JP2014086505A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体モジュールと冷却管との密着性を確保すると共に、冷媒流路における冷却媒体の流量分布を低減して、半導体モジュールの冷却効率を向上させた電力変換装置を提供すること。
【解決手段】半導体素子21を内蔵してなる半導体モジュール2と、半導体モジュール2を両主面から冷却する複数の冷却管3とを備えた電力変換装置1。冷却管3は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路31を備えている。冷媒流路31は、半導体モジュール2と冷却管3との積層方向Xに直交する方向に形成されている。冷却管3は、積層方向Xと冷媒流路31の流路方向Yとの双方に直交する幅方向Zに冷媒流路31を仕切る仕切リブ32を、流路方向Yに沿って設けてなる。仕切リブ32は、冷却管3の一部を積層方向Xにくびれさせて形成してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体素子を内蔵してなる半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却する複数の冷却管とを備えた電力変換装置に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載されるインバータやコンバータ等の電力変換装置において、半導体素子を内蔵してなる半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却する複数の冷却管とを積層したものがある。かかる構成の電力変換装置においては、半導体モジュールの熱を冷却管に放熱することで、半導体モジュールの温度上昇を防いでいる。
そして、半導体モジュールの冷却を効率的に行うためには、半導体モジュールと冷却管との間の接触面積を充分に確保する必要がある。ところが、隣り合う冷却管の間に2個の半導体モジュールを配置した際に、両者の間に厚みの差がある場合などには、半導体モジュールと冷却管との密着が不充分となり、接触面積が充分に確保できないおそれがある。
そこで、特許文献1においては、冷媒流路の流路方向に並列配置された一対の半導体モジュールの間の位置と、一対の半導体モジュールの外側の位置とにおいて、冷却管の一部にくびれ部を設けた冷却器が提案されている。これにより、くびれ部において冷却管を変形しやすくし、冷却管の各部分を、それぞれの半導体モジュールに対して追従させやすくしている。
特開2005−228877号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却器においては、冷媒流路の流路方向に対して直交する方向にくびれ部を形成しているため、冷媒流路を流れる冷却媒体の圧力損失を招くおそれがある。
また、例えば複数の半導体素子を内蔵して半導体モジュールを構成する場合など、体格の大きい半導体モジュールが用いられることがある。そうすると、半導体モジュールと冷却管とを、広い面積において確実に密着させる必要が生じる。しかも、冷媒流路の流路方向及び積層方向との双方に直交する幅方向に半導体モジュールが大型化すると、上記特許文献1のような構成では、半導体モジュールと冷却管との密着性を向上させることはできない。
また、上記幅方向に半導体モジュールが大型化すると、これに合わせて冷却管も幅方向に大型化することとなるが、この場合、冷却管の中の冷媒流路において、幅方向の流量分布が形成されることとなる。そうすると、上記幅方向の位置によって、冷却能力にバラツキが生じ、効率的な冷却が困難となるおそれがある。
さらに、上記幅方向に冷却管が大型化すると、厚み方向(積層方向)における冷却管の剛性が低くなりすぎるおそれもある。すなわち、冷却管と半導体モジュールとは、両者の密着性を確保するために、積層方向に加圧力を受けている。このとき、冷却管の剛性が低すぎると、冷却管が変形してしまい、冷却管と半導体モジュールとの間の接触圧を得にくくなるという問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、半導体モジュールと冷却管との密着性を確保すると共に、冷媒流路における冷却媒体の流量分布を低減して、半導体モジュールの冷却効率を向上させた電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子を内蔵してなる半導体モジュールと、該半導体モジュールを両主面から冷却する複数の冷却管とを備えた電力変換装置であって、
上記冷却管は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を備え、
