第2導電部材との溶接が容易となる。
上記ブラシ装置において、前記スナップフィット結合部材は、前記保持プレートの上面に周方向に沿って形成された係止舌片であって、前記ベースプレート側に撓んでブラシボックスの側壁に形成されたエッジに前記係止舌片の先端部に形成した係止爪が係合し、前記係止舌片の復元力にて前記係止爪と前記エッジの係合状態が保持されることが好ましい。
この構成によれば、保持プレートがベースプレートに対し軸方向離間する方向に外れないとともに、周方向に位置ずれすることがない。しかも、スナップフィット結合部材を保持プレートに形成したので、ブラシボックスには手を加えることなくブラシホルダを簡単な構成にすることができる。
上記ブラシ装置において、前記保持プレートに周方向に沿って形成された前記係止舌片は、複数であって少なくても1つの第1係止舌片は、他の第2係止舌片と異なる向きに形成され、前記第1係止舌片と前記第2係止舌片はそれぞれ異なるブラシボックスの側壁に形成された凹部のエッジと係合保持されることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2係止舌片は、それぞれ異なるブラシボックスに対して係合保持する。そのため、1つのブラシボックスに対してそれぞれ周方向両側から係合保持する場合のように、ブラシボックスを周方向両側から加わる力によってブラシボックスを変形させることはない。
上記ブラシ装置において、前記スナップフィット結合部材は、前記ベースプレートの一側面に軸線方向に向かって延出形成された複数の係止アームであって、径方向外側に撓んで前記保持プレートの上面に形成されたエッジに前記係止アームの先端部に形成した係止爪が係合し、前記係止アームの復元力にて前記係止爪と前記エッジの係合状態が保持されることが好ましい。
この構成によれば、保持プレートをブラシボックス側の押し付けるというワンタッチ動作によって、保持プレートをブラシホルダに対して連結保持できる。
上記ブラシ装置において、前記保持プレートは、前記第1導電部材を保持する第1保持プレートと、前記第2導電部材を保持する第2保持プレートの2つから構成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1保持プレートで第1導電部材を保持し、第2保持プレートで第2導電部材を保持することができる。
上記課題を解決するためにブラシ装置の方法は、円環板状に形成したブラシホルダのベースプレートの一側面周方向に複数設けられ、少なくとも1つの第1極性の第1ブラシと、少なくとも1つの第2の極性の第2ブラシを径方向に摺動可能に収容する複数のブラシボックスと、前記複数のブラシボックスのうち予め定めた隣接する2つのブラシボックス間の前記ベースプレートに設けられた第1電源端子及び第2電源端子と、円弧状に湾曲され、その湾曲した第1円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第1ブラシと前記第1電源端子とを電気的に接続する第1導電部材と、円弧状に湾曲され、その湾曲した第2円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第2ブラシと前記第2電源端子とを電気的に接続する第2導電部材とを有したブラシ装置の製造方法であって、前記対応するブラシホルダの上面に配置される円弧状の保持プレートを用意するとともに、前記保持プレート又は前記ベースプレートの少なくともいずれか一方に、前記保持プレートと前記ベースプレートとをスナップ結合するスナップフィット結合部材を設け、先ず、前記第1及び第2導電部材をその第1及び第2円弧部を含み前記対応する前記保持プレートの一側面で保持し、次いで、前記第1導電部材と前記第1ブラシの第1ピッグテールとの溶接を行うとともに前記第2導電部材と前記第2ブラシの第2ピッグテールとの溶接を行い、次いで、前記保持プレートを前記一側面がブラシボックス上面と対向する側としてスナップフィット結合部材により前記ベースプレートに結合させ、前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を、前記保持プレートの一側面と前記ブラシボックスの上面とで保持するようにした。
この構成によれば、第1及び第2円弧部が保持プレートで保持され軸方向にスペースがある状態で溶接ができるので、溶接が容易となる。また、第1及び第2導電部材が保持プレートに固定されているので、ブラシボックスに載置するのが容易となる。
上記ブラシ装置の製造方法おいて、前記第1及び第2電源端子は、前記ベースプレートに対して前記一側面から他側面に貫通固定され、前記第1電源端子と前記第1導電部材の溶接、及び、前記第2電源端子と前記第2導電部材の溶接は、前記第1及び第2導電部材と前記第1及び第2ピッグテールとの溶接を行うときに合わせて行うようにしたことが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2電源端子に加わる第1及び第2導電部材の応力を小さくでき、第1及び第2電源端子と第1及び第2導電部材の溶接が容易かつ確実にできる。
上記ブラシ装置の製造方法において、前記保持プレートの一側面は、前記第1導電部材の第1円弧部を嵌合する第1収容溝と、前記第2導電部材の第2円弧部を収容する第2収容溝がそれぞれ形成され、前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を前記対応するブラシボックスの上面に載置するとき、前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を、前記第1又は第2収容溝に嵌合させた状態で載置することが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2導電部材をそれぞれ保持プレートの第1及び第2収容溝に配置したことから、第1及び第2ピッグテールと溶接したとき、第1及び第2導電部材の熱による伸縮は、第1及び第2収容溝に沿って伸縮し変化が限定され小さい。その結果、溶接作業、組付け作業が容易となる。
上記課題を解決するために直流モータは、上記のブラシ装置を備えた。
この構成によれば、ブラシホルダに設けたブラシボックスの変形の小さい直流モータを実現できる。
本発明によれば、ブラシホルダへの取り付けをより容易にできるとともに、ブラシボックスの変形を小さくできる。
実施形態の第1及び第2保持プレートを省略した直流モータの断面図。 同じく、ブラシ装置を説明するための電機子コア側から見た斜視図。 同じく、ブラシ装置を電機子コア側から見た正面図。 同じく、ブラシホルダを説明するための電機子コア側から見た斜視図。 同じくブラシホルダを電機子コア側から見た正面図。 同じく、第1導電部材による第1電源端子と各第1ブラシとの結線状態を説明するための斜視図。 同じく、第2導電部材による第2電源端子と各第2ブラシとの結線状態を説明するための斜視図。 同じく、補助電極端子の正面図。 同じく、(a)は第1コンデンサの斜視図、(b)は第2コンデンサの斜視図。 同じく、(a)は第1保持プレートを電機子コア側から見た図、(b)は第1保持プレートをベースプレート側から見た図。 同じく、(a)は第2保持プレートを電機子コア側から見た図、(b)は第2保持プレートをベースプレート側から見た図。 同じく、第1導電部材を装着した第1保持プレートをベースプレート側から見た図。 同じく、第2導電部材を装着した第2保持プレートをベースプレート側から見た図。 同じく、第1及び第2係止舌片の係合状態を示す断面図。 同じく、(a)は第2軸方向支持段差部と第2段差突片の係合状態を示す断面図、(b)は第1軸方向支持段差部と第1段差突片の係合状態を示す断面図、(c)は第1及び第2周軸方向支持溝と第1及び第2周軸方向支持突起の係合状態を示す断面図。 別例のブラシ装置を電機子コア側から見た正面図。 同じく、第1保持プレートとベースプレートの連結状態を説明するための断面図。
以下、ブラシ装置、ブラシ装置の製造方法及び直流モータの一実施形態を図1〜図15に従って説明する。
図1に示すように、直流モータMは、有蓋円筒状のヨークハウジング1と、該ヨークハウジング1の内部に収容された電機子2と、該ヨークハウジング1の開口部に配置されたブラシ装置3とを備えている。
ヨークハウジング1は、円筒状の円筒部11と、該円筒部11の一側上部を閉塞する蓋部12を有している。円筒部11の内周面11aには、3個の第1永久磁石MG1(図1では1個のみ表示)と3個の第2永久磁石MG2(図1では1個のみ表示)が、周方向に交互に配置固定されている。そして、ヨークハウジング1の円筒部11、3個の第1永久磁石MG1及び3個の第2永久磁石MG2にて固定子が構成される。
3個の第1永久磁石MG1は、径方向内側がN極、径方向外側がS極に磁化されている。3個の第2永久磁石MG2は、径方向内側がS極、径方向外側がN極に磁化されている。そして、周方向に交互に配置された3個の第1永久磁石MG1と3個の第2永久磁石MG2は、60度間隔に配置固定されている。従って、円筒部11の内側には、周方向に6個の磁極が設けられている。
図1に示すように、周方向に交互に配置された第1永久磁石MG1と第2永久磁石MG2の内側には、電機子2が配置されている。電機子2は、円筒部11の中心軸線上に配置された回転軸21と、その回転軸21に一体回転可能に固着された電機子コア22と、その電機子コア22のティース23に巻回された巻線24と、電機子コア22に隣接し回転軸21に一体回転可能に固定された整流子25を備えている。
回転軸21は、その基部がヨークハウジング1の蓋部12の中央部内側に設けた軸受26にて回転可能に支持されている。電機子コア22は、回転軸21であってその回転軸21の軸方向基端側に一体回転可能に外嵌されている。
電機子コア22は、回転軸21の中心軸線Oを中心に径方向外側に放射状に延びる9個のティース23(図1では2個のみ表示)を有している。9個のティース23は、周方向に40度の等ピッチに形成されている。そして、9個のティース23の径方向先端面は、円筒部11の内周面11aに配置された第1永久磁石MG1と第2永久磁石MG2と相対向する。そして、各ティース23には、巻線24が巻回されている。
整流子25は、電機子コア22に隣接して回転軸21に固着され、同電機子コア22とともに回転軸21と一体回転する。整流子25は、その外周面に複数に整流子片27が設けられている。整流子片27の数は、電機子2のティース23の数の2倍の数に設定されている。従って、ティース23が9個であることから、整流子片27の数は18個となっている。
各整流子片27の軸線方向の電機子コア22側端部には、径方向外側に折り返し形成さえたライザ28がそれぞれ一体形成されている。各整流子片27のライザ28には、ティース23に巻回した巻線24が掛け止めされている。そして、巻線24は、その掛け止めされた部分がヒュージングにてライザ28に固定されることで、そのライザ28を有する整流子片27と電気的に接続されている。
図1に示すように、ヨークハウジング1の円筒部11の開口部側には、ブラシ装置3が配置され、ブラシ装置3を構成するブラシホルダ30が円筒部11の開口部を閉塞している。
図4に示すように、ブラシホルダ30は、絶縁性の合成樹脂材料から形成され、環状のベースプレート31と、ベースプレート31の内側面f1に一体形成された第1〜第6ブラシボックス32a〜32f(図1では、総称して符号を「32」と付している)と、ベースプレート31の外側面f2に一体形成された端子保持部33を有している。
ここで、ベースプレート31の電機子コア22側の円環状側面を内側面f1といい、ベースプレート31の反電機子コア22側の円環状側面を外側面f2という。
図2〜図5に示すように、ブラシホルダ30のベースプレート31は、円環板状をなしその外周面が、円筒部11の開口部の内周面11aに嵌着固定されている。ベースプレート31は、その中央部に貫通穴34が形成されている。貫通穴34は、その内径が回転軸21の外径より大きく形成され、図1に示すように、同回転軸21の出力端側が貫通するようになっている。貫通穴34を貫通した回転軸21の出力端側は、図示しない軸受にて回転可能に支持されている。
図2及び図3に示すように、6個の第1〜第6ブラシボックス32a〜32fは、ベースプレート31の内側面f1において周方向に60度の等ピッチとなる6箇所の位置に設けられている。等間隔に設けられた第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの径方向内側に形成される空間に、図1に示すように、整流子25が配置されるようになっている。
図4及び図5に示すように、第1〜第6ブラシボックス32a〜32fは、ともに径方向に延びる四角筒状なしている。第1〜第6ブラシボックス32a〜32fは、内側面f1から軸方向に立設され、図5において周方向時計回り方向の第1側壁W1と、反時計回り方向の第2側壁W2と、その第1及び第2側壁W1,W2の先端辺間を連結する天井壁W3と備えている。これによって、第1〜第6ブラシボックス32a〜32fは、内側面f1、一対の第1及び第2側壁W1,W2及び天井壁W3にて構成される断面四角形状のブラシ収容室がそれぞれ形成されている。
第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの一対の第1及び第2側壁W1,W2は、周方向に離間するとともに互いに平行に立設されている。ここで、各ブラシボックス32a〜32fにおいて、回転軸21の中心軸線Oから径方向に延び一対の第1及び第2側壁W1,W2の中間位置を通過するそれぞれの直線をそれぞれ第1〜第6中心線L1〜L6とすると、隣り合う中心線が、中心軸線Oを中心になす角度はそれぞれ60度となる。
従って、各ブラシボックス32a〜32fのブラシ収容室は、中心軸線Oを中心に径方向に延び、その径方向に延びる中心位置(第1〜第6中心線L1〜L6)が周方向に60度の間隔で配置されている。
第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの第1側壁W1及び第2側壁W2には、それぞれ径方向外側端から径方向内側に向かってガイド凹部35が切り欠き形成されている。
また、第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの一対の第1及び第2側壁W1,W2の径方向外側端部には、一対の係止片36が径方向外側に向かって延出形成されている。一対の係止片36は、先端に周方向に互いに離間する方向に爪を有し、図1に示す、各ブラシボックス32a〜32fの径方向外側の開口部を閉塞するキャップCPを係止し装着する。
第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの天井壁W3は、電機子コア22側の側面である壁面が軸線方向に直交する平面であって、内側面f1からの高さ(軸線方向の長さ)が等しくなっている。
図4及び図5に示すように、第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの天井壁W3には、第1及び第2規制突起41,42が突出形成されている。第1規制突起41は、第3ブラシボックス32cの天井壁W3の径方向内側の第1側壁W1側に形成されている。第2規制突起42は、第4ブラシボックス32dの天井壁W3の径方向内側の第2側壁W2側に形成されている。
また、図4及び図5に示すように、ベースプレート31の内側面f1であって第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの中間位置には、軸線方向に規制アーム43が延出形成されている。
図4及び図5に示すように、ベースプレート31において、第6ブラシボックス32fと第1ブラシボックス32aの中間位置には、貫通穴34の開口端から径方向外側に向かって、コンデンサ載置台50、一対の第1及び第2電源端子支持穴51,52、補助端子固定台53に順に形成されている。
詳述すると、回転軸21の中心軸線Oから第6ブラシボックス32fと第1ブラシボックス32aの中間位置を径方向に通過する直線を基準線Lkとすると、この基準線Lk上にコンデンサ載置台50の中間位置が位置するようになっている。同様に、この基準線Lk上に、第1電源端子支持穴51と第2電源端子支持穴52の中間位置が位置するとともに、補助端子固定台53の中間位置が位置するようになっている。
コンデンサ載置台50は、基準線Lk上の位置に軸線方向に延出形成された仕切壁55を有し、その仕切壁55にて径方向に延びる2つの載置部50a,50bが形成される。
コンデンサ載置台50の径方向外側のベースプレート31の内側面f1には、軸方向から見て長方形の第1電源端子支持穴51と第2電源端子支持穴52が、基準線Lkを対称軸として対称に貫通形成されている。第1及び第2電源端子支持穴51,52は、ベースプレート31の外側面f2おいて、その外側面f2に軸線方向に延出形成した端子保持部33と対向する位置に形成されている。そして、第1及び第2電源端子支持穴51,52は、端子保持部33内を通って同端子保持部33の先端面まで貫通している。
第1電源端子支持穴51には、図6に示す第1電源端子61が貫挿される。第1電源端子61は、その先端部が端子保持部33の先端面から突出するまで貫挿されている。
第2電源端子支持穴52には、図7に示す第2電源端子62が貫挿される。第2電源端子62は、その先端部が端子保持部33の先端面から突出するまで貫挿されている。
図6及び図7に示すように、第1及び第2電源端子61,62は、共に板材をクランク状に折り曲げ形成され、それぞれ第1及び第2電源端子支持穴51,52に貫挿される貫挿部61a,62a、内側面f1に当接する当接部61b,62b、内側面f1から軸線方向に立設する端子部61c,62cを有する。
第1及び第2電源端子61,62の貫挿部61a,62aは、共に同じに長さになっている。従って、端子保持部33の先端面から突出する第1及び第2電源端子61,62の先端部は同じ長さとなる。
また、貫挿部61a,62aの幅狭の両側面には、切り返し61d,62dが形成されている。切り返し61d,62dは、貫挿部61a,62aをそれぞれ第1及び第2電源端子支持穴51,52に貫挿する時、第1及び第2電源端子支持穴51,52の内側面に圧接しながら貫挿される。そして、貫挿した後に、第1及び第2電源端子61,62を引き抜こうとしても切り返し61d,62dが第1及び第2電源端子支持穴51,52の内側面に食い込み抜けないようにしている。
第1及び第2電源端子61,62の当接部61b,62bは、共に同じに長さになっている。そして、貫挿部61a,62aを第1及び第2電源端子支持穴51,52に貫挿した状態で、当接部61b,62bは、ベースプレート31の内側面f1に当接する。
第1及び第2電源端子61,62の端子部61c,62cは、図6及び図7に示すように、第2電源端子62の端子部62cの長さが第1電源端子61の端子部61cの長さより長く形成されている。そして、両端子部61c,62cの先端には同じ深さの切り込み61e,62eがそれぞれ形成されている。従って、第2電源端子62の端子部62cの切り込み62eが、第1電源端子61の端子部61cの切り込み61eよりも高い位置にある。
なお、第1及び第2電源端子61,62を第1及び第2電源端子支持穴51,52に貫挿する際、第1及び第2電源端子61,62の端子部61c,62cが互いに離間するように貫挿するようにしている。
第1及び第2電源端子支持穴51,52の径方向外側のベースプレート31の内側面f1には、補助端子固定台53が形成されている。補助端子固定台53は、補助電極端子固定孔57が、基準線Lkを対称軸として対称に2つ形成されている。2つの補助電極端子固定孔57は、ベースプレート31の外側面f2まで貫通しない孔であって、軸方向から見て長方形の孔である。
そして、一対の補助電極端子固定孔57には、図8に示す補助電源端子65が挿入固定される。補助電源端子65は、板状のベース部65aの一側(図8では下側)に一対の補助電極端子固定孔57に嵌入される固定足部65bを有している。
両固定足部65bの幅狭の両側面には、切り返し65cが形成されている。切り返し65cは、固定足部65bを補助電極端子固定孔57に嵌入する時、補助電極端子固定孔57の内側面に圧接しながら嵌入される。そして、嵌入した後に、補助電源端子65を引き抜こうとしても切り返し65cが補助電極端子固定孔57の内側面に食い込み抜けないようにしている。
一方、補助電源端子65のベース部65aの他側(図8では上側)に第1及び第2補助端子部66,67が延出形成されている。第1補助端子部66は第1電源端子61寄りに形成され、第2補助端子部67は第2電源端子62寄りに形成されている。第1補助端子部66の幅広側の面が、第1電源端子61の端子部61cの幅広の面に対して直交するとともに、第2補助端子部67の幅広側の面が、第2電源端子62の端子部62cの幅広の面に対して直交するようになっている。
図8に示すように、第1補助端子部66の軸方向の長さが第2補助端子部67の長さよりも長く形成されている。このとき、第1補助端子部66の先端の高さ位置が、前記した第2電源端子62の端子部62cの高さ位置と一致させている。同様に、第2補助端子部67の先端の高さ位置が、前記した第1電源端子61の端子部61cの高さ位置と一致させている。