該冷媒流路は、上記半導体モジュールと上記冷却管との積層方向に直交する方向に形成されており、
上記冷却管は、上記積層方向と上記冷媒流路の流路方向との双方に直交する幅方向に上記冷媒流路を仕切る仕切リブを、上記流路方向に沿って設けてなり、
上記仕切リブは、上記冷却管の一部を上記積層方向にくびれさせて形成してあることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置において、上記冷却管は、上記幅方向に上記冷媒流路を仕切る仕切リブを、上記流路方向に沿って設けてなる。これにより、冷却管に導入された冷却媒体は、仕切リブによって幅方向に分割された複数の分割流路に、それぞれ分かれて流れることとなる。そして、各冷媒流路は幅方向の寸法が小さいため、冷却媒体の流量分布が幅方向に生じることを防ぎやすい。その結果、幅方向において、冷却能力のばらつきが生じ難くなり、冷却効率を向上させることができる。
また、上記仕切リブは、冷却管の一部を積層方向にくびれさせて形成してある。そして、仕切リブは流路方向に沿って形成されている。それゆえ、冷却管は、仕切リブのくびれ部分において積層方向に微小な変形を許容することができる。すなわち、仕切リブを境に冷却管の幅方向の複数箇所が積層方向に互いにずれるように、仕切リブのくびれ部分が若干変形することも可能となる。これにより、上記幅方向において半導体モジュールの厚みにバラツキがある場合などにも、冷却管の各部が半導体モジュールの両主面の各部位にそれぞれ確実に追従して密着することができる。これにより、半導体モジュールと冷却管との接触面積を充分に確保して、半導体モジュールを効率的に冷却することができる。
また、上記仕切リブが冷却管の一部を積層方向にくびれさせて形成してあるため、仕切リブを境にした冷却管の幅方向の複数箇所を、個別に積層方向に寸法変化するように変形させることも可能となる。これによっても、半導体モジュールの両主面に対して効果的に冷却管を追従させやすくなる。
また、上記冷却管は、上記仕切リブを設けているため、積層方向の加圧力に対する強度を向上させることができる。それゆえ、幅方向の寸法が大きい半導体モジュールに対応して冷却管の幅方向の寸法を大きくしても、積層方向の加圧力に対する冷却管の強度を確保することができる。その結果、冷却管における半導体モジュールとの接触面の変形を防ぐことができる。そのため、冷却管と半導体モジュールとの間の密着性を確保することができる。
以上のごとく、本発明によれば、半導体モジュールと冷却管との密着性を確保すると共に、冷媒流路における冷却媒体の流量分布を低減して、半導体モジュールの冷却効率を向上させた電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の平面説明図。 図1のII−II線矢視断面図。 図1のIII−III線矢視断面図。 実施例1における、冷却管の説明図。 図4のV−V断面相当の冷却管の断面説明図。 実施例1における、作用効果の一つを説明する冷却管の断面説明図。 実施例1における、作用効果の他の一つを説明する冷却管の断面説明図。 実施例2における、冷却管の断面説明図。 実施例3における、冷却管の説明図。 図9のA−A断面相当の冷却管の断面説明図。 実施例3における、他の冷却管の断面説明図。 実施例4における、電力変換装置の平面説明図。 図12のB−B線矢視断面図。 実施例5における、電力変換装置の平面説明図。 図14のC−C線矢視断面図。 実施例6における、電力変換装置の平面説明図。
上記電力変換装置において、上記冷却管は、外周端縁において上記積層方向に互いに重ね合わされる一対の外殻プレートによって形成されており、上記仕切リブは、上記一対の外殻プレートの少なくとも一方の一部を他方へ向けて突出させることにより形成されていることが好ましい(請求項2)。この場合には、特に新たな部材を追加することなく、上記仕切リブを形成することができる。
また、上記冷却管は、上記一対の外殻プレートの間に平板状の中間プレートを設けてなり、該中間プレートの両主面に対して外周端縁において一対の外殻プレートが上記積層方向に重ね合わされており、上記仕切リブは、上記一対の外殻プレートの一部を上記中間プレートへ向けて突出させることにより形成されていてもよい(請求項3)。この場合にも、特に新たな部材を追加することなく、上記仕切リブを形成することができる。
また、上記仕切リブには、上記積層方向に貫通するスリット部が上記流路方向に沿って形成されていることが好ましい(請求項4)。この場合には、上記仕切リブをより変形させやすくすることができる。それゆえ、上記冷却管における上記仕切リブを挟んで上記幅方向の両側の部分を、互いに積層方向にずらしやすくなり、半導体モジュールの幅方向の各部に対応して、より冷却管を追従させやすくなる。