両補助端子部66,67の先端には同じ深さの切り込み66a,67aがそれぞれ形成されている。従って、第1補助端子部66の切り込み66aが、第2補助端子部67の切り込み67aよりも高い位置にある。そして、第1補助端子部66の切り込み66aと第2電源端子62の切り込み62eは同じ高さに、第2補助端子部67の切り込み67aと第1電源端子61の切り込み61eは同じ高さにしている。
また、第1補助端子部66と第2補助端子部67の中間位置(基準線Lk上の位置)におけるベース部65aの他側には、付勢片68が延出形成されている。付勢片68は、上方に延出形成された後、径方向外側に屈曲形成され、外側に膨らんだ後に先端を径方向内側に屈曲させている。
この付勢片68の径方向外側への膨みは、ベースプレート31の外周面より外まで張り出させている。これによって、ベースプレート31をヨークハウジング1の円筒部11に嵌着させた時、付勢片68は、円筒部11の内周面11aに当接して径方向内側に撓み、円筒部11の内周面11aに対して圧接保持されるようになっている。
上記のように構成されたブラシホルダ30に形成された第1〜第6ブラシボックス32a〜32fには、それぞれ陽極用のブラシである第1ブラシB1又は陰極用のブラシである第2ブラシB2のいずれかが収容される。
詳述すると、第2、第4、第6ブラシボックス32b,32d,32fには、それぞれ第1ブラシB1が収容される。第1、第3、第5ブラシボックス32a,32c,32eには、それぞれ第2ブラシB2が収容される。これによって、第1ブラシB1と第2ブラシB2は、回転軸21を挟んで相対向するように配置される。
第1〜第6ブラシボックス32a〜32fに対応する第1ブラシB1及び第2ブラシB2がそれぞれ挿入されると、第1〜第6ブラシボックス32a〜32fには、その径方向外側の開口部から圧縮コイルばねSP(図1参照)が挿入される。次に、その径方向外側の端部にキャップCPが装着される。そして、第1ブラシB1及び第2ブラシB2は、それぞれが挿入された第1〜第6ブラシボックス32a〜32f内に圧縮コイルばねSPを縮設して径方向内側に付勢されるようになっている。その結果、第1ブラシB1及び第2ブラシB2は、それぞれが挿入された第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの一対の第1及び第2側壁W1,W2に案内されながら径方向内側に移動可能となり、摺接する整流子片27に摺接可能に圧接する。
そして、これら3個ずつの第1ブラシB1と第2ブラシB2と摺接する整流子片27を介して第1ブラシB1と第2ブラシB2から巻線24に電流が供給されるようになっている。
また、第1ブラシB1及び第2ブラシB2は、それぞれ第1ピッグテールPT1及び第2ピッグテールPT2を設けている。そして、第1ブラシB1及び第2ブラシB2が対応するブラシボックス32a〜32fに挿入されるとき、第1ピッグテールPT1及び第2ピッグテールPT2は、ブラシボックス32a〜32fに設けたガイド凹部35を通ってブラシボックス32a〜32fの外部に引き出されているようになっている。
ちなみに、第1ブラシボックス32aの第2ピッグテールPT2、第2及び第4ブラシボックス32b,32dの第1ピッグテールPT1は、第1、第2及び第4ブラシボックス32a,32b,32dの第1側壁W1に形成されたガイド凹部35を通ってそれぞれ外部に引き出されている。また、第3及び第5ブラシボックス32c,32eの第2ピッグテールPT2、第6ブラシボックス32fの第1ピッグテールPT1は、第3、第5及び第6ブラシボックス32c,32e,32fの第2側壁W2に形成されたガイド凹部35を通ってそれぞれ外部に引き出されている。
また、図2、図3、図6及び図7に示すように、ブラシ装置3は、第1導電部材71が設けられている。第1導電部材71は、第2〜第6ブラシボックス32b〜32fの天井壁W3に配置され第1電源端子61と3個の第1ブラシB1とを電気的に接続する。また、ブラシ装置3は、第2導電部材72が設けられている。第2導電部材72は、第1〜第5ブラシボックス32a〜32eの天井壁W3に配置され第2電源端子62と3個の第2ブラシB2とを電気的に接続する。
図6に示すように、第1導電部材71は、1本の基礎線材から形成されている。本実施形態では、基礎線材は、断面円形状の導線の外周を絶縁性の絶縁被膜にて被覆してなる被覆導線(絶縁電線)である。第1導電部材71は、1本の基礎線材を湾曲及び屈曲して形成されており、第1円弧部71aと、第1直線部71bと、第1チョークコイル71cと、第1接続部71dとを備えている。
第1導電部材71は、円弧状に湾曲形成された第1円弧部71aが、図2及び図3に示すように、第2ブラシボックス32b〜第5ブラシボックス32e上に配置される。なお、第1円弧部71aの周方向反時計回り方向の端部は、第2ブラシボックス32bの天井壁W3の時計回り方向の端部まで延出している。第1円弧部71aの周方向時計回り方向の端部は、第1直線部71bが延出形成されている。第1直線部71bは、第5ブラシボックス32eの天井壁W3の時計回り方向の端部から同第5ブラシボックス32eと第6ブラシボックス32fの中間位置まで配置される。
第1導電部材71の第1チョークコイル71cは、第5ブラシボックス32eと第6ブラシボックス32fの中間位置まで配置された端部から径方向内側に向かって螺旋状に導線を巻いて形成している。従って、第1チョークコイル71cは第5ブラシボックス32eと第6ブラシボックス32fとの間に形成される空間を径方向に沿って形成され配置されている。
第1導電部材71の第1接続部71dは、第1チョークコイル71cの径方向内側端部から第6ブラシボックス32fの天井壁W3に沿って延び、天井壁W3を過ぎた後に内側面f1に向かって折り曲げ形成される。そして、内側面f1に向かって延びた第1接続部71dの端部71eは、径方向外側に折り曲げ形成されている。
このとき、径方向外側に折り曲げ形成された第1接続部71dの端部71eは、第1電源端子61の端子部61cの周方向反時計回り方向の側面に当接するように配置される。この第1接続部71dの端部71eは、第1チョークコイル71cが持つ弾性力にて周方向反時計回り方向への弾性力が付与され、端子部61cの反時計回り方向の側面に対して弾圧した状態で当接している。
このように配置された第1導電部材71に対して、後記する溶接方法によって、第2、第4及び第6ブラシボックス32b,32d,32fに収容された各第1ブラシB1の第1ピッグテールPT1が電気的に接続される。そして、合わせて、第1導電部材71の端部71eが、第1電源端子61の端子部61cと電気的に接続される。これによって、各第1ブラシB1は、第1電源端子61と電気的に接続される。
同様に、図7に示すように、第2導電部材72は、第1導電部材71と同じ1本の基礎線材から形成されている。第2導電部材72は、1本の基礎線材を湾曲及び屈曲して形成されており、第2円弧部72aと、第2直線部72bと、第2チョークコイル72cと、第2接続部72dとを備えている。
第2導電部材72は、円弧状に湾曲形成された第2円弧部72aが、図2及び図3に示すように、第5ブラシボックス32e〜第1ブラシボックス32a上に配置される。なお、第2円弧部72aの周方向時計回り方向の端部は、第5ブラシボックス32eの天井壁W3まで延出している。
第2円弧部72aの周方向反時計回り方向の端部は、第2直線部72bが延出形成されている。第2直線部72bは、第2ブラシボックス32bの天井壁W3の反時計回り方向の端部から同第2ブラシボックス32bと第1ブラシボックス32aの中間位置まで配置される。
第2導電部材72の第2チョークコイル72cは、第2ブラシボックス32bと第1ブラシボックス32aの中間位置まで配置された端部から径方向内側に向かって螺旋状に導線を巻いて形成している。従って、第2チョークコイル72cは第2ブラシボックス32bと第1ブラシボックス32aとの間に形成される空間を径方向に沿って形成され配置されている。
第2導電部材72の第2接続部72dは、第2チョークコイル72cの径方向内側端部から第1ブラシボックス32aの天井壁W3に沿って延び、天井壁W3を過ぎた後に内側面f1に向かって折り曲げ形成される。そして、内側面f1に向かって延びた第2接続部72dの端部72eは、径方向外側に折り曲げ形成されている。
このとき、径方向外側に折り曲げ形成された第2接続部72dの端部72eは、第2電源端子62の端子部62cの周方向時計回り方向の側面に当接するように配置される。この第2接続部72dの端部72eは、第2チョークコイル72cが持つ弾性力にて周方向時計回り方向への弾性力が付与され、端子部61cの反時計回り方向の側面に対して弾圧した状態で当接している。
このように配置された第2導電部材72に対して、後記する溶接方法によって、第1、第3及び第5ブラシボックス32a,32c,32eに収容された各第2ブラシB2の第2ピッグテールPT2が電気的に接続される。そして、合わせて、第2導電部材72の端部72eが、第2電源端子62の端子部62cと電気的に接続される。これによって、各第2ブラシB2は、第2電源端子62と電気的に接続される。
図2及び図3に示すように、第1導電部材71は、第1保持プレート80によって第2〜第5ブラシボックス32b〜32e上に配置され保持されている。また同様に、第2導電部材72は、第1保持プレート80の径方向内側に配置された第2保持プレート90によって第2〜第5ブラシボックス32b〜32e上に配置され保持されている。
ここで、図2及び図3に示す第1及び第2導電部材71,72を保持する第1及び第2保持プレート80,90の配置位置を、第1及び第2保持プレート80,90の保持位置という。
図10(a)(b)の示すように、第1保持プレート80は、全体形状が半円弧状の板体であって、絶縁性の合成樹脂材料にて形成されている。半円弧板状の第1保持プレート80は、その外径がベースプレート31の外径より短く設定され、その内径が中心軸線Oから環状に配置された第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの径方向の中間位置までの長さに設定されている。第1保持プレート80は、図3に示すように、保持位置に配置される。即ち、第1保持プレート80は、その反時計回り方向の側面が第2ブラシボックス32bの天井壁W3に位置する。そして、第1保持プレート80は、第3及び第4ブラシボックス32c,32dを経て、その時計回り方向の側面が第5ブラシボックス32eの天井壁W3に位置するように配置されている。
図10(b)に示すように、第1保持プレート80の下面(反電機子コア側の面)80aは、平面であって、その下面80aに第1導電部材71の第1円弧部71aが嵌合する円弧状の第1収容溝81が形成されている。第1収容溝81は、第1保持プレート80の反時計回り方向の側面から時計回り方向の側面に至る円弧状の溝である。
第1収容溝81は、図15(a)に示すように、下面80a側を開口した断面が矩形状の溝であって、その深さは第1導電部材71に外径よりも若干深く、その幅は第1導電部材71の外径より若干広く形成されている。また、第1収容溝81は、その両側面には第1導電部材71の外径を圧接あるいは第1導電部材71の第1収容溝81から脱落を阻止する突起81aが周方向に所定のインターバルで形成されている。
尚、前記突起81aは、後記する第1〜第3貫通穴82a〜82cの部位においては、第1収容溝81の開口側上端にのみ径方向に対向して形成され第1導電部材71の脱落を阻止する。また、前記突起81aは、第1〜第3貫通穴82a〜82c以外の部位においては第1収容溝81の底から開口側上端に延び径方向に対向して形成され第1導電部材71を固定する。
その結果、第1導電部材71の第1円弧部71aは、両側面の突起81aにて弾圧され第1収容溝81内から外れることなく保持される。
図10(a)に示すように、第1保持プレート80の上面(電機子コア22側の面)80bの3箇所には、第1〜第3貫通穴82a〜82cが貫通形成されている。第1〜第3貫通穴82a〜82cは、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、軸方向から見て第1収容溝81の中心軸線と第3〜第5ブラシボックス32c〜32eの第3〜第5中心線L3〜L5とそれぞれ交差する位置にそれぞれ形成されている。
これら第1〜第3貫通穴82a〜82cは、第1収容溝81内の第1導電部材71の第1円弧部71aが嵌合保持されているかどうかを視認するための穴である。ちなみに、図3に示すように、第1貫通穴82aは第3ブラシボックス32c上の、第2貫通穴82bは第4ブラシボックス32d上の、第3貫通穴82cは第5ブラシボックス32e上の、第1収容溝81内の第1導電部材71の第1円弧部71aをそれぞれ視認する。
図10(a)に示すように、第1保持プレート80の上面80bには、U字状の一対の第1及び第2舌片形成用穴83a,83bが貫通形成されている。第1及び第2舌片形成用穴83a,83bは、第1貫通穴82aと第2貫通穴82bの中間を径方向に通る中間線を対称に、軸線方向から見てU字状に貫通形成されている。
第1舌片形成用穴83aは、周方向(反時計回り方向)にU字状に形成されている。そして、その第1舌片形成用穴83aに囲まれる内側には、反時計回り方向に延びる舌状の第1係止舌片84aが形成される。また、第2舌片形成用穴83bは、周方向(時計回り方向)にU字状に形成されている。そして、その第2舌片形成用穴83bに囲まれる内側には、時計回り方向に延びる舌状の第2係止舌片84bが形成される。
従って、第1係止舌片84aは、その先端部が反時計回り方向、即ち、第3ブラシボックス32c側を向き、一方、第2係止舌片84bは、その先端部が時計回り方向、即ち、第4ブラシボックス32d側を向いている。この第1及び第2係止舌片84a,84bの上面80b側の先端部には、係止爪85a,85bがそれぞれ形成されている。
第1及び第2係止舌片84a,84bは、自身の弾性力で基端部を支点として撓むようになっている。そして、図14に示すように、第1係止舌片84aを下面80a(ベースプレート31側)の方向に撓ませることによって、第1係止舌片84aの先端部に形成した係止爪85aを、第3ブラシボックス32cの第2側壁W2に形成したガイド凹部35の上側エッジに係合させることができる。そして、係止爪85aとガイド凹部35の上側エッジが係合すると、第1係止舌片84aの弾性復元力によりその係合状態が保持される。
同様に、第2係止舌片84bを下面80aの方向に撓ませることによって、第2係止舌片84bの先端部に形成した係止爪85bを、第4ブラシボックス32dの第1側壁W1に形成したガイド凹部35の上側エッジに係合させることができる。そして、係止爪85bとガイド凹部35の上側エッジが係合すると、第2係止舌片84bの弾性復元力によりその係合状態が保持される。
従って、図14に示すように、第1及び第2係止舌片84a,84bの係止爪85a,85bをそれぞれのガイド凹部35の上側エッジに係合させることにより、第1保持プレート80は、周方向の移動及び軸方向であって電機子コア22側へ離間する移動が規制される。
図10(a)(b)に示すように、第1保持プレート80の外周部には、第1収容溝81を分断し径方向内側部分に至るU字状の第1及び第2外側開口凹部86a,86bが形成されている。
第1外側開口凹部86aは、図3に示すように、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、第2ブラシボックス32bと第3ブラシボックス32cの間であって第2ブラシボックス32b寄りに形成されている。このとき、この第1外側開口凹部86aによって、第1収容溝81に嵌合した第1導電部材71の第1円弧部71a及び第2ブラシボックス32bに収容された第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1が露出するようになっている。
一方、第2外側開口凹部86bは、図3に示すように、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、第4ブラシボックス32dと第5ブラシボックス32eの間であって第4ブラシボックス32d寄りに形成されている。このとき、この第2外側開口凹部86bよって、第1収容溝81に嵌合した第1導電部材71の第1円弧部71a及び第4ブラシボックス32dに収容された第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1が露出するようになっている。
また、図10(a)(b)に示すように、第1保持プレート80の外周部であって第1及び第2外側開口凹部86a,86bの間には、コ字状の外側周方向規制凹部86cが形成されている。詳述すると、図3に示すように、外側周方向規制凹部86cは、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの中間位置と対応する位置に形成されている。
このとき、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、外側周方向規制凹部86cは、ベースプレート31の内側面f1であって第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの中間位置から軸線方向に突出形成した規制アーム43が嵌合するようになっている。この外側周方向規制凹部86cが規制アーム43に嵌合することによって、第1保持プレート80は、ベースプレート31に対して、周方向の移動が規制されるとともに、径方向外側への移動が規制される。
また、図10(a)に示すように、第1保持プレート80の内周部には、コ字状に切り欠き形成された第1及び第2内側開口凹部87a,87bが形成されている。
第1内側開口凹部87aは、図3に示すように、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、第2ブラシボックス32bと第3ブラシボックス32cの間であって第3ブラシボックス32c寄りに形成されている。このとき、この第1内側開口凹部87aによって、第3ブラシボックス32cに収容された第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出するようになっている。
一方、第2内側開口凹部87bは、図3に示すように、第1保持プレート80が保持位置に載置されたとき、第4ブラシボックス32dと第5ブラシボックス32eの間であって第5ブラシボックス32e寄りに形成されている。このとき、この第2内側開口凹部87bによって、第5ブラシボックス32eに収容された第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出するようになっている。
また、図10(a)に示すように、第1保持プレート80の上面80bであって内周部の両側縁部には、第1保持プレート80の板厚の半分の板厚からなる第1及び第2軸方向支持段差部88a,88bが形成されている。
第1軸方向支持段差部88aは、反時計回り方向の側面から切り欠き形成された切り欠き凹部から周方向に形成され、図15(b)に示すように、後記する第2保持プレート90に形成した第1段差突片98aとその段差面同士が係合するようになっている。
一方、第2軸方向支持段差部88bは、時計回り方向の側面から周方向に第2内側開口凹部87bまで形成され、図15(a)に示すように、後記する第2保持プレート90に形成した第2段差突片98bとその段差面同士が係合するようになっている。
さらに、図10(b)に示すように、第1保持プレート80の下面80aの内周部であって第1及び第2内側開口凹部87a,87bの間には、第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bが形成されている。第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bは、図15(c)に示すように、後記する第2保持プレート90に形成した第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bと嵌合するようになっている。
第1保持プレート80に対して径方向内側に配置された第2保持プレート90は、図11(a)(b)の示すように、全体形状が半円弧状の板体であって、絶縁性の合成樹脂材料にて形成されている。半円弧板状の第2保持プレート90は、その外径が第1保持プレート80の内径と同じに設定され、その内径が環状に配置された第1〜第6ブラシボックス32a〜32fの径方向の内端位置までの長さに設定されている。そして、第2保持プレート90は、第1保持プレート80に対して径方向内側に配置される。
第2保持プレート90は、図3に示すように、保持位置に載置される。即ち、第2保持プレート90は、その反時計回り方向の側面が第2ブラシボックス32bの天井壁W3の第1側壁W1寄りに位置する。そして、第2保持プレート90は、第3及び第4ブラシボックス32c,32dを経て、その時計回り方向の側面が第5ブラシボックス32eの天井壁W3に達する位置するように配置されている。