また、上記半導体モジュールは、複数の上記半導体素子を内蔵してなり、上記半導体素子が配置されていない部分において上記仕切リブと上記積層方向に重なるように、上記冷却管に当接配置されていることが好ましい(請求項5)。この場合には、半導体素子の全体が冷媒流路と積層方向に重なるため、上記半導体素子を効果的に冷却することができる。
また、上記仕切リブによって仕切られた複数の分割流路のそれぞれに、一つ以上の上記半導体素子が上記積層方向に重なるように、上記半導体モジュールが上記冷却管に当接配置されていることが好ましい(請求項6)。この場合には、複数の半導体素子の間の冷却ばらつきを効果的に低減することができる。
また、上記積層方向に重なる上記半導体素子の発熱量の総合計が大きい上記分割流路ほど、上記流路断面積が大きくなるようにすることもできる(請求項7)。この場合には、より効率的に、複数の半導体素子を冷却することができる。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、半導体素子21を内蔵してなる半導体モジュール2と、半導体モジュール2を両主面から冷却する複数の冷却管3とを備えている。
冷却管3は、図2〜図5に示すごとく、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路31を備えている。冷媒流路31は、半導体モジュール2と冷却管3との積層方向(以下、適宜「積層方向X」という。)に直交する方向に形成されている。
冷却管3は、積層方向Xと冷媒流路31の流路方向(以下、適宜「流路方向Y」という。)との双方に直交する幅方向(以下、適宜「幅方向Z」という。)に冷媒流路31を仕切る仕切リブ32を、流路方向Yに沿って設けてなる。仕切リブ32は、図5に示すごとく、冷却管3の一部を積層方向Xにくびれさせて形成してある。
また、図1〜図3に示すごとく、半導体モジュール2は、複数の半導体素子21を内蔵してなる。そして、半導体モジュール2は、半導体素子21が配置されていない部分において仕切リブ32と積層方向Xに重なるように、冷却管3に当接配置されている。
また、仕切リブ32によって仕切られた複数の分割流路311のそれぞれに、一つ以上の半導体素子21が積層方向Xに重なるように、半導体モジュール2が冷却管3に当接配置されている。
図2に示すごとく、本例において、半導体モジュール2は、6個の半導体素子21を内蔵してなる。これら6個の半導体素子21は、流路方向Yに3個並び、幅方向Zに2個並ぶように配置されている。そして、半導体モジュール2を冷却管3と積層した状態において、積層方向Xから見たとき、幅方向Zに2個並んだ半導体素子21の間に、仕切リブ21が配置されている。
なお、本例において、半導体素子21は、例えば、RC−IGBT(逆導通IGBT)とすることができるが、特に限定されるものではない。そして、図1、図3に示すごとく、半導体モジュール2は、半導体素子21をその両主面から放熱板22によって挟持した状態で、樹脂モールドしてなる。そして、放熱板22を半導体モジュール2の主面に露出させている。これにより、各半導体素子21は、放熱板22を介して冷却管3に放熱することができるよう構成されている。なお、本例においては、放熱板22が露出した部分以外の位置において、冷却管3の仕切リブ32が半導体モジュール2に積層方向Xに重なっている。つまり、放熱板22の露出面の全面が、分割流路311と、積層方向Xに重なっている。
図4に示すごとく、冷却管3は、冷媒流路31の両端部に、冷媒入口331と冷媒出口332とをそれぞれ設けてなる。そして、仕切リブ32は、冷媒入口331と冷媒出口332との間に形成されている。本例においては、仕切リブ32は、冷媒入口331の中心と冷媒出口332の中心との間を結ぶ直線上に、配設されている。これにより、冷媒入口331から導入された冷却媒体を、図2の矢印Wに示すように、仕切リブ32によって仕切られた2つの分割流路311のそれぞれに、略均等に流通させることができる。なお、図2以外においても、矢印Wは冷却媒体の流れを表す。
冷却管3は、図5に示すごとく、外周端縁341において積層方向Xに互いに重ね合わされる一対の外殻プレート34によって形成されている。仕切リブ32は、一対の外殻プレート34の一方の一部を他方へ向けて突出させることにより形成されている。そして、一方の外殻プレート34から突出された仕切リブ32は、他方の外殻プレート34に当接し、この当接部においてろう付け等によって接合されている。
上記のような仕切リブ32の構成により、冷却管3は、幅方向Zの中央部において、積層方向Xにくびれた状態となる。