図11(b)に示すように、第2保持プレート90の下面(反電機子コア側の面)90aは、平面であって、その下面90aに第2導電部材72の第2円弧部72aが嵌合する円弧状の第2収容溝91が形成されている。第2収容溝91は、第2保持プレート90の反時計回り方向の側面から時計回り方向の側面に至る円弧状の溝である。
第2収容溝91は、図15(a)に示すように、下面90a側を開口した断面が矩形状の溝であって、その深さは第2導電部材72に外径よりも若干深く、その幅は第2導電部材72の外径より若干広く形成されている。また、第2収容溝91は、その両側面には第2導電部材72の外径を圧接あるいは第2導電部材72の第2収容溝91から脱落を阻止する突起91aが周方向に所定のインターバルで形成されている。
尚、前記突起91aは、後記する第1及び第2貫通穴92a,92bの部位においては、第2収容溝91の開口側上端にのみ径方向に対向して形成され第2導電部材72の脱落を阻止する。また、前記突起91aは、第1及び第2貫通穴92a,92b以外の部位においては第2収容溝91の底から開口側上端に延び径方向に対向して形成され第2導電部材72を固定する。
その結果、第2導電部材72の第2円弧部72aは、両側面の突起91aにて弾圧され第2収容溝91内から外れることなく保持される。
図11(a)に示すように、第2保持プレート90の上面(電機子コア22側の面)90bの2箇所には、第1及び第2貫通穴92a,92bが貫通形成されている。第1及び第2貫通穴92a,92bは、第2保持プレート90が保持位置に載置されたとき、軸方向から見て第2収容溝91の中心軸線と第3及び第4ブラシボックス32c,32dの第3及び第4中心線L3,L4とそれぞれ交差する位置にそれぞれ形成されている。
これら第1及び第2貫通穴92a,92bは、第2収容溝91内の第2導電部材72の第2円弧部72aが嵌合保持されているかどうかを視認するための穴である。ちなみに、図3に示すように、第1貫通穴92aは第3ブラシボックス32c上の、第2貫通穴92bは第4ブラシボックス32d上の、第2収容溝91内の第2導電部材72の第2円弧部72aをそれぞれ視認する。
図11(a)(b)に示すように、第2保持プレート90の外周部には、第2収容溝91を分断し径方向内側部分に至るU字状に切り欠き形成された第1及び第2外側開口凹部97a,97bが形成されている。第1及び第2外側開口凹部97a,97bは、第2保持プレート90を第1保持プレート80に対して図3に示すように径方向内側に配置したとき、第1保持プレート80の第1及び第2内側開口凹部87a,87bと径方向において相対向する。
従って、第1外側窓用凹部97aは、図3に示すように、第1及び第2保持プレート80,90が保持位置に載置されたとき、第2ブラシボックス32bと第3ブラシボックス32cの間であって第3ブラシボックス32c寄りに形成されている。このとき、この第1外側開口凹部97aと第1内側開口凹部87aとによって、第2導電部材72の第2円弧部72a及び第3ブラシボックス32cの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出する第1覗き窓101が形成される。
一方、第2外側開口凹部97bは、図3に示すように、第1及び第2保持プレート80,90が保持位置に載置されたとき、第4ブラシボックス32dと第5ブラシボックス32eの間であって第5ブラシボックス32e寄りに形成されている。このとき、この第2外側開口凹部97bと第2内側開口凹部87bとによって、第2導電部材72の第2円弧部72a及第5ブラシボックス32eの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出する第2覗き窓102が形成される。
また、図11(b)に示すように、第2保持プレート90の下面90aであって径方向外側の両側縁部には、第1及び第2段差突片98a,98bが形成されている。
第1段差突片98aは、反時計回り方向の端部であって径方向外側に延出形成されている。第1段差突片98aは、軸線方向の厚み(板厚)が第2保持プレート90本体の板厚の半分であって、第1段差突片98aの上面と第2保持プレート90の上面90bと面一になっている。そして、図15(b)に示すように、第1段差突片98aは、第1保持プレート80に形成した第1軸方向支持段差部88aとその段差面同士が係合するようになっている。
一方、第2段差突片98bは、時計回り方向の端部から周方向に第2外側開口部凹部97bまで形成されている。第2段差突片98bは、軸線方向の厚み(板厚)が第1段差突片98aと同じであって、その第2段差突片98bの上面と第2保持プレート90の上面90bと面一になっている。そして、図15(a)に示すように、第2段差突片98bは、第1保持プレート80に形成した第2軸方向支持段差部88bとその段差面同士が係合するようになっている。
さらに、図11(a)(b)に示すように、第2保持プレート90の外周部であって第1及び第2外側開口凹部97a,97bの間には、第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bが形成されている。
第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bは、第1及び第2保持プレート80,90が保持位置に載置されたとき、図15(c)に示すように、第1保持プレート80に形成した第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bとそれぞれ嵌合するようになっている。このとき、第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bは、第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bに対して周方向及び軸方向に係合する。
また、図11(a)(b)に示すように、第2保持プレート90の内周部には、コ字状の内側周方向規制凹部100が形成されている。図3に示すように、内側周方向規制凹部100は、第2保持プレート90が保持位置に載置されたとき、第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの中間位置と対応する位置に形成されている。
そして、第2保持プレート90が保持位置に載置されたとき、内側周方向規制凹部100の両側のコーナ部は、第3及び第4ブラシボックス32c,32dの天井壁W3にそれぞれ突出形成した第1及び第2規制突起41,42が係合するようになっている。この内側周方向規制凹部100が第1及び第2規制突起41,42に係合することによって、第2保持プレート90は、ベースプレート31に対して、周方向の移動が規制されるとともに、径方向内側への移動が規制される。
図2及び図3に示すように、第1ブラシボックス32aと第6ブラシボックス32fの間に設けられコンデンサ載置台50には、第1コンデンサCaと第2コンデンサCbが載置される。詳述すると、コンデンサ載置台50において、第6ブラシボックス32f側の載置部50aには、第1コンデンサCaが載置され、第1ブラシボックス32a側の載置部50bには、第2コンデンサCbが載置されている。
図9(a)(b)に示すように、第1及び第2コンデンサCa,Cbは、その本体形状が偏平の四角形状をなしている。
第1コンデンサCaは、図9(a)に示すように、偏平矩形状の本体部と、その最も幅広の偏平面fa間を繋ぐ幅狭の一側面(図2において径方向外側の面)の上下両側(図2においては軸線方向)から引き出された電源端子側リード線Ca1及び補助電源端子側リード線Ca2とから構成されている。
図9(a)において、電源端子側リード線Ca1は下側に設けられ、その中間位置から図9(a)において右側に屈曲形成されている。また、補助電源端子側リード線Ca2は上側に設けられ、全長が図9(a)において前方に向かって形成されている。
このように形成された、第1コンデンサCaを載置部50aに載置するとき、偏平形状の第1コンデンサCaの偏平面faが、軸線方向に延びる中心軸線と径方向に延びる放射線とで形成される面と平行になるように配置する。しかも、電源端子側リード線Ca1が内側面f1側に位置するように第1コンデンサCaを載置部50aに載置する。
これによって、電源端子側リード線Ca1が、第1電源端子61の端子部61c側を向き、補助電源端子側リード線Ca2が、補助電源端子65の第1補助端子部66側を向く。そして、電源端子側リード線Ca1を端子部61cの切り込み61eに挟入するとともに、補助電源端子側リード線Ca2を第1補助端子部66の切り込み66aに挟入し、これら挟入にて電気的に接続する。
これによって、第1コンデンサCaは、第1電源端子61と補助電源端子65(ヨークハウジング1)との間において電気的に接続される。
一方、第2コンデンサCbは、図9(b)に示すように、偏平矩形状の本体部と、その最も幅広の偏平面fb間を繋ぐ幅狭の一側面(図2において径方向外側の面)の上下両側(図2においては軸線方向)から引き出された電源端子側リード線Cb1及び補助電源端子側リード線Cb2とから構成されている。
図9(b)において、電源端子側リード線Cb1は上側に設けられ、その中間位置から図9(b)において左側に屈曲形成されている。また、補助電源端子側リード線Cb2は下側に設けられ、全長が図9(b)において前方に向かって形成されている。
このように形成された、第2コンデンサCbを載置部50bに載置するとき、偏平形状の第2コンデンサCbの偏平面fbが、軸線方向に延びる中心軸線と径方向に延びる放射線とで形成される面と平行になるように配置する。しかも、補助電源端子側リード線Cb2が内側面f1側に位置するように第2コンデンサCbを載置部50bに載置する。
これによって、電源端子側リード線Cb1が、第2電源端子62の端子部62c側を向き、補助電源端子側リード線Cb2が、補助電源端子65の第2補助端子部67側を向く。そして、電源端子側リード線Cb1を端子部62cの切り込み62eに挟入するとともに、補助電源端子側リード線Cb2を第2補助端子部67の切り込み67aに挟入し、これら挟入にて電気的に接続する。
次に、上記のように構成したブラシ装置3の作用について説明する。
第1及び第2導電部材71,72の第1及び第2円弧部71a,72aは、第1及び第2保持プレート80,90にそれぞれ保持される。第1及び第2導電部材71,72を湾曲して形成した第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力は、第2〜第5ブラシボックス32b〜32eだけにかかるのではなく、第1及び第2保持プレート80,90がそれぞれ協働して支える。そのため、第2〜第5ブラシボックス32b〜32eは第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力によって変形する虞は小さい。
しかも、第1及び第2円弧部71a,72aは、第1及び第2保持プレート80,90に形成した第1及び第2収容溝81,91に収容したので、第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力は、ほとんど第1及び第2保持プレート80,90にかかることになる。その結果、第2〜第5ブラシボックス32b〜32eは、第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力によって変形する虞は益々小さくなる。
また、第1保持プレート80の下面80aの内周部に第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bを形成するとともに、第2保持プレート90の下面90aの外周部に第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bを形成した。そして、第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bに第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bを嵌合させた状態で、第1保持プレート80と第2保持プレート90は一体化する。この一体化した状態で、第1保持プレート80と第2保持プレート90は周方向への相対移動が規制されるとともに、軸方向において互いに向き合う方向の相対移動が規制される。
また、第1保持プレート80の内周部両側部に第1及び第2軸方向支持段差部88a,88bを形成するとともに、第2保持プレート90の外周部両側部に第1及び第2段差突片98a,98b形成した。そして、第1保持プレート80と第2保持プレート90を一体化するとき、第1及び第2軸方向支持段差部88a,88bと第1及び第2段差突片98a,98bは、その段差面同士がそれぞれ係合する。これによって、第1保持プレート80と第2保持プレート90は、軸方向において互いに向き合う方向の相対移動が規制される。
また、第1保持プレート80の外周部にコ字状の外側周方向規制凹部86cを形成するとともに、第2保持プレート90の内周部にコ字状の内側周方向規制凹部100を形成する。そして、一体化した第1保持プレート80と第2保持プレート90を、保持位置に配置すると、外側周方向規制凹部86cにベースプレート31に突出形成した規制アーム43が嵌合する。一方、内側周方向規制凹部100の両側のコーナ部に第3及び第4ブラシボックス32c,32dの天井壁W3にそれぞれ形成した第1及び第2規制突起41,42が係合する。
これによって、一体化された第1及び第2保持プレート80,90は、周方向の移動が規制されるとともに、径方向への移動が規制される。
また、第1及び第2保持プレート80,90を、保持位置に配置した状態で、第1保持プレート80に設けた第1及び第2係止舌片84a,84bを撓ませることによって、第1及び第2係止舌片84a,84bをそれぞれのガイド凹部35の上側エッジに係合させる。これによって、第1保持プレート80(第2保持プレート90)は、ブラシホルダ30に対して離間することがなく、第1及び第2導電部材71,72を第2〜第5ブラシボックス32b〜32eとの間で保持する。
このとき、第1係止舌片84aは、反時計回り方向に位置する第3ブラシボックス32cの第1側壁W1に形成したガイド凹部35の上側エッジを反時計方向に弾圧した状態で係合する。一方、第2係止舌片84bは、時計回り方向に位置する第4ブラシボックス32dの第2側壁W2に形成したガイド凹部35の上側エッジを時計方向に弾圧した状態で係合する。
これによって、簡単に第1及び第2保持プレート80,90をブラシホルダ30に取り付けることができるとともに、第1保持プレート80(第2保持プレート90)は、ブラシホルダ30に対して周方向の移動が規制される。
しかも、本実施形態の場合、第1及び第2係止舌片84a,84bは、1つのブラシホルダにおける第1側壁W1と第2側壁W2の両側からスナップフィット結合させるようにしていないので、両側からスナップフィット結合によるブラシボックスの変形はない。
ここで、上記のように構成したブラシホルダ30への第1及び第2導電部材71,72の取り付け方法について説明する。
今、ブラシホルダ30の各ブラシボックス32a〜32fにそれぞれ対応する第1及び第2ブラシB1,B2が収容されている。そして、図5に示すように、第1ブラシボックス32aの第2ピッグテールPT2は、第1ブラシボックス32aの第1側壁W1に形成されたガイド凹部35を通って外部に引き出されている。同様に、第2及び第4ブラシボックス32b,32dの第1ピッグテールPT1は、第1、第2及び第4ブラシボックス32a,32b,32dの第1側壁W1に形成されたガイド凹部35を通ってそれぞれ外部に引き出されている。
また、第3及び第5ブラシボックス32c,32eの第2ピッグテールPT2は、第3、及び第5ブラシボックス32c,32eの第2側壁W2に形成されたガイド凹部35を通ってそれぞれ外部に引き出されている。同様に、第6ブラシボックス32fの第1ピッグテールPT1は、第6ブラシボックス32fの第2側壁W2に形成されたガイド凹部35を通って外部に引き出されている。
一方、第1保持プレート80と第2保持プレート90を用意し、第1保持プレート80の内周面と第2保持プレート90の外周面が合わさるように、第1保持プレート80と第2保持プレート90を重ねて一体化する。
この時、第1保持プレート80の第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bに第2保持プレート90の第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bが嵌合する。同様に、第1保持プレート80の第1及び第2軸方向支持段差部88a,88bと第2保持プレート90の第1及び第2段差突片98a,98bが係合する。
次に、この状態で、第1保持プレート80の第1収容溝81に第1導電部材71の第1円弧部71aを嵌合させるとともに、第2保持プレート90の第2収容溝91に第2導電部材72の第2円弧部72aを嵌合させる。
なお、本実施形態では、第1及び第2保持プレートを一体化した後に、第1及び第2円弧部71a,72aをそれぞれの第1及び第2収容溝81,91に嵌合させた。これを、先に第1及び第2円弧部71a,72aをそれぞれの第1及び第2収容溝81,91に嵌合させた後に、第1及び第2保持プレート80,90を一体化して実施してもよい。
次に、第1及び第2保持プレート80,90を保持位置に配置し、図示しない治具を使って保持した状態で、第1導電部材71と第1ブラシB1の第1ピッグテールPT1の溶接を、溶接機を使って行う。同様に、第2導電部材72と第2ブラシB2の第2ピッグテールPT2の溶接を、溶接機を使って行う。
第1導電部材71に対する溶接は以下のように行われる。
第1導電部材71と第2ブラシボックス32bから引き出された第1ピッグテールPT1との溶接は、第1保持プレート80に形成された第1外側開口凹部86aを介して行われる。また、第1導電部材71と第4ブラシボックス32dから引き出された第1ピッグテールPT1との溶接は、第1保持プレート80に形成された第2外側開口凹部86bを介して行われる。
さらに、第1導電部材71と第6ブラシボックス32fから引き出された第1ピッグテールPT1との溶接は、第1保持プレート80が配置していないことから直接行われる。そして、最後に、第1導電部材71と第1電源端子61との溶接が行われることによって第1導電部材71に関する全ての溶接が完了する。
なお、第1導電部材71に対する溶接の順番は、上記の順番に限定されず適宜変更して実施してもよい。
次に、第2導電部材72に対する溶接は以下のように行われる。
第2導電部材72と第5ブラシボックス32eから引き出された第2ピッグテールPT2との溶接は、第1及び第2保持プレート80,90とで形成された第2覗き窓102を介して行われる。また、第2導電部材72と第3ブラシボックス32cから引き出された第2ピッグテールPT2との溶接は、第1及び第2保持プレート80,90とで形成された第1覗き窓101を介して行われる。
さらに、第2導電部材72と第1ブラシボックス32aから引き出された第2ピッグテールPT2との溶接は、第2保持プレート90が配置していないことから直接行われる。そして、最後に、第2導電部材72と第2電源端子62との溶接が行われることによって第2導電部材72に関する全ての溶接が完了する。
なお、第2導電部材72に対する溶接の順番は、上記の順番に限定されず適宜変更して実施してもよい。
第1及び第2導電部材71,72に関しての溶接が完了すると、第1保持プレート80に形成した第1及び第2係止舌片84a,84bをベースプレート31側に撓ませながら第1及び第2保持プレート80,90を、第2〜第5ブラシボックス32b〜32e上の保持位置に載置する。これによって、第1及び第2係止舌片84a,84bの係止爪85a,85bはそれぞれ第3及び第4ブラシボックス32c,32dのガイド凹部35の上側エッジにそれぞれ係合(スナップフィット結合)する。これによって、第1及び第2導電部材71,72のブラシホルダ30への取り付けが終了する。
このとき、ベースプレート31から延出形成された規制アーム43が、第1保持プレート80に形成した外側周方向規制凹部86cに嵌合する。また、第3及び第4ブラシボックス32c,32dの天井壁W3に形成した第1及び第2規制突起41,42が、第2保持プレート90に形成した内側周方向規制凹部100に嵌合する。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、第1及び第2導電部材71,72の第1及び第2円弧部71a,72aを第1及び第2保持プレート80,90にてそれぞれ保持した。従って、第2〜第5ブラシボックス32b〜32eは第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力による変形を小さくできる。
また、製造工程において、第1及び第2保持プレート80,90に第1及び第2導電部材71,72を保持しながら溶接を行うことから、溶接作業が容易となる。しかも、軸方向にスペースを作ることができ、軸方向にスペースがある状態で溶接ができることから、溶接がさらに容易となる。