また、仕切リブ32によって仕切られた各分割流路311には、適宜、インナーフィン35が配設されている。本例において、インナーフィン35は、流路方向Yに直交する断面形状が矩形波状となる形状を有する。これにより、冷却媒体と冷却管3との接触面積を多くして、冷却媒体と半導体モジュール2との間の熱交換効率を向上させている。
冷却媒体としては、例えば、水やアンモニア等の自然冷媒、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を用いることができる。
また、冷却管3は、アルミニウム等の熱伝導性に優れた金属部材からなる。そして、外殻プレート34は、例えば、金属プレートをプレス加工することによって成形してなる。仕切リブ32も他の部位と共に、プレス加工によって形成することができる。また、一対の外殻プレート34同士は、例えばろう付け等によって接合することができる。
また、図1に示すごとく、半導体モジュール2の両主面に接触配置される一対の冷却管3は、冷媒入口331と冷媒出口332を設けた部位において、互いに連結管36によって連結されている。連結管36は、外殻プレート34と一体的に形成されたものであってもよいし、別部材を接合したものであってもよい。
また、一方の冷却管3には、外部より冷却媒体を冷媒流路31へ導入する冷媒導入管371と、冷却媒体を排出する冷媒排出管372とが接続されている。
また、半導体モジュール2と冷却管3との積層体は、図示しない加圧部材によって、積層方向Xに加圧されている。これにより、半導体モジュール2と冷却管3とは、所定の加圧力によって圧接している。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例の電力変換装置1において、冷却管3は、幅方向Zに冷媒流路31を仕切る仕切リブ32を、流路方向Yに沿って設けてなる。これにより、図2の矢印Wに示すように、冷却管3に導入された冷却媒体は、仕切リブ32によって幅方向Zに分割された複数の分割流路311に、それぞれ分かれて流れることとなる。そして、各冷媒流路311は幅方向Zの寸法が小さいため、冷却媒体の流量分布が幅方向Zに生じることを防ぎやすい。その結果、幅方向Zにおいて、冷却能力のばらつきが生じ難くなり、冷却効率を向上させることができる。
また、仕切リブ32は、冷却管3の一部を積層方向Xにくびれさせて形成してある。そして、仕切リブ32は流路方向Yに沿って形成されている。それゆえ、図6に示すごとく、冷却管3は、仕切リブ32のくびれ部分において積層方向Xに微小な変形を許容することができる。すなわち、仕切リブ32を境に冷却管3の幅方向Zの2箇所が積層方向Xに互いにずれるように、仕切リブ32のくびれ部分が若干変形することも可能となる。これにより、幅方向Zにおいて半導体モジュール2の厚みにバラツキがある場合などにも、冷却管3の各部(各冷却面38)が半導体モジュール2の両主面の各部位にそれぞれ確実に追従して密着することができる。これにより、半導体モジュール2と冷却管3との接触面積を充分に確保して、半導体モジュール2を効率的に冷却することができる。
また、仕切リブ32が冷却管3の一部を積層方向Xにくびれさせて形成してあるため、図7に示すごとく、仕切リブ32を境にした冷却管3の幅方向Zの2箇所を、個別に積層方向Xに寸法変化するように変形させることも可能となる。これによっても、半導体モジュール2の両主面に対して効果的に冷却管3の冷却面38を追従させやすくなる。
また、冷却管3は、仕切リブ32を設けているため、積層方向Xの加圧力に対する強度を向上させることができる。それゆえ、幅方向Zの寸法が大きい半導体モジュール2に対応して冷却管3の幅方向Zの寸法を大きくしても、積層方向Xの加圧力に対する冷却管3の強度を確保することができる。その結果、冷却管3における半導体モジュール2との接触面の変形を防ぐことができる。そのため、冷却管3と半導体モジュール2との間の密着性を確保することができる。
また、仕切リブ32は、外殻プレート34の一部を他方の外殻プレート34へ向けて突出させることにより形成されている。これにより、特に新たな部材を追加することなく、仕切リブ32を形成することができる。
また、半導体モジュール2は、半導体素子21が配置されていない部分において仕切リブ32と積層方向Xに重なるように、冷却管3に当接配置されている。そのため、半導体素子21の全体が冷媒流路31と積層方向Xに重なるため、半導体素子21を効果的に冷却することができる。
また、仕切リブ32によって仕切られた複数の分割流路311のそれぞれに、一つ以上の半導体素子21が積層方向Xに重なるように、半導体モジュール2が冷却管3に当接配置されている。これにより、複数の半導体素子21の間の冷却ばらつきを効果的に低減することができる。