(2)本実施形態によれば、また、第1及び第2円弧部71a,72aを、第1及び第2保持プレート80,90に形成した第1及び第2収容溝81,91に収容した。従って、第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力は、ほとんど第1及び第2保持プレート80,90にかかることになり、第2〜第5ブラシボックス32b〜32eは、第1及び第2円弧部71a,72aの曲げに基づく応力による変形をさらに小さくすることができる。
また、製造工程において、第1及び第2円弧部71a,72aをそれぞれの第1及び第2収容溝81,91に収容した状態で第1及び第2ピッグテールPT1,PT2と溶接する。従って、第1及び第2導電部材71,72の熱による伸縮は、第1及び第2収容溝81,91に沿って伸縮し変化が限定され小さいため、組付けが容易となる。
(3)本実施形態によれば、第1及び第2保持プレート80,90を一体化し保持位置に配置したとき、第1及び第2周軸方向支持溝89a,89bに第1及び第2周軸方向支持突起99a,99bが嵌合する。従って、第1保持プレート80と第2保持プレート90における周方向への相対移動を規制することができるとともに、軸方向において互いに向き合う方向の相対移動を規制することができる。
(4)本実施形態によれば、第1及び第2保持プレート80,90を一体化し保持位置に配置したとき、第1及び第2軸方向支持段差部88a,88bと第1及び第2段差突片98a,98bは、その段差面同士がそれぞれ係合する。従って、第1保持プレート80と第2保持プレート90における互いに軸方向の相対移動を規制することができる。
(5)本実施形態によれば、第1及び第2保持プレート80,90を一体化し保持位置に配置したとき、第1保持プレート80の外側周方向規制凹部86cにベースプレート31に突出形成した規制アーム43が嵌合する。また、第2保持プレート90の内側周方向規制凹部100に第3及び第4ブラシボックス32c,32dの第1及び第2規制突起41,42が係合する。従って、第1及び第2保持プレート80,90における周方向の移動を規制することができるとともに、径方向への移動を規制することができる。
(6)本実施形態によれば、第1及び第2保持プレート80,90を一体化し保持位置に配置したとき、第1保持プレート80に設けた第1及び第2係止舌片84a,84bを撓ませて、第1及び第2係止舌片84a,84bをそれぞれのガイド凹部35の上側エッジに係合させた。従って、第1及び第2保持プレート80,90は、ブラシホルダ30に対して離間することがなく、第1及び第2導電部材71,72を第2〜第5ブラシボックス32b〜32eとの間で保持させることができる。
しかも、このとき、第1係止舌片84aは、第3ブラシボックス32cの第1側壁W1のガイド凹部35の上側エッジに係合する。一方、第2係止舌片84bは、第4ブラシボックス32dの第2側壁W2のガイド凹部35の上側エッジに係合する。
従って、第1及び第2保持プレート80,90においてブラシホルダ30に対して周方向の移動を規制することができる。
しかも、本実施形態の場合、第1及び第2係止舌片84a,84bは、1つのブラシホルダの第1側壁W1と第2側壁W2の両側からスナップフィット結合させるようにしていないことから、両側からのスナップフィット結合に起因するブラシボックスの変形はない。
また、スナップフィット結合のための第1及び第2係止舌片84a,84bは、第1保持プレート80のみに形成することができ、組み付けが容易なスナップフィット構造を非常に簡単な構成で実現できる。
(7)本実施形態によれば、第1及び第2保持プレート80,90のそれぞれ第1及び第2収容溝81,91に収容される第1及び第2導電部材71,72の第1及び第2円弧部71a,72aを視認するための貫通穴82a〜82c,92a,92bを設けた。
従って、第1及び第2円弧部71a,72aがそれぞれ第1及び第2収容溝81,91に収容されていることを確認しながら第2〜第5ブラシボックス32b〜32eと第1及び第2保持プレート80,90との間で第1及び第2円弧部71a,72aを保持することができる。
(8)本実施形態によれば、第1保持プレート80の外周部に、第1導電部材71の第1円弧部71aと第2ブラシボックス32bの第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1が露出する第1外側開口凹部86aを形成した。また、第1導電部材71の第1円弧部71aと第4ブラシボックス32dの第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1が露出する第2外側開口凹部86bを形成した。
従って、第1円弧部71aと第2ブラシボックス32bの第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1との溶接、及び、第1円弧部71aと第4ブラシボックス32dの第1ブラシB1から引き出された第1ピッグテールPT1との溶接が非常に簡単に行える。
一方、第1保持プレート80と第2保持プレート90とで、第2導電部材72の第2円弧部72aと第3ブラシボックス32cの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出する第1覗き窓101を形成した。また、第2導電部材72の第2円弧部72aと第5ブラシボックス32eの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2が露出する第2覗き窓102を形成した。
従って、第2円弧部72aと第3ブラシボックス32cの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2との溶接、及び、第2円弧部72aと第5ブラシボックス32eの第2ブラシB2から引き出された第2ピッグテールPT2との溶接が非常に簡単に行える。
また、第1及び第2覗き窓101,102を形成するにおいて、第1保持プレート80と第2保持プレート90の2つで形成した。そのため、1つの保持プレートに貫通穴を形成して第1及び第2覗き窓101,102を実現するに較べて、製造が容易で全体として安価に製造できる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、第1保持プレート80にスナップフィット結合のための第1及び第2係止舌片84a,84bを形成した。これを図16及び図17に示すように、ブラシホルダ30側に設けて実施してもよい。
すなわち、図16に示すように、ベースプレート31の内側面f1の外周部であって、第2ブラシボックス32bと第3ブラシボックス32cに中間位置、及び、第4ブラシボックス32dと第5ブラシボックス32eに中間位置に、軸線方向に向かって係止アーム105を延出されている。図17に示すように、係止アーム105の径方向内側の先端には、係止爪106が形成されている。
係止アーム105は、自身の弾性力で基端部を支点として径方向に撓むようになっている。そして、係止アーム105を径方向外側に撓ませることによって、係止アーム105の先端部に形成した係止爪106を、第1保持プレート80の上面80bの外周部エッジに係合させる。そして、係止爪106と第1保持プレート80の上面80bの外周部エッジが係合する係止アーム105の弾性復元力によりその係合状態が保持される。
従って、係止アーム105の係止爪106をそれぞれ第1保持プレート80の上面80bの外周部エッジに係合させることにより、第1保持プレート80を、軸方向であって電機子コア22側へ離間する移動を規制することができる。
この場合、第2保持プレート90と一体化された第1保持プレート80を、上方からブラシボックス側の保持位置に向かって押し付けるという簡単なワンタッチ動作で第1保持プレート80をブラシホルダ30に対して連結保持できる。
なお、図16及び図17に示す係止アーム105と上記実施形態の第1及び第2係止舌片84a,84bを合わせて実施してもよいことは勿論である。
また、係止アーム105をベースプレート31の径方向内側であって、第3ブラシボックス32cと第4ブラシボックス32dの中間位置に設ける。一方、この係止アーム105と対向する第1保持プレート80の位置に、係止アーム105を貫通する貫挿穴を形成する。そして、係止アーム105を、その貫挿穴に径方向に撓ませながら貫挿させて、係止アーム105の先端に設けた係止爪106を貫挿穴の上面80b側の開口部エッジに係合させて、第1保持プレート80をブラシホルダ30に対して連結保持するようにして実施してもよい。
この場合、図16及び図17に示す係止アーム105とあわせて実施してもよい。
○上記実施形態では、第1導電部材71の第1円弧部71aを第1保持プレート80にて保持し、第2導電部材72の第2円弧部72aを第2保持プレート90にて保持した。これを、1つの保持プレートにて第1導電部材71の第1円弧部71aと第2導電部材72の第2円弧部72aを保持するようにして実施してもよい。
○上記実施形態では、第1及び第2保持プレート80,90のそれぞれ第1及び第2収容溝81,91を設けたが、これを省略して実施してもよい。また、第1及び第2収容溝81,91に代えて下面80a,90aにそれぞれ突起を円弧状に一定の間隔に並設して、それぞれの第1及び第2円弧部71a,72aを支持するようにして実施してもよい。
○上記実施形態では、第1及び第2保持プレート80,90のそれぞれに貫通穴82a〜82c,92a,92bを形成したが、これら貫通穴82a〜82c,92a,92bを省略して実施してもよい。
○上記実施形態では、第1保持プレート80(第2保持プレート90)をスナップフィット結合しない前に、第1及び第2導電部材71,72の溶接を行った。これを、第1保持プレート80(第2保持プレート90)をスナップフィット結合した後に、第1及び第2導電部材71,72の溶接を行ってもよい。