以上のごとく、本例によれば、半導体モジュールと冷却管との密着性を確保すると共に、冷媒流路における冷却媒体の流量分布を低減して、半導体モジュールの冷却効率を向上させた電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、一対の外殻プレート34の間に平板状の中間プレート340を設けてなる冷却管3を用いた例である。
中間プレート340の両主面に対して外周端縁341において一対の外殻プレート34が積層方向Xに重ね合わされている。そして、仕切リブ32は、一対の外殻プレート34の一部を中間プレート340へ向けて突出させることにより形成されている。
一対の外殻プレート34からそれぞれ突出する仕切リブ32は、積層方向Xから見たときに互いに重なり合う位置に形成されている。そして、各仕切リブ32は、中間プレート340における同じ位置の表裏に、それぞれ当接し、ろう付け等によって接合されている。
中間プレート340は、冷媒流路31を積層方向Xに分割するように形成されている。それゆえ、一つの冷却管3の冷媒流路31は、中間プレート340と仕切リブ32とによって、4つの分割流路311に分割されている。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、特に新たな部材を追加することなく、仕切リブ32を形成することができる。また、本例は、積層方向Xに複数の半導体モジュール2を、冷却管3を介して積層配置した構成(後述の実施例6参照)に適用することが好ましい。この場合、上記のような構成の冷却管3を用いることにより、積層方向Xに隣り合う半導体モジュール2同士の熱干渉を、より防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9〜図11に示すごとく、仕切リブ32に、冷却管3を積層方向Xに貫通するスリット部321を流路方向Yに沿って形成した例である。
すなわち、図10に示すごとく、一方の外殻プレート34の一部を他方の外殻プレート34に向かって突出させることにより形成した仕切リブ32の突出端を、他方の外殻プレート34に当接した部分に、スリット部321を形成してなる。つまり、スリット部321は、仕切リブ32において、一対の外殻プレート34を貫通するように形成してある。
また、スリット部321は、流路方向Yにおいて、仕切リブ32が形成された領域の略全体にわたって形成されている。
なお、同様の構成として、図11に示すごとく、上記実施例2(図8)に示した冷却管3の構造において、スリット部321を形成することもできる。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、仕切リブ32のくびれ部分をより変形させやすくすることができる。それゆえ、冷却管3における仕切リブ32を挟んで幅方向Zの両側の部分を、互いに積層方向Xにずらしやすくなり、半導体モジュール2の幅方向の各部に対応して、より冷却管3を追従させやすくなる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図12、図13に示すごとく、冷却管3に、仕切リブ32を2本平行に配設した例である。
すなわち、本例においては、図13に示すごとく、冷却管3内の冷媒流路を2本の仕切リブ32によって3分割してなる。これにより、3本の分割流路311が形成されている。
本例において、半導体モジュール2は、幅方向Zに3個の半導体素子21を並べて内蔵してある。すなわち、半導体モジュール2は、幅方向Zに3個、流路方向Yに2個、半導体素子21を配列させて、内蔵している。そして、流路方向Yに並んだ2個の半導体素子21同士が、同じ分割流路311と、積層方向Xに重なるように、半導体モジュール2が冷却管3と当接配置されている。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、幅方向Zにより大型化する半導体モジュール2に対して、冷媒流路31における冷却媒体の幅方向Zの流量ばらつきを効果的に抑制することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、仕切リブ32の本数は特に限定されるものではなく、例えば3本以上仕切リブ32を形成し、4本以上の分割流路311を形成するよう構成してもよい。
(実施例5)
本例は、図14、図15に示すごとく、仕切リブ32によって仕切られた複数の分割流路311の流路断面積を、互いに異ならせた例である。
すなわち、冷媒流路31における仕切リブ32の形成位置を、幅方向Zの一方に偏った位置とすることにより、一対の分割流路311の幅方向Zの寸法を互いに異ならせている。これにより、流路断面積の大きい分割流路311Hと、流路断面積の小さい分割流路311Lとを形成している。
そして、積層方向Xに重なる半導体素子21の発熱量の総合計が大きい分割流路311ほど、流路断面積が大きくなるようにしている。つまり、流路断面積が大きい分割流路311Hに対して積層方向Xに重なる半導体素子21の発熱量の総合計は、流路断面積が小さい分割流路311Lに対して積層方向Xに重なる半導体素子21の発熱量の総合計よりも大きくなるようにしてある。
具体的には、例えば、半導体モジュール2が、IGBT等のスイッチング素子21Hとダイオード21Lとを、半導体素子21として内蔵している場合において、流路断面積が大きい分割流路311Hに対してスイッチング素子21Hを積層方向Xに重ね、流路断面積が小さい分割流路311Lに対してダイオード21Lを積層方向Xに重ねた構成とすることができる。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、より効率的に、複数の半導体素子21を冷却することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図16に示すごとく、複数の半導体モジュール2を、積層方向Xに冷却管3と共に積層してなる電力変換装置1の例である。
本例においては、3個の半導体モジュール2を4本の冷却管3と交互に積層している。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
21 半導体素子
3 冷却管
31 冷媒流路
32 仕切リブ
X 積層方向
Y 流路方向
Z 幅方向

Claims (7)

  1. 半導体素子(21)を内蔵してなる半導体モジュール(2)と、該半導体モジュール(2)を両主面から冷却する複数の冷却管(3)とを備えた電力変換装置(1)であって、
    上記冷却管(3)は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路(31)を備え、
    該冷媒流路(31)は、上記半導体モジュール(2)と上記冷却管(3)との積層方向(X)に直交する方向に形成されており、
    上記冷却管(3)は、上記積層方向(X)と上記冷媒流路(31)の流路方向(Y)との双方に直交する幅方向(Z)に上記冷媒流路(31)を仕切る仕切リブ(32)を、上記流路方向(Y)に沿って設けてなり、
    上記仕切リブ(32)は、上記冷却管(3)の一部を上記積層方向(X)にくびれさせて形成してあることを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置(1)において、上記冷却管(3)は、外周端縁(341)において上記積層方向(X)に互いに重ね合わされる一対の外殻プレート(34)によって形成されており、上記仕切リブ(32)は、上記一対の外殻プレート(34)の少なくとも一方の一部を他方へ向けて突出させることにより形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置(1)において、上記冷却管(3)は、上記一対の外殻プレート(34)の間に平板状の中間プレート(340)を設けてなり、該中間プレート(340)の両主面に対して外周端縁(341)において一対の外殻プレート(34)が上記積層方向(X)に重ね合わされており、上記仕切リブ(32)は、上記一対の外殻プレート(34)の一部を上記中間プレート(340)へ向けて突出させることにより形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)において、上記仕切リブ(32)には、上記積層方向(X)に貫通するスリット部(321)が上記流路方向(Y)に沿って形成されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)において、上記半導体モジュール(2)は、複数の上記半導体素子(21)を内蔵してなり、上記半導体素子(21)が配置されていない部分において上記仕切リブ(32)と上記積層方向(X)に重なるように、上記冷却管(3)に当接配置されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  6. 請求項5に記載の電力変換装置(1)において、上記仕切リブ(32)によって仕切られた複数の分割流路(311)のそれぞれに、一つ以上の上記半導体素子(21)が上記積層方向(X)に重なるように、上記半導体モジュール(2)が上記冷却管(3)に当接配置されていることを特徴とする電力変換装置(1)。
  7. 請求項6に記載の電力変換装置(1)において、上記積層方向(X)に重なる上記半導体素子(21)の発熱量の総合計が大きい上記分割流路(311)ほど、上記流路断面積が大きいことを特徴とする電力変換装置(1)。
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