1…ヨークハウジング、2…電機子、3…ブラシ装置、11…円筒部、11a…内周面、12…蓋部、21…回転軸、22…電機子コア、23…ティース、24…巻線、25…整流子、26…軸受、27…整流子片、28…ライザ、30…ブラシホルダ、31…ベースプレート、32,32a〜32f…第1〜第6ブラシボックス、33…端子保持部、34…貫通穴、35…ガイド凹部、36…係止片、41,42…第1及び第2規制突起、43…規制アーム、50…コンデンサ載置台、51,52…第1及び第2電源端子支持穴、53…補助端子固定台、57…補助電極端子固定孔、61,62…第1及び第2電源端子、61a,62a…貫挿部、61b,62b…当接部、61c,62c…端子部、61d,62d…切り返し、61e,62e…切り込み、65…補助電源端子、65a…ベース部、65b…固定足部、65c…切り返し、66,67…第1及び第2補助端子部、66a,67a…切り込み、71,72…第1及び第2導電部材、71a,72a…第1及び第2円弧部、71b,72b…第1及び第2直線部、71c,72c…第1及び第2チョークコイル(第1及び第2チョークコイル部)、71d,72d…第1及び第2接続部、71e,72e…端部、80…第1保持プレート、80a…下面、80b…上面、81…第1収容溝、81a…突起、82a〜82c…第1〜第3貫通穴、83a,83b…第1及び第2舌片形成用穴、84a,84b…第1及び第2係止舌片(スナップフィット結合部材)、85a,85b…係止爪、86a,86b…第1及び第2外側開口凹部、86c…外側周方向規制凹部、87a,87b…第1及び第2内側開口凹部、88a,88b…第1及び第2軸方向支持段差部、89a,89b…第1及び第2周軸方向支持溝、90…第2保持プレート、90a…下面、90b…上面、91…第2収容溝、91a…突起、92a,92b…第1及び第2貫通穴、97a,97b…第1及び第2外側開口凹部、98a,98b…第1及び第2段差突片、99a,99b…第1及び第2周軸方向支持突起、100…内側周方向規制凹部、100a,100b…コーナ部、101,102…第1及び第2覗き窓、105…係止アーム(スナップフィット結合部材)、106…係止爪、M…直流モータ、MG1,MG2…第1及び第2永久磁石、
O…中心軸線、f1…内側面、f2…外側面、W1,W2…第1及び第2側壁、W3…天井壁、CP…キャップ、SP…圧縮コイルばね、Lk…基準線、B1,B2…第1及び第2ブラシ、PT1,PT2…第1及び第2ピッグテール、Ca,Cb…第1及び第2コンデンサ、Ca1,Ca2…第1及び第2引出線、Cb1,Cb2…第1及び第2引出線。

Claims (13)

  1. 円環板状に形成したブラシホルダのベースプレートの一側面周方向に複数設けられ、少なくとも1つの第1極性の第1ブラシと、少なくとも1つの第2の極性の第2ブラシを径方向に摺動可能に収容する複数のブラシボックスと、
    前記複数のブラシボックスのうち予め定めた隣接する2つのブラシボックス間の前記ベースプレートに設けられた第1電源端子及び第2電源端子と、
    円弧状に湾曲され、その湾曲した第1円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第1ブラシと前記第1電源端子とを電気的に接続する第1導電部材と、
    円弧状に湾曲され、その湾曲した第2円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第2ブラシと前記第2電源端子とを電気的に接続する第2導電部材と
    を有したブラシ装置であって、
    前記対応するブラシホルダの上面に配置される保持プレートと、
    前記保持プレート又は前記ベースプレートの少なくともいずれか一方に設けられ、前記保持プレートと前記ベースプレートとをスナップフィット結合するスナップフィット結合部材と
    を有し、
    前記対応するブラシボックスに載置された前記第1導電部材及び前記第2導電部材の第1及び第2円弧部が、前記保持プレートと前記対応するブラシボックスとの間で保持された状態で前記保持プレートと前記ベースプレートがスナップフィット結合されていることを特徴とするブラシ装置。
  2. 請求項1に記載のブラシ装置において、
    前記複数のブラシボックスは、6個であって、その6個のブラシホルダは前記第1ブラシと前記第2ブラシを交互に収容し、
    前記第1導電部材は、前記隣接する2つのブラシボックス以外の4個のブラシホルダの天井壁上に載置される円弧状の前記第1円弧部と、前記第1円弧部の先端から径方向内側に形成した第1チョークコイル部と、前記第1チョークコイル部の先端から前記隣接する2つのブラシボックスのうちの一方のブラシボックスの天井壁を介して前記第1電源端子に接続されたものであり、
    前記第2導電部材は、前記隣接する2つのブラシボックス以外の4個のブラシホルダの天井壁上に載置される円弧状の前記第2円弧部と、前記第2円弧部の先端から径方向内側に形成した第2チョークコイル部と、前記第2チョークコイル部の先端から前記隣接する2つのブラシボックスのうちの他方のブラシボックスの天井壁を介して前記第2電源端子に接続されたものであり、
    前記保持プレートは、前記4個のブラシホルダの天井壁上に載置される前記第1及び第2円弧部を前記スナップフィット結合部材にて保持することを特徴とするブラシ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のブラシ装置において、
    前記保持プレートは、前記ブラシホルダの上面側に配置される下面に、前記第1導電部材の第1円弧部を嵌合する第1収容溝と、前記第2導電部材の第2円弧部を収容する第2収容溝をそれぞれ形成したことを特徴とするブラシ装置。
  4. 請求項3に記載のブラシ装置において、
    前記保持プレートは、その上面から前記下面に形成した第1収容溝及び第2収容溝に貫通する貫通穴を形成したことを特徴とするブラシ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のブラシ装置において、
    前記保持プレートは、軸方向から見て、前記第1ブラシの第1ピッグテールと前記第1導電部材と電気的接続する位置及び前記第2ブラシの第2ピッグテールと前記第2導電部材と電気的接続する位置に開口部が形成されていることを特徴とするブラシ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のブラシ装置において、
    前記スナップフィット結合部材は、前記保持プレートの上面に周方向に沿って形成された係止舌片であって、前記ベースプレート側に撓んでブラシボックスの側壁に形成されたエッジに前記係止舌片の先端部に形成した係止爪が係合し、前記係止舌片の復元力にて前記係止爪と前記エッジの係合状態が保持されることを特徴とするブラシ装置。
  7. 請求項6に記載のブラシ装置において、
    前記保持プレートに周方向に沿って形成された前記係止舌片は、複数であって少なくても1つの第1係止舌片は、他の第2係止舌片と異なる向きに形成され、前記第1係止舌片と前記第2係止舌片はそれぞれ異なるブラシボックスの側壁に形成された凹部のエッジと係合保持されることを特徴とするブラシ装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のブラシ装置において、
    前記スナップフィット結合部材は、前記ベースプレートの一側面に軸線方向に向かって延出形成された複数の係止アームであって、径方向外側に撓んで前記保持プレートの上面に形成されたエッジに前記係止アームの先端部に形成した係止爪が係合し、前記係止アームの復元力にて前記係止爪と前記エッジの係合状態が保持されることを特徴とするブラシ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のブラシ装置において、
    前記保持プレートは、前記第1導電部材を保持する第1保持プレートと、前記第2導電部材を保持する第2保持プレートの2つから構成されていることを特徴とするブラシ装置。
  10. 円環板状に形成したブラシホルダのベースプレートの一側面周方向に複数設けられ、少なくとも1つの第1極性の第1ブラシと、少なくとも1つの第2の極性の第2ブラシを径方向に摺動可能に収容する複数のブラシボックスと、
    前記複数のブラシボックスのうち予め定めた隣接する2つのブラシボックス間の前記ベースプレートに設けられた第1電源端子及び第2電源端子と、
    円弧状に湾曲され、その湾曲した第1円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第1ブラシと前記第1電源端子とを電気的に接続する第1導電部材と、
    円弧状に湾曲され、その湾曲した第2円弧部が前記複数のブラシボックスのうちの対応するブラシボックスの上面に配置され、前記第2ブラシと前記第2電源端子とを電気的に接続する第2導電部材と
    を有したブラシ装置の製造方法であって、
    前記対応するブラシホルダの上面に配置される円弧状の保持プレートを用意するとともに、前記保持プレート又は前記ベースプレートの少なくともいずれか一方に、前記保持プレートと前記ベースプレートとをスナップ結合するスナップフィット結合部材を設け、
    先ず、前記第1及び第2導電部材をその第1及び第2円弧部を含み前記対応する前記保持プレートの一側面で保持し、
    次いで、前記第1導電部材と前記第1ブラシの第1ピッグテールとの溶接を行うとともに前記第2導電部材と前記第2ブラシの第2ピッグテールとの溶接を行い、
    次いで、前記保持プレートを前記一側面がブラシボックス上面と対向する側としてスナップフィット結合部材により前記ベースプレートに結合させ、前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を、前記保持プレートの一側面と前記ブラシボックスの上面とで保持するようにしたことを特徴としたブラシ装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載のブラシ装置の製造方法において、
    前記第1及び第2電源端子は、前記ベースプレートに対して前記一側面から他側面に貫通固定され、
    前記第1電源端子と前記第1導電部材の溶接、及び、前記第2電源端子と前記第2導電部材の溶接は、
    前記第1及び第2導電部材と前記第1及び第2ピッグテールとの溶接を行うときに合わせて行うようにしたことを特徴としたブラシ装置の製造方法。
  12. 請求項10又は11に記載のブラシ装置の製造方法において、
    前記保持プレートの一側面は、前記第1導電部材の第1円弧部を嵌合する第1収容溝と、前記第2導電部材の第2円弧部を収容する第2収容溝がそれぞれ形成され、
    前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を前記対応するブラシボックスの上面に載置するとき、前記第1及び第2導電部材の第1及び第2円弧部を、前記第1又は第2収容溝に嵌合させた状態で載置することを特徴としたブラシ装置の製造方法。
  13. 請求項1〜9のいずれか1つに記載のブラシ装置を備えた直流モータ。
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